JP4025618B2 - 座席およびそれを備えた作業機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉可能な座板部を有する座席およびこの座席を備えた作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、作業機械としての油圧ショベルは、下部走行体上に旋回部を介して上部旋回体が取り付けられた作業機械本体を備えており、この作業機械本体の上部旋回体上には、油圧ショベルを操作するオペレータが座る座席の座板部がフレームを介して取り付けられている。
【0003】
さらに、この座板部の下端面の前側とフレームの上側部の前側との間には、このフレームに対して座板部を前方に向けて回動可能にするヒンジが取り付けられている。このヒンジは、座席の座板部をフレームの前側に向けて回動させて、このフレームの上側部に開口された点検用開口部を開口させることにより、上部旋回体内に収容されたものを点検あるいはメンテナンス可能にしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−296481号公報(第4頁、第8図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記油圧ショベルでは、座板部を前側に向けて回動させてフレームの点検用開口部を開口させた状態から、この座板部を後側に向けて復帰回動させて、この座板部にてフレームの点検用開口部を閉塞させた際に、この座板部をフレームに係合させる機構が設けられていない。
【0006】
このため、走行時の衝撃などにより座板部が振動したり、座板部に座った作業者が作業時に前傾姿勢をとることにより、この座板部が不安定となり不必要に動いてしまうから、この座板部に座った作業者の安定性の確保が容易ではないという問題を有している。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、開閉可能な座板部の安定性の確保が容易にできる座席およびこの座席を備えた作業機械を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、空間を有するフレームと、このフレームの上側部の少なくとも一部を開閉可能に覆う座板部と、この座板部の後側を中心に、この座板部をフレームの後側に向けて回動可能にするヒンジと、前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれか一方に設けられたラッチ体と、このラッチ体に対向する前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれか他方に設けられ、前記座板部にて前記フレームの上側部の内側の少なくとも一部を覆った際に前記ラッチ体に係脱可能に係合する係合部とを具備し、前記ラッチ体および前記係合部は、前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれかの前側に設けられた座席であり、前記フレームの上側部の少なくとも一部を前記座板部にて覆った際に、この座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれか一方に設けられたラッチ体と、このラッチ体に対向する前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれか他方に設けられた係合部とが係脱可能に係合するので、前記フレームの上側部から前記座板部を外すことにより、前記フレームの空間に収容させた収容物の出し入れや点検などが可能である開閉可能なフレームにおいて、走行時の衝撃などにより前記座板部が前記フレームに対して振動しなくなるとともに、前記座板部に座って作業する作業者の姿勢などによって前記座板部が動かなくなるから、前記座板部の安定性を容易に確保できる。さらに、前記ヒンジにて前記座板部の後側を中心にこの座板部を前記フレームの後側に向けて回動可能とするとともに、前記ラッチ体および前記係合部のそれぞれを前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれかの前側に設けたことにより、前記フレームの前側から前記座板部を後側に向けて回動させて、前記フレームの内側に収容した収容物の出し入れや点検などが可能となるとともに、前記座板部に座った作業者の重心が後側に向けて移動した際に生じ得る前記座板部の後側への回動が前記ヒンジにより防止されるから、前記座板部に座って作業する作業者の安定性がより確保される。
【0009】
さらに、前記ラッチ体による前記係合部への係合を解除可能に固定する施錠機構を具備した座席であり、前記ラッチ体による前記係合部への係合を前記施錠機構にて解除可能に固定することにより、前記座板部にて前記フレームの上側部の少なくとも一部を覆った状態が確実に保持されるとともに、誤った操作による前記係合部への前記ラッチ体の係合の解除が防止されるので、前記座板部に座って作業する作業者の安定性がより確保される。また、前記施錠機構により、誤った操作による係合部へのラッチ体の係合の解除を防止できるので、フレーム内に収容された物の盗難や、いたずらなどを目的とした座板部の回動操作を防止できるとともに、ラッチ体による係合部への係合が作業機械作動時の振動などによって解除されることがなくなる。
【0010】
さらに、前記ラッチ体は、前記係合部に対向した側に先端側に向けて先細状に傾斜した傾斜面部が形成された係合爪部を有し、前記ラッチ体を移動可能に保持したラッチ保持体と、このラッチ保持体内に収容され、前記係合爪部を前記係合部と係合する方向へ進退可能に付勢する付勢手段とを具備した座席であり、前記係合爪部の前記係合部に対向した側に先端側に向けて先細状に傾斜した傾斜面部を形成したラッチ体が移動可能に保持された前記ラッチ保持体内に付勢手段を収容させて、この付勢手段にて前記ラッチ体の係合爪部を前記係合部に係合する方向へ進退可能に付勢したので、前記座板部への作業者の着席により、前記ラッチ体の前記係合爪部に設けた前記傾斜面部による力の分散によって、前記係合爪部が、前記係合部から一旦後退する方向へ移動した後、前記付勢手段による付勢によって自動的に復帰して係合部に確実に係合されるので、前記ラッチ体が前記係合部に確実に係合していない状態、すなわち半ラッチ状態の発生などが簡単な構成で確実に防止される。
【0011】
さらに、前記ラッチ体は、前記係合爪部を前記付勢手段に抗して前記係合部から係合解除させる方向に操作させる操作部を有した座席であり、前記ラッチ体の操作部により、前記ラッチ体の前記係合爪部が前記付勢手段に抗して前記係合部から係合解除される方向に操作されるので、前記フレームの上側部の少なくとも一部を覆った前記座板部を移動させて、前記フレームの上側部の少なくとも一部を開放させる作業がより容易かつ確実となる。
【0012】
請求項2記載の発明は、作業機械本体と、この作業機械本体上に取り付けられた請求項1記載の座席とを具備した作業機械であり、前記作業機械本体上に請求項1記載の作業機械の座席を取り付けたので、請求項1記載の発明と同様の作用を有するとともに、前記作業機械本体上に乗った作業者の安定性を確保できるから、作業性も向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1乃至図9に示された一実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図9は、作業機械としての油圧ショベル1であり、この油圧ショベル1は、自走可能な無端状の履帯2を有する下部走行体3の上側に旋回部4を介して上部旋回体5が旋回可能に取り付けられている。なお、これら下部走行体3、旋回部4および上部旋回体5により作業機械本体6が構成されている。
【0015】
一方、下部走行体3の前側には、ブレードシリンダ8が取り付けられ、上部旋回体5の前側には、スイングブラケット11が取り付けられている。また、このスイングブラケット11の上側には、ブーム13が軸支されており、このスイングブラケット11には、ブームシリンダ14が取り付けられている。さらに、ブーム13の先端側には、先端側にバケット16が軸支されたアーム15が軸支されている。また、ブーム13には、アームシリンダ17が取り付けられ、アーム15には、バケットシリンダ18が取り付けられている。
【0016】
また、スイングブラケット11、ブーム13、ブームシリンダ14、アーム15、バケット16、アームシリンダ17、バケットシリンダ18およびによりフロント作業装置22が構成される。
【0017】
一方、上部旋回体5上の後側には、図8および図9に示すように、この上部旋回体5の上側面よりも上方に向けて突出した動力装置収容部24が設けられている。この動力装置収容部24は、図1乃至図8に示すように、この動力装置収容部24の枠部となる座席用フレーム25を備えている。この座席用フレーム25は、略矩形枠状の枠体26を備えており、この枠体26の各角部には、棒状の脚部27の長手方向を互いに平行にした状態で、これら脚部27それぞれの長手方向における一端部が一体的に接続されている。
【0018】
座席用フレーム25の内部に形成された空間32には、上部旋回体5内に下側略半分程度が収容された収容物としてのエンジン33の上側略半分程度が収容されている。このエンジン33は、座席用フレーム25の空間32に収容された収容物としてのスタータモータ34により始動される。また、この座席用フレーム25の空間32には、エンジン33の駆動にて発電する収容物としての発電機35が収容されている。
【0019】
一方、座席用フレーム25の上側部には、油圧ショベル1を運転および操作する作業者としての運転手であるオペレータが座る座席としてのシート体である運転席44が回動可能に取り付けられている。この運転席44は、座席用フレーム25にて作業機械本体6上に支持されている。また、この運転席44は、座席用フレーム25の上側部に取り付けられて、この座席用フレーム25上に載置されて支持される略矩形平板状の座板部45を備えている。そして、この座板部45の後端部には、この座板部45に座ったオペレータの背凭れとなる背凭部46が取り付けられている。
【0020】
さらに、この座板部45の下側面には、この座板部45の下端面を支持する略矩形平板状の座板プレート47が取り付けられている。この座板プレート47は、座席用フレーム25の上側部を覆って、この座席用フレーム25の上側部に開口されている上部開口部48を開閉可能に閉塞する。なお、この上部開口部48は、座席用フレーム25の上側部の左側に取り付けられた平板状のカバー体49によって、座席用フレーム25の上側部の右側の約3分の2程度を開口させている。
【0021】
そして、座板プレート47の後端部には、屈曲した細長平板状の一対のヒンジ連結片52が取り付けられている。これら一対のヒンジ連結片52は、座板プレート47の幅方向における中心部から幅方向に向けて等間隔に離間された位置に取り付けられている。また、これら一対のヒンジ連結片52は、座板プレート47の後端部よりも後側上方に向けて突出しており、座板部45を上部開口部48より後側に向けて回動させる。
【0022】
さらに、座席用フレーム25の上端部の後方には、屈曲した細長平板状の一対のヒンジ取付片53が取り付けられている。これら一対のヒンジ取付片53もまた、座席用フレーム25の上端部の後方における中心部から幅方向に向けて等間隔に離間した位置に取り付けられており、この座席用フレーム25の後端部の上側から後側上方に向けて突出している。
【0023】
そして、これら一対のヒンジ取付片53の先端部と一対のヒンジ連結片52の先端部との間には、座席用フレーム25に対して運転席44を後方に向けて回動可能にさせるピン体である軸部材54が取り付けられている。なお、これらヒンジ連結片52、ヒンジ取付片53および軸部材54によりヒンジ57が形成されている。
【0024】
また、このヒンジ57は、運転席44の座板部45の回動で、この座板部45を上部開口部48よりも、より後方に向けて移動させることができるように、この座板部45の後端部よりも後側に回動中心を位置させる。さらに、このヒンジ57は、座板部45の前側を持ち上げて、この座板部45を後方に向けて回動させた際に、座席用フレーム25内が点検あるいはメンテナンスができるように、この座席用フレーム25の上部開口部48を開口させる。
【0025】
さらに、座板プレート47の前端部における中央部よりも左側には、この座板プレート47の前端部を凹状に切り欠いた形状の取付凹部55が形成されている。この取付凹部55には、座板プレート47の前端部を座席用フレーム25の後方に向けて回動させる際の把持部となる略コ字状の取手56が取り付けられている。
【0026】
また、図1乃至図3に示すように、座席用フレーム25の前側の上側部における中央部よりも進行方向右側には、L字状に直角に屈曲した矩形平板状の係合部としての係合片部61の一側片がボルト締めにより取り付けられている。また、この係合片部61は、他側片の厚さ方向を座席用フレーム25の左右方向に向けた状態で取り付けられている。さらに、この係合片部61の他側片における略中央部には、略矩形状の係合穴部62が形成されている。この係合穴部62は、係合片部61の他側片の厚さ方向に沿って貫通している。
【0027】
一方、図1乃至図6に示すように、座板プレート47の下側部の前側における中央部よりも進行方向右側には、この座板プレート47にて座席用フレーム25の上部開口部48を覆った際に、この座席用フレーム25上の係合片部61に係脱可能に係合して、この座板プレート47による上部開口部48の閉塞状態を保持させるラッチ体63が左右方向に向けて摺動可能に取り付けられている。このラッチ体63は、係合片部61に対向した位置に取り付けられている。
【0028】
さらに、このラッチ体63は、内部に図示しない付勢手段としてのスプリングが長手方向に沿って進退可能、すなわち弾性変形可能に収容された断面矩形筒状のラッチ保持体64内に長手方向に向けて移動可能に収容されて保持されている。このラッチ保持体64は、コ字状の取付枠65に挿通されて座板プレート47の下端面に取り付けられている。なお、このラッチ体63は、ラッチ保持体64内に収容されて、このラッチ保持体64内のスプリングによる復元力により、係合片部61に係合する方向、すなわち先端側に向けて進退可能に常時付勢されている。
【0029】
また、このラッチ体63の先端側には、係合片部61の係合穴部62に係脱可能に係合する先細状の係合爪部66が形成されている。この係合爪部66の先端部は、係合片部61の係合穴部62に進退可能に挿通されて、この係合穴部62に係脱可能に係合される。そして、この係合爪部66における係合片部61に対向した側である下面側には、この係合爪部66の先端側に向けて先細状に傾斜した傾斜面部67が形成されている。この傾斜面部67は、係合爪部66の基端側から先端側へと上方に向けて傾斜している。
【0030】
したがって、この傾斜面部67は、運転席44の座板部45へのオペレータの着席により、この傾斜面部67による力の分散によって、係合爪部66を係合片部61から一旦後退する方向へ移動した後、スプリングによる復元力によって自動的に復帰動作させて、この係合爪部66を係合片部61の係合穴部62に確実に係合させて、座板プレート47にて座席用フレーム25の上部開口部48を覆った状態を解除可能に保持させる。
【0031】
さらに、ラッチ体63の基端側は、ラッチ保持体64の基端側から進退可能に突出しており、このラッチ体63の基端面には、L字状に屈曲した操作部の一部を構成する棒状の連結片部68の基端部が連結されている。そして、この連結片部68の先端部は、座板プレート47の前側に向けて突出しており、この座板プレート47の前端縁よりも前側に突出している。
【0032】
また、この連結片部68の先端部には、この連結片部68を介してラッチ体63をラッチ保持体64に対して長手方向に沿って移動させる操作、すなわちラッチ体63の係合爪部66をスプリングの復元力に抗して移動させてこの係合爪部66を係合片部61の係合穴部62から係合解錠させる方向に操作させる操作部としての把持部となる球状のノブ部69が取り付けられている。
【0033】
一方、座席用フレーム25の前側上端部には、ノブ部69を固定してラッチ体63による係合片部61への係合を解除可能に固定させる固定手段としての施錠機構であるロック機構71が取り付けられている。このロック機構71は、座席用フレーム25の上部開口部48を座板プレート47にて閉塞した状態で、ノブ部69の略前側に位置している。
【0034】
また、このロック機構71は、座席用フレーム25の前側から鍵体である図示しないキーが挿入される回動部72を備えている。この回動部72は、キーを挿入することにより回動操作が可能となり、このキーを取り外すことにより回動操作が不可能になる。さらに、この回動部72の基端側には、この回動部72の操作とともに回動して、ラッチ体63の係合爪部66側に向けてノブ部69を付勢する片状の回動片部73が取り付けられている。
【0035】
よって、このロック機構71は、回動部72にキーを挿入し、このキーにて回動部72をノブ部69側に向けて回動させて回動片部73をノブ部69に当接させることにより、このノブ部69の操作によるラッチ体63の係合片部61への係合の解除操作を不可能にする。また、このロック機構71は、回動部72に挿入されたキーにて回動片部73をノブ部69から離反する方向に向けて回動させて、この回動片部73によるノブ部69への当接を解除させることにより、ノブ部69の操作によるラッチ体63の係合片部61への係合の解除操作を可能にする。
【0036】
さらに、図3乃至図5に示すように、座板プレート47の下端面には、この座板プレート47の前端部を座席用フレーム25に対して後方に向けて回動させた状態を固定させて保持する細長棒状の固定手段としての回動規制棒74の一端部が前後方向に向けて回動可能に取り付けられている。この回動規制棒74の他端部は、座板プレート47を後方に向けて回動させた状態で、座席用フレーム25の上部開口部48の左側の開口縁に設けられた図示しない係合溝部に係脱可能に係合されて、この座席用フレーム25の上部開口部48を開口させた状態を保持する。
【0037】
また、運転席44の両側部である左右部には、この運転席44に座ったオペレータの肘掛部となる一対のコンソール部83がそれぞれ設けられている。これら一対のコンソール部83の前側上側部には、フロント作業装置22などを操作する一対の操作レバー84が取り付けられている。さらに、これら各操作レバー84の下側である各コンソール部83の内部には、図6および図8に示すように、複数、例えば2対すなわち計4個のパイロット弁が内蔵されたパイロット弁装置85がそれぞれ取り付けられている。
【0038】
そして、このパイロット弁装置85の各パイロット弁は、パイロットホース86を介してホースジョイント87に接続されている。このホースジョイント87は、上部旋回体5内に設置されたパイロットパイプブラケット88に位置決めされている。さらに、これら各ホースジョイント87は、パイロットパイプ89を介して、上部旋回体5内に設置されたコントロールバルブ91のパイロット操作部に接続されている。そして、パイロット弁装置85やペダル93、走行レバー94によりパイロット操作されたコントロールバルブ91は、メインポンプから加圧供給された作動油を制御して、旋回モータ、左側走行モータ、右側走行モータ、ブレードシリンダ8、ブームスイングシリンダ、ブームシリンダ14、アームシリンダ17およびバケットシリンダ18の作動を制御する。
【0039】
次に、図1乃至図9に示された一実施の形態の作用効果を説明する。
【0040】
まず、座席用フレーム25の上部開口部48が、運転席44の座板部45の座板プレート47にて覆われ、この座板プレート47の下面に取り付けたラッチ体63の係合爪部66が座席用フレーム25の上面に取り付けた係合片部61の係合穴部62に係合し、この係合がロック機構71にてロックされた状態から、座席用フレーム25の上部開口部48を開口させる場合には、ロック機構71の回動部72にキーを挿入する。
【0041】
この後、このキーを用いて回動部72を介し回動片部73をノブ部69から離反する方向に向けて回動させて、このノブ部69を係合片部61から後退する方向に移動可能にして、ラッチ体63の係合爪部66による係合片部61の係合穴部62への係合が解除不可能である状態を解除する。
【0042】
次いで、ノブ部69を把持して、このノブ部69を係合片部61から後退する方向に向けて移動させ、この係合片部61の係合穴部62へのラッチ体63の係合爪部66による係合を解除させる。
【0043】
この状態で、座板プレート47の取手56を把持して運転席44の座板部45の前側を持ち上げて、この座板部45を後方に向けて回動させ、座席用フレーム25の上部開口部48を開口させる。
【0044】
また、このとき、この座席用フレーム25の上部開口部48を開口させた状態を保持する場合には、運転席44の座板プレート47に取り付けた回動規制棒74を回動させて、この回動規制棒74の下端部を座席用フレーム25の係合溝部に係合させる。
【0045】
そして、この座席用フレーム25の上部開口部48から、主としてスタータモータ34や発電機35などを点検あるいはメンテナンスなどしたり、このエンジン33に設けられたエンジンオイルの注入口であるオイル注入部51からエンジンオイルを注入したりする。
【0046】
さらに、この状態から、座席用フレーム25の上部開口部48を閉塞する場合には、まず、回動規制棒74の下端部による座席用フレーム25の係合溝部への係合を解除させた後、この回動規制棒74を回動させて座板プレート47の下端面に収容させ、連動して座板プレート47の取手56を把持して運転席44の座板部45を下側に向けて回動させるとともに、ラッチ体63の係合爪部66を係合片部61の係合穴部62に係合させる。
【0047】
このとき、係合片部61に対するラッチ体63の係合が不完全な半ラッチ状態であっても、運転席44の座板部45へのオペレータの着席により、ラッチ体63の係合爪部66に設けた傾斜面部67による力の分散によって、係合爪部66を係合片部61から一旦後退する方向へ移動した後、スプリングによる復元力により自動的に復帰動作して、ラッチ体63の係合爪部66が係合片部61の係合穴部62に確実に係合する。
【0048】
したがって、このラッチ体63の係合爪部66が係合片部61の係合穴部62に確実に係合していない状態、すなわち半ラッチ状態の発生などが確実に防止される。
【0049】
さらに、この状態で、ロック機構71の回動部72にキーを挿入し、このキーを用いて回動部72を介し回動片部73をノブ部69側に向けて回動させることにより、このノブ部69の移動を固定して、ラッチ体63による係合片部61への係合を解除不可能な状態に保持させる。
【0050】
上述したように、上記一実施の形態によれば、ヒンジ57により後側が回動可能に固定された運転席44の座板プレート47の下端面の前側にラッチ体63を取り付けるとともに、このラッチ体63の係合爪部66が係脱可能に係合する係合穴部62が形成された係合片部61を座席用フレーム25の上端面の前側に設けたので、この座席用フレーム25の上部開口部48を座板プレート47にて覆った際に、ラッチ体63の係合爪部66が係合片部61の係合穴部62に係脱可能に係合するから、この座板プレート47にて上部開口部48を覆った状態を保持できる。
【0051】
よって、座席用フレーム25の空間32に収容された、主としてスタータモータ34や発電機35などのメンテナンスが可能であり、この座席用フレーム25の空間に収容されたエンジン33のオイル注入部51からエンジンオイルの注入などが可能である開閉可能な座席用フレーム25であっても、この座板用フレーム25の上側部に運転席44の座板部45を確実に固定できるので、この座板部45の安定性を容易に確保できる。
【0052】
すなわち、ヒンジ57と係合片部61およびラッチ体63の係合とによって、運転席44の前後を拘束させたので、油圧ショベル1の走行時における衝撃などにより座板部45が座席用フレーム25に対して振動しなくなるとともに、この座板部45に座って作業するオペレータの姿勢、特に前に屈み込むなどしても、この座板部45が動くことがなくなるから、この座板部45に座ったオペレータの作業時における安定性を保つことができる。
【0053】
さらに、座席用フレーム25の上端面後側と座板プレート47の下端面後側との間にヒンジ57を取り付けて、このヒンジ57にて座板部45の後側を中心にこの座板部45を座席用フレーム25の後側に向けて回動可能にしたので、この座席用フレーム25の前側に立ったオペレータにより、座板部45の取手56を把持して、この座板部45を後側に向けて回動でき、この回動させた座板部45が邪魔になることなく、座席用フレーム25の空間32に収容したものの点検やメンテナンスなどができるとともに、座板部45に座ったオペレータの重心が後側に向けて移動した際に生じ得る、この座板部45の後側への回動を係合片部61へのラッチ体63の係合により防止できるから、この座板部45に座って作業するオペレータの安定性をより確保できる。
【0054】
また、ラッチ体63の基端部に連結片部68を介してノブ部69を取り付けて、このノブ部69の操作によりラッチ体63をスプリングに抗して移動可能にし、このラッチ体63の係合爪部66による係合片部61の係合穴部62への係合を解除操作可能としたので、座席用フレーム25の上部開口部48を覆った座板部45を回動させて、この座席用フレーム25の上部開口部48を開口させる際の作業をより容易かつ確実にできる。
【0055】
さらに、座席用フレーム25の前側上端部にロック機構71を設け、このロック機構71の回動部72にキーを挿入して、この回動部72とともに回動片部73を回動させて、この回動片部73をノブ部69に当接させることにより、ラッチ体63による係合片部61への係合状態を固定させて保持できる。また、このロック機構71の回動部72に挿入させたキーにより回動片部73を回動部72とともに反転させて回動させることにより、ノブ部69を操作可能にしてラッチ体63による係合片部61への係合を解除可能にできる。
【0056】
よって、ロック機構71にてラッチ体63による係合片部61への係合を固定させることにより、座板部45の座板プレート47にて座席用フレーム25の上部開口部48を覆った状態を確実に保持できるから、座板部45に座って作業するオペレータの安定性をより確保できる。また、誤った操作による係合片部61へのラッチ体63の係合の解除を防止できるので、座席用フレーム25内に収容されたエンジン33などの収容物の盗難や、いたずらなどを目的とした座板部45の回動操作を防止できるとともに、ラッチ体63による係合片部61への係合が油圧ショベル1の作動時に振動などによって解除されることがなくなる。
【0057】
また、このラッチ体63の係合爪部66の下端側に傾斜面部67を設けて、この係合爪部66の下端側を先細状となるように上方に向けて傾斜させるとともに、このラッチ体63の係合爪部66をラッチ保持体64内のスプリングにより先端側に向けて付勢させたので、運転席44へのオペレータの着席により、この係合爪部66の傾斜面部67による力の分散によって、この係合爪部66を係合片部61から一旦後退する方向へ移動した後、スプリングによる復元力によって自動的に復帰動作させて、この係合爪部66を係合片部61の係合穴部62に確実に係合させることができる。
【0058】
よって、運転席44の座板部45を回動させて、この座板部45にて座席用フレーム25の上部開口部48を覆う際に、この運転席44の座板部45へのオペレータの着席などによって、この運転席44の座板部45にオペレータの体重を作用させることで、ラッチ体63の係合爪部66が係合片部61の係合穴部62に確実に係合していない状態、すなわち半ラッチ状態の発生などを簡単な構成で確実に防止できるから、運転席44に座ったオペレータの作業時の安定性をより確実に確保できるとともに、この運転席44での安定性はオペレータの操作性の向上につながり、油圧ショベル1の作業性を向上できる。
【0059】
さらに、運転席44の座板部45を後方に向けて回動させて座席用フレーム25の上部開口部48を開口させた状態で、座板部45の下端面に取り付けた回動規制棒74の下端部を座席用フレーム25の係合溝部に係合させることにより、この回動規制棒74がつっかえ棒として作用して、座席用フレーム25に対する座板部45の回動を固定させて保持できる。
【0060】
このため、この座板部45を後方に向けて回動させた状態で、座席用フレーム25の上部開口部48内のスタータモータ34や発電機35などをメンテナンスする際に生じるおそれのある、座板部45の自重などによる誤ったこの座板部45の回動や、この座板部45に作業者などが接触などした際に生じ得るこの座板部45の回動などを簡単な構成で確実に防止できる。
【0061】
また、運転席44の座板部45の後端部に取り付けたヒンジ連結片52と、座席用フレーム25の後端部に取り付けたヒンジ取付片53とのそれぞれを、座席用フレーム25および座板部45それぞれの後端部よりも後側上方に向けて突出させたので、図4乃至図6に示すように、これらヒンジ連結片52およびヒンジ取付片53間に取り付けたヒンジ57の軸部材54を回動中心として、運転席44の座板部45を後方に向けて回動させる際に、この座板部45をより座席用フレーム25の上部開口部48の後方に向けて移動できる。よって、この座席用フレーム25の上部開口部48の上方をより確実に開放できるから、この上部開口部48からの座席用フレーム25内のメンテナンス作業などをより容易かつ確実にできる。
【0062】
なお、上記一実施の形態では、座席用フレーム25の上側部に係合片部61を取り付け、この係合片部61の係合穴部62に係合する係合爪部66を有するラッチ体63を座板プレート47の下側部に取り付けたが、このラッチ体63を座席用フレーム25の下側部に取り付け、このラッチ体63が係合する係合片部61を座板プレート47の下側部に取り付けても、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0063】
このとき、このラッチ体63を座席用フレーム25の上側部に取り付けた場合には、このラッチ体63の係合爪部66における係合片部61に対向した側、すなわち上端側に先細状の傾斜面部67を設けることにより、運転席44の座板部45へのオペレータの着席などによって、係合片部61へのラッチ体63による半ラッチ状態の発生などを簡単な構成で確実に防止できる。
【0064】
また、座席用フレーム25上の運転席44の座板部45に背凭部46を角度調整可能に取り付けたが、この背凭部がない運転席や、この背凭部が座板部とは別体に構成されて、この背凭部が上部旋回体に固定された運転席などであっても上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0065】
さらに、図3に示すように、座席用フレーム25の上側部における右側約3分の2を上部開口部48として開口させたが、この座席用フレーム25の上側部における少なくとも一部が上部開口部により開口され、この上部開口部を運転席44の座板部45の座板プレート47にて覆うことにより、この上部開口部が閉塞されれば、上記一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、フレームの上側部の少なくとも一部を座板部にて覆った際に、ラッチ体と係合部とが係脱可能に係合するので、フレームの上側部から座板部を外すことにより、フレームに収容させた収容物の出し入れや点検などが可能である開閉可能なフレームであっても、走行時の衝撃などにより座板部がフレームに対して振動しなくなるとともに、座板部に座って作業する作業者の姿勢などによって座板部が動かなくなるから、座板部の安定性を容易に確保できる。さらに、ヒンジにて座板部の後側を中心にこの座板部をフレームの後側に向けて回動可能とし、ラッチ体および係合部のそれぞれを前側に設けたので、フレームの前側から座板部を後側に向けて回動させて、このフレームの内側に収容した収容物の出し入れや点検などができるとともに、座板部に座った作業者の重心が後側に向けて移動した際に生じ得る座板部の後側への回動をヒンジにて防止できるから、座板部に座って作業する作業者の安定性をより確保できる。
【0067】
さらに、ラッチ体による係合部への係合を施錠機構にて解除可能に固定できるので、座板部にてフレームの上側部の少なくとも一部を覆った状態を確実に保持できるとともに、誤った操作による係合部へのラッチ体の係合の解除を防止できるから、座板部に座って作業する作業者の安定性をより確保できる。また、前記施錠機構により、誤った操作による係合部へのラッチ体の係合の解除を防止できるので、フレーム内に収容された物の盗難や、いたずらなどを目的とした座板部の回動操作を防止できるとともに、ラッチ体による係合部への係合が作業機械作動時の振動などによって解除されることを防止できる。
【0068】
さらに、係合爪部における係合部に対向した側に傾斜面部を形成したラッチ体を付勢手段にてラッチ体が係合部に係合する方向へ進退可能に付勢したので、座板部への作業者の着席により、ラッチ体の係合爪部の傾斜面部による力の分散によって、この係合爪部が係合部から一旦後退する方向へ移動した後、付勢手段による付勢によって自動的に復帰して係合部に確実に係合するから、このラッチ体が係合部に確実に係合していない状態、すなわち半ラッチ状態の発生などを簡単な構成で確実に防止できる。
【0069】
さらに、ラッチ体の操作部により、このラッチ体の係合爪部を付勢手段に抗して係合部から係合解除される方向に操作できるので、フレームの上側部の少なくとも一部を覆った座板部を移動させて、このフレームの上側部の少なくとも一部を開放させる作業をより容易かつ確実にできる。
【0070】
請求項2記載の発明によれば、作業機械本体上に請求項1記載の作業機械の座席を取り付けたので、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができるとともに、作業機械本体上に乗った作業者の安定性を確保できるから、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る作業機械の一実施の形態におけるラッチ体の係合状態を示す側面図である。
【図2】 同上作業機械の一部を示す正面図である。
【図3】 同上作業機械の一部を示す上面図である。
【図4】 同上作業機械の座板部の回動状態を示す側面図である。
【図5】 同上作業機械の座板部の復帰回動状態を示す側面図である。
【図6】 同上作業機械の一部を示す分解側面図である。
【図7】 同上作業機械の一部を示す部分拡大図である。
【図8】 同上作業機械の一部を示す側面図である。
【図9】 同上作業機械を示す側面図である。
【符号の説明】
1 作業機械としての油圧ショベル
6 作業機械本体
25 フレームとしての座席用フレーム
32 空間
44 座席としての運転席
45 座板部
57 ヒンジ
61 係合部としての係合片部
63 ラッチ体
64 ラッチ保持体
66 係合爪部
67 傾斜面部
69 操作部としてのノブ部
71 解錠機構であるロック機構
Claims (2)
- 空間を有するフレームと
このフレームの上側部の少なくとも一部を開閉可能に覆う座板部と、
この座板部の後側を中心に、この座板部をフレームの後側に向けて回動可能にするヒンジと、
前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれか一方に設けられたラッチ体と、
このラッチ体に対向する前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれか他方に設けられ、前記座板部にて前記フレームの上側部の内側の少なくとも一部を覆った際に前記ラッチ体に係脱可能に係合する係合部と、
前記ラッチ体による前記係合部への係合を解除可能に固定する施錠機構とを具備し、
前記ラッチ体および前記係合部は、前記座板部の下側部および前記フレームの上側部のいずれかの前側に設けられ、
前記ラッチ体は、前記係合部に対向した側に先端側に向けて先細状に傾斜した傾斜面部が形成された係合爪部を有し、
前記ラッチ体を移動可能に保持したラッチ保持体と、
このラッチ保持体内に収容され、前記係合爪部を前記係合部と係合する方向へ進退可能に付勢する付勢手段とを具備し、
前記ラッチ体は、前記係合爪部を前記付勢手段に抗して前記係合部から係合解除させる方向に操作させる操作部を有した
ことを特徴とした座席。 - 作業機械本体と、
この作業機械本体上に取り付けられた請求項1記載の座席と
を具備したことを特徴とした作業機械。
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