JP4026200B2

JP4026200B2 - Bearing device

Info

Publication number: JP4026200B2
Application number: JP25620497A
Authority: JP
Inventors: 淳太郎佐原; 眞幸細谷
Original assignee: NSK Ltd
Current assignee: NSK Ltd
Priority date: 1997-09-05
Filing date: 1997-09-05
Publication date: 2007-12-26
Anticipated expiration: 2017-09-05
Also published as: JPH1182748A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、軸の外周に嵌装される軸受と、前記軸との間のダストシール部を前記軸の外周面に接触して滑るダストシール部材によりシールして前記軸受を収容した軸受箱とからなる軸受装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば、鉄鋼生産システムにおける搬送ロールを支持する軸受装置として、図７に示すものが知られている。図７は従来の軸受装置の要部構成を示す縦断面図であり、この軸受装置は、軸１の外周に嵌装される軸受（転がり軸受）２と、軸１との間の両側ダストシール部３，３を軸１の外周面に接触して滑る合成ゴム等からなるダストシール部材４，４によりシールして軸受２を収容した軸受箱５とからなる。そして、軸受箱５の軸方向略中央上部外側面に設けたグリースニップル６からグリース７を充填することにより、軸受箱５の外部から軸受２の内部と軸受箱５の内部とに一括してグリース７を定期的に補給している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、鉄鋼生産システムにおける搬送設備、特に鉱石の焼結ライン等では、硬い物質を含んだ粉塵が大量に発生するが、従来の軸受装置にあっては、前記粉塵の一部が軸受２の内部に侵入して、この軸受２の寿命を低下させている。
【０００４】
このような粉塵の侵入経路を辿ると、軸受箱５のダストシール部３の部位にあって外気に触れたグリース７に前記粉塵が混入し、軸１とダストシール部３の滑り並びに軸１と軸受２の回転によってグリース７が撹拌されることで、ダストシール部３の部位にあって外気に触れたグリース７に混入した前記粉塵が軸受２に到達するものである。
【０００５】
本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部からの軸受内部への粉塵等の異物の侵入を確実に遮断して、軸受寿命の延長を図ることができると共に、保守管理を容易にした軸受装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１記載の軸受装置は、軸の外周に嵌装される軸受と、前記軸との間のダストシール部を前記軸の外周面に接触して滑るダストシール部材によりシールして前記軸受を収容した軸受箱とからなる軸受装置において、前記軸受の内部に固形潤滑剤を充填しているか、または、前記軸受両側面に内蔵したグリースシール部材を持ちその密封された軸受内部に潤滑剤を充填しているかして、前記軸受と前記軸受箱のダストシール部との間に空隙室を設け、且つ前記軸受箱の外部から前記ダストシール部の内部空間に潤滑剤を充填するためのグリースニップルを設けた軸受装置であって、前記ダストシール部の内部空間を規定するグリースポケットは、前記軸の中心を通る水平線よりも上方に配置され、断面が略扇形であることを特徴とする。
【０００７】
そして、この発明の軸受装置によると、外気に含まれる粉塵等の異物或いは異物の混入した潤滑剤はダストシール部において捕捉され、万一、異物が軸受と軸受箱のダストシール部との間の空隙室内に侵入しても、ダストシール部から軸受まで侵入した異物を搬送せしめる従来例でいう軸受箱内に充填された潤滑剤がないので、侵入した異物は空隙室の底に溜まるだけで、軸受まで到達しない。そのため、軸受の内部に異物が侵入するのを確実に防止することができる。また、グリースニップルを用いることにより、軸受箱の外部からダストシール部の内部空間に潤滑剤を充填することができるので、この潤滑剤によりダストシール部材と軸との接触面が潤滑され、ダストシール部材の寿命を延長させることができる。
【０００８】
また、定期的に補給充填する必要のあるグリースを廃止したことにより保守管理が容易となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図１〜図６に基づき説明する。
【００１０】
（第１の実施の形態）
まず、本発明の第１の実施の形態を図１に基づき説明する。図１は本発明の第１の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図である。同図において、上述した従来例の図７と同一機能部分には同一符号が付してある。
【００１１】
図１において図７と異なる点は、図７の構成からグリースニップル６及びグリース７を除去すると共に、軸受２の内部に固形潤滑剤（本実施の形態では潤滑剤含有ポリマ）８を充填し且つ軸受２と軸受箱５のダストシール部３との間に空隙室９を設け、更に、ダストシール部材４の軸１との接触面にグリースを塗布して潤滑することとしたことである。
【００１２】
上記構成において、軸受２は、その内部に充填した固形潤滑剤８によって潤滑される。また、軸受箱５のダストシール部３に設けられたダストシール部材４の軸１との接触面は、初期に塗布された少量のグリースで潤滑、摺接される。固形潤滑剤は潤滑剤含有ポリマの他、例えばカーボングラファイト等でも良い。また、軸受に充填されるのは固形潤滑剤ではなくて通常のグリース等の潤滑剤でも良い。その場合は、軸受側面内部にグリースシール部材を内蔵し、軸受内を密封して、潤滑剤の漏出を防止する構成とする。
【００１３】
また、万一、ダストシール部材４の軸１との接触面に塗布されたグリースに粉塵等の異物が混入しても、その異物は軸受２と軸受箱５のダストシール部３との間の空隙室９内に捕捉されることにより、軸受２内には侵入しない。
【００１４】
以上詳述したように本実施の形態に係る軸受装置によれば、外気に含まれる粉塵等の異物或いは異物の混入した潤滑剤はダストシール部３において捕捉され、万一、異物が軸受２と軸受箱５のダストシール部３との間の空隙室９内に侵入しても、異物は空隙室９の底に溜まるだけで軸受２の内部に異物が侵入するのを確実に防止することができ、軸受２の寿命を延長させることができるという効果を奏する。また、定期的に補給充填する必要のあるグリースを廃止したことにより保守管理が容易となるという効果を奏する。
【００１５】
（第２の実施の形態）
次に、本発明の第２の実施の形態を図２に基づき説明する。図２は本発明の第２の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図であり、同図において、上述した第１の実施の形態における図１と同一機能部分には同一符号が付してある。
【００１６】
図２において図１と異なる点は、図１の構成に、軸受箱５の外部からダストシール部材４の内部空間のグリースポケット１０にグリース１１を充填するためのグリースニップル１２を設けたことである。
【００１７】
図２の構成において、グリースニップル１２からグリースポケット１０に充填したグリース１１によりダストシール部材４の軸１との接触面が潤滑される。
【００１８】
なお、本実施の形態におけるその他の構成及び作用は上述した第１の実施の形態と同一であるから、その説明は省略する。
【００１９】
本実施の形態に係る軸受装置によれば、上述した第１の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、特に、グリースニップル１２からグリースポケット１０に充填したグリース１１によりダストシール部材４の軸１との接触面が潤滑されるので、ダストシール部材４の寿命を延長させることができるという効果を奏する。
【００２０】
（第３の実施の形態）
次に、本発明の第３の実施の形態を図３及び図４に基づき説明する。図３は本発明の第３の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図、図４は図３のＡ−Ａ線に沿う断面図である。図３において、上述した第２の実施の形態における図２と同一機能部分には同一符号が付してある。
【００２１】
図３において図１と異なる点は、グリースポケット１０を図４に示すように扇形にして、軸１の中心を通る水平線Ｌよりも上方に配置したことである。これにより、グリース１１がグリースポケット１０の下方に溜まらずに、より確実にダストシール部材４の軸１との接触面に補給される。
【００２２】
なお、本実施の形態におけるその他の構成及び作用は上述した第２の実施の形態と同一であるから、その説明は省略する。
【００２３】
本実施の形態に係る軸受装置によれば、上述した第２の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、特に、グリースポケット１０を扇形にして、軸１の中心を通る水平線Ｌよりも上方に配置したことにより、グリース１１がグリースポケット１０の下方に溜まらずに、より確実にダストシール部材４の軸１との接触面に補給されるので、ダストシール部材４の軸１との接触面の潤滑がより確実に行われ、ダストシール部材４の寿命を更に延長させることができるという効果を奏する。
【００２４】
（第４の実施の形態）
次に、本発明の第４の実施の形態を図５に基づき説明する。図５は本発明の第４の実施の形態に係る軸受装置の図４と同状図である。
【００２５】
本実施の形態は、上述した第２の実施の形態におけるダストシール部材４の内部空間を仕切板１３により複数に分割することにより、扇形のグリースポケット１０を全周に亘って複数設けたものである。
【００２６】
上述した第３の実施の形態においては、扇形のグリースポケット１０が軸１の中心を通る水平線Ｌよりも上方に位置するように組み立てる必要があったが、本実施の形態に係る軸受装置によれば、どのような組み立て方をしても、軸１の中心を通る水平線Ｌよりも上方に位置するグリースポケット１０のセクターが現れるので、装置の組み立て方に制約を受けることがない。
【００２７】
なお、本実施の形態におけるその他の構成及び作用は上述した第３の実施の形態と同一であるから、その説明は省略する。
【００２８】
本実施の形態に係る軸受装置によれば、上述した第３の実施の形態と同様の効果を奏すると共に、特に、ダストシール部材４の内部空間を仕切板１３により複数に分割することにより、扇形のグリースポケット１０を全周に亘って複数設けたことにより、組み立て方に制約を受けることがなく、装置組み立て時のコストを低減できるという効果を奏する。
【００２９】
（第５の実施の形態）
次に、本発明の第５の実施の形態を図６に基づき説明する。図６は本発明の第５の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図であり、同図において、上述した第１の実施の形態における図１と同一機能部分には同一符号が付してある。
【００３０】
図６において図１と異なる点は、両側のダストシール部３を各一対のダストシール部材４ａ，４ｂによりそれぞれシールしたことである。ここで、一対のダストシール部材４ａ，４ｂ相互間には、グリースを充填しても良いし、空洞を形成しても良い。
【００３１】
本実施の形態に係る軸受装置においては、ダストシール部３を一対のダストシール部材４ａ，４ｂによりシールしたことによりシール機能が向上する。
【００３２】
なお、本実施の形態におけるその他の構成及び作用は上述した第１の実施の形態と同一であるから、その説明は省略する。
【００３３】
本実施の形態に係る軸受装置よれば、上述した第１の実施の形態と同様の効果を奏することができると共に、特に、ダストシール部３を一対のダストシール部材４ａ，４ｂによりシールしたことによりシール機能が向上するので、軸受２の寿命をより一層延長させることができるという効果を奏する。
【００３４】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の軸受装置によれば、外気に含まれる粉塵等の異物或いは異物の混入した潤滑剤はダストシール部において捕捉され、万一、異物が軸受と軸受箱のダストシール部との間の空隙室内に侵入しても、ダストシール部から軸受まで侵入した異物を搬送せしめる従来例でいう軸受箱内に充填された潤滑剤がないので、侵入した異物は空隙室の底に溜まるだけで、軸受まで到達しないので、軸受の内部に異物が侵入するのを確実に防止することができ、また、定期的に補給充填する必要のあるグリースを廃止したことにより保守管理が容易となるという効果を奏する。さらに、グリースニップルを用いることにより、軸受箱の外部からダストシール部の内部空間に潤滑剤を充填することができるので、この潤滑剤によりダストシール部材と軸との接触面が潤滑され、ダストシール部材の寿命を延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図である。
【図３】本発明の第３の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す縦断面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線に沿う縦断面図である。
【図５】本発明の第４の実施の形態に係る軸受装置の図４と同状図である。
【図６】本発明の第５の実施の形態に係る軸受装置の要部構成を示す断面図である。
【図７】従来の軸受装置の要部構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
１軸
２軸受
３ダストシール部
４ダストシール部材
４ａダストシール部材
４ｂダストシール部材
５軸受箱
８固形潤滑剤
９空隙室
１０グリースポケット
１１グリース
１２グリースニップル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention comprises a bearing fitted on the outer periphery of a shaft, and a bearing box that houses the bearing by sealing a dust seal portion between the shaft and a dust seal member that slides in contact with the outer peripheral surface of the shaft. The present invention relates to a bearing device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a bearing device shown in FIG. 7 is known as a bearing device for supporting a transport roll in a steel production system. FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing the configuration of the main part of a conventional bearing device. This bearing device is a dust seal part on both sides between a bearing (rolling bearing) 2 fitted on the outer periphery of the shaft 1 and the shaft 1. The bearing housing 5 accommodates the bearing 2 by being sealed with dust seal members 4 and 4 made of synthetic rubber or the like that slides in contact with the outer peripheral surface of the shaft 1. Then, grease 7 is filled from a grease nipple 6 provided on the outer surface of the substantially upper central portion of the bearing box 5 in the axial direction, so that grease is collectively applied from the outside of the bearing box 5 to the inside of the bearing 2 and the inside of the bearing box 5. 7 is regularly replenished.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, a large amount of dust containing a hard substance is generated in a transport facility in an iron and steel production system, particularly an ore sintering line, but in the conventional bearing device, a part of the dust is inside the bearing 2. The life of the bearing 2 is reduced.
[0004]
When such a dust intrusion path is followed, the dust enters the grease 7 that is in the dust seal portion 3 portion of the bearing box 5 and touches the outside air, causing the shaft 1 and the dust seal portion 3 to slide and the shaft 1 and the bearing 2. When the grease 7 is agitated by the rotation, the dust mixed in the grease 7 at the site of the dust seal portion 3 and touching the outside air reaches the bearing 2.
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and the object of the present invention is to reliably block the entry of foreign matters such as dust from the outside into the bearing. An object of the present invention is to provide a bearing device that can extend the life of the bearing and facilitate maintenance.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a bearing device according to claim 1, wherein a dust seal member between a bearing fitted on the outer periphery of the shaft and the shaft is sealed by a dust seal member that slides in contact with the outer peripheral surface of the shaft. In the bearing device comprising a bearing box containing the bearing, the inside of the bearing is filled with a solid lubricant, or has a grease seal member built in both sides of the bearing, and the sealed bearing interior A gap chamber is provided between the bearing and the dust seal portion of the bearing housing, and the lubricant is filled into the internal space of the dust seal portion from the outside of the bearing housing. a bearing apparatus provided with a grease nipple, grease pocket defining an internal space of the dust seal portion is disposed above a horizontal line passing through the center of the shaft cross-section with substantially sector Characterized in that that.
[0007]
According to the bearing device of the present invention, the foreign matter such as dust contained in the outside air or the lubricant mixed with the foreign matter is captured in the dust seal portion, and in the unlikely event, the foreign matter is in the gap chamber between the bearing and the dust seal portion of the bearing box. Even if it penetrates into the bearing, there is no lubricant filled in the bearing box in the conventional example that transports the foreign matter that entered from the dust seal part to the bearing. do not do. Therefore, it is possible to reliably prevent foreign matter from entering the bearing. Further, by using the grease nipple, the lubricant can be filled into the internal space of the dust seal portion from the outside of the bearing housing, so that the contact surface between the dust seal member and the shaft is lubricated by this lubricant, and the life of the dust seal member is increased. Can be extended.
[0008]
Furthermore, maintenance management is facilitated by eliminating grease that needs to be replenished and filled periodically.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0010]
(First embodiment)
First, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a main part of a bearing device according to a first embodiment of the present invention. In the figure, the same reference numerals are given to the same functional parts as those of the conventional example shown in FIG.
[0011]
1 differs from FIG. 7 in that the grease nipple 6 and the grease 7 are removed from the configuration of FIG. 7, and the inside of the bearing 2 is filled with a solid lubricant (in this embodiment, a lubricant-containing polymer) 8. The gap chamber 9 is provided between the bearing 2 and the dust seal portion 3 of the bearing box 5, and grease is applied to the contact surface of the dust seal member 4 with the shaft 1 for lubrication.
[0012]
In the above configuration, the bearing 2 is lubricated by the solid lubricant 8 filled therein. Further, the contact surface of the dust seal member 4 provided on the dust seal portion 3 of the bearing housing 5 with the shaft 1 is lubricated and slidably contacted with a small amount of grease applied in the initial stage. The solid lubricant may be, for example, carbon graphite in addition to the lubricant-containing polymer. The bearing may be filled with a lubricant such as ordinary grease instead of a solid lubricant. In that case, a grease seal member is built in the bearing side surface and the inside of the bearing is sealed to prevent leakage of the lubricant.
[0013]
Even if foreign matter such as dust is mixed in the grease applied to the contact surface of the dust seal member 4 with the shaft 1, the foreign matter is a gap chamber between the bearing 2 and the dust seal portion 3 of the bearing box 5. By being trapped in 9, the bearing 2 does not enter.
[0014]
As described above in detail, according to the bearing device according to the present embodiment, foreign matter such as dust contained in the outside air or the lubricant mixed with the foreign matter is captured in the dust seal portion 3, and in the unlikely event, the foreign matter is in contact with the bearing 2 and the bearing. Even if the foreign matter enters the gap chamber 9 between the dust seal portion 3 of the box 5, the foreign matter can be reliably prevented from entering the inside of the bearing 2 simply by accumulating at the bottom of the gap chamber 9. There is an effect that the life of the bearing 2 can be extended. In addition, since the grease that needs to be replenished and filled regularly is eliminated, there is an effect that maintenance management becomes easy.
[0015]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing the configuration of the main part of the bearing device according to the second embodiment of the present invention. In FIG. 2, the same functional parts as those in FIG. 1 in the first embodiment are the same. The code | symbol is attached | subjected.
[0016]
2 differs from FIG. 1 in that a grease nipple 12 for filling the grease pocket 10 in the internal space of the dust seal member 4 from the outside of the bearing housing 5 is provided in the configuration of FIG.
[0017]
In the configuration of FIG. 2, the contact surface of the dust seal member 4 with the shaft 1 is lubricated by the grease 11 filled in the grease pocket 10 from the grease nipple 12.
[0018]
In addition, since the other structure and effect | action in this Embodiment are the same as 1st Embodiment mentioned above, the description is abbreviate | omitted.
[0019]
According to the bearing device of the present embodiment, the same effects as those of the first embodiment described above can be obtained, and in particular, the shaft 1 of the dust seal member 4 can be connected to the shaft 1 of the dust seal member 4 by the grease 11 filled in the grease pocket 10 from the grease nipple 12. Since the contact surface is lubricated, there is an effect that the life of the dust seal member 4 can be extended.
[0020]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing the configuration of the main part of the bearing device according to the third embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a sectional view taken along the line AA of FIG. In FIG. 3, the same reference numerals are given to the same functional parts as those in FIG. 2 in the second embodiment described above.
[0021]
3 is different from FIG. 1 in that the grease pocket 10 is fan-shaped as shown in FIG. 4 and arranged above the horizontal line L passing through the center of the shaft 1. As a result, the grease 11 does not collect below the grease pocket 10 and is more reliably supplied to the contact surface of the dust seal member 4 with the shaft 1.
[0022]
In addition, since the other structure and effect | action in this Embodiment are the same as 2nd Embodiment mentioned above, the description is abbreviate | omitted.
[0023]
According to the bearing device according to the present embodiment, the same effects as those of the second embodiment described above are obtained, and in particular, the grease pocket 10 is formed in a fan shape and above the horizontal line L passing through the center of the shaft 1. Since the grease 11 does not collect below the grease pocket 10 and is replenished more reliably to the contact surface of the dust seal member 4 with the shaft 1, the lubrication of the contact surface of the dust seal member 4 with the shaft 1 can be performed. This is more reliably performed, and there is an effect that the life of the dust seal member 4 can be further extended.
[0024]
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a view similar to FIG. 4 showing a bearing device according to a fourth embodiment of the present invention.
[0025]
In the present embodiment, the internal space of the dust seal member 4 in the second embodiment described above is divided into a plurality by the partition plate 13 so that a plurality of fan-shaped grease pockets 10 are provided over the entire circumference. .
[0026]
In the third embodiment described above, it has been necessary to assemble so that the fan-shaped grease pocket 10 is positioned above the horizontal line L passing through the center of the shaft 1, but according to the bearing device according to the present embodiment. For example, no matter how the assembly is performed, the sector of the grease pocket 10 located above the horizontal line L passing through the center of the shaft 1 appears, so that there is no restriction on how the apparatus is assembled.
[0027]
In addition, since the other structure and effect | action in this Embodiment are the same as 3rd Embodiment mentioned above, the description is abbreviate | omitted.
[0028]
According to the bearing device according to the present embodiment, the same effect as that of the third embodiment described above can be obtained, and in particular, by dividing the internal space of the dust seal member 4 into a plurality of parts by the partition plate 13, By providing a plurality of grease pockets 10 over the entire circumference, there is an effect that the assembly method is not restricted and the cost for assembling the apparatus can be reduced.
[0029]
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a main part configuration of a bearing device according to a fifth embodiment of the present invention. In FIG. 6, the same functional parts as those in FIG. 1 in the first embodiment described above are the same. The code | symbol is attached | subjected.
[0030]
6 is different from FIG. 1 in that the dust seal portions 3 on both sides are sealed by a pair of dust seal members 4a and 4b, respectively. Here, between the pair of dust seal members 4a and 4b, grease may be filled or a cavity may be formed.
[0031]
In the bearing device according to the present embodiment, the sealing function is improved by sealing the dust seal portion 3 with the pair of dust seal members 4a and 4b.
[0032]
In addition, since the other structure and effect | action in this Embodiment are the same as 1st Embodiment mentioned above, the description is abbreviate | omitted.
[0033]
According to the bearing device according to the present embodiment, the same effect as that of the first embodiment described above can be obtained, and in particular, the sealing function is achieved by sealing the dust seal portion 3 with the pair of dust seal members 4a and 4b. As a result, the life of the bearing 2 can be further extended.
[0034]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the bearing device of the present invention, foreign matter such as dust contained in the outside air or lubricant mixed with foreign matter is captured in the dust seal portion, and in the unlikely event the foreign matter is in contact with the dust seal portion of the bearing and the bearing box. Since there is no lubricant filled in the bearing box in the conventional example that conveys the foreign matter that has entered from the dust seal part to the bearing even if it enters the gap chamber between, the foreign matter that has entered only accumulates at the bottom of the gap chamber Because it does not reach the bearing, foreign matter can be reliably prevented from entering the inside of the bearing, and maintenance management is facilitated by eliminating grease that needs to be replenished and filled regularly. There is an effect. Furthermore, by using the grease nipple, the lubricant can be filled into the internal space of the dust seal part from the outside of the bearing housing, so that the contact surface between the dust seal member and the shaft is lubricated by this lubricant, and the life of the dust seal member is increased. Can be extended.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a main part of a bearing device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a main part of a bearing device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a main part configuration of a bearing device according to a third embodiment of the present invention.
4 is a longitudinal sectional view taken along line AA in FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a view similar to FIG. 4 of a bearing device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a main configuration of a bearing device according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a main part of a conventional bearing device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Shaft 2 Bearing 3 Dust seal part 4 Dust seal member 4a Dust seal member 4b Dust seal member 5 Bearing box 8 Solid lubricant 9 Gap chamber 10 Grease pocket 11 Grease 12 Grease nipple

Claims

軸の外周に嵌装される軸受と、前記軸との間のダストシール部を前記軸の外周面に接触して滑るダストシール部材によりシールして前記軸受を収容した軸受箱とからなる軸受装置において、前記軸受の内部に固形潤滑剤を充填しているか、または、前記軸受両側面に内蔵したグリースシール部材を持ちその密封された軸受内部に潤滑剤を充填しているかして、前記軸受と前記軸受箱のダストシール部との間に空隙室を設け、且つ前記軸受箱の外部から前記ダストシール部の内部空間に潤滑剤を充填するためのグリースニップルを設けた軸受装置であって、前記ダストシール部の内部空間を規定するグリースポケットは、前記軸の中心を通る水平線よりも上方に配置され、断面が略扇形であることを特徴とする軸受装置。 In a bearing device comprising a bearing fitted on the outer periphery of the shaft, and a bearing box that seals a dust seal portion between the shaft and a dust seal member that slides in contact with the outer peripheral surface of the shaft and accommodates the bearing, The bearing and the bearing are filled with a solid lubricant inside the bearing, or have a grease seal member built in both sides of the bearing and filled with a lubricant inside the sealed bearing. A bearing device in which a gap chamber is provided between the dust seal portion of the box and a grease nipple for filling a lubricant into the internal space of the dust seal portion from the outside of the bearing box, the interior of the dust seal portion The grease pocket defining the space is disposed above a horizontal line passing through the center of the shaft, and has a substantially fan-shaped cross section.

軸の外周に嵌装される軸受と、前記軸との間のダストシール部を前記軸の外周面に接触して滑るダストシール部材によりシールして前記軸受を収容した軸受箱とからなる軸受装置において、
前記軸受の内部には第１の潤滑剤が充填されており、
前記軸受箱のダストシール部には、前記軸の中心を通る水平線よりも上方に配置され第２の潤滑剤を充填する内部空間を規定する断面略扇形のグリースポケットと、当該グリースポケットの内部空間に前記第２の潤滑剤を充填するためのグリースニップルとが設けられており、
略前記軸受と前記ダストシール部との間には、前記第２の潤滑剤に混入した異物が前記軸受の内部へ侵入するのを防止すべく当該異物を捕捉するための空隙室が設けられていることを特徴とする軸受装置。In a bearing device comprising a bearing fitted on the outer periphery of the shaft, and a bearing box that seals a dust seal portion between the shaft and a dust seal member that slides in contact with the outer peripheral surface of the shaft and accommodates the bearing,
The inside of the bearing is filled with a first lubricant,
The dust seal portion of the bearing box has a substantially fan-shaped grease pocket disposed above a horizontal line passing through the center of the shaft and defining an internal space filled with the second lubricant, and an internal space of the grease pocket. A grease nipple for filling the second lubricant is provided,
A gap chamber is provided between the bearing and the dust seal portion so as to prevent the foreign matter mixed in the second lubricant from entering the bearing. A bearing device characterized by that.

前記ダストシール部の内部空間を複数に分割する仕切板を備えることを特徴とする請求項１又は２記載の軸受装置。The bearing apparatus according to claim 1 or 2, further comprising a partition plate for dividing the interior space into a plurality of the dust seal portion.