JP3994649B2 - 椅子の背凭れ傾動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の背凭れ傾動装置に係わり、更に詳しくは背凭れ部を前傾方向へ弾性付勢するためのばねユニットが合成樹脂と金属との異種材料で構成されていても廃棄処分の際に分別が容易な椅子の背凭れ傾動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、座部に対して背凭れ部が前後傾動し、座部と背凭れ部との間に設けた強さが調節可能なばねユニットにて該背凭れ部の後傾動に対して弾性抵抗力を付与してなる椅子は公知である。
【0003】
即ち、この種の椅子の背凭れ傾動機構は、脚部に取付けた取付体に対して背凭れ支持部材を前傾方向へ弾性付勢するばねユニットが、合成樹脂製のノブに基端部を螺着した金属製のテンション杆を、前記背凭れ支持部材の背面に当止した当止体に挿通するとともに、ノブと当止体間に圧縮コイルばねを介装し、前記テンション杆の先端部を前記背凭れ支持部材に貫通し且つ先端に形成した係止片を前記取付体に係着した構造のものである。
【0004】
ところで、前述のばねユニットにおいては、背凭れ部の後傾動に対する弾性抵抗力を調節するために、テンション杆の螺軸部をノブに螺着する必要があるが、従来の螺着構造は、金属製のナット部材を合成樹脂製のノブにインサート成形して埋設するか、又はナット部材をノブに回転規制状態で強固に嵌合するものであった。また、ノブを回転させて弾性力を調節する際に、螺軸部がナット部材から不意に抜けないように、ナット部材を螺合した後に、該螺軸部の先端をカシメていた。そのため、椅子を廃棄処分する際に、異種材料であるノブとテンション杆及びナット部材とを分解することが難しく、また分解できたとしても手間やコストがかかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚部に取付けた取付体に対して背凭れ支持部材をばねユニットにて前傾方向へ弾性付勢する構造の椅子の背凭れ傾動装置において、ばねユニットの組立てが容易であるにも係わらず、組立て状態では十分な強度を備えるとともに、廃棄処分の際に異種材料の分別ができるように分解を容易となした椅子の背凭れ傾動装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、脚部に取付けた取付体に対して背凭れ支持部材を前傾方向へ弾性付勢するばねユニットが、合成樹脂製のノブに基端部を螺着した金属製のテンション杆を、前記背凭れ支持部材の背面に当止した当止体に挿通するとともに、ノブと当止体間に圧縮コイルばねを介装し、前記テンション杆の先端部を前記背凭れ支持部材に貫通し且つ先端に形成した係止片を前記取付体に係着したものである椅子の背凭れ傾動装置であって、前記テンション杆の基端部に形成した螺軸部に、長形のフランジ部を有するフランジ付きナット部材を螺合するとともに、前記ノブに前記フランジ部と略同形で該フランジ部を通過可能な長形の装着孔を形成し、前記ナット部材をノブの装着孔の内部側から挿通し且つ90度回転させてフランジ部を装着孔の外部側に係止するとともに、前記螺軸部を隠蔽するキャップに設けた一対の脚片を前記フランジ部の両側に残る装着孔内に嵌合係止し、前記ナット部材を回り止め状態でノブに取付けてなる椅子の背凭れ傾動装置を構成した。
【0007】
ここで、前記ノブは、上方へ開放した筒状部材であり、中央部に前記ナット部材を保持するための下方開放した円筒形状の保持部を内部へ突出させて形成し、該保持部の底面板に前記装着孔を形成するとともに、内周面に軸方向へ延びた規制リブを複数突設したものであり、前記キャップは、前記保持部内に嵌合する形状に形成するとともに、外周面に前記規制リブを受け入れる複数の縦溝を形成し、更に前記両脚片間にナット部材のフランジ部を嵌合する凹段部を形成したものであることが好ましい。
【0008】
更に、前記ばねユニットの当止体は、中心部に前記係止片が通過可能な円形孔を形成し、前記圧縮コイルばねの一端を当止し得る当止板と、前記テンション杆をスライド可能に挟持し、下部外周に前記当止板の円形孔に接合するテーパー面を形成し且つ前記背凭れ支持部材の背面に当止する当止部材とから構成され、前記当止板には、その周囲から延び、前記ノブとで前記圧縮コイルばねを外覆する筒状カバー部を有し、該カバー部は前記ノブを内挿できる内径を有するとともに、内周面に軸方向へ延びた複数の縦リブを形成し、一方前記ノブの外周面には前記縦リブを軸方向スライド可能に受け入れる複数の条溝を形成してなることも好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る椅子の全体斜視図、図2〜図13は椅子の機構部分の詳細図を示し、図中符号1は脚部、2は座部、3は背凭れ部、4はばねユニット、5は取付体、6は背凭れ支持部材、7は座支持部材をそれぞれ示している。
【0010】
本発明に係る椅子は、脚部1に座部2を回転可能に取付けるとともに、背凭れ部3を前後傾動可能に取付け且つ該背凭れ部3の動作に連動して座部2の後部を上下動可能となすとともに、前後スライド可能となし、そして一つのばねユニット4にて前記背凭れ部3の後傾動と座部2の後部の下動に対して弾性抵抗力を同時に付与したものである。
【0011】
つまり、本発明に係る椅子は、脚部1に取付けた取付体5の中央部下部に背凭れ支持部材6の下端部を第1枢着部8にて前後傾動可能に取付け、前記取付体5の上位に略水平に配した座支持部材7の前部を該取付体5の前部に前後スライド可能且つ上下揺動可能に連結するとともに、座支持部材7の後部と、前記背凭れ支持部材6の第1枢着部8とは異なる部分とを、第2枢着部9にて回動可能に連結し、前記取付体5の後部に対して背凭れ支持部材6を強さが調節可能なばねユニット4で前傾方向へ弾性付勢してなるものである。
【0012】
前記取付体5は、スチール板材をプレス加工によって一体成形したものであり、底板10から周囲が立ち上がった上方開放の箱状であり、少なくとも両側板11,11と底板10の後部に後方上方へ傾斜した傾斜部12を有し、上縁周囲には祖と向きに鍔部13を形成したものである。
【0013】
更に詳しくは、前記取付体5には、前記両側板11,11の前部に横長の開口14,14を形成するとともに、該開口14の直上の鍔部13を切起して当止片15をそれぞれ両側に突設し、また両側板11,11の後部に鍔部13にわたって切欠部16,16を形成している。また、前記底板10の中央部やや後方寄り位置には、脚部1に立設したガスシリンダー17の上端部を取付けるための円形孔18を形成するとともに、取付体5の内部で前記底板10とは間隔を置いて固着した固定部材19の中央部にも円形孔20を形成し、両円形孔18,20を貫通するように上方が縮径したテーパー状の固定筒21を固着し、該固定筒21に前記ガスシリンダー17の先細上端部を嵌着するようになっている。更に、前記底板10の下面で中央部やや後方寄り位置には、支持部材22を固着し、該支持部材22の両側縁に下向きに形成した支持板23,23には前記第1枢着部8を構成する支軸24を挿通するための支持孔25,25を形成している。尚、前記支持部材22に設けた支持孔25,25の位置は、前記ガスシリンダー17よりも若干前方である。
【0014】
前記背凭れ支持部材6は、後部に背凭れ杆26を連設若しくは一体形成した部材であり、背凭れ杆26の上部には図示しないクッション体を取付けて前記背凭れ部3を構成するものである。前記背凭れ支持部材6の前部は斜め前下方へ延び、背面を構成する主板27の両側縁に上方へ向いた連結板28,28を有し、該連結板28,28の中央部側には上方へ略三角形状となして幅広となっており、該連結板28の前下部には前記支軸24を挿通するための支持孔29を形成するとともに、後上部には前記第2枢着部9を構成する支軸30を挿通するための連結孔31を形成している。また、前記背凭れ支持部材6の主板27の前下端部には、前記ガスシリンダー17を受け入れる前方開放した切欠開口32を形成している。
【0015】
前記座支持部材7は、上面板33の両側に側面板34,34を下方へ延設した断面略コ字形の部材であり、該上面板33の上部に図示しないクッション体を取付けて前記座部2を構成するものである。前記座支持部材7は、前記側面板34,34間に取付体5を受け入れることが可能で且つ前記背凭れ支持部材6の両連結板28,28間に受け入れられることが可能な横幅を有し、該側面板34,34の前部下方へ張り出した部分に、前記取付体5の開口14,14に前後動可能に遊嵌するガイド軸35を取付けるための通孔36,36を形成するとともに、側面板34,34の後部に前記支軸30を受け入れる下方開放した切欠溝37,37を形成している。更に詳しくは、前記ガイド軸35には、円筒状の合成樹脂製スリーブ38が被嵌されており、前記取付体5の当止片15の上端に当該座支持部材7の上面板33が載支された状態で、前記開口14内でスリーブ38が自由に前後移動できるように該開口14の上下幅を設定している。尚、前記ガイド軸35は両側面板34,34からそれぞれ突設した突起であっても良い。また、前記切欠溝37は前記支軸30を挿通するのに必要最小限な幅の導入部37Aと、支軸30に被嵌した円筒状の合成樹脂製スリーブ39を回転可能に嵌合する軸受部37Bとからなっている。そして、図4に示した最大負荷状態、即ち着座して背凭れ部3に凭れ掛かって前記背凭れ支持部材6が最も後傾して前記座支持部材7の後部が後方へ移動しながら沈んだ状態で、前記スリーブ39又は該スリーブ39が支軸30の両端部のみに設けた場合には支軸30が、前記固定部材19の上面に取付けた緩衝板40に当止するようになっている。
【0016】
そして、前記脚部1のガスシリンダー17の上端に前記取付体5を取付けた状態で、前記背凭れ支持部材6を取付体5の後部下方からあてがい、前記支持部材22の支持板23,23を両連結板28,28間に位置させ、支持板23,23の支持孔25,25と連結板28,28の支持孔29,29とに前記支軸24を挿通して連結する。この際、それぞれ両側部で両支持孔25,29に合成樹脂製のスリーブ41を嵌挿し、該スリーブ41に前記支軸24を挿通して回動時の金属音が発生しないようにしている。また、前記前記背凭れ支持部材6が最も後傾した場合に、それ以上の後傾を制限するために、前記支持板23,23の下端部にストッパー片42を突設し、前記背凭れ支持部材6の主板27の両側先端が該ストッパー片42に当止するようになっている。
【0017】
それから、前記座支持部材7を取付体5に被せて、前部は前記当止片15,15に上面板33を載支するとともに、前記ガイド軸35を開口14,14を貫通させて取付け、後部は前記背凭れ支持部材6の連結孔31,31に貫通させた支軸30を前記切欠溝37,37内に受け入れるとともに、支軸30に外嵌したスリーブ39を切欠溝37の軸受部37Bに嵌合して上下方向へ抜け止め状態で連結する。つまり、前記座支持部材7の前部は取付体5の前部に前後スライド可能且つ上下揺動可能に連結されている。
【0018】
前記ガイド軸35と開口14との係合部、第1枢着部8を構成する支軸24、第2枢着部9を構成する支軸30とは、逆三角形の頂点に位置し、図3に示した状態から背凭れ支持部材6が後方へ傾動すると、その動作に伴って座支持部材7の後部が下動するとともに、座支持部材7が全体的に後方へ移動して図4に示した状態となる。この場合、前記当止片15が上面板33の下面に接触した状態を維持しながら、前記ガイド軸35が開口14内を後方へ移動することになる。
【0019】
次に、本発明に係る椅子の背凭れ傾動装置におけるばねユニット4の構造及び該ばねユニット4の椅子本体への取付構造について説明する。ここで、前記背凭れ支持部材6を前傾方向へ弾性付勢するためのばねユニット4は、図2〜図13に詳しく示されているように、取付体5の底板10に対して背凭れ支持部材6の主板27を引き付ける方向に弾性力を付与し、またその弾性力の強さを調節できるものである。また、当該ばねユニット4は、一つの構成部品として組み立てた後、所定位置に簡単に装着できるにも係わらず、容易に外れないようになし、しかも異種材料毎に容易に分解できるようにして分別廃棄を可能としたことを特徴としている。
【0020】
つまり、前記ばねユニット4は、脚部1に取付けた取付体5の後部に対して背凭れ支持部材6を前傾方向へ弾性付勢するものであり、合成樹脂製のノブ43に基端部を螺着した金属製のテンション杆44を当止体45に挿通するとともに、ノブ43と当止体45間に圧縮コイルばね46を介装し、前記テンション杆44の先端に係止片47を略T字形となるように形成したものである。
【0021】
更に詳しくは、前記テンション杆44の基端部に形成した螺軸部48に、長形、例えば小判型のフランジ部50を有する金属製のフランジ付きナット部材49を螺合するとともに、前記ノブ43に前記フランジ部50と略同形で該フランジ部50を通過可能な長形の装着孔51を形成し、前記ナット部材49をノブ43の装着孔51の内部側から挿通し且つ90度回転させてフランジ部50を装着孔51の外部側に係止するとともに、前記螺軸部48を隠蔽するキャップ52に設けた一対の脚片53,53を前記フランジ部50の両側に残る装着孔51内に嵌合係止し、前記ナット部材49を回り止め状態でノブ43に取付けている。つまり、前記ナット部材49は、前記ノブ43に嵌合構造のみにより回り止め状態で取付けられており、該ノブ43を回転することにより、ノブ43とともに進退して弾性付勢力を調節できるようになっている。尚、前記ナット部材49は、ノブ43に組み付ける前に、予めテンション杆44の螺軸部48に螺合した後に、該螺軸部48の先端をカシメることにより抜けないようにしている。図中符号54は、螺軸部48のカシメ部を示している。
【0022】
更に、前記ノブ43は、上方へ開放した筒状部材であり、中央部に前記ナット部材49を保持する円筒形状の保持部55を内部側へ突出するように形成するとともに、その周囲に前記圧縮コイルばね46の一端を保持する環状凹部56を形成している。また、前記保持部55の内部側に位置する底面板57には前記装着孔51を形成している。
【0023】
また、前記ノブ43の保持部55の内周面には、軸方向へ延びた規制リブ58,…を複数突設し、前記キャップ52は、前記保持部55内に嵌合する形状に合成樹脂で形成するとともに、外周面に前記規制リブ58を受け入れる複数の縦溝59,…を形成し、更に前記両脚片53,53間にナット部材49のフランジ部50を嵌合する凹段部60を形成している。また、前記キャップ52の脚片53の先端外面には爪部61が形成されており、該爪部61が前記装着孔51の内部側孔縁に抜け止め係合する。ここで、前記キャップ52の両脚片53,53は、内外に弾力性を有するように成形されているため、この脚片53,53が、フランジ部50の両側の装着孔51に嵌合されていても、ナット部材49の回転を完全に規制することはできず、極端に回転力が強い場合には脚片53,53が変形、若しくは分断してキャップ52が保持部55内から外れ、それに伴ってフランジ部50が回転し、装着孔51から抜けることも想定される。そこで、本発明では、保持部55の規制リブ58に、キャップ52の縦溝59が嵌合することで、ノブ43に対するキャップ52の回転を規制し、更にキャップ52の凹段部60にフランジ部50が嵌合することで、キャップ52に対するフランジ部50の回転を規制したのである。尚、前記ノブ43から、テンション杆44とナット部材49を分離するには、前記爪部61,61をドライバーの先端などで内側に押し込めばキャップ52が保持部55内から外れるので、この状態になればフランジ部50を90度回転させて装着孔51から抜けるのである。
【0024】
一方、前記取付体5には前記係止片47が通過可能な長形孔62とそれに交叉する係合凹部63からなる係止部64を形成し、前記背凭れ支持部材6には前記係止片47が通過可能且つ前記当止体45が通過不能な開口65を形成し、前記テンション杆44の先端部を開口65と長形孔62に挿通し且つ前記当止体45を背凭れ支持部材6の背面に当止した後、テンション杆44を回転させて前記係止片47を係合凹部63に係合するとともに、前記長形孔62内に規制体66の一部を嵌合保持して前記テンション杆44を回転止めしてなるものである。
【0025】
更に詳しくは、前記ばねユニット4の当止体45は、中心部に前記係止片47が通過可能な円形孔67を形成するとともに、前記圧縮コイルばね46の一端を当止し得る当止板68と、二つ割り部材であり、重合面に前記テンション杆44をスライド可能に挟持する縦溝70を形成するとともに、下部外周に前記当止板68の円形孔67に接合するテーパー面71を形成し且つ重合状態で上端が前記背凭れ支持部材6の開口65の縁部に当止可能である当止部材69,69とから構成されている。ここで、前記二つ割り当止部材69,69は、硬質ゴム等の弾性変形可能な素材で成形し、重合状態で上端部に前記取付体5の長形孔62に遊挿可能である。更に、前記当止板68には、その周囲から延びた筒状カバー部72を有し、該カバー部72と前記ノブ43とで前記圧縮コイルばね46を外覆している。前記カバー部72は、前記ノブ43を内挿できる内径を有し、常にノブ43の上部が内挿された状態となっている。尚、本実施形態では、前記円形孔67は、テーパー面71に面接合するテーパー孔で形成している。
【0026】
前記当止板68に一体形成した前記カバー部72の内周面には、軸方向へ延びた複数の縦リブ73,…を形成し、一方前記ノブ43の外周面には前記縦リブ73を軸方向スライド可能に受け入れる複数の条溝74,…を形成している。これにより、前記縦リブ73と条溝74との係合によって、ノブ43とカバー部72は回転に対して一体化し、ノブ43とカバー部72のどちらを持っても弾性抵抗力を調節することができる。尚、前記ノブ43の下部の角部は、丸みを持たせているが、ノブ43を回転させて圧縮コイルばね46を押し縮めると、該ノブ43はカバー部72に深く進入する。このとき、ノブ43の丸みを持たせた下部周囲部とカバー部72の開口縁の間に隙間が生じるが、前記縦リブ73,…が存在するので、この隙間に指先が挟まれる恐れがないのである。
【0027】
更には、前記規制体66は、本実施形態では同一形状で互いに180度回転させた状態で嵌合して一体化する二つ割りの規制小体75,75から構成されている。ここで、前記規制体66の二つ割り構造は、特に限定されないが、図8〜図10に示した規制小体75で構成すれば、互いに無理嵌め状態で一体化できるので好ましく、また予め一端に係止片47が固定され且つ他端に抜け止め状態でナット部材49が螺合されている前記テンション杆44の軸部に外挿するためには必要であるが、ナット部材49を後で螺合して組み立てる場合には、一体成形したものであっても良いのである。つまり、図10に示した本実施形態の規制体66は、前記背凭れ支持部材6の背面に係止し且つ前記開口65を通して前記当止体45に接触可能であるとともに、中心部に前記テンション杆44を挿通する挿通孔76を形成したフランジ部77と、該フランジ部77の挿通孔76を挟んだ位置から延び前記テンション杆44の両側に残る前記長形孔62内に嵌入可能であるとともに、前記係止片47の上端に係止可能な一対の嵌合片78,69とを有するものである。
【0028】
更に詳しくは、前記規制体66の両嵌合片78,78の先端に、前記テンション杆44の係止片47を渡した状態で係止可能な凹溝79,79を形成し、両嵌合片78,78の凹溝79,79に係止片47を係止した状態で前記長形孔62に下方から両嵌合片78,78及び係止片47を共に挿入可能となしている。また、前記両嵌合片78,78の先端部内側には、当該嵌合片78,78の間に落とし込んだ係止片47の上端に係止できるように係止爪部80,80を突設している。また、前記テンション杆44の係止片47は、棒体の上面を水平面でカットした断面倒D字形となして、前記嵌合片78,78の間に落とし込み易く、しかも係止爪部80,80を確実に係止できるようにしている。
【0029】
前述の規制体66を構成する規制小体75は、図8及び図9に示すように、下部に半割のフランジ部77Aを有し、該フランジ部77Aから両嵌合片78A,78Aを立設するとともに、両嵌合片78A,78A間に対応するフランジ部77Aの内縁部には前記挿通孔76を形成する凹部76Aを形成し、更に一方の嵌合片78Aの上部内側に係止爪部80Aを突設している。そして、一方の嵌合片78Aの外側一側に嵌合凹部81Aを上下に形成するとともに、他方の嵌合片78Aの内側他側に前記嵌合凹部81Aと凹凸嵌合し得る形状の嵌合凸部82Aを形成している。このように「A」を付した一方の規制小体75と、図9に示すように[B]を付した他方の規制小体75とを、前記テンション杆44の軸部を挟んで両側から互いに嵌合し、それぞれのフランジ部77A,77Bで前記フランジ部77を形成し、内外に接合された嵌合片78A,78Bで前記嵌合片78を形成するのである。また、前記フランジ部77の上面は周囲が薄肉となった円錐形状とし、前記係合凹部63の下面に対応する部分には凹溝83を形成している。
【0030】
そこで、前記ばねユニット4を組み立てるには、図2及び図5〜図7に示すように、先ず螺軸部48にナット部材49を螺合し、その先端にカシメ部54を形成したテンション杆44を、ナット部材49側からノブ43の装着孔51に上方より挿通し、ナット部材49を90度回転させてフランジ部50を保持部55の装着孔51の外側孔縁部に係止する。次に、前記キャップ52を保持部55内に嵌合し、その両脚片53,53をフランジ部50の両側に残った装着孔51内に挿入し、爪部61を装着孔51の内側孔縁部に弾性的に抜け止め係合する。そして、前記係止片47側から圧縮コイルばね46をテンション杆44に巻装し、その一端を環状凹部56に嵌合した後、前記カバー部72を有する当止板68の円形孔67に係止片47側からテンション杆44を挿通し、圧縮コイルばね46の一端を当止板68に当止する。それから、テーパー状の円形孔67の外部に、同じくテーパー面71を有する二つ割りの当止部材69,55をその縦溝70,70でテンション杆44の軸部を挟み込んで装着し、前記圧縮コイルばね46を圧縮しながら、当止部材69,69と係止片47との間に前記規制体66を装着するとともに、両嵌合片78,78の凹溝79,79に係止片47を係止する。この状態で、圧縮コイルばね46に加えていた圧縮力を除いても、ばねユニット4はそのままの状態を維持する。これで、ばねユニット4の組み立てと所定部位への装着前の設定を完了する。
【0031】
そして、図11に示すように、前記テンション杆44の係止片47を、規制体66の両嵌合片78,78とともに前記背凭れ支持部材6の開口65に下方より挿入し、更に取付体5の長形孔62に挿入し、前記係止片47を取付体5の底板10後部の傾斜部12上面に出現させる。それから、前記係止片47をテンション杆44を中心として強制的に回転させて該係止片47を凹溝79,79から外せば、前記圧縮コイルばね46の弾性復元力によって、該係止片47が両嵌合片78,78間に落ち込み、前記係合凹部63に係合すると同時に係止爪部80,80によって抜止状態となる(図12及び図13参照)。ここで、抜止状態とは、前記規制体66の両嵌合片78,78が取付体5の長形孔62に嵌合した状態を維持することを意味し、両嵌合片78,78で前記係止片47の中央部を挟んで該係止片47の回転を強制的に制限することにより、該係止片47が長形孔62から抜けることがなくなるのである。
【0032】
次に、本発明に係る椅子の動作について説明する。図3に示した無負荷状態、即ち着座しない初期状態では、前記ばねユニット4の圧縮コイルばね46の弾性付勢力によって背凭れ支持部材6の主板27が取付体5の底板10後部の傾斜部12に最も接近し、当止体45の当止部材69と底板10が接触している。また、取付体5の傾斜部12と当止部材69との間には、背凭れ支持部材6の開口65を貫通した規制体66のフランジ部77が挟まれている。それから、座部2に着座して背凭れ部3に凭れ掛かかると、前記背凭れ支持部材7は第1枢着部8を中心に後傾するとともに、それに伴って前記座支持部材7の後部が若干後方へ変位しながら沈み、遂には図4に示した最大負荷状態となって、前記スリーブ39の下端が前記取付体5の固定部材19の上面に設けた緩衝体40に当接する。つまり、前記背凭れ支持部材6と座支持部材7の動作変化の両極端を規定している。
【0033】
また、前記二つ割り当止部材69,69の両縦溝70,70でテンション杆44の上部を挟持し、しかもテーパー面71,71を当止板68のテーパー状円形孔67に嵌合していることから、両縦溝70,70とテンション杆44との間には常に摺動摩擦力が働き、背凭れ支持部材6の前後方向の傾動動作時にその摩擦力が制動力となって急激な変化を規制するのである。更に、この制動力は、背凭れ支持部材6が後傾するにつれて圧縮コイルばね46の弾性力が大きくなって両縦溝70,70をテンション杆44に押し付ける力が増大するので徐々に大きくなる。従って、背凭れ支持部材6の後傾に対する抵抗力は、圧縮コイルばね46の弾性力と、両縦溝70,70とテンション杆44との間に生じる制動力との和になる。一方、着座者が後傾状態から立起状態に起き上がる際には、背凭れ支持部材6に作用する後傾方向の負荷が急激に小さくなって、圧縮コイルばね46の弾性力によって背凭れ支持部材6が初期状態に速やかに復帰しようとするが、前述の両縦溝70,70とテンション杆44との間に生じる制動力によってその復帰動作が緩やかになる。
【0034】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の椅子の背凭れ傾動装置によれば、背凭れ部を前傾方向へ弾性付勢するためのばねユニットが合成樹脂と金属との異種材料で構成されていても廃棄処分の際に分別が容易である。つまり、キャップの脚片をドライバーの先端などで押し込めばキャップが保持部内から外れるので、この状態になればフランジ部を90度回転させて装着孔から簡単に抜くことができ、合成樹脂製のノブと金属製のテンション杆とナット部材を分別廃棄することができる。
【0035】
請求項2によれば、前記効果に加えて、保持部の規制リブにキャップの縦溝が嵌合しているので、ノブに対するキャップの回転が規制され、更にキャップの凹段部にフランジ部が嵌合しているので、キャップに対するフランジ部の回転が規制され、ノブにナット部材を回転規制した状態で確実に取付けることができ、また脚片の強度が弱くても該脚片に捩れの負荷がかからないので、該脚片が損傷することもないのである。
【0036】
請求項3によれば、前記効果に加えて、縦リブと条溝との係合によって、ノブとカバー部は回転に対して一体化し、ノブとカバー部のどちらを持ってもナット部材を回転させることができ、もってばねユニットの弾性抵抗力を調節することができる。尚、ノブを回転させて圧縮コイルばねを押し縮めると、該ノブはカバー部に深く進入し、前記ノブの下部の角部に丸みを持たせた場合には、ノブの下部周囲部とカバー部の開口縁の間に隙間が生じるが、前記縦リブが存在するので、この隙間に指先が挟まれる恐れがないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子の全体斜視図である。
【図2】背凭れ支持部材と座支持部材の傾動機構及びばねユニットを示す分解断面図である。
【図3】無負荷状態の要部の縦断面図である。
【図4】最大負荷状態の要部の縦断面図である。
【図5】ばねユニットの分解斜視図である。
【図6】ノブの斜視図である。
【図7】ノブにフランジ付きナット部材を取付けた状態を示し、(a)は上面から見た部分省略断面図、(b)は下から見た断面図である。
【図8】規制体を構成する規制小体を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)のX−X線断面図である。
【図9】規制体の分解斜視図である。
【図10】同じく規制体の斜視図である。
【図11】ばねユニットを背凭れ支持部材と取付体に装着する状態を示す部分斜視図である。
【図12】同じくばねユニットを背凭れ支持部材と取付体に装着した状態を示す部分斜視図である。
【図13】同じくばねユニットを背凭れ支持部材と取付体に装着した状態を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 脚部 2 座部
3 背凭れ部 4 ばねユニット
5 取付体 6 背凭れ支持部材
7 座支持部材 8 第1枢着部
9 第2枢着部 10 底板
11 側板 12 傾斜部
13 鍔部 14 開口
15 当止片 16 切欠部
17 ガスシリンダー 18 円形孔
19 固定部材 20 円形孔
21 固定筒 22 支持部材
23 支持板 24 支軸
26 背凭れ杆 27 主板
28 連結板 29 支持孔
30 支軸 31 連結孔
32 切欠開口 33 上面板
34 側面板 35 ガイド軸
36 通孔 37 切欠溝
37A 導入部 37B 軸受部
38 スリーブ 39 スリーブ
40 緩衝体 41 スリーブ
42 ストッパー片 43 ノブ
44 テンション杆 45 当止体
47 係止片 48 螺軸部
49 ナット部材 50 フランジ部
51 装着孔 52 キャップ
53 脚片 54 カシメ部
55 保持部 56 環状凹部
57 底面板 58 規制リブ
59 縦溝 60 凹段部
61 爪部 62 長形孔
63 係合凹部 64 係止部
65 開口 66 規制体
67 円形孔 68 当止板
69 当止部材 70 縦溝
71 テーパー面 72 カバー部
73 縦リブ 74 条溝
75 規制小体 76 挿通孔
76A 凹部 77 フランジ部
78 嵌合片 79 凹溝
80 係止爪部 81A 嵌合凹部
82A 嵌合凸部 83 凹溝

Claims (3)

  1. 脚部に取付けた取付体に対して背凭れ支持部材を前傾方向へ弾性付勢するばねユニットが、合成樹脂製のノブに基端部を螺着した金属製のテンション杆を、前記背凭れ支持部材の背面に当止した当止体に挿通するとともに、ノブと当止体間に圧縮コイルばねを介装し、前記テンション杆の先端部を前記背凭れ支持部材に貫通し且つ先端に形成した係止片を前記取付体に係着したものである椅子の背凭れ傾動装置であって、前記テンション杆の基端部に形成した螺軸部に、長形のフランジ部を有するフランジ付きナット部材を螺合するとともに、前記ノブに前記フランジ部と略同形で該フランジ部を通過可能な長形の装着孔を形成し、前記ナット部材をノブの装着孔の内部側から挿通し且つ90度回転させてフランジ部を装着孔の外部側に係止するとともに、前記螺軸部を隠蔽するキャップに設けた一対の脚片を前記フランジ部の両側に残る装着孔内に嵌合係止し、前記ナット部材を回り止め状態でノブに取付けてなることを特徴とする椅子の背凭れ傾動装置。
  2. 前記ノブは、上方へ開放した筒状部材であり、中央部に前記ナット部材を保持するための下方開放した円筒形状の保持部を内部へ突出させて形成し、該保持部の底面板に前記装着孔を形成するとともに、内周面に軸方向へ延びた規制リブを複数突設したものであり、前記キャップは、前記保持部内に嵌合する形状に形成するとともに、外周面に前記規制リブを受け入れる複数の縦溝を形成し、更に前記両脚片間にナット部材のフランジ部を嵌合する凹段部を形成したものである請求項1記載の椅子の背凭れ傾動装置。
  3. 前記ばねユニットの当止体は、中心部に前記係止片が通過可能な円形孔を形成し、前記圧縮コイルばねの一端を当止し得る当止板と、前記テンション杆をスライド可能に挟持し、下部外周に前記当止板の円形孔に接合するテーパー面を形成し且つ前記背凭れ支持部材の背面に当止する当止部材とから構成され、前記当止板には、その周囲から延び、前記ノブとで前記圧縮コイルばねを外覆する筒状カバー部を有し、該カバー部は前記ノブを内挿できる内径を有するとともに、内周面に軸方向へ延びた複数の縦リブを形成し、一方前記ノブの外周面には前記縦リブを軸方向スライド可能に受け入れる複数の条溝を形成してなる請求項1又は2記載の椅子の背凭れ傾動装置。
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