JP4015400B2 - 在宅医療機器申込システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、在宅にて医療機器を使用する患者の在宅医療機器の自動申込方法及びそのシステムに関し、特に、在宅医療に伴い消耗する器具の申込を簡易化し、且つ受け付けを確実にするための在宅医療機器の自動申込方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、在宅にて、治療を受ける在宅医療の患者は、増加している。在宅医療では、病院等の施設に頻繁に出向く必要がなく、例えば、月1回施設で診断してもらえば良い。このため、外出が困難やおっくうな患者(例えば、老人)にとって、有効な医学的方法である。このような在宅医療では、通常、施設等の提供する医療機器を自宅に設置し、患者が医療機器を使用して、治療を行う。
【0003】
例えば、呼吸器疾患の患者に対して酸素ボンベから供給する酸素療法が行われており、最近では空気中の酸素を分離濃縮して酸素濃縮気体を得るための呼吸用気体供給装置が開発され、それを用いた酸素療法が次第に普及するようになって来ている。かかる呼吸用気体供給装置は、病院において利用されるのみならず、在宅医療用に家庭においても利用される場合が次第に多くなってきている。なお、医療機器とは、医学的療法を施すための機器である。
【0004】
このような医療機器では、患者の病に影響するため、医療機器の点検、部品の交換、機器異常時の応対等の支援が必須となる。このため、医療機器の販売又は製造、サービスを行う企業にとって、医療機器の知識を持ち、その管理を行う管理者が必要である。在宅医療では、この管理者は、医療機器の点検、部品の交換、機器異常時の対応のため、患者宅に出向き、医療機器の点検等を行う必要がある。
【0005】
このような管理者が、患者宅に出向くケースとは別に、患者自身が、医療機器の消耗部品の交換を依頼する場合がある。例えば、前述の在宅酸素療法では、酸素を充填された酸素ボンベを利用する在宅患者では、酸素ボンベの使用により、酸素ボンベ内の充填酸素量が減少し、酸素ボンベの交換を依頼する必要がある。図4は、従来のボンベ交換システムの説明図である。在宅患者Bは、自宅1にて、酸素ボンベ1−2を利用して、在宅酸素療法を行う。在宅患者Bは、酸素ボンベ1−2の交換を依頼するため、電話器1−3で在宅酸素機器の企業3に電話をする。在宅酸素機器の企業3では、電話機3−1により、依頼を受け、配送依頼書(又は受注書)へ依頼者、住所、ボンベの種類を記入し、ボンベ業者6に依頼する。ボンベ業者6は、酸素ボンベ1−2に酸素を充填し、充填した酸素ボンベ1−2を、配送依頼書の依頼患者宅1に配送する。このように、従来は、電話にて注文する方法が取られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年の在宅医療の進展に伴い、在宅医療者の増大及び在宅医療者の多様化が予想される。この場合、在宅酸素機器の企業(又は営業所)3に、多数の酸素ボンベの交換依頼が到来する可能性がある。従来の電話による注文では、企業3の電話対応者が、注文を忘れ、受注書に記載漏れが発生するおそれがある。このような場合に、通常の商品の電話注文方法では、商品が到着しないことにより、注文者が問い合わせで間に合う。しかし、在宅医療機器においては、在宅医療機器が患者の医療行為を行うため、配送のミスは、患者の病に影響し、重大な事態を起こすおそれがある。当然、医療機器を取り扱っている企業は、企業内で係るミスが生じないように、教育、注意するが、かかる人為的ミスをゼロにすることは困難である。
【0007】
又、在宅医療患者の中には、老人等の体力の衰えた患者もありえる。このような患者は、電話により、正確に氏名、住所、ボンベの種類を伝達できない可能性が多い。特に、一人で生活している独居老人では、代わって電話注文してくれる者がいない場合がある。又、在宅医療機器利用者は、病の関係で、電話で正確に情報を伝達できない可能性が強い。例えば、前述の呼吸器疾患の患者では、酸素不足になると、息がぜいぜいとなり、この可能性が特に強い。従って、電話をかけても、企業3の電話対応者に氏名すら正確に伝達できないことが予測され、このような場合には、医療機器の配送が困難であり、又、電話対応企業の混乱を招くおそれがある。
【0008】
従って、本発明の目的は、在宅医療機器の利用者が簡単な操作で医療機器の申し込みができ、且つ確実に申し込みを受け付けるための在宅医療機器の自動申込方法及びそのシステムを提供するにある。
【0009】
又、本発明の他の目的は、簡易な構成の付加で、在宅医療機器の申し込みを簡易化し、且つ申し込みの受付を確実化するための在宅医療機器の自動申込方法及びそのシステムを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的の達成のため、本発明の在宅にて呼吸器治療用医療機器を利用する利用者が、当該呼吸器治療用医療機器を申込先に申し込む在宅医療機器申込システムは、前記利用者宅に設けられ、押しボタンを押下したことに応じて、前記申込先にネットワークを介し自動ダイアルする医療機器申込器と、前記自動ダイアル先の前記申込先に設けられ、前記ネットワークを介し自動着信し、前記自動ダイアル元の前記利用者の情報を検索し、出力する自動受信出力装置と、前記利用者の電話番号と、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者とを対応して、格納するファイル装置とを有し、前記自動受信出力装置は、前記自動着信した前記申込み元の電話番号により、前記ファイル装置に格納されている情報を参照し、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者を検索し、前記検索結果に従い、前記呼吸器治療用医療機器の配送のための情報を得るとともに、前記医療機器申込器は、ダイアルキーと、申込キーで構成された前記押しボタンと、前記申込先の電話番号を格納する自動ダイアルメモリと、送受信制御を行う電話機モジュール回路とを有し、前記押しボタンの押下に応じて、前記電話機モジュール回路が、前記自動ダイアルメモリから前記申込先の電話番号を読み出し、前記申込先に自動ダイアルする
【0011】
又、本発明の在宅にて呼吸器治療用医療機器を利用する利用者が、当該呼吸器治療用医療機器を申込先に申し込む在宅医療機器申込システムは、前記利用者の電話番号と、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者とを対応して、格納するファイル装置と、前記利用者宅に設けられたダイアルキーと、申込キーで構成された前記押しボタンと、前記申込先の電話番号を格納する自動ダイアルメモリと、送受信制御を行う電話機モジュール回路とを有する医療機器申込器の前記押しボタンの押下に応じて、前記電話機モジュール回路が、前記自動ダイアルメモリから前記申込先の電話番号を読み出し、前記申込先への自動ダイアルに応じて、自動着信し、前記自動着信した前記申込み元の電話番号により、前記ファイル装置に格納されている情報を参照し、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者を検索し、前記呼吸器治療用医療機器の配送のための情報を得る自動受信出力装置とを有する
【0012】
本発明は、在宅患者宅に押しボタンによる自動ダイアル機能を持つ申込器を設け、申込先に自動受信出力装置を設けたため、患者Bにとって、押しボタンを押すだけで、在宅医療機器申込を行うことができ、申込を簡易化できるとともに、申込先(医療機器企業)で申し込みを自動受信するため、医療機器の申込を確実にできる。又、自動ダイアル機能を使用し、公衆回線を利用するため、簡易に且つ安価に実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。なお、下記は本願発明の実施の形態の一部を示すためのものであり、本願発明は、これらの記載によって制限を受けるものでなく、本願発明の趣旨に合致する限り、その他の形態をも含むものであることはいうまでもない。
【0014】
図1は、本願発明に係る在宅医療機器申込及び受付システムのブロック図、図2は、図1のシステムに適用される在宅医療方法の説明図、図3は、図1の患者宅に設けられたボンベ申込器の構成図である。
【0015】
図1のシステムを説明する前に、図2により在宅医療方法を説明する。図2は、在宅医療方法として、在宅酸素療法を例に示す。図2に示すように、在宅酸素療法は、医療施設(病院等)5の医師により、呼吸器疾患と診断された患者Bが、医療施設(病院等)の医師の処方の下に、自宅1にて、在宅酸素機器(酸素濃縮器)1−1,1−5を使用して酸素吸入治療を行うものである。これら在宅医療機器1−1,1−5は、医療施設5の医師の診察の基に、医療機器提供企業3から医療施設5を介し、患者Bに貸し出される。医療機器提供企業3は、患者Bの在宅酸素機器1−1,1−5を管理し、機器1−1,1−5の設置、点検及び酸素ボンベ1−2の交換等の在宅医療支援を行う。
【0016】
在宅酸素療法では、患者宅1には、酸素濃縮器1−1と携帯型酸素供給器1−5を貸し出される。患者Bは、主に、在宅中は、自宅に設置された酸素濃縮器1−1により、酸素を吸入する。又、患者Bは、主に、外出時に、携帯型酸素供給器1−5を携帯し、酸素を吸入する。この酸素濃縮器1−1は、呼吸用気体供給装置であり、酸素を供給して、患者の呼吸を補助し、呼吸器疾患に対し有効である。
【0017】
又、酸素濃縮器1−1は、吸入した空気から窒素等を除去し、酸素分を濃縮した気体(濃縮酸素)を生成し、患者Bに供給する装置であり、流量設定により、供給流量が制御される。医師は、供給流量、例えば、安静時、就寝時、活動時の1分当たりの吸入量をリットル単位で処方する。設定流量は、この処方の従い設定される。
【0018】
酸素濃縮器1−1の動作を説明する。コンプレッサーから、流路切替弁を介して吸着筒に圧縮空気が供給される。吸着筒13では、窒素を吸着し、吸着されなかった酸素を含むガス、すなわち酸素濃縮空気は、サージタンクに貯留され、流量設定器により酸素供給量を一定に調節した後、加湿器で加湿され、患者Bの鼻カニューラ19を介して呼吸用気体供給装置利用者Bに供給される。
【0019】
呼吸用気体供給装置(酸素濃縮器)1−1では、吸着筒(酸素濃縮手段)内の圧力、呼吸用気体の流量、呼吸用気体中の酸素濃度、呼吸用気体の温度および湿度が検出される。呼吸用気体を呼吸用気体供給装置利用者の利用に供する供給手段19としては、導管手段,鼻カニューラ,マスク等を具備したものがあげられる。
【0020】
この呼吸用気体供給装置1−1では、設定された流量で、所定の酸素濃度の気体を供給することが在宅医療で重要である。これらの異常を検出するため、各種のセンサ、コンピュータが設けられ、異常を自動判断する。
【0021】
呼吸用気体の流量が所定範囲を外れるケースとしては、医師の指示により設定された流量に対し、その許容下限流量を下回るケースが考えられる。具体的には、2L/分の設定値に対し、50%以上を許容範囲とすれば、50%未満で異常警報を発することになる。呼吸用気体中の酸素濃度が所定範囲を外れるケースとしては、たとえば90%以上の酸素濃度を設定値とし、75%を下限とすれば、75%未満で異常警報を発することになる。
【0022】
そして、コンピュータは、かかる異常を検出すると、オペレータパネルを介し、音声及び表示により呼吸用気体供給装置利用者に警報を発する。呼吸用気体供給装置利用者は、警報を受けた場合、呼吸用気体供給装置管理者に電話等の手段で連絡し、呼吸用気体供給装置技術支援者等の派遣を要請することができる。
【0023】
又、携帯型酸素供給器1−5は、在宅患者Bが、外出する際に、携帯して、酸素吸入を行う装置であり、酸素濃縮器1−1のように家庭電源の供給を要しない。図1に戻り、患者宅1の携帯型酸素濃縮器1−5は、酸素ボンベ1−2と、移動用車と、酸素供給調節器1−4で構成される。この酸素ボンベ1−2は、酸素を充填されており、利用者の使用に伴い、内容量が減少する。従って、酸素ボンベ1−2の交換が必要である。この場合は、利用者は、管理者(医療機器提供企業3)等にボンベの交換を依頼する。
【0024】
酸素供給調節器1−4は、酸素ボンベ1−2からの酸素流量を設定流量に調節し、患者Bの鼻カニューラ19に供給する。又、この酸素供給器1−5は、外出時のみならず、自宅内で酸素濃縮器1−1から離れた位置で、活動する時にも、使用される。
【0025】
通常、酸素ボンベは、現用と予備用の2本自宅に設置されるが、酸素使用量は、患者の状態によってまちまちであり、例えば、活動の活発な患者では、酸素ボンベを多用するため、酸素ボンベの交換が頻繁に必要であり、活動の停滞している患者では、酸素ボンベの使用は少なく、酸素ボンベの交換は少ない。又、酸素ボンベは、長期間、交換しないと、ボンベ自体に亀裂が入ったり、腐ったりして、充填酸素量が減少する。この場合も、酸素ボンベの交換が必要である。
【0026】
在宅患者Bの患者宅1には、ボンベ申込器2が設けられている。ボンベ申込器2は、図3で説明するように、自動電話機で構成され、押しボタンの押下で、医療機器企業3の営業所に自動ダイアルし、ネットワーク(電話回線)4を介し、医療機器企業3の営業所に通信する。
【0027】
医療機器企業3の営業所には、自動受信出力装置30と、患者ファイル装置31が設けられている。患者ファイル装置31には、各患者の電話番号と、氏名、住所、ボンベの種類と、ボンベ供給者とを、各患者Bに対し、格納する。自動受信出力装置30は、ネットワーク4を介し自動着信し、発信元電話番号通知を受ける。そして、この自動受信出力装置30は、ファイル装置31を発信元電話番号で検索し、対応する患者の氏名、住所、ボンベの種類、ボンベ供給業者を得る。更に、自動受信出力装置30は、配送依頼書7のフォーマットに編集し、配送依頼書7をプリント出力する。
【0028】
配送依頼書7は、ボンベ業者6に渡され、ボンベ業者6は、配送依頼書に記載された酸素ボンベ1−2を、記載された住所の患者宅1に配送する。この自動受信出力装置は、プリント機構とファイル装置31を有するコンピュータ、例えば、パーソナルコンピュータで構成することができる。
【0029】
図3により、ボンベ申込器2を説明する。ボンベ申込器2は、通常の自動ダイアル機能を有する電話機に、ボンベ申込ボタン20を設けたもので構成される。即ち、ボンベ申込器2は、通常の自動ダイアル機能付き電話機と同様に、送受話器24と、プッシュキー21と、電話機モジュール回路23と、自動ダイアル用ダイアルメモリ22とを有する。
【0030】
電話機モジュール回路23は、送受話器24、プッシュキー21により、通常の送受話通信を行う。又、自動ダイアルもプッシュキー21により動作される。この自動ダイアルメモリ22に、申込先電話番号を記憶しておき、ボンベ申込ボタン20の押下に応じて、電話機モジュール回路23が、自動ダイアルメモリ22の申込先電話番号を読み出す。そして、自動ダイアル機能により、申込先電話番号を自動ダイアル発信し、発信元電話番号を自動通知する。
【0031】
例えば、ボンベ申込ボタン20は、電話機のワンタッチキー、短縮ダイアルキーの一つに、ボンベ申込とラベルを付されたもので構成される。この構成では、電話機の機能をそのまま利用できる。
【0032】
このため、在宅患者Bの患者宅1で、患者Bが、電話機で構成されたボンベ申込器のボンベ申込ボタン20を押下すると、医療機器企業3の営業所に自動ダイアルし、ネットワーク(電話回線)4を介し、医療機器企業3の営業所に通信する。医療機器企業3の営業所では、自動受信出力装置30が、ネットワーク4を介し自動着信し、発信元電話番号通知を受ける。そして、この自動受信出力装置30は、ファイル装置31を発信元電話番号で検索し、対応する患者の氏名、住所、ボンベの種類、ボンベ供給業者を得る。更に、自動受信出力装置30は、配送依頼書7のフォーマットに編集し、配送依頼書7をプリント出力する。
【0033】
これにより、患者Bにとって、ボンベ申込を簡易化できるとともに、申込先(医療機器企業)で申し込みを自動受信するため、ボンベ申込を確実にできる。この配送依頼書7は、ボンベ業者6に渡され、ボンベ業者6は、配送依頼書に記載された酸素ボンベ1−2を、記載された住所の患者宅1に配送する。
【0034】
又、自動ダイアル機能を使用し、公衆回線を利用するため、簡易に且つ安価に実現できる。この点、老人宅に設けられる緊急通報システムは、専用機械であり、しかも通報先は、緊急対応施設であり、このような医療機器の申込に適応できない。又、在宅医療機器を通信回線を利用して、センタでモニタするシステムも存在するが、在宅医療機器にかかる通信機器を設ける必要があり、酸素ボンベのような簡易な医療機器にコスト的に不向きである。
【0035】
更に、自動ダイアル機能付き電話機を利用することにより、通常の電話機にボンベ申込ボタンを設けるだけで実現でき、特別な工事や機器を必要としない。しかも、電話機に設けることにより、患者Bは、電話機の設置場所でボタンを押すだけで済むため、老人等の患者では、申込ボタンを探す手間を省け、更に容易に申込が可能となる。特に、医療機器の利用者が高齢であり又は何らかの原因で具合が悪くなり、通報時に、充分な情報を伝達できない場合でも、ボンベ申込が容易となる。特に、在宅医療で、一刻も争う事態の場合にも、有効な支援が可能となる。
【0036】
上述のシステムでは、電話機の一部にボンベ申込ボタンを設けているが、電話機と別にボンベ申込ボタンを設け、電話機に接続するようにしてもよい。このようにすると、電話機の大きさに限られず、大きなサイズのボンベ申込ボタンを設けることができる。このため、老齢の患者にとって、更にボンベ申込が容易となる。
【0037】
又、有線のネットワークで説明したが、携帯電話で使用されている無線電話方式を利用できる。この場合、図3の電話機モジュール回路23を、無線電話機モジュール回路で構成すればよい。
【0038】
更に、申込医療機器を携帯用酸素ボンベで説明したが、自宅設置用の酸素機器が酸素ボンベを利用する酸素機器の場合には、この酸素ボンベにも適用できる。又、在宅医療機器を、在宅酸素療法機器で説明したが、他の呼吸用気体供給装置やリハビリ機器等にも適用できる。
【0039】
以上、本発明を以下の付記に纏める。
【0040】
(付記1)在宅にて医療機器を利用する利用者が、当該医療機器を申込先に申し込む在宅医療機器の自動申込方法において、前記利用者宅に設けられた医療機器申込器の押しボタンを押下したことに応じて、前記申込先に自動ダイアルするステップと、前記自動ダイアル先の前記申込先の自動受信出力装置が自動着信し、前記自動ダイアル元の前記利用者の情報を検索し、出力するステップとを有することを特徴とする在宅医療機器の自動申込方法。
【0041】
(付記2)前記医療機器が在宅医療における消耗品であることを特徴とする付記1の在宅医療機器の自動申込方法。
【0042】
(付記3)前記医療機器申込器が、押しボタンの押下で自動ダイアルする電話機であることを特徴とする付記1の在宅医療機器の自動申込方法。
【0043】
(付記4)前記出力するステップは、前記自動受信出力装置に設けられ、前記利用者の前記情報を格納するファイルを前記利用者の電話番号で検索し、前記利用者の情報を得るステップを含むことを特徴とする付記1の在宅医療機器の自動申込方法。
【0044】
(付記5)前記出力ステップは、前記医療機器を前記利用者宅に配送する配送依頼書を出力するステップからなることを特徴とする付記1の在宅医療機器の自動申込方法。
【0045】
(付記6)在宅にて医療機器を利用する利用者が、当該医療機器を申込先に申し込む在宅医療機器申込システムにおいて、前記利用者宅に設けられ、押しボタンを押下したことに応じて、前記申込先に自動ダイアルする医療機器申込器と、前記自動ダイアル先の前記申込先に設けられ、自動着信し、前記自動ダイアル元の前記利用者の情報を検索し、出力する自動受信出力装置とを有することを特徴とする在宅医療機器申込システム。
【0046】
(付記7)前記医療機器が在宅医療における消耗品であることを特徴とする付記6の在宅医療機器申込システム。
【0047】
(付記8)前記医療機器申込器が、押しボタンの押下で自動ダイアルする電話機であることを特徴とする付記6の在宅医療機器申込システム。
【0048】
(付記9)前記自動受信出力装置は、前記利用者の前記情報を格納するファイルを前記利用者の電話番号で検索し、前記利用者の情報を得ることを特徴とする付記6の在宅医療機器の申込システム。
【0049】
(付記10)前記自動受信出力装置は、前記医療機器を前記利用者宅に配送する配送依頼書を出力することを特徴とする付記6の在宅医療機器申込システム。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、在宅患者宅に押しボタンによる自動ダイアル機能を持つ申込器を設け、申込先に自動受信出力装置を設けたため、患者Bにとって、押しボタンを押すだけで、在宅医療機器申込を行うことができ、申込を簡略化できるとともに、申込先(医療機器企業)で申し込みを自動受信するため、医療機器申込を確実にできる。又、自動ダイアル機能を利用し、公衆回線を利用するため、簡易に且つ安価に実現できる。更に、ファイル装置を自動着信した電話番号で参照して、利用者の居所と医療機器の供給者を検索し、配送のための情報を自動出力するため、自動申込が、確実に、医療機器の提供者に伝達され、在宅医療機器を配送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態の在宅医療機器申込システムのブロック図である。
【図2】図1の在宅医療方法の説明図である。
【図3】図1の申込器の構成図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 利用者宅
1−1 酸素濃縮器(医療機器)
1−2 酸素ボンベ
1−5 携帯型酸素供給器
2 ボンベ申込器
3 医療機器企業
30 自動受信出力装置
31 患者ファイル装置
20 ボンベ申込キー
4 ネットワーク
5 医療施設

Claims (4)

  1. 在宅にて呼吸器治療用医療機器を利用する利用者が、当該呼吸器治療用医療機器を申込先に申し込む在宅医療機器申込システムにおいて、
    前記利用者宅に設けられ、押しボタンを押下したことに応じて、前記申込先にネットワークを介し自動ダイアルする医療機器申込器と、
    前記自動ダイアル先の前記申込先に設けられ、前記ネットワークを介し自動着信し、前記自動ダイアル元の前記利用者の情報を検索し、出力する自動受信出力装置と、
    前記利用者の電話番号と、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者とを対応して、格納するファイル装置とを有し、
    前記自動受信出力装置は、
    前記自動着信した前記申込み元の電話番号により、前記ファイル装置に格納されている情報を参照し、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者を検索し、前記検索結果に従い、前記呼吸器治療用医療機器の配送のための情報を得るとともに、
    前記医療機器申込器は、
    ダイアルキーと、申込キーで構成された前記押しボタンと、前記申込先の電話番号を格納する自動ダイアルメモリと、送受信制御を行う電話機モジュール回路とを有し、前記押しボタンの押下に応じて、前記電話機モジュール回路が、前記自動ダイアルメモリから前記申込先の電話番号を読み出し、前記申込先に自動ダイアルする
    ことを特徴とする在宅医療機器申込システム。
  2. 在宅にて呼吸器治療用医療機器を利用する利用者が、当該呼吸器治療用医療機器を申込先に申し込む在宅医療機器申込システムにおいて、
    前記利用者の電話番号と、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者とを対応して、格納するファイル装置と、
    前記利用者宅に設けられたダイアルキーと、申込キーで構成された前記押しボタンと、前記申込先の電話番号を格納する自動ダイアルメモリと、送受信制御を行う電話機モジュール回路とを有する医療機器申込器の前記押しボタンの押下に応じて、前記電話機モジュール回路が、前記自動ダイアルメモリから前記申込先の電話番号を読み出し、前記申込先への自動ダイアルに応じて、自動着信し、前記自動着信した前記申込み元の電話番号により、前記ファイル装置に格納されている情報を参照し、前記利用者の居所及び前記呼吸器治療用医療機器の供給者を検索し、前記呼吸器治療用医療機器の配送のための情報を得る自動受信出力装置とを有する
    ことを特徴とする在宅医療機器申込システム。
  3. 前記医療機器申込器は、無線電話方式の携帯電話で構成された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の在宅医療機器申込システム。
  4. 前記自動受信出力装置は、前記呼吸器治療用医療機器の配送のための情報として、呼吸器治療用医療機器の配送依頼書を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の在宅医療機器申込システム。
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