JP4040731B2 - エチレン性不飽和イソシアナートを製造する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エチレン性不飽和イソシアナート、特にビニルイソシアナート、ビニルベンジルイソシアナート又は不飽和有機酸のイソシアナトエステル、例えばイソシナトアルキル(メタ)アクリラートの製造方法に関する。
【0002】
イソシアナトアルキル(メタ)アクリラートは、知られている化合物であり、通常ホスゲンを用いて製造される。例えば、イソシアナトエチルメタクリラート(IEM)の工業的製法は、スルホラン中で200℃を超える温度で、N−2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド(エタノールアミノとメチルメタクリラートの反応から得られる)の環化により、2−イソプロペニル−オキサゾリンを形成させ、次いで得られた化合物をホスゲンと反応させて、イソシアナト化合物を形成させることにより行われる。ホスゲン(これは、毒性であり、装置−集中手段でのみ操作することができる)の使用を避ける種々の試みは、現在まで成功していない。したがって、イソシアナトアルキル(メタ)アクリラート及び関連化合物のホスゲンを使用しない、穏やかな製造方法の必要性が存在している。驚くべきことに、ある種のエチレン性不飽和イソシアナートは、好都合には適当なウレタン前駆体のN−シリル化、次いで温和な条件下での熱処理により得ることができる。
【0003】
したがって、本発明は、エチレン性不飽和イソシアナートを製造する方法であって、エチレン性不飽和ウレタンをウレタン窒素位置でシリル化し、次いで得られたエチレン性不飽和N−シリル−ウレタンを、上昇した温度での熱分解により所望のイソシアナートに変換することを特徴とする方法に関する。
【0004】
更に詳細には、本発明は、式(1):
【0005】
【化16】
【0006】
(式中、
R1 は、水素又はメチルであり、
xは、0又は1の数であり、
Bは、フェニレン若しくはC7 −C12アラルキレン(これらは、それぞれ、非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル若しくはC1 −C4 アルコキシで置換されている)又は式(2):
【0007】
【化17】
【0008】
(式中、
B1 は、直鎖又は分岐鎖のC2 −C12アルキレン(これらは、中断されていないか、又は1個若しくは2個以上の酸素原子で中断されている)で示される基である)で示される化合物を製造するための方法であって、
式(3):
【0009】
【化18】
【0010】
(式中、
R2 は、C1 −C4 アルキル又はフェニル(これらは、非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンにより置換されている)であり、そして
R1 、B及びxは、上記と同義である)で示されるエチレン性不飽和ウレタンを、シリル化剤の助けにより、式(5):
【0011】
【化19】
【0012】
(式中、
R3 、R3 ′及びR3 ″は、それぞれ、他と独立して、C1 −C4 アルキルであり、そして
変数:R1 、R2 、B及びxは、上記と同義である)で示されるエチレン性不飽和のN−シリル−ウレタンへ変換し、次いでその化合物を、上昇した温度でエチレン性不飽和のイソシアナートへ変換することを特徴とする方法に関する。
【0013】
C1 −C4 アルキルは、一般にメチル、エチル、n−若しくはiso −プロピル又はn−、iso −、sec −若しくはtert−ブチル、好適にはメチル又はエチル、特にメチルであると理解される。C1 −C4 アルコキシは、一般にメトキシ、エトキシ、n−若しくはiso −プロポキシ及びn−、iso −、sec −若しくはtert−ブトキシ、好適にはメトキシ又はエトキシ、特にメトキシを含む。ハロゲンは、一般に、例えばフルオロ、ブロモ、ヨウド又はクロロ、好適にはブロモ又はクロロ、特にクロロである。
【0014】
R1 は、水素又は好適にはメチルである。
【0015】
変数:xは、例えば数0、又は好適には数1である。
【0016】
フェニレン基としてのBは、例えば1,2−、1,3−又は1,4−フェニレン(これらは、非置換又はメチル若しくはメトキシで置換されている)である。フェニレン基としてのBは、好適には1,3−又は1,4−フェニレンである。
【0017】
アラルキレンとしてのBは、例えばベンジレン(これは、非置換又はメチル若しくはメトキシで置換されている)であり、それぞれの場合のメチレン基は、イソシアナト窒素に結合している。アラルキレンとしてのBは、好適には1,3−、1,4−フェニレンメチレン基、それぞれの場合のメチレン基は、イソシアナト又はウレタン窒素に結合している。
【0018】
Bが、上述の式(2)の基であるとき、B1 は、例えば1−メチル−若しくは1,1−ジメチル−メチレン、1,2−エチレン、1,2−若しくは1,3−プロピレン、2−メチル−プロピレン、又は1,2−、1,3−、1,4−若しくは2,3−ブチレン、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン、2−メチル−若しくは2,3−ジメチル−1,4−ブチレン、1,2−、1,3−、1,4−若しくは1,5−ペンチレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−ペンチレン、又は1,2−、1,3−、1,4−、1,5−若しくは1,6−ヘキシレン、2,3−ジメチル若しくは2,4−ジメチル−若しくは3,4−ジメチル−若しくは2,3,4−トリメチル−若しくは2,2,3−トリメチル−若しくは2,2,4−トリメチル−若しくは2,2,3,3,−テトラメチル−若しくは2,2,3,4−テトラメチル−1,5−ペンチレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−若しくは2、2−ジメチル−若しくは3,3−ジメチル−若しくは2,3−ジメチル−若しくは2,4−ジメチル若しくは3,4−ジメチル若しくは2,2,3−トリメチル−若しくは2,2,4−トリメチル−若しくは2,2,5−トリメチル−若しくは2,3,4−トリメチル−若しくは2,2,4,5−テトラメチル−1,6−ヘキシレン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−若しくは1,6−ヘプチレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−若しくは5−メチル−若しくは2,2−ジメチル−若しくは3,3−ジメチル−若しくは2,3−ジメチル−若しくは2,4−ジメチル−若しくは3,4−ジメチル−若しくは2,3,4−トリメチル−若しくは2,2,4−トリメチル−若しくは2,2,5−トリメチル−若しくは2,2,6−トリメチル−若しくは2,3,4−トリメチル−若しくは2,4,5−トリメチル−若しくは2,4,6−トリメチル−若しくは2,2,4,5−テトラメチル−1,7−ヘプチレン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、1,6−若しくは1,7−オクチレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−若しくは5−メチル−若しくは6−メチル−若しくは2,2−ジメチル−若しくは3,3−ジメチル−若しくは2,3−ジメチル−若しくは2,4−ジメチル−若しくは3,4−ジメチル−若しくは2、6−ジメチル−若しくは2、7−ジメチル−若しくは2,2,4−トリメチル−若しくは2,2,5−トリメチル−若しくは2,2,6−トリメチル−若しくは2,2,5,6−テトラメチル−1,8−オクチレン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,7−若しくは1,8−ノニレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−若しくは5−メチル−若しくは6−メチル−若しくは7−メチル−若しくは8−メチル−若しくは2,2−ジメチル−若しくは3,3−ジメチル−若しくは2,3−ジメチル−若しくは2,4−ジメチル−若しくは3,4−ジメチル−若しくは2,6−ジメチル−若しくは2,7−ジメチル−若しくは2,8−ジメチル−若しくは2,2,4−トリメチル−若しくは2,2,5−トリメチル−若しくは2,2,6−トリメチル−若しくは2,2,7−トリメチル−若しくは2,2,8−トリメチル−ノニレン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,7−、1,8−若しくは1,9−デシレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−若しくは5−メチル−若しくは6−メチル−若しくは7−メチル−若しくは8−メチル−若しくは9−メチル、2,2−ジメチル−若しくは3,3−ジメチル−若しくは2,3−ジメチル−若しくは2,4−ジメチル−若しくは3,4−ジメチル−若しくは2、6−ジメチル−若しくは2、7−ジメチル−若しくは2,8−ジメチル−若しくは2,9−ジメチル−1,10−デシレン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,7−、1,8−、1,9−デシレン若しくは1,10−ウンデシレン、2−メチル−若しくは3−メチル−若しくは4−メチル−若しくは5−メチル−若しくは6−メチル−若しくは7−メチル−若しくは8−メチル−若しくは9−メチル若しくは10−メチル−1,11−ウンデシレン、1,4−、1,5−、1,6−、1,7−、1,8−、1,9−デシレン、1,10−若しくは1,11−ドデシレンであってよい。
【0019】
酸素原子で中断されていてもよいアルキレンの例は、−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −、−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −、−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 −、〔−CH(CH3)CH2 −O−CH(CH3)CH2 −〕、−CH(CH3)CH2 −O−CH2 CH2 −、−CH(C2 H5)CH2 −O−CH2 CH2 −、〔−CH(C2 H5)CH2 −O−CH(C2 H5)CH2 −〕及び−CH2 CH2 CH2 CH2 −O−CH2 CH2 CH2 CH2 −である。
【0020】
B1 は、好適には直鎖又は分岐鎖のC2 −C8 アルキレン、特に直鎖C2 −C8 アルキレン、特に直鎖C2 −C4 アルキレンである。本発明の好適な実施態様において、B1 は、1,2−エチレンである。
【0021】
Bは、好適には、B1 が、上述の定義と上述の好適な意味を有する式(2)の基である。
【0022】
好適には、R2 は、C1 −C2 アルキル又はフェニル(これは、非置換であるか、又はメチル、メトキシ若しくはクロロにより置換されている)であり;R2 は、特にメチル、エチル又はフェニルである。特に好適な基:R2 の例は、エチル、特にフェニルである。
【0023】
不飽和ウレタン前駆体のシリル化に適切なものは、原則として、例えばA.E.Pierce, Silylation of Organic Compounds, Pierce Chemical Corp.Rockford III.1968,pages 7-26から知られているように、通常用いられるいかなるシリル化剤でもよい。適切なシリル化剤の例は、アルキルシリルハライド、アルキルシリルアミド、ヘキサアルキル−ジシラザン及びN−シリルアセトアミドである。
【0024】
シリル化剤は、例えば、式(4a)、(4b)、(4c)、(4d)又は(4e):
【0025】
【化20】
【0026】
(式中、
Xは、ハロゲン、例えばブロモ又はクロロ、好適にはクロロであり、
R3 、R3 ′及びR3 ″は、それぞれ他と独立して、C1 −C4 アルキル、好適にはメチル又はエチル、特にメチルであり、
R4 及びR4 ′は、それぞれ他と独立して、水素又はC1 −C4 アルキル、好適には水素、メチル又はエチルであり、そして
R5 は、C1 −C4 アルキル、好適にはメチル又はエチル、特にメチルである)の化合物に相当する。
【0027】
式(4a)〜(4e)において、変数:R3 、R3 ′及びR3 ″は、異なるか、又は好適には同一である。
【0028】
好適なシリル化剤の例は、トリメチル−若しくはトリエチル−シリルブロミド、トリメチル−若しくはトリエチル−シリルクロリド、ヘキサメチルジシラザン、N−トリメチルシリル−N,N−ジエチルアミン、N−トリメチルシリル−N−メチルアミン、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド及びN−トリメチルシリル−N−メチルアセトアミドである。特に好適なシリル化剤は、トリメチルシリルクロリド、ヘキサメチルジシラザン、N−トリメチルシリル−N,N−ジエチルアミン、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド及びN−トリメチルシリル−N−メチルアセトアミドである。複数の異なるシリル化剤の混合物、例えばトリメチルシリルクロリド/ヘキサメチルジシラザンの例もまた可能である。
【0029】
エチレン性不飽和ウレタン前駆体、例えば式(3)の化合物のシリル化は、好都合には非プロトン性有機溶媒(非極性及び双極性溶媒の両方が適当である)中で実施される。適切な溶媒の例は、脂肪族又は芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレン若しくはキシレン混合物、又はシクロヘキサン、ハロゲン化炭化水素、例えばメチレンクロリド若しくはクロロホルム、ジオキサン若しくはテトラヒドロフランのようなエーテル、及び双極性非プロトン溶媒、例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン若しくはアセトニトリルである。好適な有機溶媒は、脂肪族又は芳香族炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレン若しくはキシレン混合物、又はシクロヘキサン、及び環状エーテル、例えば特にジオキサン又はテトラヒドロフランである。特に好適な溶媒は、ベンゼン、キシレン若しくはキシレン混合物又は特にトルエンである。異なる溶媒の混合物もまた可能である。更に、反応混合物への非−揮発性重合阻止剤、例えばジ−tert−ブチル−p−クレゾールの添加はしばしば有利である。
【0030】
シリル化に用いられる温度は、主としてシリル化剤の反応性及び用いる溶媒に依存し、広い範囲で変えることができる。0〜60℃の温度又は好適には約15〜50℃の温度が好都合である。反応時間は、同様に広い範囲で変えることができ、例えば約15分から24時間であることができる。
【0031】
用いるシリル化剤に従い、シリル化混合物に酸受容体又は酸触媒を加えるのが有利である。酸受容体の添加は、上述の式(4a)の化合物、例えばトリメチルクロロシランが、シリル化剤として用いられるときに、好適である。適切な酸受容体は、原理的に、塩基活性を有する全ての化合物である。有機アミン、特に脂肪族又は芳香族アミン、例えばピリジン及びtri −C1 −C4 アルキルアミン、好適にはトリエチルアミンである。酸触媒の添加は、上記の式(4b)又は(4c)の化合物が用いられるときに、好適である。酸触媒として、例えば上述の式(4a)の化合物、例えばトリメチルクロロシラン、又は有機酸、例えばトリクロロ酢酸を用いることができる。
【0032】
シリル化剤は、シリル化すべきウレタンに基づいて、少なくとも当量、好適には100モル%までの過剰で用いられる。シリル化剤が過剰で用いられるとき、それは、シリル化すべきウレタンに基づいて、好適には5〜50モル%、特に5〜30モル%のモル過剰で存在する。酸受容体が用いられるとき、それは、シリル化剤に基づいて、好都合には約当モルで存在している。
【0033】
例えば、上述の式(5)に相当する、生成されたエチレン性不飽和のN−シリルウレタンは、単離若しくは精製の後、又は処理せずに直接に、熱的にシリルエーテルの脱離により、所望のイソシアナートへ変換される。熱分解は、好都合には不活性溶媒、例えば上述の脂肪族若しくは芳香族炭化水素、好適にはベンゼン、トルエン若しくはキシレン、特にトルエン中で、上昇した温度、例えば40〜150℃、好適には70〜120℃、特に80〜100℃で行われる。更に、非−揮発性重合阻止剤、例えばジーtert−ブチル−p−クレゾールの存在下に、反応及び/又は処理を行うのが有利である。
【0034】
得られた式(1)の化合物は、それ自体既知の方法、例えば蒸留により、反応混合物から単離及び精製することができる。当業者は、本発明の反応工程及び反応混合物の処理が、最終生成物及びシリル化中間体の湿気へ感受性のために、一般に保護ガス、例えば窒素又はアルゴン下で行われることを知っている。
【0035】
本発明の好適な実施態様は、上述の式(1)の化合物(式中、xは、数1であり、Bは、式(2)(ここで、B1 は、直鎖又は分岐鎖のC2 −C8 アルキレンである)の基であり、そしてR1 は、水素又はメチルである)の化合物を製造するための方法であって、上記の式(3)(ここで、R2 は、エチル又はフェニルであり、そしてR1 、B及びxは、上記と同義である)の化合物を、アルキルシリルハライド、アルキルシリルアミン、ヘキサアルキル−ジシラザン及びN−シリルアセトアミドよりなる群から選択されるシリル化剤と反応させて、上述の式(5)の化合物を形成させ、次いで処理せずに直接にその化合物を70〜120℃の温度で熱分解に付すことを特徴とする方法に関する。
【0036】
例えば、上記の式(3)に相当するウレタン前駆体は、それ自体知られているか、又はそれ自体知られた方法で得ることができる。
【0037】
上述の式(3)(式中、xは、数0である)の前駆体は、例えばビニルハライド、例えばビニルブロミドと、カルバミン酸エステル例えばウレタンとの反応により得ることができる。
【0038】
式(3)(xは、数1である)の化合物は、式(6):
【0039】
【化21】
【0040】
(式中、
B及びR1 は、それぞれ上記と同義である)の化合物を、式(7):
【0041】
【化22】
【0042】
(式中、
Xは、ハロゲン、好適にクロロであり、そしてR2 は、上記と同義である)のハロギ酸エステルと反応させることにより得ることができる。
【0043】
式(3)(Bは、上述の式(2)の基である)の化合物の製造は、式(8):
【0044】
【化23】
【0045】
(式中、
Xは、ハロゲン、好適にはクロロであり、そして
R1 は、上記と同義である)の化合物を、式(9):
【0046】
【化24】
【0047】
(式中、
B1 及びR2 は、上記と同義である)の化合物との反応により得ることができる。式(6)、(7)、(8)及び(9)の化合物は、すべて知られているか、又はそれ自体既知の方法を用いて調製することができる。
【0048】
本発明の好適な実施態様は、式(1a):
【0049】
【化25】
【0050】
(式中、
R1 は、水素又はメチルであり、そして
B1 は、直鎖又は分岐鎖のC2 −C12アルキレン(これらは、中断されていないか、又は1個若しくは2個以上の酸素原子で中断されている)である)で示される化合物を製造する方法であって、
(a)式(6a):
【0051】
【化26】
【0052】
(式中、
R1 及びB1 は、それぞれ、上記と同義である)で示される化合物又はその酸付加塩を、式(7):
【0053】
【化27】
【0054】
(式中、
Xは、ハロゲンであり、そして
R2 は、C1 −C4 アルキル又はフェニル(これらは、非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されている)である)のハロギ酸エステルと反応させ、式(3a):
【0055】
【化28】
【0056】
の化合物を形成させ、
(b)(a)により得られるウレタン化合物を、シリル化剤の助けにより、式(5a):
【0057】
【化29】
【0058】
(式中、
R3 、R3 ′及びR3 ″は、それぞれ他と独立して、C1 −C4 アルキルであり、そして
変数:R1 、R2 及びB1 は、上記と同義である)の化合物へ変換し、次いで(c)(b)により得られるN−シリルウレタン化合物の熱分解により、式(1)の化合物へ変換することを特徴とする方法に関する。
【0059】
本発明の更に好適な実施態様は、式(1a):
【0060】
【化30】
【0061】
(式中、
R1 は、水素又はメチルであり、そして
B1 は、直鎖又は分岐鎖のC2 −C12アルキレン(これらは、中断されていないか、又は1個若しくは2個以上の酸素原子で中断されている)である)で示される化合物を製造する方法であって、
(a)式(8):
【0062】
【化31】
【0063】
(式中、
R1 は、上記と同義であり、そして
Xは、ハロゲンである)で示される化合物を、式(9):
【0064】
【化32】
【0065】
(式中、
R2 は、C1 −C4 アルキル又はフェニル(これらは、非置換であるか、又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンで置換されている)であり、
B1 は、上記と同義である)の化合物と反応させて、式(3a):
【0066】
【化33】
【0067】
の化合物を形成させ、
【0068】
(b)(a)により得られるウレタン化合物を、シリル化剤の助けにより、式(5a):
【0069】
【化34】
【0070】
(式中、
R3 、R3 ′及びR3 ″は、それぞれ他と独立して、C1 −C4 アルキルであり、そして
変数:R1 、R2 及びB1 は、上記と同義である)の化合物へ変換し、次いで(c)(b)により得られるN−シリルウレタン化合物の熱分解により、式(1)の化合物へ変換することを特徴とする方法に関する。
【0071】
本発明の方法により製造することができ、例えば上記の式(1)の化合物に相当するエチレン性不飽和イソシアナートは、広範囲の生産物、例えば製薬又は殺草剤の分野での生産物の原料として用いることができるか、又は特にポリマー又はコポリマーの製造のモノマー又はコモノマーとして用いることができる。この化合物は、多くの生物医学製品及び材料、例えばコンタクトレンズの製造に用いられる、特に重合しうるマクロマー及びマクロ−モノマーの製造に有用である。
【0072】
以下の実施例は、本発明を更に詳細に説明するためのものである;しかしながら、それらはいかなる方法においてもその範囲を限定することを意図していない。特に断らないかぎり、温度は摂氏度で与えられている。
【0073】
【実施例】
式(3)のウレタンの調製
【0074】
実施例1:
エタノールアミン608mlを窒素雰囲気下に反応容器中で乾燥メチレンクロリド13リットルに溶解し、次いでテトラブチルアンモニウムブロミド6.7g及び炭酸ナトリウム2,378gを加えた。混合物を均一懸濁物が生成するまで攪拌し、10℃まで冷却した。乾燥メチレンクロリド5リットル中のフェニルクロロホーマート1,402mlを10〜15℃約11時間で滴下により加え、発熱反応を氷を用いて外部より冷却して制御した。添加が完了した後、原料が完全に反応するまで攪拌を続けた(25℃で約30分)。得られた懸濁液を濾過し、次いで回転濃縮器を用いて約1リットルまで濃縮した。n−ヘキサン5リットルを加え、得られた懸濁液を室温(25℃)で1晩攪拌した;次いで懸濁液を10℃に冷却し、固形物を濾過により単離した。得られた結晶性生成物をn−ヘキサン500mlで2回洗浄し、30℃で真空下に乾燥した。化合物:N−(2−ヒドロキシエチル)−フェニルカーバマートを、融点79〜80℃を有する白色結晶生成物として得た。
【0075】
上記に調製したN−(2−ヒドロキシエチル)−フェニルカーバマート620.3g及びメチレンクロリド7.5リットルを反応容器中で窒素雰囲気下に混合した。新たに蒸留したメタクリロイルクロリド1,000mlを、得られた懸濁液に加えた。アルゴン保護ガスの弱い流れを反応容器に通しながら80℃での加熱を1晩行った。透明溶液が生成した。25℃に冷却し、回転濃縮器を用いて溶媒を完全に留去した。得られた結晶性固体をトルエン5リットルとn−ヘキサン3リットルの混合物から再結晶し、次いでn−ヘキサン500mlで洗浄し、30℃、真空下に乾燥した。化合物:N−(2−メタクリロイルエチル)−フェニルカーバマートを、融点105〜106℃を有する白色結晶生成物として得た。
【0076】
実施例2:
乾燥窒素下で完全に加熱された反応容器中に、2−アミノエチルメタクリラート塩酸塩15.56gを窒素雰囲気下に、乾燥N,N−ジメチルアセトアミド30mlに溶解し、透明な淡黄色溶液を4℃に冷却した。次いで、その温度で、(a)乾燥メチレンクロリド50ml中のフェニルクロロホーマート15.66gの溶液、及び(b)乾燥メチレンクロリド50ml中のトリエチルアミン20.5gの溶液を同時に加えた。約4℃で1.5時間後、この混合物を室温に暖め、更に12時間攪拌した。ジ−tert−ブチル−p−クレゾール15mgを加え、得られた白色懸濁液から、回転濃縮器を用いてほとんどの溶媒を留去した。得られた懸濁物をメチレンクロリド200mlを加えて希釈し、それぞれ水200mlを用いて3回抽出した;有機相を炭酸ナトリウムを用いて乾燥した。回転濃縮器を用いて蒸留により濃縮した後、得られた残渣をジエチルエーテル/メチレンクロリド4:1から再結晶した。化合物:N−(2−メタクリロイルエチル)−フェニルカーバマートを融点110℃を有する白色結晶生成物の形態で得た。
【0077】
実施例3:
実施例1に記載した方法を用いて、乾燥メチレンクロリド中のN−(2−ヒドロキシエチル)−フェニルカーバマート18.1gを、アクリロイルクロリド9.05g及びトリエチルアミン10.1gと反応させ、化合物:N−(2−アクリロイルオキシエチル)フェニルカーバマートを得、トルエン/ヘキサンから再結晶した。
【0078】
式(1)のイソシアナートの調製
実施例4:
実施例1又は2に従い得たN−(2−アクリロイルオキシエチル)フェニルカーバマート400gを湿気を厳密に排除しながらアルゴン保護ガス下に乾燥トルエン3リットル中に懸濁した。乾燥トリエチルアミン240g及びジ−tert−ブチル−p−クレゾール4g加えた後、反応混合物を50℃に加熱し、次いで新たに蒸留したトリメチルシリルクロリド204gを約20分かけて滴下により加えた。50℃で6時間後にシリル化が完結し、トリエチルアンモニウムクロリドを含む懸濁液が生成した。
【0079】
得られたN−シリル化ウレタンからのフェノキシ−トリメチルシランの熱脱離を還流下(約100℃)に約8時間この懸濁液を加熱することにより実施した。次いで、トリエチルアンモニウムクロリドを完全に結晶化するために、室温で一晩攪拌した。反応混合物の処理のために、乾燥トルエン100ml中のジ−tert−ブチル−p−クレゾール2gを加え、低沸点成分(過剰のトリエチルアミン、トリメチルシリルクロリド)を約80〜100℃での蒸留により除いた。25℃に冷却した後、トリエチルアンモニウムクロリドをアルゴン保護ガス下で濾過により分離し、乾燥トルエンで数回洗浄した;集めた濾液を回転濃縮器を用いて約680gの量に濃縮した。残渣を先ず約4〜5mbarで分留に注意せず急速に蒸留した。沸点60〜80℃を有する画分を集め、ジ−tert−ブチル−p−クレゾール2gを更に加え、ビグローカラムを用いる分留に付した。化合物:2−イソシアナトエチルメタクリラートを、7mbarで沸点60℃を有する無色油状物として得た。
【0080】
実施例5:
実施例4に記載した方法と同様な方法で、実施例3に従い得たN−(2−アクリロイルオキシエチル)−フェニルカーバマート47.6gを、トリメチルクロロシラン22.8g及びトリエチルアミン21.2gを用いて乾燥トルエン中でシリル化した。中間体を単離せずに方法を継続し、熱分解、続いて分留の後に、5mbarで沸点52〜54℃を有する化合物:2−イソシアナトエチルアクリラートを得た。
Claims (15)
- 式(1):
R1は、水素又はメチルであり、
xは、0又は1の数であり、
Bは、フェニレン若しくはC7−C12アラルキレン(これらのそれぞれは、非置換であるか、又はC1−C4アルキル若しくはC1−C4アルコキシで置換されている)又は式(2):
で示されるエチレン性不飽和イソシアナートを製造するための方法であって、
式(3):
R2は、C1−C4アルキル又はフェニル(これは、非置換であるか、又はC1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロゲンにより置換されている)であり、
変数:R1、B及びxは、上記と同意義である]
で示されるエチレン性不飽和ウレタンを、シリル化剤の助けにより、式(5):
R3、R3′及びR3″は、それぞれ,他と独立して、C1−C4アルキルであり、
変数:R1、R2、B及びxは、上記と同意義である)
で示されるエチレン性不飽和N−シリル−ウレタンへ変換し、次いで,その化合物を、70〜120℃の温度で、式(1)で示されるエチレン性不飽和イソシアナートへ変換することを特徴とする方法。 - xが、数1である、請求項1記載の方法。
- xが、数1であり、Bが、請求項1の式(2)で示される基である、請求項1又は2記載の方法。
- B1が、直鎖又は分岐鎖のC2−C8アルキレン、好適には直鎖C2−C4アルキレンである、請求項1乃至3のいずれか1項記載の方法。
- R2が、C1−C2アルキル又はフェニル(これは、非置換であるか、又はメチル、メトキシ若しくはクロロにより置換されている)、好適にはエチル又はフェニルである、請求項1乃至4のいずれか1項記載の方法。
- シリル化剤が、アルキルシリルハライド、アルキルシリルアミン、ヘキサアルキル−ジシラザン又はN−シリルアセトアミドである、請求項1乃至5のいずれか1項記載の方法。
- シリル化剤が、トリメチルシリルクロリド、ヘキサメチルジシラザン、N−トリメチルシリル−N,N−ジエチルアミン、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド若しくはN−トリメチルシリル−N−メチルアセトアミド、又はトリメチルシリルクロリドとヘキサメチルジシラザンの混合物である、請求項1乃至7のいずれか1項記載の方法。
- エチレン性不飽和ウレタンのシリル化を、保護ガス雰囲気下、非プロトン性有機溶媒中、15〜50℃の温度で行う、請求項1乃至8のいずれか1項記載の方法。
- エチレン性不飽和N−シリル−ウレタンを、精製せずに、直接に、エチレン性不飽和イソシアナートに熱的に変換する、請求項1乃至9のいずれか1項記載の方法。
- エチレン性不飽和イソシアナートを形成させるための、エチレン性不飽和N−シリル−ウレタンの熱分解を、保護ガス雰囲気下、非プロトン性有機溶媒中で行う、請求項1乃至10のいずれか1項記載の方法。
- 式(1)[ここで、xは、数1であり、Bは、式(2)(ここで、B1は、直鎖又は分岐鎖のC2−C8アルキレンである)で示される基であり、R1は、水素又はメチルである]で示される化合物を製造するための方法であって、
式(3)(ここで、R2はエチル又はフェニルであり、R1、B及びxは、上記と同意義である)で示される化合物を、アルキルシリルハライド、アルキルシリルアミン、ヘキサアルキル−ジシラザン及びN−シリルアセトアミドよりなる群から選択されるシリル化剤と反応させて、式(5)で示される化合物を形成させ、次いで、この化合物を、精製せずに、直接に、70〜120℃の温度で熱分解に付すことを特徴とする、請求項1記載の方法。 - R2が、フェニルであり、そして熱分解を、80〜100℃の温度で行う、請求項12記載の方法。
- 式(1a):
R1は、水素又はメチルであり、
B1は、直鎖又は分岐鎖のC2−C12アルキレン(これは、中断されていないか、又は1個若しくは2個以上の酸素原子で中断されている)である]
で示される化合物を製造する方法であって、
(a)式(6a):
R1及びB1は、それぞれ、上記と同意義である)
で示される化合物又はその酸付加塩を、式(7):
Xは、ハロゲンであり、
R2は、C1−C4アルキル又はフェニル(これは、非置換であるか、又はC1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロゲンで置換されている)である]
で示されるハロギ酸エステルと反応させて、式(3a):
R1、R2及びB1は、それぞれ、上記と同意義である)
で示される化合物を形成させ、
(b)(a)により得られるウレタン化合物を、シリル化剤の助けにより、式(5a):
R3、R3′及びR3″は、それぞれ、他と独立して、C1−C4アルキルであり、
変数:R1、R2及びB1は、上記と同意義である)
で示される化合物へ変換し、次いで
(c)(b)により得られるN−シリルウレタン化合物を、70〜120℃の温度での熱分解により、式(1a)で示される化合物へ変換することを特徴とする方法。 - 式(1a):
R1は、水素又はメチルであり、
B1は、直鎖又は分岐鎖のC2−C12アルキレン(これは、中断されていないか、又は1個若しくは2個以上の酸素原子で中断されている)である]
で示される化合物を製造する方法であって、
(a)式(8):
R1は、上記と同意義であり、
Xは、ハロゲンである)
で示される化合物を、式(9):
R2は、C1−C4アルキル又はフェニル(これは、非置換であるか、又はC1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ若しくはハロゲンで置換されている)であり、
B1は、上記と同意義である]
で示される化合物と反応させて、式(3a):
R1、R2及びB1は、それぞれ、上記と同意義である)
で示される化合物を形成させ、
(b)(a)により得られるウレタン化合物を、シリル化剤の助けにより、式(5a):
R3、R3′及びR3″は、それぞれ,他と独立して、C1−C4アルキルであり、
変数:R1、R2及びB1は、上記と同意義である)
で示される化合物へ変換し、次いで
(c)(b)により得られるN−シリルウレタン化合物を、70〜120℃の温度での熱分解により、式(1a)で示される化合物へ変換することを特徴とする方法。
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