JP3997558B2 - 記録又は再生装置、記録又は再生方法 - Google Patents

記録又は再生装置、記録又は再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンピュータソフトウエア等を収録するのに適した記録媒体に対する記録又は再生装置、記録又は再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ機器に用いる各種のソフトウエアを光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、メモリカード、磁気テープなどの記録媒体を用いて提供することが行なわれている。
このような記録媒体の一種として、近年、パーシャルROMディスクといわれるメディアが開発されており、このパーシャルROMディスクは再生専用のROM領域と、記録/再生可能なリライタブル領域(RAM領域)を有するものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パーシャルROMディスクは再生専用のROM領域はいわゆるエンボスピットでデータが記録され、物理的にみてもデータの記録/消去ができない領域とされている。一方、リライタブル領域は、当然ながら物理的に記録再生可能な領域とされる。例えば光磁気領域とされている。
【0004】
このようなパーシャルROMディスクは、例えばROM領域にアプリケーションプログラムを記録してユーザーに提供することで、いわゆるソフトウエアメディアであるとともに、ユーザーが自由に利用できる領域が用意されているために多様な利用形態が実現できるメディアとされる。
【0005】
ところがパーシャルROMディスクは、各種データファイルを記録するROMエリアについてはいわゆる原盤からのスタンパー工程により製造することになるため、同一のディスク、つまり同一のアプリケーションソフトウエアとされるディスクを大量に生産する場合は都合がよいが、少量生産を考えると、マスターとなる原盤の作成が必要なことから1枚当たりのコストが高くなってしまう。
例えばユーザーの希望などに応じて特定のデータファイルをROM化したパーシャルROMディスクを1枚だけ製造することは、コスト的にかなり不利なものとなり、また手間もかかる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点に鑑みて、パーシャルROMディスクのようなメディアを安価かつ効率的に提供できるようにするとともに、再生時のエラー訂正能力を向上させることを目的とする。
【0007】
このために記録媒体としては、実際のアプリケーションプログラムやデータファイルが記録される主データ領域の全部又は一部が物理的には記録再生可能な複数のアクセス対象領域からなる領域とされて形成されているとともに、該複数のアクセス対象領域のうち少なくとも一つのアクセス対象領域には管理情報を記録する管理情報記録領域が形成され、上記管理情報記録領域には、上記個々のアクセス対象領域が記録再生可能な領域であることを示す情報、再生専用領域であるかを示す情報、又は再生専用領域であって、再生専用領域として管理されている領域に、データとともに再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されていることを示す情報、の何れかが記録されているようにする。
【0008】
また記録又は再生装置としては、物理的に記録再生可能な領域に含まれる或るアクセス対象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアクセス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別する領域管理状況判別手段と、そのアクセス対象領域に上記再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別するエラー訂正システム判別手段と、前記領域管理状況判別手段によって再生専用領域と判別された場合は、そのアクセス対象領域に対する再生動作のみを実行許可するとともに、前記エラー訂正システム判別手段によって再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されていることが判別された場合は、そのアクセス対象領域に対する再生動作の際に、再生専用データ対応のエラー訂正情報も用いた訂正処理も実行させることができる制御手段とを設ける
【0009】
記録又は再生方法としては、或るアクセス対象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアクセス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別し、再生専用領域であれば、そのアクセス対象領域に対する再生以外の動作は実行しないようにするとともに、再生専用領域と管理されているアクセス対象領域に対する再生動作の際には、再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別し、記録されていれば、その再生動作の際のエラー訂正処理として必要に応じて再生専用データ対応のエラー訂正情報も使用する。
【0010】
即ち本発明では、いわゆるRAMディスクなどの記録再生可能な記録媒体について、一部の領域を管理上でROM領域として扱い、再生専用のデータを記録する。さらに再生専用データについては書き換えられることはないということを利用したエラー訂正情報を付加することができるため、これを利用して訂正能力を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の記録媒体、記録再生装置、記録再生方法としての実施の形態を次の順序で説明していく。なお説明では記録媒体の例としてROMディスク、RAMディスク、パーシャルROMディスクをあげるが、RAMディスク及びパーシャルROMディスクが本発明の記録媒体として実現できるものである。
1.各種ディスクのエリア構造
2.パーシャルROMディスク及びRAMディスクのユーザーエリア
3.コントロール情報
4.ディフェクトマネジメントエリア
5.2ndECC
6.記録再生装置の構成
7.各種ディスク例
8.記録/再生動作処理例
【0012】
1.各種ディスクのエリア構造
図1は各種ディスクメディアを図示したものであり、図1(a)は主データ領域全体が例えばエンボスピットなどによる再生専用領域(ROM領域)AEとされているROMディスクである。また図1(b)は主データ領域全体が例えば光磁気領域などによる記録/再生可能なリライタブル領域ARWとされているRAMディスクである。
パーシャルROMディスクは例えば図1(c)または(d)のような構造を持つ。即ち1枚のディスクの主データ領域においてROM領域AEとリライタブル領域ARWが設けられているものである。
【0013】
なお、本発明の記録媒体としては主に図1(b)のRAMディスクを適用することが好適であるが、図1(c)(d)のパーシャルROMディスクについても本発明の技術を用いることもできる。
【0014】
図2は、図1(a)〜(d)の各ディスクに共通する、外周側から内周側までのエリア構成を示したものである。
ディスク最外周側には736トラック分のGCP(Gray Code Part)ゾーンが設けられ、内周側に向かって2トラック分のバッファゾーン、5トラック分のアウターコントロールSFPゾーン、2トラック分のバッファゾーン、5トラック分のテストゾーンが設けられる。
そしてそのテストゾーンに続いて、ユーザーが所望のデータの記録を行なうことができるリライタブル領域ARW及び再生専用のROM領域AEから成る主データ領域としてのユーザーエリアが形成される。ユーザーエリアはバンド0〜バンド15の16バンドに分割されている。
【0015】
図1(a)のROMディスクはユーザーエリアが全てエンボスピットによりデータが記録されたROM領域AEとなる。
また図1(b)のRAMディスクではユーザーエリアが全てリイライタブル領域ARWとなる。
【0016】
図1(c)(d)のパーシャルROMディスクでは、バンド0〜バンド15の一部がROM領域AE、一部がリイライタブル領域ARWとなる。
16バンドのうち幾つをリライタブル領域ARWとし、幾つをROM領域AEとするかは製造者側で任意に設定できる。
【0017】
ユーザーエリアより内周側には5トラック分のテストゾーン、2トラック分のバッファゾーン、5トラック分のインナーコントロールSFPゾーン、2トラック分のバッファゾーン、820トラック分のGCPゾーンが設けられる。
【0018】
GCPゾーン、アウターコントロールSFPゾーン、インナーコントロールSFPゾーンは、それぞれ所定のコントロール情報が記録されるエリアとされている。
【0019】
このディスクは、ゾーン単位で定速回転されるいわゆるゾーンCAVディスクとされており、ユーザーエリアにおけるバンド0〜バンド15の16バンドがそれぞれ定速回転ゾーンとされている。
【0020】
2.パーシャルROMディスク及びRAMディスクのユーザーエリア
16バンドで形成されるユーザーエリアについて、リライタブル領域ARWの構成を詳しく示したものが図3(a)(b)及び図4である。図3(a)はパーシャルROMディスクであってユーザーエリアにおけるディスク外周側にリライタブル領域ARWが設けられた場合、図3(b)はパーシャルROMディスクであってディスク内周側にリライタブル領域ARWが設けられた場合、図4はRAMディスクの場合をそれぞれ示している。
【0021】
図3(a)の場合、ユーザーエリアにおいてバンド0〜バンドMまでがリライタブル領域ARWとされ、バンド(M+1)〜バンド15がROM領域AEとされている。また図3(b)の場合は、ユーザーエリアにおいてバンド0〜バンドNまでがROM領域AEとされ、バンド(N+1)〜バンド15がリライタブル領域ARWとされている。図4のRAMディスクについては、バンド1〜バンド15の全てがリライタブル領域ARWとなる。
【0022】
図3、図4からわかるようにリライタブル領域ARWの先頭となるバンドの先頭領域にはディフェクトマネジメントエリアDMA1,DMA2が設けられ、またリライタブル領域ARWの終端となるバンドの最後の領域にディフェクトマネジメントエリアDMA3,DMA4が設けられる。また図3のパーシャルROMディスクの場合で、ROM領域AEと隣接する領域はバッファエリアとされている。
【0023】
そして、1バンド毎にデータエリアと、そのデータエリアに対応する交代エリアが用意される。従ってリライタブル領域ARWが16バンドの内のnバンド分とされる場合は、n単位のデータエリアと、n単位の交代エリアが設けられる。交代エリアとは、データエリア内において傷などで記録/再生不能となるディフェクト部位が存在していた場合に、そのディフェクト部位に代えて用いられる部位を提供するエリアとされる。
【0024】
例えば図3(a)に『×』として示すようにデータエリア内にディフェクト部位が存在した場合、その『×』部位に代わる記録領域が矢印で示すように交代エリア内の領域に設定される。
ディフェクトマネジメントエリアDMA1〜DMA4は、このような交代状況を管理し、ディフェクト部位を避けた記録/再生が適正に行なわれるようにする情報が記録されるものである。
【0025】
なお、データエリア内のディフェクト部位の検索、ディフェクト部位に代わる交代エリア上の部位の指定、ディフェクトマネジメントエリアDMA1〜DMA4としての情報の作成及びリライタブル領域ARWへの記録等は、ディスクの物理フォーマット処理において行なわれることになり、つまり物理フォーマットによって図3(a)又は(b)又は図4の状態とされることで、リライタブル領域ARWが物理的に記録/再生可能な状態とされる。
【0026】
ただし実際にリライタブル領域ARWに対してファイル書込等を行なうには、物理フォーマットされたディスクに対してさらに論理フォーマットを施し、リライタブル領域ARWでの記録/再生を管理するファイルシステムを書き込まなければならない。即ち、物理フォーマットと論理フォーマットが行なわれることで、実際にユーザーが、RAMディスクやパーシャルROMディスクを記録メディアとして使用できることになる。
論理フォーマットについての詳しい説明は省略するが、この論理フォーマットとは、主に、リライタブル領域ARWの先頭位置に、リライタブル領域ARW(パーシャルROMディスクの場合はリライタブル領域ARW及びROM領域AE)でのファイルを管理できるファイルシステムを書き込む処理となる。パーシャルROMディスクであれば、この論理フォーマット処理のツールとなるセットアップシステムを、予めROM領域AE内に記録しておくこともできる。
【0027】
3.コントロール情報
本例のディスクでは、ディスク上の所定位置に各種のコントロール情報が記録されている。この場合の所定位置とはSFPゾーン(アウターコントロールSFPゾーン、インナーコントロールSFPゾーン)及びGCPゾーンをいう。
GCPゾーンには、メディアの物理的な情報(MO/ROMなど)、メディアタイプ、SFPゾーンの位置情報などが記録されている。
【0028】
SFPゾーンにおける各セクター(2048バイト)には大まかにみて図5のような情報が記録されている。
【0029】
バイト0〜19はGCPゾーンにおけるセクターのデータ部分20バイトと同じデータが記録される。
例えばメディアの物理的な情報(MO/ROMなど)、メディアタイプ(全てエンボスによるROMメディア/全てMOエリアによるRAMメディア/パーシャルROMメディアなどの種別)、フォーマットディスクリプタ、SFPゾーンのスタートトラックナンバ、最大リードパワー、コントロールトラックでのクロックレシオなどの物理的な管理情報が記録されている。
【0030】
バイト20〜29はメディアインフォメーションとしてのデータが記録される。例えばレーザ波長、反射率、トラックピッチなどのデータである。
【0031】
バイト30〜99はシステムインフォメーションとしてのデータが記録される。例えば最大トラックナンバ、最大物理ブロックアドレス、DDS(Disc Definition Sector)のスタート物理ブロックアドレス、テストゾーンのトラック数、ユーザーエリアのバイト数、パーシャルROMディスクやROMディスクの場合の16単位のバンド(バンド0〜バンド15)のコントロール情報等が記録される。
【0032】
バイト100〜419は、16単位のバンド(バンド0〜バンド15)のそれぞれについての詳しい情報が記録されている。即ち各バンドについてのスタートトラックアドレス、総トラック数、総セクター数、ユーザーエリアとしてのセクター数、パリティセクター数、前後の各バッファセクターの数、セクターのセグメント数、クロックレシオなどが記録される。
バイト420〜2047はリザーブされている。
【0033】
SFPゾーンには大まかにこのような情報が記録されるが、そのなかで、ディスクの種別の識別情報となるメディアタイプは、SFPゾーンのセクターにおけるバイト1(第2バイト目)の位置に記録される。この1バイトには図6のような情報が記録されることになる。
バイト1が『00h』(hを付した数字は16進表記)、つまり8ビットが『00000000』であることは、そのディスクがROMメディアであることを示している。また『20h』『A0h』はそれぞれRAMメディア、パーシャルROMメディアであることを示している。
【0034】
4.ディフェクトマネジメントエリア
上述したようにRAMディスク及びパーシャルROMディスクについては、そのリライタブル領域ARWにおけるディフェクト管理のためディフェクトマネジメントエリアDMA1〜DMA4が設けられる。
【0035】
各ディフェクトマネジメントエリアDMA(DMA1〜DMA4)にはディフェクト管理のための同一のデータが記録されることになるが、そのディフェクトマネジメントエリアDMAは図7のように、DDS(ディスクディフィニッションセクター)、PDL(プライマリディフェクトリスト)、SDL(セカンダリディフェクトリスト)から成る。
【0036】
ユーザーエリア内のディフェクト部位の検索、ディフェクト部位に代わる交代エリア上の部位の指定などは、まずディスクの物理フォーマット処理時において行なわれることになるが、この際のディフェクト管理情報がPDLセクターとして作成されることになる。PDLセクターで管理されるディフェクトセクターについては、その次のセクターが交代セクターとされる。
またユーザー側の使用中にさらに欠陥領域が生じることも考えられるが、このような場合にそのディフェクト領域の指定や交代セクターの指定情報は、SDLセクターとして記録される。SDLセクターで管理されるディフェクトエリアについては、交代セクターは図3、図4で示した交代エリア内のセクターとして指定されることになる。
【0037】
ディフェクトマネジメントエリアDMAの先頭に記録されるDDSセクター(2048バイト)では、各種のコントロール情報が記録されている。これを図8に示す。
バイト0,バイト1の2バイトにはDDS−IDが記録される。例えば『0Ah』とされる。バイト3はディスクのサーティファイ有/無の情報として『01h』または『02h』が記録される。バイト4,バイト5はバンド数情報が記録される。
【0038】
バイト6〜21は、各バイトがそれぞれバンド0〜バンド15に対応しており、各バンドの情報が1バイトづつで記録されるものとなっている。
バイト22はPDL,SDLのスタートアドレスが記録される。バイト2及びバイト23〜2047はリザーブとされている。
【0039】
バイト6〜21の各バイトの8ビットについては、図8下部に示すように、『01h』であれば、そのバンドがリライタブル領域としてのバンドであり、『02h』であれば、そのバンドがROM領域としてのバンドであることを示している。
【0040】
詳しくは後述するが、本例の場合、リライタブル領域ARWにおける或るバンドをいわゆるROM化されたバンド(再生専用バンド)として扱うようにする。さらに、そのような再生専用バンドについては、当然ながら予めデータファイルやアプリケーションプログラムなどを製造者側で記録しておくわけであるが、その場合にセカンドECC(以下、2ndECC)と呼ばれるエラー訂正コードを付加するようにもしている。
【0041】
そこで、これらのバンドの状況を識別するために、バイト6〜21の各バイトを図9のように用いるようにする。即ち『01h』『02h』以外に、例えば『11h』『21h』というコードを設定する。そして『11h』は、そのバンドはライトプロテクトがかけられた書換不可能なバンドであることを示すと定義する。また、『21h』はライトプロテクトがかけられた書換不可能なバンドであり、さらにエラー訂正コードとして2ndECCが付加されているバンドであることを示すと定義する。
【0042】
後述する記録再生装置は、RAMディスクもしくはパーシャルROMディスクのリライタブル領域に対する書込/読出動作を実行する際には、各バンドについての情報をDDSのバイト6〜21から判断して、その結果により動作制御を行なうことになる。
【0043】
なお、もちろん『11h』『21h』というコード値は一例であり、これ以外の値を設定してもよい。
また本例では、DDSのバイト6〜21を用いてバンド毎の情報を記録するようにしたが、これ以外にDDS内のリザーブとされている領域を使用してバンド毎の情報(ライトプロテクト、2ndECCについての情報)を記録するようにしてもよい。さらに、ディフェクトマネジメントエリアDMA内に限らず、SFPゾーン内において、このような情報を記録してもよい。
【0044】
5.2ndECC
2ndECCとは、基本的に書き換えられることのないデータに対して付加されるエラー訂正コードである。即ちROMディスクやパーシャルROMディスクにおけるROM領域AE内のセクターについて適用することができるエラー訂正コードとなる。ROM領域AE内のセクターのフォーマットを示しながら、2ndECCについて説明する。
【0045】
図10(a)は、セクターフォーマットの一例を示している。図10において、iはコードワード(図においては行)を示し、j は夫々バイトを示している。そして実線の矢印は書き込み方向である。
【0046】
D0 〜D2047で示されるデータはユーザデータを示す。
(P1 、P2 )〜(P35、P36)で示されるデータは、夫々i =130 〜3 で示されるユーザデータD0 〜D2047に対するパリティである。また(Q1 、Q2 )で示されるデータはパリティP1 〜P36に対するパリティ、(Q3 、Q4 )で示されるデータは、パリティP1 〜P36及びパリティ(Q1 、Q2 )に対するパリティである。さらにCRC1 〜CRC8 で示されるデータはユーザデータDO 〜D2047に対するエラーチェック用のパリティを示す。
【0047】
また、(E1 、1 )〜(E16、16)で示されるデータは、夫々j =0 〜j =15で示されるユーザデータDO 〜D2047、パリティP1 〜P36及びCRC1 〜CRC8 に対するリード・ソロモン符号のパリティである。即ち、パリティ(E1 、1 )〜(E1 、16)で成るj =0 のパリティは、データDO 、D16、・・・・D2032、P1 ・・・・P33のデータ(つまりj =0 、i =130 〜0 のデータ)に対するパリティである。また、パリティ(E2 、1 )〜(E2 、16)でなるj =1 、i =−1 〜−16で示されるデータは、j =1 、i =130 〜0 で示されるデータに対するパリティである。その他の行についても同様のパリティが設けられている。
【0048】
ここでi =130 〜−16で示される各行のデータに対し、夫々リード・ソロモン符号を構成した場合、ディスタンスは夫々17である。従って連続してエラーが発生した場合、最大で8個までエラーを検出し訂正することができるが、9個以上連続してエラーが発生したらエラーの訂正を行うことはできない。
【0049】
そこで上述したように、( i=130 、j =0 )・・・・・・・ ( i=3 、j =15)で示されるデータ(DO 〜D2047)、及び( i=0 、j =15)・・・・・・(i =−16、j =15)で示される各データに対する、エラーチェック及び訂正用の2ndECCとしてのパリティP1 〜P36を生成し、これを再生時に用いる。
【0050】
ここで、パリティ(E1 、1 )〜パリティ(E16、16)は、各縦方向の全データが147 バイト、パリティの対象となるユーザデータDO 〜D2047の各縦方向のデータ長が131 バイト、パリティの各縦方向のデータ長が16バイトであるから、ディスタンスは17となる。よって、リード・ソロモン符号は(147 、131 、17)である。尚、1コードワードは、1バイトである。
ここで1セクタは、16バイト×147=2352バイトとなる。
【0051】
図11は、図10に示したデータやパリティに対し、どのようにパリティP1 〜P36が生成されるかを示している。
この図11から分かるように、各パリティは、例えばP1 、P2 のように対となっている。そしてパリティ(P1 、P2 )〜(P35、P36)までは、それぞれ8行分のデータに対するパリティとなっている。またパリティ(Q1 、Q2 )は、パリティP1 〜P36の対するパリティであり、パリティ(Q3 、Q4 )は、パリティP1 〜P36並びにパリティQ1 及びQ2 に対するパリティである。
【0052】
つまり、パリティP1 〜P36の生成により(130、 128、3 )のリード・ソロモン符号が形成され、パリティQ1 及びQ2 の生成により(38、36、3 )のリード・ソロモン符号が形成され、パリティQ3 及びQ4 の生成により、(40、38、3 )のリード・ソロモン符号が形成される。
【0053】
このような2ndECCとしてのパリティは、ROM領域AEのセクターについて考えると、図10のようなセクタフォーマットにおいて、各セクターの特定領域に、そのセクタの1つ前のセクタのデータについて生成されたパリティP1 〜Pn (nは最大で40)を記録するようにすることができる。つまりデータの書き換えがないとすれば、2ndECCとしてのパリティが次のセクターに記録されていてもよく、そしてこれによって物理的にも訂正能力を上げることができる。
【0054】
図12は2ndECCとしてのパリティが次のセクターに記録されている様子を示している。図12においてS1 〜SN+1 はセクタ番号を示している。
セクタS1 は、一連のユーザデータが記録されている時の先頭セクタであり、セクタSNは、一連のユーザデータが記録されている時の最後尾のセクタである。そしてセクタSN+1 は、一連のユーザデータが記録されているときの最後尾のセクタの次に付加される付加セクタである。
【0055】
Da1〜DaN+1で示されるデータは、それぞれユーザデータを示し、図10におけるデータDO 〜データD2047に相当する。E1 〜EN+1で示されるデータは、それぞれそのセクタS1 〜SN+1の各ユーザデータDa1〜DaN+1 のパリティである。
Pn-2 〜PNで示されるデータは、それぞれ図10及び図11に示した、2ndECCとしてのパリティを示している。C1 〜CN+1 で示されるデータは、それぞれエラーチェック用のパリティを示し、図10におけるパリティCRC1 〜CRC8 に相当する。
【0056】
一連のユーザデータが記録される場合の先頭セクタであるセクタS1 の斜線で示すエリアは、その前にセクタが存在しないためパリティが記録されていないことを示している。
以下、この理由について説明する。
【0057】
この図12に示す符号には、夫々先頭の符号に続いて『1 』〜『N+1 』までの値が、各符号に対して補助的に付加されている。
この値は、それぞれセクタS1 〜SN+1 に対応している。例えばデータDan−1 は、セクタSn −1 に記録されているユ−ザデータであることを示す。またパリティCn −1 は、セクタSn −1 に記録されているユーザデータDan−1 のエラーチェック用のパリティであることを示し、パリティEn −1は、セクタSn−1 に記録されているユーザデータDn −1 のエラー訂正用のパリティであることを示している。
【0058】
この図12からわかるように、図10及び図11で説明した2ndECCとしてのパリティの符号は、例えばセクタSn −1 についてはセクタSn −1 と異なる符号、即ち、1つ前のセクタの値“n −2 ”が付された『Pn −2 』となっている。これは、前のセクタSn −2 のデータDan−2 に対して生成したパリティであることを示している。この図に示す他のセクタも同様であり、例えばセクタSn の特定領域のパリティPn −1 は、セクタSn −1 のデータDan−1 で生成したパリティである。
【0059】
また、セクタS1 の特定領域の一部の斜線領域は、パリテイが記録されておらず、先頭セクタであることを示す識別データ、例えば固定データ(オール“0”等)が記録されている。このセクタS1 にのみパリティを記録していないのは、セクタS1が一連のユーザデータを記録した際の先頭セクタであるがゆえ、このセクタS1の前のセクタに対するパリティが不要だからである。
【0060】
また、セクタSN+1 のデータ記録用の領域である斜線領域には、例えば全て“0”が記録される。従って、エラーチェック用のパリティCN+1 は、このセクタSN+1 に記録される“0”のチェック用として生成されたパリティである。また、パリティEN+1 も、このセクタSN+1 に記録されている“0”で生成されたパリティである。一方、特定領域の一部の領域には、前のセクタSNのデータDa Nに対して生成したパリティPNが記録されている。
【0061】
このセクタSN+1 に、前のセクタSNのデータDa Nに対して生成されたパリティPNが記録されているのは、データそのものの記録は前のセクタSNで完結しているが、本例においては、2ndECCとしてのパリティは、そのパリティの基となるデータが記録されているセクタの次のセクタに記録するようにしているため、最後のデータのパリティを記録するセクタが必要となるからである。従って、この図12に示すように、一連のデータを記録したときの最後尾のセクタがSNであった場合、このセクタSNのデータDa Nの2ndECCとしてのパリティを付加セクタとしてのセクタSN+1 の特定領域に記録する必要がある。通常、一連のデータのデータ量は、1トラック分のデータのデータ量よりも大きいので、トラック毎にパリティセクタを設けるよりも、処理の効率の点から見て有効である。
【0062】
図13は、図12に示した特定領域を拡大して示したものである。
説明の便宜上、N+1 セクタの特定領域とする。図13において、P1 〜P3 6 は、図10及び図11で説明した2ndECCとしてのパリティであり、既に説明したように、2ndECCとしてのパリティP1 〜P36は、Nセクタのデータ128バイト(8行分のデータ×16)に対し、2バイトずつ、合計36バイト分となる。Q1及びQ2は、N+1セクタの特定領域の内のパリティP1 〜P36からなる合計36バイトのパリティデータに対するパリティ、Q3 及びQ4 はN+1セクタのパリティP1 〜P36並びにパリティQ1 及びQ2 からなる合計38バイトのデータに対するパリティである。
【0063】
つまり、本例においては、N+1 セクタに対し、データを記録する際、NセクタのデータDO 〜D2047よりパリティ(E1 、1 )〜(E16、16)を生成し、エラーチェック用のパリティCRC1 〜CRC8 を生成し、更に、NセクタのユーザデータDO 〜D2047より生成した2ndECCとしてのパリティP1 〜P36、Q1〜Q4を、N+1 セクタの特定領域に記録する。
【0064】
そして、再生時においては、NセクタのユーザデータD0 〜D2047を再生し、再生したユーザデータDO 〜D2047について、対応するパリティ(E1 、1 )、(E16、16)を用いてエラー訂正処理を行って、エラー訂正が不能となった場合、及びパリティCRC1 〜CRC8 でエラーチェックを行って、エラーチェックが不能となった場合には、N+1セクタから2ndECCとしてのパリティP1 〜P36及びQ1 〜Q4 を読み出し、この読み出したパリティP1 〜P36及びびQ1 〜Q4 でエラーチェックを行ってエラー消失情報を得る。
ここで、エラー消失情報とは、このエラー消失情報が付与されている行単位のデータが、エラーにより消失したことを示すデータであり、このエラー消失情報の付与により、後の処理において、どの位置のデータがエラーにより消失したデータであるのかを認識することができる。
【0065】
そして、NセクタのユーザデータDO 〜D2047のパリティ(E1 、1 )〜(E16、16)を用いて、Nセクタのデータについてシンドロームの演算を行い、その演算結果と、エラー消失情報に基いて、エラー位置情報を求め、次にエラーの値を求める。そしてエラー位置情報に対応するNセクタのデータを読み出し、当該Nセクタのデータに対し、エラーの値を加算して、エラー訂正を行う。
【0066】
例えば図10に示したデータの内、データDO 〜D120 までがエラーの場合は、1stECCとしてのパリティでは、15バイト若しくは16バイト(>8バイト)のバーストエラーが発生したことになる。従って、エラーの位置を検出し、検出したエラーに対して訂正処理を施す検出訂正は不能となる。ディスタンスが“17”、エラー検出個数が“0”の場合には、8シンボルまでしか訂正できないからである。
【0067】
従ってこの場合には、パリティP1 及びP2 を用いて、データDO 〜D128 、即ち8行分のデータを消失とみなして、エラーの発生位置を示すエラー消失情報を得る。エラー消失情報がある場合には、消失訂正できるシンボル数は、d−1 ある。従ってディスタンスdが17の場合においては、16バイトまでの消失訂正が可能となる。
【0068】
このような、或るセクタに記録されるデータの2ndECCとしてのパリティは、ROMディスク及びパーシャルROMディスクのROM領域AEにあっては、ディスクの製造時に次のセクタの特定領域に記録されるようにしていけばよい。一方、RAMディスク及びパーシャルROMディスクのリライタブル領域ARWにあっては、セクターの実データDO 〜D2047は書き換えられていく可能性があり、また或るセクターがディフェクト管理によって交代セクターに置き換えられていく可能性もある。このため2ndECCとしてのパリティを次のセクターに書いていくとすると、或るセクターのデータ書き換えに伴って後続するセクターの書き換えが必要になったり、例えば交代セクターに記録されている2ndECCパリティの読出のために頻繁なピックアップの移動が必要となるなどの事情で、動作の非効率化を招く。このため通常、RAMディスク及びパーシャルROMディスクのリライタブル領域ARWについては、次のセクターに記録するという2ndECCは設けられない。このためRAMディスク及びパーシャルROMディスクのリライタブル領域ARWでは、ROMディスク及びパーシャルROMディスクのROM領域AEに比べてエラー訂正能力が低いものとなっている。
【0069】
6.記録再生装置の構成
上述してきたROMディスク、RAMディスク、パーシャルROMディスクに対応する記録再生装置1の構成を図14に示す。
記録再生装置1は、SCSIインターフェース接続されたホストコンピュータ2(例えばパーソナルコンピュータ)との間で、コマンド及びデータの受け渡しが可能と構成され、ホストコンピュータ2からのコマンド及びデータの供給に応じてディスク90に対するデータの記録を行ない、またホストコンピュータ2からのコマンドに応じてディスク90からデータを読み出し、ホストコンピュータ2に供給する動作を行なう。ここでディスク90とは、上述してきたROMディスク、RAMディスク、又はパーシャルROMディスクであるとする。
【0070】
コントローラ11はホストコンピュータ2との間の通信及び記録再生装置1の記録動作、再生動作の全体の制御を行なう。
コントローラ11はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)19を介して実際の記録/再生駆動を実行させる。DSP19は、いわゆるサーボドライバとしての機能を持ち、コントローラ11から供給されるゾーン情報(アドレス)に応じてスピンドルドライバ21に対してスピンドル駆動制御信号を供給し、スピンドルモータ22に駆動信号を印加させることで、ディスク90のゾーンCAV駆動を実行させる。
【0071】
また光学ヘッド15におけるレーザダイオード15aからのレーザ発光動作を実行させるためにレーザドライバ16に駆動制御信号を出力し、レーザ発光制御を行なう。レーザダイオード15aからのレーザ光は図示しない光学系を通り、対物レンズ15bを介してディスク90に照射される。またディスク90からの反射光は図示しない光学系を通ってディテクタ15cに照射され、電気信号として取り出される。
【0072】
ディテクタ15cで得られる電気信号はI−V/マトリクスアンプ17に供給され、電流/電圧変換された後、マトリクス演算アンプにより各種信号が取り出される。即ち、ディスク90のROM領域AEからの再生データとされるべきRF信号、ディスク90のリライタブル領域ARWからの再生データとされるべきMO信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、フロントAPC信号などが抽出される。
【0073】
サーボ情報であるフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、フロントAPC信号はA/D変換器18でデジタルデータ化されてDSP19に供給される。
DSP19は、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に応じてサーボ駆動信号を発生させ、PWMドライバ20に供給する。PWMドライバ20は光学ヘッド15内のフォーカスコイル、ガルバノモータ、スライドモータに対する駆動電力を供給する。
【0074】
即ちフォーカスエラー信号に基づいたフォーカスサーボ駆動信号によりPWMドライバ20がフォーカスコイルに駆動電力を印加することで対物レンズがディスクに接離する方向に駆動されてフォーカス制御が行なわれ、またトラッキングエラー信号に基づいたトラッキングサーボ駆動信号、スライドサーボ駆動信号によりPWMドライバ20がガルバノモータ、スライドモータに駆動電力を印加することでトラッキング制御、スレッド移動制御が行なわれる。
またDSP19はフロントAPC信号に応じてレーザドライバ16を制御し、レーザレベルを適正に保つようにしている。
【0075】
ディスク90に対する再生時において読み出されるデータは、I−V/マトリクスアンプ17からRF信号もしくはMO信号として得られる。I−V/マトリクスアンプ17からの出力はゲイン/オフセットコントロール部23で適切な電位レベルとされ、A/D変換器24でデジタルデータ化される。
そしてデジタルデータ化された信号はエンコーダ/デコーダ部12に供給され、デジタルフィルタ処理、ビタビ復号処理、NRZ復号処理、デスクランブル処理等を施され、再生データとされる。
この再生データはコントローラ11を介してホストコンピュータ2に転送される。
【0076】
なお、再生処理のための再生クロック及び再生信号に同期した各種タイミング生成のためにA/D変換器24の出力はPLLタイミングジェネレータ25にも供給され、いわゆるPLL動作により再生クロック及びその再生クロックに基づいた各種タイミング信号が形成される。
【0077】
ホストコンピュータ2から記録要求コマンド及び記録すべきデータが供給された場合は、コントローラ11はそのデータをエンコーダ/デコーダ部12に供給し、実際にディスク90上に記録を行なう場合のデータ形態にエンコードさせる。そしてそのエンコードされたデータは磁気ヘッドドライバ13に供給され、磁気ヘッドドライバ13は記録データに応じて磁気ヘッド14からディスク90に対する磁界印加動作を実行する。
なお、記録時にはレーザダイオード15aからは記録用の高レベルのレーザ出力が実行されている。
【0078】
メモリ26ではコントローラ11の動作制御に必要な各種データの記憶が行なわれる。例えばディスク90が装填された場合に、ディスク90に記録されたコントロール情報(SFPデータ、DMAデータ)を読み出すことになるが、これらのデータなどの記憶に用いられる。
【0079】
ハードディスク4に対しての記録/再生動作を行なうハードディスクドライバ3は、ホストコンピュータ2に内蔵もしくは別体接続される。
ユーザーがパーシャルROMディスクとしてのソフトウエアを購入した場合は、そのディスク90を記録再生装置1に装填し、ディスク90に記録されているアプリケーションプログラムをハードディスク4にインストールすることができる。そしてその後は、ホストコンピュータ2の操作によりハードディスクドライバ3を動作させ、ハードディスク4からアプリケーションプログラムを読み出して、そのアプリケーションプログラムの機能を使用することになる。
【0080】
ホストコンピュータ2の出力機器の1つであるディスプレイ5はCRTモニタや液晶モニタなどで形成される。ユーザーはディスプレイ5を見ながら操作を行ない、また情報を受け取ることになる。例えば各種の入力操作などは、ディスプレイ5の表示に従って行なうことになり、またユーザーに対する動作エラーの表示なども行なわれる。
【0081】
7.各種ディスク例
本例では、特にRAMディスク(もしくはパーシャルROMディスクのイライタブル領域)において、物理的には記録可能とされているバンドのいくつかを再生専用のROM領域と設定してしまうことで、RAMディスクのパーシャルROMディスクのように使用できるようにする(パーシャルROMディスクについてはROM領域を自由に拡張できるようにする)ことを特徴としている。
またROM領域化し、再生専用のデータを記録した場合、その領域については、次のセクターにパリティが記録されるという2ndECCを付加することに対する問題がなくなり、2ndECCを設定することでエラー訂正能力を向上させるようにするものである。
【0082】
2ndECC設定に対する問題とは上述のようにデータ書換の可能性と、図3、図4に示した交代エリア内に設定される交代セクターによるアクセスの非効率化であるが、ROM領域化によりデータ書換の可能性はなくなること、及び、この場合、ディフェクトセクターは初期ディフェクト検索に伴うPDLによる管理となって、ディフェクトセクターの次のセクターが交代セクターとなり、交代エリアは使用されないことから、2ndECC設定に対する問題は無くなるものである。
【0083】
図15〜図19にRAMディスクに適用した本例のディスク例を、また図20、図21にパーシャルROMディスクに適用した本例のディスク例を示す。
図15〜図21の各図(a)はディフェクトマネジメントエリアDMA内におけるDDSのバイト6〜バイト21として記録されるデータを示しており、これは図9で説明したように各バンドの種別を示している。
【0084】
このバイト6〜バイト21において、『11h』もしくは『21h』が記録されたバンドは、物理的に見ればリライタブル領域ARWではあるが、ソフト的にライトプロテクトがかけられた再生専用のバンドとみなされることになる。また特に『21h』の場合は、2ndECCが付加されていることが示される。
各図(b)は、各図(a)のように各バンドの種別管理が行なわれることで実現されるディスクのユーザーエリアの構造を示している。
【0085】
図15の例ではバンド0〜バンド7が『01h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンドとして管理されている。一方バンド8〜バンド15は『21h』として管理される。即ちバンド8〜バンド15はライトプロテクトがかけられた再生専用領域AWPとされる。さらにこのバンド8〜バンド15のデータが記録された際には2ndECCも付加されていたことに応じて、それを示す『21h』という値で管理されている。
このようにすることで、RAMディスクを簡易的に図1(d)のようなパーシャルROMディスクとしての扱いで使用することができる。またバンド8〜バンド15の再生については2ndECCを含めた高能力なエラー訂正処理を行なうことが可能となる。
【0086】
図16の例ではバンド6〜バンド15が『01h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンドとして管理されている。一方バンド0〜バンド5は『21h』として管理され、ライトプロテクトがかけられた再生専用領域AWPとされる。さらにこのバンド0〜バンド5のデータが記録された際には2ndECCも付加されていたことに応じて、それを示す『21h』という値で管理される。
この場合は、RAMディスクを簡易的に図1(c)のようなパーシャルROMディスクとしての扱いで使用することができる。またバンド0〜バンド5の再生時には2ndECCを含めた高能力なエラー訂正処理が可能となる。
【0087】
図17の例ではバンド0〜バンド9が『01h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンドとして管理されている。一方バンド10〜バンド15は『11h』として管理され、ライトプロテクトがかけられた再生専用領域AWPとされる。このバンド10〜バンド15のデータが記録された際には2ndECCは設定されていなかったとすると、それに応じてバンドのタイプは『11h』となる。
この場合も、RAMディスクを簡易的に図1(d)のようなパーシャルROMディスクとしての扱いで使用することができるが、再生専用領域AWPで2ndECCは付加されていないため、バンド10〜バンド15の再生時のエラー訂正能力はバンド0〜バンド9のそれと同等となる。
【0088】
図18の例ではバンド0〜バンド3が『01h』、つまりリライタブル領域ARWとしてのバンドとして管理されている。そしてバンド4〜バンド8は『11h』として管理され、2ndECCは設定されていないがライトプロテクトがかけられた再生専用領域AWPとされる。さらにバンド9〜バンド15は『21h』として管理され、2ndECCが設定され、ライトプロテクトがかけられた再生専用領域AWPとされる。
この場合もRAMディスクを簡易的に図1(d)のようなパーシャルROMディスクとしての扱いで使用することができる。またバンド9〜バンド15の再生動作については、2ndECCによる高能力のエラー訂正能力が可能となる。
【0089】
図19の例ではバンド0〜バンド15のすべてが『21h』として管理され、ライトプロテクトがかけられ、かつ2ndECCが設定された再生専用領域AWPとされる。
この場合はRAMディスクを簡易的に図1(a)のようなROMディスクとしての扱いで使用することができる。また2ndECCを付加することでROMディスクと同等のエラー訂正能力を備えることができる。
【0090】
図20はパーシャルROMディスクを用いた例である。この場合、バンド0〜バンド7が『02h』、つまりエンボスピットによるROM領域AEとしてのバンドとして管理されている。そしてバンド8〜バンド11は『21h』として管理され、ライトプロテクトがかけられ、かつ2ndECCが設定された再生専用領域AWPとされる。さらにバンド12〜バンド15は『01h』として管理され、リライタブル領域ARWのバンドとされる。
このようにすることで、パーシャルROMディスクにおいてROMとして扱う領域を自由に設定できることになる。例えば或るアプリケーションソフトウエアとして製造されたパーシャルROMディスクに対して、或るアプリケーションプログラムを再生専用データとして追加記録したいような場合などにも、わざわざ原盤製作から行なわなくとも容易に対応できることになる。
【0091】
図21もパーシャルROMディスクを用いた例であり、この場合、バンド0〜バンド5が『01h』として管理され、リライタブル領域ARWのバンドとされる。そしてバンド6〜バンド10は『21h』として管理され、ライトプロテクトがかけられ、かつ2ndECCが設定された再生専用領域AWPとされる。さらにバンド11〜バンド15は『02h』として管理される。つまりエンボスピットによるROM領域AEとしてのバンドとして管理される。
この場合も図20の例と同様の効果を得ることができる。
【0092】
以上ディスク例として各種あげたが、本例に該当するディスク例はさらに多様に考えられることはいうまでもない。
【0093】
8.記録/再生動作処理例
以上のような図1に示したROMディスク、RAMディスク、パーシャルROMディスクに加えて、上記のようにライトプロテクによる再生専用領域AWPが設定されたディスクにも対応するための記録再生装置1の動作処理を図22〜図24で説明する。図22〜図24は記録再生装置1のコントローラ11の制御動作のフローチャートとして示している。
【0094】
図22はディスク90を記録再生装置1に挿入した際の処理である。
コントローラ11はステップF101で、まず装填されたディスク90に対して各種のコントロール情報の読込を実行する。つまり、GCP及びSFPデータの読込を実行する。読み込んだコントロール情報はメモリ26に保存する。図5、図6で説明したようにコントロール情報の1つとしてメディアタイプの情報が読み込まれるが、これが『00h』であり、ROMディスクであると判別された場合は、ステップF102で処理を終える。
【0095】
一方、メディアタイプの情報が『20h』もしくは『A0h』であって、装填されたディスク90がRAMディスクもしくはパーシャルROMディスクであった場合は、ディフェクトメネジメントエリアDMAが存在することになるため、ステップF103に進んで、ディフェクトメネジメントエリアDMAにおけるDDS,PDL,SDLのデータを読み込む処理を行なう。そして必要なデータをメモリ26に保存する。特に本例の場合、ステップF104として示したようにDDSのバイト6〜バイト21に記録されている各バンドのタイプを示すフラグ(『01h』『02h』『21h』『11h』)を、バンド毎に記憶していく。
以上の処理を行なって、ディスク挿入時の処理を終える。
【0096】
装填されているディスク90に対してホストコンピュータ2からデータファイルの書込要求があった場合は、コントローラ11は図23の処理を行なう。
まずステップF201で、その書込要求によって記録を実行すべきバンド(書込対象バンド)について、メモリ26に保持しているフラグを確認する。書込対象バンドのフラグが『01h』であれば、それは通常のリライタブル領域ARWとしてのバンドであるから、ステップF202で書込可と判断し、ステップF203において転送されてきたデータのディスク90への書込を実行することになる。
【0097】
一方、書込対象バンドのフラグが『21h』又は『11h』であった場合は、そのバンドは物理的にはリライタブル領域ARWであるが、ライトプロテクトにより再生専用バンドと設定されていることになり、ステップF202で書込不可と判断される。そして、要求された書込動作を実行せずに処理を終える。なお、この場合コントローラ11はホストコンピュータ2に対してエラーメッセージを送るなどの処理を行ない、ホストコンピュータ2はディスプレイ5にエラー及びその理由をユーザーに提示するようにするとよい。
【0098】
装填されているディスク90に対してホストコンピュータ2からデータの読出要求があった場合は、コントローラ11は図24の処理を行なう。
まずステップF301で、読出要求に応じて、その要求の対象となったデータの再生動作を実行させる。そしてディスク90から読み出されてくるデータはエンコーダ/デコーダ12においてデコード処理、エラー訂正処理が行なわれていくことになる。なお、ここでのエラー訂正処理は、通常のリライタブル領域でのバンドに対する処理となり、つまり図10でCRC1 〜CRC8 及び(E1 、1 )〜(E16、16)で示されるデータによる処理となる。
【0099】
ここで、特に問題なくデコード及びエラー訂正処理が終了された場合は、ステップF302からF307に進んで、再生されたデータをホストコンピュータ2に送信していく処理を行なうことになり、再生及び送信終了に応じて処理を終える。
ところがエラー訂正不能が発生した場合は、ステップF302からF303に進み、現在読出を行なっているバンドが2ndECCが付加されているバンドであるか否かを判断する。つまり、読出対象バンドについて、メモリ26に保持しているフラグが『21h』(又は『02h』)であるか否かを確認する。
【0100】
フラグが『01h』もしくは『11h』であり、つまり通常のリライタブル領域のバンドもしくはライトプロテクトによる再生専用領域AWPではあるが2ndECCが付加されていないバンドであれば、それ以上のエラー訂正処理はできないため、ステップF303からF306に進み、読出エラーの旨をホストコンピュータ2に送信する。つまり読出エラーで動作を終了することになる。
【0101】
一方、フラグが『21h』もしくは『02h』であり、つまりライトプロテクトによる再生専用領域AWPであり、かつ2ndECCが付加されているバンドであるか、もしくはROM領域のバンドであれば、ステップF303からF304に進み、2ndECCを使用したエラー訂正処理を実行する。
そして、その2ndECCを使用したエラー訂正処理によりエラーが回復されれば、ステップF305からF307に進んで、再生されたデータをホストコンピュータ2に送信していく処理を行なうことになり、送信終了に応じて処理を終える。
2ndECCを使用したエラー訂正処理によってもエラー訂正不能であったのなら、ステップF305からF306に進み、読出エラーの旨をホストコンピュータ2に送信し、読出エラーで動作を終了する。
【0102】
記録再生装置1が以上の処理を行なうことにより、図15〜図21に示したような本例のディスクは、物理的にリライタブルとされる領域が再生専用として扱われ、これによって物理的にはRAMディスクであってもパーシャルROMディスクもしくはROMディスクと同等の扱いを実現することができる。
【0103】
そして、このようにRAMディスクをパーシャルROMディスクのように扱うということは、生産枚数の少ないパーシャルROMディスクが必要な場合に好適である。例えば特定のユーザーから1枚もしくは数枚程度の少量のパーシャルROMディスクの提供、つまり一部を特定のデータがROM化されて記録され、他の部分がリライタブルとしたメディアを要求された場合、実際のパーシャルROMディスクでは原盤作成から行なうために、1枚当たりのコストは非常に高くなりまた製造の手間もかかることになってしまうが、RAMディスクを本例のようにパーシャルROMディスク化することは、物理的にみて通常のRAMディスクを用いて必要なデータを再生専用データとして記録するのみでよいため、少量生産の場合でも安価かつ迅速にに提供できる。
【0104】
さらに、その際に2ndECCを付加して記録を行なうことにより高度のエラー訂正能力を与えることもでき、性能的に見て実際のパーシャルROMディスクと同等のメディアを簡易に提供できるということになる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の記録媒体は、物理的には記録再生可能な領域の一部を記録不能な再生専用領域として管理する管理情報が記録され、さらに再生専用領域として管理されている領域には、データとともに、いわゆる上述した2ndECCのような再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているようにしている。そして記録又は再生装置は、記録媒体における物理的に記録再生可能な領域に含まれる或るアクセス対象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアクセス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されているか否かを判別し、再生専用領域と判別された場合は、そのアクセス対象領域に対する再生動作のみを実行できるようにしている。さらに再生時にはアクセス対象領域に再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているか否かを判別し、記録されていれば、その再生専用データ対応のエラー訂正情報も用いた訂正処理も実行できるようにしている。
【0106】
これにより本発明ではいわゆるRAMメディアをパーシャルROMメディアやROMメディアとして扱うことができ、これによりパーシャルROMメディアやROMメディアとしての特定のデータが記録されたメディアが少量だけ必要とされるときなどに、RAMメディアを用いて安価にかつ簡易に要求されたメディアを提供できることになる。
また再生専用データ対応のエラー訂正情報を記録することで、実際のパーシャルROMメディアやROMメディアにおける再生専用データと同等のエラー訂正能力を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種ディスクの説明図である。
【図2】各ディスクのエリア構造の説明図である。
【図3】パーシャルROMディスクのユーザーエリアの構造の説明図である。
【図4】RAMディスクのユーザーエリアの構造の説明図である。
【図5】実施の形態におけるディスクのSFPゾーンのデータの説明図である。
【図6】実施の形態におけるディスクのメディアタイプコードの説明図である。
【図7】実施の形態におけるディスクのディフェクトマネジメントエリアの説明図である。
【図8】実施の形態におけるディスクのディフェクトマネジメントエリアのDDSの説明図である。
【図9】実施の形態におけるディスクに記録されるバンドタイプのフラグの説明図である。
【図10】実施の形態におけるディスクのセクターの説明図である。
【図11】実施の形態におけるディスクの2ndECCパリティの説明図である。
【図12】実施の形態におけるディスクの2ndECCの説明図である。
【図13】実施の形態におけるディスクの2ndECCの説明図である。
【図14】実施の形態における記録再生装置のブロック図である。
【図15】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図16】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図17】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図18】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図19】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図20】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図21】実施の形態としてのディスク例の説明図である。
【図22】実施の形態におけるディスク挿入時の処理のフローチャートである。
【図23】実施の形態における書込要求時の処理例のフローチャートである。
【図24】実施の形態における読出要求時の処理例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録再生装置、2 ホストコンピュータ、3 ハードディスクドライバ、4 ハードディスク、5 ディスプレイ、11 コントローラ、12 エンコーダ/デコーダ、14 磁気ヘッド、15 光学ヘッド、19 DSP、26 メモリ、90 ディスク、AE ROM領域、ARW リライタブル領域、AWP、ライトプロテクトによる再生専用領域

Claims (2)

  1. 主データ領域の全部又は一部が物理的には記録再生可能な複数のアクセス対象領域からなる領域とされて形成されているとともに、該複数のアクセス対象領域のうち少なくとも一つのアクセス対象領域には管理情報を記録する管理情報記録領域が形成され、上記管理情報記録領域には、上記個々のアクセス対象領域が記録再生可能な領域であることを示す情報、再生専用領域であるかを示す情報、又は再生専用領域であって、再生専用領域として管理されている領域に、データとともに再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されていることを示す情報、の何れかが記録されている記録媒体上の、上記物理的に記録再生可能な領域に対する記録又は再生動作を実行することができる記録又は再生装置として、
    上記物理的に記録再生可能な領域に含まれる或るアクセス対象領域に対する記録又は再生動作の際に、そのアクセス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別する領域管理状況判別手段と、
    そのアクセス対象領域に上記再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別するエラー訂正システム判別手段と、
    前記領域管理状況判別手段によって再生専用領域と判別された場合は、そのアクセス対象領域に対する再生動作のみを実行許可するとともに、前記エラー訂正システム判別手段によって再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されていることが判別された場合は、そのアクセス対象領域に対する再生動作の際に、再生専用データ対応のエラー訂正情報も用いた訂正処理も実行させることができる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録又は再生装置。
  2. 主データ領域の全部又は一部が物理的には記録再生可能な複数のアクセス対象領域からなる領域とされて形成されているとともに、該複数のアクセス対象領域のうち少なくとも一つのアクセス対象領域には管理情報を記録する管理情報記録領域が形成され、上記管理情報記録領域には、上記個々のアクセス対象領域が記録再生可能な領域であることを示す情報、再生専用領域であるかを示す情報、又は再生専用領域として管理されている領域に、データとともに再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているか否かを示す情報の何れかが記録されている記録媒体上の物理的に記録再生可能な領域に含まれる或るアクセス対象領域に対する記録又は再生動作の際に、
    そのアクセス対象領域が記録不能な再生専用領域として管理されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別し、再生専用領域であれば、そのアクセス対象領域に対する再生以外の動作は実行しないようにするとともに、
    再生専用領域と管理されているアクセス対象領域に対する再生動作の際には、再生専用データ対応のエラー訂正情報が記録されているか否かを上記管理情報記録領域に記録されている情報に基づいて判別し、記録されていれば、その再生動作の際のエラー訂正処理として必要に応じて再生専用データ対応のエラー訂正情報も使用することを特徴とする記録又は再生方法。
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