JP4042524B2 - 渦電流式減速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制動補助装置としてバスやトラック等の大型自動車に取り付けられ、特に制動トルクの向上を可能とする渦電流式減速装置の強磁性板を備えた渦電流式減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、長い降坂時等において安定した減速を行い、フットブレーキの使用回数を減少させて、ライニングの異常摩耗やフェード現象を防止すると共に、制動停止距離の短縮を目的として、バスやトラック等の大型自動車にフットブレーキや排気ブレーキに加えて渦電流式減速装置が取り付けられるようになってきた。
【0003】
この渦電流式減速装置は、現在では制動時に通電を必要としない永久磁石式のものが主流となっており、以下の4つの方式がある。
▲1▼ 例えば図6に示すような、回転軸1に取り付けられ、制動時、渦電流を内部に生じるドラム型の部材(以下、「ロータ」という。)2aの内周面側に、非磁性の支持体3間にその周方向に所定の間隔を存して配置した強磁性板(以下、「ポールピース」という。)4群を介して、前記ポールピース4と同じ間隔でN極、S極を周方向に交互に配置した永久磁石5群をその外周面に取り付けた強磁性の磁石支持リング6を配置し、この磁石支持リング6を前記永久磁石5群がポールピース4群と全面対向する位置から全面離脱する位置までアクチュエータ7によってケース8内を進退可能に設けた軸スライド方式(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
▲2▼ 例えば図7に示すような、ロータ2aの内周面側にこれを対向して配置した磁石支持リング6を、前記ポールピース4と磁石支持リング6の外周面に取り付けた永久磁石5とが重なり合う位置と、一つの永久磁石5が隣接するポールピース4を跨いで半分ずつ重なり合う位置とを、選択できるように旋回移動可能に設けた単列旋回方式(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
▲3▼ 例えば図8に示すような、外周面にその周方向に沿って所定の間隔でN極、S極を交互に配置した永久磁石群を有する磁石支持リングを2個並列に配置し、一方の磁石支持リングは固定で(以下、「固定支持リング6a」という。)、他方の磁石支持リングは所定角度回動可能に構成し(以下、「可動支持リング6b」という。)、可動支持リング6bの旋回移動によって、可動支持リング6bの永久磁石5bと隣合う固定支持リング6aの永久磁石5aが同極となる位置と、隣合う可動支持リング6bの永久磁石5bと固定支持リング6aの永久磁石5aが異極になる位置とを選択できるように構成した複列旋回方式(例えば、特許文献3参照。)。
【0006】
▲4▼ 例えば図9に示すような、回転軸1に取り付けられたディスク型のロータ2bと対向する位置に、非磁性の支持体3の間にその周方向に所定の間隔を存して配置したポールピース4群を介して、前記ポールピース4と同じ間隔でN極、S極を周方向に交互に配置した永久磁石5群を側面に取り付けた強磁性の磁石支持リング6を配置し、この磁石支持リング6を前記永久磁石5群がポールピース4群と全面対向する位置から全面離脱する位置までアクチュエータ7によってケース内を進退可能に設けたディスク型ロータによる軸スライド方式。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−234043号公報
【特許文献2】
特開平1−298948号公報
【特許文献3】
特開平4−12659号公報
【0008】
ところで、上記したような渦電流式減速装置にあっては、いずれの方式であっても、ポールピース4と永久磁石5,5a,5bが全面対向する制動時には、磁石支持リング6と、隣接する永久磁石5,5a,5b及び隣接するポールピース4と、ロータ2a,2b間で磁気回路が形成され、ロータ2a,2bには永久磁石5,5a,5bからの磁力線が作用して渦電流が発生し、制動トルクが発生する。
【0009】
そして、この制動力を効率良く発生させるためには、前記磁気回路を構成する磁力線が磁気飽和することなくロータ2a,2bに対して全て入力することが重要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、ポールピース4の形状は略直方体で、内周側の回転(円周)方向長さは、図10に示すように、永久磁石5の外周面長さと略同一であったため、前記制動時に形成される磁気回路は、図10に細線で示したように、制動時にロータ2aの回転方向に引きずられた形で歪曲し、磁力線がポールピース4の回転の進行方向に向かって前方側(以下、単に「回転前方側」という。)に集中することになる。そしてこの磁力線が集中するポールピース4の回転前方側では磁気飽和状態となって磁気洩れを起こし、ロータ2aに達する磁束が弱くなって、制動トルクが低下するという欠点があった。
【0011】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、制動時における磁力線の流れを最適に維持できるポールピースを用いて制動トルクの向上を図ることのできる渦電流式減速装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、単列旋回方式の渦電流式減速装置の永久磁石と対向して配置されるポールピースの主面上方から見た投影形状におけるロータの回転方向に直交する幅を、制動時のロータの回転の進行方向に向かって前方側、あるいは、後方側で広げ、端部において永久磁石の幅よりも広くしている。ここで、ポールピースの主面とは、ポールピースの表面うち、最も広い表面積を有する面をいい、例えば蒲鉾型では湾曲した一面が主面である。主面上方とは、前記定義に基づく主面の中心から鉛直に伸びた軸上の方向を示す。
【0013】
このようにポールピースの回転前方側をその後方側よりも広げることにより、ロータの回転で引きずられた磁力線がポールピースの回転前方側に集中しても、磁気飽和することなくロータに流れることになる。一方、ポールピースの回転後方側をその前方側よりも広げることによりロータからポールピースへの磁力線の流入が安定し、ポールピースから永久磁石への流れが多くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る渦電流式減速装置は、永久磁石と対向して配置され、その主面上方から見た投影形状が、制動時の回転前方側、または、回転後方側で広げ、端部において永久磁石の幅よりも広くしたポールピース、あるいは回転前方側と回転後方側の両方に広げ、両端部において永久磁石の幅よりも広くしたポールピースを備えたものである。
【0015】
本発明において、そのロータの制動時の回転方向に直交する幅を回転前方側及び/又は回転後方側に広げるのは、ポールピースの主面上方から見た投影形状であって、例えば、図2のようにその外周面形状のみを広げたものとは異なる。
【0016】
図2は、その外周面すなわちロータとの対向面11が回転前方側に広がるよう、T字状に加工したものである。このポールピース4の場合の主面は永久磁石との対面12である。従って、この図2に示したポールピース4は、外周面の形状が回転前方側に広がっているのみで、「主面上方から見た投影形状」すなわち、ポールピース4の永久磁石との対向面12側から光を照射し、映し出される影に相当する形状は、長方形である。
【0017】
図1は、本発明の制動時におけるポールピース4と永久磁石5の位置関係とその際の磁力線を模式的に示した図である。なお、図1では判り易いようにポールピース4と永久磁石5の間隔を大きくして示している。
この図1において、ポールピース4の紙面上方にロータが位置し、今矢印X方向にロータが回転している。制動時であるために永久磁石5と対向する位置にポールピース4が位置している。なお、ポールピース4には永久磁石5の大きさを2点鎖線で表示した。
【0018】
ポールピース4の表面上に付した一点鎖線Y方向は、ロータの回転する矢印X方向と直交する方向であり、本発明で言うところのポールピース4の幅を示す方向である。ロータの回転は矢印Xのx0 からx1 に向かって進行しており、この進行方向に向かって前方すなわち一点鎖線Y方向より紙面左側(x1 側)は回転前方側といい、前記進行方向に向かって「後ろの方向」すなわち紙面右側(x0 側)は回転後方側である。
【0019】
図1(a)は、永久磁石5から発しポールピース4を通過してロータに向かう磁力線を細線で示している。
ロータが矢印X方向に回転しているために、磁力線がポールピース4を通過してロータに向かう過程で回転の進行方向に引きずられ、ポールピース4の回転前方側に集中する。しかしながら、ポールピース4の主面上方から見た投影形状の幅が、回転前方側に広がるポールピース4を採用した本発明に係る渦電流式減速装置によれば、その広がり部にも磁力線が分散するのでポールピース4の回転前方側での磁気飽和が防止され、ポールピース4からロータへの磁力線が略完全に流れ、制動トルクが向上する。
【0020】
また、図1(b)は、ロータからポールピース4の回転後方側を通過して永久磁石5に戻る磁力線を細線で示している。
制動時、ポールピース4からロータに入った磁力線が、再びロータからポールピース4に戻る過程で、主面上方から見た投影形状が、回転後方側に広がるポールピース4を採用した本発明に係る渦電流式減速装置によれば、制動時、ロータからポールピース4に流入する磁力線が広がり部分からも流入し、これら磁力線が略完全に永久磁石に流れて制動トルクが向上する。
【0021】
さらに、ポールピース4の主面上方から見た投影形状の幅が回転前方側および回転後方側の両方に広がるポールピース4を採用した本発明に係る渦電流式減速装置によれば、上記の相乗効果により、より一層、制動トルクが向上する。
【0022】
特に、ポールピース4片の厚さが薄くなると、磁気飽和が生じ易くなるが、回転前方側や回転後方側にその幅を広げたポールピース4の採用で、その広がりの部分で磁力線が確保できて磁気飽和を防止でき、ポールピース4からロータへの、また、ロータからポールピース4への磁力線の流入が多くなり、すなわち、ポールピース4とロータ間の磁力線の流れが多くなることにより、このポールピース4を採用した本発明の電流式減速装置は制動トルクが向上するという作用効果が発揮される。しかも、幅広がりはロータの回転の進行方向(矢印X方向)でないから、磁力線がポールピース4同士を短絡して流れることによる制動トルクの低下も発生しない。
【0023】
【実施例】
以下、本発明に係る渦電流式減速装置のポールピースを模式的に示した図面に基づいて説明する。
図3は、ポールピースの主面上方から見た投影形状の幅が、回転前方側に向かって次第に広がるか、又は、前方側の一部で広がっている例を示し、
図4は、同じく回転後方側に向かって次第に広がるか、又は、後方側の一部で広がっている例を示し、
図5は、同じく回転前方側および回転後方側に向かってそれぞれ次第に広がるか、又は、それぞれ一部で広がっている例を示す。
【0024】
図3は、制動時に矢印X方向にロータが回転している状態でのポールピース4をその主面の中心鉛直線上の上方から見た投影形状で、回転前方側が広がるように形成した実施例を示した図である。4はポールピースを、4aはその幅方向の広がり部を、また、5は永久磁石を、前記主面上方から見た投影形状でポールピース4との相関を示している。紙面中央縦線Yを境にして紙面右側が回転後方側、紙面左側が回転前方側を示す。
【0025】
図3の(a)は、永久磁石5と略同面積のポールピース4における回転前方側の一部である端部に三角形状の広がり部(斜線で示す部分)4aを紙面の上下に対称に設けた例である。前記主面上方から見た投影形状が永久磁石5と略同面積の四角形状の従来のポールピース4に比べ、この(a)に示した本発明に係るポールピース4では、前記三角形状の広がり部4aの面積だけ大きくすることで、ポールピース4における回転前方側での制動時における磁気の飽和を防止している。
【0026】
(b)は、(a)の三角形状の広がり部4aに代えて、回転前方側全体が前方側に向かって次第に広がるような広がり部4aにした例である。この場合も広がり部4aを紙面の上下に対称に設け、回転前方側において広がり部4aだけその面積が大きくなり、制動時における磁気飽和を防いでいる。
【0027】
(c)は、ポールピース4の回転後方側の端面から回転前方側の端面にかけてその幅が次第に広がるような略直線状に広がり部4a設けた例を示している。
(d)は、ポールピース4の回転前方側の端部に突起状の広がり部4aを設け、この突起状の広がり部4aで制動時における磁気の飽和を防止している。この場合は、広がり部4aの面積を小さく押さえて広がり幅を大きくしたものである。
【0028】
図4は、図3と同様に制動時に矢印X方向にロータが回転している状態のポールピース4をその主面上方から見た投影形状で、回転後方側が広がるように形成した実施例を示した図である。
【0029】
図4において、(a)は、回転後方側の一部である端部に三角形状の広がり部4a(斜線で示す部分)を紙面の上下に対称に設け、ロータからの磁力線を導きやすくした例である。
(b)は、(a)の三角形状の広がり部4aに代えて、回転後方側全体が、後方側に向かって次第に広がるような広がり部4aにした例で、ロータの回転が速くロータからの磁力線がポールピース4の中央側に引きずられている場合でも、磁力線を導きやすくした例である。
【0030】
(c)は、ポールピース4の回転前方側の端面から回転後方側の端面にかけてその幅が次第に広がるような略直線状に広がり部4aを設けた例を示し、(b)と同様の働きをなす。
(d)は、ポールピース4の回転後方側の端部に突起状の広がり部4aを設けた例で、(a)と同様にこの突起状の広がり部4aでロータからの磁力線を導きやすくした例である。
【0031】
図5は、図3と同様に制動時に矢印X方向にロータが回転している状態のポールピース4をその主面上方から見た投影形状で、回転後方側と回転前方側の夫々が広がるように形成した実施例を示した図である。
図5は、主として、図3と図4を合成し夫々の作用効果を兼ね合わせたものである。
【0032】
(a)は、図3の(a)と図4の(a)の合成を示し、
(b)は、図3の(b)と図4の(b)の合成を示し、
(c)は、図3の(c)と図4の(c)の合成を示し、
(d)は、図3の(d)と図4の(d)の合成を示したものである。
【0033】
以上のポールピース4の実施例では、幅方向(紙面上下方向)に対称な形状のものを示したが、必ずしも幅方向に対称な形状にする必要はなく、また、回転前方側と回転後方側で対称とする必要もない。広がり部4aが存在すれば、その分ポールピース4の回転前方側での磁気飽和を防げ、あるいは回転後方側でロータからポールピース4への磁力線の流入が安定し、渦電流式減速装置の制動時の制動トルクが向上する。また、ポールピース4の中央部よりも回転前方側や回転後方側の幅を広げたのは、磁力線の流出、流入が主にポールピース4の中央部よりもその両端部に集中するからである。
【0034】
更に、例えば、図5(a)(d)のように回転前方側や回転後方側の端部にのみ広がり部4aを形成する場合には、ポールピース4の回転方向中央部から広がり部への連続部分は大きな角度αや大きな円弧Rとする方が磁力線が流れやすく望ましい。
また、前記実施例には表示しなかったが、ポールピース4の厚さ方向に窪みを設けたり、回転方向や幅方向の厚さを変化させたりしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ロータの回転で引きずられた磁力線がポールピースの回転前方側に集中しても磁気飽和を起こさずに、回転中のロータへの磁力線が安定して流れ、また、ロータからの磁力線の流入が安定し、渦電流式減速装置の制動時の制動トルクの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】制動時におけるポールピースと永久磁石との位置関係とその磁力線の関係を模式的に示した図で、
(a)は、永久磁石から発し、ポールピースを通過してロータに向かう磁力線を示した図である。
(b)は、ロータからポールピースの回転後方側を通過して永久磁石に戻る磁力線を示した図である。
【図2】ロータへの対向面を加工したポールピースの一例を示した図である。
【図3】ポールピースをその主面上方から見た投影形状で、回転前方側を広がりに形成した実施例を示した図である。
【図4】ポールピースをその主面上方から見た投影形状で、回転後方側を広がりに形成した実施例を示した図である。
【図5】ポールピースをその主面上方から見た投影形状で、回転前方側と回転後方側の夫々を広がりに形成した実施例を示した図である。
【図6】従来における軸スライド方式の渦電流式減速装置の一例を示す図である。
【図7】従来における単列旋回方式の渦電流式減速装置の一例を示す図である。
【図8】従来における複列旋回方式の渦電流式減速装置の一例を示す図である。
【図9】従来におけるディスク型ロータによる軸スライド方式の渦電流式減速装置の一例を示す図である。
【図10】強磁性の磁石支持リング、永久磁石、ロータの位置関係を示す正面図で、同時にロータの回転時の磁気回路を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 回転軸
2a,2b ロータ
3 非磁性の支持体
4 強磁性板(ポールピース)
4a 広がり部
5,5a,5b 永久磁石
6 磁石支持リング
6a 固定支持リング 6b 可動支持リング
7 アクチュエータ
8 ケース
11 ポールピースの外周面(ロータとの対向面)
12 ポールピースの内周面(永久磁石との対向面)

Claims (3)

  1. 回転軸に取り付けられ、制動時、渦電流を内部に生じるロータと、
    このロータの内周面側に、非磁性の支持体間にその周方向に所定の間隔を存して配置した強磁性板群を介して、前記強磁性板と同じ間隔でN極、S極を周方向に交互に配置した永久磁石群をその外周面に取り付けた磁石支持リングを備え、
    前記磁石支持リングが、前記強磁性板と前記永久磁石とが重なり合う位置と、一つの前記永久磁石が隣接する強磁性板を跨いで半分ずつ重なり合う位置とを選択できるように旋回移動可能に設けた単列旋回方式の渦電流式減速装置において、
    前記強磁性板の主面上方から見た投影形状における前記ロータの制動時に回転方向と直交する幅が、前記回転の進行方向に向かって前方側で広がっており、端部において前記永久磁石の幅より広いことを特徴とする渦電流式減速装置
  2. 回転軸に取り付けられ、制動時、渦電流を内部に生じるロータと、
    このロータの内周面側に、非磁性の支持体間にその周方向に所定の間隔を存して配置した強磁性板群を介して、前記強磁性板と同じ間隔でN極、S極を周方向に交互に配置した永久磁石群をその外周面に取り付けた磁石支持リングを備え、
    前記磁石支持リングが、前記強磁性板と前記永久磁石とが重なり合う位置と、一つの前記永久磁石が隣接する強磁性板を跨いで半分ずつ重なり合う位置とを選択できるように旋回移動可能に設けた単列旋回方式の渦電流式減速装置において、
    前記強磁性板の主面上方から見た投影形状における前記ロータの制動時に回転方向と直交する幅が、前記回転の進行方向に向かって後方側で広がっており、端部において前記永久磁石の幅より広いことを特徴とする渦電流式減速装置
  3. 回転軸に取り付けられ、制動時、渦電流を内部に生じるロータと、
    このロータの内周面側に、非磁性の支持体間にその周方向に所定の間隔を存して配置した強磁性板群を介して、前記強磁性板と同じ間隔でN極、S極を周方向に交互に配置した永久磁石群をその外周面に取り付けた磁石支持リングを備え、
    前記磁石支持リングが、前記強磁性板と前記永久磁石とが重なり合う位置と、一つの前記永久磁石が隣接する強磁性板を跨いで半分ずつ重なり合う位置とを選択できるように旋回移動可能に設けた単列旋回方式の渦電流式減速装置において、
    前記強磁性板の主面上方から見た投影形状における前記ロータの制動時に回転方向と直交する幅が、前記回転の進行方向に向かって前方側および後方側の両方で広がっており、両端部において前記永久磁石の幅より広いことを特徴とする渦電流式減速装置
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