JP4003916B2 - 検眼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検眼の屈折力を自覚的に検査するに好適な検眼装置に関する。
【0002】
【従来技術】
眼鏡レンズ等を処方するための検査では、種々の光学特性のレンズを検眼窓に切換え配置する測定ユニットを使用し、検眼窓に配置したレンズを介して検査視標を見せることで被検眼の屈折力を自覚的に検査している。この自覚検眼においては、検査手順と装置の操作を関連付けてプログラム化することで検眼を容易に行えるようにしている。検眼プログラムは予め標準的な手順をメーカが準備したものもあるが、検者(使用者)自身が検査手順をプログラム化してこれを登録できるようにした装置も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、検者自身が検査手順をプログラム化が可能な従来装置においては、常に決まった手順となってしまい、必ずしも効率の良い検査が行えなかった。
【0004】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、使用者により設定された検眼プログラムにおいても、効率良く検査が行え得る検眼装置を提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0006】
(1) 他覚的に屈折力を測定した他覚測定値を入力する入力手段を有し、視標呈示装置及び自覚的眼屈折力測定ユニットを予めプログラムされた手順により動作させて検査を進行させる検眼プログラムであって、該検眼プログラムは既存の標準的な検眼プログラムと検者が作成する固有の検眼プログラムとの2種類の検眼プログラムを有し得、検眼プログラムを選択的に実行して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置において、検者が固有の検眼プログラムを作成するための制御プログラムであって、プログラムの書き込み画面をディスプレイに表示させ、呈示する検査視標及び/又は被検眼に光学的に付与する光学特性を操作キーにより選択して検査項目を順次設定しうる制御プログラムと、固有の検眼プログラムを作成する上で補助するプログラムであり、使用者によって作成された検眼プログラムを、固有の検眼プログラム中のクロスシリンダ(XC)テストに適用されうるプログラムであって、前記入力された他覚測定値の乱視度数が略0の場合に、クロスシリンダテスト又は、レッドグリーン検査1回及びクロスシリンダテストを省略するクロスシリンダテスト省略プログラムに置き換える、補助プログラムと、固有の検眼プログラム中のクロスシリンダテストについて、検者が作成したクロスシリンダテストの検査項目の順序に従って全検査項目を実行するか、前記入力された他覚測定値の乱視度数が略0のときに前記クロスシリンダテスト省略プログラムを実行するか、いずれかを予め選択し、前記クロスシリンダテスト省略プログラムを実行することが選択されたときは、他覚測定値の乱視度数が略0のときに固有の検眼プログラム中のクロスシリンダテスト又は、レッドグリーン検査1回及びクロスシリンダテストのプログラムの動作を省略する選択手段と、を備えたことを特徴とする。
(2) (1)の検眼装置において、前記クロスシリンダテスト省略プログラムは、さらに前記入力された他覚測定値の乱視度数が小さいときは乱視度数の調整を行い、乱視度数が略0のときは以降のクロスシリンダテストを省略する過程を持つことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の検眼装置の構成を示す図である。
【0015】
10は眼屈折力を自覚的に測定する測定ユニットであり、測定ユニット10は左右2つの検眼窓11に種々のレンズを電動で切換え配置する。200は検査視標を検査窓201に呈示する視標呈示装置、20は測定ユニット10及び視標呈示装置200を操作するための操作ユニット、3は測定指標を被検眼眼底に投影し眼底の投影指標像を受光素子で検出して眼屈折力を測定する他覚眼屈折力測定装置、4はレンズメータである。測定ユニット10、視標呈示装置200、他覚眼屈折力測定装置3、レンズメータ4は中継ユニット50を介して操作ユニット20と接続されている。
【0016】
図2は実施形態の装置の制御系ブロック図である。操作ユニット20は、検眼情報を表示するディスプレイ22、図3に示すような各種の操作キーを持つ入力部23、メモリ部24を備える。メモリ部24は、メーカで準備した検査進行手順の検眼ブログラムの他、使用者が作成した検査進行手順の検眼プログラムが記憶される検眼プログラム記憶部24aと、測定データが記憶される記憶部24bと、ディスプレイ22の表示や検眼プログラム作成のための制御プログラムを有する記憶部24cとを有する。主制御部21は入力部23から入力される操作信号を各種データに変換し、メモリ部24の制御プログラムに従ってディスプレイ21の表示を制御すると共に、屈折力に関する信号を測定ユニット10に送り、視標に関する信号を視標呈示装置200に送る。
【0017】
測定ユニット10は矯正光学系を構成するための球面レンズディスク、補助レンズディスク、クロスシリンダーディスク等のレンズディスク12、各レンズディスクを駆動するモータ等から構成される駆動部13、制御部14を備え、制御部14は操作ユニット20から送信される信号に従って各種レンズを検眼窓11に配置する。
【0018】
視標呈示装置200は内部に凹面鏡やビームスプリッタ等を有し、検査距離を光学的に5mの遠用距離する省スペース型のものであり、検査視標が描かれた視標ディスク板202、呈示視標にマスクを掛けるマスク板203、視標ディスクの視標を照明するランプ204、視標ディスク板202を回転するモータ205、マスク板203を回転するモータ206、これらを制御する制御部210を備え、制御部210は操作ユニット20から送信される信号に従って、検査窓201に視標を選択的に呈示する。
【0019】
中継ユニット50の制御部51は他覚眼屈折力測定装置3、レンズメータ4から送られてくる測定データをメモリ22に格納すると共に、操作ユニット20からの読み出し指令信号により、指定された測定データを読み出して操作ユニット20側に転送する。
【0020】
図3は操作ユニット20を上から見た図である。入力部23は次のような操作キー類を持つ。32は設定切換えキー群であり、ディスプレイ20の表示画面をメニュー画面に切換えて各種の設定を行うときに使用するキーを持つ。33は視標呈示装置200に呈示させる視標を切換える視標キー群、34は呈示視標に必要なマスクをかけるマスクキー群、35はプログラム検眼を実行するスタートキー、36はプログラム検眼の検査段階を次のものに進める送りキー、37はデータを変更するモードを指定するモードキー群、38はデータを入力する際のモード又は測定するモードを指定する入力データ指定キー群、39は他覚式眼屈折力測定装置3やレンズメータ4からのデータを入力するときに使用するデータ入力キー、40はプリントキー、41は測定眼指定キー群、42は測定値の変更や数値入力のときに使用するダイヤルノブである。43a,43bはクロスシリンダを切換えるクロスシリンダーキーである。なお、以上の各キーはプログラム書込み用の操作キーとしても使用されるものも含む。
【0021】
次に、本装置の検眼の動作を説明する。検眼プログラム記憶部24aには、予めメーカで準備した検査進行手順のブログラムが記憶されているので、これを使用して検眼を進めることもできるが、使用者が独自の検査進行手順のプログラムを作成する場合は次のようにする。ここでは、片眼完全矯正値(被検者の最高視力が得られる弱度数)を求める検査までをプログラムするとする。
【0022】
メニューキー32aを押すと、ディスプレイ22には設定メニュー画面が表示されるので、その中からプログラム書込みの項目をカーソル移動キー32b,32cで選択する。実行キー32dでプログラム書込みモードに入り、ディスプレイ22の画面がプログラム書込み画面に切換わる。プログラム書込みについては図4のフローチャート参照。
【0023】
まず、乱視検査前の第1のR/G(レッド・グリーン)検査の項目を設定する。視標キー群33のR/G視標キー33aを押すことによりこの視標が設定されると共に、被検眼に光学的に付与する光学特性の種類が設定される。ここではSPH(球面度数調整)モードが設定される。ダイヤルノブ42を左へ回転することで、所望する量のフォグ掛けが設定される。例えば、ダイヤルノブ42を左へ2ステップ分回転すると、S+0.5D分のフォグが設定される。そして、送りキー36を押すと、以上のR/G検査の項目が記憶される。
【0024】
続いて、クロスシリンダレンズ(以下、XCレンズとする)を使用する乱視軸調整の検査を設定する。点群視標キー33bを押すことによりこの視標が設定される。また、点群視標キー33bを始めて押した時には、AXIS(乱視軸調整)モード及びXCテストのモードが設定される。そして、送りキー36を押すと、乱視軸調整検査の項目が記憶される。
【0025】
次に、乱視度数調整検査を設定する。点群視標キー33bを再度押すことによりこの視標が設定される。先にAXISモードが設定されているので、今度はこの点群視標キー33bの操作信号でCYL(乱視度数)調整モードが自動的に設定される。同時にXCテストのモードも設定される。送りキー36を押すと、乱視度数調整検査の項目が記憶される。
【0026】
次に、過矯正を防止して最高視力を得るための第2のR/G検査を設定する。先の場合と同様に、R/G視標キー33aを押すことによりこの視標が設定されると共に、SPHモードが設定される。ダイヤルノブ42を左へ2ステップ分回転することで、S+0.5Dを加えるフォグ掛けが設定される。送りキー36を押すと、第2のR/G検査の項目が記憶される。
【0027】
次に、視力検査の項目を設定する。視力値0.8〜1.0を持つ視力視標キー33cを押すことにより、この視標が設定されると共に、SPHモードが設定される。マスクキー34bを1回押すことにより、視力値1.0の横マスクが設定される。送りキー36を押すことにより、視力検査の項目が記憶される。そして、最後にスタートキー35を押すことで、プログラムの書込みが完了する。使用者によって作成された検眼プログラムは、記憶部24aに記憶される。
【0028】
以上のようにして作成された検眼プログラムを実行した場合の検査を説明する。
【0029】
測定ユニット10による自覚検眼に先立ち、被検者が眼鏡を装用している場合、そのレンズ度数をレンズメータ4で測定する。レンズメータ4で得られた測定データはプリントスイッチを押すことにより、中継ユニット50が持つメモリ52に転送され、さらに操作ユニット20の入力キー39と眼鏡キー38aを押すことで、測定データ記憶部24bに記憶される。また、他覚式眼屈折力測定装置3により被検者の裸眼度数の他覚測定を行い、その測定データは同様にプリントスイッチを押すことにより、中継ユニット5が持つメモリ52に転送した後、入力キー39と他覚キー38bを押すことで、測定データ記憶部24bに記憶される。他覚値のデータが入力されると、ディスプレイ20の画面にはその他覚値データが表示される。また、測定ユニット10側には他覚値データの信号が送られ、測定ユニット10の検眼窓11には他覚値データの矯正光学系が初期値としてセットされる。なお、測定ユニット10の検眼窓11に初めにセットする矯正光学系は、レンズメータ4によるレンズ度数データに設定しておくこともできる。
【0030】
他覚値データの入力ができたら、測定ユニット10による自覚検眼に移る。操作ユニットの自覚キー38cを押して自覚測定モードにした後、測定眼指定キー群41によって右眼又は左眼を指定し、片眼測定の準備を行う。そして、スタートキー35を押すと、予め使用者が登録した検眼プログラムが実行される。
【0031】
ここで、制御プログラム記憶部24cには、乱視度数(他覚式眼屈折力測定装置3又はレンズメータ4から入力された測定データの乱視度数)に応じてXCテストによる乱視検査の進行手順を変更する、図5に示すようなXCテストシーケンスフロー101のプログラムが記憶されている。主制御部21は使用者によって作成されたプログラムの実行時においても、そのプログラムにXCテストがある場合には、XCテストを含む検査進行フロー100をこのXCテストシーケンスフロー101に置き換える。
【0032】
スタートキー35の信号により、検査は先の設定の通り、第1のR/G検査からスタートする。視標呈示装置200には主制御部21から視標に関する信号が送られ、その検査窓201にはレッドグリーン視標が呈示される。また、測定ユニット10には屈折力に関する信号が送られ、測定眼側の検眼窓11には初期値に対してS+0.5D分が加える雲霧か掛けられる。操作ユニット20の測定モードは、検眼プログラムに従って球面度数が変更可能なSPYモードとされる。被検者には検眼窓11にセットされた矯正光学系を介してレッドグリーン視標を見させる。検者は被検者の応答を得て、赤と緑の文字が同程度となるように、ダイヤルキー42を操作して測定ユニット10の球面度数を調整する。
【0033】
検眼プログラムは送りキー36を押すことによって次の検査項目に移行される。第1のR/G検査終了後に送りキー36を押すと、乱視検査のXCモードに入る。主制御部21はXCモードに入った判断したときには、図5のXCテストシーケンスフロー101に従って、入力された他覚値データの乱視度数(測定ユニット10の初期値設定を眼鏡データとする場合は、その乱視度数としても良い)に応じて検査進行手順を変更する。
【0034】
(A)乱視度数=0のとき
実施形態では度数ステップが0.25Dとしており、他覚値データの乱視度数がほぼ0(0.25Dより小さい場合を含む)のときにはXCレンズによる乱視軸調整検査及び乱視度数調整検査と、第2のR/G検査を省略して視力検査に移る。他覚値データに乱視度数が無い場合には、自覚検査でもほぼ乱視が確認されることが無いためである。また、R/G検査の重複を省くことができる。
【0035】
(B)乱視度数≧0.5Dのとき
他覚値データの乱視度数が0.50D以上(乱視度数はマイナス読みであるが、本明細書ではマイナス表示を略している)のときは、XCレンズによる乱視軸調整検査、乱視度数調整検査、第2のR/G検査の順に進む。視標呈示装置200には点群視標が呈示され、操作ユニット20の測定モードはAXISモードとされる。測定ユニット10の検眼窓11にはXCレンズの軸が他覚値データの乱視軸角度に応じて配置される。検者はクロスシリンダーキー43a,43bを操作してXCレンズを90度反転させ、その反転前後での視標の見え方を被検者に応答してもらう。AXISモードではダイヤルノブ42を左又は右に回すことで乱視軸が移動するので、XCレンズの反転前後で視標が同程度に見えるように乱視軸を調整する。
【0036】
乱視軸の決定後、送りキー36を押すと乱視度数調整検査に移る。操作ユニット20の測定モードはCYLモードとされ、測定ユニット10のXCレンズの軸は調整された乱視軸に応じて配置される。被検者に同様にXCレンズを90度反転させ、その反転前後での見え方を応答してもらい、同程度に見えるように乱視度数を調整する。CYLモードではダイヤルノブ42を回すことで乱視度数が変えられる。
【0037】
送りキー36を押すと第2のR/G検査に移る。第1のR/G検査の時と同様に、視標呈示装置200にはレッドグリーン視標が呈示され、測定モードはSPYモードとされる。測定ユニット10の球面度数には+0.50D分の雲霧が掛けられる。そして、赤と緑の文字が同程度となるように、ダイヤルキー42の操作により球面度数を調整する。
【0038】
(C)乱視度数=0.25Dのとき
他覚値データの乱視度数が0.25Dのときには、先にXCレンズによる乱視度数調整検査を行うように進められる。他覚値データが弱度の乱視の場合には乱視度数の調整で0(乱視がほぼ無し)になることも多く、乱視度数=0となれば乱視軸度調整検査も不要であるからである。
【0039】
また、乱視度数の調整により0.25Dより大きな度数となれば、0.25Dのまま乱視軸調整→乱視度数調整とした場合よりも乱視軸の確認がし易くなり、軸精度が向上する。さらにまた、0.25Dのまま乱視軸調整→乱視度数調整→乱視軸調整とした場合よりも時間がかからない。
【0040】
前述と同様にXCレンズの反転前後での点群視標の見え具合を確認して乱視度数を調整する。その結果、乱視度数=0であれば、乱視軸調整の検査が省略され、第2のR/G検査に移る(この第2のR/G検査をも省略しても良い)。乱視度数=0でなければ、乱視軸調整検査に移る。そして、送りキー36を押すと、検査手順は再び乱視度数調整の検査に移る。ここで、再び乱視度数調整検査を行うのは、前のステップで乱視軸が大きく変化した場合には、乱視度数も変化することがあるためである。なお、乱視軸の変化量と乱視度数とによる残留乱視を考慮し、不要ならば2回目の乱視度数調整を止めることもできる。その後、第2のR/G検査によって球面度数を調整する。
【0041】
第2のR/G検査を実施後(他覚値の乱視度数=0のときは第1R/G検査を実施後)は、送りキー36を押すことによって、検査は使用者が設定した次の検査項目である視力検査に移る。視標呈示装置200には横マスクが掛けられた視力値1.0の視標が呈示され、測定モードはSPHモードとされる。検者はマスクキー群34のマスク移動キー34a又は34bで、被検者が視認できる最高視力を確認する。マスク移動キー34a又は34bを操作すると、視標呈示装置200のマスクされる視力値視標が変えられる。そして、最高視力が決まったところで、ダイヤルキー42の操作により球面度数を調整し、最もプラスよりで最高視力となる球面度数として片眼の完全矯正値を決定する。
【0042】
図6はXCテストシーケンスフロー101の変容例を示す図である。図5に対して、使用者によって設定された第1のR/G検査からXCテストの検査進行フロー102とXCテストシーケンスフロー103に置き換えて考えることも可能であり、これはXCテストの前後どちらのR/G検査をXCテストシーケンスに含めるかの違いである。
【0043】
以上のように使用者が設定した検眼プログラムにおいても、XCモードでの検査手順の進行は、他覚値データの乱視度数に応じて自動的に判断されるので、間違いや煩わしさがなく、効率良く検査を行うことができるようになる。すなわち、通常のXCレンズの手順を踏んでしまうと、乱視が無い場合に結果的に測定ができないままとなったり、乱視が弱度の場合にはXCテストに時間がかかった末に測定値が確定しないことがあったが、本装置によればこれらが解消される。また、乱視度数を見て手順を考えなくて済むので、間違いが低減できる。
【0044】
なお、乱視度数が0.25Dのときにおいても、0.50D以上のときと同じように乱視軸調整、乱視度数調整の順で行う設定とすることも可能である。これは次のようにする。メニューキー32aでディスプレイ22に設定メニュー画面を表示させた後、その中からパラメータセットメニューを選択する。図7はこのときの画面例である。画面に表示される反転カーソル110をカーソル移動キー32b,32cで移動することにより「C=0.25XCテスト」の項目を選択し、ダイヤルノブ42を回転することで、その右欄の黒点カーソル111を「A→C」に合せる。
【0045】
また、上記のXCテストシーケンスフロー101、103については、このプログラムを適用することなく、使用者が設定した検眼プログラム通りの手順となるようにすることもできる。これは次のようにする。図7に示したパラメータセットメニュー画面で反転カーソル110を「自動XC設定」の項目に合せた後、ダイヤルノブ42を回転することで右欄の黒点カーソル111を「しない」に変更する。これにより、使用者が設定した検眼プログラム通りの手順で進行される。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検者(使用者)により設定された検眼プログラムにおいても、効率良く検査が行える。また、検者により設定された検眼プログラム通りに行うこともできるので、検眼に慣れた検者にとっても使いやすい装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の検眼装置の構成を示す図である。
【図2】実施形態の装置の制御系ブロック図である。
【図3】操作ユニットを上から見た図である。
【図4】プログラム書込みの例を説明するフローチャート図である。
【図5】使用者により設定された検眼フローと装置によって変更される検眼フローを示す図である。
【図6】装置によって変更される検眼フローの変容例を示す図である。
【図7】パラメータの設定変更を説明する図である。
【符号の説明】
3 他覚眼屈折力測定装置
4 レンズメータ
10 測定ユニット
20 操作ユニット
21 主制御部
22 ディスプレイ
23 入力部
24 メモリ部
200 視標呈示装置

Claims (2)

  1. 他覚的に屈折力を測定した他覚測定値を入力する入力手段を有し、視標呈示装置及び自覚的眼屈折力測定ユニットを予めプログラムされた手順により動作させて検査を進行させる検眼プログラムであって、該検眼プログラムは既存の標準的な検眼プログラムと検者が作成する固有の検眼プログラムとの2種類の検眼プログラムを有し得、検眼プログラムを選択的に実行して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置において、検者が固有の検眼プログラムを作成するための制御プログラムであって、プログラムの書き込み画面をディスプレイに表示させ、呈示する検査視標及び/又は被検眼に光学的に付与する光学特性を操作キーにより選択して検査項目を順次設定しうる制御プログラムと、固有の検眼プログラムを作成する上で補助するプログラムであり、使用者によって作成された検眼プログラムを、固有の検眼プログラム中のクロスシリンダ(XC)テストに適用されうるプログラムであって、前記入力された他覚測定値の乱視度数が略0の場合に、クロスシリンダテスト又は、レッドグリーン検査1回及びクロスシリンダテストを省略するクロスシリンダテスト省略プログラムに置き換える、補助プログラムと、固有の検眼プログラム中のクロスシリンダテストについて、検者が作成したクロスシリンダテストの検査項目の順序に従って全検査項目を実行するか、前記入力された他覚測定値の乱視度数が略0のときに前記クロスシリンダテスト省略プログラムを実行するか、いずれかを予め選択し、前記クロスシリンダテスト省略プログラムを実行することが選択されたときは、他覚測定値の乱視度数が略0のときに固有の検眼プログラム中のクロスシリンダテスト又は、レッドグリーン検査1回及びクロスシリンダテストのプログラムの動作を省略する選択手段と、を備えたことを特徴とする検眼装置。
  2. 請求項1の検眼装置において、前記クロスシリンダテスト省略プログラムは、さらに前記入力された他覚測定値の乱視度数が小さいときは乱視度数の調整を行い、乱視度数が略0のときは以降のクロスシリンダテストを省略する過程を持つことを特徴とする検眼装置。
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