JP4035138B2 - フリップチップ実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、常温でのフリップチップ実装方法に関するものある。
Auバンプと、電極の直接接合によりフリップチップ接合を行う方法として、高温加熱する方法があったが、半導体チップと実装基板との熱膨張係数の違いにより、剪断応力が生じ接合部の破壊に繋がる等問題があった。
そこで、常温でフリップチップ接合を行う方法が提供されるようになっている(例えば非特許文献1、特許文献1)。
この常温でのフリップチップ接合は、半導体チップにAuメッキバンプを形成し、このAuメッキバンプに対してAu薄膜の電極を実装基板側に形成し、これらの半導体チップ及び実装基板をプラズマ照射によって活性化した実装基板のAuメッキバンプと、半導体チップの電極側とを常温下で圧接接合するもので、表面の活性化により十分な接合強度を得ることで常温での接合を可能としている。
冨田 誠、他3名「表面活性化による低温フリップチップ接合」,第12回マイクロエレクトロニクスシンポジウム論文集、社団法人エレクトロニクス実装学会、2002年10月 特開2001−351892号公報(段落番号0022−0023)
ところで、従来の常温におけるフリップチップ接合では、金メッキバンプを介して行うため、実装基板側の平面度のばらつきやバンプ高さのばらつきがあった場合、接合不良が発生するという問題があった。
この問題を解決するためにバンプ変形量の大きいAuスタッドバンプを用いれば接合不良を解決することが可能であるが、Auスタッドバンプの先部の洗浄不良や先部の硬度増加のために接合強度が低いという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは接合不良の発生がなく、且つ接合強度も高い常温下におけるフリップチップ実装方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1のフリップチップ実装方法の発明では、半導体チップの電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプ及び半導体チップを実装する実装基板に形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第3の工程と、第3の工程の後で常温下において半導体チップのAuスタッドバンプと実装基板の電極とを圧接して接合する第4の工程とを有することを特徴とする。
請求項1のフリップチップ実装方法の発明によれば、変形量の大きなAuスタッドバンプを用いることで、実装基板の板厚のばらつきを吸収してその影響を無くすことができ、加えて、AuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの先部の硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプが容易に変形するようになり、これにより半導体チップのAuスタッドバンプと実装基板の電極との接合面積を増加できる。そのため、高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板側電極と半導体チップ側のAuスタッドバンプの接合面との圧接接合ができ、その結果電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行える。
請求項2のフリップチップ実装方法の発明では、実装基板側の電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプ及び半導体チップに形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第3の工程と、第3の工程の後で常温下において半導体チップの電極と実装基板のAuスタッドバンプとを圧接して接合する第4の工程とを有することを特徴とする。
請求項2のフリップチップ実装方法の発明によれば、変形量の大きなAuスタッドバンプを用いることで、実装基板の板厚のばらつきを吸収してその影響を無くすことができ、加えて、AuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの先部の硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプが容易に変形するようになり、これにより実装基板のAuスタッドバンプと半導体チップの電極との接合面積を増加できる。しかも、半導体チップの電極は、一般に実装基板の電極に比べて平坦度が良好で表面粗さが小さいので、Auスタッドバンプの圧接接合の対象としては実装基板の電極よりも半導体チップの電極を用いた方が接合面積を増加できる。そのため、高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板側のAuスタッドバンプと半導体チップ側電極の接合面との圧接接合ができ、その結果電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行える。
請求項3のフリップチップ実装方法の発明では、半導体チップの電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程で形成されたAuスタッドバンプの先端部を押圧材によって押潰して平坦な接合面を形成する第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第3の工程と、該第3の工程の後でAuスタッドバンプの前記接合面及び半導体チップを実装する実装基板に形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第4の工程と、該第4の工程の後で常温下において半導体チップのAuスタッドバンプの前記接合面と実装基板の電極とを圧接して接合する第5の工程とを有することを特徴とする。
請求項3のフリップチップ実装方法の発明によれば、請求項1と同様に、変形量の大きなAuスタッドバンプを用いることで、実装基板の板厚のばらつきを吸収してその影響を無くすことができ、加えて、AuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの先部の硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプが容易に変形するようになり、これにより半導体チップのAuスタッドバンプと実装基板の電極との接合面積を増加できる。これに加えてAuスタッドバンプの先端部を押潰して平坦な接合面を形成しているので、エネルギー波照射による表面清浄化を確実なものとすることができ、これにより請求項1よりも高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板側電極と半導体チップ側のAuスタッドバンプの接合面との圧接接合ができ、その結果さらに電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行える。
請求項4のフリップチップ実装方法の発明では、実装基板側の電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程で形成されたAuスタッドバンプの先端部を押圧材によって押潰して平坦な接合面を形成する第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第3の工程と、該第3の工程の後で実装基板のAuスタッドバンプの前記接合面及び半導体チップに形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第4の工程と、該第4の工程の後で常温下において半導体チップの電極と実装基板のAuスタッドバンプの前記接合面とを圧接して接合する第5の工程とを有することを特徴とする。
請求項4のフリップチップ実装方法の発明によれば、請求項2と同様に、変形量の大きなAuスタッドバンプを用いることで、実装基板の板厚のばらつきを吸収してその影響を無くすことができ、加えて、AuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの先部の硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプが容易に変形するようになり、これにより実装基板のAuスタッドバンプと半導体チップの電極との接合面積を増加できる。これに加えてAuスタッドバンプの先端部を押潰して平坦な接合面を形成しているので、エネルギー波照射による表面清浄化を確実なものとすることができ、これにより請求項2よりも高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板側のAuスタッドバンプの接合面と半導体チップ側電極との圧接接合ができ、その結果さらに電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行え、更に平坦化により実装時の半導体チップへの衝撃を低減できる。
請求項5のフリップチップ実装方法の発明では、請求項1又は2の構成に加えて、前記第1の工程から前記第2工程との間に、前記第4工程で電極と接合するAuスタッドバンプの部分にAuメッキ層を形成する工程を設けていることを特徴とする。
請求項5のフリップチップ実装方法の発明によれば、Auスタッドバンプの最表面のAu純度を高くでき、実装基板の電極との接合強度を向上させることができる。
請求項6のフリップチップ実装方法の発明では、請求項3の構成に加えて、前記実装基板の電極は電極材表面に、先部が押潰されて形成され、且つ清浄化された接合面を有するAuスタッドバンプを設けたものであって、該実装基板側のAuスタッドバンプの前記接合面に対して前記半導体チップ側のAuスタッドバンプの前記接合面を圧接して接合することを特徴とする。
請求項6のフリップチップ実装方法の発明によれば、実装基板側のAuスタッドバンプによって、実装基板の板厚のばらつきを吸収する能力の吸収量を更に増加させることができ、その結果接合が確実に行え電気的接続の信頼性も向上する。
請求項7のフリップチップ実装方法の発明では、請求項3又は4又は6の構成に加えて、前記第2の工程から前記第3工程との間に、前記第5工程で電極と接合するAuスタッドバンプの部分にAuメッキ層を形成する工程を設けていることを特徴とする。
請求項7のフリップチップ実装方法の発明によれば、Auスタッドバンプの最表面のAu純度を高くでき、実装基板の電極との接合強度を向上させることができる。
請求項8のフリップチップ実装方法の発明では、請求項3又は4又は6又は7の構成に加えて、前記第2の工程において前記押圧材によってAuスタッドバンプの先端部を押潰する際に超音波振動を前記押圧材に印加することを特徴とする。
請求項8のフリップチップ実装方法の発明によれば、Auスタッドバンプの接合面を押圧形成する際に同時に接合面の粗さを減少させることができ、そのため接合面積を増加させ、実装基板の電極との接合強度を向上させることができる。
請求項9のフリップチップ実装方法の発明では、請求項3又は4又は6〜8のいずれか1項の構成に加えて、前記押圧材として前記実装基板を用いるとともに押圧部位を前記第の工程での接合位置に対応させることを特徴とする。
請求項のフリップチップ実装方法の発明によれば、板厚のばらつきに対応した高さとなっている実装基板の電極に対応した高さを持つAuスタッドバンプの接合面を形成することができるので、半導体チップのAuスタッドバンプの接合面と実装基板の電極とを圧接する際に半導体チップにかかる荷重が均一となり、そのため半導体チップへの残留応力分布が減少し、半導体チップの素子特性の変動を無くすことができる。
請求項10のフリップチップ実装方法の発明では、請求項1〜4のいずれか1項の構成に加えて、Auの拡散を抑制する金属材料を、前記Auスタッドバンプが形成される電極の材料として、若しくは前記Auスタッドバンプが形成される電極と該電極が形成される部位との間に介在させる材料として用いていることを特徴とする。
請求項10のフリップチップ実装方法の発明によれば、アニール時においてAuスタッドバンプのAuが、Auスタッドバンプを形成した電極側に拡散して金属間化合物が成長するのを防いで、前記電極と該電極が形成される部位との間の密着強度の低下を防止できる。
本発明は、変形量の大きなAuスタッドバンプを用いることで、実装基板の板厚のばらつきを吸収してその影響を無くすことができ、加えて、AuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの先部の硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプが容易に変形するようになり、これにより半導体チップのAuスタッドバンプと実装基板の電極との接合面積を増加できるから、高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板側電極と半導体チップ側のAuスタッドバンプの接合面との圧接接合ができ、その結果電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行えるという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
本実施形態のフリップチップ実装方法は、図1に示すように第1工程(I)から第4工程(IV)までの4つの工程からなり、第1工程(I)はSiチップからなる半導体チップ1の表面に形成した薄膜の電極2の表面にAuスタッドバンプ3を形成するスタッドバンプ形成工程である。
ここでAuスタッドバンプ3は切断性を保つために若干の不純物を含むが、99%以上、望ましくは99.99%以上のAuを含むワイヤを用いて形成する。ここで本実施形態では、例えば図2に示すように直径がφ25μmのワイヤを用い、基部の高さ(厚さ)が20〜30μm、その直径が90±10μm、全高が70〜120μmとなるAuスタッドバンプ3を形成している。
次の第2工程(II)では、Auスタッドバンプ3を形成した半導体チップ1を窒素ガス(N2)等不活性ガス8が満たされているチャンバー9内に入れ、300℃に30分間加熱してアニール処理を行い、その後徐々に冷却し、Auの硬度の軟化、特にAuスタッドバンプ3の先端部(先部)3aの軟化を図る。
この第2工程(II)では300℃にAuスタッドバンプ3が加熱されるため、Auが電極2へ拡散して電極2と半導体チップ1との密着強度が低下する恐れがある場合には、電極2の材料をCr、Ti、Ni、W等Auの拡散を抑制する金属材料から形成するか、或いは電極2と半導体チップ1との間にCr、Ti、Ni、W等Auの拡散を抑制する金属材料を介在させる。
次の第3工程(III)では、上述のようにアニール処理が施された半導体チップ1及び実装基板6を減圧雰囲気に配置してArプラズマ若しくは高速原子ビームの様なエネルギー波を矢印で示すように照射する。この場合(a)に示す半導体チップ1ではAuスタッドバンプ3に向けて照射し、Auスタッドバンプ3の表面の活性化(清浄化)を図る。また(b)に示す実装基板6の場合には表面にAuメッキ層7aを形成した薄膜の電極7側に向けて照射し、Auメッキ層7aの表面の活性化(清浄化)を図る。
第4工程(IV)では上述のように活性化処理された半導体チップ1のAuスタッドバンプ3を活性化処理された実装基板6の電極7表面のAuメッキ層7aに当接して矢印の方向に加圧(例えば1バンプ当りの荷重100〜300gf/bump)すると、Auメッキ層7aに対しAuスタッドバンプ3が圧接して接合されることになる。つまり半導体チップ1がフリップチップ接合により実装基板6に実装されることになる。
このようにして本実施形態では、変形量の大きなAuスタッドバンプ3を用いることで、実装基板6の板厚のばらつきを吸収してその影響(接合不良等)を無くし、しかもAuスタッドバンプ3をアニールすることによりAuスタッドバンプ3の先端部3aの硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプ3が容易に変形するようになり、これにより半導体チップ1のAuスタッドバンプ3と実装基板6の電極7のAuメッキ層7aとの接合面積を増加できる。そのため、高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板6の電極7のAuメッキ層7aと半導体チップ1のAuスタッドバンプ3との圧接接合ができ、その結果電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行える。
尚第1工程(I)の終了後、各Auスタッドバンプ3の表面全体にAuメッキ層を形成してもよい。これによりAuスタッドバンプ3の最表面のAu純度が高くなって、実装基板6の電極7のAuメッキ層7aとの接合強度を更に増加させることができる。この場合、少なくとも第4工程(IV)で実装基板6の電極7と接合するAuスタッドバンプ3の部分にAuメッキ層を形成しておけば同様の効果を得ることができる。
(実施形態2)
実施形態1は半導体チップ1側にAuスタッドバンプ3を形成していたが、本実施形態では、実装基板6側のみにAuスタッドバンプ3を形成して半導体チップ1側はAuの薄膜の電極2のみとした点に特徴がある。
すなわち、本実施形態の方法は、図3に示すように第1工程(I)から第4工程(IV)までの4つの工程からなり、第1工程(I)は実装基板6の電極7表面のAuメッキ層7aの表面にAuスタッドバンプ3を形成するスタッドバンプ形成工程である。ここで、Auスタッドバンプ3は、実施形態1と同様に形成している。
次に第2工程(II)では、Auスタッドバンプ3を形成した実装基板6を窒素ガス(N)等不活性ガス8が満たされているチャンバー9内に入れ、300℃に30分間加熱してアニール処理を行い、その後徐々に冷却し、Auの硬度の軟化、特にAuスタッドバンプ3の先端部(先部)3aの軟化を図る。
この第2工程(II)では300℃にAuスタッドバンプ3が加熱されるため、Auが電極7側へ拡散して電極7と実装基板6との密着強度が低下する恐れがある場合には、電極7の材料をCr、Ti、Ni、W等Auの拡散を抑制する金属材料から形成するか、或いは電極7と実装基板6との間にCr、Ti、Ni、W等Auの拡散を抑制する金属材料を介在させる。
次の第3工程(III)では、上述のようにアニール処理が施された実装基板6及び表面に薄膜の電極2が形成されたSiチップからなる半導体チップ1を減圧雰囲気に配置してArプラズマ若しくは高速原子ビームの様なエネルギー波を矢印で示すように照射する。この場合(a)に示す実装基板6ではAuスタッドバンプ3に向けて照射し、Auスタッドバンプ3の表面の活性化(清浄化)を図る。また(b)に示す半導体チップ1の場合には薄膜の電極2側に向けて照射し、電極2の表面の活性化(清浄化)を図る。
第4工程(IV)では上述のように活性化処理された実装基板6のAuスタッドバンプ3を活性化処理された半導体チップ1の電極2に当接して矢印の方向に加圧(例えば1バンプ当りの荷重100〜300gf/bump)すると、電極2に対しAuスタッドバンプ3が圧接して接合されることになる。つまり半導体チップ1がフリップチップ接合により実装基板6に実装されることになる。
このようにして本実施形態では、実施形態1と同様に、変形量の大きなAuスタッドバンプ3を用いることで、実装基板6の板厚のばらつきを吸収してその影響(接合不良等)を無くし、しかもAuスタッドバンプ3をアニールすることによりAuスタッドバンプ3の先端部3aの硬度を低下させているので、圧接時にAuスタッドバンプ3が容易に変形するようになり、これにより実装基板6のAuスタッドバンプ3と半導体チップ1の電極2との接合面積を増加できる。しかも、半導体チップ1の電極2は、一般に実装基板6の電極7やAuメッキ層7aに比べて平坦度が良好で表面粗さが小さいので、Auスタッドバンプ3の圧接接合の対象としては実装基板6の電極7よりも半導体チップ1の電極2を用いた方がAuスタッドバンプ3との接合面積を増加できる。そのため、高い接合強度を確保しつつ常温下での実装基板6のAuスタッドバンプ3と半導体チップ1の電極2との圧接接合ができ、その結果電気的接続の信頼性が高い所望のフリップチップ実装が行える。
尚第1工程(I)の終了後、各Auスタッドバンプ3の表面全体にAuメッキ層を形成してもよい。これによりAuスタッドバンプ3の最表面のAu純度が高くなって、半導体チップ1の電極2との接合強度を更に増加させることができる。この場合、少なくとも第4工程(IV)で半導体チップ1の電極2と接合するAuスタッドバンプ3の部分にAuメッキ層を形成しておけば同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
本実施形態の方法は、図4に示すように第1工程(I)から第5工程(V)までの5つの工程からなり、第1工程(I)はSiチップからなる半導体チップ1の表面に形成した薄膜の電極2の表面にAuスタッドバンプ3を形成するスタッドバンプ形成工程である。ここで、Auスタッドバンプ3は、実施形態1と同様に形成している。
次の第2工程(II)は第1工程で形成した各Auスタッドバンプ3の先端部3aを押圧材たるレベリング材4によって押圧することで押潰し、高さが揃い且つ面積が増加した平坦な接合面5を形成する。このレベリング材4でAuスタッドバンプ3の先端部3aを押圧するバンプ1個当りの荷重は上記図2の例の場合には20gf/bump〜80gf/bump程度とする。図5の(a)は20gf/bump、(b)は40gf/bump、(c)は80gf/bumpの荷重をかけた場合の接合面5の高さ位置を示す。表面粗さを所定以下とするために荷重を大きくした場合にはバンプ全体が潰れてしまうため、上記範囲が適正な範囲である。勿論Auスタッドバンプの大きさなどによって、荷重の適正範囲は変わる。
ここでレベリング材4のAuスタッドバンプ3の先端部3aを押圧する押圧面の表面粗さ(Ra)を数10nm以下とすることで、該押圧面の表面粗さが転写される接合面5の表面粗さを減少させることができ、そのため接合面積を増加させることで、後述する実装基板6の電極7との接合強度を増加させることができる。
またレベリング材4でAuスタッドバンプ3の先端部3aを押圧する際に超音波発振器のホーンをレベリング材4に当てて超音波を印加すれば超音波振動によるAuスタッドバンプ3の接合面5の表面粗さを減少させることができ、上述のレベリング材4の押圧面の表面粗さ(Ra)を数10nm以下とすることと併せることで、実装基板6の電極7との接合強度を更に増加させることができる。
さて、次の第3工程(III)では、Auスタッドバンプ3に上述のように接合面5を形成した半導体チップ1を窒素ガス(N2)等不活性ガス8が満たされているチャンバー9内に入れ、300℃に30分間加熱してアニール処理を行い、その後徐々に冷却し、Auの高度の軟化を図る。
この第3工程(III)では300℃にAuスタッドバンプ3が加熱されるため、Auが電極2へ拡散して電極2と半導体チップ1との密着強度が低下する恐れがある場合には、電極2の材料をCr、Ti、Ni、W等Auの拡散を抑制する金属材料から形成するか、或いは電極2と半導体チップ1との間にCr、Ti、Ni、W等Auの拡散を抑制する金属材料を介在させる。
次の第4工程(IV)では、上述のようにアニール処理が施された半導体チップ1及び実装基板6を減圧雰囲気に配置してArプラズマ若しくは高速原子ビームの様なエネルギー波を矢印で示すように照射する。この場合(a)に示す半導体チップ1ではAuスタッドバンプ3の接合面5に向けて照射し、接合面5の活性化(清浄化)を図る。また(b)に示す実装基板6の場合には表面にAuメッキ層7aを形成した薄膜の電極7側に向けて照射し、Auメッキ層7aの表面の活性化(清浄化)を図る。
第5工程(V)では上述のように活性化処理された半導体チップ1のAuスタッドバンプ3の接合面5を活性化処理された実装基板6の電極7表面のAuメッキ層7aに(a)のように当接して矢印の方向に加圧(例えば1バンプ当りの荷重100〜300gf/bump)すると、(b)のようにAuメッキ層7aに対しAuスタッドバンプ3の接合面が圧接して接合されることになる。つまり半導体チップ1がフリップチップ接合により実装基板6に実装されることになる。
このように本実施形態は、実施形態1の工程に、新たにAuスタッドバンプ3に接合面5を形成する工程を加えたものである。したがって、本実施形態では、実施形態1の利点の他、第2工程(II)においてAuスタッドバンプ3の先端部3aを押潰して平坦な接合面5を形成しているので、エネルギー波での清浄を良好なものとし、また接合面5の表面粗さを所定以下とすることで大きな接合面積を確保し、その結果Auスタッドバンプ3の接合面5と実装基板6の電極7のAuメッキ層7aとの接合強度の増加を図れ、電気的接続の信頼性をさらに高めることができるという利点がある。
尚第2工程(II)の終了後、図6に示すように各Auスタッドバンプ3の表面全体にAuメッキ層10を形成してもよい。これによりAuスタッドバンプ3の最表面のAu純度が高くなって、実装基板6の電極7のAuメッキ層7aとの接合強度を更に増加させることができる。この場合、少なくとも第5工程(V)で実装基板6の電極7と接合するAuスタッドバンプ3の部分にAuメッキ層を形成しておけば同様の効果を得ることができる。
(実施形態4)
実施形態3ではAuスタッドバンプ3の接合面5の表面粗さを減少させるために、レベリング材4の押圧面の表面粗さを数10nm以下としたり、接合面5を形成する際に超音波振動を加えたりしているが、本実施形態では更に第2工程(II)と第3工程(III)との間に、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)装置やエキシマレーザ照射などを用いてAuスタッドバンプ3の接合面5の表面粗さを減少させる工程を付加した点に特徴がある。
これにより、接合面5の表面粗さ減少による接合面積増加が図れ接合強度を向上させることができる
(実施形態5)
実施形態3では第2工程(II)でレベリング材4を用いて同じ高さに揃えたAuスタッドバンプ3の接合面5を形成していたが、本実施形態では、図7(a)、(b)に示すように半導体チップ1の接合対象となる実装基板6を用いてAuスタッドバンプ3の接合面5を形成する点で実施形態3と相違する。
つまり第2工程(II)では図7(a)に示すように接合対象となる実装基板6の表面に対して各Auスタッドバンプ3の先端部3aを当接して半導体チップ1に荷重を加えることで、各Auスタッドバンプ3の先端部3aを押潰して揃った平坦な接合面5を形成する。この際Auスタッドバンプ3の先端部3aを押し付ける位置は第5工程(V)での接合位置と同じ位置つまり実装基板6の電極7のAuメッキ層7aに押し付けることで、このAuメッキ層7aの高さ位置に対応して夫々の接合面5の高さが決まる。つまり実装基板6の表面のばらつきによって生じる各電極表面の高さのばらつきを接合面5の高さ位置に反映することができる。
従って図7(b)に示す第5工程(V)において各Auスタッドバンプ3の接合面5を実装基板6の電極7のAuメッキ層7a表面に当接して加圧する際に各Auスタッドバンプ3の接合面5と対応する実装基板6側の各電極7のAuメッキ層7aとの高さ位置が一致することになり、従って加圧時に半導体チップ1に均一な荷重を加えることができ、そのため残留応力分布が減少し、半導体チップ1の素子特性の変動を無くすことができる。
尚第2工程(II)でAuスタッドバンプ3の接合面形成時の荷重の大きさは接合時の荷重(100〜300gf/bump)より小さい(20〜80gf/bump)のでAuメッキ層7aとAuスタッドバンプ3とが接合されることはない。
また第2工程(II)以外の工程は実施形態3と同じであるので、これら工程の説明は省略する。勿論本実施形態においても実施形態4の工程を追加しても良い。
(実施形態6)
実施形態3で用いる実装基板6の電極7はAuメッキ層7aを表面に施したものであるが、本実施形態では、Auメッキ層7a上に半導体チップ1と同様にAuスタッドバンプ3を形成して半導体チップ1と同様にレベリング材4を用いた接合面5の形成、更に接合面5に対するエネルギー波照射による表面活性化を行った実装基板6を用いた点に特徴があり、図8に示すように第5工程(V)において、半導体チップ1側のAuスタッドバンプ3の接合面5と対応する実装基板6側のAuスタッドバンプ3の接合面5とを圧接して接合するのである。
しかして本実施形態によれば、実装基板6のAuスタッドバンプ3による接合面高さの増加によって圧接時の基板厚さのばらつき吸収量も増加し、接続信頼性の向上が図れる。
尚半導体チップ1側に対する工程は実施形態3と同じであるので、これら工程の説明は省略する。勿論実装基板6におけるAuスタッドバンプ3の形成、接合面5の形成、エネルギー波の照射等は半導体チップ1の工程と同じであるので説明は省略する。また実装基板6にセラミック基板を用いる場合にはアニール処理を行う。勿論、半導体チップ1及び実装基板6のAuスタッドバンプ3の接合面5の粗さ減少のために実施形態4の工程を追加しても良い。
(実施形態7)
実施形態3〜6の何れもが半導体チップ1側にAuスタッドバンプ3を形成していたが、本実施形態では、実装基板6側のみにAuスタッドバンプ3を形成して半導体チップ1側はAuの薄膜の電極2のみとした点に特徴がある。
以下の本実施形態の工程を説明する。まず第1工程(図示せず)で実装基板6の各電極7(或いはAuメッキ層7a)表面にAuスタッドバンプ3を形成する。そして図9(a)、(b)に示すように次の第2工程(II)では各Auスタッドバンプ3の先端部3aをレベリング材4で押潰して同じ高さに揃った接合面5を形成する。つまり基板厚のばらつきがあっても接合面5を同じ高さに揃えることができるので、接合不良等の影響を無くすことができるのである。次にエネルギー波照射による接合面5の表面活性化を図る工程へ進む。この表面活性化は勿論半導体チップ1の電極2の表面に対しても行う。尚実装基板1にセラミックを用いている場合にはアニール処理を経て表面活性化の工程へ進む。
この表面活性化が終了した後は図9(c)に示すように第5工程(V)<アニール処理が無ければ第4の工程となる>において、半導体チップ1の電極2と実装基板6の接合面5との圧接を行う。この際接合面5の高さが揃っているため、均一に荷重を加えることができ、半導体チップ1への残留応力分布が減少して半導体チップ1の素子特性の変動を無くすことができる。
尚本実施形態でも接合面5の粗さ減少を図るために、実施形態3のようなレベリング材4の押圧面の粗さ設定や、超音波振動の利用、更に実施形態4の手法を用いてもよい。
また尚、第2工程(II)の終了後、各Auスタッドバンプ3の表面全体にAuメッキ層を形成してもよい。これによりAuスタッドバンプ3の最表面のAu純度が高くなって、半導体チップ1の電極2との接合強度を更に増加させることができる。この場合、少なくとも第5工程(V)で半導体チップ1の電極2と接合するAuスタッドバンプ3の部分にAuメッキ層を形成しておけば同様の効果を得ることができる。
実施形態1の工程説明図である。 実施形態1の第1工程で形成するAuスタッドバンプの形状説明図である。 実施形態2の工程説明図である。 実施形態3の工程説明図である。 実施形態3の第2工程でのレベリング荷重とAuスタッドバンプの接合面の高さとの関係を示す説明図である。 実施形態3の第2工程後にAuスタッドバンプ表面にAuメッキ層を形成した状態を示す半導体チップの断面図である。 実施形態5の第2工程の説明図である。 実施形態6の第5工程での接合状態を示す断面図である。 実施形態7の主要な工程の説明図である。
符号の説明
1 半導体チップ
2 電極
3 Auスタッドバンプ
6 実装基板
7 電極
7a Auメッキ層
(I)〜(IV) 第1工程〜第4工程

Claims (10)

  1. 半導体チップの電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプ及び半導体チップを実装する実装基板に形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第3の工程と、第3の工程の後で常温下において半導体チップのAuスタッドバンプと実装基板の電極とを圧接して接合する第4の工程とを有することを特徴とするフリップチップ実装方法。
  2. 実装基板側の電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプ及び半導体チップに形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第3の工程と、第3の工程の後で常温下において半導体チップの電極と実装基板のAuスタッドバンプとを圧接して接合する第4の工程とを有することを特徴とするフリップチップ実装方法。
  3. 半導体チップの電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程で形成されたAuスタッドバンプの先端部を押圧材によって押潰して平坦な接合面を形成する第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第3の工程と、該第3の工程の後でAuスタッドバンプの前記接合面及び半導体チップを実装する実装基板に形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第4の工程と、該第4の工程の後で常温下において半導体チップのAuスタッドバンプの前記接合面と実装基板の電極とを圧接して接合する第5の工程とを有することを特徴とするフリップチップ実装方法。
  4. 実装基板側の電極表面にAuスタッドバンプを形成する第1の工程と、該第1の工程で形成されたAuスタッドバンプの先端部を押圧材によって押潰して平坦な接合面を形成する第2の工程と、該第2の工程の後でAuスタッドバンプをアニールすることによりAuスタッドバンプの硬度を低下させる第3の工程と、該第3の工程の後で実装基板のAuスタッドバンプの前記接合面及び半導体チップに形成された表面層がAuからなる電極をエネルギー波の照射によって清浄化する第4の工程と、該第4の工程の後で常温下において半導体チップの電極と実装基板のAuスタッドバンプの前記接合面とを圧接して接合する第5の工程とを有することを特徴とするフリップチップ実装方法。
  5. 前記第1の工程から前記第2工程との間に、前記第4工程で電極と接合するAuスタッドバンプの部分にAuメッキ層を形成する工程を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフリップチップ実装方法。
  6. 前記実装基板の電極は電極材表面に、先部が押潰されて形成され、且つ清浄化された接合面を有するAuスタッドバンプを設けたものであって、該実装基板側のAuスタッドバンプの前記接合面に対して前記半導体チップ側のAuスタッドバンプの前記接合面を圧接して接合することを特徴とする請求項3に記載のフリップチップ実装方法。
  7. 前記第2の工程から前記第3工程との間に、前記第5工程で電極と接合するAuスタッドバンプの部分にAuメッキ層を形成する工程を設けていることを特徴とする請求項3又は4又は6に記載のフリップチップ実装方法。
  8. 前記第2の工程において前記押圧材によってAuスタッドバンプの先端部を押潰する際に超音波振動を前記押圧材に印加することを特徴とする請求項3又は4又は6又は7に記載のフリップチップ実装方法。
  9. 前記押圧材として前記実装基板を用いるとともに押圧部位を前記第の工程での接合位置に対応させることを特徴とする請求項3又は4又は6〜8のいずれか1項に記載のフリップチップ実装方法。
  10. Auの拡散を抑制する金属材料を、前記Auスタッドバンプが形成される電極の材料として、若しくは前記Auスタッドバンプが形成される電極と該電極が形成される部位との間に介在させる材料として用いていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のフリップチップ実装方法。
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