JP4047748B2

JP4047748B2 - Solid knitted fabric and inner wear

Info

Publication number: JP4047748B2
Application number: JP2003072420A
Authority: JP
Inventors: 克也阿武
Original assignee: Gunze Ltd
Current assignee: Gunze Ltd
Priority date: 2003-03-17
Filing date: 2003-03-17
Publication date: 2008-02-13
Anticipated expiration: 2023-03-17
Also published as: JP2004277941A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体編み生地及びインナーウェアーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ガードル、タンクトップ、タイツ、パンティストッキングなどのインナーウェアーにおいて、その内面側で着用者の肌に接触する部分に細かな凹凸を設けることにより、このうち凸部分でマッサージ効果を奏効させるようにしたものが各種、提案されている（例えば、特許文献１乃至特許文献５等参照）。
これらのインナーウェアーにおいて、内面側の凸部分は、凸を現す方とは裏面側となる面（ウェアー外面）で、ベースとなる平編領域内に部分的にタック編組織（特許文献１、２、５に相当）やフロート編組織（特許文献３、４に相当）等を組み入れ、その裏面側（ウェアー内面）で***させることで形成させていた。
【０００３】
ところで、このような凸部分は、上記のようにタック編組織やフロート編組織等で形成されるものであるからその一つ一つはヒダ状を呈した非常に細かいもの（太さにして爪楊枝程度に満たないもの）である。
そして、この細かい凸部分の設け方としては、インナーウェアーの内面略全面にわたり隙間無く散りばめるもの（特許文献１、４、及び５に相当）、波形又は線状に連ねたかたちで且つ多数条設けるもの（特許文献２に相当）、狭い範囲に密集させることで斑点状に形成させたうえでこの斑点を千鳥模様又は市松模様的に散りばめるもの（特許文献３に相当）などのパターンが採用されていた。
【０００４】
【特許文献１】
特許第３２０７８０８号公報
【特許文献２】
特開２００１−３３６００１号公報
【特許文献３】
特開２００２−１４６６５４号公報
【特許文献４】
特許第３２０９７３８号公報
【特許文献５】
特開２００３−１３３４１号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来のインナーウェアーにおいて、その内面への凸部分の設け方としては上記したように全面的パターン、多数条的パターン、斑点状パターン等、種々のパターンが案出されていたが、そのいずれも、凸部分相互は密集状態になっている。
そのため、このインナーウェアーの着用者に対し、凸部分が接触したときの面圧は低くなり、それだけこの凸部による刺激感も乏しいといったことがあった。
当然に、この刺激感が乏しければ所期の目的とされるマッサージ効果もそれだけ効果の低いものと言わざるを得なくなる。
【０００６】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、マッサージ効果を十分に得られるようにした立体編み生地とこの立体編み生地より成るインナーウェアーとを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る立体編み生地１０は、図５及び図６に示すように、ベースとなる平編領域１５内に凸部領域１６が混在されたもので、この凸部領域１６で肌面へのマッサージ効果を奏効させるものである。
ここにおいて凸部領域１６は、平編領域１５と編組織を異ならせただけのものであって、平編領域１５と同一糸を用いて形成されたものとする。
【０００８】
そして、この凸部領域１６は、複数本の縦凸条１７と複数本の横凸条１８とを有して、これら全体で格子状に形成されたものである。
縦凸条１７は、着用者の身体の丈方向へ長手方向を向けつつ、互いに所定間隔をおいて横へ並設されたものである。
これに対し、横凸条１８は、縦凸条１７の相互間を横繋ぎする方向で互いに所定間隔をおいて縦へ並設されたものである。
従って、これら縦凸条１７と横凸条１８との交差により、升目状の小スペース２０が区画形成されることになる。そしてこの小スペース２０は、凸部領域１６の全域に点在する配置となる。
【０００９】
ここでこれら小スペース２０は、その全体的なまとまりとして、凸部領域１６内での平編領域１５を形成することになる。すなわち、これが「平編領域１５内に凸部領域１６が混在する」ことの意味である。
上記横凸条１８は、縦凸条１７を中間においた両側で千鳥配置とするのが好適である。
また、個々の小スペース２０は、非伸張時にあるとき、その内法寸法が、縦凸条１７の相互間隔で８ｍｍ以上に保持されていると共に横凸条１８の相互間隔で５ｍｍ以上に保持されているものとするのが好適である。
【００１０】
このような構成であるため、平編領域１５内で凸部領域１６が占める密度差（縦凸条１７や横凸条１８の突出面積）は比較的抑えられたかたちとなる。
従って、この立体編み生地１０を採用して成るインナーウェアー１において、これの着用者に対して縦凸条１７や横凸条１８が接触したときの面圧は高くなり、それだけこれら縦凸条１７や横凸条１８による刺激感も強くなる。
なお、凸部領域１６において、縦凸条１７は、凸を現す方とは裏面側となる面でウエール方向の全長にわたり形成するフロート編組織２３を２条以上横並べさせることによって***させたものとすればよい。
【００１１】
これに対して横凸条１８は、凸を現す方とは裏面側となる面でウエール方向の一部に形成するフロート編組織２４をコース方向に複数本横並べさせつつ、縦凸条１７相互間いっぱいに渡らせることによって***させたものとすればよい。
またこの横凸条１８は、コース方向で並設させるフロート編組織２４相互がウエール方向へ少しずつ位置ズレされることで、縦凸条１７に対して傾斜した形状になったものとすればよい。
すなわち、この場合、縦凸条１７と横凸条１８との交差によって区画され升目状に点在する平編領域１５用の小スペース２０は、平行四辺形を呈していることになる。
【００１２】
一方、本発明に係るインナーウェアー１は、上記立体編み生地１０が、凸部領域１６を内向きにして一部又は全面的に使用されているものであるが、この場合、この立体編み生地は、統計的に脂肪の付きやすい箇所（例えば大腿まわりや二の腕まわり、下腹部周辺など）に対応させて設けるものとすればよい。
このインナーウェアー１は、シャツ、キャミソール、ボディーウエア、パンツ、ガードル、スパッツ、タイツ、パンティストッキング、腹巻として実施することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図７及び図８は、本発明に係る立体編み生地１０より成るインナーウェアー１の第１実施形態を示している。
この第１実施形態のインナーウェアー１はガードルであって、図７が前身頃側から示してあり図８が後身頃側から示してある。
このインナーウェアー１ではウエスト部５と左右の裾部６とに伸縮性の豊富なゴム帯７が設けられている。
【００１４】
そして、前身頃（図７）側では、ウエスト部５と左右のビキニラインとで囲まれた逆三角形状の腹部対応ゾーン８を除いた部分で、本発明に係る立体編み生地１０が採用されている。
なおこの腹部対応ゾーン８では、その内面に、長手方向を横方向へ向けた凸条（図７ではこの横方向凸条の形成で生じる横筋９を示している）が縦方向へ所定間隔をおいて複数本形成されており、着用者の腹部へマイルドなマッサージを行う構成となっている。この横方向凸条（横筋９参照）は、図６に関して後述する縦凸条１７（２条以上のフロート編組織２３）と同じ編組織により形成されるものである。
【００１５】
また、後身頃（図８）側では、ウエスト部５の直下の横一文字部分とその左右中心から下方へ延びる縦一文字部分とで全体としてＴ字状を呈している尻部対応ゾーン１１を除いた部分で、本発明に係る立体編み生地１０が採用されている。
すなわち、この第１実施形態のインナーウェアー１において、立体編み生地１０は、着用者の腰のあたりを含め、大腿の付け根まわりを取り囲むように用いられている。
図１乃至図６は、この立体編み生地１０の一例を示している。
【００１６】
このうち図２は、この立体編み生地１０においてインナーウェアー１の内面へ向けられる側の面の要部拡大正面図であり、図１はこの図２（Ｃ部周辺）を斜視図で示したものである。
また、図３は図２のＡ−Ａ線拡大断面図、図４は図２のＢ−Ｂ線拡大断面図、図５は図２中におけるＣ部に相当する編組織の模式図、図６は図５中におけるＤ部に相当する編ループ拡大図である。
これらの図から明らかなように、この立体編み生地１０は、インナーウェアー１の内面へ向けられる側の面が、平編領域１５をベースとし、この平編領域１５内に凸部領域１６が混在されたものとなっている。
【００１７】
この凸部領域１６は、複数本の縦凸条１７と複数本の横凸条１８とを有している。
縦凸条１７は、着用者の身体の丈方向へ長手方向を向けつつ、互いに所定間隔をおいて横へ並設されている。
ここにおいて「着用者の身体の丈方向」は、着用者が起立姿勢をとっていると仮定したときその上下方向を言うものとする。従って着用者の胴体に対応する部分では背骨の方向に相当し、また足や腕に対応する部分ではそれらの長手方向に相当することになる。
【００１８】
これに対し、横凸条１８は、縦凸条１７の相互間を横繋ぎする方向で互いに所定間隔をおいて縦へ並設されている。従って着用者の胴体に対応する部分では胴回り方向に相当し、また足や腕に対応する部分では腕周り方向や足周り方向に相当することになる。
このような複数本の縦凸条１７と複数本の横凸条１８とが交差することで、この凸部領域１６は、その全体として格子状を呈したものとなっている。従って、この凸部領域１６内には、これら縦凸条１７と横凸条１８とによって升目状を呈した多数の小スペース２０が区画形成されることになる。
【００１９】
このような小スペース２０は、凸部領域１６内でその全域にわたり点在する配置となっている。
従って、これらの小スペース２０は、その全体的なまとまりとして平編領域１５を形成させていることになっている。
すなわち、このような凸部領域１６（縦凸条１７及び横凸条１８）のなりたちや平編領域１５（小スペース２０）のなりたちから、この立体編み生地１０は、平編領域１５内に凸部領域１６が混在していると言えるものである。
【００２０】
横凸条１８は、縦凸条１７を中間においた両側で千鳥配置とされている。
またこの横凸条１８は、縦凸条１７に対して直交するものではなく、傾斜した形状にしてある。この傾斜方向は、縦凸条１７を中心としてその左右で相対逆となるようにしてある。なお、図例では、縦凸条１７と横凸条１８との成す傾斜角（小さい方）を４５°とした。
このようなことから、縦凸条１７と横凸条１８との交差によって区画され升目状に点在することとなる各小スペース２０は、それぞれ平行四辺形を呈したものとなっている。
【００２１】
本実施形態において、各小スペース２０は、生地の非伸張時にあるとき、その内方寸法が、縦凸条１７の相互間隔（図２中のＷ寸法）で８ｍｍ以上、好ましくは１０ｍｍ以上に保持されたものとした。
また横凸条１８の相互間隔（図２中のＨ寸法）では、５ｍｍ以上に保持されたものとした。
そのため、平編領域１５内で凸部領域１６が占める密度差（縦凸条１７や横凸条１８の突出面積）は比較的抑えられたかたちとなっていることが明らかである。
【００２２】
平編領域１５（各小スペース２０）は、文字通り平編み（プレーン編み）によって形成されている。
これに対し、凸部領域１６（縦凸条１７及び横凸条１８）は、平編領域１５と編組織を異ならせた編みかたをすることによって形成されている。
すなわち、これら平編領域１５と凸部領域１６とは、同一糸で形成されていることになる。
凸部領域１６において、縦凸条１７や横凸条１８は、例えばフロート編組織やタック編組織等により形成されている。
【００２３】
なお、図５及び図６において、それぞれの上下方向が立体編み生地１０のウエール（編み目の縦列）を示しており、左右方向がコース（編み目の横列）を示している。
本実施形態において縦凸条１７は、凸を現す方とは裏面側となる面でウエール方向の全長にわたり形成するフロート編組織２３を２条以上横並べさせることによって***（図１、図３及び図４参照）させたものとした。
また横凸条１８は、凸を現す方とは裏面側となる面でウエール方向の一部に形成するフロート編組織２４をコース方向に複数本横並べさせつつ、このフロート編組織２４で縦凸条１７と縦凸条１７との相互間いっぱいに渡らせることによって全体的に***（図３及び図４参照）させたものとした。
【００２４】
図例では、各フロート編組織２４を１５個の連続ミスによって生じさせ、またこのフロート編組織２４を縦凸条１７相互間に１１本、横並べさせたものとしてある。
更に、これら横並べさせた各フロート編組織２４は、互いに隣り合うもの相互間においてウエール方向へ少しずつ（図例では２個のループずつとした）位置ズレされたものとしてある。これにより、上記したように横凸条１８が縦凸条１７に対して傾斜した形状を呈するようにさせてある。
【００２５】
なお、上記の説明から明らかなように、所定長さを有した複数本のフロート編組織２４を横並べさせることで横方向に長い横凸条１８を形成させているため、この横凸条１８は、縦凸条１７と比べると太く形成されていることになる。このことが、横凸条１８による肌へのマッサージ効果をより一層、強調させることに繋がる。
以上、説明したところから明らかなように、この立体編み生地１０を採用して成るインナーウェアー１では、これを着用した場合、平編領域１５内で凸部領域１６が占める密度差（縦凸条１７や横凸条１８の突出面積）は比較的抑えられていることに伴い、この凸部領域１６が肌と接触したときの面圧は高くなっている。
【００２６】
また、凸部形状が複雑で左右対称の傾斜した千鳥配置となっているため、着用者の様々な動きに対応できるものである。
そのため、それだけこの凸部領域１６による刺激感も強くなり、肌面へのマッサージ効果も高い効果が期待できるものとなる。このマッサージ効果により、血流の促進、神経やツボの刺激、脂肪の燃焼、肌の活性化などが図られ、痩せの効果を期待することにも繋がるものである。
なお、図７及び図８に示したインナーウェアー１において、腹部対応ゾーン８や尻部対応ゾーン１１と立体編み生地１０との間は、縫製等により継ぎ合わせるものではなく、編成過程の所定部位で編み方を異ならせるようにして連続させるのがよい。
【００２７】
これにより、インナーウェアー１としての一体化を図り、もって着心地や外観の向上、編成作業効率の高効率化、コストダウンなどが得られることとなる。
図９は、本発明に係るインナーウェアー１の第２実施形態を示している。
この第２実施形態のインナーウェアー１はパンティストッキングである。そして立体編み生地１０は、パンティ部で採用されている。
この立体編み生地１０についての構造、作用効果については上記した第１実施形態の場合と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
【００２８】
図１０は、本発明に係るインナーウェアー１の第３実施形態を示している。
この第３実施形態のインナーウェアー１はシャツである。そして、襟ぐりや裾まわり等の縁取り部分を除いて、そのシャツ全体に立体編み生地１０が採用されているものとしてある。
この立体編み生地１０についての構造、作用効果については上記した第１実施形態の場合と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
図１１乃至図１３は、本発明に係るインナーウェアー１の第４実施形態を示している。
【００２９】
この第４実施形態のインナーウェアー１は腹巻である。そして、上部ゴム帯部３０や下部ゴム帯部３１を除いて、その全体に立体編み生地１０が採用されているものとしてある。
この第４実施形態では、立体編み生地１０として、凸部領域１６内に形成される個々の小スペース２０が小さい細目サイズのもの（１０Ａ）と、個々の小スペース２０が大きい粗目サイズのもの（１０Ｂ）との二種類が採用されている。
これら細目サイズの立体編み生地１０（１０Ａ）と粗めサイズの立体編み生地１０（１０Ｂ）とは、縫い合わせによって結合されたものではなく、編み方を変えることで互いに一体的に編成されたものである。
【００３０】
粗目サイズの立体編み生地１０（１０Ｂ）は、腹巻としての下部側に位置付けられ且つ一周しない範囲で設けられ、それ以外の部分に細目サイズの立体編み生地１０（１０Ａ）が設けられ、これら全体で、上部径がややしぼんだ円筒形状を呈するようになっている。
粗めサイズの立体編み生地１０（１０Ｂ）の高さ寸法ｔは、上部ゴム帯部３０と下部ゴム帯部３１とを除いた腹巻の高さ寸法Ｔに対し、その半分以上を占めるようになっている（即ちＴ≦２ｔの関係）。
【００３１】
またこの粗めサイズの立体編み生地１０（１０Ｂ）が腹巻の周方向で一周しないことで、細目サイズの立体編み生地１０（１０Ａ）が腹巻の高さ寸法Ｔ全部に行き渡るようになる縦帯状部分３２は、着用者の背中位置に対応する位置付けとされる。
この縦帯状部分３２を背中位置へ向けるように、着用者へ注意を促すため、この縦帯状部分３２とは対称位置に、正面を現すタグ３３を設けてある。
このような構成とすることで、着用者の腹部に対するマッサージ効果がほどよく作用するようにしてある。
【００３２】
なお、細目サイズの立体編み生地１０（１０Ａ）における小スペース２０の大きさを、縦凸条１７の相互間隔（図２中のＷ寸法）で８ｍｍとし横凸条１８の相互間隔（図２中のＨ寸法）で３〜４ｍｍとしたのに対し、粗めサイズの立体編み生地１０（１０Ｂ）における小スペース２０の大きさを、縦凸条１７の相互間隔（図２中のＷ寸法）で１２ｍｍとし横凸条１８の相互間隔（図２中のＨ寸法）で５〜６ｍｍとした。
この立体編み生地１０自体の細部構造、作用効果については上記した第１実施形態の場合と略同様であるため、ここでの詳説は省略する。
【００３３】
ところで、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えばインナーウェアー１としては、上記の他、タンクトップ、キャミソール、ボディーウエア、パンツ、スパッツ、タイツ、腹巻等としても適用可能である。
従って、立体編み生地１０を使用する箇所としても何ら限定されるものではない。
【００３４】
立体編み生地１０に関する説明で記載した各部寸法や角度などの具体的数値は、適宜変更可能である。
【００３５】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る立体編み生地及びこの立体編み生地より成るインナーウェアーであれば、マッサージ効果を十分に得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図２のＣ部等に相当する斜視図である。
【図２】本発明に係るインナーウェアーで採用する立体編み生地の一例についてインナーウェアーとしてその内面へ向ける側の面を示した要部正面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線拡大断面図である。
【図４】図２のＢ−Ｂ線拡大断面図である。
【図５】図２中のＣ部に相当する編組織の模式図である。
【図６】図５中のＤ部に相当する編ループ拡大図である。
【図７】本発明に係る立体編み生地より成るインナーウェアーの第１実施形態を示した正面図である。
【図８】図７に対応する背面図である。
【図９】本発明に係る立体編み生地より成るインナーウェアーの第２実施形態を示した正面図である。
【図１０】本発明に係る立体編み生地より成るインナーウェアーの第３実施形態を示した正面図である。
【図１１】本発明に係る立体編み生地より成るインナーウェアーの第４実施形態を示した斜視図である。
【図１２】図１１に対応する側面図である。
【図１３】第４実施形態のインナーウェアーを着用した様子を着用者の背中側から示した斜視図である。
【符号の説明】
１インナーウェアー
１０立体編み生地
１５平編領域
１６凸部領域
１７縦凸条
１８横凸条
２０小スペース
２３フロート編組織
２４フロート編組織[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a three-dimensional knitted fabric and inner wear.
[0002]
[Prior art]
In the innerwear such as girdle, tank top, tights, pantyhose, etc., by providing fine irregularities on the inner surface of the inner wear that makes contact with the skin of the wearer, a massage effect is exerted on the convex part. Have been proposed (see, for example, Patent Document 1 to Patent Document 5).
In these innerwear, the convex portion on the inner surface side is a surface (wear outer surface) that is the back surface side from the one that reveals the convexity, and is partially tack-knitted in the flat knitting region that is the base (Patent Documents 1 and 2). 5) and a float knitting structure (corresponding to Patent Documents 3 and 4) and the like are incorporated and raised on the back side (wear inner surface).
[0003]
By the way, since such a convex part is formed with a tack knitting structure or a float knitting structure as described above, each one is very fine with a crease shape (thickness and toothpick Less than the extent).
And as for the method of providing this fine convex portion, a plurality of strips are provided in the form of being connected in a wavy shape or linear shape, which is scattered over almost the entire inner surface of the inner wear (corresponding to Patent Documents 1, 4, and 5). Patterns (equivalent to Patent Document 2), and patterns that are scattered in a zigzag pattern or checkered pattern (corresponding to Patent Document 3) after being formed into spots by being concentrated in a narrow area It was.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3207808 [Patent Document 2]
JP 2001-336001 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-146654 [Patent Document 4]
Japanese Patent No. 3209738 [Patent Document 5]
Japanese Patent Laid-Open No. 2003-13341
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional inner wear, as described above, various patterns such as a full pattern, a multi-row pattern, a spotted pattern, etc. have been devised as a method of providing a convex portion on the inner surface, The convex portions are in a dense state.
Therefore, for the wearer of this inner wear, the surface pressure when the convex portion comes into contact with the wearer is low, and the feeling of irritation due to this convex portion is reduced accordingly.
Naturally, if this irritation is poor, the intended massage effect is less effective.
[0006]
This invention is made | formed in view of the said situation, Comprising: It aims at providing the three-dimensional knitted fabric which made it possible to fully obtain a massage effect, and the innerwear which consists of this three-dimensional knitted fabric.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has taken the following measures.
That is, as shown in FIGS. 5 and 6, the three-dimensional knitted fabric 10 according to the present invention has a convex region 16 mixed in a flat knitted region 15 serving as a base. The effect of massage is effective.
Here, it is assumed that the convex region 16 has a knitting structure different from that of the flat knitting region 15 and is formed using the same yarn as the flat knitting region 15.
[0008]
And this convex part area | region 16 has the several vertical protrusion 17 and the several horizontal protrusion 18, and these are formed in the grid | lattice form as a whole.
The vertical ridges 17 are arranged side by side at a predetermined interval from each other while directing the longitudinal direction in the length direction of the wearer's body.
On the other hand, the lateral ridges 18 are arranged in parallel vertically with a predetermined interval in the direction in which the longitudinal ridges 17 are laterally connected to each other.
Accordingly, a cross-shaped small space 20 is defined by the intersection of the vertical ridges 17 and the horizontal ridges 18. The small spaces 20 are scattered throughout the convex region 16.
[0009]
Here, these small spaces 20 form a flat knitted region 15 in the convex region 16 as an overall unit. That is, this means “the convex region 16 is mixed in the flat knitted region 15”.
The horizontal ridges 18 are preferably arranged in a staggered manner on both sides with the vertical ridges 17 in the middle.
In addition, when the individual small spaces 20 are not stretched, their internal dimensions are held at 8 mm or more at the mutual intervals of the vertical ridges 17 and at 5 mm or more at the mutual intervals of the lateral ridges 18. It is preferable to have it.
[0010]
Due to such a configuration, the density difference occupied by the convex region 16 in the flat knitted region 15 (projection area of the vertical ridges 17 and the horizontal ridges 18) is relatively suppressed.
Accordingly, in the innerwear 1 employing the three-dimensional knitted fabric 10, the surface pressure when the vertical ridges 17 and the horizontal ridges 18 come into contact with the wearer becomes high, and accordingly the vertical ridges 17 are correspondingly increased. And the irritation caused by the lateral ridges 18 are also enhanced.
In the convex region 16, the vertical ridges 17 are raised by arranging two or more float knitted fabrics 23 that are formed over the entire length in the wale direction on the surface that is the back surface side of the convex surface. And it is sufficient.
[0011]
On the other hand, the lateral ridges 18 are arranged so that a plurality of float knitted structures 24 formed in a part in the wale direction are arranged side by side in the course direction on the surface on the back surface side from the side where the projections appear. It should be raised by letting it go all the way.
The lateral ridges 18 may be formed in a shape inclined with respect to the longitudinal ridges 17 by gradually shifting the float knitting structures 24 arranged side by side in the course direction in the wale direction. .
That is, in this case, the small spaces 20 for the flat knitted region 15 that are partitioned by the intersections of the vertical ridges 17 and the horizontal ridges 18 and are dotted in a grid pattern exhibit a parallelogram.
[0012]
On the other hand, in the innerwear 1 according to the present invention, the three-dimensional knitted fabric 10 is partly or entirely used with the convex region 16 facing inward. It should be provided in correspondence with places where fat is statistically easily attached (for example, around the thigh, around the upper arm, around the lower abdomen, etc.).
The innerwear 1 can be implemented as a shirt, camisole, bodywear, pants, girdle, spats, tights, pantyhose, and stomachband.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
7 and 8 show a first embodiment of an innerwear 1 made of a three-dimensional knitted fabric 10 according to the present invention.
The innerwear 1 of the first embodiment is a girdle, and FIG. 7 is shown from the front body side, and FIG. 8 is shown from the back body side.
In the inner wear 1, rubber bands 7 rich in stretchability are provided on the waist portion 5 and the left and right hem portions 6.
[0014]
Then, on the front body (FIG. 7) side, the three-dimensional knitted fabric 10 according to the present invention is adopted in a portion excluding the inverted triangular abdominal-corresponding zone 8 surrounded by the waist portion 5 and the left and right bikini lines. Yes.
In the abdomen-corresponding zone 8, convex stripes (the horizontal stripes 9 generated by the formation of the horizontal convex stripes in the longitudinal direction) are arranged on the inner surface at a predetermined interval in the vertical direction. A plurality of lines are formed, and a mild massage is performed on the wearer's abdomen. The horizontal ridges (see the horizontal stripes 9) are formed by the same knitting structure as the vertical ridges 17 (two or more float knitting structures 23) described later with reference to FIG.
[0015]
In addition, on the back body (FIG. 8) side, the bottom corresponding zone 11 which has a T-shape as a whole with a single horizontal character portion directly below the waist portion 5 and a single vertical character portion extending downward from the center of the left and right is excluded. In part, the three-dimensional knitted fabric 10 according to the present invention is employed.
That is, in the innerwear 1 of the first embodiment, the three-dimensional knitted fabric 10 is used so as to surround the base of the thigh including around the waist of the wearer.
1 to 6 show an example of the three-dimensional knitted fabric 10.
[0016]
2 is an enlarged front view of the main part of the surface of the three-dimensional knitted fabric 10 facing toward the inner surface of the innerwear 1, and FIG. 1 is a perspective view of FIG. It is.
3 is an enlarged sectional view taken along line AA in FIG. 2, FIG. 4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG. 2, FIG. 5 is a schematic diagram of a knitting structure corresponding to part C in FIG. FIG. 6 is an enlarged view of a knitting loop corresponding to a portion D in FIG. 5.
As is apparent from these drawings, in the three-dimensional knitted fabric 10, the surface facing the inner surface of the innerwear 1 is based on the flat knitted region 15, and the convex region 16 is mixed in the flat knitted region 15. It has been made.
[0017]
The convex region 16 has a plurality of vertical ridges 17 and a plurality of horizontal ridges 18.
The vertical ridges 17 are arranged side by side at a predetermined interval from each other while directing the longitudinal direction in the length direction of the wearer's body.
Here, the “length direction of the wearer's body” refers to the vertical direction of the wearer assuming that the wearer is standing. Accordingly, the portion corresponding to the wearer's torso corresponds to the direction of the spine, and the portion corresponding to the legs and arms corresponds to the longitudinal direction thereof.
[0018]
On the other hand, the lateral ridges 18 are juxtaposed vertically at a predetermined interval in a direction that laterally connects the longitudinal ridges 17 to each other. Accordingly, the portion corresponding to the wearer's torso corresponds to the waistline direction, and the portion corresponding to the foot or arm corresponds to the arm periphery direction or the foot periphery direction.
The plurality of vertical ridges 17 and the plurality of horizontal ridges 18 intersect with each other, so that the convex region 16 has a lattice shape as a whole. Therefore, in the convex region 16, a large number of small spaces 20 having a grid shape are defined by the vertical convex stripes 17 and the horizontal convex stripes 18.
[0019]
Such small spaces 20 are arranged so as to be scattered over the entire region in the convex region 16.
Therefore, these small spaces 20 form the flat knitting region 15 as an overall unit.
That is, the solid knitted fabric 10 is formed in the flat knitted region 15 from the shape of the convex region 16 (vertical ridge 17 and horizontal ridge 18) and the flat knitted region 15 (small space 20). It can be said that the convex region 16 is mixed.
[0020]
The horizontal ridges 18 are staggered on both sides with the vertical ridges 17 in the middle.
The lateral ridges 18 are not perpendicular to the longitudinal ridges 17 but are inclined. This inclination direction is set to be opposite to the left and right of the vertical ridge 17 as a center. In the illustrated example, the inclination angle (smaller one) formed by the vertical ridges 17 and the horizontal ridges 18 is 45 °.
For this reason, each of the small spaces 20 that are partitioned by the intersections of the vertical ridges 17 and the horizontal ridges 18 and are scattered in a grid pattern has a parallelogram shape.
[0021]
In the present embodiment, when each of the small spaces 20 is at the time of non-stretching of the fabric, the inner dimension thereof is maintained at 8 mm or more, preferably 10 mm or more in the mutual interval (W dimension in FIG. 2) of the vertical ridges 17. It was assumed.
In addition, it was assumed that the distance between the horizontal ridges 18 (H dimension in FIG. 2) was maintained at 5 mm or more.
Therefore, it is clear that the density difference occupied by the convex region 16 in the flat knitted region 15 (projection area of the vertical ridges 17 and the lateral ridges 18) is relatively suppressed.
[0022]
The flat knitting region 15 (each small space 20) is literally formed by flat knitting (plain knitting).
On the other hand, the convex region 16 (vertical ridges 17 and lateral ridges 18) is formed by knitting a flat knitted region 15 and a knitted structure different from each other.
That is, the flat knitting region 15 and the convex region 16 are formed of the same yarn.
In the convex region 16, the vertical ridges 17 and the lateral ridges 18 are formed by, for example, a float knitting structure, a tack knitting structure, or the like.
[0023]
5 and 6, the vertical direction of each indicates a wale (vertical row of stitches) of the three-dimensional knitted fabric 10, and the horizontal direction indicates a course (horizontal row of stitches).
In the present embodiment, the vertical ridges 17 are raised by arranging two or more float knitted structures 23 formed over the entire length in the wale direction on the surface that is the back surface side from the one on which the protrusions appear (FIGS. 1, 3 and (See FIG. 4).
Further, the lateral ridges 18 are formed so that a plurality of float knitted structures 24 formed in a part of the wale direction are arranged side by side in the course direction on the surface that is the back side from the one that expresses the bulges. The ridges 17 and the vertical ridges 17 were entirely raised by crossing over each other (see FIGS. 3 and 4).
[0024]
In the illustrated example, each of the float knitted fabrics 24 is generated by fifteen consecutive mistakes, and eleven float knitted fabrics 24 are arranged side by side between the vertical ridges 17.
Further, the float knitted fabrics 24 arranged side by side are shifted slightly in the wale direction between two adjacent ones (two loops in the illustrated example). Thereby, as mentioned above, the horizontal ridge 18 is made to exhibit the shape inclined with respect to the vertical ridge 17.
[0025]
As is clear from the above description, since a plurality of float knitted fabrics 24 having a predetermined length are arranged side by side to form a long horizontal protrusion 18 in the horizontal direction, this horizontal protrusion 18 Is thicker than the vertical ridges 17. This leads to further enhancing the massage effect on the skin by the lateral ridges 18.
As is apparent from the above description, in the innerwear 1 employing the three-dimensional knitted fabric 10, when this is worn, the density difference (vertical ridges) occupied by the convex region 16 in the flat knitted region 15 is worn. 17 and the protruding area of the lateral ridges 18 are relatively suppressed, and the surface pressure when the convex region 16 comes into contact with the skin is high.
[0026]
Moreover, since the convex shape is complicated and the zigzag arrangement is inclined symmetrically, it can cope with various movements of the wearer.
Therefore, the stimulation feeling by this convex part area | region 16 becomes strong, and the effect that the massage effect on the skin surface is high can be expected. This massage effect promotes blood flow, stimulates nerves and acupoints, burns fat, activates skin, and the like, and leads to expectation of a thinning effect.
In the innerwear 1 shown in FIGS. 7 and 8, the abdomen-corresponding zone 8, the buttocks-corresponding zone 11, and the three-dimensional knitted fabric 10 are not joined together by sewing or the like, but at a predetermined part of the knitting process. It is better to keep the knitting method different.
[0027]
As a result, the inner wear 1 can be integrated, thereby improving the comfort and appearance, increasing the efficiency of the knitting work, reducing costs, and the like.
FIG. 9 shows a second embodiment of the innerwear 1 according to the present invention.
The innerwear 1 of this second embodiment is pantyhose. The three-dimensional knitted fabric 10 is employed in the panty part.
Since the structure and operational effects of the three-dimensional knitted fabric 10 are substantially the same as those of the first embodiment described above, detailed description thereof is omitted here.
[0028]
FIG. 10 shows a third embodiment of the innerwear 1 according to the present invention.
The innerwear 1 of this third embodiment is a shirt. The three-dimensional knitted fabric 10 is adopted for the entire shirt except for the borders such as the neckline and the hem.
Since the structure and operational effects of the three-dimensional knitted fabric 10 are substantially the same as those of the first embodiment described above, detailed description thereof is omitted here.
11 to 13 show a fourth embodiment of the innerwear 1 according to the present invention.
[0029]
The inner wear 1 of this fourth embodiment is a belly band. And the three-dimensional knitted fabric 10 is adopted as the whole except for the upper rubber band 30 and the lower rubber band 31.
In the fourth embodiment, the three-dimensional knitted fabric 10 has a small size (10A) in which each small space 20 formed in the convex region 16 is small, and a coarse size (10A) in which each small space 20 is large ( 10B) are used.
These fine-size three-dimensional knitted fabric 10 (10A) and coarse-sized three-dimensional knitted fabric 10 (10B) are not joined by stitching, but are knitted together by changing the knitting method. is there.
[0030]
The coarse-size three-dimensional knitted fabric 10 (10B) is located on the lower side as a stomach band and is provided in a range that does not go around, and the fine-size three-dimensional knitted fabric 10 (10A) is provided in the other portions. In addition, the upper diameter has a slightly hollow cylindrical shape.
The height dimension t of the three-dimensional knitted fabric 10 (10B) having a coarse size occupies more than half of the height dimension T of the stomach band excluding the upper rubber band portion 30 and the lower rubber band portion 31. (That is, the relationship of T ≦ 2t).
[0031]
Further, since this coarsely sized solid knitted fabric 10 (10B) does not go round in the circumferential direction of the belly wrap, the fine sized solid knitted fabric 10 (10A) extends over the entire height T of the belly wrap. 32 is a position corresponding to the back position of the wearer.
In order to alert the wearer so that the vertical strip portion 32 is directed to the back position, a tag 33 that faces the front is provided at a position symmetrical to the vertical strip portion 32.
By setting it as such a structure, the massage effect with respect to a wearer's abdominal part acts moderately.
[0032]
In addition, the size of the small space 20 in the three-dimensional knitted fabric 10 (10A) of the fine size is set to 8 mm in the mutual spacing (W dimension in FIG. 2) of the vertical ridges 17 (in FIG. 2). The size of the small space 20 in the coarse knitted fabric 10 (10B) is determined by the mutual spacing of the vertical ridges 17 (W dimension in FIG. 2). The distance between the lateral ridges 18 (H dimension in FIG. 2) was 5 to 6 mm.
The detailed structure and operational effects of the three-dimensional knitted fabric 10 itself are substantially the same as in the case of the first embodiment described above, and a detailed description thereof will be omitted here.
[0033]
By the way, this invention is not limited to each above-mentioned embodiment, It can change suitably according to embodiment.
For example, the innerwear 1 can be applied to tank tops, camisoles, bodywear, pants, spats, tights, stomachbands, etc. in addition to the above.
Therefore, the place where the three-dimensional knitted fabric 10 is used is not limited at all.
[0034]
Specific numerical values such as dimensions and angles described in the description of the three-dimensional knitted fabric 10 can be appropriately changed.
[0035]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the three-dimensional knitted fabric according to the present invention and the innerwear made of the three-dimensional knitted fabric can sufficiently obtain a massage effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view corresponding to part C of FIG.
FIG. 2 is a front view of an essential part showing a surface facing an inner surface as inner wear for an example of a three-dimensional knitted fabric employed in inner wear according to the present invention.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG. 2;
FIG. 5 is a schematic diagram of a knitting structure corresponding to part C in FIG. 2;
6 is an enlarged view of a knitting loop corresponding to a portion D in FIG.
FIG. 7 is a front view showing a first embodiment of innerwear made of a three-dimensional knitted fabric according to the present invention.
FIG. 8 is a rear view corresponding to FIG. 7;
FIG. 9 is a front view showing a second embodiment of innerwear made of a three-dimensional knitted fabric according to the present invention.
FIG. 10 is a front view showing a third embodiment of innerwear made of a three-dimensional knitted fabric according to the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing a fourth embodiment of innerwear made of a three-dimensional knitted fabric according to the present invention.
12 is a side view corresponding to FIG. 11. FIG.
FIG. 13 is a perspective view showing a state where the inner wear of the fourth embodiment is worn from the back side of the wearer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Inner wear 10 Three-dimensional knitted fabric 15 Flat knitting area | region 16 Convex part area | region 17 Vertical ridge 18 Horizontal ridge 20 Small space 23 Float knitting structure 24 Float knitting structure

Claims

ベースとなる平編領域（１５）内に編組織を異ならせるだけで同一糸を用いて形成した凸部領域（１６）が混在されてこの凸部領域（１６）で肌面へのマッサージ効果を奏効させる立体編み生地において、
上記凸部領域（１６）は、身体の丈方向へ長手方向を向けつつ互いに所定間隔をおいて横へ並設される複数本の縦凸条（１７）と、これら縦凸条（１７）の相互間を横繋ぎする方向で互いに所定間隔をおいて縦へ並設される複数本の横凸条（１８）とを有して全体で格子状に形成されており、
これら縦凸条（１７）と横凸条（１８）との交差によって区画され升目状に点在する小スペース（２０）の全体のまとまりとして平編領域（１５）が確保されており、
個々の小スペース（２０）における非伸張時の内方寸法が縦凸条（１７）の相互間隔で８ｍｍ以上に保持されていると共に横凸条（１８）の相互間隔で５ｍｍ以上に保持されていることを特徴とする立体編み生地。A convex region (16) formed by using the same yarn is mixed in the flat knitting region (15) as a base, and a massage effect on the skin surface is provided by this convex region (16). In the three-dimensional knitted fabric to be effective,
The convex region (16) includes a plurality of vertical ridges (17) arranged side by side at predetermined intervals while being directed in the longitudinal direction in the body height direction, and the vertical ridges (17). It has a plurality of lateral ridges (18) arranged in parallel vertically at a predetermined interval in the direction of laterally connecting each other, and is formed in a lattice shape as a whole,
The flat knitting region (15) is secured as a whole of the small spaces (20) which are partitioned by the intersection of the vertical ridges (17) and the horizontal ridges (18) and are scattered in a grid pattern,
The inward dimension of each small space (20) at the time of non-expansion is maintained at 8 mm or more at the interval between the longitudinal ridges (17) and at least 5 mm at the interval between the lateral ridges (18). three-dimensional knit fabric and said that you are.

前記凸部領域（１６）において、縦凸条（１７）は、凸を現す方とは裏面側となる面でウエール方向の全長にわたり形成するフロート編組織（２３）を２条以上横並べさせることによって***させたものであり、
これに対して横凸条（１８）は、凸を現す方とは裏面側となる面でウエール方向の一部に形成するフロート編組織（２４）をコース方向で複数本横並べさせつつ縦凸条（１７）相互間いっぱいに渡らせることによって***させたものであって、尚かつこの横凸条（１８）は、コース方向で横並べさせるフロート編組織（２４）相互がウエール方向へ少しずつ位置ズレされることで縦凸条（１７）に対して傾斜した形状になっており、
これらにより縦凸条（１７）と横凸条（１８）との交差によって区画され升目状に点在する平編領域（１５）用の小スペース（２０）が平行四辺形を呈していることを特徴とする請求項１記載の立体編み生地。 In the convex region (16), the vertical ridges (17) are arranged such that two or more float knitted fabrics (23) formed over the entire length in the wale direction are formed on the surface that is the back side with respect to the direction of the projections. Is raised by
On the other hand, the lateral ridge (18) is vertically convex while arranging a plurality of float knitted fabrics (24) formed in a part of the wale direction on the surface on the back surface side from the one on which the projection appears. The ridges (17) are raised by crossing over each other, and the lateral ridges (18) are arranged side by side in the course direction. It is in a shape inclined with respect to the vertical ridge (17) by being displaced,
Thus, the fact that the small space (20) for the flat knitted region (15), which is partitioned by the intersection of the vertical ridges (17) and the horizontal ridges (18) and is dotted in a grid, exhibits a parallelogram. The three-dimensional knitted fabric according to claim 1 .

請求項１乃至請求項２のいずれかに記載の立体編み生地（１０）が凸部領域（１６）を内向きにして一部又は全面的に使用されていることを特徴とするインナーウェアー。An innerwear, wherein the three-dimensional knitted fabric (10) according to any one of claims 1 to 2 is partially or entirely used with the convex region (16) facing inward.

前記立体編み生地（１０）が大腿まわり、二の腕まわり、下腹部周辺に対応させて設けられていることを特徴とする請求項３記載のインナーウェアー。 The innerwear according to claim 3, wherein the three-dimensional knitted fabric (10) is provided so as to correspond to a thigh circumference, a second arm circumference, and a lower abdomen circumference .

前記インナーウェアー（１）がシャツ、キャミソール、ボディーウエア、パンツ、ガードル、スパッツ、タイツ、パンティストッキング、腹巻であることを特徴とする請求項３又は請求項４記載のインナーウェアー。 The innerwear (1) according to claim 3 or 4 , characterized in that the innerwear (1) is a shirt, camisole, bodywear, pants, girdle, spats, tights, pantyhose, abdomen.