JP4029872B2 - 光通信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光通信モジュールに関する。
特許文献1には、オプトエレクトロニクス・トランシーバが記載されている。図9に示すように、このトランシーバ100は収納容器を備え、その中に、フォトダイオードパッケージおよびレーザダイオードパッケージを収容している。収納容器は、前端部102および後端部104を備え、前端部102は光コネクタが挿入される一対のレセプタクル106、108を有する。一対のレセプタクル106、108の一方は送信用のプラグのためにあり、その他方は受信用のプラグのためにある。
英国特許出願公開第22944125号明細書
発明者は、このオプトエレクトロニクス・トランシーバに代表されるような光通信モジュールに関する検討を重ねてきた。その検討の過程で、光通信モジュールの放熱性能に関する問題点を発見した。
そこで、本発明の目的は、熱抵抗を低減可能な光通信モジュールを提供することとした。
まず、発明者は、光通信モジュールを放熱特性の観点から考察した。このような光通信モジュールにおいて、発生した熱は、最終的には大気に放出される。熱は、半導体発光素子、このための駆動集積回路、半導体受光素子のための信号増幅集積回路といった素子搭載領域において発生する。これらの回路は、プリント基板上に搭載されているので、発生された熱の放出には、以下の経路が考えられる。
すなわち、集積回路(発熱源) → 基板の導電層 → 光通信モジュールのリードピン → 光通信モジュールの実装基板 → 大気、という経路である。発明者の検討によれば、実装基板の熱抵抗が小さい場合には、この経路が主要な放熱経路になると考えられるが、大気に至るまでに通過する要素が多い。このため熱抵抗を下げるために何らかの工夫が必要であることが想像される。
発明者は、この目的を達成するために、様々な試行錯誤を試みた。
本発明に係る光通信モジュールは、光−電気変換デバイスとハウジングとを備える。光−電気変換デバイスは、光信号および電気信号をいずれかの向きに変換する変換半導体素子と、この変換半導体素子と電気的に接続された配線基板と、を有する。配線基板は、電子部品が搭載される部品搭載面と、この部品搭載面に対向する対向面を含む。ハウジングは、光コネクタを受容できるように設けられたレセプタクルを有する。またハウジングは、レセプタクルにおいて光コネクタと光学的に結合可能なように光−電気変換デバイスが収容される収容空間を規定する。また、光−電気変換デバイスの配線基板は、部品搭載面上に設けられた電子部品が搭載される第1の導電層、対向面上に設けられた第2の導電層、及び配線基板を貫通するように設けられた第1の導電層と第2の導電層とを接続する導電部を有する。そして、ハウジングは導電性部材を含み、この導電性部材は、光−電気変換デバイスが含む配線基板の対向面上に設けられた第2の導電層に接触する接触部を有する。
主な発熱源である電子部品からの熱は、第1の導電層、導電部、第2の導電層、及び接触部を通って導電性部材を含むハウジングから放熱される。
以下に示される本発明に係る特徴を任意に組み合わせることができ、これによって、それぞれの作用および効果並びにその組合せにより得られる作用および効果を享受することができる。
本発明に係る光通信モジュールでは、導電性部材の接触部は、電子部品が搭載される第1の導電層が設けられた部品搭載面上の位置に対応する対向面上の位置において、第2の導電層と接触している。このようにすれば、放熱経路が短くなって熱抵抗が低減される。
本発明に係る光通信モジュールでは、ハウジングは、第1のレセプタクルが設けられたレセプタクル部材、および光−電気変換デバイスを収容する収容部材を有する。そして、収容部材は導電性部材を含む。このようにすれば、接触部は導電性部材を含む収容部材に設けられる。
本発明に係る光通信モジュールでは、光−電気変換デバイスの配線基板は、所定の平面に沿って配置される。そして接触部は、所定の平面に沿って延びる収容部材の壁に設けられている。このようにすれば、放熱経路が短くなって熱抵抗が低減される。
本発明に係る光通信モジュールでは、収容部材は、光−電気変換デバイスを搭載する搭載部を有する搭載部材、および光−電気変換デバイスを搭載部材との間に挟むように設けられた覆い部材を有し、覆い部材は導電性部材を含む。このようにすれば、接触部は導電性部材を含む覆い部材に設けられる。
本発明に係る光通信モジュールでは、接触部は、導電性部材の一部を切り出して屈曲された導電片を含む。このようにすれば、導電性部材の一部を切り出して屈曲された導電片により、導電性部材へ熱が伝導される。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、熱抵抗を低減可能な光通信モジュールが提供される。よって、熱による動作不良が抑制され、特性の向上が図られる。
本発明の知見は、添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1から図3を参照すると、本発明に係わる実施に形態に係わる光通信モジュール1が示されている。
光通信モジュール1は、ハウジング2と、第1の光−電気変換デバイス12と、第2の光−電気変換デバイス14と、を備える。ハウジング2は、収容部材4、並びにレセプタクル部材6、を有することができる。収容部材4には、第1および第2の光−電気変換デバイス12、14が支持されている。レセプタクル部材6には、所定の軸に沿って伸びるレセプタクル24、26が設けられている。レセプタクル24、26は、光コネクタ(例えば、図6の52)を受容できるように設けられている。収容部材4は、搭載部材8および覆い部材10を有する。搭載部材8は、光−電気変換デバイス12、14を搭載している。覆い部材10は、光−電気変換デバイス12,14を搭載部材8との間に挟むように、搭載部材8に設置されている。
ハウジング2、つまりレセプタクル部材6、搭載部材8、および覆い部材10は、レセプタクル24、26において光コネクタと光学的に結合可能なように光−電気変換デバイス12,14が収容される収容空間を規定する。
レセプタクル部材6は、レセプタクル24、26を規定するように所定の軸に沿って設けられた外壁部28aおよび隔壁28bを有する。隔壁28bは、外壁28aと協同してレセプタクル24、26を形成するように設けられている。レセプタクル24、26は、それぞれ、所定の軸に沿って伸びるガイド孔30を底部28cに有する。ガイド孔30は、光−電気変換デバイス12、14の頭部が所定の軸に合わせてレセプタクル24、26に突き出るようにガイドする。レセプタクル部材6の材料は、細かな形態を形成することが容易なので、液晶ポリマーといった合成樹脂材で形成されることが好ましい。レセプタクル部材6は、電気的なシールドを可能にするために、その表面上に、メッキ膜といった導電性膜で被覆されることが好ましい。レセプタクル部材6は、また、それぞれのガイド孔30に挿入される光−電気変換デバイス12、14の頭部の間に設けられた壁面28eを有することができる。この壁部28eは、光−電気変換デバイス12、14の間を電気的にシールドするために役立つ。
レセプタクル部材6は、外壁の一面上に凹部34aを有することができる。凹部34aには、ラッチ用の第1の係合部34bを有することができ、第1の係合部34bは、例えば穴および突起の少なくともいずれかを含むことができる。第1の係合部34bは、レセプタクル部材6が搭載部材8と填め合わされ固定される際に利用されることができる。
レセプタクル部材6は、また、ガイド孔30に挿入される光−電気変換デバイス12、14を保護するための保護部35を有する。保護部35は、所定の基準面に沿って伸び、ラッチ用の第2の係合部35aを有する。第2の係合部35aは、穴および突起の少なくともいずれかを含むことができる。本実施の形態では、第2の係合部35aは、これに限定されるものではないが、係合孔であることができる。保護部35は、搭載部材8の搭載部8aの外壁上に設けられたガイド凹部に導かれる。また、係合部35aは、搭載部材8の搭載部8aの外壁上に設けられた係合部に填め合わされる。この係合部は、穴および突起の少なくともいずれかを含むことができる。
レセプタクル部材6に接触するように、端子部材36が配置されている。端子部材36は導電性を備え、また導電性材料、例えば金属(例えば、りん青銅)で形成されることが好ましい。これによって、電気的な接続を確保しつつ、所定の機械的な強度を確保することができる。
端子部材36は、レセプタクル24,26の底部28cに沿って接触するよう配置されている。これによって、端子部材36は、レセプタクル部材6を実装基板の基準電位線に接続するために利用される。このため、端子部材36は、端子ピン32aに沿った方向に伸びる、スタッドピンと呼ばれる1または複数の接続端子36aを備える。端子部材36は、接続端子36aが複数個ある場合には、レセプタクル部材6の底面を介して一対の端子36aを接続する架橋部を有する。このため、この架橋部は、レセプタクル部材6の底面に設けられた凹部に収容されている。端子部材36は、ガイド孔30の外枠およびこの凹部において位置決めされると共に、ガイド孔30の外枠に設けられた溝に填め合わされることによって、レセプタクル部材6に保持されている。
搭載部材8は、所定の基準面に沿って伸びる搭載部8aを有する。搭載部8aには、光−電気変換デバイス12、14の電気的接続を可能にするための一連の端子ピン32aを有する。端子ピン32aは、実装基板(図示せず)と対面する搭載部8aの底面に設けら、搭載部の搭載面から所定の位置で屈曲されている。端子ピン32aは、配線基板18、22の配置方向に沿って配列されている。本実施の形態では、端子ピン32aは、所定に軸に沿って設けられている。
搭載部材8は、また、所定の基準面に交差する方向に伸びる平面に沿って壁部8bを有することができる。壁部8bは、搭載面に設けられている。壁部8bは、光−電気変換デバイス12、14のための収容空間を分離するように設けられている。このため、光−電気変換デバイス12、14の一方が他方へ直接に及ぼす熱的な影響を低減するために役立つ。また、この壁部8bに沿って導電性部材(図示せず)を設ければ、電気的な影響をも低減するために役立つ。
搭載部材8は、壁部8bの一端部において支持されているラッチ部8cを有する。ラッチ部8cには、所定の基準面に沿って伸びるラッチ片が設けられ、ラッチ片には、レセプタクル部材6のラッチ用係合部34bと填め合わされる係合部8dを有することができる。この係合部8dは、係合孔および係合突起の少なくともいずれかであることができる。このラッチ片をガイドするために、レセプタクル部材6の凹部34aが役立っている。
第1および第2の光−電気変換デバイス12、14の各々は、光信号および電気信号の一方から他方への変換することができる。これらには、光信号を電気信号に変換する半導体受光デバイス、および電気信号を光信号に変換する半導体発光デバイスがある。半導体受光デバイスは、所定の軸に沿って配列された光電気変換素子部および第1の配線基板を含むことができる。半導体発光デバイスは、所定の軸に沿って配列された電気光変換素子部および第2の配線基板を含むことができる。
配線基板18、22は、様々な電子部品が搭載される部品搭載面18a、22aおよび対向面18b、22bを備える。部品搭載面18a、22aおよび対向面18b、22bは所定の軸に沿って伸びている。対向面18b、22bには、そのほぼ全面に銅などの金属で形成された導電層(図5の18e,22e)を設けることができる。この導電層18e,22eは、基準電位線に接続されることが好ましい。部品搭載面18a、22aには、搭載部品間の電気的な接続を可能するための配線層が設けられている。配線基板18、22は、また、光電気変換素子または電気光変換素子の接続ピン(図4(a)および図4(b)の50)が挿入される第1の孔18c、22cと、収容部材に設けられたリード端子32aが挿入される第2の孔18d、22dとを有する。第1の孔18c、22cおよび第2の孔18d、22dは、部品搭載面および対向面の一方から他方へ貫通している。第1の孔18c、22cは、配線基板18、22の一辺に所定の軸に沿って設けられている。第2の孔18d、22dは、所定の軸に沿って伸びる配線基板の一端部に設けられている。
配線基板18、22は、部品搭載面18a、22aが壁部8bの側面に対面するように配置されていることが好ましい。これによって、配線基板18、22と壁部8bとの間に所定の間隔が確保される。配線基板18、22は、壁部8bを挟んで並列されている。これは、搭載部材8に設けられた端子ピン32aに支持されることによって、また覆い部材10の導電片10fの弾性力で導電片10fと搭載部材8の支持部8h、8i、8jとに挟まれることによって実現されている。端子ピン32aは、配線基板18、22の導電層18e,22eに接続されているので、配線基板18、22において発生した熱を当該光モジュール1の外側に排出するために役立つ。
配線基板18、22は、その絶縁層内に銅などの金属で形成されたサーマルビア(導電部)18f,22fを備えることができる。図5は、配線基板18,22の電子部品19が搭載される部位における構造を模式的に示す断面図である。図5に示すように、配線基板18,22の部品搭載面18a,22a上には、銅などの金属により導電層18g,22gが設けられており、電子部品19はこの導電層18g,22g上に搭載され、ポッティング樹脂21により樹脂封止されている。サーマルビア18f,22fは、この導電層18g,22gと対向面18b,22b上に設けられた導電層18e,22eとを熱的・電気的に接続している。
覆い部材10は、搭載部材8と一緒になって、第1および第2の光−電気変換デバイス12、14を収容する空間を形成している。覆い部材10は、少なくとも一部が銅合金などの導電性材料で形成されることが好ましい。これによって、配線基板18、22といった第1および第2の光−電気変換デバイス12、14を電気的にシールドすると共に、熱を放出するために役立つ。
覆い部材10は、側面部10a、10bと、蓋部10cと、後面部10dとを備える。側面部10a、10bは、搭載部材8の壁部8bに沿って伸び、光−電気変換デバイス12,14の配線基板18、22を両側から挟んでいる。また、側面部10a、10bは配線基板18、22の対向面と対面するように配置されることができる。蓋部10cは、搭載部8aと対面し、蓋部10cの対向する両辺には側面部10a、10bが設けられている。後面部10dは、側面部10a、10bおよび蓋部10cに隣接し、レセプタクル24,26が伸びる方向に沿った所定の軸に交差している。覆い部材10は、また、側面部10a、10bおよび後面部10dの少なくともいずれかに設けられた接続端子10eを備えることができる。この接続端子10eは、当該光通信モジュール1が実装基板に搭載されたときに、実装基板の基準電位線に接続されるように設けられている。これによって、覆い部材10に基準電位線が与えられるので、電気的なシールド特性を確実に得られる。
側面部10a、10bには、1または複数の導電片10fが設けられている。導電片10fは、側面部10a、10bの一部を切り出して形成されており、側面部10a、10bを含む平面から収納空間内へ屈曲している。この屈曲は、導電片10fが配線基板18、22の対向面18b、22bに設けられた導電層18e,22eに接触することを可能にしている。この接触によって、電子部品19を主な熱源として配線基板18、22において発生した熱が覆い部材10に伝搬する。覆い部材10は、覆い部材10の表面を介して、この熱を空気中に放出する。つまり、覆い部材10は、ヒートシンクとしても役立つ。
ここで、覆い部材10の導電片10fは、図5に示すように、電子部品19が搭載される導電層18g,22gが設けられた部品搭載面18a,22a上の位置に対応する対向面18b,22b上の位置において、導電層18e,22eと接触すると好ましい。このようにすれば、放熱経路が短くなって放熱が効率的に行われ、熱抵抗が低減される。
蓋部10cには、1または複数の開口10gが設けられている。開口10gは、所定の軸に沿った方向に伸びる形状を有することが好ましい。この方向は、配線基板18、22が配置されている方向に合わされている。また、これらの開口10gは、配線基板18、22が位置する収納空間内の領域に合わせて配置されることができる。
後面部10dは、1または複数の開口10hが設けられている。開口10hは、蓋部10cから搭載部材8へ向いた方向に伸びる形状を有することが好ましい。この方向は、配線基板18、22が搭載面に対して配置されている方向、または搭載部材8の壁部8bが搭載面から伸びる方向に合わされている。また、これらの開口10hは、配線基板18、22が固定されている収納空間内の位置に合わせて配置されることが好ましい。
図3を参照すると、下斜め方向から眺めた光通信モジュール1が示されている。搭載部8aには、1または複数の開口8eが設けられている。開口8eは、配線基板18、22の配列方向に沿って伸びている。本実施の形態においては、開口8eは、所定の軸に沿って、配線基板18、22の位置に合わせて設けられている。
図2および図3を参照すると、図1に示された各部分が組み立てられ完成された光通信モジュール1が示されている。このような光通信モジュール1を得るために必要な手順を概略的に示す。まず、半導体受光デバイスおよび半導体発光デバイス12,14をそれぞれ組み立てる。この組立のために、光電気変換素子を配線基板に固定し、および/または電気光変換素子を配線基板に固定する(図1の矢印A)。次いで、レセプタクル部材6および端子部材36にそれぞれメッキを施し、レセプタクル部材6および端子部材36を組み上げる。半導体受光デバイスおよび半導体発光デバイス12,14を搭載部材8に取り付ける(図1の矢印B)。続いて、これらデバイス12,14が取り付けられた搭載部材8をレセプタクル部材6にはめ合わせる(図1の矢印C)。この後に、収容空間を形成するように覆い部材10をレセプタクル部材6および搭載部材8にはめ合わせる(図1の矢印D)。このはめ合わせは、図1に示された搭載部材8の係合部8g(例えば凹部および凸部の一方)と、覆い部材10の係合部10i(例えば、凹部および凸部の他方)とを利用して行われることができる。
図4(a)および図4(b)を参照すると、第1および第2の光−電気変換デバイス12、14に含まれる光電気変換素子および電気光変換素子40が示されている。光電気変換素子40を例示的に示せば、フォトダイオード(pin型フォトダイオードやアバランシェフォトダイオード)といった半導体受光素子がある。電気光変換素子40を例示的に示せば、発光ダイオードおよび半導体レーザといった半導体発光素子がある。
光電気変換素子および電気光変換素子40は、それぞれ、パッケージといった容器42に収容されることができる。容器42は、素子収容部42a、ガイド部42bを有する。
容器42の素子収容部42aには、光電気変換素子および電気光変換素子44が密閉されている。素子収容部42aは、コバールといった金属材料で形成されたベース42cを有する。ベース42c上には、ステンレスといった金属材料から成るレンズキャップ42dが搭載されている。素子収容部42aは、レンズキャップ42dに固定された窓部48が設けられている。窓部48は、光電気変換素子および電気光変換素子40に関連する光が透過でき、また、集光レンズを含むことができる。レンズキャップ42dは、ステンレスといった金属材料から成るホルダ40dに差し込まれている。ベース42cは、また、光電気変換素子および電気光変換素子40の電気的接続を行うための接続ピン50を有することができる。容器42は、それぞれのための配線基板18、22に接続ピン50を介して固定されている。接続ピン50は、それぞれ素子44の光軸46が所定の軸に沿うように屈曲されている。
ガイド部42bは、ステンレスといった金属材料から成るガイド部材42eを有する。ガイド部材42eは、ホルダ42d上に固定されている。ガイド部材42eの外側には、ステンレスといった金属材料から成るスリーブ42fが配置されている。ガイド部材42e内には、ジルコニアといった材料で形成された割スリーブ42gが収納されている。割スリーブ42gは、光ファイバが収納されたスタブ42hを位置決めしている。割スリーブ42gは、スリーブ42fに対して固定部材42iを介して固定されている。
図6は、本実施の形態に係わる光通信モジュール1を側面から見た図面を示している。光通信モジュール1には、矢印51の向きから光コネクタ52が挿入される。
図7は、図6におけるI-I断面における図面を示している。この断面には、搭載部材8に設けられた搭載部8aの開口8e、並びに覆い部材10に設けられた側面部10aの導電片10fおよび後面部10dの開口10hが現れている。搭載部材8に設けられた搭載部8aの開口8eと、覆い部材10に設けられた後面部10dの開口10hとの間には、空気といった熱媒体の流れA、Bが生じうる。これらの開口は気体が配線基板18、22に沿って流れることを可能にするので、配線基板18、22を冷却するために役立つ。また、覆い部材10の導電片10fに付随して開口が設けられている。熱媒体の流れC、Dは、配線基板18、22に沿って流れるので、配線基板18、22を冷却するために役立つ。
図8は、図6におけるII-II断面における図面を示している。この図面によれば、支持面8f上に配線基板18、22が支持され、端子ピン32aによって固定されている。この断面には、搭載部材8に設けられた搭載部8aの開口8e、および覆い部材10に設けられた蓋部10cの開口10gが現れている。搭載部材8に設けられた搭載部8aの開口8eと、覆い部材10に設けられた蓋部10cの開口10gとの間には、空気といった熱媒体の流れEおよびFが生じうる。これらの開口は気体が配線基板18、22に沿って流れることが可能にするので、配線基板18、22を冷却するためにに役立つ。
これまでに示された実施の形態に係わる光通信モジュールでは、光−電気変換デバイスが、収容部材4の壁部8bと実質的に平行に配置された配線基板18、22を備える場合を例示的に説明したきたけれども、配線基板18、22の配置形態は、本発明の実施の形態に限定されるものではない。
光−電気変換デバイスが備える配線基板は、搭載部材8の搭載部に沿って配置されることができる。また、レセプタクル部材に設けられたレセプタクルが伸びる軸に交差する方向に配線基板を配置することもできる。これらの場合には、この配置の配線基板に沿って熱媒体を導くために、収容部材4の対向する壁部に通風口を設けることが好適である。
このような形態においても、熱媒体の流れを制御するようにガイド壁を設ければ、気体の流れに乱れが生じ難く配線基板に沿って気体が流れるので、冷却効果が高まる。また、配線基板の導電層に接触する接触部をハウジングに設けることで、放熱が効率的に行われて冷却効果が高まる。
以上説明してきたように、このような通風機能を果たす孔によって収容空間を外部と接続するようにしたので、通風口を通して流れる空気によって光−電気変換デバイス12,14を冷却することが可能になった。通風口は、配線基板18、22に沿った空気の流れを形成するように配置されることが好ましい。このためには、収納容器の対向する壁面に通風口を設けることが好適である。また、搭載部材8の壁部8bは気体の流れを導くガイド機能を有しているので、気体の流れを有効に導き放熱のために利用することができる。また、サーマルビア18、導電片10fを介することで、主たる熱源である電子部品19からの熱を効率的に放熱することが可能になった。
発明者が行った実験によれば、半導体発光デバイスは全体として0.25W〜0.5Wの発熱があり、半導体受光デバイスは全体として0.3W〜0.4Wの発熱があることが分かった。このような半導体受光デバイスおよび半導体発光デバイスを備える光通信モジュールにおいては、その動作に際して温度上昇△Tが65deg程度であった。しかしながら、この光通信モジュールに、本実施の形態のような形態を採用すると、動作時においても光通信モジュールの温度は55℃程度で抑えられることがわかった。
これまでの記述は、光通信モジュールが半導体発光デバイスおよび半導体受光デバイスを備える場合を例示的に行われているけれども、本発明は、このような組合せのみに限定されるものではなく、半導体発光デバイスおよび半導体受光デバイスの少なくともいずれか任意の数だけ含む光通信モジュールにも適用することができる。
以上説明したように、本発明に係わる光通信モジュールによれば、相対的に熱伝導率の小さい媒質、例えばプラスチックおよび樹脂材を介すことなく、大気といった熱媒体に直接熱を放出したり、導電体を通して短い経路で熱を放出したりするので、放熱特性に優れる。したがって、熱抵抗を低減可能な光通信モジュールを得ることができる。
発明の実施の形態に係わる光通信モジュールを構成する主要部品を示す図面である。 発明の実施の形態に係わる光通信モジュールを示す図面である。 発明の実施の形態に係わる光通信モジュールを示す図面である。 光−電気変換デバイスを示す図面である。 配線基板の電子部品が搭載される部位の構造を模式的に示す断面図である。 発明の実施の形態に係わる光通信モジュールを示す側面図である。 発明の実施の形態に係わる光通信モジュールのI-I断面の断面図である。 発明の実施の形態に係わる光通信モジュールのII-II断面の断面図である。 従来の技術における光通信モジュールの図面である。
符号の説明
1…光通信モジュール、2…ハウジング、4…収容部材、6…レセプタクル部材、8…搭載部材、10…覆い部材、10f…導電片、12、14…光−電気変換デバイス、18,22…配線基板、18a,22a…部品搭載面、18b,22b…対向面、18e,22e…導電層、18f,22f…サーマルビア、18g,22g…導電層、19…電子部品、8e,10g,10h…通気孔、24,26…レセプタクル

Claims (3)

  1. 光信号および電気信号をいずれかの向きに変換する変換半導体素子、並びに電子部品が搭載される部品搭載面及び該部品搭載面に対向する対向面を含み前記変換半導体素子と電気的に接続された配線基板を有する光−電気変換デバイスと、
    光コネクタを受容できるように設けられたレセプタクルを有するレセプタクル部材、および、前記レセプタクルにおいて前記光コネクタと光学的に結合可能なように前記光−電気変換デバイスが収容される収容部材を有するハウジングと、
    を備え、
    前記光−電気変換デバイスの前記配線基板は、前記部品搭載面上に設けられた前記電子部品が搭載される第1の導電層、前記対向面上に設けられた第2の導電層、及び前記配線基板を貫通するように設けられた前記第1の導電層と前記第2の導電層とを接続する導電部を有する光通信モジュールにおいて、
    前記収容部材の側面部は、導電性部材を含み、前記配線基板の前記対向面に沿って延びており、
    前記導電性部材は、前記電子部品が搭載される前記第1の導電層が設けられた前記部品搭載面上の位置に対応する前記対向面上の位置において、前記第2の導電層に接触する接触部を有することを特徴とする光通信モジュール。
  2. 前記収容部材は、前記光−電気変換デバイスを搭載する搭載部を有する搭載部材、および前記光−電気変換デバイスを前記搭載部材との間に挟むように設けられた覆い部材を有し、前記覆い部材は前記導電性部材を含む、請求項に記載の光通信モジュール。
  3. 前記接触部は、前記導電性部材の一部を切り出して屈曲された導電片を含む、請求項1または2に記載の光通信モジュール。
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