JP4028509B2 - 流体中自由運動体 - Google Patents

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本発明は流体中自由運動体に係り、特に流体の噴出口が設けられた翼を有する流体中自由運動体に関する。
従来の、飛翔体や潜水体、航空機等の流体中自由運動体の一つとして、流体中自由運動体に設けられた翼から流体を噴出させ、翼にかかる流体の力を変化させて流体中自由運動体の姿勢を変化させたり、翼表面からの流体の流れの剥離を防止することにより高い揚力を得たりする流体中自由運動体がある。
図15(a)に示す従来の流体中自由運動体の翼は、翼の後縁近傍に設けられた噴出口から流体を噴出し、翼周囲の流体の流れを変化させることにより、翼にかかる流体の力を変化させている(単純ジェットフラップ)。
図15(b)に示す従来の流体中自由運動体の翼は、図1(a)に示す流体の噴出口を舵の後縁近傍に設け、舵を用いた翼周囲の流体の流れの変化と、流体の噴出を用いた翼周囲の流体の流れの変化とを組み合わせて、翼にかかる流体の力をより大きく変化させている(組み合わせジェットフラップ)。
図15(c)に示す従来の流体中自由運動体の翼は、翼の後縁近傍に設けられた噴出口から噴出した流体が舵の表面を沿って流れるように流体を噴出させ、翼にかかる流体の力をより大きく変化させている(インターナルジェットフラップ)。
図15(d)に示す従来の流体中自由運動体の翼は、翼に設けられた噴出口から流体を噴出するかわりに、推力を発生させるために噴出された流体と舵を用いて、翼にかかる流体の力をより大きく変化させている(エクスターナルジェットフラップ)。
ここで、種々の流体中自由運動体の翼の中から、図15(c)に示すインターナルジェットフラップの構造を有する翼の構造の詳細を図16に示す(非特許文献1)。翼101の内部には、噴出される流体をためるためのタンク102が設けられている。タンク102にためる流体は、外部や別途設けられた圧縮タンクなどから供給することができる。タンク102の内部の流体は、配管103を通じて翼の後縁近傍に設けられた空気溜め104に送り込まれる。空気溜め104に送られた流体は、翼の後縁近傍に設けられた噴出口であるノズル105から噴出される。
また、図15(a)に示す単純ジェットフラップの構造を有する翼の構造の詳細を図17に示す。翼111の後縁近傍には流体を噴出するための噴出口112が設けられている。噴出口112は翼111の後縁に沿って、翼111の表面が細長く開国された形状を有している。翼111の内部には空気溜め113が設けられており、噴出口112から噴出するための流体が蓄えられている。翼111には、空気溜め113と噴出口112が連通するように流路114が形成されている。このように噴出口112と後縁の間の部分、すなわち図14(a)に示す後縁部115は、後縁部115の両端2箇所にて翼根および翼端と連結されている。
このような翼が設けられた流体中自由運動体は、翼の厚みが十分に大きい場合は、翼の後縁近傍の壁面の肉厚を十分に確保することができる。ところが、たとえば小型飛行機や小型軽量の飛翔体など、流体中自由運動体が小型で軽量な場合、翼の厚みが非常に薄く、翼の後縁近傍の壁面の肉厚を十分に確保することができない。これは、翼の強度が著しく低下することにつながり、流体中自由運動体の耐久性や信頼性を確保することができない。また、流体中自由運動体が高速で移動する場合、翼の後縁近傍が振動し、翼の後縁近傍が剥離してしまう場合もある。
本発明は、このような事情を鑑みてされたもので、耐久性、信頼性に優れた流体中自由運動体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の流体中自由運動体は、流体中を運動可能なボディーと、前記ボディーに設けられた翼と、前記翼の後縁近傍に開口され、流体を噴出するための複数の噴出口と、隣接する前記噴出口の間に設けられ、前記噴出口と前記翼の後縁の間の後縁部を補強するための補強部と、前記翼の表面の前記噴出口に隣接した位置に設けられ、該翼に略直交するとともに、該翼の前縁から後縁への方向が平面方向となるように設けられた板状部材とを有することを特徴とする。
また、本発明の流体中自由運動体は、流体中を運動可能なボディーと、前記ボディーに設けられた翼と、前記翼の内部に設けられた梁と、前記翼の後縁近傍に開口され、流体を噴出するための複数の噴出口とを有し、前記噴出口と後縁の間の後縁部は、前記梁にて補強されていることを特徴とする。
本発明によれば、耐久性、信頼性に優れた流体中自由運動体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1に本発明による第1の実施の形態にかかる、流体中自由運動体を示す。
航空機1(流体中自由運動体)のボディー2には、揚力を発生させるための翼3が設けられている。翼3には、離着陸の場合など必要に応じてより大きな揚力を発生させるための、噴出口4が設けられている。噴出口4は翼3の後縁近傍に設けられている。なお、噴出口4の位置は、図1における翼3の背面である。
続いて、噴出口4の詳細について説明する。本実施の形態では、説明の都合上構造が最もシンプルな、単純ジェットフラップの構造を有する翼3について説明する。図2に本発明による第1の実施の形態にかかる翼3を示す。
なお、図2に示す翼3は、図示の都合上翼根から翼端までの距離と、前縁から後縁までの距離の比が実際と異なる。また、図2に示す翼3は、図示の都合上前縁から後縁までの幅が翼根から翼端まで一定に記載されているが、実際は図1に示すように前縁から後縁までの幅は翼根から翼端にかけて徐々に小さくしてもよい。また、図2に示す翼3は、図示の都合上翼3の任意の断面について断面図を代表して図示しているが、翼根から翼端にかけて断面の形状が異なっていても構わない。例えば、一般的なNACA翼形を組み合わせ、翼根から翼端にかけて徐々に断面形状が変化させることもできる。
翼3の後縁近傍には、流体を噴出するための噴出口4が設けられている。噴出口4は翼3の後縁に沿って、翼3の表面が細長く開口された形状を有している。隣接する噴出口4の間には、噴出口4と後縁の間の部分、すなわち図2に示す後縁部5を補強するための補強部8が設けられている。翼3の内部には、空気溜め6が設けられており、噴出口4から噴出するための流体が蓄えられている。流体は、たとえば航空機1のエンジンの動力を用いて周囲の流体を圧縮する圧縮機や、ボディー1の内部に設けられた圧力ボンベなどの流体供給手段(図示せず)を用いたりして供給、制御することができる。翼3には、空気溜め6と噴出口4が連通するように、流路7が形成されている。
続いて、噴出口4より噴出された流体による翼3にかかる力について図3を参照しながら説明する。図3(a)に示すように、流体10が噴出していない状態では、流れ9a、9bは翼3の周りを翼3に付着するように流れている。しかし、図3(b)に示すように、噴出口4から流体10を噴出させると、流れ9a、9bの流れる方向は偏向し、翼3には流体の流れ方向に対し垂直方向の力、すなわち揚力11が発生する。このように、噴出口4から流体を噴出させたり流体の噴出を停止させたり、噴出する流体の量を変化させたりことにより、揚力11の量を制御することができる。
このように、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体は、後縁部5が補強部8で補強されているので、翼3の噴出口4近傍や後縁近傍の機械的強度が向上し、流体中自由運動体の耐久性や信頼性を向上させることができる。また、後縁部5が補強部8で補強されているため、流体中自由運動体が高速で移動する場合も、翼の後縁近傍の振動が起こりにくい。
(第2の実施の形態)
図5に本発明による第2の実施の形態にかかる、流体中自由運動体に設けられた翼3を示す。なお、第1の実施の形態と同一部分については、同一符号で示し、その説明を省略する。
翼3の後縁部5の近傍には、流体を噴出するための噴出口24が設けられている。噴出口24は翼3の後縁に沿って、翼3の表面が細長く開口された形状を有している。噴出口24は、中央部では幅20が大きく、端部では幅20が小さく形成されている。
図4(a)に示すように、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体の噴出口4は幅20、長さ21を有する略長方形の形状をしている。図4(b)は図4(a)中の矢印22方向から翼3を見た図である。図4(b)に示す矢印23は、噴出口4から噴出する流体11を示し、その長さは流体11の流速を示す。
図4(b)に示すように、流体の流速は、噴出口4の中央部では速く、端部では遅い。そこで、図5(a)に示すように、本発明による第2の実施の形態にかかる流体中自由運動体は、翼3に設けられた噴出口24の形状を中央部では幅20を大きい形状、端部では幅20を小さい形状とする。
このように、第2の実施の形態にかかる流体中自由運動体は、第1の実施の形態と同様に後縁部5が補強部8で補強されているので、翼3の噴出口24近傍や後縁近傍の機械的強度が向上し、流体中自由運動体の耐久性や信頼性を向上させることができる。また、後縁部5が補強部8で補強されているため、流体中自由運動体が高速で移動する場合も、翼の後縁近傍の振動が起こりにくい。加えて、図5(b)に示すように、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体に比べ、噴出口24の中央部から噴出する流体の速度と噴出口24の端部から噴出する流体の速度の差が小さい。したがって、より大きな揚力を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図6に本発明による第3の実施の形態にかかる、流体中自由運動体に設けられた翼3を示す。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一部分については、同一符号で示し、その説明を省略する。
図4(b)、図5(b)に示すように、第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかる流体中自由運動体では、隣接する噴出口4から噴出した噴流の間および隣接する噴出口24から噴出した噴流の間には乱流31が発生する。この乱流31は、翼3で発生させた揚力の向きと反対方向の力を生み出す。この乱流31が生み出す力は、流体中自由運動体と流体中自由運動体が存在する被流体との相対速度(本実施の形態では流体中自由運動体の大気速度)が上がるほど大きくなる。
そこで、図6に示すように、噴出口4に隣接した位置に整流装置32(板状部材)を設ける。整流装置32は、流体中自由運動体の流体との抵抗を軽減するために、翼3に略直交するように設けられ、また翼3の前縁から後縁への方向が平面方向となるように設けられている。なお、整流装置32の断面形状は流体との抵抗を軽減するために流線型が好ましい。また、後述する実験より、整流装置32の翼3からの高さは、隣接する噴出口4の間隔の1/2以上が好ましい。
図7に整流装置32の効果を確認した数値解析の結果を示す。図7(a)は第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体に用いた、噴出口4のみが設けられた翼3の数値解析の結果を示す。低速域38は、翼3の周囲に流れる流体の流速が比較的遅い領域を示している。高速域39は、翼3の周囲に流れる流体の流速が低速域38に比べ速い領域を示している。特に表記のない領域は低速域38より流速が遅い領域を示している。
図7(b)は第3の実施の形態にかかる流体中自由運動体に用いた、噴出口4と整流装置32が設けられた翼3の数値解析の結果を示す。図7(a)と同様に、低速域38は翼3の周囲に流れる流体の流速が比較的遅い領域、高速域39は、翼3の周囲に流れる流体の流速が低速域38に比べ速い領域、特に表記のない領域は低速域38より流速が遅い領域を示している。
噴出口4のみが設けられた翼3では、噴出口4から噴出した流速の速い流体は、噴出口4から近い位置で流速が落ちてしまうため、噴出口4と整流装置32が設けられた翼3に比べ噴出口4付近の高速域39の体積が小さい。一方、噴出口4と整流装置32が設けられた翼3では、噴出口4から噴出した流速の速い流体は、噴出口4付近の高速域39の体積が大きい。すなわち、整流装置32の働きにより乱流31の影響が小さくなり、噴出口4と整流装置32が設けられた翼3の方が、噴出した流速の速い流体がより遠くまで流速が落ちずに噴出していることがわかる。
続いて、整流装置32の翼3からの高さの影響について実験を行った。図8および図9に整流装置32の翼3からの高さの影響を確認した実験装置を、図10に整流装置32の翼3からの高さの影響を確認した実験結果を示す。
図8に示すように、翼3が固定されたアタッチメント33を、アタッチメント33にかかる力34を測定するためのロードセル35に取り付ける。そして、この翼3とアタッチメント33、ロードセル35を略一様な空気の層流が流れる風洞の内部に設置して、ロードセル35にかかる力を測定する。
図9に示すように、整流装置32の翼3の表面からの最大高さ37を、隣接する噴出口4の間隔36の1/3、1/2、1/1(間隔と最大高さが等しい)、5/3の4段階に設定する。最大高さ37が4段階に設定されたそれぞれの翼3について、ロードセル35にかかる力を測定した。
図10は、風洞を流れる空気の流速と、ロードセル35にかかる力との関係をあらわしたグラフである。横軸に流速、縦軸にロードセル35にかかる力をプロットした。最大高さ37が、間隔36の1/3の場合、流速が20m/s以上にならないと、流速の増加と共にロードセル35にかかる力、すなわち揚力は増加しない。しかし、最大高さ37が、間隔36の1/2以上の場合、流速の増加と共にロードセルにかかる力、すなわち揚力は増加する。これは、最大高さ37が、間隔36の1/3の場合、流速が遅い領域では、揚力に比べ、乱流31の影響の方が大きく、流速が速い領域では、乱流31の影響が小さくなるためであると考えられる。
このように、第3の実施の形態にかかる流体中自由運動体は、第1の実施の形態と同様に後縁部5が補強部8で補強されているので、翼3の噴出口4近傍や後縁近傍の機械的強度が向上し、流体中自由運動体の耐久性や信頼性を向上させることができる。また、後縁部5が補強部8で補強されているため、流体中自由運動体が高速で移動する場合も、翼の後縁部近傍の振動が起こりにくい。
加えて、翼3には噴出口4に隣接して整流装置32が設けられているので、乱流31の影響が小さくなり、第1の実施の形態および第2の実施の形態にかかる流体中自由運動体に比べ、より大きな揚力を得ることができる。
また、整流装置32の翼3からの最大高さ37を、隣接する噴出口4の間隔の1/2以上に設定したので、流体中自由運動体の移動速度が高速の領域では、より少ない噴出口4から噴出する流体にてより大きな揚力を得ることができる。
なお、本発明は上述したような各実施の形態に限定されるものではなく、形状や材質、構成を変更したり、組み合わせたりしてもよい。
例えば、本発明による第3の実施の形態にかかる流体中自由運動体の噴出口4を、本発明の第2の実施の形態にかかる流体中自由運動体の様に、噴出口の中央部の幅を大きく、端部の幅を小さく形成してもかまわない。この場合、第2の実施の形態と同様に、噴出口の中央部から噴出する流体の速度と噴出口の端部から噴出する流体の速度の差が小さくなる。したがって、より大きな揚力を得ることができる。
また、図11に示すように、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体の補強部8と後縁部5を翼3の内部に設けられた梁12に固定してもよい。梁12は、翼3の翼弦方向が長手方向となるように設けられており、翼3の翼弦方向を支える構造材としての役割を果たしている。このように補強部8と後縁部5とを梁12に固定すると、より強固に後縁部5を補強することができる。よって、流体中自由運動体の耐久性や信頼性をより向上させることができる。
また、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体の変形例の補強部8と梁12を一体の部材としても構わない。補強部8と梁12を一体の部材とした場合、翼3の空気抵抗を軽減させるために、梁12を補強部8が設けられていた部分で翼3の表面に露出させ、翼3の表面と梁12の露出部分が平滑となるように梁12を設けることが好ましい。
また、図12(a)に示すように、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体の変形例の翼3の内部の梁を形成してもかまわない。図12(a)は翼3の断面図を示す。第1の実施の形態では、翼3の内部の梁は梁12のみで、梁12と補強部8が固定されている例を示した。しかし、翼3の強度をより強固にしたい場合、図11(a)に示すように、複数の梁40を組み合わせ、空気溜め6と流路7の他にタンク41、流路42を設けてもよい。
さらに、図12(b)に示すように、第1の実施の形態にかかる流体中自由運動体の変形例に設けられた梁の一部を延長し、翼3に設けられた整流装置として用いても構わない。図12(b)は翼3の断面図を示す。整流装置43は、翼3の内部へ貫通しており、翼3の内部に設けられた梁としても機能している。
さらに、図13に示すように、第3の実施の形態にかかる流体中自由運動体の変形例に設けられた整流装置43を、翼3の噴出口4近傍から後縁部5にかけての部分、たとえば前縁部まで延長してもかまわない。
さらに、第1の実施の形態から第3の実施の形態では、単純ジェットフラップの構造を有する翼3について説明したが、組み合わせジェットフラップやインターナルジェットフラップの構造を有する翼に用いても構わない。
さらに、第1の実施の形態から第3の実施の形態では、翼3に発生する揚力の量を制御するためのフラップとして用いるための構造について説明した。しかし、図14に示すように、翼3の翼根側の揚力発生方向と反対の面にフラップとして用いるための噴出口4を、翼3の翼端側の両面にエルロンとして用いるための噴出口44を設けても構わない。また、垂直安定板45の流体中自由運動体の進行方向と反対の端近傍の両面にラダーとして用いるための噴出口46を設けても構わない。さらに、水平安定板47の流体中自由運動体の進行方向と反対の端近傍の両面にエレベータとして用いるための噴出口48を設けても構わない。このような流体中自由運動体は、噴出口4から流体を噴出させることにより揚力の量を制御することができるばかりでなく、噴出口44、噴出口46、噴出口48から流体を噴出させることにより、ピッチング、ヨーイング、ローリングの3方向の姿勢制御の制御を行うことができる。
本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態を示す斜視図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の翼を示す図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の翼の働きを示す図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の翼を示す図 本発明による流体中自由運動体の第2の実施の形態の翼を示す図 本発明による流体中自由運動体の第3の実施の形態の翼を示す図 本発明による流体中自由運動体の第3の実施の形態の実験装置を示す図 本発明による流体中自由運動体の第3の実施の形態の実験結果を示す図 本発明による流体中自由運動体の第3の実施の形態の実験装置を示す図 本発明による流体中自由運動体の第3の実施の形態の実験結果を示す図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の変形例を示す図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の変形例を示す図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の変形例を示す図 本発明による流体中自由運動体の第1の実施の形態の変形例を示す図 従来の流体中自由運動体を示す図 従来の流体中自由運動体を示す図 従来の流体中自由運動体を示す図
符号の説明
1 航空機
2 ボディー
3 翼
4、24、44、46、48 噴出口
5 後縁部
6 空気溜め
7 流路
8 補強部
9a、9b 流れ
10 流体
11 揚力
12 梁
20 幅
21 長さ
22、23 矢印
31 乱流
32 整流装置
33 アタッチメント
34 力
35 ロードセル
36 間隔
37 最大高さ
38 低速域
39 高速域
40 梁
41 タンク
42 流路
43 整流装置
45 垂直安定板
47 水平安定板
101 翼
102 タンク
103 配管
104 空気溜め
105 ノズル
111 翼
112 噴出口
113 空気溜め
114 流路
115 後縁部

Claims (3)

  1. 流体中を運動可能なボディーと、
    前記ボディーに設けられた翼と、
    前記翼の後縁近傍に開口され、流体を噴出するための複数の噴出口と、
    隣接する前記噴出口の間に設けられ、前記噴出口と前記翼の後縁の間の後縁部を補強するための補強部と、
    前記翼の表面の前記噴出口に隣接した位置に設けられ、該翼に略直交するとともに、該翼の前縁から後縁への方向が平面方向となるように設けられた板状部材と
    を有することを特徴とする流体中自由運動体。
  2. 前記翼は、翼の内部に梁をさらに有し、
    前記補強部と前記後縁部が、前記梁の少なくとも一部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の流体中自由運動体。
  3. 前記噴出口は、前記噴出口の中央部の開口幅に比べて前記噴出口の端部の開口幅が小さいことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の流体中自由運動体。
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