JP4011964B2 - 温冷蔵装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるパススルー型の温冷蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパススルー型の温冷配膳車の一例として、以下のようなものが知られている。このものは、前後両面が開口された断熱箱からなる本体内に、断熱性の単位仕切壁を複数個積み上げた仕切壁が設けられることでその左右両側に温蔵室と冷蔵室とが形成されるとともに、各単位仕切壁には、その前後の領域に一対の仕切体と、両仕切体の間にストッパ体とが、それぞれ昇降可能にかつ下側の単位仕切壁に対して弾性的に押圧付勢されて設けられた構造となっている。
【0003】
そして常には、温食と冷食とを分けて載せたトレイが、前または後の開口から前または後の仕切体を付勢力に抗して押し上げつつ、その下の単位仕切壁との間を貫通して挿入され、前または後の領域で温蔵室と冷蔵室とに亘って収容されることによって、温食は保温状態に、冷食は保冷状態にそれぞれ貯蔵される。
また、必要に応じては、トレイをさらに押し込むことによって、ストッパ体とそれに続いて前後反対側の仕切体をそれぞれ付勢力に抗して押し上げつつ、前後反対側の領域の温蔵室と冷蔵室とに移動して収容することができるようになっている。
なお、このようなパススルー機能は、トレイを温蔵室と冷蔵室の前後の領域に収容するに当たって、本体の前面側のみから、後側の領域、続いて前側の領域と、順次に収容できる等の利便性を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記した仕切体は、トレイの挿入に伴って押し上げられる場合には、ストッパ体の上面よりも高く持ち上げられることはなく、したがってストッパ体に乗り上げるおそれはない。しかしながら、掃除等をしている場合には、図13及び図14に示すように、仕切体1の奥端が無理に押し上げられ、そのままストッパ体2に乗り上げてしまうおそれがある。
この状態に放置されると、温蔵室と冷蔵室との間に大きな隙間ができることとなって両室間の断熱が十分に行われず、またストッパ体2の上動が規制されてトレイのパススルーができない。さらに、乗り上げたままの状態でトレイが出し入れされると、仕切体1を納めたケース3に過負荷が作用して、破損を招くおそれもあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、単位仕切壁に備えられた仕切体がストッパ体に誤って乗り上げることを防止するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前後両面が開口された断熱箱からなる本体内には、断熱性の単位仕切壁を複数個上下方向に並べた仕切壁が設けられることでその左右両側に温蔵室と冷蔵室とが形成され、前記本体内の前半部分と後半部分においてそれぞれ、横幅方向の途中に境界部を設けたトレイが、同境界部を上下の単位仕切壁の間を貫通して挿入されることで前記温蔵室と前記冷蔵室とに亘って収容されるようにした温冷蔵装置であって、前記単位仕切壁は下面開放のケースを有し、同ケースが前記トレイの境界部を通過可能な間隔を開けて上下に並んで配設され、各ケースの前半部分と後半部分とには、それぞれ前記温蔵室と前記冷蔵室との間を仕切る仕切体が、また両仕切体の間には、挿入されたトレイの境界部の挿入方向の先端部を当てるストッパ体が、同ケースの下面開口を通して昇降可能に収容され、かつ前記両仕切体と前記ストッパ体とはそれぞれ、その下側の単位仕切壁のケースの上面に弾性付勢力で押圧されているとともに、それぞれの下面に前記トレイの境界部が進入した場合に前記弾性付勢力に抗して上動して前記トレイの境界部の通過を許容するようになっており、さらに、前記仕切体は、前記弾性付勢力に抗した上動の位置が制限されるようになっているとともに、前記ストッパ体における前後の端面の上縁からは突壁が立ち上がり形成されており、前記ストッパ体が下側の前記ケースに押圧されている場合における前記突壁の上端が、前記仕切体が最大限上動した場合にも同仕切体における前記ストッパ体に隣接する端部を突き当てて乗り上げを阻止する高さ位置まで突出しているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
単位仕切壁付近を掃除している場合等に、仕切体におけるストッパ体に隣接した端部が仮に持ち上げられたとしても、突壁に突き当たることでストッパ体に乗り上げることが阻止される。
そのため、仕切体は下の単位仕切壁に押圧付勢された状態に維持され、両側の温蔵室と冷蔵室との間が仕切られて良好に断熱機能が果たされる。また、ストッパ体の上下動も担保されて、トレイのパススルーも行うことができる。さらに、トレイが挿入された場合に、仕切体等を納めたケースに過負荷が作用することが避けられ、その破損を招くことが未然に防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を温冷配膳車に適用した一実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。
本実施形態の温冷配膳車は、図1及び図2に示すように、全体として矩形箱状をなす貯蔵室本体10(以下、単に本体という)を備えており、詳細には前後両面が開放された形状で、天井壁、底壁並びに左右の側壁内に発泡ウレタン等の断熱材を充填した断熱箱体として構成されている。本体10の底面にはキャスタ11が装備されて移動可能となっているとともに、上面には機械室12が設けられている。
【0008】
本体10の前面と後面の開口部における幅方向の中央部には、それぞれ縦フレーム13が立てられているとともに、本体10内にもその幅方向の中央部に中間壁14が設けられ、内部が左右2室に分けられている。さらに左右の2室では、その幅方向の中央部よりも少し中間壁14側に寄った位置に、詳しくは後記する断熱性の仕切壁15が設けられている。これにより、仕切壁15の外側に温蔵室16が、仕切壁15の内側に温蔵室16よりも少し間口の狭い冷蔵室17が、それぞれ2つずつ構成されている。
言い換えると、隣り合った温蔵室16と冷蔵室17の組が左右方向に2組形成され、さらにこれが前後に分けられて、合計4つの温蔵室16と冷蔵室17の組が構成されている。各温蔵室16と冷蔵室17の組には、それぞれ図示しない扉が観音開き式に装備されている。
【0009】
上記の中間壁14は、冷気流通用の前後2本のダクト18を間隔を開けて配することにより構成され、各ダクト18の左右両面には、複数段の領域に分かれてそれぞれ通気口群19が形成されている。機械室12内では、両ダクト18並びに一方の冷蔵室17の天井面の開口を覆うようにして冷却器室21が画成され、その中に、圧縮機22、凝縮器23等とともに冷凍サイクルを構成する冷却器と庫内ファン(ともに図示せず)が設置されている。このため、冷凍サイクルが運転されるとともに庫内ファンが駆動されると、冷却器近傍で生成された冷気が各ダクト18内に吹き込まれて、通気口群19を通して左右の冷蔵室17に吹き出され、そののち一方の冷蔵室17の天井側から冷却器室21内に導かれるといった循環流を生じ、もって左右の冷蔵室17が冷却されるようになっている。
一方、温蔵室16における仕切壁15とは反対側の側面には、ヒータパネル25が張られている。このヒータパネル25の裏面側には、機械室12に装備された温蔵ユニット26から引き出されたコードヒータが全面にわたって配線されており、主にヒータパネル25からの輻射熱により温蔵室16内が加熱されるようになっている。
【0010】
トレイ28は、合成樹脂等で横長の矩形状に形成され、横幅の中央部よりも少し一側に寄った位置に境界部28Aが設けられて、境界部28Aを挟んだ広い方に温かい状態で供される食品が、狭い方に冷たい状態で供される食品がそれぞれ載置される。このトレイ28は、後記するように境界部28Aが仕切壁15に貫通され、その両端の下面が、温蔵室16のヒータパネル25側、並びに冷蔵室17のダクト18側に設けられた一対のトレイ受け64で受けられつつ押し込まれて、前後両面から収容されるようになっている。
【0011】
続いて、仕切壁15の構造を説明する。仕切壁15は、基台30上に複数個の単位仕切壁31を積み上げて形成されている。基台30は、例えば金属製の芯体に合成樹脂製の外殻体を被せた構造であって、断熱性を保有しており、ブラケット等により内装底板に固定されている。
単位仕切壁31は大まかには、図4に示すように、ケース32と、前後一対の仕切体40と、ストッパ体50とから構成されている。ケース32は、合成樹脂材の押し出し成形等により形成されており、図7及び図8に示すように、上端側を山形に尖らせた縦長断面の中空状に形成され、本体10内のほぼ奥行寸法に匹敵する長さを有している。
【0012】
ケース32の底部側の内部には、2枚の横板が張られることにより、仕切体40を収容する上部収容室33と、ストッパ体50を収容する下部収容室34が形成され、上部収容室33が下部収容室34のほぼ倍の高さを有している。上部収容室33と下部収容室34の各底壁には、それぞれ幅方向の中央部において全長に亘る同幅の摺動案内溝35,36が切られており、下部収容室34の摺動案内溝36の溝縁には、ガイド壁37が立ち上がり形成されている。
【0013】
仕切体40は同じく合成樹脂製であって、単位仕切壁31の下端側に前後一対が装着されている。仕切体40は詳細には、図4、図5及び図7に示すように、上記したガイド壁37を含む両摺動案内溝35,36に摺動可能に嵌合する幅を持ち、単位仕切壁31の長さの半分弱の長さを持った上面開放の箱状に形成されている。その内部の底部側には、格子状にリブ41が形成されて補強されている。
仕切体40の上面の左右両側縁にはフランジ42が形成され、それぞれの長さ方向の中央を挟んだ前後両側には、対をなす支持部43と受け部44とが張り出し形成されている。支持部43からは、円弧状をなすばね板45が受け部44側に向けて片持ち状に一体形成され、ばね板45の先端が受け部44の上方に臨んでいる。
【0014】
仕切体40は、フランジ42並びにばね板45を上部収容室33に入れて上下の摺動案内溝35,36に亘って嵌められ、ケース32の前または後の開口から挿入される。なお、前後の仕切体40は、ばね板45の先端同士が対向した対称姿勢で挿入される。このとき、ばね板45が上部収容室33の天井面に当たって弾性変形した状態で収容されることにより、仕切体40はばね板45の復元弾力で常には下向きに押圧付勢されており、図7に示すように、フランジ42並びに支持部43、受け部44が上側の摺動案内溝35の溝縁に係止されることで下動が規制され、下端がケース32の下面から一定長さ突出した状態で保持されている。仕切体40の下端の突出長さは、後記するように単位仕切壁31が積み上げ状に配設された場合に、上下のケース32の間の間隔にほぼ匹敵する長さである。
この仕切体40は、ばね板45をさらに弾性変形させつつ、ガイド壁37を含む両摺動案内溝35,36に沿って上動可能である。また、仕切体40の下面の前後両側の角には、丸みの付けられたガイド部46が形成されている(図12(A)参照)。
【0015】
前後の仕切体40は、図4に示すように、ケース32内における長さ方向の中央部に所定の隙間を開けて収容され、この隙間部分に、ストッパ体50が装着されている。このストッパ体50も同様に合成樹脂製であって、図6及び図8に詳細に示すように、ガイド壁37を含む下側の摺動案内溝36に摺動可能に嵌合する幅を持ち、かつ、長さ方向には上記の隙間寸法に匹敵する短寸の上面開放の箱状に形成されている。内部には、十字形にリブ51が形成されて補強されている。
ストッパ体50の上面の左右両側縁には、前後方向を向いた細長い一対の補助ばね板53が、その長さ方向の中央部を連結させて一体的に張り出し形成されている。両補助ばね板53の両端部には、それぞれ一段高くなった当接部54が形成されている。
【0016】
ストッパ体50は、補助ばね板53を下部収容室34に入れてガイド壁37並びに下側の摺動案内溝36に嵌められ、ケース32の前または後の開口から挿入される。ストッパ体50は、補助ばね板53の両端の当接部54が下部収容室34の天井面に当たった状態で収容されて、補助ばね板53の弾力により下動付勢されており、図8に示すように、補助ばね板53との連結部55がガイド壁37の上端に係止されることで下動が規制されている。ストッパ体50は、仕切体40と同寸法だけケース32の下面から突出した状態で保持されている。
ストッパ体50は、補助ばね板53をさらに弾性変形させつつ、ガイド壁37並びに下側の摺動案内溝36に沿って上動可能である。このストッパ体50における下面の前後両側の角には、仕切体40側のそれよりも大きい丸みの付けられたガイド部56が形成されている(図12(A)参照)。
【0017】
さて、このストッパ体50には、図6に示すように、その前後の端面の上縁から、それぞれ突壁57が立ち上がり形成されている。この突壁57は、上側の摺動案内溝35よりも幅狭で、両突壁57間には、上記したリブ51から延出された補強板58がわたされて補強されている。
そして、両突壁57の高さHは、図12(B)に参照して示すように、上記した仕切体40におけるストッパ体50に隣接する端部側が、上部収容室33の天井面に当たる最大限上昇した場合にもこの仕切体40を突き当てて、ストッパ体50に乗り上げることを阻止し得る寸法を有している。この実施形態では、図8に示すように、常には突壁57の上端が上側の摺動案内溝35に臨むだけの高さHを有している。
【0018】
なお、各ケース32の前後の開口にはカバー60が装着され、それらのカバー60の表面には、扉との間でマグネットキャッチを構成する磁性板61が張られている。
上記のような単位仕切壁31は、図3に示すように、その左右両面に一対の支持アーム63が突設され、両支持アーム63の突出端に左右一対のトレイ受け64が設けられることでユニット化されている。
このようにユニット化された単位仕切壁31は、例えば冷蔵室17側のトレイ受け64に設けられた取付板65Aを、ダクト18である取付壁面に設けられた支持具66に嵌め、温蔵室16側のトレイ受け64に設けられた取付板65Bを、ヒータパネル25である取付壁面にねじ67で止めることによって、下段側から順次に積み上げられるようにして組み付けられる。最後に、最上段の単位仕切壁31が組み付けられる。
【0019】
すべての単位仕切壁31が組み付けられたら、各単位仕切壁31における前後の仕切体40並びにストッパ体50は、ばね板45,53の弾力によってその下側の単位仕切壁31の上面に当接した状態となる。なお、最下段の単位仕切壁31の仕切体40とストッパ体50は、基台30の上面に当接する。これにより、対をなす温蔵室16と冷蔵室17との間を断熱状に遮断する仕切壁15が構築される。
それとともに、対をなす温蔵室16と冷蔵室17における仕切壁15とは反対側の壁面に沿って、左右一対のトレイ受け64が複数段にわたって配設された状態となる。なお、最下段では、ユニット化されていないトレイ受け64が準備されて、両室16,17の取付壁面に直接に取り付けられる。
【0020】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用について説明する。配膳車に給食を収容する場合は、対をなす温蔵室16と冷蔵室17の扉を開放したのち、温食と冷食とを盛ったトレイ28を、境界部28Aを単位仕切壁31に装着された仕切体40のガイド部46に当てるようにして押し込む。そうすると、図9に示すように、仕切体40がばね板45の弾力に抗して持ち上げられつつ、境界部28Aが仕切体40とその下の単位仕切壁31の上面との間に割って入り、またトレイ28の両側縁がトレイ受け64に乗り上げて滑りつつ押し込まれ、トレイ28の奥端がストッパ体50に当たることで収容が完了する。このとき、仕切体40がトレイ28の境界部28Aに押し付けられているので、温蔵室16と冷蔵室17の間は断熱状態に保たれる。
トレイ28上に盛られた温食は温蔵室16内に収容されて温蔵され、一方、冷食は冷蔵室17内に収容されて冷蔵される。
【0021】
また、トレイ28を前面側から、対をなす温蔵室16と冷蔵室17の後面側の領域に入れる、あるいはその逆を行う、いわゆるパススルーの形態で使用することもできる。この場合は例えば、上記した要領でトレイ28を対をなす温蔵室16と冷蔵室17の前面側の領域に収容したのち、さらにトレイ28を押し込むと、図10に示すように、境界部28Aがストッパ体50のガイド部56に押し付けられて、ストッパ体50が補助ばね板53の弾力に抗して持ち上げられつつ境界部28Aが割って入り、続いて奥側の仕切体40がばね板45の弾力に抗して持ち上げられつつ同境界部28Aが割って入り、ストッパ体50を通過したところで、トレイ28が対をなす温蔵室16と冷蔵室17の後面側に移動して収容される。
【0022】
一方、上記のトレイ28の出し入れに際して汁等がこぼれ、単位仕切壁31等に付着するおそれがあるので、適宜に掃除する必要がある。ここで例えば拭き掃除をする際に、図11に示すように、仕切体40の奥端が無理に押し上げられ、さらに奥に押されたりするとストッパ体50に乗り上げてしまうおそれがある。しかしながらこの実施形態では、ストッパ体50における前後の端面の上縁から突壁57が立ち上がり形成されているから、仮に、仕切体40におけるストッパ体50に隣接する端部側が、上部収容室33の天井面に当たるまで上昇したとしても、図12(B)に示すように、仕切体40の端部が突壁57に突き当たって、ストッパ体50に乗り上げることが阻止される。
【0023】
そのため、仕切体40に加わった力が除去されれば、仕切体40は下の単位仕切壁31または基台30に押し付けられた正規の姿勢に戻され、仕切体40により両側の温蔵室16と冷蔵室17との間が仕切られて良好に断熱機能が果たされる。また、ストッパ体50の上下動も担保されることから、トレイ28のパススルーも行うことができる。さらに、トレイ28が挿入された場合に、仕切体40等を納めたケース32に過負荷が作用することが避けられ、その破損を招くことが未然に防止される。
【0024】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)単位仕切壁において、仕切体やストッパ体は、別体に設けられたばね部材によって下動付勢されていてもよい。
(2)本発明は、仕切壁を挟んだ両側に温蔵室と冷蔵室とを設け、かつパススルー型とした温冷蔵装置全般に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る温冷配膳車の扉を外した正面図
【図2】 温冷配膳車の内部構造を示す斜視図
【図3】 トレイ受けをユニットとして備えた単位仕切壁の正面図
【図4】 仕切壁の一部切欠部分側面図
【図5】 仕切体とストッパ体の斜視図
【図6】 ストッパ体の拡大斜視図
【図7】 仕切体の装着部分における単位仕切壁の断面図
【図8】 ストッパ体の装着部分における単位仕切壁の断面図
【図9】 トレイの収容動作を示す一部切欠側面図
【図10】 トレイのパススルー動作を示す一部切欠側面図
【図11】 仕切体が無理に押し上げられた状態を示す一部切欠側面図
【図12】 ストッパ体の配設部分付近の拡大側断面図
【図13】 従来例の一部切欠側面図
【図14】 その拡大側断面図
【符号の説明】
10…貯蔵室本体 15…仕切壁 16…温蔵室 17…冷蔵室 28…トレイ 28A…境界部 31…単位仕切壁 32…ケース 40…仕切体 45…ばね板 50…ストッパ体 53…補助ばね板 57…突壁(突部)

Claims (1)

  1. 前後両面が開口された断熱箱からなる本体内には、断熱性の単位仕切壁を複数個上下方向に並べた仕切壁が設けられることでその左右両側に温蔵室と冷蔵室とが形成され、前記本体内の前半部分と後半部分においてそれぞれ、横幅方向の途中に境界部を設けたトレイが、同境界部を上下の単位仕切壁の間を貫通して挿入されることで前記温蔵室と前記冷蔵室とに亘って収容されるようにした温冷蔵装置であって、
    前記単位仕切壁は下面開放のケースを有し、同ケースが前記トレイの境界部を通過可能な間隔を開けて上下に並んで配設され、
    各ケースの前半部分と後半部分とには、それぞれ前記温蔵室と前記冷蔵室との間を仕切る仕切体が、また両仕切体の間には、挿入されたトレイの境界部の挿入方向の先端部を当てるストッパ体が、同ケースの下面開口を通して昇降可能に収容され、
    かつ前記両仕切体と前記ストッパ体とはそれぞれ、その下側の単位仕切壁のケースの上面に弾性付勢力で押圧されているとともに、それぞれの下面に前記トレイの境界部が進入した場合に前記弾性付勢力に抗して上動して前記トレイの境界部の通過を許容するようになっており、
    さらに、前記仕切体は、前記弾性付勢力に抗した上動の位置が制限されるようになっているとともに、前記ストッパ体における前後の端面の上縁からは突壁が立ち上がり形成されており、
    前記ストッパ体が下側の前記ケースに押圧されている場合における前記突壁の上端が、前記仕切体が最大限上動した場合にも同仕切体における前記ストッパ体に隣接する端部を突き当てて乗り上げを阻止する高さ位置まで突出していることを特徴とする温冷蔵装置。
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