JP4039807B2 - ヒトの鼻に挿入するための器具 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、ヒトの鼻に活性薬剤を施用する目的及び診断剤を接触させる目的、並びに鼻呼吸を改善する目的に特に適する、ヒトの鼻に挿入するための器具に関する。
【0002】
技術的背景
鼻呼吸改善の背景
鼻呼吸障害には非常に多くの原因があり得る。例えば、鼻骨または鼻軟骨構造の先天性または後天性の変形が、慢性炎症または変性による組織変化と同じく、原因となり得る。
【0003】
人体を通る呼吸の流れは、鼻前庭、すなわちvestibulum nasiを通って空気が流れる時に始まる。鼻軟骨の変形及び結合組織構造の弾性不足により鼻前庭狭窄が生じ得る。さらに、吸息中に鼻翼の引き締めがおこり、よって鼻呼吸が制限されることがあり得る。結合組織構造の変性変化は前記鼻呼吸制限の原因となることが多いので、この現象は年齢を重ねるほどおこりやすくなり、うるさいいびきの原因となることもまれではない。
【0004】
鼻呼吸改善を施す場合、その効果は鼻前庭領域の管腔状況を最適化することである。この目的のため、蝶に似た形状の器具が、外鼻孔を拡張するかまたは吸息中の鼻翼の引き締めを防止し、よって鼻前庭の内径を維持または拡大するように鼻前庭領域に取り付けられる。
【0005】
活性薬剤施用の背景
鼻粘膜は良好な吸収特性を有し、したがって一般原則として薬剤施用の良好な代替経路である。鼻粘膜を介したワクチン及び様々な薬剤の施用について実験が行われてきている。鼻粘膜を介したワクチン及び薬剤の施用における問題は、主鼻腔における自然清浄化システムにあることが明らかとなった。このシステムは鼻粘膜に塗布された物質を平均して10分以内に取り除くことができる。すなわち、塗布された物質を喉頭に向けて輸送することができ、次いで物質は喉頭から喀出されるかまたは嚥下されて、十分な量の物質の吸収が妨げられる。
【0006】
通常、主鼻腔に薬剤を塗布するためには、液剤または軟膏のような形態が選ばれる。これらの形態では、活性薬剤が一種のボーラスで塗布されるという大きな欠点がある。この結果、第1に鼻粘膜の通常の清浄化作用によりボーラスが極めて迅速に運び出される。第2に、鼻粘膜への大量で短時間の身体負荷が清浄化システムの清浄化能力を刺激し、よって除去速度がさらに高まる。この結果、塗布された薬剤の内、吸収され得る量よりも多くの量が、粘膜の清浄化作用により迅速に排出されることが多い。
【0007】
診断剤施用の背景
環境に近接し、常時接触しているため、過敏性反応をおこすことがまれではなく、著しいアレルギーの引き金とさえなり得る外部刺激に、鼻粘膜は特に高度に露呈される。アレルギーの引き金物質を同定することは、アレルゲンまたは脱感作の回避の形態でしか原因を処置できる方法がないため、今では非常に重要である。これまでは、この目的のために経皮検査または刺針検査が用いられてきた。これらは、上肢下部または背中の皮膚において特定の抗原に対する身体の反応を検査する生体検査法である。これらの大きな欠点は、これらの検査法では鼻でおこっている短時間過程に関する情報が何も得られないため、検査結果の臨床上の関連性についてなんらの診断も下し得ないことである。したがってこれらの検査は、より目標をしぼった方法で鼻の誘発試験を引き続いて行う前の選別目的で用いられることが多い。これらの検査は非常に敏感で特異性があるが、患者に強い局所反応を引きおこし得るし、また様々なアレルゲンを次から次に立て続けに試すことができないという欠点を有する。
【0008】
抗原に対して特定の抗体が生じる状況、例えばアレルギー性鼻炎において、少なくとも初期状態ではこの過程は主として局所的におこる。したがって抗体は特に鼻粘膜及び鼻の分泌物に見つけることができる。
【0009】
発明の概要
本発明が基づく課題は、第1に、鼻呼吸の改善に適する、すなわち様々な鼻前庭寸法への適合性に関して利点を提供し、可能であれば、呼吸気の流れに対する断面積をより大きくする、ヒトの鼻に挿入するための器具を提供し;第2に、活性薬剤が後に緩徐態様で放出されるように薬剤を鼻粘膜に与え得るか、あるいは様々な診断のための反応すなわち検査を簡単な方法で行えるように診断剤を与える治療システムのための支持体すなわちフレームも構成する器具を提供することにある。
【0010】
本発明にしたがえば、上記課題は、内側面及び外側面をもち、実質的に矩形をなす弾性変形が可能なプレート状の要素を少なくとも1つ有することを特徴とする、ヒトの鼻に挿入するための器具により解決され、この要素は応力が加えられていない状態で実質的にフラットであるかまたはややアーチ形になっている。
【0011】
上記の基本要素は、中心線に関して対照的に配された2枚の翼をもつ、蝶にやや似た形に構成することができる。
【0012】
基本要素は、横方向及び/または頂部で面取りすることができる。基本要素は中央部分を厚くすることができる。
【0013】
基本要素は、挿入及び取り出しのための糸状または棒状の延長部をもつ構成にすることができる。
【0014】
器具は、シリコーンゴムのような、長期間体腔内にとどまるのに適した材料でつくることができる。
【0015】
好ましい実施形態において、基本要素には、少なくとも1つの施用薬剤及び/または少なくとも1つの診断剤を内側面及び/または外側面に、意図的に与えることができる。
【0016】
本発明の器具の一実施形態において、内側面及び/または外側面に複数のくぼみを意図的に設けることができる。
【0017】
薬剤及び/または診断剤用の基体として、内側面及び/または外側面、あるいは必要に応じて前記くぼみに、セルロースベースの小板またはスポンジを意図的に与えることができる。あるいは、薬剤及び/または診断剤用の基体として、内側面及び/または外側面、あるいは必要に応じて前記くぼみに、経粘膜及び/または鼻治療用レザバーまたはマトリックスシステムを配置することができる。
【0018】
好ましい実施形態において、第2の基本要素を単一ユニットを形成するための接続手段により第1の基本要素に意図的に接続することができる。
【0019】
本発明は、鼻呼吸を改善するため及び/または薬剤を施用するため及び/または鼻に診断剤を接触させるための、本発明にしたがう器具の使用にも関する。
【0020】
本発明が薬剤の施用に用いられる場合、薬剤を器具の側面の一方または双方にあるキャリア層またはマトリックスに与えることができ、薬剤の放出を必要に応じて、マトリックスから直接に、あるいはマトリックス上に配された拡散層(膜)を通して、調節することができる。このようにすれば、確実に薬剤を少ない用量で安定して放出させることができ、よって全体としての吸収量を高めることができる。さらに、使用期間を所望のいかなる長さにもして、ある定められた期間にわたり作用を同じ有効レベルに保つことができる。
【0021】
本発明が診断剤を接触させるために用いられる場合、本発明の器具に固く結合され、環境に関係し得る関連物質を、例えば約20〜30分間、鼻前庭に置くことができる。例えば患者がアレルギーに苦しんでいる場合に、上述のようにして置かれた抗原が、後に酵素または放射線による免疫学的検定により検出できる、抗原−抗体反応を生じさせることができる。この方法により、患者を侵襲性手段または健康を害する手段にさらすことなく、問題の時点で鼻粘膜における状況に関して診断を下すことができる。さらに本方法により、約10ないしそれ以上の抗原を本発明の器具に与えることができるため、様々な抗原を同時に試験でき、よって医師の手術における日常の仕事の間を含む、どこでも行える方法で迅速な診断を容易にする。しかし言うまでもなく本発明は抗原の接触に限定されず、鼻の領域に合理的に使用することができる、全ての診断剤を用いることができる。
【0022】
本発明のさらなる利点及び特徴は、添付図面を参照する、好ましい実施形態に関する以下の説明により知ることができる。
【0023】
好ましい実施形態の詳細な説明
図1から6は本発明の器具の構造及びこの器具がはたらく仕組を示し、ここでこの器具は単独で、すなわち図4に示されるように右あるいは左の外鼻孔に別々に用いることができ、図4の2つの器具のそれぞれは同じであるか、あるいは2つの基本要素1及び1’からなり、例えば基本要素どうしが糸状の接続手段2’により結合された(図7及び8)、単一ユニットとすることができる。
【0024】
図1及び2はそれぞれ、器具の前面及び背面から見た(フラットな)平面図を示し、器具は実質的にプレート状であり、上方から見た図3の(a)は器具の厚さが実質的に一定であることを示す。プレート状の基本要素1は実質的に矩形であるか、あるいは好ましい実施形態においては、図1及び2に示されるように、蝶にやや似た形につくられ、鼻前庭(vestibulum nasi)に十分に固定できるように、鼻前庭の状態に形状及び大きさが適合される。応力を加えられていない状態で実質的にフラットであるか、またはややアーチ形であり、弾性変形可能であるため、器具をうまく固定するには通常十分な伸張力をもつ基本要素1が、単に鼻前庭に挿入されることで十分に固定され(図4)、原則的には所望のいかなる長さの時間でも、そこにとどまることができる。基本要素の厚さ及び寸法(幅及び長さ)は、例えば寸法目盛を付けることにより使用者それぞれの条件に適合される。位置決めを向上させるため、器具の横方向の縁に肥厚部を与えることが(または与えることも)でき、中央肥厚部3がこれに相当する。
【0025】
確実な固定化は、解剖学的条件に適合された、特殊な構成(翼の形状、背面方向の面取り、切妻形状、等)によるだけでなく、なによりもまして、構造から、または材料の適切な選択から得られる伸張力によっても達成される。すなわち本発明の器具は、鼻前庭の粘膜に対して十分に固定されて、基本要素1の外表面11により鼻前庭粘膜と直接接触し、一方基本要素の内表面10は呼吸気の流れに接する。
【0026】
器具の挿入及び取出しを容易にするため、基本要素の下縁から伸びる糸状または棒状の延長部2がプレート形状の基本要素1に設けられる。さらに、プレート形状の基本要素には、位置決め及び伸張力を変えるか、あるいは調節し向上させるために、中央肥厚部3が与えられる。あるいは、最適な位置決めまたは取付けのための伸張力が材料の選択、または活性薬剤を含む粘膜及び/または鼻治療システムあるいは診断剤の塗布により得られるならば、上記のような肥厚部を排することができる(図9)。
【0027】
図3の(a)から(c)は、鼻前庭への挿入のための本発明の器具の様々な変形段階を示し、最終状態は図4に示される。器具はその中央部を鼻の先端に向けて挿入され、翼は鼻壁の側面及び中央部に接する。外部装具、接着剤等は必要としない。
【0028】
本発明の器具は、一時的、すなわち約1カ月まで(またはそれより長くとも)鼻のような体腔内にとどまることができ、体腔内にある間に溶解しないかあるいは望ましくないいかなる副作用も生じない材料でつくられることが好ましく、シリコーンゴムがそのような材料の例である。
【0029】
使用される1つ(または複数)の活性薬剤は基本要素の内側面及び/または外側面に付着されたマトリックスに埋め込むことができる。ポリアクリレート、シリコーン、シリコーンオイル、ポリイソブチレン、ゴム、単独重合体または共重合体またはブロック重合体の合成ゴム、ブチルゴム、スチレン/イソプレン共重合体、ポリウレタン、エチレン共重合体、ポリシロキサンまたはスチレン共重合体のような、医用の標準的なマトリックス形成体の全てが上記のマトリックス用として考えられる。
【0030】
本発明の器具に付着される、薬剤の施用のための経粘膜及び/または鼻治療システムは、1つ(または複数)の薬剤を含む上述したマトリックスだけから構成することができる。施用過程における活性薬剤の緩徐放出はマトリックスの構造から直接得られる。
【0031】
別の(図5に示されるような)可能性は、活性薬剤の放出を制御するために、1つ(または複数)の活性薬剤を含む(上述したマトリックスであってよい)層4上に拡散層5を重ねることにあり、この拡散層5は膜としても知られる。この種の拡散層は、例えば、特にポリプロピレン、ポリビニルアセテート、ポリアミド、エチレンビニルアセテートまたはシリコーンをベースとした不活性高分子材で構成することができる。
【0032】
用いられる活性薬剤には、とりわけ、ホルモン(カルシトニン、インスリン、ヘパリン)及びワクチン(能動免疫)がある。その他の例は、血管収縮薬すなわちNOシンターゼ阻害薬、ニトログリセリン、芳香油、または鎮痛薬、例えばモルヒネ及びその誘導体、または片頭痛薬、例えばトリプタン(スマトリプタン、安息香酸リザトリプタン、ナラトリプタン)あるいはエルゴタミン誘導体、及びスコポラミンである。
【0033】
活性薬剤とは異なり、診断剤は器具上または器具内に強固に束縛されてとどまり、検査期間(例:30分)終了時に分析される。診断剤の例は、カビアレルゲン、ダニの糞アレルゲン及び全ての種類の花粉アレルゲンのようなアレルゲン、並びにサイトカイン及び細胞標識のための結合タンパクである。
【0034】
器具の挿入及び取出しを容易にするために、通常は、基本要素の長さ方向の縁から伸びる糸状または棒状の延長部がプレート状基本要素に設けられる。別の可能性は2つの基本要素を、例えば前記の延長部により、結合することにある。この種の接続体は、例えばシリコーンゴムでつくられた、例えば細い糸または紐の形態をとる。これにより、吸息すなわち主鼻傍腔の後部への輸送を危うくすることなく、それぞれの外鼻孔に1つずつ、2つの基本要素を同時に適用することができる。このことと以外にも、挿入及び取出しがさらに容易になる。図7及び8はこの実施形態を示す。
【0035】
さらに、器具の内側面10及び/または外側面に複数のくぼみ6を設けることができ(図6)、そのくぼみに、例えば化学的に結合されたアレルゲン用の基体としてセルロースベースの小板またはスポンジを挿入できる。あるいは、くぼみの存在を必要とせずに、アレルゲンを含むセルロースベースのそのような小板を器具に直接付着させることもできる。1つ以上の活性薬剤を含む、通常の経粘膜及び/または鼻治療レザバーあるいは(拡散層の有無に関わらず)マトリックスシステムをくぼみに挿入することもできる。経粘膜で作用することが意図される活性薬剤は、鼻粘膜に面する側面(外側面11)に合体させることができる。吸入により作用する芳香油のような薬剤は、粘膜とは逆の側に面する、すなわち呼吸気の流れに面する側面(内側面10)に与えることができる。
【0036】
すなわち本発明は、(1)鼻前庭への良好で容易かつ信頼性の高い位置決め及び同様に容易な取出しを提供し、(2)鼻前庭粘膜の一様かつ良好に接触し、及び(3)施用期間に関し限界無しに可変であるように構成されるという利点を提供する。
【0037】
上述の説明、図面及び特許請求の範囲に開示される本発明の特徴は、様々な実施形態における本発明の実施において、個別にもあるいはいかなる組合せにも不可欠である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の器具の第1の実施形態を前面から見た平面図である
【図2】 図1の本発明の器具を背面から見た平面図である
【図3】 3つの異なる曲がり状態を上方から見て示す
【図4】 鼻前庭における器具の固定位置を示す
【図5】 本発明の器具上への薬剤及び拡散層(メンブラン)の適用を示す
【図6】 本発明の器具上への診断剤/薬剤の適用を示す
【図7】 本発明の別の実施形態を示す
【図8】 鼻前庭の固定位置にある図7の器具を示す
【図9】 本発明の器具の異形を示す
【符号の説明】
1,1’ 基本要素
2 延長部
2’ 接続手段
3 中央肥厚部
4 活性薬剤
5 拡散層
6 くぼみ
10 内側面
11 外側面

Claims (13)

  1. ヒトの鼻に挿入するための器具であって、鼻に挿入されていないときに、応力が加えられていない状態で実質的にフラットであるかあるいはややアーチ形である、弾性変形可能なプレート状基本要素(1,1’)を有する器具において、前記基本要素(1,1’)は、中心線に沿ってU字形に変形可能であり、U字形に変形せしめられたときに、鼻に挿入された状態で、鼻中隔と鼻翼との間に配置され、一方で鼻中隔に対して、他方で鼻翼に対して伸張力を与えることを特徴とする器具。
  2. 前記基本要素が、中心線に関して対称に配置された2枚の翼をもつ、蝶にやや似た形に構成されていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  3. 前記基本要素が前記側面及び/または頂部で面取りされていることを特徴とする請求項1または2記載の器具。
  4. 前記基本要素が中央部分に肥厚部(3)を有することを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の器具。
  5. 前記基本要素が挿入及び取出しのための糸状または棒状の延長部(2)を有することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の器具。
  6. 長期にわたり体腔内にとどまるのに適した材料からなることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の器具。
  7. シリコーンゴムからなることを特徴とする請求項6記載の器具。
  8. 前記基本要素(1,1’)が、施用される少なくとも1つの薬剤及び/または少なくとも1つの診断剤を与えられていることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の器具。
  9. 複数のくぼみ(6)が与えられていることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の器具。
  10. セルロースベースの小板またはスポンジが、薬剤及び/または診断剤用の基体として与えられていることを特徴とする請求項8または9記載の器具。
  11. 経粘膜及び/または鼻治療レザバーまたはマトリックスシステムが、薬剤及び/または診断剤用の基体として与えられていることを特徴とする請求項8または9記載の器具。
  12. 第2の基本要素(1’)が単一ユニットを形成するための接続手段(2’)により第1の基本要素(1)に接続されていることを特徴とする請求項1から11記載の器具。
  13. 鼻呼吸の改善及び/または鼻における薬剤の施用及び/または鼻における診断剤の接触に使用されることを特徴とする請求項1から12いずれか1項記載の器具
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