JP4034960B2 - 記録再生装置、再生装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、プログラム及び方法 - Google Patents

記録再生装置、再生装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、プログラム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD-RAM,DVD-R,DVD-RW等の書換型光ディスクについて記録・再生を行う記録再生装置に関し、特に光ディスクに記録されたビデオデータ、管理情報に障害が存在する場合の処置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述した記録再生装置は、DVD-VIDEO RECORDING規格に準拠したディスクアクセスを行うことにより、特殊再生や高速頭出し等の多彩な再生操作、仮編集・本編集等の編集操作を実現することができ、多大な商品価値を有することとなった。記録再生装置においてDVDへの記録・再生・編集を行うプログラムは、対象となるDVDに記録されたビデオデータ及び管理情報がDVD-VIDEO RECORDING規格に準じたデータ構造を有していることを前提にして処理を行う。DVD-VIDEO RECORDING規格に準じていないデータ及び情報を再生・編集しようとした場合、記録・再生・編集プログラムは、正常動作を行い得ない。
【0003】
正常動作に万全を期すべく、記録再生装置はビデオデータが記録されたDVDが装填された際、このDVDに記録されたビデオデータ及び管理情報がDVD-VIDEO RECORDING規格に準じたデータ構造を有しているか、同規格に準じていない部位が存在するかの初期検査を行う。この検査により発見され得る障害には、ビデオデータをアクセスするための管理情報の破壊(1)、ビデオデータの再生に関する管理情報の破壊(2)、ビデオデータや管理情報のアドレス不正(3)、ビデオデータについてのタイムコードの不正(4)等が典型的である。これらは、ディスクに付着するゴミや傷を原因として発生することが広く知られている。またDVDは、一般のパソコンでさえもアクセスできるという汎用性を売りにしており、パソコンによるデータ書き込みの際、規格違反のデータが書き込まれることも障害発生の原因の1つである。これらの障害の他にも、記録再生装置自身が対応可能なバージョンより上位バージョンのDVD-VIDEO RECORDING規格にてビデオデータ及び管理情報が記録されていること、即ち、バージョンコンフリクションの存在(5)も障害として扱われる。何故なら、バージョンコンフリクションの発見時においても、記録再生装置は正常動作が保証しえないからである。
【0004】
装填されたDVDの検査において、管理情報の破壊(1)等の重障害が発見された場合、従来の記録再生装置はDVDを不正ディスクとして処置する。不正ディスクとは、光ディスクからのデータ読み出しも、光ディスクへのデータ書き込みも一切行わず、装填されたDVDを媒体として認識しない状態をいう。DVDは、物理的にアクセス不可能な記録媒体と同様に扱われるので、このDVDを利用する場合、ユーザはこのDVDを初期化せねばならない。DVDの装填時に上述したチェックを行い、障害検査時に不正ディスクとして処置することにより、記録再生装置内のプログラムがハングアップするような事態を未然に防ぐことができ、記録再生装置に対する信頼性を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら重障害に至らない軽障害が発見された場合に、重障害の発見時と同様に不正ディスク扱いとしようとすると、僅かな障害が光ディスクから発見される度にDVDは不正ディスクとみなされることになり、その度にユーザはDVDを初期化せねばならないので、ユーザはDVDの初期化に忙殺されてしまう。
【0006】
逆に発見された軽障害を看過するのは、「再生・記録・編集プログラムがいつ誤動作するかわからない」という不安材料を残すことなる。
本発明の目的は、光ディスクに記録されたビデオデータ及び管理情報に潜在し得る障害の内容に応じて、適切な処置を行うことができる記録再生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る記録再生装置は、装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出手段と、検出された障害内容が重障害なら、当該光ディスクの状態を読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる遷移制御手段と、前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込手段とを備えることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録再生装置の実施形態を、図面を参照しながら説明する。先ず最初に、記録再生装置による編集の対象となるDVDについて説明する。
DVDには、図1に示すディレクトリやファイルが記録される。図1においてROOTディレクトリの直下にVIDEO_RTAV(RealTime Recording Audio Video)ディレクトリが配され、その下に、幾つかのVOBが収録されるAVファイルと、各種管理情報が収録される管理ファイルとが配置される。
【0009】
図2は、AVファイルに収録されるVOBの構成を段階的に詳細化した図である。VOB(Video Object)は、ビデオストリーム、オーディオストリームを多重化することにより得られたISO/IEC13818-1規格準拠のプログラムストリームであって、その終端部にprogram_end_codeが付与されていないものをいう。本図において1段目に位置するビデオストリームは、複数のピクチャデータからなるピクチャデータの配列である。これらピクチャデータ列は、その2段目に示すように複数のGOPに分割される。GOP単位のピクチャデータは、2KByte単位に複数に分割される。一方、1段目の右側に位置するオーディオストリームも、3段目に示すように約2KByte単位に複数に分割される。2KByteに分割されたGOP単位のピクチャデータは、約2KByte単位に分割されたオーディオストリームとインターリーブ多重化されて、4段目に示すパック列を形成している。このようなパック列は、5段目に示す複数のVOBU(Video Object Unit)を形成しており、6段目に示すVOBは複数のVOBUが時系列に配列された構成を持つことがわかる。GOPは、過去方向および未来方向に再生されるべき画像との相関性を用いて圧縮されているBidirectionally Predictive(B)ピクチャ、過去方向に再生されるべき画像との相関性を用いて圧縮されているPredictive(P)ピクチャ、相関性を用いず、一フレーム分の画像内での空間周波数特性を利用して圧縮されているIntra(I)ピクチャを含む。
【0010】
破線に示した対応関係からも明らかなようにVOBUとは、その再生時間が約0.4秒〜1.0秒となるピクチャデータからなる少なくとも1つ以上のGOPと、このピクチャデータと共に多重化されているオーディオデータを含む単位(ブロック)であり、MPEG規格におけるビデオパック−オーディオパックを配列して構成されていることがわかる。
【0011】
図3は、管理ファイルの内部構造を示す図である。本図に示すように、管理ファイルは、『RTR_VMGIテーブル(RTR_VMGIT)』、『M_AVFIテーブル(M_AVFIT)』、『S_AVFIテーブル(S_AVFIT)』、『ORG_PGCIテーブル(ORG_PGCIT)』『UD_PGCIテーブル(UD_PGCIT)』『TXTDT_MGテーブル(TXTDT_MGT)』『MNFIテーブル(MNFIT)』とからなる。このうち『RTR_VMGIテーブル』〜『ORG_PGCIテーブル』は再生進行系の情報を格納した再生進行系テーブルであり、『UD_PGCIテーブル』〜『MNFIテーブル』は、ユーザの編集操作により設定された情報を収録したユーザ編集系テーブルである。
【0012】
『M_AVFI(Motion AV File Information)テーブル』は、VOBについての管理テーブルであり、破線の引き出し線h3に示すように、このM_AVFITに含まれるVOB_STIの数を示す『VOB_STI_Ns』と、M_AVFITの実効長を示す『M_AVFIT_EA(Effective Address)』と、VOBについての属性情報である『VOB STI(Stream Information)#1・・・・#K』と、『M_AVFI』とから構成される。『VOB STI』は、各VOBに含まれるピクチャデータがどのようなビデオ属性を有しているか(コーディングモード、アスペクト比、NTSC/PAL、line21情報など)、各VOBに含まれるオーディオデータがどのようなオーディオ属性を有しているか(コーディングモード、チャンネル数、周波数など)を示す。
【0013】
『M_AVFI(Motion_AVFile Information)』は、破線の引き出し線h4に示すように『VOBI#1・・・・#L』からなり、『VOBI(Video Object Information)』は、破線の引き出し線h5に示すように、VOBの種別『VOB_Type』、VOBを構成するビデオストリームの先頭ピクチャデータの再生が開始される時刻を示す再生開始時刻『VOB_Start_PTM』、VOBを構成するビデオストリームの最終ピクチャデータの再生が終了する時刻を示す再生終了時間『VOB_End_PTM』、VOBの先頭の記録日時を示す記録日時情報『VOB_REC_TM』、VOB STI#1・・・・#Kのうち、このVOBに対応するものを矢印Pr1に示すように指定するポインタ『VOB_STIN』、そのVOBを構成する各VOBUについてのタイムマップ情報『TMAPI』から構成される。
【0014】
図4は、VOBとVOBIとの対応関係を示す図である。本図において、どのVOBIがどのVOBに対応するかは、VOBI及びVOBに付与された識別番号『#1,#2』により表される。各VOBの再生が何時始まり何時終わるかは、『VOB_Start_PTM』及び『VOB_End_PTM』に示されている。
続いてTMAPIについて説明する。図5はTMAPIの構成を示す図である。TMAPIは、図5の破線の矢印hy3に示すように『TMAP_GI(General Information)』と、『TM_ENT#1〜#S』と、『VOBU_ENT#1〜#T』とを含む。
【0015】
『VOBU_ENT』は、各VOBUに対応づけられた情報であり、破線の矢印hy4に示すように、対応するVOBUにおいて先頭に位置するIピクチャのサイズ『1STREF_SZ』と、対応するVOBUの再生に要する時間(0.4〜1.0秒のオーダーの再生時間)を示す『VOBU_PB_TM』と、対応するVOBUのサイズ『VOBU_SZ』とを含む。この『VOBU_ENT』を参照することにより、各VOBUのサイズがバラバラであっても、任意の再生時刻から、その再生時刻に対応するVOBUへと頭出しを行うことが可能である。
【0016】
『TM_ENT』は、10秒置きのタイムエントリーの所在を示す情報であり、破線の矢印hy5に示すようにこのタイムエントリーを含むVOBUを示す『VOBU_ENTN』と、VOBU_ENTNにより示されるVOBUの先頭からタイムエントリーまでのオフセット時間を示す『TM_DIFF』と、VOBの先頭からVOBU_ENTNにより示されるVOBUの先頭までのオフセットデータを示す『VOBU_ADR』とからなる。この『TM_ENT』により、10秒単位という時間間隔での頭出しが高速に行なえる。
【0017】
『TMAP_GI(TimeMap General Information)』は、TMAPI全体を管理する情報であり、破線の矢印hy6に示すようにVOBに設定されたタイムエントリーの個数を示す『TM_ENT_Ns』と、TMAPIに含まれるVOBU_ENTの個数を示す『VOBU_ENT_Ns』と、VOB先頭から1つのタイムエントリーまでのオフセットを示す『TM_OFS』と、AVファイルの先頭から、VOBの先頭までのオフセットを示す『ADR_OFS』とを含む。
【0018】
図6に、TMAPIとVOBUとの関係を模式的に示す。各VOBUの再生時間と、VOBUのサイズとの対応は、VOBU_PB_TM(図中のPB_TM)と、VOBU_SZとの組みにより示されている。またTM_ENTにおけるTM_DIFFは、VOBUの再生開始から何秒後にタイムエントリーに到達するかを示している。以上の構造をもったTMAPIにより、任意のタイムコードに相当するVOBUがどれであるかを特定することができる。
【0019】
以上でM_AVFITについての説明を終え、管理ファイルのうち、S_AVFIT,ORG_PGCITについて、図7を用いて説明する。図7は、管理ファイルの内部構成を示す図であり、図3との差違は、ORG_PGCIテーブルの内部構成が示されている点である。
『S_AVFI(Still_AV File Information)テーブル』は、静止画として再生すべきVOBがDVDに記録されている場合、このVOBについての諸情報を書き込んでおくためのテーブルである。
【0020】
『ORG_PGCI(Original_Program Chain Information)テーブル』は、Original_Program Chainと呼ばれるDVD固有の再生経路の詳細を規定する情報である。『ORG_PGCIT』は、破線の矢印h6に示すように『OPG_PGCIテーブル』の実効長を示す『OPG_PGCI_EA(Effective Address)』と、ORG_PGCに、Program(PG)と呼ばれる再生単位が何個含まれているかを示す『PG_Ns』と、CELLI(CI)についてのサーチポインタの個数を示す『CI_SRP_Ns』と、ORG_PGCに含まれる複数PGのそれぞれについての情報である『ORG_PGI#1・・・・#M』と、複数CELLIについてのサーチポインタである『ORG_CI_SRP#1・・・・#N』と、『ORG_CELLI#1・・・・#N』とからなる。
【0021】
『ORG_CELLI』は、ORG_PGCを構成するCELLについての情報である。CELLとは、ORG_PGCを構成する1つの再生区間を示すものであり、具体的にいうとORG_CELLIは、破線の矢印h8に示すように、M_AVFITに含まれる複数のVOBIのうち、本CELLIに対応するものを指定するポインタ『VOBI_SRPN』と、VOBにおいて、どこからどこまでの区間を再生区間(CELLという)として指定するかを示すタイムコードの組みである『CELL_Start_PTM』と、『CELL_End_PTM』とを含んでいる。
【0022】
図8は、ORG_PGCIに含まれるCELLとVOBとの関係を示す図である。本図において各CELLがどのVOBIに対応するかは『VOBI_SRPN』に示されている。CELLに含まれるCELL_START_PTM(図中では、C_S_PTM)及びCELL_End_PTM(図中では、C_E_PTM)の組みが、TMAPを介してVOBUの2つのアドレスに変換されることにより、VOBを構成する任意の区間がCELLとして指定される。
【0023】
『ORG_PGI』は、図7の破線の矢印h7に示すように、TXTDT_MGに含まれる複数のIT_TXTIのうち、このPGに対応するものを指定する『IT_TXT_SRPN』と、このPGにCELLIが何個含まれているかを示す『C_Ns』とからなる。
図9は、図7に示したCELLがどのようにPGに分類されるかを示す図である。本図に示すように、PGIに含まれる『CNs』により、ORG_PGCIに含まれるCELL#1〜#2のうち、どこからどこまでがPG#1に含まれ、どこからどこまでがPG#2に含まれるかが明らかになっている。更にPGに含まれる『IT_TXT_SRPN』により、PGに対応するテキストデータを含むIT_TXTIが示される。
【0024】
以上でORG_PGCIについての説明を終え、続いてUD_PGCIの内部構成について、図10を参照しながら説明する。
『UD_PGCIT(UserDefined_ProgramChain Table)テーブル』は、破線の引き出し線h9に示すように、UD_PGCITの実効長を示す『UD_PGCIT_EA』と、UD_PGCI_SRPの個数を示す『UD_PGCI_SRP_Ns』と、UD_PGCIそれぞれについてのサーチポインタである『UD_PGCI_SRP#1・・・・#K』と、ユーザ定義PGC情報『UD_PGCI#1・・・・#K』とからなる。『UD_PGCI』は、PlayList(PL)と呼ばれるユーザ定義された再生経路情報を指定する情報であり、破線の引き出し線h10に示すように、UD_CI_SRPの個数を示す『CELLI_SRP_Ns』と、UD_CELLI(UD_CI)のそれぞれについてのサーチポインタである『UD_CI_SRP#1・・・・#M』と、PLを構成する再生区間CELLを規定する『UD_CELLI(User Defined CELL Information)#1・・・・#M』とからなる。UD_PGCIにおけるCELLIは、ORG_PGIにおけるCELLIと同様の構成であり、そのCELLに対応するVOBのVOBIへのサーチポインタ『VOBI_SRPN』、CELLの開始点を示すタイムコード『CELL_Start_PTM』、CELLの終了点を示すタイムコード『CELL_End_PTM』から構成される。
【0025】
図11は、図9におけるVOB及びTMAPIに対して定義されたPLの一例を示す図である。本図においてPL#1を構成するCELL#1は、VOBI_SRPNにてVOBI#1に含まれるTMAP#1を指定しており、またCELL_START_PTM(図中のC_S_PTM)、CELL_End_PTM(図中のC_E_PTM)の組みにてVOB#1の何処から何処までがPL#1のCELL#1に対応するかを指定することができる。更にまたPLに含まれる『IT_TXT_SRPN』により、PLに対応するテキストデータがどれであるかが示される。
【0026】
続いて『TXTDT_MGテーブル』、『MNFIテーブル』、『RTR_VMGIテーブル』の内部について図12を参照しながら説明する。
『TXTDT_MG(TextData_Manager)テーブル』は、破線の引き出し線h12に示すように、TXTDT_MGの実効長を示す『TXTDT_MG_EA』と、IT_TXT_SRPの個数を示す『IT_TXT_SRP_Ns(Item_Text_Serch Pointer_Numbers)』と、IT_TXTそれぞれについてのサーチポインタである『IT_TXT_SRP(Item_Text_Serch Pointer)#1・・・・#K』と、アイテムテキスト『IT_TXT#1・・・・#K』とからなる。\u各IT_TXT_SRPは、\u破線の矢印h14に示すように、IT_TXTの開始アドレス『IT_TXT_SA(Start Address)』と、IT_TXTのサイズ『IT_TXT_SIZE』とを含む\u。『IT_TXT』は、\u番組名やシーン名等、ユーザが自由に定義した文字列である。
【0027】
『MNFIテーブル』は、破線の引き出し線h13に示すように、MNFIの実効長を示す『MNFI_EA』と、MNFIの個数を示す『MNFI_Ns』と、MNFIそれぞれについてのサーチポインタである『MNFI_SRP#1・・・・#L』と、記録再生装置毎の固有情報が記述される『MNFI#1・・・・#L』とからなる。かかる固有情報の一例には、サムネール画像やサムネールについてのエントリポイントを記述するためのポインタ情報等がある。
【0028】
『RTR_VMGI(RealTime Recording_Video Management General Information)テーブル』は、破線の矢印h20に示すように『VMGI_MAT((RealTime Recording_Video Management General Information MAp Table)』と、このDVD-RAMに対して設定されたプレイリストサーチポインタの個数を示す『PL_SRP_Ns』と、『PL_SRP#1・・・・#K』とからなる。『VMGI_MAT』は、破線の矢印h21に示すようにRTR_VMGIテーブル自身の実効長「RTR_VMGI_EA」及び各管理テーブルの開始アドレス「M_AVFIT_SA」「S_AVFIT_SA」、「ORG_PGCI_SA」「UD_PGCI_SA」「TXTDT_MG_SA」「MNFI_SA」からなる。
【0029】
『PL_SRP』は、破線の矢印h22に示すように、このPLに対応するユーザ定義PGCを示す『PGCN』と、このPLに対応するテキストを示すポインタである『IT_TXT_SRPN』とを含む。
図13は、VMGI_MATに記述された開始アドレス(M_AVFIT_SA〜MNFIT_SA)と、管理テーブルに記述された実効長(M_AVFIT_EA〜MNFIT_EA)とにより、各管理テーブルの占有範囲がどのように表されるかを示す。本図の右側において、記号『{』で示されている範囲が、M_AVFIT_EA〜MNFIT_EA及びM_AVFIT_SA〜MNFIT_SAにて、一義的に導き出される各管理テーブルの占有範囲である。
【0030】
VMGI_MATに記述された各管理テーブルの開始アドレス(M_AVFIT_SA〜MNFIT_SA)は、管理ファイル先頭から、各管理テーブルまでのオフセットを意味していることがわかる。一方、各管理テーブルにおける実効長(M_AVFIT_EA〜MNFIT_EA)は、自身のテーブル先頭を"0"としたオフセットを意味する。これにより、各管理テーブルの終了アドレスは、RTR_VMGIにおけるVMGI_MATに記述された開始アドレスと、管理テーブルに記述された実効長とを足し合わせることにより、求めることができる。
【0031】
開始アドレス及び実効長が正当なら、こうして算出される終了アドレスが、次順位の管理テーブルの開始アドレスに等しいか、或は、終了アドレスが次順位の管理テーブルの開始アドレスより小さくなるが、開始アドレス及び実効長が不正なら、こうして算出される終了アドレスが、次順位の管理テーブルの開始アドレスより大きくなる。これは、管理テーブル同士のオーバーラップが現れてることを意味する。
【0032】
以上でDVDのデータ構造についての説明を終え、続いて記録再生装置の内部構成について説明する。図14は、記録再生装置の内部構成を示す図であり、本図に示すように、記録再生装置はDVDドライブ1、フラグ保持部2、フラグ保持部3、フラグ設定部4、フラグ保持部5、ディスク状態管理部6、記録・再生・編集部7(ディスク読出部8、半導体メモリ9、MPEGデコーダ10、MPEGエンコーダ11、編集部12及びディスク書込部13を含む)、正当性検査部14からなる。
【0033】
DVDドライブ1は、記録・再生の対象となるDVDをセットしてアクセス可能な状態にする。
フラグ保持部2は、DVDに記録されている複数VOBのそれぞれの状態を示す複数のVOB状態フラグ、管理ファイルに含まれる複数CELLIのそれぞれの状態を示すCELL状態フラグ、複数TMAPIのそれぞれの状態を示すTMAP状態フラグを保持する。VOB状態フラグは各VOBについての再生可/不可を、TMAP状態フラグは、各TMAPIについての編集可/編集不可を、CELL状態フラグは、各CELLについての再生可/再生不可を示す。これらのVOB状態フラグ、TMAP状態フラグ、CELL状態フラグは、図15(a)〜図15(c)に示すように共通のビットアサインを有している。これらのフラグは、2ビットからなり、2ビット目が"0"なら編集可、"1"なら編集不可、1ビット目が"0"なら再生可、"1"なら再生不可を示す。
【0034】
フラグ保持部3は、DVDに記録されたPGについての状態を示すPG状態フラグと、DVDに記録されたPLについての状態を示すPL状態フラグとを保持する。PG状態フラグのビットアサインを図15(d)に示す。本図に示すように、PG状態フラグは、2ビットからなり、2ビット目が"0"なら編集可、"1"なら編集不可、1ビット目が"0"なら再生可、"1"なら再生不可を示す。PL状態フラグのビットアサインは図15(e)に示す通りであり、PG状態フラグのビットアサインと同一である。
【0035】
フラグ設定部4は、PGIに含まれるCNsにて指示される全てのCELLIについてのCELL状態フラグと、このCELLIのVOBI_SRPNにて指定される全てのVOBについてのVOB状態フラグと、このVOBに対応するTMAPIについてのTMAP状態フラグとについて論理和をとることにより、PG状態フラグを設定する。一方、PLに含まれる全てのCELLIについてのCELL状態フラグと、このCELLIのVOBI_SRPNにて指定される全てのVOBについてのVOB状態フラグと、このVOBに対応するTMAPIについてのTMAP状態フラグとについて論理和をとることにより、PL状態フラグを設定する。図11に示すPG#1、PG#2、PL#1についてのPG状態フラグ、PL状態フラグがどのように設定されるかについて説明する。本図において、PGCIにCELL#1,#2という2つのCELLが含まれており、これらのCELLについてのCELL状態フラグが"00","00"であるものとする。これらのCELLIのVOBI_SRPNにて指定されるVOBはVOB#1、VOB#2であり、これらのVOBについてのVOB状態フラグが"00","01"、VOB#1、VOB#2に対応するTMAPIがTMAPI#1,TMAPI#2であり、これらについてのTMAP状態フラグが"00","00"であるとすると、PG#1,#2、PL#1についてのPG状態フラグ、PL状態フラグは、図16に示すような論理和演算により算出される。この結果、
PG#1についてのPG状態フラグ#1 = 00 ∪ 00 ∪ 01 = 01
PG#2についてのPG状態フラグ#2 = 00 ∪ 00 ∪ 00 = 00
PL#1についてのPL状態フラグ#1 = 00 ∪ 00 ∪ 00 ∪ 00 ∪ 01 ∪ 00 =01
となる。
【0036】
このことからわかるように、図17に示すようにVOBに障害が存在し、VOBについてのVOB状態フラグが再生不可に設定されれば、このVOBを参照しているPG#1及びPL#1は図18に示すように再生不可に設定されることになる。
TMAPIに障害が存在する場合も同様であり、図19に示すようにTMAPIに障害が存在しTMAP状態フラグが編集不可に設定された場合、上述したフラグの論理和演算により、TMAPIと参照関係を有する全てのPG#1及びPL#1が図20に示すように編集不可に設定されることになる。
【0037】
一方、PG又はPLに含まれるCELLに障害が存在する場合、そのCELLを含むPG又はPLのみが再生不可に設定され、そのCELLを含まないPG,PLには、その障害は波及しない。具体的にいうと図21に示すようにPG#1を構成するCELLに障害が存在する場合、PG#1は再生不可に設定されるが、PG#2やPL#1には障害は波及せず、再生可に設定される。これにより、VOB又はTMAPIに障害が発見された場合には、これらと参照関係にあるPG、PLが全て再生不可又は編集不可に設定される。発見された障害に基づく、PG、PLに対する再生処理、編集処理の誤動作を未然に防ぐことができる。
【0038】
フラグ保持部5は、DVDに記録された管理ファイルの状態を示すボリューム状態フラグを保持する。ボリューム状態フラグのビットアサインを図23に示す。図23に示されるようにボリューム状態フラグは、2ビットであり、"11"に設定された際、DVDドライブ1に装填されているDVDが読み書き不可能な状態(NotOpen)である旨を示し、"01"が設定された際、読み出し専用の状態(ReadOnly)である旨を、"00"に設定された際、読み書き可能な状態(Normal)である旨を示す。
【0039】
ディスク状態管理部6は、ボリューム状態フラグを主状態とし、PG状態フラグ(PL状態フラグ)を副状態とした構成にてディスク状態を管理する。図24は、ボリューム状態フラグとPG状態フラグとの組み合わせにより表現されるディスク状態を示す図である。本図に示すように、ディスク状態には、DVDに対する読み書きが不可能なNotOpen▲1▼、PG(PL)を再生可とした読出専用状態(ReadOnly▲2▼)、PG(PL)を再生不可とした読出専用状態(ReadOnly▲3▼)、PG(PL)を再生可・編集可とした読み書き可能状態(Normal▲4▼)、PG(PL)を再生可・編集不可とした読み書き可能状態(Norma▲5▼)、PG(PL)を再生不可・編集不可とした読み書き可能状態(Normal▲6▼)の6通りの状態となる。DVDに障害が存在する場合、ディスク状態は、その障害の重軽に応じて▲マークに示す▲1▼▲2▼▲3▼▲5▼▲6▼の何れかに遷移することになる。
【0040】
記録・再生・編集部7は、ディスク状態管理部6により管理されるディスク状態に応じて、DVDドライブ1に装填されたDVDに対する読み書き及びDVDに記録されたPG、PLに対する再生、編集を実行する。具体的にいうと記録・再生・編集部7は、ボリューム状態フラグがNormal及びReadOnlyを示している際にDVDからVOB及び管理ファイルを読み出すディスク読出部8と、DVDから読み出された管理ファイルを格納する半導体メモリ9と、PG状態フラグ又はPL状態フラグが再生可を示している場合、DVDから読み出されたVOBをデコードして、映像信号及び音声信号を出力するMPEGデコーダ10と、ボリューム状態フラグがNormalを示している際に、装置外部から入力されてくる映像信号、音声信号をエンコードして、VOBを得るMPEGエンコーダ11と、PG状態フラグが編集可を示している際、半導体メモリ9に格納された管理ファイルに対してユーザからの操作に基づき編集を行う編集部12と、ボリューム状態フラグがNormalを示している際に、編集がなされた管理ファイル及びMPEGエンコーダ11によるエンコードにより得られたVOBをDVDに書き込むディスク書込部13とを備える。
【0041】
正当性検査部14は、DVDにおける管理ファイル及びVOBのデータ構造が正当であるか否かのチェックを行う。ここでいう正当性とは、記録再生装置が対応可能なバージョンのDVD-VIDEO RECORDING規格に準じたデータ構造をDVDが有することを意味する。従って、DVD-VIDEO RECORDING規格に違反した部位が存在するだけではなく、記録再生装置が対応可能なバージョンのDVD-VIDEO RECORDING規格より上位バージョンのデータ構造に準じている場合も正当性に違反することになる。図25は、DVD-VIDEO RECORDING規格のデータ構造において経験的に発見され得る障害を図示した図である。管理ファイル障害(1)、管理ファイル障害(2)は、管理ファイルのデータ構造そのものについて発見され得るもの、CELL障害(3)、CELL障害(4)、CELL障害(5)は、CELLIにおいて発見され得る障害、TMAP障害(6)は、TMAPIにおいて発見される障害であり、VOB障害(7)はVOBにおいて発見される障害を示す。これらは何れもDVDにおいて発見されるであろうと経験的に予想されるものである。管理ファイル障害(1)は、いわゆる再生進行系のテーブルであるM_AVFIT、ORG_PGIの開始アドレスが不正であるというものである。管理ファイル障害(2)は、UD_PGCI〜MNFITの開始アドレスが不正であること、テーブルが上書きされていること、VOB数,MNFI数,PG数,PL数,CI数,TXT数といった要素数が規格外であること、CELL障害(3)とは、PGを構成するあるCELLIが指定するVOBと、PGを構成する他のCELLIが指定するVOBとが重複していること、CELL障害(4)は、VOBを参照していないCELLIが記録されていること、CELL障害(5)は、C_S_PTM及びC_E_PTMが不正なCELLIが記録されていること、TMAP障害(6)は、VOB,VOBUのアドレス、VOBU番号が不正なTMAPIが記録されていること、VOB障害(7)は、アドレスが不正なVOB、対応するSTIが存在しないこと、Vob_Start_PTM及びVob_End_PTMの組みが不正であること、VOBを構成するビデオストリーム及びオーディオストリームが規格外のコーディングモードにて符号化されていることである。
【0042】
尚、TMAP障害(6)において、VOB,VOBUのアドレス、VOBU番号が不正であるとは、VOBUのアドレスや番号の値が、前後のものと逆転していたり、VOBUのアドレスがファイルサイズを越えていたり、VOBUの番号がOであることを意味する。
これらの障害には図26(a)に示す優先順位が与えられ、この優先順位の高低が参酌されてディスク状態が決定される。本図において最も高い優先順位が設定されているのは管理ファイル障害(1)であり、これに次ぐ第2優先順位は管理ファイル障害(2)、CELL障害(3)、CELL障害(4)、第3優先順位は、CELL障害(5)、TMAP障害(6)、VOB障害(7)である。
【0043】
障害が複数発見された場合は、発見された障害のうち優先順位が最も高いものに基づきディスク状態が決定される。逆にいえば、CELL障害(3)、CELL障害(4)、CELL障害(5)によりディスク状態が決定されるのは、より優先順位が高い障害が発見されない場合に限られる。優先順位を参酌しつつ、図26(a)に示した障害に応じてディスク状態が決定される様子を表形式に示したのが図26(b)である。第1優先順位にあたる管理ファイル障害(1)の発見時においてボリューム状態フラグがNotOpenに設定され、第2優先順位にあたる管理ファイル障害(2)〜(4)の発見時においてボリューム状態フラグがReadOnlyに設定されることがわかる。更にCELL障害(5)〜VOB障害(7)の発見時においてCELL状態フラグ、TMAP状態フラグ、VOB状態フラグは、それぞれ再生不可、編集不可、再生不可に設定される。この表において特に注意すべきことは、管理ファイル障害(1)〜CELL障害(4)が発見されず、CELL障害(5)〜VOB障害(7)が発見されることは、ボリューム状態フラグに対して何の影響も与えていないことである。CELL障害(5)〜VOB障害(7)のみが発見された場合は、DVDに対する読み書きが自由に行なえることになる。
【0044】
正当性検査部14は、図27〜図36の処理手順を記述したプログラムと、これを実行する汎用マイクロコンピュータとにより構成される。以降、これらのフロ−チャ−トを参照しながら、正当性検査部14の処理手順について説明する。図27は、管理ファイルに対する第1チェック工程の処理手順を示すフローチャートである。ステップS1において、全てのフラグをゼロクリアし、その後ステップS2〜ステップS6において各テーブルの開始アドレスが、管理ファイルの実効長RTR_VMG_EAを上回るか否かの判定になる。これらの判定のうち、ステップS2、ステップS3は管理ファイル障害(1)が存在するかの判定であり、ステップS3〜S6は、管理ファイル障害(2)が存在するか否かの判定である。
【0045】
ステップS2、S3においてM_AVFIT_SA及びORG_PGCIT_SAがRTR_VMG_EAを上回っていると判定された場合、これらのステップはYesになり、ステップS10に移行して、管理ファイルをメモリに読み込まず、ボリューム状態フラグをNotOpenに設定する。
ステップS4〜S6においてUD_PGCI_SA,TXTDT_MG_SA,MNFIT_SAがRTR_VMG_EAを上回っていると判定された場合、これらのステップはYesになり、ステップS7〜S9に移行した後、ボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、管理ファイルのうち、障害が存在するテーブル(UD_PGCIT,TXTDT_MG,MNFIT)以外のテーブルを半導体メモリ9に読み込んで本フロ−チャ−トの処理を終え、第2チェック工程に写る。
【0046】
図28は、第2チェック工程の処理手順を示すフロ−チャ−トである。第2チェックは、M_AVFITに対する正当性をチェックするものである。ステップS11においてM_AVFITのサイズを算出し、そのサイズを変数SIZEに設定した後、ステップS12〜S18の処理を行う。ここでM_AVFITのサイズを算出するにはM_AVFITを構成する各テーブルのサイズと、各テーブルの要素数を必要とする。各テーブルのサイズはDVD-VIDEO RECORDING規格で定められており、各テーブルの要素数は、各テーブル内に要素数が管理されている。例えば、VOB_STIテーブルのサイズは60バイトであり、要素数はM_AVFITのVOB_STI_Nsからわかる。これらの情報を元に、M_AVFITのサイズを計算すると以下の式になる。
【0047】
SIZE = 2(=VOB_STI_Nsのサイズ)+4(=M_AVFIT_EAのサイズ)+
60(=VOB_STIのサイズ)×VOB_STI_Ns+Σ各VOBIサイズ
各VOBIサイズをΣを用いて総和をとるように表記したのは、VOB毎にタイムマップのサイズが異なるためである。M_AVFITのサイズが算出されたら、M_AVFITに対してステップS12〜S14といったチェックを行う。ステップS12は、M_AVFIT内のM_AVFIT_EAと、SIZEとの比較を行う。M_AVFIT_EAはM_AVFIT先頭を"0"としたオフセットであり、それはM_AVFITのサイズそのものである。SIZEとM_AVFITは必ず等しくなければならないので、この要件が満たされているかの判定を行っている。
【0048】
ステップS13は、M_AVFITと次に位置するテーブルに重なりがないかのチェックである。本ステップでは、RTR_VMGI内のM_AVFIT_SAとステップS11で求めたSIZEを足し合わせたものが、RTR_VMGI内のORG_PGCI_SAより大きいかどうかをチェックすることによりテーブルの重なりの有無を判断している。
ステップS14は、M_AVFITで管理されているVOBI数(M_AVFIT.VOBIs)が規格最大値を上回るか否かのチェックである。これらのステップS12、S13がYesと判定された場合は、ステップS19においてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、ステップS14、ステップS20がYesと判定された場合は、ボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、DVD-VIDEO RECORDING規格の最大値がM_AVFIT.VOBIsに設定された管理ファイルを半導体メモリ9に読み込む。
【0049】
今回の例では、静止画が記録されてないことを想定して説明をしているので、図28のフロ−チャ−トは、M_AVFITの次に位置するテーブルがORG_PGCIである場合のケースの処理手順を示している。もし、静止画が記録されている場合には、ステップS13で比較されるアドレスは、RTR_VMGI内のORG_PGCI_SAではなく、RTR_VMGI内のS_AVFIT_SAとなる。
【0050】
以上の3つのチェックがクリアされれば、ステップS15〜ステップS18からなるループ処理に移行する。このループ処理におけるカウンタ変数は、VobNoであり、ステップS15においてゼロクリアされ、ループ処理が一回実行される度にステップS16にてインクリメントされる。本ループ処理の終了要件は、ステップS17においてVobNoがM_AVFI.VOBIsを上回ると判定されることであり、その後、第3チェックを実行する。このループ処理の目的は、VobNoにて指示されるVOB、VOBI、TMAPIの正当性を図29のフロ−チャ−トにてチェックすることである。
【0051】
図29のフロ−チャ−トは、ステップS21〜ステップS28といった複数の判定ステップからなる。VobNoにて指示されるVOB及びVOBIが正当であると判定されるためには、これらのチェックが全てクリアされねばならない。ステップS21〜ステップS25は、VOB障害(7)の有無をチェックするものであり、ステップS26〜ステップS28は、TMAP障害(6)の有無をチェックするものである。
【0052】
VOBI[VobNo]の開始アドレスが正しいか(ステップS21)、VOBI[VobNo]が参照しているVOB_STIが存在するか(ステップS22)、VOB_STIに示されるビデオコーディングモードが規格準拠か(ステップS23)、VOB_STIに示されるオーディオコーディングモードが規格準拠か(ステップS24)、VOB_STIに示されるVOB_Start_PTM、VOB_End_PTMは、VOB_Start_PTM<VOB_End_PTMの関係を満たすか(ステップS25)といった要件がクリアされねば、ステップS29においてVOB状態フラグ[VobNo]が再生不可に設定される。
【0053】
一方、VOB[VobNo]のアドレスが不正であるか(ステップS26)、VOBI[VobNo]に含まれるTMAPIのVOBUアドレスが不正であるか(ステップS27)、VOBI[VobNo]に含まれるTMAPIのVOBU_ENT番号が不正であるか(ステップS28)といった要件がクリアされねば、ステップS30においてTMAP状態フラグ[VobNo]が編集不可に設定される。
【0054】
以上の図28、図29の処理を終えると、図30のフロ−チャ−トに示す第3チェックの処理手順を実行する。第3チェックは、ORG_PGCIの正当性を判定するものであり、ステップS31においてORG_PGCIのサイズを算出し、変数SIZEに格納してから、ステップS32〜S35の判定を行うというものである。これらは、管理ファイル障害(2)の有無をチェックすることを目的としている。個々の判定ステップの詳細は以下の通りである。ステップS32は、ORG_PGCI内のORG_PGCI_EAと変数SIZEとを比較し、ステップS33は、ORG_PGCITと、UD_PGCITとの重なりをチェックする。ステップS34は、PG_Nsを示すPG_SRP_Nsが規格最大値を越えるか、ステップS35は、CI_SRP_Nsが規格最大値を越えるかを判定するものである。これらの判定の何れかがクリアされねば、ステップS42〜ステップS44にてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、PL_VMGI.PL_SRP_Nsのうち規格最大値を越えているものが規格最大値に設定し直された管理ファイルを半導体メモリ9に読み込む(ステップS43、ステップS44)。
【0055】
ステップS36〜ステップS41は、pNoをカウンタ変数としたループ処理を構成している。変数pNoは、ステップS36にて初期化され、ループ処理が一回繰り返される度毎にステップS37にてインクリメントされる。このループ処理の終了要件は、pNoがPG_Nsを上回ることである。このループ処理の1つ目の目的は、ステップS36においてpNoと共に初期化されるORG_CELLsに、pNoで指示されるCELL数を積算してゆき(ステップS40)、この積和値をCI_SRP_Nsと比較するというものである(ステップS41)。もし不一致なら、終了要件が達するのを待つことなく本ループ処理を抜け、ステップS45にてpNoをPG_Nsに代入した後、第4チェックに移行する。
【0056】
ループ処理の2つ目の目的は、ステップS39においてpNoで指示されるORG_PGIをチェックすることである。
このORG_PGIの正当性チェックは、図31のフロ−チャ−トにて実現される。
図31のフロ−チャ−トにおいて、ステップS51〜ステップS56は、cNoをカウンタ変数とするループ処理を構成している。変数cNoは、ステップS51にて初期化され、ループ処理が一回繰り返される度毎にステップS52にてインクリメントされる。本ループ処理の終了要件は、ステップS53において変数cNoがORG_PGI[pNo].C_Nsを上回ると判定される場合である。終了要件に達しないまま、このループ処理を抜けるのは、ステップS55においてORG_CELLとcNoとを足し合わせた数と、CI_SRP_Nsとが等しいと判定される場合である。この場合、ステップS56にてcNoをORG_PGI[pNo].C_Nsに設定することは留意すべきである。ステップS55がNoと判定される限り、ステップS53にてYesと判定されるまでORG_PGI[pNo]においてcNoで指示されるCELLIの正当性をチェックする。PGのチェックが終われば、ステップS57においてそれまでのチェックにて設定されているVOB状態フラグ、TMAP状態フラグ、CELL状態フラグに基づきPG状態フラグ[pNo]をフラグ設定部4に設定させる。
【0057】
CELLIの正当性チェックは、図32のフロ−チャ−トにて実現される。図32は、ステップS61、ステップS62、ステップS63の判定ステップに示される要件が満たされているかを問うフロ−チャ−トである。ステップS61はCELL障害(4)の有無を、ステップS62はCELL障害(3)の有無を、ステップS63はCELL障害(5)の有無を判定するものである。CELL[cNo]が参照するVOBが存在しないと判定された場合(ステップS61)、ステップS64においてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、CELL状態フラグ[cNo]を再生不可に設定する。CELL[cNo]が他のCELLと重複していると判定された場合(ステップS62)は、ステップS65においてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定する。CELL_START_PTM<VOB_Start_PTM、CELL_End_PTM<VOB_Start_PTM、VOB_End_PTM<CELL_START_PTM、VOB_End_PTM<CELL_End_PTM、CELL_End_PTM<CELL_START_PTMといった何れかの関係が成立する場合(ステップS63)、ステップS66においてCELL状態フラグ[cNo]を再生不可に設定する。
【0058】
続いて第4チェックについて説明する。このチェックは、図33のフロ−チャ−トにて、UD_PGCIの正当性をチェックするという処理手順である。ステップS71にてUD_PGCI_SAが0でないことを確認し、ステップS72にてUD_PGCIのサイズを算出し、変数SIZEに格納してから、ステップS73〜S75の判定を行う。これらは、管理ファイル障害(2)の有無を判定するものであり、個々の判定ステップの詳細は以下の通りである。ステップS73は、UD_PGCI_EAがSIZEと一致しないかのチェックであり、ステップS74は、TXTDT_MGと、UD_PGCITとが重なっているかのチェックである。ステップS75は、PL_Nsが規格最大値を越えるかを判定するものである。
【0059】
これらの判定の何れかがクリアされなければ、ステップS80〜S81にてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、PG_Ns,CI_SRP_Nsのうち規格最大値を越えているものが規格最大値に設定された管理ファイルを半導体メモリ9に読み込む。
ステップS76〜ステップS79は、pNoをカウンタ変数としたループ処理を構成している。カウンタ変数pNoは、ステップS76にて初期化され、ステップS77にてインクリメントされる。このループ処理の終了要件は、pNoがRTR_VMGI.PL_SRP_Nsを上回ることである(ステップS78)。このループ処理の目的は、ステップS79においてpNoで指示されるUD_CELLIをチェックすることである。
【0060】
このUD_CELLIの正当性をチェックは、図34のフロ−チャ−トにて実現される。図34のフロ−チャ−トにおいて、ステップS82〜ステップS88は、cNoをカウンタ変数とするループ処理を構成している。変数cNoは、ステップS82にて初期化され、ステップS83にてインクリメントされる。本ループ処理の終了要件は、ステップS84においてcNoがUD_PGCIのCI_SRP_Nsを上回ると判定される場合である。このループ処理の目的は、CELL[cNo]がステップS85、ステップS86の要件を満たすかどうかを判定することである。cNoで指示されるCELLIの参照VOBが存在しない場合は(ステップS85)、ステップS87においてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、CELL状態フラグ[cNo]を再生不可に設定する。CELL_START_PTM<VOB_Start_PTM、CELL_End_PTM<VOB_Start_PTM、VOB_End_PTM<CELL_START_PTM、VOB_End_PTM<CELL_End_PTM、CELL_End_PTM<CELL_START_PTMといった何れかの関係が成立する場合は(ステップS86)、ステップS88においてCELL状態フラグ[cNo]を再生不可に設定する。これらのチェックがPLを構成する全てのCELLについて行われれば、ステップS89において、VOB状態フラグ、TMAP状態フラグ、CELL状態フラグに基づきPL状態フラグをフラグ設定部4に設定させる。
【0061】
続いて第7チェックの詳細を、図35を使って説明する。図35は、ITEM_TXTテーブルであるTXTDT_MGをチェックする手順を示すフロ−チャ−トである。本フロ−チャ−トのステップS91においてTXTDTの開始アドレスTXTDT_MG_SAが0であるか否かを判定し、ステップS92においてIT_TXT_SRPsが規格最大値を越えてるかを判定する。越えているなら、ステップS99においてボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、IT_TXT_SRP_Nsが規格最大値に設定された管理ファイルを半導体メモリ9に読み込む。ステップS93〜S98は、IT_TXT_Noをカウンタ変数としたループ処理を構成している。変数IT_TXT_Noは、ステップS93にて"0"に初期化され、変数IT_TXT_Noは、ステップS94にてインクリメントされる。このループ処理の終了要件は、ステップS95にて、IT_TXT_NoがIT_TXT_SRP_Nsより大きいと判定されることである。
【0062】
このループ処理の目的は、IT_TXT_SRP[IT_TXT_No]で提供されるアドレスを用いることにより、IT_TXT[IT_TXT_No]を取得し(ステップS96)、IT_TXT[IT_TXT_No]で管理されているIT_TXT_SAとIT_TXT_SIZEとを足し合わせることにより、IT_TXT[IT_TXT_No]の終了アドレスADDRを算出して(ステップS97)、TXTDT_MG内で管理されているTXTDT_MG_EAが算出されたADDRを上回るかを判定する(ステップS98)という一連の処理を、IT_TXT_Noがインクリメントされる度に行うことである。
【0063】
ステップS98にてNoと判定されれば、ステップS95における終了要件に達することなくループ処理を抜けて、ステップS100において、IT_TXT_Noを"1"減ずることにより、ITEM_TXT_Noを補正し、ステップS101において、ORG_PGI、PL_SRPのうち、IT_TXT_Noより大きなIT_TXT_SRPNを持っているもののを、IT_TXTを参照してない状態に修正した後、管理ファイルを半導体メモリ9に読み込む。
【0064】
次に最終チェックである第8チェックについて説明する。第8チェックは、MNFIをチェックするものであり、その処理手順を図36のフローチャートに示す。ステップS111では、MNFI_SAが0でないか否かの判定を行い、ステップS112では、MNFI_Nsが規格最大値を越えているかを判定する。ステップS111でNoと判定されれば、本フロ−チャ−トを終了し、ステップS112でYesと判定されれば、ステップS118において、ボリューム状態フラグをReadOnlyに設定し、MNFI_Fsが規格最大値に設定された管理ファイルを半導体メモリ9に読み込む。以降、ステップS113〜ステップS120からなるループ処理について説明する。本ループ処理のカウンタ変数は、MNFI_Noであり、ステップS113で初期化され、ステップS120でインクリメントされる。このループ処理の終了要件は、ステップS114にて、NMFI_NoがMNFI_Nsより大きいと判定されることである。本ループ処理の目的は、MNFI_Noで指示されるMNFI_SRPが、ステップS115、ステップS116の判定ステップの要件を満たすことである。
【0065】
MNFI_SRP[MNFI_No]で取得されるMNFI[MNFI_No]の先頭アドレスが、MNFIT内で管理されているMNFIT_EAのアドレスより小さいという要件を満たさない場合(ステップS115)、MNFI_SRP[MNFI_No]がアドレスADDR_Aとより大きいという要件を満たさない場合(ステップS116)、ステップS114の終了要件を待つことなく、ループ処理を抜け出て、ステップS119において全MNFITを削除された状態の管理ファイルを半導体メモリ9に読み込んでチェック処理を終了する。
【0066】
ここでADDR_Aとは、ステップS120においてインクリメントされる前のMNFI_Noを、MNFI_SRPに代入することにより得られるアドレスであり、この代入自体は、ステップS117で行われる。ADDR_Aに代入されるアドレスは、インクリメントされる前のMNFI_Noにより特定されるものであるため、ステップS116ではMNFI_SRPにて指示されるアドレスと、その変数ADDR_Aに格納されるアドレス(1つ前のMNFI_SRPにて指示されるアドレス)とが比較され、アドレスの大小が判断されることになる。ADDR_AよりMNFI_SRP[MNF]が等しいか小さい場合にステップS119に移行し、全MNFITを削除してチェック処理を終了する。
【0067】
以上実施形態に基づいて説明してきたが、現状において最善の効果が期待できるシステム例として提示したに過ぎない。本発明はその要旨を逸脱しない範囲で変更実施することができる。代表的な変更実施の形態として、以下(a)(b)(c)・・・・のものがある。
(a)第1実施形態において記録再生装置を、家庭用VTRの代替機として用いてもよい。またコンピュータの周辺装置としてもよい。この場合、本記録再生装置は、SCSI、IDE、IEEE1394準拠のインターフェイスを介してコンピュータと接続されて利用される。
【0068】
(b)第1実施形態では、VOBには、ビデオストリームとオーディオストリームとが多重されているとしたが、字幕文字をランレングス圧縮した副映像データを多重化させてもよい。
(c)第1実施形態でフローチャートを参照して説明した手順(図27〜図36のフローチャート)等を機械語プログラムにより実現し、これを記録媒体に記録して流通・販売の対象にしても良い。このような記録媒体には、ICカードや光ディスク、フレキシブルディスク等があるが、これらに記録された機械語プログラムは汎用コンピュータにインストールされることにより利用に供される。この汎用コンピュータは、インストールした機械語プログラムを逐次実行して、本実施形態に示した記録再生装置の機能を実現するのである。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る記録再生装置は、装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出手段と、検出された障害内容が重障害なら、当該光ディスクの状態を読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる遷移制御手段と、前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込手段とを備えているので(1)、光ディスクの検査時に発見された障害がビデオデータの再生に関するものならば、ビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる。この状態ではビデオデータを再生しないので、記録再生装置が再生処理を開始してハングアップすることはない。その一方、読み書き可能状態では光ディスクに対する読み書きは可能であるから、光ディスクを初期化して他のデータを消去することなく新たなビデオオブジェクトを書き込むことができる。光ディスクにデータを書き込むという場合において、ユーザは光ディスクの初期化に忙殺されることはない。
【0070】
また本発明に係る記録再生装置は、装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出手段と、検出された障害内容が重障害なら当該光ディスクを、読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が第1の軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に、検出された障害内容が第2の軽障害なら読出専用状態に遷移させる遷移制御手段と、前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクに新たなビデオオブジェクトを書き込む書込手段と、前記読出専用状態に遷移した光ディスクに記録されたビデオオブジェクトの再生を行う再生手段とを備えていてもよい(8)。記録再生装置が対応可能なバージョンより上位のバージョンのDVD-VIDEO RECORDING規格に準じてビデオデータが記録されていることが障害として発見された場合は、記録再生装置は光ディスクの既存の状態を尊重すべく、読出専用状態に遷移させることができる。これにより、記録再生装置は、より上位バージョンのDVD-VIDEO RECORDING規格に準じてDVDに記録されたビデオデータをむやみ更新し、破壊することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVDに記録されるディレクトリやファイルを示す図である。
【図2】 AVファイルに収録されるVOBの構成を段階的に詳細化した図である。
【図3】 管理ファイルの内部構造を示す図である。
【図4】 VOBとVOBIとの対応関係を示す図である。
【図5】 TMAPIの構成を示す図である。
【図6】 TMAPIとVOBUとの関係を模式的に示す図である。
【図7】 管理ファイルの内部構成を示す図である。
【図8】 ORG_PGCIに含まれるCELLとVOBとの関係を示す図である。
【図9】 図7に示したCELLがどのようにPGに分類されるかを示す図である。
【図10】 UD_PGCIテーブルの内部構成を示す図である。
【図11】 図9におけるVOB及びTMAPIに対して定義されたPLの一例を示す図である。
【図12】 『TXTDT_MGテーブル』、『MNFIテーブル』、『RTR_VMGIテーブル』の内部構成を示す図である。
【図13】 VMGI_MATに記述された開始アドレス(M_AVFIT_SA〜MNFIT_SA)と、管理テーブルに記述された実効長(M_AVFIT_EA〜MNFIT_EA)とにより、各テーブルの占有範囲がどのように表されるかを示す図である。
【図14】 記録再生装置の内部構成を示す図である。
【図15】(a)〜(c) VOB状態フラグ、TMAP状態フラグ、CELL状態フラグのビットアサインを示す図である。
(d)(e) PG状態フラグ、PL状態フラグのビットアサインを示す図である。
【図16】 PG状態フラグ、PL状態フラグを設定するための論理和演算を示す図である。
【図17】 VOBに障害が存在する場合の一例を示す図である。
【図18】 VOBに障害が存在する場合、このVOBを参照しているPG及びPLが再生不可に設定される様子を示す図である。
【図19】 TMAPIに障害が存在する場合の一例を示す図である。
【図20】 TMAPIに障害が存在する場合、このVOBを参照しているPG及びPLが再生不可に設定される様子を示す図である。
【図21】 PGを構成するCELLに障害が存在する場合の一例を示す図である。
【図22】 CELLに障害が存在する場合、このCELLにより構成されるPGが再生不可に設定される様子を示す図である。
【図23】 ボリューム状態フラグのビットアサインを示す図である。
【図24】 ボリューム状態フラグとPG状態フラグとの組み合わせにより表現されるディスク状態を示す図である。
【図25】 DVD-VIDEO RECORDING規格のデータ構造において経験的に発見され得る障害を図示した図である。
【図26】(a) 障害に付与される優先順位の一例を示す図である。
(b) 図26(a)に示した障害に応じてディスク状態が決定される様子を表形式に示した図である。
【図27】 管理ファイルに対する第1チェック工程の処理手順を示すフローチャートである。
【図28】 第2チェック工程の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図29】 VOB、VOBI、TMAPIの正当性をチェックする処理手順を示すフローチャートである。
【図30】 ORG_PGCIの正当性を判定する第3チェックの処理手順を示すフローチャートである。
【図31】 ORG_PGIの正当性をチェックするための処理手順を示すフローチャートである。
【図32】 PG内のCELLIの正当性をチェックするための処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図33】 UD_PGCIの正当性をチェックするための処理手順を示すフローチャートである。
【図34】 UD_CELLIの正当性をチェックするための処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図35】 TXTDT_MGの正当性をチェックするための処理手順を示すフローチャートである。
【図36】 MNFIの正当性をチェックするための処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 DVDドライブ
2 フラグ保持部
3 フラグ保持部
4 フラグ設定部
5 フラグ保持部
6 ディスク状態管理部
7 編集部
8 ディスク読出部
9 半導体メモリ
10 MPEGデコーダ
11 MPEGエンコーダ
12 編集部
13 ディスク書込部
14 正当性検査部

Claims (29)

  1. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生装置であって、
    装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出手段と、
    検出された障害内容が重障害なら、当該光ディスクの状態を読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる遷移制御手段と、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込手段と
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記重障害とは、
    他のデータの上書きにより、管理情報が破壊されていることであり、
    前記軽障害とは、
    管理情報が不正なパラメータを含んでいることである請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記不正なパラメータとは、
    ビデオオブジェクトが規定外の符号化方式で圧縮符号化されていることを示すパラメータ、ビデオオブジェクトの再生開始時刻より早い時刻をビデオオブジェクトの再生終了時刻として示すパラメータ、ビデオオブジェクトの再生終了時刻より遅い時刻をビデオオブジェクトの再生開始時刻として示すパラメータの何れかである
    ことを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  4. 前記管理情報は、ビデオオブジェクトの全区間又は一部の区間を再生区間として指定する情報であり、
    前記重障害は、
    管理情報が他のデータにより上書きされて破壊されていること、
    前記軽障害とは、
    管理情報により指定される再生区間の開始点及び終了点の少なくとも一方が不正である
    ことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  5. 前記不正な開始点及び終了点とは、
    ビデオオブジェクトの開始点より前の位置を指定している再生区間の開始点又は終了点、
    ビデオオブジェクトの終了点より後の位置を指定している再生区間の開始点又は終了点、
    再生区間の開始点より前の位置を指定している再生区間の終了点、
    再生区間の終了点より後の位置を指定している再生区間の開始点の何れかであることを特徴とする請求項4記載の記録再生装置。
  6. 前記ビデオオブジェクトは、複数の可変符号長符号化方式により圧縮されたブロックを複数配したものであり、
    前記管理情報は、
    各ブロックのエントリー番号と、各ブロックについてのサイズと、各ブロックについての再生時間との対応づけを示す情報であり、
    前記重障害は、
    管理情報が他のデータの上書きにより破壊されていることである請求項1記載の記録再生装置。
  7. 前記管理情報により示されるブロックのサイズ及びブロックについてのエントリー番号の少なくとも一方が、不正であることは、
    ビデオオブジェクトを編集不可とした読み書き可能状態への遷移要件となる障害内容である請求項6記載の記録再生装置。
  8. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生装置であって、
    装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出手段と、
    検出された障害内容が重障害なら当該光ディスクを、読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が第1の軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に、検出された障害内容が第2の軽障害なら読出専用状態に遷移させる遷移制御手段と、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクに新たなビデオオブジェクトを書き込む書込手段と、
    前記読出専用状態に遷移した光ディスクに記録されたビデオオブジェクトの再生を行う再生手段と
    を備えることを特徴とする記録再生装置。
  9. 前記重障害とは、
    他のデータの上書きにより、管理情報が破壊されていること、
    前記第1の軽障害とは、
    管理情報が不正なパラメータを含んでいること、
    前記第2の軽障害とは、
    管理情報の総数が所定数より多いことである請求項8記載の記録再生装置。
  10. 前記不正なパラメータとは、
    ビデオオブジェクトが規定外の符号化方式で圧縮符号化されていることを示すパラメータ、ビデオオブジェクトの再生開始時刻より早い時刻をビデオオブジェクトの再生終了時刻として示すパラメータ、ビデオオブジェクトの再生終了時刻より遅い時刻をビデオオブジェクトの再生開始時刻として示すパラメータの何れかである
    ことを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
  11. 前記管理情報は、ビデオオブジェクトの全区間又は一部の区間を再生区間として指定する情報であり、
    前記重障害は、
    管理情報が他のデータにより上書きされて破壊されていること、
    前記第1の軽障害とは、
    管理情報により指定される再生区間の開始点及び終了点の少なくとも一方が不正であること、
    前記第2の軽障害とは、
    管理情報の個数が所定の個数を越えていること、又は、1つの管理情報により指定される再生区間が他の管理情報により指定される再生区間と重複していることである請求項8記載の記録再生装置。
  12. 前記不正な開始点及び終了点とは、
    ビデオオブジェクトの開始点より前の位置を指定している再生区間の開始点又は終了点、
    ビデオオブジェクトの終了点より後の位置を指定している再生区間の開始点又は終了点、
    再生区間の開始点より前の位置を指定している再生区間の終了点、
    再生区間の終了点より後の位置を指定している再生区間の開始点の何れかである
    ことを特徴とする請求項11記載の記録再生装置。
  13. 前記ビデオオブジェクトは、複数の可変符号長符号化方式により圧縮されたブロックを複数配したものであり、
    前記管理情報は、
    各ブロックのエントリー番号と、各ブロックについてのサイズと、各ブロックについての再生時間との対応づけを示す情報であり、
    前記重障害は、
    管理情報が他のデータの上書きにより破壊されていることであり、
    前記第2の軽障害とは、
    管理情報の数が所定数を越えていることである請求項8記載の記録再生装置。
  14. 前記タイプマップ情報により示されるブロックのサイズ及びブロックについてのエントリー番号の少なくとも一方が、不正であることは、
    ビデオオブジェクトを編集不可とした読み書き可能状態(4)への遷移要件となる障害内容である請求項13記載の記録再生装置。
  15. それぞれがピクチャデータの配列である複数のビデオオブジェクトと、複数の経路情報を含む管理情報とが記録されたディスクであり、各経路情報が、1つ以上の再生区間からなる再生経路を規定していて1つ以上の区間情報を含んでおり、各区間情報が、何れか1つのビデオオブジェクトを参照していて、そのビデオオブジェクトを構成する何れか1つのピクチャデータから他のピクチャデータまでを1つの再生区間に指定しているというデータ構造を具備する光ディスクについての再生装置であって、
    管理情報における障害を検出する検出手段と、
    検出された障害がビデオオブジェクトに関する場合、このビデオオブジェクトを構成する再生区間を指定している区間情報を含む全ての経路情報を再生不可とする第1設定手段と、
    検出された障害が区間情報に関する場合、区間情報を含む経路情報のみを再生不可とする第2設定手段と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  16. 前記ビデオオブジェクトに関する障害とは、
    ビデオオブジェクトが規定外の符号化方式で圧縮符号化されていること、ビデオオブジェクトの再生終了時刻がビデオオブジェクトの再生開始時刻より早いこと、ビデオオブジェクトの再生開始時刻がビデオオブジェクトの再生終了時刻より遅いことの何れかである
    ことを特徴とする請求項15記載の再生装置。
  17. 前記区間情報に関する障害とは、
    再生区間の開始点となるピクチャデータより、前に存在するピクチャデータを再生区間の終了点として指定していること、
    再生区間の終了点となるピクチャデータより、後に存在するピクチャデータを再生区間の開始点として指定していることの何れかである
    ことを特徴とする請求項15記載の再生装置。
  18. 前記区間情報は、再生区間の開始点となるピクチャデータを指定するタイムコードと、再生区間の終了点となるピクチャデータを指定するタイムコードとを含み、
    区間情報に関する障害には、
    開始点となるピクチャデータを指定するタイムコードが、ビデオオブジェクトの再生開始時刻よりも早く、
    終了点となるピクチャデータを指定するタイムコードが、ビデオオブジェクトの再生終了時刻よりも遅いことである請求項15記載の再生装置。
  19. 前記ビデオオブジェクトを構成する複数のピクチャデータは、互いの相関性に基づき圧縮されており、
    相関性を有するもの同士でグループを形成していて、
    前記管理情報は、それぞれのビデオオブジェクトに対応するタイプマップ情報を含み、
    前記タイプマップ情報は、ビデオオブジェクトに属する各グループについてのエントリー番号と、グループに含まれる複数ピクチャデータのデータサイズと、各グループに含まれる複数ピクチャデータの再生時間とを対応づけて示し、
    前記記録再生装置は、
    検出された障害がタイプマップ情報に関する場合、このタイプマップ情報に対応するビデオオブジェクトを参照している区間情報を含む全ての経路情報を編集不可とする第3設定手段
    を備えることを特徴とする請求項15記載の再生装置。
  20. 前記タイプマップ情報に関する障害とは、
    タイプマップ情報により示されるエントリー番号、データサイズ、再生時間の何れかが不正であることである請求項19記載の再生装置。
  21. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生手順をコンピュータに行わせるプログラムをコンピュータ読取可能な形式で記録している記録媒体であって、
    装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出ステップと、
    検出された障害内容が重障害であれば当該光ディスクの状態を読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が軽障害であればビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる遷移制御ステップと、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込ステップと
    からなる手順をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生手順をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出ステップと、
    検出された障害内容が重障害であれば当該光ディスクの状態を読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が軽障害であればビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる遷移制御ステップと、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込ステップと
    からなる手順をコンピュータに行わせることを特徴とするプログラム。
  23. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生方法であって、
    装填された光ディスクに記録された管理情報における障害内容を検出する検出ステップと、
    検出された障害内容が重障害であれば当該光ディスクの状態を読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が軽障害であればビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に遷移させる遷移制御ステップと、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込ステップと
    からなることを特徴とする記録再生方法。
  24. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生手順をコンピュータに行わせるプログラムをコンピュータ読取可能な形式で記録している記録媒体であって、
    装填されたビデオオブジェクトに記録された管理情報における障害内容を検出する検出ステップと、
    検出された障害内容が重障害なら当該光ディスクを読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が第1の軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に、検出された障害内容が第2の軽障害なら読出専用状態に遷移させる遷移制御ステップと、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込ステップと、
    前記読出専用状態に遷移した光ディスクに記録されたビデオオブジェクトの再生を行う再生ステップと
    からなる手順をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生手順をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    装填されたビデオオブジェクトに記録された管理情報における障害内容を検出する検出ステップと、
    検出された障害内容が重障害なら当該光ディスクを読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が第1の軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に、検出された障害内容が第2の軽障害なら読出専用状態に遷移させる遷移制御ステップと、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込ステップと、
    前記読出専用状態に遷移した光ディスクに記録されたビデオオブジェクトの再生を行う再生ステップと
    からなる手順をコンピュータに行わせることを特徴とするプログラム。
  26. ビデオオブジェクトと、ビデオオブジェクトについての管理情報とが記録された光ディスクについての記録再生方法であって、
    装填されたビデオオブジェクトに記録された管理情報における障害内容を検出する検出ステップと、
    検出された障害内容が重障害なら当該光ディスクを読み書き不可能な状態に遷移させ、検出された障害内容が第1の軽障害ならビデオオブジェクトを再生不可とした読み書き可能状態に、検出された障害内容が第2の軽障害なら読出専用状態に遷移させる遷移制御ステップと、
    前記読み書き可能状態に遷移した光ディスクにデータを書き込む書込ステップと
    前記読出専用状態に遷移した光ディスクに記録されたビデオオブジェクトの再生を行う再生ステップと
    からなることを特徴とする記録再生方法。
  27. それぞれがピクチャデータの配列である複数のビデオオブジェクトと、複数の経路情報を含む管理情報とが記録されたディスクであり、各経路情報が、1つ以上の再生区間からなる再生経路を規定していて1つ以上の区間情報を含んでおり、各区間情報が、何れか1つのビデオオブジェクトを参照していて、そのビデオオブジェクトを構成する何れか1つのピクチャデータから他のピクチャデータまでを1つの再生区間に指定しているというデータ構造を具備する光ディスクについての再生手順をコンピュータに行わせるコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    管理情報における障害を検出する検出ステップと、
    検出された障害がビデオオブジェクトに関する場合、このビデオオブジェクトを構成する再生区間を指定している区間情報を含む全ての経路情報を再生不可とする第1設定ステップと、
    検出された障害が区間情報に関する場合、区間情報を含む経路情報のみを再生不可とする第2設定ステップと
    からなる手順をコンピュータに行わせるプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. それぞれがピクチャデータの配列である複数のビデオオブジェクトと、複数の経路情報を含む管理情報とが記録されたディスクであり、各経路情報が、1つ以上の再生区間からなる再生経路を規定していて1つ以上の区間情報を含んでおり、各区間情報が、何れか1つのビデオオブジェクトを参照していて、そのビデオオブジェクトを構成する何れか1つのピクチャデータから他のピクチャデータまでを1つの再生区間に指定しているというデータ構造を具備する光ディスクについての再生手順をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    管理情報における障害を検出する検出ステップと、
    検出された障害がビデオオブジェクトに関する場合、このビデオオブジェクトを構成する再生区間を指定している区間情報を含む全ての経路情報を再生不可とする第1設定ステップと、
    検出された障害が区間情報に関する場合、区間情報を含む経路情報のみを再生不可とする第2設定ステップと
    からなる手順をコンピュータに行わせることを特徴とするプログラム。
  29. それぞれがピクチャデータの配列である複数のビデオオブジェクトと、複数の経路情報を含む管理情報とが記録されたディスクであり、各経路情報が、1つ以上の再生区間からなる再生経路を規定していて1つ以上の区間情報を含んでおり、各区間情報が、何れか1つのビデオオブジェクトを参照していて、そのビデオオブジェクトを構成する何れか1つのピクチャデータから他のピクチャデータまでを1つの再生区間に指定しているというデータ構造を具備する光ディスクについての再生方法であって、
    管理情報における障害を検出する検出ステップと、
    検出された障害がビデオオブジェクトに関する場合、このビデオオブジェクトを構成する再生区間を指定している区間情報を含む全ての経路情報を再生不可とする第1設定ステップと、
    検出された障害が区間情報に関する場合、区間情報を含む経路情報のみを再生不可とする第2設定ステップと
    からなることを特徴とする再生方法。
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