JP4046287B2 - 洗浄殺菌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療器具などを洗浄殺菌する洗浄殺菌装置に関する。
医療現場で使用されているハサミやメス等の医療器具は、使用後に洗浄と殺菌とを充分に行なう必要がある。ここで、医療器具の洗浄殺菌に用いられている従来の洗浄殺菌装置の一例を図3に基づいて説明する。この洗浄殺菌装置は被洗浄物である医療器具(図示せず)を収納する筐体1を有し、この筐体1内には、医療器具を入れたバスケットが載置される載置台2と、この載置台2の上下に位置する回転式のノズル3と、筐体1内の空気を温めるヒーター(図示せず)と、ヒーターで温められた空気を載置台2上に載置された医療器具に向けて送風するファン(図示せず)とが設けられている。
前記筐体1の側面部には、水道水を供給する水道水パイプ4と、熱水又は高温蒸気を供給する熱水パイプ5と、洗剤タンク(図示せず)から洗剤を供給する洗剤パイプ6とが接続されている。水道水パイプ4の途中には電磁弁4aが設けられ、熱水パイプ5の途中には電磁弁5aが設けられ、洗剤パイプ6の途中には洗剤供給ポンプ6aが設けられている。
前記筐体1の底面部には、筐体1内に供給された洗浄液である水道水、水道水と洗剤とが混合された洗浄液、熱水等を筐体1外へ流出させるための流出パイプ7が接続されている。この流出パイプ7はその先端部で二股に分岐され、一方は洗浄液や熱水等を前記ノズル3へ導く導水パイプ8とされ、他方は、洗浄液や熱水等を排水する排水パイプ9とされている。流出パイプ7の途中には、この流出パイプ7内を流れる洗浄液や熱水中に含まれるゴミを除去するフィルター7aが設けられ、導水パイプ8の途中には二個の電磁弁8a,8bと循環ポンプ8cとが設けられ、排水パイプ9の途中には電磁弁9aが設けられている。
前記電磁弁4a,5a,8a,8b,9a、前記ポンプ6a,8c、筐体1内に溜まった洗浄液や熱水等が所定量に達したことを検知するレベルスイッチ10、ヒーター、ファンなどは、マイクロコンピュータを利用した制御部(図示せず)に接続されている。
このような洗浄殺菌装置による医療器具の洗浄殺菌の手順を説明する。まず、筐体1の蓋(図示せず)を開け、医療器具を入れたバスケットを載置台2に載せ、蓋を閉める。なお、この状態では、全ての電磁弁4a,5a,8a,8b,9aは閉弁され、ポンプ6a,8cは停止している。
筐体1の蓋を閉めた後にスタート釦を押すと、電磁弁4aが開弁されて水道水が筐体1内に供給されるとともに、洗剤供給ポンプ6aが駆動されて洗剤が筐体1内に供給され、筐体1内には水道水と洗剤とが混合された洗浄液が溜まる。筐体1内に溜まった洗浄液が所定量に達したことがレベルスイッチ10で検知されると、この検知結果に基づいて電磁弁4aが閉弁され、洗剤供給ポンプ6aが停止され、電磁弁8a,8bが開弁され、循環ポンプ8cが駆動される。
これにより、筐体1内に溜まった洗浄液が流出パイプ7内と導水パイプ8内とを流れてノズル3から噴射され、筐体1内に収納されている医療器具が洗浄液により洗浄される。ノズル3から洗浄液が噴射されると、その反力によってノズル3が回転する。この洗浄が所定時間行なわれると、電磁弁8a,8bが閉弁されるとともに循環ポンプ8cの駆動が停止され、さらに、電磁弁9aが開弁される。これにより、医療器具の洗浄に用いられた洗浄液が流出パイプ7と排水パイプ9とを通って排水される。
なお、洗浄液による洗浄は、水道水と洗剤とを混合して洗浄液をつくるとき、水道水とともに熱水パイプ5から熱水を供給することにより洗浄液の温度を調節し、例えば40℃程度の低温水の洗浄液で主に蛋白質の凝固を防ぎながら血液などの蛋白質を除去する予備洗浄と、60℃程度の洗浄液で主に油脂を除去する本洗浄とに分けて二段階で行なう場合もある。また、洗浄液による洗浄後に、水道水のみをノズル3から噴射して医療器具のすすぎ洗浄を行なう場合もある。
洗浄液、又は、すすぎ水が排水され、電磁弁9aが閉弁された後、電磁弁5aが開弁されて熱水パイプ5から熱水又は高温蒸気が筐体1内に供給される。そして、筐体1内に供給された熱水が所定量に達したことがレベルスイッチ10により検知されると、電磁弁5aが閉弁されて熱水の供給が停止されるとともに電磁弁8a,8bが開弁され、循環ポンプ8cが駆動される。そして、筐体1内に溜まった熱水がノズル3から筐体1内に収納された医療器具に向けて回転を伴って噴射され、医療器具の殺菌が行なわれる。
熱水の噴射による医療器具の殺菌が所定時間行なわれた後、循環ポンプ8cの駆動が停止され、熱水が排水パイプ9から排水される。熱水が排水された後、ヒーターとファンとが駆動され、ヒーターで加熱された空気が洗浄殺菌された医療器具に向けてファンにより送風され、医療器具が乾燥することにより一連の洗浄殺菌処理が終了する。
実願平3−64473号(実開平5−15952号)のマイクロフィルム
図3に示した洗浄殺菌装置では、医療器具の殺菌を熱水又は高温蒸気を用いて行なっているため、ゴム製又は樹脂製などの耐熱性が低い医療器具では、熱変形を起こしやすい。このような熱変形を防止するためには、熱水又は高温蒸気の温度を下げなければならず、熱水又は高温蒸気の温度を下げることにより殺菌性能が低下する。
このため、ゴム製又は樹脂製の医療器具については、充分な殺菌を行なうためには手間がかかること、及び、充分な殺菌を行なうことが困難なことから、使い捨てにしている場合が多く、ゴム製又は樹脂製の医療器具の購入費用が膨大になっている。
本発明は、耐熱性の低い被洗浄物についても確実に洗浄殺菌することができる洗浄殺菌装置を提供することを目的とする。
本発明の洗浄殺菌装置は、被洗浄物を収納する筐体と、前記筐体内に収納された被洗浄物に向けて洗浄液とオゾン水とを噴射させるためのノズルと、前記筐体内に洗浄水を供給し、供給された洗浄液を循環ポンプで循環させて前記ノズルから噴射させ、前記筐体内に収納された被洗浄物を洗浄液で洗浄する洗浄機構と、前記筐体内にオゾン水を供給し、供給されたオゾン水を前記循環ポンプで循環させて前記ノズルから噴射させ、前記筐体内に収納された被洗浄物をオゾン水で殺菌するオゾン水殺菌機構と、を備え、前記ノズルから噴射させるオゾン水の圧力を0.05Mpa以下であって、かつ、前記ノズルから噴射させる洗浄液の圧力よりも低くするようにした。
本発明の洗浄殺菌装置によれば、ノズルから噴射させるオゾン水の圧力を0.05Mpa以下であって、かつ、ノズルから噴射させる洗浄液の圧力よりも低くするようにしたので、オゾンがオゾン水から気液分離することによるオゾン水のオゾン濃度の低下を防止することができ、したがって、オゾン水による殺菌効果を維持することができる。
本発明の参考例を図1に基づいて説明する。なお、図3において説明した部分と同じ部分は同じ符号を用いて説明する。本参考例の洗浄殺菌装置は、被洗浄物である医療器具(図示せず)を洗浄殺菌する装置であり、洗浄殺菌する医療器具を収納する筐体11を有し、この筐体11内には、医療器具を入れたバスケットが載置される載置台2と、この載置台2の上下に位置する回転式のノズル3と、筐体1内の空気を温めるヒーター(図示せず)と、ヒーターで温められた空気を載置台2上に載置された医療器具に向けて送風するファン(図示せず)とが設けられている。
前記筐体11の側面部には、水道水を供給する水道水パイプ4と、温水を供給する温水パイプ12と、洗剤タンク(図示せず)から洗剤を供給する洗剤パイプ6と、オゾン水製造装置13で製造されたオゾン水が供給されるオゾン水パイプ14が接続されている。前記オゾン水製造装置13へは、水道水を供給する水道水パイプ15と、酸素ガスタンク(図示せず)から酸素ガスを供給する酸素ガスパイプ16が接続されている。水道水パイプ4の途中には電磁弁15aが設けられ、水道水パイプ15の途中には電磁弁4aが設けられ、温水パイプ12の途中には電磁弁12aが設けられ、酸素ガスパイプ16の途中には電磁弁16aが設けられ、洗剤パイプ6の途中には洗剤供給ポンプ6aが設けられている。
前記筐体11の底面部には、筐体11内に供給された水道水と温水と洗剤又は温水と洗剤とが混合された洗浄液、オゾン水等を筐体11外へ流出させるための流出パイプ7が接続されている。この流出パイプ7はその先端部で二股に分岐され、一方は洗浄液やオゾン水を前記ノズル3へ導く導水パイプ8とされ、他方は、洗浄液やオゾン水を排水する排水パイプ9とされている。流出パイプ7の途中には、この流出パイプ7内を流れる洗浄液やオゾン水中に含まれるゴミを除去するフィルター7aが設けられ、導水パイプ8の途中には二個の電磁弁8a,8bと循環ポンプ8cとが設けられ、排水パイプ9の途中には電磁弁9aが設けられている。
ここで、この洗浄殺菌装置には、載置台2上に載置された医療器具を洗浄液で洗浄する洗浄機構17と、洗浄された医療器具をオゾン水で殺菌するオゾン水殺菌機構18とが設けられている。洗浄機構17は、水道水パイプ4、温水パイプ12、洗剤パイプ6、流出パイプ7、導水パイプ8、ノズル3、電磁弁4a,12a,8a,8b、洗剤供給ポンプ6a、循環ポンプ8cにより構成されている。オゾン水殺菌機構18は、水道水パイプ15、酸素ガスパイプ16、オゾン水製造装置13、オゾン水パイプ14、電磁弁15a,16aにより構成されている。
前記電磁弁4a,8a,8b,9a,12a,15a、前記ポンプ6a,8c、前記ヒーター及びファン、筐体11内に溜まった洗浄液やオゾン水が所定量に達したことを検知するレベルスイッチ10,19などは、マイクロコンピュータを利用した制御部(図示せず)に接続されている。
このような構成において、この洗浄殺菌装置による医療器具の洗浄殺菌の手順を説明する。まず、筐体11の蓋(図示せず)を開け、医療器具を入れたバスケットを載置台2に載せ、蓋を閉める。なお、この状態では、全ての電磁弁4a,8a,8b,9a,12a,15a,16aは閉弁され、ポンプ6a,8c、ヒーター、ファン等は、停止している。
筐体11の蓋を閉めた後にスタート釦を押すと、電磁弁4a,12aが開弁されて水道水と温水とが筐体11内に供給されるとともに洗剤供給ポンプ6aが駆動されて洗剤が筐体11内に供給され、筐体11内には水道水と温水と洗剤とが混合された低温水(例えば、40℃)の洗浄液が溜まる。筐体11内に溜まった洗浄液が所定量に達したことがレベルスイッチ10で検知されると、この検知結果に基づいて電磁弁4a,12aが閉弁され、洗剤供給ポンプ6aが停止され、電磁弁8a,8bが開弁され、循環ポンプ8cが駆動される。
これにより、筐体11内に溜まった低温水の洗浄液が流出パイプ7内と導水パイプ8内とを流れてノズル3から噴射されるとともにその噴射の反力でノズル3が水平面内で回転し、載置台2上に載置されている医療器具が洗浄される。この洗浄では、主に、医療器具に付着した血液などの蛋白質が除去される。この洗浄が所定時間行なわれると、電磁弁8a,8bが閉弁されるとともに循環ポンプ8cの駆動が停止され、さらに、電磁弁9aが開弁され、医療器具の洗浄に用いられた低温水の洗浄液が流出パイプ7内と排水パイプ9内とを流れて排水される。
この洗浄工程で、オゾン水を使用してもよく、これにより、排水された洗浄液中に含まれる菌も殺菌でき、病院設備内の排水処理が軽減される。
低温水の洗浄液が排水された後、電磁弁12aが開弁されて温水が筐体11内に供給されるとともに洗剤供給ポンプ6aが駆動されて洗剤が筐体11内に供給され、筐体11内には温水と洗剤とが混合された高温(例えば、60℃)の洗浄液が溜まる。筐体11内に溜まった洗浄液が所定量に達したことがレベルスイッチ10で検知されると、この検知結果に基づいて電磁弁12aが閉弁され、洗剤供給ポンプ6aが停止され、電磁弁8a,8bが開弁され、循環ポンプ8cが駆動される。
これにより、筐体11内に溜まった高温の洗浄液が流出パイプ7内と導水パイプ8内とを流れてノズル3から噴射されるとともにその噴射の反力でノズル3が水平面内で回転し、載置台2上に載置されている医療器具が洗浄される。この洗浄では、主に、医療器具に付着した油脂が除去される。この洗浄が所定時間行なわれると、電磁弁8a,8bが閉弁されるとともに循環ポンプ8cの駆動が停止され、さらに、電磁弁9aが開弁され、医療器具の洗浄に用いられた高温の洗浄液が流出パイプ7内と排水パイプ9内とを流れて排水される。
以上のようにして温度の異なる洗浄液で二段階の洗浄を行なった後、オゾン水殺菌機構18による殺菌を行なう。この殺菌工程では、電磁弁15a,16aが開弁されてオゾン水製造装置13内に水道水と酸素ガスとが供給され、オゾン水製造装置13内でオゾン水が製造され、製造されたオゾン水が筐体11内へ供給される。
筐体11内に溜まったオゾン水が所定量に達したことがレベルスイッチ19で検知されると、その検知結果に基づいて電磁弁15a,16aが閉弁され、オゾン水の供給が停止される。オゾン水がレベルスイッチ19で検知されたときには、載置台2上に載置された医療器具は筐体11内に溜まったオゾン水に浸漬されており、医療器具がオゾン水に浸漬された状態を所定時間(例えば、10〜20分)維持することによりオゾン水による医療器具の殺菌を行なう。このオゾン水による医療器具の殺菌を、医療器具をオゾン水中に浸漬させることにより行なうため、オゾン水が医療器具の隅々まで入り込み、医療器具の隅々まで殺菌を行なえる。
オゾン水による医療器具の殺菌が所定時間行なわれた後、電磁弁9aが開弁され、オゾン水が排水パイプ9から排水される。オゾン水が排水された後、ヒーターとファンとが駆動され、ヒーターで加熱された空気が洗浄殺菌された医療器具に向けてファンにより送風され、医療器具が乾燥することにより一連の洗浄殺菌処理が終了する。
なお、本参考例では、温水を供給する温水パイプ12を備えた洗浄殺菌装置を例に挙げて説明したが、このような温水パイプ12を設けず、筐体11内に水道水を加熱するヒーターを設け、このヒーターで水道水を加熱することにより洗浄液の温度を適宜調節するようにしてもよい。
また、本参考例において、オゾン水による殺菌を行なう直前に、水道水のみをノズル3から噴射して医療器具のすすぎ洗浄を行なうようにしてもよい。
さらに、オゾン水による殺菌を終了して乾燥工程に移る前に、医療器具に対してノズル3から防錆剤を散布する機構を設けることも有効である。
つぎに、本発明の実施の一形態を図2に基づいて説明する。なお、図1において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。本実施の形態の洗浄殺菌装置は、基本的な構造は図1に示した洗浄殺菌装置と同じであり、洗浄後の医療器具をオゾン水で殺菌するオゾン水殺菌機構20の構成が異なる。
筐体11の底面部には流出パイプ7が接続され、流出パイプ7の先端部は導水パイプ8と排水パイプ9とに分岐されている。導水パイプ8の途中には二個の電磁弁8a,8bと循環ポンプ8cとが設けられ、さらに、循環ポンプ8cの回転数を下げるためのインバータ21が設けられている。
ここで、この洗浄殺菌装置には、載置台2上に載置された医療器具を洗浄液で洗浄する洗浄機構17と、洗浄された医療器具をオゾン水で殺菌するオゾン水殺菌機構20とが設けられている。洗浄機構17は、参考例と同じように、水道水パイプ4、温水パイプ12、洗剤パイプ6、流出パイプ7、導水パイプ8、ノズル3、電磁弁4a,12a,8a,8b、洗剤供給ポンプ6a、循環ポンプ8cにより構成されている。オゾン水殺菌機構20は、水道水パイプ15、酸素ガスパイプ16、オゾン水製造装置13、オゾン水パイプ14、流出パイプ7、導水パイプ8、電磁弁8a,8b,15a,16a、循環ポンプ8c、インバータ21により構成されている。
前記電磁弁4a,8a,8b,9a,12a,15a、前記ポンプ6a,8c、前記ヒーター及びファン、筐体11内に溜まった洗浄液やオゾン水が所定量に達したことを検知するレベルスイッチ10、インバータ21などは、マイクロコンピュータを利用した制御部(図示せず)に接続されている。
このような構成において、この洗浄殺菌装置による医療器具の洗浄殺菌の手順は、上述した参考例の洗浄殺菌装置による洗浄殺菌の手順とほぼ同じである。異なる点は、オゾン水を用いた殺菌工程であり、この殺菌工程についてのみ説明する。
筐体11内の載置台2上に洗浄殺菌しようとする医療器具を載置し、温度の異なる洗浄液で二段階の洗浄を行ない、この洗浄後にオゾン水殺菌機構20による殺菌を行なう。この殺菌工程では、電磁弁15a,16aが開弁されてオゾン水製造装置13内に水道水と酸素ガスとが供給され、オゾン水製造装置13内でオゾン水が製造され、製造されたオゾン水が筐体11内へ供給される。
筐体11内に溜まったオゾン水が所定量に達したことがレベルスイッチ10で検知されると、その検知結果に基づいて電磁弁15a,16aが閉弁され、オゾン水の供給が停止される。さらに、電磁弁8a,8bが開弁され、循環ポンプ8cが駆動される。
これにより、筐体11内に溜まったオゾン水が流出パイプ7内と導水パイプ8内とを流れてノズル3から噴射されるとともにその噴射の反力でノズル3が水平面内で回転し、載置台2上に載置されている医療器具が殺菌される。なお、このときの循環ポンプ8cは、ノズル3から洗浄液を噴射する場合と比較してインバータ21により回転数が下げられており、ノズル3から噴射されるオゾン水の圧力が0.05Mpa以下にされている。ノズル3からオゾン水を噴射させることによる医療器具の殺菌が所定時間行なわれた後、電磁弁8a,8bが閉弁されるとともに循環ポンプ8cの回転とが停止され、さらに、電磁弁9aが開弁され、オゾン水が流出パイプ7内と排水パイプ9内とを流れて排水される。
オゾン水が排水された後、ヒーターとファンとが駆動され、ヒーターで加熱された空気が洗浄殺菌された医療器具に向けてファンにより送風され、医療器具が乾燥することにより一連の洗浄殺菌処理が終了する。
ここで、本実施の形態の洗浄殺菌装置では、洗浄液をノズル3から医療器具に噴射することにより医療器具の洗浄を行なっているため、ノズル3から噴射された洗浄液が医療器具に勢い良く当たることにより医療器具に付着した汚れをノズル水圧で除去でき、洗浄液による洗浄効果が高くなる。また、オゾン水をノズル3から噴射するとき、インバータ21で循環ポンプ8cの回転数を下げ、ノズル3から噴射されるオゾン水の圧力を0.05Mpa以下とすることにより、オゾンがオゾン水から気液分離することによるオゾン水のオゾン濃度の低下を防止でき、オゾン水による殺菌効果を維持できる。
なお、本実施の形態では、ノズル3からオゾン水を噴射するときには、インバータ21で循環ポンプ8cの回転数を下げる場合を例に挙げて説明したが、循環ポンプ8cにバイパスラインを設け、このバイパスラインを電磁弁でオン・オフさせ、循環ポンプ8cの吐出圧を変化させるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、洗浄液の噴射とオゾン水の噴射とを同じノズル3を共用して行なう場合を例に挙げて説明したが、洗浄液を噴射するノズルとオゾン水を噴射するノズルとを別個に設けてもよい。
本発明の参考例を示す概略図である。 本発明の実施の一形態を示す概略図である。 従来例を示す概略図である。
符号の説明
3 ノズル
11 筐体
17 洗浄機構
18,20 オゾン水殺菌機構

Claims (3)

  1. 被洗浄物を収納する筐体と、
    前記筐体内に収納された被洗浄物に向けて洗浄液とオゾン水とを噴射させるためのノズルと、
    前記筐体内に洗浄水を供給し、供給された洗浄液を循環ポンプで循環させて前記ノズルから噴射させ、前記筐体内に収納された被洗浄物を洗浄液で洗浄する洗浄機構と、
    前記筐体内にオゾン水を供給し、供給されたオゾン水を前記循環ポンプで循環させて前記ノズルから噴射させ、前記筐体内に収納された被洗浄物をオゾン水で殺菌するオゾン水殺菌機構と、
    を備え、前記ノズルから噴射させるオゾン水の圧力を0.05Mpa以下であって、かつ、前記ノズルから噴射させる洗浄液の圧力よりも低くするようにした、ことを特徴とする洗浄殺菌装置。
  2. 洗浄液を循環させるときの前記循環ポンプの回転数よりもオゾン水を循環させるときの前記循環ポンプの回転数を下げ、これによって、前記ノズルから噴射させる洗浄液の圧力よりも前記ノズルから噴射させるオゾン水の圧力を低くするようにした、ことを特徴とする請求項1記載の洗浄殺菌装置。
  3. 前記循環ポンプにバイパスラインを設け、このバイパスラインを電磁弁でオン・オフさせて前記循環ポンプの吐出圧を変化させ、これによって、前記ノズルから噴射させる洗浄液の圧力よりも前記ノズルから噴射させるオゾン水の圧力を低くするようにした、ことを特徴とする請求項1記載の洗浄殺菌装置。
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