JP4000372B2 - 光csk変調を用いる光cdma通信システム - Google Patents

光csk変調を用いる光cdma通信システム Download PDF

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Description

本発明は、に関する。より詳しくは、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)符号化、符号シフトキーイング(CSK)データ変調に基づいた新規の10Gbit/s光符号分割多重アクセス(CDMA)システムに関する。
現在、超高速光ネットワークを実現するために、光符号分割多重方式(Optical Code Division Multiplexing "OCDM")の研究が盛んに行われている。光CDMAは、一時的な波形を通信チャネルとして用いる[P.Prucnal及びM.Santoro,J、光波技術 No.4、307〜314ページ(1986)、D.Sampson、G.Pendock及びR.Griffin、Fiberと総合光学 No.16、129〜157ページ(1997)]。したがって、光CDMAシステムは、時間分割多重化(TDM)方法の同じ波長分割多重化(WDM)チャネルと同じ時間スロットを共用できる。したがって、光CDMA方法は、WDMネットワークにオーバーレイし、これによって、ネットワークの汎用性と拡張性を高めることが可能である[北山研一、IEEE通信における選択されたエリア No.16、1309〜1319ページ(1998)]。光CDMAは、さらにデータ通信ネットワークのセキュリティを増すと考えられている[K.Umeno、Y.Awaji及び北山研一、第5回実験カオス会議議事録(World Science 2000)]。光CDMAは、セルフルーティングフォトニック輸送ネットワークに適用できる[北山研一及び和田尚也、IEEE光子技術文書、11巻、12号、1689〜1691ページ(1999)]。
図8は、従来のOOK(オンオフキーイング)データ変調を用いる光CDMAシステムの基本構成を表す概念図である。図8に示されるように、従来の光CDMAシステム17は、送信機2、受信機3、及びそれらを連結するファイバ4を具備する。そして、送信機2は光源5、外部電気光学変調器(EOM)などの外部変調器18、及び光符号器19を具備し、受信機3は光復号器20、光検波器21、そしてデータ判定器(閾値処理装置)16を具備する。OOKデータ変調においては、光パルスは、それぞれデータ”1”と”0”によって「オン」と「オフ」に変調される。データ”1”のパルスは、光BPSK符号に符号化される。
以下、従来のOOK変調に基づく光CDMAシステム17の動作を、図8を参照しつつ説明する。光源5からビット周期で生成される光パルス列は、外部変調器18によってマーク(デジタルデータの「1」に相当。)、スペース(デジタルデータの「0」に相当)をそれぞれパルスの有無によって対応付けされる。その後、光パルスはマーク用に用意された光符号器19により符号化される。光符号器19における符号化は、光パルスを遅延素子によって所望の符号長に分波した後、それぞれのパルスの位相に“0”または“π”の位相シフトを与える。このようにして送信機2において符号化が行われる。
受信機3における光復号器20の符号系列は、光符号器19の符号系列を時間反転したものである。受信信号は、光復号器20により相関演算される。ここで、マーク信号が相関演算されると、ビットの中心に高い頂点を持つ自己相関波形となる。そして、この光信号は、フォトダイオードなどの光検波器21により、ピーク値Pを持つ電気信号に変換される。図9に、従来の光CDMAシステムにおける光検波器21により変換された電気信号の例を示す。データ判定器16では、例えば判定レベルP/2[V]として、データの判定が行われる。
したがって、従来のOOKデータ変調を用いる光CDMAシステムでは、図9に示されるように、データ判定器10において判定できる判定レンジがP[V]に限られるという問題があった。特に複数ユーザが光CDMAシステムを利用する場合、他ユーザからの干渉雑音、検波の際のショット雑音、熱雑音等はデータ判定器の入力電圧を激しく変動させ、データ判定誤りを引き起こすという問題がある。このため、データ判定器の各種雑音に対する耐性を高めるため、判定レンジをより広くすることが望まれた。
また、図9に示されるように、従来のOOKデータ変調を用いる光CDMAシステムにおける自己相関波形の包絡線は、頂点の周りにサイドローブを持つ。このサイドローブは、検波の際、雑音としてその性能を大きく劣化させるという問題があった。
従来のOOKデータ変調を用いる光CDMAシステムにおいて、スレッショルドレベル(閾値)は、通常ピーク値Pの半分の値(P/2)に設定される。ピーク電圧におけるP/2の幅は、比較的狭いので、通信中に、適宜、最適な閾値を修正する必要があった。このため、従来のOOKデータ変調を用いる光CDMAシステムでは、通信中に閾値を変更するためのシステムを具備しており、受信機の回路構成が複雑になるという問題があった。
時間ゲーティング(time-gating)検出による一時的整合フィルタリングとサイドローブ抑圧によってBPSK符号を用いる10Gbit/s光CDMAシステムを提案し、光CDMAシステムの複数チャネル送信を実験的に示した[下記非特許文献1(和田尚也、外林秀行及び北山研一、IEEE電子工学文書、NO.35、833〜834ページ(1999))参照]。また、大容量光符号分割多重化送信が、示された[外林秀行、中條渉及び北山研一、IEEEフォトニックス技術文書、14巻、4号、555〜557ページ、2002]。光CMDAシステムの性能は、光干渉雑音によって劣化する。サイドローブ抑圧は、高ビットレートの光CDMAシステムによっては、干渉雑音を軽減するために必要である[D.Sampson、和田尚也、北山研一及び中條渉、IEE電子工学文書、No.36、445〜447ページ(2000)、和田尚也及び北山研一,J.光波技術、No.17、1758〜1765ページ(1999)]。しかしながら、以前の論文で紹介した時間ゲーティングシステムによるサイドローブ抑圧技法は、基本的には、TDMの復調で用いられるシステムと同様、チップ同期化やクロック修復などのアクティブな動作を必要とするという問題がある。
和田尚也、外林秀行及び北山研一、IEEE電子工学文書、NO.35、833〜834ページ(1999)
本発明は、判定レンジの広い光CDMAシステム、及びそのような光CDMAシステムに用いられる送信機、及び受信機を提供することを目的とする。
本発明は、サイドローブの少ないデータ判定入力電圧スペクトルを与える光CDMAシステム及びそのような光CDMAシステムに用いられる送信機、及び受信機を提供することを別の目的とする。
本発明は、通信中にデータ判定機の閾値を修正する必要のない光CDMAシステム及びそのような光CDMAシステムに用いられる送信機、及び受信機を提供することを別の目的とする。
本発明は、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)符号化、符号シフトキーイング(CSK)データ変調に基づいた新規の高速(10Gbit/s)光符号分割多重アクセス(CDMA)システムを提供することを別の目的とする。
(1)上記の課題のうち少なくとも一つ以上を解決するため、本発明の光符号シフトキーイング変調を用いる光CDMA通信などに用いられる送信機は、光源からビット周期で生成される光パルス列をマーク用(デジタルデータの「1」に相当する。)と、スペース用(デジタルデータの「0」に相当する。)」とに振り分ける変調器と、前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルス列をパルスごとの位相を制御した光パルス列として符号化するマーク用光符号器と、前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルス列を前記マーク用光符号器によって符号化された光パルス列とはパルスごとの位相の組み合わせが異なる光パルス列とすることにより符号化するスペース用光符号器と、前記マーク用光符号器により符号化されたパルス列と、前記スペース用光符号器により符号化されたパルス列とを合波するための合波器とを具備する。より具体的には、光源(5)からビット周期で生成される光パルス列を、入力されるマーク又はスペースを表すデータに基づいて、マーク用と、スペース用とに振り分ける変調器(6)と、前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルスをパルスごとの位相を制御した一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列として符号化するマーク用光符号器(7)と、前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルスを前記マーク用光符号器によって符号化された光パルス列とはパルスごとの位相の組み合わせが異なる一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列とすることにより符号化するスペース用光符号器(8)と、前記マーク用光符号器により符号化された光パルス列と、前記スペース用光符号器により符号化された光パルス列とを合波するための合波器(9)と、を具備する。
すなわち、本発明の送信機では、従来のOOK変調を用いる光CDMA通信よりも光符号器を多く必要とし、装置が複雑となる。しかしながら、本発明の送信機では、従来の光CDMAシステムでは符号化されていなかった「0」信号をも、新たに加えられたスペース用光符号器(光符号器B)によって、符号化する。これを後述の復号機と組み合わせることで、サイドローブを抑圧でき、またデータ測定の判定レンジを大きくできる。
(2)上記の課題のうち少なくとも一つ以上を解決するため、本発明の光符号シフトキーイング変調を用いる光符号分割多重アクセス通信に用いられる受信機は送信機により送信された光データを分波するための分波器(10)と、前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記マーク用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第1の光復号器(11)と、前記第1の光復号器(11)が出力した光信号を検波する第1の光検波器(13)と、前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記スペース用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第2の光復号器(12)と、前記第2の光復号器(12)が出力した光信号を検波する第2の光検波器(14)と、前記第1の光検波器(13)と前記第2の光検波器(14)の検波データの差分を求める計算回路(15)と、前記計算回路(15)により求められた検波データの差分に基づき、0[V]を基準としてそれより高い電圧値か低い電圧値かによりマークかスペースかを判定するデータ判定器(16)と、を具備する。すなわち、従来の受信機に比べ光復号器の数が多く、装置が複雑となるが、前記送信機と併せて用いることで、判定データのサイドローブを抑圧でき、またデータ測定の判定レンジを大きくできる。
このように、従来用いられなかったスペース用からの復号信号についても、自己相関波形の包絡線を出力し、マーク用信号からの復号信号からの自己相関波形の包絡線との差分を採ることで、判定データのサイドローブを抑圧でき、またデータ測定の判定レンジを大きくできるなどの効果がある。
上記の課題のうち少なくともひとつ以上を解決するため、本発明の光符号分割多重アクセス通信システムは、複数の光通信用送信機と、複数の光通信用受信機とを具備した光符号分割多重アクセス通信システムであって、前記複数の光通信用送信機は、それぞれ、光源(5)からビット周期で生成される光パルス列を、入力されるマーク又はスペースを表すデータに基づいて、マーク用と、スペース用とに振り分ける変調器(6)と、前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルスをパルスごとの位相を制御した一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列として符号化するマーク用光符号器(7)と、前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルスを前記マーク用光符号器によって符号化された光パルス列とはパルスごとの位相の組み合わせが異なる一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列とすることにより符号化するスペース用光符号器(8)と、前記マーク用光符号器により符号化された光パルス列と、前記スペース用光符号器により符号化された光パルス列とを合波するための合波器(9)と、を具備し、前記複数の光通信用受信機は、それぞれ、前記送信機により送信された光データ分波するための分波器(10)と、前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記マーク用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第1の光復号器(11)と、前記第1の光復号器(11)が出力した光信号を検波する第1の光検波器(13)と、前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記スペース用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第2の光復号器(12)と、前記第2の光復号器(12)が出力した光信号を検波する第2の光検波器(14)と、前記第1の光検波器(13)と前記第2の光検波器(14)の検波データの差分を求める計算回路(15)と、前記計算回路(15)により求められた検波データの差分に基づき、0[V]を基準としてそれより高い電圧値か低い電圧値かによりマークかスペースかを判定するデータ判定器(16)と、を具備する。
上記の課題のうち少なくともひとつ以上を解決するため、本発明の光符号分割多重アクセス通信方法は、上記の光符号分割多重アクセス通信システムを用いた光符号分割多重アクセス通信方法であって、前記変調器が、入力されるマーク又はスペースを表すデータ信号に基づいて、光源からビット周期で生成される光パルス列をマーク用と、スペース用とに振り分ける工程と、前記マーク用光符号器が、前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルス列を一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列に符号化する工程と、前記スペース用光符号器が、前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルス列を前記マーク用光符号器とは異なる一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列に符号化する工程と、前記合波器が、前記マーク用光符号器により符号化されたパルス列と前記スペース用光符号器により符号化されたパルス列とを合波する工程と、前記工程で合波された光データを送信する工程と、前記分波器(10)が、前記送信機により送信された光データ分波する工程と、前記第1の光復号器(11)が、前記分波器(10)により分波された光データを受取り、前記マーク用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する工程と、前記第1の光検波器(13)が、第1の光復号器(11)の出力信号を検波する工程と、前記第2の光復号器(12)が、前記分波器(10)により分波された光データを受取り、前記スペース用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する工程と、前記第2の光検波器(14)が、第2の光復号器(12)の出力信号を検波する工程と、前記計算回路(15)が前記第1の光検波器(13)と前記第2の光検波器(14)の検波データの差分を求める工程と、前記データ判定器(16)が前記計算回路(15)により求められた検波データの差分に基づき、0[V]を基準としてそれより高い電圧値か低い電圧値かによりマークかスペースかを判定する工程と、を含む。
本発明によれば、データ判定器における判定レンジを従来のP[V]の2倍の2P[V]にできるので、判定レンジの広い光CDMAシステムを提供できる。このため、本発明によれば、システムのSN比が増加し、システムの雑音に対する耐性が高められるという効果がある。
すなわち、従来の光CDMAシステムであるOOKデータ変調方式(図8)においては、信号体雑音電力密度(SN)比γは、γ=(P/σ)と定義される。一方、本発明の光CDMAシステムでは、信号判定レンジが2P[V]となる。そして、光検出器として、デュアル−ピンPDからなるバランス検波器を用いた場合、その分散は2σとなる。したがって、その標準偏差は21/2σとなる。よって、本発明のSN比をγ’とすると、γ’=2γとなる。したがって、本発明のCSKデータ変調方式では、従来のOOK変調方式に比べ3dBの性能改善を見込むことができる。
また、本発明によれば、スペース信号受信時に光検波器から出力される相互相関波形が、データ判定器入力電圧のサイドローブを抑圧する。この結果、データ判定のためのサイドローブの少ない電圧スペクトルを与える光CDMAシステムを提供できる。さらに、本発明によれば、データ判定機に入力する電圧スペクトルのサイドローブが少ないので、多重化の際のチャネル間干渉を軽減できる。
本発明によれば、データ判定器における判定レンジを2P[V](−P〜+P)にできるので、システムのデータ判定機における判定レベルを、例えば常時0[V]で固定しても、十分にデータを判定できる。この結果、本発明によれば、通信中にスレッショルドレベルを修正する必要のない光CDMAシステムを提供できる。
本発明によれば、BPSK符号化、CSKデータ変調に基づいた新規なCDMAシステムを提供できる。
図1に示されるように、本発明の光CDMAシステム1は、従来の光CDMAシステムと同様に送信機2、受信機3、及びそれらを連結するファイバ4を具備する。図1に示されるように、本発明の光CDMAシステムにおける送信機2は、光源からビット周期で生成される光パルス列をマーク用(データ「1」用)とスペース用(データ「0」用)とに振り分けるLN変調器などの変調器6と、前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルス列を符号化するマーク用光符号器(「光符号器A」ともいう。)7と、前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルス列を符号化するスペース用光符号器(「光符号器B」ともいう。)8と、前記のマーク用光符号器により符号化されたパルス列と、前記のスペース用光符号器により符号化されたパルス列とを合波するための光結合器などの合波器9を具備する。
また、図1に示されるように、本発明の光CDMAシステムにおける受信機は、送信機から送信されたパルス列を分波する光結合器などの分波器10と、マーク用光符号器が符号化した光データを送信機が受信した場合に自己相関波形の包絡線を光検波器から出力するためのマーク用光復号器11(光復号器A)と、スペース用光符号器が符号化した光データを送信機が受信した場合に自己相関波形の包絡線を光検波器から出力するためのスペース用光復号器(光復号器B)と、マーク用光復号器によって復号された信号を出力するフォトダイオード13(光検波器A)と、スペース用光復号器によって復号された信号を出力するフォトダイオード14(光検波器B)とを具備する光検波器(バランス検波器)と、光検波器からの出力を計算する計算回路15と、データ判定器(閾値処理器)16を具備する。
本発明の光CDMAシステムでは、好ましくはコンパティブルな2つの光NチップBPSK符号をユーザ一人に対して用いる。送信機2では、光符号器A7と光符号器B8が、それぞれデータ”1”とデータ”0”に対応している。すなわち、送信機の送信データが”1”であれば、変調器6により光パルス列が光符号器A7に伝えられ、光符号器A7は光パルス列を符号化する。一方、送信機の送信データが”0”であれば、変調器6により光パルス列が光符号器B8に伝えられ、光符号器B8は光パルス列を符号化する。光符号器A7が符号化した光パルス列と、光符号器B8が符号化した光パルス列は、合波器9により合波され、光ファイバ4を通じて受信機へ伝達される。
受信機で、光復号器A11は、データ”1”信号が受信されると、自己相関波形の包絡線を光検波器A13から出力し、光復号器B12は、データ”0”信号が受信されると、自己相関波形の包絡線を光検波器B14から出力する。計算回路15は、光検波器B14の出力を光検波器Aの出力(上の矢印)から減算する。
図2は、受信機内での電気信号波形を説明するための概念図である。図2(a)は、光検波器Aの出力波形の例を表す図である。図2(b)は、光検波器Bの出力波形の例を表す図である。図2(c)は、データ判定器の入力波形を表す図である。図2に示されるとおり、それぞれの光復号器からの出力電圧のピーク値はP[V]である。すなわち、デュアル−ピンPDなどのバランス検波器(13、14)は、データ”1”信号が受信されると、正電圧Pを出力し、データ”0”信号が受信されると、負電圧−Pを出力する。そして、計算回路では、これらの出力を減算するので、図2(c)に示されるようにデータ判定器に入力されるデータのピーク値は2P[V]となる。
データ判定器は、デュアル−ピンPDなどのバランス検波器(13、14)の出力を閾値レベルと比較することによってデータを判定する。この閾値レベルとしては、例えば電圧0[V]が用いられる。
(2.OOKデータ変調とCSKデータ変調との間の関係)
以下、OOKデータ変調とCSKデータ変調との間の関係を説明する。先に説明したとおりOOKデータ変調においては、光パルスは、それぞれデータ”1”と”0”によって「オン」と「オフ」に変調される。データ”1”のパルスは、光BPSK符号に符号化される。一方、CSKデータ変調においては、光パルスは、それぞれデータ”1”と”0”によって「オン」と「オン」に変調される。データ”0”のパルスもまた、別の光BPSK符号Bに符号化される。したがって、CSKデータ変調では、符号された信号は、それぞれデータ”1”と”0”に対する符号Aと符号Bから成る。
(2.1.OOKデータ変調光CDMAシステムのBER)
図8に示されるように、従来の光CDMAシステム17は、送信機2、受信機3、及びそれらを連結するファイバ4を具備する。そして、送信機2は光源5、外部電気光学変調器(EOM)などの外部変調器18、及び光符号器19を具備し、受信機3は光復号器20、光検波器21、そしてデータ判定器(閾値処理装置)16を具備する。
Kをアクティブユーザの数と仮定すると、送信機2中では、光NチップBPSK符号は、データ”1”に対してのみ発生される。受信機3中では、K個の互いに異なったNチップ光BPSK符号は、光復号器20を通過することによって整合フィルタリングされる。この入力符号が復号化符号と整合すれば、光復号器20は、指定されたマークビットのすべての中心で大きいピークを有する自己相関波形を出力する。一方、符号が不整合の場合、光復号器20は、どのビットにも大きいピークを有しない相互相関波形を出力する。OOKデータ変調を用いる非同期式光CDMAシステムにおいては、望まれないユーザからのこの相互相関によって、PD(フォトダイオード)などの光検出器21に干渉雑音が発生し、システムの性能が劣化する。
理論的には、ユーザの数を1と仮定すると、光検出器21は、データ”1”信号が受信されると正電圧Pを出力し、データ”0”信号が受信されると電圧0を出力する。この電圧Pは、自己相関波形の大きいピークから検出される。データ判定器16は、データを、PDの出力を閾値レベルと比較することによって判定される。電圧P/2を閾値レベルとして用いる。一方、ユーザの数をKである場合、我々はユーザ1を望まれるユーザと仮定し、非同期動作によってすべてのアクティブユーザの信号を送信し、また、チップは、ユーザ間では同期的であると仮定した。
τ∈(T、2T,...、2T)は、ユーザkとユーザ1との間の相対的な時間シフトと定義される。TcとTbは、それぞれチップ時間とビット時間である。光検出器21は、データ"1"信号が受信されると電圧S1m(τ、τ,...,τ)を出力し、データ"0"信号が受信されると電圧S1S(τ、τ,...,τ)を出力する。これらの電圧は、相対的時間シフトτによって変更される
BERを求める際には、PD回路の熱雑音を、σという偏差を有するゼロ平均ガウス雑音と考える。この雑音は、PDの出力に加算される。データ”1”と”0”の信号が、K人のアクティブユーザにとって等しい確率を有する場合、熱雑音に対してガウス近似式を用いると、BER Pは次のようになる:
図3は、ビットエラー率(BER)の計算結果を表すグラフである。図3(a)は、式(1)からγの関数として計算されたOOK変調に基づく光CDMAシステムのBERをシミュレーションした結果である。この計算においては、10Gbit/sの光CDMAシステムを8チップBPSK符号とOOKデータ変調とに基づきアクティブユーザの最大数を4と仮定し、モンテカルロシミュレーションを行った。また、相対的時間シフトをランダムに変更した。なお、図中chは、チャネル、すなわちユーザ数を表す同時ユーザの数が2人を超える場合、エラーフロアが存在する。これは、非同期的動作は不可能であることを示している。
(2.2.本発明の光CDMAシステムのBER)
ユーザの数がKである時の非同期動作と仮定すると、デュアル−ピンPDなどのバランス検波器(光検波器A)は、データ"1"が受信されると電圧S (τ、τ,...,τ)を出力し、データ"0"信号が受信されるとバランス検波器(光検波器B)は、電圧S (τ、τ,...,τ)を出力する。デュアル−ピンPDの熱雑音は、2σという偏差を有するゼロ平均ガウス雑音であると考えた。データ"1"と"0"の信号が、K人のアクティブユーザにとって等しい確率を有する場合、熱雑音に対してガウス近似式を用いると、CSKデータ変調を用いる光CDMAシステムのBER(ビットエラーレート)は次の式(2)のように表される。
図3(b)に、γの関数としての式(2)から計算された本発明の光CDMAシステムのBER値をシミュレーションした結果を示す。同時ユーザの数を2と仮定すると、BERは、8チップBPSK符号、CSKデータ変調に基づいた10Gb/s光CDMAシステムでは10-9未満である。
すなわち、図3(a)と図3(b)とから、従来のOOK変調に比べ、本発明のCSK変調では、非同期式光CDMAシステムの性能が向上することが、シミュレーションにより示された。
以下に、本発明の光符号シフトキーイングシステムについての実施例を示す。図4は、実施例1で用いた、8チップBPSK符号、CSKデータ変調に基づく10Gb/s光CDMAシステムの基本構成を示す図である。また、図5に各地点での波形、及び実験結果を示す。図4に示されるように、送信機は、光源5と、変調器6としての1×2LN変調器(スイッチ)と、2つの光符号器A、光符号器Bとを具備する。
このシステムでは、繰り返し周波数(10GHz)のMLLDを光源として用いた。MLLDから出力される10GHzの2.0−psパルス列は、1×2LN変調器6によって2つに分割される。データ”1”に対するパルスとデータ”0”に対するパルスは、それぞれ光符号器AとBとに供給される。モノリシックに集積された全光8チップBPSK符号符号器/復号器は、チューニング可能なタップ遅延回線シフターと光位相シフターから成っている。これらは、プレーナー光波回路(PLC)技術によって製造される。タップを振幅が等しい8個のパルスを発生するようにチューニングした。各チップパルスの光キャリア位相が、位相シフターによって0だけかπだけシフトされて、8チップ光BPSK符号を発生する。光結合器(コンバイナー)9は、PLC3dBカプラから成っている。
図5(a)は、光符号器Aが符号化した符号化シグナルAを表す。図5(a)においては、「1」(左側)のデータがあり、「1」を与える光パルス列の位相は、「00000000」(8チップのBPSK符号)である。図5(b)は、光符号器Bが符号化した符号化シグナルBを表す。図5(b)においては、「0」(右側)のデータがあり、「0」を与える光パルス列の位相は、「0π0π0π0π」(8チップのBPSK符号)である。
図4に示されるように受信機は、2つの光復号器A11、光復号器B12と、デュアルピンPD(バランス検波器)13、14と、データ判定器(閾値処理装置)15を具備する。図5(c)は、受信機が受信するシグナルを表す。受信信号は、データ”10”が送信された場合、復合化された信号からなる。すなわち、受信機が受信するシグナルは、図5(a)のシグナルと、図5(b)のシグナルとが合わさったものである。したがって、図5(c)においては、「1」(左側)と「0」(右側)のデータがあり、「1」を与える光パルス列の位相は、「00000000」であり、「0」を与える光パルス列の位相は、「0π0π0π0π」である。
光復号器A11が、データ”1”信号を受信した場合、符号Aの自己相関波形を出力する。図5(d)は、光復号器Aが復号化した復号化シグナルAを表す。図5(d)においては、「1」(左側)のデータがあり、「1」を与える光パルス列は、自己相関波形である。
光復号器B12が、データ”0”信号を受信すると符号Bの自己相関を出力する。図5(e)は、光復号器Bが復号化した復号化シグナルBを表す。図5(e)においては、「0」(右側)のデータがあり、「0」を与える光パルス列は、自己相関シグナルである。
光復号器B12と光復号器A11の出力信号は、上のアームから下のアームを減算することによって、デュアル−ピンPDによってバランス検出される。図5(f)は、データ判定器に送られるデータを表す。
図6に、ユーザが一人(Sinle ch.;シングルチャネル)の場合における、10Gb/sで(223−1)のPRBSを持つCSK変調とOOK変調に基づく光CDMAシステムのBERを測定した結果を表す。測定されたBERは、10−9未満である。図6から、BERが10−9において、本発明のCSK変調によれば、従来のOOK変調に比べて光入力強度が3dB増加したことがわかる。
図7は、データ判定器に入力される電気信号である。図7(a)は、本発明のCSK変調のものであり、図7(b)は、OOK変調のものである。図7において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表す。横軸の位置は、データ判定器における閾値に対応している。図7(a)から、本発明の光CDMAシステムでは、閾値を例えば0[V]とすることができることがわかる。そして、0[V]において、データを判別できる範囲は、広い。一方、従来のOOK変調の光CDMA方式では、閾値としてP/2[V](ピーク値の約半分の電圧位置)を採用するので、データを判別できる範囲は狭い。
本発明の光CDMAシステムは、新しい光CDMAシステムとして有効に利用され得る。
本発明の光CDMAシステムの基本構成を示す概略図である。 図2は、受信機内での電気信号波形を説明するための概念図である。図2(a)は、光検波器Aの出力波形の例を表す図である。図2(b)は、光検波器Bの出力波形の例を表す図である。図2(c)は、データ判定器の入力波形を表す図である。 図3は、ビットエラー率(BER)の計算結果を表すグラフである。図3(a)は、式(1)からγの関数として計算されたOOK変調に基づく光CDMAシステムのBERをシミュレーションした結果である。図3(b)に、γの関数としての式(2)から計算された本発明の光CDMAシステムのBER値をシミュレーションした結果を示す。 図4は、実施例1で用いた、8チップBPSK符号、CSKデータ変調に基づく10Gb/s光CDMAシステムの基本構成を示す図である。 図5は、本発明の光CDMAシステムの各点における光パルス列や電気信号の例を表す図面に変る測定データである。図5(a)は、光符号器Aが符号化した符号化シグナルAを表す。図5(b)は、光符号器Bが符号化した符号化シグナルBを表す。図5(c)は、受信機が受信するシグナルを表す。図5(d)は、光復号器Aが復号化した復号化シグナルAを表す。図5(e)は、光復号器Bが復号化した復号化シグナルBを表す。図5(f)は、データ判定器に送られるデータを表す。 図6は、ユーザが一人(Sinle ch.;シングルチャネル)の場合における、10Gb/sで(223−1)のPRBSを持つCSK変調とOOK変調に基づく光CDMAシステムのBERを測定した結果を表すグラフである。 図7は、データ判定器に入力される電気信号である。図7(a)は、本発明のCSK変調のものであり、図7(b)は、OOK変調のものである。 図8は、従来のOOKデータ変調を用いる光CDMAシステムの基本構成を表す概念図である。 図9に、従来の光CDMAシステムにおける光検波器21により変換された電気信号の例を示す。
符号の説明
1 本発明の光CDMAシステム
2 送信機
3 受信機
4 ファイバ
5 光源
6 変調器
7 マーク用光符号器(光符号器A)
8 スペース用光符号器(光符号器B)
9 合波器
10 分波器
11 マーク用光復号器(光復号器A)
12 スペース用光復号器(光復号器B)
13 フォトダイオード(光検波器A)
14 フォトダイオード(光検波器B)
15 計算回路
16 データ判定器(閾値処理器)
17 OOK変調に基づく光CDMAシステム
18 外部変調器
19 光符号器
20 光復号器
21 光検波器





Claims (5)

  1. 光源(5)からビット周期で生成される光パルス列を、入力されるマーク又はスペースを表すデータに基づいて、マーク用と、スペース用とに振り分ける変調器(6)と、
    前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルスをパルスごとの位相を制御した一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列として符号化するマーク用光符号器(7)と、
    前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルスを前記マーク用光符号器によって符号化された光パルス列とはパルスごとの位相の組み合わせが異なる一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列とすることにより符号化するスペース用光符号器(8)と、
    前記マーク用光符号器により符号化された光パルス列と、前記スペース用光符号器により符号化された光パルス列とを合波するための合波器(9)と、
    を具備する光符号シフトキーイング変調を用いる光通信用送信機。
  2. 光符号分割多重アクセス通信に用いられる請求項1に記載の送信機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の送信機により送信された光データを受信する受信機であって、
    前記送信機により送信された光データを分波するための分波器(10)と、
    前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記マーク用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第1の光復号器(11)と、
    前記第1の光復号器(11)が出力した光信号を検波する第1の光検波器(13)と、
    前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記スペース用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第2の光復号器(12)と、
    前記第2の光復号器(12)が出力した光信号を検波する第2の光検波器(14)と、
    前記第1の光検波器(13)と前記第2の光検波器(14)の検波データの差分を求める計算回路(15)と、
    前記計算回路(15)により求められた検波データの差分に基づき、0[V]を基準としてそれより高い電圧値か低い電圧値かによりマークかスペースかを判定するデータ判定器(16)と、
    を具備する受信機(3)。
  4. 複数の光通信用送信機と、複数の光通信用受信機とを具備した光符号分割多重アクセス通信システムであって、
    前記複数の光通信用送信機は、それぞれ、
    光源(5)からビット周期で生成される光パルス列を、入力されるマーク又はスペースを表すデータに基づいて、マーク用と、スペース用とに振り分ける変調器(6)と、
    前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルスをパルスごとの位相を制御した一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列として符号化するマーク用光符号器(7)と、
    前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルスを前記マーク用光符号器によって符号化された光パルス列とはパルスごとの位相の組み合わせが異なる一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列とすることにより符号化するスペース用光符号器(8)と、
    前記マーク用光符号器により符号化された光パルス列と、前記スペース用光符号器により符号化された光パルス列とを合波するための合波器(9)と、
    を具備し、
    前記複数の光通信用受信機は、それぞれ、
    前記送信機により送信された光データ分波するための分波器(10)と、
    前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記マーク用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第1の光復号器(11)と、
    前記第1の光復号器(11)が出力した光信号を検波する第1の光検波器(13)と、
    前記分波器(10)により分波された光データのうち、前記スペース用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する第2の光復号器(12)と、
    前記第2の光復号器(12)が出力した光信号を検波する第2の光検波器(14)と、
    前記第1の光検波器(13)と前記第2の光検波器(14)の検波データの差分を求める計算回路(15)と、
    前記計算回路(15)により求められた検波データの差分に基づき、0[V]を基準としてそれより高い電圧値か低い電圧値かによりマークかスペースかを判定するデータ判定器(16)と、
    を具備する光符号分割多重アクセス通信システム。
  5. 請求項4に記載の光符号分割多重アクセス通信システムを用いた光符号分割多重アクセス通信方法であって、
    前記変調器が、入力されるマーク又はスペースを表すデータ信号に基づいて、光源からビット周期で生成される光パルス列をマーク用と、スペース用とに振り分ける工程と、
    前記マーク用光符号器が、前記変調器によって振り分けられたマーク用の光パルス列を一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列に符号化する工程と、
    前記スペース用光符号器が、前記変調器によって振り分けられたスペース用の光パルス列を前記マーク用光符号器とは異なる一定の位相の組み合わせを持つ光パルス列に符号化する工程と、
    前記合波器が、前記マーク用光符号器により符号化されたパルス列と前記スペース用光符号器により符号化されたパルス列とを合波する工程と、
    前記工程で合波された光データを送信する工程と、
    前記分波器(10)が、前記送信機により送信された光データ分波する工程と、
    前記第1の光復号器(11)が、前記分波器(10)により分波された光データを受取り、前記マーク用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する工程と、
    前記第1の光検波器(13)が、第1の光復号器(11)の出力信号を検波する工程と、
    前記第2の光復号器(12)が、前記分波器(10)により分波された光データを受取り、前記スペース用光符号器が符号化した光データを自己相関波形の光信号として出力する工程と、
    前記第2の光検波器(14)が、第2の光復号器(12)の出力信号を検波する工程と、
    前記計算回路(15)が前記第1の光検波器(13)と前記第2の光検波器(14)の検波データの差分を求める工程と、
    前記データ判定器(16)が前記計算回路(15)により求められた検波データの差分に基づき、0[V]を基準としてそれより高い電圧値か低い電圧値かによりマークかスペースかを判定する工程と、
    を含む
    光符号分割多重アクセス通信方法。
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