JP4026961B2

JP4026961B2 - Housing ventilation structure

Info

Publication number: JP4026961B2
Application number: JP31334298A
Authority: JP
Inventors: 孝明根本
Original assignee: Sumitomo Forestry Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date: 1998-11-04
Filing date: 1998-11-04
Publication date: 2007-12-26
Anticipated expiration: 2018-11-04
Also published as: JP2000144955A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の換気構造に関し、詳しくは、ダクトの配管が不要で、各部屋を効率的に換気することのできる簡易で経済的な住宅の換気構造に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
建物の換気方法としては、給気及び排気を共に強制的に行う第一種換気と、給気は強制的に行い排気は自然排気とする第二種換気と、排気は強制的に行い、給気は自然に行われるようにする第三種換気の三つの方式がある。これらの三つの換気方式の内、第三種換気は、初期のコスト、ランニングコスト共に安価であり、気密性の高い住宅における換気方式として、特に優れている。
【０００３】
しかし、第三種換気方式の換気方法を、特に住宅に適用しようとする場合、建物内の各部を連通させる必要があることから、各部屋のドアに、小窓やアンダーカット等の通気用の開口部を設ける必要がある。そのため、初期の導入コストが高くなり、また、導入後においては、部屋毎のプライバシーが損なわれ、隣室から音や臭いが流入したり、更に、排気口から離れた部屋等における換気が不充分となるといった問題がある。他方、建物内の各部屋をダクト等に連絡し、一箇所から集中的に排気する方法もあるが、建物内にダクトが複雑に配管されることによって、建物内の部屋が狭くなったり、配管に伴う労力や費用によって施工コストが増大する等の問題がある。
【０００４】
従って、本発明の目的は、ダクトの配管が不要で、各部屋を効率的に換気することのできる簡易で経済的な住宅の換気構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数階建ての住宅の各階における天井裏空間及び／又は床下空間を気密な通気層とし、該各通気層に接する外壁部に該各通気層内を負圧にする排気ファンを設け、各階における換気を必要とする各部屋に、各部屋が存する階の天井裏空間及び／又は床下空間を気密にして形成した前記通気層に連通する通気孔、及び外気を各部屋に直接導入する給気孔を設け、前記給気孔から前記各部屋に導入された外気が、他の部屋を経由することなく、前記通気孔及び前記通気層を通って外部に排出されるようにしたことを特徴とする住宅の換気構造を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【０００６】
ここで、上記天井裏空間とは、天井面の裏側に形成される空間を意味し、天井懐空間や、二重天井の内部空間等も含まれる。上記床下空間とは、各階における床面の裏側に形成されている空間を意味し、一階部分の床下空間や上下階間に存する下階の天井裏空間の他、二重床の内部空間等も含まれる。このような天井裏空間又は床下空間を気密な通気層とするには、通常、各部材間へのパッキン材の配置やシール材の施工を行うが、これ以外の方法によって気密な空間としても良い。また、換気を必要とする各部屋に設ける通気孔は、その階の天井裏空間又はその階の床下空間に連通するものであっても、その階の下階の天井裏空間に連通するものであっても良い。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の住宅の換気構造の好ましい一実施形態を図面を参照して説明する。図１は、本発明の住宅の換気構造の一実施形態を示す模式図である。
本実施形態の住宅の換気構造は、本発明の住宅の換気構造を二階建ての木造戸建て住宅に適用したものであり、該住宅１における天井裏空間２，３及び床下空間４を気密な通気層とし、該通気層に接する外壁部に該通気層内を負圧にする排気ファン５を設け、換気を必要とする各部屋６に、該通気層に連通する通気孔７を設けてある。
【０００８】
住宅１は、気密住宅であり、上記天井裏空間２，３及び床下空間４は、各部材間へのパッキン材の配置やシール材の施工等によって、通気孔７の開口部及び排気ファン５用の開口部の面積を除く気密性能が２ｃｍ²／ｍ²以下の通気層としてある。尚、気密住宅とは、床面積一平方メートル当たり相当隙間面積が５平方センチメートル以下のものをいい（平成４年２月２８日、通商産業省・建設省告示第２号「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準）、本明細書でいう通気層の気密性能は、この例にならい通常居室の床面積の一平方メートル当たりに換算した相当隙間面積が何平方センチメートルであるかを示した値である。
【０００９】
本発明における通気層には、通気孔の開口部及び排気ファン用の開口部以外に、隙間（開口部）が無いことが好ましい。
隙間（開口部）がある場合には、それらの隙間を、通気層と屋外との間の隙間であるか、通気層と部屋との間の隙間であるかを特定し、前者である場合には、屋外からの給気量に相当する分を排気ファンに加算することが好ましく、後者である場合には、居室から流入する給気量はおおむね各部屋一様に分布しているものと仮定し、それぞれの部屋の通気層に接する面積比相当を、各居室の換気量として扱うことが好ましい。
【００１０】
そして、気密な上記通気層としての上記天井裏空間２，３及び床下空間４は、各通気層に対応するように設けられた排気ファン５により、各通気層毎に内部を負圧に維持できるようになっている。
また、本実施形態においては、最上階（二階）の天井裏に、桁上水平断熱面８を形成し、該桁上水平断熱面８と最上階（二階）の天井面９との間の天井懐空間を、気密な通気層としてある。
最上階の通気層を、このように桁上水平断熱面８を利用して形成すれば、排気効率が向上して効率的な換気が可能であると共に、戸建て住宅の断熱性を向上させることができる。
【００１１】
尚、上記桁上水平断熱面８は、最上階の天井裏（小屋裏）に略水平に配設された断熱材層により形成され、より具体的には、桁梁（図示せず）上に構造用合板等の板材８１を配設し、該板材８１上に断熱材８２を敷設することにより形成されている。また、上記板材８１及び上記断熱材８２は、上記桁梁（図示せず）と屋根トラス１０の下弦材１１との間に支持部材（図示せず）を介在させることによって、屋根トラス１０を通常よりも上方に固定し、これにより生じる桁梁と該屋根トラスの下弦材１１との間の空間内に配設してある。
【００１２】
上記断熱材８２としては、通常公知の各種の断熱材を用いることができ、例えば、グラスウール、ロックウール、セルローズファイバー、ポリスチレンフォーム、押し出し発泡ポリスチレン，硬質ウレタンフォーム，高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等を挙げることができる。また、上記板材８１に代えて、長尺材により断熱材を支持させても良い。
【００１３】
本実施形態における一階の床下空間４は、基礎断熱された空間となっている。より具体的には、一階の床下空間は、基礎の外周部に外断熱が施され且つ外気に対して遮断されたベタ基礎１２と、該ベタ基礎１２上に束大引、根太、床板などによって形成された床面１３との間の空間として形成されている。尚、図１中の１４は、基礎外周部に配された断熱材である。
【００１４】
住宅１は、複数の部屋を有しており、それらの部屋の内の、換気を必要とする実質的に全ての部屋に、部屋６の内部と上記通気層としての天井裏空間２，３又は床下空間４との間を連通するように天井面及び／又は床面に通気孔７を設けてある。尚、図１には、住宅１における、複数の換気を必要とする部屋の内の三部屋６Ａ〜６Ｃのみを示してある。
また、換気を必要とする各部屋には、外気を直接導入する給気孔１５を設けてある。この給気孔１５は、外部の新鮮な空気を取り込むためのもので、上記の通気孔への吸引導入に伴って自然に外部から空気を取り込むようになっている。
尚、給気孔１５からの空気の取り込みを良好とするために、住宅１の建物全体としての気密性能は２ｃｍ²／ｍ²以下であることが好ましい。
【００１５】
上述の構成を有する本実施形態の換気構造によれば、上記各排気ファンを作動させると、各通気層内が負圧となり、これによって各部屋の空気が、通気孔から該通気層内に吸引導入され、該通気層内を流通して外部へと排出される。
【００１６】
本実施形態の換気構造においては、各部屋毎に通気孔を設け、各部屋の空気を他の部屋を経由させずに直接外部に排気するようにしたので、各部屋のドアに、小窓やアンダーカット等の通気用の開口部を設ける必要がない。従って、部屋毎のプライバシーを護ることができ、また、隣室からの音や臭いの流入といった問題を生じない。
また、各通気層内に導入された空気を、該通気層に接する外壁部に設けた排気ファンによってダクトを介在させずに直接外部に排気するようにしたので、ダクト等の配設に伴う労力や費用の軽減を図ることができ、また排気管理も容易である。
【００１７】
また、本実施形態の換気構造においては、各部屋毎に給気孔を設け、各部屋毎に屋根裏等を介させずに、直接外気を導入するようにしたので、屋根裏に堆積した塵埃等を室内に導入することなく、常に新鮮な外気を室内に導入することができる。また、他の部屋を介在させて導入する場合に比べて、計画的且つ効率的な排気管理が可能となる。
【００１８】
また、各部屋の通気孔の大きさを、部屋の大きさや必要な換気の程度に応じて設定すれば、各部屋毎に最適条件の換気が可能である。
例えば、各部屋毎に必要な換気量を設定し、通気孔の開口面積が設定した換気量に応じた面積となるように各部屋に単一又は複数の通気孔を設ければ、各部屋毎に、最適条件での換気を効率的且つ経済的に実現することができる。
また、一の通気層に通気孔を介して連通された部屋が複数ある場合、容積の大きな部屋には開口面積の大きな通気孔、容積の小さい部屋には開口面積の小さい通気孔を設けるといったように、各部屋に設ける通気孔の開口面積を各部屋の容積（大きさ）に応じて設定すれば、各部屋について同様の条件の換気を行うことができる等効率的な換気が可能である。
【００１９】
尚、住宅全体の常時換気を考えた場合、通気層内は、一定の負圧に保つことが好ましい。通気層内を負圧に保つことのできる理由は、次の通りである。即ち、常時換気の場合、その必要換気量は、一時間あたり全容積の約半分程度（０．５回／ｈ）であるため、総風量としては大きいものではない（例えば６０坪の建物で２５０ｍ³）。そのため、換気を必要とする各部屋に通気層が直接接するようにすれば、その容積は必然的に大きくなり、通気層内で乱流を起こすことなく一定負圧を保つことが可能である。
【００２０】
また、各部屋の通気孔を、開口面積可変の部材により形成すれば、必要に応じて該開口面積を増減することにより、各部屋毎に、最適条件での換気を効率的且つ経済的に実現することができる。この場合、通気孔を形成する部材としては、一般的な換気レジスター等に使われているようなスライド式の装置を用いることができる。
【００２１】
尚、二階建ての住宅に、本発明を適用する場合の好ましい形態として、下記の空間を通気層とする下記経路による換気が挙げられる。
＜一階と二階とを同時に換気する場合＞
上下階間に存する一，二階間懐空間（下階の天井裏空間）を通気層とし、該通気層に連通する通気孔を、該通気層と一階の各部屋との間及び該通気層と二階の各部屋との間に設ける。
＜一階と二階とを別々に換気する場合＞
一階の各部屋の換気については、基礎断熱された床下空間、一，二階間懐空間、二重床の内部空間、又は二重天井の内部空間を気密な通気層とし、該通気層に連通する通気孔を各部屋に設けて行う。
二階の各部屋の換気については、桁上断熱された天井懐空間（図１中、天井裏空間２）、上下階間に存する一，二階間懐空間（下階の天井裏空間）、二重床の内部空間、又は二重天井の内部空間を気密な通気層とし、該通気層に連通する通気孔を各部屋に設けて行う。
このような排気経路とすることにより、特に通気孔の開口面積の調整による換気量の調整が容易となる。
【００２２】
以上、本発明の住宅の換気構造について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、通気層に連通する通気孔の形成方法は、空洞部を備えた部材を天井や床面に設置する等、従来公知の各種の方法を特に制限なく採用することができる。また、通気孔を設ける位置は、住宅におけるどの部分を通気層としたか等に応じて適宜の位置に設けることができる。例えば、部屋と床下空間とを連通させる通気孔は、安全性を考慮して、直接床に通気孔を設けるのではなく床下空間に連通された壁に設けても良い。また、一の部屋に、それぞれ異なる通気層に連通する二以上の通気孔を設けても良い。
また、排気ファンは、通常建物の換気用に用いられる公知の各種のものを用いることができる。また、排気ファンの制御方法にも特に制限はなく、例えば常時作動させても良いし、必要に応じて作動させるようにしても良い。また、手動で制御しても良いし、コンピュータ等で自動制御しても良い。
【００２３】
本発明の住宅の換気構造は、戸建て住宅や共同住宅等、複数の居住用空間を有する住宅に適用され、換気を必要とする部屋の数や各部屋の大きさ等には特に制限はない。また、換気を必要とする部屋か否かは、個々の住宅毎に判断され、居室等、通常換気が必要とされる部屋であっても、施主の希望等各種の事情によっては換気が必要ない部屋としても良い。
更に、その他各部材の形成材料や寸法等は本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜に変更することができることは言うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】
本発明によれば、ダクトの配管が不要で、各部屋を効率的に換気することのできる簡易で経済的な住宅の換気構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の住宅の換気構造の一実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】
１住宅
２天井裏空間（桁上断熱された天井懐空間）
３天井裏空間（上下階間懐空間）
４床下空間（基礎断熱された床下空間）
５排気ファン
６（６Ａ，６Ｂ，６Ｃ）換気を必要とする各部屋
７通気孔
８桁上水平断熱面
８１板材
８２断熱材
９天井面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a residential ventilation structure, and more particularly, to a simple and economical residential ventilation structure that can efficiently ventilate each room without requiring duct piping.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
As for the ventilation method of the building, first-class ventilation that forcibly supplies and exhausts both air, second-class ventilation that forcibly supplies air and exhausts naturally, and forcibly exhausts and supplies air. There are three types of third-class ventilation that allow Qi to be done naturally. Among these three ventilation systems, the third type ventilation is low in both initial cost and running cost, and is particularly excellent as a ventilation system in a highly airtight house.
[0003]
However, when the third type ventilation method is to be applied to a house, it is necessary to connect each part in the building. Therefore, the doors of each room are used for ventilation such as small windows and undercuts. It is necessary to provide an opening. Therefore, the initial introduction cost becomes high, and after introduction, the privacy of each room is impaired, sound and odor flow from the adjacent room, and further, ventilation in a room away from the exhaust port is insufficient. There is a problem of becoming. On the other hand, there is a method of connecting each room in the building to a duct etc. and exhausting exhausted from one place, but the duct in the building is complicatedly piped, so that the room in the building becomes narrow or piping There is a problem that the construction cost increases due to the labor and expense involved.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a simple and economical housing ventilation structure that can efficiently ventilate each room without requiring duct piping.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a roof space and / or underfloor space and air-tight ventilation layer in each floor of a plurality storey house is provided with an exhaust fan to a negative pressure the respective ventilation layer to the outer wall portion in contact with the respective breathable layer , in each room that needs ventilation in each floor, directly introduced each room resides floor ceiling space and / or vent hole communicating with the underfloor space to the ventilation layer formed by airtight, and external air into the room An air supply hole is provided, and outside air introduced into each room from the air supply hole is discharged to the outside through the vent hole and the vent layer without passing through another room. The above-mentioned object is achieved by providing a ventilation structure for a house.
[0006]
Here, the above ceiling space means a space formed on the back side of the ceiling surface, and includes a ceiling space, an internal space of a double ceiling, and the like. The underfloor space means a space formed on the back side of the floor surface in each floor. In addition to the underfloor space on the first floor, the lower floor ceiling space between the upper and lower floors, the internal space of the double floor, etc. Is also included. In order to make such a ceiling space or an underfloor space an airtight ventilation layer, usually a packing material is arranged between members or a sealing material is applied, but an airtight space may be formed by other methods. . In addition, the vents provided in each room that needs to be ventilated communicate with the ceiling space on the lower floor of the floor, even if it communicates with the ceiling space on the floor or the space below the floor on that floor. There may be.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of a ventilation structure for a house according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic view showing an embodiment of a residential ventilation structure of the present invention.
The ventilation structure of the house of this embodiment is an application of the ventilation structure of the house of the present invention to a two-story wooden detached house, and the ceiling back spaces 2 and 3 and the underfloor space 4 in the house 1 are airtight ventilation layers. The exhaust fan 5 that makes the inside of the ventilation layer negative is provided on the outer wall portion that is in contact with the ventilation layer, and the ventilation hole 7 that communicates with the ventilation layer is provided in each room 6 that requires ventilation.
[0008]
The house 1 is an airtight house, and the ceiling back spaces 2 and 3 and the underfloor space 4 are used for the openings of the vent holes 7 and the exhaust fan 5 by arranging a packing material between the members, installing a sealing material, or the like. The ventilation layer has an airtight performance excluding the area of the opening of 2 cm ² / m ² or less. An airtight house is one whose floor space per square meter is equivalent to 5 square centimeters or less (February 28, 1992, Ministry of International Trade and Industry / Ministry of Construction Notification No. 2 “Use of Energy Concerning Houses” The standard of the owner's judgment regarding rationalization), the airtight performance of the ventilation layer in this specification indicates how many square centimeters the equivalent clearance area converted to per square meter of the floor area of a normal living room according to this example Value.
[0009]
The ventilation layer in the present invention preferably has no gap (opening) other than the opening of the ventilation hole and the opening for the exhaust fan.
If there are gaps (openings), specify whether these gaps are between the ventilation layer and the outdoors or between the ventilation layer and the room. It is preferable to add the amount corresponding to the amount of air supply from the outside to the exhaust fan. In the latter case, it is assumed that the air supply amount flowing from the living room is almost uniformly distributed in each room. And it is preferable to treat the area ratio which touches the ventilation layer of each room as the ventilation amount of each living room.
[0010]
The interior space 2 and 3 and the underfloor space 4 as the airtight ventilation layer can be maintained at a negative pressure for each ventilation layer by the exhaust fan 5 provided to correspond to each ventilation layer. It is like that.
In the present embodiment, a girder horizontal heat insulating surface 8 is formed on the back of the ceiling of the top floor (second floor), and the ceiling between the girder horizontal heat insulating surface 8 and the ceiling surface 9 of the top floor (second floor). The pocket space is an airtight ventilation layer.
If the ventilation layer on the top floor is formed using the upper horizontal heat insulating surface 8 in this way, the exhaust efficiency is improved and efficient ventilation is possible, and the heat insulation of the detached house can be improved. it can.
[0011]
The above-mentioned girder horizontal heat insulating surface 8 is formed of a heat insulating material layer disposed substantially horizontally on the ceiling (back of the hut) on the uppermost floor, and more specifically, on the girder (not shown). A plate material 81 such as a structural plywood is disposed, and a heat insulating material 82 is laid on the plate material 81. In addition, the plate member 81 and the heat insulating member 82 are usually provided on the roof truss 10 by interposing a support member (not shown) between the girder beam (not shown) and the lower chord member 11 of the roof truss 10. It is fixed in the upper part, and is arranged in a space between the girder beam generated thereby and the lower chord member 11 of the roof truss.
[0012]
As the heat insulating material 82, various kinds of generally known heat insulating materials can be used, and examples thereof include glass wool, rock wool, cellulose fiber, polystyrene foam, extruded expanded polystyrene, rigid urethane foam, highly expanded polyethylene, and phenol foam. be able to. Further, instead of the plate material 81, a heat insulating material may be supported by a long material.
[0013]
The underfloor space 4 on the first floor in the present embodiment is a space that has been thermally insulated. More specifically, the underfloor space on the first floor includes a solid foundation 12 in which the outer peripheral portion of the foundation is externally insulated and shielded from the outside air, and a bundled drawing, joists, floor boards, etc. on the solid foundation 12. It is formed as a space between the floor surface 13 formed by. In addition, 14 in FIG. 1 is the heat insulating material distribute | arranged to the foundation outer peripheral part.
[0014]
The house 1 has a plurality of rooms, and substantially all of the rooms that need ventilation need to have the interior of the room 6 and the ceiling space 2, 3 as the ventilation layer. Ventilation holes 7 are provided in the ceiling surface and / or the floor surface so as to communicate with the underfloor space 4. FIG. 1 shows only three rooms 6A to 6C among the rooms in the house 1 that require a plurality of ventilations.
Each room requiring ventilation is provided with an air supply hole 15 for directly introducing outside air. The air supply holes 15 are for taking in fresh fresh air, and naturally take in air from the outside with the introduction of suction into the vent holes.
In order to improve the air intake from the air supply holes 15, the airtight performance of the house 1 as a whole is preferably ² cm ² / m ² or less.
[0015]
According to the ventilation structure of the present embodiment having the above-described configuration, when each exhaust fan is operated, the inside of each ventilation layer becomes negative pressure, and thereby air in each room is sucked into the ventilation layer from the ventilation holes. It is introduced, circulated through the ventilation layer, and discharged to the outside.
[0016]
In the ventilation structure of the present embodiment, a ventilation hole is provided for each room, and air in each room is exhausted directly to the outside without passing through other rooms. There is no need to provide an opening for ventilation such as undercut. Therefore, the privacy of each room can be protected, and problems such as the inflow of sounds and odors from adjacent rooms do not occur.
In addition, since the air introduced into each ventilation layer is exhausted directly to the outside without using a duct by an exhaust fan provided on the outer wall portion in contact with the ventilation layer, labor associated with the installation of the duct and the like The cost can be reduced and the exhaust management is easy.
[0017]
Further, in the ventilation structure of the present embodiment, air supply holes are provided for each room, and outside air is directly introduced to each room without passing through the attic, etc., so that dust or the like accumulated on the attic can be removed indoors. It is possible to always introduce fresh outside air into the room without introducing it into the room. In addition, it is possible to perform exhaust gas management in a planned and efficient manner compared to the case where it is introduced via another room.
[0018]
In addition, if the size of the vent hole in each room is set in accordance with the size of the room and the required degree of ventilation, ventilation under optimum conditions is possible for each room.
For example, if the necessary ventilation volume is set for each room and a single or multiple ventilation holes are provided in each room so that the opening area of the ventilation hole is an area corresponding to the set ventilation volume, In addition, ventilation under optimum conditions can be realized efficiently and economically.
In addition, when there are a plurality of rooms communicated with one ventilation layer through the ventilation holes, a ventilation hole with a large opening area is provided in a room with a large volume, and a ventilation hole with a small opening area is provided in a room with a small volume. In addition, if the opening area of the vent hole provided in each room is set in accordance with the volume (size) of each room, it is possible to perform efficient ventilation such as ventilation under the same conditions for each room.
[0019]
In consideration of constant ventilation of the entire house, it is preferable to maintain a constant negative pressure in the ventilation layer. The reason why the inside of the ventilation layer can be maintained at a negative pressure is as follows. That is, in the case of constant ventilation, the necessary ventilation volume is about half of the total volume per hour (0.5 times / h), so the total air volume is not large (for example, 250 m in a 60 tsubo building). ³ ). Therefore, if the ventilation layer is in direct contact with each room that requires ventilation, the volume will inevitably increase, and a constant negative pressure can be maintained without causing turbulence in the ventilation layer.
[0020]
In addition, if the ventilation holes in each room are made of members with variable opening area, ventilation under optimal conditions can be realized efficiently and economically for each room by increasing or decreasing the opening area as necessary. can do. In this case, as a member for forming the vent hole, a slide type device used in a general ventilation register or the like can be used.
[0021]
In addition, ventilation by the following path | route which uses the following space as a ventilation layer as a preferable form in the case of applying this invention to a two-story house is mentioned.
<When ventilating the first and second floors at the same time>
A space between the first and second floors (a ceiling space on the lower floor) existing between the upper and lower floors is used as a ventilation layer, and ventilation holes communicating with the ventilation layer are provided between the ventilation layer and each room on the first floor and the ventilation layer. And between each room on the second floor.
<When venting the first and second floors separately>
For ventilation of each room on the first floor, the floor space with basic insulation, the space between the first and second floors, the internal space of the double floor, or the internal space of the double ceiling is used as an airtight ventilation layer and communicated with the ventilation layer. Ventilation holes are provided in each room.
For ventilation of each room on the second floor, the ceiling pocket space that is thermally insulated (in Fig. 1, ceiling space 2), the space between the upper and lower floors (the ceiling space on the lower floor), double The interior space of the floor or the interior space of the double ceiling is used as an airtight ventilation layer, and ventilation holes communicating with the ventilation layer are provided in each room.
By setting it as such an exhaust path, it becomes easy to adjust the ventilation amount especially by adjusting the opening area of the vent hole.
[0022]
As mentioned above, although the ventilation structure of the house of this invention was demonstrated, this invention is not restrict | limited to the said embodiment, In the range which does not deviate from the meaning of this invention, it can change suitably.
For example, as a method for forming a vent hole communicating with the vent layer, various conventionally known methods such as installing a member having a hollow portion on a ceiling or a floor surface can be employed without particular limitation. Moreover, the position which provides a ventilation hole can be provided in an appropriate position according to which part in a house was made into the ventilation layer. For example, in consideration of safety, a vent hole that allows communication between a room and the underfloor space may be provided in a wall that communicates with the underfloor space instead of directly providing the vent hole in the floor. Further, two or more vent holes communicating with different vent layers may be provided in one room.
As the exhaust fan, various known ones that are usually used for ventilation of buildings can be used. Further, the exhaust fan control method is not particularly limited. For example, the exhaust fan may be operated at all times or may be operated as necessary. Further, it may be controlled manually or automatically by a computer or the like.
[0023]
The ventilation structure of a house according to the present invention is applied to a house having a plurality of residential spaces such as a detached house and an apartment house, and the number of rooms requiring ventilation, the size of each room, and the like are not particularly limited. In addition, whether a room needs ventilation is determined for each individual house. Even in rooms that require normal ventilation, such as living rooms, ventilation may not be necessary depending on the circumstances of the owner. It is good as room.
Furthermore, it goes without saying that the forming materials, dimensions, and the like of the other members can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention.
[0024]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the piping structure of a duct is unnecessary and the simple and economical ventilation structure of a house which can ventilate each room efficiently can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an embodiment of a residential ventilation structure according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Housing 2 Ceiling back space (ceiling pocket space that is thermally insulated by digits)
3 Ceiling space (between upper and lower floors)
4 Underfloor space (underfloor space with basic insulation)
5 Exhaust fan 6 (6A, 6B, 6C) Each room requiring ventilation 7 Ventilation hole 8 Horizontal horizontal heat insulation surface 81 Plate material 82 Heat insulation material 9 Ceiling surface

Claims

複数階建ての住宅の各階における天井裏空間及び／又は床下空間を気密な通気層とし、該各通気層に接する外壁部に該各通気層内を負圧にする排気ファンを設け、
各階における換気を必要とする各部屋に、各部屋が存する階の天井裏空間及び／又は床下空間を気密にして形成した前記通気層に連通する通気孔、及び外気を各部屋に直接導入する給気孔を設け、
前記給気孔から前記各部屋に導入された外気が、他の部屋を経由することなく、前記通気孔及び前記通気層を通って外部に排出されるようにしたことを特徴とする住宅の換気構造。
。The ceiling space and / or underfloor space and air-tight ventilation layer in each floor of a plurality storey house is provided with an exhaust fan to a negative pressure the respective ventilation layer to the outer wall portion in contact with the respective breathable layer,
Supply air to each room that requires ventilation on each floor directly into each room with ventilation holes communicating with the ventilation layer formed by sealing the ceiling space and / or underfloor space of the floor where each room exists , and the outside air. Providing pores,
Ventilation structure for a house characterized in that outside air introduced into each room from the air supply hole is discharged to the outside through the ventilation hole and the ventilation layer without passing through another room. .
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上記通気孔の開口面積が、各部屋の大きさ又は各部屋に必要な換気量に応じて設定されていることを特徴とする請求項１記載の住宅の換気構造。The opening area of the ventilation holes, the ventilation structure of the housing of claim 1, wherein it is set in accordance with the ventilation required for the size or the room for each room.

最上階の天井裏に桁上水平断熱面を形成し、該桁上水平断熱面と最上階の天井面との間の空間を上記通気層としたことを特徴とする請求項１又は２記載の住宅の換気構造。The ceiling of the top floor to form a Ketajo horizontal insulation surface, the space between the該桁on the horizontal insulation surface and the top floor of the ceiling surface according to claim 1 or 2, characterized in that the said ventilation layer Residential ventilation structure.

上下階間に存する下階の天井裏空間、基礎断熱された床下空間、二重床の内部空間、及び二重天井の内部空間の内の１以上の空間を、上記通気層としたことを特徴とする請求項１〜３の何れかに記載の住宅の換気構造。One or more of the space above and below the lower floor ceiling space, the underfloor space with basic heat insulation, the internal space of the double floor, and the internal space of the double ceiling is used as the ventilation layer. The ventilation structure for a house according to any one of claims 1 to 3 .

上記各通気層の気密性能が２ｃｍ²／ｍ²以下であることを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載の住宅の換気構造。Ventilation structure housing according to any one of claims 1-4, characterized in that the airtightness of each vent layer is 2 cm ² / m ² or less.