JP4012384B2 - 光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置、特に可動レンズを駆動しながらスコープ先端部を被観察体に近接させ、拡大像の撮影を行う電子内視鏡の画像処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子内視鏡装置は、照明光を照射して対物光学系を介して捉えられた被観察体像を、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子で撮像し、この被観察体像をモニタ等に表示するものであるが、近年、この種の電子内視鏡装置では、上記対物光学系に可動レンズ(バリフォーカル系)を組み込み、この可動レンズを変倍機構により前後移動させ、被観察体像を光学的に拡大することが行われる。そして、この拡大像は画像処理されてモニタ等に表示されており、この拡大画像によって注目部位の細部を良好に観察することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光学的変倍機構を有する電子内視鏡装置では、拡大像を得るための近接撮影において、変化する配光分布によって均一な明るさの画像が得られないという問題があった。即ち、図8には、スコープ先端部を被観察体に近接させたときの状態が示されており、図8(A)に示されるように、被観察体1を撮像するスコープ先端部2には、ライトガイド3で導かれた光を照射する照明窓(レンズ)4a,4b、対物光学系5の観察窓(レンズ)6が配置される。
【0004】
そして、上記の変倍機能を用いない距離では、照明窓4a,4bからの光S1,S2が重なる状態で被観察体1に照射されるが、図8(A)に示される近接距離Daに先端部2がセットされた状態においては、照明窓4a,4bからの光S1,S2が重ならず、図8(B)に示されるように、被観察体1では光が直接照射されない場所z(点線で示す領域)が生じる。
【0005】
また、上記光S1,S2の照明領域では、光スポットの中心から周辺へ向けて光強度が小さくなり、上記場所zにおいても、照明位置から遠ざかるにつれて光量が少なくなり、被観察体への配光の分布が生じる。しかも、変倍機能を用いた場合、倍率に応じてピントの合う合焦距離が変化することから、被観察体1での照明光の強度が変わり、同時に配光分布も変化する。通常の撮影と異なり、変倍機構を用いて近接撮影を行う場合は、上記の配光分布の存在が大きく影響し、均一な明るさの画像を得難い場合があるという問題があった。
【0006】
更に、可動レンズを例えば拡大端(Near端)へ駆動し、図8(A)のようにスコープ先端部2を被観察体1に極めて近づけたとき、図8(B)の被観察体1の光が直接照射されない場所zでは、両側の光S1,S2が被観察体1の内部(例えば粘膜層内)で拡散することになり、生体内を被観察体とする電子内視鏡の撮像では、赤っぽい画像が形成されるという問題がある。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、拡大像の撮影において、配光分布の影響をなくして均一な明るさの画像を得ることができ、また直接照明されない領域の赤っぽい画像を改善することができる光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置は、スコープ先端部に設けられ、被観察体を照明するための2つの照明窓と、対物光学系に可動レンズを組み込み、この可動レンズを近接側の合焦位置に駆動し、上記スコープ先端部と被観察体との距離を近づけることにより光学的に像拡大を行う変倍機構と、上記対物光学系を介して撮像素子から出力された信号に基づき、所定の画像信号を形成する画像信号形成回路と、上記2つの照明窓から光照射される照射域と照明光が直接照射されない領域において上記変倍機構の動作時に変化する照明光の配光分布により画像の明るさが不均一になるのを解消するために、上記2つの照射域と直接照射されない領域とを比較し、これらの差が信号レベル値の半値以上となる場合に、上記可動レンズによる合焦距離に応じ上記2つの照射域と直接照射されない領域の配光分布を考慮して設定された係数を上記画像信号に乗算する配光分布補正回路と、を含んでなることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記係数は、合焦距離における2つの照明窓からの照射域の中心位置の間隔とこれら照射域の半径を演算式に当てはめることにより演算することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、被観察体を照明する照明光の供給ラインに配置され、この照明光の赤帯域の長波長側をカットする赤成分カットフィルタを設け、上記配光分布補正回路では、この赤成分カットフィルタによる光量変化(及びそのときの配光分布)をも考慮した係数を乗算することを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、可動レンズを例えば前側へ移動させることにより拡大像が得られるが、このときの合焦位置は可動レンズの駆動レンズ位置としてマイコンで把握されており、それぞれのレンズ位置で設定されている配光分布解消の係数が各色信号、即ちR,G,B信号(或いは輝度信号、色差信号)に対し乗算される。これにより、拡大率で異なる配光分布となることに基づく照明光の不均一を解消することができる。
【0010】
また、請求項3の構成によれば、赤成分カットフィルタにより赤の長波長側がカットされるので、生体である被観察体の赤っぽい画像(赤みを帯びた状態)が改善されると共に、粘膜と血管、その他の組織とを良好に区別して表示することができる。そして、このフィルタを用いた場合、光量不足が生じ、配光分布も変わることになり、この光量不足(及び配光特性)が係数乗算によって解消され、明るさの不均一と画像の赤っぽさが同時に改善されるという利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1には、実施形態の第1例に係る電子内視鏡装置の構成が示されており、この電子内視鏡装置は同時式とされ、スコープ10、プロセッサ装置11、光源装置12及びモニタ14等を有している。この図1の装置では、スコープ10の先端面に、照明窓4a,4b、観察窓6が配置されており、この照明窓4a,4bには光源装置12から導かれるライトガイド3が光学的に連結される。
【0012】
また、上記観察窓6は対物光学系を構成するが、この対物光学系の一部として可動レンズ16を備えており、この可動レンズ16は移動機構18に保持、接続される。この移動機構18には、回転する線状伝達部材20を介してモータ駆動部22が接続され、このモータ駆動部22はマイコン24で制御される。即ち、スコープ10の操作部等に配置された変倍スイッチの操作に基づき、マイコン24はモータ駆動部22のモータを回転させ、その回転を線状伝達部材20を介して移動機構18に伝達し、この移動機構18では回転運動を直線運動に変換して可動レンズ16を前後移動させる。この可動レンズ16は、Far端からNear端までの各位置(例えば256の制御位置)に駆動制御され、これによって光学的変倍が実行される。
【0013】
上記可動レンズ16を含む対物光学系の後側には、撮像素子であるCCD26が設けられ、このCCD26では画素単位の色フィルタ[例えばMg(マゼンタ),G(グリーン),Cy(シアン),Ye(イエロー)]を介して被観察体像が捉えられる。即ち、上記光源装置12からの光がライトガイド3を介してスコープ10の先端から被観察体に照射されることにより、この被観察体がCCD26で撮像される。
【0014】
上記CCD26の後段には、CDS(Correlated Double Sampling−相関二重サンプリング)/AGC(Automatic Gain Control−自動利得制御回路)28が配置されており、このCDS/AGC28はCCD26の出力信号に対し相関二重サンプリングを施すと共に、所定の増幅処理をする。このCDS/AGC28には、A/D(アナログ/デジタル)変換器29を介して、DSP(Digital Signal Processor−デジタル信号プロセッサ)30が設けられる。
【0015】
また、このスコープ10では、上記可動レンズ16の駆動レンズ位置(合焦距離)に対応した係数パターン(テーブル)データを記憶するパターンメモリ32が設けられ、この係数パターンは、上記可動レンズ16のレンズ位置を把握するマイコン24の制御で上記DSP30に与えられる。このDSP30の中には、ホワイトバランス、ガンマ補正等の各種の処理を施すと共に、Y(輝度)信号とR(赤)−Y及びB(青)−Yの色差(C)信号を形成する信号処理回路34、Y信号の低周波域を通過させる低域通過フィルタ(LPF)35が設けられる。即ち、上記信号処理回路34では、CCD26のMg,G,Cy,Yeの各色フィルタを介して得られた信号から色変換演算によってY信号とR−Y及びB−Yの色差信号を形成する。
【0016】
更に、上記色差信号をR(赤),G(緑),B(青)の信号に変換するRGBマトリクス回路36、このRGBマトリクス回路36から出力されたR,G,B信号を記憶する第1メモリ37、上記係数パターンメモリ32から読み出された係数をR,G,B信号毎に乗算する乗算器38、この乗算器38の出力を記憶する第2メモリ39、この第2メモリ39から出力されたR,G,B信号をR−Y,B−Yの色差信号に戻す色変換回路40が設けられる。即ち、当該例では、Y,C信号を色変換してR,G,B信号を取り出しており、マイコン24にて判定した可動レンズ16の駆動位置に応じた係数を係数パターンメモリ32から読み出し、この係数をR,G,Bの各信号に対し画素単位で乗算する。
【0017】
また、プロセッサ装置11には、上記DSP30から出力されたY信号と色差C信号を入力する信号処理回路42及びD/A変換器43が設けられており、この信号処理回路42ではモニタ14へ出力するための各種の信号処理を施す。
【0018】
一方、光源装置12では、ランプ45、赤成分カットフィルタ46、光量絞り47、集光レンズ48が設けられ、この集光レンズ48から出力された光が上記ライトガイド3へ供給される。図2には、上記赤成分カットフィルタ46の分光透過率特性が示されており、このフィルタ46は、例えば分光透過率が630nm(±10nm)で半値、670nmで0となる特性を有する。この赤成分カットフィルタ46によれば、図2に示されるように、ランプ45からの出力光の中の630nm以上の波長成分について半分以上がカットされる。
【0019】
第1例は以上の構成からなり、以下にその作用を説明する。まず、上述した光学的変倍機構によれば、スコープ10の操作部等に設けられた変倍スイッチを操作することにより、可動レンズ16が前後移動し、光学的に拡大した像を得ることができる。ここで、この可動レンズ16をFar位置からNear位置へ向けて移動させるに伴って、ピントの合う合焦位置は近接側へシフトし、スコープの先端部と被観察体の距離は極めて近くなる。
【0020】
一方、光源装置12から出力された光はライトガイド3を介して被観察体へ照射され、この被観察体がCCD26で撮像されると、このCCD26からの出力信号は、CDS/AGC28でサンプリングされると共に増幅され、A/D変換器29を介してDSP30へ供給される。このDSP30では、信号処理回路34によりビデオ信号の各種の画像処理が施され、Y(輝度)信号とR−Y及びB−YのC(色差)信号が形成され、Y信号はLPF35を介して信号処理回路42へ供給される。
【0021】
一方、C信号はRGBマトリクス36でR,G,B信号へ変換され、第1メモリ37へ格納されており、この第1メモリ37から読み出されたR,G,B信号に対し乗算器38にて係数が乗算される。即ち、図3に示されるように、変倍機構により可動レンズ16を駆動したとき、合焦距離であるスコープ10の先端部と被観察体1との距離がD1,D2,D3,Dnである場合を考えると、図4に示されるような係数が係数パターンメモリ32に記憶される。
【0022】
この図4において、例えば図4(A)の距離D1の場合、中央水平ラインLbではその中心位置が1.25、光S1,S2の照射域の縁が1.18、左右端が1.10の係数に設定され、上側及び下側水平ラインLa,Lcではその中心位置が1.28、光S1,S2の照射域の縁が1.18、左右端が1.12の係数に設定される。その他も、図4(B)〜図4(D)で示した値のように設定され、例えば距離Dn以上では全ての係数が1となる(係数演算は行われない)。このような係数が乗算器38にてR,G,Bの信号に乗算される。
【0023】
この乗算器38の出力は、第2メモリ39に一旦記憶された後、色変換回路40でC信号へ戻され、信号処理回路42へ供給される。この信号処理回路42では、その他の処理及び出力処理が施されることにより、D/A変換器43を介してモニタ14に被観察体の画像が表示される。この結果、変倍機構によって拡大された画像において、合焦距離(倍率)で変化する配光分布により生じる光照明の不均一が解消される。なお、上記の合焦距離(又は拡大率)はモニタ14に表示される。
【0024】
図5には、光源装置12に赤成分カットフィルタ46を配置した場合の粘膜と血液の分光反射率が示されており、当該例では、赤成分カットフィルタ46によって赤っぽい画像が良好に解消される。図5において、正常胃粘膜の分光反射率曲線はC1(実線)、血液の分光反射率曲線はC2(点線)で表され、この血液の分光反射率曲線C2は、波長600nm以上で非常に大きくなる。ここで、波長400nmから600nm手前の曲線C1とC2で囲まれた領域S1は、粘膜と血液やその他の組織のコントラストに寄与する成分であり、波長600nm手前からそれ以上の曲線C1とC2で囲まれた領域S2は、粘膜下層での光散乱を招き、むしろ粘膜と血液等とのコントラストの低下をもたらす成分となる。
【0025】
当該例では、赤成分カットフィルタ46を設けることにより、波長670nm手前からそれ以上の波長帯域が除去され、上記の領域S2を領域S3まで小さくすることができる。これによって、画像中の赤成分を減らすだけでなく、粘膜と血液等のコントラスト低下を招く波長成分を除去し、これらを良好なコントラストで表示できるという利点がある。また、この赤成分カットフィルタ46を用いた場合には、光量不足が生じ、配光特性も変わることになるが、この光量不足(及び配光特性)が係数乗算によって解消され、明るさの不均一と画像の赤っぽさが同時に改善される。
【0026】
図6には、実施形態の第2例が示されており、この第2例は、明るさを均一にするための係数をパターンメモリによらず、その都度、演算するようにしたものである。この図6において、当該例では、乗算器38に係数を与える係数演算回路50とこの係数演算回路50を制御するマイコン51が設けられており、上記の係数演算回路50では、可動レンズ18のレンズ位置(合焦距離)に応じた係数曲線(配光分布曲線の反転曲線)を演算する。
【0027】
図7には、図3の距離D1に合焦しているときの配光分布曲線[図(A)]及び光照射状態[図(B)]が示されており、この配光分布曲線は、合焦距離で決定される光S1,S2の照射域における中心位置O1,O2の間隔dと、光照射域の半径r等を演算式に当てはめることにより求められる。例えば、可動レンズ16の位置に対応した上記d,rの値と、演算式をメモリに記憶させ、距離D1にピントが合う場合は、間隔d1とr1の値を用いることにより、中央水平ラインLfでは曲線Kf、上側水平ラインLeでは曲線Keが係数演算回路50で求められる。そして、この曲線Ke,Kfの反転信号(係数曲線)が乗算器38によってR,G,Bの信号に与えられることによって、拡大倍率で変化する配光分布で生じる光照明の不均一が解消される。
【0028】
また、図7(B)の状態は、可動レンズ16がNear端側にあるときに生じ、このときの画像の明るさが不均一となるので、光S1,S2の照射域と直接光照射されないz領域の中央部分とを比較し、この差が所定の信号レベル値の半値以上となる場合に上記の係数演算を行い、半値未満の場合は係数演算を行わないようにする。なお、この係数演算を別に設けたスイッチによって手動で行うようにしてもよい。
【0029】
なお、上記例では、RGBマトリクス回路36で形成したR,G,Bの信号に係数を乗算したが、信号処理回路34から出力されたY信号、色差信号(R−Y及びB−Y)に対して係数を乗算することによっても、同様に配光分布の影響を改善することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、2つの照明窓からの照射域と直接照射されない領域とを比較し、これらの差が信号レベル値の半値以上となる場合に、可動レンズによる合焦距離に応じ2つの照明窓から照射される照射域と直接照射されない領域の配光分布を考慮して設定された係数を画像信号に乗算し、変倍機構の動作時に変化する配光分布によって画像の明るさが不均一になるのを解消するようにしたので、2つの照明窓を備える電子内視鏡装置の拡大撮影で、配光分布の影響をなくした均一な明るさの画像を得ることができる。
【0031】
また、請求項3の発明によれば、照明光の赤帯域の長波長側をカットする赤成分カットフィルタを設け、この赤成分カットフィルタによる光量不足及びそのときの配光特性を考慮した係数を乗算するようにしたので、明るさの不均一を解消した上で、直接照明されない領域の赤っぽい画像を良好に改善することが可能となる。しかも、粘膜と血液等のコントラスト低下を招く波長成分が除去され、これらを良好なコントラストで表示し、観察しやすい拡大画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の第1例に係る電子内視鏡装置の主要構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態例で用いた赤成分カットフィルタの分光透過率を示す特性図である。
【図3】実施形態例の変倍機構の動作においてピントが合う合焦距離を示す図である。
【図4】第1例の係数パターンメモリに格納されるもので、図3の距離に適用される係数値を示す図である。
【図5】実施形態例で赤成分カットフィルタを用いたときの正常胃粘膜と血液の分光反射率特性を示す図である。
【図6】実施形態の第2例の構成を示すブロック図である。
【図7】第2例で演算される合焦距離D1の配光分布曲線[図(A)]及び光照射状態[図(B)]を示す図である。
【図8】スコープ先端部を被観察体に近接させたときの光照射状態[図(A)]及び図(A)の被観察体の表示状態[図(B)]を示す図である。
【符号の説明】
4a,4b…照明窓、 6…観察窓、
16…可動レンズ、 18…移動機構、
24,51…マイコン、 26…CCD、
30…DSP、
32…係数パターンメモリ、
36…RGBマトリクス、37…第1メモリ、
38…乗算器、 39…第2メモリ、
40…色変換回路、
46…赤成分カットフィルタ、
50…係数演算回路。
Claims (3)
- スコープ先端部に設けられ、被観察体を照明するための2つの照明窓と、
対物光学系に可動レンズを組み込み、この可動レンズを近接側の合焦位置に駆動し、上記スコープ先端部と被観察体との距離を近づけることにより光学的に像拡大を行う変倍機構と、
上記対物光学系を介して撮像素子から出力された信号に基づき、所定の画像信号を形成する画像信号形成回路と、
上記2つの照明窓から光照射される照射域と照明光が直接照射されない領域において上記変倍機構の動作時に変化する照明光の配光分布により画像の明るさが不均一になるのを解消するために、上記2つの照射域と直接照射されない領域とを比較し、これらの差が信号レベル値の半値以上となる場合に、上記可動レンズによる合焦距離に応じ上記2つの照射域と直接照射されない領域の配光分布を考慮して設定された係数を上記画像信号に乗算する配光分布補正回路と、を含んでなる光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置。 - 上記係数は、合焦距離における2つの照明窓からの照射域の中心位置の間隔とこれら照射域の半径を演算式に当てはめることにより演算することを特徴とする請求項1記載の光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置。
- 被観察体を照明する照明光の供給ラインに配置され、この照明光の赤帯域の長波長側をカットする赤成分カットフィルタを設け、上記配光分布補正回路では、この赤成分カットフィルタによる光量変化をも考慮した係数を乗算することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の光学的変倍機構を備えた電子内視鏡装置。
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