JP4050879B2 - Cash processing machine and its inspection method - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等に設置される現金の入出金を管理する現金処理機及びその精査方法に関し、特に不定期に夜間自動精査を自動的に行うようにした現金処理機及びその精査方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来銀行等の金融機関では、現金の入出金を管理する出納機やＡＴＭ（現金自動受払機）といった現金処理機を多数設けている。そして、それらの現金処理機では、機内の在高データと実際の現金が一致しているかどうかを確認する精査という作業が行われている。有るべき在高データと実際の現金金額が違うこと（現金事故）が発生した場合も、この精査によって明らかになるはずである。
【０００３】
窓口係員が使用する現金入出金機などは、業務の終了後に毎日全ての現金を回収して精査が行われるが、出納室などに設けられる現金入出金機は非常に多くの現金が収納されており、精査に非常に多くの時間を要し、しかも外交員などが外交から戻ってきた遅い時間帯に使用されるため、精査は通常１ヶ月に１回もしくは２回程度行われている。また、銀行の各機械には担当者が割り当てられており、その担当者が精査を行うようになっている。
【０００４】
一方、精査の方法としては、機械担当者（操作員）が精査の指示を行うと機械内の現金収納庫から現金を１枚ずつ繰り出して識別計数し、再度元の収納庫へ戻すことによって、収納庫内の現金の在高を自動的に確定するようにしている。それと同時に、出金の際に、２枚出しや斜行等の要因で金種、枚数の判定ができなかった現金が収納されているリジェクト庫の中の現金を担当者が手操作で取り出し、金種別の枚数を確認し、現金入出金機の入力部から入力することによってリジェクト庫の現金の在高を確定し、両方の在高の合計と機械に記憶されている在高データとの比較によって精査を行っていた。
【０００５】
図８は従来の一般的な精査業務の流れを示しており、営業店に設置された現金処理機では、本部（本店）から電話やＦＡＸで精査指令を受けると（ステップＳ１００）、機械担当者が自分のＩＤカードを挿入し（ステップＳ１０１）、それにより表示された図９に示すようなメニュー画面で自動精査を指示し（ステップＳ１０２，Ｓ１０３）、実行キーを操作する（ステップＳ１０４）。これにより精査が実行され（ステップＳ１０５）、その結果を表示部に表示すると共に、印字するようになっている（ステップＳ１０６）。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
前述した出納室などに設置される出納機のように、１ヶ月に１回もしくは２回程度しか精査を行わない機械の場合、機械担当者自らが機械内の現金を鍵によって取り出し、不正持ち出しを行い、精査時のみ他の機械から現金を一時的に借りてきて、鍵によってその現金を収納庫に入れて精査を行い、精査結果に異常がないようにみせかけるといった不正行為が行われてしまうといった問題があった。
【０００７】
また、出納室などに設けられる現金入出金機には、非常に多くの現金が収納されている関係上、収納庫から１枚ずつ全ての現金を繰り出して識別計数し、元の出納庫に戻すのには多くの時間を必要とし、業務時間内に行うと精査中の銀行業務はストップするため、他の業務が終了した後で行うことになる。一般的に、精査が終了するまでは業務終了とならないため機械担当者はもとより、場合によっては銀行員全員が遅くまで拘束されるという問題があった。
【０００８】
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、不定期に夜間自動精査を行うようにした現金処理機及びその精査方法を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、金融機関に設置され、少なくとも窓口業務に関連する現金の入出金処理を行うと共に、収納庫内に収納されている現金を１枚づつ繰出して識別し、前記収納庫毎に設けられた一時保留部を経由して再度元の収納庫へ戻すことによって機内の現金の在高を自動的に確定することにより精査を行う出納機に関し、本発明の上記目的は、
搬送系を含む前記出納機全体を駆動するための各駆動部と、前記出納機全体を制御すると共に各種情報を記憶するための CPU と、前記各駆動部及び前記 CPU に電源を供給する電源部と、該電源部から独立した内蔵バッテリーから電源が供給されて駆動されると共に、時計及びカレンダー情報を備えて予め設定された日時に前記電源部の電源を投入して前記精査の制御を前記 CPU に行わせ、前記精査の終了時には前記電源部の電源を落とす制御を行う SUBCPU と、精査日の設定をどれだけの期間毎に行わせるかの選択画面を表示して操作者に入力させる表示入力手段と、前記入力された期間の初めの日が来る毎に所定方法により精査日を設定し、所定の時刻に精査を自動的に行わせるための精査日時設定手段とを具備するとともに、前記の精査後に、終了情報、在高データ、計数結果を含む精査結果を出力するための電子ジャーナル及びジャーナルとをさらに備え、前記表示入力手段が前記自動精査実施後に前記電源部がオンにされた時に既にリジェクトされていた紙幣を前記精査結果に入れる為の処理案内画面を表示し、前記電子ジャーナル及びジャーナルが前記リジェクト紙幣を受け入れ計数した結果を前記精査結果に反映させた精査結果を出力することによって達成される。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【００１２】
本発明に係る現金処理機は、金融機関等の営業店に設置される出納機を想定しており、本実施形態では、出納機について説明する。図１は出納機１００の構成例を示す図である。
【００１３】
即ち、装置上部には操作案内や必要情報の表示を行う表示部１０１と、必要なデータ入力や指示を操作する入力部１０２とが設けられており、紙幣を入金処理するために投入する入金口１０３が設けられている。入金口１０３に投入された紙幣は識別部１１０で金種、真偽等を識別され、表裏反転部１１１で表裏を揃えられ、真紙幣は金種（万円、５千円、２千円、千円）毎に一時保留部１２１〜１５１を経てそれぞれ収納庫１２０〜１５０に収納される。また、偽紙幣等は識別部１１０からリジェクト口１０４に排出される。収納庫１２０〜１５０に収納された紙幣は、出金指令の場合は出金金種に応じて１枚ずつ繰り出され、出金識別部１１２を経て出金口１０６に投出され、２枚出しや斜行等の異常紙幣はリジェクト庫１０５に収納される。なお、リジェクト庫１０５にはシャッタ（図示せず）が設けられており、シャッタが開かないと収納された紙幣を取出すことができないようになっている。
【００１４】
また、精査処理が行われる場合には、全ての金種紙幣が１枚ずつ順次繰り出され、出金識別部１１２を経て、更に一時保留部１２１〜１５１を経てそれぞれ収納庫１２０〜１５０に再収納される。出納機１００はまた、精査処理の精査結果を出力するためのジャーナル１０７及び電子ジャーナル１０８を有すると共に、操作員のＩＤカードを受付けるためのカードリーダ１６１を備えている。更に、機械全体の制御を行うと共に電源を提供する電源駆動部２００（図２に示す）を備えている。
【００１５】
図２は、図１に示すような出納機１００の電源駆動部２００の構成を示すブロック図である。図２に示されるように、電源駆動部２００は、紙幣搬送系及びＣＰＵ２３０用の電源を提供するための電源部２１０、出納機１００全体を駆動するための各駆動部２２０、出納機１００全体を制御すると共に各種必要な情報を記憶するためのＣＰＵ２３０、内蔵バッテリー２４１により稼動されるＳＵＢＣＰＵ２４０を備えている。なお、ＳＵＢＣＰＵ２４０には、内蔵バッテリー２４１を有しているため、電源部２１０がＯＦＦされていても、常時にカレンダー情報を持つと共に稼動可能な状態になっている。
【００１６】
上述したような構成を有する出納機１００について、夜間自動精査の設定手順を以下のように説明する。なお、夜間自動精査を設定できる者は、金融機関等の営業店の現金処理機の責任者である例えば支店長とする。
【００１７】
まず、現金処理機の責任者である支店長が自分のＩＤカードを出納機１００のカードリーダ１６１に挿入すると、表示部１０１に図３に示すようなメニュー画面（メインメニュー）が表示される。そして、支店長がユーザー設定を指示すると、図４に示すようなメニュー画面（ユーザー設定）が表示され、カード権限設定を指示すると、挿入されたカードの権限が認証される。
【００１８】
認証ができた場合、さらに、夜間自動精査設定を指示すると、図５に示すような夜間自動精査設定画面が表示される。支店長が所望の夜間自動精査をこの夜間自動精査設定画面の各項目を指示することにより設定する。図５に示す夜間自動精査設定画面において、黒丸の付いた項目は指示選択されたことを意味し、即ち図５は、夜間自動精査が有り、隔週毎に所定方法により決定された精査日の０時００分（要は夜中）に行う夜間自動精査で、精査結果は通知しないとのことを意味する。
【００１９】
図５をより詳しく説明すると、スケジュール運用の場合、スケジュール運用の設定に基づき、所定期間（１週間、２週間、１ヶ月）の初めに、所定方法により精査日を設定する。ここの所定方法は、例えばオペレーティング・システムの乱数発生機能により取得した乱数による抽選を行い精査日を設定するような方法を採用しても良い。例えば、毎週の場合に、月曜日の朝一に確率が１／７の乱数を取得し、実施曜日を決定する。隔週の場合に、隔週の月曜日の朝一に確率が１／１４の乱数を取得し、実施曜日を決定する。毎月の場合に、月初めの朝一にカレンダー情報からの乱数を取得し、実施曜日を決定する。
【００２０】
次に、図１及び図２に示すような構成を有する出納機１００の動作を図６のフローチャートを参照して説明する。
【００２１】
金融機関の平日の業務時間帯においては、営業店に設置されている出納機１００は通常の動作を行い、そして、通常の業務が終了した時点で、（ステップＳ２０１）、電源部２１０はＯＦＦされるが（ステップＳ２０２）、内蔵バッテリー２４１により稼動されるＳＵＢＣＰＵ２４０は常時稼動状態となっているので、自動精査日かどうかを判定する（ステップＳ２０３）。自動精査日でなければ、その日の翌日までに、出納機１００は電源がＯＦＦされたままである。
【００２２】
一方、自動精査日と判定されれば、出納機１００は設定された開始時刻になるのを待ち続ける（ステップＳ２０４）。設定された開始時刻になったときに、出納機１００は電源部２１０を自動的にＯＮし（ステップＳ２０５）、自動精査を実施する（ステップＳ２０６）。自動精査は収納庫１２０〜１５０に収納されている各金種の紙幣を順次１枚ずつ繰り出し、出金識別部１１２を通して計数し、一時保留部１２１〜１５１を経て収納庫１２０〜１５０に再収納することによって行われる。要は、ここの自動精査は収納庫１２０〜１５０に収納された現金の計数処理を意味する。
【００２３】
このような自動精査が終了すると、精査結果はジャーナル１０７及び電子ジャーナル１０８の両方に出力される（ステップＳ２０７）。精査結果は終了情報、在高データ、計数結果である。なお、この計数結果にリジェクト庫の現金を含まない。その後、出納機１００は電源部２１０を自動的にＯＦＦし（ステップＳ２０８）、動作を終了する。
【００２４】
そして、翌日に、金融機関の現金処理機の機械担当者である行員は、出納機１００の電源部２１０をＯＮにしてから（ステップＳ２０９）、自分のＩＤカードを出納機１００のカードリーダ１６１に挿入する。ＩＤカードによる認証が行われる（ステップＳ２１０）。認証がＯＫされて（ステップＳ２１１）、自動精査済が確認されてから（ステップＳ２１２）、表示部１０１に図７に示すようなリジェクト戻しのガイダンス表示画面が表示される（ステップＳ２１３）。
【００２５】
担当者である行員は、リジェクト戻しをするために、リジェクト庫１０５から紙幣を取り出し、その紙幣を入金口１０３に投入し、入金口１０３に投入された紙幣は自動計数され、各一時保留部を介して各収納部に収納される。一方、自動計数できなかった紙幣は再度リジェクト口１０４に排出されるので、その紙幣については目視確認を行った上で金額を手入力することにより手動精査を行う（ステップＳ２１４）。手動精査の精査結果を自動精査の精査結果に参照させるようにして得られた最終精査結果をジャーナル１０７及び電子ジャーナル１０８の両方に出力する（ステップＳ２１５）。それにより精査を完了し（ステップＳ２１６）、通常業務を開始する（ステップＳ２１７）。
【００２６】
なお、上述したように夜間自動精査設定を図５に示すような夜間自動精査設定画面により、スケジュール運用の場合について説明したが、図５に示すような夜間自動精査設定画面に、スケジュール運用という事項を「無し」に、且つ実施曜日という事項を「不定期」に、指示する場合（以下これを不定期自動精査と称する）に、下記のように説明する。
【００２７】
不定期自動精査に設定される場合は、要は毎日、精査日かどうかを所定方法で抽選し、その抽選結果に基づき夜間自動精査を自動的に行う。ここの所定方法は、例えば、電源部２１０のＯＦＦ時の時刻の所定箇所の数字を用いて前記抽選結果を決めるようにする。ここで、電源部２１０がＯＦＦされた時刻は、例えば１８時０２分３２秒０５５ミリ秒とする。出納機１００の画面表示は１８時０２分までに表示されるが、出納機１００の内部管理は１８時０２分３２秒０５５ミリ秒までできる。要は、出納機１００の操作者である行員は、画面上から１８時０２分までは分かるが、その３２秒０５５ミリ秒までは画面上から察知不可能である。
【００２８】
よって、この行員に察知されない数値を利用して抽選すれば、その日は精査日であるかどうかは予測不可能である。例えば、このミリ秒の下１桁を予め設定された数字（例えば９である）と比べて、等しいときは精査日とし、等しくないときは精査日としない。本例の場合は５であるため、精査日としない。このような方法を採用する場合、０〜９の内、９の場合のみ精査日となるので、確率は１／１０となり、約１０日に１回の精査の実施となる。
【００２９】
上述では、紙幣についての精査を説明したが、硬貨に関しても同様である。
【００３０】
なお、夜間自動精査の精査結果は、出納機１００にモデムを備えることにより、図５に示す結果メール通知を「有り」にし、そのモデムを介して接続されている本店などの監視サーバー、あるいは責任者の携帯電話やＰＨＳなどの移動通信端末のメールアドレスに通知するようにしても良い。
【００３１】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る現金処理機及びその精査方法によれば、夜間という業務時間帯外に不定期に精査を行うことにより、金融業務に支障を来すことなく、更に、銀行員の拘束時間を大幅に減らすことができるという効果を奏する。また、夜間自動精査ということで銀行員などの人間の操作なしに、現金事故を確実かつ迅速に発見することができるという効果を奏する。
【００３２】
また、現金処理機が自立で精査できるので、場所も選ばず別途費用もかからないという効果を奏する。
【００３３】
更に、不定期に自動精査を行うために、要は精査日の決定方法により精査日の予測が不可能であるため、銀行員に察知されずに抜打ち監査が徹底的に可能になり、よって不正行為を有効に抑止することができるという絶大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る現金処理機（出納機）の一例を示す構成図である。
【図２】出納機の電源駆動部を示すブロック図である。
【図３】出納機のメインメニュー画面の一例を示す画面図である。
【図４】出納機のユーザ設定画面の一例を示す画面図である。
【図５】出納機の夜間自動精査設定画面の一例を示す画面図である。
【図６】本発明の動作例を示すフローチャートである。
【図７】出納機のリジェクト戻しのガイダンス表示画面の一例を示す画面図である。
【図８】従来の一般的な精査業務の流れを示すフローチャートである。
【図９】メニュー画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
１００ 出納機
１０１ 表示部
１０２ 入力部
１０３ 入金口
１０４ リジェクト口
１０５ リジェクト庫
１０６ 出金口
１０７ ジャーナル
１０８ 電子ジャーナル
１１０ 識別部
１１１ 表裏反転部
１１２ 出金識別部
１２０、１３０，１４０，１５０ 収納庫
１２１、１３１，１４１，１５１ 一時保留部
１６１ カードリーダ
２００ 電源駆動部
２１０ 電源部
２２０ 各駆動部
２３０ ＣＰＵ
２４０ ＳＵＢＣＰＵ
２４１ バッテリー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cash processing machine for managing cash deposits and withdrawals installed in financial institutions and the like, and a scrutiny method thereof, and more particularly, to a cash processing machine and a scrutiny method for automatically performing a nighttime automatic scrutiny. .
[0002]
[Prior art]
Conventional financial institutions such as banks are provided with many cash processors such as cashiers and ATMs (automated cash dispensers) for managing cash deposits and withdrawals. And in those cash processing machines, the operation | work called the scrutiny which confirms whether the cash amount data in a plane and actual cash corresponds is performed. This scrutiny should also reveal if there is a difference between the cash data that should be present and the actual cash amount (cash accident).
[0003]
The cash deposit / withdrawal machine used by the counter staff collects all the cash every day after the end of the work and is examined. However, the cash deposit / withdrawal machine installed in the cashier room etc. has a large amount of cash. In addition, since a great deal of time is required for the scrutiny and the diplomat or the like is used in the late hours when the diplomat has returned from the diplomat, the scrutiny is usually performed once or twice a month. In addition, a person in charge is assigned to each machine in the bank, and the person in charge is inspected.
[0004]
On the other hand, as a method of scrutiny, when a machine clerk (operator) gives a scrutiny instruction, cash is drawn out one by one from the cash storage in the machine, counted and returned to the original storage again, The amount of cash in the storage is automatically determined. At the same time, at the time of withdrawal, the person in charge manually takes out the cash in the reject box where the denomination and number of coins that could not be determined due to factors such as taking out 2 sheets or skewing, Confirm the amount of money in the reject box by confirming the number of denominations and entering it from the input section of the cash deposit / withdrawal machine, and compare the total of both stocks with the stock data stored in the machine Had been scrutinized by.
[0005]
FIG. 8 shows the flow of a conventional general scrutiny operation. When a cash processing machine installed in a sales office receives a scrutiny instruction from the headquarters (head office) by telephone or FAX (step S100), a machine person in charge Inserts his own ID card (step S101), instructs automatic scrutiny on the menu screen as shown in FIG. 9 (steps S102 and S103), and operates the execution key (step S104). Thus, the examination is executed (step S105), and the result is displayed on the display unit and printed (step S106).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of a machine that conducts a scrutiny only once or twice a month, such as a cashier installed in the cashier room mentioned above, the machine person himself takes out the cash in the machine with a key and takes it out illegally. Only when scrutinizing, borrowing cash from other machines temporarily, putting the cash in the storage with a key, scrutinizing it, and appearing that there is no abnormality in the scrutiny result will be performed There was a problem.
[0007]
In addition, the cash deposit / withdrawal machine provided in the deposit / withdrawal room, etc. contains a large amount of cash, so that all the cash is drawn out from the storage one by one, identified and counted, and returned to the original deposit / withdrawal. It takes a lot of time, and if it is done during business hours, the banking business under scrutiny will stop, so it will be done after the other business is finished. In general, the work is not completed until the inspection is completed, so that there is a problem that not only the person in charge of the machine but also all the bank employees are restrained until late.
[0008]
This invention is made | formed by the above situations, and the objective of this invention is to provide the cash processing machine and its scrutinization method which performed nighttime automatic scrutiny irregularly.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is installed in a financial institution and performs cash deposit / withdrawal processing related to at least a counter service, and identifies and identifies cash stored in a storage box one by one. With regard to a cashier machine that conducts a scrutiny by automatically confirming the amount of cash in the machine by returning it to the original storage again via the temporary holding part, the above object of the present invention is
Each drive unit for driving the entire teller machine including a transport system, a CPU for controlling the entire teller machine and storing various information, and a power supply unit for supplying power to each drive unit and the CPU When, with the power from the internal battery which is independent of the power supply unit is driven by being supplied, the control of the examination on the power of the power supply unit to the date that is set in advance includes a clock and calendar information CPU SUBCPU that controls to turn off the power supply unit at the end of the scrutiny, and a display input that allows the operator to enter a selection screen for how long the scrutiny date should be set And a scrutinization date setting unit for setting a scrutiny date by a predetermined method every time the first day of the input period comes, and automatically performing a scrutiny at a predetermined time. Finish after scrutiny An electronic journal and a journal for outputting a scrutiny result including information, inventory data, and counting result, and the display input means has already been rejected when the power supply unit is turned on after the automatic scrutiny This is achieved by displaying a processing guidance screen for putting banknotes into the scrutinization result, and outputting a scrutiny result reflecting the result of the electronic journal and journal receiving and counting the rejected banknotes in the scrutiny result .
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0012]
The cash handling machine according to the present invention is assumed to be a cashier installed in a branch office such as a financial institution. In this embodiment, the cashier will be described. FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of the teller machine 100.
[0013]
That is, a display unit 101 that displays operation guidance and necessary information and an input unit 102 that operates necessary data input and instructions are provided on the upper part of the apparatus, and a deposit slot that is used for depositing banknotes. 103 is provided. The banknotes inserted into the deposit port 103 are identified by the identifying unit 110 as to denomination, authenticity, and the like, and the front and back reversing unit 111 is aligned, and the true banknotes are denominated (10,000 yen, 5,000 yen, 2,000 yen, Thousands of yen) are stored in the storages 120 to 150 through the temporary storage units 121 to 151, respectively. In addition, false bills and the like are discharged from the identification unit 110 to the reject port 104. In the case of a withdrawal instruction, the banknotes stored in the storage boxes 120 to 150 are fed out one by one according to the withdrawal type, and are thrown out to the withdrawal port 106 through the withdrawal identification unit 112, and are taken out two sheets. And abnormal banknotes such as skew are stored in the reject box 105. The reject box 105 is provided with a shutter (not shown) so that the stored banknotes cannot be taken out unless the shutter is opened.
[0014]
In addition, when the scrutiny process is performed, all denomination banknotes are sequentially fed out one by one, re-stored in the storage boxes 120-150 through the withdrawal identification unit 112, and further through the temporary storage units 121-151, respectively. Is done. The teller machine 100 also includes a journal 107 and an electronic journal 108 for outputting a scrutinization result of a scrutiny process, and a card reader 161 for receiving an operator's ID card. Furthermore, a power supply drive unit 200 (shown in FIG. 2) is provided that controls the entire machine and provides power.
[0015]
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the power supply driving unit 200 of the teller machine 100 as shown in FIG. As shown in FIG. 2, the power source driving unit 200 includes a power source unit 210 for providing power for the banknote transport system and the CPU 230, each driving unit 220 for driving the entire teller machine 100, and the entire teller machine 100. A CPU 230 for controlling and storing various necessary information and a SUBCPU 240 operated by a built-in battery 241 are provided. Since the SUBCPU 240 includes the built-in battery 241, even when the power supply unit 210 is turned off, the SUBCPU 240 always has calendar information and is operable.
[0016]
Regarding the cashier 100 having the above-described configuration, the setting procedure of nighttime automatic scrutiny will be described as follows. In addition, the person who can set an automatic nighttime scrutiny is, for example, a branch manager who is in charge of a cash processing machine of a sales office such as a financial institution.
[0017]
First, when the branch manager who is in charge of the cash processor inserts his / her ID card into the card reader 161 of the teller machine 100, a menu screen (main menu) as shown in FIG. When the branch manager instructs the user setting, a menu screen (user setting) as shown in FIG. 4 is displayed. When the card authority setting is instructed, the authority of the inserted card is authenticated.
[0018]
When the authentication is successful, when the night automatic scrutiny setting is instructed, a night automatic scrutiny setting screen as shown in FIG. 5 is displayed. The branch manager sets a desired nighttime automatic scrutiny by instructing each item on this nighttime scrutiny setting screen. In the night automatic inspection setting screen shown in FIG. 5, an item with a black circle means that an instruction has been selected. That is, FIG. 5 shows that there is an automatic inspection at night, and the inspection date determined by a predetermined method every other week is 0. It means that the scrutinization result is not notified in the automatic scrutiny at night at 0:00 (essentially midnight).
[0019]
Referring to FIG. 5 in more detail, in the case of schedule operation, a scrutiny date is set by a predetermined method at the beginning of a predetermined period (1 week, 2 weeks, 1 month) based on the setting of the schedule operation. As the predetermined method, for example, a method may be adopted in which a lottery is performed using a random number acquired by a random number generation function of the operating system and a scrutiny date is set. For example, in the case of every week, a random number having a probability of 1/7 is acquired in the morning on Monday, and the implementation day is determined. In the case of every other week, a random number with a probability of 1/14 is acquired in the morning of every other Monday, and the implementation day is determined. In the case of every month, a random number is acquired from the calendar information at the beginning of the month in the morning and the implementation day is determined.
[0020]
Next, the operation of the teller machine 100 having the configuration shown in FIGS. 1 and 2 will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0021]
During business hours on weekdays of financial institutions, the teller machine 100 installed in the branch office performs normal operations, and when normal operations are completed (step S201), the power supply unit 210 is turned off. However (step S202), since the SUBCPU 240 operated by the built-in battery 241 is always in an operating state, it is determined whether it is an automatic inspection date (step S203). If it is not the automatic scrutiny date, the teller machine 100 remains powered off by the next day.
[0022]
On the other hand, if it is determined that the date of automatic scrutiny, the teller machine 100 continues to wait until the set start time is reached (step S204). When the set start time is reached, the teller machine 100 automatically turns on the power supply unit 210 (step S205), and performs an automatic scrutiny (step S206). In the automatic scrutiny, banknotes of each denomination stored in the storage boxes 120 to 150 are sequentially fed out one by one, counted through the withdrawal identification unit 112, and re-stored in the storage boxes 120 to 150 through the temporary storage units 121 to 151. Is done by doing. In short, the automatic scrutiny here means the counting process of the cash stored in the storage boxes 120-150.
[0023]
When such automatic scrutiny is completed, the scrutiny results are output to both the journal 107 and the electronic journal 108 (step S207). The scrutinization results are end information, inventory data, and counting results. In addition, cash of reject warehouse is not included in this counting result. Thereafter, the teller machine 100 automatically turns off the power supply unit 210 (step S208) and ends the operation.
[0024]
On the next day, the bank employee who is in charge of the cash processing machine of the financial institution turns on the power supply unit 210 of the teller machine 100 (step S209), and then puts his ID card in the card reader 161 of the teller machine 100. insert. Authentication with an ID card is performed (step S210). After the authentication is successful (step S211) and the automatic scrutiny is confirmed (step S212), a rejection return guidance display screen as shown in FIG. 7 is displayed on the display unit 101 (step S213).
[0025]
The employee in charge takes out the banknote from the reject box 105 to return the reject, puts the banknote into the deposit port 103, the bills inserted into the deposit port 103 are automatically counted, and each temporary storage unit is It is stored in each storage part. On the other hand, since the banknotes that could not be automatically counted are discharged again to the reject port 104, manual inspection is performed by manually inputting the amount of money after visually confirming the banknotes (step S214). The final inspection result obtained by referring the inspection result of the manual inspection to the inspection result of the automatic inspection is output to both the journal 107 and the electronic journal 108 (step S215). As a result, the scrutiny is completed (step S216), and the normal operation is started (step S217).
[0026]
In addition, as described above, the case of the schedule operation is described in the night automatic scrutiny setting screen as shown in FIG. 5, but the matter of schedule operation in the night automatic scrutiny setting screen as shown in FIG. Is designated as “ none ” and the day of the week is designated as “ unscheduled ” (hereinafter referred to as unscheduled automatic scrutiny).
[0027]
If it is set to irregular automatic scrutiny, in short, whether or not it is a scrutiny date is drawn by a predetermined method every day, and automatic nightly scrutiny is automatically performed based on the lottery result. In this predetermined method, for example, the lottery result is determined using a number at a predetermined position of the time when the power supply unit 210 is OFF. Here, the time when the power supply unit 210 is turned off is, for example, 18:02:32 seconds 055 milliseconds. The screen display of the teller machine 100 is displayed by 18:02, but the internal management of the teller machine 100 can be up to 18:02:32 seconds 055 milliseconds. In short, the bank operator who is the operator of the teller machine 100 can understand until 18:02 from the screen, but cannot detect it from the screen until 32 seconds 055 milliseconds.
[0028]
Therefore, if a lottery is drawn using a numerical value that is not perceived by this employee, it is unpredictable whether the day is a scrutiny date. For example, compared with a preset number of last digit of the millisecond (such as 9), when not equal is the scrutiny date, when equally have name does not review date. In the case of this example, since it is 5, it is not a scrutiny date. In the case of adopting such a method, the scrutiny date is only in the case of 9 out of 0-9, so the probability becomes 1/10, and the scrutiny is carried out once every 10 days.
[0029]
In the above description, the scrutiny of banknotes has been described, but the same applies to coins.
[0030]
The result of the nightly automatic scrutiny is that the cashier 100 is equipped with a modem so that the result mail notification shown in FIG. 5 is set to “ Yes ” and the monitoring server such as the head office connected via the modem or the responsibility Notification may be made to the e-mail address of a mobile communication terminal such as a mobile phone or PHS.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the cash processing machine and the scrutiny method thereof according to the present invention, the bank clerk can be further examined without any trouble in the financial business by conducting a scrutiny irregularly outside the business hours at night. There is an effect that the restraint time can be significantly reduced. In addition, the automatic night scrutiny has the effect that a cash accident can be detected reliably and promptly without the operation of a person such as a bank clerk.
[0032]
In addition, since the cash processing machine can be scrutinized independently, there is an effect that there is no additional cost regardless of the location.
[0033]
Furthermore, since automatic scrutiny is performed irregularly, it is impossible to predict the scrutiny date due to the method of scrutinization date. There is a tremendous effect that the act can be effectively deterred.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an example of a cash processing machine (teller / payment machine) according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a power supply drive unit of the teller machine.
FIG. 3 is a screen view showing an example of a main menu screen of the teller machine.
FIG. 4 is a screen diagram showing an example of a user setting screen for a cashier.
FIG. 5 is a screen view showing an example of a nighttime automatic scrutiny setting screen of the teller machine.
FIG. 6 is a flowchart showing an operation example of the present invention.
FIG. 7 is a screen diagram showing an example of a guidance display screen for reject return of the teller machine.
FIG. 8 is a flowchart showing the flow of a conventional general examination operation.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a menu screen.
[Explanation of symbols]
100 cashier 101 display unit 102 input unit 103 deposit port 104 reject port 105 reject box 106 withdrawal port 107 journal 108 electronic journal 110 identification unit 111 front / back reversing unit 112 withdrawal identification unit 120, 130, 140, 150 storage box 121, 131, 141, 151 Temporary holding unit 161 Card reader 200 Power source driving unit 210 Power source unit 220 Each driving unit 230 CPU
240 SUBCPU
241 battery

Claims (4)

金融機関に設置され、少なくとも窓口業務に関連する現金の入出金処理を行うと共に、収納庫内に収納されている現金を１枚づつ繰出して識別し、前記収納庫毎に設けられた一時保留部を経由して再度元の収納庫へ戻すことによって機内の現金の在高を自動的に確定することにより精査を行う出納機において、
搬送系を含む前記出納機全体を駆動するための各駆動部と、
前記出納機全体を制御すると共に各種情報を記憶するための CPU と、
前記各駆動部及び前記 CPU に電源を供給する電源部と、
該電源部から独立した内蔵バッテリーから電源が供給されて駆動されると共に、時計及びカレンダー情報を備えて予め設定された日時に前記電源部の電源を投入して前記精査の制御を前記 CPU に行わせ、前記精査の終了時には前記電源部の電源を落とす制御を行う SUBCPU と、
精査日の設定をどれだけの期間毎に行わせるかの選択画面を表示して操作者に入力させる表示入力手段と、
前記入力された期間の初めの日が来る毎に所定方法により精査日を設定し、所定の時刻に精査を自動的に行わせるための精査日時設定手段とを具備するとともに、
前記の精査後に、終了情報、在高データ、計数結果を含む精査結果を出力するための電子ジャーナル及びジャーナルとをさらに備え、
前記表示入力手段が前記自動精査実施後に前記電源部がオンにされた時に既にリジェクトされていた紙幣を前記精査結果に入れる為の処理案内画面を表示し、
前記電子ジャーナル及びジャーナルが前記リジェクト紙幣を受け入れ計数した結果を前記精査結果に反映させた精査結果を出力することを特徴とする出納機。 Temporary holding section provided for each storage, installed at a financial institution to perform cash deposit / withdrawal processing related to at least the counter service, and identify and identify the cash stored in the storage one by one In a cashier that performs a scrutiny by automatically confirming the amount of cash in the plane by returning it to the original storage again via
Each drive unit for driving the entire teller machine including a transport system;
A CPU for controlling the entire teller machine and storing various information ;
A power supply unit that supplies power to each of the drive units and the CPU ;
The power is supplied from a built-in battery independent from the power supply unit and is driven, and the power supply unit is turned on at a preset date and time including clock and calendar information to control the scrutiny to the CPU . SUBCPU that performs control to turn off the power supply unit at the end of the scrutiny ,
A display input means for displaying the selection screen for how long the scrutiny date should be set and allowing the operator to input, and
A scrutinization date is set by a predetermined method every time the first day of the input period comes, and a scrutiny date and time setting means for automatically performing a scrutiny at a predetermined time, and
An electronic journal and a journal for outputting a scrutiny result including completion information, inventory data, and counting result after the scrutiny,
Displaying the processing guidance screen for putting the bills that have already been rejected when the power source is turned on after the automatic scrutiny is performed into the scrutiny result,
A teller machine characterized in that the electronic journal and the journal output a scrutinized result reflecting the result of receiving and counting the rejected banknotes in the scrutinized result . 更に、前記精査日時設定手段は、前記選択入力手段により入力された期間が１日である場合に、当日の所定の時刻に自動精査を行わせるかを所定の抽選方法で抽選して決定することを特徴とする請求項１記載の出納機。 Further, the scrutinization date and time setting means, when the period inputted by the selection input means is one day, determines whether to perform the automatic scrutiny at a predetermined time of the day by lottery by a predetermined lottery method. The teller machine according to claim 1 . 前記リジェクト紙幣を計数した結果、再度リジェクトされた場合に、前記表示入力手段が該リジェクト紙幣の金種・枚数の入力を受付け、前記電子ジャーナル及びジャーナルが前記の更新された精査結果に反映させた精査結果を出力することを特徴とする請求項１に記載の出納機。As a result of counting the rejected banknotes, when the rejected banknotes are rejected again, the display input means accepts the input of the denomination / number of rejected banknotes, and the electronic journal and journal are reflected in the updated scrutiny result. The teller machine according to claim 1, wherein a scrutiny result is output. 金融機関に設置され、少なくとも窓口業務に関連する現金の入出金処理を行うと共に、収納庫内に収納されている現金を１枚づつ繰出して識別し、前記収納庫毎に設けられた一時保留部を経由して再度元の収納庫へ戻すことによって機内の現金の在高を自動的に確定する精査処理を、内蔵バッテリーにより駆動される SUBCPU の記憶内容に基づいて不定期に行う出納機の精査方法において、
精査日の設定をどれだけの期間毎に行わせるかの選択画面を表示して操作者に入力させるステップと、
前記入力された期間の初めの日が来る毎に所定方法により前記精査日を設定するステップと、
前記 SUBCPU が前記精査日の所定の時刻に前記出納機の電源をオンにするステップと、
前記出納機に精査を自動的に行わせるステップと、
終了時に精査結果を記憶し、ジャーナルに印字すると共に電子ジャーナルに出力するステップと、
前記SUBCPUが前記精査の終了後に出納機の電源を落とすステップと、
次に前記出納機の電源が入れられたときに、リジェクト紙幣の計数を操作者に促すステップと、
前記リジェクト紙幣を計数して得られた金種枚数を記憶されている精査結果に追加するステップとを備えたことを特徴とする出納機の精査方法。
Temporary holding section provided for each storage, installed at a financial institution to perform cash deposit / withdrawal processing related to at least the counter service, and identify and identify the cash stored in the storage one by one The scrutiny of the cashier machine is performed irregularly based on the stored contents of the SUBCPU driven by the built-in battery, which automatically determines the cash balance in the machine by returning it to the original storage again via In the method
A step for displaying a selection screen for every period for setting the scrutiny date and allowing the operator to input,
Setting the scrutiny date by a predetermined method each time the first day of the input period comes;
A step of said SUBCPU turns on the power of the teller machine at a predetermined time of the examination date,
Allowing the cashier to automatically perform a scrutiny;
Memorizing the result of the examination at the end, printing it in the journal and outputting it to the electronic journal,
The SUBCPU turns off the power of the teller machine after completion of the scrutiny;
Then prompting the operator to count rejected banknotes when the teller machine is turned on;
And a step of adding the number of denominations obtained by counting the rejected banknotes to a stored scrutinization result.

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