JP4021198B2 - オンライン、複数小包、複数運送業者、複数サービスの小包返品荷送マネジメントのための装置、システム及び方法 - Google Patents

オンライン、複数小包、複数運送業者、複数サービスの小包返品荷送マネジメントのための装置、システム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明の分野は、荷送マネジメントに関するコンピュータ・システムであり、より詳細に述べれば、小包返品荷送マネジメントに関するオンライン・コンピュータ・システムである。
【0002】
(発明の背景)
電子商取引(ここでは「e−コマース」と呼ぶこともある)は、米国ならびに全世界経済の成長分野の1つである。伝統的な店舗での購入と同様に、e−コマース購入者も、しばしば購入済みのアイテムの1ないしは複数の返品を希望することがある。しかし、e−コマース購入者が、e−コマース購入による商品の返品のためにe−コマース商人が用意した手続きに満足していないことも少なくない。
【0003】
“電子商取引”の返品ならびに交換プロセスは、消費者およびオンライン商人の両者にとって非効率なものであった。“電子商取引”の消費者は、時間の掛かる、不便な、ぎこちないオンラインの返品ならびに交換プロセスを経験してきた。この経験は、オンラインにより製品を返品することが、オンラインによりそれをオーダーすることと同程度に容易であるべきだという消費者の期待と鋭い対照をなす。
【0004】
多くのe−コマース商人は、e−コマース購入による商品の返却を処理するために返品認証システムを使用している。残念ながら返品認証は、しばしば消費者が獲得困難となる可能性があり、かつ受領に長い時間を要する可能性がある。場合によっては、オンライン・ストアが顧客に、顧客サービスセンタへ電話を掛け、返品認証を請求するべく要求することもある。返品認証のために顧客・サービスへ電話を掛けることは、ビジネスをオンラインで行うというオンライン・ショッパーの好みと矛盾する。
【0005】
これに対して一部のオンライン商人は、ショッパーに対し、返品のe−メール要求の作成を求める。さらに別の代替手段として、一部のオンライン商人は、パッケージ伝票の裏側に返品インストラクションを記載しているが、荷送済みオーダー内のすべてのアイテムの返品を受け付けていないこともある。
【0006】
返品の認証の後にオンライン商人は、“UPS Authorized Return Service(UPS認証済み返品サービス)”ラベル等の“認証済み返品サービス”ラベルを送る。この返品認証プロセスは、結果的に、時間の掛かる返品ならびに返金または交換をもたらすことになる。
【0007】
返品したアイテムに関する返金は、しばしば煩わしく、かつ返品を行っているショッパーの支払いカード口座にそれが現れるまで数週間を要することもある。交換要求は、さらに長時間を必要とすることもあり、特に交換用アイテムが在庫切れになっているときは顕著になる。
【0008】
返品が認証され、顧客がすべての必要な書類手続きを終了した後のアイテムの返品は、消費者にとって必ずしも容易なことではない。返品を行っている顧客が、返品するアイテム用の箱および梱包材料を保持している場合であっても、ほとんどのオンライン・ストアは、顧客がその返品パッケージ(荷物)を運送業者に引き渡す容易な方法を提供していない。一部には、荷送した各箱の内側にUPSコール・タグを用意している商人もいる。
【0009】
顧客にとっては、商品の返品もしくは交換を店舗において行う方がより便利であることも少なくない。しかしながら、物理的な店舗は、オンラインの姉妹会社からの返品を受け付けないことがある。
【0010】
またe−コマース購入による商品の返品は、オンライン商人にとっても問題を招くものとなり得る。個別の顧客の不満足を招く非効率的な返品ならびに交換のプロセスは、オンライン・ショッパーが、より質の高い返品ならびに交換サービスを提供しているオンライン・ストアへ離反する結果をもたらすこともある。
【0011】
返品ならびに交換サービスを提供する上記の各種方法は、商人ならびに返品を行っている消費者の両者にとって非効率である。電話による返品ならびに交換要求の処理においては、オンライン商人が、高価な設備、スタッフおよびトレーニングを提供する必要がある。さらに、顧客・サービス・コール・センタは、オンライン・ショッパーのためのインターネットの便宜に適合することができない。e−メール、電話、および書類形式による返品要求は、マニュアル・プロセスを伴って収集され、かつ/または非標準フォーマットを用いてなされる。これは、返品レポートの作成を経費のかさむデータ収集作業とし、しかもそれは個別の顧客・サービスの評判の判断対象となる。
【0012】
さらに、前述したマニュアルの返品ならびに交換プロセスは、必ずしも適時的な態様でオンライン商人に返品情報を提供しない。たとえば、商人は、返品パッケージが到着するまで、返品があることを知らないこともある。返品は、瑕疵のある商品あるいは破損を招いた不充分なパッケージングを原因とすることがある。最初に荷送された返品が輸送されている間に、商人は、瑕疵があるか、あるいは不充分なパッケージングを伴う商品の荷送を継続することになる。
【0013】
各オンライン商人は、返品ならびに交換プロセスに関する独自のポリシーを有している。たとえば、多くの商人は、質の高いサービスを提供するために、すべての返品送料を支払うことを厭わない。別の商人は、不経済な、あるいは判断誤りの返品を除く、一部の返品送料を支払うことに同意する。さらに別の商人は、全部または一部の返品を受け付けるが、それらの返品送料を支払うことに同意しない。
【0014】
あるコメンテータによれば、「[返品の]問題を解決する簡単な方法は存在しない。インターネット会社は、この点でばらばらである。」(The Yankee Group(ザ・ヤンキー・グループ)のMelissa Barnes(メリッサ・バーンズ)、Internet World(インターネット・ワールド)において、1999年8月15日)。したがって、e−コマースの反映のためには、e−コマース返品のマネジメントに対する解決策が提供されなければならない。
【0015】
(発明の要約)
本発明は、オンライン・ストアに、オンライン・ストアのe−コマース・顧客が、そのオンライン・ストア内のそのストアから購入した商品を返品するための迅速、単純、かつ便利な方法を提供するべく構成され、ならびに、プログラムされたコンピュータ・システム(「システム」または「返品システム」)を提供する。
【0016】
ここで述べている一例の実施態様においては、“返品システム”が3つの主要なコンポーネントを有している:すなわち(1)各“商人”に、“商人”のアカウントのセットアップ、“商人”の返品ポリシーおよび規則のセットアップ、および返品荷送の状態および動きのモニタを行うためのユーザ・インターフェースを提供する“返品マネージャ・サブシステム”;(2)“返品システム”を使用している各消費者に、返品プロセスを通じてその消費者を導き、返品ポリシーおよび規則をその消費者に表示し、適切な場合には返品パッケージを荷送するための荷送ドキュメントを提供し、さらに消費者による各自の返品荷送の追跡を可能にするオンライン・ユーザ・インターフェースを提供する“消費者返品サブシステム”(ここでは「顧客返品サブシステム」と呼ぶこともある);および(3)“返品処理サブシステム”、すなわち例示の実施態様においてはバックグラウンド荷送および追跡機能を提供するサブシステムである。本発明の一例の実施態様においては、“オンライン商人”が“商人”のオンライン・システムと“返品処理サブシステム”を統合したものとなる。
【0017】
別の例の実施態様においては、後述するように、“返品処理サブシステム”が、ここでは「iShip.com(読み:アイシップ・ドット・コム)」と呼ぶこともある共通プロバイダによって運営される独立したウェブ−ベースのアプリケーション・サービス(以下においては「返品商人サービス・システム」と呼んでいる)として提供される。
【0018】
ここでは、上記のコンポーネントを、集合的に、かつ/または独立に“システム”および/または“返品システム”と呼ぶこともある。当業者であれば、“返品システム”に対する参照が、システムの適切なコンポーネントおよび/または複数のコンポーネントに言及しているものと理解するべきである。また当業者であれば、これにおける“商人”のセットアップ、モニタリング、追跡ならびにそのほかの“商人”機能に対する参照および“返品システム”とのインタラクションが、“返品システム”の“返品マネージャ・サブシステム”を介して提供されること;および“消費者”の入力、モニタリング、追跡ならびにそのほかの“消費者”機能に対する参照および“返品システム”とのインタラクションが、“返品システム”の“消費者返品サブシステム”を介して提供されることを理解するべきである。
【0019】
さらに当業者であれば、上記の“システム”コンポーネントの用語の使用が、例示のみを目的としたものであり、本発明の限定でないことを理解する必要がある。上記のコンポーネントのそれぞれは、本発明の精神から逸脱することなく、単一システムとして他と統合することが可能である。さらにまた、上記の“返品マネージャ”ならびに“消費者返品”の各コンポーネントからの機能が、“返品処理サブシステム”等の処理サブシステムによって個別に提供され、それぞれが別の各サブシステムならびにシステム・データベースとの通信インターフェース伴うことも、本発明の精神から逸脱することなく可能である。当業者にあっては、本発明の変形実施態様において、本発明の精神から逸脱することなく、“返品システム”のメイン・コンポーネントが各種レベルの処理を実行可能なことも理解するべきである。
【0020】
顧客に対する“返品システム”1に対するストア内アクセスのオファーを希望している各“商人”は、まず、“システム”の“返品マネージャ・サブシステム・ユーザ・インターフェース”にアクセスして、その“商人”の“アカウント”をセットアップし、その“商人”の返品、交換、および返金ポリシーを統制する規則を確立する。続いて“返品システム”1が、その“商人”のオンライン・ストア内において“顧客返品サブシステム”および“ユーザ・インターフェース”をその“商人”の顧客に提供し、それを用いることによって商品の返品荷送が容易になる。
【0021】
“システム”は、各オンライン・ストア(ここでは、“e−コマース・プロバイダ”または“商人”と呼ぶこともある)に、ストアの個別化した返品、交換、および返金ポリシーを指定する機能を提供する。“システム”は、一貫性がある、標準化された、かつ自動化された各オンライン・ストア用の返品ポリシーを遵守させる。
【0022】
“システム”を介して利用可能な返品ポリシー・オプションの間においては、顧客が、迅速かつ自動化された返品認証の発行を受けることが可能である。別の返品ポリシー・オプションは、各オンライン・ストアによる、荷送料をストアが負担するべきか否か、あるいは顧客が負担するべきか否かの指定を可能にする。さらに“システム”は、顧客が、その顧客のパーソナル・コンピュータに取り付けられたプリンタ上において、返品荷送ラベルをオンライン・ストアから直接プリントする機能を提供する。
【0023】
“システム”は、オンライン・ストアのメイン・ウェアハウスを含む各種の場所、もしくは2次的な施設、あるいは姉妹小売店の場所へのアイテムの返品を提供する。
【0024】
さらに“システム”は、複数の運送業者を通じた、あるいは“Mail Boxes Etc.(読み:メール・ボックス・エトセトラ)”等の小売り荷送者を通じたアイテムの返品を提供し、それによって顧客に選択肢を提供するとともに運送業者の労働ストライキからオンライン・ストアを保護する。
【0025】
“商人”のオンライン・ストア内においては、顧客が購入を行い、続いてそれが顧客(「消費者」)に荷送される。“消費者”は、オーダーしたアイテムに満足が得られなければ、それを返品することを希望する。それを行うため“消費者”は、“商人”のオンライン・ストアに戻り、“消費者”のその“商人”に関するオーダー履歴にアクセスし、その“商人”のオンライン・ストアからの1ないしは複数のアイテムの返品を手配する。
【0026】
“システム”は、各オンライン・ストアの明細に従って、消費者がアイテムを返品する理由を収集し、その情報を返品情報の集中データベース内にストアする。“システム”は、返品データの分析およびレポートを行い、オンライン・ストアの返金ポリシーに従って顧客に対する返金を発行する。
【0027】
“返品システム”1は、各参加“商人”に、返品される小包に関する追跡機能を提供する。“返品システム”は、到来する返品に関する通知および追跡レポートを提供し、ストアによるその受領ドックの準備、および適切であれば、在庫もしくは荷送実務の調整によって可能性のあるその後に続く返品を回避するといった、返品理由に対する応答を可能にする。
【0028】
返品荷送がオンライン・ストア内から手配されることから、“システム”は、返品を行う消費者に、返品を交換に、あるいは追加のオーダーに迅速に変更する機能を提供する。
【0029】
本発明を具体化するコンピュータ“システム”の“返品商人サービス・システム”コンポーネントは、“商人”のシステムとインターフェースおよびインタラクションを行い、各加入“e−コマース商人”に対して、各種の荷送マネジメント機能を、“アプリケーション・プログラム・インターフェース”(「API」)ならびにウェブ−ベースのユーザ“商人”インターフェースを介して提供し、限定する意図ではないが、それには:荷送見積もり、荷送ラベリング、荷送追跡、荷送追跡マネジメント・レポート、返品分析および返品マネジメント・レポートが含まれる。本発明は、各“商人”の顧客に、各種荷送オプションに関する荷送料の評価、返品要求の処理、顧客独自のレーザ・プリンタ上における荷送ラベル、返品ラベル、あるいはトラベラ・ラベルのプリント、および各返品荷送の追跡を提供する。
【0030】
以上の、およびこのほかの本発明の特徴は、以下に本発明の例とする実施態様の中で完全に示されている。この説明は、添付図面を参照して提供される。
【0031】
(発明の詳細な説明)
限定する意図ではないが、図面内のグラフィカル・ユーザ・インターフェース表示のレンダリングを含むこの特許書類の開示の一部は、Stamps.com, Inc.(読み:スタンプス・ドット・コム・インク)による著作権保護の対象となる資料を含んでいる。Stamps.com, Inc.は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に表れているとおりのこの特許書類または特許の開示の何人による複写にも異存はないが、それを除けば、いかなる形であってもすべての著作権を保留する。
【0032】
「iShip.com」、「iShip(読み:アイシップ)」、「The Internet Package Shipper(読み:ジ・インターネット・パッケージ・シッパー)」、「Price It(読み:プライス・イット)」、「Sell It(読み:セル」・イット)」、「Track It(読み:トラック・イット)」、「Ship It(読み:シップ・イット)」、「Shipping Tools(読み:シッピング・ツールズ)」、「My iShip(読み:マイ・アイシップ)」および関連するロゴは、Stamps.com, Inc.の商標である。また、この明細書において述べられている実際の会社ならびに製品の名前は、それぞれの商標権者の商標である可能性もある。
【0033】
本発明のコンピュータ“システム”は、複数のオンライン“e−コマース商人”に単一の“ユーザ・インターフェース”(「UI」)を提供し、それを用いて各“e−コマース商人”は、当該“商人”の“消費者”に、複数のサポートされた“運送業者”に関する自動化された返品小包・マネジメント・システムを提供することができる。
【0034】
本発明には2つの基本的な“ユーザ・インターフェース”側面、すなわち“商人”の「バック・オフィス」に関する“返品マネージャ・サブシステム・ユーザ・インターフェース”(ここでは「返品ポリシー・エンジン」と呼ぶこともある)および“商人”のオンライン・ストアを通じて“消費者”が利用することのできる“消費者返品サブシステムユーザ・インターフェース”がある。
【0035】
本発明を具体化するコンピュータ“システム”の“返品ポリシー・エンジン”コンポーネントは、複数のオンライン“e−コマース商人”のそれぞれに、“ユーザ・インターフェース”(「UI」)を提供し、各“e−コマース商人”は、それを用いて特に:(1)例外プロセスを含む“商人”の返品ならびに交換ポリシーに関するパラメータを設定し、かつ記述すること;(2)複数の運送業者によってオファーされている複数のサービスから当該“商人”によって選択された返品荷送オプションであって、それに対するアクセスが“システム”によって当該“商人”の消費者に与えられることになる返品荷送オプションを認証すること;(3)各顧客が商品を返品しようとしている理由を“システム”が決定するときに用いる消費者用の質疑ダイアログを構築すること;および(4)消費者との通信に用いる自動化されたe−メール応答フォーマットを構成することが可能になる。
【0036】
“商人”の“バック・オフィス”用の“返品ポリシー・エンジン/返品マネージャ・サブシステム・ユーザ・インターフェース”は、“商人”がそれを用いて(1)到来する返品商品の荷送を概略で、もしくは詳細に観察すること;(2)単一の追跡番号を用いて複数の運送業者に関する荷送を追跡すること;(3)返品のパターンならびに傾向を分析すること;(4)返品プロセスを管理すること;(5)アカウント名およびアクセス権をセットアップすること;(6)それぞれのストアの返品ポリシーの自動的な遵守のためのパラメータを設定すること;(7)返品荷送オプションを構築すること;(8)顧客が商品を返品しようとしている理由を決定する質疑を構築すること;(9)返品ポリシーの例外を構築すること;(10)自動化されたe−メール応答を構築すること;(11)商人のサイトと“返品マネージャ・サブシステム”の間の統合リンクを構築することが可能になる統合化されたツールのセットである。
【0037】
本発明を具体化しているこのコンピュータ“システム”の“顧客返品ユーザ・インターフェース”コンポーネントは、“e−コマース商人”(それ用に“返品ポリシー・エンジン”がインストールされており、必要なパラメータが設定されている)の各顧客に、関連する“e−コマース商人”のオンライン・ストアとの“ユーザ・インターフェース”を提供し、顧客は、それとインタラクションを行って商品のアイテムの返品もしくは交換を行う。
【0038】
“顧客返品サブシステム”に関する各種タイプの実施態様および本発明の“ユーザ・インターフェース”の特徴には、特に(1)“返品バック・オフィス”アプリケーションを伴う“顧客返品デスクトップ・アプリケーション”;(2)“顧客返品の統合化”−−“商人”のサイトに統合されるウェブ適合アプリケーションおよびユーザ・インターフェース;および(3)“顧客返品API”−−たとえばXMLを用いて記述された、“商人”のサイトに統合するためのデータを渡すべく設計された“アプリケーション・プログラミング・インターフェース”を含む。
【0039】
本発明の各種タイプの実施態様のそれぞれは、特に(1)商品返品プロセスを通じて各顧客を導く段階的な「ウィザード」(ユーザ・インターフェース・ソフトウエア);(2)“バック・オフィス”アプリケーション用の“返品マネージャ・サブシステム”を用いて設定された返品ポリシー;(3)返品ポリシー規則の自動的な遵守;(4)返品荷送料の商人負担ならびに顧客負担両方に関するシナリオのサポート;(5)複数の運送業者を経由して返品される商品の顧客(“消費者”)による追跡;および(6)“バック・オフィス”アプリケーション用の“返品マネージャ・サブシステム”に対する荷送データの自動的な供給といった特徴を含む自動化された返品機能を“商人”に提供する。
【0040】
図1は、本発明の“システム”1によって提供される、複数の“電子商取引”プロバイダ(“商人”)2a〜2n、“消費者”3a〜3n、および“運送業者”4a〜4nの間におけるインターフェース関係を示した図式表現である。
【0041】
ここで注意が必要であるが、図にある番号付けされた要素に伴う「a」〜「n」等の接尾辞の使用は、例示的なものであり、本発明の限定ではない。むしろ接尾辞「a」〜「n」は、類似の要素が複数あるが、その数が未知であることを示している。
【0042】
図1に概念的に示したように、オンライン“商人”、たとえば2aから商品を購入した“消費者”、たとえば3aは、そのオンライン“商人”のストア、たとえば2aを訪れ、商品のアイテムの返品を手配することができる。オンライン“商人”のストア2aは、“消費者”3aに“返品システム”1へのアクセスを提供し、それを通じてその“消費者”は、サポートされている“運送業者”4a〜4nとインターフェースする。この“システム”によってサポートされている“運送業者”には、Airborne(読み:エアボーン)、FedEx(読み:フェデックス)、United Parcel Service(登録商標、読み:ユナイテッド・パーセル・サービス)、USPS、およびYellow Freight(読み:イエロー・フライト)等の“運送業者”が含まれる。“システム”1は、追加の“運送業者”を含むべく完全に拡張可能であり、かつスケーラブルである。
【0043】
図2に示されているように、各“ユーザ”7(“商人”または“消費者”のいずれかとなり得る)は、コンピュータ8、たとえばパーソナル・コンピュータ(「PC」)へのアクセスを有する。コンピュータ8は、表示スクリーン(画面)10を提供するディスプレイ・デバイス9を伴って構成されている。さらにコンピュータ8は、たとえばキーボード11およびマウス12といった1ないしは複数のユーザ入力デバイスを伴って構成されている。またコンピュータ8は、レーザ・プリンタ等のプリンティング・デバイス13を伴って構成されている。コンピュータ・デバイス8が“荷送ステーション”として機能する場合には、さらにコンピュータ8が、スケール1024等の計量デバイスおよびバーコード・リーダ1027を伴って構成されることもある。
【0044】
“ユーザ”は、一般に当該ユーザのPC8に常駐し、そこで実行されるウェブ・ブラウザ14を使用してインターネット15にアクセスし、ブラウズする。ウェブ・ブラウザ14は、“荷送者/ユーザ”7が、“商人”の“サーバ”コンピュータの1ないしは複数から、たとえば、“商人”の“サーバ”コンピュータ16からハイパー−メディア・コンテンツを検索し、レンダリングすることを可能にする。商業的に入手可能なウェブ・ブラウザとしては、Netscape NavigatorTM(読み:ネットスケープ・ナビゲータ)およびMicrosoft Internet ExplorerTM(読み:マイクロソフト・インターネット・エクスプローラ)が挙げられる。“商人”の“サーバ”コンピュータ16は、“返品荷送システム・サーバ”17にリンクされている。
【0045】
図3aは、“システム・データ・センタ”、およびインターネット15を介したその“消費者”コンピュータ8a〜8n、“運送業者サーバ”コンピュータ23−2〜27−2、および“e−コマース/e−オークション・プロバイダ/商人”28a〜28nとのインターフェースの一例を示した図式表現である。
【0046】
図3aに示されているように、このシステムは、複数のサーバ・コンピュータ20a〜21z(「サーバ」または「サーバ・コンピュータ」)を提供する。これらのサーバ・コンピュータのいくつかは、“ウェブ”サーバ、たとえば21m〜21rとして構成されている。“ウェブ”サーバ21m〜21rは、複数小包、複数運送業者、複数サービスの小包荷送マネジメント機能を実行するべく構成されている。ここでは、“ウェブ”サーバ21m〜21rを「荷送サーバ」または「荷送ウェブ・サーバ」と呼ぶこともある。
【0047】
そのほかのサーバは、“データベース・サーバ”として構成されている。本発明の一例とする実施態様においては、“データベース・サーバ”は“SQLサーバ”である。これらの“データベース・サーバ”のいくつかは“見積もりデータベース・データ”にアクセスするべく構成されている。“見積もりデータベース・データ”にアクセスするべく構成されている“データベース・サーバ”は、“見積もりサーバ”と呼ばれる。
【0048】
“ウェブ”サーバ・コンピュータは、インターネットを介してクライアント・コンピュータと、あるいは呼び出しを行っている“商人”のシステムのサーバ・コンピュータ、たとえば16と通信する。
【0049】
本発明の一例とする実施態様においては、このシステムがさらに、スケジューラまたは「負荷バランサ」として機能する少なくとも1つのサーバ・コンピュータを提供する。“負荷バランサ”は、複数の荷送“ウェブ”サーバ21m〜21rの1つを選択し、その選択は、選択した荷送“ウェブ”サーバによって実行される作業の負荷とほかの荷送“ウェブ”サーバとの比較に基づいて行われる。この“負荷バランサ”は、到来データを処理のために選択した荷送“ウェブ”サーバに振り向ける。
【0050】
一例の“システム”アーキテクチャの概要が図3bに示されている。図示の概要は、一例であり、例示を意味している;本発明の限定ではない。図3bに図示されているように、本発明の一実施態様は3層アーキテクチャを使用する。
【0051】
“データ・マネジメント層”1201は、図示のこの実施態様においては“SQLサーバ”を使用する“データベース・ストレージ”コンポーネント1202;図示のこの実施態様においては“MSメッセージ・キュー”を使用する“メッセージ・キュー・ストレージ”コンポーネント1203;および図示のこの実施態様においてはNTFS、およびDFSを使用する“ファイル・ストレージ”コンポーネント1204を備えている。“データベース・ストレージ”コンポーネント1202、“メッセージ・キュー・ストレージ”コンポーネント1203、および“ファイル・ストレージ”コンポーネント1204のそれぞれは、“システム”アーキテクチャの“コンポーネント層”1208と通信し、各コンポーネントによる“コンポーネント層”1208との通信が、それぞれエレメント1205、1206、および1207によって表されている。図3bに図示されている実施態様によれば、“コンポーネント層”1208の“サーバ・コンポーネント”は、C++プログラミング言語および“COMオブジェクト”を使用する。
【0052】
この“システム・アーキテクチャ”の“アプリケーション層”1212は、“ウェブ荷送者クライアント”コンポーネント1213(HTML、ASP、およびJavaScript(読み:ジャバスクリプト)を使用する)、“NOC管理”コンポーネント1214(HTML、ASP、VB、およびC++を使用する)、および“ウェブ荷送ステーション”コンポーネント1215(HTML、ASP、JavaScript、C++、およびActiveX(アクティブエックス)コントロールを使用する)を備えている。“ウェブ荷送者クライアント”コンポーネント1213、“NOC管理”コンポーネント1214、および“ウェブ荷送ステーション”コンポーネント1215のそれぞれは、それぞれ通信エレメント1209、1210、および1211によって表されているように、“コンポーネント層”1208の“サーバ・コンポーネント”と通信する。
【0053】
一実施態様においては、NT環境内において“システム”の実装が行われる。ただし、NT環境内において実装が行われるとする“システム”の説明は例示であって、本発明の限定ではない。
【0054】
図3aに戻るが、“システム・データベース・サーバ”20a〜20nは、“システム・データベース”(1ないしは複数)22を維持している。“システム・データベース”(1ないしは複数)22は、多くのタイプの情報を含んでいる。たとえば、“消費者”が“システム”1を使用してパッケージを返品するとき、“システム”の“データベース・サーバ”、たとえば20a〜20nのうちの1ないしは複数が新しい“システム”追跡番号を生成する。新しい“システム”追跡番号が生成されるとき、“システム”の“データベース・サーバ”、たとえば20a〜20nの1つが、新しく生成された“システム追跡番号”を伴う新しいパッケージ・レコードを“パッケージ・テーブル”28に追加する。この“パッケージ・テーブル”28は、“システム”データベース22内に常駐し、“システム”が処理したパッケージに関するパッケージ・レコードを含んでいる。
【0055】
例示の“パッケージ・テーブル”28の実施態様は、各パッケージに関して次の情報を含んでいる:すなわち(1)“パッケージ追跡状態ID”;(2)“パッケージ荷送状態ID”;(3)“実際の配達時刻”;(4)“配達先”情報;(5)“荷送日”;(6)“運送業者追跡番号”;(7)“システム追跡番号”;(8)“運送業者ID”;(9)“実際のパッケージ重量”;(10)“サービスの説明”;および(11)“パッケージのOID”である。これらのフィールドの内容については詳細を後述する。
【0056】
“システム・データベース・サーバ”20a〜20nは、“製品テーブル”30を維持している。一例とする“製品テーブル”30の実施態様は、各製品に関して次の情報を含んでいる:すなわち(1)“製品コード”−−製品のSKU等;(2)“製品カテゴリ”−−多くの場合は商人指定のグループ化メカニズム;(3)“商人”の“返品商品認証(「RMA」(Return Merchandise Authorization))番号”(例示の実施態様においては、各製品が対応するRMAを有している);(3)“製品の説明”;(5)“製品の製造者”;(6)“製品の品質”;(7)“製品の価格”;および(8)“製品の税額”である。
【0057】
また“システム・データベース・サーバ”20a〜20nは、“パッケージ履歴テーブル”28も維持しているが、それについての詳細は後述する。
【0058】
本発明の一例とする実施態様においては、可能な場合には必ず、運送業者指定の“追跡API(アプリケーション・プログラム・インターフェース)”を使用して追跡が実行される。“追跡API”に関して言えば、“運送業者”は、追跡要求のためのレイアウトをあらかじめ定義しており、また追跡要求応答のためのレイアウトをあらかじめ定義している。“システム”1は、その後、特定の運送業者によってあらかじめ定義されているレイアウトに従って追跡要求データを提供する。“システム”1が特定の“運送業者”から追跡要求応答データを受け取ったとき、“システム”1は、その特定の“運送業者”によってあらかじめ定義されている追跡要求応答レイアウトに従って、その応答データの構文解析を行う。各“運送業者”のシステムと通信するため、“システム”1は、個々の“運送業者”のウェブ・サーバ・システムに関する個々の“運送業者”のインターネットURLを使用し、それを用いて“運送業者”のウェブ・サーバ、たとえば23−2とのHTTP接続を行う。“運送業者”に応じて、“システム”1と“運送業者”のウェブ・サーバの、追跡要求および応答のインターフェースは、ハイパーテキスト・マークアップ言語(「HTML」)、拡張マークアップ言語(「XML」)、HTMLおよびXMLの両方、または“運送業者”によって指定された条件を使用したフォーマットおよびプログラムが可能である。
【0059】
本発明の一例とする実施態様においては、特定の“運送業者”がAPIをサポートしていない場合に、システムは、「ウェブ・スクラッピング」と呼ばれることもある代替アプローチを使用して追跡を実行する。ウェブ・スクラッピング・アプローチを使用して追跡を行うために、“システム”1は、“運送業者”のインターネット・ウェブサイトに対するHTMLクエリをフォーマットすることによって、その“運送業者”と通信する。“システム”1は、その“運送業者”のウェブサイトからのHTML応答を受け取り、構文解析を行うべくプログラムされている。ウェブ・スクラッピング・プロセスは、特定の“運送業者”のウェブサイトにおけるユーザの存在ならびにインタラクションをシミュレーションする。
【0060】
一実施態様においては、“バック・オフィス”プロダクト用の“返品マネージャ・サブシステム”が、Microsoft Internet Explorer(マイクロソフト・インターネット・エクスプローラ)バージョン5.01以降を必要とし;“顧客返品”ソフトウエアが、Netscape(ネットスケープ)バージョン4.0以降またはInternet Explorer(インターネット・エクスプローラ)バージョン4.0以降を必要とする。
【0061】
A. 返品マネージャ・サブシステムおよびユーザ・インターフェース−−商人の管理
図4a〜4cは、“返品システム”によって提供される“返品マネージャ・サブシステム”の一例の実施態様における、一例の“商人”の経験を図示したハイ・レベルのロジック・フロー図である。“返品システム”によって提供される“返品マネージャ・サブシステム・ユーザ・インターフェース”の一例の実施態様は、ハイ・レベルのメニューを提供し、各“商人”は、それを介して“返品システム”にアクセスすることができる。
【0062】
図5aは、本発明の一例の実施態様におけるメイン・メニューの一例およびサブメニュー階層構造の一例を示した図式表現である。ここで、当業者であれは理解されようが、図5aに示されているようなメニューは、使用可能な機能に対するダイレクト・アクセス、つまり順を追うシリアル・アクセスとは対極のアクセスを“商人/ユーザ”に提供する。したがって、さらにここでも当業者であれば理解されようが、図4a〜4cに示されているハイ・レベルのフロー図は、例示であって本発明の限定ではなく、そこに記述されている“商人”の機能に対するシリアル・アクセスを強要するものではない。
【0063】
図5bは、本発明の一例の実施態様における“商人”の“クライアント・マシン”、“返品マネージャ・ページ”、各種の“返品マネージャ・サブシステム”の機能、および“返品システム”サーバの間の返品マネージャ・サブシステムのインタラクションの実施態様を例示したハイ・レベルの相関図である。図5bに図示されているように、“返品マネージャ”の一部751は、“商人”のクライアント・マシン750上で動作する。“商人”は、“商人”のクライアント・マシン750を介して“返品マネージャ・ページ”752にアクセスし、メイン・メニューの“返品プロセス・オプション”99(図5a)から“返品マネージャ・サブシステム”機能の1つを選択する。
【0064】
図5bに図示されているように、“商人”が“返品マネージャ・ページ”752を通じてパスワードを入力し<766>、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用すると、続いてそれが“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用してパスワードの検証を行う<767>。
【0065】
“商人”は、“返品マネージャ・ページ”752から、“返品モニタ・オプション”114(図5a)または“返品ポリシー・ビルダ・オプション”107(図5a)を選択することができる。“商人”が“返品ポリシー・ビルダ・オプション”107(図5a)を選択した場合には、“システム”が“返品ポリシー・ビルダ・ページ”769を用いて“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rおよび“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用し、その“商人”に対して“返品モニタ”機能を提供するが、それについては図5cおよび5dを参照して説明を後述する。“商人”が“返品モニタ・オプション”114(図5a)を選択した場合には、“システム”が“返品モニタ・ページ”768を用いて“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rおよび“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用し、その“商人”に対して“返品モニタ機能”を提供するが、それについては図5eを参照して説明を後述する。
【0066】
図5bに図示されているように、“商人”は、“返品マネージャ・ページ”752から“返品ポリシー・ビルダ・オプション”107を選択することができる。図5cは、“商人”が“返品ポリシー・ビルダ・オプション”107を選択した後の、本発明の一例の実施態様における“商人”の“クライアント・マシン”と“返品システム”サーバの間の、“返品マネージャ・サブシステム”のインタラクションの実施態様を例示したハイ・レベルの相関図である。
【0067】
“商人”が“標準ポリシー・ビルダ”オプション108を選択した場合には、“返品マネージャ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“標準ポリシー・ビルダ”機能753にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“標準ポリシー・データ”754にアクセスする。
【0068】
“商人”が“返品荷送オプション・ビルダ”オプション109を選択した場合には、“返品マネージャ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“返品荷送オプション・ビルダ”機能755にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“返品荷送オプション・データ”756にアクセスする。
【0069】
“商人”が“返品質疑ビルダ”オプション110を選択した場合には、“返品マネージャ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“返品質疑ビルダ”機能757にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“返品質疑データ”758にアクセスする。
【0070】
“商人”が“ポリシー例外ビルダ”オプション111を選択した場合には、“返品マネージャ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“ポリシー例外ビルダ”機能759にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“ポリシー例外データ”760にアクセスする。
【0071】
“商人”が“ウェブ・ページ構成ビルダ”オプション112を選択した場合には、“返品マネージャ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“ウェブ・ページ構成ビルダ”機能761にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“ウェブ・ページ構成データ”762にアクセスする。
【0072】
“商人”が“e−メール応答ビルダ”オプション113を選択した場合には、“返品マネージャ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“e−メール応答ビルダ”機能763にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“e−メール応答データ”764にアクセスする。
【0073】
図5dは、本発明の一例の実施態様における“返品システム”データベース・サーバ20a〜20nと“返品ポリシー”データベース754、756、758、760、762、ならびに764の間の、“返品マネージャ・サブシステム”の“返品ポリシー・ビルダ・ページ”機能に関するインタラクションの実施態様を例示したハイ・レベルの相関図である。また図5dには、各データベース内にストアされているデータのタイプも示されている。たとえば、図5dに示されているように、“商人”の“ポリシー概要ステートメント”、“商人”の“返品期間”、“返金方法”、および“返金額”のポリシー775が、“標準ポリシー・データ”データベース754内にストアされている。“返品場所”、“主要返品センタ”、および“オンライン荷送オプション”776は、“返品荷送オプション・データ”データベース756内にストアされている。“返品質疑および応答”777は、“返品質疑データ”データベース758内にストアされている。“例外定義”778は、“ポリシー例外データ”データベース760内にストアされている。“返品ページ・リンク”779は、“ウェブ・ページ構成データ”データベース762内にストアされている。“状況”定義および対応するe−メール応答780は、“e−メール応答データ”データベース764内にストアされている。
【0074】
“商人”は、“返品マネージャ・ページ”752から“返品モニタ・オプション”114を選択することができる。図5eは、“商人”が“返品モニタ・オプション”114を選択した後の、本発明の一例の実施態様における“商人”の“クライアント・マシン”、“返品マネージャ・サブシステム”の“到来荷送観察”および“選択詳細観察”機能、および“返品システム”サーバの間の“返品モニタ・ページ”のインタラクションの実施態様を例示したハイ・レベルの相関図である。
【0075】
図5eに示されているように、“商人”が図7に示されるような到来荷送観察オプション116を選択した場合には、“返品モニタ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“到来荷送観察”機能770にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“到来荷送データ”771にアクセスする。
【0076】
図5eに示されているように、“商人”が詳細オプション、たとえば図46に示されているDetails(詳細)640を選択した場合には、“返品モニタ・ページ”が、“システム”の“ウェブ・サーバ”21m〜21rを使用する“詳細観察”機能772にアクセスし、続いてそれが、“システム”の“データベース・サーバ”20a〜20nを使用して“荷送詳細データ”773にアクセスする。
【0077】
“返品システム”内における“商人”の経験の説明を続けるが、“商人”は、図4aに示されているように“返品システム”にログオンを行う<100>。すでに述べたように、当業者であれば、“商人”のセットアップ、モニタ、追跡、およびそのほかの“商人”機能および“返品システム”とのインタラクションは、“返品マネージャ・サブシステム”および“ユーザ・インターフェース”を通じて提供されることを理解する必要がある。
【0078】
図6は、“返品システム”の一例の実施態様における一例の“ログオン・スクリーン(画面)”を示した図式表現である。“商人/ユーザ”は、“e−メール/ユーザID”120および“パスワード”121を入力し、画面上の「続ける」ボタン122をクリックすることが求められる。“商人/ユーザ”が“e−メール/ユーザID”120および“パスワード”121を入力すると、“返品システム”が、そのセキュリティ情報を、“システム”データベース22内に収められているセキュリティ情報に照らして確認する。“商人”が供給したセキュリティ情報が有効であれば、“返品システム”が“返品システム”のホーム・ページおよびメイン・メニューを表示する;有効でなければ、“返品システム”が“商人/ユーザ”に対して、提供されたセキュリティ情報が正しくないことを通知する。
【0079】
“商人/ユーザ”には、忘れてしまったパスワードを見つける方法123−1、あるいはそれに代えて忘れてしまったパスワードを、画面上の「回復」ボタン123−2を押すことによって回復する方法が示される。“商人/ユーザ”が、画面上の「回復」ボタン123−2を押した場合には、“返品システム”が、“商人”の提供した“e−メール/ユーザID”に関して“返品システム”のデータベース22をサーチする;それが見つかった場合には、“返品システム”が“e−メール/ユーザID”に関連付けされたパスワードを引き出し、そのパスワードとともに指定のe−メール・アドレスにe−メールし、“商人/ユーザ”に、パスワードに関してそのe−メールをチェックするべく通知する。“返品システム”が、“商人”の提供した“e−メール/ユーザID”を見つけられなかった場合には、それに応じて“商人”に通知を行う。
【0080】
“返品システム”にとってその“商人/ユーザ”がまったく新規である場合には、画面上の「申し込む」ボタン124−2をクリックすることによって申し込みを行うべく指示124−1が“商人/ユーザ”に与えられている。“申し込み”手続きにおいては、“商人/ユーザ”に、“商人”の会社名、ウェブ・サイトのURL、クレジット情報、支払い情報、たとえばクレジット・カードの番号および有効期限、「オンライン・ストア」の返品場所、物理的な小売店の返品場所を明らかにすることが求められる。申し込み情報の検証が済むと、パスワードが“商人”に割り当てられ、“返品システム”が、割り当てられたパスワードの通知を含む“商人”あてのe−メールを作成し、送信する。“商人/ユーザ”が有効なパスワードを入手した後は、“商人/ユーザ”は、返品システムに“ログオン”し、“商人”の“アカウント”をセットアップすることができる。
【0081】
図4aに戻るが、“商人”のログオンが完了すると、“返品システム”は、メイン・メニューを伴ったホーム・ページを表示する。図7は、“返品システム”の実施態様における一例の“返品システム”のホーム・ページを示した図式表現である。メイン・メニューは、“商人”がその“商人”独自のウェブ・サイトに戻るメニュー選択肢130を提供する。“返品システム”は、前述した“申し込み”手続きの間に“商人/ユーザ”によって提供されたウェブ・サイトのURLを伴う“商人”ウェブ・サイト・メニュー選択肢を供給する。
【0082】
またメイン・メニューは、“返品マネージャ”に関するメニュー選択肢131を提供する。“返品マネージャ”に関するサブメニュー選択肢は、図7に図示されたホーム・ページの本体135に示されている。“返品マネージャ”に関するサブメニュー選択肢は、“返品システム”のホーム・ページのデフォルト表示である;これらは、「返品マネージャ」メニュー・アイテム131が選択された場合にも表示される。
【0083】
さらにメイン・メニューは、「ログ・アウト」132、「ヘルプ」テキストの要求のメニュー選択肢133、およびメイン荷送システムのウェブ・サイトに対するリンクのためのメニュー選択肢134を提供する。
【0084】
図4aに戻るが、“商人/ユーザ”が“返品システム”へのログインに成功すると、図7に示されているようなホーム・ページ101が表示される。新規に受理された“商人/ユーザ”は、“会社情報”103、“ユーザ管理”情報104、および“返品センタ”情報105等の情報を供給することによって“アカウント・セットアップ”102を完成しなければならない。“アカウント・セットアップ”情報は、“アカウント・データベース”106(図4a〜4c)等の“システム・データベース”22内に保存される。
【0085】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が会社情報選択アイテム103を選択すると、“返品システム”は、“会社情報スクリーン(画面)”を表示する。図8は、本発明の一例の実施態様における一例の“会社情報スクリーン”の図式表現である。この“会社情報スクリーン”内においては、“商人/ユーザ”に、会社名140、ロゴのURL141、色の好み142、および「顧客・サービス」連絡先情報143の供給が促される。
【0086】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”がユーザ管理選択アイテム104を選択すると、“返品システム”は、“ユーザ管理スクリーン(画面)”を表示する。図9は、本発明の一例の実施態様における一例の“ユーザ管理スクリーン”の図式表現である。この“ユーザ管理スクリーン”内においては、“商人/ユーザ”に、ユーザ名の識別、およびそれらの名前とユーザID 145の関連付けが促される。また“商人/ユーザ”に、それぞれのアクセス権レベル150が割り当てられる“ユーザ名”を定義することが促される。たとえば“商人/ユーザ”に、返品モニタを実行する権限146が与えられる1ないしは複数の“ユーザ名”を指定すること;返品ポリシー・ビルダを実行する権限147が与えられる1ないしは複数の“ユーザ名”を指定すること;およびアカウント・セットアップを実行する権限148が与えられる1ないしは複数の“ユーザ名”を指定することが促される。さらに“商人/ユーザ”は、“ユーザ名”に関する「e−メール」連絡先および電話番号149を明らかにすることが促される。
【0087】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が返品センタ選択アイテム105を選択すると、“返品システム”は、“返品センタ・スクリーン(画面)”を表示する。図10は、本発明の一例の実施態様における一例の“ユーザ管理スクリーン”の図式表現である。“返品システム”は、“商人/ユーザ”に対して、1ないしは複数の“返品センタ”に関する情報の入力を促す。“返品センタ”情報には、たとえばセンタ名151、名宛人名152、1ないしは複数のアドレス行153、市、州、ジップ・コード154、国155、および電話番号156が含まれる。
【0088】
図4bに示されているように、“商人/ユーザ”が“アカウント・セットアップ”情報を提供した後は、“商人/ユーザ”は、“返品システム”に対して“商人”の“返品ポリシー”を定義することができる<107>。“返品ポリシー・ビルダ”107内において、“商人/ユーザ”は、“標準ポリシー”情報108、“返品荷送オプション”109、“返品質疑”110、“ポリシー例外”111、“ウェブ・ページ構成”情報112、および“e−メール応答”113を提供する。“返品ポリシー”情報は、“アカウント・データベース”106等の“システム・データベース”22内に保存される。
【0089】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が標準ポリシーメニュー・アイテム108を選択すると、“返品システム”は、“標準ポリシー・スクリーン(画面)”を表示する。図11は、本発明の一例の実施態様における一例の“標準ポリシー・スクリーン”の図式表現である。“返品システム”は、“商人/ユーザ”に対して、“ポリシー概要ステートメント”ウインドウ160を提供するが、その中には“商人”の包括的な返品ポリシーが記述されている。“返品システム”は、“商人”の“ポリシー概要ステートメント”からのテキストを、各顧客の返品プロセスの開始時において表示する。“ポリシー概要ステートメント”ウインドウ160は、テキスト、たとえば160−3のみを受け入れることも可能であり、あるいはテキスト内に埋め込まれたHTMLコマンド、たとえば160−1および160−2を処理して当該テキストを、最終的にその“商人”のオンライン・顧客に呈示する形にフォーマットすることもできる。“商人/ユーザ”は、上161−1および下161−2のスクロール・ボタンを使用して“ポリシー概要ステートメント”ウインドウ160内を移動することができる。“商人/ユーザ”はまた、画面上のプレビューボタン162を押すことによって“ポリシー概要ステートメント”のフォーマットされたテキストのプレビューを行うことができる。
【0090】
“商人/ユーザ”は、時間フレーム163および参照イベント165を入力することによって、“商人”が返品を受け付ける時間のウインドウ(「返品ウインドウ」)167を定義する。“返品システム”は、時間フレーム・スクロール・ダウン・メニューを提供し、“商人/ユーザ”は、時間フレーム・スクロール・ダウン・ボタン164を押すことによってそれにアクセスする。また“返品システム”は、許容可能な参照イベント・スクロール・ダウン・メニューを提供し、“商人/ユーザ”は、参照イベント・スクロール・ダウン・ボタン166を押すことによってそれにアクセスする。“商人/ユーザ”は、希望する選択肢の上にカーソルを置き、それをクリックすることによって時間フレームおよび/または参照イベントを選択する。時間フレームに関して言えば、時間フレーム・スクロール・ダウン・メニュー内にリストされた時間フレームのいずれも“商人”の返金ウインドウ・ポリシーに適合しない場合には、“商人/ユーザ”は、日を単位とする適切な数を入力することができる。なお、ここで述べた返品ウインドウ167の選択肢は例示であって、本発明の限定ではない。変形実施態様においては、“返品システム”が、“返品ウインドウ”スケールを提供し、そこから部分的な返金の計算を行うことができる。たとえば、30日以内に返品されたアイテムについては全額返金とし;30日を超え、60日を経過する前に返品されたアイテムであれば75%の返金とし;60日を超え、90日を経過する前に返品されたアイテムであればストア・クレジットのみとする。
【0091】
“商人/ユーザ”は、“返金方法”の選択肢の1つ:すなわち、「返金」169;「ストア・クレジットのみ」170;または「返金またはストア・クレジットの選択」171を選択することによって“商人”の「返金方法」168を定義する。ただし、ここに述べた“返金方法”の選択肢は例示であって、本発明の限定ではない。“返品システム”の変形実施態様のいくつかは、部分的な返金の選択を含む追加の選択肢を提供し、“商人”は、それに関する計算「返金額」172を、返品ウインドウのスケールと比較したときの実際の返品時間フレーム等のファクタに応じて定義することができる。
【0092】
“商人/ユーザ”は、“商人”の「返金額」の計算方法172を、返金に含められるオリジナル料金のコンポーネントを明らかにすることによって定義することができる;すなわち、「アイテムの価格」173;「アイテムに掛かる税額」174;および「オリジナル荷送料金」175である。だだし、ここに述べた「返金額」の計算方法172は例示であって、本発明の限定ではない。変形実施態様においては、“返品システム”によって、“商人/ユーザ”が定義し、返金額を変更することが可能な追加のコンポーネントを提供する。たとえば、パーセンテージを選択して入力し、それを用いて30日を超えて行われた返品に関する返金を減額することができる。さらに、上記の“返金ポリシー”のコンポーネントは、“商人”の標準の一般ポリシーに属している。変形実施態様においては、それらに加えて“商人/ユーザ”が、より低いレベルにおいて、たとえば製品カテゴリ定義レベルにおいて“返品”、“返金”および“交換”ポリシーを定義することができる。それに加えて、本発明の別の実施態様においては、“返品システム”が「販売」アイテムを認識する機能、および標準の一般的な、および/または製品カテゴリ・レベルのポリシーを「販売」ポリシー(最終販売アイテムに関しては返金を不要とするものなど)に置き換える機能を提供する。
【0093】
“商人/ユーザ”が“商人”の“返品ポリシー”を定義した後、“商人/ユーザ”は、画面上の保存ボタン177をクリックすることによって“ポリシー”定義を保存することができる。また“商人/ユーザ”は、画面上の取り消しボタン176をクリックすることによってその定義を取り消すことができる。
【0094】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が返品荷送オプション・メニュー・アイテム109を選択すると、“返品システム”が“返品荷送オプション・スクリーン(画面)”を表示する。図12は、本発明の一例の実施態様における一例の“返品荷送オプション・スクリーン”の図式表現である。
【0095】
“商人/ユーザ”は、この“返品荷送オプション・スクリーン”を使用して、アイテムの返品を行うことが可能な「返品場所」180を定義する。“商人”は、「オンラインのみ」アイテム181をチェックし、かつスクロール・ダウン・メニュー・ボタン183をクリックすることによりアクセス可能な返品センタのスクロール・ダウン・メニューから「主要返品センタ」182を選択することによって、オンライン・ストアへの返品を許可することができる。“返品システム”は、すでに説明したアプリケーション・プロセスの一部として“商人/ユーザ”によって供給された情報からこの返品センタのメニューを構築する。
【0096】
“商人”は、「すべての小売店」アイテム184をチェックすることによって、物理的な小売店の場所への返品を許可することができる。変形実施態様においては、“返品システム”が“商人/ユーザ”に、プル・ダウン・メニューが付随する“いくつかの小売りロケーション”を提供し、そこから“商人/ユーザ”は、オンライン購入による商品に関する返品が受け付けられる小売りロケーションを選択することができる。
【0097】
本発明の一実施態様においては、“商人”が、“商人”のオンライン・ストアを通じて購入された商品をはじめ、あるいはそれに代えて物理的な小売店のロケーションにおいて購入された商品に関する返品ポリシーを定義し、その結果その“商人”の顧客のすべてが、オンライン・サービスの容易性をもって希望しない商品の返品を行うことができる便宜を享受することが可能になる。
【0098】
図12に示されているような“返品荷送オプション・スクリーン”を使用し、“商人/ユーザ”は、「オンライン荷送オプション」185を定義する。“商人”が返品の荷送に関する費用の負担に同意する場合には、“商人/ユーザ”は、「商人負担」オプション186にチェックし、“商人”が支払いに応じる荷送運送業者ならびにサービス・オプション187−1〜190を選択する。“商人”が返品の荷送に関する費用の負担を望まない場合には、“商人”は、「顧客負担」オプション191をチェックし、“消費者”が選択して荷送することができる運送業者、たとえば192〜195を選択する。“商人”が「商人負担」オプション186および「顧客負担」オプション191をともに選択した場合には、“返品システム”は、「商人負担」オプション186を「正当と認められる」返品に適用し、「顧客負担」オプション191を「正当と認められない」返品に適用する。
【0099】
“商人/ユーザ”は、画面上の保存ボタン177をクリックすることによってその“返品荷送オプション”の選択を保存し、あるいは画面上の「取り消し」ボタン176をクリックすることによってそれを取り消す。
【0100】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が「返品質疑」メニュー・アイテム110を選択した場合には、“返品システム”が“返品質疑/応答ページ”を表示する。図13a〜13dは、本発明の一例の実施態様における一例の“返品質疑/応答ページ”の図式表現である。
【0101】
“返品質疑ビルダ”は、“商人”が、その顧客が商品を返品しようとしている理由を決定する質疑を定義するところである。“返品質疑ビルダ”は、応答ツリーをセットアップする。各質疑に対するそれぞれの返答ごとに、異なるアクションを示すことができる。“顧客返品”アプリケーション・ウィザードが順を追う形式で質疑を示し、応答ツリーによってセットされたプログラミング規則を自動的に遵守させる。
【0102】
各質疑は、チェック・ボックスをクリックすることによってイネーブルまたはディセーブル(一方もしくは他方の状態のみが可能)することができる。質疑のテキストは、質疑テキスト・ボックス内に入力する。“商人”は、返品されるそれぞれのアイテムごとに各質疑を尋ねるか、あるいはそれを1回の返品セッションについて1回だけとする選択肢を有する。
【0103】
それぞれの質疑ごとに対応する返答が存在する。返答見出しテキスト・ボックス内には、返答の見出しテキストを入力する。商人は、その後、応答ツリーを、返答→応答→次のアクション(1ないしは複数)という形式でセット・アップする。“商人”は、応答テキストを表示するか否かの選択肢を有する。
【0104】
“システム”は、さらに、“顧客返品”アプリケーションのフローをコントロールするアクションを提供する。ボタンが備わり、次のアクションのリストの編集を行うことができる。「次のアクション」リスト内の各エントリは、可能性のある次のアクションのリスト・ボックスを介して選択され、それには、たとえば(1)“商人”の返品質疑の1つの番号をnとして、番号「n」の“質疑を尋ねる”;(2)“返金を行う”;(3)“返金”を行わない;(4)“返品荷送料を負担する”;(5)“返品荷送料を負担しない”;(6)“交換荷送料を負担する”;(7)“交換荷送料を負担しない”;が含まれる。さらに、返答の編集および削除のためのボタンも備わっている。以下、これらの特徴について、より詳細に説明する。
【0105】
“商人/ユーザ”は、“返品質疑/応答ページ”を使用して返品ポリシーの質疑、質疑が尋ねられる状況、可能性のある返答の選択肢、および対応する応答を定義する。“商人/ユーザ”は、複数の質疑、たとえば「質疑1」 200(図13a)、「質疑2」 230(図13b)、「質疑3」 231(図13c)、「質疑4」 232(図13c)、「質疑5」 233(図13d)を定義する。“商人/ユーザ”は、次に「質疑1」 200に関して例示するように、それぞれの質疑ごとにいくつかの評価基準を定義する。
【0106】
図13aに図示されているように“商人/ユーザ”は、「オン」201または「オフ」202として最初の「質疑200」を定義する。“商人/ユーザ”は、最初の“質疑”のテキスト203を入力し、“返品システム”に対し、この最初の“質疑”を尋ねる方法の指示、つまり「返品を行おうとしているアイテムごとに尋ねる」204にするか、あるいは「1度の返品について1回だけ尋ねる」205にするかについての指示を与える。“商人/ユーザ”は、返品を行おうとしている消費者に指示を与える「返答の見出し」206を入力する。“商人/ユーザ”は、1ないしは複数の“返答の選択肢”、たとえば207、212、216、220を入力する。各“返答の選択肢”、たとえば207について、“商人/ユーザ”は、応答テキスト208を入力し(“商人/ユーザ”は、上および下のスクロール・ボタン、たとえば209−1および209−2を使用してその中を移動することができる);“応答”テキストを表示するか否かの指示210を与え(チェック:表示;空白:表示なし);“フォロー・アップ・インストラクション”、たとえば211−1、211−2、211−3(図13a)を与える。“フォロー・アップ・インストラクション”は、あらかじめ設定済みのキーワード・インストラクションであり、それについては図14との関係から説明する。“商人/ユーザ”は、「フォロー・アップの編集」リンク、たとえば211−4(図13a)上をクリックし、図14との関係から後述する“フォロー・アップ・アクション・スクリーン(画面)”を表示し、それを介して“商人/ユーザ”は、特定の“質疑”に対する特定の“返答の選択肢”に関する特定の“返品応答”に適した“フォロー・アップ・アクション”を定義する。図13aに図示されている“フォロー・アップ・インストラクション”、たとえば211−1、211−2、および211−3は、図14との関係から後述する“フォロー・アップ・アクション・スクリーン”に対する“商人/ユーザ”の“フォロー・アップ・アクション”の入力から引き出される。
【0107】
図13bに示されているように、“商人/ユーザ”は、画面上の「返答の選択肢の追加/削除」ボタン224をクリックし、特定の“返答の選択肢”を追加または削除することができる。“商人/ユーザ”は、「顧客のコメント・フィールドの追加」225をチェックし、“顧客”によるテキストのコメントの入力を可能にするウインドウを表示することができる。
【0108】
図13dに図示されているように、“商人/ユーザ”は、画面上の保存ボタン177をクリックすることによって“返品質疑”および“応答”を保存するか、あるいは画面上の取り消しボタン176をクリックすることによって“返品質疑”および“応答”のセッティングを取り消すことができる。
【0109】
“商人/ユーザ”は、特定の“返品応答”、たとえば208に対応する「フォロー・アップの編集」リンク、たとえば211−4(図13a)をクリックすることによって、各“返品応答”に関する“フォロー・アップ・アクション”を編集することができる。図14は、本発明の一例の実施態様における特定の“質疑”に対する特定の“返答の選択肢”に関する特定の“返品応答”に対応する“フォロー・アップ・アクション”の構成を例示した図式表現である。図14に図示されているように、特定の“質疑”に対する特定の“返答の選択肢”に関する特定の“返品応答”について、“商人/ユーザ”は:「はい」241、「いいえ」242、または「未決定」243をクリックすることによって「返金の有無」240を選択し;「はい」245、「いいえ」246、または「未決定」247をクリックすることによって「返品荷送料の支払いの有無」244を選択し;「はい」249、「いいえ」250、または「未決定」251をクリックすることによって「交換荷送料の支払いの有無」248を選択し;「はい」253、「いいえ」254、または「その他のe−メール」255をクリックすることによって「商人の顧客・サービス・レポートの通知(の有無)」252を選択し;さらに、「追加の質疑の有無」257を選択し、追加の質疑を行う場合には、いずれの質疑を行うか、たとえばQ1 258〜Q10 267を選択する。図示の実施態様においては、“フォロー・アップ・アクション・スクリーン”に入ったときの“質疑”の“質疑番号”に先行するか、それに等しい“質疑”番号を伴う質疑を、次の質疑として選択することができない。
【0110】
“商人/ユーザ”は、画面上の「フォロー・アップ・アクションを追加」ボタン268をクリックすることによって“フォロー・アップ・アクション”を追加する。“商人/ユーザ”は、画面上の保存ボタン177をクリックすることによって、入力した“フォロー・アップ・アクション”を保存するか、あるいは画面上の取り消しボタン176をクリックすることによって、入力した“フォロー・アップ・アクション”を取り消す。
【0111】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が「ポリシー例外」メニュー・アイテム111を選択すると、“返品システム”が“ポリシー例外スクリーン(画面)”を表示する。図15は、本発明の一例の実施態様における一例の“ポリシー例外スクリーン”を示した図式表現である。“ポリシー例外スクリーン”は、“商人/ユーザ”のための“ポリシー例外”機能の使用を説明した説明テキスト270を表示する。“商人/ユーザ”は、“ポリシー”の「例外カテゴリ」271、「例外アイテム」272、または「顧客例外」273を選択することができる。
【0112】
“商人/ユーザ”が“ポリシー”の「例外カテゴリ」リンク271をクリックした場合には、“返品システム”が“例外カテゴリ・ページ”を表示する。図16は、本発明の一例の実施態様における一例の“例外カテゴリ・ページ”の最初のスクリーン(画面)を示した図式表現である。図16に示されているように、“返品システム”は、“商人/ユーザ”が特定のアイテムのグループに関して特別な返品プロセスを定義する方法を説明した説明テキスト280を表示する。“商人/ユーザ”は、複数の製品カテゴリ281〜300を入力することができる。“例外カテゴリ”のエントリを取り消すためには、“商人/ユーザ”は画面上の取り消しボタン176をクリックする。“例外カテゴリ”の定義を続けるためには、“商人/ユーザ”は画面上の「次のステップ >>」ボタン301をクリックする。
【0113】
“商人/ユーザ”が画面上の「次のステップ >>」ボタン301をクリックすると、“返品システム”が図17aおよび17bに示されているような“ストア・カテゴリ・スクリーン(画面)”を表示する。図17aに示されているように、前述した“例外カテゴリ”281〜300内で定義された各“ストア・カテゴリ”が示され、“商人/ユーザ”は、サブカテゴリ、たとえば302〜309を識別することができる。適切な場合には、“商人/ユーザ”は、特定の“カテゴリ”、たとえば281に関し、「第2レベルのサブカテゴリ」リンク、たとえば310をクリックすることによって、製品をさらに下のサブカテゴリに分けることができる。その後“商人/ユーザ”は、“例外カテゴリ”および/または“サブカテゴリ”を使用して、さらに“返品質疑”および“応答”をカスタマイズすることができる。
【0114】
“カテゴリ”および/または“サブカテゴリ”を保存する場合には、“商人/ユーザ”は画面上の保存ボタン177(図17b)をクリックする。“カテゴリ”および/または“サブカテゴリ”を取り消す場合には、“商人/ユーザ”は画面上の取り消しボタン176(図17b)をクリックする。
【0115】
類似の方法に従って、“商人/ユーザ”は、特定の“アイテム”および/または“顧客”に関する“例外ポリシー”を定義することができる。“商人/ユーザ”が「例外アイテム」272の選択肢(図15)をクリックした場合には、“商人/ユーザ”に複数の“アイテム名”、ID、または“説明”、たとえばSKUを入力する例外アイテム・スクリーン(画面)が表示される。“商人/ユーザ”が「顧客例外」273の選択肢(図15)をクリックした場合には、“商人/ユーザ”に複数の“例外顧客”のIDを入力する“顧客例外スクリーン(画面)”が表示される。
【0116】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が「ウェブ・ページ構成」メニュー・アイテム112を選択した場合には、“返品システム”が“ウェブ・ページ構成スクリーン(画面)”を表示する。図18aおよび18bは、本発明の一例の実施態様における一例の“ウェブ・ページ構成スクリーン”を示した図式表現である。“商人/ユーザ”は、この“ウェブ・ページ構成スクリーン”を使用して“URL”320、“取り消しURL”321、“終了URL”322、“タイトル・フォント”323、“フォント”324、“ページ背景色”325、“陰影色”326、“タイトル・バーの色”327、“タイトル・フォントの色”328、“ホバー・テキスト”329、“イメージ名”330、“イメージ・テキスト”331、“サイト・テキスト”332、“ユーザID”333、“パスワード”334、“ヘッダ”HTMLテキスト335(上下に移動するスクロール・ボタン336−1および336−2を伴う)、“フッタ”HTMLテキスト337(上下に移動するスクロール・ボタン338−1(図18a)および338−2(図18b)を伴う)、および“インテグレーション・ノート”339(上下に移動するスクロール・ボタン340−1および340−2を伴う)を定義することができる。“商人/ユーザ”は、“ウェブ・ページ構成”のセッティングをキャンセルするときには画面上の取り消しボタン176をクリックすることにより、“ウェブ・ページ構成”のセッティングを保存するときには画面上の保存ボタン177をクリックすることによりそれを行う。
【0117】
一実施態様においては、“返品システム”によって求められるデータに関するデータ名への“商人”の“オンライン”システムのタグ名からの「マッピング」を供給することが“商人/ユーザ”に促される。“商人”は、特定のデータに関するデータ・タグ名を、その“商人”の“オーダー・マネジメント・システム”内に供給する。返品要求を処理するために“返品システム”によって求められる各データ・アイテムについて、“返品システム”は、必要なデータの名前および説明を示し、“商人/ユーザ”に対して対応するデータ・タグ名の供給を促す。その種の一実施態様においては、“返品システム”が、その“商人”によって“ウェブ・ページ構成スクリーン”内において供給された情報に従って、その“商人”の“オンライン”ストア・システムにアクセスしてマッピング情報を確認し、さらに供給されたマッピング情報が正しくないときには、“商人/ユーザ”にそれを通知する。
【0118】
図18aおよび18bに図示されている本発明の一例の実施態様においては、“商人”のマッピング情報がアプリケーション・プロセスの一部としてオフ−ラインで供給され、“商人/ユーザ”に“返品システム”に関するパスワードを割り当てる前に、システム内にハード−コーディングされる。
【0119】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が「e−メール応答」113を選択した場合には、“返品システム”が“e−メール応答スクリーン(画面)”を表示する。図19は、本発明の一例の実施態様における一例の“e−メール応答スクリーン”を示した図式表現である。“商人/ユーザ”が“顧客”に送信するe−メールのテキストを編集する機会を得ることを希望する場合には、“商人/ユーザ”は、顧客オプション350をクリックする。“商人/ユーザ”が“商人”に送信するe−メールのテキストもしくはそのほかのフィールドを編集する機会を得ることを希望する場合には、“商人/ユーザ”は、「商人」の選択肢351をクリックする。
【0120】
“返品ポリシー・ビルダ”機能に関する1つのコンポーネントは、交通巡査のように作用して“顧客返品”アプリケーション内におけるロジック・フローを指示する状態応答テーブルである。このテーブルは、次に示す要素から構成される。
【0121】
(A)“状態テーブル”−−応答が必要になると見られる、すべての可能性のある状況のリストを含む。たとえば:(1)“商人”が返品荷送料を負担する;(2)“顧客”が返品荷送料を負担する;(3)“顧客X”が返品要求を行う;(4)“製品Z”が返品のために選択される;(5)“製品”カテゴリyが返品のために選択される;および(6)“誤った”アイテムを受領した;といったものがある。
(B)“応答テーブル”−−システムが取り得る、すべての可能性のあるアクションのリストを含む。たとえば:(1)“返金を行う”;(2)e−メール・フォーマットNにより“応答”する;(3)“返品荷送料を支払う”;(4)質疑Nを“尋ねる”;および(5)応答Zにより“返答”する;といったものがある。
(C)“状態−応答テーブル”−−すべての有効な状態−応答ペアのリストを含む。
【0122】
本発明の一実施態様においては、状態応答テーブルが3次元マトリクスであり、その基本的な実施態様を図13eに示す。図13eは、本発明の一例の実施態様における3次元“状態応答マトリクス”の一例の構成を示した図式表現である。図13fは、本発明の一例の実施態様における“質疑テーブル”の一例の構成を示した図式表現である。図13gは、本発明の一例の実施態様における“インストラクション・テーブル”の一例の構成を示した図式表現である。図13hは、本発明の一例の実施態様における“応答テーブル”の一例の構成を示した図式表現である。ただし、図13e〜13hに示した質疑、応答、およびインストラクションの構成は、例示のためのものであり、本発明を限定することはない。
【0123】
図13eに例示した実施態様に示されているように、3次元“状態応答マトリクス”は、以下を含む。
【0124】
(1)返品質疑のセット、たとえば234−1−a、234−2−a、...、234−xx−a、を定義する第1の次元;
(2)各返品質疑について、その返品質疑に対応する返品質疑応答のセット、たとえば質疑234−1−aに対応する応答235−1−aならびに235−2−a;質疑234−2−aに対応する返品質疑応答235−3−a、235−4−a、ならびに235−5−a;および質疑234−xx−aに対応する応答235−6−aならびに235−7−a;を定義する第2の次元;および、
(3)各返品質疑に対する各返品質疑応答について、その返品質疑に対応する返品質疑応答に対応するコンピュータ・システムに対するインストラクションのセット、たとえば質疑234−1−aに対する応答235−1−aに対応するインストラクション236−1−aならびに236−2−a、を定義する第3の次元。
【0125】
“システム”は、“ポリシー・ビルダ”機能のスクリーン(画面)、たとえば図13a〜13dに示されているスクリーンに対する“商人”の入力を使用して“状態応答マトリクス”内を埋める。
【0126】
図13e〜13hに例示されている実施態様においては、各“質疑”、たとえば234−1−aが、図13fに示されているような“質疑テーブル”内の1つのエントリに対応している。“質疑”エントリ234−1−aは、対応するテキスト・エントリ、たとえば234−1−bを有しており、“システム”は、それを使用して参照された質疑、たとえば234−1−aを消費者に向けて表示する。
【0127】
図13e〜13hに例示されている実施態様においては、各“応答”、たとえば235−1−aが、図13hに示されているような“応答テーブル”内の1つのエントリに対応している。“応答”エントリ235−1−aは、対応するテキスト・エントリ、たとえば235−1−bを有しており、“システム”は、それを使用して参照された質疑、たとえば234−1−aに対して可能性のある応答、たとえば235−1−aならびに235−2−aに関するテキスト235−1−bならびに235−2−bを消費者に向けて表示する。
【0128】
消費者が商品の少なくとも1つのアイテムを返品するために商品の返品要求を入力すると、システムは、その要求を受け取り、状態応答テーブルを使用してその消費者とのインタラクティブなやりとりをスクリプトする。
【0129】
“システム”は、商人のあらかじめ設定済みの返品ポリシーを消費者とのインタラクティブなやりとりをスクリプトすることによって適用する。“システム”は、消費者の応答に従って、かつ状態応答テーブル内に定義されている論理的な関係に従って、商人が“返品ポリシー・ビルダ”機能を完了する間にその商人が定義した質疑を論理的な順序で表示することによって、消費者とのインタラクティブなやりとりをスクリプトする。
【0130】
図13e〜13hに例示されている実施態様に関する説明的な例においては、“システム”が、商人によって設定された返品質疑のセットから、最初の質疑234−1−aのテキスト234−1−bを表示する。“システム”は、この最初の質疑に応答した消費者からの返答を受け取る。続いて“システム”は、最初の質疑に対する消費者の返答と、その最初の質疑に対応する返品質疑応答のセットを、一致が見つかるまで比較する。その後“システム”は、コンピュータ・システムに対して、一致した返品質疑応答に対応するインストラクションのセット内の各インストラクションの実行を指示する。
【0131】
図13i−1および13i−2は、本発明の一例の実施態様における、商人があらかじめ設定した返品ポリシーのロジックを適用するためのロジックのフローを示したハイ・レベルのフロー図である。図13i−1および13i−2に示されているように、“システム”は、“質疑”番号変数、たとえば「X」を「1」に初期化する<237>。“システム”は、“状態応答テーブル”312にアクセスして“質疑X”に関するサブマトリクスを検索し;続いてシステムは、“質疑X”のサブマトリクスを使用して“質疑X”に対応する“質疑テーブル”313からのテキストを表示し<238>、それとともに、応答テーブル314から検索した質疑Xに対応する各応答に関するテキストおよび選択ボタンを表示する<239>。
【0132】
“消費者”は、表示された“質疑X”に対して、表示された応答から選択を行うことによって返答する<274>。続いて“システム”が、選択された応答の返答を使用して、“状態応答マトリクス”内の対応する応答エントリにアクセスし;“システム”は、選択された応答の返答に関する、“状態応答マトリクス”内のインストラクション・エントリのそれぞれを連続的に使用し、“インストラクション・テーブル”315にアクセスして適切なインストラクションを検索する<275>。
【0133】
図13i−2に示されているように、“システム”は、特定の応答エントリに関する各インストラクションを実行する<276>。次に“システム”は、吟味を行って、そのインストラクションが“システム”に対して、質疑を尋ねることを指示しているか否かを判断する<277>。指示している場合には、“システム”は“質疑”変数「X」を“インストラクション・テーブル”内のインストラクション・エントリによって示された“質疑”番号セッティングにセットし<279>、示された“質疑”用の“状態応答マトリクス”にアクセスし、示された“質疑”用の“質疑”および“応答”の選択肢を表示する<238>。そのインストラクションが“システム”に対して、“質疑”を尋ねることを指示していない場合には、“システム”が、実行するべきインストラクションが残っているか否かを判断するチェックを行う<278>。残っている場合には、“システム”が、継続して次のインストラクションを実行する<276>。残っていなければ、“システム”は、商人の“返品ポリシー”の適用が完了したものと認識する<311>。
【0134】
本発明の一実施態様においては、“システム”が、“ポリシー”レベルにおける“ポリシー例外カテゴリ”および“サブカテゴリ”(つまり、すべての“返品質疑”に適用される例外)を用意している。“ポリシー”レベルにおいては、“システム”が、商人に対して、例外としない製品カテゴリおよびサブカテゴリに関する“質疑”、“応答”、およびインストラクションから区別される、例外とする製品カテゴリおよび/またはサブカテゴリに関する例外“質疑”、“応答”、およびインストラクションを指定する機能を提供する。
【0135】
本発明の別の実施態様においては、“システム”が、“質疑”レベルにおける“ポリシー例外カテゴリ”および“サブカテゴリ”を用意している。“質疑”レベルにおいては、“システム”が、商人に対して、例外としない製品カテゴリおよびサブカテゴリに関する“応答”とインストラクションから区別される、例外とする製品カテゴリおよび/またはサブカテゴリに関する例外“応答”とインストラクションを指定する機能を提供する。
【0136】
さらに別の実施態様においては、“システム”が、“応答”レベルにおける“ポリシー例外カテゴリ”および“サブカテゴリ”を用意している。“応答”レベルにおいては、システムが、例外としない製品カテゴリおよびサブカテゴリに関する特定の応答のためのインストラクションから区別される、例外とする製品カテゴリおよび/またはサブカテゴリに関する例外インストラクションを指定する機能を提供する。
【0137】
図13jは、本発明の一例の実施態様における一例の“状態応答”フローを図示したハイ・レベルのデータおよびロジック関係図である。この図13jに示されているように、“ポリシー・データベース”800は、“ポリシー・ビルダ・サブシステム”769の“標準ポリシー”機能753を介して“商人”によって維持される“ポリシー・データ”754を含む。“ポリシー・データベース”800は、“返品質疑”機能757を介して“商人”によって維持される“状態応答データ”758−2および“返品質疑データ”758−1を含む。“ポリシー・データベース”800は、“ポリシー例外”機能759を介して“商人”によって維持される“ポリシー例外データ”760を含む。“ポリシー・データベース”800は、“返品センタ”機能755を介して“商人”によって維持される“返品センタ・データ”758を含む。“ポリシー・データベース”800は、“e−メール応答機能”763を介して“商人”によって維持される“e−メール応答”データ764を含む。“ポリシー・データベース”800は、“ウェブ・ページ・リンク”機能761を介して“商人”によって維持される“ウェブ・リンク”データ762を含む。
【0138】
図13jに示されているように、“消費者返品サブシステム”820は、“商人”の“標準返品ポリシー”を表示する<791>。次に、“ポリシー・データベース”800内に用意されているような“商人”の“返品ポリシー”に従って、“消費者返品サブシステム”820のコントローラ792が、適切なデータベース754、758−1、758−2、760、758、764、および762から適切な規則を選択し<793>、“消費者”に質疑を行い、規則および消費者の応答ならびにアクションに基づいて適切な規則を適用し<794>、規則および消費者の応答ならびにアクションに基づいて例外を表示し<795>、規則および消費者の応答ならびにアクションに基づいて荷送オプションを表示し<796>、規則および消費者の応答ならびにアクションに基づいて自動化されたe−メール・メッセージを送信し<797>、かつ規則および消費者の応答ならびにアクションに基づいて適切なウェブ・リンクを実行する<798>。
【0139】
“商人/ユーザ”が“商人”の“アカウント”および“返品ポリシー”をセットアップした後は、その“商人”のオンライン・ストア・ウェブ・サイト内から“顧客”が“返品システム”を使用する準備が整う。
【0140】
B. 消費者の返品
図20a〜20cは、本発明の“返品システム”の一例の実施態様に伴う、“商人”の“オンライン”ストア内からの“消費者”の経験に関するハイ・レベルのロジック・フローを例示したロジック・フロー図である。図20a〜20cに関して以下に説明する各機能は、その後に続く図面内に示されている例示のオンライン・スクリーン(画面)の関係から説明されている。
【0141】
特定の“商人”の“オンライン”ストア内から“消費者”(ここでは、「荷送者」あるいは「顧客」と呼ぶこともある)は、“消費者”の“オーダー履歴”にアクセスすることができる<360>。前述したように、“消費者返品サブシステム”は、“商人”の“オンライン”ストア内から“消費者”によってアクセスされる。すでに説明したが、当業者であれば、この“返品システム”と“消費者”のインタラクションが、この“返品システム”によって提供される“消費者返品サブシステム”を介して提供されることをここで理解する必要がある。
【0142】
図21は、特定の“商人”の“オンライン”ストア内における特定の“顧客”に関する一例の“オーダー履歴”表示を示した図式表現である。一例の“商人”の“オンライン・ストア”においては、図21に示されているように、“商人”がその“商人”のロゴ(Merchant Logo)380を表示する。この例の“商人”の“オンライン・ストア”は、たとえば「Welcome」(ご案内)、「Online Merchandise」(オンライン商品)、「Catalog Merchandise」(カタログ商品)、「Place Orders」(オーダー)、「Return Merchandise」(商品の返品)等といったオプションのメイン・メニュー382を提供する。さらに、この例の“商人”の“オンライン・ストア”においては、各“ページ”が、選択されたメイン・メニュー・選択肢に適切な機能を提供するオプションの“サブメニュー”381を提供する。以下に説明する例示の図面においては、“消費者”が“商人”の“オンライン・ストア”に入り、さらに、たとえば“商品返品”ページに入る。“商人”の“オンライン・ストア”は、“商品返品”ページに適切な“サブメニュー”選択肢381を用意しており、それにより“消費者”は、その“消費者”の“オーダー履歴”を閲覧すること、および“消費者返品サブシステム”にアクセスして商品を返品することが可能になる。
【0143】
図21に示されている一例の“オーダー履歴”表示においては、特定の“消費者”の「荷送済みオーダー」400として、たとえば401−1〜401−7がリストされている。図21に示されているような“オーダー履歴”から、“消費者”は、特定のオーダー番号、たとえば401−1を、たとえばオーダー番号401−1の上でカーソルをクリックすることによって選択することができる。
【0144】
オーダーを戻すため、あるいは特定のオーダーの中からアイテムを返品するために、“消費者”は、特定のオーダー番号、たとえば400を選択する。オーダー番号400を選択すると、図20aに示されているように、“商人”の“オンライン”ストア・システムが“オーダー要約”を表示する<361>。図22は、本発明の一例の実施態様における特定の“商人”の“オンライン”ストア内からの特定の“消費者”に関する特定の“オーダー番号”対応の一例の“オーダー要約スクリーン(画面)”を示した図式表現である。
【0145】
図20aに示した本発明の一例の実施態様は、“商人”の“オンライン”ストア・システムが“返品システム”の“追跡データベース”115(“返品システム”のデータベース22の一部)にアクセスし、“消費者”の“オーダー履歴”ならびに“オーダー要約”情報を提供することを示している。変形実施態様においては、“消費者”の“オーダー履歴”ならびに“オーダー要約”情報を埋めるために必要な情報が、“商人”のストア独自のデータベース内に収められている。
【0146】
図22に示されているように、“返品システム”のアイコン、たとえば402が“オーダー要約スクリーン”上に表示される。特定のアイテムまたは回数のセットを返品するために、“消費者”は、“返品システム”のアイコン402をクリックする。以下に図示されているように、“消費者”が“返品システム”のアイコン402をクリックすると、それによって“返品サービス・スクリーン(画面)”が表示される。図23aは、本発明の一例の実施態様における一例の“商人”の“オンライン”ストア内の“消費者返品サブシステム”によって提供される一例の“返品サービス・スクリーン”を示した図式表現である。
【0147】
図23aに一例を示したような“返品サービス・スクリーン”内においては、“商人”の“標準ポリシー概要ステートメント”420(たとえば図11に示した160)が、図20aに示した“返品システム”の“アカウント・データベース”106から“商人”の“ポリシー概要”ステートメントを取り出すことによって表示される<362>。図23aに示されているように、チェック・ボックス、たとえば421−1〜421−7が、オーダー済みの各アイテム、たとえば404−1〜404−7の隣に表示される。特定のアイテムまたは回数のセットを返品するために、“消費者”は、図20aに示されているように、返品予定のアイテムを選択しなければならない<363>。図23aに示されているように、特定のアイテム、たとえば404−7の返品を希望している“消費者”は、そのアイテムに関連付けされているチェック・ボックス421−7をチェック(複数アイテムの場合には複数のボックスをチェックすることができる)した後、画面上の「次のステップ >>」ボタン422をクリックする。
【0148】
図23bは、本発明の一例の実施態様における“返品システム”フローの概略フローを図示したハイ・レベルのデータおよびロジック・フロー図である。図23bに示されているように、“商人”は、“返品マネージャ・サブシステム”752を使用して、その“商人”の返品ポリシーを“返品ポリシー・データベース”800内に確立する。“消費者返品サブシステム”は、“商人”の標準返品ポリシーを表示し<791>、図13jに関連して詳細を前述したように、例外を含め、適切な返品規則を適用しつつ、“消費者”に適切な返品質疑を順次与える<794>。その後“消費者”は、本発明の一例の実施態様において、“返品処理サブシステム”815によって提供される“システム”の荷送機能802を使用して商品の返品荷送を行う<801>。“返品”荷送プロセスは、返品されるパッケージに返品追跡番号を割り当てる<803>。“返品処理サブシステム”は、“バックグラウンド追跡エージェント”804を提供し、それが返品追跡番号のリストに周期的にアクセスし、非同期的な態様で“システム”の複数運送業者追跡機能805を使用して“システム”の追跡サーバ、たとえば21s〜21z(図3aに図示)にアクセスし、かつ返品追跡データベース771、773を埋める。“システム”は、“返品処理サブシステム”の“複数運送業者”追跡機能805に対する“消費者返品サブシステム”のアクセスを介して、“消費者”に返品荷送の追跡806を提供する。“複数運送業者追跡”機能については、さらに詳細を後述する。
【0149】
“バックグラウンド追跡エージェント”804が“追跡データ”771、773を埋めた後は、“商人”は、“要約追跡”情報(“要約追跡”情報については図46に示し、詳細を後述する)を表示<809>する“到来返品マネージャ”808を介して“到来荷送”を観察することができる。“商人”は、たとえば図46の640で示されるように、“荷送詳細”の要求<810>を行うことが可能であり、それを行った場合においては、“返品マネージャ・サブシステム”が、“到来追跡詳細”(“到来追跡詳細”については図48に示し、詳細を後述する)を表示<811>することになる。
【0150】
“システム”内における“消費者”の経験の説明を続けるが、“消費者”が画面上の「次のステップ>>」ボタン422を押すと、図20aに示されているように、“返品システム”が“消費者”に、“商人”の“オンライン”ストア・システム内の“消費者返品サブシステム”を通じて、“商人”の“返品質疑”に返答すること、および要求されている“返品理由”を提供することを促す<364>。
【0151】
図23cは、本発明の一例の実施態様における“消費者”の“クライアント・マシン”、“顧客返品ページ”、各種の“顧客返品サブシステム”機能、および“返品システム”サーバの間の顧客返品サブシステムのインタラクションの実施態様を例示したハイ・レベルの相関図である。図23cに示されているように、“消費者返品サブシステム”の一部901が“消費者”(ここでは“顧客”と呼ぶこともある)の“クライアント・マシン”900上で動作する。“消費者”が“商人”のオンライン・ストアにアクセスすると、その“商人”のメニュー・オプションによって“消費者”は、その“商人”のオンライン・ストア内から“消費者返品ページ”902にアクセスすることが可能になる。“消費者返品ページ”から“消費者”は、“消費者返品”機能、たとえば:“標準ポリシー”データ754からの“商人”の“標準ポリシー”の表示ならびに返品できるアイテムの表示<903>;返品の理由に関する“消費者”へのプロンプト<904>;パッケージの返品に利用する運送業者およびアイテムのパッケージング等の荷送情報に関する“消費者”へのプロンプト<905>;パッケージの荷送の仕上げ<906>;および返品ラベル・データベース908内に、追跡番号等の荷送ラベル情報をセーブしている荷送ラベルのプリント<907>といった機能にアクセスすることができる。“返品マネージャ・サブシステム”の場合と同様に、“消費者返品サブシステム”は、“返品システム”のウェブ・サーバ21m〜21rを使用して“消費者”とインタラクションを行い、“返品システム”の“データベース”サーバ20a〜20nを使用して“ポリシー・データベース”800内の各種のデータベース、すなわちインタラクションに関する情報の供給に必要なデータベースにアクセスする。
【0152】
図24は、本発明の一例の実施態様における一例の“返品サービス返品理由スクリーン(画面)”を示した図式表現である。図24に示されているように、返品予定421−7として選択されたアイテム404−7に関する、選択された“オーダー”401−1に対し、“商人”の“質疑”206が尋ねられ、“消費者”に、選択肢427−1〜427−4に関する許容可能な返答216、207、212、および220が示される。上および下のスクロール・ボタン426−1および426−2を伴う“消費者・コメント”ウインドウ425が提供され、“消費者”は、その中に説明的な記述を書き込むことができる。図20aに示されているように、“返品システム”は消費者の返品理由と“商人”の“返品ポリシー”を比較する<365>。
【0153】
図20cに示されるように、“商人”の“返品ポリシー”に従って、“消費者”の“返品理由”が「正当と認められる」場合には、“返品システム”がその返品(および“商人”の“返品ポリシー”に従って返品の荷送に関する支払い)を認め<369>、“返金の額”を計算し、かつ“消費者”に対して、“ラベルの発行”<370>および“荷送ラベルのプリント”<371>を許可し;“返品システム”から“消費者”に謝意を示し<372>、“パッケージ返品荷送済み”e−メールを“準備する”<373>。
【0154】
図24に示されているように、“返金の額”172は、“商人”によって選択された標準ポリシーに基づいて計算される(図11に示されているように、返金の額172=アイテムの価格173+アイテムの税額174)。“消費者”が特定アイテムに関する“返品理由”を完成すると、“消費者”は、画面上の「次のステップ>>」ボタン422をクリックする。
【0155】
図25は、本発明の一例の実施態様における一例の“返品要約スクリーン(画面)”を示した図式表現である。“返品要約スクリーン”は、“商人”の“返品質疑”206(図24)および可能性のある“返品の返答”216、207、212、および220(図24)に応答した“消費者”の“返品理由”427−3(図24)に適した“商人”の“応答”213−1(図25)を表示する。“返品要約スクリーン”は、返品されるアイテムのアイテム説明404−7、“返品の理由”212、および“消費者”のコメント425を表示する。また“返品要約スクリーン”は、そのアイテムの価格173および計算された“返金の額”172も表示する。
【0156】
引き続き図25を参照するが、“返品要約スクリーン”は、“消費者”に、“商人”が用意した“運送業者”の選択肢187−1、188−1、190、および184のうちの1つの選択を促す。“返品要約スクリーン”はまた、“消費者”に、アイテムがオリジナルのパッケージで返品されるか否かを示すこと、つまり433または434の指定432を促す。画面上の「次のステップ>>」ボタン422を押すことによって、“返品システム”は、“ラベル作成スクリーン(画面)”を表示する。
【0157】
図26は、本発明の一例の実施態様における一例の“ラベル作成スクリーン”を示した図式表現である。図26に示されている一例の“ラベル作成スクリーン”は、“消費者”に、“返品パッケージ”の荷送の準備が整ったことを示し<440>、“消費者”に、“消費者”によって選択された“運送業者”(図25の431)に応じたそのパッケージ用の荷送ラベルを作成する方法を指示する<441>。
【0158】
“消費者”が、“ラベル作成スクリーン”上の画面上の「次のステップ>>」ボタン422を押すと、“返品システム”が、そのアイテム・パッケージに関する“運送業者”荷送追跡番号450および内部の“返品システム”追跡番号(図23bの803参照)を準備する。“返品システム”は、一例の実施態様を図27aに示した、そのアイテム・パッケージに関する荷送ラベルを準備する。
【0159】
“システム”追跡番号は、“システム”によって内部的に生成される、この“システム”を使用して荷送される特定のパッケージを識別するためのユニークな固有番号である。“荷送者”は、“対象小包”に関する“荷送者”の“小包明細”を入力する。“システム”は、各“荷送者”の“小包明細”を使用して、サポートされている各“運送業者”に関する情報を含んだデータベースにアクセスするべくプログラムされている。サポートされている各“運送業者”は、固有の料金スケジュール、配達および集荷規則ならびにスケジュール、および証明要件(「運送業者規則」)を有している。さらに“システム”は、サポートされている各“運送業者”の規則を、“荷送者”の“対象小包”に関する“小包明細”のそれぞれに適用するべくプログラムされている。
【0160】
“消費者”が荷送ラベルを作成した結果として、“システム”は、“システム”パッケージ追跡番号をそのパッケージに割り当て、そのパッケージに関するすべての関連情報を含んだレコードを“システム”データベース22に追加する。次に示すものは、“荷送”追跡番号の例である:MAGGY841VRY50;MAGGY84B496RF;MAGGY84X0FJ45。
【0161】
一実施態様においては、“システム追跡番号”が、33進数(基数33の数体系)に基づいている。使用可能な文字は次のとおりである:0〜9、およびA〜Zであるが、「I」(i)、「L」(l)、および「O」(o)は除かれる。各文字は値を示し、次にそれを示す。
【0162】
A=10 F=15 M=20 S=25 X=30
B=11 G=16 N=21 T=26 Y=31
C=12 H=17 P=22 U=27 Z=32
D=13 J=18 Q=23 V=28
E=14 K=19 R=24 W=29
【0163】
各“システム追跡番号”は、13文字の英数字である。ポジション1は、文字「M」である。ポジション2〜7は、“システム・アカウント”番号である。ポジション8〜12は、5桁のIDである。ポジション13は、“チェック桁”である。
【0164】
“チェック桁”を作成するために、“システム”は、次のステップを実行する:すなわち(1)各ポジション2〜7の数値を連続的に乗じる;(2)各ポジション8〜12の数値を連続的に乗じる;(3)両方の結果を加える;(4)31により除する;(5)あまりの値を33進数に変換する。変換された値がチェック桁である。
【0165】
“消費者”がラベルのプリントを決定した場合に、“消費者”は、図27aに示されているような“プリント・ラベル・スクリーン(画面)”上の「今すぐ、このラベルをプリントする」リンク451をクリックする。
【0166】
前述したように、いくつかの実施態様においては、“荷送者”が“システム”を使用して、“選択した運送業者”の証明標準に従ったバーコード付き荷送ラベルを“荷送者”のプリンタ・デバイス上でローカルにプリントすることができる。いくつかの実施態様においては、2次元バーコード・ラベルを含むバーコード付き荷送ラベル、およびそのほかのタイプの荷送ラベルを、サーマル・ラベル・プリンタもしくはレーザ・プリンタ上でプリントすることができる。“荷送者”は、最初のセットアップ手順の間に、システムに対してプリンタのタイプを指定する。その後は、“システム”が適切な、サーマル・プリンタもしくはレーザ・プリンタ・モジュールを使用して、“荷送者”のプリンタ上におけるプリント用のラベル・イメージを準備する。
【0167】
図27bは、ウェブ・ブラウザが実行されているクライアント・システムと互換性のある、HP互換レーザ・プリンタ等のプリンタ・デバイス上におけるバーコード付き荷送ラベルのプリントを提供する本発明の側面の一例とする実施態様を示したフロー図である。この図27bに示されているように、“システム・サーバ”の1つ、たとえば“荷送サーバ”、たとえば21s(図3a)が“運送業者ラベル仕様”から“ラベル・サイズ”を獲得し<1250>、“運送業者ラベル仕様”から“ラベル・レイアウト”を獲得し<1251>、“荷送者データベース”から“ラベル・データ”を獲得し<1252>、かつ“サーバ”によってセットされた1インチ当たりのドット数(「DPI」)を単位とする“ラベル品質”を獲得し<1253>、これらの情報を使用して“ラベルを生成する”<1254>。
【0168】
続いてサーバは、指定フォント、および指定フォント・サイズのテキスト文字列を作成し、クライアントのディスプレイ・デバイス上の、指定の幅のHTMLテーブル・データ・セル内にそれを表示する<1255>。クライアントのブラウザが、96ディスプレイ・デバイスDPIを使用している場合には、そのディスプレイ・デバイスが、前記テキスト文字列をHTMLテーブル・データ・セル内に単一行で表示することになる。これに対して、クライアントのブラウザが120ディスプレイ・デバイスDPIを使用している場合には、そのディスプレイ・デバイスが、前記テキスト文字列をHTMLテーブル・データ・セル内に2行で表示することになる。
【0169】
テキスト文字列の生成において、“サーバ”は、メッセージを“荷送者”に送信し、“荷送者”に対して「スクリーン上のテキスト文字列は、単一行に表示されていますか、それとも複数行に折り返されて表示されていますか?」という質疑に対する返答も求める。“サーバ”は“荷送者”の応答を受け取り、その応答から、“荷送者”のディスプレイ・デバイスがテキストを単一行で表示しているか、あるいは複数行に折り返して表示しているかを決定する<1256>。テキストが単一行で表示されていた場合には、クライアントのブラウザのディスプレイ・デバイスDPIは120である<1257>。そうでなければ、クライアントのブラウザのディスプレイ・デバイスDPIは96である<1258>。
【0170】
続いて“サーバ”は、“運送業者ラベル仕様”からの“運送業者指定”のラベル・サイズに、先行するステップにおいて決定されたクライアントのブラウザのディスプレイ・デバイスDPIを乗じることによって、ピクセルを単位として荷送ラベルのHTMLイメージ・サイズを計算する<1259>。
【0171】
次に“システム”は、生成済みのラベル・イメージを、HTMLイメージ・タグおよび先行するステップにおいて計算されたピクセルを単位とするHTMLイメージ・サイズを用いてクライアントのブラウザに表示する<1260>。
【0172】
クライアントのブラウザは、先行するステップにおいてピクセルを単位として計算されたラベルのHTMLイメージ・サイズを、クライアントのブラウザのディスプレイ・デバイスDPIにより除することによって、プリントするラベルのサイズを、インチを単位として計算し<1261>;続いて計算されたサイズのラベルをプリント・アウトする<1261>。
【0173】
図27cは、寸法の影響を受けやすい2次元バーコードならびにそのほかの2次元機械可読記号を含む記号等の寸法的に正確なイメージのプリントを提供する本発明の側面の一例とする実施態様を示したフロー図である。本発明のこの側面は、この種の寸法的に正確なイメージのプリントを、特にHP互換レーザ・プリンタを含む各種タイプのプリンタ・デバイス上で提供する。プリンタ・デバイスは、寸法的に正確なイメージをプリントするための信号を、インターネット等の通信ネットワークを介して受信するPC等のリモート・コンピュータを伴う構成とすることができる。各PCは、クライアントのブラウザを有するか、類似のソフトウエアを実行し、各PCは、そのPCを伴って構成されるディスプレイ・デバイスならびにプリンタ・デバイスに適用されるあらかじめ設定済みの“イメージ解像度”を伴って構成されている。
【0174】
図27cに示されているように、“荷送サーバ”22s(図3a)等のコンピュータは、“イメージ・サイズ”を決定し<1350>、“イメージ・レイアウト”を決定し<1551>、関連“イメージ・データ”を決定し<1352>、かつ1インチ当たりのドット数(「DPI」)もしくはそのほかの“イメージ解像度”の測定単位を用いた“イメージ解像度”を決定する<1353>。“サーバ”1014は、この情報を使用して“イメージを生成”する<1354>。
【0175】
それに代えて、“イメージ”をあらかじめ作成しておき;“サーバ”がその“イメージ”から“イメージ・サイズ”を決定し<1350>、“イメージ・レイアウト”を決定し<1351>、関連“イメージ・データ”を決定し<1352>、かつDPIもしくはそのほかの“イメージ解像度”の測定単位を用いた“イメージ解像度”を決定する<1353>(以下、これにおいて集合的に「イメージ特性」と言う)。
【0176】
“サーバ”は、可能性のある“イメージ解像度カテゴリ”および関連するクライアントPCの値を決定する<1354>。“イメージ解像度カテゴリ”および関連する値は、テキスト文字列の数、識別したテキスト文字列の数のそれぞれの長さと特性(フォント、フォント・サイズ、およびHTMLテーブル・セルの幅)を含み、これらは、クライアントのディスプレイ・デバイスの“イメージ解像度”を決定<1356>するために必要となる。
【0177】
HTMLテーブル・セルの幅は、HTMLテーブル・セルの表示の物理的な幅がクライアントのデバイスの解像度に応じて変化しないことから、一定であり;特定のフォントおよびフォント・サイズを有する文字からなるテキスト文字列は、クライアントのデバイスの解像度に応じたスケーラブルな幅を有する。なおHTMLテーブル・セルを使用してクライアントのデバイスの解像度を測定することは、本発明の限定ではない。別の実施態様においては、HTMLテーブル・セル以外の、固定幅を有するグラフィック・エレメントを使用してクライアントのデバイスの解像度を測定する。
【0178】
この可能性のある“イメージ解像度カテゴリ”および値は、“サーバ”のメモリ内にストアされ、何らかの基準で更新される。変形実施態様においては、可能性のある“イメージ解像度カテゴリ”および値が、“サーバ”コンピュータに入力される。
【0179】
その後“サーバ”は、“イメージ特性”、可能性のある“イメージ解像度カテゴリ”および/または値を分析し<1355>、適切な数のテキスト文字列および関連するHTMLテーブル・セルを生成する<1356>。各テキスト文字列は、所定のフォント、所定のフォント・サイズ、および所定の幅を伴う関連のHTMLテーブル・セルを有するべく生成される。その後コンピュータは、リモート・クライアントPCのディスプレイ・デバイス上において、関連のHTMLテーブル・セル内にそのテキスト文字列の表示を生じさせる<1358>。
【0180】
テキスト文字列の表示の生成において、“サーバ”は、受け側PCに対して、「スクリーン上の最初のテキスト文字列は、単一行に表示されていますか、それとも複数行に折り返されて表示されていますか?」という質疑に対するユーザの返答を求めるメッセージを送る。“サーバ”は、リモート・ユーザの応答を受け取り、その応答から、リモート・ユーザのPCのディスプレイ・デバイスが各テキスト文字列を単一行で表示しているか、あるいは複数行に折り返して表示しているかを、図27bの1256〜1258に示した場合と同様の方法に従って決定する。その後“サーバ”は、ユーザのPCのテキスト文字列の表示結果に従って、イメージをプリントするためのPCの“リモート・イメージ解像度”をセットする<1359>。
【0181】
続いて“サーバ”は、“イメージ・サイズ”に、先行するステップにおいて決定されたPCの“リモート・イメージ解像度”を乗じることによって、ピクセルを単位とした“リモートHTMLイメージ・サイズ”を計算する<1360>。
【0182】
次に“サーバ”は、HTMLイメージ・タグおよび先行するステップにおいてピクセルを単位として計算された“リモートHTMLイメージ・サイズ”を用いて生成したイメージをリモートPCのディスプレイ・デバイス上に表示する<1361>。
【0183】
リモートPCのクライアント・ブラウザは、ピクセルを単位とする“リモートHTMLイメージ・サイズ”を“リモート・イメージ解像度”により除することによって、プリントする“イメージ”のサイズ(「リモート・プリント・イメージ・サイズ」)を、インチを単位として計算し<1362>;続いてクライアント・ブラウザは、“リモート・プリント・イメージ・サイズ”のイメージをプリント・アウトする<1362>。
【0184】
本発明の一実施態様においては、“荷送者”のプリンタにおいて荷送ラベルをプリントすることに代えて、“パッケージ番号スクリーン(画面)”上に、“荷送者”によって前もって指定されている荷送ロケーションにおいてラベルがプリントされることを示した通知とともに、“パッケージ番号”がオンラインで表示される。
【0185】
“消費者”が荷送ラベルをプリントした後は、図28に示されるように、“返品システム”が“消費者”に謝意を示し<455>、“消費者”は、“商人”の“ホーム・ページ”に戻るか<たとえば456>、“消費者”の“オーダー履歴”に戻る<406>ことができる。“消費者”の“オーダー履歴”に戻るオプション406は、上記の“消費者返品システム・スクリーン(画面)”のほとんどに備わっているオプションである(図22〜26、28)。
【0186】
“消費者”が荷送ラベルのプリントを完了すると、“返品システム”は、1つは、一例の実施態様を図29に示したが“商人”にする、もう1つは、一例の実施態様を図30に示したが“消費者”に対する、“返品荷送済み”e−メールを生成する。
【0187】
図20aに戻るが、“消費者”が、“商人”によって「正当である」と見なされない“返品理由”を提供した場合には、“返品システム”によって別の機能のセットが実行される。図31においては、“消費者”がアイテム404−5の返品421−5を要求している。図32においては、“消費者”が“返品理由”として理由427−1/216を示している。“返品システム”は、図20aに示されているように、理由216と“商人”の“返品ポリシー”を比較する<365>。この場合は、“返品システム”が、その理由は正当でないと決定する。したがって、“返品システム”は、“商人”の“返品ポリシー”によって指示されるように、“消費者”に返品荷送料を要求する。
【0188】
図20a〜20cに示されているように、返品荷送料を支払わせるために、“返品システム”は、“消費者”に対して、“返品荷送の好み”を指定することを促し<366>、複数の運送業者の荷送料金およびサービスの図式的な比較を準備して表示し<367>、かつ“消費者”に、“運送業者”ならびに“サービス”を選択すること、およびその選択に従ってパッケージの荷送料を支払うことを促し<368>、その後、“消費者”に、返品荷送ラベルの作成およびプリントを許可する<370〜371>。
【0189】
したがって、その後“消費者”が、図32に示されているような画面上の「次のステップ>>」ボタン422をクリックすると、“返品システム”が一連の、“消費者の荷送の好み明細スクリーン(画面)”を表示するが、それらの例とする実施態様を図33〜35に示す。図33に示されている“消費者の荷送の好み明細スクリーン”においては、“消費者”に対して“返品システム”が、“商人”によって認められている“運送業者”(図12の192〜195、181、184)および“返品場所”470〜474の選択肢の中から“運送業者”を指定すること<469>;アイテムのパッケージがオリジナルであるか<476>あるいはオリジナルでないか<477>を指定すること<475>;および支払い情報を指定すること<478〜487>が促される。“消費者”が必要な情報を完成した後に“返品システム”は、“消費者”が供給した情報の確認を行う。“消費者”が画面上の「次のステップ>>」ボタン422をクリックすると、“返品システム”は、図34に示されているような、これに続く次の“消費者の荷送の好み明細スクリーン”を表示する。
【0190】
図34に図示した“消費者の荷送の好み明細スクリーン”においては、“返品システム”が“消費者”に対して、パッケージの重量の指定<500>、パッケージのタイプ情報の指定<501〜505>、パッケージの寸法の指定<506〜507>、発送元の郵便コードの指定<510>、配達先の郵便コードの指定<511>、配達住所の都市名の指定<512>、配達住所の国名の指定<513>、配達先の住所タイプの指定<514〜515>、および紛失保護保険の指定<516>を促す。“消費者”がこの情報を完成した後、“消費者”が画面上の「Continue(続ける)」ボタン422をクリックすると、“返品システム”が図35に示されているような、これに続く次の“消費者の荷送の好み明細スクリーン”を表示する。
【0191】
図35に図示した“消費者の荷送の好み明細スクリーン”においては、“消費者”に対して“返品システム”が、“消費者”が使用を希望している“運送業者”の指定<たとえば520〜523>;“消費者”の発送場所の指定<524>(プルダウン・メニュー・ボタン525をクリックすることによってそのプルダウン・メニューが使用できる)および<526>(高度な指定オプション);荷送の日の指定<530>(スクロール・ダウン・ボタン531を伴う);および追跡機能の指定<532〜533>を促す。“消費者”が追加の情報を必要とする場合には、“消費者”は、関連する荷送明細に関して文脈の影響を受ける「さらに詳しく」ボタン527をクリックする。“消費者”が情報を完成した後は、“返品システム”がその情報の確認を行う。“消費者”は、画面上の「<< 戻る」ボタン540をクリックすることによって直前の明細スクリーンに戻るか、あるいは「続ける>>」ボタン422をクリックすることによって次のステップに進むことができる。
【0192】
“消費者”がすべての必要な明細情報を完成し、画面上の「続ける>>」ボタン422をクリックした場合には、“返品システム”が選択された“運送業者”および使用可能な“運送業者サービス”の“図式的な費用の比較”を準備して表示するが、その実施態様を図36aおよび37に例示した。
【0193】
本発明の一例の実施態様においては、“システム”が、トランザクション・サーバとしてMTX.exeを使用する。MTX.exeは、インターネット・ウェブ・ソリューション・プロダクツのMicrosoft(マイクロソフト)スーツの一部である実行可能プログラムである。
【0194】
“システム”の一例の実施態様においては、“ウェブ”ページが「バーチャル・ディレクトリ」と呼ばれる構成ユニットにグループ化されている。たとえば、例示の実施態様においては、ユーザに登録データの入力を促し、登録しているユーザにインタラクティブなフィードバックを提供する、すべてのユーザ・インターフェース“ウェブ”ページが、バーチャル・ディレクトリ内にグループ化されている。特定の“ウェブ”ページに対する要求が特定の荷送“ウェブ”サーバによって受け取られると、その荷送“ウェブ”サーバは、いずれのバーチャル・ディレクトリが必要となるかを決定する。アクセスされるべきバーチャル・ディレクトリに応じてMTX.exeが、“システム”用に、複数の、DLL(ダイナミック・リンク・ライブラリ)であるCOMオブジェクトの1つをロードする。例示している本発明の実施態様のシステム用のCOMオブジェクトの1つを、Rating.DLL(読み:レーティングDLL)と呼ぶ。
【0195】
各“事業”ユーザには、システムによってサポートされている複数の“運送業者”から1ないしは複数の“運送業者”の処理が許可される。例示している本発明の実施態様においては、ユーザがユーザのクライアントPCを介して見積もり要求を行うと、“システム”は、そのユーザに許可されている運送業者に関する運送業者識別子のリストを、荷送“ウェブ”サーバ上で動作する、その見積もり要求が振り向けられるRating.DLLに渡す。
【0196】
Rating.DLLは、各種の見積もり関連の関数からなり、その1つに「Get_Rate_Function」(読み:ゲット_レート_ファンクション)がある。Get_Rate_Functionは、入力として、特定のユーザに許可されている運送業者に関する運送業者ID、パッケージ情報、発送元および配達先の郵便コードを含む荷送情報、およびそのほかの情報を受け取る。Get_Rate_Functionは、受け取った入力情報の構文解析を行う。Get_Rate_Functionは、運送業者IDを吟味して、特定の運送業者IDに関して荷送の見積もりを行うための、複数の“運送業者固有”の荷送見積もりルーティンの1つの名前を決定する。本発明の例示の実施態様においては、“運送業者固有”の荷送見積もりルーティンが“SQLストアード・プロシージャ”であり、適切な“SQLデータベース・サーバ”によって実行される。続いてGet_Rate_Functionは、適切な“運送業者固有”の荷送見積もりルーティンを実行して、関連する“運送業者”のビジネス規則に従って“ユーザ指定”の荷送の見積もりを行う。
【0197】
図36aは、“動的に寸法設定される複数運送業者、複数サービスのグラフィック配列”のオンライン表示を、一例の補足的な“荷送者小包明細入力スクリーン(画面)”の一部として示している。図36aに示されている“グラフィック配列”の実施態様においては、特定のスクリーン(画面)に、「料金および時刻」(スクリーン)というタイトルが付けられている。
【0198】
図36aに示されているように、例示の“グラフィック配列”は、次の情報ならびに表示エレメントを含んでいる:すなわ(1)グラフィック表示のトップを横切っている、選択された“荷送日”に関する有効な配達日1063(1063−1〜1063−3);(2)グラフィック表示の左側の下に向かってソーティングされた、すべての有効な日に関する有効な配達時刻1064(1064−1〜1064−6);および(3)日付および時刻によって与えられる、料金に関する“運送業者”ごとの色コードが付された運送業者セル・エントリ、たとえば1065である。
【0199】
図36aに例示した実施態様においては、“グラフィック配列”が、交差する行および列の配列を含んでいる。各列は、小包の配達の曜日と日付に対応する。図36aにおいて示されている配達の曜日と日付は、「1999年9月28日火曜日」(1063−1)、「1999年9月29日水曜日」(1063−2)、および「1999年9月30日木曜日」(1063−3)である。図36aに示されているように、ほかの列のスペース(1063−4〜1063−7)も表示に使用することが可能であるが、図36aに示した例の場合には、これらの列に日付が表示されていない。
【0200】
“グラフィック配列”の各行は、配達の時刻に対応している。図36aにおいて示されている配達の時刻は、「8:00 AM」(1064−1)、「10:30 AM」(1064−2)、「12:00 PM」(1064−3)、「3:00 PM」(1064−4)、「4:30 PM」(1064−5)、および「5:00 PM」(1064−6)、である。
【0201】
この“グラフィック配列”の各行(1064−1〜1064−6)と列(1063−1〜1063−7)の交差部に「セル」が位置する。図36aにおいては、セルがエレメント1071と呼ばれ、各セルに関するスペースを形成する交差部で交差している行(1〜6)および列(1〜7)によって参照される(1071−1−1、1071−1−2、...1071−6−7)。図36aに示されているセルのいくつか、たとえば1071−5−1、1071−6−1、1071−6−3、1071−6−4は空である。空のセルは、そのセルによって表される交差部となる時刻ならびに日付について、このシステムによってサポートされている運送業者(「サポート済み運送業者」)のいずれもが、“対象小包”の配達をサポートしていないことを表す。
【0202】
図36aに示されているいくつかのセルは、1ないしは複数のエントリを有している。図36aにおいて、各セル・エントリは、特定の“運送業者”を表す。各“運送業者”セル・エントリは、固有の色によって色コードが付されており、この固有の色は、以下により詳細を説明するように、特定の“運送業者”に対応している;各“運送業者”セル・エントリは、グラフィック・エレメント、たとえば1147a、および対応する“運送業者”が対象小包を配達する価格を表す料金、たとえば1147bを含んでいる。たとえば、セル1071−1−1は、単一の“運送業者”セル・エントリ1148を含んでいる。セル1071−3−1は、2つの“運送業者”セル・エントリ1065および1149を含んでいる。
【0203】
色コードの凡例1062が“スクリーン(画面)”上に表示され、名前(1140b、1141b、1142b、および1143b)および色コード記号(1140a、1141a、1142a、および1143a)によって、特定の“対象小包”に関する特定の“荷送者”の“小包明細”に従ったサービスを提供するサポート済み運送業者のそれぞれを識別する。
【0204】
この明細書の趣旨から、固有の色コードがグラフィック記号を用いて表されている。たとえば、ここでは赤を表すために右斜めのハッチング記号1140aを使用し;ここでは紫を表すために左斜めのハッチング記号1141aを使用し;琥珀色(アンバー)を表すために垂直のハッチング記号1142aを使用し;青を表すために水平のハッチング記号1143aを使用している。ここに用いている特定のハッチング記号およびここで述べた色は、例を示すためのものであり、本発明の限定ではない。
【0205】
“グラフィック配列”の空でない各セルは、1ないしは複数の色コード付きの“運送業者”セル・エントリを含んでいる。たとえば、図36aにおいて、セル1071−3−1は、2つの“運送業者”セル・エントリ1065および1149を含んでいる。“運送業者”セル・エントリ1065は、右斜めのハッチング記号(赤を表す)を用いて色コードが付されており、色コードの凡例1062によれば、この色コードは、1140aを「Airborne(エアボーン)」1140bとして識別される“運送業者”に対応付けする。“運送業者”セル・エントリ1149は、水平のハッチング記号(紫を表す)を用いて色コードが付されており、色コードの凡例1062によれば、この色コードは、1143aを「USPS」1143bとして識別される“運送業者”に対応付けする。
【0206】
各“運送業者”セル・エントリ、たとえば1065は、「ALTテキスト」として知られる表示を含むグラフィック・エレメント、たとえば1065aを含んでいる。図36aに示されているように、オンラインでこの“グラフィック配列”を観察している荷送者は、PCのカーソルを特定の“運送業者”セル・エントリ、たとえば1065のグラフィック・エレメント、たとえば1065a上に置いて、その“運送業者”セル・エントリに関するALTテキストを表示するポップ−アップ・スクリーン(画面)1069を表示することができる。いくつかの実施態様においては、特定の“運送業者”セル・エントリの上にカーソルを合わせ、所定時間にわたってカーソルをそのポジションに置いているだけでALTテキストが表示される。別の実施態様においては、“荷送者”が特定の“運送業者”セル・エントリに関するグラフィック・エレメントをクリックしなければ、ALTテキストが表示されない。図36aに例示した実施態様においては、表示されたALTテキスト、たとえばポップ−アップ・スクリーン1069に表示されたテキストが、その“運送業者”セル・エントリが対応する“運送業者”1140b(この場合は「Airborne(エアボーン)」)に関する“運送業者”の完全な名前(図示の場合は「Airborne Express(エアボーン・エキスプレス)」)および“運送業者”のサービスの完全な名前(図示の場合は「特急翌日配達」)を表示する。
【0207】
図36aに示されているように、「Airborne」1140bとして識別される“運送業者”用の色は、右斜めのクロス−ハッチ記号1140aを用いて色コードの凡例1062内に示されている。したがって、この“グラフィック配列”内に含まれている、右斜めのクロス−ハッチ記号を伴う各“運送業者”セル・エントリ、たとえば1065は、“運送業者”「Airborne」によってサポートされている“対象小包”の配達に対応する。色コードが付された各“運送業者”セル・エントリ、たとえば1065は、グラフィック・エレメント、たとえば1065a、および料金、たとえば1065bである。料金、たとえば1065bは、“運送業者”セル・エントリ1065を含む交差部(この場合は、セル1071−3−1)の行および列に応じて指定される時刻1064−3および日付1063−1に従って、対応する“運送業者”が“対象小包”を配達するために課する料金に対応している。たとえば、図36aに示されるように、右斜めのクロス−ハッチ記号を伴って示されている“運送業者”セル・エントリ1065は、料金「$9.00」を含んでいる。つまり、9.00ドルという料金は、“運送業者”「Airborne」が、指定された日付1063−1、つまり1999年9月28日火曜日の、指定された時刻1064−3、すなわち12:00 p.m.に“対象小包”を配達する料金になる。
【0208】
同様に、図36aに示されているように、「FedEx」1141bとして識別される“運送業者”用の色は、左斜めのクロス−ハッチ記号1141aを用いて色コードの凡例1062内に示されている。つまり、この“グラフィック配列”内に含まれている左斜めのクロス−ハッチ記号を伴う各“運送業者”セル・エントリ、たとえば1147は、“運送業者”「FedEx」によってサポートされている“対象小包”の配達に対応する。
【0209】
さらに、図36aに示されているように、「UPS」(登録商標)として識別される“運送業者”用の色は、垂直のクロス−ハッチ記号1142を用いて色コードの凡例1062内に示されている。つまり、この“グラフィック配列”内に含まれている垂直のクロス−ハッチ記号を伴う各運送業者セル・エントリ、たとえば1148は、“運送業者”「UPS」(登録商標)によってサポートされている“対象小包”の配達に対応する。
【0210】
同様に、図36aに示されているように、「USPS」として識別される“運送業者”用の色は、水平のクロス−ハッチ記号1143を用いて色コードの凡例1062内に示されている。つまり、この“グラフィック配列”内に含まれている水平のクロス−ハッチ記号を伴う各“運送業者”セル・エントリ、たとえば1149は、“運送業者”「USPS」によってサポートされている“対象小包”の配達に対応する。
【0211】
図36aに示されている“グラフィック配列”の実施態様においては、“グラフィック配列”が動的に寸法設定される。たとえば、特定の“対象小包”に関する特定の“荷送者”の“小包明細”に適合する配達の日付および曜日(1063−1〜1063−3)がグラフィックのトップを横切って表示される。たとえば、1999年9月28日火曜日(1063−1)の5:00 p.m.(1064−6)については、いずれの“運送業者”も“対象小包”の配達をサポートしていない。
【0212】
さらに、図36aに示されているように、配達をサポートしているとして識別された“運送業者/サービス”が少なくとも1つ存在する時刻(1064−1〜1064−6)だけが、“動的に寸法設定される複数運送業者グラフィック配列”のオンライン表示の、閲覧者から見て左側に沿って表示される。
【0213】
さらにまた、図36aに示されているように、“運送業者”セル・エントリ、たとえば1065は、特定の日付および時刻に関する配達をサポートする“運送業者/サービス”の個々について、つまりそれぞれに関してだけ、特定の日付および特定の時刻の配達を表す“グラフィック配列”のセル内に表示される。状況による求めがある場合には、“システム”は、単一のセル内に1ないしは複数の“運送業者”セル・エントリを表示する。たとえば、セル1071−3−1は、2つのエントリ1065および1149を含み;セル1071−1−1は、単一のセル1148しか含んでいない。したがって、図36aに示されているように、複数の“運送業者”セル・エントリに適合するために、セルのサイズが垂直に拡張される。
【0214】
図36aに例示した実施態様においては、この“グラフィック配列”内に表されている“運送業者/サービス”のそれぞれに関する色コードの凡例1062が、各関連“運送業者/サービス”に関する色コードが付されたグラフィック・エレメント(1140a〜1143a)および識別ラベル(1140b〜1143b)を伴って、見積もりおよび時刻のグラフィックの、閲覧者から見て右側に沿って表示されている。それに代えて、型どおりの名前ではなく、特定の“運送業者/サービス”に関するロゴを表示することもできる。別の変形としては、色コードの凡例1062内に色つきで“運送業者/サービス”のロゴを表示することもできる。
【0215】
図36aに示した色の凡例1062の特定の配列、およびこの色の凡例に使用されている特定の色は、例示のためのものであり、本発明を限定することはない。変形実施態様においては、色の使用に代えて、別の視覚的に区別可能な方法が使用されて、各種の“運送業者/サービス”の間の区別が行われる。たとえば、“運送業者/サービス”を区別する別の視覚的に区別可能な方法として、限定を意図するわけではないが、3次元テクスチャ効果、そのほかの3次元効果、2次元マーキング(たとえばドット、クロス−ハッチング等)、照明効果、グラフィック記号(たとえば“運送業者/サービス”のロゴ)、およびこれらの特徴と色の任意の組み合わせが挙げられる。
【0216】
図36aに示した“グラフィック配列”においては、例示の“グラフィック配列”が、特定の期間内の7つの配達日(1063−1〜1063−7)の収容に充分な幅で示されている。ただし最大7つの配達日を収容する固定のサイズとした図36aの“グラフィック配列”の図示は、例示のためのものであり、本発明の限定ではない。別の実施態様においては、“グラフィック配列”オンライン表示が、“荷送者”の“小包明細”に従った“対象小包”の配達をサポートする“運送業者/サービス”に関する“運送業者”セル・エントリを表示するために示す必要がある実際の数の行および列を反映した合計のサイズに従って短縮もしくは拡張される。
【0217】
図36aに示されているような配列、すなわち小包の配達の日付および曜日(1063−1〜1063−7)が“グラフィック配列”のトップを横切り、小包の配達の時刻(1064−1〜1064−7)が左側に沿っている配列は、例示のためのものであり、本発明の限定ではない。変形実施態様においては、閲覧者から見たとき、小包の配達の日付および曜日が“グラフィック配列”のボトムを横切って表示され、小包の配達の時刻が右側に表示される。さらに別の変形実施態様においては、小包の配達の日付が“グラフィック配列”の右または左側に配置され、小包の配達の時刻が“グラフィック配列”のトップまたはボトムに沿って配置される。その種の変形実施態様においては、“グラフィック配列”のセルが、適切な数の関連“運送業者/サービス”に適合するために、水平方向に拡張可能となる。
【0218】
図36aに示されているように、“荷送者”は、“予想される荷送日”1060の入力が求められる。例示の実施態様においては、ドロップ・ダウン・メニュー起動メカニズム1061が、“荷送者”に、現在の日付および現在の日付の翌日から6日を含む7つのエントリのプル・ダウン・メニュー(図示せず)を起動する機能を提供する。使用されているフォーマットは、「月/日/年−日の呼称」である。「Today(きょう)」および「Tomorrow(明日)」は、適宜表示される。なお、選択メカニズムによって提供されるエントリの数、予想される荷送日のフォーマット、およびここに述べたそのほかの特徴は例示のためのものであって、本発明の限定ではない。
【0219】
図36aに例示した実施態様においては、“荷送者”が“予想される荷送日”を選択すると、“システム”がその“予想される荷送日”および“荷送者”によって提供されたそのほかの情報を使用して、前述した図25、34、および35に示されているスクリーン(画面)内における場合のように、“運送業者規則”にアクセスし、“運送業者規則”を適用し、さらに“荷送者”の“小包明細”に従った“対象小包”に関する配達料ならびに配達時刻を含む“グラフィック配列”を用意する。その後“システム”は、“グラフィック配列”の表示に必要な信号を生成し、“荷送者”のPC上にその“グラフィック配列”を表示させる。
【0220】
“グラフィック配列”が表示された後、“荷送者”は、以前に入力した情報を変更することが可能であり、“システム”は、更新された配達料金ならびに配達時刻を用いて自動的に“グラフィック配列”を再生成し、新しい情報を反映させる。たとえば、“荷送者”が新しい荷送日を選択した場合には、“システム”が、適切な新しい料金ならびに時刻を用いて“グラフィック配列”を再生成する。“グラフィック配列”の再生成に関するロジックについては、より詳細を後述する。
【0221】
図36aに例示した実施態様においては、“荷送場所タイプ”のドロップ・ダウン・メニュー起動メカニズム1067が“グラフィック配列”の下方に配置されている。ただし、ここに示した“荷送場所タイプ”選択メカニズムの特定の場所は、例示のためのものであって、本発明の限定ではない。“荷送場所”のクラスが「荷送センタ」の場合、「場所を探す」ボタン1068がドロップ・ダウン・メニューの隣に表示される。ポップ−アップ・ウインドウ内の“引き渡しロケータ”を開くためには、“荷送者”が、「場所を探す」ボタン1068の上に“荷送者”のPCのカーソルを置き、“荷送者”のユーザ入力デバイスをクリックする。“荷送者”によって供給される“発送元ジップ・コード”および“荷送場所”タイプ値が、“引き渡しロケータ”用のパラメータとして使用されて、可能性のある“引き渡し場所”の選択肢のリストが探し出される。“荷送者”は、“引き渡しロケータ”のメニューから“引き渡し場所”を選択することができる。システムは、荷送者による“発送元ジップ・コード”および“荷送場所”タイプの変更に対して動的に応答し、“引き渡し場所”の選択肢を示す。
【0222】
図36aに示した“料金および時刻スクリーン(画面)”のボトムには、ナビゲーション・ボタンが現れる。荷送者は、「戻る」ボタン1070をクリックすることによって、前に表示されていたスクリーン(画面)に戻ることができる。「次へ」ボタン1054をクリックすると、“システム”が、これに続くスクリーンを表示する。
【0223】
ユーザがいずれかの“明細スクリーン”、たとえば図33〜35から“料金および時刻スクリーン”(図36a)に戻った場合には、“明細”におけるすべての変更が、表示される料金に影響を及ぼす。
【0224】
“システム”は、対象小包の“小包明細”を使用して各サポート済み“運送業者”に関する情報を含んでいるデータベースにアクセスするべくプログラムされている。各サポート済み“運送業者”は、固有の料金スケジュール、配達および集荷規則ならびにスケジュール、および証明要件(「運送業者規則」)を有している。“システム”はさらに、各サポート済み“運送業者”の“規則”を、各“荷送者”の対応する“対象小包”に関する“小包明細”に適用するべくプログラムされている。“システム”は、荷送料金を、ジップ対ジップの料金に基づいて計算するが、それにおいては“販売者”が発送元ジップ・コードを提供し、“購入者”が配達先ジップ・コードを提供する。
【0225】
“グラフィック配列”内に表示するための料金を展開するために、“システム”の見積もりコンポーネントのインスタンスがサーバ側スクリプト内に作成される。見積もりコンポーネントの料金情報メソッドは、URL内に埋め込まれているパラメータとともに呼び出される。“運送業者”のビジネス規則に基づいて、すべての“運送業者/サービス”に関する料金およびそれらのサービス・オプションの料金が、それぞれの“運送業者”のゾーン・データ、サービス/配達時刻データおよび料金データから計算される。
【0226】
“システム”は、“システム”データベース22内において“運送業者”データを最新に維持している。アプリケーションは、料金情報を獲得するために、いずれの運送業者のアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)機能も使用しない。運送業者料金データのすべては“システム”データベース22内にストアされており、料金を計算するためのすべてのビジネス規則は、“システム”内において実装される。
【0227】
図36b〜36eは、システムが荷送料金の計算に使用するデータおよびハイ・レベルのロジックを示したハイ・レベルのデータ検索およびロジック・フロー図である。図36bに示されているように、次の荷送情報:すなわち、“発送元”郵便コード、“配達先”郵便コード、“重量”、“パッケージング”、“引き渡し/集荷”、“国”コードが使用されて荷送料金が計算される<3001>。各“運送業者”3002について、“システム”の見積もりコンポーネントが発送元および配達先の郵便コードを使用する<3003>。“システム”の見積もりコンポーネントは、ゾーン・テーブル3008からゾーンIDを獲得し<3003>、サービス配達時刻テーブル3009から、すべての有効なサービスに関する配達時刻を収集する<3004>。料金テーブル3010から、見積もりコンポーネントは、そのゾーンID、パッケージング・タイプ、および重量に関するサービス料金を獲得する<3005>。見積もりコンポーネントは、各サービスについて、可能性のあるすべてのサービス・オプション料金を収集する<3006>。必要な情報を収集した後、見積もりコンポーネントは、料金情報の配列を返す<3007>。配列内の各要素は、“運送業者/サービス”を表し、サービス料金、サービス・オプション料金、および配達時刻を含んでいる。
【0228】
“システム”は、図36c〜36dに示し、かつ以下に述べる、概略のロジックに従って料金の計算を行う。“システム”は、“システム”のAccountNo(アカウント番号)の下に次のデータベース・テーブルを結合することによってすべてのレートID(公示、正価、および小売り)を検索する:AccountAndCarrierAcnt(アカウントおよび運送業者のアカウント);CarrierAccount(運送業者のアカウント);RateDefinition(料金定義)<3020>。
【0229】
続いてシステムは、CarrierID(運送業者ID)、ServiceID(サービスID)、およびServiceOptionID(サービスオプションID)の下に次のテーブルを結合することによって、すべての“運送業者/サービス”の組み合わせおよびそれらのサービス・オプションに関する請求規則を決定する:BillingOption(請求オプション);BillingOptionAndService(請求オプションおよびサービス);BillingOptionAndServiceOption(請求オプションおよびサービス・オプション)<3021>。
【0230】
各運送業者3022に関して、“システム”は、次のプロシージャを実行する:(1)特定の運送業者が所定の請求オプションをサポートしているか否かを、ステップ2に基づいて決定する<3026>。サポートしていなければ、次の運送業者に進む<3027>;(2)次を含む、運送業者のビジネス規則の適用を行う:(a)寸法上の重量の計算<3023>;(b)請求可能な重量の決定<3024>:実際の重量、寸法上の重量、サイズ超過重量、またはレター重量;(c)パッケージ重量および寸法の確認<3025>;(見積もりの入力が運送業者のビジネス規則3026に反する場合には、次の運送業者に進む<3027>);(3)CarrierZone(運送業者のゾーン)テーブルから、与えられた発送元/配達先の郵便コードに関するゾーンIDを決定する<3028>;(4)配達先の郵便コードの下に次のテーブルを結合することによって、サービス配達時刻を決定する<3029>(土曜/日曜配達時刻を含む):(a)CarrierDeliveryArea(運送業者の配達エリア);(b)CarrierServiceDelTime(運送業者のサービス配達時刻):(5)RateID(レートID)、ZoneID(ゾーンID)、ServiceID(サービスID)、および重量によって、CarrierRate(運送業者の料金)テーブルからすべてのサービス料金を決定する<3030>;(6)各“運送業者/サービス”に関するサービス・オプション料金を、CarrierID(運送業者ID)およびServiceID(サービスID)の下に次のテーブルを結合することによって決定する<3031>:ServiceOption(サービスオプション);ServiceOptionAttribute(サービス・オプション属性);およびServiceAndServiceOption(サービスおよびサービス・オプション);および(7)請求オプションをサービス・オプション料金に適用する<3032>(各種の請求オプションに関して、異なる当事者に異なるサービス・オプション料金を請求することができる)。
【0231】
図36eに示されているように、レート情報内に返される各“運送業者/サービス”に関する予想される配達時点は、特定の“運送業者/サービス”セルに関する料金グリッドの配置を決定する:配達日は列を決定し<3040>、配達時刻は行を決定する<3041>。同一の日付および時刻のバケット内において複数の料金エントリが衝突する場合には<3042>、個々の“運送業者”の名前のアルファベット順がさらに使用されて、“グラフィック配列”のエントリの順序が決定される<3043>。特定の“運送業者/サービス”に土曜日または日曜日の配達が適用可能な場合には<3044>、土曜日または日曜日の列の下におけるグリッド内の第2の時間スロット内に、その“運送業者/サービス”を配置することができる<3045>。
【0232】
図37に示されているように、“消費者”は、保証付き配達時刻に関する好み550〜552を示すことができる。“消費者”が“比較”に満足した場合には、“消費者”は、“グラフィック比較配列”内の対応するセル、たとえば549をクリックすることによって特定の“運送業者”および“サービス”を選択することができる。“消費者”が“比較”に満足しなかった場合には、“消費者”は、画面上の「<< 戻る」ボタン540をクリックする。“消費者”が、“消費者”の示した配達時刻の保証550〜552を変更することだけを希望した場合には、“消費者”は、画面上の更新ボタン560をクリックする。“消費者”が満足し、特定の“運送業者”セル・エントリ、たとえば549を選択した場合には、その“消費者”は、画面上の終了ボタン561をクリックする。
【0233】
“消費者”が画面上の終了ボタン561をクリックすると、“返品システム”が、その一例の実施態様を図38に示す“荷送要約スクリーン”を表示する。
【0234】
この荷送要約スクリーンから“消費者”は、すでに説明したように荷送ラベルの作成ならびにプリントを行うことが可能であり、また“返品システム”は、謝意メッセージならびにe−メールを生成して送信する。
【0235】
図39a〜39cは、本発明の一例の実施態様における“グラフィック配列”を生成するための、最初の“時刻および見積もり”プロシージャを示した、単純化したフロー図である。図39a〜39cに示されている本発明の実施態様においては、“荷送者”が荷送情報を入力する機能<1150>、提供された荷送情報が不充分であるというエラーメッセージを“荷送者”に対して表示し、追加の情報の提供を“荷送者”に促す機能<1153>、および“運送業者/サービス”の料金および時刻のグラフィックを表示する機能<1160>が、すべて“クライアント”の“ウェブ・ブラウザ”によって処理される。図示の実施態様においては、図39a〜39cに示されているこのほかのすべての機能が、1ないしは複数の“システム・サーバ”によって実行される。
【0236】
ここで注意が必要であるが、一方は“クライアント”の“ウェブ・ブラウザ”、他方は“返品システム・サーバ”となる間に図示されている機能の境界は、“荷送者の小包明細”の、“荷送者”の初期入力に応答して“グラフィック配列”を構築する初期プロシージャを表している。詳細については以下に示すが、“グラフィック配列”の初期構築の後は、“システム”が、“グラフィック配列”の補足的な再生成に関する一部の機能を“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に分配する。
【0237】
図39aに示されているように、“荷送者(ユーザ)”は、荷送情報(“荷送者の小包明細”)を入力する<1150>。“システム”は、この荷送情報を検証する<1151>。
【0238】
図示の実施態様においては、それぞれのサポート済み“運送業者”に関する時間的スケジュールおよび料金を決定するために、“システム”が、最小限“発送元郵便コード”、“配達先郵便コード”、“小包の重量”、“荷送のタイプ”、および“荷送場所”を必要とする。“荷送者”が少なくともこれらの最小限の明細を提供しなかった場合には、“システム”がエラー・メッセージを表示し<1153>、“荷送者”に対してさらに“荷送者の小包明細”を入力するべく促す<1150>。
【0239】
“荷送者”が最小限必要とされている明細を供給した場合には、“システム”が“荷送者データベース”1195にアクセスし、ユーザ指定による“運送業者”の名前を識別し、適切な“荷送者”に関する“運送業者”のアカウントを識別する<1154>。続いて“システム”は、“荷送者の小包明細”を使用して、“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスし、対象小包の荷送をサポートしている、すべての可能性のある“運送業者/サービス”を決定する<1155>。
【0240】
ここで注意が必要であるが、いくつかの実施態様においては、“荷送者”が、“グラフィック配列”の構築において使用されることになる“運送業者”の識別を限定することができる。たとえば“荷送者”が特定の“運送業者”を使用することを好む場合には、“荷送者”は、特定の“運送業者”に対して“システム”を限定することを選択できる。
【0241】
その後“システム”は、サポートしている“運送業者/サービス”のセット内の各“運送業者/サービス”を調べる<1156>。次のステップ1157は、“システム”ロジック内の多数のポイントからコントロールが戻るための接合であり、サポートしている“運送業者/サービス”のセット内の各“運送業者/サービス”に関して実行される。
【0242】
“システム”が、可能性のある、すべてのサポートしている“運送業者/サービス”を調べると<1158>、“システム”は、配達料金のセットから“グラフィック配列”を組み立てて<1159>、その“グラフィック配列”をユーザに表示する<1160>。前述したように、“グラフィック配列”の寸法は動的である。
【0243】
サポートしている“運送業者/サービス”のセット内に調べる必要のある“運送業者/サービス”が残っている限り、“システム”は、以下のこれらのプロセスを連続して実行する。
【0244】
“システム”は、“予想される荷送日”を使用して、“運送業者/サービス”の荷送の時間スパンを可能性のある配達日および時刻に切り替える<1161>。次に<1162>、“システム”は、荷送の時間スパンが土曜日に終了するか否かを決定する<1163>。それに該当すれば、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が“土曜日の配達”をサポートしているか否かを決定する<1164>。その特定の“運送業者/サービス”が“土曜日の配達”をサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0245】
その特定の“運送業者/サービス”が土曜日の配達をサポートしている場合には、“システム”が、その特定の“運送業者/サービス”に関する適切な土曜日の配達料金を決定する<1165>。
【0246】
次に“システム”は、荷送の時間スパンが日曜日に終了するか否かを決定する<1168>。それに該当すれば、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が日曜日の配達をサポートしているか否かを決定する<1166>。その特定の“運送業者/サービス”が日曜日の配達をサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0247】
その特定の“運送業者/サービス”が“日曜日の配達”をサポートしている場合には、“システム”が、その特定の“運送業者/サービス”に関する適切な日曜日の配達料金を決定する<1167>。
【0248】
その後“システム”は、荷送の時間スパン内に営業日の配達があるか否かを決定する<1169>。それに該当すれば、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が営業日の配達をサポートしているか否かを決定する<1170>。その特定の“運送業者/サービス”が営業日の配達をサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0249】
その特定の“運送業者/サービス”が営業日の配達をサポートしている場合には、“システム”が、その特定の“運送業者/サービス”に関する適切な営業日の配達料金を決定する<1171>。
【0250】
次に“システム”は、“荷送者”がe−メール配達通知を要求しているか否かを決定する<1172>。要求している場合には、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”がe−メール配達通知をサポートしているか否かを決定する<1173>。その特定の“運送業者/サービス”がe−メール配達通知をサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0251】
その特定の“運送業者/サービス”がe−メール配達通知をサポートしている場合には、“システム”が、e−メール配達通知サービスに関する適切な料金を、その特定の“運送業者/サービス”の配達料金のそれぞれに加算する<1174>。
【0252】
その後“システム”は、“荷送者”が口頭配達通知を要求しているか否かを決定する<1175>。要求している場合には、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が口頭配達通知をサポートしているか否かを決定する<1176>。その特定の“運送業者/サービス”が口頭配達通知をサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0253】
その特定の“運送業者/サービス”が口頭配達通知をサポートしている場合には、“システム”が、口頭配達通知サービスに関する適切な料金を、その特定の“運送業者/サービス”の配達料金のそれぞれに加算する<1178>。
【0254】
次に<1179>、“システム”は、“荷送者”が“運送業者/サービス”の配達時刻保証を要求しているか否かを決定する<1180>。要求している場合には、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が配達時刻保証をサポートしているか否かを決定する<1181>。その特定の“運送業者/サービス”が配達時刻保証をサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0255】
その特定の“運送業者/サービス”が配達時刻保証をサポートしている場合には、“システム”が、配達時刻保証サービスに関する適切な料金を、その特定の“運送業者/サービス”の配達料金のそれぞれに加算する<1182>。
【0256】
その後“システム”は、“荷送者”が「集荷コール」を荷送場所に要求しているか否かを決定する<1184>。要求している場合には、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が「集荷コール」サービスをサポートしているか否かを決定する<1185>。その特定の“運送業者/サービス”が「集荷コール」サービスをサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0257】
その特定の“運送業者/サービス”が「集荷コール」サービスをサポートしている場合には、“システム”が、「集荷コール」サービスに関する適切な料金を、その特定の“運送業者/サービス”の配達料金のそれぞれに加算する<1186>。
【0258】
次に“システム”は、“荷送者”が「住宅地配達(Residential Delivery)」を要求しているか否かを決定する<1187>。要求している場合には、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が「住宅地配達(Residential Delivery)」サービスをサポートしているか否かを決定する<1188>。その特定の“運送業者/サービス”が「住宅地配達(Residential Delivery)」サービスをサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0259】
その特定の“運送業者/サービス”が「住宅地配達(Residential Delivery)」サービスをサポートしている場合には、“システム”が、「住宅地配達(Residential Delivery)」サービスに関する適切な料金を、その特定の“運送業者/サービス”の配達料金のそれぞれに加算する<1189>。
【0260】
その後“システム”は、“荷送者”が「紛失保護」サービスを要求しているか否かを決定する<1190>。要求している場合には、“システム”が“運送業者データベース”(1404a〜1404n)にアクセスして、その特定の“運送業者/サービス”が「紛失保護」サービスをサポートしているか否かを決定する<1191>。その特定の“運送業者/サービス”が「紛失保護」サービスをサポートしていない場合には、その特定の“運送業者/サービス”を配達料金のセットから削除し<1177>、“システム”は、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0261】
その特定の“運送業者/サービス”が「紛失保護」サービスをサポートしている場合には、“システム”が、「紛失保護」サービスに関する適切な料金を計算し、その特定の“運送業者/サービス”の配達料金のそれぞれに適切な料金を加算<1193>した後、配達料金のセット内の次の“運送業者/サービス”に進む<1157>。
【0262】
ここで説明している本発明の一例とする実施態様においては、“荷送者”が“荷送者”入力に対するオンライン変更を行うと、“システム”が自動的に、かつ動的に“グラフィック配列”およびそのほかのスクリーンの特定部分の表示の再生成を行う。これを行うため、“システム”は、実行可能コードを生成し、それを特定の表示可能なフレームとともに“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に配信する。“グラフィック配列”の再生成を目的とするコードの配信は、上記の“グラフィック配列”の初期生成とは異なる。たとえば、図39a〜39cに図示されている本発明の実施態様の場合であれば、“グラフィック配列”の初期展開において、“システム”は、“グラフィック配列”を最初に生成する機能:すなわち、“荷送者”が荷送情報を入力する機能<1150>、提供された荷送情報が不充分であるというメッセージを“荷送者”に対して表示し、追加の情報の提供を“荷送者”に促す機能<1153>、および“グラフィック配列”を表示する機能<1160>を配信し、それらのすべてが“クライアント”の“ウェブ・ブラウザ”によって処理され;図39a〜39cに示されているこのほかのすべての機能が、1ないしは複数の“システム・サーバ”によって実行される。
【0263】
“システム”によって“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に対して行われる、“グラフィック配列”を再生成する実行可能コードの配信は、“荷送者”が各種の“荷送者小包明細”に対して入力することができるあらゆる変更を“グラフィック配列”内に動的に反映させる機能を提供する;“グラフィック配列”は、“荷送者”に再計算要求を行わせることなく、つまり「作り直す」ボタン等のクリックを求めることなく、即座に新しい情報を表示する。
【0264】
“グラフィック配列”の再生成を容易にするため、“システム”は、実行可能コードを生成し、それをフレームとともに、たとえば“小包明細”を収集するためにユーザに対して表示されるフレームとともに“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に配信する。表示可能なフレームは、クライアントのディスプレイ・デバイス上に表示するための情報のセットである。たとえば、図36aの本発明の一実施態様の場合であれば、図36aに示されている最初のフレームが、タイトル「料金および時刻」1109a、インストラクション「料金をクリックして配達日、時刻、および運送業者を選択してください。」1109b、説明「お客様がパッケージを発送する予定日:」1109c、予想される荷送日の入力フィールド1060、説明「このパッケージを次の場所から発送します:」1109d、および発送場所の入力フィールド1066を含み;図36aに描かれている2番目のフレームが、“グラフィック配列”を含む。
【0265】
“システム”が各フレームの表示を生成するとき、“システム”は、実行可能コードを生成し、それを、たとえば「料金および時刻」フレームとともに“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に配信する。その後、“ウェブ・ブラウザ・クライアント”は、その実行可能コードを使用して、“荷送者”が“荷送者の小包明細”に変更を加えるごとに、“グラフィック配列”の表示を自動的に再生成する。本発明の動的再生成の側面の一実施態様においては、“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に配信される実行可能コードがJavaScriptを使用する。
【0266】
いくつかのケースでは、“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に送信される実行可能コードが情報を提供し、かつそれ以上に“サーバ”との通信を伴うことなく、“グラフィック配列”を再生成することができる。別のケースにおいては、“サーバ”によって維持されるか、アクセス可能なデータに“サーバ”がアクセスできるように、“ウェブ・クライアント・ブラウザ”が、コントロールを“サーバ”に返さなければならない;その後“サーバ”は、“グラフィック配列”を再生成するか、あるいは“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に対して、“グラフィック配列”を再生成するために必要な情報を提供する。
【0267】
本発明の、自動的かつ動的な再生成の側面の一例とする実施態様においては、“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に配信される実行可能コードが、“運送業者規則”を“荷送者の小包明細”の変更に適用するロジックを含んでいる。たとえば、“荷送者”による特定の“サービス・オプション”、たとえば図37に示されている550〜552に対する変更は、“ウェブ・クライアント・ブラウザ”によって自動的に処理され、“ウェブ・クライアント・ブラウザ”が、そこに表示されて荷送者の変更を反映する“単一日の料金のグラフィック配列”を再生成する。この種の自動的かつ動的な再生成の一実施態様においては、関連する“運送業者”のデータベースにさらにアクセスする必要のない機能だけが“ウェブ・ブラウザ・クライアント”に配信される。
【0268】
ここで注意が必要であるが、本発明の、自動的かつ動的な再生成の側面によれば、“荷送者”が“グラフィック配列”を確認した後に、“システム”が料金の計算ならびに“グラフィック配列”の展開を行う任意のファクタに対する変更を“荷送者”が入力した場合には、“システム”が、図39a〜39cに関連して説明したものと類似のロジック・フローを使用して“グラフィック配列”を再生成する。
【0269】
この動的な再生成機能は、自動的に応答スクリーンを、“システム”全体にわたる多くの場所に再生成するために使用される。たとえば、前述したように、図36aの場合であれば、“荷送者”が“発送元ジップ・コード”および/または“荷送場所タイプ”を変更した場合に、“システム”は、可能性のある“引き渡し場所”の選択肢のリストを自動的に再生成する。
【0270】
C. 追跡
1. 消費者による追跡
“消費者”が返品パッケージの荷送を完了した後、“消費者”は、“商人”のオンライン・ストアを通じて荷送の追跡を行うことができる。図40は、“オーダー済みアイテム・スクリーン(画面)”を図示している。“消費者”は、「お客様のパッケージを追跡」リンク405をクリックすることによって、そこに記述されているアイテムに関連付けされているパッケージを追跡することができる。図41は、追跡されるパッケージについての状態情報を示している“追跡情報スクリーン(画面)”の図式表現である。
【0271】
図42〜45は、“消費者追跡”の変形実施態様を示しており、それにおいては、図42に示されている「パッケージを追跡」リンク405のクリックによって、図43に示されているような“パッケージ追跡”スクリーンが生成される。“パッケージ追跡”スクリーンは、“追跡番号”収集ウインドウ601を提供する。図44に示されているように、“消費者”は、“追跡番号”601を入力し、画面上の「提出する」ボタン602をクリックしてそのパッケージを追跡する。画面上の「閉じる」ボタン603をクリックすると、“パッケージ追跡”スクリーンが閉じる。「提出する」ボタン602のクリックは、図45に示されているような“追跡情報スクリーン”の表示を生成する。図45に示されている“追跡情報スクリーン”は、さらに、追加のパッケージを追跡するための“追跡番号”収集ウインドウ601および「提出する」ボタン602を提供する。
【0272】
2. 商人による追跡
図7に戻るが、“商人”が到来する返品荷送を観察するためのリンク116をクリックすると、“返品システム”が、その一例の実施態様を図46に示す“到来返品荷送観察スクリーン(画面)”を表示する。図46に示されているように、“到来返品荷送スクリーン”は、“商人/ユーザ”に、“表示”フォーマット620、レポートの“日数”範囲622、および“ソーティング”基準624を選択する機能を提供する。追跡基準620、622、および624のそれぞれは、プルダウン・メニュー・ボタン、たとえばそれぞれ621、623、および625を備えており、“商人/ユーザ”は、それを用いて選択肢のプルダウン・メニューを見ることができる。それぞれの選択肢のタイプに関する一例のメニューを図47に示し、その詳細を以下に説明する。
【0273】
図46の説明を続けるが、“到来返品荷送観察スクリーン”は、“商人/ユーザ”の指定した追跡基準に適合するすべての到来荷送を、“商人/ユーザ”によって指定された順序に従ってレポートする。レポート内の各エントリは、そのアイテムの返品を行っている者627、そのアイテムの荷送を行っている“サービスおよび運送業者”628、荷送日629、配達日もしくは予想配達日630、配達先631、“状態”632、“追跡”番号633、および“商人/ユーザ”が“詳細”を観察することのできるリンク640を明示している。“商人/ユーザ”は、画面上の「表示を更新」ボタン626をクリックすることによって、“スクリーン(画面)”を更新することができる。
【0274】
図47は、追跡基準のそれぞれに関するメニューの例を表した表である。図47に示されているように、表示フォーマットの追跡基準メニュー620によって“商人/ユーザ”は、「すべての返品」620−1、または状態:すなわち、「配達済み」620−2、「例外」620−3、「輸送中」620−4、または「返品要求」620−5を有するアイテムのレポートに限定することができる。
【0275】
“予想配達日”基準メニュー622は、「きょう」622−1、「2日以内」622−2、「3日以内」622−3、「4日以内」622−4、「5日以内」622−5、「6日以内」622−6、「7日以内」622−7、「今週」622−8、「明日から7日間」622−9、「明日から14日間」622−10の選択肢を提供する。
【0276】
“商人/ユーザ”は、「名宛て」624−1、「運送業者」624−2、「会社」624−3、「サービス」624−4、「荷送日」、および「状態」624−6を基準として、レポートされるアイテムのソーティング624を行うことができる。
【0277】
図48は、“到来返品荷送詳細観察スクリーン(画面)”の図式表現である。“詳細スクリーン”は、「追跡情報」650、「返品情報」660、および「オリジナル・オーダー情報」670をレポートする。“商人/ユーザ”は、“到来返品荷送観察スクリーン”に戻るとき、「到来する返品荷送を観察する」リンク680をクリックする。
【0278】
図7に戻るが、“商人/ユーザ”が「レポーティング、グラフ、およびデータ・エクスポート」リンク117をクリックすると、“返品システム”は、その一例の実施態様を図49に示す、“レポート、グラフ、およびデータ・エクスポート生成スクリーン(画面)”を表示する。“商人/ユーザ”は、このスクリーン上の適切なキーワードをクリックすることによって、SKU 700;「状態」701(「要求」701−1、「輸送中」701−2、または「配達済み」701−3等);「運送業者」702;「金額」703(「アイテムの価格」703−1、「税額」703−2、または「合計」703−3);「返品理由」704(「合計点数」704−1または「すべてをリスト」704−2);「返品センタ」705(「オンライン」705−1または「オフライン」705−2);「商人負担」706;「顧客負担」707;または「顧客ID」708に注目したレポートを選択することができる。
【0279】
“商人/ユーザ”は、レポートの「時間スライス」709、たとえば特定の「日付」709−1、「日付の範囲」709−2、「現在の日付」709−3、「前日」709−4、「翌日」709−5、「今週」709−6、「今月」709−7、「四半期」709−8、または「年」709−9等を定義することができる。ただし、ここに述べられている時間スライス709は、例示のためのものであって、本発明の限定ではない。本発明の精神から逸脱することなく、別の時間スライスを用意することも可能である。
【0280】
“商人/ユーザ”は、「レポートのグラフ」710をクリックして、選択した基準に適合する返品のグラフを表示することができる。“商人/ユーザ”は、エクスポート711をクリックして、レポートをファイルに、あるいは別のシステム等にエクスポートすることができる。
【0281】
図50は、特定のパッケージの状態の追跡に関するハイ・レベルのロジックを示したロジック・フロー図である。“返品システム”は、複数の運送業者にわたるパッケージの追跡を提供する。言い換えると、各パッケージは、複数のサポート済み運送業者の1つを用いて荷送されている可能性がある。その場合であっても、“返品システム”は、この“システム”を使用して荷送されたすべてのパッケージの追跡を提供する。
【0282】
図50に示されているように、“ユーザ”は、追跡番号19を入力する<2018aおよび2018b>。“システム”は、まず追跡番号19の検証を行う<2050>。“システム”は、“システム”データベース22上の追跡番号19に関連付けされているレコードに対するアクセスを試みることによってこの検証を行う。これを行うために“システム”は、“システム”データベース・サーバ、たとえば(図3aに示されているような)20aに追跡番号19に関連付けされているパッケージ・レコードの探し出しおよび検索を要求する。“システム”データベース・サーバ、たとえば20aは、入力された追跡番号19を使用して“システム”データベース22をサーチして指定されたパッケージ・レコードの探し出しおよび検索を行う。一実施態様においては、システム・データベース・サーバ、たとえば20aが、Sequel(読み:シークェル;構造化照会言語)7.0を使用してデータベース・アクセスを実行するべくプログラムされている。
【0283】
検証プロセスを介して、“システム”は、追跡番号19が“システム”の追跡番号であるか、あるいは“運送業者”の追跡番号であるかを決定する。次に“運送業者”の追跡番号の例を示す。
【0284】
UPS−1Z8595610344113190
Airborne(読み:エアボーン)−3918984344
FedEx(読み:フェデックス)−811152682326
USPS−EJ585489546US
Yellow Freight(読み:イエロー・フライト)−2100003475
【0285】
ユーザが、追跡番号19として“運送業者”の追跡番号を入力した場合には、パッケージの状態に応じて、あるいはそのパッケージの追跡が行われた回数に応じて、“運送業者”の追跡番号に関する情報が“システム”データベース22内に存在しないことがある。そのような場合に“システム”は、“運送業者”によって提供されたアルゴリズムを使用して“運送業者”識別を決定する。
【0286】
“システム”が、“システム”データベース22上にそのパッケージに関する情報が存在すると決定した場合には、“システム”が“パッケージ荷送状態”を分析する。検索されたレコードの“パッケージ荷送状態”が「積荷目録に記載済み」または「輸送中」であり、“パッケージ追跡状態”が「配達済み」でない場合には、“システム”が、適切な“運送業者”システムを使用してそのパッケージの追跡を準備する。検索されたレコードの“パッケージ荷送状態”が「配達済み」となっている場合、あるいはそのほかの最終状態となっている場合には、“システム”は、そのパッケージの状態をユーザにレポートする。
【0287】
追跡番号19が有効な“システム”追跡番号である場合に、“システム”は、“システム”データベース22から検索したパッケージ・レコードから、“運送業者”の追跡番号および“運送業者”のIDを抽出し、その後に要求を発する<2054>。それ以外であり、追跡番号19が“運送業者”の追跡番号であれば、“システム”は、パッケージ・レコードから“運送業者”のIDを抽出した後に、“運送業者”のインターネット・システムに要求を発する<2052>。“システム”は、“運送業者”のIDを使用して“システム”データベース22から、その“運送業者”のインターネット・ウェブ・サイトに関するインターネットURLを検索する。URL情報は、構成可能とする。
【0288】
ここで図3aに戻って参照するが、“システム”は、“運送業者”のインターネットURLを使用して、その“運送業者”のウェブ・サーバに、たとえば特定の“運送業者”のウェブ・サーバに関するURL情報を使用してウェブ・サーバ23−2〜27−2に対するHTTP接続を行う。“運送業者”に応じて、“システム”1と“運送業者”のウェブ・サーバの間の要求およびレポート・インターフェースが、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(「HTML」)、拡張マークアップ言語(「XML」)、HTMLおよびXMLの両方、または“運送業者”によって定義されたそのほかの形式に従ってプログラムされる。図51は、XMLフォーマットに従った、追跡要求を“運送業者”に提出するための要求の一例を示している。図52は、“運送業者”から返される、成功した追跡応答の一例を示しており、これについてもXMLフォーマットに従っている。
【0289】
その後“システム”は、図50に示されているように、HTTP接続を介して運送業者の追跡番号を送信する(2052または2054)。“システム”は、URLを使用して構成された接続に基づいて、どのような情報が要求されているかについて“運送業者”のウェブ・サーバに知らせる。
【0290】
“システム”1の追跡要求に対する“運送業者”のウェブ・サーバの応答が成功すると<2055>、“システム”は、“運送業者”のウェブ・サーバからの接続を解除し、応答データの構文解析を行う。一部の“運送業者”の応答データは、不必要なテキスト情報を含んでいる。“システム”は、関連する情報の構文解析を行うために、すべての不必要なテキストを除去する。
【0291】
“システム”データベース22が、そのパッケージの過去のレコードをまったく有していない場合、たとえばそのパッケージがまだ“システム”の荷送アプリケーションを使用して荷送されていない場合に、“システム”は、“パッケージ・テーブル”または“パッケージ履歴テーブル”内にそのパッケージに関するデータをストアしない。
【0292】
それ以外は、続いて“システム”が“システム”データベース22を更新し、情報を“ユーザ”にレポートする<2056>。パッケージが配達済みとしてレポートされた場合に“システム”は、“システム”データベース内の“パッケージ履歴テーブル”29を埋める。すでに述べたように、例示の実施態様においては、“パッケージ履歴テーブル”29(図3a)のレコードが“パッケージ・テーブル”28(図3a)のレコードに関して説明したものと同じデータ・フィールドを含んでいる。
【0293】
“運送業者”のインターネット・ウェブ・サーバが失敗レポートを返した場合には、“システム”は、失敗が生じたことを“ユーザ”にレポートする。“運送業者”のシステムが追跡情報を返すことに成功した場合には、“システム”は、パッケージの現在の状態を表示する。
【0294】
変形実施態様においては、追跡番号19が“運送業者”の追跡番号である場合に、“サーバ”が、その“運送業者”の追跡番号が有効な追跡番号であるか否かを検証する。“運送業者”の追跡番号が有効な番号でない場合には、“サーバ”が、無効追跡番号エラーを返す。“運送業者”の追跡番号が有効な番号である場合には、“サーバ”が積荷目録に記載済みのパッケージに対するその番号の突き合わせを試みない;“サーバ”は、特定の“運送業者”のインターネット追跡ルーティンを使用して、そのパッケージの追跡を行う;さらに、要求を行っている“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”に追跡応答を返す。
【0295】
別の実施態様においては、追跡番号19が“システム”の追跡番号であった場合に、“システム”が、その“システム”の追跡番号が有効な“システム”の追跡番号であることを確認する。“システム”の追跡番号が有効な追跡番号でない場合には、“サーバ”が、無効追跡番号エラーを返す。“システム”の追跡番号が有効な番号である場合には、“サーバ”が“システム”データベース22にクエリを行って、その“システム”の追跡番号に対応する“運送業者”の追跡番号を見つけ出す。その“システム”の追跡番号に関するパッケージ・レコードが見つからなかった場合には、“サーバ”が、要求を行っている“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”にエラーを返す。このエラー・メッセージは、パッケージ・レコードが見つからなかったことを示し;ユーザに対して、引き渡したパッケージからの追跡番号であることの検証を要求し、荷送された日と同じ日にパッケージを追跡しようとしていることを通知する。パッケージ・レコードが見つかり、かつ実際の荷送日が現在の日付と同じである場合には、“サーバ”が、要求を行っている“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”にエラーを返し、荷送された日と同じ日にパッケージを追跡することができない旨を示す。
【0296】
この変形実施態様においては、“サーバ”が“運送業者”の追跡番号の識別を完了すると、“サーバ”が、“運送業者”のインターネット追跡ルーティンを使用してパッケージの追跡を行う。“運送業者”のインターネット追跡ルーティンからの追跡応答がエラーを示している場合には、“サーバ”が、“運送業者”のインターネット追跡ルーティンを介してパッケージの別の追跡を試みる。この2番目の追跡要求がエラーをもたらした場合には、“サーバ”が、要求を行っている“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”に、“運送業者”がパッケージを追跡できないことを通知し、“エラー・ログ”番号、“システム”の追跡番号、“運送業者”の追跡番号、追跡要求が発生した日付および時刻、“運送業者”によってレポートされたエラー応答を含み、かつ追跡要求を行っている“ユーザ”の“アカウント名”がわかっていればそれを含む追跡要求エラーのログを記録する。
【0297】
これに対して、“運送業者”が有効な追跡応答を返した場合には、“サーバ”が、追跡応答を用いて“サーバ・データベース”内のパッケージ状態を更新し、要求を行っている“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”に対して、後述するように“システム・データベース”からの詳細パッケージ情報を返す。
【0298】
ユーザが“運送業者”の追跡番号を供給した場合には、“ウェブ・クライアント”が、特定の“運送業者”のインターネット追跡機能によって提供される基本的な追跡情報を表示する。本発明の一実施態様においては、ユーザが、パッケージの追跡のために“運送業者”の追跡番号を提供すると、その“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”からその“ユーザ”に“運送業者”の識別が求められる。
【0299】
“ユーザ”が“システム”の追跡番号を提供し、続いて“ユーザ”がアカウントにログオンするか、あるいは有効なログオン情報を入力した場合には、その情報が、パッケージを荷送した“アカウント”に対応していなければならない。その場合、“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”は、次の情報:すなわち、“システム”の追跡番号;受取人の住所;引き渡し場所;“運送業者”およびサービス;可能であれば“運送業者”の追跡番号;可能であれば実際の荷送日;可能であれば配達先の住所;可能であれば配達場所;可能であれば配達日;可能であれば配達時刻;可能であれば情報ごとの署名;パッケージの料金;パッケージの重量;パッケージの寸法、;パッケージング;顧客参照情報;すべてのスキャン・アクティビティを表示する。
【0300】
これに対して、“ユーザ”がアカウントにログオンしない場合、有効なログオン情報の入力に失敗した場合、あるいはパッケージを荷送した“アカウント”に対応していない“アカウント”にログオンしている場合には、“ユーザ”の“ウェブ・クライアント”は、次の情報:すなわち、“システム”の追跡番号;受取人の連絡者名;受取人の会社名;“運送業者”およびサービス;可能であれば“運送業者”の追跡番号;可能であれば実際の荷送日;可能であれば配達先の住所;可能であれば配達場所;可能であれば配達日;可能であれば配達時刻;可能であれば情報ごとの署名;パッケージの重量;顧客参照情報;すべてのスキャン・アクティビティを表示する。
【0301】
D. 返品商人サービス・システム
本発明の“返品商人サービス・システム”(ここでは「iReturn(読み:アイリターン)」システムと呼ぶこともある)コンポーネントは、特に次のことに関してプログラムされている商品返品コンピュータ・システムを提供する:すなわち、複数の運送業者による特定のパッケージの荷送の見積もりを行う要求を第2のコンピュータ・システムから受け取ること;第2のコンピュータ・システムから受け取った荷送の見積もりの要求に応答して、特定のパッケージを荷送するための複数の荷送料を計算すること;複数の運送業者の1つによる特定のパッケージの返品荷送を処理する要求を第2のコンピュータ・システムから受け取り、要求の状態を含めて第2のコンピュータ・システムに対する応答を生成すること;第2のコンピュータ・システムから受け取った、複数の運送業者の1つによる特定のパッケージの返品荷送を処理する要求に応答して特定のパッケージの荷送に関する荷送料金を計算すること;第2のコンピュータ・システムから受け取った、複数の運送業者の1つによる特定のパッケージを荷送するための荷送ラベルを準備する要求に応答し、第2のコンピュータ・システムに対する応答として特定のパッケージの荷送のための荷送ラベルを生成し、その荷送ラベル応答を第2のコンピュータ・システムに送ること;第2のコンピュータ・システムから受け取った、複数の運送業者の1つによる特定のパッケージを返品荷送するための商品返品ラベルを準備する要求に応答し、第2のコンピュータ・システムに対する応答として特定のパッケージの返品荷送のための商品返品ラベルを生成し、その商品返品ラベル応答を第2のコンピュータ・システムに送ること;第2のコンピュータ・システムから受け取った、特定のパッケージを受領済みとして識別する要求に応答し、データベース内の特定の返品レコードの状態を、受領済みとして指定することであって、それにおいて特定の返品レコードが特定のパッケージに対応しているものとすること;第2のコンピュータ・システムから受け取った、特定のパッケージの返品荷送を処理する要求に応答し、運送業者のコンピュータ・システムから特定のパッケージに関する荷送状態を獲得すること;第2のコンピュータ・システムから受け取った、複数の運送業者の1つによる特定のパッケージの返品荷送を処理する要求に応答し、特定のパッケージに対応する返品レコードをデータベース内にストアすること;複数の運送業者による特定のパッケージの荷送を見積もる要求を生成し、その要求を、グローバル通信システムを介してディジタル的に第2のコンピュータにアドレスすること;複数の運送業者の1つによる特定のパッケージの返品荷送を処理する要求を生成し、その要求を、グローバル通信システムを介してディジタル的に第2のコンピュータにアドレスすること;複数の運送業者の1つによる特定のパッケージを荷送するための返品荷送ラベルを準備する要求を生成し、その要求を、グローバル通信システムを介してディジタル的に第2のコンピュータにアドレスすること;特定のパッケージの荷送を処理するための商品返品ラベルを準備する要求を生成し、その要求を、グローバル通信システムを介してディジタル的に第2のコンピュータにアドレスすること;に関してプログラムされている商品返品コンピュータ・システムを提供する。
【0302】
1. ユーザおよび外部システム・インターフェース
図53は、本発明の一例の実施態様における機能コンポーネントの概要、および機能コンポーネントとシステム外部のエンティティの間の特定のインターフェースを表した図式表現である。図53に示されているように、複数の“商人”のシステムの1つ、たとえば4001が、“iReturn商人サービス・システム”(ここでは単純に「システム」と呼ぶこともある)4000と、“商人”アカウント用のデータ4011のダウンロード等を目的として直接4004、あるいはインターネット4003を通じてシステム4000と通信するアプリケーション・プログラム・インターフェースのインストラクション4005を介して通信する。
【0303】
各“商人”のオンライン“顧客”、たとえば4007は、その顧客のコンピュータ、たとえば4006を伴って構成されているディスプレイ・デバイス、たとえば4002上において、特定の“商人”のシステム4001と“システム”4000のインターフェースの結果を観察する。
【0304】
複数の“商人”のそれぞれ、たとえば4004は、“システム”4000の各種の追跡ならびにマネジメント・レポーティング機能に、特にディスプレイ・デバイス、たとえば4009を伴って構成され、インターネット、たとえば4003’に接続されるコンピュータ、たとえば4008を使用してアクセスする。追跡ならびにマネジメント・レポーティング機能は、“システム”4000の“ホーム・ページ”を介した選択肢として利用することができる。ここではこの“システム”4000を「iReturn」と呼ぶこともある。
【0305】
“システム”4000は、インターネット4003’を介して複数の“運送業者”システム、たとえば4010−1〜4010−nと通信し、荷送された小包の荷送および配達の状態を追跡する。
【0306】
“システム”4000は、少なくとも1つの“サーバ”を介して提供される。サーバは、通信リンクを介してインターネットに接続されるコンピュータ・デバイスである。各サーバ・コンピュータは、特定の機能、たとえばデータベース・アクセスの実行専用とすることができる。それに代えて、各サーバが複数の機能を実行することもある。
【0307】
2. アカウント・データベース
本発明の一例の実施態様は、“アカウント・データベース”から各加入“商人”に関する情報を検索し、かつ使用する。一例の実施態様の“アカウント・データベース”に取り込まれ、ストアされるデータのタイプ、および加入“商人”が“アカウント・データベース”情報を入力するユーザ・インターフェース・スクリーン(画面)の実施態様の例については、すでに前述したとおりである。“アカウント”レベルにおいて維持される情報を次に示す。
【0308】
−認証済みAPI要求とともに使用するためのユーザIDおよびパスワード
−“返品”レコードがこの“アカウント”のコンピュータにダウンロードされる頻度
−データのダウンロードが送信されることになるアドレス(URL)
−ウェブ・ページの共通ブランド情報
−商人のロゴの位置
【0309】
“アカウント”の“ユーザ”に関して維持される情報を次に示す。
【0310】
−“ユーザ”が観察し、あるいはプリントするためにアクセスした“返品”レコードの識別。
−“アクセス”クラスの識別:“管理者”クラスは、この“アカウント”に関するすべてのレコードに対するアクセス権を有する;“顧客・サービス”クラスは、この“アカウント”に関するすべてのレコードに対するアクセス権を有する;“ウェアハウス”クラスは、それぞれのウェアハウスに向けられたレコードのみに対するアクセス権を有する。
−−ウェアハウスの“リスト”が維持されている。
−−−地域ウェアハウス・マネージャのログオンのために、複数のウェアハウスがリストされることもある。
−この“ユーザ”ログオンがどの“カスタム返品レポート”にアクセスしたかの識別。各レポートに関する次の事項:
−−“顧客返品レポートID”。
−−Stamps.com(読み:スタンプス・ドット・コム)のProfessional Services Group(読み:プロフェッショナル・サービセズ・グループ)によって開発されたレポーティング手順に対するポイント。
−−このレポートに関するパラメータ値。
−−このアカウントおよびユーザのログオンに関する時刻に先行して決定することができる、レポートが要求するパラメータ値。
−−これはスケジュールされたレポートか、あるいはこの問題だけのレポートか。
−−スケジュールされたレポートの場合:
−−−このレポートをいつ実施するか。
−−−レポートが振り向けられるユーザ/場所の識別。
【0311】
3. iReturnデータベース
引き続き図53を参照するが、“システム”4000は、“iReturnデータベース”4028内に、この“システム”を使用して荷送された各小包に関するデータ、および荷送される小包により返品される各製品もしくは複数の製品についての“商人”情報を維持している。“システム”は、特に、“製品テーブル”4030、“パッケージ・テーブル”4032、および“パッケージ履歴テーブル”4029を“iReturnデータベース”4028内に維持している。“システム”は、“パッケージ・テーブル”4032から情報を選択し、その情報を“パッケージ履歴テーブル”4029に転送する“自動エンド・オブ・デイ(End of Day)”プロセス4031を実行することによって、“パッケージ履歴テーブル”4029を更新する。“製品テーブル”4030、“パッケージ・テーブル”4032、および“パッケージ履歴テーブル”4029にストアされる情報のタイプの例とする実施態様については、図3aに示した“製品テーブル”30、“パッケージ・テーブル”28、および“パッケージ履歴テーブル”29にストアされるものとしてすでに開示したとおりである。
【0312】
4. iReturn到来マネージャ
引き続き図53を参照すると、“システム”4000は、ここでは「iReturn到来マネージャ」とも呼ばれることがあるウェブ−ベースのユーザ・インターフェース4040を提供し、それを用いて加入“商人”は、追跡およびマネジメント情報ならびにレポートを閲覧する。“商人”4004は、ディスプレイ・モニタ、たとえば4009を伴うコンピュータ、たとえば4008を介して“iReturnホーム・ページ”4041にアクセスするが、それにおいてコンピュータ4008は、インターネット4003’に接続されている。
【0313】
“iReturn到来マネージャ”4040は、“iReturnログオン”プロセス4042をもたらす“iReturnホーム・ページ”4041を提供する。“商人”がログオンに成功すると、“iReturn到来マネージャ”4040が、“ウェルカム・ページ”4043を示す。
【0314】
ログオンに成功した後、“商人”は、“iReturnホーム・ページ”4041を介して、各種の“レポート・リスト”4047からの選択を行うことができる。“商人”は、“レポート・リスト”4047から、その特定の“商人”が有する特定のタイプのレポートを閲覧できる権限に従って“レポート”4048の閲覧またはプリントを行うことができる。
【0315】
ログオンに成功した後、“商人”は、“iReturnホーム・ページ”4041から、“iReturn到来マネージャ・モニタ”4044とのインタラクションを行うこともできる。“iReturn到来マネージャ・モニタ”4044を使用して、“商人”は、“要約追跡情報”4045を要求することができる。“商人”が、“要約追跡情報”4045上に表示されている特定の小包の追跡番号をクリックすると、クリックした(選択した)小包(1ないしは複数)の“詳細追跡”情報4046が、“iReturn到来マネージャ”4040によってレポートされる。
【0316】
5. iReturn商人サービスAPI
引き続き図53を参照するが、“iReturn商人サービス”アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)4020〜4023が、1ないしは複数のAPIサーバ上に備わっている。“iReturn商人サービス”アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)4500、4020〜4023、および4050は、特定タイプの電子オブジェクトを構成するAPI要求を受け取り、処理するプログラム・インターフェースである。これにおいて、APIサーバ(1ないしは複数)と言うときは、“iReturn商人サービスAPI”機能を包含する各種アクティビティを実行するべくプログラムされた1ないしは複数のサーバ・コンピュータ指し、その機能には、限定する意図ではないが各種タイプのAPI要求の受信および解釈、および適切な当事者システムに対する各種タイプのAPI応答の組み立ておよび送信が含まれる。
【0317】
本発明の一例の実施態様においては、“iReturn商人サービスAPI”が、XML(拡張マークアップ言語)ドキュメントのフォームのAPIを受信し、処理する。XMLは、電子ドキュメント用のマークアップ言語である。XML等のマークアップ言語は、特定の定義済みデリミタおよびタグ名を使用して、電子ドキュメント内のマーク付きテキストの意味および/または構成を指定する。
【0318】
“iReturn商人サービスAPI”4500、4020〜4023、および4050は、API要求に応答して“iReturnデータベース”4028にアクセスし、各APIに固有の規則のセットに従って、かつ“iReturnデータベース”4028から検索した情報を用いてAPI応答を準備する。“iReturn商人サービス・システム”4000は、たとえば4つのAPI:“返品製品”4020、“受領製品”4021、“ラベル・パッケージ”4023、およびPrice It4022を提供し、そのぞれぞれについては、より詳細を以下に述べる。“ラベル・パッケージAPI”4023は、荷送ラベルをプリントする要求を処理し、その種の要求に応答して“ロケーション・データベース”4026ならびに“iReturnデータベース”4028にアクセスし、たとえば“USPS返品ラベル”4024、および“UPS返品ラベル”4025といった荷送ラベルをプリントするための情報を獲得する。
【0319】
“iReturn商人サービス・システム”4000は、さらに、インターネット4003’を介して複数の“運送業者システム”、たとえば4010−1〜4010−nのそれぞれに追跡要求を発行するTrack It API 4050を提供する。各追跡要求は、“システム”4000を使用して荷送された特定のパッケージに対応する。追跡機能ならびに追跡ユーザ・インターフェース機能の実施態様の例についてはすでに開示した。
【0320】
さらに“iReturn商人サービス・システム”4000は、“商人”アカウント・レベルならびにそのほかのレベルにおいて“システム”4000に到来するAPI要求およびそれから出て行くAPI応答を監視する“iReturnアカウント・アクティビティ・モニタ”4033を提供する。“iReturnアカウント・アクティビティ・モニタ”は、それが収集した情報から“アクティビティ・レポートおよび要約”4034を生成する。
【0321】
図54は、上に述べた“iReturn商人サービス・システム”4000の機能コンポーネントの代替ビューを提供するハイ・レベルのブロック図である。図54に示されているように、“iReturn商人サービス・システム”4000は、“iReturnデータベース”4028、“アカウント・データベース”4027、“iReturn到来マネージャ”4040、および複数のAPI 4500、4020〜4023、4050から構成される。
【0322】
6. パッケージ・テーブル
“返品サービス・システム”内における“パッケージ・テーブル”は、特に次の情報を含んでいる:(1)“パッケージ追跡状態ID”;(2)“パッケージ荷送状態ID”;(3)“実際の配達時刻”;(4)“配達先”情報;(5)“荷送日”;(6)“運送業者の追跡番号”;(7)“システムの追跡番号”;(8)“運送業者ID”;(9)“実際のパッケージ重量”;(10)“サービスの説明”;(11)“パッケージOID”(返品レコード・キーと呼ぶこともある−−内部的に生成された番号);(12)“認証済み”−−その商人がこの返品を認証済みであることを意味する。レコードはアクティブである;(13)“受領済み”−−その商人が製品(1ないしは複数)を受領済みであることを意味する。レコードがアクティブでなくなる;(14)“履歴”−−レコード(パッケージならびに製品)がアーカイブ済みであることを意味する;(15)“パージ済み”−−レコードが削除済みである(無効化されている)ことを意味する;(16)次の情報は、そのパッケージ内の返品される各製品に関して繰り返される(各フィールドの定義は、注記を除き“商人”指定およびオプションである):
(a)“商人のクロス・リファレンス番号”−−これは、各“商人”のシステムが使用して特定のパッケージ内の製品(1ないしは複数)を参照する値である;
(b)“製品コード”−−通常は製品のSKU;
(c)“製品カテゴリ”は商人指定のグループ化メカニズムである;
(d)返品に関する“理由”コードは、その製品が返品された理由を示す−−なぜその製品が返品されるかについての短い説明;
(e)“商人”の“返品商品認証(「RMA」Return Merchant Authorizaton)番号”−−各製品と関連付けされている。一例の実施態様においては、商人が各個別のアイテムの認証を行う場合には、各製品が対応するRMAを有している;それとは異なり、商人が全体の返品に認証を行う場合には、単一のRMAが全体の返品に適用される;
(f)“製品の説明”;
(g)“製品の製造者”;
(h)“製品の品質”;
(i)“製品の価格”;
(j)“製品の税額”;
(k)“製品の返金”額;
(l)“製品の荷送料の負担”(指示子または識別子);
(m)“オリジナルのオーダー”番号;
(n)“オリジナルのオーダー”の日付;
(o)“オリジナルのオーダー”の状態;
(p)“オリジナルのオーダー”の顧客名;
(q)“オリジナルのオーダー”の顧客識別子。
【0323】
7. iReturn到来マネージャ・モニタ
“iReturn到来マネージャ”4040は、1ないしは複数の“iReturnシステム”サーバ上においてホストされたウェブ−ベースのアプリケーションである。これは、“商人”の要員、たとえば“商人”の“返品管理者”、“返品マネージャ”、“ウェアハウス・マネージャ”、“顧客・サービス”等に、特に、返品された製品ならびに製品カテゴリ、返品の理由、返品の宛先、返品荷送の到着スケジュールの見積もり、および返品荷送状態を観察するツールを提供する。
【0324】
図55は、“iReturn到来マネージャ”4040の特定の機能コンポーネントを図式的に表したハイ・レベルのブロック図である。図55に示されているブロック図は、各“商人”に用意されたメイン選択肢オプション・ページから各“商人”が選択することのできる機能を図示している。“認証”は、“アカウント”レベルにおいて“iReturn到来マネージャ”4040によって提供される。“商人”が“iReturnログオン・スクリーン(画面)”4100を介して“iReturn到来マネージャ”4040にログオンするとき、“マネージャ”4040は、その“商人”のアカウント情報を(図53に示されている)“アカウント・データベース”4027から受け取り、特定の“商人”の、“システム”に対するアクセスおよびレポートの閲覧に関する権限を決定する。
【0325】
“iReturn到来モニタ”4101は、図56に示されているように“未決の荷送”について、あるいは図57に示されているように到来する荷送について、特定の“商人”の“返品”に関する情報を表示する。“iReturn到来モニタ”4101は、ユーザ入力フィールドを提供し、それを用いて表示フィルタ4102のユーザ入力を取り込む。“iReturn到来モニタ”4101は、さらにユーザによる表示タイトルの選択に応答して、“返品”の表示のソート4103を行う。“商人”が1ないしは複数の特定の表示行のアイテムに関する選択メカニズムをチェックしたことに応答して、“iReturn到来モニタ”4101は、選択されたアイテムのそれぞれの詳細を“iReturnデータベース”から検索し、その詳細を画面上に表示する。
【0326】
“iReturn到来マネージャ・レポート”機能4105は、すべての“商人”が利用することのできる標準“返品”レポート4106を提供する。また“iReturn到来マネージャ・レポート”機能4105は、閲覧が認証されている“商人”だけが利用することのできるカスタム“返品”レポート4107を提供する。
【0327】
図56は、特定の“商人”に関するPending(未決)4111荷送となっているパッケージの、“iReturn到来モニタ”4101による表示の例を示した図式表現である(ここでは「未決ログ」と呼ぶこともある)。図56に示されているように、Pending(未決)4111パッケージに関する例示の“iReturn到来モニタ”の表示は、各種の表示レポーティング・フィルタを提供する。この表示レポーティング・フィルタは、“商人”に対するプルダウン・メニュー4123を伴った状態選択4110の提供を含み、それをクリックすると、“未決”状態カテゴリ内の状態のリストが画面上に表示され、そこから:(a)“将来”;(b)“保存済み”;(c)“準備完了”;および(d)「すべて」を選択する。ここではフィルタが、状態選択肢として「すべて」を表示している。“商人”は、レポートされる状態のアイテムを、“商人”が指定した特定の状態または状態カテゴリを伴うアイテムに限定して表示するために、これらの状態の1つを選択することができる。
【0328】
例示の実施態様においては、それぞれの“未決”状態が次のような意味を有している:すなわち(a)“将来”:特定のパッケージ用のラベルがプリントされたが、パッケージが翌日またはそれ以降まで荷送されない;(b)“保存済み”:パッケージのグループの特定のパッケージに関して不完全な情報が入力されたが、まだラベルがプリントされていない;(c)“準備完了”:特定のパッケージ用の荷送ラベルがプリントされ、現在の日付が終わるまでに荷送されることがスケジュールされているが、エンド・オブ・デイ(End of Day)プロセスがまだ実行されていない;(d)“すべて”:状態に関係なくすべてのレコードをレポートする。
【0329】
また例示の“iReturn到来モニタ”は、“商人”に、入力選択フィールド表示レポーティング・フィルタを提供し、“商人”は、それを用いて表示される状態アイテムを特定の「発送元」4112の場所もしくは場所のカテゴリに限定することができる。“商人”が「発送元」4112のエントリ・フィールドにテキストを入力すると、例示の“iReturn到来モニタ”は、“商人”の指定したテキストで開始する“連絡者名”に関するすべての荷送レコードをレポートする。
【0330】
例示の“iReturn到来モニタ”は、さらに“商人”に、入力選択フィールド表示レポーティング・フィルタを提供し、“商人”は、それを用いて表示される状態アイテムを特定の「配達日」4113に限定することができる。“配達日フィルタ”4113にはプルダウン・メニュー・ボタン4114が備わり、それをクリックすると“配達日”の選択肢およびカテゴリのリストが画面上に表示され、それには(a)「すべて」(すべてのパッケージをレポートする);(b)“きょう”(現在の日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(c)“昨日”(現在の日付の1日前の日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(d)“2日以内”(現在の日付またはその1日前の日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(e)“3日以内”(現在の日付またはその2日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(f)“4日以内”(現在の日付またはその3日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(g)“5日以内”(現在の日付またはその4日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(h)“6日以内”(現在の日付またはその5日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(i)“1週間以内”(現在の日付またはその6日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする);(j)“2週間以内”(現在の日付またはその13日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする);および(k)“1箇月以内”(現在の日付またはその29日前までの日付を有するすべてのパッケージをレポートする)が含まれている。未決表示4111においては、“商人”が“将来”の状態フィルタを選択すると“配達日”のドロップ・ダウン・リスト・ボタン4114が非アクティブになる。
【0331】
例示の“iReturn到来モニタ”は、「GO(進む)」ボタンを表示するべくプログラムされている。例示の“iReturn到来モニタ”は、さらに、“商人”によってこの「GO(進む)」ボタンがクリックされたとき、“商人”の表示フィルタ指定によって指定されたすべての基準を満たすレコードだけを選択してレポートするべくプログラムされている。
【0332】
“iReturn到来モニタ”が、1ないしは複数の“商人”指定のフィルタを表示(ここでは「ログ」と呼ぶこともある)に適用するとき、“iReturn到来モニタ”は、それに続く“商人”による「次へ」ボタン4132または「戻る」ボタン4131のクリックに応答して、次または前のフィルタ・クエリ結果を、それぞれの場合に応じて表示するべくプログラムされている。
【0333】
例示の“iReturn到来モニタ”は、レポートされるパッケージを、次のタイトルを伴う表示画面上のリストとして表示する:すなわち「状態」4124;「発送元」4125;「追跡番号」4126;「運送業者/サービス)4127;Destination(配達先)4128;Ship Date(荷送日)4129;およびDelivery Date(配達日)4130である。“iReturn到来モニタ”は、特定のタイトル上のシングル・クリックに応答してレポートされているすべてのパッケージを、クリックされたタイトルに対応するフィールドの内容に応じて昇順にソートするべくプログラムされている。さらに“iReturn到来モニタ”は、個々のタイトルのダブル・クリックに応答してクリックされたタイトルに対応するフィールドの内容に応じて降順にソートするべくプログラムされている。
【0334】
例示の“iReturn到来モニタ”は、レポートされるパッケージのそれぞれについて、次のフィールドを表示する:すなわち“パッケージ状態”4116;“発送元連絡者名”4117;利用可能であれば“システムの追跡番号”、利用可能でなければ運送業者の追跡番号4118;“運送業者/サービス”4119;“配達先”4120;“荷送日”4121;および“配達日”4122である。
【0335】
図57は、特定の“商人”に関する、Inbound(到来)4140荷送となっているパッケージの“iReturn到来モニタ”の表示例を示した図式表現である(「到来ログ」)。“到来”ログのレポーティング機能は、いくつかの例外を除けば“未決”ログのレポーティング機能と類似であり、それについて次に説明する。
【0336】
図57に示されているように、例示の“iReturn到来モニタ”の到来4140表示は、図56に関して前述したような表示レポーティング・フィルタを提供する。“iReturn到来モニタ”の“到来”ログは、“商人”に、プルダウン・メニュー・ボタン4123を伴う状態選択4110を提供し、それをクリックして“到来状態カテゴリ”から状態のリストを表示させ、そこから:(a)“荷送済み”;(b)“輸送中”;(c)“配達済み”;(d)“受領済み”;(e)“例外”;および(f)「すべて」を選択する。ここではフィルタが、状態選択肢として「すべて」を表示している。“商人”は、レポートされる状態のアイテムを、“商人”が指定した特定の状態または状態カテゴリを伴うアイテムに限定して表示するために、これらの状態の1つを選択することができる。
【0337】
例示の実施態様においては、それぞれの到来状態が次のような意味を有している:すなわち(a)“荷送済み”:荷送ラベルがプリントされ、そのパッケージに関するエンド・オブ・デイ(End of Day)プロセスが完了している;(b)“輸送中”:関連する運送業者が特定のパッケージを集荷し、スキャン・データが利用できる;(c)“配達済み”:運送業者がパッケージの配達を完了していることをレポートした;(d)“受領済み”:配達先のポイントが特定のパッケージを受領したことをレポートした;(e)“例外”:関連する運送業者が特定のパッケージに関して配達の問題をレポートしている;および(f)“すべて”:状態に関係なくすべてのレコードをレポートする。
【0338】
図57に示されているように、“到来ログ”は、“到来ログ”にリストされた各アイテム・パッケージに関連付けされた入力ボックス、たとえば4141を提供する。“商人”は、1つもしくは任意数の入力ボックスをクリックし、続いて“機能”ボタン、たとえば「直ちに追跡」4143、または「受領済み」ボタン4144をクリックすることができる。“商人”が1ないしは複数の特定のパッケージに関する入力ボックスをクリックすると、“iReturn到来モニタ”は、たとえば4142に関して示されているように、そのパッケージを選択済みとしてマークする。
【0339】
“商人”が1ないしは複数の特定のパッケージに関する入力ボックスをクリックし、続いて「受領済み」ボタン4144をクリックすると、“iReturn到来モニタ”が、図53に図示されているように、選択されたパッケージ(1ないしは複数)に対応するレコードの“返品状態”を更新して「受領済み」状態を反映することによってそれに応答し、そのパッケージのレコードを“パッケージ・テーブル”4032から“パッケージ履歴テーブル”4029に移動してそのパッケージに関する新しい状態を“到来ログ”内に反映し、さらに特定のパッケージに関する“返品”レコード・オーディット(検査)・フィールド内における上書きとしてその“商人”ユーザの識別を記録する。
【0340】
“商人”が特定のパッケージを誤って“受領済み”とマークした場合に、“商人”は、その特定のパッケージ(1ないしは複数)に関する入力ボックスをクリックし、続いて「元に戻す」ボタン4145をクリックすることができる。“iReturn到来モニタ”は、再び図53に示されているように、“元に戻す”べく選択されたパッケージ(1ないしは複数)に対応するレコードの“返品状態”を、以前の状態に更新し、そのパッケージのレコードを“パッケージ履歴テーブル”4029から“パッケージ・テーブル”4032に戻し(一実施態様においては、最初に“商人”に対して特定のパッケージを元に戻すインストラクションの確認を要求した後に限ってこれが行われる)、そのパッケージに関する元の状態を“到来ログ”内に反映し、さらに特定のパッケージに関する返品レコード・オーディット・フィールド内における上書きとしてその“商人”ユーザの識別を記録する。
【0341】
一実施態様においては、“未決ログ”もまた入力ボックスを提供する。その種の実施態様においては、“商人”ユーザが“未決”パッケージの状態を「受け取り済み」にすべく更新することを要求できる。その種の実施態様においては、“商人”ユーザが、以下の図58に関する“到来”パッケージの説明と同様に“未決”パッケージについての“詳細追跡”情報の要求を行うこともできる。
【0342】
引き続き図57を参照するが、“商人”が1ないしは複数の特定のパッケージに関する入力ボックスをクリックした場合には、“iReturn到来モニタ”が、それらの特定のパッケージを、たとえば4142として示されているように、選択済みとしてマークする。続いて“商人”が「直ちに追跡」4143をクリックすると、“iReturn到来モニタ”は、選択されたパッケージのそれぞれに関する“詳細追跡”情報をレポートすることによってそれに応答する。次に、図58との関連から“詳細”追跡情報について説明する。
【0343】
図58は、本発明の一例の実施態様における一例の“詳細追跡”要求に関する一例の“詳細追跡”表示を示した図式表現である。図58に示されているように、“iReturn到来モニタ”は、“商人が選択した”パッケージに関する“詳細追跡”情報の準備および表示を行う。
【0344】
一実施態様においては、“詳細追跡”情報が、API要求の受け取られたすべてのパッケージに関して周期的ベースで収集される。別の実施態様においては、“商人”が「直ちに追跡」ボタン4143(図57)をクリックした各パッケージに関する“詳細追跡”情報についても、“iReturn到来マネージャ”が収集を行う。“運送業者”システムから“iReturn到来モニタ”によって獲得される“追跡情報”についてはすでに開示したとおりである。
【0345】
表示される“詳細追跡”情報は、図58に示されているように:発送元の場所/住所4150、配達先の場所/住所4151、パッケージの寸法506、パッケージの重量500、含まれている製品の数4161、運送業者およびサービス4119、荷送オプションたとえば紛失保護516、荷送料負担のタイプ、たとえば“商人”の“運送業者アカウント”4160、荷送サービス料4152、荷送オプション料4153、“追跡”レポートの“状態”の日付および時刻4162、追跡状態4116、運送業者4119−1、サービス4119−2、システムの追跡番号633、運送業者の追跡番号450、参照番号4155、荷送日4121、配達先4156、予想配達日4122、予想配達時刻4157、状態が“配達済み”の場合には配達に署名した“者の名前”4158、オリジナル・オーダー情報4163、およびそのパッケージ内の返品される各“製品”の情報、たとえば4164−1および41614−2を含んでいる。“iReturn到来モニタ”は、スケーラブルであり、不定数を「n」とするとき、1からnまでの製品を提供する。一例の実施態様においては、「n」が1つのパッケージ内の20個までの製品に制限される。ただし、この一実施態様における1つのパッケージ当たりを20個の製品とする制限は、例示のためのものであり、本発明の限定ではない。
【0346】
例示した実施態様におけるオリジナル・オーダー情報4163は、たとえばオーダー番号401、オーダー日407、オーダー状態673、顧客名627、および顧客ID675を含む。この“詳細追跡”表示の一例とする実施態様に表示されるオリジナル・オーダー情報4163は、例示のためのものであり、本発明の限定ではない。本発明は、API要求によって供給される任意のオリジナル・オーダー情報、あるいは“アカウント・データベース”もしくは“iReturnデータベース”にアクセスするキーとしてAPIから、または特定の運送業者システムから獲得された情報を使用して獲得可能な任意の“オリジナル・オーダー”情報の表示を提供する。同一のパッケージ内において、単一のオリジナル・オーダーからの複数の製品が返品される場合には、すべての“製品情報”に先行して“オリジナル・オーダー情報”が1度だけ表示される。その逆に、複数の“オリジナル・オーダー”から複数の製品が返品される場合には、返品されるそれぞれの“製品”ごとに、“製品情報”とともに“オリジナル・オーダー情報”が表示される。
【0347】
例示の実施態様において表示される、そのパッケージ内の返品される各製品に関する“詳細追跡製品情報”は、たとえばレコード・キー4159−1、認証番号662−1、製品カテゴリ662−1、SKU 700−1、製品の説明404a−1、製造者の名前404b−1、返品される製品の数量404c−1、価格173−1、オリジナルの購入に課せられた税額174−1、返金額172−1、荷送料を負担する当事者の識別707−1、たとえば顧客、返品理由427−1、顧客のコメント425−1を含んでいる。ただし、ここに例示した“詳細追跡”表示の実施態様に表示される“製品情報”は、例示のためのものであり、本発明の限定ではない。本発明は、API要求によって供給される任意の“製品”情報、あるいは“アカウント・データベース”もしくは“iReturnデータベース”にアクセスするためのキーとしてAPI要求から、または特定の運送業者システムから獲得された情報を使用して獲得可能な任意の製品情報の表示を提供する。
【0348】
“詳細追跡”表示は、「到来マネージャ」タブ4170を備え、“商人”は、それをクリックしてメイン“iReturn到来マネージャ”のオプション選択ページに戻る。また“詳細追跡”表示は、戻るボタン4171および終了ボタン4172を備えている。“商人”が戻るボタン4171をクリックすると、“iReturn到来マネージャ”は、“商人”が見ていた直前のスクリーン、たとえば別の“詳細追跡”表示に戻す。“商人”が終了ボタン4172をクリックした場合には、“iReturn到来マネージャ”は、“商人”が“詳細追跡”表示に入ったときにいた“iReturn到来マネージャ追跡ログ”に戻す。
【0349】
“商人”に用意されているメイン選択肢オプションを示した図55のブロック図に戻るが、“iReturn到来マネージャ”は、“商人”に“レポート”を選択する機会4105を提供する。
【0350】
図55に示されているように、“iReturn到来マネージャ・レポート”機能4105は、すべての“商人”が利用することのできる標準“返品”レポート4106を提供する。図59は、“iReturn到来マネージャ”が、レポートを要求した“商人”に提供するユーザ・インターフェース・スクリーンの図式表現である。図59に示されているように、“iReturn到来マネージャ”は、“商人”に、レポート・タイプ入力フィールド4180を提供し、“商人”は、それを用いて“標準”レポートと“カスタム”レポートのいずれを希望しているかを指定する。ドロップ・ダウン・メニュー・ボタン4181が備えられており、“商人”は、ドロップ・ダウン・メニュー・ボタン4181をクリックして、“iReturn到来マネージャ”に、レポート・タイプのドロップ・ダウン・メニューを表示させ、それを用いてレポート・タイプ入力フィールド4180に関する情報を入力することができる。
【0351】
図59に示されているように、“商人”によって入力された“レポート・タイプ”4180に応じて、“iReturn到来マネージャ”は、“商人”の選択のための特定のレポート・カテゴリのリスト4202を表示し、“商人”は、そこから選択を行うことができる。例示の実施態様においては、“iReturn到来マネージャ”が次に示す標準レポートの選択肢を提供する:すなわち、「SKUごとの返品」4182、「製品カテゴリごとの返品」4183、「予想返品量」4184、「SKUごとの返品理由」4185、「スキャン未済」4186、および「遅配」4187である。
【0352】
“iReturn到来マネージャ”は、入力フィールド4188〜4199によって提供される“商人”のカスタム化明細の入力を通じて、各“標準レポート”の、各“商人”によるカスタム化を提供する。各“標準レポート”について、“商人”は、“レポート基準”ドロップ・ダウン・メニュー・ボタン4189を使用して使用可能なオプション(“到来”および“未決”ログの「両方」;「到来」;および「未決」)を表示させて、「レポート基準」4188を指定することができる。
【0353】
“商人”は、各“標準レポート”について、“レポート・スタイル”ドロップ・ダウン・メニュー・ボタン4191を使用して使用可能なオプション(要求したレポートのグラフィック表現に関する「グラフ」または「チャート」;要求したレポートの表またはマトリクス形式を要求する「プレーン・テキスト」)を表示させて、「レポート・スタイル」4190を指定することができる。
【0354】
“商人”は、各“標準レポート”について、“日付範囲”フィルタ・ドロップ・ダウン・メニュー・ボタン4193を使用して使用可能なオプションを表示させて、「日付範囲」フィルタ4192を指定することが可能であり、例示のこの実施態様においては、その範囲に:“きょう”(レポートが実行される現在の日付)、“今週”(レポートが実行される現在の日付を基準)、“今月”(レポートが実行される現在の日付を基準)、“今期”(レポートが実行される現在の日付を基準)、“第1四半期”(レポートが実行される年の1〜3月)、“第2四半期”(レポートが実行される年の4〜6月)、“第3四半期”(レポートが実行される年の7〜9月)、および“第4四半期”(レポートが実行される年の10〜12月)、“今年”(レポートが実行される年)、“2日以内”、“3日以内”、“4日以内”、“5日以内”、“6日以内”、“先週”、“2週間以内”、“2日後”、“3日後”、“4日後”、“5日後”、“6日後”、“来週”、および“2週間後”が含まれる。
【0355】
“商人”は、“プレーン・テキスト”形式の各“標準レポート”について、さらに3つのソート基準4194〜4199のうちの1ないしは複数を使用してレポートをカスタム化することができる。使用可能なソート基準は、各レポートの列タイトルであり、言い換えると、ソート基準はレポート固有になる。たとえば、“商人”がスキャン未済レポートを選択した場合には、「第1」4194、「第2」4196および「第3」4198のそれぞれに使用可能なソート基準が:“追跡番号”、“運送業者/サービス”、“予想荷送日”、“顧客ID”、および“商人レコード番号”になる。別の例として、“商人”が「遅配」レポートを選択した場合には、「第1」4194、「第2」4196および「第3」4198のそれぞれに使用可能なソート基準が:“追跡番号”、“運送業者/サービス”、“状態”、“予想配達日”、“顧客ID”、および“商人レコード番号”になる。ソート基準がレポート固有になることから、ドロップ・ダウン・メニュー・ボタン4195、4197、および4199をクリックすると、選択されているレポート名4202、および選択されているレポート・スタイル4190に応じて異なるオプションが表示される。選択された“レポート・スタイル”がチャートまたはグラフの場合には、これら3つのソート・フィールドが非アクティブ(「グレー表示」)になる。
【0356】
“商人”がレポート作成およびカスタム化の選択を行った後は、“商人”は、プレビューボタン4200をクリックし、要求したレポートのプレビューを“iReturn到来モニタ”に表示させることができる。“商人”は、プレビュー・レポート・スクリーン(画面)からブラウザの“プリント”アイコンまたはオプションを使用してプリントを行うことができる。変形実施態様においては、“商人”が“プレビュー・レポート”スクリーン上の“プリント”ボタンをクリックして、表示されているレポートのプリントを行うことができる。“商人”が取り消しボタン4201をクリックした場合には、“iReturn到来モニタ”が、それ以上にデータを表示することなく“レポート”メニューを終了する。
【0357】
図60は、一例の「SKUごとの返品」レポートを示した図式表現である。“商人”は、「SKUごとの返品」を使用して、特定の製品を伴う問題にスポットを当てることができる。図60に例示した「SKUごとの返品」レポートは、今月に関する“チャート”スタイルを用いた“SKUごとの返品”をレポートするべくカスタム化されている。レポート可能な返品されたSKUの数が所定数「n」、たとえば「10」を超える場合には、例示の実施態様においては、“モニタ”が、要求された時間フレームの間に返品された上位「n」のSKUをレポートする。例示の「SKUごとの返品」レポートのX軸4301は、レポートされる各種のSKUを識別し;Y軸4302は、返品の数に関するスケールを識別する。棒グラフ形式の各バーは、色コードが付され、各バーの部分は、特定の“配達先”に対応している−−たとえば4303−1は、凡例のウェアハウス1に関するエントリ4303−2に対応する色であり;4304−1は凡例のウェアハウス2に関するエントリ4304−2に対応する色であり;4305−1は凡例のウェアハウス3に関するエントリ4305−2に対応する色である。
【0358】
一実施態様において“商人”は、すべてのiReturnレポーティングに関して、ログオン・セットアップ手順における“商人”の組織内の“配達先”をグループ化することができる。それに代えて“商人”は、特定のレポートに関して、特定の“配達先”だけを選択して各レポートをフィルタリングすることもできる。さらに“商人”は、“配達先”によって分けずに「すべての返品」を選択することもできる。
【0359】
図61は、別の例の「SKUごとの返品」レポートを示した図式表現である。“プレーン・テキスト”スタイルのレポートは、返品された個別SKUの合計4307、返品された全SKUの合計4308、“返品”された全SKUに対する返品された個別SKUのパーセンテージ4309を提供する。図61に例示した「SKUごとの返品」レポートは、今月に関する“プレーン・テキスト”スタイルを用いたSKUごとの返品を、「もっとも頻繁に返品されたアイテム」によってソートしてレポートするべくカスタム化されている。
【0360】
図62は、「製品カテゴリごとの返品」レポートの一例を示した図式表現である。“商人”は、「製品カテゴリごとの返品」レポートを使用して、高いレートの返品を受けている製品のタイプにスポットを当てることができる。図62に例示した「製品カテゴリごとの返品」レポートは、今週に関する“チャート”スタイルを用いた“製品カテゴリ”ごとの返品をレポートするべくカスタム化されている。レポート可能な返品された製品カテゴリの数が所定数「n」、たとえば「10」を超える場合には、例示の実施態様においては、“モニタ”が、要求された時間フレームの間に返品された上位「n」の“製品カテゴリ”をレポートする。例示の「製品カテゴリごとの返品」レポートのX軸4310は、返品された製品に関する個別の製品カテゴリを識別し;Y軸4311は、各製品カテゴリの返品された製品の数を識別する。図62に例示したこの「製品カテゴリごとの返品」レポートは、“配達先”による区別を伴わない「すべての返品」4312を示している。
【0361】
図63は、別の例の「製品カテゴリごとの返品」レポートの図式表現である。“プレーン・テキスト”スタイルのレポートは、製品カテゴリごとの合計4313、返品された全製品カテゴリの合計4314、返品された全製品カテゴリの合計に対する各製品カテゴリのパーセンテージ4315を提供する。図63に例示した「製品カテゴリごとの返品」レポートは、今週に関する“プレーン・テキスト”スタイルを用いた“製品カテゴリ”ごとの“返品”を、「もっとも頻繁に返品された製品カテゴリ」によってソートしてレポートするべくカスタム化されている。
【0362】
図64は、「予想返品量」レポートの一例を示した図式表現である。“商人”は、「予想返品量」を使用して、各“配達先”において予想される返品量を扱う作業レベルをセットすることができる。図64に例示した「予想返品量」レポートは、2週間後に関する“チャート”スタイルを用いた“予想返品量”をレポートするべくカスタム化されている。X軸4320は曜日を識別し;Y軸4321は予想される返品の数を識別する。例示の“チャート”スタイルを用いた「予想返品量」レポートの色コードが付されたそれぞれのバー、たとえば4324、4325は、個別の“配達先”を示す。
【0363】
図65は、別の例の「予想返品量」レポートの図式表現である。“プレーン・テキスト”スタイルの「予想返品量」レポートは、個別の“配達先”ごとの合計4322、全“配達先”の合計4323、および一実施態様においては、全“配達先”の合計に対する個別の“配達先”の合計のパーセンテージ(図示せず)を提供する。この変形例の「予想返品量」レポートは、2週間後にわたって、“プレーン・テキスト”スタイルでレポートするべくカスタム化されている。
【0364】
図66は、「返品理由」レポートの一例を示した図式表現である。図66に例示した「返品理由」レポートは、今期に関して返品理由を、“パイ・チャート”スタイルを用いてレポートするべくカスタム化されている。“iReturn到来モニタ・レポーティング”は、それぞれの理由に色、たとえば4330−1を割り当て、特定の理由の説明、たとえば4330−2に関連付けされている色を識別する色凡例を提供する。
【0365】
図67aおよび67bは、「返品理由」レポートの別の例を示した図式表現である。図67aは、今期に関する単一の“製品カテゴリ”だけを「もっとも頻繁な返品理由」によってソートし、“プレーン・テキスト”スタイルを用いてレポートするべくカスタム化された返品理由レポートを示している。図67bは、今期に関する第2の“製品カテゴリ”を「もっとも頻繁な返品理由」によってソートし、“プレーン・テキスト”スタイルを用いてレポートするべくカスタム化された「返品理由」レポートを示している。“プレーン・テキスト”スタイルの「返品理由」レポートは、個別の理由ごとの合計4331、全返品理由の合計(図67aおよび67bの場合においては、特定の製品カテゴリに関する返品理由)4332、および全返品理由の合計に対する個別の理由のパーセンテージ4333を提供する。
【0366】
図68は、一例の「スキャン未済のパッケージ」レポートの図式表現であり、今週に関するレポートを、“予想される荷送日”によりソートし、“プレーン・テキスト”スタイルを用いてレポートするべくカスタム化されている。“商人”は、「スキャン未済のパッケージ」レポートを使用して、荷送済みのはずであるが運送業者のスキャン情報を利用できないパッケージを識別することができる。スキャン済みであるべき各パッケージがレポートされる。レポートされる各パッケージに関して、例示の「スキャン未済のパッケージ」レポートは、“システム”の追跡番号653、“運送業者およびサービス”4119、“予想される荷送日”4121、“顧客の名前”675、および“商人の参照番号”4115を示している。
【0367】
図69は、一例の「遅配パッケージ」レポートの図式表現であり、今週の間のレポートを“予想される配達日”によりソートし、“プレーン・テキスト”スタイルを用いてレポートするべくカスタム化されている。“商人”は、「遅配パッケージ」レポートを使用して、“商人”の“配達先”において受領されていなければならないが、“システム”内にまだ認識されていないパッケージを識別することができる。レポートされる各パッケージに関して、例示の「遅配パッケージ」レポートは、“システム”の追跡番号653、“運送業者およびサービス”4119、“予想される荷送日”4121、“状態”4116、“顧客の名前”675、および“商人の参照番号”4115を示している。
【0368】
図55に示されているように、“iReturn到来マネージャ・レポート”機能4105は、閲覧が認証されている“商人”だけが利用することのできるカスタム“返品”レポート4107も提供する。
【0369】
8. iReturn商人サービス・アプリケーション・プログラム・インターフェース(「API」)
API要求ならびに応答の内容およびフォーマットに関する詳細な説明の前に、“顧客”と“商人”のシステムとのインタラクションおよび“商人”のシステムと“iReturn商人サービス・サーバ”の間における付随するAPI要求ならびに応答の概要を説明する。同時にここでは、“商人”のシステムと“商人”のインタラクションおよび“商人”のシステムと“iReturn商人サービス・サーバ”の間における付随するインタラクションについても説明する。
【0370】
図70は、本発明の一例の実施態様において、“顧客”が荷送料を負担する場合の、“顧客”による“商人”のシステムとのインタラクションおよび“商人”のシステムと“iReturn商人サービス・サーバ”の間のインタラクションを示したハイ・レベルの相関図である。図70に図示されているように、“商人”の“顧客”は、“商人”のシステム4001にログインし<4400>、その“顧客”のオーダー履歴を見るための要求を行う。“顧客”のログインおよびその“顧客”のオーダー履歴を見るための要求に応答して、“商人”のシステム4001の“商人のオーダー処理システム”コンポーネント4001aは、“顧客”に対して、その“顧客”のコンピュータ4006を伴って構成されたディスプレイ・デバイス4002上に、その“顧客”のオーダー履歴を表示する<4401>。“顧客”のコンピュータ4006は、さらにレーザ・プリンタ等のプリンタ・デバイス13を伴って構成されている。
【0371】
前述した“返品システム”4001bの機能を使用し、“顧客”は、その“顧客”の以前のオーダーから、“顧客”が“商人”への返品を希望する1ないしは複数のアイテムを識別する<4402>。
【0372】
図70に図示した本発明の実施態様においては、“返品システム”の“返品ポリシー・エンジン”4001bが“商人のシステム・サーバ”4001上にインストールされている。“返品アプリケーション”において説明したように、“商人”は、“顧客”が“返品システム”を使用する前に返品ポリシー規則のセットならびに好みを設定しており、“返品システム”は、“商人”のポリシーおよび好みを遵守する。
【0373】
図70に示されているように、“返品ポリシー・エンジン”4001bは、“顧客”の、以前のオーダーから1ないしは複数のアイテムを返す要求に応答して、インタラクティブに“商人”の“返品ポリシー”を表示し、“商人”があらかじめ設定している“返品ポリシーおよび好み”に従って“返品ポリシー・エンジン”4001bによって組み立てられた“返品質疑”を完成することを“顧客”に要求する<4403>。“顧客”は、質疑を完成し<4404>、それが“返品ポリシー・エンジン”4001bに提供される。“返品ポリシー・エンジン”4001bは、完成された質疑を“商人”の“返品ポリシーおよび好み”に従って評価する。“商人”の“返品ポリシーおよび好み”が、返品されるアイテムの荷送料の“顧客”による負担を要求している場合には、“返品ポリシー・エンジン”4001bは、“顧客”に対し、その“顧客”は返品するアイテムの荷送料を負担しなければならないことを知らせるメッセージを組み立て<4405>、Price It API要求を準備してそれを“iReturn商人サービス・システム”4000のサーバ20a〜20nおよび21a〜21zに送信し<4406>、返品されるアイテムの荷送に関する見積もりを要求する。一例のPrice It API要求の構造ならびに内容は、以下に詳細に説明する“荷送パッケージ要求ノード”に類似である。Price It API要求によって伝えられる情報の一部は、“荷送およびパッケージ明細”である。
【0374】
“iReturn商人サービス・システム”4000は、Price It API要求を受け取り<4406>、要求内に含まれているデータを使用して、各サポート済み運送業者および各サポート済み運送業者によってオファーされている各サービスに関する荷送の見積もりを展開する。一例の実施態様においては、API要求が特定の“商人”の“返品規則および好み”に関する情報を含んでいる;“商人”が特定の運送業者ならびにサービスだけが返品に許容されていることを示している場合には、“iReturn商人サービス・システム”4000は、許容されている運送業者およびサービスに関する荷送の見積もりの準備だけを行う。別の例の実施態様においては、“iReturn商人サービス・システム”4000がすべての運送業者およびサービスに関する荷送の見積もりの準備を行う;“商人”のシステム4001は、荷送の見積もりを受け取り、“商人”の“返品ポリシーおよび好み”に従って“顧客”用に表示する見積もりのフィルタリングを行う。“iReturn商人サービス・システム”4000は、“Price It API応答”を準備し<4407>、それを“商人”の“返品ポリシー・エンジン”に送信する。
【0375】
“iReturn商人サービス・システム”4000のPrice It API 4022(図53)が荷送料を計算する方法は、前述した荷送料の計算に類似である。“システム”4000は、特定の小包の荷送をサポートしている各運送業者ならびに各サービスに関して荷送料を計算し、計算した荷送の見積もりを含む“Price It API応答”を準備する。“iReturn商人サービス・システム”4000は、準備した“Price It API応答”を“商人のシステム”4001に返す。例示の実施態様においては、“商人”のシステム4001の“返品ポリシー・エンジン”4001bが、“顧客”に、“返品アプリケーション”対する図36a−図36eに開示した方法と類似の方法で荷送の見積もりを表示するべくプログラムされている。
【0376】
“商人”の“返品ポリシー・エンジン”は、適切な荷送の見積もりおよび荷送オプションを“顧客”に表示する<4408>。“顧客”は、特定の荷送オプションを選択し、それが“商人”の“返品ポリシー・エンジン”4001bに対して運送業者およびサービスの両方を指定する<4409>。“商人”の“返品ポリシー・エンジン”4001bは、“顧客”が選択した、特定の運送業者および特定のサービスに関する荷送オプションを使用し、Return It(読み:リターン・イット)API要求を準備する。“商人”の“返品ポリシー・エンジン”4001bは、Return It API要求を“iReturn商人サービス・システム”4000に渡す<4410>。
【0377】
“iReturn商人サービス・システム”4000は、Return It API要求を受け取る<4410>。Return It API要求は、上記のPrice It API要求に関して説明した情報と類似の情報を含んでいる。“iReturn商人サービス・システム”4000は、Return It API要求に含まれている情報を使用して新しい“返品製品”レコードを作成し、そのレコードを(図53に示されている)“返品データベース”4028に追加する。
【0378】
続いて“iReturn商人サービス・システム”4000は、Return It API要求に含まれている情報を使用して、ラベリング・インストラクション、すなわち、それを“顧客”が用いることによって、適切なタイプのラベルをプリントすることが可能になり、そのラベルを用いることによって、“顧客”が選択した運送業者およびサービスを用いた、返品するべきアイテムの荷送が容易になるラベリング・インストラクションを含む“Return It API応答”を準備し<4411>;“iReturn商人サービス・システム”4000は、その“Return It API応答”を“商人”の“返品ポリシー・エンジン”に送り、それが顧客に対して、“Return It API応答”内に提供されている情報を表示する<4412>。
【0379】
返品するアイテム用の荷送ラベルをプリントした後においては、“顧客”が、追跡情報を要求することができる<4413>。“顧客”の追跡要求から、“商人のシステム”4001は、“Track It API要求”を準備し、それを“iReturn商人サービス・システム”4000に送る<4414>。
【0380】
“iReturn商人サービス・システム”4000は、すでに開示したように、要求されたパッケージに関する追跡状態情報を適切な運送業者のシステムから獲得する。“iReturn商人サービス・システム”4000が、要求されたパッケージに関する追跡状態情報を適切な運送業者のシステムから獲得した後は、“iReturn商人サービス・システム”4000が、“Track It API応答”を準備し、それを“商人”のシステム4001aに渡す<4415>。“商人”のシステム4001aは、“Track It API応答”に含まれている情報を、“顧客”に対してレポートする<4416>。
【0381】
返品されたパッケージを“商人”が、たとえば“商人のウェアハウス”の1つが受領した後は、“商人”が“商人のシステム”4001aに確認応答を行い<4417>、それが“返品受領API”要求の形で、“iReturn商人サービス・システム”4000に対して、返品されたパッケージの受領の確認応答を行う<4418>。図70に例示した実施態様においては、“iReturn商人サービス・システム”4000が返品されたアイテムの受領の確認応答を行った時点において<4419>、“商人のシステム”4001aが“顧客のクレジット・カード会社”4421のアカウントに、返品されたアイテムに関する額(荷送料を差し引いた残り)の振り込みを行う<4420>。“商人のシステム”4001aは、その後“顧客”に、返品されたアイテムの荷送料を差し引いた振込額を表示する<4422>。
【0382】
図71は、本発明の一例の実施態様において、“商人”が荷送料を負担する場合の、“顧客”による“商人”のシステムとのインタラクションおよび“iReturnシステム”4000内における“商人”のシステム4001と“iReturn商人サービス・サーバ”20a〜20nならびに21a〜21zの間のインタラクションを示したハイ・レベルの相関図である。図71に示されているインタラクションは、図70に示したものに類似であるが、“顧客”が荷送料を負担しないことから、“商人”のシステム4001から“iReturn商人サービス・システム”4000への“Price It API要求”の送信4406(図70)および“iReturn商人サービス・システム”4000から“商人”のシステム4001への“Price It API応答”の送信4407が行われない点が異なる。図71に示されているように、返品されたパッケージを“商人”が、たとえば“商人のウェアハウス”の1つが受領した後は、“商人”が“商人のシステム”4001aに対する確認応答を行い<4417>、それが“返品受領API”要求の形で、“iReturn商人サービス・システム”4000に対してパッケージの受領の確認応答を行う<4418>。図71に例示した実施態様においては、“iReturn商人サービス・システム”4000が返品されたアイテムの受領の確認応答を行った時点において<4419>、“商人のシステム”4001aが“顧客のクレジット・カード会社”4421のアカウントに、返品されたアイテムに関する額の振り込みを行う<4420>。“商人のシステム”4001aは、その後“顧客”に、返品されたアイテムの振込額を表示する<4022>。
【0383】
図72は、本発明の一例の実施態様におけるAPI機能コンポーネントのいくつかを図示したハイ・レベルのブロック図である。ここでは、“API要求”および“API応答”の両方をAPIメッセージと呼ぶことがある。例示の実施態様においては、すべてのAPIメッセージがXMLフォーマットされたメッセージである;返されるすべての時間値は地方時であり、すべてのAPIメッセージは、安全なハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル(「HTTPS」)および暗号プロトコル用のセキュア・ソケット・レイヤ(「SSL」)を使用して送受される。
【0384】
図72に示されているように、3つのAPI機能コンポーネント、すなわち“返品製品API”機能4020、“受領パッケージAPI”機能4021、および“ラベル・パッケージAPI”機能4023が存在する。“返品製品API”機能4020は、“返品API要求”機能4501および“返品API応答”機能4502を包含している。“返品API応答”機能4502は、さらに“返品APIエラー”機能4503を提供する。
【0385】
“受領パッケージAPI”機能4021は、“受領API要求”機能4504および“受領API応答”機能4505を包含している。“受領API応答”機能4505は、さらに“受領APIエラー”機能4506を提供する。
【0386】
“ラベル・パッケージAPI”機能4023は、“ラベルAPI要求”機能4507および“ラベルAPI応答”機能4508を包含している。“ラベルAPI応答”機能4508は、さらに“ラベルAPIエラー”機能4509を提供する。
【0387】
図73は、本発明の一例の実施態様における“API要求”の構造的コンポーネントを図示したハイ・レベルの構造図である。図73に示されているように、各“API要求”4510は、“商人”のアカウントに関連付けされた“ユーザ名”4511、“パスワード”4512、特定のソフトウエア・バージョンを識別し、それの下に“API要求”が生成される“バージョン番号”4513、“要求タイプ”4514(“返品製品”、“受領製品”、“製品のラベリング”)、および“要求情報ブロック”4530を包含している。“要求情報ブロック”は、“荷送データ”4515、“荷送要求データ”4516、“無効パッケージ・データ”4517、“受領パッケージ・データ”4518、または“ラベル・パッケージ・データ”4519のいずれかを含むことができる。例示の実施態様においては、各“API要求”に関して、唯一のタイプの情報ブロック、およびそのタイプの唯一のインスタンスだけが許容される。
【0388】
図74は、本発明の一例の実施態様における“API応答”の構造的コンポーネントを図示したハイ・レベルの構造図である。図74に示されているように、各“API応答”4520は、“状態”4521、“商人”のアカウントに関連付けされた“ユーザ名”4511、特定のソフトウエア・バージョンを識別し、それの下に“API応答”が生成される“バージョン番号”4513、“応答タイプ”4522(“返品製品”、“受領製品”、または“製品のラベリング”)、および“応答情報ブロック”4531を包含している。“応答情報ブロック”は、“荷送データ”4515、“荷送要求データ”4516、“無効パッケージ・データ”4517、“受領パッケージ・データ”4518、または“ラベル・パッケージ・データ”4519のいずれを含むこともできる。
【0389】
“状態”4521は、対応する“API要求”の状態コンディションおよびエラーを生じた場合の状態コンディションの簡単な説明を提供する“要求ドキュメント状態テキスト”を識別する状態インジケータを含むことになる。“API要求”が成功した場合には、“応答”状態インジケータがゼロ(0)にセットされる。エラーを生じた場合には、“応答”状態インジケータに、生じている特定のエラーのタイプに対応するエラー・コードがセットされる。複数のエラーが生じた場合には、iReturnシステムが、状態インジケータに単一のエラー・コードをセットする。
【0390】
各“API要求”に対して、“iReturnシステム・サーバ”、たとえば20a〜20n、21a〜21zは:“要求”が行われた日時;要求を行った“商人”のアカウントに関するアカウント番号;要求タイプ、要求バージョン、埋め込まれた要求の数、たとえば“受領製品要求”の場合であれば“受領パッケージ要求”内の受領済みパッケージの数;非ビジネス規則エラーに起因する各エラー状態、エラー・コード、エラー・テキスト、エラー状態が発生した日時を記録する。
【0391】
“返品API”メッセージには:“iReturnシステム”が“返品”レコードを作成もしくは更新するときに用いる“荷送パッケージ”タイプ;および“iReturnシステム”が“返品”レコードを論理的に削除するときに用いる“無効パッケージ”タイプという2つのタイプがある。
【0392】
a. 荷送パッケージ要求ノード
本発明の一例の実施態様における“荷送パッケージ要求ノード”を構成するエレメントについて次に説明する。
【0393】
(1) トランザクション・タイプ
トランザクション・タイプは、作成もしくは更新が行われるパッケージ・レコードのタイプを定義する。トランザクション・タイプは、プリ−プロセッシング(トラベラ)および荷送APIイニシアティブをサポートする。トランザクション・タイプに関する値は必須である。トランザクション・タイプ・タグは、ノード・レベルである。したがって、特定のノードに関するすべてのレコードのトランザクション・タイプは、同一でなければならない。有効なトランザクション・タイプは:“返品”;“プリ−プロセッシング”;“荷送”;および経時的に定義されるそのほかのタイプを含む。発生する可能性のある“エラー状態”には次が含まれる:「トランザクション・タイプが必要」−−このエラーは、“トランザクション・タイプ”が提供されていない場合に返される;および「トランザクション・タイプに関する値が無効」−−このエラーは、“トランザクション”タイプが提供されているがサポート済みの“トランザクション”タイプでない場合に返される。
【0394】
(2) 返品レコード・アクション・タイプ
“アクション・タイプ”はノード・レベルである。したがって、特定のノードに関するすべてのレコードの“アクション・タイプ”は、同一でなければならない。“アクション・タイプ”の値は必須である。“アクション・タイプ”の値の有効なタイプは:“返品レコードの作成”;および“返品レコードの更新”(“更新”値は、最初に現存するレコードを無効化し、新しいレコードを作成することを含意する)。各“アクション・タイプ”に適用される規則について次に述べる。“アクション・タイプ”に関して発生する可能性のある“エラー状態”には次が含まれる:「アクション・タイプが必要」−−このエラーは、“アクション・タイプ”が提供されていない場合に返される;および「アクション・タイプに関する値が無効」−−このエラーは、“アクション・タイプ”は提供されているがサポート済みの“アクション”タイプでない場合に返される。
【0395】
(3) 返品パッケージ要求数
“返品パッケージ要求数”は、続く個別の“返品”パッケージの数である。このエレメントに関する値はオプションである。値が提供されない場合には、デフォルトの値が「1」になる。
【0396】
このフィールドに関してレポートされることのあるエラー条件には次が含まれる:「無効な値−−ContentCount(コンテントカウント)−−[値]」−−このエラーは、“Content Count”の値が有効な値でない場合にレポートされる(システムはエラー・メッセージの“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする);「返品パッケージ要求数が最大値を超えている」−−このエラーは、“返品パッケージ要求”数の値が特定のアカウントもしくはすべてのアカウントに関するプリセット値を超える場合に返される;「無効な要求−−返品パッケージ要求数が要求ドキュメント内のブロック数と整合しない」−−このエラーは、“返品パッケージ要求”の数の値が実際の個別の“返品パッケージ要求”ブロックの数と整合しない場合に返される。
【0397】
(4) 返品パッケージ・ブロック
例示の実施態様においては、物理的な“返品パッケージ”ブロックの数が「返品パッケージ要求数」の値と整合しなければならない。例示の実施態様においては、各“返品パッケージ・ブロック”が、“返品レコード”キー、“ラベル”タイプ、“ラベル・イメージ”タイプ、“運送業者識別子”、少なくとも1つの(ただし多数を有することは可能)“パッケージ・ブロック”を包含し、各“パッケージ・ブロック”は、少なくとも1つの“製品ブロック”を有していなければならない(ただし多数を有することは可能)。“返品レコード”キー、“ラベル”タイプ、“ラベル・イメージ”タイプ、“運送業者識別子”、“パッケージ・ブロック”、および“製品ブロック”を構成するエレメントについて次に述べる。
【0398】
(a) 返品レコード・キー
“返品レコード”キーは、“返品アクション・タイプ”が「作成」に等しいとき、ヌル値にセットされる必要がある。それ以外の、“返品アクション・タイプ”が「更新」にセットされる場合には、“返品レコード・キー”が現存するレコードに関して有効な“返品レコード・キー”でなければならない。異なる“アクション・タイプ”を処理するための規則については後述する。
【0399】
“返品レコード・キー”の処理において発生する可能性のある“エラー条件”には次が含まれる:「返品レコード・キーが必要」−−このエラーは、“返品レコード”キーが提供されていない場合に返される;「無効な値−−返品レコード・キー」−−このエラーは、“返品アクション・タイプ”が「作成」であって“返品レコード”キーがヌル値でない場合、あるいは“返品レコード”キーが有効な“返品レコード”キーでない場合に返される。
【0400】
(b) ラベル・タイプ
“ラベル・タイプ”はオプションである。有効な“ラベル・タイプ”には次が含まれる:なし(この時点においてラベルが要求されていないことを意味する);“荷送”ラベル(指定された運送業者に関する荷送ラベル);“トラベラ”ラベル(“トラベラ”ラベルは、小売り荷送場所へのパッケージの持ち込みを希望する者に提供される。“トラベラ”ラベルについては、さらに詳しく後述する);および“返品ラベル”。
【0401】
“ラベル・タイプ”の処理において発生する可能性のある“エラー条件”には次が含まれる:「ラベル・タイプが必要」−−このエラーは、“ラベル・タイプ”が提供されていない場合に返される;「無効な値−−ラベル・タイプ−−[値]」−−このエラーは、提供された“ラベル・タイプ”値が有効な“ラベル・タイプ”値でない場合に返される。
【0402】
(c) ラベル・イメージ・タイプ
荷送ラベルが要求されている場合には、“ラベル・イメージ・タイプ”が指定されていなければならない。有効な“ラベル・イメージ”タイプには次が含まれる:「URL」−−ブラウザを使用する表示およびプリントのためのリンクを言う;および「イメージ」−−*.pngフォーマットによる実際のイメージを返すことを言う。
【0403】
“ラベル・イメージ・タイプ”に関してレポートされる可能性のある“エラー”状態には次が含まれる:「ラベル・イメージ・タイプが必要」−−このエラーは、荷送ラベルは要求されているが、“ラベル・イメージ・タイプ”が提供されていない場合に返される;および「無効な値−−ラベル・イメージ・タイプ−−[値]」−−このエラーは、無効な“ラベル・イメージ・タイプ”が提供された場合に返される(“システム”は、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な値をレポートする)。
【0404】
(d) 運送業者識別子
“運送業者識別子(「ID」)”は、指定された“ラベル・タイプ”が“荷送”または“返品”に一致する場合に必要となる。有効な“運送業者識別子”は、“ラベル・タイプ”とリンクされている。“ラベル・タイプ”が“返品”に等しい場合には、“ラベル”フォーマットがUSPS返品ラベル・フォーマットもしくはUPS ARSラベル・フォーマットになる。
【0405】
“運送業者識別子”に関してレポートされる可能性のある“エラー状態”には次が含まれる:「運送業者IDが必要」−−このエラーは、“ラベル・タイプ”は“荷送”または“返品”となることが指定されているが、“運送業者ID”が提供されていない場合に返される;「無効な値−−このラベル・タイプに関する運送業者ID−−[運送業者ID値,ラベル・タイプ値]」−−このエラーは、提供された“運送業者ID”がサポートされていないか、あるいは提供された要求“ラベル・タイプ”値に関してサポートされていない場合に返される(システムは、“エラー”メッセージ・テキスト内に無効な“運送業者ID”値および“ラベル”タイプ値をレポートする)。
【0406】
(e) パッケージ情報ブロック
例示の実施態様においては、任意のパッケージに関してストアされているすべての情報が提供される。“返品パッケージ・ブロック”ごとに少なくとも1つの“パッケージ”情報ブロックが存在しなければならない。“返品パッケージ・ブロック”内に多数の“パッケージ”情報ブロックが存在することもある。例示の実施態様の場合には、Package_OID(読み:パッケージ_OID)がAPI要求ドキュメント内において渡されずに、iReturnシステムによって計算される。
【0407】
(f) 請求情報
例示の実施態様においては、iReturnシステムがプリペイド荷送(請求タイプ=1)のみをサポートする。請求タイプは必須である。一実施態様においては、請求タイプ=1が必要なく、プリペイドでない場合には、API要求を行っている特定の“商人”に関連付けされたアカウントから、“アカウント”データベースからの“iReturnシステム”が検索される。例示の実施態様においては、“運送業者アカウント”がオプションのフィールドであり、指定がある場合には、システムに対して荷送に関する特定の運送業者アカウントに請求を行うべく指示される。
【0408】
(g) 発送元(原文:ShipFrom;読み:シップフロム)情報
“発送元(原文:ShipFrom;読み:シップフロム)”情報は:“会社名(原文:CompanyName;読み:カンパニーネーム)”、“連絡者名(原文:ContactName;読み:コンタクトネーム)”、“e−メールアドレス(原文:EmailAddress)”、“住所”、“市”、“州”、“ジップ”、“国”、“電話”番号(ファクシミリ番号、ビジネス番号)、および“エラー状態”を含む。“会社名(原文:CompanyName;読み:カンパニーネーム)”はオプションである。通常これは提供されない。提供されない場合、あるいは空欄もしくはヌルの場合には、“連絡者名(原文:Contact Name;読み:コンタクト・ネーム)”が使用される。“連絡者名(原文:ContactName;読み:コンタクトネーム)”は、値を必要とし、“商人”の顧客、すなわち製品の返品を行っている顧客を表す。“e−メールアドレス(原文:EmailAddress)”はオプションである。“住所”の値は必須である。“市”の値は必須である。“州”の値は、関連する“国”の規則に基づいて必要になる。“ジップ”は、関連する“国”の規則に基づいて必要になる。“国”の値はオプションである;デフォルトの“国”の値は米国である。この例の実施態様においては、国際的な発送元がサポートされていない。“電話”番号はオプションである。これらのエレメントのそれぞれに関するエラー状態は、値が提供されているがそのエレメントに関する有効な値でない場合、もしくは必須のエレメントであるが値が提供されていない場合にレポートされる。
【0409】
(h) 配達先(原文:ShipTo;読み:シップツー)情報
“アカウント情報”は、ログオン・アカウントおよびパスワードから獲得される。このアカウント情報は、パッケージを会社ならびに物理的な場所と結びつけるために使用される。“配達先(原文:ShipTo;読み:シップツー)情報”は:“会社名(原文:CompanyName;読み:カンパニーネーム)”(オプション);“連絡者名(原文:ContactName;読み:コンタクトネーム)”(必須);“e−メールアドレス(原文:EmailAddress)”(オプション);“住所”(必須);“市”、“州”、“ジップ”、“国”(必須);“住所”のタイプ(必須);“電話”番号:ファクシミリ、ビジネス(オプション)を含む。
【0410】
(i) サイト情報
“サイト情報”は:“アカウント番号(原文:AccountNumber;読み:アカウントナンバー)”、“会社名(原文:CompanyName;読み:カンパニーネーム)”、“連絡者名(原文:ContactName;読み:コンタクトネーム)”、“e−メールアドレス(原文:EmailAddress)”、“住所”、“市”、“州”、“ジップ”、および“国”、“電話”番号:“ファクシミリ”、“ビジネス”、および“サイト”タイプ(必須)を含む。例示の実施態様においてはサイト・タイプ=5(スケジュールされた集荷)だけがサポートされている。
【0411】
(j) パッケージ情報
“パッケージ情報”は:“アカウント番号(原文:AccountNo;読み:アカウントナンバー)”;“ユーザID(原文:UserId)”;“顧客ID(原文:CustomerId)”;“パッケージの日付時刻情報(原文:DateTime;読み:デートタイム)”(“要求されている日付”フォーマットは“年−月−日”;“要求されている時刻”フォーマットは“時:分”);“引き渡し日(原文:DropOffDate;読み:ドロップオフデート)”(オプション;デフォルト値が渡されない場合には、予想される引き渡し日がパッケージのレコード作成日にDropoff_delay(読み:ドロップオフ_ディレイ;意味:引き渡し遅延)を加えた日になる);“実際の配達日時(原文:ActualDeliveryDateTime;読み:アクチュアルデリバリデートタイム)”(これは提供されるのではなく、システムによって計算される−−追跡された配達日時または受領された日時のいずれか);“もっとも早い配達時刻(原文:EarliestDeliveryTime;読み:アーリエストデリバリタイム)”(オプション;デフォルト値は17:00(5 pm));“予想配達日(原文:ExpectedDeliveryDate;読み:エクスペクテッドデリバリデート)”(提供されるのではなく、システムによって計算される−−引き渡し日(原文:DropOffDate;読み:ドロップオフデート)に輸送時間(日数単位)を加えた日になる);“もっとも遅い配達日時(原文:LatestDeliveryDateTime;読み:レイテストデリバリデートタイム)”(渡されない;システムによって計算される)を含む。
【0412】
(k) パッケージのタイプ寸法重量(原文:TypeDimensionsWeight;読み:タイプディメンションウェイト)情報
“パッケージのタイプ寸法重量(原文:TypeDimensionsWeight;読み:タイプディメンションウェイト)情報”は:“パッケージ・タイプ”(必須);“長さ”(“パッケージ・タイプ”が「その他」の場合には必須;それ以外は無視される);“高さ”(“パッケージ・タイプ”が「その他」の場合には必須;それ以外は無視される);“幅”(“パッケージ・タイプ”が「その他」の場合には必須;それ以外は無視される);“重量”(必須)を含む。必須のエレメントが欠けている場合、もしくはエレメントが提供されているが、それがサポートされていない場合に、各種のエラー状態がレポートされる。
【0413】
レポートされるエラー状態には以下が含まれる。
【0414】
「重量が必要」−−このエラーは、“重量”が提供されていない場合に返される。
【0415】
「無効な値−−重量−−[無効]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な重量の値をレポートする)このエラーは、“重量”が有効な“重量”値でない場合にレポートされる。
【0416】
「重量が大きすぎる−−[重量]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に重量の値をレポートする)このエラーは、“重量”が選択されている“運送業者”の最大“重量”値を超えている場合に返される。
【0417】
「重量が小さすぎる−−[重量]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に重量の値をレポートする)このエラーは、“重量”が選択されている“運送業者”の最小“重量”値を満たさない場合に返される。
【0418】
「寸法重量が大きすぎる−−[長さ,高さ,幅,寸法重量(原文:DimWeight)]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に“長さ”、“高さ”、“幅”、および“寸法重量”をレポートする)このエラーは、計算された“寸法重量”が選択されている“運送業者およびサービス”の最大“重量”値を超えている場合に返される。
【0419】
「無効な値−−パッケージング・タイプ−−[無効]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“パッケージング・タイプ”がサポートされているタイプでない場合に返される。
【0420】
「無効な値−−パッケージの長さ−−[無効]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“パッケージの長さ”が有効な値でない場合に返される。
【0421】
「無効な値−−パッケージの高さ−−[無効]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“パッケージの高さ”が有効な値でない場合に返される。
【0422】
「無効な値−−パッケージの幅−−[無効]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“パッケージの幅”が有効な値でない場合に返される。
【0423】
「無効な値−−追加の取り扱い−−[無効]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“追加の取り扱い”の値が有効な値でない場合に返される。
【0424】
「パッケージの長さが必要」−−このエラーは、“パッケージング・タイプ”が「その他」であり、“パッケージの長さ”が提供されていない場合に返される。
【0425】
「パッケージの高さが必要」−−このエラーは、“パッケージング・タイプ”が「その他」であり、“パッケージの高さ”が提供されていない場合に返される。
【0426】
「パッケージの幅が必要」−−このエラーは、“パッケージング・タイプ”が「その他」であり、“パッケージの幅”が提供されていない場合に返される。
【0427】
「長さが長すぎる−−[長さ]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に“パッケージの長さ”をレポートする)このエラーは、“パッケージング・タイプ”が「その他」であり、選択されている“運送業者”の最大の“パッケージの長さ”を超えている場合に返される。
【0428】
「長さプラス周囲長が大きすぎる−−[長さ,周囲長]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に“長さ”および“周囲長”をレポートする)このエラーは、“パッケージング・タイプ”が「その他」であり、選択されている“運送業者”の“長さプラス周囲長”の最大値を超えている場合に返される。
【0429】
「パッケージが小さすぎる−−[長さ,高さ,幅]」−−(システムは、“エラー・メッセージ・テキスト”内に“長さ”、“高さ”および“幅”をレポートする)このエラーは、“パッケージング・タイプ”が「その他」であり、選択されている“運送業者”の最小パッケージ寸法を満たしていない場合に返される。
【0430】
(1) 運送業者情報
“運送業者情報”には:“運送業者アカウント(原文:CarrierAccount;読み:キャリアアカウント)”(必須);“運送業者ID(原文:CarrierId;読み:キャリアID)”または“運送業者名(原文:CarrierName;読み:キャリアネーム)”(必須;“有効な運送業者”のIDは“ラベル”タイプにリンクされている;“ラベル”タイプ=“返品”の場合:USPS返品ラベル・フォーマットおよびUPS ARS返品ラベル・フォーマットが有効);“運送業者サービスID(原文:CarrierServiceId;読み:キャリアサービスID)”または“運送業者サービス名(原文:CarrierServiceName;読み:キャリアサービスネーム)”(必須)が含まれる。“運送業者情報”に関してレポートされる“エラー状態”には次のものが含まれる:「運送業者が必要」−−このエラーは、“運送業者”が提供されていない場合に返される;「運送業者アカウント番号が必要」−−このエラーは、“運送業者アカウント”が提供されていない場合に返される;「運送業者サービスが必要」−−このエラーは、“運送業者サービス”が提供されていない場合に返される;「無効な値−−運送業者−−[運送業者]」−−(システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“運送業者”がサポート済み運送業者でない場合に返される;「無効な値−−運送業者アカウント−−[運送業者アカウント]」−−(システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“運送業者アカウント”が有効な“運送業者アカウント”でない場合に返される;「無効な値−−サービス−−[サービス]」−−(システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする)このエラーは、“サービス”が、選択されている運送業者に関して有効でない場合に返される。
【0431】
(m) サービス・オプションおよびそのほかのフラグ
“サービス・オプション”およびそのほかのフラグに関するすべての値は、オプションである。“サービス・オプション”およびそのほかのフラグには:“コールタグ(原文:CallTag)”;“証明済みメール(原文:CertifiedMail;読み:サーティファイドメール)”;“返品受領(原文:ReturnReceipt;読み:リターンレシート)”;「追跡要」は“返品受領”のオプション;“代金引換額(原文:COD)”;“申告額(原文:DeclaredValue;読み:デクレアードバリュー)”;“商品の価格”;“配達確認(原文:DeliveryConfirmation;読み:デリバリコンファメーション)”(“追跡要”;“署名要”);“配達の口頭確認(原文:VerbalConfirmationofDelivery;読み:バーバルコンファメーションオブデリバリ)”(このオプションはUPS(登録商標)にのみ有効);“配達証明(原文:ProofofDelivery;読み:プルーフオブデリバリ)”(「署名要」は“配達証明(原文:ProofofDelivery;読み:プルーフオブデリバリ)”のオプション);“配達通知e−メール(原文:DeliveryNoteEmail;読み:デリバリノートe−メール)”;“保証付き配達(原文:GuaranteedDelivery;読み:ギャランティードデリバリ)”;“土曜配達可(原文:AllowSaturdayDelivery;読み:アラウサタデーデリバリ)”;“日曜配達可(原文:AllowSundayDelivery;;読み:アラウサンデーデリバリ)”が含まれる。“サービス・オプション”および“そのほかのフラグ”に関してレポートされる可能性のある“エラー状態”を次に示す。
【0432】
「無効な値−−配達確認−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“配達確認”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0433】
「無効な値−−配達の口頭確認−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“配達の口頭確認”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0434】
「無効な値−−コール・タグ−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“コール・タグ”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0435】
「無効な値−−証明済みメール−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“証明済みメール”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0436】
「無効な値−−返品受領−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“返品受領”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0437】
「無効な値−−申告額−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“申告額”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0438】
「無効な値−−代金引換額(原文:COD)−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“代金引換額(原文:COD)”が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0439】
「無効な値−−土曜配達可−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“土曜配達可”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0440】
「無効な値−−配達証明−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“配達証明”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0441】
「無効な値−−配達の口頭確認−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“配達の口頭確認”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0442】
「サービス・オプションのコンフリクト−−[サービス・オプション1,サービス・オプション2]」
システムは、“エラー・テキスト”内に2つのコンフリクトを生じているサービス・オプションをレポートする。
選択されている“運送業者”に関して、示されている“サービス・オプション”がもう1つの示されている“サービス・オプション”と両立しない場合に返されるエラー。
【0443】
「無効な値−−日曜配達可−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“日曜配達可”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0444】
(n) 製品情報ブロック
“製品情報ブロック”は、返品される製品(1ないしは複数)について“商人”が維持しているすべての情報を含んでいる。“荷送パッケージ要求ノード”内には、少なくとも1つの“製品情報ブロック”が存在しなければならない。すべての製品情報は、“商人”製品キーを除いてオプションである。すべての製品情報は、英数字テキスト文字列である。“製品情報ブロック”データには:“商人”クロス−リファレンス・キー(一意的でなければならない);“認証番号”;“カテゴリ”;SKU;“説明”;“製造者”;“数量”;“価格”;“税額”;“返金”;“荷送料負担者”;“オーダー番号”;“オーダー日”;“オーダー状態”;“顧客名”;“顧客ID”;“返品理由”コード;“返品理由”説明が含まれる。
【0445】
レポートされる“エラー状態”には次のものが含まれる:「商人の製品キーが必要」−−このエラーは、“商人の製品”キーが提供されていない場合に返される。
【0446】
b. 荷送パッケージ・ブロック・アクション・タイプ規則
(1) 規則の作成
新しい“返品レコード”を作成するための規則が存在する。本発明の例とする実施態様においては、これらの規則が、“返品API要求”に関してエラー状態がレポートされた場合には、新しい“返品”レコードを作成しないことを要求する。
【0447】
新しい“返品”レコードを作成するためには、各“返品”レコード・キーが一意的でなければならない。一例の実施態様においては、“プリ−プロセッシング”トランザクション・レコードが“返品”トランザクション・レコードと同じに処理される。
【0448】
(2) 更新規則
現存するレコードの更新に関しても規則が存在する。本発明の例とする実施態様においては、エラー状態が存在する場合には、システムが“返品”レコードを更新しない。
【0449】
現存する“返品”レコードを更新するためには、“API要求”内の“返品レコード”キーが有効でなければならない。“パッケージ・ブロック”データに対する更新は、すべてのパッケージ・オブジェクト規則および振る舞いに従わなければならない。Package_History(読み:パッケージ_ヒストリ;意味:パッケージ履歴)テーブル内において“パッケージ”が無効化され、続いてPackage_Historyテーブル内において新しい“パッケージ”が作成される。
【0450】
Package_Historyテーブル内に“パッケージ”が存在しない場合には、“パッケージ”テーブル内において“パッケージ”が無効化され、続いて“パッケージ”テーブル内において新しい“パッケージ”が作成される。
【0451】
“商人”には、“iReturnシステム”のアカウントに関連付けされているレコードの更新だけが可能である。無効化されたパッケージは、更新が許容されていない。また論理的の閉じているレコードに更新を適用することもできない。
【0452】
(3) 削除および無効化の規則
現存するレコードの削除に関しても規則が存在する。本発明の例とする実施態様においては、エラー状態が存在する場合に、システムは“返品”レコードを削除しない。
【0453】
現存する“返品”レコードを削除するためには、“返品レコード”キーが有効でなければならない。“返品”レコードが削除されるとき、それが物理的に削除されるのではなく、論理的にのみ削除される−−すなわちパッケージが無効化される。
【0454】
“返品”レコードの削除は、パッケージ・オブジェクト規則および振る舞いに従わなければならない。“商人”には、Stamps(読み:スタンプス)のアカウントに関連付けされているレコードの削除だけが可能である。Package_Historyテーブル内の“返品”レコードは、削除することができない。
【0455】
Package_Historyテーブル内の、物理的に受領されていないパッケージについては、Void ItTM API要求ドキュメントの受領が、APIに対する、そのパッケージの状態を「失効(原文:EXPIRE)」に更新する指示となる。
【0456】
無効化されているパッケージは、削除することができない。Package_Historyテーブル内の、物理的に受領されたパッケージについては、Void ItTM API要求ドキュメントの受領が、APIに対する、そのパッケージの状態を「完了(原文:COMPLETE)」に更新する指示となる。
【0457】
(4) アクション・エラー状態
システムが特定のアクションの適用を試みるとき、以下に示すような各種の“エラー状態”がレポートされる可能性がある。
【0458】
「無効な値−−返品レコード・キー−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“返品レコード・キー”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0459】
「無効な値−−他の商人用の返品レコードは更新できない−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“返品レコード・キー”の値が、その商人以外のレコードに関するものであるときに返されるエラー。
【0460】
「無効な値−−物理的に受領されている返品レコードは更新できない−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“返品レコード・キー”の値が、物理的に受領されているレコードの更新に関するものであるときに返されるエラー。
【0461】
「無効な値−−無効化されている返品レコードは無効化できない−−[値]」 システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“返品レコード・キー”の値が、無効化されているレコードの無効化に関するものであるときに返されるエラー。
【0462】
「無効な値−−荷送された返品レコードは無効化できない−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“返品レコード・キー”の値が、Package_Historyテーブル内にあるレコードの無効化に関するものであるときに返されるエラー。
【0463】
c. 荷送パッケージ応答ノード
“荷送パッケージ応答ノード”は、次に示すエレメントを含んでいる:
各受領済みパッケージに関する“発送元”、“配達先”、“重量”要求エレメントのエコー;
各パッケージに関する“システム”の“返品”レコード・キー;
各パッケージに関する“パッケージOID”;
各パッケージに関する“システム”の“追跡”番号;
要求されている場合には“ラベル”のエコー。
【0464】
d. 無効パッケージ要求ノード
本発明の例とする実施態様においては、“無効パッケージ要求ノード”が:“無効パッケージ要求の数”;および対応する数の“無効パッケージ・ブロック”を含んでいる。
【0465】
“無効パッケージ要求の数”は、続く個別の“無効パッケージ”パッケージに数である。これはオプションである。値が提供されない場合には、デフォルトの値が「1」になる。
【0466】
レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0467】
「無効な値−−ContentCount(コンテントカウント)−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“Content Count”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0468】
「無効な要求−−無効パッケージ要求の数が要求ドキュメント内のブロックの数と整合しない」
このエラーは、“無効パッケージ要求”の数の値が実際の個別の“返品パッケージ要求”ブロックの数と整合しない場合に返される。
【0469】
“無効パッケージ・ブロック”は、“返品レコード”キーを含んでいる。前述したように、“無効パッケージ”ブロックの物理的な数は「無効パッケージ要求の数」と整合しなければならない。
【0470】
“返品レコード”キーは、“パッケージOID”としても知られる。これは必須である。
【0471】
レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0472】
「返品レコード・キーが必要」
このエラーは、返品レコード・キーが提供されていない場合に返される。
【0473】
「無効な値−−返品レコード・キー」
このエラーは、“返品レコード”キーが有効な“返品レコード”キーでない場合に返される。
【0474】
e. 無効パッケージ規則
無効化するパッケージが“パッケージ・テーブル”内にある場合には、通常のパッケージ無効化のロジックに従う。それ以外であって、無効化するパッケージがPackage_Historyテーブル内にある場合であり、パッケージ状態が受領に等しくなく:パッケージの運送業者がUSPSであれは、状態を失効に更新する;それ以外であって、パッケージの運送業者がUSPSでなければ、エラーとしてレポートする。無効化するパッケージがPackage_Historyテーブル内にある場合であって、状態が受領済みに等しい場合には、状態を完了に更新する。
【0475】
f. 無効パッケージ応答ノード
“返品製品応答ノード”は、“無効パッケージ要求ノード”のエレメントをエコーする。
【0476】
g. 受領パッケージ要求ノード
本発明の例とする実施態様においては、“受領パッケージ要求ノード”が:“受領パッケージ要求の数”;1ないしは複数の“受領パッケージ要求”ブロックを含んでいる。“受領パッケージ要求の数”は、続く個別の“受領”パッケージの数を表す。このエレメントはオプションである。値が提供されない場合には、デフォルトの値が「1」になる。
【0477】
“受領パッケージ要求の数”に関してレポートされる可能性のある“エラー状態”には以下のものが含まれる。
【0478】
「無効な値−−ContentCount(コンテントカウント)−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“Content Count”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0479】
「受領パッケージ要求の数が最大値を超えている」
このエラーは、“受領パッケージ要求”の数の値がこのアカウントに関する最大値を超える場合に返される。
【0480】
「無効な要求−−受領パッケージ要求の数が要求ドキュメント内のブロックの数と整合しない」
このエラーは、“受領パッケージ要求”の数の値が実際の個別の“受領パッケージ要求”ブロックの数と整合しない場合に返される。
【0481】
各“受領パッケージ要求”ブロックは:“パッケージOID”(必須);パッケージが受領された日付;およびパッケージが受領された時刻を含んでいる。
【0482】
“パッケージOID”を基礎としてチェックを行い、“パッケージ”がPackage_History内にあるか否かを決定する。パッケージがPackage_Historyテーブル内に存在しない場合:“パッケージ”をPackage_Historyテーブル内に強制的に挿入し;“パッケージ”のフラグを強制挿入済みに設定する。パッケージは、これ以前に物理的に受領されていてはならない。
【0483】
レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0484】
「パッケージOIDが必要」
“パッケージOID”の値が提供されていない場合に返されるエラー。
【0485】
「パッケージはすでに受領されている」
すでにパッケージが物理的に受領されている場合に返されるエラー。
【0486】
「無効な値−−パッケージOID−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“パッケージOID”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0487】
パッケージが受領された日付は必須である。本発明の例とする実施態様においては、「年−月−日」のフォーマットを用いて日付を提供する。
【0488】
レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0489】
「パッケージが受領された日付が必要」
受領日の値が提供されていない場合に返されるエラー。
【0490】
「無効な値−−受領日−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
受領日の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0491】
パッケージが受領された時刻は必須である。本発明の例とする実施態様においては、「時:分」のフォーマットを用いて時刻を提供する。
【0492】
レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0493】
「パッケージが受領された時刻が必要」
受領時刻の値が提供されていない場合に返されるエラー。
【0494】
「無効な値−−受領時刻−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
受領時刻の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0495】
h. 受領パッケージ応答ノード
“受領パッケージ応答”情報ブロックは、“受領パッケージ要求”をエコーする。
【0496】
i. ラベル・パッケージ要求ノード
本発明の例とする実施態様においては、すべての必要な情報を伴う“返品”レコードがすでに存在するという前提から、“ラベル・パッケージ要求API”に渡されるデータがほとんどない。“ラベル・パッケージ要求ノード”は:“ラベル・パッケージ要求の数”;および1ないしは複数の“ラベル・パッケージ要求”ブロックを含んでいる。
【0497】
“ラベル・パッケージ要求の数”は、続く個別の“ラベル”パッケージ要求の数を指定する。このエレメントはオプションである。最大許容値は、それぞれの“商人”アカウントごとに構成可能な項目になる。値が提供されない場合には、デフォルトの値が「1」になる。レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0498】
「無効な値−−ContentCount(コンテントカウント)−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
“Content Count)”の値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0499】
「無効な要求−−ラベル・パッケージ要求の数が要求ドキュメント内のブロックの数と整合しない」
このエラーは、“ラベル・パッケージ要求”の数の値が実際の個別の“ラベル・パッケージ要求”ブロックの数と整合しない場合に返される。
【0500】
本発明の例とする実施態様においては、それぞれの“ラベル・パッケージ要求”ブロックが、次に示すエレメントを含むことになる:すなわち、“ラベル・タイプ”、“ラベル・イメージ・タイプ”、“運送業者ID”、および“パッケージOID”である。
【0501】
“ラベル・タイプ”は必須である。有効な“ラベル”タイプには:“荷送”ラベル;“トラベラ・ラベル”;および“返品”ラベルが含まれる。レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0502】
「ラベル・タイプが必要」
ラベル・タイプが提供されていない場合に返されるエラー。
【0503】
「無効な値−−ラベル・タイプ−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
ラベル・タイプの値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0504】
“ラベル・イメージ”タイプは必須である。有効な“ラベル・イメージ”タイプには次のものが含まれる:URL−−ブラウザを使用する表示およびプリントのためのリンク;“イメージ”−−実際のイメージを*.pngフォーマットで返す。レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0505】
「ラベル・イメージ・タイプが必要」
ラベル・イメージ・タイプが提供されていない場合に返されるエラー。
【0506】
「無効な値−−ラベル・イメージ・タイプ−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
ラベル・イメージ・タイプの値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0507】
本発明の例とする実施態様においては、“運送業者ID”が必須になる。有効な“運送業者ID”は“ラベル”タイプとリンクされている。“ラベル”タイプ=“返品”の場合は:USPS返品ラベル・フォーマットおよびUPS ARSラベル・フォーマットを使用することができる。レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0508】
「運送業者IDが必要」
運送業者IDが提供されていない場合に返されるエラー。
【0509】
「無効な値−−このラベル・タイプ用の運送業者ID−−[運送業者IDの値,ラベル・タイプの値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
要求されたラベル・タイプの値に関して運送業者IDがサポートされていない場合に返されるエラー。
【0510】
本発明の例とする実施態様においては、“パッケージOID”が必須になる。この値は有効な“パッケージOID”でなければならない。レポートされる可能性のある“エラー状態”には次のものが含まれる。
【0511】
「レコード・キーが必要」
レコード・キーが提供されていない場合に返されるエラー。
【0512】
「無効な値−−レコード・キー−−[値]」
システムは、“エラー・テキスト”内に無効な値をレポートする。
レコード・キーの値が有効な値でない場合に返されるエラー。
【0513】
j. ラベル・パッケージ・プロセス
関連する“API要求”内の“ラベル・タイプ”を基礎として“iReturnシステム”は、指定された運送業者およびサービスに関して次に示す関連タイプのラベルを準備する。
【0514】
(1) USPSラベルのプリント
運送業者がUSPSである場合に“iReturnシステム”は、図75aに示されているような“USPS電子商品返品(EMR)”ラベルを作成する。それを行うために、“iReturnシステム”は、システム・サーバ上においてPNGフォーマットでEMRを生成する。
【0515】
“iReturnシステム”は、ユーザ“顧客”がEMRをプリントする8−1/2インチ×11インチの用紙上に配置するためのシステム追跡番号を表すバーコードを生成し、それをプリントさせる。システム追跡番号に関するバーコードは、ウェアハウス要員による、物理的に受領されたパッケージと返品レコード・データベース内の情報の突き合わせを可能にする。ラベル上にバーコードが存在していれば、ウェアハウス要員による、“受領パッケージAPI”プロセスの間のシステムに対する識別のための、受領されたパッケージの認識も容易になる。
【0516】
また“iReturnシステム”は、顧客の場所にもっとも近い小売り荷送センタの場所、たとえば“Mail Boxes Etc.”等の場所をフォーマットし、かつそのプリントを行わせる。ラベルの一部として、一実施態様においては“iReturnシステム”がレコード番号のプリントも行い、その結果、小売り荷送センタは、“iReturnシステム”にアクセスしてそのパッケージに関するレコードを観察することができる。一例の実施態様においては、“iReturnシステム”がもっとも近い“商人”の小売りストアの場所もプリントする。
【0517】
“iReturnシステム”は、レーザ・プリンタを用いてEMRをプリントする指示、パッケージ上にラベルをテープで貼る適切な方法、およびパッケージを郵便局または小売り荷送センタに運び込む指示を表示する。“iReturnシステム”は、ラベルの折り返しの下側に、“商人”のウェブ・サイトに戻るURLリンクを挿入する。一例の指示を図75bに明示した。
【0518】
(2) UPSラベルのプリント
運送業者がUPS(登録商標)の場合には、“iReturnシステム”が“UPS認証済み返品サービス(ARS(Authorized Return Service))”ラベル(図示せず)を生成する。それを行うために“iReturnシステム”は、システム・サーバ上においてPNGフォーマットを用いたARSを生成する。例示の実施態様においては、“顧客”が支払い情報をUPS(登録商標)に提供するメカニズムがシステムから提供される。
【0519】
“iReturnシステム”は、ユーザ“顧客”がARSをプリントする8−1/2インチ×11インチの用紙上に配置するための、システム追跡番号を表すバーコードを生成し、それをプリントさせる。システム追跡番号に関するバーコードは、ウェアハウス要員による、物理的に受領されたパッケージと返品レコード・データベース内の情報の突き合わせを可能にする。ラベル上にバーコードが存在していれば、ウェアハウス要員による、“受領パッケージAPI”プロセス実行中のシステムに対する識別のための、受領されたパッケージの認識も容易になる。
【0520】
また“iReturnシステム”は、顧客の場所にもっとも近い小売り荷送センタの場所、たとえば“Mail Boxes Etc.”等の場所をフォーマットし、かつそのプリントを行わせる。ラベルの一部として、一実施態様においては“iReturnシステム”がレコード番号のプリントも行い、その結果、小売り荷送センタは、“iReturnシステム”にアクセスしてそのパッケージに関するレコードを観察することができる。一例の実施態様においては、“iReturnシステム”がもっとも近い“商人”の小売りストアの場所もプリントする。
【0521】
“iReturnシステム”は、レーザ・プリンタを用いてARSをプリントする指示、パッケージ上にラベルをテープで貼る適切な方法、およびパッケージを郵便局または小売り荷送センタに運び込む指示を表示する。“iReturnシステム”は、ラベルの折り返しの下側に、“商人”のウェブ・サイトに戻るURLリンクを挿入する。インストラクションの例は、図75bに示したものと類似になる。
【0522】
(3) トラベラ・ラベルのプリント
“iReturnシステム”は、顧客が荷送用のパッケージを準備し、かつ、たとえば“Mail Boxes Etc.”等の顧客の場所に近い小売り荷送センタによる使用のための、ここで“「トラベラ」ラベル”と呼んでいるラベルをプリントすることができる機能を提供する。顧客は、“商人”の“返品ポリシー・エンジン”および“プロセッシング・システム”を使用して“iReturnシステム”とインターフェースし、パッケージ情報を入力する。“iReturnシステム”は、実際の荷送ラベルを用意するが、何らかの理由で顧客が最終的な荷送ラベルをプリントできないか、その準備が整わなかった場合には、顧客は、“トラベラ”と呼ばれる一時的なラベルをプリントする。
【0523】
“トラベラ”は、荷送の詳細を含むバーコードを表示する。顧客がパッケージを小売り荷送場所に引き渡すとき、荷送の専門家がバーコードをスキャンし、“iReturnシステム”にアクセスしてプロセスを完了し、実際の荷送ラベルをプリントする。顧客が各自のコンピュータに入力したすべてのパッケージ情報は、このとき小売り荷送センタの荷送専門家によって容易に使用可能となる。この時点において、荷送専門家は、パッケージの重量を測定し、必要であれば以前に入力された重量を調整する。そのほかの情報についても更新することができる。その後、荷送専門家は、最終的な詳細を入力し、最終荷送ラベルをプリント・アウトし、さらにそのパッケージを荷送済みとして処理することによって運送業者に向けたパッケージの準備を整える。
【0524】
例示の実施態様においては、“トラベラ・ラベル”がシステムの“クライアント・パッケージ番号のような”パッケージ番号、小売り荷送センタ用のパッケージ番号、たとえば“Mail Boxes Etc.”用のEPSOパッケージ番号、あるいはISRFパッケージ番号を含んでいる。
【0525】
“トラベラ”ラベルを作成するため、“iReturnシステム”は、PNGフォーマットのプリント用“トラベラ・ラベル”をシステム・サーバ上で生成する。一例の“トラベラ・ラベル”を図76に示す。
【0526】
“iReturnシステム”は、ユーザ“顧客”が“トラベラ・ラベル”をプリントする8−1/2インチ×11インチの用紙上に配置するための、システム追跡番号4601を表すバーコード4602を生成し、それをプリントさせる。システム追跡番号に関するバーコードは、ウェアハウス要員による、物理的に受領されたパッケージと返品レコード・データベース内の情報の突き合わせを可能にする。ラベル上にバーコードが存在していれば、ウェアハウス要員による、“受領パッケージAPI”プロセス実行中のシステムに対する識別のための、受領されたパッケージの認識も容易になる。
【0527】
さらに“iReturnシステム”は、顧客の場所にもっとも近い小売り荷送センタの場所、たとえば“Mail Boxes Etc.”等の場所をフォーマットし、かつそのプリントを行わせる。ラベルの一部として、一実施態様においては“iReturnシステム”がレコード番号のプリントも行い、その結果、小売り荷送センタは、“iReturnシステム”にアクセスしてそのパッケージに関するレコードを観察することができる。一例の実施態様においては、“iReturnシステム”がもっとも近い“商人”の小売りストアの場所もプリントする。
【0528】
“iReturnシステム”は、レーザ・プリンタを用いて“トラベラ・ラベル”をプリントする方法、複写機によりラベルを複写できないこと、ラベルをそのパッケージに添付されてきた透明な袋に入れること、透明な袋をパッケージに貼り付けること、およびそのパッケージを小売り荷送センタに持ち込むことを記述した指示を表示する。“iReturnシステム”は、ラベルの折り返しの下側に、“商人”のウェブ・サイトに戻るURLリンクを挿入する
【0529】
k. ラベル・パッケージ応答ノード
“ラベル・パッケージ応答”情報ブロックは、“ラベル・パッケージ”要求のエレメントをすべて含んでいる。
【0530】
l. コンフィグレーション・パラメータ
例示の実施態様においては、次に示すグローバル“API返品”コンフィグレーション・パラメータが必要になる。追加の規則についてもリストされている。
【0531】
Dropoff_delay(読み:ドロップオフ_ディレイ):予想される引き渡し日の計算のために、作成日に加える日数。値は1日である。
【0532】
Move_package_delay(読み:ムーブ_パッケージ_ディレイ):返品パッケージが“パッケージ”テーブルからPackage_Historyテーブルに移動されるまでの日数。この規則は、運送業者がUSPSの場合に限り使用する。この値を予想される引き渡し日および時刻に加算し、パッケージを移動しなければならないか否かを決定する。値は2日である。
【0533】
NoScan_delay(読み:ノースキャン_ディレイ):最初のスキャン・メッセージがない状態が続き、パッケージがスキャンされていないとマークされるまでの日数。この規則は、運送業者がUPS(登録商標)の場合に限り使用する。この値を予想される引き渡し日および時刻に加算する。値は2日である。最初のスキャン・メッセージは、パッケージが“パッケージ”テーブルからPackage_Historyテーブルに移動するために使用される。商人の顧客・サービスは、“スキャン未済レポート”を使用して潜在的に問題のあるパッケージを識別する。顧客がまだパッケージを荷送していないことが商人に明らかになった場合には:
−顧客が荷送しないことを示している返品パッケージを無効化する。
−顧客のフィードバックを基礎とし、新規の予想される荷送日ならびに配達日を用いて返品パッケージを更新する。
顧客がパッケージをすでに荷送していることが商人に明らかになった場合には、商人は、そのパッケージの追跡を開始することができる。
【0534】
Late_delay(読み:レート_ディレイ):予想される配達日を超えて、パッケージが遅配としてフラグ設定されるまでの日数。運送業者がUSPSの場合には、値は2日になる。運送業者がUPS(登録商標)の場合には、値が1日になる。
【0535】
商人の顧客・サービスは、“遅配レポート”を使用して潜在的に問題のあるパッケージを識別する。顧客がまだパッケージを荷送していないことが商人に明らかになった場合には:
−顧客が荷送しないことを示している返品パッケージを無効化する。
−顧客のフィードバックを基礎とし、新規の予想される荷送日ならびに配達日を用いて返品パッケージを更新する。
顧客がパッケージをすでに荷送していることが商人に明らかになった場合には、商人は、そのパッケージの追跡を開始することができる。
【0536】
9. 到来マネージャ
図77は、本発明の一例の実施態様の、“商人”と“iReturn商人サービス・サーバ”の間における“追跡”情報を要求するインタラクションを示したハイ・レベルの相関図である。図77に示されているように、“商人”の“返品到来マネージャ”は、ディスプレイ・デバイス4009ならびにプリンタ・デバイス13を伴って構成されたコンピュータ4008を介して“iReturnシステム”4000にアクセスする。“商人”の“返品到来マネージャ”のコンピュータ4008は、“商人”のシステム4001に接続されており、一方それはインターネット4003を介して“iReturnシステム”4000に接続されている。
【0537】
“商人”の“返品到来マネージャ”(または、それに代えて「返品マネージャ」)は、“商人”のシステム4001の内部ネットワーク4001cにログインする<4431>。“商人のシステム”の内部ネットワーク4001cは、“返品マネージャ”のコンピュータ4008に、“商人”の“内部ツール・スクリーン(画面)”を表示する<4432>。“返品マネージャ”は、この“商人”の“内部ツール・スクリーン”から“iReturnマネージャ・アプリケーション”を選択する<4433>。“商人”の内部ネットワーク4001cは、“iReturnマネージャ・ログイン・スクリーン”にリンクする<4434>。“iReturnシステム”4000は、“返品マネージャ”のコンピュータ4008/4009に“iReturnマネージャ・ログイン・スクリーン”を表示する<4435>。“返品マネージャ”は、“iReturnシステム”にログインする<4436>。このログインに応答して、“iReturnシステム”は、“アカウント・データベース”上にストアされている“返品マネージャ”のログイン権に従って、デフォルトの到来返品荷送を表示する<4437>。
【0538】
デフォルトの表示から、“返品マネージャ”は、“到来荷送”のサブセットを選択する<4438>。“iReturnシステム”は、“返品マネージャ”の選択によって要求されたデータのページを表示する<4439>。その後“返品マネージャ”は、詳細な荷送追跡情報を選択する<4440>。“iReturnシステム”は、“返品マネージャ”によって選択されたパッケージ(1ないしは複数)に関する詳細な荷送追跡情報を返す<4441>。
【0539】
“ウェアハウス”マネージャは、上記と類似のログイン手続きを行った後、たとえば特定のウェアハウスに到来する荷送を選択する<4442>。“iReturnシステム”4000は、選択されたウェアハウスに到来することになっている“返品”荷送の表示を返す<4443>。“ウェアハウス”マネージャは、その後、それぞれが特定のパッケージに対応するボックスから1ないしは複数のボックスをクリックし、パッケージの受領応答を行う<4444>。
【0540】
10. iReturnからのデータのエクスポート
図78は、本発明の一例の実施態様の、“商人”と“iReturn商人サービス・サーバ”の間における、“iReturn商人サービス・システム”から“商人のシステム”にデータをエクスポートするインタラクションを示したハイ・レベルの相関図である。図77に示されているように、“商人”の“返品到来マネージャ”は、ディスプレイ・デバイス4009ならびにプリンタ・デバイス13を伴って構成されたコンピュータ4008を介して“iReturnシステム”4000にアクセスする。“商人”の“返品到来マネージャ”のコンピュータ4008は、“商人”のシステム4001に接続されており、一方それはインターネット4003を介して“iReturnシステム”4000に接続されている。
【0541】
“商人”の“返品到来マネージャ”(または、それに代えて「返品マネージャ」)は、“商人”のシステム4001の内部ネットワーク4001cにログインする<4431>。“商人のシステム”の内部ネットワーク4001cは、“返品マネージャ”のコンピュータ4008に、“商人”の“内部ツール・スクリーン”を表示する<4432>。“返品マネージャ”は、この“商人”の“内部ツール・スクリーン”から“iReturnマネージャ・アプリケーション”を選択する<4433>。“商人”の内部ネットワーク4001cは、“iReturnマネージャ・ログイン・スクリーン”にリンクする<4434>。“iReturnシステム”4000は、“返品マネージャ”のコンピュータ4008/4009に“iReturnマネージャ・ログイン・スクリーン”を表示する<4435>。“返品マネージャ”は、“iReturnシステム”にログインする<4436>。このログインに応答して、“iReturnシステム”は、“アカウント・データベース”上にストアされている“返品マネージャ”のログイン権に従って、デフォルトの到来返品荷送を表示する<4437>。
【0542】
デフォルトの表示から、“返品マネージャ”は、“到来荷送”のサブセットを選択する<4438>。“iReturnシステム”は、“返品マネージャ”の選択によって要求されたデータのページを表示する<4439>。
【0543】
“返品マネージャ”は、“エクスポート・データ”オプションを選択する<4450>。“iReturnシステム”4000は、“返品マネージャ”に、データをエクスポートするファイル名の識別を要求する<4451>。“返品マネージャ”は、ローカルまたはネットワーク上のファイル名を指定する<4452>。“iReturnシステム”は、関連する“商人”のアカウントに対応する“返品マネージャ”に関する“返品”レコードのダウンロードだけを行う。例示の実施態様においては、ダウンロードされるデータが、カンマ区切りフラット・ファイルとしてフォーマットされる。“iReturnシステム”4000は、“返品マネージャ”による指定に従って、“返品マネージャ”のコンピュータ4008のローカル・ドライブに<4453a>、あるいは“商人”の内部ネットワーク4001c上のネットワーク・ファイルに<4453b>、データをダウンロードする。その後“返品マネージャ”は、“返品マネージャ”のコンピュータ4008内において、あるいは“商人”の内部ネットワーク4001c内において分析ツールを使用し、ダウンロードしたデータを分析することができる<4454>。
【0544】
例示の実施態様
以上、特定の具体的な実施態様に関して本発明の説明を行ってきたが、当業者にとっては多くの追加の修正および変形が明らかであろう。すなわち本発明は、ここで特別に示した説明のほかにも本発明を実施し得ることを理解する必要がある。したがって、ここに説明されている本発明の実施態様は、あらゆる側面において、限定ではなく例示と考えるべきであり、本発明の範囲は、以上の説明ではなく、付随する特許請求の範囲ならびにその均等概念によって決定されるべきとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の“システム”によって提供される、“電子商取引”プロバイダ、“消費者”、および“運送業者”の間におけるインターフェース関係を示した図式表現である。
【図2】 ユーザ・コンピュータの構成およびコンピュータと“e−コマース・プロバイダ”ならびに“システム”とのインターフェースの一例を示した図式表現である。
【図3a】 一例の“システム”の構成、および“運送業者”ならびに“e−コマース・プロバイダ”との関係を示した図式表現である。
【図3b】 インターネット環境下の一例の“システム”の実施態様における一例の“システム・アーキテクチャ”を示したハイ・レベルの“システム”コンポーネント図である。
【図4a】 一例の“返品システム”の実施態様内における一例の“商人”の経験を図示したハイ・レベルのロジック・フロー図である。
【図4b】 一例の“返品システム”の実施態様内における一例の“商人”の経験を図示したハイ・レベルのロジック・フロー図である。
【図4c】 一例の“返品システム”の実施態様内における一例の“商人”の経験を図示したハイ・レベルのロジック・フロー図である。
【図5a】 本発明の一例の実施態様におけるメイン・メニューの一例およびサブメニュー階層構造の一例を示した図式表現である。
【図5b】 本発明の一例の実施態様における“商人”の“クライアント・マシン”、“返品マネージャ・ページ”、各種の“返品マネージャ・サブシステム”機能、および“返品システム”サーバの間の“返品マネージャ・サブシステム”のインタラクションの実施態様の一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図5c】 本発明の一例の実施態様における“商人”の“クライアント・マシン”と“返品システム”サーバの間の“返品マネージャ・サブシステム”のインタラクションの実施態様の一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図5d】 本発明の一例の実施態様における“返品システム”データベース・サーバと特定のデータベースの間の、“返品マネージャ・サブシステム”の“返品ポリシー・ビルダ・ページ”機能に関するインタラクションの実施態様の一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図5e】 本発明の一例の実施態様における“商人”の“クライアント・マシン”、“返品マネージャ・サブシステム”の“到来荷送観察”機能ならびに“選択詳細観察”機能、および“返品システム”サーバの間の、“返品モニタ・ページ”のインタラクションの実施態様の一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図6】 一例の“返品システム”の実施態様における一例の“ログオン・スクリーン”を示した図式表現である。
【図7】 “返品システム”の一実施態様における一例の“返品システム”ホーム・ページを示した図式表現である。
【図8】 本発明の一例の実施態様における一例の“会社情報スクリーン”を示した図式表現である。
【図9】 本発明の一例の実施態様における一例の“ユーザ管理スクリーン”を示した図式表現である。
【図10】 本発明の一例の実施態様における一例の“ユーザ管理スクリーン”を示した図式表現である。
【図11】 本発明の一例の実施態様における一例の“標準ポリシー・スクリーン”を示した図式表現である。
【図12】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品荷送オプション・スクリーン”を示した図式表現である。
【図13a】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品質疑/応答ページ”を示した図式表現である。
【図13b】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品質疑/応答ページ”を示した図式表現である。
【図13c】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品質疑/応答ページ”を示した図式表現である。
【図13d】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品質疑/応答ページ”を示した図式表現である。
【図13e】 本発明の一例の実施態様における一例の3次元“状態応答マトリクス”の構成を示した図式表現である。
【図13f】 本発明の一例の実施態様における一例の“質疑テーブル”の構成を示した図式表現である。
【図13g】 本発明の一例の実施態様における一例の“インストラクション・テーブル”の構成を示した図式表現である。
【図13h】 本発明の一例の実施態様における一例の“応答テーブル”の構成を示した図式表現である。
【図13i−1】 本発明の一例の実施態様における、商人があらかじめ設定した返品ポリシーのロジックを適用するためのロジックのフローを示したハイ・レベルのフロー図である。
【図13i−2】 本発明の一例の実施態様における、商人があらかじめ設定した返品ポリシーのロジックを適用するためのロジックのフローを示したハイ・レベルのフロー図である。
【図13j】 本発明の一例の実施態様における一例の“状態応答”フローを図示したハイ・レベルのデータおよびロジック関係図である。
【図14】 本発明の一例の実施態様における特定の“質疑”に対する特定の“返答の選択肢”に関する特定の“返品応答”に対応する“フォロー・アップ・アクション”の構成を示した図式表現である。
【図15】 本発明の一例の実施態様における一例の“ポリシー例外スクリーン”を示した図式表現である。
【図16】 本発明の一例の実施態様における“例外カテゴリ・ページ”の最初のスクリーンの一例を示した図式表現である。
【図17a】 本発明の一例の実施態様における一例の“ストア・カテゴリ・スクリーン”を示した図式表現である。
【図17b】 本発明の一例の実施態様における一例の“ストア・カテゴリ・スクリーン”を示した図式表現である。
【図18a】 本発明の一例の実施態様における一例の“ウェブ・ページ構成スクリーン”を示した図式表現である。
【図18b】 本発明の一例の実施態様における一例の“ウェブ・ページ構成スクリーン”を示した図式表現である。
【図19】 本発明の一例の実施態様における一例の“e−メール応答スクリーン”を示した図式表現である。
【図20a】 本発明の“返品システム”の一例の実施態様に伴う、“商人”の“オンライン”ストア内からの“消費者”の経験に関するハイ・レベルのロジック・フローを例示したロジック・フロー図である。
【図20b】 本発明の“返品システム”の一例の実施態様に伴う、“商人”の“オンライン”ストア内からの“消費者”の経験に関するハイ・レベルのロジック・フローを例示したロジック・フロー図である。
【図20c】 本発明の“返品システム”の一例の実施態様に伴う、“商人”の“オンライン”ストア内からの“消費者”の経験に関するハイ・レベルのロジック・フローを例示したロジック・フロー図である。
【図21】 特定の“商人”の“オンライン”ストア内における特定の“顧客”に関する一例の“オーダー履歴”表示を示した図式表現である。
【図22】 本発明の一例の実施態様における、特定の“商人”の“オンライン”ストア内からの特定の“消費者”に関する特定の“オーダー番号”対応の“オーダー要約スクリーン”を示した図式表現である。
【図23a】 本発明の一例の実施態様における、一例の“商人”の“オンライン”ストア内の一例の“返品サービス・スクリーン”を示した図式表現である。
【図23b】 本発明の一例の実施態様における“返品システム”フローの概略フローを図示したハイ・レベルのデータおよびロジック・フロー図である。
【図23c】 本発明の一例の実施態様における“消費者”の“クライアント・マシン”、“顧客返品ページ”、各種の“顧客返品サブシステム”機能、および“返品システム”サーバの間の“顧客返品サブシステム”のインタラクションの実施態様の一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図24】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品サービス返品理由スクリーン”を示した図式表現である。
【図25】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品要約スクリーン”を示した図式表現である。
【図26】 本発明の一例の実施態様における一例の“ラベル作成スクリーン”を示した図式表現である。
【図27a】 本発明の一例の実施態様における、返品されるアイテムに関するパッケージ用の荷送ラベルの一例を示した図式表現である。
【図27b】 本発明の一例の実施態様における、バーコード付き荷送ラベルをプリントするための一例のロジック・フローを示したフロー図である。
【図27c】 本発明の一例の実施態様における、寸法的に正確なイメージをプリントするための一例のロジック・フローを示したフロー図である。
【図28】 本発明の一例の実施態様における、“荷送ラベル・スクリーン”として表示された一例の荷送ラベルを示した図式表現である。
【図29】 本発明の一例の実施態様における“商人”に対する一例の“返品荷送済み”e−メールを示した図式表現である。
【図30】 本発明の一例の実施態様における“消費者”に対する一例の“返品荷送済み”e−メールを示した図式表現である。
【図31】 本発明の一例の実施態様における、一例の“商人”の“オンライン”ストア内の一例の“返品サービス・スクリーン”を示した図式表現である。
【図32】 本発明の一例の実施態様における一例の“返品サービス返品理由スクリーン”を示した図式表現である。
【図33】 本発明の一例の実施態様における一例の“消費者荷送好み明細スクリーン”を示した図式表現である。
【図34】 本発明の一例の実施態様における一例の“消費者荷送好み明細スクリーン”を示した図式表現である。
【図35】 本発明の一例の実施態様における一例の“消費者荷送好み明細スクリーン”を示した図式表現である。
【図36a】 本発明の一例の実施態様における、一例の、“動的に寸法設定される複数運送業者、複数サービス・グラフィック配列”のオンライン表示を示した図式表現である。
【図36b】 本発明の一例の実施態様においてシステムが荷送料の計算に使用するデータおよびハイ・レベルのロジックを示したハイ・レベルのデータ検索およびロジック・フロー図である。
【図36c】 本発明の一例の実施態様においてシステムが荷送料の計算に使用するデータおよびハイ・レベルのロジックを示したハイ・レベルのデータ検索およびロジック・フロー図である。
【図36d】 本発明の一例の実施態様においてシステムが荷送料の計算に使用するデータおよびハイ・レベルのロジックを示したハイ・レベルのデータ検索およびロジック・フロー図である。
【図36e】 本発明の一例の実施態様においてシステムが荷送料の計算に使用するデータおよびハイ・レベルのロジックを示したハイ・レベルのデータ検索およびロジック・フロー図である。
【図37】 本発明の一例の実施態様における、変形例の、“動的に寸法設定される複数運送業者、複数サービス・グラフィック配列”のオンライン表示を示した図式表現である。
【図38】 本発明の一例の実施態様における一例の“荷送要約スクリーン”を示した図式表現である。
【図39a】 本発明の一例の実施態様における“グラフィック配列”を生成するための、最初の“時刻および見積もり”プロシージャを示した単純化したフロー図である。
【図39b】 本発明の一例の実施態様における“グラフィック配列”を生成するための、最初の“時刻および見積もり”プロシージャを示した単純化したフロー図である。
【図39c】 本発明の一例の実施態様における“グラフィック配列”を生成するための、最初の“時刻および見積もり”プロシージャを示した単純化したフロー図である。
【図40】 本発明の一例の実施態様における一例の“オーダー済みアイテム・スクリーン”を示した図式表現である。
【図41】 本発明の一例の実施態様における一例の“追跡情報スクリーン”を示した図式表現である。
【図42】 本発明の一例の実施態様における一例の“オーダー済みアイテム・スクリーン”を示した図式表現である。
【図43】 本発明の一例の実施態様における一例の“パッケージ追跡”スクリーンを示した図式表現である。
【図44】 本発明の一例の実施態様における一例の完成した“パッケージ追跡”スクリーンを示した図式表現である。
【図45】 本発明の一例の実施態様における変形例の“追跡情報スクリーン”を示した図式表現である。
【図46】 本発明の一例の実施態様における一例の“到来返品荷送観察スクリーン”を示した図式表現である。
【図47】 本発明の一例の実施態様におけるそれぞれの追跡基準ごとのメニューを例示した表である。
【図48】 本発明の一例の実施態様における一例の“到来返品荷送詳細観察スクリーン”を示した図式表現である。
【図49】 本発明の一例の実施態様における一例の“レポート、グラフ、およびデータ・エクスポート生成スクリーン”を示した図式表現である。
【図50】 本発明の一例の実施態様における、特定のパッケージの状態の追跡に関するハイ・レベルのロジックを示したロジック・フロー図である。
【図51】 本発明の一例の実施態様における、追跡要求を“運送業者”に提出するためのXMLフォーマットされた要求の一例を図示している。
【図52】 本発明の一例の実施態様における、“運送業者”から返される、XMLフォーマットによる成功した追跡応答の一例を図示している。
【図53】 本発明の一例の実施態様における機能コンポーネントの概要、および機能コンポーネントとシステム外部のエンティティの間の特定のインターフェースを表した図式表現である。
【図54】 本発明の一例の実施態様における、“iReturn商人サービス・システム”の機能コンポーネントの代替ビューを提供するハイ・レベルのブロック図である。
【図55】 本発明の一例の実施態様における、“iReturn到来マネージャ”特定の機能コンポーネントを図式的に表したハイ・レベルのブロック図である。
【図56】 本発明の一例の実施態様における、特定の“商人”に関する“未決”のパッケージをレポートする“未決ログ”の“iReturn到来モニタ”表示の一例を示した図式表現である。
【図57】 本発明の一例の実施態様における、特定の“商人”に関する“到来”するパッケージをレポートする“到来ログ”の“iReturn到来モニタ”表示の一例を示した図式表現である。
【図58】 本発明の一例の実施態様における、一例の“詳細追跡”要求に関する一例の“詳細追跡”表示を示した図式表現である。
【図59】 本発明の一例の実施態様における、“iReturn到来マネージャ”が、レポートを要求した“商人”に提供するユーザ・インターフェース・スクリーンの図式表現である。
【図60】 本発明の一例の実施態様における、“チャート”スタイルを用いた一例の“「SKUごとの返品」レポート”を示した図式表現である。
【図61】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた別の例の“「SKUごとの返品」レポート”を示した図式表現である。
【図62】 本発明の一例の実施態様における、“チャート”スタイルを用いた一例の“「製品カテゴリごとの返品」レポート”を示した図式表現である。
【図63】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた別の例の“「製品カテゴリごとの返品」レポート”を示した図式表現である。
【図64】 本発明の一例の実施態様における、“チャート”スタイルを用いた一例の“「予想返品量」レポート”を示した図式表現である。
【図65】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた別の例の“「予想返品量」レポート”を示した図式表現である。
【図66】 本発明の一例の実施態様における、“チャート”スタイルを用いた一例の“「返品理由」レポート”を示した図式表現である。
【図67a】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた別の例の「返品理由」レポートを示した図式表現である。
【図67b】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた別の例の「返品理由」レポートを示した図式表現である。
【図68】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた一例の「スキャン未済のパッケージ」レポートを示した図式表現である。
【図69】 本発明の一例の実施態様における、“プレーン・テキスト”スタイルを用いた一例の「遅配パッケージ」レポートを示した図式表現である。
【図70】 本発明の一例の実施態様における、“顧客”が荷送料を負担する場合の、“顧客”による“商人”のシステムとのインタラクションおよび“商人”のシステムと“iReturn商人サービス・サーバ”の間のインタラクションの一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図71】 本発明の一例の実施態様における、“商人”が荷送料を負担する場合の、“顧客”による“商人”のシステムとのインタラクションおよび“商人”のシステムと“iReturn商人サービス・サーバ”の間のインタラクションの一例を示したハイ・レベルの相関図である。
【図72】 本発明の一例の実施態様におけるAPI機能コンポーネントのいくつかを図示したハイ・レベルのブロック図である。
【図73】 本発明の一例の実施態様における“API要求”の構造的コンポーネントを図示したハイ・レベルの構造図である。
【図74】 本発明の一例の実施態様における“API応答”の構造的コンポーネントを図示したハイ・レベルの構造図である。
【図75a】 本発明の一例の実施態様における、一例のUnited States Parcel Service Electronic Merchandise Return(合衆国小包・サービス電子商品返品)ラベルを示した図式表現である。
【図75b】 本発明の一例の実施態様における、一例のUnited States Parcel Service Electronic Merchandise Return(合衆国小包・サービス電子商品返品)ラベルのプリント方法および使用方法を説明した一例のインストラクションを示した図式表現である。
【図76】 本発明の一例の実施態様における一例の“トラベラ・ラベル”を示した図式表現である。
【図77】 本発明の一例の実施態様における、“商人”と“iReturn商人サービス・サーバ”の間の、一例のインタラクションを示したハイ・レベルの相関図である。
【図78】 本発明の一例の実施態様における、“商人”と“iReturn商人サービス・サーバ”の間の、“iReturn商人サービス・システム”から“商人のシステム”にデータをエクスポートするインタラクションを示したハイ・レベルの相関図である。

Claims (64)

  1. オンライン商品返品コンピュータ・システムにおいて、前記コンピュータ・システムが:
    顧客による商品の少なくとも1つのアイテムを返品する、そのような商品返品要求を受け取り、かつ、前記商品返品要求を、ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットに従って処理するべくプログラムされた返品マネージャ部と、
    前記ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成を支援するポリシー作成部と、
    前記返品ポリシー規則のセットを記憶する記憶部と、を備え、
    前記ユーザによって入力された前記返品ポリシー規則のセットが、
    返品質疑のセット;
    前記返品質疑のそれぞれに対応する、予想される返品質疑応答のセット;および、
    返品応答規則のセットであって、それぞれの返品応答規則が前記予想される返品質疑応答の少なくとも1つに対応する返品応答規則のセット;
    を包含し、
    各返品応答規則が、前記返品マネージャ部に、前記返品要求を処理するアクションの実行を指示するインストラクションのセットを包含し、
    前記ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成の際に、前記ポリシー作成部が、返品質疑の理由を決定するための第1の返品質疑についての表示画面の質疑テキストボックスへの入力を受け付け、そして、前記予想される第1の質疑応答に対する、少なくとも1つの応答テキストボックスへの入力を受け付け、そして、前記ポリシー作成部が、次のアクションの画面を表示し、前記第1の質疑応答に対応する前記インストラクションのセットのうちのアクションのための第1のインストラクションを受け付けるとともに、前記返品質疑、前記予想される第1の返品質疑応答、およびアクションのための前記第1の命令を前記記憶部に格納し、
    前記返品マネージャ部が、
    顧客が使用するクライアントマシンから前記返品要求の指定を受け付け、
    前記ユーザによってセットされた返品ポリシー規則から、前記第1の返品質疑を選択し、かつ、顧客に対して、第1の選択された返品質疑を表示し、
    前記返品質疑返答の顧客入力を受け取り、
    前記返品質疑返答と、前記予想される第1の返品質疑応答のそれぞれとを比較し、前記返品質疑返答に整合する、複数の前記予想される第1の返品質疑応答の中から1つの予想
    される第1の返品質疑応答を検索し、
    前記検索された第1の返品質疑応答に対応する返品応答規則にしたがって、返品要求を処理するオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  2. 前記返品質疑の各セットが、第1の返品質疑および続く返品質疑のセットを包含し、前記第1の返品質疑が、予想される第1の返品質疑応答の対応するセットを有し、前記続く返品質疑のそれぞれが、予想される、続く返品質疑応答の対応するセットを有する請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  3. 前記返品ポリシー規則が、さらに、顧客が、返品荷物の荷送に使用することができる運送業者およびサービスの選択肢を包含する請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  4. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれに関する、顧客の返品要求によって指定された荷物に対する荷送料を、選択されたサービスのそれぞれに対する、選択された各運送業者用の料金設定規則のセットに従って計算するべくプログラムされている請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  5. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれについて、特定の荷物を荷送するための返品要求に関するインタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示を生成するべくプログラムされている請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  6. 前記インタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示が、配列を包含する請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  7. 前記配列が、複数のセルを包含する請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  8. 前記セルのそれぞれが、特定の運送業者の特定のサービスに関する配達の日付と時刻の交差部を構成する請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  9. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    前記配列のセルの1つを選択する顧客入力を、返品オーダーとして受け取るべくプログラムされている請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  10. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    前記返品オーダーに関する内部システム追跡番号を生成し;かつ、
    前記返品オーダーに関する前記内部システム追跡番号を前記記憶部に保存するべくプログラムされている請求項記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  11. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    前記返品オーダーに対応する荷送ラベルのグラフィック表現を生成し;かつ、
    前記荷送ラベルのグラフィック表現を、前記顧客によってアクセス可能なコンピュータに接続されているディスプレイ・モニタ上に表示するべくプログラムされている請求項10記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  12. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    前記顧客による荷送ラベルのプリント要求に応答してプリント可能な荷送ラベル・データのセットを生成するべくプログラムされている請求項1記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  13. 前記返品マネージャ部が、さらに:
    荷送ラベルをプリントする顧客要求に応答して、前記プリント可能な荷送ラベル・データのセットを、前記顧客によってアクセス可能な前記コンピュータに接続されているプリンタに送るべくプログラムされている請求項1記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  14. 追跡番号を伴う各返品オーダーが、荷送状態によって特徴付けされ、前記返品マネージャ部が、さらに:
    特定の返品オーダーに関する顧客追跡レポート要求に応答して、前記特定の返品オーダーの荷送状態を示す追跡レポート・レコードを生成するべくプログラムされている請求項13記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  15. オンライン商品返品コンピュータ・システムにおいて、前記返品マネージャ部が、ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットを、3次元状態応答マトリクスとして前記記憶部に保存するべくプログラムされており、前記マトリクスが:
    返品質疑のセットを定義する第1の次元;
    各返品質疑に関して、前記返品質疑に対応する返品質疑応答のセットを定義する第2の次元;および、
    各返品質疑に関する各返品質疑応答に関して、前記返品質疑に対応する前記返品質疑応答に対応する、前記返品マネージャ部に対するインストラクションのセットを定義する第3の次元;
    を含む請求項1に記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  16. 前記ポリシー作成部が、さらに、ユーザによる製品カテゴリおよび製品サブカテゴリの作成を支援し、前記返品マネージャ部が、さらに:
    前記顧客によって返品される商品を、前記製品カテゴリおよび前記製品サブカテゴリに従って認識するべくプログラムされている請求項に記載のオンライン商品返品コンピュータ・システム。
  17. オンライン商品返品荷送のための、コンピュータを使用する方法において:
    前記コンピュータ上のポリシー作成部がユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成を支援するポリシー作成工程と;
    前記コンピュータ上の返品マネージャ部が顧客による商品の少なくとも1つのアイテムを返品する、そのような商品返品要求を受け取ること;および、前記商品返品要求を、前記ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットに従って処理すること;
    を包含し、
    前記ユーザによって入力された前記返品ポリシー規則のセットが:
    返品質疑のセット;
    前記返品質疑のそれぞれに対応する、予想される返品質疑応答のセット;および、
    返品応答規則のセットであって、それぞれの返品応答規則が前記予想される返品質疑応答の少なくとも1つに対応する返品応答規則のセット;
    を包含し、
    各返品応答規則が、前記コンピュータ・システムに、前記返品要求を処理するアクションの実行を指示するインストラクションのセットを包含し、
    ポリシー作成部が、前記ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成の際に、返品質
    疑の理由を決定するための第1の返品質疑についての表示画面の質疑テキストボックスへの入力を受け付け、そして、前記予想される第1の質疑応答に対する、少なくとも1つの応答テキストボックスへの入力を受け付け、そして、次のアクションの画面を表示し、前記第1の質疑応答に対応する前記インストラクションのセットのうちのアクションのための第1のインストラクションを受け付けるとともに、前記返品質疑、前記予想される第1の返品質疑応答、およびアクションのための前記第1の命令を前記記憶部に格納し、
    前記返品マネージャ部が、
    顧客が使用するクライアントマシンから前記返品要求の指定を受け付け、
    前記ユーザによってセットされた返品ポリシー規則から、前記第1の返品質疑を選択し、かつ、顧客に対して、第1の選択された返品質疑を表示し、
    前記返品質疑返答の顧客入力を受け取り、
    前記返品質疑返答と、前記予想される第1の返品質疑応答のそれぞれとを比較し、前記返品質疑返答に整合する、複数の前記予想される第1の返品質疑応答の中から1つの予想される第1の返品質疑応答を検索し、
    前記検索された第1の返品質疑応答に対応する返品応答規則にしたがって、返品要求を処理する方法。
  18. 前記返品質疑の各セットが、第1の返品質疑および続く返品質疑のセットを包含し、前記第1の返品質疑が、予想される第1の返品質疑応答の対応するセットを有し、前記続く返品質疑のそれぞれが、予想される、続く返品質疑応答の対応するセットを有する請求項17記載の方法。
  19. 前記返品ポリシー規則が、さらに、顧客が、返品荷物の荷送に使用することができる運送業者およびサービスの選択肢を包含する請求項18記載の方法。
  20. さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれに関する、顧客の返品要求によって指定された荷物に対する荷送料を、選択されたサービスのそれぞれに対する、選択された各運送業者用の料金設定規則のセットに従って計算すること;
    を包含する請求項19記載の方法。
  21. さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれについて、特定の荷物を荷送するための返品要求に関するインタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示を生成すること;
    を包含する請求項20記載の方法。
  22. 前記インタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示が、配列を包含する請求項21記載の方法。
  23. 前記配列が、複数のセルを包含する請求項22記載の方法。
  24. 前記セルのそれぞれが、特定の運送業者の、特定のサービスに関する配達の日付と時刻の交差部を構成する請求項23記載の方法。
  25. さらに:
    前記配列のセルの1つを選択する顧客入力を、返品オーダーとして受け取ること;
    を包含する請求項24記載の方法。
  26. さらに:
    前記返品オーダーに関する内部システム追跡番号を前記記憶部に生成すること;および、
    前記返品オーダーに関する前記内部システム追跡番号をデータベース内に保存すること;
    を包含する請求項25記載の方法。
  27. さらに:
    前記返品オーダーに対応する荷送ラベルのグラフィック表現を生成すること;および、
    前記荷送ラベルのグラフィック表現を、前記顧客によってアクセス可能なコンピュータに接続されているディスプレイ・モニタ上に表示すること;
    を包含する請求項26記載の方法。
  28. さらに:
    前記顧客による荷送ラベルのプリント要求に応答してプリント可能な荷送ラベル・データのセットを生成すること;
    を包含する請求項27記載の方法。
  29. さらに:
    荷送ラベルをプリントする顧客要求に応答して、前記プリント可能な荷送ラベル・データのセットを、前記顧客によってアクセス可能な前記コンピュータに接続されているプリンタに送ること;
    を包含する請求項28記載の方法。
  30. 追跡番号を伴う各返品オーダーが、荷送状態によって特徴付けされており、さらに:
    特定の返品オーダーに関する顧客追跡レポート要求に応答して、前記特定の返品オーダーの荷送状態を示す追跡レポート・レコードを生成すること;
    を包含する請求項29記載の方法。
  31. オンライン商品返品荷送のための、コンピュータを使用する方法であって、ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットを、3次元状態応答マトリクスとしてデータベース内に保存することを含み、前記マトリクスが:
    返品質疑のセットを定義する第1の次元;
    各返品質疑に関して、前記返品質疑に対応する返品質疑応答のセットを定義する第2の次元;および、
    各返品質疑に関する各返品質疑応答に関して、前記返品質疑に対応する前記返品質疑応答に対応する、前記コンピュータ・システムに対するインストラクションのセットを定義する第3の次元;
    を含む請求項17に記載の方法。
  32. さらに:
    ユーザによる製品カテゴリおよび製品サブカテゴリの作成を支援する工程と、
    前記顧客によって返品される商品を、前記製品カテゴリおよび前記製品サブカテゴリに従って認識すること;
    を包含する請求項17記載の方法。
  33. オンライン商品返品荷送のためのコンピュータ・プログラムにおいて:
    ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成を支援するポリシー作成部として機能するためのインストラクションと;
    前記返品ポリシー規則のセット記憶部に記憶するインストラクションと;
    顧客による商品の少なくとも1つのアイテムを返品する、そのような商品返品要求を受け取ること;および、
    前記商品返品要求を、前記ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットに従って処理する返品マネージャ部として機能するためのインストラクションとを、コンピュータ・システムに実行させ、
    前記ユーザによって入力された前記返品ポリシー規則のセットが:
    返品質疑のセット;
    前記返品質疑のそれぞれに対応する、予想される返品質疑応答のセット;および、
    返品応答規則のセットであって、それぞれの返品応答規則が前記予想される返品質疑応答の少なくとも1つに対応する返品応答規則のセット;
    を包含し、
    各返品応答規則が、前記コンピュータ・システムに、前記返品要求を処理するアクションの実行を指示するインストラクションのセットを包含し、
    ポリシー作成部が、前記ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成の際に、返品質疑の理由を決定するための第1の返品質疑についての表示画面の質疑テキストボックスへの入力を受け付け、そして、前記予想される第1の質疑応答に対する、少なくとも1つの応答テキストボックスへの入力を受け付け、そして、次のアクションの画面を表示し、前記第1の質疑応答に対応する前記インストラクションのセットのうちのアクションのため の第1のインストラクションを受け付けるとともに、前記返品質疑、前記予想される第1の返品質疑応答、およびアクションのための前記第1の命令を前記記憶部に格納し、
    前記返品マネージャ部が、
    顧客が使用するクライアントマシンから前記返品要求の指定を受け付け、
    前記ユーザによってセットされた返品ポリシー規則から、前記第1の返品質疑を選択し、かつ、顧客に対して、第1の選択された返品質疑を表示し、
    前記返品質疑返答の顧客入力を受け取り、
    前記返品質疑返答と、前記予想される第1の返品質疑応答のそれぞれとを比較し、前記返品質疑返答に整合する、複数の前記予想される第1の返品質疑応答の中から1つの予想される第1の返品質疑応答を検索し、
    前記検索された第1の返品質疑応答に対応する返品応答規則にしたがって、返品要求を処理するコンピュータ・プログラム。
  34. 前記返品質疑の各セットが、第1の返品質疑および続く返品質疑のセットを包含し、前記第1の返品質疑が、予想される第1の返品質疑応答の対応するセットを有し、前記続く返品質疑のそれぞれが、予想される、続く返品質疑応答の対応するセットを有する請求項33に記載のコンピュータ・プログラム。
  35. 前記返品ポリシー規則が、さらに、顧客が、返品荷物の荷送に使用することができる運送業者およびサービスの選択肢を包含する請求項34記載のコンピュータ・プログラム。
  36. さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれに関する、顧客の返品要求によって指定された荷物に対する荷送料を、選択されたサービスのそれぞれに対する、選択された各運送業者用の料金設定規則のセットに従って計算すること;
    に関するインストラクションを有する請求項35記載のコンピュータ・プログラム。
  37. さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれについて、特定の荷物を荷送するための返品要求に関するインタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示を生成すること;
    に関するインストラクションを有する請求項36記載のコンピュータ・プログラム。
  38. 前記インタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示が、配列を包含する請求項37記載のコンピュータ・プログラム。
  39. 前記配列が、複数のセルを包含する請求項38記載のコンピュータ・プログラム。
  40. 前記セルのそれぞれが、特定の運送業者の特定のサービスに関する配達の日付と時刻の交差部を構成する請求項39記載のコンピュータ・プログラム。
  41. さらに:
    前記配列のセルの1つを選択する顧客入力を、返品オーダーとして受け取ること;
    に関するインストラクションを有する請求項40記載のコンピュータ・プログラム。
  42. さらに:
    前記返品オーダーに関する内部システム追跡番号を前記記憶部に生成すること;および、
    前記返品オーダーに関する前記内部システム追跡番号をデータベース内に保存すること;
    に関するインストラクションを有する請求項41記載のコンピュータ・プログラム。
  43. さらに:
    前記返品オーダーに対応する荷送ラベルのグラフィック表現を生成すること;および、
    前記荷送ラベルのグラフィック表現を、前記顧客によってアクセス可能なコンピュータに接続されているディスプレイ・モニタ上に表示すること;
    に関するインストラクションを有する請求項42記載のコンピュータ・プログラム。
  44. さらに:
    前記顧客による荷送ラベルのプリント要求に応答してプリント可能な荷送ラベル・データのセットを生成すること;
    に関するインストラクションを有する請求項43記載のコンピュータ・プログラム。
  45. さらに:
    荷送ラベルをプリントする顧客要求に応答して、前記プリント可能な荷送ラベル・データのセットを、前記顧客によってアクセス可能な前記コンピュータに接続されているプリンタに送ること;
    に関するインストラクションを有する請求項44記載のコンピュータ・プログラム。
  46. 追跡番号を伴う各返品オーダーが、荷送状態によって特徴付けされており、さらに:
    特定の返品オーダーに関する顧客追跡レポート要求に応答して、前記特定の返品オーダーの荷送状態を示す追跡レポート・レコードを生成すること;
    に関するインストラクションを有する請求項45記載のコンピュータ・プログラム。
  47. オンライン商品返品荷送のためのコンピュータ・プロダクトであって、ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットを3次元状態応答マトリクスとしてデータベース内に保存するためのインストラクションを有し、前記マトリクスが:
    返品質疑のセットを定義する第1の次元;
    各返品質疑に関して、前記返品質疑に対応する返品質疑応答のセットを定義する第2の次元;および、
    各返品質疑に関する各返品質疑応答に関して、前記返品質疑に対応する前記返品質疑応答に対応する、コンピュータ・システムに対するインストラクションのセットを定義する
    第3の次元;
    を含む請求項33に記載のコンピュータ・プログラム。
  48. さらに:
    ユーザによる製品カテゴリおよび製品サブカテゴリの作成を支援する工程と;
    前記顧客によって返品される商品を、製品カテゴリおよび製品サブカテゴリに従って認識すること;
    に関するインストラクションを有する請求項33記載のコンピュータ・プログラム。
  49. オンライン商品返品荷送のためのコンピュータ・システムにおいて、前記コンピュータ・システムが:
    ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成を支援するポリシー作成部のインストラクションのセット;
    顧客による商品の少なくとも1つのアイテムを返品する、そのような商品返品要求を受け取ること、および、前記商品返品要求を、商人によって入力された返品ポリシー規則のセットに従って処理することに関する、返品マネージャ部のインストラクションのセットを包含し、
    前記ユーザによって入力された前記返品ポリシー規則のセットが:
    返品質疑のセット;
    前記返品質疑のそれぞれに対応する、予想される返品質疑応答のセット;および、
    返品応答規則のセットであって、それぞれの返品応答規則が前記予想される返品質疑応答の少なくとも1つに対応する返品応答規則のセット;
    を包含し、
    各返品応答規則が、前記返品ポリシー規則のセットに従って処理することに関するインストラクションのセットを実行するコンピュータ・システムに、前記返品要求を処理するアクションの実行を指示するインストラクションのセットを包含し、
    前記ポリシー作成部が、前記ユーザによる返品ポリシー規則のセットの作成の際に、返品質疑の理由を決定するための第1の返品質疑についての表示画面の質疑テキストボックスへの入力を受け付け、そして、前記予想される第1の質疑応答に対する、少なくとも1つの応答テキストボックスへの入力を受け付け、そして、次のアクションの画面を表示し、前記第1の質疑応答に対応する前記インストラクションのセットのうちのアクションのための第1のインストラクションを受け付けるとともに、前記返品質疑、前記予想される第1の返品質疑応答、およびアクションのための前記第1の命令を前記記憶部に格納し、
    前記返品マネージャ部が、
    顧客が使用するクライアントマシンから前記返品要求の指定を受け付け、
    前記ユーザによってセットされた返品ポリシー規則から、前記第1の返品質疑を選択し、かつ、顧客に対して、第1の選択された返品質疑を表示し、
    前記返品質疑返答の顧客入力を受け取り、
    前記返品質疑返答と、前記予想される第1の返品質疑応答のそれぞれとを比較し、前記返品質疑返答に整合する、複数の前記予想される第1の返品質疑応答の中から1つの予想される第1の返品質疑応答を検索し、
    前記検索された第1の返品質疑応答に対応する返品応答規則にしたがって、返品要求を処理するコンピュータ・システム。
  50. 前記返品質疑の各セットが、第1の返品質疑および続く返品質疑のセットを包含し、前記第1の返品質疑が、予想される第1の返品質疑応答の対応するセットを有し、前記続く返品質疑のそれぞれが、予想される、続く返品質疑応答の対応するセットを有する請求項49に記載のコンピュータ・システム。
  51. 前記返品ポリシー規則が、さらに、顧客が、返品荷物の荷送に使用することができる運
    送業者およびサービスの選択肢を包含する請求項49記載のコンピュータ・システム。
  52. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれに関する、顧客の返品要求によって指定された荷物に対する荷送料を、選択されたサービスのそれぞれに対する、選択された各運送業者用の料金設定規則のセットに従って計算することに関するインストラクションのセットを包含する請求項51記載のコンピュータ・システム。
  53. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    選択された運送業者のそれぞれによってオファーされているサービスの選択されたそれぞれについて、特定の荷物を荷送するための返品要求に関するインタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示を生成することに関するインストラクションのセットを包含する請求項52記載のコンピュータ・システム。
  54. 前記インタラクティブなグラフィックの荷送料の比較の表示が、配列を包含する請求項53記載のコンピュータ・システム。
  55. 前記配列が、複数のセルを包含する請求項54記載のコンピュータ・システム。
  56. 前記セルのそれぞれが、特定の運送業者の、特定のサービスに関する配達の日付と時刻の交差部を構成する請求項55記載のコンピュータ・システム。
  57. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    前記配列のセルの1つを選択する顧客入力を、返品オーダーとして受け取ることに関するインストラクションのセットを包含する請求項56記載のコンピュータ・システム。
  58. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    前記返品オーダーに関する内部システム追跡番号を生成することに関するインストラクションのセット;および、
    前記返品オーダーに関する前記内部システム追跡番号を前記記憶部に保存することに関するインストラクションのセット;
    を包含する請求項57記載のコンピュータ・システム。
  59. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    前記返品オーダーに対応する荷送ラベルのグラフィック表現を生成することに関するインストラクションのセット;および、
    前記荷送ラベルのグラフィック表現を、前記顧客によってアクセス可能なコンピュータに接続されているディスプレイ・モニタ上に表示することに関するインストラクションのセット;
    を包含する請求項58記載のコンピュータ・システム。
  60. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    前記顧客による荷送ラベルのプリント要求に応答してプリント可能な荷送ラベル・データのセットを生成することに関するインストラクションのセット;
    を包含する請求項59記載のコンピュータ・システム。
  61. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    荷送ラベルをプリントする顧客要求に応答して、前記プリント可能な荷送ラベル・データのセットを、前記顧客によってアクセス可能な前記コンピュータに接続されているプリ
    ンタに送ることに関するインストラクションのセット;
    を包含する請求項60記載のコンピュータ・システム。
  62. 追跡番号を伴う各返品オーダーが、荷送状態によって特徴付けされ、前記コンピュータ・システムが、さらに:
    特定の返品オーダーに関する顧客追跡レポート要求に応答して、前記特定の返品オーダーの荷送状態を示す追跡レポート・レコードを生成することに関するインストラクションのセット;
    を包含する請求項61記載のコンピュータ・システム。
  63. オンライン商品返品荷送のためのコンピュータ・システムにおいて、前記コンピュータ・システムが、ユーザによって入力された返品ポリシー規則のセットを、3次元状態応答マトリクスとして前記記憶部に保存することに関するインストラクションのセットを含んでおり、前記マトリクスが:
    返品質疑のセットを定義する第1の次元;
    各返品質疑に関して、前記返品質疑に対応する返品質疑応答のセットを定義する第2の次元;および、
    各返品質疑に関する各返品質疑応答に関して、前記返品質疑に対応する前記返品質疑応答に対応する、前記コンピュータ・システムに対するインストラクションのセットを定義する第3の次元;
    を含む請求項49に記載のコンピュータ・システム。
  64. 前記コンピュータ・システムが、さらに:
    ユーザによる製品カテゴリおよび製品サブカテゴリの作成を支援するインストラクションのセット;
    前記顧客によって返品される商品を、前記製品カテゴリおよび前記製品サブカテゴリに従って認識することに関するインストラクションのセット;
    を包含する請求項49記載のコンピュータ・システム。
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