JP4016199B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、流体を導入または導出する流体用チューブを接続するための管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、シリンダ等の流体圧機器に流体用チューブを接続するために管継手が使用されている。この種の管継手において前記流体用チューブが内部に挿入されるボディには、半径内方向に向かって所定長だけ突出した係止片が設けられている。そして、流体用チューブを挿入した後、前記流体用チューブを挿入方向と反対方向に僅かに引張することにより該係止片の先端を流体用チューブの外周面に刺入させ、前記流体用チューブがボディから脱抜することを阻止している。なお、前記係止片は、ボディの内部に装着された係合部材によって保持されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−178157号公報(第4頁右欄〜第6頁左欄)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来技術に係る管継手においては、例えば、流体用チューブがボディから脱抜されることを阻止する引抜強度を増大させようとすると、流体用チューブの外周面に対する係止片の刺入量が過大となり、前記係止片によって流体用チューブが切断されるおそれがある。一方、前記流体用チューブの外周面に対する係止片の刺入量を抑制しようとすると、引抜強度が減少して流体用チューブがボディから脱抜するおそれがある。
【0005】
また、管継手の組み立て作業性の向上を図るために部品点数の削減が要請されている。
【0006】
本発明は、前記の種々の問題等を考慮してなされたものであり、流体用チューブがボディから脱抜されることを阻止する引抜強度を向上させるとともに、係止爪の刺入量を抑制することが可能な管継手を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、流体用チューブが挿入されるボディと、
前記ボディの内部に配設され、前記流体用チューブの外周面に刺入される係止爪を介して前記流体用チューブを保持するチャックと、
前記チャックに設けられ、前記流体用チューブの外周に沿って延在し、前記係止爪の近傍に湾曲して形成された凹部を有し、前記流体用チューブに対する前記係止爪の刺入量を規制するとともに、前記流体用チューブの引抜強度を前記刺入量と調和可能なストッパ機構と、
を備え、
前記ストッパ機構は、前記係止爪が前記流体用チューブの外周面に刺入された際、該流体用チューブの一部が、前記凹部内に進入して内壁面に当接することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、流体用チューブの外周に沿って延在し、前記係止爪の近傍に湾曲して形成された凹部を有するストッパ機構を設けている。そして、流体用チューブをボディの内部に挿入した後、前記流体用チューブをわずかに引張することにより、該流体用チューブが係止爪によって保持されるとともに、ストッパ機構の凹部内に前記流体用チューブの一部が進入し、該凹部の壁面によって前記流体用チューブのさらなる進入が阻止されることにより、前記流体用チューブに対する係止爪の刺入量が規制される。従って、流体用チューブに対する係止爪の刺入量と流体用チューブの引抜強度とを調和させることにより、流体用チューブの安定した保持状態が得られる。
【0009】
また、ボディの内部に前記保持機構による前記流体用チューブの保持状態を解除する係止解除部材を設けることにより、簡便に流体用チューブの係止状態を解除することができる。
【0010】
さらに、係止解除部材がボディ側への押圧作用下に前記流体用チューブを保持するチャックを押圧し、前記チャックの係止爪が半径外方向に変位することにより、簡便に流体用チューブを管継手のボディより脱着することができる。
【0011】
さらにまた、チャックは、前記流体用チューブが挿入される方向に向かって徐々に縮径する傾斜部を備えている。このため、前記流体用チューブが前記ボディより離間する方向に引張された際、傾斜部が前記ボディの内部に装着された係合部材のテーパ面に当接することにより、チャックが流体用チューブの引張作用下に軸線方向に変位した際、前記チャックの変位が好適に規制される。
【0012】
またさらに、チャックを前記係止爪による流体用チューブの保持状態を解除する係止解除部材と一体的に形成することにより、部品点数を削減することができる。
【0013】
また、前記ストッパ機構を前記流体用チューブの外周に沿って延在させ、前記係止爪に前記流体用チューブに対向して形成された面取部を設けることにより、前記流体用チューブを引張した際、前記係止爪の流体用チューブへのさらなる進入が面取部によって阻止されるため、係止爪の流体用チューブへの刺入量を規制することができる。
【0015】
さらにまた、前記係止爪を前記流体用チューブの外周に沿って延在する湾曲部の端部に形成することにより、流体用チューブを引張した際、係止爪が確実に流体用チューブの外周面に刺入される。
【0016】
またさらに、前記係止爪を流体用チューブの外周に沿ってスリットを間に所定間隔離間して複数設けると、より一層強固に流体用チューブを保持することができる。
【0017】
また、前記係止爪にボディの軸線方向に沿って所定間隔離間して複数配置することにより、複数の係止爪によって一層確実に流体用チューブの外周面に対して刺入することが可能となり、前記流体用チューブを好適に保持することができる。
【0018】
さらに、前記係止爪の端部に断面円弧状の円弧部を形成することにより、一層好適に係止爪の端部が流体用チューブの外周面への刺入する刺入量を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る管継手について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0020】
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係る管継手を示す。この管継手10は、樹脂製材料からなる略円筒状のボディ12を有し、ボディ12の一端部側には、図示しない流体機器のポートに螺合されるねじ部が刻設された接続部14が形成され、軸線方向に沿った外周面の略中央部には断面六角柱状の締付部16が設けられ、他端部側には樹脂製材料からなる流体用チューブ18(図8〜図13参照)が挿入される開口部20が形成される。
【0021】
また、ボディ12の内部には、その一端部側から他端部側に向かって貫通する通路22が形成される。そして、前記通路22の内部には、接続部14側から順に第1段部24と第2段部26とが形成される。前記第1段部24には略円筒状に形成されるスリーブ28のフランジ部30が係合されている。そのため、スリーブ28がボディ12から脱抜することが阻止される。なお、前記スリーブ28は、流体用チューブ18(図8〜図13参照)が挿入されるとともに、前記流体用チューブ18が離脱する際、前記流体用チューブ18を案内する機能を営む。
【0022】
前記第1段部24より拡径した第2段部26には、内周側に所定長だけ突起したパッキン32が装着されている。パッキン32は第2段部26の環状溝に係合されているため、ボディ12の軸線方向に対して位置決めされた状態にある。
【0023】
なお、前記ボディ12は樹脂製材料に限定されるものではなく、金属製材料によって形成してもよい。
【0024】
ボディ12の開口部20には、係合部材33の一端部側が所定長だけ挿入されている。そして、前記係合部材33の一端部には、半径外方向に膨出した膨出部34が形成され、ボディ12の内周面の環状溝35に係合している。そのため、係合部材33がボディ12に対して脱抜することが阻止されるとともに、前記ボディ12に対して一体的に連結されている。
【0025】
また、前記係合部材33の膨出部34の内周面側は、係合部材33の他端部側に向かって徐々に拡径するテーパ面36となっている。
【0026】
さらに、係合部材33の他端部側には、ボディ12の開口部20の端面に当接する係止部37が半径外方向に所定長だけ突出して形成される。
【0027】
さらに、係合部材33の他端部側には、半径内方向に突出したガイド部44が形成されている。
【0028】
係合部材33の内部には、リリースブッシュ(係止解除部材)38の一部が軸線方向に沿って変位自在に挿入される。リリースブッシュ38の一端部には、複数の図示しないスリットが周方向に沿って所定角度離間して形成されるとともに、半径外方向に所定長だけ膨出し、その先端に向かって徐々に縮径する先端部40が形成される。
【0029】
また、リリースブッシュ38の他端部には、半径外方向に突出したフランジ部42が形成される。
【0030】
さらに、リリースブッシュ38の外周面43は、ガイド部44の内周面45によって軸線方向に沿って変位自在に支持されている。なお、リリースブッシュ38の内周径A(図1および図8参照)は、その内部に挿入される流体用チューブ18の外周径B(図8参照)よりも若干大きく形成されている(A>B)。
【0031】
チャック(保持機構)46は、薄板状部材をプレス加工することによって形成され、その一端部側が係合部材33の内周面45とリリースブッシュ38の外周面43との間に装着されている。
【0032】
チャック46の一端部側には、断面略U字状に屈曲して係合部48が形成され、前記係合部48は、その内周面がリリースブッシュ38の外周面43に沿って摺動自在に設けられている。リリースブッシュ38の先端部40と該リリースブッシュ38の外周面43との間には段差部50が形成されている。前記段差部50は、チャック46の軸線方向に沿った変位作用下に係合部48の端部が係合することにより、リリースブッシュ38がボディ12から脱抜することが阻止される。
【0033】
また、チャック46は、前記係合部48より係合部材33の内周面51に内接した状態で接続部14の方向へと延在し、締付部16の内部において半径外方向に徐々に拡径する傾斜部52と、ボディ12の締付部16の内周面と略平行に延在する拡径部54とが形成される。なお、拡径部54の外周面とボディ12の第2段部26の内周面との間には、クリアランスが設けられている。
【0034】
前記チャック46の他端部には、複数のスリット56a〜56dが周方向に沿って所定角度離間して形成され(図4参照)、前記拡径部54に対して内周側に向かって略直交するように折曲した平面部58と、該平面部58の内周側の端部に接続部14の方向に向かって所定角度傾斜して突出した係止爪60と、該係止爪60の近傍に形成され、開口部20の方向に向かって所定長だけ窪んで前記係止爪60と平面部58とをつなぐ湾曲部62と、該湾曲部62によって形成される凹部(ストッパ機構)63とが設けられる。
【0035】
なお、図3に示されるように、前記チャック46の係止爪60は、環状に形成されるリング部64から周方向に所定間隔離間して延在する4本の支持部65a〜65dを介して弾性的に拡径および縮径自在に形成されている。
【0036】
また、図5および図6に示されるように、係止爪60の先端は、その内周側にあたる凹部63側が略直角形状となるように形成されている。なお、係止爪60の周方向に沿ったスリット56a〜56d近傍の両側(図6参照)と係止爪60の周方向に沿った略中央部(図5参照)とでは、若干係止爪60の形状が異なって形成されている。
【0037】
詳細には、凹部63側に設けられた一方の角部には、略直角状の刃先部66が形成される。また、流体用チューブ18と対向する他方の角部には、図5に示されるように、係止爪60の周方向に沿った略中央部において、面取りされた面取部68が形成されるとともに、係止爪60のスリット56a〜56d(図4参照)近傍の両側においては、図6に示されるように、断面略直角状の直角部70が形成されている。
【0038】
前記刃先部66は、流体用チューブ18が引張された際に、該流体用チューブ18の外周面に刺入される。
【0039】
すなわち、係止爪60の流体用チューブ18に対向する部位にそれぞれ異なる断面形状からなる面取部68と直角部70とを設けることにより、前記直角部70が鋭角的に流体用チューブ18の外周面に刺入されると同時に、面取部68が流体用チューブ18の外周面へ押圧されることにより、直角部70が流体用チューブ18に刺入される際の抵抗となる。
【0040】
その結果、係止爪60に前記面取部68を設けることにより、流体用チューブ18の外周面への刺入量が規制されるという利点がある。なお、前記面取部68の周方向に沿った距離または面取部68の表面積を変更することにより、流体用チューブ18の外周面への刺入量を調整することができる。
【0041】
前記係止爪60は、リリースブッシュ38の内周面よりもわずかに半径内方向に突出して形成されている。
【0042】
また、拡径部54の外周面とボディ12の第2段部26の内周面との間にはクリアランスが設けられている。
【0043】
本発明の第1の実施の形態に係る管継手10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0044】
図1に示されるように、管継手10に流体用チューブ18を装着していない状態において、図8に示されるように、図示しない流体機器等に接続された流体用チューブ18をスリーブ28に沿って矢印C方向に挿入し、前記流体用チューブ18の一端面をスリーブ28のフランジ部30に当接させる。この際、パッキン32の内周面が流体用チューブ18の外周面に接触して該流体用チューブ18を囲繞することにより、ボディ12の内部の流体の気密が保持され、通路22を流通する流体が外部に漏出することが阻止される。
【0045】
また、同様にチャック46の他端部が、流体用チューブ18の外周面によって半径外方向(図8の矢印G方向)に押し拡げられるため、拡径部54が第2段部26の内部に変位するとともに、係止爪60が流体用チューブ18の外周面に接触している状態にある(図9参照)。
【0046】
そして、流体用チューブ18がリリースブッシュ38の内部へと挿入された後、図10に示されるように、流体用チューブ18をリリースブッシュ38のフランジ部42の方向(矢印D方向)に向かって若干引張すると、前記流体用チューブ18の外周面に当接した係止爪60が流体用チューブ18の引張作用下に流体用チューブ18の外周面に刺入される(図11参照)。
【0047】
また、図11に示されるように、略同時に係止爪60によって流体用チューブ18の外周面の肉72が係止爪60の上面に沿って凹部63内に進入する。その結果、流体用チューブ18は外周面に刺入された係止爪60と凹部63に進入した肉72とによって確実に係止された状態となる。
【0048】
さらに、図10に示されるように、流体用チューブ18をリリースブッシュ38のフランジ部42の方向(矢印D方向)に向かって引張しようとした場合、凹部63に進入した前記肉72によって流体用チューブ18が軸線方向に変位する際の抵抗となる。そのため、流体用チューブ18が確実に係止されて管継手10より脱抜することが阻止されるとともに、係止爪60がさらに流体用チューブ18の内部へと刺入されることが阻止される。
【0049】
すなわち、流体用チューブ18の外周面の肉72が凹部63に沿って進入した際、前記凹部63が壁となってストッパとして機能することにより、係止爪60の流体用チューブ18への刺入量が抑制される。なお、係止爪60の傾斜角度、凹部63の半径方向および軸線方向への位置、凹部63の窪み量等を変更することにより、該係止爪60の流体用チューブ18に対する適性な刺入量を設定することができる。
【0050】
また、係止爪60が流体用チューブ18の外周面に刺入される際、前記流体用チューブ18の外周面の肉72が係止爪60の上面に沿って凹部63内に進入することにより、係止爪60の凹部63側の側面から離間する方向に生じる流体用チューブ18の外周面の肉72の逃げを防止することができる。
【0051】
最後に、流体用チューブ18を管継手10より離脱させる際は、図12に示されるように、リリースブッシュ38のフランジ部42を接続部14の方向(矢印E方向)に向かって押圧する。フランジ部42の押圧作用下に前記リリースブッシュ38の先端部40が湾曲部62の側面を押圧する(図13参照)。そして、先端部40による押圧作用下に凹部63が湾曲部62と一体的にパッキン32の方向(矢印E方向)へと変位し、チャック46の他端部が強制的に半径外方向に変位する。そのため、流体用チューブ18の外周面に刺入された係止爪60が流体用チューブ18の外周面より離間する。
【0052】
その結果、流体用チューブ18の軸線方向に沿った係止状態が解除されるため、流体用チューブ18を軸線方向に引張することにより流体用チューブ18を管継手10から離脱させることができる。
【0053】
以上のように、第1の実施の形態では、チャック46の内周側に突出した係止爪60と、該係止爪60の近傍に凹部63とを設けることにより、流体用チューブ18を引張した際、前記流体用チューブ18の外周の肉72が凹部63に入り込み、さらなる進入が前記凹部63の内壁面によって規制される。その結果、前記係止爪60の流体用チューブ18への刺入量を抑制することができる。そのため、管継手10に対して常に安定した保持状態を維持することができる。
【0054】
また、係合部材33とリリースブッシュ38との間に流体用チューブ18を係止する機能と係合部材33の内部に保持される機能とを兼ね備えたチャック46を設けることにより、従来設けられていた案内部材および係止部材を一部品とすることができるため、部品点数を削減することができ、管継手10の組み立て作業性を向上させることができる。
【0055】
次に、変形例に係る係止爪80について説明する。
【0056】
変形例に係る係止爪80には、図7に示されるように、その先端部に断面円弧状の円弧部84が形成されている。なお、前記係止爪80には、第1の実施の形態の係止爪60における面取部68が設けられていない。
【0057】
このように形成することにより、流体用チューブ18を引張して円弧部84が流体用チューブ18の外周面へと押圧された際、前記円弧部84が流体用チューブ18の外周面へと刺入される。その際、前記円弧部84が断面円弧状に形成されているため、前記係止爪80の流体用チューブ18への刺入量を抑制することができる。その結果、管継手10に対して常に安定した流体用チューブ18の保持状態を維持することができる。
【0058】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る管継手100を図14に示す。なお、以下の実施の形態において第1の実施の形態に係る管継手10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0059】
この第2の実施の形態に係る管継手100では、チャック102の内周面に所定間隔離間して突出する第1係止爪104と第2係止爪106とを2箇所設けている点で、第1の実施の形態に係る管継手10と相違している。
【0060】
リリースブッシュ38の内部に挿入された流体用チューブ18(図8参照)を、前記リリースブッシュ38のフランジ部42の方向(矢印D方向)に引張した際、第1係止爪104と第2係止爪106とが共に流体用チューブ18の外周面に刺入されるため、より一層強固に流体用チューブ18を係止することができる。
【0061】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る管継手120を図15に示す。
【0062】
この第3の実施の形態に係る管継手120では、チャック46とリリースブッシュ38とを一体的に形成した着脱部材122を係合部材33aの内周側に設け、着脱部材122の内周面に突出した第1〜第3係止爪104、106、124を3箇所設けている点で、第1の実施の形態に係る管継手10と相違している。
【0063】
この場合、チャック46とリリースブッシュ38とを一体的に形成することにより部品点数を削減することができる。また、リリースブッシュ38の内部に挿入された流体用チューブ18(図8参照)を、前記リリースブッシュ38のフランジ部42の方向(矢印D方向)に引張した際、第1〜第3係止爪104、106、124がそれぞれ流体用チューブ18の外周面に刺入されるため、さらにより一層強固に流体用チューブ18を係止することができる。
【0064】
【発明の効果】
すなわち、本発明に係る管継手では、流体用チューブの外周に沿って延在し、前記係止爪の近傍に湾曲して形成された凹部を有し、係止爪の刺入量を規制可能なストッパ機構を設けることにより、前記流体用チューブの一部を前記ストッパ機能の凹部内に進入させ、前記流体用チューブに対する係止爪の刺入量と流体用チューブの引抜強度とを調和させることができるため、流体用チューブの安定した保持状態が得られる。
【0065】
また、前記ストッパ機構を流体用チューブの外周に沿って延在し、前記係止爪の近傍に湾曲する凹部を形成することにより、前記流体用チューブを引張した際、流体用チューブの一部が凹部に導入されるため、流体用チューブの刺入量を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る管継手の軸線方向に沿った縦断面図である。
【図2】図1の管継手の縦断面分解斜視図である。
【図3】図1の管継手を構成するチャックの斜視図である。
【図4】図3の矢印F方向からみた矢視図である。
【図5】図4のV−V線に沿った部分拡大縦断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿った部分拡大縦断面図である。
【図7】変形例に係る係止爪の近傍を示す部分拡大縦断面図である。
【図8】図1の管継手に対し流体用チューブを挿入した状態を示す縦断面図である。
【図9】図8における係止爪の近傍の部分拡大縦断面図である。
【図10】図8の管継手に対し流体用チューブが係止された状態を示す縦断面図である。
【図11】図10における係止爪の近傍の部分拡大縦断面図である。
【図12】図10の管継手に対し流体用チューブの係止状態を解除した状態を示す縦断面図である。
【図13】図12における係止爪の近傍の部分拡大縦断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る管継手の縦断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る管継手の縦断面図である。
【符号の説明】
10、100、120…管継手 12…ボディ
14…接続部 16…締付部
18…流体用チューブ 20…開口部
22…通路 24…第1段部
26…第2段部 28…スリーブ
30…フランジ部 32…パッキン
36…テーパ面 38…リリースブッシュ
40…先端部 42…フランジ部
44…ガイド部 46…チャック
48…係合部 50…段差部
52…傾斜部 54…拡径部
56a〜56d…スリット 58…平面部
60、80…係止爪 62…湾曲部
63…凹部 64…リング部
104…第1係止爪 106…第2係止爪
122…着脱部材 124…第3係止爪

Claims (10)

  1. 流体用チューブが挿入されるボディと、
    前記ボディの内部に配設され、前記流体用チューブの外周面に刺入される係止爪を介して前記流体用チューブを保持するチャックと、
    前記チャックに設けられ、前記流体用チューブの外周に沿って延在し、前記係止爪の近傍に湾曲して形成された凹部を有し、前記流体用チューブに対する前記係止爪の刺入量を規制するとともに、前記流体用チューブの引抜強度を前記刺入量と調和可能なストッパ機構と、
    を備え、
    前記ストッパ機構は、前記係止爪が前記流体用チューブの外周面に刺入された際、該流体用チューブの一部が、前記凹部内に進入して内壁面に当接することを特徴とする管継手。
  2. 請求項1記載の管継手において、
    前記ボディの内部には、前記チャックによる前記流体用チューブの保持状態を解除する係止解除部材が設けられることを特徴とする管継手。
  3. 請求項2記載の管継手において、
    前記係止解除部材は、前記ボディ側への押圧作用下に前記流体用チューブを保持するチャックを押圧し、前記チャックの係止爪が半径外方向に変位することを特徴とする管継手。
  4. 請求項1記載の管継手において、
    前記チャックは、前記流体用チューブが挿入される方向に向かって徐々に縮径する傾斜部を備え、
    前記傾斜部は、前記流体用チューブが前記ボディより離間する方向に引張された際、前記ボディの内部に装着された係合部材のテーパ面に当接することを特徴とする管継手。
  5. 請求項2記載の管継手において、
    前記チャックは、前記係止爪による流体用チューブの保持状態を解除する係止解除部材と一体的に形成されることを特徴とする管継手。
  6. 請求項1記載の管継手において、
    前記ストッパ機構は、前記流体用チューブの外周に沿って延在し、前記係止爪に前記流体用チューブに対向して形成された面取部を含むことを特徴とする管継手。
  7. 請求項1記載の管継手において、
    前記係止爪は、前記流体用チューブの外周に沿って延在する湾曲部の端部に形成されることを特徴とする管継手。
  8. 請求項1記載の管継手において、
    前記係止爪は、前記流体用チューブの外周に沿ってスリットを間に所定間隔離間して複数設けられることを特徴とする管継手。
  9. 請求項8記載の管継手において、
    前記係止爪は、ボディの軸線方向に沿って所定間隔離間して複数配置されることを特徴とする管継手。
  10. 請求項1記載の管継手において、
    前記係止爪の端部には、断面円弧状の円弧部が形成されることを特徴とする管継手。
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