JP4032440B2 - RECORDING / REPRODUCING DEVICE AND RECORDING MEDIUM APPLICATION STARTING METHOD - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンピュータソフトウエア等を収録するのに適した記録媒体、の記録再生装置及びその記録媒体に記録されるアプリケーションプログラムの起動方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
コンピュータ機器に用いる各種のソフトウエアを光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、メモリカード、磁気テープなどの記録媒体を用いて提供することが行なわれている。
このような記録媒体の一種として、近年、パーシャルＲＯＭディスクといわれるメディアが開発されており、このパーシャルＲＯＭディスクは再生専用のＲＯＭ領域と、記録／再生可能なリライタブル領域（ＲＡＭ領域）を有するものとされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各種のアプリケーションプログラムを提供するソフトウエアとしてパーシャルＲＯＭディスクなどの記録媒体を製造し出荷することを考えると、通常、１つのソフトウエアとなるアプリケーションプログラムを１つのディスクに収録し、そのソフトウエアを収録したディスクとして販売することになる。例えばソフトウエアとして種類の異なる複数のアプリケーションプログラムを同一のディスクに収録することはない。
【０００４】
もちろん複数のアプリケーションプログラムを１枚のディスクに収録することは物理的には可能であり、そのようなものも存在するが、この場合は、そのディスクを購入したユーザーには収録されている全てのアプリケーションプログラムを提供することになる。
つまり、個別に販売してユーザーに提供していくアプリケーションプログラムどうしは、当然ながら１つの記録媒体にまとめて収録されることはない。
【０００５】
このように１つのディスクには、個別に販売されるべきアプリケーションプログラムは１つしか収録されず、そのような意味において１つのディスクは１つのソフトウエアとして製造される。従って、個別に販売されるべきソフトウエアを多種類製造する場合は、その種類毎に異なるディスク、つまり異なるアプリケーションプログラムが記録されたディスクを製造しなければならない。
このため、多種類のソフトウエアを提供する場合は製造工程の効率化を計ることに限度がある。
またユーザー側から見れば、必要なソフトウエア毎にディスクを購入していかなければならないという面倒もある。
さらに、あくまでも購入したソフトウエアしか使用できないため、例えば購入前に試験的に或るソフトウエアを試してみるといったようなこともできない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点に鑑みて、１つの記録媒体に個別に販売されるべきアプリケーションプログラムであっても１又は複数収録しておき、各ユーザーは例えば収録されているアプリケーションプログラム毎に所定の料金を払うことで、必要なアプリケーションプログラムを使用できるなどの新たなソフトウエア提供形態を実現することを目的とする。
【０００７】
このため、記録再生装置は、記録再生領域と、少なくとも１又は複数のアプリケーションプログラム、及び前記アプリケーションプログラムの種別毎に割り当てられているアプリケーション暗号の管理のための管理情報を備えている第１のファイルシステムが記録された再生専用領域とが設けられている記録媒体を記録再生する記録再生装置において、前記第１のファイルシステムを読出して、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているアプリケーション暗号の管理のための第２のファイルシステムを前記管理情報に基づいて生成して、前記記録再生領域に書込み、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているアプリケーション暗号の入力要求を行なわせ、入力が行われると、該アプリケーションプログラムを管理可能となるように前記第２のファイルシステムを更新するように制御することにより、その入力されたアプリケーション暗号に相当するアプリケーションプログラムを起動可能とするアプリケーション暗号処理手段を備えている。
【０００８】
このようにすれば、例えばユーザーは記録媒体に収録されているアプリケーションプログラムの中で或るアプリケーションプログラムに対しての料金を払うなどしてメーカー側のサービスセンタ等からアプリケーション暗号を手に入れれば、そのアプリケーションプログラムのみの使用ができる。さらに他のアプリケーションプログラムも使用したければ、そのアプリケーションプログラムに対しての料金を払い、アプリケーション暗号を手に入れれば、そのアプリケーションプログラムについても使用が可能となる。つまり１つの記録媒体をユーザー個別に対応して、各ユーザーが必要とされるアプリケーションプログラムを記録した異なるソフトウエアとして提供していくことができる。
【０００９】
また、アプリケーション暗号の入力が行なわれないアプリケーションプログラムについては、そのアプリケーションプログラムに対応して再生専用領域に記録されているアプリケーション試用プログラムを起動可能としておけば、ユーザーは料金を払う前に試験的に使用するといったこともできる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録再生装置及びアプリケーション起動方法としての実施の形態を次の順序で説明していく。
１．パーシャルＲＯＭディスクのエリア構造
２．記録再生装置の構成
３．フォーマット及びアプリケーション登録処理
【００１１】
１．パーシャルＲＯＭディスクのエリア構造
図１は各種ディスクメディアを図示したものであり、図１（ａ）は主データ領域全体が例えばエンボスピットなどによる再生専用領域（ＲＯＭ領域）ＡＥとされているＲＯＭディスクである。また図１（ｂ）は主データ領域全体が例えば光磁気領域などによる記録／再生可能なリライタブル領域ＡＲＷとされているＲＡＭディスクである。
本実施の形態例の記録媒体となるパーシャルＲＯＭディスクは例えば図１（ｃ）または（ｄ）のような構造を持つ。即ち１枚のディスクの主データ領域においてＲＯＭ領域ＡＥとリライタブル領域ＡＲＷが設けられているものである。
【００１２】
図２は、パーシャルＲＯＭディスクの外周側から内周側までのエリア構成を示したものである。
ディスク最外周側には７３６トラック分のＧＣＰゾーンが設けられ、内周側に向かって２トラック分のバッファゾーン、５トラック分のアウターコントロールゾーン、２トラック分のバッファゾーン、５トラック分のテストゾーンが設けられる。そしてそのテストゾーンに続いて、ユーザーが所望のデータの記録を行なうことができるリライタブル領域ＡＲＷ及び再生専用のＲＯＭ領域ＡＥから成る主データ領域としてのユーザーエリアが形成される。
【００１３】
ユーザーエリアより内周側には５トラック分のテストゾーン、２トラック分のバッファゾーン、５トラック分のインナーコントロールゾーン、２トラック分のバッファゾーン、８２０トラック分のＧＣＰゾーンが設けられる。
【００１４】
ＧＣＰゾーン、アウターコントロールゾーン、インナーコントロールゾーンは、それぞれ所定のコントロール情報が記録されるエリアとされている。
また、このパーシャルＲＯＭディスクは、ゾーン単位で定速回転されるいわゆるゾーンＣＡＶディスクとされており、ユーザーエリアは１６バンド（１６ゾーン）に分割されている。
１６バンドのうち幾つをリライタブル領域ＡＲＷとし、幾つをＲＯＭ領域ＡＥとするかは製造者側で任意に設定できる。
【００１５】
１６バンドで形成されるユーザーエリアについて、リライタブル領域ＡＲＷの構成を詳しく示したものが図３（ａ）（ｂ）である。図３（ａ）はユーザーエリアにおけるディスク外周側にリライタブル領域ＡＲＷが設けられた場合、図３（ｂ）はディスク内周側にリライタブル領域ＡＲＷが設けられた場合をそれぞれ示している。
各図からわかるようにリライタブル領域ＡＲＷの先頭にはディフェクトマネジメントエリアＤＭＡ１，ＤＭＡ２が設けられ、またリライタブル領域ＡＲＷの終端にディフェクトマネジメントエリアＤＭＡ３，ＤＭＡ４が設けられる。またＲＯＭ領域ＡＥと隣接する領域はバッファエリアとされている。
【００１６】
そして、１バンド毎にデータエリアと、そのデータエリアに対応する交代エリアが用意される。従ってリライタブル領域ＡＲＷが１６バンドの内のｎバンド分とされる場合は、ｎ単位のデータエリアと、ｎ単位の交代エリアが設けられる。交代エリアとは、データエリア内において傷などで記録／再生不能となるディフェクト部位が存在していた場合に、そのディフェクト部位に代えて用いられる部位を提供するエリアとされる。
【００１７】
例えば図３（ａ）に『×』として示すようにデータエリア内にディフェクト部位が存在した場合、その『×』部位に代わる記録領域が矢印で示すように交代エリア内の領域に設定される。
ディフェクトマネジメントエリアＤＭＡ１〜ＤＭＡ４は、このような交代状況を管理し、ディフェクト部位を避けた記録／再生が適正に行なわれるようにする情報が記録されるものである。
【００１８】
なお、データエリア内のディフェクト部位の検索、ディフェクト部位に代わる交代エリア上の部位の指定、ディフェクトマネジメントエリアＤＭＡ１〜ＤＭＡ４としての情報の作成及びリライタブル領域ＡＲＷへの記録等は、ディスクの物理フォーマット処理において行なわれることになり、つまり物理フォーマットによって図３（ａ）又は（ｂ）の状態とされることで、リライタブル領域ＡＲＷが物理的に記録／再生可能な状態とされる。
ただし実際にリライタブル領域ＡＲＷに対してファイル書込等を行なうには、物理フォーマットされたディスクに対してさらに論理フォーマットを施し、各種の記録／再生動作を管理するためのファイルシステムをリライタブル領域ＡＲＷに書き込まなければならない。
【００１９】
本例においては、パーシャルＲＯＭディスクとしての出荷の時点では物理フォーマットのみが行なわれているものとし、論理フォーマットは、各パーシャルＲＯＭディスクを用いるホストコンピュータ及びドライバ（記録再生装置）側で行なうようにする。
【００２０】
そして本例の要点としては、ＲＯＭ領域ＡＥに記録されているアプリケーションプログラムについて、ユーザーがメーカー側に料金を払うなどして適正にアプリケーション暗号を入手したものについては、そのアプリケーションプログラムを記録／再生を管理するファイルシステムにおいて管理させることで、そのアプリケーションプログラムを起動可能とするものである。或るアプリケーションプログラムをリライタブル領域ＡＲＷのファイルシステムに管理させるようにする処理をアプリケーション登録処理と呼ぶこととする。
また、アプリケーション暗号とはメーカー側で、アプリケーションプログラムの種別毎に個別に設定するコードナンバのことをいう。
【００２１】
アプリケーション登録処理は、論理フォーマットの時点で行なわれ、また論理フォーマットの後に他のアプリケーションプログラムを追加登録するためなどにも実行可能とされる。論理フォーマット及びアプリケーション登録処理については後述する。
【００２２】
２．記録再生装置の構成
図４に記録再生装置の構成を示す。
記録再生装置１は、ＳＣＳＩインターフェース接続されたホストコンピュータ２との間で、コマンド及びデータの受け渡しが可能と構成され、ホストコンピュータ２からのコマンド及びデータの供給に応じてディスク９０に対するデータの記録を行ない、またホストコンピュータ２からのコマンドに応じてディスク９０からデータを読み出し、ホストコンピュータ２に供給する動作を行なう。ここでディスク９０とは、上述してきたパーシャルＲＯＭディスクであるとする。
【００２３】
コントローラ１１はホストコンピュータ２との間の通信及び記録再生装置の記録動作、再生動作の全体の制御を行なう。
コントローラ１１はＤＳＰ（デジタルシグナルプロセッサ）１９を介して実際の記録／再生駆動を実行させる。ＤＳＰ１９は、いわゆるサーボドライバとしての機能を持ち、コントローラ１１から供給されるゾーン情報（アドレス）に応じてスピンドルドライバ２１に対してスピンドル駆動制御信号を供給し、スピンドルモータ２２に駆動信号を印加させることで、ディスク９０のゾーンＣＡＶ駆動を実行させる。
【００２４】
また光学ヘッド１５におけるレーザダイオード１５ａからのレーザ発光動作を実行させるためにレーザドライバ１６に駆動制御信号を出力し、レーザ発光制御を行なう。レーザダイオード１５ａからのレーザ光は図示しない光学系を通り、対物レンズ１５ｂを介してディスク９０に照射される。またディスク９０からの反射光は図示しない光学系を通ってディテクタ１５ｃに照射され、電気信号として取り出される。
【００２５】
ディテクタ１５ｃで得られる電気信号はＩ−Ｖ／マトリクスアンプ１７に供給され、電流／電圧変換された後、マトリクス演算アンプにより各種信号が取り出される。即ち、ディスク９０のＲＯＭ領域ＡＥからの再生データとされるべきＲＦ信号、ディスク９０のリライタブル領域ＡＲＷからの再生データとされるべきＭＯ信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、フロントＡＰＣ信号などが抽出される。
【００２６】
サーボ情報であるフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、フロントＡＰＣ信号はＡ／Ｄ変換器１８でデジタルデータ化されてＤＳＰ１９に供給される。
ＤＳＰ１９は、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に応じてサーボ駆動信号を発生させ、ＰＷＭドライバ２０に供給する。ＰＷＭドライバ２０は光学ヘッド１５内のフォーカスコイル、ガルバノモータ、スライドモータに対する駆動電力を供給する。
【００２７】
即ちフォーカスエラー信号に基づいたフォーカスサーボ駆動信号によりＰＷＭドライバ２０がフォーカスコイルに駆動電力を印加することで対物レンズがディスクに接離する方向に駆動されてフォーカス制御が行なわれ、またトラッキングエラー信号に基づいたトラッキングサーボ駆動信号、スライドサーボ駆動信号によりＰＷＭドライバ２０がガルバノモータ、スライドモータに駆動電力を印加することでトラッキング制御、スレッド移動制御が行なわれる。
またＤＳＰ１９はフロントＡＰＣ信号に応じてレーザドライバ１６を制御し、レーザレベルを適正に保つようにしている。
【００２８】
ディスク９０に対する再生時において読み出されるデータは、Ｉ−Ｖ／マトリクスアンプ１７からＲＦ信号もしくはＭＯ信号として得られる。Ｉ−Ｖ／マトリクスアンプ１７からの出力はゲイン／オフセットコントロール部２３で適切な電位レベルとされ、Ａ／Ｄ変換器２４でデジタルデータ化される。
そしてデジタルデータ化された信号はエンコーダ／デコーダ部１２に供給され、デジタルフィルタ処理、ビタビ復号処理、ＮＲＺ復号処理、デスクランブル処理等を施され、再生データとされる。
この再生データはコントローラ１１を介してホストコンピュータ２に転送される。
【００２９】
なお、再生処理のための再生クロック及び再生信号に同期した各種タイミング生成のためにＡ／Ｄ変換器２４の出力はＰＬＬタイミングジェネレータ２５にも供給され、いわゆるＰＬＬ動作により再生クロック及びその再生クロックに基づいた各種タイミング信号が形成される。
【００３０】
ホストコンピュータ２から記録要求コマンド及び記録すべきデータが供給された場合は、コントローラ１１はそのデータをエンコーダ／デコーダ部１２に供給し、実際にディスク９０上に記録を行なう場合のデータ形態にエンコードさせる。そしてそのエンコードされたデータは磁気ヘッドドライバ１３に供給され、磁気ヘッドドライバ１３は記録データに応じて磁気ヘッド１４からディスク９０に対する磁界印加動作を実行する。
なお、記録時にはレーザダイオード１５ａからは記録用の高レベルのレーザ出力が実行されている。
【００３１】
３．フォーマット及びアプリケーション登録処理
本例のパーシャルＲＯＭディスクに対するフォーマット処理及びアプリケーション登録処理を説明する。
まず物理フォーマットがされる前のディスク状態を図５（ａ）（ｂ）に示す。図５（ａ）はユーザーエリアにおける外周側がリライタブル領域ＡＲＷとされたパーシャルＲＯＭディスクの場合、図５（ｂ）はユーザーエリアにおける内周側がリライタブル領域ＡＲＷとされたパーシャルＲＯＭディスクの場合を、それぞれ示している。
【００３２】
この段階ではリライタブル領域ＡＲＷは単に光磁気領域とされており、実際上の領域管理は行なわれていない状態であるが、例えばエンボスピットによりデータが記録されるＲＯＭ領域ＡＥは、既に必要なデータが記録された状態となっている。
【００３３】
通常、ＲＯＭ領域ＡＥに記録されるデータとしては、ＲＯＭ領域ＡＥにおけるデータ管理情報となるファイルシステムと、そのファイルシステムに基づいて読み出すことのできるアプリケーションデータ等であるが、本例のパーシャルＲＯＭディスクのＲＯＭ領域ＡＥには、例えば図５（ｃ）又は図５（ｄ）のようにデータが記録されている。
【００３４】
図５（ｃ）の例では、ＲＯＭ領域ＡＥの先頭にファイルシステムＦＳ１が記録され、続いてセットアップシステム、及び暗号システムが記録されている。このセットアップシステム及び暗号システムについては、矢印で示すようにファイルシステムＦＳ１によって管理される状態とされており、つまりファイルシステムＦＳ１にはセットアップシステム、暗号システムを起動させるための管理情報が記録されている。
【００３５】
またＲＯＭ領域ＡＥには、実際のソフトウエアとして提供可能なアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２が記録されている。ただし、この各アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２はファイルシステムＦＳ１によって管理されず、つまりファイルシステムＦＳ１からは起動できないファイルとされている。
【００３６】
セットアップシステムは、ディスクの論理フォーマットのためのツールとされるもので、例えば図４に示したような記録再生装置にディスクを装填した状態でセットアップシステムを起動させることで、リライタブル領域ＡＲＷを使用可能とする論理フォーマットが実行されるものである。論理フォーマットについては後述する。
【００３７】
暗号システムとは、収録されているアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２についてのアプリケーション暗号を管理するとともに、後述するアプリケーション登録処理のツールとされるものである。アプリケーションプログラムＡＰ１とアプリケーションプログラムＡＰ２は別種のソフトウエアとされており、メーカー側で種別毎に設定されたことによる、異なるアプリケーション暗号が付されているが、アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２それぞれのアプリケーション暗号は暗号システム内に記録されている。なお暗号システム（特にアプリケーション暗号）はユーザー側から見ることのできないデータファイルとして管理されることが必要である。
【００３８】
図５（ｄ）の例では、図５（ｃ）のようなデータファイルに加えて、アプリケーションプログラムＡＰ１に対応するテスト版プログラムＡＰ１TESTと、アプリケーションプログラムＡＰ２に対応するテスト版プログラムＡＰ２TESTとが記録されている。
テスト版プログラムＡＰ１TEST、ＡＰ２TESTは、それぞれアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２の内容をダイジェスト的に実行させるプログラムであり、つまりアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２の内容を実際の動作により簡単に紹介できるようにされた簡易プログラムのことである。
【００３９】
このテスト版プログラムＡＰ１TEST、ＡＰ２TESTは破線で示すようにファイルシステムＦＳ１によって管理される状態とし、例えば後述する論理フォーマット前でも起動できるようにしてもよいし、ファイルシステムＦＳ１によっては管理されず、ファイルシステムＦＳ１からは起動できないファイルとしてもよい。
またテスト版プログラムＡＰ１TEST，ＡＰ２TESTは、それぞれアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２の一部だけを起動させるようなプログラム構造とすることで、ディスクに収録するプログラム全体をコンパクトにすることができる。
【００４０】
この図５（ｃ）（ｄ）の例では、アプリケーションプログラムはＡＰ１，ＡＰ２の２つとしたが、もちろんより多数のアプリケーションプログラムを収録してもよいし、１つのアプリケーションプログラムを収録するのみでもよい。ただし、本例による動作をより有効にするには、できるかぎり多数のアプリケーションプログラムを収録することが好ましい。
なお、以下の本例の説明では、図５（ｄ）のようにテスト版プログラムＡＰ１TEST、ＡＰ２TESTが記録されたディスクを例にあげて動作を述べていく。
【００４１】
ところで、物理フォーマットが行なわれる前の状態において、図５（ａ）の場合はリライタブル領域ＡＲＷの先頭がアドレス０、図５（ａ）の場合はＲＯＭ領域ＡＥの先頭がアドレス０、となる。つまり単にディスク外周側が自然にアドレス０とみなされる状態である。
【００４２】
図５（ａ）（ｂ）のようなディスクは、物理フォーマットが行なわれてそれぞれ図６（ａ）（ｂ）に示す状態とされた上でソフトウエアメディアとして出荷される。
即ち物理フォーマットにより、リライタブル領域ＡＲＷにおける、データエリア内のディフェクト部位の検索、ディフェクト部位に代わる交代エリア上の部位の指定、ディフェクトマネジメントエリアＤＭＡ１〜ＤＭＡ４としての情報の作成が行なわれ、リライタブル領域ＡＲＷが物理的に記録／再生可能な状態とされて出荷されることになる。
【００４３】
そしてこの物理フォーマットの際の処理は、物理フォーマットを行なうドライブ（記録再生装置）によって図１０のような処理で行なわれる。即ち物理フォーマット(F100)が開始されたら、その対象となるパーシャルＲＯＭディスクに或る所定のフラグをセットし(F101)、その後上述のディフェクトマネジメントのような実際のフォーマット処理が行なわれる(F102)。なお、ステップF101とF102の順序は逆でもよいが、いずれにしても物理フォーマットに伴ってフラグがセットされる。
【００４４】
フラグは、例えばリライタブル領域ＡＲＷの先頭セクター内のベンダーユニークと呼ばれるエリアに書き込むようにしてもよいし、ディフェクトマネージメントエリア内におけるリザーブエリアを用いてもよい。いづれにしても予め設定した所定位置にフラグがセットされればよい。
フラグがセットされることにより、記録再生装置１では、図６（ａ）（ｂ）に示すようにディスク１に対してＲＯＭ領域ＡＥの先頭をアドレス０として認識する。
【００４５】
このように物理フォーマットが行なわれ、フラグがセットされたパーシャルＲＯＭディスクが出荷されることになるが、記録再生装置１（及びホストコンピュータ２）ではパーシャルＲＯＭディスクが装填された場合に、まず図１１の処理を行なう。即ちディスク装填(F200)に応じて、例えばリライタブル領域ＡＲＷの先頭位置などの所定位置に記録されているフラグを読み込み、そのフラグ状態を保存する(F201)。
【００４６】
図１２のようにホストコンピュータ２により何らかのリード／ライトコマンドが発生された場合は(F300)、記録再生装置１はフラグを確認し(F301)、フラグがオンであった場合はステップF302からF303に進んで、ディスク９０のＲＯＭ領域ＡＥの先頭がアドレス０となるようにアドレス変換を行ない、ステップF305で要求された記録又は再生動作を実行することになる。
従って、物理フォーマットが行なわれた段階でのディスク９０は、フラグがオンであるため、記録再生装置は図６（ａ）（ｂ）のようにＲＯＭ領域ＡＥの先頭をアドレス０として認識し、まずＲＯＭ領域ＡＥの先頭領域に対するアクセスを実行することになる。
【００４７】
物理フォーマットが行なわれたディスク９０に対しては、ホストコンピュータ２及び記録再生装置１が論理フォーマットを行なうことでリライタブル領域ＡＲＷを含めた使用が可能となる。
また本例の場合では、この論理フォーマットの時点でアプリケーション登録も行なわれるものとする。
【００４８】
ホストコンピュータ２からの制御に基づいて記録再生装置１が実行する論理フォーマット処理とともに、論理フォーマット中と論理フォーマット後において実行されるアプリケーション登録処理を図１３に示す。なおこの場合のホストコンピュータ２からの制御とは、ディスク９０のＲＯＭ領域ＡＥに記録されているセットアップシステム及び暗号システムに基づく制御となる。
【００４９】
少なくとも上述した物理フォーマットが行なわれているディスク９０が装填された場合は、ステップF401において、図１１で説明したようにまずフラグが確認されるが、図１２で説明したようにようにフラグオンであれば論理フォーマットがされていないディスクと判別されて、ＲＯＭ領域の先頭がアドレス０とされる。一方、フラグオフであれば、既に論理フォーマットも完了されたディスク９０と判断され、リライタブル領域ＡＲＷの先頭がアドレス０とされる。
【００５０】
まだ論理フォーマットが行なわれていないディスクが装填された場合は、ステップF402でフラグオンと判断されるため、ステップF403に進むことになる。ステップF403〜F406は論理フォーマットの処理となる。
【００５１】
ステップF403に進んで論理フォーマット処理が開始されると、まず記録再生装置１はディスクのアドレス０にアクセスする。上述のようにこの時点でアドレス０はＲＯＭ領域ＡＥの先頭とみなされているため、ＲＯＭ領域ＡＥの先頭に記録されているファイルシステムＦＳ１の読み出しを実行することになる。
そしてＲＯＭ領域ＡＥを管理するファイルシステムＦＳ１を読み込むことでホストコンピュータ２はＲＯＭ領域ＡＥに記録されているセットアップシステムを把握（データファイルとして認識）でき、これに基づいてセットアップシステムを起動させる。
【００５２】
ＲＯＭ領域ＡＥに記録されているセットアップシステムは、いわゆる論理フォーマットツールであり、続くステップF404では、これに基づいてホストコンピュータ２はリライタブル領域ＡＲＷ及びＲＯＭ領域ＡＥ内の暗号システムの管理のためのファイルシステムＦＳ２をリライタブル領域ＡＲＷの先頭領域に書き込ませる。この時点ではファイルシステムＦＳ２からは、まだアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２については管理可能なファイル、つまり起動可能なファイルとはしていない。
【００５３】
なお、このようなファイルシステムＦＳ２を構成するデータはセットアップシステム内にあらかじめ記録されていることで、セットアップシステムの起動によりファイルシステムＦＳ２を生成することが可能となる。
【００５４】
これにより図６（ａ）のようなディスクは図７（ａ）上段に示すように、また図６（ｂ）のようなディスクは図７（ｂ）上段に示すよう、セットアップシステムによってリライタブル領域ＡＲＷの先頭にファイルシステムＦＳ２が書き込まれた状態となる（破線▲１▼）。このようにファイルシステムＦＳ２が書き込まれることによりリライタブル領域ＡＲＷでの記録／再生管理が実現される。
なお、図７における破線斜線部は、ユーザーの使用に残されている記録可能領域となる。
【００５５】
そして、これ以降の時点で、論理フォーマットが完了したディスクであることを示すため、ステップF405で、物理フォーマットの時点でディスク上のリライタブル領域ＡＲＷの所定位置に立てらたフラグをクリアする。
以上の処理で、論理フォーマットとしての処理自体は完了する。
【００５６】
ただし本例では、この論理フォーマットに続いてステップF406以降の処理として、アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２に関するアプリケーション登録処理を行なう。これはファイルシステムＦＳ２からアプリケーションプログラムを起動可能とするための処理である。
【００５７】
このため、まずステップF406で、ファイルシステムＦＳ１から、ＲＯＭ領域ＡＥに記録されている暗号システムを起動させる。
そして、暗号システムにおけるアプリケーション登録のためのプログラムに基づいて、ステップF407で、ユーザーに対してアプリケーション暗号の入力を要求する。なお、図１３では『アプリケーション暗号』を『ＡＰ暗号』と略記している。
【００５８】
ここでユーザーが入力すべきアプリケーション暗号とは、上述したようにメーカー側でアプリケーションの種別毎に設定されたコードであるが、ユーザーは使用したいアプリケーションプログラムについてのアプリケーション暗号をメーカー側から聞く必要がある。このため例えば使用したいアプリケーションプログラムに対して正当な対価を払うことで、メーカー側のサービスセンターがそのアプリケーションプログラムのアプリケーション暗号を教えるような提供形式をとる。つまりディスク自体とは別の、収録されたアプリケーションプログラム毎の販売システムを構築しておく。
【００５９】
このようなシステムによってユーザーが例えばアプリケーションプログラムＡＰ１についての対価を払い、そのアプリケーション暗号を知った場合は、ステップF407の入力要求に対してアプリケーションプログラムＡＰ１についてのアプリケーション暗号を入力できる。
【００６０】
暗号システムに基づくステップF408の動作として、ユーザーによって正しいアプリケーション暗号が入力されたか否かの判断が行なわれる。
暗号システム内には、収録されているアプリケーションプログラムＡＰ１、ＡＰ２のそれぞれについてアプリケーション暗号が記録されているため、その記録されているアプリケーション暗号と、入力されたアプリケーション暗号を照合する。そして、ユーザーの入力したアプリケーション暗号がアプリケーションプログラムＡＰ１又はＡＰ２のいづれかのアプリケーション暗号と一致した場合は、正しいアプリケーション暗号が入力されたとする。
【００６１】
ユーザーが正しくアプリケーション暗号を入力したと判断した場合は、処理はステップF408からF409に進む。そして入力されたアプリケーション暗号に相当するアプリケーションプログラムと、アプリケーション暗号が入力されなかったアプリケーションプログラムに対応するアプリケーションテスト版を、ファイルシステムＦＳ２によって管理可能、つまり起動可能なファイルとするようにファイルシステムＦＳ２を更新する。これが図７（ａ）（ｂ）の各上段の破線▲２▼の動作となる。
【００６２】
一方、ユーザーがステップF407の入力要求に対して何も入力しなかった場合や、対価を払わずにアプリケーション暗号を入手してしない状態などで、誤ったアプリケーション暗号を入力した場合は、ステップF408で否定結果が出、処理はステップF410に進むことになる。そして、この場合は収録されているアプリケーションプログラムのいづれもが選択されなかったとして、各アプリケーションプログラムに対応するアプリケーションテスト版を、ファイルシステムＦＳ２によって管理可能、つまり起動可能なファイルとするようにファイルシステムＦＳ２を更新する（図７（ａ）（ｂ）の各上段の破線▲２▼の動作）。
【００６３】
ステップF409,F410 の処理を具体的に述べると次のようになる。
例えばユーザーが、アプリケーションプログラムＡＰ１に対しての正しいアプリケーション暗号を入力したとする。するとステップF409では、アプリケーションプログラムＡＰ１と、アプリケーションテスト版ＡＰ２TESTが管理可能となるようにファイルシステムＦＳ２が更新される。
このような状態は、図７（ａ）（ｂ）の各下段に示されている。図中ファイルシステムＦＳ２から出ている実線矢印は、ファイルシステムＦＳ２から管理されている状態を示すものとしており、即ち、ファイルシステムＦＳ２からは、リライタブル領域ＡＲＷでの書込／読出と、暗号システム、アプリケーションプログラムＡＰ１、アプリケーションテスト版ＡＰ２TESTの起動が可能とされていることを示している。
【００６４】
またユーザーが、アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２のいづれについても正しいアプリケーション暗号の入力を行なわなかったとすると、ステップF410の処理でアプリケーションテスト版ＡＰ１TEST，ＡＰ２TESTが管理可能となるようにファイルシステムＦＳ２が更新される。
この状態は、図８（ａ）（ｂ）に示されているように、ファイルシステムＦＳ２からは、リライタブル領域ＡＲＷでの書込／読出と、暗号システム、アプリケーションテスト版ＡＰ１TEST，ＡＰ２TESTの起動が可能とされた状態である。
【００６５】
またステップF407の入力要求に対して、アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２の両方についてそれぞれ正しいアプリケーション暗号を入力することもできるが、この場合はステップF409の処理で、アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２が管理可能となるようにファイルシステムＦＳ２が更新される。つまり図９（ａ）（ｂ）に示されているように、ファイルシステムＦＳ２から、リライタブル領域ＡＲＷでの書込／読出と、暗号システム、アプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２の起動が可能とされた状態となる。
【００６６】
以上のようなステップF409（もしくはF410) までの処理で、論理フォーマット及び論理フォーマット時に一連の処理として実行されるアプリケーション登録処理は終了されるが、セットアップシステムによる論理フォーマットの付随処理としてステップF411の処理が行なわれる。即ちセットアップシステムのプログラムに基づいてホストコンピュータ２は、リセットして再起動、もしくはディスク９０を一旦抜いてから再度装填することをユーザーに要求して一連の処理を終える。
【００６７】
リセットもしくはディスク抜き差し後においては、まず図１１の処理でフラグが読み込まれるため、論理フォーマットが済んだディスクであれば、フラグオフと判断される。
従って、図１２のようにそのディスク９０に対してホストコンピュータ２により何らかのリード／ライトコマンドが発生された場合は(F300)、記録再生装置１はフラグを確認し(F301)、フラグがオフであるためステップF302からF304に進んで、ディスク９０のリライタブル領域ＡＲＷの先頭がアドレス０となるようにアドレス変換を行ない、ステップF305で要求された記録又は再生動作を実行することになる。
【００６８】
従って、論理フォーマットが行なわれた段階でのディスク９０に対しては、記録再生装置１からは図７（ａ）（ｂ）の各下段に示すようにリライタブル領域ＡＲＷの先頭がアドレス０として認識され、従ってリード／ライト要求発生時にはまずファイルシステムＦＳ２がアクセスされることになる。つまりホストコンピュータ２はリライタブル領域ＡＲＷを所望のデータ記録／再生に使用できることになる。
【００６９】
なお、ホストコンピュータ２の機種によっては、一旦装填したメディアから読み込んだファイルシステムを、リセット時にも保存しておくものもある。この場合、論理フォーマット後に起動させても、論理フォーマット前に読み込んだファイルシステムＦＳ１に基づいて起動を行なってしまう。そこで、このような機種に対応する場合は、ステップF411A としてファイルシステムの変更を伝え、以降の再起動時には、新たにファイルシステムを読み込むようにしておく。つまりファイルシステムＦＳ２が読み込まれるようにする。
【００７０】
フォーマットに関しては、以上の処理までにおいて、物理フォーマット及び論理フォーマットが完了したディスク９０が形成されるわけであるが、上述したように物理フォーマットがされた時点でフラグがセットされ、記録再生装置はこのフラグセットにより、ＲＯＭ領域ＡＥの先頭をアドレス０とみなす。従ってその時点でＲＯＭ領域ＡＥの先頭に記録されているファイルシステムＦＳ１にアクセスし、ＲＯＭ領域ＡＥ内のファイルシステムＦＳ１に管理されるファイルを起動させることができる。つまりセットアップシステムや暗号システムを起動させて論理フォーマットを行なうことが可能である。
【００７１】
また、図５（ｄ）に破線で示したようにファイルシステムＦＳ１によってアプリケーションテスト版ＡＰ１TEST，ＡＰ２TESTが管理されているのであれば、この時点（つまり、物理フォーマットのみが終了された、工場出荷時点（＝店頭販売時点）など）で、アプリケーションテスト版ＡＰ１TEST，ＡＰ２TESTを起動し、収録されているアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２の概略的な内容を知ることもできる。
【００７２】
また論理フォーマットが行なわれた場合は、それに伴ってフラグがクリアされ、記録再生装置はこのフラグクリアにより、リライタブル領域ＡＲＷの先頭をアドレス０とみなす。従って論理フォーマット後ではリライタブル領域ＡＲＷの先頭に記録されているファイルシステムＦＳ２にアクセスでき、つまりリライタブル領域ＡＲＷの使用が可能となる。
そしてこの論理フォーマット時点において、上述したようにアプリケーション登録も行なわれるため、アプリケーション暗号を入力したアプリケーションプログラムについては、以降それを起動してソフトウエアとして使用できるようになるとともに、アプリケーション登録を行なわなかったアプリケーションプログラムについては、アプリケーションテスト版により内容を簡単に知ることができる。
【００７３】
またこのようなシステムの場合、ディスク出荷前の時点でメーカー側が論理フォーマットを行なう必要はなくなり、また既存のＯＳによりパーシャルＲＯＭディスクが扱えるようになる。特にＲＯＭ領域に記録しておくファイルシステムＦＳ１は、例えばＦＡＴシステムなどで記録し、殆どの種類のＯＳで読み込めるようにしておくことで、汎用性を高めることができるという利点が得られる。
【００７４】
さらに、例えばファイルシステムＦＳ２が壊れてしまうような事故が発生しても、再度物理フォーマット及び論理フォーマットを行なうことで、そのディスクのリライタブル領域ＡＲＷを使用可能とすることができる。
【００７５】
ところで、論理フォーマットを終え、そのディスク９０をリライタブル領域ＡＲＷを含めて使用している際にも、アプリケーション登録処理を行なうこともできる。
また必ずしも上述のように、論理フォーマット時の同時にアプリケーション登録処理を実行するようにしなければならないものでもない。
【００７６】
図１３の処理例では、上述のとおり論理フォーマットと同時にアプリケーション登録処理を実行できるとともに、論理フォーマット後の任意の時点でもアプリケーション登録処理を実行できるようにしたものである。
論理フォーマット後でディスク９０が記録再生装置１に装填され、アプリケーション登録処理の実行が指示される場合は、フラグは既にクリアされているため、図１３の処理はステップF402からF412に進むことになる。
そしてステップF412以降の処理としてアプリケーション登録処理、つまりその時点でファイルシステムＦＳ２から起動できないアプリケーションプログラムを起動可能とするための処理が行なわれる。
【００７７】
このため、まずステップF412でＲＯＭ領域ＡＥに記録されている暗号システムを起動させる。このとき（論理フォーマット後）はリライタブル領域ＡＲＷの先頭がアドレス０とみなされるため、この暗号システムの起動はファイルシステムＦＳ２での管理に基づく動作となる。
そして、暗号システムにおけるアプリケーション登録のためのプログラムに基づいて、ステップF413で、ユーザーに対してアプリケーション暗号の入力を要求する。またステップF414の動作として、ユーザーによって正しいアプリケーション暗号が入力されたか否かの判断が行なわれる。
【００７８】
そして正しいアプリケーション暗号が入力されたと判断した場合は、処理はステップF415に進み、入力されたアプリケーション暗号に相当するアプリケーションプログラムを、ファイルシステムＦＳ２によって管理可能、つまり起動可能なファイルとするようにファイルシステムＦＳ２を更新する。
一方、正しいアプリケーション暗号が入力されなかった場合は、ステップF414から処理を終える。つまりファイルシステムＦＳ２の更新は行なわない。
【００７９】
このようなアプリケーション登録動作の具体例は次のようになる。例えば或る時点で図７下段に示したように、アプリケーションプログラムＡＰ１のみが使用可能とされており、アプリケーションプログラムＡＰ２に関しては、そのアプリケーションテスト版ＡＰ２TESTしか使用できないものであったとする。
【００８０】
このときユーザーが例えばアプリケーションテスト版ＡＰ２TESTを起動させてみた結果、そのソフトウエアとしての機能を気に入り、アプリケーションプログラムＡＰ２を使用できるようにしたいと思ったとする。すると、ユーザーはメーカー側にアプリケーションプログラムＡＰ２に対する対価を支払い、メーカー側からアプリケーションプログラムＡＰ２についてのアプリケーション暗号を教えてもらう。そして、上述のアプリケーション登録処理を実行させ、ステップF413の入力要求に対応して、アプリケーションプログラムＡＰ２のアプリケーション暗号を入力する。
【００８１】
これに応じてステップF415の処理が行なわれ、暗号システムにおけるプログラムに基づく動作として、アプリケーションプログラムＡＰ２がファイルシステムＦＳ２によって管理可能とされるように、ファイルシステムＦＳ２を更新する。
【００８２】
なおアプリケーションプログラムＡＰ２を起動可能とすることで、アプリケーションテスト版ＡＰ２TESTは実質的に不要となるため、続いて破線で示すステップF416の処理として、アプリケーションテスト版ＡＰ２TESTをファイルシステムＦＳ２の管理から削除するようにしてもよい。もちろん、あえてステップF416の処理は行なわないようにし、不要となったアプリケーションテスト版も起動できるままにしておいてもよい。
【００８３】
図７（ａ）（ｂ）の各下段の状態から、アプリケーションプログラムＡＰ２が追加登録された状態が、図９（ａ）（ｂ）の状態となる。なお図９（ａ）（ｂ）ではアプリケーションテスト版ＡＰ２TESTをファイルシステムＦＳ２上で管理状態から削除したものとしている。
【００８４】
以上のように本例では、ユーザーは任意の時点でディスク９０に収録されているアプリケーションプログラムを使用可能としていくことができる。換言すれば、ディスク９０を購入した後は、収録されているアプリケーションプログラムを必要に応じて選び、その都度アプリケーションプログラム毎に購入する（対価を払ってアプリケーション暗号を得、起動可能とする）ということができる。
【００８５】
このため、メーカー側としてはソフトウエアとして個別に販売されるべき複数種類のアプリケーションプログラムを１つのディスクに収録することができる。つまり、ソフトウエアの種別毎に異なるデータ（アプリケーションプログラム）を記録したディスクを製造していく必要がなくなり、一つのマスターディスクからのプレスで多種類のソフトウエアメディアを製造できる。これによって製造工程の大幅な簡略化が実現されるとともに、製造コストも大幅に低減できる。上記例ではディスク９０に２種類のアプリケーションプログラムＡＰ１，ＡＰ２を収録した例を上げたが、より多種類のアプリケーションプログラムを収録しておくことで、このような効果は顕著なものとなることはいうまでもない。
またユーザー側から見れば、新しいソフトウエアを欲したときに、わざわざ新しいディスクを購入するという手間はなくなる。
【００８６】
なお、図５（ｃ）に示したようにアプリケーションテスト版ＡＰ１TEST、ＡＰ２TESTを収録しないことも考えられる。この場合では、アプリケーションテスト版によるアプリケーションプログラムの試験的な使用はできないこととなるのみで、他の点については上記例と同様である。
【００８７】
また、１種類のアプリケーションプログラムを収録したのみディスクとしても、本発明は適用できるものである。例えば１種類のアプリケーションプログラムと、そのアプリケーションテスト版を収録しておいて、対価を払ったユーザーのみがそのアプリケーションプログラムを起動可能とするものである。このようにした場合、例えばディスク自体は特に対価を取らずに、もしくは安い対価で多数の人に提供し、アプリケーションテスト版を使用して気に入った人のみが、正式な料金を払って本来のアプリケーションプログラムを使用できるようにするというソフトウエア提供形態などが考えられる。
【００８８】
以上実施の形態としての例をあげてきたが、本発明としてはさらに多様な変形例が考えられる。特に具体的なフォーマット処理やアプリケーション登録処理としては上記例の処理方式に限定されるものではない。
【００８９】
また、各アプリケーションプログラム毎に起動可能／不能を管理できるということは、例えば各アプリケーションプログラム毎に起動可能な期間や、起動可能回数を管理することも可能となることも意味する。
例えば１つのアプリケーションプログラムについて、複数のアプリケーション暗号を設定しておき、それぞれ永久使用許可、期間限定使用許可、回数限定使用許可などの性格を付しておく。すると、暗号システム内のプログラムとして、入力されたアプリケーション暗号から使用許可形態を判別し、例えば期間限定使用許可であったら、その日時が経過した後は、自動的にそのアプリケーションプログラムをファイルシステムＦＳ２の管理状態から削除するというようなことも可能となる。
【００９０】
また、ディスクのリライタブル領域ＡＲＥの所定位置にディスク固有のＩＤコードを記録するようにすることも考えられる（そのＩＤコードをディスクのパッケージなどに添付してディスクを購入したユーザーがわかるようにしておき、ユーザー入力に応じてＩＤコードを記録する）。このようにすることで、システム上で、ＩＤコードからディスク固有のアプリケーション暗号を作ることができる。そして暗号システムを起動すると、システムが記録されたＩＤコードを読み出してディスク毎に固有のアプリケーション暗号を作成するようにでき、この場合ディスクメディア毎にアプリケーション暗号が異なるものとなる。従ってもしディスクが盗まれてもアプリケーションは起動できないようにすることができる。
【００９１】
また実施の形態はパーシャルＲＯＭディスクを例にあげたが、本発明は再生専用領域と記録再生領域が設けられている記録媒体において広く適用できるものである。
【００９２】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、再生専用領域に記録された１又は複数のアプリケーションプログラムの中で、アプリケーションプログラムの種別毎に割り当てられているアプリケーション暗号の入力が行なわれたアプリケーションプログラムのみを、記録再生領域内に形成されデータの記録／再生を管理する管理システムでの管理対象とし、そのアプリケーション暗号の入力が行なわれたアプリケーションプログラムを起動可能としている。
【００９３】
これにより、例えば多種類のアプリケーションプログラムを１つの記録媒体に記録した場合、その記録媒体をユーザー個別に対応して、各ユーザーが必要とされるアプリケーションプログラムを記録した異なるソフトウエアとして提供していくことができる。即ち物理的に同一の記録媒体として多種類のソフトウエアメディアを製造できることになり、製造工程の大幅な簡略化や製造コストの低減を実現できるという効果がある。さらにユーザー側の利便性も向上する。
また１種類のアプリケーションプログラムを収録した場合でも、そのアプリケーションプログラムの提供形態として新たな形態を実現し、ユーザーの利便性を計ることができる。
【００９４】
さらに、アプリケーション暗号の入力が行なわれないアプリケーションプログラムについては、アプリケーション試用プログラムを起動可能としておけば、ユーザーは試験的にそのソフトウエアを使用することができ、ソフトウエアの紹介やユーザーの購入判断などに大いに役立つことになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】各種ディスクの説明図である。
【図２】パーシャルＲＯＭディスクのエリア構造の説明図である。
【図３】パーシャルＲＯＭディスクのユーザーエリアの構造の説明図である。
【図４】実施の形態における記録再生装置のブロック図である。
【図５】実施の形態におけるパーシャルＲＯＭディスクの物理フォーマット前の状態の説明図である。
【図６】実施の形態におけるパーシャルＲＯＭディスクの物理フォーマット後の状態の説明図である。
【図７】実施の形態におけるパーシャルＲＯＭディスクの論理フォーマット及びアプリケーション登録時の状態の説明図である。
【図８】実施の形態におけるパーシャルＲＯＭディスクのアプリケーション登録を行なわなかった時の状態の説明図である。
【図９】実施の形態におけるパーシャルＲＯＭディスクのアプリケーション登録時の状態例の説明図である。
【図１０】実施の形態での物理フォーマット処理のフローチャートである。
【図１１】実施の形態でのディスク挿入時の処理のフローチャートである。
【図１２】実施の形態でのリード／ライト処理時のフローチャートである。
【図１３】実施の形態での論理フォーマット及びアプリケーション登録処理のフローチャートである。
【符号の説明】
１ 記録再生装置、２ ホストコンピュータ、１１ コントローラ、１２ エンコーダ／デコーダ、１４ 磁気ヘッド、１５ 光学ヘッド、１９ ＤＳＰ、９０ ディスク、ＡＥ ＲＯＭ領域、ＡＲＷ リライタブル領域、ＡＰ１，ＡＰ２アプリケーションプログラム、ＡＰ１test，ＡＰ２test アプリケーションテスト版[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention is a recording medium suitable for recording computer software, for example,Recording and playback deviceAnd a method of starting an application program recorded on the recording medium.
[0002]
[Prior art]
Various types of software used in computer equipment are provided using recording media such as optical disks, magneto-optical disks, magnetic disks, memory cards, and magnetic tapes.
In recent years, a medium called a partial ROM disk has been developed as one type of such a recording medium, and this partial ROM disk has a read-only ROM area and a recordable / reproducible rewritable area (RAM area). Has been.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, considering that a recording medium such as a partial ROM disk is manufactured and shipped as software for providing various application programs, normally, an application program that becomes one software is recorded on one disk and the software is recorded. Will be sold as a disc. For example, a plurality of different application programs as software are not recorded on the same disk.
[0004]
Of course, it is physically possible to record multiple application programs on a single disc, and there is such a thing, but in this case, the user who purchased the disc will receive all of the recorded programs. An application program will be provided.
In other words, application programs that are individually sold and provided to the user are naturally not collectively recorded on one recording medium.
[0005]
In this way, only one application program to be sold separately is recorded on one disc, and in this sense, one disc is manufactured as one software. Accordingly, when many types of software to be sold individually are manufactured, different types of discs, that is, discs on which different application programs are recorded must be manufactured.
For this reason, when providing many kinds of software, there exists a limit in measuring the efficiency of a manufacturing process.
From the user's perspective, there is also the hassle of having to purchase a disc for each piece of software that you need.
Furthermore, since only the purchased software can be used, it is not possible to try a certain software on a trial basis before the purchase, for example.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In view of such a problem, the present invention records one or a plurality of application programs to be sold individually on one recording medium, and each user, for example, has a predetermined number for each recorded application program. The purpose of this is to realize a new software provision form such that a necessary application program can be used by paying the fee.
[0007]
  For this reasonThe recording / reproducing apparatus includes a first file system including a recording / reproducing area, at least one or a plurality of application programs, and management information for managing application ciphers assigned for each type of the application program. In a recording / reproducing apparatus for recording / reproducing a recording medium provided with a recorded reproduction-only area, the second file system is used to read out the first file system and manage application ciphers assigned to the application program. File system is generated based on the management information, written to the recording / playback area, requested to input the application cipher assigned to the application program, and the application program can be managed when input is performed Become By controlling so as to update the urchin the second file system includes an application encryption processing means for enabling start an application program corresponding to the entered application encryption.
[0008]
In this way, for example, if the user obtains the application encryption from the manufacturer's service center etc. by paying for a certain application program among the application programs recorded in the recording medium, Only the application program can be used. If another application program is to be used, a fee is charged for the application program, and if the application encryption is obtained, the application program can be used. That is, one recording medium can be provided as different software in which application programs required by each user are recorded corresponding to each user.
[0009]
For application programs for which application encryption is not entered, if the application trial program recorded in the read-only area can be started corresponding to the application program, the user can test it before paying the fee. You can also use it.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Hereinafter, the present inventionRecording / playback deviceAn embodiment as an application activation method will be described in the following order.
  1. Partial ROM disk area structure
  2. Configuration of recording / playback device
  3. Format and application registration process
[0011]
1. Partial ROM disk area structure
FIG. 1 shows various disk media, and FIG. 1A shows a ROM disk in which the entire main data area is a reproduction-only area (ROM area) AE such as embossed pits. FIG. 1B shows a RAM disk in which the entire main data area is a rewritable area ARW which can be recorded / reproduced by, for example, a magneto-optical area.
A partial ROM disk as a recording medium of the present embodiment has a structure as shown in FIG. 1 (c) or (d), for example. That is, a ROM area AE and a rewritable area ARW are provided in the main data area of one disk.
[0012]
FIG. 2 shows an area configuration from the outer peripheral side to the inner peripheral side of the partial ROM disk.
A GCP zone for 736 tracks is provided on the outermost circumference side of the disc. A buffer zone for 2 tracks, an outer control zone for 5 tracks, a buffer zone for 2 tracks, a test zone for 5 tracks, toward the inner circumference. Is provided. Following the test zone, a user area is formed as a main data area including a rewritable area ARW and a read-only ROM area AE where a user can record desired data.
[0013]
A test zone for five tracks, a buffer zone for two tracks, an inner control zone for five tracks, a buffer zone for two tracks, and a GCP zone for 820 tracks are provided on the inner peripheral side from the user area.
[0014]
The GCP zone, the outer control zone, and the inner control zone are areas where predetermined control information is recorded.
The partial ROM disk is a so-called zone CAV disk that is rotated at a constant speed in units of zones, and the user area is divided into 16 bands (16 zones).
The manufacturer can arbitrarily set how many of the 16 bands are rewritable areas ARW and how many are ROM areas AE.
[0015]
3A and 3B show details of the configuration of the rewritable area ARW for the user area formed of 16 bands. 3A shows a case where the rewritable area ARW is provided on the outer peripheral side of the disc in the user area, and FIG. 3B shows a case where the rewritable area ARW is provided on the inner peripheral side of the disc.
As can be seen from the drawings, defect management areas DMA1 and DMA2 are provided at the beginning of the rewritable area ARW, and defect management areas DMA3 and DMA4 are provided at the end of the rewritable area ARW. An area adjacent to the ROM area AE is a buffer area.
[0016]
A data area and a replacement area corresponding to the data area are prepared for each band. Accordingly, when the rewritable area ARW is for n bands out of 16 bands, an n-unit data area and an n-unit replacement area are provided. The replacement area is an area that provides a part to be used in place of the defective part when there is a defective part that cannot be recorded / reproduced due to a scratch or the like in the data area.
[0017]
For example, when a defect site exists in the data area as indicated by “X” in FIG. 3A, a recording area in place of the “X” site is set to an area in the replacement area as indicated by an arrow.
In the defect management areas DMA1 to DMA4, information for managing such a change situation and recording / reproducing appropriately avoiding the defect portion is recorded.
[0018]
It should be noted that searching for a defective part in the data area, specifying a part on the replacement area in place of the defective part, creating information as the defect management areas DMA1 to DMA4, recording in the rewritable area ARW, etc. In other words, the state shown in FIG. 3A or 3B is made depending on the physical format, so that the rewritable area ARW can be physically recorded / reproduced.
However, in order to actually write a file to the rewritable area ARW, the logical format is further applied to the physically formatted disc, and a file system for managing various recording / reproducing operations is stored in the rewritable area ARW. Must be written.
[0019]
In this example, it is assumed that only the physical format is performed at the time of shipment as a partial ROM disk, and the logical format is performed on the host computer and driver (recording / reproducing apparatus) side using each partial ROM disk. .
[0020]
The main point of this example is that the application program recorded in the ROM area AE is recorded / reproduced when the user properly obtains the application cipher by paying the manufacturer side. The application program can be started by being managed in the file system to be managed. Processing for causing a file system in a rewritable area ARW to manage a certain application program is referred to as application registration processing.
The application encryption is a code number that is individually set for each type of application program on the manufacturer side.
[0021]
The application registration process is performed at the time of the logical format, and can be executed to additionally register other application programs after the logical format. The logical format and application registration processing will be described later.
[0022]
2. Configuration of recording / playback device
FIG. 4 shows the configuration of the recording / reproducing apparatus.
The recording / reproducing apparatus 1 is configured to be able to exchange commands and data with the host computer 2 connected to the SCSI interface, and to record data on the disc 90 in response to the supply of commands and data from the host computer 2. In response to a command from the host computer 2, data is read from the disk 90 and supplied to the host computer 2. Here, the disk 90 is assumed to be the partial ROM disk described above.
[0023]
The controller 11 performs communication with the host computer 2 and overall control of recording operation and reproducing operation of the recording / reproducing apparatus.
The controller 11 executes actual recording / reproduction driving via a DSP (digital signal processor) 19. The DSP 19 has a function as a so-called servo driver, supplies a spindle drive control signal to the spindle driver 21 according to zone information (address) supplied from the controller 11, and applies a drive signal to the spindle motor 22. Then, the zone CAV drive of the disk 90 is executed.
[0024]
Further, in order to execute the laser emission operation from the laser diode 15a in the optical head 15, a drive control signal is output to the laser driver 16 to perform laser emission control. Laser light from the laser diode 15a passes through an optical system (not shown) and is irradiated onto the disk 90 through the objective lens 15b. The reflected light from the disk 90 is irradiated to the detector 15c through an optical system (not shown) and taken out as an electric signal.
[0025]
The electric signal obtained by the detector 15c is supplied to the IV / matrix amplifier 17, and after current / voltage conversion, various signals are taken out by the matrix operational amplifier. That is, an RF signal to be reproduced data from the ROM area AE of the disk 90, an MO signal to be reproduced data from the rewritable area ARW of the disk 90, a focus error signal, a tracking error signal, a front APC signal, and the like are extracted. Is done.
[0026]
The focus error signal, tracking error signal, and front APC signal, which are servo information, are converted into digital data by the A / D converter 18 and supplied to the DSP 19.
The DSP 19 generates a servo drive signal according to the focus error signal and the tracking error signal, and supplies the servo drive signal to the PWM driver 20. The PWM driver 20 supplies driving power to the focus coil, galvano motor, and slide motor in the optical head 15.
[0027]
That is, when the PWM driver 20 applies drive power to the focus coil based on the focus servo drive signal based on the focus error signal, the objective lens is driven in the direction of moving toward and away from the disk to perform focus control. Tracking control and sled movement control are performed when the PWM driver 20 applies driving power to the galvano motor and the slide motor based on the tracking servo drive signal and the slide servo drive signal based on them.
The DSP 19 controls the laser driver 16 in accordance with the front APC signal so as to keep the laser level appropriate.
[0028]
Data read at the time of reproduction with respect to the disk 90 is obtained as an RF signal or an MO signal from the IV / matrix amplifier 17. The output from the IV / matrix amplifier 17 is set to an appropriate potential level by the gain / offset control unit 23 and converted to digital data by the A / D converter 24.
Then, the digitalized signal is supplied to the encoder / decoder unit 12, and is subjected to digital filter processing, Viterbi decoding processing, NRZ decoding processing, descrambling processing, and the like to be reproduced data.
This reproduction data is transferred to the host computer 2 via the controller 11.
[0029]
The output of the A / D converter 24 is also supplied to the PLL timing generator 25 for generating various timings synchronized with the reproduction clock and the reproduction signal for reproduction processing, and the reproduction clock and its reproduction clock are generated by a so-called PLL operation. Various timing signals based thereon are formed.
[0030]
When a recording request command and data to be recorded are supplied from the host computer 2, the controller 11 supplies the data to the encoder / decoder unit 12, and encodes the data into a data format for actual recording on the disk 90. . The encoded data is supplied to the magnetic head driver 13, and the magnetic head driver 13 executes a magnetic field application operation from the magnetic head 14 to the disk 90 in accordance with the recording data.
During recording, a high level laser output for recording is executed from the laser diode 15a.
[0031]
3. Format and application registration process
A format process and an application registration process for the partial ROM disk of this example will be described.
First, the disk state before physical formatting is shown in FIGS. FIG. 5A shows a partial ROM disk in which the outer peripheral side in the user area is a rewritable area ARW, and FIG. 5B shows a case in which the inner peripheral side in the user area is a rewritable area ARW. ing.
[0032]
At this stage, the rewritable area ARW is merely a magneto-optical area, and the actual area management is not performed. For example, the ROM area AE in which data is recorded by embossed pits already has necessary data. It is in a recorded state.
[0033]
Normally, the data recorded in the ROM area AE includes a file system as data management information in the ROM area AE and application data that can be read based on the file system. For example, data is recorded in the ROM area AE as shown in FIG.
[0034]
In the example of FIG. 5C, the file system FS1 is recorded at the head of the ROM area AE, and then the setup system and the encryption system are recorded. The setup system and the cryptographic system are managed by the file system FS1 as indicated by the arrows. That is, management information for starting the setup system and the cryptographic system is recorded in the file system FS1. .
[0035]
In the ROM area AE, application programs AP1 and AP2 that can be provided as actual software are recorded. However, the application programs AP1 and AP2 are not managed by the file system FS1, that is, are files that cannot be activated from the file system FS1.
[0036]
The setup system is a tool for logical formatting of the disc. For example, the rewritable area ARW can be used by starting the setup system with the disc loaded in the recording / reproducing apparatus as shown in FIG. The logical format is executed. The logical format will be described later.
[0037]
The cryptographic system manages application ciphers for the recorded application programs AP1 and AP2 and is used as an application registration processing tool to be described later. The application program AP1 and the application program AP2 are different types of software, and different application ciphers are added depending on the type set by the manufacturer, but the application ciphers of the application programs AP1 and AP2 are encrypted. Recorded in the system. Note that the cryptographic system (especially application encryption) needs to be managed as a data file that cannot be viewed from the user side.
[0038]
In the example of FIG. 5D, in addition to the data file as shown in FIG. 5C, a test version program AP1TEST corresponding to the application program AP1 and a test version program AP2TEST corresponding to the application program AP2 are recorded. Yes.
The test version programs AP1TEST and AP2TEST are programs that execute the contents of the application programs AP1 and AP2 in a digest manner, that is, the simple programs that can easily introduce the contents of the application programs AP1 and AP2 by actual operation. That is.
[0039]
The test version programs AP1TEST and AP2TEST are set in a state managed by the file system FS1 as indicated by a broken line, and may be activated before, for example, a logical format described later, or not managed by the file system FS1, The file may not be activated from the FS1.
Further, the test version programs AP1TEST and AP2TEST have a program structure that activates only a part of the application programs AP1 and AP2, respectively, so that the entire program recorded on the disk can be made compact.
[0040]
In the example of FIGS. 5C and 5D, two application programs, AP1 and AP2, are used. Of course, more application programs may be recorded, or only one application program may be recorded. However, in order to make the operation according to this example more effective, it is preferable to record as many application programs as possible.
In the following description of this example, the operation will be described by taking a disk on which test version programs AP1TEST and AP2TEST are recorded as shown in FIG. 5D.
[0041]
By the way, in the state before the physical formatting is performed, the top of the rewritable area ARW is address 0 in the case of FIG. 5A, and the top of the ROM area AE is address 0 in the case of FIG. That is, the disk outer peripheral side is simply regarded as the address 0.
[0042]
The disks as shown in FIGS. 5A and 5B are shipped as software media after being physically formatted and in the state shown in FIGS. 6A and 6B, respectively.
In other words, in the rewritable area ARW, the defect part in the data area is searched, the part on the replacement area in place of the defect part is specified, and the information as the defect management areas DMA1 to DMA4 is created. It is shipped in a physically recordable / reproducible state.
[0043]
The processing in the physical formatting is performed as shown in FIG. 10 by a drive (recording / reproducing apparatus) that performs physical formatting. That is, when the physical format (F100) is started, a predetermined flag is set on the target partial ROM disk (F101), and then the actual formatting process such as the above-described defect management is performed (F102). The order of steps F101 and F102 may be reversed, but in any case, a flag is set according to the physical format.
[0044]
For example, the flag may be written in an area called vendor unique in the head sector of the rewritable area ARW, or a reserved area in the defect management area may be used. In any case, the flag may be set at a predetermined position set in advance.
When the flag is set, the recording / reproducing apparatus 1 recognizes the head of the ROM area AE as the address 0 for the disk 1 as shown in FIGS.
[0045]
In this way, the physical ROM is formatted and the partial ROM disk in which the flag is set is shipped. When the partial ROM disk is loaded in the recording / reproducing apparatus 1 (and the host computer 2), first, FIG. Perform the following process. That is, in response to loading of the disc (F200), for example, a flag recorded at a predetermined position such as the head position of the rewritable area ARW is read and the flag state is saved (F201).
[0046]
As shown in FIG. 12, when any read / write command is generated by the host computer 2 (F300), the recording / reproducing apparatus 1 checks the flag (F301). If the flag is on, the process goes from step F302 to F303. Then, the address conversion is performed so that the head of the ROM area AE of the disk 90 is address 0, and the recording or reproducing operation requested in step F305 is executed.
Accordingly, since the flag of the disk 90 at the stage where the physical formatting has been performed is on, the recording / reproducing apparatus recognizes the head of the ROM area AE as address 0 as shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b). Access to the head area of the ROM area AE is executed.
[0047]
The disk 90 that has been subjected to physical formatting can be used including the rewritable area ARW by the logical formatting performed by the host computer 2 and the recording / reproducing apparatus 1.
In the case of this example, application registration is also performed at the time of this logical format.
[0048]
FIG. 13 shows an application registration process executed during and after the logical format, as well as the logical format process executed by the recording / reproducing apparatus 1 based on the control from the host computer 2. In this case, the control from the host computer 2 is control based on the setup system and the encryption system recorded in the ROM area AE of the disk 90.
[0049]
If at least the disk 90 that has undergone the above-described physical formatting is loaded, the flag is first confirmed in step F401 as described with reference to FIG. 11, but may be turned on as described with reference to FIG. For example, it is determined that the disk is not logically formatted, and the head of the ROM area is set to address 0. On the other hand, if the flag is off, it is determined that the disk 90 has already been logically formatted, and the top of the rewritable area ARW is address 0.
[0050]
If a disc that has not yet been logically formatted is loaded, it is determined in step F402 that the flag is on, and the process proceeds to step F403. Steps F403 to F406 are logical format processing.
[0051]
When the process proceeds to step F403 and the logical formatting process is started, the recording / reproducing apparatus 1 first accesses the address 0 of the disc. As described above, since the address 0 is regarded as the head of the ROM area AE at this time, the file system FS1 recorded at the head of the ROM area AE is read.
Then, by reading the file system FS1 for managing the ROM area AE, the host computer 2 can grasp the setup system recorded in the ROM area AE (recognize as a data file), and starts the setup system based on this.
[0052]
The setup system recorded in the ROM area AE is a so-called logical format tool, and in the subsequent step F404, based on this, the host computer 2 uses the file system for managing the cryptographic system in the rewritable area ARW and the ROM area AE. FS2 is written in the top area of the rewritable area ARW. At this point, the file system FS2 has not yet made the application programs AP1 and AP2 manageable files, that is, startable files.
[0053]
It should be noted that such data constituting the file system FS2 is recorded in advance in the setup system, so that the file system FS2 can be generated by starting the setup system.
[0054]
As a result, the disc as shown in FIG. 6A is shown in the upper part of FIG. 7A, and the disc as shown in FIG. 6B is shown in the upper part of FIG. The file system FS2 is written at the top of the line (broken line (1)). By writing the file system FS2 in this way, recording / reproduction management in the rewritable area ARW is realized.
Note that the hatched portion in FIG. 7 is a recordable area left for use by the user.
[0055]
In order to indicate that the disk has been logically formatted at a later time, in step F405, the flag set at a predetermined position in the rewritable area ARW on the disk at the time of the physical format is cleared.
With the above processing, the processing itself as the logical format is completed.
[0056]
However, in this example, following this logical format, application registration processing relating to the application programs AP1 and AP2 is performed as processing after step F406. This is a process for enabling the application program to be activated from the file system FS2.
[0057]
For this reason, first, in step F406, the encryption system recorded in the ROM area AE is activated from the file system FS1.
Then, based on a program for application registration in the encryption system, in step F407, the user is requested to input application encryption. In FIG. 13, “application encryption” is abbreviated as “AP encryption”.
[0058]
Here, the application cipher to be input by the user is a code set for each type of application on the manufacturer side as described above, but the user needs to hear the application cipher for the application program to be used from the manufacturer side. . For this reason, for example, by paying a reasonable price for the application program to be used, the service center on the manufacturer side takes the form of providing the application encryption of the application program. That is, a sales system for each recorded application program is constructed separately from the disc itself.
[0059]
With such a system, for example, when the user pays for the application program AP1 and knows the application encryption, the application encryption for the application program AP1 can be input in response to the input request in step F407.
[0060]
As the operation of Step F408 based on the cryptographic system, it is determined whether or not the correct application cipher is input by the user.
In the cryptographic system, application ciphers are recorded for each of the recorded application programs AP1 and AP2. Therefore, the recorded application ciphers are collated with the input application ciphers. If the application cipher input by the user matches the application cipher of either the application program AP1 or AP2, it is assumed that the correct application cipher is input.
[0061]
If it is determined that the user has correctly input the application encryption, the process proceeds from step F408 to F409. Then, the application system corresponding to the input application cipher and the application test version corresponding to the application program for which the application cipher is not input can be managed by the file system FS2, that is, the file system FS2 is set as a bootable file. Update. This is the operation of the upper broken line (2) in FIGS.
[0062]
On the other hand, if the user has not entered anything in response to the input request in step F407, or if the user has entered an incorrect application cipher without paying the consideration, etc., in step F408 A negative result is output and the process proceeds to step F410. In this case, assuming that none of the recorded application programs is selected, the application test version corresponding to each application program can be managed by the file system FS2, that is, the file system so as to be a bootable file. FS2 is updated (the operation indicated by the broken line {circle over (2)} in FIGS. 7A and 7B).
[0063]
The processing of steps F409 and F410 will be specifically described as follows.
For example, it is assumed that the user inputs a correct application encryption for the application program AP1. In step F409, the file system FS2 is updated so that the application program AP1 and the application test version AP2TEST can be managed.
Such a state is shown in each lower stage of FIGS. 7 (a) and 7 (b). The solid line arrow from the file system FS2 in the figure indicates a state managed from the file system FS2, that is, the file system FS2 reads / writes from / to the rewritable area ARW, the encryption system, It shows that the application program AP1 and application test version AP2TEST can be activated.
[0064]
If the user does not input the correct application encryption for either of the application programs AP1 and AP2, the file system FS2 is updated so that the application test versions AP1TEST and AP2TEST can be managed in the process of step F410.
In this state, as shown in FIGS. 8A and 8B, from the file system FS2, writing / reading in the rewritable area ARW and activation of the cryptographic system and application test versions AP1TEST and AP2TEST are possible. It is in a state that has been.
[0065]
In addition, in response to the input request in step F407, correct application ciphers can be input for both of the application programs AP1 and AP2, but in this case, the application programs AP1 and AP2 can be managed by the processing in step F409. The file system FS2 is updated. That is, as shown in FIGS. 9 (a) and 9 (b), the file system FS2 allows writing / reading in the rewritable area ARW and activation of the cryptographic system and application programs AP1 and AP2. Become.
[0066]
With the processing up to step F409 (or F410) as described above, the application registration processing executed as a series of processing at the time of logical formatting and logical formatting is completed, but processing of step F411 is performed as an accompanying processing of the logical formatting by the setup system. Is done. That is, based on the program of the setup system, the host computer 2 resets and restarts, or requests the user to remove the disk 90 and then load it again, and finishes the series of processes.
[0067]
After resetting or inserting / removing the disk, the flag is first read in the process of FIG. 11. Therefore, if the disk has been logically formatted, it is determined that the flag is off.
Accordingly, when a read / write command is generated by the host computer 2 for the disk 90 as shown in FIG. 12 (F300), the recording / reproducing apparatus 1 checks the flag (F301) and the flag is off. Therefore, the process proceeds from step F302 to F304, address conversion is performed so that the head of the rewritable area ARW of the disk 90 is address 0, and the recording or reproduction operation requested in step F305 is executed.
[0068]
Therefore, with respect to the disk 90 at the stage where the logical formatting has been performed, the recording / reproducing apparatus 1 recognizes the head of the rewritable area ARW as the address 0 as shown in the lower sections of FIGS. 7 (a) and 7 (b). Therefore, when a read / write request is generated, the file system FS2 is first accessed. That is, the host computer 2 can use the rewritable area ARW for desired data recording / reproduction.
[0069]
Note that, depending on the model of the host computer 2, there is also a type in which a file system read from a once loaded medium is saved at the time of resetting. In this case, even if it is started after the logical formatting, it is started based on the file system FS1 read before the logical formatting. Therefore, when supporting such a model, a change of the file system is transmitted as step F411A, and a new file system is read at the subsequent restart. That is, the file system FS2 is read.
[0070]
With respect to the format, the disk 90 in which the physical format and the logical format have been completed is formed until the above processing. However, as described above, the flag is set when the physical format is performed, and the recording / reproducing apparatus With the flag set, the head of the ROM area AE is regarded as address 0. Accordingly, the file system FS1 recorded at the head of the ROM area AE at that time can be accessed, and the file managed by the file system FS1 in the ROM area AE can be activated. In other words, it is possible to start the setup system or the cryptographic system and perform logical formatting.
[0071]
If the application test versions AP1TEST and AP2TEST are managed by the file system FS1 as indicated by a broken line in FIG. 5D, this time (that is, only the physical format is completed, the factory shipment time ( The application test versions AP1TEST and AP2TEST can be activated at the time of sale at the time of over-the-counter sales), and the general contents of the recorded application programs AP1 and AP2 can be known.
[0072]
When a logical format is performed, the flag is cleared accordingly, and the recording / reproducing apparatus regards the head of the rewritable area ARW as address 0 by clearing the flag. Therefore, after the logical format, the file system FS2 recorded at the head of the rewritable area ARW can be accessed, that is, the rewritable area ARW can be used.
At the time of this logical format, application registration is also performed as described above, so that the application program that has entered the application cipher can be started and used as software, and application registration is not performed. About the application program, the contents can be easily known by the application test version.
[0073]
In the case of such a system, it is not necessary for the manufacturer to perform logical formatting before the shipment of the disk, and a partial ROM disk can be handled by an existing OS. In particular, the file system FS1 to be recorded in the ROM area is advantageous in that versatility can be improved by recording it with, for example, a FAT system and reading it with almost any kind of OS.
[0074]
Further, for example, even if an accident that causes the file system FS2 to be broken occurs, the rewritable area ARW of the disk can be used by performing the physical format and the logical format again.
[0075]
By the way, even when the logical format is finished and the disk 90 is used including the rewritable area ARW, the application registration process can be performed.
Further, as described above, it is not always necessary to execute the application registration process simultaneously with the logical format.
[0076]
In the processing example of FIG. 13, the application registration process can be executed simultaneously with the logical format as described above, and the application registration process can be executed at an arbitrary time after the logical format.
When the disk 90 is loaded into the recording / reproducing apparatus 1 after the logical formatting and the execution of the application registration process is instructed, the flag has already been cleared, and the process of FIG. 13 proceeds from step F402 to F412. .
Then, an application registration process, that is, a process for enabling an application program that cannot be started from the file system FS2 at that time is performed as a process after step F412.
[0077]
For this reason, the encryption system recorded in the ROM area AE is first activated in step F412. At this time (after logical formatting), since the head of the rewritable area ARW is regarded as the address 0, the activation of the encryption system is an operation based on management in the file system FS2.
Then, based on a program for application registration in the encryption system, in step F413, the user is requested to input application encryption. Further, as the operation of step F414, it is determined whether or not a correct application cipher has been input by the user.
[0078]
If it is determined that the correct application cipher has been input, the process proceeds to step F415, and the file system is set so that the application program corresponding to the input application cipher can be managed by the file system FS2, that is, can be activated. Update FS2.
On the other hand, if the correct application cipher is not input, the process ends from step F414. That is, the file system FS2 is not updated.
[0079]
A specific example of such an application registration operation is as follows. For example, as shown in the lower part of FIG. 7 at a certain time point, only the application program AP1 can be used, and only the application test version AP2TEST can be used for the application program AP2.
[0080]
At this time, for example, the user starts the application test version AP2TEST. As a result, the user likes the function as software and wants to be able to use the application program AP2. Then, the user pays the price for the application program AP2 to the maker side, and has the maker side teach the application code for the application program AP2. Then, the application registration process described above is executed, and the application cipher of the application program AP2 is input in response to the input request in step F413.
[0081]
In response to this, the process of step F415 is performed, and the file system FS2 is updated so that the application program AP2 can be managed by the file system FS2 as an operation based on the program in the encryption system.
[0082]
Since the application test version AP2TEST is substantially unnecessary by enabling the application program AP2 to be activated, the application test version AP2TEST is deleted from the management of the file system FS2 as a process of step F416 indicated by a broken line. It may be. Of course, the processing of step F416 may not be performed, and the application test version that is no longer necessary may be activated.
[0083]
The state in which the application program AP2 is additionally registered from the respective lower stages of FIGS. 7A and 7B is the state of FIGS. 9A and 9B. In FIGS. 9A and 9B, the application test version AP2TEST is deleted from the management state on the file system FS2.
[0084]
As described above, in this example, the user can use the application program recorded on the disk 90 at an arbitrary time. In other words, after the disk 90 is purchased, the recorded application program is selected as necessary, and is purchased for each application program each time (the application encryption is obtained at a price to be activated). Can do.
[0085]
Therefore, the manufacturer can record a plurality of types of application programs to be sold individually as software on a single disc. That is, it is not necessary to manufacture a disc in which different data (application program) is recorded for each type of software, and various types of software media can be manufactured by pressing from one master disc. As a result, the manufacturing process can be greatly simplified, and the manufacturing cost can be greatly reduced. In the above example, two types of application programs AP1 and AP2 are recorded on the disk 90. However, if more types of application programs are recorded, such an effect becomes remarkable. Not too long.
From the user's perspective, there is no need to bother buying a new disc when you want new software.
[0086]
As shown in FIG. 5C, it may be possible not to record the application test versions AP1TEST and AP2TEST. In this case, the application test version cannot be used experimentally, and the other points are the same as in the above example.
[0087]
Further, the present invention can be applied to a disk that only contains one type of application program. For example, one type of application program and its application test version are recorded, and only a user who has paid a value can start the application program. In this case, for example, the disk itself is provided to a large number of people without taking any special price or at a low price, and only the person who likes using the application test version pays the official application for the original application. A software provision form that enables the use of a program is conceivable.
[0088]
Although examples as the embodiments have been described above, various modifications can be considered as the present invention. In particular, the specific format processing and application registration processing are not limited to the processing method in the above example.
[0089]
In addition, being able to manage activation / impossibility for each application program also means that it is possible to manage the activation period and the number of activations for each application program, for example.
For example, for a single application program, a plurality of application ciphers are set, and a personality such as permanent use permission, limited use permission, and limited use permission is assigned to each application program. Then, as the program in the encryption system, the usage permission form is determined from the input application encryption. For example, if the use permission is for a limited time, the application program is automatically stored in the file system FS2 after the date and time has passed. It is also possible to delete from the management state.
[0090]
It is also conceivable to record an ID code unique to the disk at a predetermined position in the rewritable area ARE of the disk (attach the ID code to a disk package etc. so that the user who purchased the disk knows it). Record the ID code according to user input). By doing so, it is possible to create a disk-specific application encryption from the ID code on the system. When the cryptographic system is activated, the ID code recorded by the system can be read to create a unique application cipher for each disk. In this case, the application cipher differs for each disk medium. Therefore, if the disk is stolen, the application cannot be started.
[0091]
Further, although the embodiment has been described by taking a partial ROM disk as an example, the present invention can be widely applied to a recording medium provided with a reproduction-only area and a recording / reproduction area.
[0092]
【The invention's effect】
As described above, the present invention records only an application program in which an application cipher assigned for each type of application program is input among one or a plurality of application programs recorded in the reproduction-only area. An application program formed in the reproduction area and managed by a management system that manages recording / reproduction of data and in which the application code is input can be started.
[0093]
As a result, for example, when various types of application programs are recorded on one recording medium, the recording medium is provided as different software in which the application programs required by each user are recorded corresponding to each user. be able to. That is, many kinds of software media can be manufactured as the same physical recording medium, and the manufacturing process can be greatly simplified and the manufacturing cost can be reduced. In addition, user convenience is improved.
Even when one type of application program is recorded, a new form can be realized as a form of providing the application program, and the convenience of the user can be measured.
[0094]
In addition, for application programs that do not require application encryption input, if the application trial program can be started, the user can use the software on a trial basis, introducing the software, making user purchase decisions, etc. Will be a great help.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of various disks.
FIG. 2 is an explanatory diagram of an area structure of a partial ROM disk.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a structure of a user area of a partial ROM disk.
FIG. 4 is a block diagram of a recording / reproducing apparatus according to an embodiment.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a state before the physical formatting of the partial ROM disk in the embodiment.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a state after the physical formatting of the partial ROM disk in the embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a logical format of a partial ROM disk and a state at the time of application registration in the embodiment.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a state when application registration of a partial ROM disk is not performed in the embodiment.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a state example at the time of application registration of the partial ROM disk in the embodiment;
FIG. 10 is a flowchart of physical format processing in the embodiment.
FIG. 11 is a flowchart of processing when a disc is inserted in the embodiment;
FIG. 12 is a flowchart at the time of read / write processing in the embodiment;
FIG. 13 is a flowchart of logical format and application registration processing in the embodiment;
[Explanation of symbols]
1 recording / reproducing apparatus, 2 host computer, 11 controller, 12 encoder / decoder, 14 magnetic head, 15 optical head, 19 DSP, 90 disk, AE ROM area, ARW rewritable area, AP1, AP2 application program, AP1test, AP2test application test Edition

Claims (4)

記録再生領域と、少なくとも１又は複数のアプリケーションプログラム、及び前記アプリケーションプログラムの種別毎に割り当てられているアプリケーション暗号の管理のための管理情報を備えている第１のファイルシステムが記録された再生専用領域とが設けられている記録媒体を記録再生する記録再生装置において、
前記第１のファイルシステムを読出して、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているアプリケーション暗号の管理のための第２のファイルシステムを前記管理情報に基づいて生成して、前記記録再生領域に書込み、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているアプリケーション暗号の入力要求を行なわせ、入力が行われると、該アプリケーションプログラムを管理可能となるように前記第２のファイルシステムを更新するように制御することにより、その入力されたアプリケーション暗号に相当するアプリケーションプログラムを起動可能とするアプリケーション暗号処理手段を備えている
ことを特徴とする記録再生装置。 A recording / playback area, at least one or more application programs, and a playback-only area in which a first file system including management information for managing application ciphers assigned for each type of the application program is recorded In a recording / reproducing apparatus for recording / reproducing a recording medium provided with
Reading the first file system, generating a second file system for managing application ciphers assigned to the application program based on the management information, writing to the recording / reproducing area, and writing the application The application cipher assigned to the program is requested to be input, and when the input is performed, the application program is controlled to update the second file system so that the application program can be managed. A recording / reproducing apparatus comprising an application encryption processing unit that can activate an application program corresponding to the application encryption. 前記再生専用領域には、記録されているアプリケーションプログラムに対応するアプリケーション試用プログラムが記録されており、
アプリケーション暗号処理手段は、アプリケーション暗号の入力がないアプリケーションプログラムについては、そのアプリケーションプログラムに対応するアプリケーション試用プログラムを起動可能とさせることを特徴とする請求項１に記載の記録再生装置。In the reproduction-only area, an application trial program corresponding to the recorded application program is recorded,
2. The recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the application encryption processing unit enables an application trial program corresponding to the application program to be activated for an application program without an application encryption input. 記録再生領域と、少なくとも１又は複数のアプリケーションプログラム、及び前記アプリケーションプログラムの種別毎に割り当てられているアプリケーション暗号の管理のための管理情報を備えている第１のファイルシステムが記録された再生専用領域とが設けられている記録媒体に関するアプリケーション起動方法として、
前記第１のファイルシステムが読出されると、前記アプリケーションプログラムに割り当てられているアプリケーション暗号の管理のための第２のファイルシステムが前記管理情報に基づいて生成され、前記記録再生領域に書込こまれる書込み処理と、
前記アプリケーションプログラムに割り当てられているアプリケーション暗号の入力が行われると、該アプリケーションプログラムを管理可能となるように前記第２のファイルシステムが更新される更新処理とを実行し、
再生専用領域に記録されたアプリケーションプログラムの中で、アプリケーション暗号の入力が行なわれたアプリケーションプログラムのみを、前記記録再生領域内に形成された前記第２のファイルシステムでの管理対象とし、そのアプリケーション暗号の入力が行なわれたアプリケーションプログラムを起動可能とすることを特徴とするアプリケーション起動方法。A recording / playback area, at least one or more application programs , and a playback-only area in which a first file system including management information for managing application ciphers assigned for each type of the application program is recorded As an application activation method for recording media provided with
When the first file system is read, a second file system for managing application ciphers assigned to the application program is generated based on the management information and written to the recording / playback area. Writing process
When an application cipher assigned to the application program is input, an update process is executed in which the second file system is updated so that the application program can be managed,
In the application program recorded in the reproduction-only area, only the application program input applications encryption has been performed, and managed by the recording and reproduction area and the second file system formed in its An application activation method characterized in that an application program to which an application encryption is input can be activated. 前記再生専用領域に記録されたアプリケーションプログラムの中で、アプリケーション暗号の入力が行なわれないアプリケーションプログラムについては、そのアプリケーションプログラムに対応して前記再生専用領域に記録されているアプリケーション試用プログラムを起動可能とすることを特徴とする請求項３に記載のアプリケーション起動方法。  Among application programs recorded in the reproduction-only area, for application programs for which application encryption is not input, an application trial program recorded in the reproduction-only area can be started corresponding to the application program The application starting method according to claim 3, wherein:

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