JP4018485B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、マット式等のマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
マッサージ機としては、マット本体に、使用者の肩部や背中部等の各被施療部位に夫々対応させて複数の空気袋を設けたマット式のマッサージ機が知られている。このマッサージ機は、空気を給排気する給排気装置により空気袋を膨縮させることで、使用者の被施療部位を圧迫・弛緩させてマッサージを行う。
【0003】
ところで、上記マッサージ機では、使用者が発する汗及び熱により、マット本体とこのマット本体上に横になっている使用者との間が蒸れることがある。この蒸れを緩和するために、従来、給排気装置によって空気袋に給気される空気の一部を流通させる給気管に通気孔を設けたマッサージ機が提案されている(特許第3288687号参照)。
【0004】
このマッサージ機によれば、給排気装置によって空気袋に空気を給気する際、給気管の通気孔から空気が一部排出されて、マット本体とこのマット本体に横になっている使用者との間に流通する。この空気の流れにより、マット本体とこのマット本体上に横になっている使用者との間が除湿される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のマッサージ機では、給気管に流通する空気(給気)の一部を排出して除湿を行うものであるため、給排気装置によって空気袋に給気される空気の流量及び圧力が夫々減少する。これにより、単位時間に空気袋に供給される空気量、及び、空気袋内の圧力が低下し、マッサージ強度が弱くなる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、空気袋によるマッサージ強度を良好に保ち、しかも、人体とマッサージ機本体との間の除湿を行うことができるとともに、この除湿のために空気袋から給排気装置を経由して排気をする排気管の配管設計が容易なマッサージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のマッサージ機は、弾性を有する素材からなる中芯部を備えて人体を支持するマッサージ機本体と、このマッサージ機本体のマッサージ領域に位置して前記中芯部上に配置された膨縮可能な空気袋と、この空気袋に送気管を介して空気を給排気する給排気装置と、排気部を有し、前記給排気装置から外部に排出される空気を流通させて前記排気部から排気する排気管と、を具備しており、前記排気管は、複数本具備されており、これら排気管を1本の排気管に合流させ、この合流された1本の排気管に前記排気部を設け、この排気部が前記合流された1本の排気管の長手方向に沿って間隔的に設けられた複数の排気孔で形成されていて、前記合流された1本の排気管を、前記中芯部に形成した凹状の収容部に収容して前記空気袋の下側に通しこの空気袋に前記排気部が対向するように配管している。
【0008】
この発明のマッサージ機によれば、排気管の排気部から排気された空気がマッサージ機本体のマッサージ領域を通過して外部に放出されるため、マッサージ機本体のマッサージ領域と人体の間に空気が流通する。この空気の流れにより、マッサージ機本体のマッサージ領域と人体との間が除湿される。
【0009】
しかも、このマッサージ機によれば、給排気装置から空気袋に供給される空気ではなく、空気袋から排出される空気を用いて除湿するため、給排気装置によって単位時間に空気袋に供給される空気量、及び、空気袋内の圧力を夫々減少させることがない。更に、複数本具備された排気管を1本に合流させて、この合流させた排気管をマッサージ機本体に配管しているため、マッサージ機本体内での排気管の配管の設計が容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0011】
本実施形態に係るマッサージ機1は、例えばマット式のマッサージ機であり、図1に示すように、人体を支持するマッサージ機本体としてのマット本体2、空気袋3〜5、バイブレータ7〜9、給排気装置6、制御部34、連通管10、送気管11〜13、排気管14〜17、及び、操作部19等を備えている。
【0012】
マット本体2は、図2に示すように、カバー20、中袋21、及び、中芯部22等を備えている。カバー20及び中袋21は、例えば木綿や化学繊維等により夫々形成されている。中芯部22は、例えば低反発発泡ウレタン等の弾性を有する素材で形成されている。
【0013】
マット本体2は、中芯部22を中袋21の内部に収容するとともに、中芯部22を収容した中袋21をカバー20の内部に収容することにより形成されている。なお、カバー20は、その一端部に図示しないファスナー等を取付けることで、中芯部22を収容した中袋21を挿脱自在に収容できるようにしてもよい。また、カバー20は省略してもよい。
【0014】
膨縮可能な空気袋3〜5は、図1に示すように、マット本体2の内部、例えば中芯部22の上面に配置されている。このマッサージ機1では、マット本体2上に横になる使用者の各部位、例えば、肩部の左右両側と背中部の左右両側と対応するマッサージ領域に、一対の肩部用空気袋3及び一対の背中部用空気袋4,5が配置されている。これら空気袋3〜5は、その膨縮により各部位を圧迫・弛緩してマッサージする。
【0015】
これら空気袋3〜5は夫々、同様にして中芯部22に取付けられている。以下、背中部用左側空気袋5を例にとって代表して説明する。図2に示すように、中芯部22の一方の面に、木綿や化学繊維等からなる布23を粘着材等で貼り付ける。一方、空気袋5は、木綿や化学繊維等からなる布24で覆う。中芯部22の一方の面に貼り付けられた布23と空気袋5を被う布24とを縫製することで中芯部22に取付ける。
【0016】
一対の肩部用空気袋3は、送気管11を介して給排気装置6と連通していて、この給排気装置6により、同時に給排気が行なわれるようになっている。一対の背中部用空気袋4,5のうち、背中部用右側空気袋4は、送気管12を介して給排気装置6と連通しており、背中部用左側空気袋5は、送気管13を介して給排気装置6と連通している。すなわち、一対の背中部用空気袋4,5は、これら送気管12,13により、独立に給排気が行われるように給排気装置6と連通されている。
【0017】
バイブレータ7〜9は、図1に示すように、マット本体2上に横になる使用者の各施療部位、例えば、このマッサージ機1では、腰部と両脚部に対応させて、腰部用バイブレータ7、右脚部用バイブレータ8,及び、左脚部用バイブレータ9が配置されている。これらバイブレータ7〜9は、その振動により各部位をマッサージする。これらバイブレータ7〜9は、制御部34と接続しており、その動作は制御部34で制御される。
【0018】
バイブレータ7〜9は、図2に示すように、マット本体2の内部、例えば、上方に開放するように中芯部22に設けられた凹状の収容部22aに収容されている。この収容部22aは、各施療部位と対向する位置に設けられており、上側に開放している。なお、図2では、バイブレータ7のみ示しているが、バイブレータ8,9も同様に中芯部22に設けられた収容部22aに収容されている。
【0019】
給排気装置6は、図3及び図4に示すように、エアーコンプレッサ30、及び、3ポートの電磁弁31〜33等を備えている。
【0020】
圧縮空気を生成するエアーコンプレッサ30には、例えば電磁駆動されるダイアフラム式のものを採用することができる。このエアーコンプレッサ30は、制御部34と接続しており、制御部34により運転が制御される。エアーコンプレッサ30の吐出し口は連通管10を介して電磁弁31〜33の連通口31a〜33aと夫々連通している。
【0021】
電磁弁31〜33は夫々、図3に示すように、給排気装置6と連通する連通口31a〜33aと、送気管11〜13と連通する給気口31b〜33bと、排気管14〜16と連通する排気口31c〜33cとを有しており、電磁石の電磁力により、連通口31a〜33aと給気口31b〜33bとを連通させるオン状態と、給気口31b〜33bと排気口31c〜33cとを連通させるオフ状態とを切換えることができる。これら電磁弁31〜33は夫々、制御部34と接続しており、制御部34によりオン状態とオフ状態との切換えが制御される。
【0022】
マイクロコンピュータからなる制御部34は、上述したように、バイブレータ7〜9、エアーコンプレッサ30、及び、電磁弁31〜33と夫々接続して設けられている。図1に示すように、後述する操作部19が有線である場合は、この操作部19とも接続している、制御部34は、操作部19に入力されたマッサージ情報に従って、バイブレータ7〜9の駆動、エアーコンプレッサ30の駆動、及び、電磁弁31〜33のオン・オフ等を夫々制御する。また、制御部34は、マッサージ情報等を記憶する記憶部(図示せず)を備えている。
【0023】
このマッサージ機1では、図1に示すように、給排気装置6及び制御部34を、使用者がマット本体2上に横になったときに脚側となる一端側に配置している。給排気装置6及び制御部34とは電気的に接続されており、制御部34からは、一端部に商用電源と接続するプラグ(図示せず)が設けられた電源コード42が延出している。
【0024】
送気管11〜13は、給排気装置6によって空気袋3〜5に給排気される空気を流通させるものであり、電磁弁31〜33の給気口31b〜33bと空気袋3〜5とを夫々連通している。送気管11〜13は、図2に示すように、マット本体2の内部、例えば、上方に開放するように中芯部22に設けられた凹状の収容部22bに収容されている。
【0025】
一方、フレキシブルチューブや硬質管等からなる排気管14〜17は、前記給排気装置6から外部に排出される空気を流通させて排出するものである。排気管14〜16は、電磁弁31〜33の排気口31a〜33cに接続されている。これら排気管14〜16は継手35により1本に合流している。この合流した1本の排気管17には、その長手方向に沿って排気部としての複数の排気孔18が間隔的に形成されている。この排気管17は、図1に示すように、背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5の下側を通るように配管された後、略U字状に湾曲して、さらに一対の肩部用空気袋3の下側を通るように配管されている。複数の排気孔18は、排気管17の管本体17aに設けてもよく、必要により適当な管長を得るために管本体17a同士を連結する継手17bに設けてもよい。
【0026】
排気管17は、図2に示すように、マット本体2の内部、例えば、上方に開放するように中芯部22に設けられた凹状の収容部22cに収容されている。収容部22cは、排気管17よりもひとまわり大きく形成されている。そのため、空気袋3〜5が膨張して、中芯部22及びこの中芯部に形成された収容部22cが圧迫されても、排気孔18から排気を排出することができる。
【0027】
排気孔18は、排気管17のどの位置に形成してもよいが、マット本体2上に横になる使用者の肩部、背中部、或いは尻部付近に対応する位置、すなわち、図1に例示するように、前記マッサージ領域に集中させて設けるのが好ましい。これにより、マット本体2とこのマット本体2上に横になっている使用者との間の除湿効率を向上させることができる。
【0028】
送気管11〜13及び排気管17は、図1に示すように、クリップ41で束ねられた状態で給排気装置6から延出し、マット本体2の縁部に沿うように配管された後、夫々所定の場所からマット本体2の内部に挿入されて、マット本体2の内部に配管されている。
【0029】
操作部19は、制御部34に各種動作を指示するものである。操作部19は、図1では、有線で制御部34と接続されているが、例えば赤外線等を用いて無線で制御部34に動作を指示できるようにしてもよい。
【0030】
この操作部19は、例えば、電源釦、空気袋選択釦、バイブレータ選択釦、背中部ストレッチ釦等の各種操作釦が設けられている。ここで、電源釦は、給排気装置6を駆動及び停止させる釦である。空気袋選択釦は、膨縮させる空気袋3〜5を選択する釦である。バイブレータ選択釦は、振動させるバイブレータ7〜9を選択する釦である。背中部ストレッチ釦は、背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5の膨縮に時間差を設ける、或いは、背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5に供給する空気量を異ならせることにより背中部をストレッチする釦である。
【0031】
前記構成のマッサージ機1では、以下のようにしてマッサージを行う。
【0032】
電源コード42のプラグを商用電源に挿入し、給排気装置6、制御部34、及び、操作部19等に電力を供給する。使用者はマット本体2上に横になり、操作部19の電源釦を押して、給排気装置6を駆動させる。
【0033】
例えば、背中部をマッサージしたい場合、空気袋選択釦を押して背中部を選択することにより背中部へのマッサージが開始される。まず、背中部用右側空気袋4と連通する電磁弁32、及び、背中部用左側空気袋5と連通する電磁弁33は、夫々連通口32a,33aと給気口32b,33bとを連通させるオン状態となる。肩部用空気袋3と連通する電磁弁31は、給気口31bと排気口31cとを連通させるオフ状態となる。
【0034】
給排気装置6により給気が行われると、背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5が膨張し、この膨張した空気袋4,5により背中部が圧迫される。このとき、電磁弁31はオフ状態であるため、空気袋3中に空気がある場合、この空気は送気管11を介して給気口31bから電磁弁31に流れ込み、排気口31c、排気管14及び排気管17を通って排気孔18から排出される。排気孔18から排出された空気は、マット本体2の上面から外部に放出されて、マット本体2とこのマット本体2に横になっている使用者との間に流通する。この空気の流れにより、マット本体2と使用者との間が除湿される。このとき、排気孔18が複数設けられているため、1つの排気孔18から空気が排出される場合と比べて排気音は小さい。
【0035】
その後、背中部用右側空気袋4と連通する電磁弁32、及び、背中部用左側空気袋5と連通する電磁弁33は、夫々給気口32b,33bと排気口32c,33cとを連通させるオフ状態となる。電磁弁32,33がオフ状態となると、使用者の自重により空気袋4,5中の空気が排出され、圧迫された背中部が弛緩される。
【0036】
空気袋4から排出された空気は、送気管12を介して給気口32bから電磁弁32に流れ込み、排気口32c、排気管15及び排気管17を通って排気孔18から排出される。同様に、空気袋5から排出された空気は、送気管13を介して給気口33bから電磁弁33に流れ込み、排気口33c、排気管16及び排気管17を通って排気孔18から排出される。背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5の膨縮に時間差を設けるストレッチをしている場合、電磁弁33は電磁弁32と時間差を置いてオフ状態となる。これに伴い、空気袋5の空気は時間差を置いて、電磁弁33、排気管16及び排気管17を通って排気孔18から排出される。こうして、排気孔18から排出された空気は、マット本体2の上面から外部に放出されて、マット本体2とこのマット本体2に横になっている使用者との間に流通する。この空気の流れにより、マット本体2と使用者との間が除湿される。
【0037】
以上のような空気袋4,5への給排気が繰り返し行われる。このマッサージ機1では、この圧迫・弛緩の繰り返しにより背中部をマッサージする。
【0038】
また、背中部のマッサージは、背中部用右側空気袋4と背中部用左側空気袋5とを独立させて膨縮させることができる。そのため、背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5の膨縮に時間差を設ける、或いは、背中部用右側空気袋4及び背中部用左側空気袋5に供給する空気量を異ならせる等により、背中部をストレッチすることができる。その場合、背中部ストレッチ釦を押すことで、背中部のストレッチが開始される。
【0039】
肩部をマッサージしたい場合も同様である。空気袋選択釦を押して肩部を選択することにより、肩部へのマッサージが開始される。まず、肩部用空気袋3と連通する電磁弁331は、通気口31aと給気口31bとを夫々連通させるオン状態となる。背中部用右側空気袋4と連通する電磁弁32、及び背中部用左側空気袋5と連通する電磁弁33は、夫々給気口32b、32cとを夫々連通させるオフ状態となる。
【0040】
給排気装置6により給気が行われると、一対の肩部用空気袋3が同時に膨張し、この膨張した空気袋3により肩部が圧迫される。このとき、電磁弁32及び電磁弁33はオフ状態であるため、空気袋4中に空気がある場合、この空気は送気管12を介して給気口32bから電磁弁32に流れ込み、排気口32c、排気管15及び排気管17を通って排気孔18から排出される。空気袋5中に空気がある場合、この空気は送気管13を介して給気口33bから電磁弁33に流れ込み、排気口33c、排気管16及び排気管17を通って排気孔18から排出される。排気孔18から排出された空気は、マット本体2の上面から外部に放出されて、マット本体2とこのマット本体2に横になっている使用者との間に流通する。この空気の流れにより、マット本体2と使用者との間が除湿される。
【0041】
その後、一対の肩部用右側空気袋3と連通する電磁弁31はオフ状態となる。これにより、空気袋3中の空気が排出され、圧迫された肩部が弛緩される。
【0042】
空気袋3から排出された空気は、送気管11を介して給気口31bから電磁弁31に流れ込み、排気口31c、排気管14及び排気管17を通って排気孔18から排出される。排気孔18から排出された空気は、マット本体2の上面から外部に放出されて、マット本体2とこのマット本体2に横になっている使用者との間に流通する。この空気の流れにより、マット本体2と使用者との間が除湿される。
【0043】
以上のような空気袋3への給排気が繰り返し行われる。このマッサージ機1では、この圧迫・弛緩の繰り返しにより肩部をマッサージする。
【0044】
マッサージを終了させたい場合は、操作部19の電源釦を押して給排気装置6の駆動を停止させる。マッサージ終了に伴って選択していた空気袋3〜5の情報はリセットされて初期設定に戻される。
【0045】
また、肩部或いは背中部をマッサージしている時であっても、マッサージしていないときであっても、バイブレータ選択釦を押すことにより、腰部、右脚部、或いは、左脚をバイブレータ7〜9により振動させてマッサージすることができる。
【0046】
上述のように、このマッサージ機1によれば、排気孔18から排気された空気がマット本体2を通過してマット本体2の人体と対向する上面から外部に放出されるようにマット本体2に配管されているため、マット本体2と人体との間に空気が流通する。この空気の流れにより、マット本体2と人体との間を除湿することができる。
【0047】
しかも、このマッサージ機1によれば、給排気装置6から空気袋3〜5に供給される空気ではなく、空気袋3〜5から外部に排出される空気を用いて除湿するため、給排気装置6によって単位時間に空気袋3〜5に供給される空気量、及び、空気袋内の圧力を夫々減少させることがない。
【0048】
したがって、このマッサージ機1によれば、マッサージ強度を良好に保ち、しかも、人体とマット本体2との間を除湿することができる。
さらに、複数本具備された排気管14〜16を1本に合流させて、この合流させた排気管17をマット本体2に配管しているため、マット本体2内での排気管17の配管の設計が容易である。
【0049】
1つの排気孔18から一括で排気される場合、1個所から多くの空気が排出されることになるため、排気騒音が大きくなるおそれがある。しかし、このマッサージ機1によれば、排気管17は複数の排気孔18を有しているため、1つの排気孔18から空気が排出される場合と比べて排気を分散させることができ、これにより排気音を小さくすることができる。
【0050】
その上、排気管17は、空気袋4,5の下側を通るように配管された後、略U字状に湾曲して、さらに空気袋3の下側を通るように配管されている。そして、一方の空気袋3が膨張されているとき、これに隣接した他方の空気袋4,5は収縮状態にあって、その裏側で排気される。したがって、膨張している空気袋3の近傍で除湿を行うことができる。
【0052】
さらに、このマッサージ機1では、空気袋3〜5を、肩部の左右両側及び背中部の左右両側に対応させて4つ設けたが、空気袋3〜5の配置場所及び数は、これに限定されるものではない。
【0053】
例えば、一対の背中部用空気袋4,5は、同時に給排気が行われるように設計してもよい。その場合、電磁弁、送気管、及び、排気管を1つずつ省略して、一対の肩部用空気袋3と同様に、共通の送気管で給排気装置6と連通させればよい。
【0054】
また、バイブレータ7〜9は省略してもよい。さらに、バイブレータ7〜9に代えて空気袋を設けてもよく、その場合、電磁弁、送気管、及び、排気管を必要に応じて増やすことにより実現できる。
【0055】
本発明は、マット式のマッサージ機に限定されるものではなく、椅子式、或いは、ベッド式等のマッサージ機にも適用することができる。その場合も、例えば椅子式の場合は使用者が座る椅子本体の背もたれ部や座部、ベッド式の場合は使用者が横になるマット本体等、マッサージ機本体と使用者とが接触する面から排気が排出されるように配管するのが好ましい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、空気袋によるマッサージ強度を良好に保ち、しかも、人体とマッサージ機本体との間の除湿を行うことができるとともに、この除湿のために空気袋から給排気装置を経由して排気をする排気管の配管設計が容易なマッサージ機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマッサージ機をカバー及び中袋を外して示す正面図。
【図2】図1のマッサージ機の一部を示す断面図。
【図3】図1のマッサージ機が備える給排気装置のエアーコンプレッサ及び電磁弁を示す側面図。
【図4】図1のマッサージ機の給排気の制御系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1…マッサージ機
2…マッサージ機本体(マット本体)
3…肩部用空気袋
4…背中部用右側空気袋
5…背中部用左側空気袋
6…給排気装置
11〜13…送気管
14,15,16…排気管
17…合流した排気管
18…排気部(排気孔)
22…中芯部
22c…収容部
34…制御部
Claims (2)
- 弾性を有する素材からなる中芯部を備えて人体を支持するマッサージ機本体と、
このマッサージ機本体のマッサージ領域に位置して前記中芯部上に配置された膨縮可能な空気袋と、
この空気袋に送気管を介して空気を給排気する給排気装置と、
排気部を有し、前記給排気装置から外部に排出される空気を流通させて前記排気部から排気する排気管と、を具備しており、
前記排気管は、複数本具備されており、これら排気管を1本の排気管に合流させ、この合流された1本の排気管に前記排気部を設け、この排気部が前記合流された1本の排気管の長手方向に沿って間隔的に設けられた複数の排気孔で形成されていて、
前記合流された1本の排気管を、前記中芯部に形成した凹状の収容部に収容して前記空気袋の下側に通しこの空気袋に前記排気部が対向するように配管したマッサージ機。 - 前記空気袋が一方の空気袋とこれに隣接した他方の空気袋であるとともに、前記合流された1本の排気管が、略U字状に湾曲して前記一方の空気袋とこれに隣接した前記他方の空気袋の下側を通るように配管されていて、前記一方の空気袋が膨張されているときに他方の空気袋を排気させるように前記給排気装置を制御する制御部を備えた請求項1に記載のマッサージ機。
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