JP4017094B2 - インタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体の圧縮、膨張、及び圧送を行うスクロール流体機械、特に、前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スクロール流体機械では、圧縮による高熱を発生するために旋回スクロール及び固体スクロールを冷却風もしくは冷却水により冷却し、流体の圧縮によって発生する高熱を冷却する機構が知られている。
また、スクロール流体機構にインタークーラを近接配置するとともに、スクロール流体機械の圧縮部を2段に分けて、前段から圧縮流体を前記インタークーラに通して冷却して後段に導入して再度圧縮を行う多段圧縮式スクロール流体機械も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術によると、スクロール機構を冷却するには、旋回スクロール、固定スクロールの端板内部に流通路を形成し、該流通路に冷却水を流して冷却する機構では、構成が複雑となるという問題があった。
また、単に冷却ファンを用いて前記端板を冷却する機構では、周囲の外気温度に影響され冷却風を送るわりには冷却が行われにくいという問題があった。
また、旋回スクロール及び、固定スクロールを冷却する冷却風送風手段と、前記インタークーラの冷却手段を別々に設けていたので、構成が複雑となるとともに装置が大型化した。
【0004】
上述の事情に鑑み、本発明は、簡単な構成で効率よく冷却する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、簡単な構成で小型化し、インタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本第1発明は、固定スクロールハウジング内に前段圧縮部と後段圧縮部とが設けられ前記前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に前記後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
旋回スクロール及び固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設して旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路を形成し、該それぞれの冷却通路は入口をスクロール流体機械本体の一側面に配設するとともに出口を他側面に配置し、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成し、
前記冷却風発生源から前記一側面を介して前記スクロール流体機械本体の他側面から外に向かって冷却風が流れるように構成し、前記冷却風通路の出口と前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の入口との間に前記インタークーラを配置したことを特徴とする。
【0006】
かかる発明によると、スクロール流体機械本体の一側面に、旋回スクロール冷却通路入口及び固定スクロール冷却通路入口を配設して、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成しているので、冷却風通路外の外気温度に影響されることが少なく、また、冷却風発生源からの送風が前記外気に影響されて有効送風量が低下することがない。
【0007】
また、前記冷却風発生源から前記一側面を介して前記スクロール流体機械の他側面から外に向かって冷却風が流れる冷却風流通域を形成し、前記冷却風通路の出口と前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の入口との間に前記インタークーラを配置しているので、簡単な構成で旋回スクロール、固定スクロール及び前段圧縮部により圧縮された流体を冷却することが可能である。
【0008】
本第2発明は、前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の出口部分に前記インタークーラを配置したため、簡単な構成で旋回スクロール、固定スクロール及び前段圧縮部により圧縮された流体を冷却することが可能である。
【0009】
本第3発明は、前記冷却風発生源は旋回スクロールの回転駆動軸に取付けられて気体取込口と気体放出口を有し、軸方向から気体を取込んで径方向へ放出するファン手段で形成され、該ファン手段から前記一側面を介して前記スクロール流体機械本体の他側面から外に向かって冷却風が流れるように構成し、前記気体取込口上流側であって前記ファン手段と前記スクロール流体機械本体との軸方向の間に前記インタークーラを配置したことを特徴とする。前記気体取込口上流側に前記インタークーラを配置することも本発明の有効な手段である。
【0010】
その際には、旋回スクロールの回転駆動軸の旋回スクロールとは反対側に前記ファン手段を設けるとともに、旋回スクロールとファン手段との重量バランスを略等しく設定し、回転駆動軸の保持手段として、旋回スクロール側に該回転駆動軸を回転可能に保持する第1保持手段と、前記ファン手段側に前記回転駆動軸を回転可能に保持する第2保持手段とを設け、前記ファン手段と前記旋回スクロールと間に前記インタークーラを配置構成することが望ましい。かかる構成によると、前記ファン手段と前記旋回スクロールと間の空所を有効に利用してコンパクトなスクロール流体機械を構成することができる。
【0011】
また、本第4発明は、固定スクロールハウジング内に前段圧縮部と後段圧縮部とが設けられ前記前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に前 記後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
旋回スクロール及び固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設して旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路を形成し、該それぞれの冷却通路は入口をスクロール流体機械本体の一側面に配設するとともに出口を他側面に配置し、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成し、
前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の入口に並んで前記インタークーラを配設し、前記冷却風発生源は旋回スクロールの回転駆動軸に取付けられて気体取込口と気体放出口を有し、軸方向から気体を取込んで径方向へ放出するファン手段で形成され、該ファン手段から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路の内部に冷却風変向壁を配設して前記冷却風通路をそれぞれの前記冷却通路の入口に連通する第1通路と、前記インタークーラに連通する第2通路とに区画し、
前記旋回スクロール及び固定スクロールと、前記インタークーラとを前記独立した冷却風にて冷却することを特徴とする。
【0012】
かかる発明によると、スクロール流体機械本体の一側面に、旋回スクロール冷却通路入口及び固定スクロール冷却通路入口を配設して、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成しているので、冷却風通路外の外気温度に影響されることが少なく、また、冷却風発生源からの送風が前記外気に影響されて有効送風量が低下することがない。
【0013】
また、前記冷却風通路をそれぞれの前記冷却通路の入口に連通する第1通路と、前記インタークーラに連通する第2通路とに区画し、前記旋回スクロール及び固定スクロールと、前記インタークーラとを独立した冷却風にて冷却するので、簡単な構成で旋回スクロール、固定スクロール及び前段圧縮部により圧縮された流体を冷却することが可能である。
【0014】
また、本第1、2、3、4発明では、前記旋回スクロール及び前記固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するとスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設した前記冷却通路を有し、前記旋回スクロール及び前記固定スクロールを冷却可能に構成することを特徴としている。
【0015】
かかる技術手段によると、前記旋回スクロール及び前記固定スクロールは、それぞれ端板の他方側面に冷却フィンを植設した前記冷却通路を有し、前記旋回スクロール及び前記固定スクロールを冷却可能に構成しているので、スクロール端板に冷却水通路を設ける必要がなく、簡単な構成でスクロール機構を冷却することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施の形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0017】
図9は、本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の断面図、図10は、固定スクロールハウジングの斜視図、図11は、旋回スクロールの斜視図、図12は、旋回スクロールによって流体を取り込んだ場合の流体圧縮状況を説明する説明図、図13は、図12から180゜旋回スクロールラップが回動した場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【0018】
図9において、多段式スクロール流体機械本体1は、ハウジングカバー4を取り付けた固定スクロールハウジング2と、該固定スクロールハウジング2が取り付けられる駆動軸ハウジング3とで構成される。
そして、後述する固定スクロールハウジングの前段圧縮部の吐出口に取付けられた吐出配管6と、後段圧縮部の吸込口に取り付けられた吸い込み配管7との間に冷却室24が配設され、該冷却室24、吐出配管6、及び吸い込み配管7を配管によって接続して中間経路を構成している。
【0019】
尚、この中間経路は、図10に示す前段吐出孔2e、後段吸込孔2fと、これらの間に介在する冷却室24内を通る配管の総合容積を有し、その総合容積は前段圧縮部の最終圧縮室容積のN(整数)倍に設定する。そして、N回の前段圧縮部の最終圧縮室からの吐出があって後に、後段圧縮部の初段取り込みは前段圧縮部の最終圧縮室容積と等しい容積分取り込まれるように構成される。
【0020】
しかしながら、初期運転時には、スクロール流体機械は停止状態にあり、固定スクロールラップと旋回スクロールラップとにより形成される流体圧縮空間の後段圧縮部の最終圧縮室には、後段圧縮部の吐出孔2d(図9)の外部圧力と同等かそれより低い圧力で流体が存在し、また、後段圧縮部の初期取り込み空間にあった流体は前記中間経路と連通しているので、前段圧縮部の取り込み圧力まで低下する場合がある。
【0021】
この状態で、初期運転を開始すると、後段圧縮部の残留流体が外部圧力より高くなるまで圧縮される。すなわち、後段圧縮部の最終圧縮室の圧力がそれより手前の圧縮室の圧縮流体と合体して外部圧力より高くなると外部に吐出されるが、それでもまだ外部圧力より低いと、前記中間経路からの流体を取り込み、それと吐出孔側の流体と合体して圧縮される。
そして、初期運転の終了頃には、N回の前段圧縮部の最終圧縮室からの吐出があって後に、後段圧縮部の初段取り込みは前段圧縮部の最終圧縮室容積と等しい容積分取り込まれるような運転状態となる。
【0022】
さて、固定スクロールハウジング2は図10に示すように、円形トレイ状に形成され、その外周面の周方向3カ所に後述する駆動軸ハウジング3と結合面2mで結合する取付部2i、2j、2kが設けられ、凹部には鏡面2cが設けられ、該鏡面2cは取付部2iの内部に設けられた通路2aと連通している。
結合面2mには、駆動軸ハウジング3と結合する部分を外れた、それより内側には溝が設けられ該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するダストシール12が配設されている。
【0023】
鏡面2cには、図9に示す吐出配管6に連結する前段吐出口2e(図12、図13)、及び吸い込み配管7に連結する後段吸込口2f(図12、図14)が設けられ、これらの孔が形成されたランド部9aから反時計方向に前段圧縮部を形成する固定スクロールラップ9bが、また、時計方向に後段圧縮部を形成する固定スクロールラップ9cが螺旋状に植設されている。そして、これらのラップ上方先端には溝が設けられ、該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール14が嵌入されている。
【0024】
また、ランド部9aには側面側に配置されているチップシール14、14間には、フッソ系樹脂等の自己潤滑性を有する中間シール25が配置されている。該中間シール25は高圧圧縮流体が漏洩して後段圧縮部側から前段圧縮部側に補足され、それが再度後段圧縮部側に圧送されるのを防止するものである。
【0025】
固定スクロールハウジング2の鏡面2cの裏側には、図9に示すように冷却フィン2bが植設され、該冷却フィン2bの頂部にはハウジングカバー4が取付られ、冷却通路2nを形成している。よって、図9の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、固定スクロールを冷却可能に構成されている。また、配管5が取付られ、該配管5の先端にはフィルタ部35(図2参照)が設けられ、該フィルタ部35から配管5を介して通路2aに流体を取り込み可能に構成されている。
【0026】
図1に示すように、旋回スクロール11は鏡面10cを有し、該鏡面10cが図9に示すように固定スクロールハウジング2の結合面に設けられたダストシール12と接触して対面配置され、鏡面10cには外側に植設された前段圧縮部を構成する旋回スクロールラップ10aと、中心側に植設された後段圧縮部を構成する旋回スクロールラップ10bを有している。そして、これらのラップ上方先端には溝が設けられ、該溝にはフッソ系樹脂等の自己潤滑性を有するチップシール13が嵌入されている。
そして、これらの旋回スクロールラップ10a,10bは固定スクロールラップ9b、9cと壁面が互いに対面配置される。
【0027】
また、鏡面10cの裏側には、図9に示すように冷却フィン11aが植設され、該冷却フィン11aの頂部には補助カバー15が取付られ、冷却通路11nを形成している。よって、図9の紙面を貫く方向に流れる冷却風によって、旋回スクロールを冷却可能に構成している。
【0028】
該補助カバー15は、中心側に後述する回転駆動軸16の先端偏芯部16aが回転可能に嵌合するベアリング軸受18が配置され、また、外周側には周方向に3等分した箇所に、旋回スクロールの自転防止用のクランク部材を受ける軸受ベアリング19が配置されている。
このクランク部材は、板部材21の一方の面に前記軸受ベアリング19と嵌合する軸22と他方の面に、軸22とは偏芯した軸位置を有する軸23とで構成され、該軸23は駆動軸ハウジング3に設けた軸受ベアリング20と嵌合して位置決めされるように構成されている。よって、回転駆動軸16の先端偏芯部16aの偏芯回転によって、旋回スクロール11は固定スクロールに対して公転運動可能に構成される。
【0029】
駆動軸ハウジング3は、図9の紙面を貫く方向に開口部を有し、流れる冷却風によって、旋回スクロールのフィン11a部分を冷却可能に構成されている。そして、中央部の軸受ベアリング17によって、図示しない駆動モータの回転軸と連結するベルトによって回転駆動軸16を回転可能に保持している。
【0030】
このように構成されたスクロール本体1は、図9に示すように、回転駆動軸16の回転により、偏芯軸部16aが軸芯16bを中心に回転することにより旋回スクロール11が公転し、図12に示すように、固定スクロールハウジング9の吸込口2aから吸入した圧縮流体は、旋回スクロールのラップ10aにより取り込まれ、このラップと固定スクロールのラップ9bとによって形成される密閉空間S1及びT1により取り込まれる。
これらの取り組み空間は180゜ずれているが同時に略等しい容積分取り込まれる。
【0031】
この密閉空間は図12及び図13に示すように、図12でS1として取り込まれた密閉空間は、順次S1→S2→S3→S4と圧縮し、S5から前段吐出口2e→中間経路→後段吸込口2f→S6→S7→S8→S9と圧縮し、また、図12でT1として取り込まれた密閉空間は順次T1→T2→T3と圧縮し、T4から前段吐出口2e→中間経路→後段吸込口2f→T5→T6→T7→T8→T9と圧縮されて中央部に送られ、S9とT9は合流して吐出口2dを出て配管8から排出される。
尚、図12に示すように、密閉空間S8とT9は等しい容積を有するので、同じ圧力の流体が吐出される。
【0032】
この流体圧縮過程において、図10に示すように、ランド部9aには側面側に配置されているチップシール14、14間には、フッソ系樹脂等の自己潤滑性を有する中間シール25が配置されている。よって、矢印29のような後段圧縮部側からの漏洩した高圧圧縮流体が存在しても中間シール25により阻止され、漏洩した高圧圧縮流体が前段圧縮部側に補足され、それが再度後段圧縮部側に圧送されるのを防止することができる。
【0033】
図1は、本発明の第1実施の形態にかかる一部断面正面図、図2は、本発明の第1実施の形態にかかる一部断面平面図である。これらの図において、旋回スクロール11を駆動する回転駆動軸16は、先端偏芯部1a側は軸受ベアリング17で保持されるとともに、先端偏芯部1aとは反対側を軸受ベアリング33によって保持され、該軸受ベアリング33の外側のDカット部16dにはプーリ30が固着されている。該プーリ30には図示しないベルトが掛け渡し可能に形成された溝30aが設けられ、該ベルトを介して図示しない回転駆動源からの回転駆動力によって回転駆動軸16が回転可能に構成されている。
【0034】
前記プーリ30の裏側には、ファン31が固着され、該ファン31はプーリ30側からファンカバー32によって覆われ、その反対側は内側カバー37によって覆われている。該内側カバー37は回転駆動軸16が配置される駆動軸ハウジング3の軸保持部3a側に開口部37aが開設され、該開口部37aから冷却風38を取込可能に構成されている。
【0035】
図2に示すように、駆動軸ハウジング3の一側面3c側には、駆動軸ハウジング3の軸保持部3aより外側に曲面3bが形成され、該曲面3bは前記側面3cと接触しているが、この曲面3bの外側を覆う内側カバー37が配置され、ファンカバー32と連設した外側カバー36と前記内側カバー37とで冷却風が流れる通風路34をダクト状に形成している。通風路34の出口34aの手前には冷却風変向壁36aが配設され、該冷却風変向壁36aは櫛歯状に形成され、図1上紙面を貫く方向に起立し、櫛歯部分に冷却風が当たると方向が変更され旋回スクロール11の冷却通路11n側に向かい、歯間では冷却風は通過し固定スクロールハウジング2の冷却通路2n側に向かうこととなるように構成されている。
【0036】
通風路34の出口34aは、図1に示す固定スクロールハウジング2側の冷却通路2nと旋回スクロール11側の冷却通路11nに連通している。尚、ハウジングカバー4は固定スクロールハウジング2から延設している支持腕2pに当設しているが、該支持腕2pは棒状に形成され、所定間隔離間して多数設けられているので、その支持腕2p間を冷却風が通過可能に構成されている。
【0037】
そして、冷却通路2n、11nの出口側には冷却室24Aが配置されている。該冷却室24Aは配管39と該配管39に配置された多数の冷却フィン40によって構成されている。よって、冷却風38は通風路34の出口34aから冷却通路2n、11nを通って冷却室24A側に流れ、フィルタ部35を介して取り込んだ流体を固定スクロールハウジングの前段圧縮部で圧縮し、該前段圧縮部の吐出口に取り付けられた吐出配管6と連結する配管39内を流れる圧縮流体を冷却可能に構成されている。
【0038】
第1実施の形態はこのように構成されているので、フィルタ部35から取り込んだ流体は前段圧縮部によって圧縮され、吐出配管6に吐出され配管39内を流れることにより、冷却風によって冷却される冷却フィン40により冷却される。
【0039】
図3は、本発明の第2実施の形態にかかる一部断面正面図、図4は、本発明の第2実施の形態にかかる一部断面平面図である。第1実施の形態との相違点は、第1実施の形態が配管39の周りに冷却フィン40を用いて吐出配管6からの圧縮流体を冷却したのに対して、第2実施の形態は吐出配管6と吸い込み配管7との間を冷却用細管41によって連結して吐出配管6からの圧縮流体を冷却するように構成した点である。尚、図3においては、図2に記載したフィルタ部35の記載を便宜上省略している。
【0040】
そして、冷却用細管41は並列に多数設けられ、該冷却用細管41の流体流通断面の総計は、吐出配管6の流体流通断面と略等しく構成されている。第2実施の形態はこのように構成されているので、フィルタ部35から取り込んだ流体は前段圧縮部によって圧縮され、前記冷却用細管41によって冷却される。
【0041】
図5は、本発明の第3実施の形態にかかる一部断面正面図、図6は、本発明の第3実施の形態にかかる一部断面平面図である。第2実施の形態との相違点は、第2実施の形態が冷却室24Bを、通風路34の出口34aとは反対側の、冷却風が固定スクロール及び旋回スクロールを冷却した後の冷却風によって冷却される位置に配置しているのに対して、第3実施の形態は冷却室24Cを通風路34の出口34a側に配置構成した点である。尚、図6においては、図2に記載したフィルタ部35の記載を便宜上省略している。
【0042】
そして、第3実施の形態も、第2実施の形態と同じように冷却用細管41は並列に多数設けられ、該冷却用細管41の流体流通断面の総計は、吐出配管6の流体流通断面と略等しく構成されている。第2実施の形態はこのように構成されているので、フィルタ部35から取り込んだ流体は前段圧縮部によって圧縮され、前記冷却用細管41によって冷却される。
【0043】
尚、第3実施の形態は、冷却室24Cとして冷却用細管41を用いているが、配管39及び冷却フィン40を用いてもよいことは勿論のことである。
【0044】
図7は、本発明の第4実施の形態にかかる一部断面平面図である。第1実施の形態との相違点は、第1実施の形態が冷却室24Aを、通風路34の出口34aとは反対側の、冷却風が固定スクロール及び旋回スクロールを冷却した後の冷却風によって冷却される位置に配置しているのに対して、第4実施の形態は通風路34の出口34aより上流側のファン31が冷却風を取り込む、内側カバー37の開口部37aの入口側に冷却室24Dを配置し、該冷却室24Dを通過した冷却風を取り込むように構成した点である。
【0045】
尚、図7においては、平面図上内側カバー37の開口部37aの入口側上方に冷却室24Dを配置しているが、軸保持部3aの反対側である下方側に冷却室24Dを配置しても、また、側方側に配置しても、また、上方側、下方側、側方側の組み合わせであってもよい。
また、図7においては、図2に記載したフィルタ部35の記載を便宜上省略している。
【0046】
そして、第4実施の形態はこのように構成されているので、フィルタ部35から取り込んだ流体は前段圧縮部によって圧縮され、吐出配管6に吐出され配管39内を流れることにより、冷却風によって冷却される冷却フィン40により冷却される。
【0047】
尚、第4実施の形態は、冷却室24Dとして配管39及び冷却フィン40を用いているが、冷却用細管41を用いてもよいことは勿論のことである。
【0048】
図8は、本発明の第5実施の形態にかかる一部断面平面図である。第1〜第4実施の形態との相違点は、これらの形態が冷却室24A〜Dを、冷却風が固定スクロール及び旋回スクロールを冷却する経路に配置したのに対して、第5実施の形態は通風路34を通路34b、34cと区画し、通路34bの出口34aからの冷却風を用いて、固定スクロール及び旋回スクロールを冷却し、通路34cの出口34dに冷却室24Eを配置構成した点である。そして、通路34bの出口34aの手前には冷却風変向壁42aが配設され、該冷却風変向壁42aは櫛歯状に形成され、図8上紙面を貫く方向に起立し、櫛歯部分に冷却風が当たると方向が変更され旋回スクロール11の冷却通路11n側に向かい、歯間では冷却風は通過し固定スクロールハウジング2の冷却通路2n側に向かうこととなるように構成されている。
【0049】
尚、図7においては、図2に記載したフィルタ部35の記載を便宜上省略している。
そして、第5実施の形態はこのように構成されているので、フィルタ部35から取り込んだ流体は前段圧縮部によって圧縮され、吐出配管6に吐出され、冷却風によって冷却される冷却室24Eにより冷却される。尚、冷却室24Eは配管39及び冷却フィン40を用いても、また、冷却用細管41を用いてもよいことは勿論のことである。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、スクロール流体機械本体の一側面に、旋回スクロール冷却通路入口及び固定スクロール冷却通路入口を配設して、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成しているので、冷却風通路外の外気温度に影響されることが少なく、また、冷却風発生源からの送風が前記外気に影響されて有効送風量が低下することがない。
【0051】
また、前記冷却風発生源から前記一側面を介して前記スクロール流体機械の他側面から外に向かって冷却風が流れる冷却風流通域を形成し、該冷却風流通域内に前記インタークーラを配置しているので、簡単な構成で旋回スクロール、固定スクロール及び前段圧縮部により圧縮された流体を冷却することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態にかかる一部断面正面図である。
【図2】 本発明の第1実施の形態にかかる一部断面平面図である。
【図3】 本発明の第2実施の形態にかかる一部断面正面図である。
【図4】 本発明の第2実施の形態にかかる一部断面平面図である。
【図5】 本発明の第3実施の形態にかかる一部断面正面図である。
【図6】 本発明の第3実施の形態にかかる一部断面平面図である。
【図7】 本発明の第4実施の形態にかかる一部断面平面図である。
【図8】 本発明の第5実施の形態にかかる一部断面平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るスクロール流体機械の断面図である。
【図10】 固定スクロールハウジングの斜視図である。
【図11】 旋回スクロールの斜視図である。
【図12】 旋回スクロールラップによって流体を取り込んだ場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【図13】 図12から180゜旋回スクロールラップが回動した場合の流体圧縮状況を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 スクロール流体機械本体
2 固定スクロールハウジング
3 駆動軸ハウジング
3c
スクロール流体機械本体の一側面
3d
スクロール流体機械本体の他側面
11 旋回スクロール
24 冷却室(インタークーラ)
31 ファン(冷却風発生源)
34 通風路(冷却風通路)
Claims (4)
- 固定スクロールハウジング内に前段圧縮部と後段圧縮部とが設けられ前記前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に前記後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
旋回スクロール及び固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設して旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路を形成し、該それぞれの冷却通路は入口をスクロール流体機械本体の一側面に配設するとともに出口を他側面に配置し、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成し、
前記冷却風発生源は旋回スクロールの回転駆動軸に取付けられて気体取込口と気体放出口を有し、軸方向から気体を取込んで径方向へ放出するファン手段で形成され、該ファン手段から前記一側面を介して前記スクロール流体機械本体の他側面から外に向かって冷却風が流れるように構成し、前記冷却風通路の出口と前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の入口との間に前記インタークーラを配置したことを特徴とするインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。 - 固定スクロールハウジング内に前段圧縮部と後段圧縮部とが設けられ前記前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に前記後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
旋回スクロール及び固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設して旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路を形成し、該それぞれの冷却通路は入口をスクロール流体機械本体の一側面に配設するとともに出口を他側面に配置し、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成し、
前記冷却風発生源は旋回スクロールの回転駆動軸に取付けられて気体取込口と気体放出口を有し、軸方向から気体を取込んで径方向へ放出するファン手段で形成され、該ファン手段から前記一側面を介して前記スクロール流体機械本体の他側面から外に向かって冷却風が流れるように構成し、前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の出口部分に前記インタークーラを配置したことを特徴とするインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。 - 固定スクロールハウジング内に前段圧縮部と後段圧縮部とが設けられ前記前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に前記後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
旋回スクロール及び固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設して旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路を形成し、該それぞれの冷却通路は入口をスクロール流体機械本体の一側面に配設するとともに出口を他側面に配置し、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成し、
前記冷却風発生源は旋回スクロールの回転駆動軸に取付けられて気体取込口と気体放出口を有し、軸方向から気体を取込んで径方向へ放出するファン手段で形成され、該ファン手段から前記一側面を介して前記スクロール流体機械本体の他側面から外に向かって冷却風が流れるように構成し、前記気体取込口上流側であって前記ファン手段と前記スクロール流体機械本体との軸方向の間に前記インタークーラを配置したことを特徴とするインタークーラをする多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。 - 固定スクロールハウジング内に前段圧縮部と後段圧縮部とが設けられ前記前段圧縮部により圧縮された流体をインタークーラによって冷却した後に更に前記後段圧縮部により圧縮するインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械において、
旋回スクロール及び固定スクロールは、それぞれ端板の一方側面に相手方スクロールラップの壁面と摺接するスクロールラップが植設され、他方側面に冷却フィンを植設して旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路を形成し、該それぞれの冷却通路は入口をスクロール流体機械本体の一側面に配設するとともに出口を他側面に配置し、前記スクロール流体機械本体の一側面と冷却風発生源との間に前記冷却風発生源から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路を形成し、
前記旋回スクロール及び固定スクロールのそれぞれの冷却通路の入口に並んで前記インタークーラを配設し、前記冷却風発生源は旋回スクロールの回転駆動軸に取付けられて気体取込口と気体放出口を有し、軸方向から気体を取込んで径方向へ放出するファン手段で形成され、該ファン手段から前記一側面に向かって冷却風を送風する冷却風通路の内部に冷却風変向壁を配設して前記冷却風通路をそれぞれの前記冷却通路の入口に連通する第1通路と、前記インタークーラに連通する第2通路とに区画し、
前記旋回スクロール及び固定スクロールと、前記インタークーラとを前記独立した冷却風にて冷却することを特徴とするインタークーラを有する多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械。
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