JP3998824B2 - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3998824B2
JP3998824B2 JP22767898A JP22767898A JP3998824B2 JP 3998824 B2 JP3998824 B2 JP 3998824B2 JP 22767898 A JP22767898 A JP 22767898A JP 22767898 A JP22767898 A JP 22767898A JP 3998824 B2 JP3998824 B2 JP 3998824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
light emitting
strobe device
hinge
emitting unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22767898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000047301A (ja
Inventor
真也 鈴鹿
Original Assignee
ペンタックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペンタックス株式会社 filed Critical ペンタックス株式会社
Priority to JP22767898A priority Critical patent/JP3998824B2/ja
Publication of JP2000047301A publication Critical patent/JP2000047301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3998824B2 publication Critical patent/JP3998824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラのストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラのストロボ装置として、ストロボ使用時には発光部が開き、不使用時には発光部が伏倒するリトラクタブルストロボがある。
【0003】
図7は、従来のストロボ装置(リトラクタブルストロボ)を示す側面図である。
同図に示すように、従来のストロボ装置11は、駆動始動部12と、駆動伝達部13と、発光部14とを有している。この発光部14では、回転中心となる部分(ヒンジ部141)と、駆動力が伝達される部分(中継レバー142)が一体となった構成をしている。
【0004】
このストロボ装置11では、駆動始動部12を図中反時計回りに回動させると、駆動伝達部13が時計回りに回動し、中継レバー142が反時計回りに回動する。これにより、図8に示すように、発光部14が反時計回りに回動し、発光部14が起立していた。
【0005】
このとき、駆動伝達部13から発光部14への駆動力の伝達は、駆動伝達部13の駆動伝達レバー131が発光部14の中継レバー142を押圧し、ヒンジ部141を介することによりなされていた。
【0006】
この場合、回転中心であるヒンジ部141に駆動力を伝達するので、駆動伝達部13と発光部14との距離が近いストロボ装置を製造することができない。そのため、コンパクトなストロボ装置11を製造することができず、ストロボ11の収納に大きなスペースを要していた。
しかも、発光部14の支持は、ヒンジ部141のみによってなされていた。
【0007】
このため、ヒンジ部141および中継レバー142には駆動力を伝達する際に大きな負荷がかかるので、両者は高い強度を有する必要があり、かかる部品を小型化することが困難であった。また、小型化できたとしても金属などの高強度の材料を使用する必要があり、コストがかかっていた。
【0008】
さらに、駆動伝達部13および駆動始動部12は、狭い幅で発光部14の側部に収納することができず、これらの設置には大きなスペースが必要であった。
【0009】
従って、従来のストロボ装置11では、小型化が困難であり、カメラ本体にコンパクトに収納することが困難であった。
このため、デザイン上の自由度も大きく制限されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、小型化に有利なストロボ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(14)の本発明により達成される。
【0012】
(1) ヒンジ部Aと、ヒンジ部Bと、前記ヒンジ部Bを中心として回動可能な発光部と、駆動始動部と、該駆動始動部で生じた駆動力を前記発光部に伝達し前記発光部を回動させて起立させる駆動伝達部とを有し、
前記発光部は、前記ヒンジ部Bから離間した位置に前記駆動力が伝達される従動部材を有し、
前記駆動伝達部は、前記従動部材に連繋する駆動伝達レバーと、該駆動伝達レバーに固定的に設置された中継レバーとを有し、前記駆動伝達レバーおよび前記中継レバーは、前記ヒンジ部Aを中心として一体で回動するように構成され、
前記駆動始動部が前記中継レバーを押圧することで、前記中継レバーおよび前記駆動伝達レバーを一体で前記ヒンジ部Aを中心として回動させるように構成されており、
前記従動部材と前記ヒンジ部Aとの離間距離が、前記中継レバーの前記駆動始動部に押圧される部位と前記ヒンジ部Aとの離間距離よりも長いことを特徴とするストロボ装置。
【0013】
(2) 前記駆動始動部は、ヒンジ部Cを中心として回動可能に設けられ、その回動により前記中継レバーを押圧可能な駆動始動レバーと、前記駆動始動レバーを前記ヒンジ部Cを中心として回動させるスライドレバーとを有し、
前記駆動始動レバーは、前記中継レバーに当接可能な第1のアームと、前記スライドレバーに当接可能な第2のアームとを備え、前記第1のアームおよび前記第2のアームは、前記ヒンジ部Cを中心として一体で回動するように構成され、
前記第1のアームの前記中継レバーとの当接部と前記ヒンジ部Cとの離間距離は、前記第2のアームの前記スライドレバーとの当接部と前記ヒンジ部Cとの離間距離よりも長い上記(1)に記載のストロボ装置。
【0014】
(3) 前記駆動伝達部は、前記発光部の側部にある上記(1)または(2)に記載のストロボ装置。
【0015】
(4) 前記従動部材はカムフォロアであり、駆動伝達レバーには、前記カムフォロアが係合するカム溝が形成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0016】
(5) 前記発光部は前記ヒンジ部Bが設けられている蓋を有し、
前記駆動伝達レバーは前記発光部が伏倒しているとき前記蓋と平行になる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0017】
(6) 前記発光部はストロボ光源を収納するカバーを有し、
前記駆動伝達レバーは前記発光部が伏倒しているとき、前記カバーと前記蓋の幅の差により生じる隙間に収納される上記(5)に記載のストロボ装置。
【0018】
(7) 前記発光部を伏倒させる方向に付勢する伏倒付勢部材を有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0019】
(8) 前記伏倒付勢部材は、前記ヒンジ部Bの近傍に設置されている上記(7)に記載のストロボ装置。
【0020】
(9) 前記発光部を起立させる方向に付勢する起立付勢部材を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0021】
(10) 前記中継レバーに駆動力を伝達し、ヒンジ部Cを中心として回動可能な駆動始動レバーを有し、
前記ヒンジ部Cの近傍に前記発光部を起立させる方向に付勢する起立付勢部材を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0022】
(11) 前記起立付勢部材は、前記発光部が起立した状態を維持できる程度の付勢力を有する上記(9)または(10)に記載のストロボ装置。
【0023】
(12) 前記起立付勢部材の付勢力は、前記伏倒付勢部材の付勢力よりも大きい上記(9)ないし(11)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0024】
(13) 前記発光部の回動角度を制限するストッパーを有する上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0025】
(14) 前記発光部はレンズ鏡筒の移動に連動して起立、伏倒するものである上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のストロボ装置。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のストロボ装置を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0030】
図1、図3は、本発明のストロボ装置の実施例を示す側面図、図2、図4は、図1、図3に示すストロボ装置の正面図、図5は、図4中のA−A線断面図、図6は、図4中のB−B線断面図である。なお、図1および図2は、ストロボ装置1が伏倒した状態(以下、「伏倒状態」という)を示す図であり、図3および図4は、ストロボ装置1が起立した状態(以下、「起立状態」という)を示す図である。
【0031】
図1〜図6に示すように、ストロボ装置(リトラクタブルストロボ)1は、カメラ本体5に設置され、カメラ本体5に形成された凹部51に収納される。
【0032】
ストロボ装置1は、駆動始動部2と、駆動伝達部3と、発光部4とを有している。
【0033】
駆動始動部2は、発光部4を起立させるための駆動力を駆動伝達部3に伝達する。
【0034】
駆動始動部2は、後述する発光部4のカバー43の図2中左側に位置する。
駆動始動部2は、駆動始動レバー21と、第1ヒンジ部(ヒンジ部C)22と、スライドレバー23と、ストッパー24と、第1トーションバネ25とを有している。
【0035】
駆動始動レバー21は、発光部4を起立させるための駆動力を駆動伝達部3に伝達する。この駆動始動レバー21は、円形の平板から異なる方向に2つの突起が突出した形状をなしている。以下、駆動始動レバー21において、図3中上方に突出した突起を「第1アーム211」と、図3中下方に突出した突起を「第2アーム212」という。
【0036】
駆動始動レバー21は、第1ヒンジ部22によって、回動可能に支持されている。さらには、第1アーム211が後述する駆動伝達部3中の中継レバー31を押圧できるようになっている。
【0037】
駆動始動レバー21は、第1ヒンジ部22のまわりに設置された第1トーションバネ(起立付勢部材)25により、図1および図3中反時計回りに付勢されている。この第1トーションバネ25は、発光部4が起立するための駆動力を駆動始動レバー21に与える。
【0038】
従って、第1トーションバネ25は、後述する第2トーションバネ49の付勢力やその他の回動摩擦力に抗して発光部4を起立させ、かつ、発光部4が起立状態を維持できる程度の付勢力(弾性力)を有している。
【0039】
また、第1トーションバネ25の一端251は、カメラ本体5に固定された支持部材26に支持されており、第1トーションバネ25の他端252は、駆動始動レバー21に形成された切り欠き部213に係合している。
【0040】
ストロボ装置1が伏倒状態の時は、駆動始動レバー21には、第2アーム212において、移動可能なスライドレバー23が当接して、回動を防止している。これにより、後述する中継レバー31に、第1トーションバネ25の駆動力が伝達されないようになっている。
【0041】
スライドレバー23は、図示しないレンズ鏡筒の後端部に突出形成されており、このレンズ鏡筒の光軸方向の移動に連動して、図1および図3中左右に移動する。
【0042】
ストッパー24は、円柱状の部材であり、駆動始動レバー21が図1中反時計回りに所定の角度回動した場合に当接するように設置されている。これにより、ストッパー24は、発光部4を起立させるに際して、発光部4の光軸が被写体の照明に適した角度となるように、駆動始動レバー21が所定量以上回動するのを防止し、駆動始動レバー21の適切な回動角度を維持する。
【0043】
駆動伝達部3は、駆動始動部2からの駆動力を発光部4に伝達し、発光部4を起立させることができる。
【0044】
駆動伝達部3は、後述する発光部4のカバー43の図2中左側に位置する。ストロボ装置1が伏倒状態の時にこの駆動伝達部3の主要部は、後述する発光部4の蓋41とカバー43との幅の差により生じる隙間48に収納される。
【0045】
このように、駆動伝達部3が隙間48に収納されるので、コンパクトなストロボ装置1を得ることができる。従って、カメラ本体5において、駆動伝達部3を収納するためのスペースを大きく確保する必要もなくなり、ストロボ装置1を収納するスペースも小さくすることができる。
【0046】
この駆動伝達部3は、中継レバー31と、駆動伝達レバー32と、第2ヒンジ部(ヒンジ部A)33とを有している。
【0047】
中継レバー31は、駆動始動部2からの駆動力を駆動伝達レバー32に伝達する。また、中継レバー31は、第2ヒンジ部33により回動可能に支持されており、円形の平板に1つの突起が形成された形状をしている。この中継レバー31の突起(以下、「突起部311」という)が、駆動始動レバー21の第1アーム211に押圧されるようになっており、これにより、駆動始動部2からの駆動力を駆動伝達レバー32に伝達する。
【0048】
駆動伝達レバー32は、発光部4を起立させる。駆動伝達レバー32は、平板上の部材であり、第2ヒンジ部33により、回動可能に支持されている。
【0049】
なお、上述したように、駆動始動レバー32と中継レバー31とが、第2ヒンジ部33を介して回動可能に支持されているが、この両者が回動するときの位置関係は不動である。
【0050】
駆動伝達レバー32の先端(図3中上方)にはカム溝321が形成されている。このカム溝321により、発光部4を起立させるための駆動力が、カム溝321から後述するカムフォロア44に伝達される。
【0051】
さらには、駆動伝達レバー32には、テーパ322が形成されている。
図4に示すように、テーパ322を境にして、駆動伝達レバー32の第2ヒンジ部33から遠い部分(図4中上部、以下「外方部325」という)は、駆動伝達レバー32の厚さが薄くなっている。一方、このテーパ322を境にして、駆動伝達レバー32の第2ヒンジ部33に近い部分(図4中下部、以下「内方部326」という)は、駆動伝達レバー32の厚さが厚くなっている。
【0052】
このように、外方部325が内方部326より薄くなっていることにより、ストロボ装置1が伏倒状態のとき、駆動伝達レバー32が発光部4のカバー43との距離をより小さくすることができる。従って、ストロボ装置1をよりコンパクトにすることができ、カメラ本体5のストロボ装置1を収納するスペースもより小さくすることができる。
【0053】
発光部4は、露出不足、逆光等、補助投光を必要とする場合に、ストロボ発光可能なモード設定下で発光する。
【0054】
発光部4は、蓋41と、第3ヒンジ部(ヒンジ部B)42と、カバー43と、カムフォロア44と、発光管45と、リフレクター46と、窓47と、第2トーションバネ49とを有する。
【0055】
蓋41は、ストロボ装置1が伏倒状態のとき、蓋41以外の発光部4を構成する部材がカメラ本体5の外部に露出するのを防止する。
【0056】
蓋41は、カメラ本体5に連続した形状をなしている。この蓋41の図1中左側には、第3ヒンジ部42が設けられている。この第3ヒンジ部42により、発光部4は、第3ヒンジ部42を中心に回動可能にカメラ本体5に支持されている。
【0057】
この第3ヒンジ部42のまわりには、第2トーションバネ(伏倒付勢部材)49が設置されている。この第2トーションバネ49により、発光部4は、図1および図3中時計回りに付勢されている。そして、中継レバー31に駆動始動レバー21からの駆動力が伝達されなくなったとき、すなわち、駆動始動レバー21の第1アーム211が中継レバー31の突起部311から離れたとき、この第2トーションバネ49の付勢力により、発光部4を伏倒状態とすることができる。
【0058】
なお、第2トーションバネ49の付勢力(弾性力)は、発光部4を伏倒させる際の回動摩擦よりも大きく、かつ、第1トーションバネ25の付勢力よりも小さい。すなわち、第2トーションバネ49の付勢力は、発光部4を伏倒させるのには十分であるるが、第1トーションバネ25が作用したときはそれに抗することができない程度のものである。これにより、第1トーションバネ25は、第2トーションバネ49の付勢力に抗して、伏倒している発光部4を起立させ、その状態を維持することができる。
【0059】
また、蓋41の内側には、カバー43が、ネジ412により取り付けられている。このネジ412が露出しないように、ネジ412は上蓋411で覆われている。
【0060】
カバー43は、発光管(ストロボ光源)45と、リフレクター46とを収納する。また、カバー43には、発光した光を外部へ放出する窓47が設置されている。この窓47は、カバー43に形成された窓係合部431と窓47のカバー係合部472とが嵌合するとともに、ネジ471がカバー43の下部にら合され、その頭部で挟持されることにより、カバー43に固定されている。また、カメラ本体5には、かかるネジ471の頭部を収納するための凹部よりなるネジ収納部511が形成されている。
【0061】
発光管45は、例えばXe管等で構成され、両端の電極451、電極451間に電圧を印加することにより、発光する。
【0062】
この発光管45の発光した光を窓47の方向(図3中右側)に導光するため、発光管45の窓47に対向する位置(図3中左側)には、笠状のリフレクター46が設置されている。また、リフレクター46は、発光管45を挟持し、固定している。
【0063】
窓47は、例えばフレネルレンズ等で構成され、発光管45により発光した光およびこれがリフレクター46で反射した光を、所定の方向に拡散する。
【0064】
また、カバー43には、円柱突起状のカムフォロア(従動部材)44が設置されている。このカムフォロア44は、駆動伝達レバー32のカム溝321に挿入されている。このカムフォロア44とカム溝321により、駆動伝達部3から駆動力が発光部4に伝達される。これにより、発光部4は起立することができる。
【0065】
このように、発光部4は、カムフォロア44と第3ヒンジ部42との2箇所により支持されている。
【0066】
このため、発光部4は、従来のものより強度が向上する。よって、ストロボ装置1の強度も向上する。
【0067】
また、第3ヒンジ部42にかかる負荷が従来のものより軽減されるので、第3ヒンジ部42を小型化することができる。
【0068】
また、カムフォロア44に駆動力を伝達することにより、従来のものより、より小さい駆動力で確実に発光部4を起立させることができる。これにより、駆動始動部2および駆動伝達部3を構成する部材を小型にすることができる。従って、ストロボ装置1を小型化することが容易となる。
【0069】
さらに、発光部4は、カムフォロア44で駆動伝達部3に接続することにより、ストロボ装置1が伏倒状態のとき、駆動伝達レバー32を蓋41に略平行に位置させることができる。しかも、駆動伝達レバー32と発光部4との距離を従来のものより小さくすることができる。従って、収納状態のときのストロボ装置1は、非常にコンパクトであり、カメラ本体5の収納スペースを小さくすることができる。
【0070】
以下、ストロボ装置1の作用を説明する。
図1、2に示すように、ストロボ装置1が伏倒状態のときは、駆動始動レバー21、駆動伝達レバー32および蓋41はほぼ平行となっている。
【0071】
次に、図示しないレンズ鏡筒がカメラ本体5から突出する方向に移動すると、それに伴いスライドレバー23も図1中右方向に移動する。すると、第1トーションバネ25の付勢力により、駆動始動レバー21が、第1ヒンジ部22を中心に図1中反時計回りに回動する。
【0072】
駆動始動レバー21が図1中反時計回りに回動すると、駆動始動レバー21の第1アーム211が中継レバー31の突起部311に当接し、これを押圧する。
【0073】
これにより、中継レバー31が、第2ヒンジ部33を中心に図1中時計回りに回動する。さらに、これと同時に駆動伝達レバー32も、第2ヒンジ部33を中心に図1中時計回りに回動する。
【0074】
駆動伝達レバー32が図1中時計回りに回動すると、カムフォロア44が、カム溝321内を駆動伝達レバー32の回転中心から離れる方向(終端部3211)に向かって移動する。そして、カムフォロア44は、カム溝321の終端部3211まで移動する。すると、カム溝321の終端部3211がカムフォロア44を押圧し、発光部4が第2トーションバネ49の付勢力に抗して第3ヒンジ部42を中心に図1中反時計回りに回動し、発光部4が起立する。
【0075】
なお、駆動始動レバー21が所定量回動すると、第1アーム211は、ストッパー24に当接し、その位置で停止する。従って、駆動始動レバー21の回動が止まる。これにより、中継レバー31、駆動伝達レバー32および発光部4の回動も止まる。
【0076】
このようにして、ストロボ装置1は、図3、4に示すような起立状態になる。これにより、ストロボ装置1は、適切な方向に光を照射できるようになる。
【0077】
次に、この状態で、前記レンズ鏡筒がカメラ本体5に収納される方向に移動するのに伴い、スライドレバー23が図3中左方向に移動すると、スライドレバー23が第1トーションバネ25の付勢力に抗して駆動始動レバー21の第2アーム212を押圧する。
【0078】
スライドレバー23が第2アーム212を押圧することにより、第2アーム212は図3中左方向へ移動し、駆動始動レバー21が、第1トーションバネ25の付勢力に抗して第1ヒンジ部22を中心に図3中時計回りに回動する。
【0079】
それと同時に、発光部4は、第2トーションバネ49の付勢力により、第3ヒンジ部42を中心に図3中時計回りに回動し、伏倒する。
【0080】
発光部4が図3中時計回りに回動すると、発光部4のカムフォロア44が、駆動伝達レバー32のカム溝321内を駆動伝達レバー32の回転中心に近づく方向(始端部3212)に向かって移動する。これにより、中継レバー31の突起部311が駆動始動レバー21の第1アーム211に追従するように、駆動伝達レバー32と中継レバー31が図3中反時計回りに回動する。
【0081】
なお、発光部4が所定量回動し、発光部4の蓋41がカメラ本体5に当接すると、発光部4の回動は止まり、発光部4の伏倒は完了する。それと同時に、駆動伝達レバー32と中継レバー31の回動も停止する。
【0082】
その後も、前記レンズ鏡筒のカメラ本体5内への収納が完了するまで、駆動始動レバー21の回動は継続し、中継レバー31の突起部311に当接していた第1アーム211が、突起部311から離れる。
【0083】
前記スライドレバー23の移動は、一定量移動したところで止まる。すると、駆動始動レバー21は第1トーションバネ25で付勢されているので、駆動始動レバー21の回動も止まる。
このようにして、ストロボ装置1は、図1に示すような伏倒状態になる。
【0084】
以上、本発明のストロボ装置を、図示の実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部材の構成は、同様の機能を有する任意のものに置換することができる。
【0085】
例えば、本実施例では、発光部を起立させる機構として、従動部材にカムフォロアを用い、これが駆動伝達部のカム溝と係合するカム機構を有しているが、カム機構の代わりにリンク機構を有していてもよい。また、リンク機構と、カム機構を組み合わせたものを有していてもよい。
【0086】
また、本実施例では、レンズ鏡筒の移動に連動して発光部が起立、伏倒しているが、例えば、別途設けられたストロボ装置開閉スイッチ等に連動して発光部が起立、伏倒してもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、発光部支持部分の強度が高いストロボ装置を得ることができる。
【0088】
また、ヒンジ部と従動部材とが離間することにより、小さい駆動力(小トルク)で確実に、ストロボ装置を起立、伏倒させることができる。
【0089】
また、ストロボ装置の発光部を起立させるための駆動力を伝達する部材を小型化することができる。
【0090】
さらに、ストロボ装置の発光部と、該発光部を起立させるための駆動力を伝達する部材との距離が小さくなるように各部材を配置できるので、ストロボ装置をカメラ本体にコンパクトに収納することができる。
【0091】
従って、小型でコンパクトなストロボ装置を得ることができる。
また、これにより、カメラデザインの自由度も大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロボ装置の実施例を示す側面図である。
【図2】本発明のストロボ装置の実施例を示す正面図である。
【図3】本発明のストロボ装置の実施例を示す側面図である。
【図4】本発明のストロボ装置の実施例を示す正面図である。
【図5】図4中のA−A線断面図である。
【図6】図4中のB−B線断面図である。
【図7】従来のストロボ装置を示す側面図である。
【図8】従来のストロボ装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ストロボ装置
2 駆動始動部
21 駆動始動レバー
211 第1アーム
212 第2アーム
213 切り欠き部
22 第1ヒンジ部
23 スライドレバー
24 ストッパー
25 第1トーションバネ
251 一端
252 他端
26 支持部材
3 駆動伝達部
31 中継レバー
311 突起部
32 駆動伝達レバー
321 カム溝
3211 終端部
3212 始端部
322 テーパ
325 外方部
326 内方部
33 第2ヒンジ部
4 発光部
41 蓋
411 上蓋
412 ネジ
42 第3ヒンジ部
43 カバー
431 窓係合部
44 カムフォロア
45 発光管
451 電極
46 リフレクター
47 窓
471 ネジ
472 カバー係合部
48 隙間
49 第2トーションバネ
5 カメラ本体
51 凹部
511 ネジ収納部
11 ストロボ装置
12 駆動始動部
13 駆動伝達部
131 駆動伝達レバー
14 発光部
141 ヒンジ部
142 中継レバー

Claims (14)

  1. ヒンジ部Aと、ヒンジ部Bと、前記ヒンジ部Bを中心として回動可能な発光部と、駆動始動部と、該駆動始動部で生じた駆動力を前記発光部に伝達し前記発光部を回動させて起立させる駆動伝達部とを有し、
    前記発光部は、前記ヒンジ部Bから離間した位置に前記駆動力が伝達される従動部材を有し、
    前記駆動伝達部は、前記従動部材に連繋する駆動伝達レバーと、該駆動伝達レバーに固定的に設置された中継レバーとを有し、前記駆動伝達レバーおよび前記中継レバーは、前記ヒンジ部Aを中心として一体で回動するように構成され、
    前記駆動始動部が前記中継レバーを押圧することで、前記中継レバーおよび前記駆動伝達レバーを一体で前記ヒンジ部Aを中心として回動させるように構成されており、
    前記従動部材と前記ヒンジ部Aとの離間距離が、前記中継レバーの前記駆動始動部に押圧される部位と前記ヒンジ部Aとの離間距離よりも長いことを特徴とするストロボ装置。
  2. 前記駆動始動部は、ヒンジ部Cを中心として回動可能に設けられ、その回動により前記中継レバーを押圧可能な駆動始動レバーと、前記駆動始動レバーを前記ヒンジ部Cを中心として回動させるスライドレバーとを有し、
    前記駆動始動レバーは、前記中継レバーに当接可能な第1のアームと、前記スライドレバーに当接可能な第2のアームとを備え、前記第1のアームおよび前記第2のアームは、前記ヒンジ部Cを中心として一体で回動するように構成され、
    前記第1のアームの前記中継レバーとの当接部と前記ヒンジ部Cとの離間距離は、前記第2のアームの前記スライドレバーとの当接部と前記ヒンジ部Cとの離間距離よりも長い請求項1に記載のストロボ装置。
  3. 前記駆動伝達部は、前記発光部の側部にある請求項1または2に記載のストロボ装置。
  4. 前記従動部材はカムフォロアであり、前記駆動伝達レバーには、前記カムフォロアが係合するカム溝が形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のストロボ装置。
  5. 前記発光部は前記ヒンジ部Bが設けられている蓋を有し、
    前記駆動伝達レバーは前記発光部が伏倒しているとき前記蓋と平行になる請求項1ないし4のいずれかに記載のストロボ装置。
  6. 前記発光部はストロボ光源を収納するカバーを有し、
    前記駆動伝達レバーは前記発光部が伏倒しているとき、前記カバーと前記蓋の幅の差により生じる隙間に収納される請求項5に記載のストロボ装置。
  7. 前記発光部を伏倒させる方向に付勢する伏倒付勢部材を有する請求項1ないし6のいずれかに記載のストロボ装置。
  8. 前記伏倒付勢部材は、前記ヒンジ部Bの近傍に設置されている請求項7に記載のストロボ装置。
  9. 前記発光部を起立させる方向に付勢する起立付勢部材を有する請求項1ないし8のいずれかに記載のストロボ装置。
  10. 前記中継レバーに駆動力を伝達し、ヒンジ部Cを中心として回動可能な駆動始動レバーを有し、
    前記ヒンジ部Cの近傍に前記発光部を起立させる方向に付勢する起立付勢部材を有する請求項1ないし8のいずれかに記載のストロボ装置。
  11. 前記起立付勢部材は、前記発光部が起立した状態を維持できる程度の付勢力を有する請求項9または10に記載のストロボ装置。
  12. 前記起立付勢部材の付勢力は、前記伏倒付勢部材の付勢力よりも大きい請求項9ないし11のいずれかに記載のストロボ装置。
  13. 前記発光部の回動角度を制限するストッパーを有する請求項1ないし12のいずれかに記載のストロボ装置。
  14. 前記発光部はレンズ鏡筒の移動に連動して起立、伏倒するものである請求項1ないし13のいずれかに記載のストロボ装置。
JP22767898A 1998-07-28 1998-07-28 ストロボ装置 Expired - Fee Related JP3998824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22767898A JP3998824B2 (ja) 1998-07-28 1998-07-28 ストロボ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22767898A JP3998824B2 (ja) 1998-07-28 1998-07-28 ストロボ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000047301A JP2000047301A (ja) 2000-02-18
JP3998824B2 true JP3998824B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=16864625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22767898A Expired - Fee Related JP3998824B2 (ja) 1998-07-28 1998-07-28 ストロボ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3998824B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2645162A2 (en) 2012-03-30 2013-10-02 Samsung Electronics Co., Ltd Pop-up flash assembly and camera including the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2645162A2 (en) 2012-03-30 2013-10-02 Samsung Electronics Co., Ltd Pop-up flash assembly and camera including the same
KR20130110962A (ko) 2012-03-30 2013-10-10 삼성전자주식회사 팝업 플래시 조립체 및 이를 구비한 카메라

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000047301A (ja) 2000-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6574434B2 (en) Water-proof structure of camera
JP5574728B2 (ja) 撮像装置
JP3998824B2 (ja) ストロボ装置
JPH1164971A (ja) 液晶プロジェクタのシャッタ機構及びシャッタ開閉方法
US5270757A (en) Toggle-operated, self-contained camera flash unit
US4776688A (en) Overhead projector
JP3704700B2 (ja) ストロボ内蔵カメラ
JP2561887Y2 (ja) 光源を有する可動装飾体
JP4065047B2 (ja) カメラ
JP3382294B2 (ja) ビデオカメラ
JP3466731B2 (ja) カメラ
JP2642228B2 (ja) カメラ
JP2001091987A (ja) ストロボ装置付きカメラ
US6542697B1 (en) Camera having light emission unit
JP3782534B2 (ja) ポップアップストロボを有するカメラ
JPH10312003A (ja) バリア開閉装置およびカメラ
JP2000310809A (ja) ストロボ装置
JPH10104696A (ja) 閃光装置内蔵カメラ
JP4352784B2 (ja) カメラ
JPH09105982A (ja) カメラ
JP3744154B2 (ja) カメラ
JP2001142113A (ja) 光学機器
JPH10319480A (ja) フラッシュ装置及びバリア付カメラ
JP2709493B2 (ja) オーバーヘッドプロジェクタ
JP2001311986A (ja) カメラ、閃光発光装置および閃光装置内蔵カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees