JP4031006B2 - 無線通信システム、無線送信機及び無線受信機 - Google Patents

無線通信システム、無線送信機及び無線受信機 Download PDF

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Description

本発明は、無線によりデータの送受信を行うRFタグなどの無線送信機及びRFタグリーダ等の無線受信機から構成される無線通信システム、これに用いられる無線送信機及び無線受信機に関する。
従来、RFタグリーダが自身の受信エリア内に存在するRFタグの識別処理を行う場合、複数のRFタグからの信号もしくは応答信号が衝突して、識別のための信号もしくは応答信号を受信できない場合がある。
このため、特定小電力データ伝送用周波数帯域の無線機を利用した、双方向の通信を行う伝送装置として、受信データの電界強度を所定の閾値と比較し、比較結果によりデータブロック長を短/長に変更し、無線通信の衝突を防止する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−119538号公報
上記特許文献1に示す伝送装置において、例えば、データ伝送装置Aとデータ伝送装置Bの間で通信を行う際、他のデータ伝送装置Cとデータ伝送装置Dとの間での通信が近接した距離で同一周波数にて実施されている場合、データ伝送装置Aはデータ伝送装置Bの受信信号レベルをもとに、その電界強度から送信データ出力と、データブロック長を制御し、他のデータ伝送装置Cとデータ伝送装置Dとの間の通信との混信を抑制するものである。また受信側は電界強度の閾値判定により、送信データのブロック長を推定するものである。
しかしながら、上述した伝送装置は、複数と言っても2台間の通信を制御するものであり、RFタグリーダとRFタグとの識別処理における通信のように、1対n(n>1の整数)の双方向通信を行う場合に対応するよう構成されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、受信エリア内のRFタグが増加し、RFタグリーダが1対nの関係でデータの送受信を行う際に、受信エリア内のRFタグからの信号もしくは応答信号の衝突の比率を、従来に比較して低減させることができる無線通信システム、これに用いられる無線送信機及び無線受信機を提供することを目的とする。
本発明の無線送信機は、入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド符号化のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記クロックの周波数を逓倍する制御部とを有することを特徴とする。
本発明の無線送信機は、プリアンブルを前記データに付与するプリアンブル部を有し、このプリアンブル部にクロックの周波数を示すクロック情報が付加されていることを特徴とする。
本発明の無線送信機は、前記クロック情報がクロックの周波数に応じて制御される終端パルス長の長さ、または前記クロック情報がクロックの周波数に応じて制御されるプリアンブルのパターンであることを特徴とする。
本発明の無線送信機は、入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド変調のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記送信するデータのデータ長を短くする制御部とを有することを特徴とする。
本発明の無線送信機は、プリアンブルを前記データに付与するプリアンブル部を有し、このプリアンブル部が送信するデータのデータ長に応じてプリアンブルのパターンを変更することを特徴とする。
本発明の無線送信機は、ベースバンド符号化されたデータにフラグを付与するフラグ挿入部を有し、このフラグ挿入部が送信するデータのデータ長に応じて挿入するフラグを変更することを特徴とする。
本発明の無線受信機は、付加されるプリアンブルのクロック情報により、送信信号のベースバンド符号化のクロック数が示されたパケットを無線通信機から受信する無線受信機であって、前記パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うとともに、プリアンブルのクロック情報を抽出するプリアンブルマッチング部と、前記クロック情報により、ベースバンド復号のクロックを制御するデータサンプリングクロック部と、前記クロックにより前記データのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有することを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド符号化のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記クロックの周波数を逓倍する制御部と、クロックの周波数を示すクロック情報が付加されたプリアンブルを前記データに付与してパケットとするプリアンブル部と、このパケットを変調して送信信号として発信する発信部とを有する無線送信機と、前記送信信号を受信し、この送信信号を復調してパケットとする受信部と、パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うとともに、プリアンブルのクロック情報を抽出するプリアンブルマッチング部と、前記クロック情報により、ベースバンド復号のクロックを制御するデータサンプリングクロック部と、前記クロックにより送信されたデータのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有する無線受信機とを有することを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド変調のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記送信するデータのデータ長を短くする制御部と、送信するデータのデータ長を示すデータ長情報が付加されたプリアンブルを前記データに付与してパケットとするプリアンブル部と、このパケットを変調して送信信号として発信する発信部とを有する無線送信機と、前記送信信号を受信し、この送信信号を復調してパケットとする受信部と、パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うとともに、プリアンブルのクロック情報を抽出するプリアンブルマッチング部と、このパケットをクロックによりベースバンド復号するベースバンド復号部と、前記クロック情報により、送信されたデータのデータ長を検出する制御部と、検出されたデータ長に基づき送信されたデータのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有する無線受信機とを有することを特徴とする。
本発明の無線通信システムは、入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド変調のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記送信するデータのデータ長を短くする制御部と、送信するデータのデータ長を示すフラグを付加するフラグ挿入部と、このフラグが付加されたデータにプリアンブルを付与してパケットとするプリアンブル部と、このパケットを変調して送信信号として発信する発信部とを有すう無線送信機と、前記送信信号を受信し、この送信信号を復調してパケットとする受信部と、パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うプリアンブルマッチング部と、フラグの識別を行うフラグ識別部と、前記フラグにより、送信されたデータのデータ長を検出する制御部と、検出されたデータ長に基づき送信されたデータのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有する無線受信機とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明の無線通信システムによれば、キャリア検出率が高い場合に、複数の無線送信機からの無線パケットの衝突確率が高くなるため、キャリア検出率があらかじめ設定されている閾値を超えた場合、ベースバンド符号化する場合のクロック周波数を逓倍することにより、パケット長を短くすることができ、所定期間に複数の無線パケットが衝突する確率を低下させることが可能となり、効率的な無線通信を行うことができる。
また、本発明の無線通信システムによれば、キャリア検出率が高い場合に、複数の無線送信機からの無線パケットの衝突確率が高くなるため、キャリア検出率があらかじめ設定されている閾値を超えた場合、送信するデータのデータ長を短くすることにより、パケット長を短くすることができ、所定期間に複数の無線パケットが衝突する確率を低下させることが可能となり、効率的な無線通信を行うことができる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態による無線通信システムを図面を参照して説明する。図1は同実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
この図1において、送信機1は、RFタグ,ICタグなどの小電力無線を用いた無線送信機であり、無線変調部11,キャリア検出部12,制御部13,プリアンブル挿入部14、ベースバンド符号化部15、クロック部16,データメモリ部17を有している。
受信機2は、上記RFタグやICタグなどから識別番号などを収集して、タグの識別処理を行うタグリーダなどであり、無線復調部21,プリアンブルマッチング部22,制御部23,ベースバンド復号部24,データサンプリングクロック部25,インターフェース部26を有している。ここで、クロック部16及びデータサンプリングクロック部25は、水晶発振子,スイッチ及びクロック逓倍器が設けられキャリア検出率が閾値を超えた場合、スイッチによりクロック逓倍器を介して、周波数を上げる構成となっている。
次に、図1,図2,図3,及び図4を参照して、第1の実施形態による無線通信システムの動作を説明する。図2は送信機1の動作例を示すフローチャートであり、図4は受信機2の動作例を示すフローチャートである。図3は、キャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるクロックの制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。
まず、送信機1の動作を図2のフローチャートに従い説明する。
ステップS1において、キャリア検出部12は、受信機2からのデータ収集の制御信号を受信し、自身を識別するID(識別情報)と、記憶されている固有情報や測定などにより取得した情報からなる送信データ(信号もしくは応答信号)をデータメモリ17から読み出し、この送信データを受信機2に発信する際、自身の送信データの発信に用いている周波数帯近傍におけるキャリア検出を行う。
次に、ステップS2において、キャリア検出12は、測定されるキャリアがあらかじめ設定されている時間率を超えて検出されているか否か、すなわち、所定の測定時間内にキャリアが存在する時間を測定時間で除算した数値(以降、キャリア検出率とする)が閾値を超えているか否かの検出を行う。
このとき、キャリア検出12は、上記キャリア検出率が設定されている閾値を超えていないことを検出した場合、超えていないことを示す通知信号を制御部13へ出力するとともに処理をステップ3へ進め、一方、上記キャリア検出率が設定されている閾値を超えていることを検出した場合、超えていることを示す通知信号を制御部13へ出力するとともに処理をステップ8へ進める。
このとき、制御部13は上記通知信号を受信すると、データメモリ17から送信機1のID及びペイロードを読み出し、ベースバンド符号化部15へ出力する。
次に、ステップS3において、制御部13は、ベースバンド符号化に用いるクロックの周波数が1/Td1とする制御信号をクロック部16へ出力する。ここで、Td1はクロックの周期である。
これにより、クロック部16は、ベースバンド符号化部15に対して供給するクロックの周波数を、クロックの周波数が1/Td1に対応したものに変更する。
そして、ベースバンド符号化部15は、周波数が1/Td1のクロックにより、送信データの符号化(マンチェスター符号化,NRZ,NRZIなどのビット区間で電圧の状態をクロックに同期させて、高低の電圧レベルにて変化させるため、クロックの周波数が検出し易い符号形式)を行い、符号化されたベースバンド信号をプリアンブル挿入部14へ出力する
次に、ステップS4において、プリアンブル挿入部14は、ベースバンド信号に付加するプリアンブルの終端パルスのパルス幅を、T1とする。このパルス幅T1は、ベースバンド符号化が1/Td1の周波数のクロックによって行われたことを示すものである。このパルス幅T1とパルス幅Td1との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS5において、プリアンブル挿入部14は、図3に示すように、終端パルスの周波数が1/T1の所定のパターンのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
次に、ステップS6において、無線変調部11は、入力されるパケットを、所定の周波数の変調クロックにより変調する。
そして、ステップS7において、無線変調部11は、変調した無線パケットをアンテナを介して、受信機2に対して発信する。
一方、ステップS8において、制御部13は、ベースバンド符号化に用いるクロックの周波数を1/Td2とする制御信号をクロック部16へ出力する。
これにより、クロック部16は、ベースバンド符号化部15に対して供給するクロックの周波数を、クロックのパルス幅Td2に対応したものに変更する。
そして、ベースバンド符号化部15は、周波数が1/Td2のクロックにより、送信データの符号化(マンチェスター符号化,NRZ,NRZIなどのビット区間で電圧の状態をクロックに同期させて、高低の電圧レベルにて変化させるため、クロックの周波数が検出し易い符号形式)を行い、符号化されたベースバンド信号をプリアンブル挿入部14へ出力する。
次に、ステップS9において、プリアンブル挿入部14は、ベースバンド信号に付加するプリアンブルの終端パルスのパルス幅をT2とする。このパルス幅T2は、ベースバンド符号化がパルス幅Td2の周波数のクロックによって行われたことを示すものである。このパルス幅T2とパルス幅Td2との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS5において、プリアンブル挿入部14は、図3に示すように、終端パルスのパルス幅がT2の所定のパターンのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
上述したように、キャリア検出率が設定された閾値を超えない場合、ベースバンド符号化に用いるクロックのパルス幅をTd1とし、キャリア検出率が設定された閾値を超えた場合、ベースバンド符号化に用いるクロックの周波数を1/Td2とし、Td1>Td2(一般的に、Td1=N×Td2(N=2,3,4,…)であり、N=2とするとデータ長が1/2となり、パケットを短くするのに有効となる)の関係となっている。
このため、ベースバンド符号化された後のベースバンド信号の時間的な長さが、キャリア検出率が設定された閾値を超えない場合に比較して、キャリア検出率が設定された閾値を超えた場合に短くなり、複数の送信機1からの無線パケットの衝突の確率を低減することができる。
ここで、上記閾値は送信タイミングにおいて、例えば、10回中の5回(50%)以上でキャリア検出された場合に、次に実際に無線パケットを送信するタイミング、すなわちキャリアが検出されずに無線パケットを送信する送信タイミングにおいて、ベースバンド符号化に用いるクロックの周波数を上げる(または送信データのデータ長(ビット数)を削減する)処理を行う。
そして、ベースバンド符号化に用いるクロックの周波数を上げる(または送信データのデータ長(ビット数)を削減する)処理を行った後、以降の送信タイミングにおいて、10回中の5回(50%)未満でキャリア検出された場合に、次に実際に無線パケットを送信するタイミングにおいて、変更したクロックの周波数(または送信データ長)を元に戻す。
次に、受信機2の動作を図4のフローチャートに従い説明する。
ステップS11において、無線復調部21は、アンテナを介して受信した無線パケットを、送信機1の無線変調部11が使用していた変調クロックと同様の周波数の復調クロックを用いて復調してパケットを再生する。
次に、ステップS12において、プリアンブルマッチング部22は、入力されるパケットにおけるプリアンブルのパターンマッチングを行い、受信したパケットが受信機2が受信するものであるか否かの検出を行い、パターンが受信機2が受信するものでない場合、パケットを破棄して以降の処理を行わず、一方、パターンが受信機2の受信するものであることを検出した場合、プリアンブルの終端パルス幅の検出(測定)を行い、検出された終端パルス幅を制御部23へ出力する。
そして、プリアンブルマッチング部22は、プリアンブルをパケットから削除して、ベースバンド信号としてベースバンド復号部24へ出力する。
次に、ステップS13において、制御部23は、入力される終端パルス幅の検出、すなわち入力される終端パルス幅がT1かT2のいずれであるかの検出を行う。
このとき、制御部23は、入力される終端パルス幅がT1であることを検出した場合、処理をステップS14へ進め、一方、入力される終端パルス幅がT2であることを検出した場合、処理をステップS17へ進める。
次に、ステップS14において、制御部23は、ベースバンド復号部24へ供給するデータサンプリング用のクロックの周波数が1/Td1となるように、データサンプリングクロック部25に対して制御信号を出力する。
これにより、データサンプリングクロック部25は、1/Td1の周波数のクロックをベースバンド復号部24に対して供給し、処理をステップS15へ進める。
次に、ステップS15において、ベースバンド復号部24は、上記クロックによりデータのサンプリング処理等を行い、プリアンブルマッチング部22から入力されるベースバンド信号を、送信機1のベースバンド符号化部15が行った符号化に対応した復号処理を行うことで復号し(マンチェスター符号化,NRZ,NRZI等に対する復号処理)、必要に応じて誤り訂正を行い、処理結果として送信データを再生する。
次に、ステップS16において、ベースバンド復号部23は、再生した送信データをインターフェース部16へ送信する。
そして、インターフェース部16は、シリアルインターフェースまたはEthernet(登録商標)インターフェース等であり、それぞれのインターフェースのデータ形式に送信データを変更して、外部の装置へ出力する。
また、ステップ17において、制御部23は、ベースバンド復号部24へ供給するデータサンプリング用のクロックの周波数を1/Td2となるように、データサンプリングクロック部25に対して制御信号を出力する。
これにより、データサンプリングクロック部25は、1/Td2の周波数のクロックをベースバンド復号部24に対して供給し、処理をステップS15へ進める。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態による無線通信システムを図面を参照して説明する。図5は同実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
第2の実施形態による無線通信システムの図5において、第1の実施形態による無線通信システムと同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
この図5において、送信機1は、RFタグ,ICタグなどの小電力無線を用いた無線送信機であり、無線変調部11,キャリア検出部12,制御部13,プリアンブル挿入部14、ベースバンド符号化部15、クロック部16,データメモリ部17を有している。
また、受信機2は、上記RFタグやICタグなどから識別番号などを収集して、タグの識別処理を行うタグリーダなどであり、無線復調部21,プリアンブルAマッチング部22A,プリアンブルBマッチング部22B,制御部23,ベースバンド復号部24,データサンプリングクロック部25,インターフェース部26を有している。
次に、図5,図6,図7,及び図8を参照して、第2の実施形態による無線通信システムの動作を説明する。図6は送信機1の動作例を示すフローチャートであり、図8は受信機2の動作例を示すフローチャートである。図7は、キャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるクロックの制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。
まず、送信機1の動作を図6のフローチャートに従い説明する。
ここで、ステップS1,S2,S3,S6,S7及びS8の処理については、第1の実施形態の図2のフローチャートと同様のため、説明を省略する。
ステップS1からステップS3,ステップS8により、ベースバンド符号化に用いるクロックが設定される。
次に、ステップS24において、プリアンブル挿入部14は、ベースバンド信号に付加するプリアンブルのパターンの型をパターンAとする。このパターンAは、ベースバンド符号化が1/Td1の周波数のクロックによって行われたことを示すものである。このパターンAとパルス幅Td1との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS25において、プリアンブル挿入部14は、図7に示すように、パターンAのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
ここで用いるパターンA及びパターンBのデータはデータメモリ部17に予め記憶されており、その都度、プリアンブル挿入部14がデータメモリ部17からパターンA及びパターンBのデータを読み出して用いる。
次に、ステップS29において、プリアンブル挿入部14は、ベースバンド信号に付加するプリアンブルのパターンの型をパターンBとする。このパターンBは、ベースバンド符号化が1/Td2の周波数のクロックによって行われたことを示すものである。このパターンBとパルス幅Td2との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS25において、プリアンブル挿入部14は、図7に示すように、パターンBのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
上述したように、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、ベースバンド符号化された後のベースバンド信号の時間的な長さが、キャリア検出率が設定された閾値を超えない場合に比較して、キャリア検出率が設定された閾値を超えた場合に短くなり、複数の送信機1からの無線パケットの衝突の確率を低減することができる。
次に、受信機2の動作を図8のフローチャートに従い説明する。
ここで、送信機1の動作の説明と同様に、S14〜S17の処理については、第1の実施形態の図のフローチャートと同様のため、説明を省略する。
ステップS11において、無線復調部21は、アンテナを介して受信した無線パケットを、送信機1の無線変調部11が使用していた変調クロックと同様の周波数の復調クロックを用いて復調してパケットを再生する。
次に、ステップS22において、プリアンブルマッチング部22Aは、入力されるパケットにおけるプリアンブルのパターンマッチングを行い、受信したパケットが受信機2が受信するものであるか否かの検出を行い、パターンが受信機2が受信するものでない場合、パケットを破棄して以降の処理を行わず、一方、パターンが受信機2の受信するものであることを検出した場合、プリアンブルのパターンがパターンAであるか否かの検出(測定)を行う。
そして、プリアンブルマッチング部22Aは、プリアンブルのパターンの型がAであることを検出すると、パターンがAであることを示すパターン確認信号を制御部23へ出力し、プリアンブルのパターンがAでないことを検出すると、パターンがAでないことを示すパターン確認信号を制御部23へ出力する。
そして、プリアンブルマッチング部22Aは、プリアンブルをパケットから削除して、ベースバンド信号としてベースバンド復号部24へ出力する。
また、プリアンブルマッチング部22Bは、入力されるパケットにおけるプリアンブルのパターンマッチングを行い、受信したパケットが受信機2が受信するものであるか否かの検出を行い、パターンが受信機2が受信するものでない場合、パケットを破棄して以降の処理を行わず、一方、パターンが受信機2の受信するものであることを検出した場合、プリアンブルのパターンがパターンBであるか否かの検出(測定)を行う。
そして、プリアンブルマッチング部22Bは、プリアンブルのパターンの型がBであることを検出すると、パターンがBであることを示すパターン確認信号を制御部23へ出力し、プリアンブルのパターンがBでないことを検出すると、パターンがBでないことを示すパターン確認信号を制御部23へ出力する。
そして、プリアンブルマッチング部22Bは、プリアンブルをパケットから削除して、ベースバンド信号としてベースバンド復号部24へ出力する。
次に、ステップS23において、制御部23は、入力されるパターン確認信号によるプリアンブルのパターンの型を検出、すなわち、パターン確認信号がパターンAを示すものかパターンBを示すものかのいずれであるかの検出を行う。
このとき、制御部23は、入力されるパターン確認信号によるパターンの型がAであることを検出した場合、処理をステップS14へ進め、一方、入力されるパターン確認信号によるパターンの型がBであることを検出した場合、処理をステップS17へ進める。
以降のステップS14〜S17の処理は、図4に示す第1の実施形態の受信機2の動作と同様のため、説明を省略する。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態による無線通信システムを図面を参照して説明する。図9は同実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
第3の実施形態による無線通信システムの図9において、第2の実施形態による無線通信システムと同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
この図9において、送信機1は、RFタグ,ICタグなどの小電力無線を用いた無線送信機であり、無線変調部11,キャリア検出部12,制御部13,プリアンブル挿入部14、ベースバンド符号化部15、クロック部16,データメモリ部17を有している。
また、受信機2は、上記RFタグやICタグなどから識別番号などを収集して、タグの識別処理を行うタグリーダなどであり、無線復調部21,プリアンブルAマッチング部22A,プリアンブルBマッチング部22B,制御部23,ベースバンド復号部24,データサンプリングクロック部25,インターフェース部26を有している。
この第3の実施形態においては、第1及び第2の実施形態と異なり、送信データのデータ長(ビット数)を削減して、送信機1が発信する無線パケットのパケット長を短くし、複数の送信機1からの無線パケットの衝突を削減するものである。
このため、クロック部16及びデータサンプリングクロック部25は各々対応する制御部13,23からの周波数変更の制御を受けることなく所定の周波数のクロックを、それぞれベースバンド符号化部15,ベースバンド復号部24へ供給している。
次に、図9,図10,図11,及び図12を参照して、第3の実施形態による無線通信システムの動作を説明する。図10は送信機1の動作例を示すフローチャートであり、図12は受信機2の動作例を示すフローチャートである。図11は、キャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるパケットにおけるデータ長(送信データのビット数)の制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。
まず、送信機1の動作を図10のフローチャートに従い説明する。
ここで、ステップS1,S6およびS7の処理については、第1及び第2の実施形態の図2,6のフローチャートと同様のため、説明を省略する。
ステップS32において、キャリア検出12は、ステップS1において測定されたキャリアがあらかじめ設定されている時間率を超えて検出されているか否か、すなわち、所定の測定時間内にキャリアが存在する時間を測定時間で除算した数値(以降、キャリア検出率とする)が閾値を超えているか否かの検出を行う。
このとき、キャリア検出12は、上記キャリア検出率が設定されている閾値を超えていないことを検出した場合、超えていないことを示す通知信号を制御部13へ出力するとともに処理をステップ33へ進め、一方、上記キャリア検出率が設定されている閾値を超えていることを検出した場合、超えていることを示す通知信号を制御部13へ出力するとともに処理をステップ38へ進める。
次に、ステップS33において、制御部13は、データメモリ部17から送信機1のID及びペイロード(送信機1の固有の情報やセンサにより測定されたデータなど)を含むデータを送信データとして読み出し、ベースバンド符号化部15へ出力する。
そして、ベースバンド符号化部15は、クロック部16から供給されるクロックにより、入力される送信機1のID及びペイロードを含む送信データの符号化(マンチェスター符号化,NRZ,NRZIなどのビット区間で電圧の状態をクロックに同期させて、高低の電圧レベルにて変化させるため、クロックの周波数が検出し易い符号形式)を行い、符号化されたベースバンド信号をプリアンブル挿入部14へ出力する。
次に、ステップS34において、プリアンブル挿入部14は、ベースバンド信号に付加するプリアンブルのパターンの型をパターンAとする。このパターンAは、ベースバンド信号(すなわち送信信号)が送信機1のID及びペイロードを含んでいることを示すものである。このパターンAと送信データのデータ長との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS35において、プリアンブル挿入部14は、図11に示すように、パターンAのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
ここで用いるパターンA及びパターンBのデータはデータメモリ部17に予め記憶されており、その都度、プリアンブル挿入部14がデータメモリ部17からパターンA及びパターンBのデータを読み出して用いる。
次に、ステップS38において、制御部13は、データメモリ部17から送信機1のIDのみを読み出し、ベースバンド符号化部15へ出力する。
そして、ベースバンド符号化部15は、クロック部16から供給されるクロックにより、入力される送信機1のIDのみの符号化を行い、符号化されたベースバンド信号をプリアンブル挿入部14へ出力する。
次に、ステップS39において、プリアンブル挿入部14は、ベースバンド信号に付加するプリアンブルのパターンの型をパターンとする。このパターンBは、ベースバンド信号(すなわち送信信号)が送信機1のIDのみであることを示すものである。このパターンBと送信データのデータ長との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS35において、プリアンブル挿入部14は、図11に示すように、パターンBのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
上述したように、第3の実施形態においては、第1及び第2の実施形態の様に、ベースバンド符号化を行う際のクロックの周波数を逓倍して、無線パケット長を短くするのではなく、送信する送信データのデータ長(ビット数)を削減して、無線パケット長を短くするものであるが、第1及び第2の実施形態と同様に、ベースバンド符号化された後のベースバンド信号の時間的な長さが、キャリア検出率が設定された閾値を超えない場合に比較して、キャリア検出率が設定された閾値を超えた場合に短くなり、複数の送信機1からの無線パケットの衝突の確率を低減することができる。
また、ベースバンド符号化部15において、誤り訂正を行うため、キャリア検出率が閾値に比較して低い場合、CRC32等の誤り検出符号が送信データに付加されるが、ペイロードを削除する場合に、この誤り検出符号も、キャリア検出率が閾値を超えた高い場合に対応して短いもの、例えばCRC16等を用いてビット数を削減することにより、さらにパケット長を短くすることが可能となり、無線パケットの衝突の確率を低減することができる。
次に、受信機2の動作を図12のフローチャートに従い説明する。
ここで、送信機1の動作の説明と同様に、S11,S22,S16の処理については、第の実施形態の図のフローチャートと同様のため、説明を省略する。
ステップS43において、制御部23は、入力されるパターン確認信号によるプリアンブルのパターンの型を検出、すなわち、パターン確認信号がパターンAを示すものかパターンBを示すものかのいずれであるかの検出を行う。
このとき、制御部23は、入力されるパターン確認信号によるパターンの型がAであることを検出した場合、処理をステップS44へ進め、一方、入力されるパターン確認信号によるパターンの型がBであることを検出した場合、処理をステップS47へ進める。
次に、ステップS44において、制御部23は、パターンの型がAであるため、ベースバンド信号が送信機1のID及びペイロードを含んでおり、このデータ長(ビット数)を検出し、かつ誤り検出符号がCRC32であることを検出し、ベースバンド復号部24に対して、データ長に対応した復号処理及び誤り検出符号に対応した誤り検出を行うよう制御信号を出力する。このとき、データ長が異なる場合でも、データの内容(ID,ペイロード,CRC符号)それぞれのビット長が固定されているため、無線送信機側と無線受信機側とであらかじめ認識している。したがって、制御部23は、ペイロードが削除されたとしても、全体のビット長は識別することが可能なため、識別したビット長により復号処理を行う。
次に、ステップS45において、ベースバンド復号部24は、データサンプリングクロック部25からのクロックにより、データのサンプリング処理等を行い、プリアンブルマッチング部22から入力されるベースバンド信号を、送信機1のベースバンド符号化部15が行った符号化に対応した復号処理を行うことで復号し(マンチェスター符号化,NRZ,NRZI等に対する復号処理)、制御部23からの制御信号に対応した誤り検出処理、すなわちCRC32を用いた誤り検出を行い、処理結果として送信データを再生し、処理をステップS16へ進める。
次に、ステップS47において、制御部23は、パターンの型がBであるため、ベースバンド信号が送信機1のIDのみであり、このデータ長(ビット数)を検出し、かつ誤り検出情報がCRC16であることを検出し、ベースバンド復号部24に対して、データ長に対応した復号処理及び誤り検出符号に対応した誤り検出を行うよう制御信号を出力する。
次に、ステップS48において、ベースバンド復号部24は、データサンプリングクロック部25からのクロックにより、データのサンプリング処理等を行い、プリアンブルマッチング部22から入力されるベースバンド信号を、送信機1のベースバンド符号化部15が行った符号化に対応した復号処理を行うことで復号し、制御部23からの制御信号に対応した誤り検出処理、すなわちCRC16を用いた誤り検出を行い、処理結果として送信データを再生し、処理をステップS16へ進める。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態による無線通信システムを図面を参照して説明する。図13は同実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
第4の実施形態による無線通信システムの図13において、第3の実施形態による無線通信システムと同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
この図13において、送信機1は、RFタグ,ICタグなどの小電力無線を用いた無線送信機であり、無線変調部11,キャリア検出部12,制御部13,プリアンブル挿入部14、ベースバンド符号化部15、クロック部16,データメモリ部17,フラグ挿入部18を有している。
また、受信機2は、上記RFタグやICタグなどから識別番号などを収集して、タグの識別処理を行うタグリーダなどであり、無線復調部21,プリアンブルマッチング部22,制御部23,ベースバンド復号部24,データサンプリングクロック部25,インターフェース部26,フラグ識別部28を有している。
この第4の実施形態においては、無線パケット長を短くする手法が第3の実施形態と同様であり、クロック部16及びデータサンプリングクロック部25は各々対応する制御部13,23からの周波数変更の制御を受けることなく所定の周波数のクロックを、それぞれベースバンド符号化部15,ベースバンド復号部24へ供給している。
次に、図13,図14,図15,及び図16を参照して、第4の実施形態による無線通信システムの動作を説明する。図14は送信機1の動作例を示すフローチャートであり、図16は受信機2の動作例を示すフローチャートである。図15は、キャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるパケットにおけるデータ長(送信データのビット数)の制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。
まず、送信機1の動作を図14のフローチャートに従い説明する。
ここで、ステップS1,S6,S7の処理については、第3の実施形態の図10のフローチャートと同様のため、説明を省略する。
ステップS52において、キャリア検出12は、ステップS1において測定されたキャリアがあらかじめ設定されている時間率を超えて検出されているか否か、すなわち、所定の測定時間内にキャリアが存在する時間を測定時間で除算した数値(以降、キャリア検出率とする)が閾値を超えているか否かの検出を行う。
このとき、キャリア検出12は、上記キャリア検出率が設定されている閾値を超えていないことを検出した場合、超えていないことを示す通知信号を制御部13へ出力するとともに処理をステップ53へ進め、一方、上記キャリア検出率が設定されている閾値を超えていることを検出した場合、超えていることを示す通知信号を制御部13へ出力するとともに処理をステップ58へ進める。
ステップS53において、制御部13は、データメモリ部17から送信機1のID及びペイロード(送信機1の固有の情報やセンサにより測定されたデータなど)を含むデータを送信データとして読み出し、ベースバンド符号化部15へ出力する。
そして、ベースバンド符号化部15は、クロック部16から供給されるクロックにより、入力される送信機1のID及びペイロードを含む送信データの符号化(マンチェスター符号化,NRZ,NRZIなどのビット区間で電圧の状態をクロックに同期させて、高低の電圧レベルにて変化させるため、クロックの周波数が検出し易い符号形式)を行い、符号化されたベースバンド信号をフラグ挿入部18へ出力する。
次に、ステップS54において、フラグ挿入部18は、図15に示す様に、データ長を示すフラグを挿入、例えば送信機1のID及びペイロードを含むデータ長が長い(ビット数が多い)送信データであるため、フラグのビットを「0」として、このフラグをベースバンド信号に付加し、処理をステップS55へ進める。
このフラグ「0」は、ベースバンド信号(すなわち送信信号)が送信機1のID及びペイロードを含んでいることを示すものである。このフラグのビットの「0」と送信データのデータ長との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS55において、プリアンブル挿入部14は、図15に示すように、所定のパターンのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
ここで用いるフラグのデータはデータメモリ部17に予め記憶されており、その都度、フラグ挿入部18がデータメモリ部17からフラグの数値を読み出して用いる。
次に、ステップS58において、制御部13は、データメモリ部17から送信機1のIDのみを読み出し、ベースバンド符号化部15へ出力する。
そして、ベースバンド符号化部15は、クロック部16から供給されるクロックにより、入力される送信機1のIDのみの符号化を行い、符号化されたベースバンド信号をフラグ挿入部18へ出力する。
次に、ステップS59において、フラグ挿入部18は、図15に示す様に、データ長を示すフラグを挿入、例えば送信機1のIDのみのデータ長が短い(ビット数が少ない)送信データであるため、フラグのビットを「1」として、このフラグをベースバンド信号に付加し、処理をステップS55へ進める。
このフラグ「1」は、ベースバンド信号(すなわち送信信号)が送信機1のIDのみであることを示すものである。このフラグのビットの「1」と送信データのデータ長との対応関係は、あらかじめ無線通信システムにおける送信機1及び受信機2間において決められている。
そして、ステップS55において、プリアンブル挿入部14は、図15に示すように、所定のパターンのプリアンブルを、上記ベースバンド信号に付加して、パケットを生成して無線変調部11へ出力する。
ここで用いるフラグのデータはデータメモリ部17に予め記憶されており、その都度、フラグ挿入部18がデータメモリ部17からフラグの数値を読み出して用いる。
上述したように、第4の実施形態においては、第3の実施形態と同様に、送信する送信データのデータ長(ビット数)を削減して、無線パケット長を短くするものであるが、第1及び第2の実施形態と同様に、ベースバンド符号化された後のベースバンド信号の時間的な長さが、キャリア検出率が設定された閾値を超えない場合に比較して、キャリア検出率が設定された閾値を超えた場合に短くなり、複数の送信機1からの無線パケットの衝突の確率を低減することができる。
また、ベースバンド符号化部15においても、第3の実施形態と同様に、誤り検出を行うため、キャリア検出率が閾値に比較して低い場合、CRC32等の誤り検出情報が送信データに付加されるが、ペイロードを削除する場合に、この誤り訂正情報も、キャリア検出率が閾値を超えた高い場合に対応して短いもの、例えばCRC16等を用いてビット数を削減することにより、さらにパケット長を短くすることが可能となり、無線パケットの衝突の確率を低減することができる。
次に、受信機2の動作を図16のフローチャートに従い説明する。
ここで、送信機1の動作の説明と同様に、S16の処理については、第3の実施形態の図12のフローチャートと同様のため、説明を省略する。
ステップS11において、無線復調部21は、アンテナを介して受信した無線パケットを、送信機1の無線変調部11が使用していた変調クロックと同様の周波数の復調クロックを用いて復調してパケットを再生する。
次に、ステップS62において、プリアンブルマッチング部22は、入力されるパケットにおけるプリアンブルのパターンマッチングを行い、受信したパケットが受信機2が受信するものであるか否かの検出を行い、パターンが受信機2が受信するものでない場合、パケットを破棄して以降の処理を行わず、一方、パターンが受信機2の受信するものであることを検出した場合、プリアンブルのビット列のあとのフラグのビットの検出を行う。
そして、プリアンブルマッチング部22は、検出されたフラグのビットを残して、プリアンブルをパケットから削除して、フラグが付加されたベースバンド信号として、フラグ識別部28へ出力する。
次に、ステップS63において、フラグ識別部28は、フラグのビットの数値の検出、すなわち、ビットが「0」または「1」のいずれであるかの検出を行う。
このとき、フラグ識別部28は、フラグのビットが「0」であることを検出した場合、処理をステップS64へ進め、一方、フラグのビットが「1」であることを検出した場合、処理をステップS67へ進める。
次に、ステップS64において、制御部23は、フラグのビットが「0」であるため、ベースバンド信号が送信機1のID及びペイロードを含んでおり、このデータ長を検出し、かつ誤り検出符号がCRC32であることを検出し、ベースバンド復号部24に対して、データ長に対応した復号処理及び誤り検出符号に対応した誤り検出を行うよう制御信号を出力する。
次に、ステップS65において、ベースバンド復号部24は、データサンプリングクロック部25からのクロックにより、データのサンプリング処理等を行い、プリアンブルマッチング部22から入力されるベースバンド信号を、送信機1のベースバンド符号化部15が行った符号化に対応した復号処理を行うことで復号し(マンチェスター符号化,NRZ,NRZI等に対する復号処理)、制御部23からの制御信号に対応した誤り検出処理、すなわちCRC32を用いた誤り検出を行い、処理結果として送信データを再生し、処理をステップS16へ進める。
次に、ステップS67において、制御部23は、フラグのビットが「1」であるため、ベースバンド信号が送信機1のIDのみであり、このデータ長(ビット数)を検出し、かつ誤り検出符号がCRC16であることを検出し、ベースバンド復号部24に対して、データ長に対応した復号処理及び誤り検出符号に対応した誤り検出を行うよう制御信号を出力する。
次に、ステップS68において、ベースバンド復号部24は、データサンプリングクロック部25からのクロックにより、データのサンプリング処理等を行い、プリアンブルマッチング部22から入力されるベースバンド信号を、送信機1のベースバンド符号化部15が行った符号化に対応した復号処理を行うことで復号し、制御部23からの制御信号に対応した誤り検出処理、すなわちCRC16を用いた誤り検出を行い、処理結果として送信データを再生し、処理をステップS16へ進める。
なお、図1における送信機1または受信機2におけるキャリア検出率に応じてパケット長を変更してデータの送受信を行う機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりキャリア検出率に応じてパケット長を変更してデータの送受信を行う処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1の送信機1のパケットの送信の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるキャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるクロックの制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。 図1の受信機2のパケットの受信の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図5の送信機1のパケットの送信の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるキャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるクロックの制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。 図5の受信機2のパケットの受信の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図9の送信機1のパケットの送信の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるキャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるデータ長の制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。 図9の受信機2のパケットの受信の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図13の送信機1のパケットの送信の動作例を示すフローチャートである。 第4の実施形態におけるキャリア検出率に基づいた、ベースバンド符号化に用いるデータ長の制御を説明するパケットの構成を示す概念図である。 図13の受信機2のパケットの受信の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…送信機
2…受信機
11…無線変調部
12…キャリア検出部
13,23…制御部
14…プリアンブル挿入部
15…ベースバンド符号化
16…クロック部
17…データメモリ部
21…無線復調部
22…プリアンブルマッチング部
22A…プリアンブルAマッチング部
22B…プリアンブルBマッチング部
24…ベースバンド復号部
25…データサンプリングクロック部
26…インターフェース部

Claims (10)

  1. 入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、
    ベースバンド符号化のクロックを生成するクロック部と、
    所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、
    キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記クロックの周波数を逓倍する制御部と
    を有することを特徴とする無線送信機。
  2. プリアンブルを前記データに付与するプリアンブル部を有し、このプリアンブル部にクロックの周波数を示すクロック情報が付加されていることを特徴とする請求項1に記載の無線送信機。
  3. 前記クロック情報がクロックの周波数に応じて制御される終端パルス長の長さ、またはプリアンブルのパターンであることを特徴とする請求項に記載の無線送信機。
  4. 入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、
    ベースバンド変調のクロックを生成するクロック部と、
    所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、
    キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記送信するデータのデータ長を短くする制御部と
    を有することを特徴とする無線送信機。
  5. プリアンブルを前記データに付与するプリアンブル部を有し、このプリアンブル部が送信するデータのデータ長に応じてプリアンブルのパターンを変更することを特徴とする請求項に記載の無線送信機。
  6. ベースバンド符号化されたデータにフラグを付与するフラグ挿入部を有し、このフラグ挿入部が送信するデータのデータ長に応じて挿入するフラグを変更することを特徴とする請求項に記載の無線送信機。
  7. 付加されるプリアンブルのクロック情報により、送信信号のベースバンド符号化のクロック数が示されたパケットを無線通信機から受信する無線受信機であって、
    前記パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うとともに、プリアンブルのクロック情報を抽出するプリアンブルマッチング部と、
    前記クロック情報により、ベースバンド復号のクロックを制御するデータサンプリングクロック部と、
    前記クロックにより前記データのベースバンド復号を行うベースバンド復号部と
    を有することを特徴とする無線受信機。
  8. 入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド符号化のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記クロックの周波数を逓倍する制御部と、クロックの周波数を示すクロック情報が付加されたプリアンブルを前記データに付与してパケットとするプリアンブル部と、このパケットを変調して送信信号として発信する発信部とを有する無線送信機と、
    前記送信信号を受信し、この送信信号を復調してパケットとする受信部と、パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うとともに、プリアンブルのクロック情報を抽出するプリアンブルマッチング部と、前記クロック情報により、ベースバンド復号のクロックを制御するデータサンプリングクロック部と、前記クロックにより送信されたデータのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有する無線受信機と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  9. 入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド変調のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記送信するデータのデータ長を短くする制御部と、送信するデータのデータ長を示すデータ長情報が付加されたプリアンブルを前記データに付与してパケットとするプリアンブル部と、このパケットを変調して送信信号として発信する発信部とを有する無線送信機と、
    前記送信信号を受信し、この送信信号を復調してパケットとする受信部と、パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うとともに、プリアンブルのクロック情報を抽出するプリアンブルマッチング部と、このパケットをクロックによりベースバンド復号するベースバンド復号部と、前記クロック情報により、送信されたデータのデータ長を検出する制御部と、検出されたデータ長に基づき送信されたデータのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有する無線受信機と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  10. 入力されるクロックにより、送信するデータのベースバンド符号化を行うベースバンド変調部と、ベースバンド変調のクロックを生成するクロック部と、所定の期間内におけるキャリア検出率が設定された閾値を超えたか否かの検出を行うキャリア検出部と、キャリア検出率が前記閾値を超えたことを検出した場合、前記送信するデータのデータ長を短くする制御部と、送信するデータのデータ長を示すフラグを付加するフラグ挿入部と、このフラグが付加されたデータにプリアンブルを付与してパケットとするプリアンブル部と、このパケットを変調して送信信号として発信する発信部とを有すう無線送信機と
    前記送信信号を受信し、この送信信号を復調してパケットとする受信部と、パケットのプリアンブルのパターンマッチングを行うプリアンブルマッチング部と、フラグの識別を行うフラグ識別部と、前記フラグにより、送信されたデータのデータ長を検出する制御部と、検出されたデータ長に基づき送信されたデータのベースバンド復号を行うベースバンド復号部とを有する無線受信機と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
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