JP4027025B2 - Hydraulic control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁パイロット切換弁を切り換えるためのパイロット圧を有効に使用する油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示した従来の油圧制御装置は、ポンプPと分流弁4とを供給路1を介して接続しているが、この分流弁4には制御流ポート4aと余剰流ポート4bとを接続している。
そして、余剰流ポート4b側には、電磁パイロット切換弁2,3を接続しているが、これら切換弁2,3は、図示の中立位置にあるとき、センターバイパス通路cを介してタンクTに連通する。
しかも、この電磁パイロット切換弁2,3は、その両端にパイロット室2a、2b、3a、3bと、このパイロット室2a、2b、3a、3bのパイロット圧を制御するソレノイド弁部2c、2d、3c、3dを設けている。
【0003】
上記のようにしたパイロット室2aと3a、2bと3bとはパイロット通路9a、9bを介して直列に接続されるが、このパイロット通路9a、9bは、それに連通するパイロット室2a、2b、3a、3bを介して、戻し通路9cにパラレルに接続している。
そして、切換弁2,3が図示の中立位置にあるとき、パイロット室2a、2bおよび3a、3bに供給されたパイロット流れの全量が戻し通路9cを介してタンクに戻される。
【0004】
上記のようにしたパイロット通路9a、9bは、減圧弁8に接続しているが、この減圧弁8は供給路1を介してポンプPに接続している。
したがって、ポンプPの吐出圧が、この減圧弁8で減圧されて、パイロット通路9a、9bに導かれるが、このときにパイロット弁部2cまたは2d、3cまたは3dのソレノイドを励磁させれば、それぞれに対応するパイロット室に、励磁電流に応じたパイロット圧が発生することになる。このようにパイロット室にパイロット圧が発生すれば、電磁パイロット切換弁2,3が切り換わるが、その切り換え量は、上記励磁電流に比例することになる。
【0005】
ただし、電磁パイロット切換弁2,3が図示の中立位置に保たれていると、ポンプPの吐出流体がタンクTに戻されるので、供給路1がタンク圧になってしまう。供給路1がタンク圧になれば、減圧弁8がどのように動作しようとも、パイロット通路9a、9bに圧力が発生しない。言い換えると、電磁パイロット切換弁2,3のすべてを中立位置に保っているときには、パイロット弁部をどのように動作しても、電磁パイロット切換弁2,3を切り換えることができないことになる。
【0006】
そこで、電磁パイロット切換弁2,3がすべて中立位置にあるときにも、ポンプPに負荷圧を生じさせて、電磁パイロット切換弁2,3を切り換えるためのパイロット圧を発生させなければならない。このように、電磁パイロット切換弁2,3のすべてが中立位置にあるときにも、パイロット圧を発生させるための手段が、分流弁4の制御流ポート4a側に接続した回路である。
【0007】
分流弁4の制御流ポート4aに連通する制御流路5には、アンロード弁16と、切換弁17とをパラレルに接続するとともに、制御流ポート4aと切換弁17との間にはオリフィス18を設けている。
さらに、上記アンロード弁16と切換弁17は、それらの下流において、通路19a、19bを介してたがいに合流するとともに、その合流点の下流側にはパイロット圧発生用リリーフ弁20を設けている。
【0008】
上記アンロード弁16にはソレノイド21を設けているが、このソレノイド21は、前記した電磁パイロット切換弁2,3のソレノイド弁部を励磁したとき、それと同期して励磁するようにしている。
そして、このアンロード弁16は、ソレノイド21が非励磁の状態にあるとき、図示のノーマル位置すなわち開位置を保ち、ソレノイド21が励磁したとき、切換位置すなわち閉位置を保つようにしている。
【0009】
また、切換弁17は、その一方のパイロット室17aを、切換弁17とオリフィス18との間に接続し、他方のパイロット室17bは通路19bに連通している。そして、他方のパイロット室17bにはスプリング22を設けている。
そして、この切換弁17は、図示のノーマル位置にあるとき、制御流路5と通路19bとの連通を遮断する一方、この通路19bをタンク通路15に連通させる。このノーマル位置から図面左側の切換位置に切り換わると、通路19bとタンク通路15との連通を遮断するとともに、制御流路5と通路19bとを連通させる。
なお、上記切換弁17と余剰流路6との間には通路Aを設けている。これについては、後で詳細に説明するが、この通路Aの一端は、余剰流路6と接続し、その他端は塞がれていて、どこにも接続していない。
【0010】
このような回路の油圧制御装置において、図3に示すように、すべての電磁パイロット切換弁2,3が図示の中立位置にあるときには、余剰流ポート4b側がタンク圧に保たれる。
また、電磁パイロット切換弁2,3が中立位置にあれば、そのソレノイド弁部が非励磁の状態にあるので、それと同期するアンロード弁16のソレノイド21も非励磁の状態に保たれる。したがって、アンロード弁は、図示のノーマル位置を保って、制御流路5と通路19aおよび19bとを連通させる。
【0011】
上記のようにアンロード弁16がノーマル位置を保てば、ポンプPから制御流ポート4aを経由して制御流路5に供給された流体は、通路19a→通路19b→切換弁17を経由してタンク通路15に連通する。
このように制御流路5がタンク通路15に連通するので、制御流ポート4aの下流側がタンク圧に保たれる。
つまり、この状態では、制御流ポート4aおよび余剰流ポート4bのいずれの側もタンク圧に保たれるので、ポンプPの吐出圧もタンク圧に保たれる。言い換えると、ポンプPのエネルギーロスを最小限に抑えることができる。
【0012】
上記の状態から、例えば、電磁パイロット切換弁2を、図面右側位置に切り換えるために、そのソレノイド弁部2cを励磁させると、それにともなって、アンロード弁16のソレノイド21も励磁され、アンロード弁16を閉位置である切換位置に切り換える。
このようにアンロード弁16が閉位置に切り換わると、制御流路5と通路19aとの連通が遮断されるので、切換弁17の上流側の圧力が必然的に上昇する。このように切換弁17の上流側の圧力が上昇すれば、その圧力が切換弁17の一方のパイロット室17aに作用し、切換弁17を切換位置に切り換える。
【0013】
切換弁17が切換位置に切り換われば、通路19bとタンク通路15との連通が遮断されると同時に、制御流路5と通路19bとを連通させる。したがって、制御流路5に供給された流体は、上記通路19bから通路19aに流れ込む。このように通路19aに流体が流れれば、その圧力が上昇するが、その上昇した圧力がパイロット圧発生用リリーフ弁20の設定圧よりも高くなれば、そのリリーフ弁20を動作させる。
【0014】
上記のようにパイロット圧発生用リリーフ弁20が動作すれば、制御流路5の圧力がパイロット圧発生用リリーフ弁20の設定圧に保たれるとともに、パイロット圧発生用リリーフ弁20から流出した流体は、タンク通路15を経由してタンクTに戻される。
【0015】
制御流路5が、上記のようにパイロット圧発生用リリーフ弁20の設定圧に保たれれば、当然のこととして、ポンプPの吐出圧もその設定圧に保たれることになる。
このようにしてタンク圧からパイロット圧発生用リリーフ弁20の設定圧まで上昇した圧力は、減圧弁8で減圧されて、電磁パイロット切換弁2のパイロット室2aに導かれる。したがって、このパイロット圧をソレノイド弁部2cで制御すれば、電磁パイロット切換弁2が、その励磁電流に比例した分だけ切り換わることになる。
【0016】
次に、上記の回路を具体化した油圧制御装置について、図4に基づいて説明する。ただし、この図4は、図3の鎖線で囲った部分の構成のみを示したものである。
図4に示したように、バルブボディBには、ポンプポートPPを形成し、このポンプポートPPの下流側に、バルブボディBの左右を貫通する貫通孔25を形成している。そして、この貫通孔25の図右から分流弁4を組み付け、図左から切換弁17を組み付けている。
【0017】
さらに、この貫通孔25には、図左から順に、第1〜7環状凹部26〜32を形成している。第1〜3環状凹部26〜28は切換弁17に相当する部分に形成し、第5〜7環状凹部30〜32は分流弁4に相当する部分に形成している。そして、上記切換弁17と分流弁4との間に第4環状凹部29を形成している。
【0018】
まず、上記分流弁4と、この分流弁の下流側に接続した他の構成要素とを説明する。
貫通孔25の図面右側から組み付けた分流弁4は、貫通孔25を摺動するスプール33とスプール内に形成されたスプール内通路34とからなる。さらに、このスプール内通路34にはスプリング35を設け、このスプリング力によって、上記スプール33を図面右へと押し付けている。また、上記スプール内通路34と第7環状凹部32とはオリフィス4cを介して連通している。
さらに、上記スプール33には環状溝24を形成している。この環状溝24を介して、第6環状凹部31と第7環状凹部32とを常に連通するとともに、スプール33がスプリング35のスプリング力に抗して摺動したとき、環状溝24が移動して第7環状凹部32の開度を絞るようにしている。
【0019】
上記第5環状凹部30は、余剰流路6と連通するとともに、具体的には図示しない通路Aによって第2環状凹部27と連通している。
また、第6環状凹部31は、供給路1と接続し、この供給路1はポンプポートPPと連通している。
そして、上記供給路1の下流には、メインリリーフ弁11を組み付けるメインリリーフ孔36と、減圧弁8を組み付ける減圧弁孔37とを形成している。
【0020】
一方、貫通孔25の図面左側から組み付けた切換弁17は、貫通孔25に内接するスリーブ38と、スリーブ38内を摺動するスプール39と、このスプール39内に形成されたスプール内通路40とからなる。
このスプール内通路40にはスプリング22を設け、このスプリング力によって、上記スプール39を図面右のスリーブ38へと押し付ける。このようにスプール39がスリーブ38へと押し付けられることによって、スプール39とスリーブ38とが当接する。
【0021】
この、スリーブ38とスプール39との当接面には、通路41が形成され、この通路41が一方のパイロット室17aへとパイロット圧を作用させるようにしている。また、スプール39にはオリフィス18が形成され、このオリフィス18を介して、スプール内通路40と通路41とが連通するようにしている。
また、上記スリーブ38には、第1,3環状凹部26,28に対応する位置に、それぞれ貫通溝42,43を形成している。
【0022】
また、第1環状凹部26は、通路19を介してアンロード弁16と連通している。そして、この通路19の下流には、パイロット圧発生用リリーフ弁20を組み付けるパイロット圧発生用リリーフ弁孔46を形成している。
また、第3環状凹部28はタンク通路15を介して図示しないタンクと接続するとともに、このタンク通路15はパイロット圧発生用リリーフ弁20にも連通している。
さらに、上記切換弁17と分流弁4との間に形成された第4環状凹部29は、制御流路5を形成し、アンロード弁16に接続している。
【0023】
上記のような構成の油圧制御装置において、図3では、切換弁の第2環状凹部27と余剰流路6とを通路Aで連通しているように見えるが、上記第2環状凹部27は、スリーブ38で塞がれている。したがって、切換弁17から第2環状凹部27に作動油が供給されることはない。
上記通路Aは、バルブボディBに形成した孔44と、この孔44に組み込んだプランジャ45とが相まって形成されている。上記プランジャ45は、キャップ47に固定されるとともに、通路Aは、第2環状凹部27と余剰流路6とを常に連通している。
【0024】
上記第2環状凹部27や、孔44のように、他の構成要素と接続しない部分をバルブボディBに形成するのは、以下の理由からである。
すなわち、バルブボディBは、様々な油圧制御装置に対応できるように、孔や環状凹部を形成するのが普通である。そして、この孔に必要な弁等を組み付けるのだが、他の油圧制御装置も考えた場合、どうしても必要のない孔や環状凹部が形成されてしまうのである。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の装置では、電磁パイロット切換弁を切り換えたとき、すなわちアンロード弁16のソレノイド21を励磁させたとき、制御流ポート4aからの作動油が、パイロット圧発生用リリーフ弁20を介してタンクTに戻される。しかしながら、分流弁4の制御流ポート4a側に供給する流量は、あくまでもパイロット圧を発生させるために必要なもので、アクチュエータに仕事をさせるためには使用されていない。
【0026】
このようにパイロット圧を発生させるためだけに使用している流量を、タンクに戻すということは、それだけポンプPの吐出容量を無駄に使っていることになる。つまり、制御流ポートに供給した分だけ、エネルギーロスを生じていることになる。
この発明の目的は、電磁パイロット切換弁の切り換え時のエネルギーロスを少なくできる油圧制御装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
この発明は、バルブボディに、ポンプポートと、ポンプポートから供給路を介して供給された作動油を制御流路と余剰流路とに分配する分流弁と、上記制御流路に設けたアンロード弁と、供給路に設けたメインリリーフ弁とを組み付けた油圧制御装置において、上記バルブボディには、制御流路にアンロード弁と並列に接続するシーケンス弁を組み込む孔を形成するとともに、この孔には上記アンロード弁およびタンクに連通する第1環状凹部と、上記余剰流路に連通する第2環状凹部とを形成してなり、上記アンロード弁が開弁したとき、上記シーケンス弁は、第2環状凹部を制御流路から遮断するとともに、制御流路内の作動油をアンロード弁および第1環状凹部を介してタンクに導く一方、上記アンロード弁が閉弁したとき、上記シーケンス弁は、第2環状凹部を制御流路に連通させて、制御流路内の作動油を余剰流路に導く構成にしたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1,2に示したのは、この発明の一実施例であり、分流弁4で分流された制御流路5側の作動油が、設定圧以上に高くなったとき、この作動油を余剰流路6に供給することを特徴とする。
この特徴以外の構成については、従来例と同様である。この従来例と同様の構成要素については、従来例と同じ符合を用い、その構成要素の詳細な説明を省略する。
【0029】
すなわち、この実施例において、分流弁4で分流された制御流路5に、アンロード弁16と、このアンロード弁16と並列にシーケンス弁48とを接続している。このシーケンス弁48には、スプリング49を設けるとともに、このスプリング49側の室48aは、タンク通路15に解放し、他方の室48bには、シーケンス弁48の上流側の圧力を導いている。
さらに、上記シーケンス弁48の下流側には、余剰流路6に合流する通路Aを接続している。
【0030】
上記のような、油圧回路において、電磁パイロット切換弁2または3を図示するノーマル位置から切り換えると、アンロード弁16に接続するソレノイド21も励磁されて、このアンロード弁16も切り換わる。
アンロード弁16が切り換わると、制御流路5とタンク通路15との連通が遮断されるので、制御流路5の圧力が高くなる。この制御流路5の圧力は、シーケンス弁48の他方の室48bに導かれるとともに、この圧力がスプリング49の設定圧よりも高くなると、上記制御流路5と通路Aとを連通させる。
【0031】
また、上記のようにシーケンス弁48が切換わることによって、制御流路5には、このシーケンス弁48のスプリング49で設定された一定の圧力が保たれる。この制御流路5の圧力が上記設定圧に保たれれば、ポンプPの吐出圧も設定圧に保たれる。したがって、減圧弁8には上記設定圧が導かれることになる。
減圧弁8は制御流路5で発生した一定の圧力を減圧して、パイロット流路9aおよびパイロット流路9bに導くことになる。
【0032】
このように、電磁パイロット切換弁2,3のソレノイドを励磁するとともに、アンロード弁16のソレノイド21を励磁することによって、上記電磁パイロット切換弁のパイロット室に速やかにパイロット圧を送ることができる。
また、この実施例によれば、シーケンス弁48によって、従来の切換弁とパイロット圧発生用リリーフ弁との機能を発揮することができるので、部品点数が減少する。
さらに、上記のようにシーケンス弁48が切換位置に切換わることによって、制御流路5の作動油は、通路Aを介して余剰流路6と合流しているので、この制御流路5の作動油をタンクTに戻す従来に比べて、エネルギーロスを減少することができる。
【0033】
次に、上記油圧制御装置において、図1の鎖線で囲った部分の構成要素を、図2に示している。
この図2に示したように、バルブボディBには、ポンプポートPPを形成し、このポンプポートPPの下流側に、バルブボディBの左右を貫通する貫通孔25を形成している。そして、この貫通孔25の図右から分流弁4を組み付け、図左からシーケンス弁48を組み付けるようにしている。
【0034】
このシーケンス弁48は貫通孔25に内接するスリーブ51と、スリーブ51内を摺動するスプール52とこのスプール52内に形成されたスプール内通路53とからなる。
上記スリーブ51内には、スプリング49が設けられ、このスプリング力によって、上記スプール52は、スリーブ51の図面右側に押し付けられる。さらにこのスリーブ51は、分流弁4のスプール33を図面右側に押し付けているスプリング35によって、図面左側に押し付けられるとともに、スプール52を支持している。
【0035】
また、上記スリーブ51には、貫通孔25の第1,2環状凹部26,27に対応する位置に、それぞれ貫通溝55,56を形成し、スプール52にはスプール内通路53と貫通溝56とを連通する貫通孔57を形成している。
さらに、スリーブ51とスプール52との当接面には、通路54を形成し、この通路54が一方の室48bへとパイロット圧を作用させるようにしている。
また、スプリング49側には室48aを形成し、この室48aは上記貫通孔55、孔46を介して、タンク通路15に連通している。
さらに、上記第2環状凹部27と余剰流路6とを通路Aで連通している。
【0036】
従来例において、上記孔46には、パイロット圧発生用リリーフ弁を組み付けていたが、先に説明したとおり、この実施例ではシーケンス弁48が従来のパイロット圧発生用リリーフ弁の役割を果たすので、孔46にはパイロット圧発生用リリーフ弁を組み付けていない。したがって、この孔46は、自由通路となるとともに、この孔46の入口をカバー58で塞いでいる。
上記以外の構成については、従来例と同様である。
【0037】
このような構成において、ポンプポートPPから供給された作動油は、分流弁4に供給される。分流弁4に供給された作動油は分流弁4の切換位置に応じて、作動油を制御流路5と余剰流路6とに分流する。すなわち、オリフィス4cを通過した作動油は、スプール内通路34を通って、制御流路5に供給され、オリフィス4cを通らず、第5環状凹部30に流入した作動油は、余剰流路6に供給される。
【0038】
一方、オリフィス4cを介して制御流路5に供給された作動油は、並列に接続しているアンロード弁16と、シーケンス弁48とに供給される。
アンロード弁16は、電磁パイロット切換弁2あるいは3が切換わることによって、上記アンロード弁16のソレノイド21が励磁されて切換わるようにしていることは上述したとおりである。このソレノイド21が励磁されなくて、アンロード弁16が開いているとき、制御流路5の作動油は、通路19→第1環状凹部26→孔46→タンク通路15を経由して、タンクTに開放される。
【0039】
また、ソレノイド21が励磁されて、アンロード弁16が切換位置に切り換わると、通路19との連通が遮断されるので、制御流路5の作動油は、シーケンス弁48に供給される。
すなわち、上記制御流路5の作動油は、通路54を介してシーケンス弁の一方の室48bに流入する。室48bに流入した作動油は、他方の室48aに作用するパイロット圧と、スプリング49のスプリング力に抗して、シーケンス弁48を切り換える。すなわち、シーケンス弁48は図2の左側に移動する。
【0040】
このようにシーケンス弁48が切り換わると、スプール内通路53が貫通孔57および貫通孔56を介して、第2環状凹部27と連通する。
この第2環状凹部27は、通路Aを介して余剰流路6に連通している。
したがって、電磁パイロット切換弁2あるいは3を切り換えたときには、制御流路5の作動油が余剰流路5の作動油と合流して、電磁パイロット切換弁2あるいは3に供給される。
【0041】
このように、この実施例によれば、バルブボディBに形成した貫通孔25の一方からシーケンス弁48を組み込むことによって、従来タンクに戻していた制御流路5の作動油を余剰流路6に合流させることができる。
また、このように制御流路5と余剰流路6とを、従来使用していなかった第2環状凹部27を用いて合流することができる。したがって、バルブボディBの形状を特別に変更しなくてもよい。
【0042】
【発明の効果】
この発明によれば、電磁パイロット切換弁の切り換わりに応じて、制御流路の作動油を余剰流路に合流させることができるので、これをタンクに戻すときのようなエネルギーロスを防止することができる。
また、従来と同じバルブボディに形成された孔にスリーブの形状が異なる弁を組み込むだけで、上記制御流路の作動油を余剰流路に合流することができるので、上記バルブボディの形状を特別に変更しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例を示した回路図である。
【図2】図1の点線で囲った部分の構成図である。
【図3】従来の回路図である。
【図4】図3の点線で囲った部分の構成図である。
【符号の説明】
T タンク
B バルブボディ
PP ポンプポート
1 供給路
4 分流弁
5 制御流路
6 余剰流路
11 メインリリーフ弁
16 アンロード弁
25 貫通孔
26 第1環状凹部
27 第2環状凹部
28 第3環状凹部
48 シーケンス弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hydraulic control apparatus that effectively uses a pilot pressure for switching an electromagnetic pilot switching valve.
[0002]
[Prior art]
In the conventional hydraulic control apparatus shown in FIG. 3, the pump P and the
And, the electromagnetic
Moreover, the electromagnetic
[0003]
The pilot chambers 2a and 3a, 2b and 3b as described above are connected in series via the pilot passages 9a and 9b. The pilot passages 9a and 9b are connected to the pilot chambers 2a, 2b, 3a, It is connected in parallel to the return passage 9c via 3b.
When the
[0004]
The pilot passages 9 a and 9 b configured as described above are connected to the
Accordingly, the discharge pressure of the pump P is reduced by the
[0005]
However, if the electromagnetic
[0006]
Therefore, even when the electromagnetic
[0007]
An
Further, the
[0008]
The
The
[0009]
The switching valve 17 connects one pilot chamber 17a between the switching valve 17 and the
When the switching valve 17 is in the illustrated normal position, the
A passage A is provided between the switching valve 17 and the
[0010]
In the hydraulic control apparatus of such a circuit, as shown in FIG. 3, when all the electromagnetic
If the electromagnetic
[0011]
If the
Since the
That is, in this state, since both the control flow port 4a and the excess flow port 4b are maintained at the tank pressure, the discharge pressure of the pump P is also maintained at the tank pressure. In other words, the energy loss of the pump P can be minimized.
[0012]
From the above state, for example, when the
When the
[0013]
When the switching valve 17 is switched to the switching position, the communication between the passage 19b and the
[0014]
When the pilot pressure
[0015]
If the
The pressure increased from the tank pressure to the set pressure of the pilot pressure generating
[0016]
Next, a hydraulic control device embodying the above circuit will be described with reference to FIG. However, this FIG. 4 shows only the structure of the part enclosed with the chain line of FIG.
As shown in FIG. 4, a pump port PP is formed in the valve body B, and a through
[0017]
Further, in the through
[0018]
First, the
The
Further, an annular groove 24 is formed in the
[0019]
The fifth
The sixth
A
[0020]
On the other hand, the switching valve 17 assembled from the left side of the through
The
[0021]
A passage 41 is formed in the contact surface between the
The
[0022]
The first
The third annular recess 28 is connected to a tank (not shown) via the
Further, a fourth
[0023]
In the hydraulic control device configured as described above, in FIG. 3, it seems that the second
The passage A is formed by a combination of a
[0024]
The parts that are not connected to other components such as the second
That is, the valve body B is usually formed with a hole or an annular recess so as to be compatible with various hydraulic control devices. Then, a necessary valve or the like is assembled in this hole. However, when other hydraulic control devices are considered, a hole or an annular recess that is absolutely unnecessary is formed.
[0025]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional apparatus, when the electromagnetic pilot switching valve is switched, that is, when the
[0026]
Returning the flow rate used only for generating the pilot pressure to the tank in this way means that the discharge capacity of the pump P is wasted. That is, energy loss is generated by the amount supplied to the control flow port.
An object of the present invention is to provide a hydraulic control device capable of reducing energy loss when switching an electromagnetic pilot switching valve.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a valve body, a pump port, a flow dividing valve that distributes hydraulic oil supplied from the pump port via a supply path to a control flow path and an excess flow path, and an unload provided in the control flow path In the hydraulic control apparatus in which the valve and the main relief valve provided in the supply path are assembled , the valve body has a hole for incorporating a sequence valve connected in parallel with the unload valve in the control flow path. Is formed with a first annular recess communicating with the unload valve and the tank and a second annular recess communicating with the excess flow path, and when the unload valve is opened, the sequence valve is The second annular recess is shut off from the control flow path, and the hydraulic oil in the control flow path is guided to the tank via the unload valve and the first annular recess, and when the unload valve is closed, Nsu valve, thereby communicating the second annular recess in the control channel, characterized in that the arrangement for guiding the hydraulic fluid in the control flow path to the surplus flow path.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show an embodiment of the present invention. When the hydraulic fluid on the
The configuration other than this feature is the same as the conventional example. Constituent elements similar to those of the conventional example are denoted by the same reference numerals as those of the conventional example, and detailed description thereof is omitted.
[0029]
That is, in this embodiment, an unload
Furthermore, a passage A that joins the
[0030]
When the electromagnetic
When the unload
[0031]
Further, by switching the
The
[0032]
Thus, by exciting the solenoids of the electromagnetic
Further, according to this embodiment, the function of the conventional switching valve and the pilot pressure generating relief valve can be exhibited by the
Further, as the
[0033]
Next, in the hydraulic control apparatus, the components of the portion surrounded by the chain line in FIG. 1 are shown in FIG.
As shown in FIG. 2, a pump port PP is formed in the valve body B, and through
[0034]
The
A
[0035]
The
Further, a passage 54 is formed in the contact surface between the
A
Further, the second
[0036]
In the conventional example, the pilot pressure generating relief valve is assembled in the
About the structure of those other than the above, it is the same as that of a prior art example.
[0037]
In such a configuration, the hydraulic oil supplied from the pump port PP is supplied to the
[0038]
On the other hand, the hydraulic oil supplied to the
As described above, the unload
[0039]
Further, when the
That is, the hydraulic oil in the
[0040]
When the
The second
Therefore, when the electromagnetic
[0041]
Thus, according to this embodiment, by incorporating the
Moreover, the
[0042]
【The invention's effect】
According to the present invention, the hydraulic oil in the control flow path can be merged with the surplus flow path according to the switching of the electromagnetic pilot switching valve, so that energy loss such as when returning it to the tank is prevented. Can do.
In addition, the hydraulic oil in the control flow path can be merged into the surplus flow path simply by incorporating a valve with a different sleeve shape into the hole formed in the same valve body as before, so the valve body has a special shape. It is not necessary to change to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing an embodiment of the present invention.
2 is a configuration diagram of a portion surrounded by a dotted line in FIG.
FIG. 3 is a conventional circuit diagram.
4 is a configuration diagram of a portion surrounded by a dotted line in FIG. 3;
[Explanation of symbols]
T Tank B Valve body
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