JP4003176B2 - 2辺支持板ガラス構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、補強された2辺支持板ガラス構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築物では、サッシを使用することなく板ガラスを支持し、外壁を構築している例が増えてきている。外壁構法としては、リブガラスを用いたガラススクリーン構法(例えば、特許文献1)や、DPG(Dot-Point-Glazing )構法(例えば、特許文献2)などが知られている。
【0003】
一方、一般の事務所ビル等では、横連窓の板ガラス2辺支持が多用される場合が多い。通常のサッシ部材を使った場合では、縦目地のサッシ部材が眺望の妨げとなるため、板ガラスを2辺支持構造とすることで、縦のサッシ部材を無くし、眺望を確保しようとするためである。
【0004】
しかしながら、従来の2辺支持板ガラス構造では、受風圧時に非支持辺の変位、応力が大きくなるため、板ガラスの剛性を高める必要があり、そのために、板ガラスの板厚が厚くなるという欠点があった。板厚を厚くしても、通常のフロート板ガラスでは、非支持辺の寸法をあまり大きくできない。ガラスの許容応力を向上させた強化ガラスや倍強度ガラスを使用すれば、非支持辺の寸法を大きくすることはできるが、コストアップになるという欠点があった。
【0005】
ガラススクリーン構法は、通常のサッシ構法での縦枠部材が、ガラスのリブガラスで構成されているため、眺望を確保するという点では優れているが、リブガラスの上下端部をサッシ枠に固定支持するため、サッシ枠形状がT字型や十字型と複雑になり、リブガラスの両端付近がデッドスペースとなるなどの欠点があり、眺望や透明性が特に要求されるショールームや、競馬場などの特殊なケースでのみ、採用されることが多かった。
【0006】
一般の事務所ビルでの使用を考えた場合、ガラススクリーン構法における前述のデッドスペースの増加は致命的であり、採用されることは非常に少ないと言える。
【0007】
DPG構法は、透明性の確保という点では優れた構法であるが、ガラスに孔を明けて点支持するため、強化ガラスが必要となるなどのコストアップという欠点を有していた。
【0008】
2辺支持で大きな開口部を設けられない理由は、非支持辺の剛性が不足しているためである。その解決策として、補強材を非支持辺に接着し、非支持辺の剛性を高めた構造が開示されている(特許文献3)。しかしながら、この構造は、補強材が金属製のサッシ部材であるため、板ガラス間の目地部の透明性を損なうという欠点を有していた。
【0009】
一方、板ガラスの剛性を同じ板ガラスを端部に積層することで補強する構造が開示されている(特許文献4)。この構造によれば、剛性を高める部材は、ガラスであるため、眺望を損なう可能性は低いが、積層は予め工場で行わなければならないため、施工上や輸送上の問題もあり、かつ、コストアップになるという欠点もあった。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−67883号公報
【0011】
【特許文献2】
特開平10−231571号公報
【0012】
【特許文献3】
特開平6−185266号公報
【0013】
【特許文献4】
特開昭63−63844号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、従来技術が有していた前述の課題を解消し、2辺支持構造の特徴を有しながら、簡単な構造で、非支持辺の長さをできるだけ大きくすることができる2辺支持板ガラス構造を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の問題点を解決するためのものであり、複数枚の板ガラスが面一になるように配置されるとともに、これらの板ガラスの上下2辺部が、それぞれサッシ枠により支持される2辺支持の板ガラス構造において、前記板ガラスの非支持辺である左右辺端部で、隣接する板ガラス間の目地部に、板ガラスと直交方向にリブガラスが配置され、板ガラスとリブガラスとは、シリコーン系シーリング材で接着され、前記リブガラスは、その上下両端部が前記サッシ枠に対して離間配置されることにより浮いた状態で支持された構造であることを特徴とする2辺支持板ガラス構造を提供するものである。
【0016】
本発明は、眺望や透明感を妨げないようにリブガラスを採用し、かつ、ガラススクリーン構法で問題となる上下のデッドスペースを小さくし、かつ、上下のサッシ枠の構造も通常の2辺支持と同様に単純化するため、中間部に設置するリブガラス(以下、浮きリブともいう)を有する構造としている。
【0017】
また、板ガラスとリブガラスとの接着においては、耐久性の優れたシリコーン系シーリング材を使用している。また、板ガラスの小口とリブガラスの面部とをシリコーン系シーリング材で接着しているため、受風圧時において、シリコーン系シーリング材は、板ガラス厚さ方向の変位量とリブガラスの変位量の違いに起因するせん断変形を起すこととなる。
【0018】
従来のSSG構法(structural-silicone-sealant )で代表されるような、シリコーンシーリング材で、風圧力等を負担する構法は、その荷重負担を引張り応力に依存していたため、せん断応力での諸性能の確認・研究は不十分であった。
【0019】
そこで、シリコーン系シーリング材の各種耐久性試験を実施し、せん断応力での使用に適したシーリング材を選定することを実施した。これら一連の実験の中で、2成分系のものより、1成分系のものの方が、耐久性に優れており、特に、繰り返し変形に対する耐久性に優れていることなどを確認できた。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る実施の形態の浮きリブを有する2辺支持板ガラス構造体の一部を示した斜視図である。
【0022】
この2辺支持板ガラス構造体は、矩形状に形成された板ガラス10、10の上辺部12が上サッシ枠14に支持されるとともに、下辺部16が下サッシ枠18に支持されることにより、板ガラス10、10が面一に配置される。また、板ガラス10、10間の目地部20に、隣接する板ガラス10、10間を貫通する形で、略矩形状のリブガラス22が板ガラス10の非支持辺(左右の辺部)の高さ方向の中央部に浮きリブとして配置される。このリブガラス22は図2に示すように、シリコーン系シーリング材24、24によって両側の板ガラス10、10に接着固定されている。シーリング材24は、板ガラス10の小口とリブガラス22の間に施工されるため、風圧などの荷重に対しては、シーリング材24は、図2上で矢印Aで示すせん断応力に対して抵抗する。
【0023】
浮きリブであるリブガラス22が隣接する板ガラス10、10間の目地部20の中間に設置されているため、図3の如く目地部20の下部にリブガラス22の自重を受けるための部材26が配置され施工される。この部材26は、目地部20内に配置されるとともに、下サッシ枠18に固定される。また、部材26は、下枠内のウェザーシールにより固定されることが好ましく、材質としてはアルミニウム合金製、硬質ゴム製、ポリカーボネート製などの棒状部材が好適である。また、アクリル等の透明部材とすることにより、外観的にリブガラス22と一体感をなすので、美観的に好ましい。
【0024】
なお、リブガラス22の上端部の上方に形成される目地部においても、リブガラス22の下方に設置された部材26と同様な部材を介在させることで、シールの目地幅を適切にすることができるため、シール施工上の観点から好ましい。
【0025】
図4は、2辺支持板ガラス構造の他の実施の形態を示す例である。この構造では、リブガラス30は強化ガラス製であり、リブガラス30に孔明け加工を施すことによって、リブガラス30を板ガラス10に固定するための補助ピース部材(固定部品)32が取り付けられている。補助ピース部材32は、金属製部材からなり、防錆処理されたスチールや、ステンレスなどが好適である。リブガラス30と板ガラス10とは、リブガラス30の上下端付近で補助ピース部材32により緊結されることになり、リブガラス30の中央部付近だけが、シリコーン系シーリング材のせん断応力を耐風圧強度として利用した構造方式となる例である。上下のサッシ部材(不図示)、リブガラス自重受け部材26などの構成は、図1の例と同様である。
【0026】
図5に示す補助ピース部材32による緊結構造によれば、リブガラス30を板ガラス10の両面から緊結するように、その緊結部34において補助ピース部材32は4個使用される。補助ピース部材32はL字状に形成される。また、補助ピース部材32は、L字状に形成されたシリコン製の緩衝ゴム36を介して板ガラス10に取り付けられるとともに、図5上で左側の補助ピース部材32の貫通孔33、緩衝ゴム36の貫通孔37、及びリブガラス30の貫通孔31を介して嵌入されたナット38に、図5上で右側の補助ピース部材32の貫通孔33、及び緩衝ゴム36の貫通孔37を介して嵌入されたボルト40を締結することにより、補助ピース部材32がリブガラス30に圧接される。これによって、リブガラス30が板ガラス10に緊結される。
【0027】
【実施例】
ここで、今回の発明を実際の物件への適用を想定し、FEM(有限要素法)解析を用いて検討した結果について述べ、本発明の効果を明確にする。
【0028】
図1に示す基本的構成の場合で、設計上の風荷重を9.8×10-4N/mm2 、ガラスサイズは幅1500mmで検討する。この時、板ガラス10を通常のフロートガラス厚さ15mmで考えると、2辺支持構造の場合での、非支持辺の限界長さは2260mmとなる。
【0029】
この条件に浮きリブである、リブガラス22を有する2辺支持構造を適用する。ここで、リブガラス22の寸法を、幅300mm、厚さ15mmとし、上下部でそれぞれ、板ガラス10より100mmずつ間隔をあけて配置する。なお、シリコーン系シーリング材24の目地幅は7mm、奥行き寸法はガラス厚さと同様に15mmとし、リブガラス22の下方には、アクリル製の部材26を設置し、外観上の配慮から、リブガラス22の上方にも同様の部材26を配置する。最大風圧時のシリコーン系シーリング材24の許容せん断変形率の設定にもよるが、ここでは、許容せん断変形率を50%として考えると、板ガラス10の非支持辺の長さは2910mmまで大きくすることができる。これは通常の2辺支持を100%とした場合の、129%に相当する値である。
【0030】
最近の事務所ビルでは、階高3800mm程度のビルが主流であるので、床スラブ及び天井スペースなどの、上下階の防耐火上必要な不燃材で覆う必要のある900mmを除いた、かなり大きな開口を提供することが可能と考えられ、十分実用に供するものと言える。
【0031】
本発明では、リブガラス22を使用するため、通常のサッシ部材のように眺望を妨げることはなく、リブガラス22は板ガラス10の目地部20で、非支持辺の垂直断面方向の中間部に浮いた状態で設置されるため、2辺支持の上下枠14、18は通常のサッシ部材と全く同じであり、特に加工を必要としていない。
【0032】
通常のガラススクリーン構法の場合、リブガラス20の上下端部支持のために、上下の枠はT字型または、十字型の複雑な形状となるが、本発明では、リブガラス22はサッシ14、18に対して浮いた位置にあり、2辺支持と同様なシンプルな枠なので、上下にデッドスペースが生じることはない。
【0033】
通常のガラススクリーン構法では、リブガラスは、両端を支持された梁として機能するため、風圧条件に応じて適切なリブガラス22の幅が必要となるが、本発明は必ずしも梁としての機能は必要無いので、それだけリブガラス22の幅を小さくすることが可能である。同時に、外観上の配慮により、リブガラスの形状をデザインする自由度も向上する。
【0034】
耐震性能を考えると、通常のガラススクリーン構法の場合、層間変形を受けた場合、リブガラス22と板ガラス10との変形が異なる。そのため、リブガラス22が、板ガラス10の動きとの差に起因するS字形状の変形を起し、破損する現象が発生し、この対策として、リブガラス22と板ガラス10との間のシリコーン系シーリング材24を、中央部では高モジュラス(50%モジュラスの引張応力が0.4N/mm2 以上)のシーリング材を使用し、変形の大きな上下端付近では変形追従性に優れる低モジュラス(50%モジュラスの引張応力が0.2N/mm2 以下)又は中モジュラス(50%モジュラスの引張応力が0.2N/mm2 以上、0.4N/mm2 以下)のシーリング材を用いるという具合に変化させ、リブガラスへの応力の発生を抑える方法も考案されている(特許文献1など)。
【0035】
この方法を適用し、更に耐風圧性能を考えた場合、図6の如くリブガラス22の中央部Aでは前記高モジュラスのシリコーン系シーリング材を使用し、変形の大きな上下端付近Bでは変形追従性に優れる前記低モジュラス又は前記中モジュラスのシリコーン系シーリング材を用いる。これにより、図6(a)の板ガラス10に風圧が作用すると、板ガラス10が図6(b)の如く変形する。すなわち、高モジュラスのシリコーン系シーリング材を使用したリブガラス22の中央部Aではシーリング材のせん断変形量は少なく、低又は中モジュラスのシリコーン系シーリング材を使用したリブガラス22の上下端付近Bでは、シーリング材のせん断変形量が大きくなる。板ガラス10とリブガラス22とのせん断変形量が大きくなる部分は、リブガラス22の上下端付近であるため、この部分に、許容変形率の大きな、低又は中モジュラスのシリコーン系シーリング材を使用することは合理的である。
【0036】
本発明の浮きリブを有する2辺支持板ガラス構造は、シリコーン系シーリング材24のせん断応力を利用して風圧荷重を支持する構造方式を採用している。このため、板ガラス10、10間の目地部20にリブガラス22を貫通して配置させ、室内側のデッドスペースを小さくすることが可能となる。
【0037】
板ガラス10は上下の2辺支持構造として自立しているため、大きな風圧が無ければ自立している。したがって、非支持辺の垂直断面方向の中間部に貫通配置される浮きリブを仮止めすることで、1成分型のシリコーン系シーリング材24での施工が建築現場で可能となる。
【0038】
1成分型のシリコーン系シーリング材24は、硬化後のゴム物性に優れ、特に繰り返し変形を受けた場合の耐久性が2成分型より遥かに優れているため、本発明のような構造方式には好適である。もちろん2成分型シリコーン系シーリング材を本発明に使用することもできる。
【0039】
1成分型シリコーン系シーリング材24は、2成分型と比較し、硬化までの時間は長く必要であるが、風圧等の影響で、硬化過程において生ずるシーリング材の剪断変形は、通常の施工条件であれば、せいぜい±10%以内であり、硬化後の1成分型のシリコーン系シーリング材24のゴム物性に与える影響は全くない。
【0040】
本発明で、シーリング材が破損したとすると、室内側に漏水することとなり、容易にその欠点を発見できる。更に、板ガラス10は上下2辺支持となっているため、通常の風圧時においては即大きな問題となることはない。また、リブガラス22は、板ガラス10、10間に貫通配置されるが、重心位置を室内側にしておくことで、万が一のシリコーン系シーリング材24の破損時にも、リブガラス22が外部に脱落することはない。
【0041】
近年の環境配慮設計の観点から、今後、ビル分野においても、複層ガラスの普及が急速に進む事と思われる。本発明によれば、非支持辺の長さを長くすることが可能であり、しかも、板ガラス10として複層ガラスを使用する場合、板ガラス10とリブガラス22の間のシリコーン系シーリング材24の施工面積が、板ガラス10の厚さ方向に増加するので強度が向上し、非支持辺の長さを増す上で有利となる。
【0042】
続いて、図4に示すリブガラス30の上下端付近で補助ピース部材32により、リブガラス30と板ガラス10とを固定した場合の検討結果を紹介する。
【0043】
設計風圧力は16.5×10-4N/mm2 であり、板ガラス10の幅は1000mm、高さは3800mmである。前回のケースと比較すると、風圧力、板ガラス10の高さともに大きいため、板厚19mmのフロートガラスを使用しても、シリコーン系シーリング材24のせん断応力での構造方式の限界を超えていた。
【0044】
そこで、リブガラス30を強化ガラス製とし、リブガラス30に図5の如く孔加工することで、補助ピース部材32の取り付けが可能になり、ステンレス製の補助ピース部材32によりリブガラス30を板ガラス10に緊結することにした。補助ピース部材32で緊結された付近では、シリコーン系シーリング材24にはせん断変形が生じないため、上下の補助ピース部材32、32の間だけが、シリコーン系シーリング材24のせん断変形により風圧荷重を支持する構造となる。検討の結果、浮きリブであるリブガラス30を、強化ガラス製で、厚さ10mm、幅200mm、高さ3600mmとして、上下端付近で補助ピース部材32、32により固定することで、シリコーン系シーリング材24のせん断変形率を30%以下に納めることが可能となった。なお、リブガラス30の下方には、アクリル製の部材26を設置し、外観上の配慮から、リブガラス30の上方にも、同様の部材26を設置している。
【0045】
補助ピース部材32で支持する場合、板ガラス10及びリブガラス30の応力集中による破損の心配があるが、FEM解析の結果、いずれもガラスの許容応力値以下であることが確認できている。
【0046】
この場合、フロートガラスの単純2辺支持とすると、非支持辺の限界長さは2200mmであるため、本発明を応用することで2辺支持の場合を100%とするとその172%まで、非支持辺の寸法を大きくすることが可能となった。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る2辺支持板ガラス構造によれば、簡単な構造で2辺支持構造の特徴を有しながら、かつ、眺望を損なうことなく、非支持辺の寸法を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2辺支持板ガラス構造の第1の実施の形態を示した斜視図
【図2】図1上で2−2線に沿うリブガラス固定構造の断面図
【図3】リブガラスの受け部材を示した要部拡大図
【図4】本発明の2辺支持板ガラス構造の第2の実施の形態を示した斜視図
【図5】図4上で5−5線に沿うリブガラス固定構造の断面図
【図6】耐風圧性能を説明した本発明の2辺支持板ガラス構造の模式図
【符号の説明】
10…板ガラス、14…上サッシ枠、18…下サッシ枠、20…目地部、22、30…リブガラス、24…シリコーン系シーリング材、26…リブガラス自重受け用部材、32…補助ピース部材、34…緊結部、36…緩衝ゴム、38…ナット、40…ボルト
Claims (4)
- 複数枚の板ガラスが面一になるように配置されるとともに、これらの板ガラスの上下2辺部が、それぞれサッシ枠により支持される2辺支持の板ガラス構造において、
前記板ガラスの非支持辺である左右辺端部で、隣接する板ガラス間の目地部に、板ガラスと直交方向にリブガラスが配置され、板ガラスとリブガラスとは、シリコーン系シーリング材で接着され、
前記リブガラスは、その上下両端部が前記サッシ枠に対して離間配置されることにより浮いた状態で支持された構造であることを特徴とする2辺支持板ガラス構造。 - 前記リブガラスの上下部に、リブガラスと前記板ガラスとを固定する部品が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の2辺支持板ガラス構造。
- 前記板ガラスと前記リブガラスとを接着する前記シリコーン系シーリング材は、1成分系のシーリング材であることを特徴とする請求項1、又は2に記載の2辺支持板ガラス構造。
- 前記板ガラスと前記リブガラスとを接着するシリコーン系シーリング材は、リブガラスの上下端部と中央部とで使い分けられており、中央部には、高モジュラスのシーリング材が使用され、上下端部には、低モジュラス又は中モジュラスのシーリング材が使用されることを特徴とする請求項1、2、又は3のうちいずれか一つに記載の2辺支持板ガラス構造。
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CN101167432B (zh) * | 2007-09-19 | 2010-05-19 | 孙康云 | 果实套袋装置 |
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