JP4011767B2 - 暗証番号届 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は暗証番号記入欄に蛍光顔料を含む層を使用した1枚の紙片にて構成される暗証番号届に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紫外線発光層を利用した暗証番号届としては、複数枚からなる複写帳票における暗証番号届となる紙片の1枚上の紙片の裏面に転写可能に紫外線発光層を設けておき、上の紙片の表面に記入した暗証番号が紫外線発光層の複写により地紋が印刷された暗証番号記入欄に複写記入される構成のものが使用されており、この暗証番号届を受け取った銀行等においては、暗証番号届となる紙片の上の紙片に記入された暗証番号を読み取り登録した後に上の紙片を剥離して廃棄し、紫外線発光層により暗証番号が地紋の印刷された暗証番号記入欄に複写記入されて暗証番号が目視できない状態の紙片を保管し、暗証番号を確認する必要が生じた際には紫外線を照射することにより暗証番号が目視できるようになっている。複写帳票となっているこの構成の場合には、銀行等の窓口にて使用するには都合がよいが、折り込みによる配付もしくは郵送する場合には上紙片の剥がれにより脱落する等の取扱の問題があり、データベースに記録されたデータを利用してノンインパクトプリンタで宛て名を印字して発送される場合が多く印字の際に印字適性を損なう等の欠点があった。
【0003】
上記の問題を解決するための1枚ものの暗証番号届としては、例えば特開平10−258594号公報に記載されているように、地紋が印刷された暗証番号記入欄の部分のみに紫外線発光層を備えた複写紙片を剥離可能に貼着した構成からなり、複写紙片の上面から暗証番号を記入することにより暗証番号が紫外線発光層により複写記入される構成のものであり、この暗証番号届を受け取った銀行等においては、複写紙片に記入された暗証番号を読み取り登録した後に複写紙片を剥離して廃棄し、紫外線発光層により暗証番号が地紋の印刷された暗証番号記入欄に複写記入されて暗証番号が目視できない状態の紙片を保管し、暗証番号を確認する必要が生じた際には紫外線を照射することにより暗証番号が目視できるようにしたもの、ないしは着色された紫外線発光層を紙面に形成しておき紫外線発光層の面に暗証番号を直に記入することにより記入された暗証番号が目視可能とされた構成のものであり、この暗証番号届を受け取った銀行等においては、暗証番号記入欄の紫外線発光層面に記入された暗証番号を読み取り登録した後に、暗証番号記入欄を覆って艶消しポリプロピレンフィルムを貼着して暗証番号を読み取れないようにして保管されるものである。
【0004】
しかしながら、前者のものでは、暗証番号記入欄に紫外線発光層を備えた複写紙片を剥離可能に貼着する必要があるために暗証番号届の製造工程が煩雑になり価格がアップする欠点があり、後者のものでは紫外線発光層を暗色に着色されるために紫外線を照射した際の発光効果が低下し、紫外線を照射しても暗証番号を読み取るのが困難になるとともに、紫外線発光層を暗証番号が見えないようにするために地紋とすることができないという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、暗証番号記入欄に紫外線発光層を使用した、構成が簡略化された低価格の暗証番号届を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
帳票紙片の所定領域に暗証番号記入欄が設けられ、暗証番号記入欄が帳票紙片の表面に暗色インキにてベタ印刷されるかないしは地紋が印刷された暗色印刷層と蛍光顔料を含む無色ないしは淡色のインキにてベタ印刷された紫外線発光層が順に積層された構成の暗証番号届である。この場合、顧客が申込みを行う際に暗証番号記入欄の紫外線発光層面に直に暗証番号が記入されるが、暗証番号は一般に黒色のペンで記入されるので、記入された暗証番号と暗色印刷層と紫外線発光層とからなる暗証番号記入欄の表面色との間に或る程度のコントラストがあるとともに表面光沢の差があるために、記入された暗証番号は目視できる状態となる。また、申込書を受け取った銀行側においては記入された暗証番号を確認して記録した後に、暗証番号記入欄に紫外線の透過性のよい艶消しポリプロピレンフイルム等を貼着して保管される。
【0007】
上記の暗証番号届において、暗証番号記入欄に暗証番号が記入された後に暗証番号記入欄を覆って、紫外線透過性のよいポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布が貼着された構成とすることにより、ポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布の表面は光を乱反射するために暗証番号記入欄に記入された暗証番号は目視できなくなるが、この状態で暗証番号届を保管しておき暗証番号を確認する必要が生じた場合には紫外線ランプにてポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布が貼着された暗証番号記入欄を照射することにより、紫外線発光層が発光し発する光がポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布を透過するので暗証番号を確認することがができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の暗証番号届の実施形態を示す平面図、図2は暗証番号記入欄の構成を示す図1におけるI−I断面図、図3は暗証番号が記入された状態を示す暗証番号記入欄の(イ)は平面図で(ロ)は断面図、図4は暗証番号届を保管する状態における暗証番号記入欄の断面図であって、1は帳票紙片、2は暗証番号記入欄、2aは紫外線発光層、2bは暗色印刷層、3は暗証番号、4は被覆フィルムをそれぞれ表す。
【0009】
本発明の暗証番号届の実施形態は、図1、図2に示すとおりであって、暗証番号届は帳票紙片1の所定領域に暗証番号記入欄2が設けられるとともに、住所及び氏名記入欄、口座番号記入欄、届け印欄等が設けられている。顧客は暗証番号記入欄2に直にボールペン等により暗証番号を記入するとともに、他の必要事項を記入してそのまま暗証番号届として提出するものである。
【0010】
暗証番号記入欄2の構成は、図2に示すとおり、帳票紙片1の表面に暗色印刷層2bと紫外線発光層2aが順に積層されている。暗色印刷層2bは暗証番号が記入されるボールペンの黒色とコントラストがそれほど大きくない色調、例えばやや淡い黒色、灰色、褐色等の暗色インキを使用したベタ印刷層、ないしはやや淡い黒色、灰色、褐色等の暗色インキを使用した地紋印刷層とされている。紫外線発光層2aは紫外線の照射により発光する蛍光顔料を含む無色ないしは淡く着色されたインキにより印刷されている。蛍光顔料を含むインキの種類としてはフレキソインキ、グラビアインキ、シルク印刷インキ、熱溶融型インキ等任意であるが、紫外線の照射による発光効果を高めるために3〜10μの厚さに形成するのが好ましい。
【0011】
暗証番号は暗証番号記入欄2の紫外線発光層2aの表面にボールペン等により直に記入される。暗証番号記入欄2に暗証番号3が記入された状態は、図3(イ)、(ロ)に示すとおりである。帳票紙片1面に暗色印刷層2bと紫外線発光層2aが順に積層された暗証番号記入欄2の紫外線発光層2aの表面に記入された暗証番号3は、暗色印刷層2bがあるために鮮明に読み取るのは難しいが、記入した暗証番号3と暗証番号記入欄2の表面との間に濃度差があるとともに、両者の表面における光の反射率が異なるので見る角度を変えることにより記入した暗証番号を正確に確認することができるものである。
【0012】
暗証番号届を受け取った銀行等においては暗証番号記入欄2に記入された暗証番号3を確認して登録した後に、暗証番号届を保管する際には、暗証番号記入欄2を覆って紫外線の透過性のよいポリプロピレンからなる艶消しフィルムないしは不織布を貼着することにより、艶消しフィルムないしは不織布の表面にて光が乱反射するために、暗証番号記入欄2の紫外線発光層2aに記入された暗証番号3は見る角度を変えても目視できなくなり他人に見られるおそれがなくなる。暗証番号3を確認する必要が生じた場合には、紫外線ランプにて紫外線透過性のよいポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布の面を照射することにより、紫外線発光層2aが発光し発した光がポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布を透過するので暗証番号を確認することができる。
【0013】
紫外線発光層2aに使用する蛍光顔料としては、通常の太陽光,蛍光灯のもとでは発光せずに、波長が254〜365nmの紫外線を照射することによりそれ以上の長い波長の可視光線に変えて光を発して発光するものであり、カルシウム、バリウム、マグネシウム、亜鉛等の酸化物、けい酸塩、りん酸塩、タングステン酸塩を主成分とする顔料が使用できる。例えば、励起スペクトルピークが254nmで発光スペクトルピークが520nmであるZn2SiO4 /Mnを主成分とする蛍光顔料は好適に使用できる。上記の蛍光顔料を含むホットメルトタイプのインキの組成の1例としては、蛍光顔料35〜45%、鉱物油5〜15%、ワックス35〜45%、エチレン−酢酸ビニル共重合体3〜8%、炭化水素系樹脂3〜8%である。
【0014】
【発明の効果】
帳票紙片の所定領域に暗証番号記入欄が設けられ、暗証番号記入欄が帳票紙片の表面に暗色インキにてベタ印刷されるかないしは地紋が印刷された暗色印刷層と蛍光顔料を含む無色ないしは淡色のインキにてベタ印刷された紫外線発光層が順に積層された構成の暗証番号届であるので、顧客が申込みを行う際に暗証番号記入欄の紫外線発光層面に直に暗証番号が記入されるが、暗証番号は一般に黒色のペンで記入されるので、記入された暗証番号と暗色印刷層と紫外線発光層とからなる暗証番号記入欄の表面色との間に或る程度の濃度差があるとともに表面光沢の差があるために、記入された暗証番号は目視できる状態となる。また、申込書を受け取った銀行側においては記入された暗証番号を確認して登録した後に、暗証番号届を保管する際には暗証番号記入欄に艶消ポリプロピレンフイルム等が貼着される。
上記の暗証番号届において、暗証番号記入欄に暗証番号が記入された後に暗証番号記入欄を覆って、紫外線透過性のよいポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布が貼着された構成とすることにより、ポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布の表面は光を乱反射するために暗証番号記入欄に記入された暗証番号は目視できなくなるが、この状態で暗証番号届を保管しておき暗証番号を確認する必要が生じた場合には紫外線ランプにてポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布が貼着された暗証番号記入欄を照射することにより、紫外線発光層が発光し発する光がポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布を透過するので暗証番号を確認することがができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暗証番号届の実施形態を示す平面図。
【図2】暗証番号記入欄の構成を示す図1におけるI−I断面図。
【図3】暗証番号が記入された状態を示す暗証番号記入欄の(イ)は平面図で(ロ)は断面図。
【図4】暗証番号届を保管する状態における暗証番号記入欄の断面図。
【符号の説明】
1 帳票紙片
2 暗証番号記入欄
2a 紫外線発光層
2b 暗色印刷層
3 暗証番号
4 被覆フィルム

Claims (4)

  1. 帳票紙片の所定領域に暗証番号記入欄が設けられ、前記暗証番号記入欄が前記帳票紙片の表面に暗色印刷層と紫外線発光層が順に積層された構成からなることを特徴とする暗証番号届。
  2. 前記紫外線発光層が蛍光顔料を含む無色ないしは淡色インキを使用したベタ印刷により形成されるものであることを特徴とする請求項1記載の暗証番号届。
  3. 前記暗色印刷層が暗色インキを使用した地紋印刷ないしはベタ印刷により形成されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の暗証番号届。
  4. 前記暗証番号記入欄に暗証番号が記入された後に前記暗証番号記入欄を覆って、紫外線透過性のよいポリプロピレン艶消フィルムないしはポリプロピレン不織布が貼着された構成からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の暗証番号届。
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