JP4008889B2 - 電力増幅器および電力増幅方法 - Google Patents

電力増幅器および電力増幅方法 Download PDF

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本発明は電力増幅器および電力増幅方法に関する。
従来は、増幅器への電力供給およびバイアス電圧を動的に制御する増幅器制御回路を有する通信機があった(例えば、特許文献1を参照)。には、この通信機は、増幅器モジュール内に動的制御回路および増幅器回路を有する。動的制御回路は、増幅器モジュールの外部から供給される制御信号に応じて、電力供給およびバイアス電圧を増幅器回路へ出力する。電力供給またはバイアス電圧により、増幅器回路の休止動作点が設定される。従って、制御信号を変更することによって、増幅器回路の動作パラメータを変化させることができる。また、送信電力に応じてバイアスを制御している可変利得増幅器もあった(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−216690公報([0025]〜[0026]、図4) 特開平9−46152号公報([0010])
上述の通り、従来における増幅器モジュールは、その外部に設けられた制御装置から制御信号を入力し、これにより電力供給およびバイアス電圧を変更していた。よって、入力信号の変調方式に応じて電力増幅器の動作点を変更するためには、増幅器モジュールの外部においてバイアス電圧の設定を変更する必要があった。即ち、増幅器モジュールのみでは電力増幅器の動作点を変更することができなかった。これにより、次のような問題が生じていた。
図5に示すような無線LANモジュール200においては、一般に、ベースバンド生成領域210およびRFミキサ220は同時に製造されることが多い。しかし、増幅器モジュール100はベースバンド領域210およびRFミキサ220とは別個のチップに製造され、その後、ベースバンド領域210およびRFミキサ220へ組み込まれることが多い。
従来の11bまたは11gに従った増幅器モジュールは、動作級が固定されており、動作級ごとに異なるチップを必要とした。あるいは、特許文献1に記載された増幅器モジュールは、動作級を変更するために、変調方式を外部で認識し、外部から制御信号を入力する必要があった。よって、従来の電力増幅器は、汎用性が無く、特定の無線LANモジュールにしか使用できないという問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、外部からの制御信号を必要とすることなく、変調方式の異なる無線信号を適切な電力効率で増幅することができる電力増幅器および電力増幅方法を提供することである。
本発明に係る実施形態に従った電力増幅器は、無線信号を入力して、この無線信号を第1の無線信号および第2の無線信号に分配する電力分配器と、前記第1の無線信号を増幅する増幅部と、前記電力分配器から前記第2の無線信号が入力されてから所定時間の間の、前記電力分配器から出力されている前記第2の無線信号の平均電力および最大電力に基づいて、前記所定時間後の前記無線信号の変調方式を判別し、該変調方式に応じて前記増幅の動作級を決定するためのバイアス信号を生成するバイアス信号生成部とを備えている。
本発明に係る実施形態に従った電力増幅方法は、入力した無線信号を分配する分配器と、前記無線信号を増幅する増幅部と前記増幅部の動作級を決定するためのバイアス信号を生成するバイアス信号生成部とを備えた電力増幅器を用いた電力増幅方法であって、前記電力分配器が前記無線信号を第1の無線信号および第2の無線信号に分配するステップと、前記増幅部が前記第1の無線信号を増幅するステップと、前記電力分配器から前記第2の無線信号が前記バイアス信号生成部に入力されてから所定時間の間の、前記分配器から出力されている前記第2の無線信号の平均電力および最大電力に基づいて、前記所定時間後の前記無線信号の変調方式を、前記バイアス信号生成部が判別し、該変調方式に応じて前記増幅部の動作級を決定するためのバイアス信号を生成するステップとを具備している。
本発明による電力増幅器および電力増幅方法は、外部からの制御信号を必要とすることなく、変調方式の異なる無線信号を適切な電力効率で増幅することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の実施形態は本発明を限定するものではない。以下の実施形態による電力増幅器は、無線信号の平均電力および最大電力からその無線信号の変調方式を判別し、所定の待機時間後、この変調方式に適した動作級で増幅部を動作させることができる。
図1は、IEEE802.11b(以下、単に“11b”という)またはIEEE802.11g(以下、単に“11g”という)に従ったパケットの構成図である。尚、本実施形態では、11bおよび11gにおいてオプション規定されているPBCC(Packet Binary Convolutional Coding)方式は採用していない。パケットはプリアンブル部201およびデータ部202によって構成されている。プリアンブル部201およびデータ部202は、伝送速度によって異なる変調方式で変調され得る。
11bにおける伝送速度1Mbpsおよび2Mbpsの物理層規格では、プリアンブル部およびデータ部はともにDSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)方式で変調される。この変調方式を便宜的に”DSSSモード”と呼ぶ。また、11bにおける伝送速度5.5Mbpsおよび11Mbpsの物理層規格では、プリアンブル部201はDSSS方式、データ部202はCCK(Complementary Code Keying)方式で変調される。この変調方式を便宜的に”CCKモード”と呼ぶ。
11gにおける伝送速度6、12、24Mbpsの物理層規格では、プリアンブル部201およびデータ部202はともにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で変調される。この変調方式を便宜的に”OFDMモード”と呼ぶ。また、11gにおける伝送速度9、18、36、48、54Mbpsのオプション規格では、プリアンブル部201およびデータ部202はともにOFDM方式で変調される。この変調方式を上記と同様に”OFDMモード”と呼ぶ。さらに、11gにおける伝送速度6、9、12、18、24、36、48、54Mbpsのオプション規格では、プリアンブル部201はDSSS方式、データ部202はOFDM方式で変調される。この変調方式を便宜的に”DSSS−OFDMモード”と呼ぶ。
図2は、無線信号の変調モードの特徴および変調モードと動作級との関係を示した表である。パケットは、プリアンブル部201の長さ(時間)によって、ウルトラショートプリアンブル、ショートプリアンブルおよびロングプリアンブルの3種類に分類することができる。ウルトラショートプリアンブルの長さは20μsec、ショートプリアンブルの長さは96μsec、ロングプリアンブルの長さは192μsecである。
OFDMモードは、ウルトラショートプリアンブルを採用している。DSSSモード、CCKモードおよびDSSS−OFDMモードは、ショートプリアンブルまたはロングプリアンブルを採用している。
DSSSモードおよびCCKモードのデシベル(dB)差は、6dB未満である。OFDMモードのデシベル差は、伝送速度に依って異なるが、6〜10dBである。デシベル差は、無線信号のピーク電力(最大瞬時電力)と平均電力とのデシベル差であり、これがピークファクタである。
また、無線信号の変調方式によって電力増幅器に求められる動作級が異なる。電力増幅器によって増幅された出力信号のうち、所望波に対する不要波の割合を“歪”とすると、DSSSモードまたはCCKモードで変調された信号に対する歪の制限は緩やかである。一方、OFDMモードまたはDSSS−OFDMモードで変調された信号に対する歪の制限はDSSSモードで変調された信号に比較して厳格である。従って、DSSSモードまたはCCKモードで変調された信号を増幅する場合、電力増幅器はB級で動作させればよい。OFDMモードまたはDSSS−OFDMモードで変調された信号を増幅する場合、電力増幅器はA級またはAB級で動作させることが好ましい。
尚、A級動作は、(1)出力信号の歪発生率が比較的少ない、(2)電力増幅器の消費電力が比較的高い、(3)電力増幅器の利得が比較的高い、という特徴を有する。B級動作は、(1)出力信号の歪発生率が比較的高い、(2)電力増幅器の消費電力が比較的低い、(3)電力増幅器の利得はA級、AB級と比べ低い、という特徴を有する。AB級は、A級とB級との中間の特徴を有する。動作級の変更は、電力増幅器内のトランジスタへ印加するバイアス信号を変化させ、電力増幅器の動作点を変化させることによって実現される。また、出力信号の歪は、ピークファクタにも依存しており、ピークファクタを知ることで動作級を決定することができる。
図3は、本発明に係る実施形態による電力増幅器100のブロック図である。電力増幅器100は、例えば、11bまたは11gに従った2.4GHz帯の無線LANに使用されるデュアルモード電力増幅器でよい。電力増幅器100は、電力分配器103、増幅部120およびバイアス信号生成部130を備えている。増幅部120は、可変増幅部104および増幅回路部105を含む。電力分配器103、可変増幅部104および増幅回路部105は、入力端子101と出力端子102との間に直列に接続されている。
電力分配器103は、入力端子101からの無線信号を入力して、この無線信号を無線信号RFin1および無線信号RFin2に分配する。可変増幅部104および増幅回路部105は、無線信号RFin1の電力を増幅する。可変増幅部104は、バイアス信号の変更によって生じる利得変化を補償するために設けられている。
バイアス信号生成部130は、検波器106、平均電力検出回路107、ピークホールド回路108、電力比較回路109、バイアス制御回路114、基準値記憶部115、ダウンエッジ検出部110、アップエッジ検出部111、タイマ112および待機時間記憶部113を含む。バイアス信号生成部130は、無線信号RFin2を入力し、さらに、これを3つに分配して検波器106、ダウンエッジ検出部110およびアップエッジ検出部111へ供給している。
検波器106は、電力分配器103に接続され、AM検波する。平均電力検出回路107は、検波器106から無線信号RFin2を入力し、無線信号RFin2の平均電力値を測定する。ピークホールド回路108は、検波器106から無線信号RFin2を入力し、無線信号RFin2のピーク電力値を検出する。電力比較回路109は、無線信号RFin2の平均電力値を示す信号RFavgおよびピーク電力値を示す信号RFpeakを受け、これらのデシベル差を演算する。バイアス制御回路114は、このデシベル差と基準値記憶部115に予め記憶されているデシベル差に関する基準値とを比較し、それに基づき増幅部120へのバイアス信号BS1、BS2を生成する。基準値は、基準値記憶部115のデータを書き換えることによって任意に変更可能である。
ダウンエッジ検出部110は無線信号RFin2の立下りを検出してリセット信号RTを出力し、アップエッジ検出部111は無線信号RFin2の立上りを検出してスタート信号STを出力する。タイマ112は、ダウンエッジ検出部110、アップエッジ検出部111、電力比較回路109およびバイアス制御回路114に接続されている。タイマ112は、無線信号RFin2が立ち上がった時点でスタート信号STを受け、計時を開始する。タイマ112は、待機時間記憶部113に予め記憶されている所定の待機時間が経過した時にオン信号ONをバイアス制御回路114および電力比較回路109へ出力する。待機時間は、待機時間記憶部113のデータを書き換えることによって任意に変更可能である。タイマ112は、さらに、無線信号RFin2が立ち下がった時点でリセット信号RTを受け、それまで計時されていた時間をリセットする。
電力比較回路109は、オン信号ONをタイマ112から入力したときに、デシベル差を演算して、このデシベル差をバイアス制御回路114へ出力するように構成されている。バイアス制御回路114は、オン信号ONをタイマ112から入力したときに、デシベル差に基づいてバイアス信号を変更するように構成されている。
図4は、具体的なパケットを処理するときの電力増幅器100の動作を示すタイミング図である。尚、基準値記憶部115に記憶されている基準値を6dBとし、待機時間記憶部113に記憶されている待機時間を192μsとする。図2に示すように、6dBという基準値はA級動作(またはAB級動作)とB級動作とを区別するためのデシベル差の値である。192μsという待機時間は、無線信号のパケットのプリアンブル部201のうち最も長いプリアンブル部の処理時間に該当する。
11bおよび11gでは、図に示すように変調モードの異なる無線信号が連続して送信され得る。例えば、11bに従ったCCKモードの信号301、11gに従ったDSSS−OFDMモードの信号302、11gに従ったOFDMモードの信号303の順番で、3つのパケットが電力増幅器100に入力されたと仮定する。
総ての変調モードにおいて、当初、バイアス制御回路114は、増幅回路105がA級動作をするようにバイアス信号BS1を出力している。即ち、タイマ112からオン信号ONが出力されていないときには、増幅回路105はA級動作をする。これは、当初、B級動作で信号を増幅すると、信号の歪が大きくなるためである。従って、まず、増幅回路105は、A級動作でCCKモードの信号301を増幅する(時点t)。このとき、アップエッジ検出部111が信号301の立上がりを検出し、スタート信号STをタイマ112へ供給する。タイマ112は、スタート信号SRを受けて計時を開始する。一方、検波器106が信号301を検波する。これにより、平均電力検出回路107は信号301の平均電力値を逐次演算する。また、ピークホールド回路108は信号301のピーク電力値を検出する。
タイマ112は、計時開始から待機時間(192μs)が経過した時に、オン信号ONを電力比較回路109およびバイアス制御回路114へ供給する(時点t)。このとき、電力比較回路109は、平均電力値を示す信号RFavgとピーク電力値を示す信号RFpeakとのデシベル差を演算する。
バイアス制御回路114は、デシベル差が基準値(6dB)よりも小さいときには、無線信号RFin1の変調モードをDSSSモードまたはCCKモードであると判断する。本実施形態では、CCKモードの信号301が入力されているので、デシベル差は基準値(6dB)よりも小さい。よって、バイアス制御回路114は、このデシベル差に基づいてB級動作をさせるようにバイアス信号BS1を変更する。増幅回路105は、バイアス信号BS1によってB級動作に切り替わる(時点t)。その後、増幅回路105は、信号301のデータ部の処理終了(時点t)まで、B級動作で信号301を増幅する。尚、タイマ112はオン信号ONを出力してからバイアス制御回路114がバイアス信号を変更するまでの遅延時間、即ち、時点tから時点tまでの時間は、約6μsである。
信号301のデータ部の処理が終了すると、ダウンエッジ検出部110が信号301の立下りを検出する。これにより、リセット信号RTがピークホールド回路108およびタイマ112へ供給される。ピークホールド回路108は、ピーク電力値をリセットし、タイマ112は計時を停止して、計時のカウントをリセットする(時点t)。
次に、増幅回路105は、DSSS−OFDMモードの信号302を増幅する(時点t11)。増幅当初においては、増幅回路105は、信号301を処理するときと同様に、信号302をA級動作で増幅する。このとき、タイマ112は計時を開始する。平均電力検出回路107は信号302の平均電力値を逐次演算する。また、ピークホールド回路108は信号302のピーク電力値を検出する。
タイマ112は、計時開始から待機時間(192μs)が経過した時に、オン信号ONを電力比較回路109およびバイアス制御回路114へ供給する(時点t12)。このとき、電力比較回路109は、平均電力値RFavgとピーク電力値RFpeakとのデシベル差を演算する。バイアス制御回路114は、デシベル差が基準値(6dB)よりも大きいときには、無線信号RFin1の変調モードをOFDMモードまたはDSSS−OFDMモードであると判断する。本実施形態では、DSSS−OFDMモードの信号302が入力されているので、デシベル差は基準値(6dB)よりも大きい。よって、バイアス制御回路114は、このデシベル差に基づいてA級動作をさせるようにバイアス信号BS1を維持する。増幅回路105は、バイアス信号BS1によってA級動作を継続する。その後、増幅回路105は、信号302のデータ部の処理終了(時点t13)まで、A級動作で信号302を増幅する。
信号302のデータ部の処理が終了すると、リセット信号RTがピークホールド回路108およびタイマ112へ供給される。これにより、ピークホールド回路108は、ピーク電力値をリセットし、タイマ112は計時を停止して、計時カウントをリセットする(時点t13)。
次に、増幅回路105は、OFDMモードの信号303を増幅する(時点t21)。信号303は、OFDMモードであるので、DSSS−OFDMモードの信号302と同様に増幅される。即ち、増幅回路105は、信号303のデータ部の処理終了(時点t23)まで、A級動作で信号303を増幅する。
尚、無線信号の変調モードにより増幅回路105内のトランジスタの増幅動作が変化するため、増幅回路105の利得が変化する場合がある。そこで、バイアス制御部114は、増幅回路105の動作級に基づいて可変増幅回路104へ制御信号BS2を供給し、可変増幅回路104の利得を増減させる。これにより、増幅回路105および可変増幅回路104の総利得を、無線信号の変調モードに依らず一定にすることができる。
図5は、本実施形態による電力増幅器100を適用した無線LANモジュール200(以下、モジュール200という)のブロック図である。モジュール200は、ベースバンド生成領域210、RFミキサ220および電力増幅器100を備えている。ベースバンド生成領域210は、11bまたは11gに従ったベースバンド帯域の信号を生成する。RFミキサ220は、ベースバンド帯域の信号を無線周波数へ変換する。11bまたは11gでは、ベースバンド帯域の信号を2.4GHzの無線信号へ変換する。電力増幅器100は、上述の通りこの無線信号を増幅する。
一般に、電力増幅器100は、ベースバンド生成領域210およびRFミキサ220とは別個のチップに製造され、その後、ベースバンド生成領域210およびRFミキサ220へ組み込まれることが多い。よって、電力増幅器100は単独で市販され得る。
本実施形態による電力増幅器100は、無線信号を入力端子101から入力するだけで、その無線信号の変調方式を認識し、その変調方式に適した動作級で無線信号を増幅することができる。このとき、電力増幅器100は、外部からの制御信号を必要としない。よって、本実施形態による電力増幅器100は、設計の自由度が大きいので、ベースバンドに依存することなく、様々なモジュール200に適用することができる。
本実施形態による電力増幅器100は、無線信号の変調方式に適した動作級で無線信号を増幅することができるので、増幅器の消費電力を低減することができ、電力効率が良い。
本実施形態では、増幅回路105は、図4に示すようにA級動作またはB級動作で増幅動作を行なっていた。しかし、これにAB級動作を追加してもよい。あるいは、A級動作またはB級動作に代えて、AB級動作を用いてもよい。この場合には、基準値記憶部115に格納されている基準値や待機時間記憶部113に格納されている待機時間を適宜変更すればよい。
本実施形態では、タイマ112および待機時間記憶部113はそれぞれ単独のブロックであるが、これらは、同一のブロックに構成されてもよい。本実施形態では、電力比較回路109、バイアス制御回路114および閾値記憶部115はそれぞれ単独のブロックであるが、これらは、同一のブロックに構成されてもよい。
本実施形態では、可変増幅回路104を採用しているが、可変増幅回路104に代えてアッテネータを採用してもよい。
本実施形態においては、バイアス信号生成部130が信号RFin2を入力してからバイアス信号BS1、BS2を出力するまで、遅延時間が生じる(図4に示す時点t〜t)。この遅延時間をほぼゼロにするためには、電力分配器103と可変増幅回路104との間に遅延回路150を設ければよい(図3参照)。これにより、無線信号RFin1を遅延させ、増幅回路105の動作級の切替えを時点tに一致させることができる。
IEEE802.11bまたはIEEE802.11gに従ったパケットの構成図。 無線信号の変調モードの特徴および変調モードと動作級との関係を示した表。 本発明に係る実施形態による電力増幅器100のブロック図。 電力増幅器100の動作を示すタイミング図。 電力増幅器100を適用した無線LANモジュール200のブロック図。
符号の説明
100 電力増幅器
103 電力分配器
120 増幅部
130 バイアス信号生成部
105 増幅回路部
107 平均電力検出回路
108 ピークホールド回路
109 電力比較回路
110 ダウンエッジ検出部
111 アップエッジ検出部
112 タイマ
113 待機時間記憶部
114 バイアス制御回路
115 基準値記憶部

Claims (8)

  1. 無線信号を入力して、この無線信号を第1の無線信号および第2の無線信号に分配する電力分配器と、
    前記第1の無線信号を増幅する増幅部と、
    前記電力分配器から前記第2の無線信号が入力されてから所定時間の間の、前記電力分配器から出力されている前記第2の無線信号の平均電力および最大電力に基づいて、前記所定時間後の前記無線信号の変調方式を判別し、該変調方式に応じて前記増幅の動作級を決定するためのバイアス信号を生成するバイアス信号生成部とを備えた電力増幅器。
  2. 前記バイアス信号生成部は、
    前記第2の無線信号の平均電力を検出する平均電力検出回路と、
    前記第2の無線信号の最大電力を検出するピークホールド回路と、
    前記平均電力と前記最大電力とのデシベル差を演算する比較回路と、
    前記デシベル差に関する基準値を格納する第1の記憶部と、
    前記デシベル差が前記基準値を超えているか否かによって前記無線信号の変調方式を判別し、該変調方式に依って前記バイアス信号を決定するバイアス制御部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
  3. 前記バイアス信号生成部は、
    前記第2の無線信号の立ち上がりを検出するアップエッジ検出部と、
    前記所定時間を格納する第2の記憶部と、
    前記第2の無線信号が立ち上がった時点から計時を開始し、前記所定時間の経過を検出するタイマと、
    前記第2の無線信号が立ち下がった時点において前記タイマの計測時間をリセットするダウンエッジ検出部とを含み、
    前記タイマが前記所定時間の経過を検出したときに、前記バイアス制御部が前記無線信号の変調方式の判別を実行することを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
  4. 前記無線信号は、時間的長さを変え得るプリアンブル部と、該プリアンブル部とは異なる変調方式で変調されたデータ部と、を有するパケットを表す信号であり、
    前記所定時間は、前記プリアンブル部がとり得る最長の時間的長さであることを特徴とする請求項に記載の電力増幅器。
  5. 前記バイアス信号の変化によって生じる利得変化を補償する可変増幅器をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の電力増幅器。
  6. 前記可変増幅器はアッテネータであることを特徴とする請求項に記載の電力増幅器。
  7. 前記バイアス信号生成部が前記第2の無線信号を入力してから前記バイアス信号を出力するまでの時間、前記第1の無線信号を遅延させる遅延回路をさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の電力増幅器。
  8. 入力した無線信号を分配する分配器と、前記無線信号を増幅する増幅部と前記増幅部の動作級を決定するためのバイアス信号を生成するバイアス信号生成部とを備えた電力増幅器を用いた電力増幅方法であって、
    前記電力分配器が前記無線信号を第1の無線信号および第2の無線信号に分配するステップと、
    前記増幅部が前記第1の無線信号を増幅するステップと、
    前記電力分配器から前記第2の無線信号が前記バイアス信号生成部に入力されてから所定時間の間の前記分配器から出力されている前記第2の無線信号の平均電力および最大電力に基づいて、前記所定時間後の前記無線信号の変調方式を、前記バイアス信号生成部が判別し、該変調方式に応じて前記増幅部の動作級を決定するためのバイアス信号を生成するステップとを具備した電力増幅方法。
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