JP4011682B2

JP4011682B2 - Hair dryer

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Publication number: JP4011682B2
Application number: JP22089997A
Authority: JP
Inventors: 実高橋; 清帰山
Original assignee: Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date: 1997-07-31
Filing date: 1997-07-31
Publication date: 2007-11-21
Anticipated expiration: 2017-07-31
Also published as: JPH1146841A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ヘアドライヤに関し、詳しくは、ファン出力及びヒータ出力を制御するスイッチ操作手段を改良したヘアドライヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能としたヘアドライヤがあった。
【０００３】
例えば、所定回転数のファン出力の下で、メインスイッチの操作でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モード（例えば、冷風モード、温風モード、熱風モード等）で運転可能とするとともに、各基本運転モードでサブスイッチの操作によりファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能としたものがあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のヘアドライヤには下記の課題が残されていた。
【０００５】
すなわち、ヒータ出力及びファン出力を、例えばそれぞれ強弱の二段階で切換可能とした場合、以下に示す運転モードが考えられる。
【０００６】
▲１▼弱冷風モード（ヒータＯＦＦ、ファン出力弱）
▲２▼強冷風モード（ヒータＯＦＦ、ファン出力強）
▲３▼弱温風モード（ヒータ出力弱、ファン出力弱）
▲４▼強温風モード（ヒータ出力弱、ファン出力強）
▲５▼弱熱風モード（ヒータ出力強、ファン出力弱）
▲６▼強熱風モード（ヒータ出力強、ファン出力強）
しかし、髪を短時間で乾かそうとして、▲６▼の強熱風モードを選択しても、従来のヘアドライヤではヒータ能力を最大に発揮させることはできず、本来得られるはずの吹出温度よりも低い温度でしか髪を乾燥させることができなかった。
【０００７】
すなわち、ヒータの最大出力を設定するには、ファンモータの出力、すなわち風量との兼ね合いが必要であり、ヒータ出力を最大とした場合は、風量が少ない場合（▲５▼弱熱風モード）であっても火傷するおそれがなく、また、例えば一般に合成樹脂製であるドライヤのケーシングが溶けて変形したり、頭髪に著しい悪影響を与えたりすることのない吹出温度に抑えなければならない。
【０００８】
したがって、ファン出力弱（▲５▼弱熱風モード）への切換えを可能とした上記従来のヘアドライヤでヒータ能力の最大出力値を設定する際には、この弱熱風モードを選択した場合でも吹出温度が定められた温度以上になることのない、適正な範囲に収められたヒータ出力にしなければならず、当然ながらこのヒータ出力でファン出力を強（▲６▼強熱風モード）とすれば、風量が増すだけ吹出温度は下がってしまう。
【０００９】
これでは、▲５▼の弱熱風モードを選択した場合は、短時間で髪を乾燥させるに適当な最大の吹出温度であっても風量が不足し、▲６▼の強熱風モードを選択した場合は、風量は十分得られても吹出温度が低くなるとう結果になっていた。
【００１０】
このように、各ヒータ出力が異なる各基本運転モードにおいて風量の増減を可能とした従来のヘアドライヤでは、ヒータ能力を最大限に利用することができず、ヒータの最大出力とファンの最大出力とを組合せることができなくなって、最も効率よく短時間で髪を乾燥させることができなかった。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するために、請求項１記載の本発明では、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのＯＮ・ＯＦＦとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成した。
【００１２】
したがって、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上させることができ、髪の乾燥時間を大幅に短縮させることができる。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【００１３】
また、請求項２記載の本発明では、所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としたヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのＯＮ・ＯＦＦとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成した。したがって、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがなく、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもない。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【００１５】
また、請求項３記載の本発明では、前記メインスイッチ及びサブスイッチを、同一面上で近接状態に並設した。したがって、ヘアドライヤを使用しながらモードチェンジを行いやすく、使い勝手がさらに向上する。
【００１６】
さらに、請求項４記載の本発明では、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自在に取付可能とした本体ケースに、前記吹出口に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設け、同着脱ボタンからケース後端側に向けて、それぞれスライド式としたサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設した。したがって、メインスイッチの操作時に誤って指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまうことがなく、ヘアドライヤの使用中にアタッチメントが外れたりするおそれがない。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能としたヘアドライヤにおいて、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したものである。
【００１８】
すなわち、本発明に係るヘアドライヤは、所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、各運転モードを選択するモード切換手段を設けて、ヒータを最大出力とした運転モードを選択する場合、ファンの出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としている。
【００１９】
したがって、多様なモードで使用できるので使い勝手が向上するとともに、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもなく、ヒータ能力を最大限に利用して、濡れた髪等を短時間で乾燥させることができる。
【００２０】
前記モード切換手段は、ファンモータのＯＮ・ＯＦＦとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成している。
【００２１】
具体的には、メインスイッチとサブスイッチとの操作により、表１に示すモードでの運転を行えるようにしている。
【００２２】
【表１】

【００２３】
表１で示すように、メインスイッチでは冷風、温風、熱風の基本運転モードを選択可能とし、その選択した基本運転モードにおいて、熱風のモード以外では、サブスイッチによりファン出力を制御して、風量の増減（強弱）を選択して運転可能としているが、熱風のモードでは、強熱風モードのみ運転可能としており、熱風のモードを選択した場合はサブスイッチによる風量弱での運転を禁止し、増風側への切換えはできない構成としている。
【００２４】
すなわち、メインスイッチによる熱風モード選択には条件が課されていることになる。
【００２５】
その条件とは、「サブスイッチが強の位置にある場合に限る」ということであり、サブスイッチが強の位置にあるときのみメインスイッチの熱風モードへの切換操作が可能となり（熱風強モードとなる）、サブスイッチが弱の位置にある場合はメインスイッチの熱風のモードへの切換操作を不能としている。
【００２６】
かかるメインスイッチ及びサブスイッチは、同一面上で近接状態に並設することが好ましく、例えば、ヒータやファンを組み込むとともに、グリップを兼用する本体ケースの同一面上、あるいは、独立したグリップを有するものであれば同グリップの同一面上に近接させて並設すれば、スイッチがメインとサブとで二つあっても、操作性が低下することがない。
【００２７】
本発明に係るヘアドライヤの本体ケースは、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自在に取付可能とし、さらに、前記吹出口に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設けたものとすることができ、かかる本体ケースであれば、アタッチメント着脱ボタンからケース後端側に向けて、それぞれスライド式としたサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設するとよい。
【００２８】
かかる構成とすることにより、アタッチメントを交換して多様な整髪が可能となり、また、スイッチをスライド式とすることによって、所望する運転モードの選択が容易となる。
【００２９】
一方、ＯＦＦポジションから遠いポジションのモードを選択する場合、勢い余って指が滑る場合がある。特に、ヘアドライヤを使用する場合、先ず、メインスイッチで基本運転モードを選択するので、メインスイッチ操作時に指が滑る可能性が高い。
【００３０】
そこで、本発明では、メインスイッチとアタッチメント着脱ボタンとを離隔して、その間にサブスイッチを設けているので、メインスイッチ操作時に誤って指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまうことがなく、ヘアドライヤ使用中にアタッチメントが外れたりするおそれがなくなる。
【００３１】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら具体的に説明する。
【００３２】
図１〜図５に、本実施例に係るヘアドライヤＡを示している。図１及び図２に示すように、ヘアドライヤＡは、前端に吹出口10を形成するとともに、後端に吸込口11を形成した本体ケース１内に発熱装置２と送風装置３とを前後に収納配設している。４は本体ケース１の後端から伸延させた電源コードである。
【００３３】
また、本実施例に係るヘアドライヤＡは、必要に応じて吹出口10に装着可能とした整髪用のアタッチメント９を具備するとともに、アタッチメント着脱ボタン５を本体ケース１の前端近傍に設けている。
【００３４】
本体ケース１は、図３〜図５に示すように、合成樹脂製の上下の二分割ケース1a,1b からなり、両ケース1a,1b を付き合わせて前後方向に細長い略円筒状に構成し、グリップを兼用できる形状としている。
【００３５】
そして、前記アタッチメント着脱ボタン５の後方に本ヘアドライヤＡのスイッチ部Ｓを配設しており、同スイッチ部Ｓを操作して吹出温度及び風量の異なる多段の運転モードを選択できるようにしている。
【００３６】
発熱装置２は、正面視において十字形状の絶縁板20にヒータ線21を巻回してヒータＨを構成し、これを前後方向に長い遮熱筒22に収納して構成している。
【００３７】
また、送風装置３は、ファンモータＭと同モータＭの後端から突出したモータ軸30に固着したファンＦとを具備しており、ファンモータＭのモータケース31の外周面に、前方へ向けて沿うように整流翼32を放射状に配設するとともに、同整流翼32の外周の後端からファンガイド筒33を後方へ向けて一体成形し、同ファンガイド筒33内に前記ファンＦを収納して構成している。34はベルマウス状の整流リングである。
【００３８】
かかる発熱装置２及び送風装置３は、本体ケース１内に組み込まれる前に、図５に示すように、予め前記スイッチ部Ｓ等と結線されるとともに、本体ケース１の後端部に設けたコード引出部40から電力の供給を受けるリード線41を具備しており、同リード線41のコード引出部40側には端子保持筒43を配設し、同端子保持筒43内には図示しない二つの端子を設けている。
【００３９】
上記構成のヘアドライヤＡにおいて、本発明の要旨となるのは、ヒータ出力が最大の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したことにある。
【００４０】
すなわち、各運転モードを選択するモード切換手段としての前記スイッチ部Ｓを操作し、ファンＦを回転させながらヒータＨの出力を切換えて吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファンモータＭの出力を切換えて風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とする一方、ヒータＨを最大出力とした運転モードを選択する場合、ファンモータＭの出力を低回転側へは切換不可とし、ファンＦが最大回転数で回転する時のみ運転可能としている。
【００４１】
したがって、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上させることができ、濡れた髪等の乾燥時間を大幅に短縮させることができる。また、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が過剰に上昇し、吹出口10あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもなくなる。
【００４２】
本実施例におけるスイッチ部Ｓは、図８に示すように、ファンモータＭのＯＮ・ＯＦＦと、ヒータＨの出力を制御して、COOL（冷風）・HAIR CARE （温風）・HIGH（熱風）からなる基本運転モードの順次切換えを行うメインスイッチ６と、ファンモータＭの出力を制御して各基本運転モードにおける風量を増減してターボモード（強）と静音モード（弱）への切換えを行うサブスイッチ７とから構成しており、本体ケース１上の両スイッチ6,7 の側には、各モード名称を表示している。したがって、運転モードを認識しやすく、かつ、発熱量変化を切換操作するメインスイッチ６と、風量変化を切換操作するサブスイッチ６との使い分けで運転モードが区分できるので、運転しながらのスイッチ切換操作も容易となり、使い勝手が良好なものとなっている。
【００４３】
しかも、メインスイッチ６によるHIGHモードへの切換操作は、サブスイッチ７がターボ（強）側に位置している場合にのみしか行えないものとしているので、前述したように、吹出温度の過剰な上昇を防止した安全なものとなっている。
【００４４】
すなわち、スイッチ部Ｓは、図２〜図８に示すように、電源のＯＮ・ＯＦＦ切換えと前記基本運転モードの切換えを可能としたスライド式のメインスイッチ６と、ファン出力を強弱二段階（ターボモード・静音モード）に切換え可能としたサブスイッチ７とを、本体ケース１の上側分割ケース1a内に収納固定し（図６）、本体ケース１に着脱自在に取付可能に形成したスイッチケース８にメインスイッチ用つまみ（以下「主つまみ」という）60とサブスイッチ用つまみ（以下「副つまみ」という）70とをスライド自在に取付け、さらに、メインスイッチ６の上面に設けた入切用スライド凸部61を、図２及び図３に示すように、主つまみ60の腹側に突設した対向リブ62,62 間に嵌入して、同主つまみ60のスライドに連動するように構成する一方、サブスイッチ７の側面に突設したプッシュ式凸部71を、図２及び図４に示すように、副つまみ70に垂設した操作片72のスライドによって押圧して出没させるように構成している。
【００４５】
そして、図２、図３及び図７に示すように、主つまみ60の係合片60a,60a をスイッチケース８に形成した矩形状のスライド孔8aの両側突状縁8b,8b にスライド自在に係合するとともに、図４、図５及び図７に示すように、スイッチケース８の腹面に副つまみ70のスライド操作に連動する連係板80をスライド自在に配設し、同連係板80を介してメインスイッチ６のロック及びロック解除を可能としている。
【００４６】
連係板80は、図５及び図７に示すように、前半部の左右両側に係合用孔81,81 を形成しており、同係合用孔81,81 に、副つまみ70の係合片70a,70a を、スイッチケース８に形成した係合片挿通孔8c,8c を挿通して係合している。また、両係合用孔81,81 間に矩形状の小切欠部82を形成し、同小切欠部82の後側縁に片持ち支持された弾性片83を小切欠部82内に伸延するともに、同弾性片83の上面に、図２、図４及び図５に示すように、ロック解除手段としてのロック解除用ボタン84を突設し、同ボタン84の後方に、図９及び図１０に示すようにロック用係合突起85を形成し、さらに、同係合突起85に対応する係合凹部86をスイッチケース８に形成してロック手段を構成している。このように、本実施例では、ロック手段をスイッチケース８と連係板80とを連係させることで構成している。
【００４７】
また、連係板80の後半部には、主つまみ60の係合片60a,60a の逃げ部分となる矩形状の大切欠部87を形成し、同大切欠部87の前側縁には主つまみ60の係合片 60a,60a に当接するストッパ部88を設けている。
【００４８】
89はクリック機構であり、連係板80の側縁に設けた凸部89a と、スイッチケース８に設けた複数の凹部89b により構成し、サブスイッチ７のスライド操作時にクリック感を生起するようにして操作感を向上させている。
【００４９】
なお、メインスイッチ６においては、図示しないがその内部にクリック機構を設け、主つまみ60の操作時にもクリック感を生起するようにしている。
【００５０】
また、前記ロック解除用ボタン84は、図９及び図１０に示すように、スイッチケース８に設けたボタン挿通孔8dを介して副つまみ70の中央部から突出させており、しかも、図４に示すように、その頂部84a を副つまみ70の最も高い部位よりもさらに上方に位置させているので、使用者が容易に押し下げることができ、適宜、同ロック解除用ボタン84を押し下げてロック用係合突起85を係合凹部86から離脱することにより、ロックを解除することができる。
【００５１】
すなわち、副つまみ70が静音モード（弱）のポジションにあるときは、前記ロック用係合突起85がスイッチケース８に形成された係合凹部86に係合して連係板80はロックされた状態となっており、主つまみ60のスライドはＯＦＦ、COOL（冷風）、HAIR CARE （温風）までの間は自由にスライドして切換動作を行うことができるが（図９参照）、HAIR CARE （温風）からHIGH（熱風）への切換えは、主つまみ60の係合片60a,60a がストッパ部88に当接するのでスライドが禁止されて行えない。
【００５２】
そこで、ロック解除用ボタン84を押下げて副つまみ70をターボモード（強）のポジションにスライド移動させることにより、同副つまみ70のスライドに連動して連係板80も前方へスライドし、前記ストッパ部88と主つまみ60の両係合片60a,60a との間に主つまみ60がスライドできるだけの間隙が形成され、主つまみ60をHIGH（熱風）のポジションへ移動することができる（図１０参照）。
【００５３】
このように、本実施例では、ファンＦの回転数、並びにヒータＨの発熱量を一段アップさせるサブスイッチ７にロック手段を設け、同ロック手段のロック解除用ボタン84を操作しなければファンＦの回転数、並びにヒータＨの発熱量を増加させることができないようにしている。
【００５４】
すなわち、メインスイッチ６の操作において、ファンＦの回転数、並びにヒータＨの発熱量が一段アップする直前の運転モードであるHAIR CARE （温風）モードのポジションにおいて、サブスイッチ７が静音モード（弱）のポジションではメインスイッチ６がロックされ（図８参照）、増出力側、すなわちHIGH（熱風）モードに切換えることがでないようにしており、これを切換え可能とするためには、サブスイッチ７がターボモード（強）のポジションに位置していなければならないことになる。
【００５５】
また、メインスイッチ６及びサブスイッチ７を、本体ケース１の同一面上で近接状態に並設しているので、本ヘアドライヤＡを使用している最中にモードチェンジがしやすく、使い勝手が良い。
【００５６】
さらに、図１、図２、図９及び図１０に示すように、メインスイッチ６（主つまみ60）とアタッチメント着脱ボタン５とを離隔して、その間にサブスイッチ７（副つまみ70）を設けており、しかも、前述したように、副つまみ70に設けたロック解除用ボタン84は、その頂部84a を副つまみ70の最も高い部位よりもさらに上方に位置させ、さらには、ロック解除用ボタン84を、アタッチメント着脱ボタン５の高さよりも高位置となるようにしているので、主つまみ60の操作時に誤って指を前方へ滑らせても副つまみ70及びロック解除用ボタン84が介在しているのでアタッチメント着脱ボタン５を押してしまうことがなく、ヘアドライヤＡの使用中にアタッチメント９が外れたりするおそれがない。
【００５７】
図１１に、本実施例に係るヘアドライヤＡの回路図を示しており、メインスイッチ６は、▲４▼の端子を電源側として、▲１▼、▲２▼、▲３▼、▲５▼の各端子との間の接続状態を切換えることにより、前記したように、COOL（冷風）・HAIR CARE （温風）・HIGH（熱風）の３種類の基本運転モードに順次切換える。
【００５８】
図１１において、ファンモータＭは、全波整流回路35を介して供給される直流電源で駆動され、同全波整流回路35の一方の入力路36はメインスイッチ６の▲１▼端子に直接接続され、他方の入力路37は、中途に、ファンモータＭの回転を制御する245 オームの可変抵抗Ｒと、183 ℃で作動する温度ヒューズ38とを介装し、ヒータ入力路23に接続している。
【００５９】
ヒータ入力路23には、16.1オームのヒータ線21と、110 ℃で作動するサーモスタット24とを介装しており、メインスイッチ６の端子▲２▼、▲３▼とは、一方向の電流通過のみを許すダイオードＤを介して接続するとともに、これと並列に、端子▲５▼と直接接続している。
【００６０】
前記入力路37において、前記可変抵抗Ｒと並列にサブスイッチ７を接続しており、同サブスイッチ７は、常開スイッチであって、このＯＦＦ状態では静音（弱）モードとなっており、これをＯＮ状態に切り換えると、可変抵抗Ｒが一部バイパスされ、全波整流回路35に印加される電圧値が増大しファンモータＭの回転数が上昇してターボ（強）モードとなる。なお、図中、39は第２の温度ヒューズ（110 ℃）、C1は雑音防止用コンデンサ、C2は平滑用コンデンサである。
【００６１】
このように、サブスイッチ７は、基本運転モードの各状態に対してファン出力を制御して風量を増減させる機能を有するが、本実施例では、前述したように、サブスイッチ７がＯＦＦの場合は、ロック手段によって、メインスイッチがHIGH（熱風）のポジションに移動することを禁止している。
【００６２】
また、各運転モード時の端子接続状態を図１２に、各運転モードにおけるモータ出力とヒータ出力の制御状態を図１３に示しており、本実施例では、 COOL(冷風) モードではヒータＨは作動せず、サブスイッチ７の操作によりファン出力を静音（弱：18000r.p.m）・ターボ（強：22000r.p.m）とで切換可能とし、HAIR CARE(温風) モードでは、ヒータ出力が350 Ｗで静音（弱：18000r.p.m) の場合は吹出温度を約95℃、ターボ（強：22000r.p.m）では吹出温度を約70℃となるように設定するとともに、HIGH（熱風) モードでは、ヒータ出力が700 Ｗ、ファンＦの回転数が22000r.p.mで吹出温度を約120 ℃となるようにしている。
【００６３】
このように、本実施例に係るヘアドライヤＡでは、最大のヒータ出力と最大のファン出力とを組合せ可能としているので、同等の出力の送風装置３を有する従来のヘアドライヤと比べて乾燥能力が著しく向上し、髪の乾燥時間を大幅に短縮することができる。
【００６４】
また、メインスイッチ６によるヒータＨの最大出力への切換操作を、サブスイッチ７がファンモータＭの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成しているので、サブスイッチ７を最大出力側にしておかない限り、使用開始時にメインスイッチ６を操作していきなりヒータ最大出力で運転してしまうことがなく、深夜等に使用する際に、ファンＦの回転による騒音の発生が防止できるとともに、他に高電力消費機器が使用されている場合に過剰電流が流れたりするおそれもない。
【００６５】
なお、本実施例では、ヘアドライヤＡをメインスイッチ６のロック手段を備えたものとして説明したが、特にロック手段を設ける必要はなく、例えば、サブスイッチ７が静音モードにあるときにメインスイッチ６を主つまみ60のスライド操作によりHIGH（熱風) モードに切換える場合、同主つまみ60のスライド動作に連動してサブスイッチ７の副つまみ70もターボモードポジションにスライド可能な構成とすることができる。
【００６６】
また、本実施例では、上述してきたように、基本運転モードをCOOL（冷風）・HAIR CARE （温風）・HIGH（熱風）としたが、COOL（冷風）モードについては必ずしも設定する必要はなく、また、吹出温度を約70℃と約95℃としたHAIR CARE （温風）モードに代えて、ファン出力を低下させて弱風とし、吹出温度を約120 ℃とした一般的に採用されているLOW モードを設定することもできる。
【００６７】
また、ヒータ出力並びにファン出力の切換えは、上記したように２段階とするに限らず、複数段階に切換え可能とすることもできる。
【００６８】
さらに、本実施例では、ヒータ出力の切換手段としてダイオードを用いているが、例えば、出力の異なる複数のヒータ線を選択的に切換える回路構成とすることもでき、その切換手段としては種々考えられる。
【００６９】
ここで、本実施例に係るヘアドライヤＡのその他の構成について説明する。
【００７０】
図２及び図５において、12は二分割ケース1a,1b の吹出口10の外周壁上に挿通する金属製のキャップであり、吹出口10の外周壁後端部に取付けられる締結リング13とともに、二分割ケース1a,1b の前端における突き合わせ状態をより確実に保持できるようにしている。14は前記キャップ12の周壁前端部に内装される補助リングである。
【００７１】
また、二分割ケース1a,1b の後端側においては、その吸込口11の中央に放射状の径方向リブ15で支持された半割形のコード引出口筒42,42 で前記リード線41の端子保持筒43を抱合しており、かかる端子保持筒43に、スイベル式の電源コード４の接点44a,44b （図５）を有する端部を差し込んで、端子保持筒43内の二つの端子に回転自在に接触させている。45はコード引出口筒42の後端内部に設けた係止突起であり、同突起45と係合する環状溝部46を電源コード４の端部に設けて、コード引出口筒42で電源コード４の端部を抱合することにより電源コード４を回転自在に装着している。
【００７２】
また、コード引出口筒42には、傘状に形成した吸込口フィルタ16を取付けており、二分割ケース1a,1b の後端部における締結を図っている。17はメッシュ状のフィルタ部、18は吸込口フィルタ16の取付用筒体である。
【００７３】
次に、本ヘアドライヤＡに着脱自在に装着されるアタッチメント９について説明する。
【００７４】
かかるアタッチメント９としては、複数種の形状のものが用意されているが、その一例として、図１及び図１４に示すようにブラシ形状としたものがある。
【００７５】
このアタッチメント９は、中空状に形成したブラシ本体90に湾曲面を有するシリコンゴム製のベース91を取付け、同ベース91上に多数の植毛体92を植設するとともに、同植毛体92,92 間にスリット状の吹出部93を形成している。図１４中、94はブラシ本体90の中空部内に突設した補強リブである。
【００７６】
しかも、前記ベース91の左右側部には、同ベース91の略全長にわたり髪押さえ用条部95,95 を形成しており、ブラシ本体90を回動したり傾動したりして、所望する状態に整髪する場合、髪押さえ用条部95の先鋭部96により髪をしっかりと押さえつけながら温風又は冷風をあてることにより、所望するカール状態やくせ付けを容易に得ることができるので整髪しやすくなる。なお、髪押さえ用条部95は、本実施例ではベース91と一体成形しているが、別体のものを接着することもできる。
【００７７】
かかるアタッチメント９の取り外しは、前記したようにアタッチメント着脱ボタン５の操作により行うものであって、アタッチメント着脱ボタン５は、図９及び図１０に示すように、ボタン本体50をスイッチケース８の前側部に設けた着脱ボタン挿通孔8e（図５参照）から外方へ突出させるとともに、前記アタッチメント９に係脱するロック爪51を連設しており、ボタン本体50の内部には、基端を遮熱筒22に当接させた付勢ばね52を配設して、ボタン本体50を常に突出付勢している。
【００７８】
（参考例１）
図１５及び図１６にヘアドライヤＡの参考例１を示している。これは、スイッチ部Ｓからサブスイッチ７をなくし、メインスイッチ６によりファンモータＭのＯＮ・ＯＦＦと、各基本運転モードのみの運転を行うようにしたもので、メインスイッチ６のつまみ6aにロック手段を付設したスイッチ部S2としている。
【００７９】
ここでの基本運転モードは、ヒータ出力を停止し、ファン出力を弱としたCOOL（弱冷風）と、ヒータ出力及びファン出力を共に弱とし、吹出温度を約120 ℃とした所謂セットモードであるLOW （弱熱風）と、ヒータ出力及びファン出力を共に強とし、これも吹出温度を約120 ℃とした所謂乾燥モードであるHIGH（強熱風）としており、ＯＦＦからCOOL（弱冷風）、LOW （弱熱風）の各モードのポジション間は、自由に前記つまみ6aのスライドを可能としているが、LOW （弱熱風）モードのポジションに切換えるとロックされて、HIGH（強熱風）モードのポジションにスライドさせるためには、ロック解除用ボタン84を押し下げて、同ボタン84の後方に設けたロック用係合突起85を、スイッチケース８に設けた係合凹部86から離脱しなければならないようにしている。
【００８０】
本参考例においては、ヘアドライヤＡの使用を終えてＯＦＦとした場合、次の使用の際にHIGHモードにするためには必ずロック解除用ボタン84の操作が必要となるので、例えば深夜にヘアドライヤＡを使用する際に、いきなりHIGHモードで運転されることがなく、このHIGHモードによるファンＦの大きな音が騒音となって寝静まった周囲に迷惑をかけることがない。
【００８１】
なお、本参考例における他の構成は前述の実施例と同様なのでここでの説明は省略する。
【００８２】
（参考例２）
さらに、図１７に示した参考例２に係るヘアドライヤＡのスイッチ部S3について説明する。
【００８３】
これは、メインスイッチ６から電源の入切機能を切り離し、別途、入切スイッチ6'を設けたものである。
【００８４】
メインスイッチ６のつまみ6aの構成は第２実施例と略同様であるが、ここでは、LOW （弱熱風）モードのポジションとHIGH（強熱風）モードのポジションとの間に、先の第１実施例で示したHAIR CARE モードにおいてファン出力を強として風量を増加させた強温風に等しいMEDIUMモードを設定し、同MEDIUMモードのポジションでスイッチ操作がロックされるようにしている。
【００８５】
したがって、本参考例においては、つまみ6aをHIGH（強熱風）モードのポジション以外に位置させて入切スイッチ6'をＯＦＦとしておけば、再使用の際に、いきなりヒータ出力が大のHIGH（強熱風）モードとなることがないので、例えば、電力消費の大きい他の電気製品が同時使用されていても、過剰電流が流れるおそれがなく安全である。
【００８６】
さらに、COOL（冷風）からMEDIUM（強温風）モードまでのいずれかのポジションでＯＦＦとしておけば、そのモードでの使用開始が入切スイッチ6'をＯＮするだけで可能となり、使い勝手が向上する。
【００８７】
なお、本参考例においては、つまみ6aがHIGH（強熱風）モードのポジションにあるときには、入切スイッチ6'がＯＦＦに入らないように構成しておくことが好ましく、かかる構成とすれば、入切スイッチ6'のＯＦＦ時につまみ6aがHIGH（強熱風）モードのポジションにないことを確認する必要がないので安全性がより高まる。
【００８８】
なお、本参考例における他の構成は、第１、第２実施例と同様であるのでここでの説明は省略する。
【００８９】
ところで、上記してきた各例では、スイッチ操作を直線方向へのスライド式として説明したが、例えば、図１８に示すように、スイッチ部S4のつまみ6bは回動スライド式の構成としてもよく、要は、メインスイッチ６の操作において、ファンＦの回転数、並びにヒータＨの発熱量が一段アップする直前の運転モードで、ロック手段によりメインスイッチ６の切換操作がロックされて増出力側に切換えできないようにしたものであればよい。
【００９０】
（第２実施例）
次に、第２実施例に係るヘアドライヤＡのスイッチ部S4について、図１９を参照しながら説明する。
【００９１】
これは、ヒータ出力やファン出力を複数段に切換える場合、連続的な出力可変を行えるようにするとともに、ファン出力が最高出力以外では、メインスイッチ６による操作でヒータ出力が最大となるHIGH（熱風）ポジションに入らないように規制したロック手段を設けたものである。
【００９２】
すなわち、本実施例に係るスイッチ部S4は、図１９に示すように、ダイヤル式のサブスイッチ7'でファンモータＭの出力を位相制御により電圧可変に構成するとともに、メインスイッチ６は、第２実施例で示したスライド式のものからロック解除用ボタン84を取り除いた構成としている。
【００９３】
さらに、メインスイッチ６のつまみ6bの下側部に、凸片63を先端に設けた連結板64を連設して、同連結板64を前記つまみ6bと連動させてスライド自在とするとともに、つまみ6bのスライド移動がLOW （弱熱風）ポジションまでは前記凸片63がサブスイッチ7'に当接しないように構成している。
【００９４】
一方、サブスイッチ7'の周側面には、同スイッチ7'が最高出力のポジションに回転したところで前記凸片63と係合するロック用凹部73を設け、かかる凸片63とロック用凹部73とによりロック手段を構成している。
【００９５】
すなわち、図１９(a) に示すように、サブスイッチ7'が最高出力のポジション以外であれば、凸片63がサブスイッチ7'の周側面に当接してメインスイッチ６はHIGH（熱風）ポジションには入ることがなく、他方、図１９(b) に示すように、サブスイッチ7'が最高出力のポジションにある場合は、凸片63とロック用凹部73とが対応し、メインスイッチ６はHIGH（熱風）ポジションまでスライド可能となる。
【００９６】
このように、本実施例では、ヒータ出力の最大出力と組み合わされるファン出力を最大出力に限定しながら、かつ、ヒータ出力が最大以外では、風量の増減を連続的に変化させることができるようにして、好みの風量及び吹出温度で整髪可能としている。
【００９７】
なお、本実施例における他の構成は、第１実施例と同様であるのでここでの説明は省略する。
【００９８】
ところで、本実施例では風量の増減、すなわちファン出力を連続的に可変としたが、ファン出力は段階的に変化させ、ヒータ出力を可変としたり、あるいは両者共に連続的に可変とすることもできる。
【００９９】
【発明の効果】
本発明は上記の形態で実施されるもので、以下の効果を奏する。
【０１００】
（１）請求項１記載の本発明では、複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのＯＮ・ＯＦＦとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことにより、多様なモードで使用できるので使い勝手が向上するとともに、最大のヒータ出力と最大のファン出力とが組合わさり、同等のファン出力であれば、乾燥能力を著しく向上させることができ、髪の乾燥時間を大幅に短縮させることができる。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【０１０１】
（２）請求項２記載の本発明では、所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としたヘアドライヤであって、前記モード切換手段は、ファンモータのＯＮ・ＯＦＦとヒータの出力切換えを行うメインスイッチと、ファンモータの出力切換えを行うサブスイッチとからなり、メインスイッチによるヒータの最大出力への切換操作を、サブスイッチがファンモータの最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことにより、多様なモードで使用できるので使い勝手が向上するとともに、ヒータ出力が最大のときにファン出力が弱となることがないので、吹出温度が過剰に上昇し、ヘアドライヤの吹出口あたりが熱変形したり、使用者が誤って火傷を負ったりするおそれもなく、また、ヒータの最大出力を十分に利用して、濡れた髪等を短時間で乾燥させることができる。しかも、各運転モードが風量変化と発熱量変化のスイッチの使い分けで区分されることになって、各運転モードの能力のレベルを把握しやすくなり、使い勝手が向上する。
【０１０３】
（３）請求項３記載の本発明では、前記メインスイッチ及びサブスイッチを、同一面上で近接状態に並設したことにより、上記（１）又は（２）の効果に加え、ヘアドライヤを使用しながらモードチェンジを行いやすく、使い勝手がさらに向上する。
【０１０４】
（４）請求項４記載の本発明では、前端に吹出口を有し、同吹出口に整髪用のアタッチメントを着脱自在に取付可能とした本体ケースに、前記吹出口に近接させてアタッチメント着脱ボタンを設け、同着脱ボタンからケース後端側に向けて、スライド式のサブスイッチ及びメインスイッチを順に配設したことにより、上記（１）〜（３）の効果に加え、メインスイッチの操作時に誤って指を前方へ滑らせてもアタッチメント着脱ボタンを押してしまうことがなく、ヘアドライヤの使用中にアタッチメントが外れたりするおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施例に係るヘアドライヤの説明図である。
【図２】同ヘアドライヤの縦断面図である。
【図３】図１のＩ−Ｉ線における断面図である。
【図４】図１のＩＩ−ＩＩ線における断面図である。
【図５】本実施例に係るヘアドライヤの分解斜視図である。
【図６】本体ケースからスイッチケースを取り外した状態を示す説明図である。
【図７】スイッチケースの背面図である。
【図８】スイッチ部の説明図である。
【図９】静音モードを示す断面視による説明図である。
【図１０】ターボモードを示す断面視による説明図である。
【図１１】本実施例に係るヘアドライヤの回路図である。
【図１２】各運転モードにおける端子の接続状態表である。
【図１３】各運転モードにおけるモータ出力とヒータ出力の制御状態表である。
【図１４】アタッチメントの横断面図である。
【図１５】第２実施例に係るスイッチ部の説明図である。
【図１６】同スイッチ部の断面図である。
【図１７】第３実施例に係るスイッチ部の説明図である。
【図１８】スイッチ部の一形態を示す説明図である。
【図１９】第４実施例に係るスイッチ部の説明図である。
【符号の説明】
Ａヘアドライヤ
Ｆファン
Ｈヒータ
Ｍファンモータ
１本体ケース
５アタッチメント着脱ボタン
６メインスイッチ
７サブスイッチ
９アタッチメント
10 吹出口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair dryer, and more particularly to a hair dryer having improved switch operating means for controlling fan output and heater output.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for each heater output that can be switched to multiple stages, fan output that can be switched to multiple stages is combined to set multi-stage operation modes with different blowing temperatures and air volumes, and each operation mode is selected by mode switching means And there was a hair dryer that could be driven.
[0003]
For example, under the fan output at a predetermined number of revolutions, the heater output can be switched by operating the main switch, and the operation can be performed in a plurality of basic operation modes (for example, a cold air mode, a hot air mode, a hot air mode, etc.) with different blowing temperatures. At the same time, the fan output is switched by operating the sub switch in each basic operation mode, and the operation is possible in the multistage operation mode in which the air volume and the blowing temperature are changed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the following problems remain in the conventional hair dryer described above.
[0005]
That is, when the heater output and the fan output can be switched, for example, in two steps of strength and weakness, the following operation modes can be considered.
[0006]
(1) Weak cold air mode (heater OFF, fan output weak)
(2) Strong cold air mode (heater OFF, fan output strong)
(3) Low warm air mode (heater output weak, fan output weak)
(4) Strong hot air mode (low heater output, high fan output)
(5) Weak hot air mode (heater output high, fan output low)
(6) Hot air mode (heater output high, fan output high)
However, even if the hot air mode (6) is selected in order to dry the hair in a short time, the conventional hair dryer cannot maximize the heater capacity and is lower than the blowing temperature that should be obtained originally. Hair could only be dried at temperature.
[0007]
That is, to set the maximum output of the heater, it is necessary to balance the fan motor output, that is, the air volume. When the heater output is maximized, the air volume is small ((5) weak hot air mode). However, there is no risk of burns, and for example, the dryer casing, which is generally made of synthetic resin, must be kept at a blowout temperature that does not melt and deform or cause a significant adverse effect on the hair.
[0008]
Therefore, when setting the maximum output value of the heater capacity with the above-described conventional hair dryer capable of switching to a low fan output ((5) low hot air mode), even if this low hot air mode is selected, The heater output must be within an appropriate range that does not exceed the specified temperature. Naturally, if the fan output is made strong ((6) hot air mode) with this heater output, the air volume will be reduced. As the temperature increases, the blowing temperature decreases.
[0009]
In this case, when the weak hot air mode (5) is selected, the air flow is insufficient even at the maximum blowing temperature suitable for drying hair in a short time, and the hot air mode (6) is selected. However, even if the air volume was sufficient, the blowing temperature was low.
[0010]
As described above, in the conventional hair dryer that can increase or decrease the air volume in each basic operation mode in which each heater output is different, the heater capacity cannot be utilized to the maximum, and the maximum output of the heater and the maximum output of the fan are set. The hair could not be combined, and the hair could not be dried most efficiently and in a short time.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in order to solve the above-mentioned problem, in the present invention described in claim 1, for each heater output that can be switched to a plurality of stages, a fan output that can be switched to a plurality of stages is combined, and the blowing temperature and the air volume are different. set the multi operation mode, and can be operated to select the mode switching means each operating mode, the operating mode of Heater output maximum output, f is limited fan output to be combined only to the maximum output Adoraiya The mode switching means comprises a main switch for switching the fan motor ON / OFF and the heater output and a sub switch for switching the fan motor output, and switching to the maximum output of the heater by the main switch. The operation can be performed only when the sub switch is located on the maximum output side of the fan motor .
[0012]
Therefore, if the maximum heater output and the maximum fan output are combined, and the fan output is equivalent, the drying ability can be remarkably improved, and the hair drying time can be greatly shortened. In addition, each operation mode is classified according to the use of the air volume change and heat generation change switch, so that it becomes easy to grasp the level of capability of each operation mode and the usability is improved.
[0013]
Further, according to the present invention, the heater output is switched under the fan output at a predetermined rotational speed so that the operation can be performed in a plurality of basic operation modes having different blowing temperatures, and the fan output in each basic operation mode. switching, to allow operation at a set air volume and multistage operation mode of changing the air temperature, further, when provided with a mode switching means for selecting the oPERATION mode, selects the operation mode of the maximum heater output, fan output the is the low-rotation and switching switching is not available while, a f Adoraiya was only be operated at the maximum speed, the mode switching means includes a main switch for ON · OFF and output switching of the heater of the fan motor, the fan motor The sub switch switches the maximum output of the fan motor. Configured to allow only when located. Therefore, when the heater output is at its maximum, the fan output does not become weak, the blowout temperature rises excessively, and the area around the blower outlet of the hair dryer may be thermally deformed, or the user may be burned accidentally. Absent. In addition, each operation mode is classified according to the use of the air volume change and heat generation change switch, so that it becomes easy to grasp the level of capability of each operation mode and the usability is improved.
[0015]
In the present invention according to claim 3 , the main switch and the sub switch are juxtaposed in a close state on the same plane. Therefore, it is easy to change the mode while using a hair dryer, and the usability is further improved.
[0016]
Furthermore, in the present invention according to claim 4 , the attachment / detachment button is provided close to the air outlet in a body case having an air outlet at the front end, and an attachment for styling can be detachably attached to the air outlet. A sub switch and a main switch, which are each slidable, are sequentially arranged from the detachable button toward the rear end side of the case. Therefore, even if the finger is accidentally slid forward during the operation of the main switch, the attachment attaching / detaching button is not pushed, and there is no possibility that the attachment is detached during use of the hair dryer.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, for each heater output that can be switched to a plurality of stages, a fan output that can be switched to a plurality of stages is combined, and a multi-stage operation mode with different blowout temperatures and air volumes is set. In the hair dryer that can be selected and operated, the combined fan output is limited to the maximum output only in the operation mode in which the heater output is the maximum output.
[0018]
That is, the hair dryer according to the present invention switches the heater output under a fan output at a predetermined rotational speed, enables operation in a plurality of basic operation modes with different blowing temperatures, and switches the fan output in each basic operation mode, When operating in a multi-stage operation mode with varying airflow and blowout temperature, and further providing a mode switching means for selecting each operation mode, and selecting an operation mode with the heater at maximum output, lower the fan output Switching to the rotation side is not possible and operation is possible only at the maximum number of revolutions.
[0019]
Therefore, since it can be used in various modes, the usability is improved and the fan output does not become weak when the heater output is maximum, so the blowout temperature rises excessively, and the area around the hair dryer outlet is thermally deformed. In addition, there is no fear that the user will be burned accidentally, and the wet ability can be dried in a short time by making full use of the heater ability.
[0020]
The mode switching means comprises a main switch for switching the fan motor ON / OFF and heater output, and a sub switch for switching the fan motor output. It is configured so that it can be performed only when the switch is located on the maximum output side of the fan motor.
[0021]
Specifically, the operation in the mode shown in Table 1 can be performed by operating the main switch and the sub switch.
[0022]
[Table 1]

[0023]
As shown in Table 1, the main switch can select the basic operation mode of cold air, hot air, and hot air, and in the selected basic operation mode, the fan output is controlled by the sub switch except for the hot air mode, and the air volume However, in the hot air mode, only the strong air mode can be operated. When the hot air mode is selected, operation with a low air volume by the sub switch is prohibited and increased. The structure cannot be switched to the wind side.
[0024]
That is, a condition is imposed on the hot air mode selection by the main switch.
[0025]
The condition is “only when the sub switch is in the strong position”, and only when the sub switch is in the strong position, the main switch can be switched to the hot air mode (the hot air strong mode and When the sub switch is in the weak position, it is impossible to switch the main switch to the hot air mode.
[0026]
The main switch and the sub switch are preferably arranged in close proximity on the same surface. For example, the main switch and the sub switch have a separate grip on the same surface of the main body case that incorporates a heater and a fan and also serves as a grip. Then, if they are arranged close to each other on the same surface of the grip, even if there are two switches, the main and the sub, the operability is not lowered.
[0027]
The main body case of the hair dryer according to the present invention has an air outlet at the front end, and an attachment for styling can be detachably attached to the air outlet, and an attachment attaching / detaching button is provided close to the air outlet. In such a main body case, it is preferable that a sub switch and a main switch, which are slidable, are sequentially disposed from the attachment attaching / detaching button toward the rear end side of the case.
[0028]
With this configuration, it is possible to perform various hair styles by exchanging attachments, and by selecting a slide type switch, it becomes easy to select a desired operation mode.
[0029]
On the other hand, when a mode in a position far from the OFF position is selected, the finger may slip excessively. In particular, when a hair dryer is used, first, the basic operation mode is selected with the main switch, so that there is a high possibility that a finger slips when the main switch is operated.
[0030]
Therefore, in the present invention, the main switch and the attachment / detachment button are separated from each other, and the sub switch is provided between them, so that the attachment / detachment button may be pushed even if the finger is slipped forward by mistake when operating the main switch. In addition, there is no possibility that the attachment may come off while using the hair dryer.
[0031]
【Example】
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
[0032]
1 to 5 show a hair dryer A according to the present embodiment. As shown in FIGS. 1 and 2, the hair dryer A accommodates the heat generating device 2 and the blower device 3 in the front and rear in a body case 1 having a blower outlet 10 formed at the front end and a suction port 11 formed at the rear end. It is arranged. A power cord 4 extends from the rear end of the main body case 1.
[0033]
Further, the hair dryer A according to the present embodiment includes a hairstyling attachment 9 that can be attached to the air outlet 10 as necessary, and an attachment attaching / detaching button 5 is provided in the vicinity of the front end of the main body case 1.
[0034]
As shown in FIGS. 3 to 5, the main body case 1 is composed of upper and lower two divided cases 1a and 1b made of synthetic resin, and the two cases 1a and 1b are joined together to form a substantially cylindrical shape elongated in the front-rear direction. It has a shape that can also be used as a grip.
[0035]
And the switch part S of this hair dryer A is arrange | positioned behind the said attachment / detachment button 5, and it can operate the switch part S so that the multistage operation mode from which blowing temperature and an air volume differ can be selected.
[0036]
The heat generating device 2 is configured by winding a heater wire 21 around a cross-shaped insulating plate 20 in a front view to form a heater H, which is housed in a heat shield cylinder 22 that is long in the front-rear direction.
[0037]
The blower 3 includes a fan motor M and a fan F fixed to a motor shaft 30 protruding from the rear end of the motor M, and is directed forward on the outer peripheral surface of the motor case 31 of the fan motor M. The rectifying blades 32 are arranged radially so that the fan guide tube 33 is integrally formed from the rear end of the outer periphery of the rectifying blade 32 toward the rear, and the fan F is housed in the fan guide tube 33. Configured. 34 is a bell mouth-shaped rectifying ring.
[0038]
The heat generating device 2 and the blower device 3 are pre-wired to the switch portion S and the like and are provided at the rear end portion of the main body case 1 as shown in FIG. A lead wire 41 that receives power supply from the lead-out portion 40 is provided, and a terminal holding cylinder 43 is disposed on the side of the cord lead-out portion 40 of the lead wire 41. There are two terminals.
[0039]
In the hair dryer A configured as described above, the gist of the present invention lies in that the combined fan output is limited to the maximum output only in the operation mode in which the heater output is maximum.
[0040]
That is, by operating the switch section S as a mode switching means for selecting each operation mode, and switching the output of the heater H while rotating the fan F, it is possible to operate in a plurality of basic operation modes with different blowing temperatures. When the operation mode with the maximum output of the heater H is selected while the operation of the multi-stage operation mode in which the air volume and the blowing temperature are changed by switching the output of the fan motor M in each basic operation mode, the fan motor M is selected. Cannot be switched to the low rotation side, and can be operated only when the fan F rotates at the maximum rotation speed.
[0041]
Therefore, if the maximum heater output and the maximum fan output are combined, and the fan output is equivalent, the drying ability can be remarkably improved, and the drying time of wet hair or the like can be greatly shortened. In addition, since the fan output does not become weak when the heater output is maximum, the blowout temperature rises excessively, and the area around the blowout outlet 10 may be thermally deformed, or the user may be burned accidentally. Disappear.
[0042]
As shown in FIG. 8, the switch section S in this embodiment controls ON / OFF of the fan motor M and the output of the heater H, so that COOL (cold air), HAIR CARE (hot air), HIGH (hot air) The main switch 6 for sequentially switching the basic operation mode, and the output of the fan motor M is controlled to increase / decrease the air volume in each basic operation mode to switch between the turbo mode (strong) and the silent mode (weak). Each

switch

6 and 7 on the main body case 1 has a mode name displayed on it. Accordingly, the operation mode can be easily recognized, and the operation mode can be classified by using the main switch 6 for switching the heat generation change and the sub switch 6 for switching the air flow change. It is also easy to use.
[0043]
In addition, since the switching operation to the HIGH mode by the main switch 6 can be performed only when the sub switch 7 is located on the turbo (strong) side, as described above, excessive increase in the blowing temperature. It is safe to prevent
[0044]
That is, as shown in FIGS. 2 to 8, the switch section S includes a slide type main switch 6 that can switch the power ON / OFF and the basic operation mode, and a fan output in two levels (turbo). The sub switch 7 that can be switched to the mode / silent mode is housed and fixed in the upper divided case 1a of the main body case 1 (FIG. 6), and the switch case 8 is formed so that it can be detachably attached to the main body case 1. A main switch knob (hereinafter referred to as “main knob”) 60 and a sub switch knob (hereinafter referred to as “sub knob”) 70 are slidably mounted, and an on / off slide protrusion provided on the upper surface of the main switch 6. As shown in FIGS. 2 and 3, 61 is configured to be fitted between

opposed ribs

62, 62 projecting on the belly side of the main knob 60 and interlocked with the slide of the main knob 60. Push Shikitotsu portion 71 projecting from the side surface of the switch 7, as shown in FIGS. 2 and 4, are configured to infested by pressing by the slide of the operation piece 72 which is vertically to the secondary knob 70.
[0045]
As shown in FIGS. 2, 3 and 7, the engaging

pieces

60a, 60a of the main knob 60 are slidable on both side protruding edges 8b, 8b of a rectangular slide hole 8a formed in the switch case 8. As shown in FIGS. 4, 5, and 7, a linkage plate 80 that is interlocked with the sliding operation of the sub knob 70 is slidably disposed on the abdominal surface of the switch case 8. Thus, the main switch 6 can be locked and unlocked.
[0046]
As shown in FIGS. 5 and 7, the connecting plate 80 has engaging

holes

81, 81 formed on the left and right sides of the front half, and the engaging pieces 70 a of the sub knob 70 are formed in the engaging

holes

81, 81. 70a are inserted through engagement piece insertion holes 8c, 8c formed in the switch case 8 and engaged therewith. Further, a rectangular small notch portion 82 is formed between the engagement holes 81, 81, and the elastic piece 83 cantilevered at the rear edge of the small notch portion 82 is extended into the small notch portion 82. As shown in FIGS. 2, 4 and 5, a lock release button 84 as a lock release means protrudes from the upper surface of the elastic piece 83, and behind the button 84, FIG. 9 and FIG. 10. As shown, a locking engagement protrusion 85 is formed, and an engagement recess 86 corresponding to the engagement protrusion 85 is formed in the switch case 8 to constitute a locking means. Thus, in this embodiment, the locking means is configured by linking the switch case 8 and the linking plate 80.
[0047]
In addition, a rectangular important notch 87 serving as a relief portion of the

engagement pieces

60a, 60a of the main knob 60 is formed in the rear half of the linkage plate 80, and the main knob 60 is formed on the front side edge of the important notch 87. A stopper portion 88 is provided in contact with the

engagement pieces

60a, 60a.
[0048]
Reference numeral 89 denotes a click mechanism, which is constituted by a convex portion 89a provided on the side edge of the linkage plate 80 and a plurality of concave portions 89b provided in the switch case 8 so as to generate a click feeling when the sub switch 7 is slid. The feeling of operation is improved.
[0049]
The main switch 6 is provided with a click mechanism (not shown) so that a click feeling is generated even when the main knob 60 is operated.
[0050]
Further, as shown in FIGS. 9 and 10, the lock release button 84 protrudes from the center portion of the sub knob 70 through a button insertion hole 8d provided in the switch case 8, and FIG. As shown, the top portion 84a is positioned further upward than the highest portion of the sub knob 70, so that the user can easily push down, and the lock release button 84 is pushed down as appropriate to lock the lock. The lock can be released by releasing the mating protrusion 85 from the engaging recess 86.
[0051]
That is, when the sub-knob 70 is in the silent mode (weak) position, the locking engagement projection 85 engages with the engagement recess 86 formed in the switch case 8 and the linkage plate 80 is locked. The slide of the main knob 60 can be freely slid between the OFF, COOL (cold air), and HAIR CARE (hot air) slides (see FIG. 9), but the HAIR CARE ( Switching from hot air) to HIGH (hot air) cannot be performed because the engaging

pieces

60a, 60a of the main knob 60 abut against the stopper 88, and sliding is prohibited.
[0052]
Therefore, the lock release button 84 is pushed down to slide the sub knob 70 to the turbo mode (strong) position, so that the linkage plate 80 also slides forward in conjunction with the slide of the sub knob 70, and the stopper A gap that allows the main knob 60 to slide is formed between the portion 88 and the

engagement pieces

60a, 60a of the main knob 60, and the main knob 60 can be moved to a HIGH (hot air) position (see FIG. 10). ).
[0053]
As described above, in this embodiment, the sub switch 7 for increasing the rotation speed of the fan F and the amount of heat generated by the heater H is provided with a lock means, and the fan F is not operated unless the lock release button 84 of the lock means is operated. The number of rotations and the amount of heat generated by the heater H cannot be increased.
[0054]
That is, in the operation of the main switch 6, the sub switch 7 is set to the silent mode (weak mode) at the position of the HAIR CARE (warm air) mode, which is the operation mode immediately before the rotation speed of the fan F and the heat generation amount of the heater H are increased by one step. ) Position of the main switch 6 is locked (see FIG. 8), so that it cannot be switched to the increased output side, that is, the HIGH (hot air) mode. You must be in the turbo mode (strong) position.
[0055]
Further, since the main switch 6 and the sub switch 7 are arranged side by side on the same surface of the main body case 1, it is easy to change the mode while using the hair dryer A, and it is easy to use.
[0056]
Further, as shown in FIGS. 1, 2, 9 and 10, the main switch 6 (main knob 60) and the attachment attaching / detaching button 5 are separated from each other, and a sub switch 7 (sub knob 70) is provided therebetween. In addition, as described above, the lock release button 84 provided on the sub knob 70 has its top portion 84a positioned further above the highest portion of the sub knob 70, and further, the lock release button 84 is Since the height of the attachment attaching / detaching button 5 is higher than the height of the attachment attaching / detaching button 5, the auxiliary knob 70 and the unlocking button 84 are interposed even if the finger is accidentally slid forward when operating the main knob 60. The attachment attaching / detaching button 5 is not pushed, and there is no possibility that the attachment 9 is detached while the hair dryer A is used.
[0057]
FIG. 11 shows a circuit diagram of the hair dryer A according to the present embodiment. The main switch 6 has the terminals of (4) as the power source side, and (1), (2), (3), and (5). By switching the connection state between each terminal, as described above, the operation mode is sequentially switched to three basic operation modes of COOL (cold air), HAIR CARE (hot air), and HIGH (hot air).
[0058]
In FIG. 11, the fan motor M is driven by a DC power source supplied via a full-wave rectifier circuit 35, and one input path 36 of the full-wave rectifier circuit 35 is directly connected to the (1) terminal of the main switch 6. The other input path 37 is connected to the heater input path 23 with a 245 ohm variable resistor R for controlling the rotation of the fan motor M and a thermal fuse 38 operating at 183 ° C. in the middle. Yes.
[0059]
The heater input path 23 is provided with a 16.1 ohm heater wire 21 and a thermostat 24 operating at 110 ° C. The terminals (2) and (3) of the main switch 6 pass current in one direction. Is connected via a diode D that allows only the signal, and directly connected to the terminal (5) in parallel therewith.
[0060]
In the input path 37, a sub switch 7 is connected in parallel with the variable resistor R. The sub switch 7 is a normally open switch, and in this OFF state, the silent (weak) mode is set. Is switched to the ON state, the variable resistor R is partially bypassed, the voltage value applied to the full-wave rectifier circuit 35 is increased, the rotational speed of the fan motor M is increased, and the turbo (strong) mode is set. In the figure, 39 is a second thermal fuse (110 ° C.), C1 is a noise prevention capacitor, and C2 is a smoothing capacitor.
[0061]
As described above, the sub switch 7 has a function of increasing / decreasing the air volume by controlling the fan output for each state of the basic operation mode. However, in this embodiment, as described above, the sub switch 7 is OFF. The lock means prohibits the main switch from moving to the HIGH (hot air) position.
[0062]
FIG. 12 shows the terminal connection state in each operation mode, and FIG. 13 shows the motor output and heater output control states in each operation mode. In this embodiment, the heater H operates in the COOL (cold air) mode. The fan output can be switched between silent (weak: 18000r.pm) and turbo (strong: 22000r.pm) by operating the sub switch 7, and the heater output is 350 W in the HAIR CARE mode. For silent (low: 18000r.pm), set the blowout temperature to about 95 ° C. For turbo (high: 22000r.pm), set the blowout temperature to about 70 ° C. In HIGH (hot air) mode, set the heater output. Is 700 W, the rotation speed of the fan F is 22000 rpm, and the blowing temperature is about 120 ° C.
[0063]
As described above, in the hair dryer A according to the present embodiment, the maximum heater output and the maximum fan output can be combined, so that the drying ability is remarkably improved as compared with the conventional hair dryer having the blower 3 having the same output. The hair drying time can be greatly reduced.
[0064]
In addition, since the switching operation to the maximum output of the heater H by the main switch 6 can be performed only when the sub switch 7 is located on the maximum output side of the fan motor M, the sub switch 7 is set to the maximum. Unless it is set to the output side, the main switch 6 is not operated at the start of use, and the heater is not operated at the maximum output, so that noise caused by the rotation of the fan F can be prevented when used at midnight or the like. At the same time, there is no risk of excess current flowing when other high power consuming devices are used.
[0065]
In the present embodiment, the hair dryer A has been described as having the locking means for the main switch 6. However, it is not necessary to provide the locking means. For example, when the sub switch 7 is in the silent mode, the main switch 6 is turned on. When switching to the HIGH (hot air) mode by the sliding operation of the main knob 60, the sub knob 70 of the sub switch 7 can be slid to the turbo mode position in conjunction with the sliding operation of the main knob 60.
[0066]
In this embodiment, as described above, the basic operation mode is COOL (cold air), HAIR CARE (warm air), and HIGH (hot air), but it is not necessary to set the COOL (cold air) mode. In addition, instead of the HAIR CARE (warm air) mode where the blowing temperature is about 70 ° C and about 95 ° C, it is generally adopted that the fan output is reduced to make the wind weaker and the blowing temperature is about 120 ° C. You can also set the LOW mode.
[0067]
Further, the switching of the heater output and the fan output is not limited to two stages as described above, but can be switched to a plurality of stages.
[0068]
Further, in this embodiment, a diode is used as the heater output switching means. However, for example, a circuit configuration for selectively switching a plurality of heater wires having different outputs can be used, and various switching means can be considered. .
[0069]
Here, the other structure of the hair dryer A which concerns on a present Example is demonstrated.
[0070]
2 and 5, reference numeral 12 denotes a metal cap inserted through the outer peripheral wall of the outlet 10 of the two-part case 1 a, 1 b, together with a fastening ring 13 attached to the rear end of the outer peripheral wall of the outlet 10. The abutting state at the front ends of the two-divided cases 1a and 1b can be held more reliably. Reference numeral 14 denotes an auxiliary ring installed at the front end of the peripheral wall of the cap 12.
[0071]
Further, at the rear end side of the two-divided cases 1a, 1b, the terminals of the lead wire 41 are formed by halved

cord outlet tubes

42, 42 supported by radial radial ribs 15 at the center of the suction port 11. The holding cylinder 43 is conjugated, and the end portion having the contacts 44a and 44b (FIG. 5) of the swivel type power cord 4 is inserted into the terminal holding cylinder 43 and rotated to two terminals in the terminal holding cylinder 43. It is in free contact. Reference numeral 45 denotes a locking projection provided inside the rear end of the cord outlet tube 42, and an annular groove 46 that engages with the projection 45 is provided at the end of the power cord 4. The power cord 4 is rotatably mounted by conjugating the ends of the two.
[0072]
In addition, the suction port filter 16 formed in an umbrella shape is attached to the cord outlet tube 42 so as to be fastened at the rear end portions of the two split cases 1a and 1b. Reference numeral 17 denotes a mesh-shaped filter portion, and 18 denotes a mounting cylinder for the suction port filter 16.
[0073]
Next, the attachment 9 that is detachably attached to the hair dryer A will be described.
[0074]
As the attachment 9, a plurality of types of shapes are prepared. As an example, there is a brush shape as shown in FIGS. 1 and 14.
[0075]
In this attachment 9, a brush body 90 formed in a hollow shape is attached with a base 91 made of silicon rubber having a curved surface, and a large number of hair transplant bodies 92 are planted on the base 91, and between the

hair transplant bodies

92, 92. A slit-like blow-out portion 93 is formed in the front. In FIG. 14, 94 is a reinforcing rib protruding in the hollow portion of the brush body 90.
[0076]
In addition, on the left and right side portions of the base 91,

hair pressing strips

95, 95 are formed over substantially the entire length of the base 91, and the brush body 90 is rotated and tilted to obtain a desired state. When styling hair, it is easy to adjust hair by applying hot air or cold air while pressing the hair firmly with the sharpened portion 96 of the hair pressing strip 95 so that the desired curled state and squeezing can be easily obtained. . The hair pressing strip 95 is integrally formed with the base 91 in this embodiment, but a separate member can be bonded.
[0077]
The attachment 9 is removed by operating the attachment attaching / detaching button 5 as described above, and the attachment attaching / detaching button 5 is attached to the front side portion of the switch case 8 as shown in FIGS. 9 and 10. A lock claw 51 that projects outwardly from the attachment / detachment button insertion hole 8e (see FIG. 5) provided on the attachment 9 and is engaged with and disengaged from the attachment 9 is provided. An urging spring 52 that is in contact with the thermal cylinder 22 is disposed to urge the button body 50 to always protrude.
[0078]
( Reference Example 1 )
FIGS. 15 and 16 show Reference Example 1 of the hair dryer A. FIG. This is because the sub-switch 7 is eliminated from the switch section S, and the main switch 6 is operated to turn on / off the fan motor M and operate only in each basic operation mode. The switch portion S2 is attached.
[0079]
The basic operation mode here is a so-called set mode in which the heater output is stopped and the fan output is weak, and the heater output and fan output are both weak, and the blowing temperature is about 120 ° C. Both LOW (weak hot air) and heater output and fan output are strong, and this is also called HIGH (strong hot air), which is a so-called drying mode with a blowing temperature of about 120 ° C. The knob 6a can be freely slid between the positions of each mode (weak air), but it is locked when switched to the LOW (weak air) mode position and slides to the HIGH (hot air) mode position. For this purpose, the lock release button 84 is pushed down so that the lock engagement protrusion 85 provided behind the button 84 must be detached from the engagement recess 86 provided in the switch case 8. Yes.
[0080]
In this reference example, when the use of the hair dryer A is finished and turned off, it is necessary to operate the unlock button 84 in order to set the HIGH mode in the next use. When using the, it is not suddenly driven in the HIGH mode, and the loud sound of the fan F by the HIGH mode is noisy and does not disturb the surroundings.
[0081]
The other configurations in the present reference example are the same as those in the above-described embodiment, and thus description thereof is omitted here.
[0082]
( Reference Example 2 )
Furthermore, the switch part S3 of the hair dryer A according to Reference Example 2 shown in FIG. 17 will be described.
[0083]
In this case, the power on / off function is disconnected from the main switch 6 and a separate on / off switch 6 'is provided.
[0084]
The configuration of the knob 6a of the main switch 6 is substantially the same as that of the second embodiment, but here, the first embodiment is between the position of the LOW (weak hot air) mode and the position of the HIGH (hot air) mode. In the HAIR CARE mode shown in the example, the MEDIUM mode is set equal to the strong warm air with the fan output increased and the air volume increased, and the switch operation is locked at the position of the MEDIUM mode.
[0085]
Therefore, in this reference example, if the on / off switch 6 'is turned off by setting the knob 6a to a position other than the HIGH (hot air) mode position, the heater output suddenly becomes high (high intensity) when reused. The hot air mode is not entered, so that, for example, even if another electric product with high power consumption is used at the same time, there is no risk of excess current flowing and it is safe.
[0086]
Furthermore, if it is turned off at any position from COOL (cold air) to MEDIUM (strong hot air) mode, use in that mode can be started simply by turning on / off switch 6 ', improving usability. .
[0087]
In this reference example, it is preferable that the on / off switch 6 ′ is not turned off when the knob 6a is in the HIGH (hot air) mode position. Since it is not necessary to confirm that the knob 6a is not in the HIGH (hot air) mode position when the switch 6 'is OFF, safety is further increased.
[0088]
The other configurations in the present reference example are the same as those in the first and second embodiments, and thus description thereof is omitted here.
[0089]
By the way, in each of the examples described above, the switch operation has been described as a slide type in a linear direction. For example, as shown in FIG. 18, the knob 6b of the switch unit S4 may have a rotary slide type configuration. Is an operation mode immediately before the rotation speed of the fan F and the amount of heat generated by the heater H are increased by one step in the operation of the main switch 6, and the switching operation of the main switch 6 is locked by the locking means and cannot be switched to the increased output side. What is necessary is just to do.
[0090]
( Second embodiment)
Next, switch part S4 of the hair dryer A which concerns on 2nd Example is demonstrated, referring FIG.
[0091]
This makes it possible to continuously vary the output when switching the heater output and fan output to multiple stages, and when the fan output is other than the maximum output, the heater output is maximized by the operation of the main switch 6 (hot air) ) It is provided with locking means that are restricted from entering the position.
[0092]
That is, as shown in FIG. 19, the switch section S4 according to the present embodiment is configured such that the output of the fan motor M is variable by phase control with a dial type sub switch 7 ′, and the main switch 6 is The lock release button 84 is removed from the slide type shown in the embodiment.
[0093]
Further, a connecting plate 64 provided with a protruding piece 63 is provided at the lower side of the knob 6b of the main switch 6 so that the connecting plate 64 is slidable in conjunction with the knob 6b. The convex piece 63 is configured not to contact the sub switch 7 ′ until the slide movement of 6b is in the LOW (weak hot air) position.
[0094]
On the other hand, on the peripheral side surface of the sub switch 7 ′, there is provided a locking concave portion 73 that engages with the convex piece 63 when the switch 7 ′ is rotated to the highest output position. This constitutes the locking means.
[0095]
That is, as shown in FIG. 19 (a), if the sub switch 7 'is not in the maximum output position, the projecting piece 63 is in contact with the peripheral side surface of the sub switch 7' and the main switch 6 is in the HIGH (hot air) position. On the other hand, as shown in FIG. 19 (b), when the sub switch 7 'is in the highest output position, the convex piece 63 and the locking concave portion 73 correspond to each other, and the main switch 6 is It can slide to the HIGH (hot air) position.
[0096]
As described above, in this embodiment, the fan output combined with the maximum output of the heater is limited to the maximum output, and the increase / decrease in the air volume can be continuously changed when the heater output is other than the maximum. The hair style can be adjusted with the desired air volume and blowing temperature.
[0097]
In addition, since the other structure in a present Example is the same as that of 1st Example, description here is abbreviate | omitted.
[0098]
By the way, in the present embodiment, the increase / decrease of the air volume, that is, the fan output is continuously variable. However, the fan output can be changed stepwise and the heater output can be variable, or both can be continuously variable. .
[0099]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the above-described form, and has the following effects.
[0100]
(1) In the first aspect of the present invention, for each heater output that can be switched to a plurality of stages, a fan output that can be switched to a plurality of stages is combined to set a multistage operation mode having different blowing temperatures and air volumes. , and can be operated by selecting each operation mode by the mode switching means, the operation mode of the maximum output Heater output, the fan output which is combined a f Adoraiya was limited to the maximum output, the mode switching The means consists of a main switch that switches the fan motor ON / OFF and heater output and a sub switch that switches the fan motor output. The sub switch is used to switch the heater to the maximum output by the main switch. with the arrangements so as to enable only when located maximum output of the motor, usability is improved because it can be used in various modes Both maximum tumbled combined heater output and the maximum fan output, if the same fan output, drying capacity can be greatly improved, the hair drying time of the can be greatly shortened. In addition, each operation mode is classified according to the use of the air volume change and heat generation change switch, so that it becomes easy to grasp the level of capability of each operation mode and the usability is improved.
[0101]
(2) According to the present invention as set forth in claim 2, the heater output is switched under the fan output at a predetermined rotational speed so that the operation can be performed in a plurality of basic operation modes with different blowing temperatures, and the fan output in each basic operation mode. switching, to allow operation at a set air volume and multistage operation mode of changing the air temperature, further, when provided with a mode switching means for selecting the oPERATION mode, selects the operation mode of the maximum heater output, fan output and switching switching is not available while the the low rotation side, a f Adoraiya was only be operated at the maximum speed, the mode switching means includes a main switch for outputting switching of ON · OFF and the heater of the fan motor, the fan It consists of a sub switch that switches the motor output, and the sub switch controls the maximum output of the fan motor when the main switch switches to the maximum output of the heater. With the arrangements so as to enable only when located, together with the ease of use is improved because it can be used in a variety of modes, since the fan output when the heater output is maximum does not become weak, outlet temperature There is no risk that the hair dryer will rise excessively and the area around the outlet of the hair dryer will be thermally deformed, or that the user will accidentally get burned. Can be dried. In addition, each operation mode is classified according to the use of the air volume change and heat generation change switch, so that it becomes easy to grasp the level of capability of each operation mode and the usability is improved.
[0103]
(3) In the present invention according to claim 3 , by using the main switch and the sub switch arranged side by side on the same surface, a hair dryer is used in addition to the effect of (1) or (2). However, it is easy to change the mode while further improving usability.
[0104]
(4) In the present invention according to claim 4 , an attachment attaching / detaching button is provided in the body case, which has a blow outlet at the front end, and in which a hair styling attachment can be detachably attached to the blow outlet. In addition to the effects (1) to (3) above, the slide switch and the main switch are arranged in order from the detachable button toward the rear end of the case. Even if you slide your finger forward, the attachment attaching / detaching button will not be pushed, and there is no possibility that the attachment will come off while using the hair dryer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a hair dryer according to the present embodiment.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the hair dryer.
3 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the hair dryer according to the present embodiment.
FIG. 6 is an explanatory view showing a state in which the switch case is removed from the main body case.
FIG. 7 is a rear view of the switch case.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a switch unit.
FIG. 9 is an explanatory diagram in a cross-sectional view showing a silent mode.
FIG. 10 is an explanatory diagram in a cross-sectional view showing a turbo mode.
FIG. 11 is a circuit diagram of a hair dryer according to the present embodiment.
FIG. 12 is a connection state table of terminals in each operation mode.
FIG. 13 is a control state table of motor output and heater output in each operation mode.
FIG. 14 is a cross-sectional view of the attachment.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a switch unit according to a second embodiment.
FIG. 16 is a cross-sectional view of the switch unit.
FIG. 17 is an explanatory diagram of a switch unit according to a third embodiment.
FIG. 18 is an explanatory diagram showing one form of a switch unit.
FIG. 19 is an explanatory diagram of a switch unit according to a fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
A Hair dryer F Fan H Heater M Fan motor 1 Body case 5 Attachment attach / detach button 6 Main switch 7 Sub switch 9 Attachment
10 Air outlet

Claims

複数段に切換可能な各ヒータ出力毎に、複数段に切換可能なファン出力をそれぞれ組合せて、吹出温度や風量の異なる多段の運転モードを設定し、各運転モードをモード切換手段により選択して運転可能とし、ヒータ出力が最大出力の運転モードでは、組み合わされるファン出力を最大出力のみに限定したヘアドライヤであって、
前記モード切換手段は、ファンモータ (M) のＯＮ・ＯＦＦとヒータ (H) の出力切換えを行うメインスイッチ (6) と、ファンモータ (M) の出力切換えを行うサブスイッチ (7) とからなり、メインスイッチ (6) によるヒータ (H) の最大出力への切換操作を、サブスイッチ (7) がファンモータ (M) の最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことを特徴とするヘアドライヤ。For each heater output that can be switched to multiple stages, a combination of fan outputs that can be switched to multiple stages is set to set multi-stage operation modes with different blowing temperatures and air volumes, and each operation mode is selected by mode switching means. and operable, in the operating mode of the maximum output Heater output, the fan output which is combined a f Adoraiya was limited to a maximum output,
Said mode switching means comprises from a main switch (6) for outputting switching of ON · OFF and the heater of the fan motor (M) (H), the sub-switch for output switching of the fan motor (M) and (7) The main switch (6) can be switched to the maximum output of the heater (H) only when the sub switch (7) is located on the maximum output side of the fan motor (M). A featured hair dryer.

所定回転数のファン出力の下でヒータ出力を切換え、吹出温度の異なる複数段の基本運転モードで運転可能とするとともに、各基本運転モードでファン出力を切換え、風量及び吹出温度を変化させた多段の運転モードで運転可能とし、さらに、運転モードを選択するモード切換手段を具備し、ヒータ出力を最大とした運転モードを選択する場合、ファン出力を低回転側へは切換不可とし、最大回転数でのみ運転可能としたヘアドライヤであって、
前記モード切換手段は、ファンモータ (M) のＯＮ・ＯＦＦとヒータ (H) の出力切換えを行うメインスイッチ (6) と、ファンモータ (M) の出力切換えを行うサブスイッチ (7) とからなり、メインスイッチ (6) によるヒータ (H) の最大出力への切換操作を、サブスイッチ (7) がファンモータ (M) の最大出力側に位置している場合にのみ行えるように構成したことを特徴とするヘアドライヤ。Multi-stage that switches the heater output under the fan output at a predetermined number of revolutions, enables operation in multiple stages of basic operation modes with different blowing temperatures, and switches the fan output in each basic operation mode to change the air volume and blowing temperature. and operable in the operation mode, further comprising a mode switching means for selecting the oPERATION mode, when selecting the operation mode of the maximum heater output, is a switching switching is not available while the fan output to a low rotation side, maximum a only at a rotational speed and the operable f Adoraiya,
Said mode switching means comprises from a main switch (6) for outputting switching of ON · OFF and the heater of the fan motor (M) (H), the sub-switch for output switching of the fan motor (M) and (7) The main switch (6) can be switched to the maximum output of the heater (H) only when the sub switch (7) is located on the maximum output side of the fan motor (M). A featured hair dryer.

前記メインスイッチ (6) 及びサブスイッチ (7) を、同一面上で近接状態に並設したことを特徴とする請求項１又は２に記載のヘアドライヤ。The hair dryer according to claim 1 or 2, wherein the main switch (6) and the sub switch (7) are arranged side by side on the same surface .

前端に吹出口 (10) を有し、同吹出口 (10) に整髪用のアタッチメント (9) を着脱自在に取付可能とした本体ケース (1) に、前記吹出口 (10) に近接させてアタッチメント着脱ボタン (5) を設け、同着脱ボタン (5) からケース後端側に向けて、それぞれスライド式としたサブスイッチ (7) 及びメインスイッチ (6) を順に配設したことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のヘアドライヤ。 Front has outlet (10) to and styling attachment (9) to removably attachable with the body case (1) in the outlet (10), is close to the air outlet (10) the attachment release button (5) is provided, toward the same release button (5) on the casing rear side, the sub-switches that respectively sliding (7) and a main switch (6), characterized in that disposed in this order The hair dryer according to any one of claims 1 to 3 .