JP4039562B2 - 布帛のカラー画像捺染システム - Google Patents

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【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔地のユーザーから印刷センターに布帛の捺染を依頼する技術に関し、特にインターネット等のネットワークを介して布帛の捺染を依頼するための電子化された印刷依頼伝票と色再現やカラーマッチング技術を応用した遠隔地のユーザーから印刷センターに布帛の捺染を依頼する技術に関するものである。
【従来の技術】
【0002】
従来の商店では、例えば宣伝用の垂れ幕や幟を企画・開発する場合、布帛素材を選定することや、大きさ、形状等を決定することについては、従来から使用されていた仕様をそのまま使用できるために、さほど工夫の必要はないが、中身の宣伝文句やイラスト等のレイアウトについては非常に知恵を絞る必要がある。
【0003】
例えば、チェーン店の場合が好例であるが、本部から商品キャンペーンの幟を支給されたとしても、それを存まま使用する分には何も問題は生じないが、各方面ないしは地域別に独自の店舗の売れ筋や顧客の嗜好に合わせてキャンペーンを展開するのは容易には行い得なかった。すなわち、チェーン店の本部展開の商品Aについての垂れ幕や幟、これはそのまま使用し得る。これと同時にその地方で独自に展開する商品Bについての垂れ幕や幟を企画しようとする場合、従来と同じ垂れ幕や幟、すなわち従来と同じ外形の垂れ幕、織、竿等を支給してもらってこの織物に対して独自に捺染をしようとしても、資金力の乏しい地方の商店では手書きで対処せざるを得ず、むしろこのような地方独自の商品Bについての企画は断念せざるを得ない状況であった。
【0004】
一方、地方の商店等のユーザーが独自の垂れ幕や幟を企画した場合、これを本部の印刷センターに注文して捺染してもらうことも考えられるが、従来の捺染注文方法では、布帛の有する捺染上の問題点については何ら考慮することがなかったため、ユーザーが企画した垂れ幕や幟の色と実際に本部の印刷センターで捺染された垂れ幕や幟の色とが大きくかけ離れてしまうという問題点が存在していた。
すなわち、布帛に対する捺染の場合、主にインクジェット印刷方法にて捺染媒体である布帛に染料を付与し、熱水蒸気で湿熱定着させた後に乾燥させて作成することが普通に行われているが、布帛の素材、編み方、折り方、表面処理、染料の材質、塗工量等によって大きく発色の程度が異なり、紙に印刷した見本色とは大きく異なってしまう。そのため、布帛に対する捺染の際に、通常の紙の印刷に対する色指定のようなRGBインデックステーブルを用いた色指定方法や、CYMKインデックステーブルを用いた色指定方法で指定しても、必ずしも所望の色が得られない場合が多い。
【0005】
このような布帛に対する発色の問題を解決するためのコンピュータカラーマッチング法(以下、「CCM法」という。)が従来技術として下記特許文献1に開示されている。この方法は、被染物を個々の染料単独で数段階の濃度となるように染色し、そのサンプリング試料の分光反射率から計算する光学濃度を基礎データとし、この基礎データを任意の染料の組合せの時の任意の染料濃度の光学濃度値を加算することにより目標色の光学濃度と一致させる方法である。この方法は染色の未熟練者でも簡単に短時間で色合せが可能であり便利である。
【0006】
このCCM法を製品の製造時に利用する場合の手順を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップ1:目標色の分光反射率を測定し、光学濃度を計算する。
ステップ2:前記光学濃度値を目標値にして色配合を計算するようにコンピュータに指示すると、コンピュータは各染料の全ての染色濃度における光学濃度を計算し、次にそれぞれの染料をどのくらい配合したら目標色の光学濃度と一致するかを計算し、計算結果を表示装置に出力する。
ステップ3:前記計算された処方に基づいて染料を計量,投入して被染色物を染色する。
ステップ4:この染色物の初回染上りのサンプリング試料の分光反射率を測定する。
ステップ5:目標色とサンプリング試料の例えばCIEΔL,Δa,Δbのような色差値を計算し、さらに色差の色空間上の距離ΔE=((ΔL+(Δa+(Δb0.5を計算する。
ステップ6:色差ΔEが予め設定した許容差の範囲であるかどうかによって合格,不合格を判断する。
ステップ7:不合格の場合は、目標色の光学濃度と初回染色上りの光学濃度の差を新し目標色と見立ててステップ2の計算をし、追加投入する染料処方を表示装置に出力する。
ステップ8:染料を追加投入後に再染色を行ない、ステップ4に戻り、上記のステップ5を行なう。ステップ6において合格の場合は次工程へと進む。
【0007】
このステップ2においては、予め例えば、A染料,B染料,C染料を用いた場合には、A染料,B染料,C染料単独で数段階の濃度の染色物を作成して、得られた染色物のサンプルを測色し、分光反射率Rより被染物の光学濃度(K/S)を求め、基礎データとしている(尚、光学濃度は(K/S)=(1−R)/2Rで計算できる)。
【0008】
通常、この基礎データ作成の目的は、既存の染色物から各染料の染色濃度の変化に対するK/Sの変化の割合を求めておき、未知なる染色濃度におけるK/S値を、既知の染色濃度におけるK/Sとの比例関係から計算で求める事が出来るようにするためである。また、数段階の濃度の被染物を作成する理由は、実測データを、多く持たせて比例関係の計算で求める精度を向上させるためである。
【0009】
このCCM法は、所定の分光反射率及び光学濃度が得られるように、コンピュータを用いて使用する染料の種類及びその量を求め、この求められた染料を使用して実際に染色して目標値からの誤差を求め、再度コンピュータにより同様の処理を行わせた後に染め直して、最終的に所定の分光反射率及び光学濃度を有するものが得られるようになすものである。したがって、この方法は捺染における最終工程、すなわち、主にインクジェット印刷方法にて捺染媒体に染料を塗布し、熱水蒸気の湿熱処理により定着させて乾燥させる工程を有しているため、実際に捺染を行う印刷センター等においてのみ実行可能な方法である。
【0010】
【特許文献1】
特公平06−098880号公報(2欄9行〜4欄35行)
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明者らは、例えばユーザーが独自の垂れ幕や幟等を企画して、これを本部の印刷センター等に注文して捺染してもらう場合に、布帛の有する捺染上の問題点について考慮した上で、ユーザーが企画した垂れ幕や幟の色と実際に本部の印刷センター等で捺染された垂れ幕や幟の色との間に誤差が出ないような注文方法を種々検討を重ねた結果、前記カラーマッチング法で採用されている分光反射率を指定することにより、布帛の捺染に際しユーザーが企画した色との誤差が非常に少なくなることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0012】
すなわち、本発明は、遠隔地のユーザーが印刷センターに布帛の染色を注文するに際し、ユーザーが注文した色と実際に印刷センターで注文した色との間の誤差が少なくなるような布帛の捺染注文方法を提供することを目的とする。
上記目的は以下の方法により達成し得る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第1の態様によれば、各ユーザーからネットワークを介して送信されたカラー画像データに基いてインクジェットプリンタを利用して布帛の捺染を行うカラー画像捺染システムにおいて、前記画像データは少なくとも布帛の捺染レイアウトに基づく分光反射率パターン及び布帛の種類を含むことを特徴とする布帛のカラー画像捺染システムが提供される。
【0014】
かかる態様によれば、画像データには捺染後の色が捺染レイアウトに基づく分光反射率パターンで規定されているために、遠隔地のユーザーが指定した色と布帛を捺染して得られた色との差異が少なくなる。
【0015】
また、かかる態様においては、前記画像データが捺染する色と布帛の種類との組合せが可能とされたものであり、前記インクジェットプリンタは、使用するインクの原色をCMYKの4色に特色を加えたものとし、前記原色の光学濃度を可変する手段を備えていることが好ましい。かかる構成によれば、CMYKの4色だけでは捺染できない色を特色として特別に備えることにより捺染できるようになるので、布帛を捺染する際の色の選択範囲が広がるので、美的効果を良好となし得る。
【0016】
また、かかる態様においては、前記原色の光学濃度を可変とする手段が各原色の捺染量(g/m)を可変とする手段とすることが好ましい。かかる態様によれば、紙に印刷する場合のようにドットの大きさで色の濃さを表すことができない布帛においても良好に色の濃さを加減できるようになる。
【0017】
さらにまた、かかる態様においては、前記カラー画像データは、予め定められて各ユーザーに配布され、分光反射率のパターンおよび布帛の種類の入力された印刷依頼電子伝票に基づくものであることが好ましい。かかる態様によれば、操作が不慣れなユーザであっても、印刷依頼電子伝票の入力画面で順次入力すれば布帛の印刷に必要なデータを全て誤りなく入力することができ、しかも、送信先においても布帛の印刷に必要なデータを誤りなく利用することができるようになる。
【発明の実施の形態】
【0018】
以下、本発明の一具体例を図面を用いて説明する。図1は本発明のシステムの概略を表す図、図2は本発明のシステムの動作を説明するためのフローチャートであり、図3は印刷センター等で使用する印刷機を説明するブロック図である。
【0019】
本発明のシステム10は、図1に示すように、各ユーザーが使用する端末11と布帛の印刷センターの端末ないしはサーバー(以下、「サーバー」という)12とがノードないしはサイト13及びインターネット網14を介して互いに接続され、印刷センターのサーバー12は布帛印刷専用のインクジェットプリンタ20に接続されている。そして、布帛印刷専用のインクジェットプリンタ20は、予め画像データの所定の色とそれを実現するためのインクの色及び塗布量等との関係を記憶させたルックアップテーブル21を有している。なお、22はインクジェットプリンタ20で捺染された布帛を示す。
【0020】
次に、上記システムの動作を図2を用いて説明する。図2において、ユーザーはまずステップS1において所望の布帛のレイアウトを設計する。すなわち、例えばユーザーが垂れ幕や幟を作成しようとする場合、通常原画を紙や布帛サンプルに絵の具で描いたり、端末のディスプレイに表示したりしながら、垂れ幕や幟の図柄及び色、文字のフォントや大きさ及び所望の色、地色、布帛の種類、飾り等を予め設計する。この場合、色及び布帛の種類は可能であれば複数種の候補を選択しておき、更に必要であれば布帛のレイアウト等をグラフィックデータとして所定の記録媒体に記録しておく。
【0021】
次いで、ユーザーはステップS2において各色の色見本サンプル15の中からステップS1において予め定めた所望の色16を選択し、また、各布帛サンプル17から所望の布帛18を選択し、そのデータを端末に入力する。なお、色見本や布帛見本は、予め紙に各色を印刷或は各布帛サンプルをユーザーに配布しておいてもよく、或いは、端末にそれぞれの色を表示したり、布帛の種類や画像を表示してユーザーに選択させてもよい。
【0022】
その後、ステップS3において、予めコンピュータに記憶されているルックアップテーブルに基いて、この入力された所望の色16と所望の布帛18の組合せが可能かどうかを判断する。この組合せに問題がなければステップS4へ進み、問題があれば再度ステップS2に戻って最初からやり直す。
【0023】
このように、所望の色16と所望の布帛18の組合せの可否を検討するのは、染料には、分散染料、カチオン染料、アニオン染料、反応性染料、蛍光染料等多種類存在し、しかもそれぞれの色や塗工量に応じて色の特性が変化すること、更には、布帛自体にも独自の光学特性や乾燥特性を有しているため、色が目立たなくなる等好ましくはない組合せも存在するので、種々の色と布帛の種類の組合せの適性を予め確認しておく必要があるからである。なお、布帛の捺染に対しては、通常インクジェットプリンターが使用されるため、乾燥時間が早く、光学濃度が高い方が望ましい。たとえば、各素材ごとの光学濃度及び乾燥時間をまとめて示すと表1のようになる。
【0024】
【表1】
Figure 0004039562
【0025】
なお、布帛には染料の定着のためにアルキル化合物ないしはポリアミドを必須成分とする表面処理を必要とし、また、インクの塗工量(捺染量)としては通常約0.1〜50g/mの範囲で使用されている。
【0026】
したがって、上述のルックアップテーブルは、予め印刷センター等で実験的に作成して、印刷センターのコンピュータだけではなく、遠隔地のユーザーのコンピュータにも記憶させておく。
【0027】
ステップS3で所望の色16と所望の布帛18の組合せが可能と判断された場合には、ユーザはその捺染完成後の所望の色16とレイアウトを正確に指摘するために布帛全体の分光反射率Sのパターンを測定ないしはそのパターンを決定する。この分光反射率Sのパターンは、実際に捺染したサンプルについて、例えば、市販のX−Rite(登録商標名)と称する濃度計を用いて測定して求めてもよいし、或いは色見本ごとに予め作成され、付与されている分光反射率Sを求めて指定してもよい。この場合、予め設計した布帛のレイアウトが、例えば均一な色の下地の上に所定の色で文字を描いたものであるなら、下地の分光反射率と各文字の分光反射率、及び各文字の種類、フォント及び大きさを指定すればよい。
【0028】
しかしながら、予め設計した布帛のレイアウトが、下地に色が異なる模様が入っていたり、単なる文字だけでなく図柄が入っているような場合においては、それらのレイアウトを正確に印刷センターに伝えるために布帛全体の分光反射率Sのパターンで指定する必要がある。なお、この布帛全体の分光反射率Sのパターンは、過去に使用したものを再使用する場合や、スタンドアローン型のPCで布帛のデザインを設計した場合等においては、FD、CD−R、CD−RW等周知の記録媒体に記録したものを使用して入力してもよい。
【0029】
そして、ユーザーはステップS5においてこれらのデータを予め定められている印刷依頼電子伝票にしたがって入力して印刷センターに送信する。この印刷依頼電子伝票は、予めユーザーと印刷センター間で正しくデータの送受信が行われるように所定のフォーマットに形成したものであって、システムの稼働開始前に予め印刷センターで入力フォーマットを作成してユーザーに送信しておく。ユーザーは端末の表示を見ながら順に入力していけば、所定の印刷依頼電子伝票が作成され、送信できるようになされている。
【0030】
この印刷依頼電子伝票に入力する項目の一例を以下に示す。
1.ユーザーID:ユーザーの区別するためのコード番号で、予め印刷センターからユーザーにユーザーIDを連絡しておく。
2.ファイルフォーマット:布帛のデザイン等を入力した際に如何なるフォーマットないしは記録方法で記録したかを指定する。通常、布帛のデザインは、BMP/DIB、GIF、JPG、MAC、PCX、PNG、RAW、TIF等の各種画像データ用のフォーマットが適宜使用されているので、これらのフォーマットを指定する。
3.記録媒体サイズ:布帛のデザイン等が記録されている記録媒体の記憶サイズを入力する。使用していない場合は空欄とする。
4.記録媒体タイプ:布帛のデザイン等が記録されている記録媒体が如何なる種類のものであるかを入力する。使用していない場合は空欄とする。
5.コピー枚数:必要とする製品の枚数を指定する。
6.レイアウト:予め設計した布帛のレイアウトに基づいた分光反射率のパターン、布帛の種類や大きさ及び形状を入力する。必要に応じて、下地の分光反射率と各文字の分光反射率、及び各文字の種類、フォント及び大きさを直接指定できるようにする。前記記録媒体に予め記憶させたデータを使用して指定してもよい。
7.品質精度:印刷(捺染)時の色ずれや色差の許容限度等を指定する。垂れ幕等のように遠方から見るものであれば許容限度はある程度広くても目立たない。
8.カラー印刷オプション:印刷(捺染)時にCMYKの4色以外に特色(例えば、金色、銀色等)を使用するかどうか、その場合に如何なる色の特色を使用するかを指定する。
9.装丁オプション:垂れ幕や幟等を注文する場合、ロープやフックを通すための穴を何処にどのくらいの大きさで設けるか、空気抜き用切れ目を何処に設けるか、竿を通すためのループを何処にどのくらいの大きさで設けるか等を指定する。
10.納品オプション:納品期限、納品場所等、ユーザーが納品に当たって必要とする条件を入力する。
【0031】
その後、ステップS6において、印刷センターのサーバーで遠隔のユーザーからの印刷依頼電子伝票をインターネット網等適宜の通信手段を介して受信し、ステップS7において、分光反射率Sのパターンや布帛の種類等から予め端末に記憶されているルックアップテーブルに基いて捺染完成した染色物の光学濃度(K/S)を求めることによりユーザーが指定したレイアウトすなわち画像データを再生してディスプレイ(図示せず)に表示する。
【0032】
次いで、図3に示したように、この画像データ23は、布帛専用インクジェットプリンタ20に送られて、コントローラ24により、予め画像データの所定の色とそれを再現するためのインクの色及び塗布量等との間の関係を記憶させたルックアップテーブル21を参照して、パルスジェネレータ25及びノズルセレクタ26を制御して、各色別に設けられたインクノズル27、27’・・・から対応するインクを所定量噴射させることにより所定の布帛に対して捺染処理を行う。この場合、パルスジェネレータからのパルス幅ないしはパルスの面積をコントロールすることによりインクの噴射量を制御することができ、その噴射量に応じて光学濃度を増大させることができる。その後の処理は従来のものと同様である。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、遠隔地からのユーザーから印刷センターに布帛の印刷を依頼した際に、正確に依頼された布帛の色を再現することができるようになり、布帛線用のインクジェットプリンタを備えて印刷センターにおいて、不特定多数のユーザーから布帛の捺染注文を多量に処理することができるようになるので、地方の各商店の望む一大キャンペーンを容易に展開することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のシステムの概略を表す図である。
【図2】図2は、本発明のシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図3は、印刷センター等で使用する印刷機を説明するブロック図である。
【図4】図4は、従来例のコンピュータカラーマッピング法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 本発明のシステム
11 ユーザーの端末
12 印刷センターのサーバー
20 布帛専用のインクジェットプリンター
21 ルックアップテーブル
23 画像データ
24 コントローラ
25 パルスジェネレータ
26 ノズルセレクタ
27,27’・・ ノズル

Claims (4)

  1. 各ユーザーからネットワークを介して送信されたカラー画像データに基いてインクジェットプリンタを利用して布帛の捺染を行うカラー画像捺染システムにおいて、前記画像データは少なくとも前記布帛の捺染レイアウトに基づく分光反射率パターン及び前記布帛の種類を含むことを特徴とする布帛のカラー画像捺染システム。
  2. 前記画像データは捺染する色と前記布帛の種類との組合せが可能とされたものであり、前記インクジェットプリンタは、使用するインクの原色をCMYKの4色に特色を加えたものとし、前記原色の光学濃度を可変する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の布帛のカラー画像印刷システム。
  3. 前記原色の光学濃度を可変とする手段が各原色の捺染量(g/m)を可変とする手段であることを特徴とする請求項2に記載の布帛のカラー画像印刷システム。
  4. 前記カラー画像データは、予め定められて各ユーザーに配布され、前記分光反射率のパターンおよび前記布帛の種類の入力された印刷依頼電子伝票に基づくものであることを特徴とする請求項1に記載の布帛のカラー画像捺染システム。
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