JP4042374B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体がカートリッジ本体の内部に回転可能に収納されたディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体がカートリッジ本体の内部に回転可能に収納されたディスクカートリッジがある。一般に、ディスクカートリッジは、音楽信号や映像信号、プログラム等の情報信号を記録及び/又は再生することが可能であり、このような情報信号を記録することが可能なディスク状記録媒体として、例えば書き込み可能な追記型ディスクや、書き換え可能な書換型ディスクを備えたものが知られている。
【0003】
例えば図30に示すディスクカートリッジ100は、上シェル101aと下シェル101bとにより構成されるカートリッジ本体101の内部に、光ディスク102が回転可能に収納されており、上シェル101a及び下シェル101bには、それぞれ光ディスク102の一部を外部に臨ませる開口部103が形成されている。また、このカートリッジ本体101には、開口部103を開閉するシャッタ部材104がスライド可能に取り付けられている。また、光ディスク102の中心部には、ディスクドライブ装置のターンテーブル上にチャッキングされるチャッキングプレート105が取り付けられている。
【0004】
このディスクカートリッジ100では、チャッキングプレート105がターンテーブル上にチャッキングされると、このターンテーブルにより光ディスク102が所定の速度(例えば、ゾーン毎に角速度一定)で回転駆動される。そして、カートリッジ本体101の開口部103を通して、ディスクドライブ装置の光ピックアップが光ディスク102の径方向に移動操作されることによって、情報信号の記録及び/又は再生が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したディスクカートリッジ100では、光ディスク102の大容量化、高記録密度化が進むに従って、カートリッジ本体101の内部に侵入する塵埃等の影響度合が益々大きくなっている。すなわち、カートリッジ本体101の内部に塵埃等が侵入した場合には、光ディスク102の信号読み取り面に塵埃等が付着することによって、光ピックアップからの光ビームが遮蔽されたり、或いは光ディスク102の信号読み取り面が傷付けられることによって、情報信号の記録及び/又は再生が適切に行われなくなってしまう。
【0006】
しかしながら、上述したディスクカートリッジ100では、カートリッジ本体101の外側に断面略コ字状のシャッタ部材104を嵌め込むことによって、シャッタ部材104がスライド可能に取り付けられていることから、カートリッジ本体101とシャッタ部材104との間に隙間が生じやすく、塵埃等の侵入防止が不十分であるといった問題があった。
【0007】
また、このようなディスクカートリッジ100では、シャッタ部材104がカートリッジ本体101から剥き出しの状態で取り付けられていることから、ユーザーが誤ってシャッタ部材104をスライドさせて、開口部103を開放してしまう虞れがあった。
【0008】
さらに、このようなディスクカートリッジ100では、シャッタ部材104がカートリッジ本体101の端面に沿って直線的にスライドするために、カートリッジ本体101に占めるシャッタ部材104の割合が大きくなってしまい、カートリッジ本体101を小型化することが非常に困難であった。
【0009】
特に、上述したディスカートリッジ100では、組立時において、カートリッジ本体101の内部に塵埃等が侵入してしまうといった問題があった。
【0010】
具体的に、上述したディスクカートリッジ100は、下シェル101bから順に、チャッキングプレート105が取り付けられた光ディスク102と、上シェル101aとを重ね合わせた後に、カートリッジ本体101の開口部103を閉塞するシャッタ部材104を取り付けることによって、組み立てられている。このため、上述したディスクカートリッジ100では、開口部103が形成された下シェル101bを下にして組み立てられることから、この開口部103を通して塵埃等が侵入してしまう不都合が生じていた。
【0011】
そこで、本発明はこのような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、カートリッジ本体の内部に塵埃等が侵入するのを防止する、特に、組立時における塵埃等の侵入を防止したディスクカートリッジを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する本発明に係るディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体と、互いの周壁が突き合わされた上シェルと下シェルとを有し、内部にディスク状記録媒体が回転可能に収納されると共に、少なくとも下シェルの周壁の一部が開放され、当該開放端からディスク状記録媒体の一部が内外周に亘って外方へと臨む開口部が形成されたカートリッジ本体と、カートリッジ本体の内部で回動可能に支持されると共に、カートリッジ本体の開口部に対応した開口部が形成された中シェルと、中シェルが回動することによって、カートリッジ本体の開口部を閉塞する位置とカートリッジ本体の開口部を開放する位置との間で移動するシャッタ部材と、カートリッジ本体の一コーナー部に形成されたタブ収納部にスライド可能に収納されたタブ部材とを備え、タブ部材は、少なくともタブ収納部を形成する上シェルの外周側の周壁と上シェルの内周側の周壁との間に保持される本体部と、上シェルの内周側の周壁に形成された厚み方向の段差部と係合される係合凸部とを有することを特徴としている。
【0013】
以上のように、本発明に係るディスクカートリッジでは、タブ部材の少なくとも本体部が上シェルの外周側の周壁と内周側の周壁との間に形成されるタブ収納部に保持されると共に、係合凸部が上シェルの内周側の周壁に形成された厚み方向の段差部と係合されることから、組立時において、タブ部材が上シェル側に安定的に保持される。したがって、このディスクカートリッジは、上シェルから順に、少なくともディスク状記録媒体と、中シェルと、シャッタ部材と、下シェルとを重ね合わせて組み立てるのに好適な構造となっており、開口部が形成された下シェル側から順に重ね合わせて組み立てた場合と比較して、カートリッジ本体内部への塵埃等の侵入を抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したディスクカートリッジについて図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1乃至図4に示すように、本発明を適用したディスクカートリッジ1は、カートリッジ本体2の内部に、ディスク状記録媒体である光ディスク3と、中シェルであるインナーロータ4と、一対のシャッタ部材5a,5bとを備えている。
【0016】
カートリッジ本体2は、互いに組み合わされる一組の上シェル6と下シェル7とを有している。
【0017】
上シェル6は、図1、図4及び図5に示すように、例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)等の熱可塑性を有する樹脂材料を射出成形することにより形成されている。この上シェル6は、全体略矩形状の主面のうち、後述するディスクドライブ装置70に挿入される前面側の端縁部が略円弧形状とされている。また、この上シェル6には、カートリッジ本体2の側面部をなす外周壁8が主面の外周縁部に沿って立設されている。
【0018】
外周壁8には、前面側の中央部に位置して、後述するディスクドライブ装置70の光ピックアップ79を進入させるための第1のピックアップ進入用凹部9と、背面側の中央部に位置して、下シェル8との位置決めを行うための位置決め用凹部10とが、それぞれ所定の幅で切り欠き形成されている。
【0019】
また、外周壁8の内周側には、ディスク収納部を形成する略円環状の内周壁11が立設されている。この内周壁11には、前面側の中央部に位置して、後述するディスクドライブ装置70の光ピックアップ79を進入させるための第2のピックアップ進入用凹部12が所定の幅で切り欠き形成されている。
【0020】
また、内周壁11の外周側には、この内周壁11を囲むようにして略円環状のガイド溝13が形成されている。このガイド溝13には、インナーロータ4が回動可能に係合される。また、ガイド溝13の底面部には、前面側の中央部及び背面側の中央部に位置して、インナーロータ4を上シェル6から離間する方向に移動させるための一対のリフトアップ用凸部14が突出形成されている。
【0021】
また、上シェル6には、各コーナー部6a,6b,6c,6dのうち、ロック収納部を形成する前面側の一方コーナー部6aを除く、残りのコーナー部6b,6c,6dに位置して、塵埃等の侵入を防止するための上側コーナー周壁15がそれぞれ立設されている。この上側コーナー周壁15は、外周壁8とガイド溝13との間で周囲を囲むようにして形成されている。また、この上側コーナー周壁15と外周壁8との間には、第1の溝部16が形成されており、この上側コーナー周壁15とガイド溝13との間には、第2の溝部17が形成されている。
【0022】
また、上シェル6には、前面側の一方コーナー部6aと対極する背面側の一方コーナー部6cに位置して、タブ収納部を形成する上側タブ周壁18が立設されている。この上側タブ周壁18は、外周壁8と上側コーナー周壁15との間で、背面側の一方コーナー部6cを外周壁8と共に囲むようにして形成されている。また、この上側タブ周壁18と上側コーナー周壁15との間には、第3の溝部19が形成されている。
【0023】
また、上シェル6には、各コーナー部6a,6b,6c,6d近傍に位置して、略円柱状の位置決めピン20が突出形成されており、これら位置決めピン20の中心部には、螺合孔が形成されている。
【0024】
一方、下シェル7は、図2,図3及び図6に示すように、上述した上シェル6と同様に、例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)等の熱可塑性を有する樹脂材料を射出成形することにより形成されている。この下シェル7は、全体略矩形状の主面のうち、後述するディスクドライブ装置に挿入される前面側の端縁部が略円弧形状とされている。また、この下シェル7には、カートリッジ本体の側面部をなす外周壁21が主面の外周縁部に沿って立設されている。
【0025】
また、外周壁21の先端面には、上述した上シェル6側の位置決め用凹部10に係合されることによって、上シェル6と下シェル7との位置決めを行う位置決め周壁22と、上述した上シェル6側の第1の溝部16に係合されることによって、上シェル6と下シェル7との間から塵埃等が侵入するのを防止する防塵周壁23とがそれぞれ立設されている。
【0026】
この下シェル7には、外周壁21の前面側の中央部が所定の幅で開放されて、この開放端から光ディスク3の一部が内外周に亘って外方へと臨む略矩形状の開口部24aと、光ディスク3の中心孔3aが外部に臨む略円形状の開口部24bとが連続して形成されている。すなわち、この下シェル7には、後述するディスクドライブ装置の光ピックアップをカートリッジ本体2の内部に進入させるのに足る大きさの記録再生用の開口部24aと、後述するディスクドライブ装置70のターンテーブル78をカートリッジ本体2の内部へと進入させるのに足る大きさの駆動用の開口部24bとが、外周壁21の前面側の中央部が開放された1つの開口部24として形成されている。なお、上述した上シェル6の第1及び第2のピックアップ進入用凹部9,12は、開口部24と略一致した幅を有している。
【0027】
また、下シェル7には、各コーナー部7a,7b,7c,7dのうち、ロック収納部を形成する前面側の一方コーナー部7aに位置して、後述するロック部材29を回動可能に支持する支軸25が突出形成されている。また、この前面側の一方コーナー部7aを除く、残りの各コーナー部7b,7c,7dには、上述した上シェル6の第2の溝部17に係合される略円弧状の下側コーナー周壁26が立設されている。さらに、前面側の一方コーナー部7aと対極する背面側の一方コーナー部7cには、上述した上シェル6の第3の溝部19に係合される下側タブ周壁27が立設されている。
【0028】
また、下シェル7には、上述した上シェル6の位置決めピン20と嵌合される略円筒状の位置決めキャップ28が突出形成されており、この位置決めキャップ28の底面部には、貫通孔が穿設されている。
【0029】
カートリッジ本体2は、上述した上シェル6と下シェル7とが互いの外周壁8,21を突き合わせた状態で重ね合わされることにより構成される。
【0030】
このとき、上シェル6側の位置決め用凹部10と下シェル7側の位置決め周壁22とが係合される。また、上シェル6側の位置決めピン20と下シェル7側の位置決めキャップ28とが嵌合され、この位置決めピン20の螺合孔に位置決めキャップ28の貫通孔を通して固定ネジ(図示せず。)が螺合される。また、上シェル6側の第1の溝部16、第2の溝部17及び第3の溝部19には、下シェル7側の防塵周壁23、下側コーナー周壁26及び下側タブ周壁27がそれぞれ係合される。
【0031】
ここで、図7に示すように、上シェル6側の外周壁8の高さをH1とし、下シェル7側の外周壁21の高さをH2とし、このカートリッジ本体2の内部高さをH3(H3=H1+H2)としたときに、上側コーナー周壁15及び下側コーナー周壁26、並びに上側タブ周壁18及び下側タブ周壁27は、それぞれ高さH3で形成されている。また、防塵周壁23は、高さH1で形成されており、この防塵周壁23と第1の溝部16との内周側のクリアランスCは、0.1mm以上、0.5mm以下となっている。これにより、上シェル6と下シェル7との組付性を損なうことなく、塵埃等の侵入を防止することができる。
【0032】
このように、カートリッジ本体2では、上シェル6と下シェル7との突合せ面Sをクランク形状とすることによって、上シェル6側の外周壁8と下シェル7側の外周壁21との間から塵埃等が侵入することを確実に防止することができる。
【0033】
また、カートリッジ本体2には、図1乃至図4に示すように、上シェル6と下シェル7とが重ね合わされることによって、中央部に、光ディスク3が回転可能に収納されるディスク収納部と、前面側の一方コーナー部に、ロック部材29が回動可能に収納されるロック収納部と、背面側の一方コーナー部に、タブ部材30がスライド可能に収納されるタブ収納部とが形成される。
【0034】
ロック部材29は、インナーロータ4がカートリッジ本体2の開口部24を閉塞する閉塞位置にあるときに、このインナーロータ4の回転を係止するためのものである。
【0035】
具体的に、このロック部材29は、下シェル7の支軸25に回動可能に係合される係合孔31と、この係合孔31からカートリッジ本体2の一方側面部に向かって延長された操作片部32と、この係合孔31からディスク収納部に向かって延長されたストッパー片部33と、この係合孔31からカートリッジ本体2の前面側の内側面に向かって延長されたバネ片部34を有している。
【0036】
操作片部32の先端部には、カートリッジ本体2の一方側面部に形成されたロック用開口部35aから外部に臨む操作凸部32aが設けられている。また、ストッパー片部33の先端部には、後述するインナーロータ4のリング部43と摺接されるストッパー凸部33aが設けられている。バネ片部34は、弾性変位した状態でカートリッジ本体2の前面側の内側面と当接されている。
【0037】
したがって、このロック部材29は、バネ片部34の弾性力により操作片部32の操作凸部32aがロック用開口部35aから突出する方向、並びにストッパー片部33のストッパー凸部33aがインナーロータ4のリング部43に当接される方向に付勢されている。そして、このロック部材29は、操作片部32の操作凸部32aが押圧されることによって、バネ片部34の付勢力に抗してストッパー片部33がインナーロータ4のリング部43から離間する方向に揺動される。
【0038】
タブ部材30は、光ディスク3に記録された情報信号の誤消去等を防止するためのものである。
【0039】
具体的に、このタブ部材30は、図25及び図26に示すように、上シェル6の背面側の一方コーナー部6cに位置して、背面側の外周壁8と上側タブ周壁18との間に保持される本体部81と、この本体部81から上側タブ周壁18側に向かって突出される係合凸部82及び切換弾性凸部83と、この本体部81から背面側の外周壁8に向かって突出されるスライド操作凸部84と、この本体部81から側面側の外周壁8に向かって突出されるスライド凸板部85と、この本体部81から下シェル7側に向かって突出されるガイド凸部86とを有している。
【0040】
このうち、本体部81は、タブ収納部のスライド方向の長さに対して略半分の長さ、背面側の外周壁8と上側タブ周壁18とに摺接される幅、並びに上シェル6と下シェル7とに摺接される高さを有して略四角柱状に形成されている。
【0041】
係合凸部82は、本体部81の下シェル7と摺接される面と連続した面を形成しながら、上側タブ周壁18側に所定の厚み及び高さを有して突出形成されている。一方、上側タブ周壁18には、図25及び図27に示すように、先端面を厚み方向に切り欠くことによって、タブ部材30の係合凸部82と係合される段差部87が形成されている。また、この段差部87は、タブ収納部のスライド方向に沿って形成されている。したがって、この係合凸部82は、段差部87と摺接しながら、この段差部87との係合を維持した状態でスライドすることになる。
【0042】
切換弾性凸部83は、図25及び図26に示すように、本体部81の上側タブ周壁18と摺接される面の略中央部から、上側タブ周壁18に対して近接離間する方向に弾性変位可能な状態で突出形成されている。一方、上側タブ周壁18のタブ部材30と摺接される面には、図25及び図27に示すように、タブ部材30がタブ収納部のスライド方向の両端部に位置するときに、それぞれ切換弾性凸部83と選択的に係合される一対の切換凹部88が形成されている。
【0043】
スライド操作凸部84は、図25及び図26に示すように、厚み方向に所定の長さを有して、本体部81の外周壁8と摺接される面から、スライド凸板部85とは反対側の端部近傍に位置して、突出形成されている。一方、カートリッジ本体2の背面側の側面部には、このスライド操作凸部84が外部に臨むタブ開口部(図示せず。)が形成されている。このため、背面側の外周壁8には、図25及び図27に示すように、このタブ開口部を形成する上側切欠部89が形成されている。同様に、下シェル7の背面側の周壁21にも、タブ開口部を形成する下側切欠部が形成されている。なお、このタブ開口部は、タブ部材30のスライド量に応じた長さ、すなわち上述した一対の切換凹部88の間を切換弾性凸部83が移動するのに足る長さで形成されている。
【0044】
スライド片部85は、図25及び図26に示すように、本体部81の背面側の外周壁8と摺接される面と連続した面を形成しながら、側面側の外周壁8に向かって所定の高さ及び厚みを有して突出形成されている。すなわち、このタブ部材30は、本体部81から側面側の外周壁8に向かってスライド片部85が突出形成されることで、本体部81と共に背面側の外周壁8と摺接される面がタブ開口部を閉塞するに足る長さ及び幅を有して形成されている。一方、背面側の外周壁8と上側タブ周壁8との間には、図25及び図27に示すように、タブ部材30がタブ開口部を開放する側の端部に位置するときに、このスライド片部85と係合されるガイド凹部90が形成されている。
【0045】
ガイド凸部86は、図25及び図26に示すように、略円柱形状を有し、下シェル7と摺接される面の略中央部から所定の高さで突出形成されている。一方、下シェル7には、図3及び図6に示すように、このガイド凸部86が外部に臨むガイド孔91が形成されている。このガイド孔91は、タブ部材30のスライド量に応じた長さ、すなわち上述した一対の切換凹部88の間を切換弾性凸部83が移動するのに足る長さで形成されている。
【0046】
このタブ部材30は、スライド操作凸部84が操作されることによりスライドされて、切換弾性凸部83が一対の切換凹部88の何れか一方と選択的に係合されることによって、タブ開口部を開放する位置と閉塞する位置との間でスライドされる。これにより、光ディスク3に対して情報信号を記録することが可能か否かの切り替え等を行うことができる。
【0047】
具体的に、後述するディスクドライブ装置70において、光ディスク3に対して記録可能か否かの状態を読み取る方法としては、上述したタブ開口部の開閉状態を読み取る方法がある。また、これとは別に、上述したガイド孔91内をスライドするガイド凸部86の位置からも読み取ることが可能である。
【0048】
すなわち、このディスクカートリッジ1では、上述したガイド孔91内をスライドするガイド凸部86の位置が切り替わることによって、このガイド孔91を閉塞する本体部81の位置が切り替わる。
【0049】
この場合、ガイド凸部86がガイド孔91の一方端部に位置するときには、本体部81がガイド孔91の一方側の略半分を閉塞することによって、ガイド孔91の他方側の略半分が開放した状態となる。逆に、ガイド凸部86がガイド孔91の他方端部に位置するときには、本体部81がガイド孔91の他方側の略半分を閉塞することによって、ガイド孔91の一方側の略半分が開放した状態となる。
【0050】
したがって、このディスクカートリッジ1では、ガイド孔91の開放される位置を読み取ることで、光ディスク3に対して記録可能か否かの状態を読み取ることが可能となっている。さらに、このディスクカートリッジ1では、ガイド孔91の開放される位置や、タブ開口部の開閉状態とを組み合わせることによって、これとは別の新たな情報を付加することも可能である。
【0051】
また、このタブ部材30は、少なくとも本体部81が背面側の外周壁8と上側タブ周壁18との間に保持されると共に、係合凸部82が上側タブ周壁18に形成された厚み方向の段差部87と摺接可能に係合されることから、タブ収納部の内部で安定的にスライド動作することが可能となっている。
【0052】
また、このタブ部材30は、スライド操作凸部84をスライド操作させることによって、このスライド操作凸部84とは反対側に位置する切換弾性凸部83が上側タブ周壁18側に常に押圧された状態となることから、この切換弾性凸部83を一対の切換凹部88に適切に係合させることが可能となっている。
【0053】
さらに、このタブ部材30は、スライド片部85がガイド凹部90と係合されることによって、スライド方向に安定的に保持されると共に、上述した係合凸部82が段差部87と下シェル7との間に保持されることから、タブ収納部内において安定したスライド動作が可能となっている。
【0054】
カートリッジ本体2の一方側面部には、ディスクカートリッジ1を後述するディスクドライブ装置70に装着する際の誤挿入防止を目的とした案内溝36が前後方向に亘って形成されている。また、この案内溝36の底面部には、前面側から順に、上述したロック部材29の操作凸部32aが外部に臨むロック用開口部35aと、インナーロータ4の外周部の一部が外部に臨むロータ用開口部35bとが形成されている。
【0055】
また、カートリッジ本体2の上面には、内部に収納された光ディスク3を視認することが可能な透過窓37が設けられている。また、このカートリッジ本体2の下面には、後述するディスクドライブ装置70に装着した際の位置決めを行う複数の位置決め用凹部38が設けられている。さらに、カートリッジ本体2の両側面部には、ディスクカートリッジ1を後述するディスクドライブ装置に装着した際の位置決めや、ディスクカートリッジの種類の判別等を行う複数の切欠部39が設けられている。
【0056】
光ディスク3は、図2及び図4に示すように、中心部に中心孔3aが穿設された略円盤形状を有しており、上述したカートリッジ本体2の内部に回転可能に収納されている。また、この光ディスク3の中心部は、後述するディスクドライブ装置70のターンテーブル78上にチャッキングされたときに、チャッキングプレート40によって押圧される。
【0057】
このチャッキングプレート40は、マグネットにより吸着される金属材料が全体略円盤状に形成されてなり、その中央部分が膨出されることによって、光ディスク3の中心部を押圧するディスク押圧部40aが形成されている。
【0058】
一方、上シェル6の中央部には、このチャックプレート40を回転可能に収納するためのプレート収納凹部41が形成されている。また、このプレート収納凹部41には、チャッキングプレート40を内部に保持するためのプレート押え42が嵌合した状態で取り付けられる。このプレート押え42には、中心部にチャッキングプレート40のディスク押圧部40aが嵌合される嵌合孔42aと、この嵌合孔42aの周囲を囲むようにしてチャッキングプレート40の外周部と係合される係合凹部42bとが形成されている。
【0059】
したがって、チャッキングプレート40は、図8に示すように、プレート押え42の嵌合孔42aからディスク押圧部40aが突出され、プレート収納凹部41及びプレート押え42により形成される内部空間に回転可能に収納されている。
【0060】
なお、上記光ディスク3としては、オーディオ情報としての音楽信号やビデオ情報としての映像信号及び音楽信号等の各種の情報信号が予め記録された再生専用の光ディスクや、これらの情報信号を1度だけ書き込むことが可能な追記型の光ディスク、これらの情報を繰り返し書き換えることが可能な書換型の光ディスク等のディスク状記録媒体を挙げることができる。また、ディスク状記録媒体としては、上述した光ディスク3の他に、光磁気ディスクや磁気ディスク等を挙げることができる。
【0061】
インナーロータ4は、図2及び図4に示すように、例えばポリオキシメチレン(POM)等の熱可塑性を有する樹脂材料を射出成形することにより形成されている。このインナーロータ4は、略円盤状に形成されており、その外周縁部には、上述した上シェル6のガイド溝13に係合される略円環状のリング部43が立設されている。そして、このインナーロータ4は、上シェル6のガイド溝13にリング部43が係合されることによって、カートリッジ本体2に対して回動可能に支持されている。
【0062】
また、インナーロータ4には、上シェル6のガイド溝13に係合される連結部43aを有してリング部43の一部が開放され、この連結部43aにより連結された開放端からカートリッジ本体2の開口部24と略一致した形状を有する開口部44が形成されている。換言すると、リング部43の開口部44の間は、連結部43aにより連結されている。
【0063】
また、リング部43の外周面には、インナーロータ4を回動させるためのギヤ部45が形成されている。このギヤ部45は、図9に示すインナーロータ4が閉塞位置にあるときに、上述したロータ用開口部35bの前面側から外部に臨む位置と、図10に示すインナーロータ4が開放位置にあるときに、上述したロータ用開口部35bの背面側から外部に臨む位置との間の領域に亘って形成されている。
【0064】
また、リング部43の外周面には、インナーロータ4の回動量を規制するための一対のストッパー凸部46a,46bが互いに所定の間隔を有して突出形成されている。一方、上シェル6には、ガイド溝13と上側コーナー周壁15との間に位置して、一対のストッパー凸部46a,46bと当接される一対のストッパー受部47a,47bが形成されている。そして、図10に示すように、インナーロータ4が一の方向(紙面時計回り)に回転することによって、一方のストッパー凸部46aが一方のストッパー受部47aと当接し、インナーロータ4の更なる回転が阻止される。このとき、インナーロータ4は、開放位置にあり、インナーロータ4の開口部44とカートリッジ本体2の開口部24とが略一致した状態となる。一方、図9に示すように、インナーロータ4が他の方向(紙面反時計回り)に回転することによって、他のストッパー凸部46bが他のストッパー受部47bと当接し、インナーロータ4の更なる回転が阻止される。このとき、インナーロータ4は、閉塞位置にあり、インナーロータ4の開口部44がカートリッジ本体2の開口部24に対して最も傾けられた状態となる。
【0065】
また、リング部43の先端面には、図9及び図10に示すように、上述したガイド溝13の一対のリフトアップ用凸部14と摺接される一対のリフトアップ用凸部48が突出形成されている。そして、インナーロータ4が閉塞位置の直近に位置するときには、このリフトアップ用凸部48がガイド溝13のリフトアップ用凸部14と摺接しながら乗り上げることによって、インナーロータ4が上シェル6から離間する方向に持ち上げられる。
【0066】
また、インナーロータ4には、図4に示すように、リング部43が突出する側とは反対側の主面に位置して、一対のシャッタ部材5a,5bをそれぞれ回動可能に支持する一対の支軸49a,49bが突出形成されている。この一対の支軸は、インナーロータの中心部に対して点対称な位置、すなわち互いに180゜の位相差を有して配置されている。
【0067】
一方、一対のシャッタ部材5a,5bは、図11及び図12に示すように、互いに点対称な形状を有しており、インナーロータ4の一対の支軸49a,49bを中心に、180゜を位相差を有して回動可能に取り付けられている。なお、一対のシャッタ部材5a,5bにおける同等な部位については、シャッタ部材5としてまとめて説明すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
【0068】
このシャッタ部材5は、上述したインナーロータ4と同様に、例えばポリオキシメチレン(POM)等の熱可塑性を有する樹脂材料を射出成形することにより形成されている。
【0069】
このシャッタ部材5は、略半円平板状に形成されており、基端部には、上述したインナーロータ4の支軸49a,49bに回動可能に係合される係合孔50a,50bが形成されている。
【0070】
また、一対のシャッタ部材5の突合せ面となる弦線部分には、中央部から基端部に向かって第1の当接面部51と、中心部から先端部に向かって第2の当接面部52とが形成されている。このうち、第1の当接面部51は、下シェル7側が傾斜面とされており、第2の当接面部52は、上シェル6側が傾斜面とされている。そして、一対のシャッタ部材5a,5bは、図13及び図14に示すように、インナーロータ4の支軸49a,49bを中心として、互いに近接離間する方向に回動されることによって、一方のシャッタ部材5aの第1の当接面部51と他方のシャッタ部材5bの第2の当接面部52とが係合されると共に、他方のシャッタ部材5bの第1の当接面部51と一方のシャッタ部材5aの第2の当接面部52とが係合される。
【0071】
また、シャッタ部材5には、図6に示す下シェル7の内面に突出形成された一対のガイドピン53とそれぞれ係合される長孔54が形成されている。この長孔54は、シャッタ部材5が閉塞位置と開放位置との間で回動されるように、弧線部分の中途部から係合孔50a,50bに向かって所定の長さで形成されている。また、長孔54の外周側の端部には、シャッタ部材5が閉塞位置にあるときに、下シェル7のガイドピン53が係合される係合部55と、この係合部55に係合されたガイドピン53を押圧する弾性片部56とが形成されている。
【0072】
ところで、このディスクカートリッジ1には、カートリッジ本体2の開口部24と一対のシャッタ部材5a,5bとの間から塵埃等が侵入するのを防止するための塵埃侵入阻止部が設けられている。
【0073】
具体的に、この塵埃侵入阻止部は、図6に示す下シェル7側に開口部24の周囲を囲むリブ状凸部57と、図12に示すシャッタ部材5側にリブ状凸部57と係合される溝状凹部58とを有している。
【0074】
リブ状凸部57は、下シェル7の内面にて開口部24を囲むようにして略平面H字状に突出形成されている。また、リブ状凸部57は、前面側及び背面側の外周壁21とそれぞれ接続される部分が高く形成された4つの背高部57a,57b,57c,57dを有している。なお、リブ状凸部57は、例えば0.5mm程度の高さで形成されており、4つの背高部57a,57b,57c,57dは、その高さよりも数倍程度高く形成されている。
【0075】
一方、溝状凹部58は、シャッタ部材5の下シェル7側の主面にてリブ状凸部57に対応した形状及び深さを有して形成されている。この溝状凹部58には、シャッタ部材5が閉塞位置にあるときに、リブ状凸部57が嵌合される。
【0076】
また、インナーロータ4には、図4,図9及び図10に示すように、一対の支軸49a,49bの近傍に位置して、略台形状の解除用凸部59が突出形成されている。この解除用凸部59は、リブ状凸部57と略同等の高さで形成されており、シャッタ部材5が閉塞位置から開放位置へと移動する際に、このリブ状凸部57と溝状凹部58との嵌合を解除する。
【0077】
ここで、互いに係合されるリブ状凸部57及び溝状凹部58の幅方向の端部は、図15に示すように、傾斜面とされており、シャッタ部材5が閉塞位置から開放位置へと移動する際に、リブ状凸部57が溝状凹部58から抜け出しやすくなっている。
【0078】
また、シャッタ部材5には、図11及び図12に示すように、この一対のシャッタ部材5a,5bが閉塞位置にあるときに、リブ状凸部57のうち、背高部57a,57cとそれぞれ当接される第1の閉塞片部60aと、背高部57b,57dとそれぞれ当接される第2の閉塞片部60bとが突出形成されている。さらに、シャッタ部材5には、第2の当接面部52の先端部側に位置して、リブ状凸部57の背高部57b及び背高部57dを導入するための切欠部61が形成されている。また、シャッタ部材5には、図13乃至図15に示すように、下シェル7側の主面にラビリンス状の凹凸パターン62が形成されている。
【0079】
この塵埃侵入阻止部では、シャッタ部材5側の溝状凹部58に、下シェル7側のリブ状凸部57が嵌合されることによって、カートリッジ本体2の開口部24と一対のシャッタ部材5a,5bとの間から塵埃等が侵入するのを確実に防止することができる。
【0080】
以上のように構成されるディスクカートリッジ1の組立方法について説明する。
【0081】
このディスクカートリッジ1を組み立てる際は、先ず、上シェル6の内面側を上方に向けた状態で配置する。そして、この上シェル6のプレート収納凹部41に、ディスク押圧部40aを上方に向けた状態でチャッキングプレート40を収納した後、嵌合孔42aからディスク押圧部40aを嵌合させた状態でプレート押え42を接着剤等によりプレート収納部41に取り付ける。これにより、チャッキングプレート40は、プレート押え42の嵌合孔42aからディスク押圧部40aが突出されると共に、プレート収納凹部41及びプレート押え42により形成される内部空間に回転可能に収納される。
【0082】
次に、この上シェル6のディスク収納部を形成する内周壁11の内側に光ディスク3を収納する。
【0083】
次に、この光ディスク3を覆うように、インナーロータ4のリング部43を上シェル6のガイド溝13に係合させる。これにより、光ディスク3は、上シェル6とインナーロータ4との間に形成されたディスク収納部に回転可能に収納される。また、インナーロータ4の開口部44と上シェル6の第1及び第2のピックアップ進入用凹部9,12とが一致するように、上シェル6に対するインナーロータ4の位置合わせを予め行っておく。
【0084】
次に、このインナーロータ4に一対のシャッタ部材5a,5bを取り付ける。具体的には、一対のシャッタ部材5a,5bの突合せ面を互いに対向させた状態で、係合孔50a,50bをインナーロータ4の支軸49a,49bに係合させる。これにより、一対のシャッタ部材5a,5bがインナーロータ4の支軸49a,49bを中心に回動可能に取り付けられる。また、インナーロータ4の開口部44の端縁部に一対のシャッタ部材5a,5bの突合せ面が沿うように、インナーロータ4に対する一対のシャッタ部材5a,5bの位置合わせを予め行っておく。さらに、これと同時或いは前後して、ロック収納部の支軸25にロック部材29を取り付けると共に、タブ収納部の内部にタブ部材30を収納しておく。
【0085】
ここで、タブ部材30は、上シェル6側のタブ収納部に収納されることになる。具体的に、このタブ部材30は、図28及び図29に示すように、上シェル6の背面側の外周壁8と上側タブ周壁18との間に本体部81が保持されると共に、係合凸部82が上側タブ周壁18に形成された厚み方向の段差部87と係合されることから、組立時において、タブ部材30が上シェル6側に安定的に保持される。
【0086】
次に、この上シェル6に下シェル7を重ね合わせる。このとき、上シェル6と下シェル7とが互いの外周壁8,21を突き合わせた状態で、上シェル6側の位置決め用凹部10と下シェル7側の位置決め周壁22とが係合される。また、上シェル6側の位置決めピン20と下シェル7側の位置決めキャップ28とが嵌合される。また、上シェル6側の第1の溝部16、第2の溝部17及び第3の溝部19には、下シェル7側の防塵周壁23、下側コーナー周壁26及び下側タブ周壁27がそれぞれ係合される。
【0087】
また、シャッタ部材5の長孔54には、下シェル7側のガイドピン53が係合される。この場合、上述したインナーロータ4に対する一対のシャッタ部材5a,5bの位置合わせを予め行っておくことによって、下シェル7と一対のシャッタ部材5a,5bとの位置合わせを容易に行うことができる。そして、位置決めピン20の螺合孔に位置決めキャップ28の貫通孔を通して固定ネジ(図示せず。)を螺合する。これにより、上シェル6に下シェル7が固定され、カートリッジ本体2が構成される。このとき、インナーロータ4及び一対のシャッタ部材5a,5bは、開放位置にあり、カートリッジ本体2の開口部24から光ディスク3の一部が外部に臨む状態となっている。
【0088】
次に、この状態からギヤ部45を操作して、インナーロータ4を他の方向に回転させることによって、一対のシャッタ部材5a,5bがカートリッジ本体2の開口部24を閉塞した状態とする。以上により、ディスクカートリッジ1が組み立て作業が完了する。
【0089】
このように、本発明を適用したディスクカートリッジ1では、使用される構成部品の数が少なく、しかも極めて簡単に組立作業を行うことができる。
【0090】
また、このディスクカートリッジ1は、上シェル6から順に、光ディスク3と、インナーロータ4と、一対のシャッタ部材5a,5bと、下シェル7とを重ね合わせて組み立てるのに好適な構造となっている。具体的に、このカートリッジ1では、組立時において、従来、下シェル7側に収納されていたタブ部材30を上シェル6側のタブ収納部に安定的に収納することが可能である。
【0091】
したがって、このディスクカートリッジ1では、上シェル7側から順に重ね合わせて組み立てるのに好適な構造となっていることから、開口部24が形成された下シェル7側から順に重ね合わせて組み立てた場合と比較して、カートリッジ本体2内部への塵埃等の侵入を大幅に抑制することが可能である。
【0092】
また、このディスクカートリッジ1では、上シェル6と下シェル7とを重ね合わさせた際に、反りや隙間等が生じにくく、ロック収納部に収納されたタブ部材30を適切にスライドさせることが可能である。
【0093】
さらに、このディスクカートリッジ1では、上述した上シェル6側の第1の溝部16、第2の溝部17及び第3の溝部19に、下シェル7側の防塵周壁23、下側コーナー周壁26及び下側タブ周壁27がそれぞれ係合されることによって、タブ収納部が強固に形成されている。したがって、ロック部材30は、外部からの影響を受けにくく、切換弾性凸部83と一対の切換凹部88とを適切に係合させることが可能なことから、安定したクリック感やロック力を得ることが可能である。
【0094】
なお、上シェル6に対する下シェル7の固定方法としては、上述した固定ネジ等の固着手段に限らず、接着剤等を用いて上シェル6と下シェル7とを接合一体化することも可能である。
【0095】
以上のように構成されるディスクカートリッジ1では、図16に示すようなディスクドライブ装置70を用いて、光ディスク3に対する情報信号の記録及び/又は再生が行われる。
【0096】
このディスクドライブ装置70は、中空の筐体からなる外装ケース71と、この外装ケース17の内部に収納された本体部(図示せず。)とを備えており、この外装ケース71は、上面及び前面に開口されたケース本体72と、このケース本体72の上面を閉じるように上部に着脱可能に取り付けられたケース蓋体73と、ケース本体72及びケース蓋体72の前面を閉じるように前面部に着脱可能に取り付けられた前面パネル74等を有している。
【0097】
また、ケース本体の4箇所には、下方に突出する脚体72aが設けられており、これらの脚体72aによってディスクドライブ装置70が支持されている。前面パネル74は、横長とされた平板部材からなり、その上部には、横長のカートリッジ挿脱口75が設けられている。このカートリッジ挿脱口75は、ディスクカートリッジ1の正面側の大きさと略同程度の大きさに形成されている。また、このカートリッジ挿脱口75は、その内側に配置された開閉扉76によって閉塞された状態となっている。
【0098】
このディスクドライブ装置70にディスクカートリッジ1を挿入する際は、開閉扉をディスクカートリッジ1の前面部で押圧しながら、所定の位置まで差し込むことよって、図示しないローディング機構によりディスクカートリッジ1が自動的に取り込まれる。そして、このディスクカートリッジ1は、図示しないディスクドライブ装置70内のシャーシ上に突設された複数の位置決めピンに、複数の位置決め用凹部38が嵌合された状態で、シャーシ上に載置される。
【0099】
これと同時又は前後して、ディスクドライブ装置70の内部に設けられた図示しないシャッタ開閉機構によって、インナーロータ4が一の方向に回転し、一対のシャッタ部材5a,5bがカートリッジ本体2の開口部24を開放する。
【0100】
具体的に、ディスクカートリッジ1がディスク挿脱口75から所定の位置まで挿入されると、先ず、図17に示すように、シャッタ開閉機構のラック棒77がカートリッジ本体2の一方側面部に設けられた案内溝36に案内されて、ロック用開口部35aから突出するロック部材29の操作凸部32aを押圧する。これにより、インナーロータ4に対するロック部材29のロック状態が解除される。そして、ラック棒77が更に進入することによって、ロータ用開口部35bの内部へと挿入され、このラック棒77に設けられたギヤ部77aとインナーロータ4のギヤ部45とが噛合される。
【0101】
このとき、インナーロータ4の開口部44は、カートリッジ本体2の開口部24に対して最も傾けられた状態にあるため、互いの開口部24,44が重なり合った重複部分が開放されるが、この重複部分は一対のシャッタ部材5a,5bにより閉塞されている。
【0102】
次に、図18に示すように、ディスクカートリッジの挿入動作に応じて、ラック棒77進入すると、ラック棒77のギヤ部77aとインナーロータ4のギヤ部45との噛合により、インナーロータ4が一の方向に回転される。
【0103】
ところで、インナーロータ4が回転動作を開始する初期状態では、図18に示すように、インナーロータ4側のリフトアップ用凸部48がガイド溝13側のリフトアップ用凸部14に乗り上げて、インナーロータ4と下シェル7との間でシャッタ部材5が挟持された状態となる。このため、インナーロータ4の回転動作には、比較的大きな力が必要とされる。
【0104】
そして、図19に示すように、これらリフトアップ用凸部14,48の相互の乗り上げによる摩擦力に抗して、インナーロータ4を一の方向に回転させる。これにより、これらリフトアップ用凸部14,48の相互の係合が解除されて、摩擦力が低減することにより、インナーロータ4をスムーズ且つ弱い力で回転させることができる。
【0105】
また、このインナーロータ4が一の方向に回転することによって、解除用凸部59がリブ状凸部57の背高部57a,57cに乗り上げて、下シェル7に対してインナーロータ4が持ち上げられた状態となる。これにより、シャッタ部材5が上シェル6側に上昇し、リブ状凸部57と溝状凹部58との係合状態が解除される。
【0106】
このとき、一対のシャッタ部材5a,5bの係合孔50a,50bは、それぞれ支軸49a,49bと係合されていることから、インナーロータ4と同様に一の方向に回転される。一方、一対のシャッタ部材5a,5bの長孔54には、下シェル7側のガイドピン53が摺動可能に係合されていることから、このインナーロータ4の回転に伴って、ガイドピン53が長孔54の内部を内周側の端部に向かって相対的に移動する。
【0107】
したがって、一対のシャッタ部材5a,5bは、図20に示す少し開いた状態から、図21,図22及び図23に示す状態を経て、徐々にインナーロータ4の開口部44を開放する位置まで移動する。そして、図24に示すように、インナーロータ4の開口部44とカートリッジ本体2の開口部24とが略一致した状態までインナーロータが回転すると、カートリッジ本体2の開口部24が完全に開放された状態となる。
【0108】
これにより、ディスクドライブ装置70では、図8に示すように、ディスクカートリッジ1の内部に、光ディスク3を回転駆動するターンテーブル78及び光ディスク3に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ79の進入が可能となる。
【0109】
具体的に、このディスクドライブ装置70では、ターンテーブル78がディスクカートリッジ1側に移動する、或いはディスクカートリッジ1がターンテーブル78側に移動することによって、光ディスク3の中心孔3aを通して、ターンテーブル78のチャッキングマグネット78aがチャッキングプレート40に吸着され、光ディスク3の中心部がターンテーブル78とチャッキングプレート40との間で挟み込まれた状態なる。これにより、光ディスク3は、ターンテーブル78上にチャッキングされた状態となり、スピンドルモータ80の駆動力により回転駆動される。また、この光ディスク3は、ターンテーブル78上にチャッキングされることによって、カートリッジ本体2の内部における高さ位置が設定される。
【0110】
一方、光ピックアップ79は、光ディスク3の径方向に移動操作されることによって、この光ピックアップ79の少なくとも一部がディスクカートリッジ1の外周部よりも外側から、開口部24,44を通して、ディスクカートリッジ1の内部へと進入される。また、この光ピックアップ79は、ディスクカートリッジ1の内部で光ディスク3の下表面である信号読み取り面Rと所定の間隔をもって対面される。
【0111】
そして、ディスクドライブ装置70では、ターンテーブル78に装着された光ディスク3がスピンドルモータ80により回転駆動されると、光ピックアップ79が光ディスク3の径方向に移動しながらレーザー光を照射し、この光ディスク3に対して情報信号の記録及び/又は再生を行う。
【0112】
一方、このディスクドライブ装置70からディスクカートリッジ1を排出する際は、例えば前面パネル74に設けられた排出ボタン(図示せず。)を操作する。これにより、ローディング機構が排出動作を行い、ディスクカートリッジ1がカートリッジ挿脱口75側に移動されて、上述したラック棒77が相対的に後退することになる。そして、このラック棒77が後退することによって、インナーロータ4及び一対のシャッタ部材5a,5bが上述したディスク挿入時とは逆の動作、すなわちインナーロータ4が他の方向に回転し、一対のシャッタ部材5a,5bがカートリッジ本体2の開口部24を閉塞する。
【0113】
具体的に、一対のシャッタ部材5a,5bは、先ず、図24に示す完全に開いた状態から、図23乃至図20に示す状態を経て、徐々にインナーロータ4の開口部44を閉塞する位置まで移動する。このとき、インナーロータ4側のリフトアップ用凸部48は、下シェル7側のリフトアップ用凸部14とは係合されておらず、スムーズ且つ弱い力で回転させることができる。
【0114】
次に、図17に示すように、インナーロータ4の開口部44がカートリッジ本体2の開口部24に対して最も傾けられた状態までインナーロータ4が回転すると、カートリッジ本体2の開口部24が完全に閉塞された状態となる。
【0115】
このとき、インナーロータ4側のリフトアップ用凸部48は、下シェル7側のリフトアップ用凸部14に乗り上げるため、以後のインナーロータ4の回転動作には、上述した摩擦力により比較的大きな力が必要となる。
【0116】
また、このインナーロータ4の回転に伴って、ガイドピン53が長孔54の内部を外周側の端部に向かって相対的に移動する。そして、ガイドピン53が弾性片部56に接触し、この弾性片部56を押圧することによって、弾性片部56に弾性力が発生する。一対のシャッタ部材5a,5bは、この弾性力により互いの突合せ面が圧接された状態となり、密閉性が向上する。
【0117】
また、このディスクカートリッジ1では、一方のシャッタ部材5aの第1の当接面部51と他方のシャッタ部材5bの第2の当接面部52とが係合されると共に、他方のシャッタ部材5bの第1の当接面部51と一方のシャッタ部材5aの第2の当接面部52とが係合される。
【0118】
この場合、一対のシャッタ部材5a,5bの突合せ面に適度に重ね合わされることから、いわゆるラビリンス効果を生じさせて、一対のシャッタ部材5a,5bの間から塵埃等が侵入するのを防止した構造となっている。さらには、一対のシャッタ部材5a,5bの変形を防止した構造となっている。
【0119】
次に、ラック棒77が更に後退することによって、このラック棒77のギヤ部77aとインナーロータ4のギヤ部45との噛合が解除された後に、ロック用開口部35aからロック部材29の操作凸部32aが突出することによって、インナーロータ4のギヤ部45にストッパー片部33のストッパー凸部33aが係合される。これにより、ディスクカートリッジ1では、インナーロータ4の回動が係止されて、いわゆるロック状態となるから、シャッタ部材5による開口部24,44の閉塞状態を確実に保持することができ、ユーザー等により誤ってシャッタ部材5が開放動作されるのを確実に防止することができる。
【0120】
また、このディスクカートリッジ1では、インナーロータ4側のリフトアップ用凸部48が、下シェル7側のリフトアップ用凸部14に乗り上げた状態となることから、シャッタ部材5の自重及びインナーロータ4と下シェル7との間に生じる摩擦力等によって、開口部24,44が完全に閉塞された状態に維持される。
【0121】
次に、このディスクドライブ装置70では、開閉扉76がカートリッジ挿脱口75を開放させて、この開放されたカートリッジ挿脱口75からローディング機構によりディスクカートリッジ1が自動的に排出されることになる。
【0122】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るディスクカートリッジによれば、カートリッジ本体の内部に塵埃等が侵入するのを確実に防止することが可能であり、特に、上シェルから順に、少なくともディスク状記録媒体と、中シェルと、シャッタ部材と、下シェルとを重ね合わせて組み立てるのに好適な構造となっていることから、開口部が形成された下シェル側から順に重ね合わせて組み立てた場合と比較して、カートリッジ本体内部への塵埃等の侵入を抑制することが可能である。また、このディスクカートリッジによれば、タブ収納部に収納されたタブ部材を適切且つ安定的にスライド操作することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクカートリッジを上シェル側から見た斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジを上シェル側から見た分解斜視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジを下シェル側から見た斜視図である。
【図4】上記ディスクカートリッジを下シェル側から見た分解斜視図である。
【図5】上記ディスクカートリッジを構成する上シェルの内面側の平面図である。
【図6】上記ディスクカートリッジを構成する下シェルの内面側の平面図である。
【図7】上記ディスクカートリッジを構成する上シェルと下シェル7との突合せ部分を拡大して示す要部断面図である。
【図8】図1中線分A−A’による断面図である。
【図9】上記ディスクカートリッジにおいて、カートリッジ本体に対するインナーロータの開放位置を示す透視平面図である。
【図10】上記ディスクカートリッジにおいて、カートリッジ本体に対するインナーロータの閉塞位置を示す透視平面図である。
【図11】上記ディスクカートリッジを構成するシャッタ部材を上シェル側から見た斜視図である。
【図12】上記ディスクカートリッジを構成するシャッタ部材を下シェル側から見た斜視図である。
【図13】上記ディスクカートリッジにおいて、インナーロータに対するシャッタ部材の開放位置を示す斜視図である。
【図14】上記ディスクカートリッジにおいて、インナーロータに対するシャッタ部材の閉塞位置を示す斜視図である。
【図15】上記ディスクカートリッジを構成するインナーロータとシャッタ部材との係合部分を拡大して示す要部断面図である。
【図16】上記ディスクカートリッジに用いられるディスクドライブ装置の外観斜視図である。
【図17】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、開口部が完全に閉塞された状態を示す透視平面図である。
【図18】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、インナーロータ側のリフトアップ用凸部が上シェル側のリフトアップ用凸部に乗り上げた状態を示す要部断面図である。
【図19】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、インナーロータ側のリフトアップ用凸部と上シェル側のリフトアップ用凸部との係合状態が解除された状態を示す要部断面図である。
【図20】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、開口部が少し開放された状態を示す透視平面図である。
【図21】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、開口部が更に少し開放された状態を示す透視平面図である。
【図22】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、開口部が更に少し開放された状態を示す透視平面図である。
【図23】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、開口部が更に少し開放された状態を示す透視平面図である。
【図24】上記ディスクカートリッジの開閉動作を説明するための図であり、開口部が完全に開放された状態を示す透視平面図である。
【図25】上記ディスクカートリッジを構成するタブ部材と上シェル側のタブ収納部とを示す要部斜視図である。
【図26】図25中矢印B方向から見た矢視図である。
【図27】図25中線分C−C’による断面図である。
【図28】上記ディスクカートリッジを構成するタブ部材と上シェル側のタブ収納部との係合状態を示す要部斜視図である。
【図29】上記ディスクカートリッジを構成するタブ部材と上シェル側のタブ収納部との係合状態を示す要部断面図である。
【図30】従来のディスクカートリッジの一構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 カートリッジ本体、3 光ディスク、4 インナーロータ、5 シャッタ部材、6 上シェル、7 下シェル、8 上シェルの外周壁、21 下シェルの外周壁、24 カートリッジ本体の開口部、29 ロック部材、30 タブ部材、40 チャッキングプレート、42 プレート押え、44 インナーロータの開口部、81 本体部、82 係合凸部、83 切換弾性凸部、84 スライド操作凸部、85 スライド片部、86 ガイド凸部、87 段差部、88 切換凹部、89 上側切欠部、90 ガイド凹部、91ガイド孔
Claims (5)
- ディスク状記録媒体と、
互いの周壁が突き合わされた上シェルと下シェルとを有し、内部に上記ディスク状記録媒体が回転可能に収納されると共に、少なくとも下シェルの周壁の一部が開放され、当該開放端から上記ディスク状記録媒体の一部が内外周に亘って外方へと臨む開口部が形成されたカートリッジ本体と、
上記カートリッジ本体の内部で回動可能に支持されると共に、上記カートリッジ本体の開口部に対応した開口部が形成された中シェルと、
上記中シェルが回動することによって、上記カートリッジ本体の開口部を閉塞する位置と上記カートリッジ本体の開口部を開放する位置との間で移動するシャッタ部材と、
上記カートリッジ本体の一コーナー部に形成されたタブ収納部にスライド可能に収納されたタブ部材とを備え、
上記タブ部材は、少なくとも上記タブ収納部を形成する上記上シェルの外周側の周壁と上記上シェルの内周側の周壁との間に保持される本体部と、上記上シェルの内周側の周壁に形成された厚み方向の段差部と係合される係合凸部とを有することを特徴とするディスクカートリッジ。 - 上記タブ部材は、スライド方向の両端部に位置するときに、上記上シェルの内周側の周壁に形成された一対の切換凹部と選択的に係合されると共に、当該上シェルの内周側の周壁に対して近接離間する方向に弾性変位可能とされた切換弾性凸部を有することを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記タブ部材は、上記カートリッジ本体の側面部に形成されたタブ開口部から外部に臨むと共に、当該タブ開口部を開放する位置と当該タブ開口部を閉塞する位置との間でスライド操作されるスライド操作凸部を有することを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記タブ部材は、上記スライド操作凸部が上記タブ開口部を閉塞する位置にあるときに、上記本体部と共に上記タブ開口部を閉塞し、上記スライド操作凸部が上記タブ開口部を開放する位置にあるときに、上記上シェルの外周側の周壁と内周側の周壁との間に形成されたガイド凹部と係合されるスライド片部を有することを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
- 上記タブ部材は、上記下シェルに形成されたガイド孔にスライド可能に係合されたガイド凸部を有しており、
上記ガイド凸部が上記ガイド孔の一方端部に位置するときには、上記本体部が上記ガイド孔の一方側の一部を閉塞し、上記ガイド凸部が上記ガイド孔の他方端部に位置するときには、上記本体部が上記ガイド孔の他方側の一部を閉塞することを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
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