JP4023294B2 - レンチキュラーレンズシートの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクションテレビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられる投写スクリーンに使用されるレンチキュラーレンズシートの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは外観が良好で、コントラストの高い画像を提供でき、ブラックストライプを生産性よく形成できるレンチキュラーレンズシートの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CRTプロジェクター、LCDプロジェクター、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)プロジェクター等の投射装置を用いたプロジェクションテレビやマイクロフィルムリーダー等の投写スクリーンにおいては、投射された画像を結像するとともに、入射光を拡散させて視野角を広げるために、フレネルレンズシート等と組み合わせてレンチキュラーレンズシートが使用されている。
【0003】
このレンチキュラーレンズシートは、入射面および出射面の少なくとも一方の面に断面略楕円状のレンチキュラーレンズが多数連設して形成されており、透過型あるいは反射型の液晶表示素子を用いたLCDプロジェクターやDMDプロジェクターに使用される場合は入射面にのみレンチキュラーレンズが形成された片面レンチキュラーレンズシートが使用され、CRTプロジェクターに使用される場合には入射面および出射面の両面にレンチキュラーレンズが形成された両面レンチキュラーレンズシートが使用される。
【0004】
このようにレンチキュラーレンズシートでは、細長い多数のレンチキュラーレンズが連設して配列されたものであるため、入射面に形成されたレンチキュラーレンズの屈折集光作用により光の通過しない帯状の暗部(光不透過部)が形成される。一方、プロジェクションテレビ等の投写スクリーンとしては、明るい室内で画像を観察する場合にも、画像が鮮明に観察できるようなコントラストの高い画像が要求される。このため、投写スクリーンにおいては、レンチキュラーレンズシートの出射面の上記光不透過部に黒色の顔料や染料等を含む黒色インキ等の光吸収材料を用いて光吸収層(ブラックストライプ)を形成することによって、外光の反射を防止し画像のコントラストを向上させている。
【0005】
このようなブラックストライプの形成は、一般的にはスクリーン印刷等の印刷法(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)によって行われ、隣接するレンチキュラーレンズ間の凹部等にブラックストライプを形成する場合にはスキージを使用して光吸収材料を凹部に延展する方法(例えば、特許文献3参照。)等で行われている。
【0006】
一方、プロジェクションテレビ等の映像表示機器では、近年、映像の高解像度化に対応させるため、高画質化、高精細化への要求が強くなってきている。このため、プロジェクションテレビ等のスクリーンとして使用されるレンチキュラーレンズシートにおいても高解像度化が要求されてきており、レンチキュラーレンズのピッチが0.5mm以下、特に片面レンチキュラーレンズシートでは0.3mm以下と非常に細かいものが要求されてきている(例えば、特許文献4、特許文献5参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−207160号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−147666号公報
【0009】
【特許文献3】
特開2002−169223号公報
【0010】
【特許文献4】
特開平3−127041号公報
【0011】
【特許文献5】
特開平4−163113号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなファインピッチのレンチキュラーレンズシートに従来の印刷法によってブラックストライプを形成した場合には、レンチキュラーレンズのファインピッチ化に起因して、レンチキュラーレンズへの光吸収材料残りにより筋ムラ等の外観不良の原因となる印刷斑が発生しやすく、細く均一な幅でブラックストライプを形成することは非常に困難であった。また、スキージを使用して光吸収材料を凹部へ延展する方法では、異物のかみ込みにより外観不良の原因となる線状欠陥が発生しやすいという問題点を有していた。
【0013】
そこで、本発明の目的は、ファインピッチであるレンチキュラーレンズシートにおいても、コントラストが高く、線状欠陥や印刷斑のない細く均一な幅のブラックストライプを生産性よく形成できるレンチキュラーレンズシートの製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決させるための手段】
すなわち、本発明のレンチキュラーレンズシートの製造方法は、少なくとも入射面に多数のレンチキュラーレンズを有し、出射面にブラックストライプを有するレンチキュラーレンズシートの製造方法において、前記出射面に凹部が光不透過部に位置するよう形成した凹凸パターンの凹部に光吸収材料を供給し、前記出射面に板状体を当接して板状体を出射面に押圧することによって、前記凹部にブラックストライプを形成することを特徴とするものである。
【0015】
このように、出射面に形成された凹凸パターンの凹部に光吸収材料を供給し、板状体を出射面に押圧することによって、凹部に光吸収材料を十分に埋め込むと同時に表面の成形を行い、コントラストが高く、線状欠陥や印刷斑のない細く均一な幅のブラックストライプを生産性よく形成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の製造方法によって得られるレンチキュラーレンズシートについて、図1を参照して説明する。
図中、(a)は、出射面側および入射面側にレンチキュラーレンズ2、3が同一ピッチで形成された両面レンチキュラーレンズシートであり、出射面側に形成されたレンチキュラーレンズ単位間の谷部にブラックストライプ4を形成したものである。(b)は、入射面側にレンチキュラーレンズ2が形成され、出射面側に凹部が光不透過部に位置するように入射面側のレンチキュラーレンズ2と同一ピッチで形成された凹凸パターンの凹部に光吸収材料が充填されブラックストライプ4が形成され、凸部3が光透過部となる片面レンチキュラーレンズシートである。
【0017】
本発明は、レンチキュラーレンズのピッチが0.5mm以下のファインピッチのレンチキュラーレンズシートの製造に適しており、特に、高解像度の液晶表示素子を用いたLCDプロジェクターやDMDプロジェクターに使用されるピッチ0.3mm以下の片面レンチキュラーレンズシートに適した製造方法であり、さらに好ましくはピッチ0.08〜0.2mmの超ファインピッチの片面レンチキュラーレンズシートである。これは、このようなファインピッチのレンチキュラーレンズシートにおいては、その出射面に形成するブラックストライプのピッチもレンチキュラーレンズと同一のファインピッチとなるためである。
【0018】
また、本発明において、レンチキュラーレンズや凹凸パターンは熱可塑性樹脂を押出成型することによって形成されたものであってもよいが、ファインピッチのパターンを高精度に生産性よく製造できることから、図1に示したように透光性基材1の入射面にレンチキュラーレンズが活性エネルギー線硬化樹脂により形成され、出射面にレンチキュラーレンズや凹凸パターンが活性エネルギー線硬化樹脂により形成されるレンチキュラーレンズシートに適している。特に、出射面に形成する凹凸パターンは、予め入射面側にレンチキュラーレンズを形成したシートの出射面側に活性エネルギー線硬化性組成物からなる感光層を形成し、入射面側からレンチキュラーレンズを通して活性エネルギー線を略平行光として照射し感光層の光透過部にあたる部分のみを硬化させ未硬化部分(光不透過部)を除去することによって形成することが、凹凸パターンの位置精度を高めるとともに、プラクストライプ率(BS率)を高くできコントラストを向上できることから好ましい。この場合、感光層としては上記のようなポジ型のものに限らずネガ型のものを使用することもできる。
【0019】
本発明は、上記のようなレンチキュラーレンズシートの出射面の光不透過部に形成された凹部に光吸収材料を供給し、板状体を出射面に押圧することによって、凹部に光吸収材料を十分に埋め込むと同時に表面の成形を行い、凹部にブラックストライプを形成することを特徴とする。このように押圧によりブラックストライプを形成することにより、光吸収材料が凹部内に十分に埋め込まれるためコントラストを高くすることができるとともに、線状欠陥や印刷斑を発生することなく、ファインピッチのブラックストライプであっても均一に生産性よく形成できる。
【0020】
光吸収材料の凹部への埋め込みは、板状体をレンチキュラーレンズの出射面に重ね合わせ押圧することで行われる。この際、光吸収材料が凹部に十分押し込まれる程度に粘度調整を行うことが必要であり、必要に応じて光吸収材料を加熱しながら押圧することもできる。押圧は、油圧や水圧等を使用した液圧プレスが好ましいが、トグルプレスやクランププレス等の機械式のものであってもよい。この際、板状体を別途設ける代わりにプレス装置のプレス面を板状体として直接押圧することもできる。また、このようなブラックストライプ形成工程は、後述する連続方式にて得られたレンチキュラーレンズシートを適当な大きさに切断してバッチ方式で行ってもよいし、ロールプレス等を使用してインラインで連続的に行ってもよい。
【0021】
バッチ方式での平板プレスの場合には、プレス面として鏡面研磨された金属板を用いることができ、機械構造用の炭素鋼、金型材料として使用されるプリハードン鋼、耐腐食性に優れたステンレス板等の各種金属板を使用することができる。プレス面の面精度は、表面粗さ(Ry)が10μm以下、表面うねりが50μm以下であることが好ましく、また、プレス時の片あたりの防止や圧力分布の均一化をするために、シリコンゴム等のゴムシートを挟み込んでプレスしてもよい。
【0022】
連続方式でのプレスロールとしては、一般的に用いられる機械構造用の炭素鋼管等の鉄系材料、アルミ合金、銅合金等の非鉄金属材料、炭素繊維強化プラスチック等の各種複合材料等からなるものを使用することができる。特に、機械加工時の熱により残留応力が解放され歪まないように予め熱処理を行った材料を使用することが好ましい。また、表面の形状精度を向上させるとともに、防錆処理を施すことを目的として硬質クロムめっき等の表面処理を施してもよい。ロール表面の形状精度は平板プレスの場合と同様に、母線の表面粗さ(Ry)が10μm以下、表面うねりが50μm以下にすることが好ましい。
【0023】
光吸収材料としては、カーボンブラック等の黒色顔料や黒色染料をイソホロン、メトキシブチルアセテート等の有機溶剤に溶解させ粘度を調整した黒色インク、活性エネルギー線硬化性組成物中に黒色顔料や黒色染料を含有させた活性エネルギー線硬化性組成物や黒色顔料を含有した粘着シート等を用いることができる。溶剤希釈型の黒色インクは乾燥工程に長時間を要したり、レンチキュラーレンズや凹凸パターンを活性エネルギー線硬化樹脂で形成した場合には密着性が不充分となる場合があるため、黒色顔料や黒色染料を含有させた活性エネルギー線硬化性組成物や粘着シートを使用することが好ましい。
【0024】
本発明においては、レンチキュラーレンズシートの出射面にブラックストライプを形成した後に、レンチキュラーレンズシートに自立性や種々の機能を付与するために、出射面に光透過性板状体を貼り合わせ接着一体化してもよい。特に、ファインピッチのレンチキュラーレンズシートにおいては、レンチキュラーレンズシートの厚さが薄くなりシートとしての自立性が失われたり、光拡散、反射防止、帯電防止等の機能を十分に付与することができない場合があり、光透過性板状体を貼り合わせることが好ましい。
【0025】
光透過性板状体としては、光透過性のある材料であれば特に限定されるものではなく、ガラス板、プラスチック板等が使用できる。特に、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル−スチレン共重合体等からなるプラスッチク板が好ましい。光透過性板状体の厚さは、目的に応じて適宜設定することができるが、0.1〜5mm程度とすることが好ましい。また、光透過性板状体に光拡散材や光選択性吸収剤等を含有させたり、表面に光拡散層、反射防止層、帯電防止層等を形成することにより、レンチキュラーレンズシートに種々の機能を付与することもできる。
【0026】
このように光透過性板状体をレンチキュラーレンズシートの出射面に貼り合わせる場合には、光吸収材料として活性エネルギー線硬化性組成物や粘着シートを使用することにより、活性エネルギー線硬化性組成物や粘着シートがレンチキュラーレンズシートと光透過性板状体との接着剤としても作用できるため、ブラックストライプの形成工程と同時に光透過性板状体の張り合わせを行うことができるため、生産性を向上させることができる。また、この場合には、光透過性板状体を、光吸収材料の凹部への埋め込みの際にレンチキュラーレンズシートの出射面に押圧する板状体とすることができる。
【0027】
なお、本発明においては、レンチキュラーレンズシートに直接上記のような機能を付与することもできる。例えば、光拡散性を付与する場合には、レンチキュラーレンズ、凹凸パターン、透光性基材の少なくとも1つに光拡散材を混入したり、レンチキュラーレンズシートの出射面表面を粗面化したり、レンチキュラーレンズシートや透光性基材の表面に光拡散層を形成したりすることができる。光拡散材としては、スチレン−アクリル共重合体樹脂粒子等の有機系拡散材、シリカ粒子等の無機系拡散材等が使用される。このようなレンチキュラーレンズシートへの機能付与は、機能を付与した光透過性板状体を使用した場合であっても、それと併用して施すこともできる。
【0028】
本発明のレンチキュラーレンズシートの製造方法について、片面レンチキュラーレンズシートの製造工程を示した図2および図3を参照して説明する。
図中5は、レンチキュラーレンズパターンが刻印されたレンズパターンを表面に有する円筒形レンズ型であり、5’は表面にブラックストライプ形成用の凹凸パターン(BSパターン)が刻印された円筒形BS型であり、アルミニウム、黄銅、鋼等の金属製の金属型や、シリコン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、フッソ樹脂、ポリメチルペンテン樹脂等の合成樹脂製の樹脂型、Ni電鋳法で作製した電鋳型等が使用される。特に、耐熱性や強度等の観点から金属型を使用することが望ましい。円筒形レンズ型5および円筒形BS型5’は、円筒形ロールの表面に直接レンズパターンやBSパターンを形成してもよいし、これらパターンが形成された薄板を円筒状ロールに巻き付けて固定したものを使用することもできる。このような円筒形レンズ型5および円筒形BS型5’には、各種腐食防止のために銅やニッケル等のメッキを表面に施すことが好ましい。さらに、切削素材粒子の均一化および微細化のために、銅やニッケル等のメッキを厚肉に形成して、メッキ層部分にレンズパターンやBSパターンを形成することも可能である。
【0029】
円筒形レンズ型5および円筒形BS型5’に形成するレンズパターンおよびBSパターンは、レンチキュラーレンズシートのそれぞれの面に形成されたレンチキュラーレンズおよび凹凸パターンの全体幅の差が所定範囲内となるように少なくとも一方の円筒形レンズ型および円筒形BS型に形成されたレンズパターンおよびBSパターンのピッチが補正されていることが好ましい。この全体幅の差は、一対の出射面側の凹凸パターンと入射面側のレンチキュラーレンズとの軸ずれをレンチキュラーレンズピッチの1〜3%程度に抑えることから、同様にレンチキュラーレンズピッチの1〜3%の範囲とすることが好ましい。
【0030】
円筒形レンズ型5には、そのレンズパターン形成面に沿って透光性基材6が供給されており、円筒形レンズ型5と透光性基材6の間に第1の活性エネルギー線硬化性組成物7が樹脂タンクから供給ノズル8を通して供給される。透光性基材6の外側には、供給された第1の活性エネルギー線硬化性組成物7の厚さを均一にさせるためのニップロール9が設置される。ニップロール9としては、金属製ロール、ゴム製ロール等が使用される。また、第1の活性エネルギー線硬化性組成物7の厚さを均一にさせるためには、ニップロール9の真円度、表面粗さ等について高い精度で加工されたものが好ましく、ゴム製ロールの場合にはゴム硬度が60度以上の高い硬度のものが好ましい。このニップロール9は、活性エネルギー線硬化性組成物7の厚さを正確に調整することが必要であり、圧力調整機構によって操作されるようになっている。圧力調整機構としては、油圧シリンダー、空気圧シリンダー、各種ネジ機構等が使用できるが、機構の簡便さ等の観点から空気圧シリンダーが好ましい。空気圧は、圧力調整弁等によって制御される。
【0031】
第1の活性エネルギー線硬化性組成物7を円筒形レンズ型5と透光性基材6の間に供給した後、第1の活性エネルギー線硬化性組成物7が円筒形レンズ型5と透光性基材6の間に挟まれた状態で、活性エネルギー線照射装置10から活性エネルギー線を透光性基材6を通して照射して、第1の活性エネルギー線硬化性組成物7を重合硬化しレンズ型に形成されたレンチキュラーレンズパターンの転写を行い、透光性基材6の一方の表面に入射面側のレンチキュラーレンズを形成する。活性エネルギー線照射装置10としては、化学反応用ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、可視光ハロゲンランプ等が使用される。活性エネルギー線の照射量としては、200〜600nmの波長の積算エネルギーが0.1〜50J/cm2となる程度とすることが好ましい。また、活性エネルギー線の照射雰囲気としては、空気中でもよいし、窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下でもよい。
【0032】
次いで、一方の表面にレンチキュラーレンズが形成された透光性基材6は、円筒形BS型5’のレンズパターン形成面に他方の面が沿って当接するように供給される。円筒形BS型5’と透光性基材6の間に第2の活性エネルギー線硬化性組成物7’が樹脂タンクから供給ノズル8’を通して供給される。透光性基材6の外側には、供給された第2の活性エネルギー線硬化性組成物7’の厚さを均一にさせるための圧力調整機構によって操作されるニップロール9’が設置される。第2の活性エネルギー線硬化性組成物7’を円筒形BS型5’と透光性基材6の間に供給した後、第2の活性エネルギー線硬化性組成物7’が円筒形BS型5’と透光性基材6の間に挟まれた状態で、活性エネルギー線照射装置10’から活性エネルギー線を透光性基材6を通して照射して、第2の活性エネルギー線硬化性組成物7’を重合硬化しBS型に形成された凹凸パターンの転写を行い、透光性基材6の他方の表面にブラックストライプ形成用の凹凸パターンを形成する。その後、透光性基材6の一方の面にレンチキュラーレンズが形成され、他方の面に凹凸パターンが形成された片面レンチキュラーレンズシート11を円筒形BS型5’から剥離する。
【0033】
本発明において、透光性基材6の表面に形成された凹凸形状を構成する活性エネルギー線硬化物としては、紫外線、電子線等の活性エネルギー線で硬化させたものであれば特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル類、エポキシ系樹脂、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート系樹脂等が挙げられる。中でも、(メタ)アクリレート系樹脂がその光学特性等の観点から特に好ましい。このような硬化樹脂に使用される活性エネルギー線硬化性組成物7、7’としては、取扱い性や硬化性等の点で、多価アクリレートおよび/または多価メタクリレート(以下、多価(メタ)アクリレートと記載)、モノアクリレートおよび/またはモノメタクリレート(以下、モノ(メタ)アクリレートと記載)、および活性エネルギー線による光重合開始剤を主成分とするものが好ましい。代表的な多価(メタ)アクリレートとしては、ポリオールポリ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、エポキシポリ(メタ)アクリレート、ウレタンポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは、単独あるいは2種以上の混合物として使用される。また、モノ(メタ)アクリレートとしては、モノアルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリオールのモノ(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。円筒形レンズ型5、5’に供給する際の活性エネルギー線硬化性組成物7、7’の粘度は、20〜3000mPa・Sの範囲の粘度とすることが好ましく、さらに好ましくは100〜1000mPa・Sの範囲である。
【0034】
また、本発明で使用される透光性基材6は、紫外線、電子線等の活性エネルギー線を透過する材料であれば特に限定されず、柔軟な硝子板等を使用することもできるが、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等の透明樹脂シートやフィルムが好ましい。特に、表面反射率の低いポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレートとポリフッ化ビニリデン系樹脂との混合物、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂からなるものが好ましい。透光性基材6の厚さは、その用途によっても異なるが、通常、50μm〜5mm程度のものが使用され、好ましくは50〜500μm程度である。なお、透光性基材6には、表面に形成するレンチキュラーレンズや凹凸パターンとの密着性を向上させるために、その表面にアンカーコート処理等の密着性向上処理を施したものが好ましい。
【0035】
得られた片面レンチキュラーレンズシートは、適当な大きさに切断され、図3に示したようにして、凹凸パターン3’の凹部に光吸収材料4を埋め込みブラックストライプを形成する。出射面に形成された凹凸パターン3’の凹部に光吸収材料4が供給されたレンチキュラーレンズシートが、出射面に光透過性板状体12を重ね合わせた状態でプレス装置に設置される。レンチキュラーレンズシートとプレス装置との間には、ゴムシート14を介して金属鏡面板12が光透過性板状体12を重ね合わせたレンチキュラーレンズシートを挟むようにして設置される。
【0036】
この状態でプレス装置で光透過性板状体12をレンチキュラーレンズシートの出射面に押圧し、レンチキュラーレンズシートの凹凸パターン3’の凹部に光吸収材料4を埋め込むと同時に表面の成形を行いブラックストライプが形成される。この際、光吸収材料として粘着性を有するものを使用することにより、同時に光透過性板状体12をレンチキュラーレンズシートと接着一体化することができる。プレス圧は、光吸収材料4が凹部に十分に埋め込まれ、形成されたレンチキュラーレンズが変形したり破損しない程度に調整するが、通常はゲージ圧力で50〜300kgf/cm2の範囲である。また、光吸収材料4の粘度調整や光透過性板状体12の接着等の目的で、加熱しながらプレスすることもできる。さらに、光吸収材料4として活性エネルギー線硬化性組成物を使用する場合には、プレスした状態であるいはプレス工程の後に活性エネルギー線を照射し光吸収材料4を重合硬化させることが好ましい。この場合も、ブラックストライプの形成と同時に光透過性板状体12をレンチキュラーレンズシートと接着一体化することができる。
【0037】
このようにして製造された本発明のレンチキュラーレンズシートは、単独で、あるいはフレネルレンズシートや拡散シート等と組み合わせてプロジェクションTV等の投写スクリーンとして使用することができる。
【0038】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1
厚さ2mm、480mm×400mmの2枚のJIS黄銅3種板の表面に、それぞれピッチ0.15mmのレンチキュラーレンズパターンとピッチ0.15mmの凹凸パターンを形成した平板型を、金属ロールに巻付け固定し円筒形レンズ型と円筒形BS型を作製した。
【0039】
得られた円筒形レンズ型5および円筒形BS型5’を、図2に示したように0.2mmの間隔を設けて平行に対設した。円筒形レンズ型5および円筒形BS型5’には、それぞれサーボモータを取り付けた。また、円筒形レンズ型5および円筒形BS型5’に近接するようにゴム硬度80°のNBR製ゴムロール9を配置した。円筒形レンズ型5より若干幅の広い厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム6を供給し、円筒形レンズ型5とゴムロール9との間に円筒形レンズ型5に沿って通し、ゴムロール9に接続した空気圧シリンダーにより、ゴムロール9と円筒レンズ型5の間で透光性基材6をニップした。この時の空気圧シリンダーの動作圧は0.1MPaであった。空気圧シリンダーには、エアチューブ直径32mmのSMC製エアシリンダーを使用した。
【0040】
第1の紫外線硬化性組成物7は、屈折率調整用成分および触媒等を予め混合し樹脂タンクに投入した。樹脂タンクは、第1の紫外線硬化性組成物7に接する部分は全てSUS304とした。また、第1の紫外線硬化性組成物7の液温度を40℃±1℃に制御するため、温水ジャケット層が設置されており、温調機により40℃に調整された温水を温水ジャケット層に供給し、樹脂タンク内の紫外線硬化性組成物7の液温を一定にした。さらに、投入時に発生した泡を真空ポンプにより樹脂タンク内を真空状態にすることにより脱泡し、除去した。
【0041】
第1の紫外線硬化性組成物7は以下の通りで、粘度は600mPa・S/25℃
フェノキシエチルアクリレート 45重量部
(大阪有機化学工業社製ビスコート#192)
ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリレート 55重量部
(共栄社油脂化学工業社製エポキシエステル3000A)
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン
(チバガイギー社製ダロキュア1173) 1.5重量部
に調整した。
【0042】
一旦、樹脂タンク内を常圧に戻し密閉した後、樹脂タンク内に0.02MPaの空気圧をかけ、樹脂タンクの下部にあるバルブを開くことにより、第1の紫外線硬化性組成物7を温度制御された配管を通し、同じく温度制御された第1の供給ノズル8から円筒形レンズ型5とポリエチレンテレフタレートフィルム6の間に供給した。第1の供給ノズル8は、岩下エンジニアリング社製のMN−18−G13ニードルを取り付けた同社製のAV101バルブを使用した。毎分1.0mの速度で円筒形レンズ型5を回転させながら、第1の紫外線硬化性組成物7が円筒形レンズ型5とポリエチレンテレフタレートフィルム6の間に挟まれた状態で、紫外線照射装置10から紫外線を照射し、第1の紫外線硬化性組成物7を重合硬化させ出射面レンチキュラーレンズをポリエチレンテレフタレートフィルム6の一方の面に形成させた。紫外線照射装置10は、120W/cmの紫外線強度を持ち、容量9.6kWのウエスタンクオーツ社製の紫外線照射ランプとコールドミラー型平行光リフレクター及び電源からなるものを使用した。
【0043】
次いで、一方の面に出射面レンチキュラーレンズを形成したポリエチレンテレフタレートフィルム6を、円筒形BS型5’のレンズパターン形成面にポリエチレンテレフタレートフィルム6の他方の面が当接するように円筒形BS型5’に沿って供給し、ゴムロール9’に接続した空気圧シリンダーにより、ゴムロール9’と円筒形BS型5’の間でポリエチレンテレフタレートフィルム7をニップした。この時の空気圧シリンダーの動作圧は0.1MPaであった。
【0044】
上記第1の紫外線硬化性組成物7と同一の第2の紫外線硬化性組成物7’は、屈折率調整用成分および触媒等を予め混合しておき、樹脂タンクに投入した。さらに、投入時に発生した泡を真空ポンプにより樹脂タンク内を真空状態にすることにより脱泡し、除去した。
【0045】
一旦、樹脂タンク内を常圧に戻し密閉した後、樹脂タンク内に0.02MPaの空気圧をかけ、樹脂タンクの下部にあるバルブを開くことにより、第2の紫外線硬化性組成物7’を温度制御された配管を通し、同じく温度制御された第2の供給ノズル8’から円筒形BS型5’とポリエチレンテレフタレートフィルム6の間に供給した。三菱電機製0.2kWギアドモーター(減速比1/200)で毎分2.0mの速度で円筒形BS型5’を回転させながら、第2の紫外線硬化性組成物7’が円筒形BS型5’とポリエチレンテレフタレートフィルム6の間に挟まれた状態で、紫外線照射装置10’から紫外線を照射し、第2の紫外線硬化性組成物7’を重合硬化させ入射面レンチキュラーレンズをポリエチレンテレフタレートフィルム6の一方の面に形成させた。その後、円筒形BS型5’より離型し、一方の面にレンチキュラーレンズが形成され、他方の面にブラックストライプ形成用の凹凸パターンが形成された片面レンチキュラーレンズシート11を得た。なお、凹凸パターンの形成工程で使用されるゴムロール9’、空気シリンダー、樹脂タンク、供給ノズル8’および紫外線照射装置10’としては、レンチキュラーレンズの形成工程で使用したものと同様のものを使用した。
【0046】
次いで、図3に示したように、得られたレンチキュラーレンズシートの凹凸パターン3’の凹部に厚さ60μmの黒色粘着シート(日東電工社製532)を供給し、さらに厚さ2mm、ヘイズ値55%のアクリル板を重ね合わせた。アクリル板12を重ね合わせたレンチキュラーレンズシートの両面に厚さ2mmの2枚のステンレス鏡面板13で挟み、厚さ3mmのシリコンゴムシート14を介してシリンダ径250mmの油圧プレス機に設置し、70℃に加熱しながらゲージ圧力100kgf/cm2でプレスした。
【0047】
得られたレンチキュラーレンズシートは、アクリル板と接着一体化され、筋ムラ等の外観欠陥のないブラックストライプが凹凸パターンの凹部に形成されていた。さらに、フレネルレンズシートと組み合わせてプロジェクションテレビの投写スクリーンとして映像を観察したところ、コントラストが高く、解像度の高い高品位な映像が観察された。
【0048】
実施例2
光吸収材料として黒色顔料を含有した紫外線硬化性組成物(帝国インキ社製FIL−915TC)を使用し、プレスを行った後に照射強度6.4kWの紫外線ランプ(ウエスタンクオーツ社製80W/cm)3本を用いて紫外線をアクリル板を通して積算光量3000mJ/cm2(波長37nm付近)となるように照射し光吸収材料を重合硬化した以外は、実施例1と同様にしてレンチキュラーレンズシートを作製した。
【0049】
得られたレンチキュラーレンズシートは、アクリル板と接着一体化され、筋ムラ等の外観欠陥のないブラックストライプが凹凸パターンの凹部に形成されていた。さらに、フレネルレンズシートと組み合わせてプロジェクションテレビの投写スクリーンとして映像を観察したところ、コントラストが高く、解像度の高い高品位な映像が観察された。
【0050】
比較例1
スクリーン印刷機(東海スクリーン社製SSP860AN)を用いて光吸収材料を凹凸パターンの端部に供給し、シリコンゴム製のスキージナイフを用いて延展しながら凹部に供給した後、紫外線を照射した以外は実施例2と同様にしてレンチキュラーレンズシートを作製した。
【0051】
得られたレンチキュラーレンズシートは、レンチキュラーレンズの長手方向と平行な方向に筋状の縞模様が観察される外観不良が発生した。さらに、フレネルレンズシートと組み合わせてプロジェクションテレビの投写スクリーンとして映像を観察したところ、筋状の外観欠陥が観察された。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、出射面に形成された凹凸パターンの凹部に光吸収材料を供給し、板状体を出射面に押圧することによって、凹部に光吸収材料を十分に埋め込むと同時に表面の成形を行い、コントラストが高く、線状欠陥や印刷斑のない細く均一な幅のブラックストライプを生産性よく形成できるレンチキュラーレンズシートの製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンチキュラーレンズシートの模式的部分断面図である。
【図2】本発明のレンチキュラーレンズシートの製造方法を示す概略図である。
【図3】本発明のレンチキュラーレンズシートのプレス工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 透光性基材
2 入射面レンチキュラーレンズ
3 出射面レンチキュラーレンズ
3’ 凹凸パターン
4 ブラックストライプ
5 円筒形レンズ型
5’ 円筒形BS型
6 ポリエチレンテレフタレートフィルム
7、7’ 紫外線硬化性組成物
8、8’ 供給ノズル
9、9’ ゴムロール
10、10’ 紫外線照射装置
11 レンチキュラーレンズシート
12 光透過性板状体
13 金属鏡面板
14 ゴムシート
Claims (8)
- 少なくとも入射面に多数のレンチキュラーレンズを有し、出射面にブラックストライプを有するレンチキュラーレンズシートの製造方法において、前記出射面に凹部が光不透過部に位置するよう形成した凹凸パターンの凹部に光吸収材料を供給し、前記出射面に板状体を当接して板状体を出射面にゴムシートをはさみ、ゲージ圧力が50〜300kgf/cm 2 で押圧することによって、前記凹部にブラックストライプを形成することを特徴とするレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記レンチキュラーレンズおよび/または前記凹凸パターンが活性エネルギー線硬化樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記光吸収材料が粘着性を有する材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記光吸収材料が活性エネルギー線硬化性組成物からなることを特徴とする請求項1または2に記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記出射面に光透過性板状体を接着一体化することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記光透過性板状体が、前記ブラックストライプで接着されることを特徴とする請求項5記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記凹凸パターンの凸部が断面四角形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
- 前記凹凸パターンの凸部がレンチキュラーレンズであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法。
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