JP4005933B2 - シリコーンを含有する化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄用化粧料に関し、特にメークアップ落としの為の洗浄用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
メークアップ落としのような、洗浄用化粧料に於いて必要な要件としては、メークアップ化粧料を構成する成分と良くなじみ、かつ、拭き取り操作により容易に肌より汚れを離脱できる性質を有することである。この為、洗浄用化粧料自体の粘性が低いことが必要である。また、ふき取られずに肌上に残った洗浄用化粧料が、続く化粧行為に影響を与えないようにすることも必要である。
【0003】
この為、洗浄用化粧料として揮発性の油剤を使用する場合が多い。この揮発性の油剤としては、軽質イソパラフィン、環状ジメチルポリシロキサン、低粘度のジメチコンなどが存在するが、軽質イソパラフィンについては刺激発現などの問題があるため、環状ジメチルポリシロキサン又は低粘度のジメチコンの方が使用される。しかしながら、環状ジメチルポリシロキサンや低粘度のジメチコンは、溶解特性に問題があり、極性油を併用しなければならず(例えば、特許文献1参照)、改良の余地があった。
【0004】
そこで、肌よりメークアップ化粧料や汚れをしっかり取り除くことができ、特にメークアップ化粧料と良くなじみ、拭き取りが容易に行え、優れたメークアップ落とし効果を有する洗浄用化粧料であって、更にたとえ拭き取り後に肌上に化粧料が残ったとしても続く化粧行為に影響を与えることのない洗浄用化粧料の提供が望まれていた。
【0005】
一方、ヘプタメチルオクチルトリシロキサンは既に公知の物質であり、市販されている。また、このものをメークアップ化粧料などに含有させる技術も既に知られている(例えば、特許文献2〜5参照)。
【0006】
しかしながら、ヘプタメチルオクチルトリシロキサンを含有する洗浄用化粧料が優れたメークアップ落とし効果を有し、さらに続く化粧行為に影響を与えない特質を有していることは全く知られていなかった。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−256132号公報
【特許文献2】
国際公開第02/03946号公報
【特許文献3】
特開2001−192559号公報
【特許文献4】
特開2001−89325号公報
【特許文献5】
特開2001−39830号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、メークアップ化粧料や汚れをしっかり取り除くことができ、特に優れたメークアップ落とし効果を有し、さらに続く化粧行為に影響を与えることのない洗浄用化粧料を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(1)で表されるシリコーン、特に下記一般式(2)で表されるヘプタメチルオクチルトリシロキサンとポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体とを含有する洗浄用化粧料が上記課題を解決できることを見出し、発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
(1)下記に示す一般式(1)で表されるシリコーンとポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体とを含有することを特徴とする、メークアップ落としの為の洗浄用化粧料。
【0011】
【化3】
(式中Rは、それぞれ独立にメチル基又は炭素数6〜12のアルキル基を表し、各々のRは同じでも異なっていてもよい。但し、少なくとも1個のRは炭素数6〜12のアルキル基である。xは0〜5の整数を表す。)
(2)前記一般式(1)におけるRがオクチル基であることを特徴とする、(1)に記載のメークアップ落としの為の洗浄用化粧料。
(3)前記一般式(1)で表されるシリコーンが、下記一般式(2)で表されるヘプタメチルオクチルトリシロキサンであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のメークアップ落としの為の洗浄用。
(4)多価アルコールをさらに含有することを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載のメークアップ落としの為の洗浄用化粧料。
【0012】
【化4】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】
本発明の洗浄用化粧料は、前記式(1)で表されるシリコーンと後記するポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体とを共に含有することを特徴とする。
【0015】
一般式(1)に於いて、Rはそれぞれ独立にメチル基又は炭素数6〜12のアルキル基を表し、各々のRは同じでも異なっていてもよい。但し、少なくとも1個のRは炭素数6〜12のアルキル基である。
【0016】
このように炭素数が6〜12の範囲にあると、揮発性も高くなりすぎず、溶剤効果も低下しない、使用性に優れたシリコーンとなる。
【0017】
該アルキル基の具体例としては、へキシル基、オクチル基、デシル基などが挙げられる。
【0018】
前記一般式(1)に於けるxは0〜5の整数を表し、1であることが特に好ましい。これはxが小さいほど揮発性が高まり、1のとき特に好ましい揮発性が得られるからである。
【0019】
また、揮発性等の観点から、一般式(1)においてRで表される基のうち、80%以上のRは、メチル基であるとより好ましい。
【0020】
前記一般式(1)で表されるシリコーン(以下、「本発明で用いるシリコーン」ともいう。)としては、ヘプタメチルへキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン等が好ましく例示でき、中でも前記一般式(2)で表されるヘプタメチルオクチルトリシロキサンが特に好ましく例示できる。
【0021】
一般式(1)で表される化合物それ自体は、公知の物質であり、その製造方法も知られている。例えば、ヘプタメチルオクチルトリシロキサンは、ヘプタメチルトリシロキサンと1−オクテンとの白金触媒存在下におけるヒドロシリル化反応により得ることができる。
【0022】
また、既に市販されているものも存在するため、本発明では、かかる市販品を購入して利用することも出来る。特にヘプタメチルオクチルトリシロキサンの市販品として、日本ユニカー株式会社製のシルソフト034が特に好適に例示できる。
【0023】
本発明の洗浄用の化粧料には、本発明で用いるシリコーンを一種、もしくは二種以上組み合わせて含有させることが出来る。
【0024】
本発明の洗浄用化粧料に於ける、本発明で用いるシリコーンの好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で0.1〜50重量%であり、更に好ましくは、1〜30重量%である。
【0025】
本発明の洗浄用化粧料は、クレンジングなど、油性成分を媒体として、メークアップ化粧料や汚れを該媒体でなじませ、該媒体ごとカット綿等で拭い取る油性クレンジング料;洗顔料の様に、メークアップ化粧料や汚れ等を親水性界面活性剤で分散させやすくさせ、これを流水等の流動性媒体で洗い流す水性洗浄料;あるいは親水性の界面活性剤と少量の油性成分を含有する、液状の化粧料自体をカット綿にしみこませ、メークアップ化粧料や汚れを化粧料になじませつつ、分散させ、化粧料で流し去るメークアップ落とし化粧料などの中間タイプ等を包括した言葉であって、メークアップ化粧料や汚れを顔より除去する目的で使用される化粧料をいう。
【0026】
本発明の洗浄用化粧料は、汚れを除去する洗浄効果に優れ、特に化粧持ちに優れるファンデーション等に対しても充分なメークアップ落とし効果を発揮するものであり、メークアップ化粧料を皮膚より浮かせ、汚れとともに皮膚からしっかり取り除くことができる。これは、本発明で用いるシリコーンが、粉体などに固着している、通常の油剤では相溶しにくい、高融点ワックスなどの成分を溶かす作用に優れているためと考えられる。
【0027】
尚、本発明の洗浄用化粧料で特に好ましい形態としては、メークアップ落とし用化粧料が挙げられる。これは、通常、携帯性を重視すると化粧落とし効果は不十分なものとなりやすいが、本発明の洗浄用化粧料は、特に携帯性が重視されるメークアップ落とし用化粧料に於いて、その化粧落とし効果が期待できるからである。
【0028】
本発明の洗浄用化粧料に於いては、必須成分である本発明で用いるシリコーン及び後記するポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有させることが出来る。
【0029】
この様な任意成分としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチルポリシロキサン(以下、「ジメチコン」ともいう)、フェニル基変性ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。
【0030】
本発明では、本発明のシリコーンとのなじみの良さに優れる、ポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体を含有する。
【0031】
このポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体としては、種々の製品が既に市販されているが、においの少なさの点で、日本ユニカー株式会社製のスーパーシルウェットSS−2801、SS2802、SS2803及びSS2804が好ましく、スーパーシルウェットSS2802、SS2803及びSS2804が特に好ましい。
【0032】
本発明の洗浄用化粧料に於いては、ポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体は唯一種でも、二種以上を組み合わせても含有することが出来る。
【0033】
このようなポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体の好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で0.1〜10重量%であり、更に好ましくは0.5〜5重量%である。
【0034】
また、本発明の洗浄用化粧料に於いては、その溶剤効果から、多価アルコールを含有することも好ましい。好ましい多価アルコールとしては、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどが例示でき、中でも1,2−ヘキシレングリコールが特に好ましい。
【0035】
本発明の洗浄用化粧料に於いては、多価アルコールは唯一種でも、二種以上を組み合わせても良く、好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で、1〜15重量%であり、更に好ましくは2〜10重量%である。特に1,2−ヘキシレングリコールを少なくとも3重量%含有する形態が好ましい。
【0036】
本発明の洗浄用化粧料は、必須成分として本発明で用いるシリコーンとポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体と、上記の任意成分とを常法に従って処理することにより製造することが出来る。
【0037】
かくして得られた、本発明の洗浄用化粧料は、優れた洗浄力、特に優れた化粧落とし効果を有するため、メークアップ落とし用化粧料のような携帯での使用性を重視した製剤に於いても優れた化粧落とし作用を発揮する。
【0038】
また、本発明の洗浄用化粧料は、その他の落としにくい化粧料成分、例えば、化粧持ち向上のために使用されるシリコーンエラストマー類の除去にも好適である。
【0039】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に具体的に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0040】
<実施例1>
下記表1に示す処方に従って、本発明の洗浄用化粧料である、メークアップ落とし用化粧料を作製した。
【0041】
即ち、イ、ロ及びハの成分をそれぞれ75℃に加熱し、イにロを加えて中和し、これに攪拌下ハを徐々に加え、粒子を整えて攪拌冷却し、メークアップ落とし用化粧料を得た。
【0042】
同時に、本発明の必須成分のシリコーンを他のシリコーンに置換した比較例も作成した。 これらのメークアップ落とし用化粧料を用いて、専門パネラーにより、下記表2に処方を示すファンデーションを落とす機能を比較した。
【0043】
即ち、下腕内側部に2.5cm×4cmの部位を作成し、ファンデーションを塗布し、0.1mlのメークアップ落とし用化粧料を滴下し、手で良くなじませた後カット綿で拭き取り、ファンデーションの残り具合を目視にて次の基準で判定した。
【0044】
スコア5:ファンデーションは認められない
スコア4:よく見ないとファンデーションは認められない
スコア3:ファンデーションは殆ど残っていない(通常市販されているメーク
落とし化粧料の化粧落としのレベル)
スコア2:ファンデーションの残りが少し気になる
スコア1:ファンデーションの残り具合が気になる。
【0045】
結果を表3に示す。
【0046】
これにより、本発明のメークアップ落とし用化粧料が優れた化粧落とし機能を有していることがわかる。又、続いて再びファンデーションを塗布してみたところ、実施例1は何ら影響を与えなかったが、比較例1〜5においては、ツキムラが観察された。本発明の洗浄用化粧料では続く化粧動作に影響を与えないこともわかる。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
<実施例2〜4>
下記表4に示すように1,2−ヘキシレングリコールの含有量を変えた他は、実施例1と同様にして検討を行った。
【0051】
結果を表5に示す。
【0052】
これより、1,2−ヘキシレングリコールを少なくとも3重量%含有することが好ましいことがわかる。
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】
<実施例5〜9>
下記表6に示すように1,2−ヘキシレングリコールを他の多価アルコールに変えて、実施例1〜4と同様の検討を行った。
【0056】
結果を表7に記す。
【0057】
これより、多価アルコールとしては1,2−ヘキシレングリコールが特に好ましいことがわかる。
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】
<実施例10〜14>
下記表8で示すようにポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体を他の成分に変えて実施例1〜9と同様の検討を行った。
【0061】
結果を表9に示す。
【0062】
これより、ポリオキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン共重合体を含有することが好ましいことがわかる。
【0063】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】
<実施例15>
下記表10に示す処方に従って、本発明の洗浄用の化粧料である、クレンジングクリームを作成した。
【0066】
即ち、イの成分を室温で良く混練りしゲル化させ、これをロの成分で希釈した後80℃に温度調整し、これに予め80℃に温度調整しておいたハの成分を徐々に攪拌下加えて乳化し、これを攪拌冷却してクレンジングクリーム(油中水乳化剤形)を得た。
【0067】
このものの、上記の条件での化粧落とし評価はスコア5であった。油中水乳化剤形であるにもかかわらず、驚くべきことにこのクレンジングクリームにはウォッシュオフ特性(水洗で除去できる特性)が備わっていた。
【0068】
【表10】
【0069】
<実施例16>
下記表11に示す処方に従って、洗顔料を作成した。
【0070】
即ち、処方成分を80℃に加熱し、攪拌可溶化し、攪拌冷却して水性洗顔料を得た。このものを評価用のファンデーションを用いて、クレンジング料無しでの水洗による化粧落とし効果を調べた。
【0071】
方法は、上記の如くに下腕内側部を用い、水性洗顔料0.1mlを垂らし、良くなじませた後、流水下30秒間手指で擦り、タオルで拭き取った後、ファンデーションの残り具合を同様の基準で判定した。
【0072】
判定結果は、スコア5であり、クレンジング料無しの水洗で充分な化粧落としが出来ることがわかった。
【0073】
【表11】
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた洗浄力、特に優れたメークアップ落とし効果を有し、さらに続く化粧行為に影響を与えることのない洗浄用化粧料を提供することができる。
Claims (4)
- 前記一般式(1)におけるRがオクチル基であることを特徴とする、請求項1に記載のメークアップ落としの為の洗浄用化粧料。
- 多価アルコールをさらに含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のメークアップ落としの為の洗浄用化粧料。
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