JP4026120B2 - ケーブル用耐火被覆部材 - Google Patents

ケーブル用耐火被覆部材 Download PDF

Info

Publication number
JP4026120B2
JP4026120B2 JP2002053287A JP2002053287A JP4026120B2 JP 4026120 B2 JP4026120 B2 JP 4026120B2 JP 2002053287 A JP2002053287 A JP 2002053287A JP 2002053287 A JP2002053287 A JP 2002053287A JP 4026120 B2 JP4026120 B2 JP 4026120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
heat
cable
bag
inner bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002053287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003259541A (ja
JP2003259541A5 (ja
Inventor
賢一 国分
憲明 古賀
康弘 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&A Material Corp
Original Assignee
A&A Material Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&A Material Corp filed Critical A&A Material Corp
Priority to JP2002053287A priority Critical patent/JP4026120B2/ja
Publication of JP2003259541A publication Critical patent/JP2003259541A/ja
Publication of JP2003259541A5 publication Critical patent/JP2003259541A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4026120B2 publication Critical patent/JP4026120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル用耐火被覆部材に関し、特に、ケーブルまたは内部に通信ケーブル等を内蔵したケーブル保護部材の外部からの加熱等による損傷を防止することができるケーブル用耐火被覆部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられたケーブルまたはケーブル保護部材の耐火被覆構造としては、例えば図4に示す構造が採用されていた。即ち、ケーブル保護部材としての塩化ビニルまたは鉄等で形成されたケーブル保護管(1)の内部には、ケーブル(2)が収容されている。このケーブル保護管(1)の外周には、ロックウール等の断熱材層(25)を介して外装鉄板(26)が管状に巻き付けられている。
【0003】
図4に示すような従来のケーブル保護部材の耐火被覆構造は、以上のように構成されているため、ケーブル保護管(1)の外周にロックウールからなる1層の断熱材層(25:通常50ミリ程度の厚さを有する)のみを介して外装鉄板(26:通常0.3ミリ程度の厚さを有する)が巻き付けられているため、全体の厚さがかなり厚くなり、その質量も約10kg/mと重くなり、かつ、施工、特に、鉄板(26)の巻き付けには多大な労力と費用を要し、熟練者でなければ施工が困難であった。また、この施工に際しては、ロックウールの巻き付けと、鉄板の巻き付けという2工程を必要としていた。更に、ロックウールの巻き付け工程では、ロックウールからの粉塵による作業環境の悪化も懸念される。
【0004】
上述のような、従来のケーブルの耐火被覆構造に付随する問題点を解決するために、本発明者らは、先に特開平11−46430号公報において、図5に示すような、ケーブル(2)を内蔵したケーブル保護管(1)の外周に接合すると共にその内面及び外面の一方または両方に蒸気の通過を阻止する耐熱膜(23a、23b)を有する第1断熱材層(23)の外周に形成された袋(21)内に液またはゲル状物質よりなる水分(20)を内蔵させてなる吸熱材(22)と、前記吸熱材(22)の外周に設けられた第2断熱材層(24)とよりなり、屋外に設置して用いるようにしたことを特徴とする通信ケーブル保護管の屋外設置型耐火被覆構造を提案している。この通信ケーブル保護管の屋外設置型耐火被覆構造は、ワンタッチで施工することができ、熟練を要せず簡単に取り付けることができ、質量も従来よりも大幅に軽量化できるという効果を有するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トンネル内での自動車・タンクローリー等の車両火災では、トンネル内が1000℃以上の高温になることが知られており、トンネル構造体自体の耐火性を高めることは勿論のこと、更に、トンネル内に敷設されているケーブル、特に通信ケーブル用の耐火被覆部材の耐火性能のより一層の向上が求められている。
【0006】
上記特開平11−46430号公報に開示された通信ケーブル保護管の屋外設置型耐火被覆構造では、吸熱材(22)は液またはゲル状物質よりなる水分(20)から構成されており、火災に伴う水分が気化する際の吸熱作用によりケーブル保護管を冷却し、保護するものであるが、この通信ケーブル保護管の屋外設置型耐火被覆構造について図6に示すドイツ交通省道路建設部規定のRABT加熱曲線による耐火試験を行ったところ、ケーブル温度が85℃以下とするには耐火被覆構造の厚さが110mmも必要であることが判明した。耐火被覆構造の厚さが厚くなると、巻き付け施工がしずらくなり、また、材料コストも嵩む等の問題点があり、更に、吸熱効果の高い吸熱材を備えた通信ケーブル保護管の耐火被覆構造が望まれている。
【0007】
従って、本発明の目的は、ケーブルまたは内部にケーブルを内蔵したケーブル保護部材の外部からの加熱による損傷を防止することができ、簡単に施工することができるケーブル用耐火被覆部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、ケーブルまたはケーブルを内蔵したケーブル保護部材の外周に接合すると共にその内面及び外面の一方または両方に蒸気の通過を阻止するため耐熱膜を有する第1断熱材層と、前記第1断熱材層の外周に形成される吸熱材収納袋と、前記吸熱材収納袋の外周に設けられた第2断熱材層とから構成されるケーブル用耐火被覆部材において、前記吸熱材収納袋は、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材、及び水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入した内袋を封入してなるか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物、及び水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入してなり、前記吸熱材収納袋が100℃を超える融点を有する合成樹脂フィルムから構成され、前記内袋が60℃以上100℃未満で熱収縮する合成樹脂フィルムから構成されることを特徴とするケーブル用耐火被覆部材を提供することにある。
【0011】
また、本発明のケーブル用耐火被覆部材は、内袋内に内袋が熱収縮する際に内袋を破袋するためのクサビ形形状の破袋部材が同包されていることを特徴とする。
【0012】
更に、本発明のケーブル用耐火被覆部材は、第2断熱材層の外周に形成される、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材、及び水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入した内袋を封入してなるか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物、及び水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入してなる第2吸熱材収納袋、及び/または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物が封入された第2吸熱材収納袋と、前記第2吸熱材収納袋の外周に設けられた第3断熱材層とを備えてなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のケーブル用耐火被覆部材は、吸熱材収納袋に、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材、及び水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入した内袋を封入してなるか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物、及び水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入してなり、前記吸熱材収納袋が100℃を超える融点を有する合成樹脂フィルムから構成され、前記内袋が60℃以上100℃未満で熱収縮する合成樹脂フィルムから構成されることを特徴とするとするものである。
【0014】
以下、本発明のケーブル用耐火被覆部材を図を用いて説明する。
図1は、本発明のケーブル用耐火被覆部材の1実施態様を示す断面図である。信号伝送用等の通信用のケーブル(2)は、塩化ビニルまたは鉄等で形成されたケーブル保護管(1)に内蔵されており、このケーブル保護管(1)の外周には、例えば、セラミックファイバー、ロックウール、ガラスウール、ガラス繊維等のような無機繊維のフェルトやマット等から構成される第1断熱材層(3)が設けられている。
【0015】
第1断熱材層(3)の内面と外面(何れか一方または両方でも可)には、図1の部分拡大図である図2に示すように、蒸気を通過させない性質を有する耐熱膜(3a、3b)が形成されており、この外面の耐熱膜(3b)の外側には、多数の吸熱材収納袋(4)が連続的に設けられている。ここで、耐熱膜(3a、3b)は、ケーブルやケーブル保護部材の耐火被覆構造の受熱時に、吸熱材収納袋(4)が破れることによって放散する水蒸気がケーブル保護管(1)側に到達しないようにするための蒸気バリアとして作用すると共に、ケーブル保護管(1)側の温度上昇を防止する作用を有している。従って、この耐熱膜(3a、3b)は、第1断熱材層(3)の内側、外側またはそれら両方に設置することができる。なお、耐熱膜(3a、3b)の材質は蒸気に対するシール性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えばアルミ箔やシリコン樹脂コーティングシート等を使用することができる。
【0016】
この吸熱材収納袋の外周には、第1断熱材層(3)と同様の材質から構成される第2断熱材層(5)が設けられている。なお、第2断熱材層(5)の最外層は、火災時には1200℃もの高温に曝されるため、セラミックファイバーよりなるフェルトを使用することが好ましい。
【0017】
なお、第2断熱材層(5)の外周に周知の外被材(18)及び金属板(15)等を巻き付けるか、または巻き付けることなく必要部分に取り付けることができる。更に、施工を容易にするために、ケーブル保護管用耐火断熱部材(14)をアルミ箔付ガラス等のクロス材及び塩化ビニル、シリコンゴム、フッ素ゴム等のシート材を外被材(18)として単層または複層で覆ってなる積層体とし、その両端位置にマジックテープ(登録商標)や両面粘着テープ等を設け、各端部同志を互いに接続しケーブル保護管(1)に巻き付けることができる。更に、必要に応じその外周にステンレス板または鉄板等を巻き付けるか、または巻き付けることなく必要部分に取り付けることができる。なお、第1断熱材層(3)、吸熱材収納袋(4)及び第2断熱材層(5)を外被材(18)で覆って積層体として用いる場合と、各々を単体として積層することもできる。
【0018】
次に、吸熱材収納袋(4)について詳述する。吸熱材収納袋(4)は、図3にその一実施態様を示すようなX、Y方向に形成した融着部(4a)によって平面形状でのみ四角形の袋となるように形成されている。そして、各々の吸熱材収納袋(4)の内部には、内袋(6)が封入されている。また、吸熱材収納袋(4)内には、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材と;水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入した内袋を封入するか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物と;水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入することができる。
【0020】
ここで、前記水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材としては、例えば硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、尿素、ブドウ糖等を使用することができる。また、前記含水結晶性化合物としては、例えば炭酸ナトリウム・10水和物、硫酸ナトリウム・10水和物、水酸化バリウム・7水和物等の脱水転移温度が100℃未満の化合物を使用することが好ましい。
【0023】
熱材収納袋(4)は、100℃を超える融点を有する合成樹脂フィルムから構成され、内袋(6)は、60℃以上100℃未満で熱収縮を生じて破袋する合成樹脂フィルムから構成される火炎等により外部から熱を受けた時に、内袋(6)が最初に熱により収縮して破れ、吸熱材収納袋(4)内の水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材と、内袋(6)内の水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物とが、あるいは吸熱材収納袋(4)内の水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物と、内袋(6)内の水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材とが接触して吸熱材収納袋(4)内が急速に冷却され、ゲーブル保護管を冷却することができる。また、更に、外部より熱を受ける場合には、吸熱材収納袋(4)自体が溶融して破れたり、吸熱材収納袋(4)内の蒸気圧により破れることにより、水分の気化熱によってケーブル保護管(1)の温度上昇を防止することができる。また、耐熱皮膜(3a、3b)によって、加熱された水蒸気がゲーブルに到達するのを防ぐことができる。この場合の吸熱材収納袋としては、例えばアルミラミネートの合成樹脂フィルム等が使用される。ここで、融点が100℃以下であると、吸熱材収納袋(4)が内袋(6)よりも先に破れてしまうことがあるために好ましくない。また、内袋用合成樹脂フィルムとしては、ポリオレフィン樹脂フィルム、ポリスチレン樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、塩化ビニル樹脂フィルム等を使用することができる。更に、内袋が熱収縮した際の破袋を助長するために、内袋内に破袋部材を同包することが好適である。破袋部材の材質や形状は特に限定されるものではないが、材質としては不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等が好適であり、形状としてはクサビ形形状が好適である。
【0024】
次に、本発明のケーブル用耐火被覆部材の他の態様によれば、第2断熱材層(5)の外周に、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材、及び水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入してなるか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物、及び水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入してなる第2吸熱材収納袋、及び/または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物が封入されてなる第2吸熱材収納袋を設け、更に、前記第2吸熱材収納袋の外周に第3断熱材層を設けた構成とすることもできる。なお、第2吸熱材収納袋は、図5に示す袋(21)と水分(20)で構成される吸熱材(22)と同様の構造のものを使用することができる。また、第3断熱材層は、前記第2断熱材層(5)と同様の構造のものを使用することができる。このような構成とすることにより、ケーブル保護管の耐火性能をより一層向上させることができる。
【0025】
本発明のケーブル用耐火被覆部材(14)は、図1に示すようにケーブル保護管(1)に巻き付け、各種端部をマジックテープ(登録商標)や両面粘着テープ等で結合することによりケーブル保護管(1)の外周にケーブル用耐火被覆部材(14)をワンタッチで設置することができる。また、ケーブル用耐火被覆部材(14)の外周をステンレス等よりなるバンド等によって固定することもできる。
【0026】
前述の構成とすることにより、ケーブル用耐火被覆部材(14)の表面(14A)が火災等に曝された場合、熱は吸熱材収納袋(4)の冷却効果によりケーブル保護管(1)の温度上昇を効果的に防止できると共に、吸熱材収納袋(4)が加熱されて破壊することにより発生する水蒸気の放散が耐熱膜(3a、3b)によって効果的に防止でき、それによってケーブル保護管(1)がケーブル(2)の外被材の軟化温度である85℃以上の温度へ上昇することを防止することができる。
【0028】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明のケーブル用耐火被覆部材を更に説明する。
実施例
第1断熱材層として外面アルミ箔付セラミックファイバーブランケットを使用し、吸熱材収納袋として外側がナイロン(融点215℃)、内側がポリエチレン(130℃)のアルミラミネートフィルムを使用し、内袋としてポリ塩化ビニル製シュリンクフィルム(熱収縮開始温度70℃)を使用し、吸熱材収納袋には、尿素及び内袋を封入し、内袋には水及びクサビ形状の不飽和ポリエステル樹脂製破袋部材を封入し、更に、第2断熱材層としてセラミックファイバーブランケットを使用して本発明のケーブル用耐火被覆部材を作製した。
得られたケーブル用耐火被覆部材の第2断熱材層側より1200℃片面加熱試験を行ったところ、昇温過程において、吸熱材収納袋が80℃になった時点で、吸熱材収納袋が破袋する前に内袋が熱収縮し、不飽和ポリエステル樹脂製破袋部材によって内袋が破袋し、吸熱材収納袋中で、尿素が水に溶解し、吸熱反応が起こることが確認された。
【0029】
【発明の効果】
本発明のケーブル用耐火断熱部材は、ワンタッチで施工することができ、熟練を要せず簡単に取り付けることができると共に、厚さを従来よりも大幅に薄くしても従来よりも耐火断熱性能に優れるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル用耐火断熱部材の1実施態様を示す断面図である。
【図2】図1に示すケーブル用耐火断熱部材の部分拡大図である。
【図3】図1に示すケーブル用耐火断熱部材の要部の斜視図である。
【図4】従来のケーブル用耐火断熱部材の構成を示す断面図である。
【図5】特開平11−46430号公報に開示された通信ケーブル保護管の屋外設置型耐火被覆構造の断面図である。
【図6】ドイツ交通省道路建設部規定のRABT加熱曲線である。
【符号の説明】
1 ケーブル保護管
2 ケーブル
3 第1断熱材層
3a、b 耐熱膜
4 吸熱材収納袋
4a 融着部
5 第2断熱材層
6 内袋
7 冷却剤
14 ケーブル保護管用耐火被覆部材
15 金属板
18 外装材
20 水分
21 袋
22 吸熱材
23 第1断熱材層
23a、b 耐熱膜
24 第2断熱材層
25 断熱材層
26 外装鉄板

Claims (3)

  1. ケーブルまたはケーブルを内蔵したケーブル保護部材の外周に接合すると共にその内面及び外面の一方または両方に蒸気の通過を阻止するため耐熱膜を有する第1断熱材層と、前記第1断熱材層の外周に形成される吸熱材収納袋と、前記吸熱材収納袋の外周に設けられた第2断熱材層とから構成されるケーブル用耐火被覆部材において、前記吸熱材収納袋は、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材、及び水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入した内袋を封入してなるか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物、及び水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入してなり、前記吸熱材収納袋が100℃を超える融点を有する合成樹脂フィルムから構成され、前記内袋が60℃以上100℃未満で熱収縮する合成樹脂フィルムから構成されることを特徴とするケーブル用耐火被覆部材。
  2. 内袋内に内袋が熱収縮する際に内袋を破袋するためのクサビ形形状の破袋部材が同包されている、請求項記載のケーブル用耐火被覆部材。
  3. 更に、第2断熱材層の外周に形成される、水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材、及び水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物を封入した内袋を封入してなるか、または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物、及び水に溶解して吸熱反応を生ずる冷却材を封入した内袋を封入してなる第2吸熱材収納袋、及び/または水または吸水性樹脂によりゲル化された水または含水結晶性化合物が封入された第2吸熱材収納袋と、前記第2吸熱材収納袋の外周に設けられた第3断熱材層とを備えてなる、請求項1または2記載のケーブル用耐火被覆部材。
JP2002053287A 2002-02-28 2002-02-28 ケーブル用耐火被覆部材 Expired - Lifetime JP4026120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053287A JP4026120B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 ケーブル用耐火被覆部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002053287A JP4026120B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 ケーブル用耐火被覆部材

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003259541A JP2003259541A (ja) 2003-09-12
JP2003259541A5 JP2003259541A5 (ja) 2005-07-14
JP4026120B2 true JP4026120B2 (ja) 2007-12-26

Family

ID=28664756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002053287A Expired - Lifetime JP4026120B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 ケーブル用耐火被覆部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4026120B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013073391A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
US9856381B2 (en) 2013-08-22 2018-01-02 Empire Technology Development Llc Structured endothermic fire-retardant agents
JP2014029736A (ja) * 2013-11-13 2014-02-13 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
US9757599B2 (en) 2014-09-10 2017-09-12 Dymat Construction Products, Inc. Systems and methods for fireproofing cables and other structural members
JP6059289B2 (ja) * 2015-05-20 2017-01-11 明星工業株式会社 ケーブル耐火断熱装置
EP3619725A1 (en) * 2017-05-03 2020-03-11 Favuseal AS Method of protecting an object against fire and fire protective covering for an object
CN110882512B (zh) * 2019-12-02 2020-12-22 嘉兴科禾能源科技有限公司 一种利用水压保护电路的室内灭火设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003259541A (ja) 2003-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101486634B1 (ko) 터짐불량이 개선된 진공단열재 및 그의 제조방법
WO2012043990A2 (en) Vacuum insulation material and insulation structure for refrigerator cabinet having the same
JP4026120B2 (ja) ケーブル用耐火被覆部材
KR101353647B1 (ko) 진공단열재용 심재 및 이를 이용한 진공단열재
KR102093562B1 (ko) 화염 확산 방지기능이 향상된 세라믹울 내장형 복합단열재 제조방법 및 그 방법으로 제조된 화염 확산 방지기능이 향상된 세라믹울 내장형 복합단열재
EP2963329B1 (en) Vacuum thermal insulation material
JP2007056903A (ja) 断熱材及びその断熱材を用いた断熱構造体
JPH09140818A (ja) ケーブル又はケーブル管用防火カバー
WO2021031329A1 (zh) 一种复合式防火拉索
JPH08197683A (ja) 耐火・断熱性保護材
JP3874493B2 (ja) 通信ケーブル保護管の屋外設置型耐火被覆構造
WO2018095217A1 (zh) 绝热保温壳及应用该保温壳的保温容器、热水器
JP4745852B2 (ja) 沈埋函の柔継手部位の耐火被覆構造
JPH07113493A (ja) 真空断熱材
JP4622450B2 (ja) 断熱材、および断熱材を使用した床暖房システム
JP4066179B2 (ja) トンネル内ケーブル管路の耐火被覆構造
JP4617752B2 (ja) 真空断熱材の製造方法
KR200364706Y1 (ko) 층간차음재용 방수커버
JP4340525B2 (ja) トンネル内ケーブル管路の耐火被覆構造
JP2007056635A (ja) 建物外壁
CN214477620U (zh) 一种阻燃结构及含有其的电池模组
CN220544681U (zh) 一种加强防水的防火隔爆型电缆接头
CN213227910U (zh) 一种阻燃性好的收缩膜
JP3114697U (ja) 耐火防護構造
JP4377654B2 (ja) 耐火容器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4026120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term