JP4000511B2 - 光検出装置、光検出方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

光検出装置、光検出方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光検出装置、より具体的には、より高精度な測定が可能な光検出装置、光検出方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタなどの画像表示装置を用いる場合、使用環境が変化しても製作者の意図した画像を再現できることが重要である。このような画像の見えを調整する考え方として、デバイスの入出力特性を管理して色を再現するカラーマネージメントという考え方がある。このように、適切な色再現を行うためには、光センサを用いて検出された使用環境の変化(例えば、外部照明の明るさや色の変化)を考慮する必要がある。
【0003】
プロジェクタに光センサを設けて、当該光センサを用いて使用環境の情報を取得する場合、プロジェクタ全体としてのコストが増大することを防ぐため、あまり高価な光センサを使用することはできない。このような光センサとしては、例えば、フォトダイオードにRGBのフィルタを重ねた3チャンネルの光センサを使用することになる。この場合、光センサのRGB出力を三刺激値XYZに変換する必要がある。従来は、プロジェクタのRGB出力を前記光センサと高精度の輝度計とを用いて測定し、その対応関係から変換用の3×3マトリックスを求め、当該マトリックスを用いてRGBからXYZへの変換を行うことが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法によれば、プロジェクタの出力に対しては精度よくRGBからXYZへ変換できるものの、照明の分光分布がプロジェクタのそれとは異なる。このため、照明に関しては前記マトリックスと同一のマトリックスを用いてもRGBからXYZへの変換を精度よく行うことは困難である。さらに、スクリーンの色が変化した場合にも、同様に分光分布が変化するので精度が悪化する。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、より高精度な測定が可能な光検出装置、光検出方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、請求項1に記載の発明は、特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を測定する光検出装置であって、表示装置の光成分と照明光成分とを分離するための光分離手段と、複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから、使用投影面の影響を考慮した第1演算子を生成する第1演算子生成手段と、当該生成された第1演算子を用いて、前記分離された表示装置の光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第1変換手段と、を備えて構成される。
【0007】
このように構成された、特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を測定する光検出装置によれば、光分離手段によって表示装置の光成分と照明光成分とが分離され、第1演算子生成手段によって、複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから、使用投影面の影響を考慮した第1演算子が生成される。そして、当該生成された第1演算子を用いて、第1変換手段によって前記分離された表示装置の光成分が光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換される。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光検出装置であって、前記変換データを用いて、基準投影面と使用投影面との差分を解消する第2演算子を生成する第2演算子生成手段と、当該生成された第2演算子を用いて、前記分離された照明光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第2変換手段と、を備えて構成される。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の光検出装置であって、前記光分離手段が、表示装置に黒を出力させたときの輝度特性を、表示装置が出力する色の輝度特性から減算することを用いて、前記表示装置の光成分と前記照明光成分とを分離するように構成される。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光検出装置であって、前記第1演算子は、表示装置にRGBKを複数の投影面に対して出力させたときの前記光検出装置の出力とデバイスに依存しない座標系の値とを測定して得られた対応関係から求めた行列であるように構成される。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光検出装置であって、前記第2演算子は、複数の照明光を基準投影面に対して照射したときの前記光検出装置の出力とデバイスに依存しない座標系の値とを測定して得られた対応関係と、表示装置に黒を出力させたときに前記光検出装置の出力とデバイスに依存しない座標系の値とを測定して得られた対応関係と、から求めた行列を用いるように構成される。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光検出装置であって、前記第2演算子は、複数の照明光を基準投影面に対して照射したときの前記光検出装置の出力結果と、複数の照明光を使用投影面に対して照射したときの前記光検出装置の出力結果とから求められる両投影面の差分を解消するための行列を用いるように構成される。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光検出装置であって、前記第1変換手段によって変換されたデバイスに依存しない座標系の値と、前記第2変換手段によって変換されたデバイスに依存しない座標系の値とを和演算するように構成される。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光検出装置であって、前記デバイスに依存しない座標系の値がXYZであるように構成される。
【0015】
請求項9に記載の発明は、特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を光検出装置を用いて測定する光検出方法であって、表示装置の光成分と照明光成分とを分離するための光分離工程と、複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから、使用投影面の影響を考慮した第1演算子を生成する第1演算子生成工程と、当該生成された第1演算子を用いて、前記分離された表示装置の光成分を前記光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第1変換工程と、を備えて構成される。
【0016】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の光検出方法であって、前記変換データを用いて、基準投影面と使用投影面との差分を解消する第2演算子を生成する第2演算子生成工程と、当該生成された第2演算子を用いて、前記分離された照明光成分を前記光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第2変換工程と、を備えて構成される。
【0017】
請求項11に記載の発明は、特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を光検出装置を用いて測定する光検出処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、表示装置の光成分と照明光成分とを分離するための光分離処理と、複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから、使用投影面の影響を考慮した第1演算子を生成する第1演算子生成処理と、当該生成された第1演算子を用いて、前記分離された表示装置の光成分を前記光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第1変換処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0018】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のプログラムであって、前記変換データを用いて、基準投影面と使用投影面との差分を解消する第2演算子を生成する第2演算子生成処理と、当該生成された第2演算子を用いて、前記分離された照明光成分を前記光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第2変換処理と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0019】
請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載のプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0021】
システム構成
図1に、本発明にかかる光検出装置としての光センサ60を備えるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図を示す。
【0022】
スクリーン(投影面)10のほぼ正面に設けられたプロジェクタ(表示装置)20から、所定の画像が投影される。この場合、照明器具50からの外部照明80およびスクリーン10の色によって、スクリーン10に投影された画像の見え方は大きく異なってしまう。例えば、同じ白を表示する場合であっても、外部照明80の強度によっては明るい白に見えたり、暗い白に見えたりする。また、同じ白を表示する場合であっても、スクリーンの種別によっては黄色がかった白に見えたりする。
【0023】
図2に、本発明の実施形態にかかる光センサ60を備えるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。
【0024】
図2に示すプロジェクタ20内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、一次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、デバイス(プロジェクタ)の特性を保存するためのデバイス特性保存用メモリ160と、色補正テーブル生成部150と、を備える。そして、本発明にかかる光センサ60がプロジェクタおよび外部照明のスクリーンによる反射光の輝度を測定すると、色補正テーブル生成部150が、デバイス特性保存用メモリ160に保存されたデバイス特性と光センサ60の測色値とに基づき外部照明の影響を考慮した色補正テーブルを生成する。
【0025】
光センサ60の構成
次に、図3を参照して、本発明の実施形態にかかる光センサ60の構成を説明する。
【0026】
図3に示す光センサ60は、測定対象光を3種類のフィルタを重ねた光センサで受光して、それぞれに対応した3種類の値(以下「LMS値」とする)を出力する受光部60aと、表示装置用変換行列Mdを計算するための表示装置用変換行列Md生成部60cと、照明用変換行列Miを計算するための照明用変換行列Mi生成部60dと、照明用変換行列MLMSおよびMXYZを計算するための行列MLMSおよびMXYZ生成部60eと、基準環境データ記憶部60mと、使用環境データ記憶部60kと、表示装置用変換行列Mdおよび照明用変換行列M,MLMS,MXYZを参照して受光部60aから出力されたLMS値をXYZ値に変換するLMS/XYZ変換部60bと、を備えて構成される。LMS/XYZ変換部60bは、さらに光分離手段60fと、表示装置用変換部60gと、照明用変換部60hと、光合成部60iとを備えて構成される。
【0027】
光センサ60による光検出処理
以下に説明する光センサ60による処理は、光センサ60のプログラム格納部(図示せず)に記録されたプログラムを実行することによって行われる。前記プログラム格納部は、プログラムを記録した媒体を構成する。さらに、当該処理プログラム自体も、本願発明の範囲内に包含される。
【0028】
(1) 表示装置用変換行列Md生成部60cにおける処理
まず、図4を参照して、本発明の一実施形態にかかる光センサ60の表示装置用変換行列Md生成部60cにおける処理を説明する。
【0029】
図4に示すように、まず、プロジェクタの出力光を測定する(S20)。すなわち、暗室において基準スクリーンを含む9種類のスクリーン上に、表示装置(プロジェクタ)のR(赤)G(緑)B(青)K(黒)4色の色を照射して、当該4色の色を受光部60aおよび輝度計70によって測定する。当該実施形態では、一例として9種類のスクリーンの場合について説明したが、任意の種類のスクリーンの場合においても本願発明を適用することができる。
【0030】
ここで、測定する色がR(赤){(R,G,B)=(255,0,0)}のときの受光部60aの測定値を(LRi,MRi,SRi)、輝度計70の測定値を(XRi,YRi,ZRi)とし、測定する色がG(緑){(R,G,B)=(0,255,0)}のときの受光部60aの測定値を(LGi,MGi,SGi)、輝度計70の測定値を(XGi,YGi,ZGi)とし、測定する色がB(青){(R,G,B)=(0,0,255)}のときの受光部60aの測定値を(LBi,MBi,SBi)、輝度計70の測定値を(XBi,YBi,ZBi)とし、測定する色がK(黒){(R,G,B)=(0,0,0)}のときの受光部60aの測定値を(LKi,MKi,SKi)、輝度計70の測定値を(XKi,YKi,ZKi)とする。なお、iはスクリーンの種類を示し、i=0の場合に基準スクリーンを示すものとする。これらのデータは、基準環境データとして、基準環境データ記憶部60mに記憶される。
【0031】
次に、S20における測定結果に基づき、表示装置用変換行列Md生成部60cは表示装置用変換行列Mdを生成する(S22)。上記測定結果より、表示装置用変換行列Mdは、
【0032】
【数1】
Figure 0004000511
のように表される。
【0033】
(2) 照明用変換行列Mi生成部60dにおける処理
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態にかかる光センサ60の照明用変換行列Mi生成部60dにおける処理を説明する。
【0034】
図5に示すように、まず照明光の測定を行う(S30)。すなわち、基準スクリーン上に各種照明光を照射して、受光部60aおよび輝度計70によって照射された各種照明光を測定する。照明光としては、白熱灯、蛍光灯、昼光など、使用環境でよく用いられるものを選択する。当該実施形態では、照明αおよび照明βの場合について測定を行うものとする。
【0035】
ここで、測定対象の照明が「照明α」のときの受光部60aの測定値を(Lα 0,Mα 0,Sα 0)、輝度計70の測定値を(Xα 0,Yα 0,Zα 0)とし、測定対象の照明が「照明β」のときの光センサ60の測定値を(Lβ 0,Mβ 0,Sβ 0)、輝度計70の測定値を(Xβ 0,Yβ 0,Zβ 0)とする。
【0036】
次に、S30における測定結果に基づき、照明用変換行列Mi生成部60dは表示装置用変換行列Miを生成する(S32)。上記測定結果より、照明用変換行列Miは、
【0037】
【数2】
Figure 0004000511
のように表される。
【0038】
(3) 光センサ60の使用環境下における光検出処理
次に、図6を参照して、本発明の一実施形態にかかる光センサ60の使用環境下における光検出処理を説明する。
【0039】
図6に示すように、まず使用環境下、すなわち所定の照明下において任意のスクリーンに対してプロジェクタのRGBK4色の色を照射して、当該4色の色を受光部60aおよび輝度計70によって測定する(S40)。
【0040】
ここで、測定する色がR(赤){(R,G,B)=(255,0,0)}のときの受光部60aの測定値を(LR,MR,SR)、輝度計70の測定値を(XR,YR,ZR)とし、測定する色がG(緑){(R,G,B)=(0,255,0)}のときの受光部60aの測定値を(LG,MG,SG)、輝度計70の測定値を(XG,YG,ZG)とし、測定する色がB(青){(R,G,B)=(0,0,255)}のときの受光部60aの測定値を(LB,MB,SB)、輝度計70の測定値を(XB,YB,ZB)とし、測定する色がK(黒){(R,G,B)=(0,0,0)}のときの受光部60aの測定値を(LK,MK,SK)、輝度計70の測定値を(XK,YK,ZK)とする。これらの測定データは、使用環境データ記憶部60kに記憶される。
【0041】
次に、光分離部60fは、プロジェクタがK(黒)を出力しているときの測定値が照明光成分であるとの前提に基づき、プロジェクタの光成分と照明光成分とを分離する(S42)。すなわち、プロジェクタの光成分:
R−LK,MR−MK,SR−SK
G−LK,MG−MK,SG−SK
B−LK,MB−MK,SB−SK
と、照明光成分(LK,MK,SK)とを分離する。
【0042】
次に、表示装置用変換部60gは、S22において求めた行列Mdを用いてプロジェクタ光成分に関して、LMS(光検出装置の要素色)値からXYZ値(デバイスに依存しない座標系の値)への変換を行う(S44)。具体的には、
【0043】
【数3】
Figure 0004000511
となる。
【0044】
一方、照明光成分に関して、行列MLMSおよびMXYZ生成部60eは、行列MLMSおよび行列MXYZを生成する(S46)。S32で求めた行列Miは基準スクリーンに照明光を照射したときのデータで作成しているため、使用環境下における照明成分をそのままMiで変換すると精度が悪くなってしまう。そこで、基準環境データ記憶部60mに記憶されている基準スクリーンにプロジェクタの出力光を照射したときのデータと、使用環境データ記憶部60kに記憶されている使用スクリーンにプロジェクタの出力光を照射したときのデータとに基づき、基準スクリーンと使用スクリーンとの差分を解消するための行列MLMSおよびMXYZを以下のように求める。
【0045】
【数4】
Figure 0004000511
【0046】
【数5】
Figure 0004000511
次に、照明用変換部60hは、S32において求めた行列Mi、およびS46において求めた行列MLMSおよびMXYZを用いて照明光成分に関して、LMS(光検出装置の要素色)値からXYZ値(デバイスに依存しない座標系の値)への変換を行う(S48)。具体的には、
【0047】
【数6】
Figure 0004000511
となる。
【0048】
次に、光合成部60iは、S44で求めたプロジェクタの光成分と、S48で求めた照明光成分の三刺激値とを以下のように、和演算により足し合わせて合成する(S50)。
【0049】
【数7】
Figure 0004000511
この結果得られたXYZが使用環境下におけるプロジェクタの三刺激値になる。
【0050】
上記本発明の一実施形態によれば、照明やスクリーンが変化しても、受光部60aの出力値LMSから三刺激値XYZへの変換が正しく行える。
【0051】
当該実施形態では、プロジェクタに関して説明したが、ディスプレイなど他の表示装置に関しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例にかかるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる光センサ60を備えるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる光センサ60の機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる光センサ60の表示装置用変換行列Md生成部60cにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態にかかる光センサ60の照明用変換行列Mi生成部60dにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態にかかる光センサ60の使用環境下における光検出処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 スクリーン
20 プロジェクタ
50 照明器具
60 光センサ
60a 受光部
60b LMS/XYZ変換部
60c 表示装置用変換行列Md生成部
60d 照明用変換行列Mi生成部
60e 行列MLMSおよびMXYZ生成部
60f 光分離部
60g 表示装置用変換部
60h 照明用変換部
60i 光合成部
60k 使用環境データ記憶部
60m 基準環境データ記憶部
70 輝度計
80 外部照明
100 画像処理部
110 A/D変換部
120 色補正部
130 D/A変換部
140 L/V駆動部
150 色補正テーブル生成部
160 デバイス特性保存用メモリ

Claims (7)

  1. 特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を測定する光検出装置であって、
    表示装置の光成分と照明光成分とを分離するための光分離手段と、
    複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから第1演算子を生成する第1演算子生成手段と、
    当該生成された第1演算子を用いて、前記分離された表示装置の光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第1変換手段と、
    前記変換データを用いて第2演算子を生成する第2演算子生成手段と、
    当該生成された第2演算子を用いて、前記分離された照明光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第2変換手段と、
    を備え
    前記第1演算子は、
    前記表示装置のRGBを複数の投影面に対して出力させたときの前記光検出装置の出力の測定値から、前記表示装置にKを出力させたときの前記光検出装置の出力の測定値を減じたものを、
    前記表示装置のRGBを複数の投影面に対して出力させたときのデバイスに依存しない座標系の測定値から、前記表示装置にKを出力させたときのデバイスに依存しない座標系の測定値を減じたものに対応づけた行列であり、
    前記第2演算子は、
    複数の照明光を基準投影面に対して照射したときの前記光検出装置の出力の測定値をデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけ、かつ、前記基準投影面に対して表示装置が黒を照射したときに前記光検出装置の出力の測定値をデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけた行列と、
    前記表示装置のRGBを使用投影面に照射したときの前記光検出装置の出力の測定値を、前記表示装置のRGBを基準投影面に照射したときの前記光検出装置の出力の測定値に対応づけた行列と、
    前記表示装置のRGBを使用投影面に照射したときのデバイスに依存しない座標系の測定値を、前記表示装置のRGBを基準投影面に照射したときのデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけた行列と、を用いる、
    光検出装置。
  2. 請求項1に記載の光検出装置であって、
    前記光分離手段が、表示装置に黒を出力させたときの輝度特性を、表示装置が出力する色の輝度特性から減算することを用いて、前記表示装置の光成分と前記照明光成分とを分離する光検出装置。
  3. 請求項1に記載の光検出装置であって、
    前記第1変換手段によって変換されたデバイスに依存しない座標系の値と、前記第2変換手段によって変換されたデバイスに依存しない座標系の値とを和演算する、光検出装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光検出装置であって、
    前記デバイスに依存しない座標系の値がXYZである、光検出装置。
  5. 特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を光検出装置を用いて測定する光検出方法であって、
    表示装置の光成分と照明光成分とを分離するための光分離工程と、
    複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから第1演算子を生成する第1演算子生成工程と、
    当該生成された第1演算子を用いて、前記分離された表示装置の光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第1変換工程と、
    前記変換データを用いて第2演算子を生成する第2演算子生成工程と、
    当該生成された第2演算子を用いて、前記分離された照明光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第2変換工程と、
    を備え
    前記第1演算子は、
    前記表示装置のRGBを複数の投影面に対して出力させたときの前記光検出装置の出力の測定値から、前記表示装置にKを出力させたときの前記光検出装置の出力の測定値を減じたものを、
    前記表示装置のRGBを複数の投影面に対して出力させたときのデバイスに依存しない座標系の測定値から、前記表示装置にKを出力させたときのデバイスに依存しない座標系の測定値を減じたものに対応づけた行列であり、
    前記第2演算子は、
    複数の照明光を基準投影面に対して照射したときの前記光検出装置の出力の測定値をデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけ、かつ、前記基準投影面に対して表示装置が黒を照射したときに前記光検出装置の出力の測定値をデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけた行列と、
    前記表示装置のRGBを使用投影面に照射したときの前記光検出装置の出力の測定値を、前記表示装置のRGBを基準投影面に照射したときの前記光検出装置の出力の測定値に対応づけた行列と、
    前記表示装置のRGBを使用投影面に照射したときのデバイスに依存しない座標系の測定値を、前記表示装置のRGBを基準投影面に照射したときのデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけた行列と、を用いる、
    光検出方法。
  6. 特定の照明光の下で、表示装置から投影面に対して出力された光の輝度特性を光検出装置を用いて測定する光検出処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    表示装置の光成分と照明光成分とを分離するための光分離処理と、
    複数の投影面に関する、光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値への変換データから第1演算子を生成する第1演算子生成処理と、
    当該生成された第1演算子を用いて、前記分離された表示装置の光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第1変換処理と、
    前記変換データを用いて第2演算子を生成する第2演算子生成処理と、
    当該生成された第2演算子を用いて、前記分離された照明光成分を光検出装置の要素色からデバイスに依存しない座標系の値に変換する第2変換処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
    前記第1演算子は、
    前記表示装置のRGBを複数の投影面に対して出力させたときの前記光検出装置の出力の測定値から、前記表示装置にKを出力させたときの前記光検出装置の出力の測定値を減じたものを、
    前記表示装置のRGBを複数の投影面に対して出力させたときのデバイスに依存しない座標系の測定値から、前記表示装置にKを出力させたときのデバイスに依存しない座標系の測定値を減じたものに対応づけた行列であり、
    前記第2演算子は、
    複数の照明光を基準投影面に対して照射したときの前記光検出装置の出力の測定値をデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけ、かつ、前記基準投影面に対して表示装置が黒を照射したときに前記光検出装置の出力の測定値をデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけた行列と、
    前記表示装置のRGBを使用投影面に照射したときの前記光検出装置の出力の測定値を、前記表示装置のRGBを基準投影面に照射したときの前記光検出装置の出力の測定値に対応づけた行列と、
    前記表示装置のRGBを使用投影面に照射したときのデバイスに依存しない座標系の測定値を、前記表示装置のRGBを基準投影面に照射したときのデバイスに依存しない座標系の測定値に対応づけた行列と、を用いる、
    プログラム
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
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