JP4019329B1 - かまくら構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 雪を無駄なく利用し短時間に容易に低コストにかまくらを構築するための構築具、及びそれを用いかまくらを構築する方法を提供する。
【解決手段】 組立てると、かまら周壁部20の一部分を構築する型枠となり、また、かまくらドーム屋根部21の材料の雪ブロック22を製作する型枠ともなるかまくら構築具11。かまくら構築具11に雪を投入し押圧後かまくら構築具11を分解する、この一連の工程を繰り返しかまくら周壁部20を構築する工程、及びかまくら構築具11に雪を投入し押圧し得られる雪ブロック22を切出し成形し、アーチ状に積み上げることでかまくらドーム屋根部21を構築する、かまくら構築方法を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、かまくら構築具及びかまくら構築方法に関する。
従来のかまくら構築方法は雪を固めながら積み上げ内部をくり抜く伝統的構築方法、また型枠を用い雪(氷)ブロックを作りそれを積み上げる構築方法や内型枠を用いその周囲に雪を載せ固めながら積み上げる構築方法がある。
なお、本願発明に関連する公知技術として次の特許文献1、2、3を挙げることができる。
特開2002−146912号公報 特開2002−155637号公報 特開平10−184044号公報
上述のように、伝統的方法によるかまくら構築方法は後にくり抜くことになる雪も集め固めなければならないので、大量の雪と多くの労力を必要とする。また、型枠を用いる従来のかまくら構築方法は型枠の取り扱いの難しさや型枠のコストが課題である。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、少ない労力で短時間にかまくらが構築され、型枠の取り扱いが容易でコストが低く抑えられるかまくら構築具、及びそれを用いたかまくら構築方法を提供することである。
湾曲した内周型板(12)と外周型板(13)、その両者を並列に結合する連結棒(14)、蝶ナット(15)及び雪止板(16)で構成されるかまくら構築具(11)を用い、該構築具を雪上に少し差込み、該構築具の中に雪を投入しこれを押圧した後、該構築具を分解することで形成されるかまくら周壁部(20)の一部と連なる位置に内周型板と外周型板をその湾曲に沿って移動させ、該周壁部の一部に接する側には雪止板を取付けず該構築具を組立て、該構築具の中に雪を投入しこれを押圧した後該構築具を分解する、この一連の作業を繰返しかまくら周壁部(20)を構築する工程、及び該構築具を雪上に少し差込み、該構築具の中に雪を投入しこれを押圧した後、該構築具を分解することで形成される雪ブロック(22)を、該周壁部の出入口の反対側に積む、これと製作方法を同じくする雪ブロックを成形し、該雪ブロックにもたせ掛けるように傾斜した角度で、幾列かのアーチ積みの雪ブロックの列でかまくらドーム屋根部(21)を形成するように、出入口に正対する向きで該雪ブロックの湾曲面がドーム屋根の半球の円弧となるように、第一列から最終列まで各列のアーチの半径の大きさを段階的に変えて、該雪ブロックをアーチ状に積むことにより、かまくらドーム屋根部(21)を構築する工程を特徴とするかまくら構築方法。
以上説明したように本発明によれば、かまくら構築具は内周型板と外周型板、連結棒と蝶ナット及び雪止板で構成されているため、簡易な構造で軽量、組立分解が容易であり取り扱いが容易で、嵩張らず、持ち運びに優れ、安価である。また、このかまくら構築具を用いたかまくら構築方法は、雪を無駄なく利用し無理な姿勢を排し効率的であるので作業性に優れ、一人の作業者単独でも比較的短時間にかまくらを構築することができる。
これらのことから雪まつり等のイベントでの利用にとどまらず、屋外教育活動や一般家庭でのかまくら遊び、また構築されたあとは冬期の貯蔵庫として使うなど、雪という天然資源の有効利用の1つとしてひろくかまくらを用いることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図14は本発明の1つの実施の形態に係るかまくら構築具及びかまくら構築方法の斜視図である。図1、図2はかまくら構築具の斜視図、図3〜図5はかまくら構築具を構成する部品の斜視図である。
図1、図2、図3に示すように、かまくら構築具11の部品である内周型板12と外周型板13は連結孔17、17′があり、その位置は左右上と左右中である。また、内周型板12と外周型板13は横方向に湾曲しており連結棒14によって組立てられると、それぞれの円弧の中心点は同一となる。
図4に示すように連結棒14は、左右両端が細くオネジがあり蝶ナット15と組み合う。連結棒14のオネジを除く部分の長さは、かまくら周壁部20の厚みに等しい。
内周型板12の弧の長さをL1、外周型板13の弧の長さをL2、連結棒14のネジ部以外の長さをL3、内周型板12の弧の半径をR、その中心角をθとすると、L1=Rθ、L2=(L3+R)θであらわされる。
図5に示すように雪止板16には、着脱用のハンドル18と連結棒14に内側から引っかけるためのフック19がある。雪止板16の縦寸法は内周型板12と外周型板13の縦寸法に等しく、横寸法は連結棒14のネジ部以外の長さにやや短い。
図6〜図14はかまくら構築具11を用いたかまくら構築方法の斜視図である。また、図6〜図10はかまくら周壁部20の構築方法の斜視図であり、図11〜図14はかまくらドーム屋根部21の構築方法の斜視図である。
以下、かまくら構築具11を用いたかまくら構築方法を説明する。まず、図5に示すように組立てたかまくら構築具11を、かまくら周壁部20を構築しようとする底面に置き10cm程雪に差し込む。かまくら構築具11に雪を投入し押圧し、かまくら構築具11を分解すると、かまくら周壁部20の一部分ができる。
次に、図6に示すようにかまくら周壁部20の一部分に連設する位置に、組立てたかまくら構築具11を置き10cm程雪に差し込む、この時かまくら周壁部20に接する側の雪止板16は取り付けない。再びかまくら構築具11に雪を投入し押圧し、かまくら構築具11を分解すると、かまくら周壁部20の一部分が2倍に伸長する。この一連の構築工程を繰り返すことで、図8に示すようにかまくら周壁部20(一段目)が構築される。
図9に示すように、かまくら周壁部20(一段目)の高さが希望する高さに達しない場合は、かまくら周壁部20(一段目)に組立てたかまくら構築具11を載せ、一連のかまくら構築工程を繰り返し、雪を重層することで、図10に示すようにかまくら周壁部20を希望する高さに完成させる。
図11に示すように、組立てたかまくら構築具11に雪を投入し押圧し、かまくら構築具11を分解して得られる雪ブロック22をかまくら周壁部20の出入口の反対側に載せる。図12に示すように、かまくら構築具11を用いて作る雪ブロック22を成形しアーチ状に積み上げる。
図13に示すようにかまくら出入口の反対方向に少し傾けて、かまくらドーム屋根部21の半球に合うようにアーチの半径を段階的に大きくし、かまくら構築具11を用いて作る雪ブロック22を成形しアーチ状に積み上げる。
図14に示すようにかまくらドーム屋根部21の半球に合うようにアーチの半径を段階的に小さくし、かまくら構築具11を用いて作る雪ブロック22を成形しアーチ状に積み上げる。
最後に、雪ブロック22の凹凸を滑らかにし完成させる。なお、雪ブロック22の積み上げの際にできる隙間や連結棒14によってできる穴には、適時雪を詰めることが必要である。
以下の大きさのかまくらを構築しようとするとき、(かまくらの高さ1.9m、内部の最大高さ1.6m、内周壁の半径750mm、外周壁の半径1050mm、周壁部厚み300mm)必要とされるかまくら構築具11の寸法の一例は、縦寸法950mm、内周型板12の弧の長さ890mm、外周型板13の弧の長さ1200mm、連結棒14のネジ部以外の長さは300mm、雪止板16の縦寸法950mm、横寸法290mmである。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、連結棒14は、オネジと蝶ナット15で組合い着脱されているが、孔とピン又は孔とプランジャを用いるなど、状況に応じて適宜選択されるものである。
本発明は教育機器及びアウトドア用品を製造、販売する産業分野で利用することができる。
本発明の1つの実施の形態に係るかまくら構築具の組立てた状態の斜視図である。 同じくかまくら構築具の分解した状態の斜視図である。 かまくら構築具を構成する部品である内周型板と外周型板の斜視図である。 同じく連結棒と蝶ナットの斜視図である。 同じく雪止板の斜視図である。 本発明の1つの実施の形態に係る図1のかまくら構築具を用いたかまくら構築方法の始めの工程の斜視図である。 同じくかまくら構築方法の次の工程の斜視図である。 かまくら周壁部(一段目)ができた状態の斜視図である。 かまくら周壁部(二段目)を構築する始めの工程の斜視図である。 かまくら周壁部(二段目)ができた状態の斜視図である。 かまくらドーム屋根部を構築する始めの工程の斜視図である。 かまくらドーム屋根部を構成する一列目のアーチができた状態の斜視図である。 かまくらドーム屋根部が半分できた状態の斜視図である。 かまくらドーム屋根部が積み上がり仕上げ前の状態の斜視図である。
符号の説明
11 かまくら構築具(組立てた状態)
11′ かまくら構築具(分解した状態)
12 内周型板
13 外周型板
14 連結棒
15 蝶ナット
16 雪止板
17、17′連結孔
18 ハンドル
19 フック
20 かまくら周壁部
21 かまくらドーム屋根部
22 雪ブロック

Claims (1)

  1. 湾曲した内周型板(12)と外周型板(13)、その両者を並列に結合する連結棒(14)、蝶ナット(15)及び雪止板(16)で構成されるかまくら構築具(11)を用い、該構築具を雪上に少し差込み、該構築具の中に雪を投入しこれを押圧した後、該構築具を分解することで形成されるかまくら周壁部(20)の一部と連なる位置に内周型板と外周型板をその湾曲に沿って移動させ、該周壁部の一部に接する側には雪止板を取付けず該構築具を組立て、該構築具の中に雪を投入しこれを押圧した後該構築具を分解する、この一連の作業を繰返しかまくら周壁部(20)を構築する工程、及び該構築具を雪上に少し差込み、該構築具の中に雪を投入しこれを押圧した後、該構築具を分解することで形成される雪ブロック(22)を、該周壁部の出入口の反対側に積む、これと製作方法を同じくする雪ブロックを成形し、該雪ブロックにもたせ掛けるように傾斜した角度で、幾列かのアーチ積みの雪ブロックの列でかまくらドーム屋根部(21)を形成するように、出入口に正対する向きで該雪ブロックの湾曲面がドーム屋根の半球の円弧となるように、第一列から最終列まで各列のアーチの半径の大きさを段階的に変えて、該雪ブロックをアーチ状に積むことにより、かまくらドーム屋根部(21)を構築する工程を特徴とするかまくら構築方法。
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