JP3998669B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、左右のウエストバンド部を連結した後、長手方向の一端部を、連結された状態のウエストバンド部に固定して着用することができるようになしてあるウエストバンドタイプの使い捨ておむつに関する。
従来の使い捨ておむつとして、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在する液保持性の吸収性コアを有し、長手方向の後方部の両側にウエストバンド部を有し、左右のウエストバンド部の少なくとも何れか一方にバンド止着部が設けられていると共に、長手方向の前方部の両側にフラップ部を有し、該各フラップ部におむつ止着部が設けられている、ウエストバンドタイプの使い捨ておむつが知られている。
このウエストバンドタイプの使い捨ておむつは、左右のウエストバンド部を胴の周囲において連結した後、長手方向の前方部を、連結された状態のウエストバンド部に固定して着用することができるようになしてあり、装着時における操作性、特に立ったままで装着する際の操作性に優れている等の利点を有するものである。また、このような使い捨ておむつにおける、ウエストバンド部の一部を伸縮性としたおむつが提案されている(特許文献1,2等参照)。
特開平9−154884号公報 特開平9−285489号公報
しかし、従来のウエストバンドタイプのおむつは、着用者の胴の周長、特にウエスト廻りの周長の個人差により、着用時に生じるレッグホールの形状が大きく変化し、そのため、着用者の体形によっては、脚周りに対するフィット性が不充分となって、漏れが生じやすくなるという問題があった。この点については、ウエストバンド部の一部を伸縮性とした場合にも同様であった。
従って、本発明の目的は、装着時の操作性に優れており、また、着用者の体形の個人差に対する適応性が高く、幅広い着用者において、脚周りに優れたフィット性を得ることのできる使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収性コアを有し、長手方向の後方部の両側にウエストバンド部を有し、左右のウエストバンド部の少なくとも何れか一方にバンド止着部が設けられていると共に、長手方向の前方部の両側にフラップ部を有し、該各フラップ部におむつ止着部が設けられており、前記バンド止着部により、左右のウエストバンド部を連結した後、前記おむつ止着部により、前記前方部を、前記ウエストバンド部に固定して着用することができるようになしてある使い捨ておむつであって、前記ウエストバンド部及び前記フラップ部それぞれに、着用者の胴の周方向に伸縮する伸縮部を有している使い捨ておむつを提供することにより、前記目的を達成したものである。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1に示されるように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に介在する液保持性の吸収性コア4を有し、長手方向の後方部Aの両側にウエストバンド部10,10を有し、左右のウエストバンド部の一方にバンド止着部11が設けられていると共に、長手方向の前方部Bの両側にフラップ部20,20を有し、該各フラップ部20におむつ止着部21が設けられている。
使い捨ておむつの長手方向とは、おむつ着用時に、着用者の前後方向と一致する方向であり、図1における上下方向である。使い捨ておむつの後方部及び前方部は、おむつ長手方向の両端縁それぞれからおむつ全長の1/3位迄の領域である。本実施形態における後方部Aは、着用者の背中側に配される部位であるが、本発明のおむつは、後方部を、着用者の背中側及び腹側の何れにも配することができるおむつであっても良い。
吸収性コア4は、表面シート2及び裏面シート3により挟持・固定されており、吸収性コア4の周縁部におけるウエスト部5とレッグ部6には、おむつ着用者に各部位をフィットさせるためのウエスト部弾性部材51及びレッグ弾性部材61が配設されている。レッグ弾性部材61は、股下部Cの左右両側部にレッグギャザーを形成している。また、使い捨ておむつ1の長手方向左右両側には、それぞれ立体ガード7が形成されている。立体ガード7の自由端には立体ガード弾性部材71が配されて、ギャザーが形成されている。
両ウエストバンド部10は、おむつ幅方向(ウエストバンド部10の延出方向に同じ,図1の左右方向)における、それぞれの一部が、着用者の胴の周方向に伸縮するバンド部伸縮部12となっている。
より詳細には、各ウエストバンド部10の延出方向の先端側にバンド部伸縮部12が形成されており、各バンド部伸縮部12は、ウエストバンド部10の上縁と下縁との間に亘っている。
ウエストバンド部10は、後方部Aにおいて、股下部Cの最小幅部分におけるおむつ両側縁の位置よりもおむつ幅方向外方に延出する部分であり、吸収性コア4が存在していないことが好ましい。また、着用者の胴の周方向とは、平面状に延ばした使い捨ておむつの幅方向(図1の左右方向)と同義である。
おむつ1における両ウエストバンド部10は、延出方向の先端側に形成されたバンド部伸縮部12と、その基端寄りの位置に形成された、実質的に伸縮性を有しない非伸縮部13とを有する。
両ウエストバンド部10は、バンド部伸縮部12を形成する伸縮性シート及び非伸縮部13を形成するシートとが連結された構成の複合シートを、後方部Aの本体部分の両側縁部に、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合方法により接合して形成されている。
両フラップ部20は、おむつ幅方向(フラップ部20の延出方向に同じ,図1の左右方向)における、それぞれ一部が、着用者の胴の周方向に伸縮するフラップ部伸縮部22となっている。
より詳細には、各フラップ部20の延出方向の基端寄りの位置にフラップ部伸縮部22が形成されており、各フラップ部伸縮部22は、フラップ部20の上縁と下縁との間に亘っている。
フラップ部20は、前方部Bにおいて、股下部Cの最小幅部分におけるおむつ両側縁の位置よりもおむつ幅方向外方に延出する部分であり、吸収性コア4が存在していないことが好ましい。
おむつ1における両フラップ部20は、延出方向の基端寄りの位置に形成されたフラップ部伸縮部22と、その先端側に形成された、実質的に伸縮性を有しない非伸縮部23とを有する。
両フラップ部20は、フラップ部伸縮部22を形成する伸縮性シート及び非伸縮部23を形成するシートとが連結された構成の複合シートを、前方部Bの本体部分の両側縁部に、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合方法により接合して形成されている。
おむつ1は、従来のウエストバンドタイプのおむつと同様にして、着用者に装着することができる。
例えば、図2及び図3に示すように、着用者の背側に、後方部Aのおむつ幅方向中央部分を位置させ、両ウエストバンド部10を着用者の腹側に持ってくる。そして、バンド止着部11を有するウエストバンド部10を、他方のウエストバンド部10に重ね、バンド止着部11を介して両ウエストバンド部を、着用者の腹側において互いに連結する。
次いで、着用者の股間を通して着用者の前方に引き出した前方部Bを、ウエストバンド部10の高さまで引き上げ、該前方部Bを左右に引っ張りつつ、各おむつ止着部21を、連結された状態のウエストバンド部10に係合止着させる。
おむつ1における、ウエストバンド部10のバンド部伸縮部12及びフラップ部20のフラップ部伸縮部22は、好ましくはおむつを着用した状態(おむつ着用状態)において、図4に示すように、バンド部伸縮部12とフラップ部伸縮部22とが、左右のおむつ止着部21,21同士間Dにおいて互いに重なるように形成されている。図4には、両伸縮部12,22が重なっている部分が、符号Pで示されている。
おむつ1においては、着用者のウエスト廻りの周長や、着用者に装着する際における、ウエストバンド部や前方部の伸縮部の引っ張りの程度に応じて、バンド部伸縮部12とフラップ部伸縮部22とが重なる程度が変化する。そのため、着用者の体形や装着時の引っ張りの程度によっては、バンド部伸縮部12とフラップ部伸縮部22とが重ならない場合も起こり得る。
本発明においては、着用者の体形や装着時の引っ張りの程度によって両伸縮部が重ならない場合があったとしても、少なくとも、下記の標準着用状態において、ウエストバンド部の伸縮部12とフラップ部の伸縮部22とが重なっていれば、両伸縮部が、おむつ着用状態において重なっているとする。両伸縮部は、着用者の背側及び腹側の何れかの側において重なっていることが必要である。
(標準着用状態)
標準着用状態とは、フラップ部の各先端部(図1及び図4の左右方向の各端部)を把持して、前方部Bを、おむつ幅方向に荷重50cNとなる迄引っ張った時における該前方部Bの幅を幅W(図4参照)とし、その使い捨ておむつを、ウエスト廻りの周長が前記幅Wの2倍である着用者(又は着用者モデル)Mに、前方部Bの幅(ウエストバンド側に向けられる面に沿って測定した幅)が前記幅Wとなるように該前方部Bをおむつ幅方向に伸長させた状態で、装着した状態である。尚、着用者(又は着用者モデル)のウエスト廻りの周長は、ウエストバンド部の上縁部が当接される部位における周長を測定する。
本発明のおむつにおいては、標準着用状態における、ウエストバンド部10の伸縮部12とフラップ部20の伸縮部22との重なり幅W1(図4参照)が、着用者の体形の個人差に対する適応性及び脚周りのフィット性を確実に高める観点から、少なくとも1cm以上であることが好ましく、特に2〜5cmであることが好ましい。
本実施形態のおむつ1によれば、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22を有し、着用状態において両者が重なる部分Pを有するため、着用者の体形の個人差に対する適応性が高く、幅広い着用者において、脚周りに優れたフィット性を得ることができる。
好ましくは、本実施形態のおむつ1を、標準的な体形の着用者(以下、標準着用者という)を想定して、該標準着用者に、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22をある程度伸長させて装着した場合に理想的なレッグホール形状が得られるように設計しておく。
実際の着用者のウエスト廻りの周長が、標準着用者のウエスト廻りの周長よりも長い場合には、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22を、標準着用者の場合よりも大きく伸長して装着する。反対に、実際の着用者のウエスト廻りの周長が、標準着用者のウエスト廻りの周長よりも短い場合には、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22を、伸長させないか又は標準着用者の場合よりも小さく伸長して装着する。このようにして、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22の伸長あるいは収縮の程度を変えることにより、実際の着用者の体形と標準着用者の体形との間にある程度の差があっても、設計時に想定した適切なレッグホール形状を得ることができ、実際の着用者の体形の個人差等に拘わらずに、優れた漏れ防止性が得られる。
また、着用状態において、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22が互いに重なった部分で良好に伸縮するため、着用中に姿勢が変化した場合や、空腹時と満腹時等のお腹の張り具合が変化した場合等においても、着用者に加わる圧力の変動が低減され、優れた着用感が得られる。更に、万一、きつく当てすぎた場合においても着用者に加わる圧力が低減される。
更に、伸縮部は非伸縮部と比べて表面摩擦が大きく、伸縮部が重なり合うことで、バンド部とフラップ部や前身頃ないし前方部との間にずれが生じにくい。伸縮部同士の摩擦抵抗が大きいのは、伸張下に配された伸縮材の収縮により、表面に凹凸ないしギャザーが形成され、両伸縮部の凸凹がからみ合ったり、あるいは、伸縮性を示す材料はゴム類やその他エラストマーなどからなり場合が多く、これらの材料は表面の摩擦抵抗が非常に大きいこと等による。
本発明のおむつにおいては、上述したように、実際の使用者の体形の個人差等に拘わらずに、優れた漏れ防止性が得られるため、股下部Cにおける吸収性コア4の幅をある程度狭くして装着性を向上させることが可能である。股下部Cの吸収性コア4の最小幅としては、例えば、幼児用のおむつにおいては、5〜7cmとすることができる。ここでいう最小幅は、おむつを図1に示すように平面状に広げた状態において、おむつの幅方向と平行に測定する。
バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22を形成する伸縮性シートとしては、各種公知の伸縮性シートを用いることができ、例えば、エラストマー材料からなるシートの片面又は両面に、おむつ幅方向に伸張可能な繊維集合体を積層して一体化してなる積層シートを用いることができる。
エラストマー材料としては、天然ゴム、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴム等が好ましく用いられる。エラストマー材料からなるシートとしては、エラストマー材料をフィルム化して得られる弾性フィルム、エラストマー材料からなる弾性繊維を、ネット状に成形したり不織布化したシート等が好ましく用いられる。
おむつ幅方向に伸張可能な繊維集合体としては、スリットの形成等の2次的な加工を施さなくてもそれ自体伸張性を有する不織布、例えばスパンデックスからなる不織布等や、それ自体は伸張性を有しないものにスリットの形成等の2次的な加工により伸張性を付与したもの等を用いることができる。
また、バンド部伸縮部12及びフラップ部伸縮部22を形成する伸縮性シートとしては、特許文献1,2、特開平9−290002号公報、特開平9−299404号の各公報記載のもの等を用いることもできる。
尚、ウエストバンド部やフラップ部の伸縮部以外の部分を形成するシート材としては、使い捨ておむつ等に従来用いられている各種公知のシート材、例えば、不織布や、不織布と樹脂フィルムとのラミネート等を用いることができ、不織布としては、例えばサーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布等を好ましく用いることができる。
ウエストバンド部10の裏面シート3側の面は、機械的ファスナーの凸部材が直接係合可能な材料からなることが好ましい。そのようなシート材としては、各種の不織布、例えばサーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布等が挙げられる。
バンド止着部11及びおむつ止着部21,21は、その表面に多数の錨形や鉤形のオス型係合部材が配された、機械的ファスナーの凸部材等を用いることができる。機械的ファスナーの凸部材としては、例えば「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等の市販品等を用いることができる。
尚、表面シート2、裏面シート3、吸収性コア4及び立体ガード7等の構成材料としては、使い捨ておむつに従来用いられている各種公知のものを特に制限なく用いることができる。
次に、本発明の他の実施形態としてのおむつ1A〜1Cについて、図5〜図7を参照して説明する。ナプキン1A〜1Cについては、主として、上述したナプキン1と異なる点について説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述したおむつ1に関する説明が適宜適用される。
第2実施形態のおむつ1Aにおいては、図5に示すように、各ウエストバンド部10における、延出方向の基端部の近傍部と、延出方向の中央部よりやや先端側に偏倚した位置とに、2つのバンド部伸縮部12a及び12が形成されている。着用状態、特に上述した標準着用状態においては、図5(b)に示すように、バンド部伸縮部12とフラップ部伸縮部22とが重なるようになっている。尚、一方のバンド部伸縮部12aと他方のバンド伸縮部12とは離間しており、これら両伸縮部間に、おむつ止着部21が係合止着する。
第3実施形態のおむつ1Bにおいては、図6に示すように、各ウエストバンド部10における、延出方向の先端部近傍部を除くほぼ全域がバンド部伸縮部12となっている。第4実施形態のおむつ1Cにおいては、図7に示すように、各ウエストバンド部10の全域がバンド部伸縮部12となっている。
第2〜第4実施形態のおむつ1A〜1Cにおいても、着用状態において、ウエストバンド部10の伸縮部12とフラップ部20の伸縮部22とが重なるようになされているため、上述したおむつ1と同様の作用効果が奏される。
本発明においては、例えば、図8に示すように、一方のフラップ部20の伸縮部22と、他方のフラップ部20の伸縮部22との間に、第2のおむつ止着部24が設けられていることが好ましい。本発明においては、前方部Bの各フラップ部20に伸縮部22を設けてあるため、おむつが多量の***物を吸収した状態では、ウエストバンド部に重ねた状態の前方部Bが下方にズレ落ち易く、更に他のものに引っかけた場合等には、おむつ止着部の係合が解除される恐れもある。左右の伸縮部22間に、おむつ止着部24を設け、前方部Bを、左右の伸縮部22間においてもウエストバンド部に係合止着することで、そのようなズレ落ちや意図しない係合の解除を防止することができる。
このような効果が一層確実に奏されるようにする観点から、第2のおむつ止着部24は、両フラップ部20それぞれに設けることが好ましい。第2のおむつ止着部24を、吸収性コア4と重なるように形成した場合には、ズレ落ち防止効果が減少する。また、図9に示すように、前方部Bの端縁と吸収性コア4の端縁との間にある程度の距離がある場合には、両端縁間に、第2のおむつ止着部24を設けることも好ましい。図9の実施形態によれば、図8の実施形態と同様の効果が得られる。
尚、図8又は図9に示した前方部Bの構成は、上述したおむつ1、1A〜1Dの何れにも適用することもできる。また、第2のおむつ止着部24の形成材料としては、おむつ止着部21と同様のものを用いることができる。
本発明の使い捨ておむつは、図1に示すおむつ1のように、股下部Cの両側部にレッグギャザー形成用のレッグ弾性部材61が配されている場合、フラップ部20の伸縮部22と該レッグ弾性部材61とが、おむつ長手方向において離間していることが好ましい。フラップ部20の伸縮部22とレッグ弾性部材61とが離間させることで、レッグ弾性部材61の収縮力によりフラップ部が収縮することを防止できる。フラップ部20の伸縮部22とレッグ弾性部材61との離間距離L1は、0〜5cmであることが好ましく、特に2〜5cmであることが好ましい。尚、図1に示すおむつ1においては、フラップ部20の伸縮部22とレッグ弾性部材61とが、おむつ幅方向にずれて存在しており、そのため、一層フラップ部の収縮を防止することができる。
本発明のおむつカバーの好ましい実施形態としては、上述した各実施形態のおむつ1,1A〜1Dから吸収性コアを除去したもの等を挙げることができる。本発明のおむつカバーは、通常、その内表面側(表面シート側)に、液保持性の吸収性コアを具備する補助吸収具を配置して用いられる。補助吸収具としては、各種公知のものを用いることができる。
本発明の使い捨ておむつ及びおむつカバーは、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態のおむつにおける、ウエスト部弾性伸縮部材51、レッグ弾性伸縮部材61及び立体ガード7は、それぞれ一部又は全部を省略することができる。
また、上述した各実施形態のおむつにおけるフラップ部伸縮部22は、フラップ部20の基端部寄りの一部のみに形成されていたが、フラップ部20の延出方向の中央より基端23側の半分を伸縮部22としたり、フラップ部20の全体を伸縮部22とすることもできる。
また、バンド部止着部11は、両方のウエストバンド部に設けても良い。また、本発明の使い捨ておむつは、幼児用及び成人用の何れのおむつであっても良い。
図1は、本発明の一実施形態である使い捨ておむつを平面状に拡げた状態を示す平面図である。 図2は、図1の使い捨ておむつの着用状態の一例を示す斜視図である。 図3は、図1の使い捨ておむつの着用状態を示す図で、図2のII−II線断面図である。 図4は、図1の使い捨ておむつの標準着用状態におけるウエストバンド部と前方部との重なり状態を示す図である。 図5は、本発明の他の実施形態としての使い捨ておむつを示す図で、図5(a)は模式平面図、図5(b)は、図4相当図である。 図6は、本発明の更に他の実施形態としての使い捨ておむつを示す図で、図6(a)は模式平面図、図6(b)は、図4相当図である。 図7は、本発明の更に他の実施形態としての使い捨ておむつを示す図で、図7(a)は模式平面図、図7(b)は、図4相当図である。 図8は、本発明の更に他の実施形態としての使い捨ておむつを示す図である。 図9は、本発明の更に他の実施形態としての使い捨ておむつを示す図である。
符号の説明
1,1A〜1C 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
10 ウエストバンド部
11 バンド止着部
12 バンド部伸縮部(伸縮部)
20 フラップ部
21 おむつ止着部
22 フラップ部伸縮部(伸縮部)
A 後方部
B 前方部
C 股下部

Claims (5)

  1. 吸収性コアを有し、長手方向の後方部の両側にウエストバンド部を有し、左右のウエストバンド部の少なくとも何れか一方にバンド止着部が設けられていると共に、長手方向の前方部の両側にフラップ部を有し、該各フラップ部におむつ止着部が設けられており、
    前記バンド止着部により、左右のウエストバンド部を連結した後、前記おむつ止着部により、前記前方部を、前記ウエストバンド部に固定して着用することができるようになしてある使い捨ておむつであって、
    前記ウエストバンド部及び前記フラップ部それぞれに、着用者の胴の周方向に伸縮する伸縮部を有しており、
    一方のフラップ部の前記伸縮部と他方のフラップ部の前記伸縮部との間に、第2のおむつ止着部が設けられている使い捨ておむつ。
  2. 前記フラップ部それぞれは、延出方向の基端寄りの位置に前記伸縮部を有し、延出方向の先端側に、実質的に伸縮性を有しない非伸縮部を有している請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記第2のおむつ止着部が、前記各フラップ部に設けられている請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 股下部の両側部にレッグギャザー形成用のレッグ弾性部材が配されており、前記フラップ部の伸縮部と該レッグ弾性部材とが、おむつ長手方向において離間している請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。
  5. 長手方向の後方部の両側にウエストバンド部を有し、左右のウエストバンド部の少なくとも何れか一方にバンド止着部が設けられていると共に、長手方向の前方部の両側にフラップ部を有し、該各フラップ部におむつ止着部が設けられており、
    前記バンド止着部により、左右のウエストバンド部を連結した後、前記おむつ止着部により、前記前方部を、前記ウエストバンド部に固定して着用することができるようになしてあるおむつカバーであって、
    前記ウエストバンド部及び前記フラップ部それぞれに、着用者の胴の周方向に伸縮する伸縮部を有しており、
    一方のフラップ部の前記伸縮部と他方のフラップ部の前記伸縮部との間に、第2のおむつ止着部が設けられているおむつカバー。
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