JP4044491B2 - 文字入力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、辞書を参照して文字入力を変換する文字入力変換装置に関し、特に、携帯端末装置で用いられる文字入力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話機等の携帯端末装置においては、電子メール送受機能が備えられており、電子メールを送信する際、ユーザが文字入力変換装置によって仮名文字の入力を行うと、文字入力変換装置では仮名文字の入力に応じて、辞書等を参照して仮名文字に応じた単語等の文字列を順次表示部に表示し、ユーザが表示された仮名文字列から所望のものを選択すると、当該仮名文字を、選択された文字列に変換する(通常文字変換機能)。
【0003】
ところで、文字入力変換装置においては、仮名文字の入力に応じて表示する文字列の表示順序が予め規定されており、このため、所望の文字列がなかなか表示部に表示されないことがあり、ユーザにとっては、文字列の検索が面倒となってしまう。このような不具合に対処するため、ユーザが最近選択した文字列を、入力した仮名文字と対応付けて変換候補として自動登録し、新たに仮名文字の入力を行う際に、同一の仮名文字が入力されると、登録した変換候補の表示順を早くして、所望の文字列を早期に検索できるようにして、文字入力変換の煩わしさを低減するようにした学習機能と呼ばれるものがある。また、変換候補が使用されるとその都度カウンタ値をアップさせて、次回同一の仮名文字が入力されると、カウンタ値の大きい変換候補順に変換候補を表示するようにした使用頻度変換機能もある。さらには、仮名文字の一部が入力された時点で、文字列を予測して変換候補を表示する予測変換機能がある。
【0004】
一方、電子メールの送信の際、電子メールに住所、名前、又はメールアドレス等の署名を付加して送信することが行われており、例えば、文字情報送信時の署名データの付加/非付加を設定すると、署名データの付加/非付加の設定に応じて発信者番号の通知/非通知をするようにしたものがあり、この署名データとして住所、名前、メールアドレス、会社名、役職、年令、趣味の少なくとも1つを含むようにしたものがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−318858公報(段落(0005)〜段落(0009)、第1図及び第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の学習機能又は使用頻度変換機能によって、変換候補表示順序が早い扱いとなる文字列においては、これら変換候補はユーザの使用頻度が高い文字列である関係上、ユーザのプライバシーに関する内容を含むことも多く、前述のように学習機能又は使用頻度変換機能によって特定の文字列の表示順が早くなっても、検索自体は容易になるものの、ユーザ以外の人間にも容易に変換候補として表示されてしまうために、その文字列が閲覧されてしまい、ユーザのプライバシーに関する情報が容易に漏洩してしまうという課題がある。
【0007】
このようなプライバシーの漏洩は、特許文献1のように、住所、名前、メールアドレス、会社名、役職、年令、趣味の少なくとも1つを署名データとして相手側に送るようにした機能を有する携帯端末装置においても、当然に発生することである。つまり、特許文献1においては、署名データの漏洩に対する保護がなされておらず、送信者及び受信者以外の人間に、ユーザのプライバシーに関する署名データが漏洩してしまうことがあるという課題がある。
【0008】
本発明の目的は、仮名文字の入力に応じて文字列を変換候補として登録するとともに、これら変換候補の漏洩を防止することのできる文字入力変換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、入力手段と、結果を表示する表示手段とを備え、前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換するとともに結果を前記表示手段にて出力する文字入力変換装置において、
電子メールの宛先を少なくとも含む宛先情報を複数格納する宛先情報格納手段と、
前記宛先情報のそれぞれに対し、第1のモ一ドと第2のモードのいずれかを設定するモード設定手段と、
前記文字列を記憶する記憶手段と、
電子メール作成時に、前記仮名文字の入力が行われると対応する文字列を変換候補として表示するとともに前記入力手段により文字列の決定が行われた際、前記電子メールの宛先が第1のモードに設定されていると判断すると、当該文字列を第1変換候補(例えば通常変換候補)として前記記憶手段に記憶し、前記電子メールの宛先が第2のモードに設定されていると判断すると、当該文字列を第2変換候補(例えば特殊変換候補)として前記記憶手段に記憶させる制御手段とを有し、
前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換する際、前記第1のモードにあるときには前記第1変換候補のみに基づいて候補を表示し、前記第2のモードにあるときには前記第2変換候補を含む候補に基づいて変換候補を表示するよう制御することを特徴とする文字入力変換装置が得られる。
【0010】
本発明では、前記制御手段は、電子メール作成時に前記入力手段により入力された仮名文字に対する変換候補を表示する際に、前記電子メールの宛先が、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれに設定されているか判断する制御手段であるのがよい。
【0011】
また、本発明では、前記制御手段は、
前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換を行う際、前記第2のモードに設定されていると判断すると、前記第1変換候補及び前記第2変換候補を表示手段にて表示するように制御する制御手段であるのもよい。
【0013】
なお、例えば、前記第2のモードは、認証が取れなければ通信を行うべき相手の宛先情報の出力指示がなされた際に限定的に出力手段に出力するシークレットモード、前記第1のモードは認証を行うこと無しに前記宛先情報の出力指示がなされた際に全て出力手段に出力する非シークレットモードである。
【0014】
さらに、本発明によれば、入力手段と、結果を表示する表示手段とを備え、前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換するとともに結果を前記表示手段にて出力する文字入力変換装置において、
第1のモードと第2のモードのいずれかを設定するモード設定手段と、
前記文字列を記憶する記憶手段と、
前記仮名文字の入力が行われると対応する文字列を変換候補として表示するとともに前記入力手段により文字列の決定が行われた際に、決定された変換候補の使用頻度を監視しておき、当該使用頻度に基づいて変換候補の表示順序を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、前記第1のモードにおける変換候補の使用頻度と前記第2のモードにおける変換候補の使用頻度とのそれぞれについて監視しており、前記入力手段により仮名文字が入力されて変換候補を表示する際に、前記監視結果に基づいて、第1モードと第2のモードにおける変換候補の表示順序を異ならせることを特徴とする文字入力変換装置が得られる。
【0015】
本発明では、前記制御手段は、電子メール作成時に、仮名文字を文字列に変換する際、前記電子メールの宛先が前記第2のモードに設定されていると判断すると、当該文字列を当該宛先毎に特殊変換候補として前記記憶手段に記憶させる。
【0016】
本発明では、前記制御手段は、電子メール作成時に、入力された仮名文字を文字列に変換を行う際、前記電子メールの宛先が第2のモードに設定されていると判断すると、特殊変換候補及び通常変換候補を出力手段にて出力する。さらに、前記制御手段は、電子メール作成時に、入力された仮名文字を文字列に変換を行う際、前記電子メールの宛先が第1のモードに設定されていると判断すると、通常変換候補のみを出力手段にて出力する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0018】
図1を参照して、本発明による文字入力変換装置は、例えば、携帯電話機等の携帯通信端末装置に用いられるものであるが、携帯通信端末装置以外であっても、仮名文字の入力に応じて辞書を参照して文字列を順次表示して、表示された文字列からユーザが所望の文字列を選択すると、当該仮名文字の入力に対して文字入力変換を行う機能を有する情報処理装置等においても用いることができるものである。
【0019】
図示の携帯通信端末装置は、送受信部11、制御部12、判定部13、記憶部14、表示部15、操作部16、及び文字変換部17を備えており、送受信部11にはアンテナ11aが備えられている。操作部16は複数の操作キー及び文字入力キー(ともに図示せず)を有し、制御部12では操作キー又は文字入力キーの操作に応じて、後述するようにして送受信部11、判定部13、記憶部14、表示部15、及び文字変換部17を制御する。
【0020】
まず、ユーザが電子メールを送信しようとする際の一般的な操作について説明する。操作キーによってメール送信モードを選択すると、制御部12は表示部15上に文字入力画面を表示する。そして、ユーザが文字入力キーによって仮名文字の入力を行うと、文字変換部17では仮名文字の入力に応じて、辞書(図示せず)を参照して順次仮名文字入力に応じた文字列を表示する。
【0021】
ユーザが操作キーを操作して、所望の文字列を選択・決定すると、制御部12では当該文字列を選択文字列として決定する。このようにして、ユーザは順次仮名文字入力を行って、文字列を選択し、送信メール文章を完成することになり、送信メール文章が完成すると、ユーザは操作キーを操作してメール宛先を指定し、送信ボタンを押すと、制御部12は送受信部11を制御して、送信メール文書を、アンテナ11aを介して宛先に送信する。
【0022】
なお、アンテナ11aを介して送受信部11で受信メールを受信すると、制御部12では、表示部15上に受信メールを表示する。
【0023】
ところで、ユーザが使用する頻度が高い文字列を変換候補として予め登録しておき、電子メール送信の際、仮名文字の入力が行われると、変換候補から検索を行うようにすれば、ユーザは所望の文字列を容易にしかも早く検索できることになる。ここでは、図1及び図2を参照して、ユーザが仮名文字入力の変換・登録を行う際の操作について説明する。
【0024】
ユーザが、文字列を変換候補として登録する際には、前述のようにして、仮名文字入力を行うと、制御部12では、入力された仮名文字に対して後述する変換候補が記憶部14に登録されているか否かを調べて、登録されてないと、制御部12は文字変換部17を起動し、文字変換部17では辞書を参照して、表示部15上に文字列を表示する。そして、ユーザは、表示部15上に表示された文字列から所望の文字列を選択することになる(ステップS1:文字変換操作)。
【0025】
このようにして、文字列が選択されると、制御部12では、判定部13を制御してシークレットモードがオンになっているか否かを判定する(ステップS2:シークレットモード)。このシークレットモードは、例えば、操作キー(シークレットキー)によって設定され、シークレットモードの設定解除の際には暗証番号(ID番号)の入力を行う必要がある。つまり、ここでは、操作部16及び制御部12がモード設定手段である。
【0026】
シークレットモードがオンである(第2のモード)と判定されると、制御部12では、選択文字列にシークレットフラグを付与して、特殊変換候補(シークレット化変換候補)として記憶部14に登録する(ステップS3:シークレット化登録)。一方、判定部13でシークレットモードがオフである(第1のモード)と判定されると、制御部12では、選択文字列をそのままの状態で通常変換候補として記憶部14に登録することになる(ステップS4:通常登録)。
【0027】
例えば、図3(a)に示すように、シークレットモードをオフとして、「今日もいい天気です。教室から見える京都公園も、桜が満開です。」という文章を編集したとすると、判定部13でシークレットモードがオフであると判定され、制御部12では、図3(b)に示すように、記憶部14に、「今日」、「天気」、「教室」、「見える」、「京都公園」、「桜」、及び「満開です」という文字列をそれぞれの読み(つまり、仮名文字)に対応付けて通常変換候補として記憶部14に登録されることになる。なお、図3(b)において、×印は、非シークレット登録である旨を示す非シークレット登録フラグである。
【0028】
一方、ユーザがプライバシーに関する文字列であるとして、シークレットモードを選択的にオンとして、図3(c)に示すように、「今日、京セラ資材の京セラ太郎さんに△△部品を納入予定」という文章を編集したとすると、判定部13でシークレットモードがオンであると判定され、制御部12では、図3(d)に示すように、記憶部14に、「京セラ資材」、「京セラ太郎」、「△△部品」、及び「納入予定」という文字列を、それぞれの読みに対応付けてシークレット化変換候補として記憶部14に追加登録することになる。なお、図3(d)において、○印は、シークレット登録である旨を示すシークレット登録フラグである。
【0029】
次に、図4を参照して、操作部16から仮名文字入力が行われると、制御部12では文字変換部17を起動する前に、記憶部14を検索して、当該仮名文字入力に応じた変換候補(シークレット化変換候補及び通常変換候補)が記憶部14に存在するか否かを調べる(ステップS5:文字変換操作)。変換候補が記憶部14に存在すると、制御部12では判定部13を制御して、シークレットモードがオンとなっているか否かを判定する(ステップS6:シークレットモード)。
【0030】
シークレットモードがオンであると判定されると、制御部12では、仮名文字入力に対応する全ての変換候補(シークレット化変換候補及び通常変換候補)を読み出して、表示部15に表示する(ステップS7)。なお、シークレットモードがオンである際には、シークレット化変換候補のみを表示するようにしてもよい。
【0031】
一方、シークレットモードがオフであると判定されると、制御部12では、仮名文字入力に対応する通常変換候補を読み出して、表示部15に表示する(ステップS8)。なお、記憶部14に、仮名文字入力に対応した変換候補が存在しないと、文字変換部17が起動されて、前述のようにして、仮名文字の変換が行われ、図2で説明したようにして、記憶部14への登録が行われることになる。
【0032】
例えば、シークレットモードをオフとして、操作部16から「きょ」を入力すると、判定部13でシークレットモードがオフであると判定され、制御部12では、図5(a)に示すように、「きょ」という読みを有する非シークレット登録フラグが付与された「今日」、「教室」、及び「京都公園」という文字列(つまり、通常変換候補)を表示部15に表示する。
【0033】
一方、シークレットモードをオンとして、操作部16から「きょ」を入力すると、判定部13でシークレットモードがオンであると判定され、制御部12では、図5(b)に示すように、「きょ」という読みを有する非シークレット登録フラグ及びシークレットフラグが付与された「今日」、「教室」、「京都公園」、「京セラ資材」、及び「京セラ太郎」という文字列(つまり、シークレット化変換候補及び通常変換候補)を表示部15に表示することになる。
【0034】
このようにして、シークレットモードがオンとして文字列をシークレット化変換候補として登録した後、シークレットモードをオフとすれば、シークレット化変換候補は表示部15に表示されず、従って、ID番号が付与されたユーザ以外の人間は、シークレット化された状態下では、仮名文字入力の変換を行ったとしてもシークレット化変換候補を表示させることができず、プライバシーに関わる情報等が外部に漏洩することを防止できることになる。
【0035】
次に、図1及び図6を参照して、電子メール作成送信を行う際における変換候補の登録について説明する。記憶部14には、宛先情報格納領域が規定されており、この宛先情報格納領域には電子メールの宛先を少なくとも含む宛先情報が複数格納されている。ユーザが、電子メールの送信を行う際、前述のように、仮名文字入力を行うと、制御部12では、後述するようにして、メール宛先毎に変換候補が記憶部14に登録されているか否かを調べて、変換候補が登録されていないと、制御部12は文字変換部17を起動し、文字変換部17では辞書を参照して、表示部15上に文字列を表示する。
【0036】
そして、ユーザは、表示部15上に表示された文字列から所望の文字列を選択することになる(ステップS9:文字変換操作)。このようにして、文字列が選択されると、制御部12では、判定部13を制御して、当該メールの宛先を判定する(ステップS10:宛先)。
【0037】
ユーザは、宛先に応じて変換候補をシークレットするか否かを決定することができ、宛先設定を行うと、制御部12では自動的に当該宛先に対応する変換候補をシークレット化変換候補とする(つまり、宛先設定を行うと、制御部12ではシークレットモードをオンして(第2のモードとして)当該宛先に対応する変換候補をシークレット化変換候補とすることになる)。
【0038】
これによって、宛先が設定された変換候補はシークレット化変換候補となり、宛先が設定されない変換候補は通常変換候補となる(つまり、宛先設定が行われないと、制御部12ではシークレットモードをオフして(第1のモードとして)当該宛先に対応する変換候補を通常変換候補とすることになる)。図示の例では、宛先”A”及び”B”に対応する変換候補がシークレット化変換候補であり、他の宛先に対応する(つまり、宛先が設定されていない)変換候補は通常予測変換候補であるものとする。
【0039】
ステップS10において、宛先が宛先”A”であると判定されると、制御部12では、選択文字列にシークレット登録フラグを付与して、宛先”A”用のシークレット化変換候補として記憶部14に登録する(ステップS11:宛先”A”シークレット化登録)。また、ステップS10において、宛先が宛先”B”であると判定されると、制御部12では、選択文字列にシークレット登録フラグを付与して、宛先”B”用のシークレット化変換候補として記憶部14に登録する(ステップS12:宛先”B”シークレット化登録)。
【0040】
一方、判定部14で宛先が宛先”A”及び”B”でないと判定されると、制御部12では、選択文字列をそのままの状態で通常変換候補として記憶部14に登録することになる(ステップS13:通常登録)。
【0041】
例えば、宛先指定を行わないで、前述の図3(a)に示すように、電子メール作成編集を行うと、図3(b)に示す文字列が記憶部14に通常変換候補として登録されることになる(なお、ここでは、×印は宛先指定無を示す)。
【0042】
一方、メール宛先を宛先”A”として、前述の図3(c)に示すように、電子メール作成編集を行うと、図3(d)に示す文字列が記憶部14に宛先”A”用のシークレット化変換候補として追加登録される(なお、ここでは、○印は宛先”A”用のシークレット化予測変換候補であることを示す)。
【0043】
次に、図7を参照して、前述のように、電子メール作成の際、操作部16から仮名文字入力が行われると(ステップS14:メール作成中文字変換操作)、制御部12では文字変換部17を起動する前に、記憶部14を検索して、メール宛先毎に当該仮名文字入力に応じた変換候補が記憶部14に存在するか否かを調べることになる(ステップS15:宛先)。
【0044】
いま、メール宛先が宛先”A”であれば、判定部13ではメール宛先がシークレートモードオン(第2のモード)に設定されていると判定し、制御部12は記憶部14をアクセスして、宛先”A”用の変換候補から仮名文字入力に応じた変換候補(シークレット化変換候補)を読み出して、当該変換候補を表示部15に表示するとともに通常変換候補(宛先指定無変換候補)から仮名文字入力に応じた通常変換候補を読み出して表示部15に表示する(ステップS16)。
【0045】
同様にして、メール宛先が宛先”B”であれば、判定部13ではメール宛先がシークレートモードオンに設定されていると判定し、制御部12は記憶部14をアクセスして、宛先”B”用の変換候補から仮名文字入力に応じた変換候補(シークレット化変換候補)を読み出して、当該変換候補を表示部15に表示するとともに通常変換候補から仮名文字入力に応じた通常変換候補を読み出して表示部15に表示する(ステップS17)。
【0046】
前述のように、宛先”A”及び”B”用の変換候補は、シークレット化変換候補であるから、当然のことながら、シークレットモードがオフであれば、記憶部14から読み出されず、従って、表示部15に表示されることはない。
【0047】
なお、メール宛先が宛先”A”及び”B”でなければ、判定部13ではメール宛先がシークレートモードオフ(第1のモード)に設定されていると判定し、制御部12は記憶部14をアクセスして、通常変換候補から仮名文字入力に応じた通常変換候補を読み出して、当該通常変換候補を表示部15に表示することになる(ステップS18)。
【0048】
例えば、メール宛先を指定せずに、メール作成編集を行う際に、操作部16から「きょ」を入力すると、判定部13で宛先無し(その他)であると判定され、制御部12では、前述の図5(a)に示すように、「きょ」という読みを有する宛先指定無が付与された「今日」、「教室」、及び「京都公園」という文字列を変換候補として表示部15に表示する。
【0049】
一方、メール宛先を宛先”A”として指定し(この際には、シークレットモードがオンとされる)、メール作成編集を行う際に、操作部16から「きょ」を入力すると、判定部13でメール宛先が宛先”A”であると判定され、制御部12では、前述の図5(b)に示すように、「きょ」という読みを有する宛先指定無及び宛先”A”用の変換候補を表示部15に表示することになる(なお、宛先”A”用の変換候補のみを表示するようにしてもよい)。
【0050】
このようにして、宛先に応じて変換候補をシークレット化して登録するようにしたため、宛先指定がある際には、シークレットモードがオンでないと、シークレット化変換候補は表示部15に表示されず、従って、ID番号が付与されたユーザ以外の人間がシークレット化された変換候補を閲覧することができず、プライバシーに関わる情報等が外部に漏洩することを防止できることになる。さらに、宛先毎に変換候補を登録するようにしたため、変換候補の検索を速くすることが可能となる。
【0051】
ところで、文字変換部17には使用頻度カウンタ(図示せず)が備えられており、例えば、メール作成編集の際(つまり、仮名文字変換の際)、記憶部14から選択された変換候補毎の使用頻度をカウントしており、このカウント値に応じて表示部15に変換候補を表示する際の表示順序を変更するようにしている。
【0052】
ここで、シークレット化変換候補については使用頻度をシークレットモードのオン/オフ毎にカウントする。これによって、シークレット化変換候補については、シークレットモードがオフの状態では、表示部15に表示されにくくなる。
【0053】
上述の説明から明らかなように、制御部12、判定部13、記憶部14、表示部15、操作部16、及び文字変換部17が文字入力変換装置として機能する。また、制御部12及び判定部13が制御手段として機能する。さらに、記憶部14が宛先情報格納手段及び記憶手段として機能することになる。
【0054】
上述のシークレットモードとは、例えば、登録済みの通信相手の名前、電話番号、メールアドレス等のアドレス情報を一覧表示する際に、予めシークレットモードとして指定した通信相手に関しては表示を禁止するモードのことである。また、アドレス帳の各々に対してシークレット設定を行うことができる。いずれの場合においても、シークレットとは、予め定められた暗証番号を入力し、その一致の取れた場合にのみ、アドレス帳を全て表示可能とする。一致の取れなかった場合には、あたかもアドレス帳にそのようなアドレス情報が登録されていないかのように振舞う機能である。さらに、メールの送受や、発信・着信履歴に関しても、このようなシークレット設定がなされることもある。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シークレットモードがオンされるか(つまり、第1のモードであるか)又は宛先が指定されないと、特殊変換候補(シークレット化変換候補)が出力手段に出力されず、ユーザ以外の人間がシークレット化された変換候補を閲覧することができない。この結果、ユーザのプライバシーに関わる情報等が外部に漏洩することを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による文字入力変換装置が用いられる携帯通信端末装置の一例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す携帯通信端末装置において仮名文字入力変換結果を登録する際の動作を説明するためのフロー図である。
【図3】 図2に示す文字入力変換結果の登録の具体例を説明するための図であり、(a)はシークレットモードオフの編集文章(メール)の一例を示す図、(b)は通常登録(非シークレット登録)の一例を示す図、(c)はシークレットモードオンの編集文書(メール)の一例を示す図、(d)はシークレット登録の一例を示す図である。
【図4】 図1に示す携帯通信端末装置において登録された変換候補を表示する際の動作を説明するためのフロー図である。
【図5】 図4に示す変換候補の表示の具体例を説明するための図であり、(a)はシークレットモードオフの際の変換候補の表示の一例を示す図、(b)はシークレットモードオンの際の変換候補の表示の一例を示す図である。
【図6】 図1に示す携帯通信端末装置において、メール作成の際の宛先指定有無に応じて仮名文字入力変換結果を登録する際の動作を説明するためのフロー図である。
【図7】 図1に示す携帯通信端末装置において、メール作成の際の宛先指定有無に応じた変換候補の表示動作を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
11 送受信部
12 制御部
13 判定部
14 記憶部
15 表示部
16 操作部
17 文字変換部

Claims (5)

  1. 入力手段と、結果を表示する表示手段とを備え、前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換するとともに結果を前記表示手段にて出力する文字入力変換装置において、
    電子メールの宛先を少なくとも含む宛先情報を複数格納する宛先情報格納手段と、
    前記宛先情報のそれぞれに対し、第1のモ一ドと第2のモードのいずれかを設定するモード設定手段と、
    前記文字列を記憶する記憶手段と、
    電子メール作成時に、前記仮名文字の入力が行われると対応する文字列を変換候補として表示するとともに前記入力手段により文字列の決定が行われた際、前記電子メールの宛先が第1のモードに設定されていると判断すると、当該文字列を第1変換候補として前記記憶手段に記憶し、前記電子メールの宛先が第2のモードに設定されていると判断すると、当該文字列を第2変換候補として前記記憶手段に記憶させる制御手段とを有し、
    前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換する際、前記第1のモードにあるときには前記第1変換候補のみに基づいて候補を表示し、前記第2のモードにあるときには前記第2変換候補を含む候補に基づいて変換候補を表示するよう制御することを特徴とする文字入力変換装置。
  2. 前記制御手段は、電子メール作成時に前記入力手段により入力された仮名文字に対する変換候補を表示する際に、前記電子メールの宛先が、前記第1のモードと前記第2のモードとのいずれに設定されているか判断する制御手段であることを特徴とする請求項に記載の文字入力変換装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換を行う際、前記第2のモードに設定されていると判断すると、前記第1変換候補及び前記第2変換候補を表示手段にて表示するように制御する制御手段であることを特徴とする請求項に記載の文字入力変換装置。
  4. 入力手段と、結果を表示する表示手段とを備え、前記入力手段により入力された仮名文字を文字列に変換するとともに結果を前記表示手段にて出力する文字入力変換装置において、
    第1のモードと第2のモードのいずれかを設定するモード設定手段と、
    前記文字列を記憶する記憶手段と、
    前記仮名文字の入力が行われると対応する文字列を変換候補として表示するとともに前記入力手段により文字列の決定が行われた際に、決定された変換候補の使用頻度を監視しておき、当該使用頻度に基づいて変換候補の表示順序を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1のモードにおける変換候補の使用頻度と前記第2のモードにおける変換候補の使用頻度とのそれぞれについて監視しており、前記入力手段により仮名文字が入力されて変換候補を表示する際に、前記監視結果に基づいて、第1モードと第2のモードにおける変換候補の表示順序を異ならせることを特徴とする文字入力変換装置。
  5. 前記第2のモードは、認証が取れなければ通信を行うべき相手の宛先情報の出力指示がなされた際に限定的に出力手段に出力するシークレットモード、前記第1のモードは認証を行うこと無しに前記宛先情報の出力指示がなされた際に全て出力手段に出力する非シークレットモードであることを特徴とする請求項1から4いずれか一項に記載の文字入力変換装置。
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