JP4021581B2 - Parking brake device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のパーキングブレーキ装置に係わり、特に、足踏み操作によって、ブレーキ作動状態及びブレーキ解除状態に設定することができるパーキングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のパーキング用ブレーキとして、足踏み操作型のパーキングブレーキ装置が知られている。従来の足踏み操作型のパーキングブレーキ装置は、例えば図17に示すように構成されている。
車体側に固定された本体ブラケット50には、支軸51に回動可能に支持されたブレーキペダル54が結合されている。支軸51は、一端側が例えば本体ブラケット50に溶接固定され、他端側が本体ブラケット50と対向する側に設けた図示しない支持部材によって支持されており、いわゆる「両持ち式」に構成されている。
【0003】
ブレーキペダル54は、リターンスプリング58によってブレーキ解除方向(図17では、支軸51を中心にして矢印60方向)に付勢されている。ブレーキペダル54の先端には、ラチェット55が設けられている。ホルダ56は、ラチェット55の爪部と噛み合ったロック状態と、ラチェット55の爪部との噛み合わせが解除されたロック解除状態に設定された位置間を回動可能である。ホルダ56は、図示していない弾性部材によってロック方向に付勢されている。ホルダ56とラチェット55の爪部が噛み合っている状態では、ブレーキペダル54は、ブレーキ作動方向(図17では、支軸51を中心にして矢印61方向)への回動は可能であるが、ブレーキ解除方向(図17では、支軸51を中心にして矢印60方向)への回動は阻止されている。
【0004】
パーキングブレーキの作動が解除された状態で、ブレーキペダル54を実線位置から二点鎖線位置方向に足で踏み込むと、ブレーキペダル54は、ホルダ56とラチェット55が噛み合った状態でリターンスプリング58の付勢力に抗して支軸51を中心にして矢印61方向に回動する。ブレーキペダル54が踏み込みによって矢印61方向へ回動すると、ブレーキワイヤ52が引っ張られる。そして、ブレーキワイヤ52が引っ張られた長さに応じたブレーキ力を発生させる。ブレーキペダル54の踏み込みを解除すると、ブレーキペダル54は、リターンスプリング58によってブレーキ解除方向(図17では、支軸51を中心にして矢印60方向)に付勢される。しかしながら、ホルダ56とラチェット55が噛み合っているため、ブレーキペダル54はブレーキ解除方向(矢印60方向)への回動は阻止されている。これにより、ブレーキペダル54は、ブレーキペダル54の踏み込みを解除した時点の回動位置(ブレーキ作動位置)に保持(ロック)される。
パーキングブレーキの作動を解除する場合には、リリースワイヤ53に連結された図示しないリターンレバーを操作して、ロック解除状態になるまでホルダ56を回動させる。ホルダ56がロック解除位置に回動すると、ホルダ56とラチェット55の噛み合わせが解除される。これにより、ブレーキペダル54は、リターンスプリング58の付勢力によってブレーキ解除方向(矢印60方向)に回動し、ブレーキ解除位置(図17の実線の位置)に復帰する。これにより、ブレーキワイヤ52が引き戻され、パーキングブレーキの作動が解除される。なお、ブレーキペダル54の復帰時の衝撃力はショックアブソーバ59によって吸収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の足踏み操作型のパーキングブレーキ装置は、ブレーキペダル54を足で踏み込んでブレーキ作動操作を行い、リリースワイヤ53に連結された、例えばリリースレバー等のリリース操作部材を操作してブレーキ解除操作を行うように構成されている。このため、ブレーキ解除操作用のリリース操作部材が必要であり、部品点数が多くなって製造コストが高くなる。また、リリース操作部材を車室内に設ける作業やリリース操作部材とホルダ56をリリースワイヤ53で接続する作業が必要である。
本発明が解決しようとする課題は、部品点数が少なく、設置が容易なパーキングブレーキ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のパーキングブレーキ装置は、請求項1に記載の通りに構成されている。
請求項1に記載のパーキングブレーキ装置を用いれば、ブレーキ作動操作、及びブレーキ解除操作のいずれもブレーキ操作部材を足で踏み込むことにより行うことができる。したがって、従来タイプのパーキングブレーキ装置に設けられていたリリース操作部材を省略することができ、パーキングブレーキ装置を構成する部品の点数を削減することができる。
【0009】
また、本発明のパーキングブレーキ装置は、請求項2に記載の通りに構成されている。この軸部材は、本体ブラケットの平板部分を例えば絞り加工(プレス成形)した円柱形の凸形状に形成される。ブレーキ操作部材を支持する軸部材を、プレス成形により本体ブラケットに一体的に設けたため、軸部材を例えば溶接固定して設ける必要がない。したがって、プレス成形により形成された軸部材によれば、ブレーキ操作部材を片持ち支持することができる。請求項2に記載のパーキングブレーキ装置を用いれば、軸部材によりブレーキ操作部材を片持ち支持することができ、パーキングブレーキ装置を構成する部品の点数をさらに削減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態のパーキングブレーキ装置の構成を、図1〜図8にしたがって説明する。なお、図1は、本発明の一実施の形態のパーキングブレーキ装置10の側面図であり、ブレーキ解除状態を示している。また、図2は、図1中のII−II線断面矢視図、図3は図1中のIII−III線断面矢視図、図4は図1中のIV−IV線断面矢視図である。また、図5はロック部材11の斜視図であり、図6は可動部材12の斜視図である。また、図7は第1係止孔縁21および第2係止孔縁22の配置状態を説明する説明図であり、図8は両係止孔縁21,22と両把持面8,9との相対位置を説明する説明図である。
【0011】
本実施例のパーキングブレーキ装置10は、車両側に固定された本体ブラケット1、ブレーキ操作部材2、受け部材7、ロック部材11、可動部材12等により構成されている。
本体ブラケット1は、板片をプレス成形して形成される。また、この本体ブラケット1は、これに取り付けられる種々の部品に対応した形状に形成されている。ブレーキ操作部材2は、本体ブラケット1に固定された支軸(回動中心a)を中心にして回動可能に支持されている。ブレーキ操作部材2の一端側には、足踏みペダル2aが設けられている。ブレーキ操作部材2の他端側には、支軸6を中心にして回動可能に受け部材7が支持されている。
【0012】
また、図1および図2に示すように、一端側が本体ブラケット1に掛止され、他端側がブレーキ操作部材2に掛止されたリターンスプリング5が設けられている。ブレーキ操作部材2は、このリターンスプリング5によってブレーキ解除方向(図1では、回動中心aを中心にして矢印30方向)に付勢されている。
ブレーキ操作部材2には、ブレーキを作動させるブレーキワイヤ4が連結されている。ブレーキ操作部材2の足踏みペダル2aを踏み込んでブレーキ操作部材2をブレーキ作動方向(図1では、回動中心aを中心にして矢印31方向)へ回動させると、ブレーキワイヤ4はブレーキ操作部材2によって引っ張られる。これにより、ブレーキワイヤ4の引っ張り長さに応じたブレーキ力を車両の車輪に加えることができる。一方、ブレーキ解除操作が行われ、ブレーキ操作部材2がリターンスプリング5の付勢力によってブレーキ解除位置(図1の実線位置)に復帰した状態では、ブレーキワイヤ4は引き戻されている。これにより、車両の車輪に加えられたブレーキ力は解除される。この時、受け部材7の一端側は、弾性を有するショックアブソーバ23に当接した状態にある。
【0013】
図2に示すように、ブレーキ操作部材2の下面側には、ブレーキ操作部材2を支持する補助板2cが設けられている。補助板2cには円筒部2dが設けられており、円筒部2dは補助板2cをプレス成形(例えば、絞り加工)して形成される。円筒部2dは、その内側にブッシュ19を介して本体ブラケット1の軸部材1cを嵌合可能に構成されている。軸部材1cは、円柱形の凸形状であり、本体ブラケット1の平板部分にプレス成形(例えば、絞り加工)を施すことによって形成される。
また、円筒部2dの下部内側に軸部材1cを嵌合した状態で、有底円筒形のセンターキャップ18を円筒部2dの上部内側に嵌合させる。そして、センターキャップ18と軸部材1cとを、例えばリベット等の連結部材3によって連結する。軸部材1cとセンターキャップ18とによって、円筒部2dを回動可能に支持する支軸(回動中心a)が構成されている。
軸部材1cは、プレス成形により本体ブラケット1と一体的に形成されているため、例えば本体ブラケットにシャフトを溶接固定してブレーキ操作部材の支軸とする場合に比して、加工不備等による問題がないので軸部材の品質が向上する。このため、センターキャップ18の、本体ブラケット1と反対側の面を支持する必要がない。すなわち、ブレーキ操作部材2を回動可能に支持する支軸の一方側のみを本体ブラケット1で支持した構成、いわゆる「片持ち式」に構成することができる。これにより、支軸の他方側を支持する部材が不要となり、部品点数を削減することができる。
【0014】
図1〜図3に示すように、受け部材7は円弧形状の2枚の板片7a,7bを重ね合わせて形成されており、その断面は長方形状である。受け部材7には、凸円弧状に湾曲した外把持面8と、この外把持面8の内方に配置されて外把持面8と同心状態で凹円弧状に湾曲した内把持面9が形成されている。この受け部材7は、支軸6によってブレーキ操作部材2に回動可能に支持されている。
【0015】
図4に示すように、本体ブラケットの固定部材13には固定ピン14が設けられており、ロック部材11および可動部材12がこの固定ピン14(回動中心b)に回動可能に支持されている。ロック部材11および可動部材12は、受け部材7と協働して、ブレーキ操作部材2を本体ブラケット1に対してロック状態あるいはロック解除状態に設定することができる。
ロック部材11の掛止端11dと可動部材12の掛止端12dには弾性部材15が掛止されている。弾性部材15は、掛止端11dと12dが図11に示すような配置状態の時にはロック部材11を可動部材12に対して図11中の矢印38方向に付勢し、図12に示すような配置状態の時にはロック部材11を可動部材12に対して図11中の矢印39方向に付勢する。
【0016】
図5に示すように、ロック部材11は、基片11aと、この基片11aの両側縁にそれぞれ連接された1対の側片11b,11cを備え、横断面が略コ字形に形成されている。基片11aには、受け部材7の幅より若干長い長辺を有する長方形状の通し孔20が形成されている。この通し孔20内に受け部材7が挿通される。
側片11b,11cには固定ピン14を挿通可能な長孔17が設けられている。長孔17の幅は固定ピン14の直径と略等しく、長さは固定ピン14の直径より長く形成されている。したがって、ロック部材11は、長孔17に固定ピン14を挿通した状態で、固定ピン14に対して、固定ピン14と長孔17の端面17aとが当接した位置と、固定ピン14と長孔17の端面17bとが当接した位置との間で移動可能である。また、図4に示すように、一端側がロック部材の基片11aに係止され、他端側が固定ピン14に掛止された弾性部材25が設けられている。この弾性部材25により、ロック部材11は、固定ピン14に対して図1中の矢印32方向に付勢されている。これにより、ブレーキ解除状態では、固定ピン14は、ロック部材11の長孔17の端面17aの位置にある。また、ブレーキ作動状態では、固定ピン14は、ロック部材11の長孔17の端面17bの位置にある。
なお、以下では、図7に示すように、通し孔20の孔縁のうち、一方の開口端面20a側で、外把持面8側の孔縁を第1係止孔縁21といい、他方の開口端面20b側で、内把持面9側の孔縁を第2係止孔縁22という。
【0017】
図6に示すように、可動部材12は、板状の基片12aと、この基片12aに形成された当接片12b、12cを有する。円弧状の当接片12bは、基片12aに対して垂直に形成され、ブレーキ操作部材2と対向する凸面はブレーキ操作部材2の突部2bと当接可能に構成されている。当接片12cは、ロック部材11の側片11b,11cと当接可能に構成されている。また、基片12aには、固定ピン14を挿通可能な孔12eが設けられている。
【0018】
図8に示すように、受け部材7は、後述するブレーキ操作部材2の回動動作にしたがって、ロック部材11の通し孔20に対しロック状態とロック解除状態に設定される。
ロック状態では、ロック部材11は受け部材7に対し実線のような配置関係となる。この場合、第1係止孔縁21は受け部材7の外把持面8に外接(接点c)した状態にあり、第2係止孔縁22は受け部材7の内把持面9に内接(接点d)した状態にある。これにより、受け部材7は、リターンスプリング5の付勢方向(図8中の矢印35方向)への回動は阻止されている。また、足踏みペダル2aが踏み込まれて受け部材7がリターンスプリング5の付勢方向と反対方向(図8中の矢印34方向)に回動する場合には、受け部材7とロック部材11との摩擦力によって、ロック部材11は受け部材7の回動に連動して移動(図8中の矢印34方向)する。
ロック解除状態では、ロック部材11は受け部材7に対し二点鎖線のような配置関係となる。この場合、第1係止孔縁21および第2係止孔縁22は受け部材7の外把持面8および内把持面9から離れた状態にある。これにより、受け部材7は、リターンスプリング5の付勢方向(図8中の矢印35方向)に回動可能となる。
【0019】
なお、ブレーキ操作部材2の突部2b、可動部材12、弾性部材15,25等により、本発明の設定手段が構成されている。
【0020】
次に、図1と共に図9〜図16を参照して、パーキングブレーキ装置10の動作を説明する。なお、図9,11,12,15はいずれもパーキングブレーキ装置10の側面図であり図9から順に、ブレーキ解除状態(パターン−1)、ブレーキ作動のためのブレーキペダル踏み込み状態(パターン−2)、ブレーキが作動してロックされた状態(パターン−3)、ブレーキ解除のためのブレーキペダル踏み込み状態(パターン−4)を示している。また、図10,13,14,16は、図9,12,15の部分拡大図であり、受け部材とロック部材との相対位置を示している。
【0021】
まず、図9に示すように、パターン−1、即ちブレーキが解除されている状態では、ブレーキ操作部材2はリターンスプリング5の付勢力によって図9中の矢印30方向に回動する。ブレーキ操作部材2の回動にともなって、受け部材7がロック部材11の通し孔20内を移動する。そして、受け部材7の一端がショックアブソーバ23に当接した位置でブレーキ操作部材2の回動は停止する。
この時、ブレーキ操作部材2の突部2bは可動部材12の当接片12bに当接している。一方、掛止端11dと12dが図9に示す配置状態にある場合(回動中心bと可動部材12の掛止端12dを結ぶ線分n2は回動中心bとロック部材11の掛止端11dを結ぶ線分n1の右側にある)には、弾性部材15はロック部材11を可動部材12から引き離す方向(図9では、回動中心bを中心にして矢印31方向)に付勢するため、ロック部材11の側片11b、11cが可動部材12の当接片12cに当接する。
さらに、弾性部材25によってロック部材11が固定ピン14を中心に反時計方向(図9中の矢印32方向)に付勢されているため、ロック部材11の長孔17の端面17a側が固定ピン14に当接するとともに、ロック部材11の基片11aがストッパー16に当接する。
【0022】
さらに図8および図10を用いて、パターン−1における受け部材7とロック部材11との相対位置、および外把持面8,内把持面9と第1係止孔縁21,第2係止孔縁22との相対位置について説明する。
図8および図10に示すように、パターン−1においては受け部材7の両把持面8,9は、いずれも接点c,dにおいてロック部材11の両係止孔縁21,22に鋭角的に当接した状態(角θ1および角θ2)にある。このような相対位置において受け部材7をブレーキ作動方向(図10中の矢印32方向)へ回動させる場合は、受け部材7の両把持面8,9はロック部材11の両係止孔縁21,22に当接しているため、受け部材7は図10中の矢印32方向へ回動しようとする。この時の摩擦力によって、ロック部材11は図10中の矢印32方向に移動しようとするが、本体ブラケット1に設けられているストッパー16によってロック部材11の移動は規制されている。従って、受け部材7の両把持面8,9は接点c,d上を滑りながら移動する。
【0023】
次に、車両の駐車に際し、ブレーキ解除状態からブレーキを作動させる場合(パターン−1からパターン−2に至るまで)の動作について、図11を用いて説明する。
図9に示す状態から足踏みペダル2aを足で踏み込むと、ブレーキ操作部材2は、リターンスプリング5の付勢力に抗してブレーキ作動方向(図9では、回動中心aを中心にして矢印31方向)に回動する。そして、ブレーキ操作部材2の回動に伴って、ブレーキ操作部材2の支軸6に回動可能に支持されている受け部材7は、ロック部材11の通し孔20内を図9中の矢印32方向に移動する。この時、ブレーキ操作部材2に連結されているブレーキワイヤ4が引っ張られ、ブレーキが作動する。
【0024】
さらに足踏みペダル2aを踏み込んで、受け部材7を図11に示すようにパターン−2の位置まで回動させることにより、ブレーキ力を強めることができる。このとき、パターン−2における受け部材7とロック部材11との相対位置は、パターン−1の場合と殆ど変化しない。従って、図10に示すように、受け部材7の両把持面8,9は接点c,dにおいてロック部材11の両係止孔縁21,22に当接しているが、受け部材7は図10中の矢印32方向に回動可能である。
【0025】
次に、足踏みペダル2aをロック状態まで(パターン−2からパターン−3に至るまで)踏み込んだ後の動作について、図8,9および図12,13,14を用いて説明する。
足踏みペダル2aを踏み込んだ後、踏力を開放すると、図12に示すようなロック状態(パターン−3)に設定される。すなわち踏力を開放すると、ブレーキ操作部材2、したがって受け部材7はリターンスプリング5の付勢力により図9中の矢印33方向に回動しようとする。このとき、受け部材7の両把持面8,9は接点c,dでロック部材11の両係止孔縁21,22に当接している。従って、受け部材7が図9中の矢印33方向に回動する場合は、受け部材7の両把持面8,9とロック部材11の両係止孔縁21,22との間に摩擦力が作用する。
これにより、受け部材7とロック部材11との相対位置は、図13から図14の順に二段階で変化する。
まず、図13に示すように、受け部材7およびロック部材11は、二点鎖線の位置から実線の位置に移動する。すなわち、ロック部材11は回動中心bを中心に図11中の矢印38方向に回動し、受け部材7は図13中の矢印33方向に移動する。このとき、ロック部材11は弾性部材25により図13中の矢印32方向に付勢されているため、固定ピン14はロック部材11の長孔17の端面17aに当接した状態にある。
また、接点cにおける外把持面8の接線m1と第1係止孔縁21とのなす角θ1、内把持面8の接線m2と第2係止孔縁22とのなす角度θ2は移動前よりも若干大きくなるため、受け部材7とロック部材11の間の摩擦力が大きくなり受け部材7をロックする力が強くなる。
【0026】
次に、図14に示すように、ロック部材11は、弾性部材25の付勢力に抗して二点鎖線の位置から実線の位置に移動する。すなわち、ロック部材11は、接点c,dで受け部材7と当接した状態で、ロック部材11の長孔17の端面17bが固定ピン14と当接する位置まで図14の矢印33方向に移動する。また、ロック部材11の側片11b,11cは可動部材12の当接片12cを図11中の矢印33方向に押圧する。これにより、可動部材12は、回動中心bを中心にして図11中の矢印38方向へ回動し、ロック部材11の掛止端11dと可動部材12の掛止端12dとの相対位置はパターン−1の状態から変化する。すなわち、回動中心bと可動部材12の掛止端12dを結ぶ線分n2は、回動中心bとロック部材11の掛止端11dを結ぶ線分n1の左側に移る。これにより、ロック部材11に対する可動部材12の付勢方向が変化する。線分n2が線分n1より右側にある場合には、弾性部材15は可動部材12をロック部材11に対して図12中の矢印32方向に付勢し、線分n2が線分n1より左側にある場合には、弾性部材15は可動部材12をロック部材11に対して図9中の矢印33方向に付勢する。
以上により、受け部材7はブレーキの作動を解除する方向への移動が阻止され、ロック状態に設定することができる。また、弾性部材25を設けたため、受け部材7とロック部材11との相対位置が二段階で変化する途中で、ロック部材11が受け部材7をロックする力は減少することなく維持される。
【0027】
次に、車両の移動等に際し、ロック状態からロック解除状態に設定するためにブレーキを踏み込んだ時(パターン−3からパターン−4に至るまで)の動作について、図8および図15,16を用いて説明する。
足踏みペダル2aを再度踏み込むと、ブレーキ操作部材2、したがって受け部材7が回動中心aを中心に時計方向に回動する。これにより、ロック部材11は、受け部材7との摩擦力によって、回動中心bを中心として図11中の矢印39方向に回動し、基片11aがストッパー16に当接する位置に停止する。さらに、ロック部材11は、弾性部材25の付勢力によって、ロック部材11の長孔17の端面17aが固定ピン14に当接する位置まで図16中の矢印32方向に移動する。
このようにして、図12に示す状態(パターン−3)から図15に示す状態(パターン−4)に移る途中では、受け部材7とロック部材11との相対位置は、図16中の二点鎖線の位置から実線の位置まで移動する。
【0028】
この結果、受け部材7とロック部材11との配置関係は図8の二点鎖線で示す配置状態となり、両係止孔縁21,22と外把持面8および内把持面9との当接が解除される。すなわち、第1係止孔縁21と外把持面8との間、および、第2係止孔縁22と内把持面9との間にそれぞれ細いスリット状の隙間が形成される。
この状態で、足踏みペダル2aに付与した踏力を開放すると、ブレーキ操作部材2、したがって受け部材7は、リターンスプリング5によってブレーキの作動を解除する方向(図8では、回動中心aを中心にして矢印35方向)の付勢力を受ける。この時、両係止孔縁21,22と外把持面8および内把持面9との当接が解除されているため、受け部材7は、ロック部材11の通し孔20内を移動する。
【0029】
ブレーキ操作部材2のブレーキ解除方向の回動によって、ブレーキ操作部材2の突部2bが可動部材12の当接片12bに当接すると、可動部材12は、ブレーキ操作部材2の回動にともなって、回動中心bを中心にして図15中の矢印32方向に回動する。
そして、図9に示すパターン−1の状態に復帰する。
【0030】
なお、ロック部材11に、受け部材7をロック状態あるいはロック解除状態に設定可能な長方形状の通し孔20を設けたが、通し孔20は受け部材7の全周を取り囲んだ孔形状でなくてもよく種々変更可能である。例えば、受け部材7の3方向を取り囲んだ溝状の切り欠きや、受け部材7の両把持面8,9に対向する2方向を取り囲んだ構成であってもよい。
【0031】
以上のように構成した本実施の形態のパーキングブレーキ装置10によれば、リリース操作部材を設けなくてもよく、パーキングブレーキ装置10を構成する部品の点数を削減することができる。さらにリリース操作部材が不要であるため、リリース操作部材を車室内に設ける作業や、リリース操作部材とロック部材との接続作業が不要となる。
また、ロック部材11の通し孔20に受け部材7を挿通可能にしたため、受け部材7の挿通操作を円滑に行うことができ、挿通のロック操作を確実に行うことができる。
また、本体ブラケット1に軸部材1cをプレス成形により設けたため、ブレーキ操作部材2を片持ち式に構成することができ、パーキングブレーキ装置10を構成する部品の点数をさらに削減することができる。
したがって、パーキングブレーキ装置10の製造コストを節減することができる。
【0032】
また、図17に示すような従来のパーキングブレーキ装置は、ラチェットとホルダの爪部との噛合いによってブレーキ操作部材のロック位置が段階的に変移し、噛合い部に遊びが起生するが、本発明のパーキングブレーキ装置10は、両係止孔縁21,22が円弧面状の両把持面8,9に接して受け部材7を把持するので、ブレーキ操作部材2のロック位置を無段状に変移させてブレーキ操作部材2を任意の位置で的確にロックすることができ、また、噛合い部の遊びに起因する不具合を無くすることができる。
【0033】
さらに、従来のパーキングブレーキ装置は、ラチェット55とホルダ56の爪部との噛合い位置を変えるときに噛合い音が発生するが、上記のパーキングブレーキ装置10はこの噛合い音の発生を防止することができる。
【0034】
また、両係止孔縁21,22が両把持面8,9に接した状態では、受け部材7とロック部材11との相対位置を変移させようとすると、受け部材7に対して両係止孔縁21,22による逆止作用が加えられて両係止孔縁21,22が受け部材7の動きを阻止する逆止力が強化されるので、戻り方向へのブレーキ操作部材2の動きを的確に阻止してブレーキ操作部材2のロック状態を強化および安定化することができる。
【0035】
また、受け部材7およびロック部材11の通し孔20の大きさを縮小すれば、ブレーキのロック位置およびロック解除位置へのロック部材11の変位量を縮小することができるので、ロック部材11や可動部材12等をコンパクト化してパーキングブレーキ装置10が占めるスペースを縮小することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、パーキングブレーキ装置を構成する部品の点数を削減することができる。また、受け部材の挿通あるいは挿通のロックを確実に行うことができる。また、請求項2の発明によれば、軸部材によりブレーキ操作部材を片持ち支持することができ、パーキングブレーキ装置を構成する部品の点数をさらに削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すパーキングブレーキ装置の側面図である。
【図2】図1中のII−II線断面矢視図である。
【図3】図1中のIII−III線断面矢視図である。
【図4】図1中のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】ロック部材の斜視図である。
【図6】可動部材の斜視図である。
【図7】第1係止孔縁および第2係止孔縁の配置状態を説明する説明図である。
【図8】把持面と係止孔縁との相対位置を説明する説明図である。
【図9】パーキングブレーキ装置の側面図であって、ブレーキ解除状態を示している。
【図10】図9の部分拡大図であって、受け部材とロック部材との相対位置を示している。
【図11】パーキングブレーキ装置の側面図であって、ブレーキ作動のためのブレーキペダル踏み込み状態を示している。
【図12】パーキングブレーキ装置の側面図であって、ブレーキが作動してロックされた状態を示している。
【図13】図12の部分拡大図であって、受け部材とロック部材との相対位置を示している。
【図14】図12の部分拡大図であって、受け部材とロック部材との相対位置を示している。
【図15】パーキングブレーキ装置の側面図であって、ブレーキ解除のためのブレーキペダル踏み込み状態を示している。
【図16】図15の部分拡大図であって、受け部材とロック部材との相対位置を示している。
【図17】従来の足踏み操作型のパーキングブレーキ装置の側面図である。
【符号の説明】
1…本体ブラケット
2…ブレーキ操作部材
7…受け部材
8…外把持面
9…内把持面
11…ロック部材
12…可動部材
13…固定部材
15,25…弾性部材
20…通し孔
21…第1係止孔縁
22…第2係止孔縁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a parking brake device for a vehicle, and more particularly, to a parking brake device that can be set to a brake operation state and a brake release state by a stepping operation.
[0002]
[Prior art]
As a parking brake for a vehicle, a stepping type parking brake device is known. A conventional stepping type parking brake device is configured, for example, as shown in FIG.
A
[0003]
The
[0004]
If the
In order to release the operation of the parking brake, a return lever (not shown) connected to the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
A conventional stepping type parking brake device performs a brake operation by stepping on a
The problem to be solved by the present invention is to provide a parking brake device that has a small number of parts and is easy to install.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the parking brake device of the present invention is configured as described in
According to the parking brake device of the first aspect, both the brake operation operation and the brake release operation can be performed by stepping on the brake operation member with a foot. Therefore, the release operation member provided in the conventional type parking brake device can be omitted, and the number of parts constituting the parking brake device can be reduced.
[0009]
The parking brake device of the present invention is also claimed2It is comprised as described in. The shaft member is formed in a cylindrical convex shape obtained by, for example, drawing (press molding) the flat plate portion of the main body bracket. Since the shaft member that supports the brake operation member is provided integrally with the main body bracket by press molding, it is not necessary to provide the shaft member by, for example, welding and fixing. Therefore, according to the shaft member formed by press molding, the brake operation member can be cantilevered. Claim2If the parking brake device described in 1 is used, the brake operation member can be cantilevered by the shaft member, and the number of parts constituting the parking brake device can be further reduced.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A configuration of a parking brake device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a side view of a
[0011]
The
The
[0012]
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, a
A brake wire 4 for operating the brake is connected to the
[0013]
As shown in FIG. 2, an
Further, the bottomed
Since the
[0014]
As shown in FIGS. 1 to 3, the receiving
[0015]
As shown in FIG. 4, a fixing
An
[0016]
As shown in FIG. 5, the
The
In the following, as shown in FIG. 7, the hole edge on the outer
[0017]
As shown in FIG. 6, the
[0018]
As shown in FIG. 8, the receiving
In the locked state, the
In the unlocked state, the
[0019]
The
[0020]
Next, the operation of the
[0021]
First, as shown in FIG. 9, in the
At this time, the
Further, since the
[0022]
8 and 10, the relative positions of the receiving
As shown in FIGS. 8 and 10, in the pattern-1, both gripping
[0023]
Next, when the vehicle is parked, the operation when the brake is operated from the brake released state (from pattern-1 to pattern-2) will be described with reference to FIG.
When the foot pedal 2a is stepped on with the foot from the state shown in FIG. 9, the
[0024]
Further, by depressing the foot pedal 2a and rotating the receiving
[0025]
Next, the operation after the foot pedal 2a is depressed to the locked state (from pattern-2 to pattern-3) will be described with reference to FIGS.
When the pedal force is released after the foot pedal 2a is depressed, a locked state (pattern-3) as shown in FIG. 12 is set. That is, when the pedaling force is released, the
Thereby, the relative position of the receiving
First, as shown in FIG. 13, the receiving
In addition, the angle θ1 formed between the tangent line m1 of the outer
[0026]
Next, as shown in FIG. 14, the
As described above, the receiving
[0027]
Next, when the vehicle is moved, etc., the operation when the brake is depressed (from Pattern-3 to Pattern-4) to set the locked state to the unlocked state will be described with reference to FIGS. I will explain.
When the foot pedal 2a is stepped on again, the
Thus, during the transition from the state shown in FIG. 12 (Pattern-3) to the state shown in FIG. 15 (Pattern-4), the relative positions of the receiving
[0028]
As a result, the arrangement relationship between the receiving
In this state, when the pedaling force applied to the foot pedal 2a is released, the
[0029]
When the
Then, the state returns to the pattern-1 shown in FIG.
[0030]
In addition, BAlthough the rectangular through
[0031]
According to the
Further, since the receiving
Further, since the
Therefore, the manufacturing cost of the
[0032]
Further, in the conventional parking brake device as shown in FIG. 17, the lock position of the brake operation member is changed stepwise by the engagement between the ratchet and the claw portion of the holder, and play occurs in the engagement portion. In the
[0033]
Further, in the conventional parking brake device, a meshing sound is generated when the meshing position between the
[0034]
Further, in a state in which both the locking hole edges 21 and 22 are in contact with both the
[0035]
Further, if the size of the through
[0036]
【The invention's effect】
According to invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a parking brake device showing an embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a sectional view taken along the line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a perspective view of a lock member.
FIG. 6 is a perspective view of a movable member.
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining an arrangement state of a first locking hole edge and a second locking hole edge.
FIG. 8 is an explanatory diagram for explaining a relative position between a gripping surface and a locking hole edge.
FIG. 9 is a side view of the parking brake device and shows a brake released state.
10 is a partially enlarged view of FIG. 9, showing a relative position between the receiving member and the lock member.
FIG. 11 is a side view of the parking brake device, showing a state where the brake pedal is depressed for brake operation.
FIG. 12 is a side view of the parking brake device, showing a state where the brake is activated and locked.
13 is a partially enlarged view of FIG. 12, showing a relative position between the receiving member and the lock member.
14 is a partially enlarged view of FIG. 12, showing a relative position between the receiving member and the lock member.
FIG. 15 is a side view of the parking brake device, showing a state where the brake pedal is depressed to release the brake.
16 is a partially enlarged view of FIG. 15, showing a relative position between the receiving member and the lock member.
FIG. 17 is a side view of a conventional stepping type parking brake device.
[Explanation of symbols]
1 ... Body bracket
2 ... Brake operation member
7 ... Receiving member
8 ... Outer gripping surface
9 ... Inner gripping surface
11 ... Lock member
12 ... Moveable member
13: Fixing member
15, 25 ... elastic member
20 ... Through hole
21 ... 1st locking hole edge
22 ... second locking hole edge
Claims (2)
前記本体ブラケットに固定された支軸を中心にしてブレーキ作動方向及びブレーキ解除方向に回動可能であり、付勢部材によってブレーキ解除方向に付勢されているブレーキ操作部材と、
前記ブレーキ操作部材に支持され、円弧形状に形成されて凸円弧状に湾曲した外把持面と凹円弧状に湾曲した内把持面とを有する受け部材と、
前記本体ブラケットの固定部材の固定ピンを回動中心として回動可能に支持され、前記受け部材と協働して前記ブレーキ操作部材を前記本体ブラケットに対してロック状態あるいはロック解除状態に設定可能なロック部材及び可動部材とを備え、
前記ロック部材は、前記受け部材が挿通される通し孔を有して、前記ブレーキ操作部材を踏み込むことによって、前記受け部材の外把持面及び内把持面が前記通し孔の孔縁に当接したロック状態と、該ロック状態から前記ブレーキ操作部材を再度踏み込むことによって、前記受け部材の外把持面及び内把持面が前記通し孔内を移動可能なロック解除状態に設定可能に構成されており、
前記可動部材は、前記ブレーキ操作部材の突部と当接可能に構成された一の当接片と、前記ロック部材と当接可能に構成された他の当接片とを有し、
前記ロック部材の掛止端と前記可動部材の掛止端との間に弾性部材が掛止されており、
前記ブレーキ操作部材のブレーキロック・解除操作に伴って、前記可動部材の当接片が前記前記ブレーキ操作部材の突部や前記ロック部材と当接する押圧力と、前記ロック部材と可動部材との間の弾性部材の付勢力との相互作用によって、ロック状態及びロック解除状態が設定されるパーキングブレーキ装置。A body bracket fixed to the vehicle side;
A brake operation member that is pivotable in a brake actuation direction and a brake release direction around a support shaft fixed to the main body bracket, and is biased in a brake release direction by a biasing member;
A receiving member supported by the brake operation member and having an outer gripping surface formed in an arc shape and curved in a convex arc shape and an inner gripping surface curved in a concave arc shape;
The main body bracket fixing member is supported so as to be rotatable about a fixing pin, and in cooperation with the receiving member, the brake operation member can be set in a locked state or an unlocked state with respect to the main body bracket. A locking member and a movable member;
The lock member has a through hole through which the receiving member is inserted, and when the brake operation member is stepped on, the outer gripping surface and the inner gripping surface of the receiving member abut on the hole edge of the through hole. It is configured to be able to be set to a locked state and an unlocked state in which the outer gripping surface and the inner gripping surface of the receiving member can move in the through hole by depressing the brake operation member again from the locked state.
The movable member has one abutting piece configured to be able to contact the protrusion of the brake operation member, and another abutting piece configured to be able to contact the lock member,
An elastic member is latched between the latching end of the lock member and the latching end of the movable member,
Along with the brake locking / releasing operation of the brake operation member, the pressing force with which the contact piece of the movable member comes into contact with the protrusion of the brake operation member or the lock member, and between the lock member and the movable member The parking brake device in which the locked state and the unlocked state are set by the interaction with the urging force of the elastic member.
前記ブレーキ操作部材を回動可能に支持する支軸を構成する軸部材が、前記本体ブラケットをプレス成形して形成されているパーキングブレーキ装置。The parking brake device according to claim 1 ,
A parking brake device in which a shaft member constituting a support shaft that rotatably supports the brake operation member is formed by press-molding the main body bracket.
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