JP4002607B2 - 粒子被覆した固体基材の製造方法 - Google Patents

粒子被覆した固体基材の製造方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、磁力を利用して粒子を基材上に推進させることによってその表面上に形成した粒子被覆を備える様々な基材を製造する方法に関する。
背景技術
粉末コーティングは、2つの特有な適用分野ではかなりの経済的利点を有するが、それらの各分野では若干の限界もある比較的単純な方法である。粉末コーティングは、粉末の層として被覆される基材の表面上に、その性質が特徴を強化させるように前もって選択され、細かく粉砕された粉末を付着させ、次に、連続コーティングが望まれる場合には、粉末層を融解させ、流動させ、連続した塗膜にそれを融着させる熱を粉末被覆基材に加えることを含む。粉末コーティングは、これが伸びや流れを促進させるための揮発性キャリヤーを必要としないので、液体コーティング法に比べてエネルギーおよび作業コストの低減、高作業効率、および環境的安全性の利点を有する乾式法である。粉末コーティングは、塗料を大きな表面上に塗布することと、粉末を粒状基材上に塗布することとの、2つの特有な適用分野で使用される。粉末を所望の表面に接着させる様々な粉末コーティングは、様々な分野で使用される。
金属表面の装飾的仕上げや、保護被覆をコーティングする需要は大きい。大面積への粉末コーティングは、これらのように塗料を塗布するのに経済的で、環境的に安全な方法である。基材の表面上への粉末の接着を達成するには、通常は、流動床、プラスチック溶射、または静電吹付を使用して行われる。
流動床法では、熱可塑性、または熱硬化性粉末が適当な容器内に入れられ、流動化される。被覆される部分は、加熱され、流動化粉末の層内に浸漬される。加熱部分と接触すると、粉末が溶けて、接着する。但し、一般に、約100μm未満の粒子は、うまく流動化せず、部品は通常、熱による歪みが起こらないように金属製である、粉末は、一般に熱可塑性材料に限定され、容器は、流動化粉末で満たされなければならなく、最小限の被覆層の厚みは、典型的に250μmを上回ることになる。
プラスチック溶射法では、熱可塑性粉末は、被覆される表面上に保持された空気/プロパン混合炎を通して運ばれる。次に、溶融粉末は、その表面に接触して、接着する。この方法では、小さくて、入り組んだ形状をした部品をコーティングするのは難しく、塗料は、熱可塑性材料に限定され、炎内で熱可塑性材料を溶融させると、ある種の重合体を劣化させ、有害な気体を生成させる可能性もある。
静電吹付法では、高電圧源が粉末噴射ガン内に安定コロナ電界を生成させるために使用される。粉末粒子は、空気流内に分散され、それらが静電気的に帯電された状態となるコロナ放電領域を通過させられる。帯電した雲は、次に接地された基材に導かれ、それに、各粒子は、正と負の電気的吸引力によって引き付けられる。但し、一般に、金属基材にしかコーティングできず、粉末は、熱硬化性材料に限定され、最大限の被覆厚みは、典型的に、粉末層が成長すると金属表面の絶縁、および静電斥力が起こるので、約75μmとなり、入り組んだ形状の表面にコーティングするのは難しい。
電界内での流動性、分散性、湿潤性、嵩密度、色、性能などの特性を改善するために粒子コーティングによる表面修正に対する需要がますます大きくなってきている。高価格、そして/又は希少な材料をより低コストのキャリヤー上に接着させることによってこれらの材料を使用するのを節約し、新たな複合粒子材料を作り出し、製造ステップ、およびサイクルタイムを短期化する要望もある。小面積粉末コーティングは、これらの修正を達成するのに経済的で、環境的に安全な方法である。小面積粉末コーティングが行われる用途には、実施例えば、トナー、化粧品、調合薬、染料、塗料、インク、セラミック、粉体金属、食料品調味料、精薬品、触媒、電子材料、および生化学薬品を含む。コアー粒子の表面への粉末の接着を達成するのは、通常、機械的溶融法によって行われる。
機械的溶融法では、粉末およびコアー粒子は、通常は、所定の比率で予備混合される。この混合物は、次に、加熱したチャンバ内に送られる。チャンバ内で高速で移動する部品は、粉末およびコアー粒子と衝突し、それらが互いに溶融するような速度でそれらを衝突させる。多数回通過させて、コアー粒子上により厚みのある層、または多数の異なる層を生成させる。これらの限界には、コアー粒子が研磨剤である場合には過度な機械摩耗、硬質コアー粒子を破砕する、または脆いコアー粒子を破壊する傾向、入り組んだ形状の小さな物品をコーティングするのが難しい、および繊維の綱などの連続した物品をコーティングするのが難しいことを含む。
大面積コーティング法およびコアー粒子粉末コーティング法の限界の多くは、固体基材上に磁力によって推進された粒子を塗布することによって克服される。これらの基材は、プラスチック、金属、または任意の硬質材料の単純な、または非常に入り組んだ形状の物品であっても良い。これらの粉末は、プラスチック、金属、または有機材料であっても良い。この方法は、閉空間内に、事前に計量した量の粉末、小粒子磁気要素、およびコーティングされる基材を配置することを含む。閉空間内の内容物は、小磁気要素を移動させ、それにより粉末を露出した表面に衝突させてコーティングするのに十分な強度の磁界を受ける。但し、この方法は、使用できる基材および粉末の種類が限定されるバッチ法である。さらに、大抵の場合、微粒子磁気要素と共にホワイトパウダー塗料を使用すると、被覆が脱色、そして/又は黒色化されることとなる。
発明の開示
本発明は、
a)振動磁界を与えるステップと、
b)コーティング材料と、基材と、少なくともコーティング材料の流動床を形成することによってコーティング材料を基材に付着させ、コーティング材料を基材の表面に接着させるのに十分な力を与える手段とを磁界内に連続的に導入するステップと、
c)被覆された基材を連続的に収集するステップとを備える粉末を基材に接着させる方法を提供する。
付着手段は、磁気要素、または磁気である場合、コーティング材料、または基材の磁気的性質で提供されても良い。本発明の唯一の特徴は、工程時に被覆された磁気要素を使用することである。これらの被覆された磁気粒子は、ホワイトパウダー塗料が磁気粒子を用いてコーティングされると、被覆が黒色化、または脱色化したという当技術に見られる問題を排除することができる。特に有利なことは、この連続工程中に、被覆された基材から磁気要素を分離することができることである。
さらに、この付着手段は、微粒子である場合にはコーティング材料や、基材を流動化させる働きをもする。本発明では、粒子の流動化床が形成される。この流動化床は、コーティング材料が磁気的で、コーティングされる基材が線状であるところでは、コーティング材料のみを含有しても良い。コーティング材料が磁気的で、コーティングされる基材が微粒子である場合、このコーティング材料は、磁界内の流動化床となるように働く。代わりに、基材が微粒子で、磁気的であるとき、この基材は、基材およびコーティング材料の両方を流動化させるように働く。コーティング材料も基材も磁気的でないとき、磁気要素が、流動化床を流動化させるように準備される。
本発明の方法は、基材粒子の表面粗さを増して、流動性を改善することによってなど基材の表面の性質を変更し、表面を修正して耐腐食性を改善し、高コスト材料の性質を有する粒子を与えるが、粒子の外部のみに材料を与えることによってコストを低減する塗料を提供するのに有用である。本発明の連続工程の特定の利点は、最新技術で利用できるコーティングとは対照的に得られるコーティングの均一性にある。全体を通じて一貫した品質を維持しながら行われる、本発明の連続工程は、小バッチ工程とは対照的に、大規模なコーティングには最も効率的となる。
さらに、本発明の方法は、コーティング工程で溶剤を用いないので環境に優しい。この方法は、金属コーティングが、化学蒸着、またはスパッタリング技術を用いて重合体基材に塗布されるときでも真空を必要としない。
本発明の方法の他の利点は、ガラスビーズ、薄片、および先端技術で現在利用できる同様の方法では破壊し易い他の基材などの脆い基材にコーティングすることができることである。本発明は物品をいかに連続的にコーティングするかについての問題を解消したので、ウエブなどの線状基材、および同等のものは、今や容易にコーティングでき、現在の最新技術の方法は、時間のかかる、非効率的なもので、歩留まりが低い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のコーティング装置の側面図である。
第2図は、本発明の他のコーティング装置の断面図である。
第3図は、本発明の他のコーティング装置の断面図である。
第4図は、本発明の他のコーティング装置の側面図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明で有用な基材は、多様である。これらの基材は、微粒子からフィルム、綱、ワイヤ、ロープ、およびよりひも、可撓性チューブ、および織地などの連続した線状材料まで可能である。その構成、すなわち、基材の形状およびサイズに関する上限は、発生される振動磁界の大きさ、および1台が使用される反応器の大きさによって決定される。粒子基材は、粒径が0.1μmであっても良いが、連続線状基材の場合は、使用される分配/収集装置によって扱う得る厚み、すなわち細さとなる。
これらの基材は、ワイヤスクリーンや、金属チューブなどの硬質金属材料、重合体フィルム、ビーズ、コーンスターチ、エポキシパウダー、および織地などの比較的軟質な材料、固体ガラスビーズ、および屋根材グラニュールなどの硬質破壊可能な材料、熱処理した、または溶融した酸化アルミニウム、炭化珪素、アルミナ、ジルコニア、シリカ、炭化ホウ素、ガーネット、およびそれらの化合物などの研磨粒子、中空ガラス球、アルミニウムや雲母の薄片および発泡体などの脆性材料、および同等の材料である。意外にも、本発明の方法は、実質的に破壊もなく脆性基材をコーティングするように形成できる。反応器への損傷も、基材が研磨材料であるときには最小限に抑えることができる。
基材の表面特性も、中空ガラス球体におけるように比較的滑らかなものから、スクリーンおよび織地などの比較的複雑なものまで変更できる。
様々なコーティング材料が基材に塗布されて様々な目的を果たす。実施例えば、基材表面は、研磨粒子などの粒子材料の流動性を改善する、または後の処理が行われる際にフィルムを取り扱い易くするために、修正されて表面の性質を粗いものから滑らかなものに変更できる。コーティング材料は、腐食を防ぐためにスチール上にエポキシ化合物を塗布する場合など、保護障壁として基材に塗布できる。酸化アルミニウムなどのコーティング材料、およびフェノール粉末は、不織布熱可塑性精錬材料に塗布されて研磨性を増すことができる。酸化鉄などの磁気塗料は、ポリエステルフィルムなどの重合体基材に塗布されて磁気記録媒体にすることができる。
高コストコーティング材料も、低コスト基材に塗布されてコストに見合う所望の性質を達成することができる。実施例えば、顔料および反射材料は、中空のガラス球状体上に塗布されて所望の光学的特性を持たせることができる。キレート化剤、実施例えば藻類、などの脆い反応性塗料は、基材に塗布されて所望の反応性材料を達成することができる。金、銀、またはプラチナなどの貴金属は、基材に塗布されて所望の美的効果を達成することができる。
本発明の方法は、製造コストをも低減でき、環境的にも有益である。本発明の方法は、溶剤を使用せず、典型的に、塗料を熱可塑性重合体材料に塗布する際に、溶剤コーティング法が使用されているところでは有益なものとなる。コバルト添加磁気酸化鉄および樹脂は、重合体シート上に塗布されて磁気記録媒体にすることができる。金属塗料は、現在使用されている他の技術と違って本発明では真空を利用しないで重合基材を含む様々な基材に塗布できる。
本発明の方法は、典型的に流動化床法で使用されるものよりも遥かに小さな粒子を使用することができる。一般に、約100μmよりも小さな粒子では、流動化床で気泡が発生したり、他の不均一なものとなり巧く流動化させるのが難であった。本発明では、流動化床は、0.005μmのコーティング材料粒子から形成でき、しかも500μmのコーティング材料でも同様に流動化できる。故に、約0.005μmから500μmまでのコーティング材料粒子の範囲が本発明では使用できる。典型的に、約0.5μmから100μmまでの範囲の粒子が、通常に使用される。同粒度範囲の基材粒子も、本発明では使用できるが、そのような粒子は、通常、少なくとも0.1μmの粒径である。
一般に粒子状のコーティング材料は、実施例えば、球、薄片、および不規則な様々な形状の任意のものであっても良い。粉末は、緩い集塊は、磁界内での衝突で容易に破砕されるのでこのような集塊状のものであっても良い。但し、基材(粉末)の破砕性は、広範囲で変動し、基材(粉末)が、一次基材粒子を壊すことなく、磁気要素による何回もの衝突を通じて個別の粒子を流動化させるのに十分な耐久性があることにのみに限定される。
使用されるコーティング材料の量は、コーティング材料の追加や塗膜厚によって求める所望の性質による。基材の塗料に対する重量比は、約500:1から1:20まで変更できる。実施例えば、シリカ、またはチタニアなどの塗料が炭化珪素研磨粒子上に被覆されて流動性を改善すると、基材のコーティング材料に対する重量比は、一般に100:1から100:2までの範囲内となる。アルミニウム、または雲母片が帯電トナーパウダーで被覆されると、基材のトナーに対する重量比は、好ましくは約20:1から1:20まで、より好ましくは約5:1から1:5まで、最も好ましくは約3:1から1:3までの範囲内にある。当業者は、被覆された粒子の最終の使用目的により、基材に対するコーティング材料の適当な重量比を容易に決定することができる。
このコーティング材料は、コーティング材料、または性質が磁性である場合には基材材料の作用によって、またはコーティング材料、粒子である場合は基材、および存在する場合は磁気要素を流動化し、基材上へのコーティング材料のピーニングを引き起こす双極振動磁界内での磁気要素の作用によって基材上に塗布される。コーティング材料、または微粒子基材のいずれも磁気的でない場合には、双極振動磁界が、塗料粒子内への磁気要素の衝突を引き起こし、それらをピーニング作用で基材上に強く押しつける。そのような連続行程中に、一定量のコーティング材料が、平衡状態に達するまで、磁気要素、および反応チャンバを被覆する。一度平衡状態に達すると、これは維持されると同時に、連続コーティング工程も進行する。これは、平衡状態に達するまで時間を要する、または要しない可能性がある、つまり一貫した均一なコーティングができない時間のかかるバッチ工程での改善となる。
この磁界は、発振器、発振器/増幅器を組み合わせたもの、ソリッドステートパルス装置、およびモータジェネレータによって誘導され、供給されても良い。この磁界は、空気コアー、または積層した金属コアー、固定子装置、または同等のもので提供されても良い。好ましい磁界ジェネレータは、1つ以上の固定子、すなわち電機子を排除して、変圧器を介して交流源によって給電されるモータによって提供される。さらに、金属片は、磁界ジェネレータの外側に配置されて磁界を特定の容積空間に制限する。
有用な磁界は、所望の運動を引き起こすのに十分な、但し振動磁界によって移動されるコーティング材料、または磁気要素の磁気的性質を消磁するには不十分な強度を有するものである。好ましくは、これらの磁界は、約100エルステッドと3,000エルステッドとの間の磁気強度、より好ましくは約200エルステッドと2,500エルステッドとの間の磁気強度を有する。
振動磁界内での発振周波数は、磁界内で移動される要素と、流動化される周囲粒子との間で起こる衝突数に影響を及ぼす、すなわち移動磁気要素、またはその性質が磁気的である場合にはコーティング材料との衝突によって常時移動状態に保たれる。発振周波数が高すぎる場合、磁気要素、またはその性質が磁気的である場合にはコーティング材料は、要素の慣性のために、変化する磁界内でスピンすることができない。発振周波数が低すぎる場合、滞留時間は、粒子を流動化させるのに磁気要素、またはその性質が磁気的である場合にはコーティング材料に十分な動きがなくなるまで増加される。磁界内での振動は、実施例えば、引用によってここに含められる米国特許第3,848,363号「ラブネス(Loveness)」で開示される多相固定子を使用して回転磁界を生成することによって、または毎秒規定サイクルで供給するAC電源を備えた単相磁界ジェネレータを使用して双極振動磁界を生成することによって起こすことができる。この周波数は、5ヘルツから、1,000,000ヘルツまで、好ましくは50ヘルツから1,000ヘルツまで、より好ましくはAC電源で通常使用されるヘルツ数、すなわち50ヘルツ、60ヘルツ、および400ヘルツであっても良い。この双極磁界は、使用される磁界ジェネレータが一般に安価であり、回転磁界を生成するために使用されるものよりも入手し易いので、好ましい。
コーティング材料が、磁気粉末を有するなど磁気的性質を有する場合、この粉末は、一般に、約200エルステッドから5,000エルステッドまでの範囲の保磁力を有する、音声、映像、およびデータ記録用の記録およびコンピュータ産業で使用される種類のものである。磁界内の磁気粉末は、基材が微粒子である場合には基材だけでなくそれ自身も流動化するのに十分な運動を展開させるべきである。そのような磁気粉末には、実施例えば、ガンマ酸化鉄(Fe23)、ISK Magnetics,Inc.社の約300エルステッドの保磁力を有する粒長が約4μmおよび粒径が約1μmの針状粒子、コバルト添加したガンマ酸化鉄(Co−Fe23)、ISK Magnetics,Inc.社の約800エルステッドの保磁力を有する粒長が約4μmおよび粒径が約1μmの針状粒子、硬質バリウムフェライト(BaO・6Fe23)、日本のToda Kogyo Corp.社の約3,000エルステッドの保磁力を有する厚みが約0.01μmおよび粒径が0.1μmの小板粒子、およびAlNiCo、希土類金属、およびセラミックなどの他の磁気粉末を含む。
磁気粉末は、一般に可能な限り小さくして、薄い塗膜にできることが望ましく、それらの形状は、それらを生成するために使用される製造プロセスによって決まる。短時間で所望の塗膜厚を達成するために流動化させるほどの量の磁気粉末を使用するのが、一般に好ましい。一般に、磁気粉末は、0.05μmから5.0μmまでの、好ましくは0.1μmから1.0μmまで、より好ましくは0.1μmから0.4μmまでの粒度を有することができる。
それぞれが個々の微細な永久磁石である磁気要素の集塊は、コーティング材料、および粒子である場合には基材を流動化させるために使用できる。そのような磁気要素は、一般に、200エルステッドから3,000エルステッドまでの範囲の保磁力を有する。適当な磁気要素には、実施例えば、ガンマ酸化鉄、硬質バリウムフェライト、粒状アルミニウム−ニッケル−コバルト合金、またはそれらの混合物を含む。磁気要素は、ネブラスカ州、ノーフォークのArnold Engineering Co.社から入手できるPLASTIFORM(商標)貼り合わせ磁石の粉砕片などの加硫したニトリルゴム内に埋め込まれたバリウムフェライトなど、重合母材内に埋め込まれた磁気粉末をも含む。さらに、磁気要素は、実施例えば、硬化させたエポキシ、またはポリテトラフルオロエチレンなどの重合材料で塗布して、磁気要素の表面を平滑にする、またはそれらをより耐摩耗性にすることができる。この特定の利点は、塗布結果のコーティングが白いまま残り、プロセス時に脱色、そして/又は黒色化されないので、ホワイトパウダーでコーティングする場合には明白となる。
磁気要素は、コーティングされる粉末サイズ未満から被覆される粒子基材サイズの1,000倍を超えるサイズまで変更できる。これらの磁気要素があまりにも小さすぎる場合、それらは、修理基材に付着した粉末を分離するのが困難となる。一般に、磁気要素は、0.005μmから1cmまでの粒度範囲で変更できる。粒子基材サイズの何倍もの長さを有する重合体を埋め込んだ磁気材料のストリップも、時には粘着性重合基材を流動化させるのに有用である。一般に、磁気ストリップは、約0.05mmから500mmまで、より好ましくは約0.2mmから100mmまで、最も好ましくは1.0mmから25mmまでの粒度を有する。磁気要素の適当な粒度は、これら当業者によって容易に決定できる。
磁界内で使用できる磁気要素の量は、滞留時間、塗料の種類、粉末、および使用される場合は粒子基材を流動化させる移動磁気要素の能力に依存する。好ましくは、コーティング領域内の粉末、または粒子基材が使用される場合には粉末、および基材を流動化させるのに必要とされる磁気要素の量だけである。一般に、磁気要素の重量は、所定時刻での磁界内の粉末の重量と、または粒子基材が使用される場合、粉末および基材の両方の重量とほぼ等しくなるべきである。
これらの磁気要素があまりにも大きすぎる場合、それらは脆い、すなわち破砕しやすい粒子基材を損なう可能性がある。実施例えば、PLASTIFORM(商標)磁気材料を破砕して様々なサイズの磁気要素を形成することによって準備されるものなどの磁気要素が重合ベースの状態である磁気要素が存在する中で20μmの外径、1μmの壁厚を有する中空ガラスバブルが、コーティングされるとき、磁界強度がバブルを流動化させるのに十分な場合、No.30メッシュスクリーンを通過するが、No.45メッシュスクリーンは通過しないこれらの要素は、一般に中空ガラスバブルの一部を破砕する。但し、No.80メッシュスクリーンを通過するが、No.120メッシュスクリーンは通過しない磁気要素は、ガラスバブルを破砕しない。
本発明で有用なチャンバは、フリントガラス、実施例えばPYREX(商標)ガラスなどの強化ガラスなどの様々な非金属材料、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、およびナイロンなどの合成有機プラスチック材料、およびセラミック材料製のものであっても良い。金属材料は、渦電流が発生するところでは使用できるが、これは振動磁界に悪影響を及ぼすこととなり、これらの影響を克服するにはより電力を増すことが必要となる。
チャンバ壁の厚みは、磁気要素の衝突に耐えるのに十分であるべきで、使用される材料による。適当な厚みは、当業者には容易に決定できる。ポリカーボネートがチャンバを使用するために使用される場合、適切な壁の厚みは、0.1mmから25mmまで、好ましくは1mmから5mmまで、より好ましくは1mmから3mmまでの範囲となる。
チャンバの形状は、磁界が任意の形状を満たし、そのチャンバ内で粉末を流動化させるので、円筒状、球状、多角形状、または不規則な形状であっても良い。このチャンバは、実施例えば、垂直、水平、角度をもって、またはらせん状などの任意の向きのものであっても良い。
本発明のプロセスは、図に示された様々なコーティング装置との関連でさらに説明される。
第1図は、フィルム、繊維、不織布材料、スクリーン、ワイヤ、またはチューブなどの線状連続基材にコーティング材料を塗布するためのコーティング装置を示す。このコーティング装置10には、磁力線13によって表される磁界を生成する交流電源12によって駆動されるCフレームのモータ固定子11を含む。移動基材14は、磁界の範囲内に入るように固定子11に近接して配置される。操作を単純にするために、この基材は、固定子と間接接触した状態で走行する、または必要ならば、スペーサ、または分配コントロール手段によって固定子から10mmの距離に保持することができる。コーティング材料が磁気的性質のものでない場合、コーティング材料15および磁気要素16も磁界内に導入され、コーティング材料15は、磁界内で非常に大きな作用をもって移動し、コーティング材料15を基材14に追いやって被覆基材17を形成する磁気要素16のピーニング作用によって基材14に付着される。
コーティング材料が磁気的性質のものである場合、磁気要素は、コーティング材料それ自体が磁界内で移動し、基材に衝突するので不必要となる。この磁気コーティング材料は、好ましくは、実施例えば、ドイツ、DuisbergのBrabender社から入手できるModel H20/DDS/20/20 Loss−In−Weight Screw Feeder(減量スクリュー供給機)、およびペンシルベニア州、ホーマー市のFMC Corp.社から入手できる振動供給装置などの粉末搬送装置によって振動磁界内に計量しながら供給される。
第2図は、線状連続基材を塗布するための本発明で有用な装置の代わりとなる実施実施例を示す。このコーティング装置20には、基材22が通過できる塗布チャンバ21を含む。塗布チャンバ21は、水平、垂直、または水平と垂直との間の任意の位置に位置決めされても良い。交流電源24によって駆動されるCフレームのモータ固定子23は、塗布チャンバ21内に磁界を与える。磁気要素25は、塗布チャンバ21内、および振動磁界が存在する中に導入される。基材22は、入口ポート26を通って供給ロールからコーティング材料27と共に塗布チャンバ21内に移動し、次に塗布した後に、この基材は、出口ポート28を通って巻き取りロール上に被覆基材29として出てくる。塗布チャンバ21の入口ポート26および出口ポート28の構造は、塗布される基材の種類による。綱、チューブ、ワイヤなど、比較的形状が円形の基材では、これらのポートは、好ましくは円形で、そのチャンバは、円筒状、すなわち球状にほぼ等しくできる。フィルム、織地、スクリーンなど、比較的形状が平坦な基材では、入口および出口ポートは、スロットの形状で、その塗布チャンバは、若干、より平たい構造のものにできる。これらのポートのサイズは、好ましくは、磁気要素が、存在する場合、チャンバ内にしっかり保持されるようなものである。
性質が非磁気的であるコーティング材料27は、基材22が磁界内の塗布チャンバ21を通過するときに塗布チャンバ21内に導入され、移動磁気要素25の衝突作用は、基材22上にコーティング材料27を叩きつける。第1図の装置と同様に、コーティング材料の性質が磁気的である場合、磁気要素は不要となろう。
第3図は、粒子基材上にコーティング材料を連続的に塗布する装置を示す。装置30には、交流電源33によって駆動される固定子32などの、磁界を発生するための装置が少なくとも1つその周りに配置される筒状反応チャンバ31を含む。この反応チャンバ31は、水平位置、垂直位置、または水平と垂直と間の任意の位置に設置できる。スクリーン34は、反応チャンバ31の長さ方向に沿って配置され、磁気要素35はそれぞれ仕切られた区画36内に存在する。これらのスクリーンは、重合材料、セラミック材料、および金属を含む様々な材料から製造できる。好ましくは、これらのスクリーンは、ステンレススチール、またはナイロンから製造される。
これらのスクリーンが金属製である場合には渦電流を形成するが、それらは加えられた振動磁界に大きな影響を及ぼすほど強くはないようである。粒子基材材料37およびコーティング材料38は、入口ポート39において導入される。磁界が加えられると、磁気要素35が移動し、粒子基材材料37およびコーティン材料38を流動化する。これらの磁気要素は、コーティング材料38に衝突して、粒子基材材料37上にコーティング材料38を叩きつける。これらの被覆粒子40は、次に放出ポート41から反応装置を出て行く。
スクリーン34のメッシュサイズ、粒子基材材料37、コーティング材料38、および磁気要素35のサイズを正しく選択することによって、システムは、磁気要素35が各スクリーン区画36内に保持されると同時に、コーティング材料38および被覆粒子40が、チャンバ内を容易に移動するように設計できる。図示されていないが、反応チャンバ振動手段は、チャンバ内で材料を移動させ易くし、しばしば処理量が5から10倍、さらに増加する。さらに、より小さな磁気要素のグループの中に数個の大きな磁気要素を混合すると、コーティング材料、または基材として吸湿性粉末が使用される場合スクリーンが目詰まりしにくくなる。さらに、機械的振動装置を加えて、反応チャンバ内での粒子運動を容易にすることも可能である。
代わりに、このようなシステムは、入口ポート内に粒子基材材料、コーティング材料、および磁気要素を供給し、コーティング材料に磁気要素を衝突させ、基材材料上にコーティング材料を叩きつけて被覆基材を形成し、磁気分離器を用いて放出ポートにおいて磁気要素を被覆基材から分離させることによって、スクリーンを用いることなく操作できる。このシステムは、基材粒子、またはコーティング材料が磁界が存在する領域内でその粒子を流動させるのに十分な磁気的性質を有する場合、磁気要素を使用しなくても、同様に操作できる。磁気的性質を有する基材材料およびコーティング材料のみがチャンバ内に供給される場合、それらは、予備混合されるのが好ましい。
さらに、チャンバ内にスクリーンを用いない同様のシステムの代わりとなるべく実施実施例は、スクリュー搬送機などの非筒状チャンバを含む。アルキメデススクリュー、またはジクザグ混合機も、本発明を実施するのに有用である。
第4図は、交流電源55によって駆動される導線コイルなどの電磁界ジェネレータ54によって発生される磁界内に設置される反応チャンバ53を用いて粒子基材52上にコーティング材料51を連続的に塗布するための装置50を示す。連続した可撓性磁気ベルト56は、振動磁界の領域を経て、チャンバから周囲磁界の領域へと出るように、制御された速度で反応チャンバ53を貫通する。基材材料52、コーティング材料51、および磁気要素57は、最初に、反応チャンバ53内に連続的に供給される。基材材料52、コーティング材料51、および磁気要素57は、振動磁界の領域内に入ると、それらは流動化した状態となり、磁気要素57は、コーティング材料51に衝突し、粒子基材52上にコーティング材料51を叩きつける。磁気要素57および被覆基材58が反応チャンバから出てくるとき、被覆粒子58は収集され、磁気要素は、可撓性磁気ベルトに付着して、入口ポートに戻され、そこで粒子基材およびコーティング材料が反応チャンバ内での搬送、および基材材料上へのコーティング材料の塗布のために加えられる。この種類の塗布システムは、凝集性表面を有する重合基材を塗布するために特に有用である。
上述の塗布システムは、所望結果により変更できる。1つ以上の同装置を直列に配置して、所定の通過時に基材に付着させる粉末の量を増すこともできる。粉末を付着させた基材が1回以上このプロセスを通される場合にはより多くの粉末を基材に塗布することもできる。さらに、基材が1回以上このプロセスを通され、粉末が通過毎に変更される場合、1種類以上の粉末を、種類の異なる層として、付着させることができる。他の変形も、当業者に明白である。
本発明の目的や利点は、次に実施例によりさらに説明するが、これらの実施例で引用された特定の材料やそれらの量は、その他の条件や詳細と同様に、この発明を不当に限定するように解釈されるべきでない。特に指示されない限り全ての部およびパーセントは重量による。特に指示がない限り実施例では、磁気要素は、ネブラスカ州、ノーフォルド市のThe Arnold Engineering Co.社から入手できるPLASTIFORM(商標)B−1030磁気材料を粉砕し、粉砕された材料を篩いにかけて所望のサイズを得ることによって準備した。本発明により準備した一定の被覆材料の流動性は、次のように試験した。
ジャー、すなわちガラス瓶は粒子材料のサンプルで半分満たされ、水平線から45°と90°との間の角度に保持され、緩やかに回転される。粒子材料が、凝集塊として移動するのが観察される場合、その材料は、あまり流動性がないと言われる。この粒子が、液体のように、容易に移動すると観察される場合、それは優れた流動性を有すると言われる。
実施例1〜4
実施例1において、Hercules,Inc.社から入手できる、各炭素繊維が約5μmの径の略円形断面である、硬質表面を有するTypeIM7炭素綱は、それぞれが約25mmの内径、および綱が通過するためのチャンバの対向側に1mmの径の開口部を有する球状ガラスチャンバの一連の4PYREX(商標)内に1m/minで通された。各チャンバは、チャンバ長の一部を包囲する単一磁界ジェネレータを備えていた。磁界ジェネレータは、Cフレーム電動機から電機子を取り除くことによって得られるCフレームモータ固定子であった。それらは、8アンペア、120ボルト、60ヘルツの容量を有する可変変圧器によって給電された。
3M Company社から入手できる、熱開始剤を含有した、平均粒径が約5μmのSCOTCHKOTE(商標)134エポキシ粉末は、振動供給機、Eriez Magnetics,Inc.社から入手できるModel 25Aによって、100mg/minの流量で、別々の開口部を通って各チャンバ内に供給された。約5gの磁気要素が、各チャンバ内に閉じ込められた。これらの磁気要素は、それらがNo.30メッシュスクリーンを通過するが、No.50メッシュスクリーンを通過しない、約2mmの短寸法と約3mmの長寸法とを有する磁気要素を提供するように選択された。
8アンペア、110ボルト、60ヘルツの直流コンセントに差し込まれ、各固定子に接続された可変交流変圧器からの電圧は、結果として得られる60ヘルツの振動磁界が、粉末を流動化し、粉末を炭素綱に付着した状態にするほど十分に磁気要素を移動させることができるように、0から約25ボルトまで昇圧された。このエポキシ被覆炭素綱は、次に循環炉内で100℃、2分間加熱された。溶融したエポキシ粉末が炭素綱の繊維群上に連続塗膜となって流れた状態は、走査電子顕微鏡検査法(SEM)によって確認された。
実施例2〜4では、基材は、径が約5μmのほぼ円形断面である、Owens Corning Co.社から入手できるS−2ガラス繊維ヤーンの、硬質表面を有するガラス綱が、実施例2で塗布され、径が約1mmのほぼ円形断面である、ミネソタ州、ブルックリンパーク市のTurnquist Paper社から入手できる16−ply No.1コットンよりひもが、実施例3で塗布され、径が約0.5mmのほぼ円形断面である、Alpha Co.社から入手できる延性材料のエナメル被覆銅線が、実施例5で塗布したことを除いて、実施例1と同じように塗布した。
実施例2〜4のそれぞれにおいて、連続塗膜が、SEMによって確認されるように、様々な基材上に形成された。エポキシ塗膜は、基材に追加的電気的絶縁層を提供した。
実施例5
実施例5では、第1図に示されるように構成した磁界ジェネレータは、1m/minの速度で移動するポリエチレンテレフタレートフィルムの幅が6cmで、厚みが150μmのウエブの下に配置した。電源は、フィルムを貫通して、上方に延在する、60Hzで振動する、勾配双極磁界を発生した。磁気酸化鉄粉、Toda Kogyo Corp.社から入手でき、振動双極磁界によって流動化されるのに十分な磁気的性質を有する800エルステッドの保磁力を有する平均長が約0.4μmで、平均径が約0.1μmの針状コバルト改質ガンマ酸化鉄は、移動フィルム上の振動双極磁界内に1mg/minの流量で供給された。振動磁界の勾配は、磁気粒子がフィルム表面に接着するような力でフィルムの表面に衝突するまで磁界が所望の塗布領域内に磁気粒子を閉じ込めることができるようなものであった。フィルム表面への磁気酸化鉄粒子の接着は、視覚的観察によって判定された。
実施例6
実施例6では、接合不織布基材のウエブが塗布した。この基材は、13.5デニール、長さが3.8cmの高テナシティのナイロン6,6ステープル繊維のウエブから形成された(E.I.du Pont de Nemours & Co.,Inc.社から入手できるType P−85)。1.5部のイソプロパノール、3.66部のフェノール樹脂、0.89部のレッド染料、1.31部の柔軟剤、および0.009部のシリコーン消泡剤を含有する結合剤溶液は、ウエブ上にローラ塗布され、乾燥され、約10分間、約175℃で硬化された。1m/minの速度で移動する幅20mm、厚みが3mmのウエブのサンプルと、カリフォルニア州、トランス市のSun Wellness,Inc.社から入手できる平均粒度が50μmの4部のSUN CHLORELLA(商標)藻粉末、および実施例1で使用したものと同じ1部のSCOTCHKOTE(商標)134エポキシ樹脂粉末の粉末混合物とが、100mg/minの流量でPYREX(商標)ガラスチャンバの上部に供給された。長さが24インチで、内径が2.5cmのこのガラスチャンバは、水平線から約25°傾斜させて配置された。ガラス管は、Cフレーム電動機から電機子を取り外すことによって得られる固定子である14個の個別磁界ジェネレータを備えていた。これらの固定子は、8アンペア、110ボルト、60ヘルツの交流電源に、可変変圧器によってガラス管の長さ方向に沿って均一な間隔をもって取り付けられた。ペンシルベニア州、エリー市のEriez Magnetics社から入手できる振動機が、ガラス管に取り付けられてガラス管内の材料を移動させた。25mm(1in)メッシュスクリーンを通過するが、6.3mm(1/4in)メッシュスクリーンが通過しない約125gの磁気要素が、ウエブと粉末混合物と共にガラス管内に供給された。60ヘルツの振動双極磁界は、磁気要素が脆い藻粉末およびエポキシ粉末の両方を流動化させ、両方の粉末をウエブの表面に強制的に接着させるのに十分に移動できるように電圧を上げることによってその強度が増された。藻およびエポキシ被覆ウエブは、水から様々な金属イオンを除去する用途に適していた。
実施例7および8
実施例7において、不織布基材は、藻およびエポキシの粉末の混合の代わりに、実施例1で使用したようなSCOTCHKOTE(商標)134エポキシ樹脂が、磁石と共に5mg/minでガラス管内に供給され、エポキシ被覆基材が、循環炉内で30分間100℃に加熱してエポキシを溶融流にして連続塗料を形成し、エポキシ被覆された基材が、10mg/minの流量で供給された銅薄片と、Aldrich Chemical Co.から入手できる、25μmの平均粒度の脆い材料と共に1m/minの速度で再びチャンバ内に通され、エポキシ被覆された不織布ウェブが、その表面に付着された銅薄片と共に、2時間110℃で加熱されたことを除いて、実施例6と同じように塗布した。観察により、このエポキシは、連続した被覆であることが分かり、銅粒子は、エポキシ表面の約50パーセントを覆い、抗微生物不織布ウエブとして有用な耐久性のある銅を含んだ表面をこの不織布に与えることが分かった。
実施例8において、不織布基材は、藻およびエポキシの粉末の代わりに、53μmの平均粒度の240メッシュ酸化アルミニウム研磨粒子、およびOccidental Chemical Co.社から入手できるノボラックフェノール樹脂の30485DUREZ(商標)フェノール樹脂が、酸化アルミニウムと樹脂とが3:1の比率で混合され、1g/minでチャンバ内に供給されたことを除いて、実施例6と同じように塗布した。これらの研磨粒子は、材料が研磨タワシとして有用となるほど不織布基材に十分に接着した。
実施例9〜11
実施例9〜11では、サンプルは、径が3.1mm(1/8in)の木柱に、それらの中心を貫通させて垂直に取り付けた15個の亜鉛メッキしたスチールスクリーンがチューブ内に配置されて、固定子が各スクリーンの前のチューブ断面部を取り巻くようにしたことを除いて、実施例6と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源を使用して準備した。各スクリーンのメッシュサイズは、磁気要素が通過しない最大メッシュサイズと同じであった。
実施例9において、5gの磁気要素が25mmメッシュスクリーンを通過するが、6.3mmメッシュスクリーンを通過しないような粒度にされた磁気要素が、チャンバ内の各スクリーンの上部に配置された。実施例1で使用したものと同種のエポキシ粉末が、10mg/minの流量でチャンバ内に導入された。磁界強度は、磁気要素をエポキシ粉末を流動化させ、粉末をチャンバの表面に衝突させて、その上に被覆を形成するために増加された。これらのスクリーンは、被覆されたチャンバから取り出され、そのチャンバは、60分間100℃で加熱して連続した硬化エポキシ被膜を形成した。この被膜は、良好に接着し、不透明な絶縁層となった。
実施例10において、塗料は、エポキシ粉末の代わりに、粒径が0.1μmの磁気鉄粉が使用したことを除いて、実施例9と同じようにガラスチャンバの内部表面に接着した。鉄粉の磁気的性質は、粉が磁界内で流動化され、チャンバの表面上に十分に衝突し、磁気要素を用いないで接着させることができるほど十分であった。チャンバ内部の鉄の塗膜は、不透明な被覆を備えたチャンバとなった。
実施例11において、塗料は、エポキシ粉末の代わりに、フロリダ州、マイアミ市のCoulter Corp.社のCoulter TA−11粒子分析装置によって測定されたとき、1μm〜10μmの範囲の粒度を有するブルートナーパウダーが使用したことを除いて、実施例9と同じようにガラスチャンバの内部表面に接着した。このブルートナーパウダーは、86部のACRYLOID(商標)B66、Rohm and Haas Co.社から入手できるメチル/ブチルメタクリレート共重合体、50部のIRGAZIN(商標)GLGピグメントブルー15:3の予備分散の6部、Ciba−Geigy Corp.社から入手できる銅フタロシアニン顔料、および50部のACRYLOID(商標)B66、および8部のTRIBLOX(商標)PC−100、Du Pont Co.の第4アンモニウム機能性アクリル重合体を190℃〜210℃で溶融混合し、その混合物をケークに冷却し、そのケークを破砕し、砕片を微粒子に粉砕することによってその混合物を粒子に変換し、結果として得られる粒子材料を分離して1μm〜10μmのサイズ範囲の粒子を提供する二軸スクリュー押出機によって与えられた。チャンバ内の各スクリーンの上部には、25mmメッシュスクリーンを通過するが、6.3mmメッシュスクリーンを通過しないようなサイズの磁気要素の5gが配置された。PYREX(商標)ガラス表面へのそれぞれの粉末の接着は、十分なものであることが分かり、ブルーの塗膜を有するガラス管を提供した。
実施例12〜17
実施例12〜17では、サンプルは、実施例9と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源を使用して準備した。各実施例では、基材は、3M Company社から入手できる平均外径が60μm、および平均壁厚みが0.8μmの中空ガラス球の脆いSCOTCHLITE(商標)K20であり、これらは10m/minで連続的に供給された。
実施例12では、各磁界ジェネレータ間のチャンバ内に配置されたスクリーンは、チャンバ内でガラス球を通過させることができるNo.100メッシュサイズであった。各スクリーンの上部に、No.80メッシュスクリーンを通過するが、No.100メッシュスクリーンは通過しない5gの磁気要素が配置された。25μmの平均サイズの比較的脆い粒子の銅薄片が、10mg/minの流量でチャンバ内に供給され、磁界が加えられて磁気要素が銅薄片を中空ガラス球の表面上に叩き込ませた。このプロセスは、いかなる顕著な中空ガラス球の破砕、または銅薄片の破壊も起こらなく、それらの中空ガラス球は、銅が被覆された状態でそのプロセスから出てきた。中空ガラス球に十分に接着したこの銅塗料は、彩色、または電導性のための銅金属被覆となる。
実施例13では、中空ガラス球は、25μmの平均サイズの、これも脆い粒子材料であるアルミニウム薄片が、銅薄片と置き換えられ、10mg/minの流量で供給されたことを除いて、実施例12と同じ方法で塗布した。このプロセスは、いかなる顕著な中空ガラス球の破砕、またはアルミニウム薄片の崩壊も起こらなかった。中空ガラス球に十分に接着したこのアルミニウム塗料は、彩色、または電導性のためのアルミニウム金属被覆となる。
実施例14では、中空ガラス球は、コーティング材料が、10mg/minの流量で供給された実施例11で使用したブルートナー粒子であったことを除いて、実施例12と同じ方法で塗布した。このプロセスは、ブルーの十分に塗布したガラス球となった。
実施例15では、中空ガラス球は、コーティング材料が、5mg/minの流量で供給されたマサチューセッツ州、ワードホール市のALFA(商標)Catalog Co.社、Johnson Matthey ALFA(商標)、から入手できる、平均径が0.5μmである抗微生物剤、二酸化銀であったことを除いて、実施例12と同じように塗布した。この二酸化銀は、均一な付着性塗膜となり、ガラス球を抗微生物添加剤として利用するのに適したものにした。
実施例16では、中空ガラス球は、コーティング材料が、テキサス州、シーダーバイユー市のChevron Chemical Co.社から入手できる、平均径が42nm(0.042μm)の圧縮アセチレンカーボンブラックピグメントであり、5mg/minの流量で供給されたことを除いて、実施例12と同じように塗布した。このカーボンブラックは、接着性のある均一な塗膜となり、ガラス球を彩色添加剤として使用するのに適するものにした。
実施例17では、中空ガラス球は、コーティング材料が、実施例1で使用した熱開始剤を含有する同じエポキシ粉末であったことを除いて、実施例12と同じように塗布した。塗布後、ガラス球は、5分間100℃で加熱して各ガラス球上に連続被覆を形成させた。エポキシ被覆は、連続していることが観察され、エポキシ被覆されたガラス球は、成型に適していた。これらのガラス球は、球状に形成し、加熱して、エポキシを溶融させて花瓶などの物体を作ることもできる。
実施例18〜20、および比較例1
実施例18〜20、および比較例1では、中空ガラス球に塗布した。塗布チャンバは、垂直に配置されたLUCITE(商標)チューブであった。このチャンバは、長さが23cm(9in)で、13cm(6in)の内径と、3.1mm(1/8in)の壁厚とを有した。このチャンバは、ミネソタ州、セントポール市のMag−Con社製の円筒ソレノイドであった単一磁界ジェネレータを有した。このソレノイドは、中空ガラス球が通過できるように約6mmの間隔を空けて配置されたメッシュサイズがNo.100の15個のナイロンスクリーンによって断面方向に分割されたチューブ長の一部を包囲した。この円筒状ソレノイドは、200アンペア、560ボルト、60ヘルツの交流可変電源に接続された。約150gの磁気要素が、均等に15のグループに分割され、スクリーンの上部に配置された。作動するために、磁界強度は、磁気要素が顔料を流動化させ、中空ガラス球が円筒状チューブ内の磁界を通過するときそれらの表面にその顔料を付着させるほど十分に移動するように電圧を上昇させることによって増加された。
実施例18では、実施例12で説明したのと同じ、中空ガラス球、およびSun Chemical Co.社から入手できる1μm以下の平均粒度のロケットレッドキナクリドン顔料が、ガラス球と顔料とが20:1の比率で予備混合され、その混合物は、塗布チャンバの上部に500mg/minの流量でEriez Magnetics振動供給機で供給した。磁気要素のサイズは、それらがNo.80メッシュスクリーンを通過するが、No.100メッシュスクリーンは通過しないものであった。流動化が開始され、磁気要素が、顔料でガラス球を塗布させた。被覆されたガラス球は、チャンバの底部から排出された。このプロセスは、いかなる顕著な中空ガラス球の破砕も起こらず、中空ガラス球は、塗料の顔料として有用である赤色となって、このプロセスから出てきた。
実施例19では、3M Company社から入手できる、平均外径が50μm、平均壁厚みが1.3μmのSCOTCHLITE(商標)K37ガラスバブル、および平均径が1μm未満の着色銘柄チタニアが、ガラス球と顔料とが100:30の比率で予備混合され、その混合物は、塗布チャンバの上部に500mg/minの流量で供給された。磁気要素は、実施例18と同じサイズのものであり、流動化が開始された。このプロセスは、いかなる顕著な中空ガラス球の破砕も起こらず、中空ガラス球は、石油流出対策に有用である白色となって、このプロセスから出てきた。
実施例20の材料は、中空ガラス球が実施例12で説明したものと同じであり、ガラス球と顔料とが100:5の比率であったことを除いて、実施例19と同じように準備した。これらの被覆されたガラス球は、石油流出対策に有用でもある。
比較例1では、実施例12で説明したものと同じ中空ガラス球は、粉砕された磁気要素がNo.30メッシュスクリーンを通過したが、No.45メッシュスクリーンを通過しなかったことを除いて、実施例20と同じように塗布した。中空ガラス球のかなりの破砕が、磁気粒子のサイズがより大きかったために起こった。
実施例21〜24
実施例21および22では、サンプルは、実施例9における場合と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、電源を用いて準備した。
実施例21では、アルミニウム薄片が塗布した、このアルミニウム薄片は、Silverline Co.社から入手できる、300gのSILIBERLINE(商標)3122−ARアルミニウムペーストを100gのミネラルスピリットと混合してスラリを形成し、ブフナー漏斗内のWhatman#42濾紙を通してこのスラリを濾過して濾過ケーキを形成し、この濾過ケーキを300gのヘプタンで、次に100gのエチルアセテートでそれぞれ洗浄してプレスケーキを形成し、このプレスケーキを粉砕し、これらの破片を2時間、77℃で炉内で乾燥させて平均サイズが36μmの乾燥アルミニウム薄片を形成することによって準備した。チャンバ内の各スクリーンの上部に配置されたのは、No.30メッシュスクリーンを通過するが、No.25メッシュスクリーンは通過しなかった5gの粉砕磁気要素であった。アルミニウム薄片、および実施例11で説明したものと同じブルートナー粒子が、アルミニウム薄片とトナーとが1:3の比率で予備混合され、その混合物は、磁気要素がアルミニウム薄片とトナー粒子とを流動化させるのに十分な磁界強度で20mg/minの流量で供給した。チャンバの底部から出てくる結果として得られるトナー被覆アルミニウム薄片は、走査電子顕微鏡検査で見ると、脆いアルミニウム薄片に対する損傷が最小限に抑えられていることが分かった。
実施例22では、被覆された薄片は、平均サイズが50μmの、EM Industries,Inc.社から入手できるType9151−ARパールフレークである被覆雲母薄片が、アルミニウム薄片と置き換えられたことを除いて、実施例21における場合と同じように準備した。これらの雲母薄片は、走査電子顕微鏡検査で見ると、コーティングプロセスによる損傷が最小限に抑えられていることを分かった。
実施例23および24では、サンプルは、実施例18〜20に関して説明したコーティング装置を用いて準備した。使用した磁気要素は、No.10メッシュスクリーンを通過したが、No.25メッシュスクリーンを通過しなかった。実施例23で使用した粒子は、実施例21で説明したアルミニウム薄片であったが、実施例24で使用した粒子は、EM Industries,Inc.社からAFFLAIR(商標)299フラッシュグリーンパール薄片として入手できる雲母薄片であった。粒子粉末コーティング材料は、Rohm and Haas Co.社から入手できるメチル/ブチルメタクリレート共重合体である72.0部のACRILOID(商標)B66、Union Carbide社から入手できるビニル三元共重合体である24.0部のUCAR(商標)VAGH、およびHoechst社から入手できる陰電荷制御剤である4.0部のVP2036を約188℃(370°F)で、混合し、その混合物をケークに冷却し、そのケークを破砕し、その破片を微粒子に粉砕することによってその混合物を粒子に変換し、結果として得られる粒子材料を分離して1〜10μmまでのサイズの粒子にする一軸スクリュー押出機によって準備した透明トナーであった。この薄片と粉末との比率は、実施例23では12:88で、実施例24では15:85であった。両方の実施例23および24では、これらの薄片および粉末は、予備混合され、その混合物は、1g/minの流量で供給された。結果として得られた生成物は、使用した薄片への損傷が全くなかった。
実施例21〜24のそれぞれにおいて、トナーは、走査電子顕微鏡で被覆された薄片を観察することによっても分かるように薄片に付着した。
実施例25および26
実施例25および26では、サンプルは、実施例9と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源を用いて準備した。基材は、3M社から入手できる平均径が500μmのMACTOLITE(商標)セラミック気泡ビーズであり、No.25メッシュスクリーンを通過するが、No.30メッシュスクリーンは通過しない5gの磁気要素を、チャンバ内の各スクリーンの上部に配置した。
実施例25では、ビーズは、1g/minの流量で供給され、エポキシ粉末は、材料を流動化させるのに十分な磁界内で50mg/minの流量で供給される実施例1で説明した熱開始剤を有するエポキシ粉末でこれらのビーズが被覆された。これらの被覆されたビーズは、次にその被膜を流動させて連続的になるようにするために100℃で60分間加熱した。これらの結果として得られたビーズは、水と混合したとき油井掘削泥水として有用である。
実施例26では、これらのビーズは、2g/minの流量で供給され、藻粉末は材料を流動化させるのに十分な時間内で20mg/minの流量で供給される実施例9で説明した藻粉末で被覆された。これらの結果として得られた藻被覆ビーズは、水から金属イオンを除去するのに有用である。
実施例27〜28
実施例27および28では、サンプルは、実施例9における場合と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源を用いて準備した。使用した磁気要素は、約3mmx6mmx25mmのPLASTIFORM(商標)磁気ストリップであり、5gの量を各スクリーンの上部に配置して使用した。磁界強度は、基材および粒子が流動化される程度のものであった。
実施例27では、感光ポリウレタンペレットは、Dow Chemical Co.社からXAS Diol 10961.01として入手できる58.52部のポリ−1,2−(酸化ブチレン)ジオール、GAF Chemical Co.社から入手できる4.61部の1,4−ブタン−ジオール、Nippon Oil & Fats Co.社から入手できる2.46部の1−グリセロールメタクリレート、Ciba Geigy Co.社からIRGACURE(商標)651として入手できる1.50部のα,α−ジエトキシアセトフェノン、Eastman Kodak Co.社からメチレンブルーとして入手できる0.03部の3,7−ビス(ジメチルアミノ)塩化フェナザチオニウ、およびペンシルベニア州、フィラデルフィア市のElf Atochem NA Inc.社から入手できる0.11部のジブチル錫ジラウレートを予備混合し、上記ポリオール混合物と、Mobay Chemical Co.社からのDESMODUR(商標)Wとして入手できる32.77部の4,4’−ビス−(イソシアナトシクロヘキシル)メタンとを、約170℃で動作する、Leistritz Co.社から入手できる34mm二軸スクリュー逆転押出機の入り口ポート内に、精密流量装置を使用して150mg/minの流量で供給し、光重合可能なウレタン重合体を約2mmの径のペレットに分離することによって準備した。
これらのポリウレタンペレット、およびCabot Corp.社から入手できる約80と120m2/gとの間の表面積と、約0.02μmの粒度とを有する疎水性シリカ粉末は、ペレットと粉末とが100:1の比率で予備混合され、その混合物は、500mg/minの流量で供給した。これらのシリカ被覆された重合ペレットは、流動性が改善した、すなわち、未処理のペレットは互いに接着したが、処理済みのペレットは別々のビーズとして流れ、しかも重合体表面の柔らかい性質は損なわれていなかった。
実施例28では、Exxon社から入手できる1.5mmの平均径を有する3505ポリプロピレンペレット、および実施例6で説明したものと同じ藻粒子は、ビーズと藻とが100:1の比率で予備混合され、その混合物は、500mg/minの流量で供給された。これらの藻で被覆された重合体ビーズは、水から様々な金属イオンを除去するためのキレート化剤としての有用性を持った。
実施例29〜31
実施例29〜31では、使用される装置および方法は、磁気要素が、約3mmx6mmx25mmのPLASTIFORM(商標)磁気ストリップであり、15gの量を各スクリーン上に配置して使用する実施例18〜20で説明したものと同じであった。
実施例29では、5μmの平均粒度を有する高温ポリエーテルイミド樹脂基材(18部のULTEM(商標)、Hercules Inc.社からFORAL(商標)AXとして入手できる0.9部の水素化樹脂、67.8部の塩化メチレン、0.14部の水酸化カリウム、および18.1部の脱イオン水を混合することによって乳状化し、メタノールで沈殿し、濾過し、乾燥した、マサチューセッツ州、ピッツフィールド市のGeneral Electric Co.社からのULTEM(商標)ペレットとして入手できる)、および実施例27に関して上述されたものと同じシリカ粉末が、基材と粉末とが100:5の比率で予備混合され、その混合物は、2g/minの流量で供給された。このシリカで被覆された樹脂は、ULTEM(商標)粉末の再凝塊形成を防止し、他の材料内でULTEM(商標)粉末をより均一に分散させることができる有用性を持った。
実施例30では、Witco Corp.社から入手できる44μm未満の粒度を有する42/5ステアリン酸亜鉛粉末、および実施例27に関して上述したものと同じシリカは、基材と粒子とが1,000:15の比率で予備混合され、その混合物は、1g/minの流量で供給された。シリカで被覆されたステアリン酸亜鉛は、ジャーテストに従って試験したとき、非被覆ステアリン酸亜鉛よりもより柔毛性、且つ流動性であった。
実施例31では、実施例30に記載のステアリン酸亜鉛粉末、および実施例19に関して記載のチタニア粒子は、ステアリン酸亜鉛粉末とチタニアとが100:2の比率で予備混合され、1g/minの流量で供給された。チタニアで被覆されたステアリン酸亜鉛は、ジャーテストで試験した際、非被覆ステアリン酸亜鉛よりも柔毛性であった。
実施例32および33
実施例32では、サンプルは、実施例18〜20の装置と方法とを用いて準備した。実施例30で記述したものと同じステアリン酸亜鉛、および実施例5で記述したものと同じ磁気酸化鉄粒子は、基材と粒子とが450:26の比率で予備混合され、その混合物は、1g/minの流量で供給された。磁界は、酸化鉄の磁気的性質がステアリン酸亜鉛および酸化鉄を流動化させ、酸化鉄にステアリン酸亜鉛上に塗膜を形成させるのに十分な強度であった。酸化鉄で被覆されたステアリン酸亜鉛は、被覆研磨構造での着色充填剤としての有用性を持った。
実施例33では、サンプルは、実施例9と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源を使用して準備した。ミネソタ州、ローズヴィル市のJacobson,Inc.社から入手できる、No.200メッシュスクリーンを通過できる超微粉砕された状態の、フルオロ酸カリウム粉末基材、および実施例32に関して記述したものと同じ磁気酸化鉄は、基材と酸化鉄とが100:2の比率で予備混合され、その混合物は、500mg/minの流量で供給された。この磁界は、酸化鉄の磁気的性質がフルオロ酸カリウムおよび酸化鉄を流動化させ、酸化鉄に酸性フルオロ酸カリウム上に非反応性被覆を形成させるのに十分な強度であった。この酸化鉄で被覆されたフルオロ酸カリウムは、酸性フルオロ酸カリウムが基礎液体フェノール樹脂に添加されたときに起こる発泡反応をかなり低減した。
実施例34および35
実施例34では、沈殿させられ、ANSI等級の#11にまで濾過された花崗岩から準備した硬質破壊可能な屋根材グラニュールは、1μm未満の平均サイズを有する赤色酸化鉄顔料と共に、実施例9と同じように塗布した。両方とも、グラニュールと酸化鉄とが200:1の比率で予備混合された。この混合物は、200g/minの流量で供給された。チャンバ内のスクリーンは、グラニュールを通過させたが、磁石は通さなかった。故に、結果として得られる酸化鉄で被覆されたグラニュールは、べんがらの屋根材を作るのに使用できる。
実施例35では、メッシュサイズがNo.16のスチールウインドウスクリーンが、実施例7で記述した装置を用いて、実施例7で記述したものと同じエポキシ粉末で塗布した。このスチールウインドウスクリーンは、0.5m/minの速度でチャンバ内に送られ、エポキシ粉末は、80mg/minの流量で供給された。このエポキシで被覆されたスクリーンは、60分間100℃で加熱された。顕微鏡検査によって、このスクリーンは、エポキシで完全に覆われていると判定され、入り組んだ形状の表面でも塗布できることを証明した。
実施例36〜38
実施例36では、J.M.Huber Co.社から入手できる約15μmの平均径を有する炭酸カルシウムは、炭酸カルシウム、およびDegussa Corp.社から入手できる約90と130m2/gとの間の表面積と、0.2μm以下の粒度とを有するAEROSIL(商標)R972疎水性シリカが炭酸カルシウムとシリカとが100:1の比率で予備混合された混合物の供給速度が5mg/minで供給される実施例18〜20の装置および方法を用いて塗布した。
実施例37では、Washington Mills,Inc.社から入手できる約20μmの平均径を有する氷晶石は、氷晶石とシリカとが100:1の混合で5g/minの流量で供給される実施例36と同じように塗布した。
実施例38では、Zinc Corp.社から入手できる約2μmの平均径を有する#64亜鉛末は、亜鉛末とシリカとが100:2の比率で5g/minの流量で供給される実施例36と同じように塗布した。
実施例36〜38では、シリカ被覆は、ジャーテストで評価した場合、炭酸カルシウム、氷晶石、および亜鉛末の流動性に改善が見られた。
実施例39
実施例39では、240メッシュ酸化アルミニウムは、実施例9の方法を用いて、Occidental Chemical Co.社から入手できるノボラックフェノール樹脂である30485DUREZ(商標)フェノール樹脂で被覆された。この酸化アルミニウムおよび樹脂は、3:1の重量比で予備混合され、その混合物は、500mg/minの流量で供給された。使用した磁気要素は、No.1メッシュスクリーンを通過したが、No.4メッシュスクリーンは通過しせず、使用したこれらのスクリーンは、No.4メッシュであった。研磨グリットへのフェノール粉末の接着は、後に、接合不織布などの所望の基材にグリットを付着させるのに十分であった。
実施例40〜42
実施例40〜42では、基材は、実施例18〜20で記述した装置および方法を用いて粉末で被覆された。
実施例40では、炭化珪素研磨粒子は、これらの研磨粒子がNo.120メッシュスクリーンを通過できるように破砕された。研磨粒子、および約1μmの平均粒度を有するカーボンブラックは、炭化珪素とカーボンブラックとが100:1の比率で準備され、その混合物は、研磨粒子、カーボンブラック、および磁石を流動化させるのに十分な強度の磁界を使用して、No.4メッシュスクリーンを通過するが、No.8メッシュスクリーンを通過しない磁気要素と共に15g/minの流量で供給された。これらのカーボンで被覆された炭化珪素粒子は、均一に彩色されたブラック研磨粒子として有用となった。
実施例41では、炭化珪素研磨粒子は、コーティング材料が実施例1で記述したエポキシ粉末であったことを除いて、実施例40における場合と同じように被覆された。これらのエポキシで被覆された研磨粒子は、後の塗布ステップ、および加熱ステップでのウエブへの接着材として有用となった。
実施例42では、No.60メッシュスクリーンを通過するが、No.80メッシュスクリーンは通過しない100部の酸化アルミニウム粒子、およびFerro Corp.から入手できる5部のVP188ポリエステルウレタンの混合物は、23g/min(3b/hr)の流量で供給された。重合体で被覆された酸化アルミニウム粒子は、接合不織布ウエブへの接着性を促進させるのに有用であった。
実施例43〜44、および比較例2
実施例43〜44では、基材は、実施例18〜20に記述した装置および方法を用いて粉末で被覆された。
実施例43では、Fujimi Co.社から入手できる9.7μmの平均粒度を有するGrade1200炭化珪素研磨粒子は、Cabot Corp.社から入手できる160m2/gと240m2/gとの間の表面積、および約0.2μmの粒度を有する疎水性二酸化珪素であるCAB−O−SIL(商標)TS−530で被覆された。これらの研磨粒子、および二酸化珪素は、100:2の比率で予備混合され、その混合物は、15.0g/minの流量で供給された。被覆された粒子の流動性は、ジャーテストで評価した場合、被覆処理していない粒子のものと比べて改善された。
実施例44では、炭化珪素研磨粒子は、研磨粒子と二酸化珪素との比率が100:1であったことを除いて、実施例43における場合と同じように二酸化珪素で被覆された。被覆された粒子は、630μmスロットを通じて容易に流れた。
比較例2では、被覆処理されていないGrade1200炭化珪素研磨粒子は、630μmスロットに配置されたが、そのスロット内を流れなかった。
実施例45〜46
実施例45〜46では、Grade1200炭化珪素研磨粒子は、実施例18〜20で記述した装置および方法を用いて、Degussa Corp.社からT805として入手できる0.02μm未満の粒度を有するチタニアで被覆された。実施例45では、100部の研磨粒子、および2部のチタニア粒子が、混合され、15.0mg/minの流量で供給された。実施例46では、100部の、研磨粒子、および1部のチタニア粒子が、予備混合され、15.0mg/minの流量で供給された。チタニアで被覆された研磨粒子は、ジャーテスト法によって試験したとき、被覆処理していない粒子と比べて流動性が改善した。
実施例47および比較例3
実施例47では、Fujimi Co.社から入手できる4.2μmの平均粒径を有するGrade3000炭化珪素研磨粒子は、実施例13の装置および方法を用いて、疎水性二酸化珪素CAB−O−SIL(商標)TS−530で被覆された。これらの研磨粒子および二酸化珪素は、100:2の比率で予備混合され、15.0g/minの流量で供給されて研磨粒子と二酸化珪素との比率を100:2とした。これらの被覆された粒子は、630μmスロットを通じて容易に流れた。
比較例3では、被覆処理していないGrade1200炭化珪素研磨粒子が3800μmスロット上に配置されたが、そのスロット内を流れなかった。
実施例48、比較例4〜5
実施例48、および比較例4、5は、シリンダが46cm(18インチ)の径であり、基材がDuPont社から入手できる0.30μmの平均粒径の着色銘柄チタニアであり、塗料粉末がNanophase Materials社から入手できる0.04μmの平均粒径のアルミナであったことを除いて、実施例18〜20と同じように行った。粉末と基材との重量比は、1:100であり、これらの材料は、使用前に、30分間、Patterson−Kelley混合機内で予備混合され、混合物の供給流量は、200g/minであった。使用した少なくとも幾つかのナイロンスクリーンは、No.50メッシュスクリーンであり、20gの磁気要素が各スクリーンの上部で使用した。使用した磁気要素の全ては、オクラホマ州、タルサ市のPetrolite社から入手できる低分子ポリエチレンである5パーセントのPOLYWAX(商標)500で最初被覆されて、磁気要素の不均一な表面を平滑にし、チタニア粒子上にアルミナの完全で、均一な被覆を形成し易くした。筒状ソレノイドは、60ヘルツの交流電源からの307ボルトによって給電された。少量のチタニアが、最初に装置内に通されて、磁気要素の初期グループをチタニアで被覆し、任意のスクリーン上に残っている標準以下のいかなる磁気要素も除去した。
比較例4では、使用した磁気要素のサイズは、それらが、No.30メッシュスクリーンを通過できるが、No.50メッシュスクリーンを通過できないものであり、ナイロンスクリーンの全てはNo.50メッシュであった。50gの混合物が装置内に導入された後、ほとんど何も出てこなくて、No.50メッシュスクリーンが目詰まりしたことが分かった。
比較例5では、被覆された粒子は、上部の5つのスクリーンがNo.30メッシュスクリーンと交換され、各No.30メッシュスクリーンの上部の磁気要素が、No.12メッシュスクリーンを通過するが、No.30メッシュスクリーンを通過しない20gの磁気要素と交換され、事前に25μmの厚みでTEFLON(商標)で被覆されているPLASTIFORM(商標)磁気材料から準備した幾つかの1mmx1cmの磁気要素が、No.30メッシュスクリーンのそれぞれに配置されたことを除いて、比較例4における場合と同じように作られた。100グラムの混合物が装置内に導入された後、ほとんど何も出てこなくて、上部No.50メッシュスクリーンが目詰まりしたことが分かった。
実施例48は、スクリーンNo.5およびNo.7がNo.30メッシュスクリーンと交換され、新スクリーンのそれぞれの上部に配置された磁気要素が、No.12メッシュスクリーンを通過するが、No.30メッシュスクリーンを通過しない20gの磁気要素と交換され、事前に25μmの厚みでTEFLON(商標)で被覆されている幾つかの1mmx1cmの磁気要素が、No.50メッシュスクリーンのそれぞれにも配置されたことを除いて、比較例5と同じように行われた。50gの混合物が装置内に導入された後、その混合物は良好に流れていることが分かった。このプロセスは、顕著なスクリーンの目詰まりも起こさずに90分間行われた。
実施例48で示されたように、基材および粉末の幾つかの組み合わせは、磁気要素が1つ以上のサイズ分布のものである場合にはより効率的に処理できる。特に、各空間に数個の大きな磁気要素がある場合、大気条件下で凝集する傾向のある数種類の粉末のスクリーンを目詰まりさせる傾向を最小限に抑えることができる。
実施例49
実施例49では、実施例43で記述したものと同じ100部の炭化珪素、および実施例43で記述した1部の二酸化珪素粉末の15g/minの混合物は、振動供給機によって、長さが約90cm、内径が約30mmの水平に配置されたPYREX(商標)ガラス管内に15.0g/minの流量で供給された。磁界ジェネレータは、8アンペア、11ボルト、60ヘルツの交流電源を有する可変変圧器に取り付けられ、ガラス管長の一部を包囲するCフレームモータ固定子であった。No.1メッシュスクリーンを通過するが、No.30メッシュスクリーンは通過しない磁気要素は、ストリップ端を一緒にして、約110cm長、および約25mm幅となるように接合することによって形成された連続PLASTIFORM(商標)ベルトに配置され、磁気的に付着された。この混合物および磁気要素は、これらが磁界によって流動化されるガラス管の始めの部分に運ばれた。出力端では、粉砕された磁気要素は、それらが再び磁気によってベルト上の凝集塊に吸引されるガラス管の終了部から運び出され、再度流動化されるガラス管の始めの部分に戻された。このベルトは、1m/minの速度で駆動された。これらの粒子は、表面に接着された粉末と共に、ベルトがガラス管から出て、ガラス管の始めの部分に戻るときベルトから収納器内に落下した。この粉末は、被覆された基材が容易に流動できるほど十分に基材の表面に接着した。
実施例50
実施例50では、1gのエポキシ粉末、No.30メッシュスクリーンを通過するが、No.50メッシュスクリーンを通過しない5gの磁気要素、およびミネソタ州、ミネアポリス市のAmbassador Steel Corp.社からRebarとして入手できるコンクリート用の3cm長、8mm径のスチール強化棒は、磁界ジェネレータ、およびジャー長の一部を包囲するCフレームモータ固定子を備えた径が1cmの20mLフリントガラスジャー内に入れられた。粉末は、8アンペア、110ボルト交流電源がCフレームモータ固定子に可変変圧器を通じて接続された際に発生された60ヘルツ振動磁界内で流動化され、十分な電圧が60秒間使用され、スチール棒の表面に付着された。エポキシ粒子がその表面に接着されたスチール棒は、ジャーから取り出された後、10分間100℃で加熱され、次に取り出され、検査された。このエポキシは、スチール棒の全表面を被覆していたことが分かった。
実施例50は、通常は耐腐食性のために他の方法でエポキシ塗布されるスチール強化棒などの基材が、振動磁界内で急速に移動する磁気要素によって流動化され、且つスチール棒の表面上に叩きつけられるエポキシ粉末によって十分に被覆できることを示す。これらの棒は、流動化されたエポキシ粉末にそれらを順に出し入れすることによって容易に連続的に被覆できる。
実施例51
実施例51では、磁気要素で被覆された繊維群は、ISK Magnetics社から入手できるγ−Fe23粉末、および実施例1〜4で記述したものと同じように設定され、運転された繊維コーティング装置を使用して準備した。トリレン10ポンド釣糸(アイオワ州、クリアウォーター市のBerkeley,Inc.社)、各炭素繊維が約5μmの径の略円形断面である硬質表面を有するTypeIM7炭素綱(Hercules,Inc.社)、および縫い糸は、それぞれが約25mmの内径と、繊維を通過させるためのチャンバの対向側に直径1mmの開口部とを有する、一連の4PYREX(商標)、実質的に球状のガラスチャンバ内を1m/minの速度でそれぞれ別々に通された。各チャンバは、チャンバ長の一部を包囲する単一磁界ジェネレータを備えていた。この磁界ジェネレータは、Cフレーム電動機から電機子を取り除くことによって得られたCフレームモータ固定子であった。それらは、8アンペア、120ボルト、60ヘルツの容量を有する可変変圧器によって給電された。
ISKから入手できる平均粒径が約5μmのγ−Fe23(酸化鉄)粉末は、Eriez Magnetics,Inc.社から入手できる振動供給機、Model 25Aによって、別々の開口部を通して各チャンバ内に100mg/minの流量で供給された。約5gの磁気要素が、チャンバのそれぞれに閉じ込められた。これらの磁気要素は、それらがNo.30メッシュスクリーンを通過するが、No.50メッシュスクリーンを通過しない短寸法が約2mmで、長寸法が約3mmの磁気要素となるように選択した。
8アンペア、110ボルト、60ヘルツの直流コンセントに差し込まれ、各固定子に接続された可変交流変圧器からの電圧は、結果として得られる60ヘルツの振動磁界が、粉末を流動化し、粉末を繊維に付着した状態にするほど十分に磁気要素を移動させることができるように、0から約25ボルトまで昇圧した。酸化鉄で被覆された繊維群のそれぞれは、希土類携帯磁石で繊維群のそれぞれを拾い上げることによって試験して、その磁気的性質を判定した。
実施例52
実施例52では、磁気粒子は、最初にポリウレタンで被覆され、次にガラスバブル上にシリカを準備するために使用した。このサンプルは、実施例27における場合と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源を用いて準備した。使用した磁気要素は、PLASTIFORM(商標)磁気粒子であり、5gが各スクリーンの上部に配置されて使用した。磁界強度は、機材および粒子が流動化される程度のものであった。
予備分級された磁石を塗布するために使用した材料は、Bayer Bayhydrol21であった。これらの磁石は、Freund粗砕機、Model CF−360(日本、東京のFreund Industrial Co.,LTD社)内で塗布した。スリットエアーは、運転前少なくとも45分間250°Fに設定された。空気圧は、40〜60psiに設定された。霧化空気は、霧化空気計で1.5に設定された。ポリウレタンは、20ml/minの流量で粗砕機内に供給された。噴霧時間は、30〜45分間であった。
結果として被覆された磁石は、次に、実施例9における場合と同種のチャンバ、磁界ジェネレータ、振動手段、固定子、および電源、さらに6”コーティング装置、150ボルト、電源、7つのスクリーン、20グラムの磁石/スクリーンなどの塗布条件を用いて、サンプルを準備するために使用した。基材は、3M Company社から入手できる、60μmの平均外径、および0.8μmの平均壁厚を有する脆いSCOTCHLITE(商標)K20中空ガラス球であり、連続的に10mg/minの流量で供給された。
これらの中空ガラス球、およびCabot Corp.社から入手できる、約80m2/gと120m2/gとの間の表面積と、約0.02μmの粒度とを有するCAB−O−SIL(商標)TS720疎水性シリカ粉末は、ペレットと粉末とが100:1の比率で予備混合され、その混合物は、500mg/minの流量で供給された。SEM分析(JEOL−35C)によって観察したとき、均一な被覆が得られており、最終製品に関して何の変色も観察されなかった。
同一のコーティング条件(6”コーティング装置、150ボルト、電源、7つのスクリーン、20グラムの磁石/スクリーン)下で、未被覆磁石を用いると、破壊された磁石がガラス球上に被覆されたため茶色の変色が観察された。
本発明の原理、好適実施実施例、および動作モードをここで説明した。本発明は、開示した特定の形式に制限されるものとして解釈されるべきではない、つまりこれらは限定表現ではなく説明を目的とする表現と見なされるべきものである。修正、および変形が、本発明の趣旨から逸脱することなくこれら当業者によって実施されても良い。

Claims (3)

  1. (a)振動磁界を与えるステップと、
    (b)コーティング材料と、基材と、少なくともコーティング材料の流動化床を形成することによってコーティング材料を前記基材に付着させ、被覆された基材が形成されるように、コーティング材料を基材の表面に接着させるのに十分な力を与える手段となる磁気コーティング材料又は磁気要素の少なくとも一方を連続的に磁界内に導入するステップと、
    (c)前記被覆基材を連続的に収集するステップと、
    を備えるコーティング材料を基材に接着させる方法。
  2. 前記基材が、固体ガラスビーズ、屋根用グラニュール、および研磨粒子から成るグループから選択された硬質の破壊可能な材料である、請求項1記載の方法。
  3. 前記研磨粒子が、加熱処理された、または融解された酸化アルミニウム、炭化珪素、アルミナ、ジルコニア、シリカ、炭化ホウ素、ガーネット、およびそれらの組み合わせである、請求項2に記載の方法。
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