JP4028784B2 - 吸込口体および電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被掃除面に対向して開口した吸込口を有する吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吸込口体は、横長のケース体を備えている。このケース体における被掃除面としての床面に対向した下面の前側には、吸込口が開口している。この吸込口には、回転清掃体としての回転ブラシが前後方向に向けて回転可能に取り付けられている。さらに、ケース体の下面における回転ブラシの後方には、拭き取り体としての拭き取り部である起毛布が前後方向に向けて回動可能に取り付けられている。そして、掃除の際には、吸込口体を前後させて回転ブラシで床面上の塵埃を掻き出すとともに、起毛布により床面上の塵埃を拭き取る(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−290249号公報(第4−5頁、図1および図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の吸込口体では、掃除を継続すると起毛布で拭き取った塵埃がこの起毛布に多量に付着して溜まり、この起毛布による掃除性能が低下したり、この起毛布に溜まった塵埃が床面に落ちてこの床面を汚したりする。このため、起毛布に溜まった塵埃を定期的に除去しなければならず、使い勝手を向上することが容易でないという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、使い勝手を向上できる吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の吸込口体は、被掃除面の塵埃を掻き取る回転清掃体と、吸込口の前方に位置してケース体に設けられ、外周面が被掃除面に接触することでケース体の前進および後退に対応して互いに反対方向に所定角度回動可能な拭き取り体とを具備し、拭き取り体が、外周面に設けられ、ケース体の後退時の拭き取り体の回動により被掃除面に接触して吸込口の前方を閉塞するとともに被掃除面の塵埃を拭き取り、かつ、ケース体の前進時の拭き取り体の回動により回転清掃体に接触して被掃除面から拭き取った塵埃を回転清掃体に掻き取られる拭き取り部と、この拭き取り部と拭き取り体の周方向に異なる位置でかつケース体の前進時の拭き取り体の回動により被掃除面に対向する位置に設けられ、この被掃除面に対向した状態で吸込口の前方を外部に連通させる凹部とを備えているものである。そして、ケース体の後退時に被掃除面に接触した拭き取り体の拭き取り部にて拭き取った塵埃を、ケース体の前進時に拭き取り部が回転清掃体に接触することで回転清掃体により掻き取らせ、この掻き取った塵埃を、ケース体の後退時に拭き取り部が吸込口の前方を閉塞することで真空度を向上して吸込口から吸い込ませることが可能になるため、拭き取り体にて拭き取った塵埃を除去するなどの必要がなく、また、ケース体の前進時には凹部が吸込口の前方を外部に連通させてケース体の前方の塵埃を吸込口から吸い込むことが可能になるなど、使い勝手が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸込口体の一実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0008】
図5において、1は電気掃除機で、この電気掃除機1は、重力により塵埃を分離するいわゆるサイクロン方式であり、被掃除面としての床面Fを走行可能である。また、この電気掃除機1は、中空な本体用ケース体2と、この本体用ケース体2の上部前側に後部が回動可能に連結して回動によりこの本体用ケース体2の前側上部を開閉可能に覆う蓋体3とを備えた本体ケース4を有する掃除機本体5を備えている。さらに、本体用ケース体2の内部には、図1に示すように、駆動手段としての電動部である電動送風機6が収容、すなわち搭載されている。
【0009】
そして、本体用ケース体2の前側には、底部に図示しない旋回輪が旋回可能かつ回転可能に取り付けられた有底円筒状のカップ保持部7が設けられている。このカップ保持部7の上側は、蓋体3により覆われる。また、本体用ケース体2の両側には、本体ケース4の進行方向前側および後側に沿って回転可能な一対の走行輪8がそれぞれ取り付けられている。
【0010】
さらに、本体ケース4の本体用ケース体2のカップ保持部7と蓋体3との間である電動送風機6の吸込側には、塵埃分離部としてのダストカップ9が着脱可能に取り付けられている。このダストカップ9は、電動送風機6による吸込風とともに吸い込んだ塵埃を内部で旋回させて、この塵埃を自重による遠心分離により落下させて集塵し、電動送風機6へと吸い込ませたくない比較的粒子が大きく質量の大きな塵埃を捕捉する。
【0011】
またさらに、蓋体3の前側には、前方に向けて開口した本体吸込口11が設けられている。この本体吸込口11は、排気側である基端側がダストカップ9に連通している。また、本体吸込口11の吸込側である先端側には、可撓性を有するホース体12の基端側が連通されて着脱可能に接続されている。このホース体12の先端側には、略く字状に屈曲した操作手段としての手許操作部13が設けられている。そして、この手許操作部13における屈曲する部分の基端側に面する部分には、電動送風機6などの動作モードを設定する複数の設定ボタン14が離間されて一列に並列されて設けられている。また、ホース体12の手許操作部13の先端側には、伸縮可能な接続管としての延長管15を介してノズル体である吸込口体としての床ブラシ16の連通管17が着脱可能に連通接続されている。
【0012】
この床ブラシ16は、延長管15、ホース体12および本体吸込口11を介して電動送風機6の吸込側に連通して掃除機本体5に接続されており、例えば室内の床面Fの絨毯などの上に設置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む。
【0013】
また、この床ブラシ16は、前後方向である走行方向に対して横長で、後部略中央が後方に向けて突出する凸字状のケース体21を備えている。このケース体21は、図1ないし図4に示すように、上面を開口した下部ケース22と、この下部ケース22の上部に上面の開口を覆い同材質の下面を開口する上部ケース23とが、下部ケース22および上部ケース23の前面を含む周面に沿って軟質部材の緩衝体としてのバンパ24を挟持して結合固定されている。
【0014】
さらに、ケース体21の下部ケース22における床面Fに対向する下面には、細長矩形状の吸込口25が開口している。この吸込口25は、ケース体21の走行方向の前側に偏位した位置に設けられており、このケース体21の走行方向に対する幅方向に沿った長手方向を有した横長矩形状に形成されている。
【0015】
またさらに、このケース体21の内部における吸込口25の上方の上部ケース23の下面には、略矩形状のリブ31が下方に向けて突出して上部ケース23と一体に形成されている。このリブ31は、ケース体21内の高さ方向の略中心域まで突出している。そして、このリブ31の下方である吸込口25には、回転清掃体としてのフローリングブレードである回転ブラシ32が取り付けられている。
【0016】
この回転ブラシ32は、吸込口25の長手方向に沿って軸方向を有する略円柱状の回転軸部33を備え、この回転軸部33を中心に床ブラシ16の走行方向に向けて回転可能に取り付けられている。また、この回転ブラシ32の回転軸部33の周囲には、複数、例えば4箇所にブラシ部34が取り付けられている。これらブラシ部34は、複数のブラシ毛35を備えており、これらブラシ毛35は、回転ブラシ32の軸方向に沿って互いに連続的に隣接して回転軸部33の径方向に向けて直線状に設けられている。さらに、各ブラシ部34は、回転軸部33の周方向に沿って略等角度、すなわち90°毎に離間されている。またさらに、回転ブラシ32は、ケース体21に取り付けられた状態でこのケース体21の下面と略等しい高さに下端部が位置するように取り付けられている。
【0017】
そして、ケース体21内には、リブ31および回転ブラシ32により、吸気室36および風路室37が、ケース体21内の走行方向の前側および後側にそれぞれ区画形成されている。すなわち、回転ブラシ32の前側および後側は、それぞれ吸気室36内および風路室37内にそれぞれ位置しており、これら吸気室36および風路室37は、それぞれ吸込口25と連通している。
【0018】
ここで、吸気室36の下部である吸込口25の前側には、略矩形状の切欠部41が切り欠き形成されている。この切欠部41は、吸込口25よりも長手寸法が若干小さく形成されており、下部ケース22の前側面に亘って形成されている。また、吸気室36内における切欠部41の上端には、区画リブ42が下部ケース22と一体に形成されている。この区画リブ42は、側面視で上方向に向けて突出した円弧状に形成されており、ケース体21の長手方向に沿って吸気室36内の長手方向全域に亘って床面Fに対して略水平に形成されている。またさらに、この区画リブ42は、側面視で回転ブラシ32の回転軸よりも若干上側に形成されている。さらに、この区画リブ42は、後端部が回転ブラシ32の前側の外周面に当接している。
【0019】
そして、吸気室36内の切欠部41には、拭き取り体としてのブラシ台組立43が嵌合して回動可能に取り付けられている。すなわち、このブラシ台組立43は、ケース体21における回転ブラシ32よりも前側である吸込口25の前方に位置して取り付けられている。また、このブラシ台組立43は、回転ブラシ32よりも小径かつ区画リブ42の円弧状の湾曲に略沿った略円柱状に形成されており、ケース体21の前後方向に向けて所定角度、例えば90°回動可能となっている。さらに、ブラシ台組立43は、切欠部41の長手寸法と略等しい軸方向寸法を有している。したがって、ブラシ台組立43は、切欠部41の下部を閉塞している。
【0020】
またさらに、ブラシ台組立43の下端部は、ケース体21の下面と略等しい高さに位置している。すなわち、ブラシ台組立43の下端部は、回転ブラシ32の下端部と略等しい高さに位置している。また、回転ブラシ32の中心とブラシ台組立43の中心との間の距離は、これら回転ブラシ32の半径寸法とブラシ台組立43の半径寸法との和に略等しい。したがって、ブラシ台組立43の外周面は、回転ブラシ32の前側の外周面と接触している。
【0021】
さらに、ブラシ台組立43の外周面における軸方向の中心域には、平面視で細長矩形状の凹部44が切り欠き形成されている。この凹部44は、ブラシ台組立43の軸方向に沿って長手方向を有しており、この凹部44の長手寸法はブラシ台組立43の軸方向寸法よりも小さく形成されている。そして、この凹部44は、ブラシ台組立43の中心軸方向に向かって凹状に形成されている。このため、ブラシ台組立43の一側には、この凹部44により半円柱状の一対の突部45が形成され、ブラシ台組立43は、正面視略凹字状に形成されている。
【0022】
またさらに、ブラシ台組立43の凹部44に対向した面には、この凹部44の長手方向に沿った長孔状の貫通孔46が貫通して形成されている。この貫通孔46には、断面視略T字状の台部材47が取り付けられている。
【0023】
この台部材47は、凹部44の長手方向に沿った細長矩形平板状の台部51を備えており、この台部51は、凹部44に嵌合して取り付けられている。また、この台部51の凹部44と反対側には、角柱状の支持部52が台部51に対して垂直に、この台部51と一体に形成されている。この支持部52は、貫通孔46内に挿通されている。さらに、支持部52の先端側である台部51と反対側には、この支持部52の突出方向に対して略垂直、すなわち台部51の面方向に沿って突出した係合部53が支持部52と一体に形成されている。この係合部53は、ブラシ台組立43に形成された段差状の係合段部54に係合されている。この結果、台部材47がブラシ台組立43から抜け止めされている。
【0024】
またさらに、各突部45は、ブラシ台組立43の軸方向について互いに略対称な位置にそれぞれ形成されている。さらに、各突部45の外周面には、それぞれ補助清掃部材としての補助起毛布55が取り付けられている。この補助起毛布55の外周面には、複数の微細な補助起毛56が全面に亘って設けられている。
【0025】
また、ブラシ台組立43の外周面における突部45と反対側には、拭き取り部としての清掃部材である起毛布61が全面に亘って取り付けられている。この起毛布61の外周面には、補助起毛布55と同様に、複数の微細な起毛62が全面に亘って設けられている。
【0026】
そして、各補助起毛56および各起毛62は、基端側から先端側すなわち毛先に向かって、ブラシ台組立43の周方向に向けて徐々に湾曲してそれぞれ形成されている。また、各補助起毛56および各起毛62の毛先は、ブラシ台組立43の下側で床ブラシ16の前方に向くようにそれぞれ湾曲している。したがって、各補助起毛56および各起毛62の毛先は、図1および図3に示すブラシ台組立43の周方向に沿った右回り方向、すなわち時計回り方向に向けてそれぞれ湾曲している。さらに、各補助起毛56および各起毛62は、ブラシ台組立43の下側において床ブラシ16の下部ケース22の下方に毛先が突出し、ブラシ台組立43の後側において回転ブラシ32のブラシ部34の前側に接触するとともに、ブラシ台組立43の上側において区画リブ42に接触しない長さ寸法にそれぞれ形成されている。
【0027】
一方、風路室37の後部には、連通口63が開口形成されており、この連通口63には、連通管17が連通接続されている。ここで、この連通管17の吸込側である先端側は、連通口63の外周全体に設けられた凹状の嵌合溝64に摺動可能に嵌合され、この連通管17の周方向に沿って回転可能に取り付けられている。
【0028】
次に、上記一実施の形態による掃除動作を説明する。
【0029】
まず、本体ケース4の蓋体3を本体用ケース体2に対して回動させて、この本体用ケース体2のカップ保持部7を開放させた後、このカップ保持部7にダストカップ9を嵌合させて取り付ける。
【0030】
この状態で、蓋体3を回動させてダストカップ9の上側開口を閉塞し、このダストカップ9を蓋体3の本体吸込口11の基端側に連通させるとともに、このダストカップ9の図示しない排気口を電動送風機6の吸込側に連通させる。
【0031】
また、本体用ケース体2の本体吸込口11にホース体12の基端を連通接続させるとともに、先端に床ブラシ16が連通接続された延長管15の基端をホース体12の先端に連通接続させる。
【0032】
この後、ホース体12の手許操作部13を把持しつつ、この手許操作部13の所定の設定ボタン14をオンして本体ケース4内の電動送風機6を駆動させ、作業者が手許操作部13を把持して床ブラシ16を前後方向に向けて操作して掃除する。
【0033】
ここで、床ブラシ16を後退させた際、すなわち床ブラシ16の後退時には、図1および図2に示すように、ブラシ台組立43と床面Fとの間の摩擦力により凹部44および突部45が床ブラシ16の前側に位置し、台部材47の台部51が下部ケース22の下面に対して略垂直になるようにブラシ台組立43が回動する。
【0034】
この結果、起毛布61の起毛62が床面Fに対向して接触し、この床面F上の塵埃を拭き取るとともに、床ブラシ16の前側から吸込口25に連通する通岐路が閉塞されて吸込口25の前側が密封され、この吸込口25の真空度が向上する。同時に、回転ブラシ32が回転して、床面Fに入り込んだ塵埃、および床面Fに付着した塵埃などを掻き出して集塵、すなわち掻き取り、この回転ブラシ32で掻き出した塵埃を吸込口25から吸い込む。
【0035】
一方、床ブラシ16を前進させた際、すなわち床ブラシ16の前進時には、図3および図4に示すように、起毛布61と床面Fとの間の摩擦力によりブラシ台組立43が前側へと回動して、凹部44が床面Fに対向して台部材47の台部51が床面Fに対して略水平に対向し、突部45の補助起毛布55の補助起毛56が床面Fに接触するとともに、床ブラシ16の後退時に床面Fに接触していた起毛布61の起毛62が回転ブラシ32側に位置する。
【0036】
この結果、起毛布61の起毛62が回転ブラシ32のブラシ部34の前側に接触し、回転ブラシ32の回転により起毛布61の起毛62に付着した床面Fの塵埃を回転ブラシ32のブラシ部34にて掻き取るとともに、突部45の外周面の補助起毛布55が床面Fに接触してこの床面Fの塵埃を拭き取る。
【0037】
このとき、凹部44によりブラシ台組立43と床面Fとの間に空間が形成されて吸込口25が床ブラシ16の外部である床ブラシ16の前方の空間と連通し、床ブラシ16の前側から吸込口25に連通する通岐路および塵埃が通過するスペースがブラシ台組立43の下側に確保されて、床ブラシ16の前側の床面F上の塵埃を吸込口25から吸い込む。
【0038】
この後、床ブラシ16の先端から塵埃とともに吸い込まれた空気は吸込風となり、延長管15やホース体12それぞれの内部を順次通過して蓋体3の本体吸込口11へと吸気された後、ダストカップ9内へと吸い込まれる。
【0039】
そして、吸い込まれた吸込風は、ダストカップ9内で塵埃を遠心分離されて集塵され、ダストカップ9から流出して電動送風機6を通過し排気風となって図示しない排気口から本体ケース4の外部へと排気される。
【0040】
上述したように、上記一実施の形態によれば、ブラシ台組立43の起毛布61の起毛62で拭き取った床面Fの塵埃を回転ブラシ32のブラシ部34により掻き取らせて吸込口25から吸い込ませて自己掃除、すなわちセルフクリーニングが可能になるため、起毛布61で拭き取った塵埃を作業者が手で定期的に除去するなどの必要がなく、使い勝手を向上でき、床ブラシ16を容易にメンテナンスできる。
【0041】
また、ブラシ台組立43に凹部44を形成したことにより、床ブラシ16の前進時には、この凹部44により吸込口25と床ブラシ16の前方の空間とが連通して床ブラシ16の前側の通気路および塵埃の通過スペースを確保できるため、床ブラシ16の前側の床面F上の塵埃を、この凹部44を介して吸込口25から吸い込んで掃除できる。
【0042】
さらに、床ブラシ16の後退時には、ブラシ台組立43が回動して凹部44が床ブラシ16の前側に位置し、起毛布61が床面Fに対向して接触するため、床ブラシ16の前側の通岐路をブラシ台組立43で閉塞して吸込口25の真空度を向上し、回転ブラシ32のブラシ部34で掻き取った起毛62で拭き取った床面Fの塵埃を、より確実に吸込口25から吸い込ませることができる。
【0043】
そして、起毛布61の起毛62の毛先を、ブラシ台組立43の下側で床ブラシ16の前方に向くように取り付けたため、床ブラシ16の後退時には、起毛62が床ブラシ16の床面Fに対する移動方向に対して順目となるので、起毛62と床面Fとの間に摩擦力が生じにくく、床ブラシ16の操作性を向上できるとともに、床ブラシ16の前進時には、起毛62が床ブラシ16の床面Fに対する移動方向に対して逆目となるので、起毛62と床面Fとの間に生じた摩擦力によりブラシ台組立43を床ブラシ16の後方向に確実に回動させることができる。
【0044】
また、ブラシ台組立43の突部45の外周面に補助起毛布55を取り付けたことにより、床ブラシ16の後退時にも床面F上の塵埃を補助起毛布55の補助起毛56で拭き取りでき、効率よく掃除できる。
【0045】
なお、上記一実施の形態において、電気掃除機1は、サイクロン式に限定されず、例えばポット型、アップライト型、あるいは集塵パックを用いたキャニスタ型などでもよい。
【0046】
また、ブラシ台組立43の外周面には清掃部材として起毛布61を取り付けたが、この起毛布61と同様の機能を有するものであれば、ゴムなどの他の清掃部材を用いることも可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、ケース体の後退時に被掃除面に接触した拭き取り体の拭き取り部にて拭き取った塵埃を、ケース体の前進時に拭き取り部が回転清掃体に接触することで回転清掃体により掻き取らせ、この掻き取った塵埃を、ケース体の後退時に拭き取り部が吸込口の前方を閉塞することで真空度を向上して吸込口から吸い込ませることが可能になるため、拭き取り体にて拭き取った塵埃を除去するなどの必要がなく、また、ケース体の前進時には凹部が吸込口の前方を外部に連通させてケース体の前方の塵埃を吸込口から吸い込むことができるなど、使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態の吸込口体を示す断面図である。
【図2】同上電気掃除機の吸込口体を示す斜視図である。
【図3】同上電気掃除機の吸込口体を示す断面図である。
【図4】同上電気掃除機の吸込口体を示す斜視図である。
【図5】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機
5 掃除機本体
6 電動送風機
16 吸込口体としての床ブラシ
21 ケース体
25 吸込口
32 回転清掃体としての回転ブラシ
43 拭き取り体としてのブラシ台組立
44 凹部
61 拭き取り部としての起毛布
F 被掃除面としての床面
Claims (2)
- 被掃除面に対向して開口した吸込口を備えたケース体と、
このケース体の吸込口に回転可能に設けられ、被掃除面の塵埃を掻き取る回転清掃体と、
前記吸込口の前方に位置して前記ケース体に設けられ、外周面が被掃除面に接触することで前記ケース体の前進および後退に対応して互いに反対方向に所定角度回動可能な拭き取り体とを具備し、
前記拭き取り体は、
外周面に設けられ、前記ケース体の後退時の前記拭き取り体の回動により被掃除面に接触して前記吸込口の前方を閉塞するとともに被掃除面の塵埃を拭き取り、かつ、前記ケース体の前進時の前記拭き取り体の回動により前記回転清掃体に接触して被掃除面から拭き取った塵埃を前記回転清掃体に掻き取られる拭き取り部と、
この拭き取り部と前記拭き取り体の周方向に異なる位置でかつ前記ケース体の前進時の前記拭き取り体の回動により被掃除面に対向する位置に設けられ、この被掃除面に対向した状態で前記吸込口の前方を外部に連通させる凹部とを備えている
ことを特徴とした吸込口体。 - 電動送風機を備えた掃除機本体と、
前記電動送風機の吸込側に取り付けられる請求項1記載の吸込口体と
を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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