JP4006867B2 - スライド体のイジェクト機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば複数枚のコンパクトディスクを収納するマガジンを装置本体に対しスライドさせて着脱するイジェクト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載するオーディオとしては、複数枚のコンパクトディスク(以下、「CD」という)を収納し任意に選択されるCDを再生するオートチェンジャ等がある。このオートチェンジャには、装置本体に複数枚のCDを収納するマガジンがスライド可能に配置されている。そして、CDをマガジンに収納(入れ換え等を含む)する場合には、装置本体に対しマガジンをスライドさせて着脱することによって行う。
【0003】
即ち、オートチェンジャには、マガジンをイジェクトするためのイジェクト機構が配置されている。このイジェクト機構を備えるオートチェンジャとしては、図3に示すようなものがある。
【0004】
以下、イジェクト機構に関する構成を、図3に基づいて具体的に説明する。なお、図3は従来例に係るオートチェンジャの概略を示す全体斜視図、図4は図3に示すオートチェンジャの装填部の断面図である。また、図中矢印Bは後側を、矢印Rは右側を、矢印UPは上側を示す。
【0005】
オートチェンジャの装置本体50には、複数枚(本例では10枚)のCD10を収納するマガジン54を装填する装填部60及びCD10をチャッキングして再生する再生部62を備える。なお、オートチェンジャには、マガジン54内のCD10を再生部60に搬送する図示しない搬送機構が配置されいる。なお、マガジン54は、CD10を上下方向に10枚重なるようにして収納する構成となっている。
【0006】
イジェクト機構は、装置本体50とマガジン54とに配置されており、マガジン54を装置本体50にロックするロック手段と,マガジン54のスライドをガイドするガイド手段と,マガジン54を装置本体50から外側へ付勢する付勢手段とを備える。
【0007】
ロック手段は、マガジン54の裏面に形成された略L字状の係止溝56(図5参照)と,この係止溝56に対向して装置本体50に配置される平面形状が略直角三角形状のロックピン66を備えるロックプレバー68(図4参照)とで構成されている。図5に示すように、係止溝56は、マガジン54のスライド方向即ち前後方向に沿う直線状の通路部56Aと,この通路部56A前端に連続しかつ直交する右方向へ向かう係止部56Bとを備える。
【0008】
なお、図4に示すように、ロックレバー68は装置本体50のベース51の下部に位置していると共に、このベース51にはロックピン66をベースの上方へ突出させかつ左右方向にスライドさせるガイド孔51A(図3参照)が形成されている。そして、ロックピン66は、ガイド孔51Aの範囲に亘ってスライドする。
【0009】
さらに、装置本体50には、ロックレバー68を常に右側へ付勢する付勢部材としてのスプリング69が配置されている。このスプリング69の左端はロックレバー68に引っ掛けられており、スプリング69の右端はベース51の図示しない引掛部に引っ掛けられている。そのため、ロックピン66が係止部56Bに係止される状態で保持されるので、マガジン54は装填部60に位置決めされる。
【0010】
ベース51とロックレバー60との間には、ロックレバー68(ロックピン66)を左側へスライドさせる平面形状が略L字状のスライドレバー70(図5参照)が配置されている。また、スライドレバー70は、図示しないイジェクトスイッチが操作されると操作手段(図示省略)を介してスライドする。なお、左側へスライドしたスライドレバー70は、ロックレバー68がスプリング69の付勢力により図3に示す初期位置に移行することにより連動して右側へスライドする。
【0011】
図3に示すように、ガイド手段はマガジン54の裏面に形成された前後方向に沿う直線状のガイド溝58と,このガイド溝58に対向してベース51上に配置される円柱状のガイドピン72とで構成されている。なお、ガイドピン72は所定間隔をもって複数個(図3の例では3個)配置されている。
【0012】
図4に示すように、装置本体50には付勢手段の一部を構成する略L字状の連結部材74がマガジン54の上面54A及び裏面54Bに対応して配置されており、この連結部材74はマガジン54の左右方向の略中間に対し接離可能となっている(図3参照)。図3に示すように、連結部材74には、ガイド片76が前後方向に沿う直線上に一対配置されている。装置本体50の天板52には、ガイド片76に対応する部位に前後方向に沿う直線状のガイド孔52Aが所定距離の範囲に亘り一対形成されている。
【0013】
また、天板52にはガイド孔52Aの左右両側に前後方向に沿う直線状の長孔52Bが一対形成されており、長孔52Bは一対のガイド孔52Aの端部間を結ぶような長さとなっている。さらに、天板52には長孔52Bに向く引掛部53がそれぞれ形成されており、引掛部53に対向する連結部材74には長孔52Bに向く引掛部78がそれぞれ形成されている。
【0014】
引掛部53及び78に付勢手段の一部を構成するコイル状のスプリング80が引掛けられており、そのためマガジン54はスプリング80の付勢力により常に前方向へ付勢されている。なお、スプリング80はマガジン54に10枚のCD10が収納された場合でも、マガジン54が装填部60から押し出すことができるような付勢力が発生するように設定されている。即ち、ロックピン66が係止溝56Bから離間すると直ちにマガジン54がスプリング80の付勢力により引き出される。
【0015】
マガジン54を装置本体50の装填部60に挿入すると、マガジン54の裏面54B及び上面54Aが連結部材74に当接し連結部材74をスプリング80の付勢力に抗して押し下げる。そして、図5(A)に示すように、ロックピン66は、通路部56Aを経て係止部56Bに挿入され係止される。
【0016】
即ち、図4に示すロックレバー68はスプリング69によって右側へ付勢されているので、ロックピン66は係止溝56に位置決めされる。そのため、マガジン54は、スプリング80の付勢力に抗して装填部60に位置決めされる。
【0017】
なお、装填部60に装填されたマガジン54内のCD10は、図示しない搬送手段によって再生部62に搬送されかつチャッキングされる。そして、このチャッキングされたCD10は、図示しないピックアップ等の再生手段により再生処理される。
【0018】
一方、マガジン54を装填部60から取り出すには、図示しないイジェクトスイッチを操作して図5(A)に示すスライドレバー70をスライドさせる。図5(B)に示すように、スライドレバー70がスライドしてロックピン66が係止部56Bから離間すると、ロックピン66が通路部56Aに対向し(図5(B)参照)そのためスプリング80の付勢力によりマガジン54はガイドピン72にガイドされながら装填部60から引き出される(図5(C)参照)。
【0019】
そして、図4に示す連結部材74は、一対のガイド孔52Aの前端部に当接することにより停止する。なお、ロックピン66はスプリング69の付勢力によって右側へスライドし図5(C)に示す初期位置に復帰する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図5に示すように、通路部56Aは前後方向に沿って一直線上に形成されているので、ロックピン66と係止部56Bとの係止が解除されるとマガジン54が前後方向に沿ってスライドする(図5(C)及び(B)参照)。即ち、図5(B)に示すように、ロックピン66が係止部56Bから左側へ飛び出すとそのままマガジン54のガイド溝58に沿った位置に保持される。
【0021】
そのため、ロックピン66が一直線上の距離L2に亘り障害なく通り抜けるので、スプリング80の大きな付勢力がマガジン54及び連結部材74に作用する。例えば、マガジン54に2〜4枚程度のCD10が収納されている場合にはマガジン54の重量が10枚のCD10のマガジン54に収納する場合に比べ軽くなるので、その分マガジン54は大きな付勢力によって押し出される。
【0022】
即ち、ロックピン66が係止部56Bから離間すると直ちにスプリング80の付勢力によってマガジン54が急激に押し出されるので、ロックピン66が距離L2に亘ってフリーになる(即ち、ロックピン66に対し何も障害がない)と共に、図3に示すスプリング80の付勢力(即ち、スプリング80の付勢力に起因する反作用)により装置本体50に加わる衝撃が強くなる。
【0023】
従って、従来のオートチェンジャには上記スプリング80による衝撃を緩和するためのダンパ機構が設けられ、マガジン54のイジェクト時の衝撃を防止していた。しかし、上記ダンパ機構を設けると、構成が複雑になり高価になる。
【0024】
そこで、本発明は上記事実を考慮し、マガジンのイジェクト時の衝撃を簡易な構成により抑えるイジェクト機構を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るスライド体のイジェクト機構は、スライド体を装置本体に対しスライドさせて着脱するイジェクト機構であって、前記スライド体を常に押し出し方向へ付勢する付勢手段と、前記スライド体に配置され、前記スライド体の押し出し方向と直交する方向に沿うロック部およびこのロック部に連続しかつ前記スライド体の押し出し方向に対し前記ロック部の端部側へ向くような斜状の緩衝部が形成された通路部を備える係合手段と、前記装置本体に配置され、前記スライド体の押し出し方向と直交する方向に沿ってスライドすることにより前記ロック部に係合して前記スライド体を前記装置本体内に係止させる係止手段と、前記係止手段を常に前記ロック部の端部側へ付勢する前記付勢手段よりも付勢力が弱い付勢部材とを有し、前記係止手段が前記ロック部から解除され前記付勢手段により前記スライド体が押し出される際に、前記係止手段が前記ロック部から離脱すると前記緩衝部が形成された前記通路部に直ちに当接することを特徴としている。
【0026】
本発明の請求項1に係るスライド体のイジェクト機構においては、係止手段がロック部から解除されると、付勢手段によりスライド体が押し出される。係止手段がロック部から離脱すると、緩衝部が形成された通路部に直ちに当接する。
【0027】
本発明の請求項1に係るスライド体のイジェクト機構によれば、係止手段がロック部から離脱すると緩衝部が形成された通路部に直ちに当接するように構成したので、従来の場合に比べ係止手段のフリーとなる距離が短くなり、その分スライド体を付勢する付勢手段の付勢力による衝撃を緩和することができる。
【0028】
即ち、本発明の請求項1に係るスライド体のイジェクト機構によれば、係合手段の例えば溝形状を変更するのみでスライド体のイジェクト時の衝撃をより効果的に緩衝できるので、従来のようなダンパ機構が不要となりスライド体のイジェクト時の衝撃を簡易な構成により抑えることができる。
【0029】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスライド体のイジェクト機構において、前記係合手段を前記スライド体に形成する溝とすることを特徴としている。
【0030】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のスライド体のイジェクト機構において、前記通路部を前記緩衝部と前記緩衝部に連続した逃げ部とで構成し、かつジグザグ状に形成することを特徴としている。
【0031】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスライド体のイジェクト機構において、前記係止手段をロックピンとすることを特徴としている。
【0032】
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスライド体のイジェクト機構において、前記スライド体を複数の記録媒体を収納するマガジンとすることを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の一実施形態に係るマガジンのイジェクト機構が示されている。なお、図1において、図3に対応する部分には同一符号を付してその詳細説明は省略する。
【0034】
図2に示すように、マガジン54裏面に形成される係合手段12は、ロックピン66に対応して配置されており、マガジン54の押し出し方向(前後方向)と直交する方向(左右方向)に沿うロック部14およびこのロック部14に連続しかつ前後方向に沿うようなジグザグ状の通路部16を備える。即ち、この係合手段12は溝形状となっており、そのため係合手段12にロックピン66が挿入され係合する。
【0035】
通路部16は、ロックピン66がロック部14から離脱すると直ちに通路部16に当接するようにロック部14の左端部14Bに連続して形成されている。また、通路部16は、ロック部14の左端部14Bに、マガジン54の押し出し方向である前後方向に沿う溝形状を介して連続する後斜め右側へ向かう斜状の緩衝部18と,この緩衝部18に連続する後斜め左側へ向かう斜状の逃げ部20と,この逃げ部20に連続する斜面22Aが形成される出入口22とで構成されている。
【0036】
即ち、出入口22はマガジン54の端面に切欠されており、そのためロックピン66は出入口22から入り逃げ部20及び緩衝部18を経てロック部14に係止される。一方、この係止が解除されると、ロックピン66は緩衝部18に当接し緩衝された後逃げ部20及び出入口22を経てマガジン54から離間する。なお、図1及び図2に示すように、本実施形態は上記のように構成されており、その他は図3の例と同様であるので、説明は省略する。
【0037】
次に、本実施形態に係るイジェクト機構の作用について説明する。まず、マガジン54を装置本体50の装填部60から引き出す場合の作用について説明する。マガジン54が装填部60内に係止されている状態では、図2(A)に示すように、ロックピン66がロック部14に係止されている。
【0038】
そして、図示しないイジェクトスイッチが操作され図2(B)に示すスライドレバー70が左側へスライドすると、ロックピン66がロック部14から離間され、通路部16に対向しそのため図1に示すスプリング80の付勢力によりマガジン54はガイドピン72にガイドされながら装填部60から引き出される。
【0039】
即ち、ロックピン66が図2(B)の実線に示すようにロック部14から離脱すると、緩衝部18に沿って移行できる位置である図2(B)の2点鎖線に示す位置に移行して、緩衝部18の前端18Aに当接すると共に、緩衝部18の斜面18Bを経て緩衝部18の後端18Cに移行する(図2(B)の1点鎖線参照)。従って、図2(B)に示すように、ロックピン66は、左側から右側へと緩衝部18に沿ってスライドする。
【0040】
本実施形態においては、ロックピン66がロック部14から離脱すると、図2(B)の実線に示す位置から緩衝部18に沿って移行できる位置である図2(B)の2点鎖線に示す位置に移行して直ちに緩衝部18の前端18A及び斜面18B(後端18Cを含む)に当接するので、図5に示す従来例のようにロックピン66が直ちにフリーになる場合に比べスプリング80の付勢力による衝撃が少なくなる。
【0041】
即ち、本実施形態においては、スプリング80の付勢力が最も大きい初期状態(ロックピン66がロック部14に係止される状態でのスプリング80の伸張状態)の段階でロックピン66をフリーにさせることなく緩衝部18で緩衝させるので、スプリング80の付勢力による衝撃がより効果的に抑えられる。
【0042】
本実施形態によれば、従来の場合に比べロックピン66のフリーとなる距離L1(図2(B)参照)が短くなるので、その分スプリング80の付勢力による衝撃が少なくなる。従って、本実施形態によれば、係合手段12の溝形状を変更するのみでマガジン54のイジェクト時の衝撃をより効果的に緩衝できるので、従来のようなダンパ機構が不要となりマガジン54のイジェクト時の衝撃を簡易な構成により抑えることができる。
【0043】
さらに、マガジン54が装置本体50から押し出されると、ロックピン66が逃げ部20に移行する(図2(C)の2点鎖線参照)と共に、ロックピン66の図4に示すスプリング69の付勢力により出入口22の斜面22Aに移行する(図2(C)の1点鎖線参照)。なお、ロックピン66が緩衝部18の斜面18Bの位置(図2(B)の1点鎖線に示す位置)から逃げ部20及び出入口22へ移行する際は、ロックピン66は逃げ部20及び出入口22に沿って左右に移動する。
【0044】
そして、図2(C)の実線に示すようにロックピン66がマガジン54の係合手段12から離間すると共に、マガジン54が連結部材74を介して装填部60から押し出される。また、図1に示すように、連結部材74は、一対のガイド孔52Aの端部に当接することにより停止する。なお、ロックレバー68は、図4に示すスプリング69の付勢力によって図2(C)に示す初期位置に保持される。
【0045】
次に、マガジン54を装填部60に装填する場合の作用について説明する。装填部60から引き出されたマガジン54に任意のCD10を取替えまたは収納する。そして、図1に示すように、マガジン54を装填部60に挿入すると、連結部材74がマガジン54の上面54A及び裏面54Bに当接する。さらにスプリング80の付勢力に抗してマガジン54を装填部60に挿入していくと、図2(C)の1点鎖線に示すようにロックピン66が対向しているマガジン54の斜面22Aに当接する。
【0046】
マガジン54を装填部60にさらに挿入すると、図2(C)の2点鎖線に示すようにロックピン66は図4に示すスプリング69の付勢力に抗して斜面22Aに沿って逃げ部20に移行する。そして、マガジン54を装填部60にさらに挿入していくと、図2(B)に示すようにロックピン66は緩衝部18を経てロック部14に対向する。すると、ロックピン66はスプリング69の付勢力によって右方向へ付勢されロック部14に移行し係止されるので、マガジン54はスプリング80の付勢力に抗して装填部60に位置決めされる。
【0047】
なお、上記実施形態では通路部16に逃げ部20を設けジグザグ状にした例であるが、本発明の請求項1に係る通路部はロック部端部から連続しマガジンの押し出し方向に対しロック部端部側へ向く(即ち、図2の例では後斜め右側へ向かう)ような斜状に一直線上に形成しても良い。この場合、斜面18Bの傾斜角を図2に示すものと同一にする際にはロックピン66のスライド量を長くする必要がある。
【0048】
また、上記実施形態ではロックピン66を平面形状が略正三角形をなしたものであるが、請求項4のロックピンは例えば円柱形状等としても良い。さらに、上記実施形態では付勢手段として連結部材74及びスプリング80を用いた例であるが、本発明では付勢手段の一部を構成するコイル状のスプリングを板バネ等としても良い。同様に、請求項1の付勢部材を板バネ等としても良い。
【0049】
また、上記実施形態では係合手段12をマガジン54に形成した溝とする例であるが、請求項1の係合手段は例えばロック部及び通路部を設けた部材をスライド体に取り付けるように構成しても良い。さらに、上記実施形態では係合手段12を溝とし係止手段をロックピン66とした例であるが、本発明の係合手段と係止手段との凹凸関係は本実施形態と逆になるようにしても良い。
【0050】
また、上記実施形態ではCD10を再生するオートチェンジャに適用したマガジンのイジェクト機構の例であるが、本発明はミニディスク等を再生するオートチェンジャに適用するマガジンのイジェクト機構にも同様に適用できる。さらに、上記実施形態ではスライド体をマガジン54とした例であるが、本発明のスライド体は例えば電気掃除機のボックス形状のダスト部等であっても同様に適用できる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、係止手段がロック部から離脱すると緩衝部が形成された通路部に直ちに当接するように構成したので、従来の場合に比べ係止手段のフリーとなる距離が短くなり、その分スライド体を付勢する付勢手段の付勢力による衝撃を緩和することができる。即ち、本発明によれば、係合手段の例えば溝形状を変更するのみでスライド体のイジェクト時の衝撃をより効果的に緩衝できるので、従来のようなダンパ機構が不要となりスライド体のイジェクト時の衝撃を簡易な構成により抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るマガジンのイジェクト機構を備えるCDを再生するオートチェンジャの概略した全体斜視図である。
【図2】図1に示すマガジンに形成される係合手段と係止手段との位置関係を説明する図である。
【図3】従来例に係るマガジンのイジェクト機構を備えるCDを再生するオートチェンジャの概略した全体斜視図である。
【図4】図3に示す装置本体の装填部の断面図である。
【図5】図3に示すマガジンに形成される係止溝とロックピンとの位置関係を説明する図である。
【符号の説明】
10 コンパクトディスク(記録媒体)
12 係合手段
14 ロック部
16 通路部
18 緩衝部
18A 緩衝部の斜面
20 逃げ部
50 装置本体
54 マガジン
60 装填部
66 ロックピン
69 スプリング(付勢部材)
74 連結部材(付勢手段)
80 スプリング(付勢手段)

Claims (5)

  1. スライド体を装置本体に対しスライドさせて着脱するイジェクト機構であって、
    前記スライド体を常に押し出し方向へ付勢する付勢手段と、
    前記スライド体に配置され、前記スライド体の押し出し方向と直交する方向に沿うロック部およびこのロック部に連続しかつ前記スライド体の押し出し方向に対し前記ロック部の端部側へ向くような斜状の緩衝部が形成された通路部を備える係合手段と、
    前記装置本体に配置され、前記スライド体の押し出し方向と直交する方向に沿ってスライドすることにより前記ロック部に係合して前記スライド体を前記装置本体内に係止させる係止手段と、
    前記係止手段を常に前記ロック部の端部側へ付勢する前記付勢手段よりも付勢力が弱い付勢部材とを有し、
    前記係止手段が前記ロック部から解除され前記付勢手段により前記スライド体が押し出される際に、前記係止手段が前記ロック部から離脱すると前記緩衝部が形成された前記通路部に直ちに当接することを特徴とするスライド体のイジェクト機構。
  2. 前記係合手段を前記スライド体に形成する溝とすることを特徴とする請求項1に記載のスライド体のイジェクト機構。
  3. 前記通路部を前記緩衝部と前記緩衝部に連続した逃げ部とで構成し、かつジグザグ状に形成することを特徴とする請求項1または2に記載のスライド体のイジェクト機構。
  4. 前記係止手段をロックピンとすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスライド体のイジェクト機構。
  5. 前記スライド体を複数の記録媒体を収納するマガジンとすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスライド体のイジェクト機構。
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