JP3993175B2 - 電流狭窄型垂直通電gmrヘッドアセンブリ、磁気記録再生装置、電流狭窄型垂直通電gmrヘッドの適正センス電流方向の特定方法 - Google Patents

電流狭窄型垂直通電gmrヘッドアセンブリ、磁気記録再生装置、電流狭窄型垂直通電gmrヘッドの適正センス電流方向の特定方法 Download PDF

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Description

本発明は、電流狭窄(confined current path:CCP)型の垂直通電(current perpendicular to plane:CPP)GMR(giant magnetoresistive)ヘッドを組み込んだ部品である電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ、このようなヘッドを有する磁気記録再生装置、および電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法に係り、特に、寿命延命を考慮した電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ、このようなヘッドを有する磁気記録再生装置、および電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法に関する。
磁気抵抗効果(MR効果)を利用した読み出し(リード、再生)ヘッドを有する複合ヘッドが多くの磁気ディスク装置などの磁気記録再生装置に用いられている。このような読み出しヘッドの一般的構成は、一定のセンス電流(直流)をヘッドに流しておき、メディアからヘッドへの磁界(すなわち書き込まれている磁界)の変化を、センス電流による電圧の変化として捉えるものである。電圧が変化するのは、磁気抵抗効果によって磁界により抵抗が変化するからである。
磁気記録装置におけるMRヘッドへのセンス電流の与え方のひとつの例として、特開平5−334607号公報(特許文献1)記載のものがある。同文献では、センス電流の極性を切り換えるためセンサ電流スイッチ回路を設けることが開示されている。このような構成で極性切り換えを任意の時間ごとに行うことで、ヘッド内部に微視的に生じるエレクトロマイグレーションを抑制し、ヘッド寿命をより延命することが述べられている。なお、当該記述に関連するヘッドは、電流狭窄型垂直通電MRヘッドないしは電流狭窄型垂直通電GMRヘッドではない。
特開平5−334607号公報(図1、段落0007、段落0011、請求項12)
電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの微細な構造、特にその根幹部位とも言える電流制御層の構造は、層に平行な面に関して対称の構造には形成されていないことがサンプル解析で明らかになった。さらに、面対称でない向きが製造方法に依存して異なることも発明者らの検討により判明した。これらの構造の電流制御層を有する電流狭窄型垂直通電GMRヘッドについてその特性を調べたところ、電流制御層の面対称でない向きとの関係においてセンス電流の極性がいずれの極性であるかにより寿命が大幅に異なることが見出された。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドを組み込んだ部品である電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ、このようなヘッドを有する磁気記録再生装置、および電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法において、十分な寿命の確保が可能な電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ、このようなヘッドを有する磁気記録再生装置、および電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリは、電流方向にほぼ一致する軸を有する複数の円錐台状導電体と前記複数の円錐台状導電体の間を満たす絶縁体とを微細構造として有する電流制御層を少なくとも備え、前記複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を前記電流制御層の第1面とし、前記第1面とは反対側の面を前記電流制御層の第2面とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドと、前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに、前記電流制御層の前記第2面から前記第1面に電流が流れるようにセンス電流を供給するセンス電流源とを具備することを特徴とする。
すなわち、この電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリの電流狭窄型垂直通電GMRヘッドは、微細構造として、電流方向にほぼ一致する軸を有する複数の円錐台状導電体とこの複数の円錐台状導電体の間を満たす絶縁体とを有する電流制御層を備えている。そして、複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を電流制御層の第1面とし、この第1面とは反対側の面を電流制御層の第2面としたとき、センス電流源が、電流制御層の第2面から第1面にセンス電流を流すように設けられる。
このようなセンス電流極性を確保するセンス電流供給によれば、逆方向の場合に比べ寿命が顕著に延命することが実験的に確認された。延命する仕組みの物理的解析は未完であるが、逆方向のセンス電流の場合には磁気抵抗効果を劣化させる変化が電流制御層にもたらされるところ、上記のような電流極性で使用すると磁気抵抗効果を劣化させる電流制御層の変化がほとんど生じないものと考えられる。なお、「複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面」は、製造ばらつきにもよるが、多くの場合、その面においては面積の広い方の底面が顕著に多数派である。
また、本発明に係る磁気記録再生装置は、上記記載の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドを少なくとも含み、さらに記録再生処理回路、サーボ機構を有する装置である。したがって、磁気記録再生装置として十分な寿命の確保が可能である。
また、本発明に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法は、電流方向にほぼ一致する軸を有する複数の円錐台状導電体と前記複数の円錐台状導電体の間を満たす絶縁体とを微細構造として有する電流制御層を少なくとも備え、前記複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を前記電流制御層の第1面とし、前記第1面とは反対側の面を前記電流制御層の第2面とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに第1の極性でセンス電流を供給してノイズレベルを測定するステップと、前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに前記第1の極性と反対極性の第2の極性でセンス電流を供給してノイズレベルを測定するステップと、前記第1の極性でのノイズレベルと前記第2の極性でのノイズレベルとを比較し、両ノイズレベルのうち小さい方のノイズレベルを与える前記第1または第2の極性のセンス電流方向を、適正センス電流方向と特定するステップとを具備することを特徴とする。
すなわち、さらに、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの電流制御層における微細構造とこのヘッドのノイズレベルとの間には一定の対応関係があることが判明した。具体的には、ノイズレベルがより小さく観測される極性のセンス電流を与えたときには、電流制御層の微細構造との関係では、複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を電流制御層の第1面とし、この第1面とは反対側の面を電流制御層の第2面としたとき、センス電流が、電流制御層の第2面から第1面に流されている、という関係になっている。
これも実験的に求められたことであり、ノイズレベルに関する詳細な仕組みの解明は未完である。この特定方法によれば、十分な寿命を確保するための、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向が求められる。しかも、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドについて非破壊で(すなわち寿命試験の実行や解析片の調製による微細構造の解析・特定をするまでもなく)適正センス電流方向を容易に特定できる。
本発明によれば、十分な寿命の確保が可能な電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ、このようなヘッドを有する磁気記録再生装置、および電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法を提供することができる。
本発明の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリとしての実施態様として、前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドは、前記電流制御層の前記円錐台状導電体がCu(銅)であり、前記電流制御層の前記絶縁体がアルミナである、とすることができる。電流制御層の構成として採り得るひとつの態様である。このような電流制御層の形成は、例えばCu/Alの積層膜を例えばスパッタリングで積層形成し、続いてこの積層膜を酸化処理することによりAlを選択酸化するとともにCu層の形状を膜状から円錐台状に変化させる、という工程によることができる。
また、実施態様として、前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの前記電流制御層と垂直の方向に離間して設けられたインダクティブライトヘッドをさらに具備するようにしてもよい。ヘッドアセンブリとして、リードヘッドとしてのMRヘッドとライトヘッドとしてのインダクティブライトヘッドとを有する(いわゆる複合ヘッドとする)のは一般的な形態である。
また、本発明の磁気記録再生装置として、前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリが、前記メディアの両面に対応して2組設けられるようにしてもよい。メディアの両面に対応してヘッドアセンブリが2組設けられるのは、磁気ディスク装置などでは一般的である。
また、本発明の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法としての実施態様として、前記第1の極性でノイズレベルを測定すること、および前記第2の極性でノイズレベルを測定することが、実際にセンス電流として使用される電流値を含む範囲にわたり可変してなされる、とすることができる。これによれば、より確実にノイズレベルの比較を行うことができる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリのヘッド部分要部を拡大して模式的に示す正面図である。ここで、正面図とはメディア(ここでは磁気ディスク)に対向するヘッドアセンブリの面を正面から捉えた図示である。
図1に示すように、ヘッド部分要部として、リードヘッドとしての電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10と、ライトヘッドとしてのインダクティブライトヘッド21が設けられる。インダクティブライトヘッド21は、図で下方の主磁極と上方の補助磁極とを有する。これらのヘッド間は絶縁体22で満たされている。電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10とインダクティブライトヘッド21とが離間する方向は、一応、磁気記録再生装置としてこのヘッドアセンブリが組み上げられたときのメディアが相対的に移動する方向に一致し、電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10、インダクティブライトヘッド21、絶縁体22などは図示しないスライダの上に固定されている。
電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10は、下部電極兼シールド層11、上部電極兼シールド層12、磁気抵抗効果膜13、絶縁層14、15、バイアス層16、17を有する。下部電極兼シールド層11および上部電極兼シールド層12には、これらの間にセンス電流源23から所定の極性、大きさのセンス電流が供給されるように結線がされている。「所定の極性」については後述する。
磁気抵抗効果膜13は、絶縁層14、15とともに下部電極兼シールド層11と上部電極兼シールド層12との間に層方向に挟まれて位置しており、さらにこの絶縁層14と同15の間にも層方向と垂直方向に挟まれて位置している。磁気抵抗効果膜13は、磁気抵抗効果を発揮する膜本体である。絶縁層14、15の、下部電極兼シールド層11、上部電極兼シールド層12、および磁気抵抗効果膜13と隔離した内部にはバイアス層16、17がそれぞれ位置している。バイアス層16、17は硬質磁性体からなり、磁気抵抗効果膜13に対してバイアス磁界を与える役割を有している。
磁気抵抗効果膜13は、図示で下から下地層13a、反強磁性層13b、磁化固着層13c、電流制御層13d、磁化自由層13e、保護層13fを有する。これらの層は、製造方法として、図示しない基板上に例えばスパッタにより図示下側から膜成長させて得られたものである。ちなみに、磁気抵抗効果膜13としての大きさは、図示左右方向(幅)が例えば0.1μm、反強磁性層13bから磁化自由層13eまで(磁気抵抗効果膜13として主要な部分)の厚さで例えば20nmから30nm程度である。
下地層13a、反強磁性層13b、磁化固着層13c、電流制御層13d、磁化自由層13e、保護層13f、ならびに下部電極兼シールド層11および上部電極兼シールド層12の材質は、例えば、以下のようである。下地層13a:NiFeCrまたはTa、反強磁性層13b:PtMnまたはIrMn、磁化固着層13cおよび磁化自由層13e:Ni、Fe、Coを主成分とする磁性体、電流制御層13d:CuおよびAlを有する酸化膜、保護層13f:TaまたはRu、下部電極兼シールド層11および上部電極兼シールド層12:NiFe、である。
これらの膜のうち、電流制御層13dは、層内部の微細な構造として単純ではない。製造工程としては、例えばCu/Alの積層構造を各層のスパッタリングで成長・形成し、その後酸化処理を行うことにより得られる。酸化処理では、結果的にAlのみが酸化されてアルミナ(絶縁体)になり、かつ下のCu層の層構造が崩れて多数の上下方向の柱状体に変化する。この柱状体は導電体である。
図2は、このような電流制御層13dの微細な構造の例を示す模式図である。図2において、図1と同一相当の部位には同一符号を付してある。図2(a)と(b)との2例が示されているが、これらは製造条件の違いによる結果である。図2(a)に示す電流制御層13d1の場合は、柱状に形成された各導電体(銅)が、円錐台状導電体131のように図で上側が面積の広い底面となっている。図2(b)に示す電流制御層13d2の場合は、逆に、柱状に形成された各導電体(銅)が、円錐台状導電体131のように図で下側が面積の広い底面となっている。なお、これらの円錐台状導電体131の水平方向周りはアルミナからなる絶縁体132で満たされている。
図2(a)と(b)のような違いは、上記のようにプロセス条件の違いによっており、その条件によっては、面積の広い底面側の向きが一定せず混在して形成される場合もあり得る。便宜状、円錐台状導電体131の面積の広い方の底面がより多い側の面を電流制御層13d1(13d2)の第1面と呼び、その反対側の面を電流制御層13d1(13d2)の第2面と呼ぶ。図2(a)の場合は、電流制御層13d1の上側がその第1面、図2(b)の場合は、電流制御層13d2の下側がその第1面である。
なお、このような微細な構造は、製造された磁気抵抗効果膜13の試料片を調製し例えばTEM(transmission electron microscope)を用いて観察することで確認することができる。ここにおける例では、円錐台状導電体131の幅(広い方の底面の直径)は例えば2nm程度である。
図1に戻り、センス電流源23の電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10に対する結線極性について説明する。この結線極性は、図2(a)に示したような電流制御層13d1を有する電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10の場合には、下側電極兼シールド層11にセンス電流源23の+を、上側電極兼シールド層12にセンス電流源の−を結線する。これにより電流制御層13d1においては、第2面から第1面にセンス電流を流すようにされる。
また、図2(b)に示したような電流制御層13d2を有する電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10の場合には、下側電極兼シールド層11にセンス電流源23の−を、上側電極兼シールド層12にセンス電流源の+を結線する。これにより電流制御層13d2においては、やはり第2面から第1面にセンス電流を流すようにされる。これらによるセンス電流は極性として固定され使用上逆極性にされることはない。
以上、本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリについてその構成を中心に説明を行ったが、以下では、センス電流の極性を上記のように固定した理由について説明する。
まず、図3は、本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリの電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10出力を評価するための構成を示すブロック図である。図3(a)、(b)の違いは、センス電流源23a、23bについてそれぞれ極性切り換え回路45、46が設けられているか否かの違いになっている。これらは、それぞれ既存の磁気ディスク装置を利用し、一方には極性切り換え回路45、46を付加し、他方にはこれらを設けず、さらにそれぞれメディア31の両面に対応して2組のヘッドアセンブリ33、34を上記説明の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリとして搭載し構成したものである。極性切り換え回路45、46を設けたことにより、図3(b)に示す構成では、センス電流源23a、23bとヘッドアセンブリ33、34の電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10とが結線された状態においてその極性およびその大きさを容易に可変できる。
なお、図3(b)に示す構成は、実験系としての位置付けであり、一方、図3(a)に示す構成は、既存の磁気ディスク装置そのままに本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリをヘッドアセンブリ33、34として搭載したものなので、その意味でセンス電流の極性の適正化についてのみ未完という位置付けである。センス電流の極性適正化されていないことを除けば、本発明の一実施形態に係る磁気記録再生装置としてのブロック図として通用する図になっている。
図3に示すブロック図としての構成自体はよく知られたものであるが、以下、一応、構成を説明する。図3(a)、(b)に示すように、これらの構成は、2組のヘッドアセンブリ33、34、センス電流源23a、23b、極性切り換え回路45、46のほかに、メディア(磁気ディスク)31、スピンドルモータ32、スライダ35、36、ボイスコイルモータ37、38、再生処理回路41、記録処理回路42、サーボ回路43、コントローラ44を有する。
メディア31は、データが書き込まれ読み出される円盤状の記録媒体である。その両面に対向してそれぞれヘッドアセンブリ33、34が設けられ、かつスピンドルモータ32により回転される。スピンドルモータ32は、サーボ回路43からの信号によりデータ書き込み・読み出しの必要に応じて所望に回転されるものである。ヘッドアセンブリ33、34は、それぞれ図1に示した実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリとヘッド部分について同等のものであり、電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10とインダクティブライトヘッド21を含む。それぞれ、スライダ35、36上に設けられる。
スライダ35、36は、それぞれ、ボイスコイルモータ37、38の作用によりメディア31の半径方向に移動できるように設けられている。ボイスコイルモータ37、38は、サーボ回路43からの信号により、データ書き込み・読み出しの必要に応じてスライダ35、36上のヘッドアセンブリ33、34が所望のメディア31位置に対向するようにスライダ35、36に作用する。
再生処理回路41は、センス電流源23a、23bからの電流によるヘッドアセンブリ33、34の電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10からの再生出力を再生処理するものである。等化回路、復調回路などを含む。再生処理された信号は、コントローラ44を介して外部に出力される。記録処理回路42は、外部からコントローラ44を介して入力される記録すべきデータを記録処理するものである。変調回路、記録増幅回路などを含む。記録処理された信号は、ヘッドアセンブリ33、34のインダクティブライトヘッド21に導かれる。
サーボ回路43は、スピンドルモータ32の回転制御、およびボイスコイルモータ37、38の変位制御のための信号を生成・出力するものである。このため、コントローラ44を介する外部からの信号や再生出力中に含まれる一部信号が供給される。また必要に応じてサーボ回路43としての動作状態を示す信号をコントローラ44に供給する。これにより、再生処理および記録処理において、ヘッドアセンブリ33、34の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドまたはインダクティブライトヘッドは、メディア31の所定位置に位置することになる。スピンドルモータ32、ボイスコイルモータ37、38、サーボ回路43はそれぞれサーボ機構の一部である。
コントローラ44は、この装置全体を制御するものであり少なくともCPU(central processing unit)を含んでいる。記録すべき信号、再生処理された信号の入出力の制御、サーボ機構の動作統括などを担当している。
以上の構成を有する磁気ディスク装置を用いる電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10出力の評価は次のように行う。すなわち、ヘッドアセンブリ33、34のインダクティブライトヘッド21によりメディア31上に基準となるデータを書き込み、これをヘッドアセンブリ33、34の電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10で読み出し、この出力を信号レベルやノイズレベルの点で評価する。
電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10として、製造時のプロセス条件の異なる2種のもの(ヘッドA、ヘッドB)を用意した。これらの抵抗値(名目値)は40Ωに揃えてある。これらのヘッドA、Bの電流制御層13dの微細な構造は、それぞれ図2(a)、(b)に示すものにそれぞれ対応することがTEMによる観察で確かめられた。これらをそれぞれ含めてヘッドアセンブリ33、34として組み上げ、図3(b)に示す構成の実験系に適用し、センス電流の値および極性を可変して読み出した出力信号のノイズレベルを評価した。結果を図4に示す。図4は、本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10を含むヘッドアセンブリ33、34の出力ノイズレベルの測定結果例を示すグラフである。
図4に示すように、ヘッドAとヘッドBとでは、センス電流の極性に関して逆の特性を有していることがわかる。すなわち、ヘッドAでは、センス電流が+のとき−の場合より全般的にノイズレベルが小さく、ヘッドBでは、センス電流が−のとき+の場合より全般的にノイズレベルが小さい。なお、ここで、センス電流の+は、図1における下部電極兼シールド層11側から上部電極兼シールド層12側へ電流を流した場合の極性である。
このことから、ノイズレベルがより小さく観測される極性のセンス電流を与えたときには、電流制御層13d1あるいは13d2の微細構造との関係では、センス電流が、電流制御層13d1あるいは13d2の第2面から第1面に流されている、という関係になっていることがわかる。なお、図4におけるセンス電流の値は、実際に使用され得る範囲を含むように可変している。
次に、適当なセンス電流の値としてこれを+3.5mA(または−3.5nm)に設定し、この設定値を適用して図3(a)または図3(b)に示す構成系にヘッドAまたはヘッドBを搭載したときについてその評価結果を説明する。評価対象は、メディア31に記録されたデータを読み出したときの出力信号レベルである。
図5は、その結果のひとつを示すものである。図5において、「機器番号」はヘッドA、Bが搭載された磁気ディスク装置としての番号である。「極性切り換え回路」の「あり」、「なし」は、それぞれ図3(b)、(a)に対応している。また、ヘッド33およびヘッド34としてヘッドA、Bのいずれを搭載したかを、次の欄に示しておりさらにその電流極性も示されている。極性切り換え回路による変更がない限り、この磁気ディスク装置ではセンス電流極性が+に設定されるようになっている。「24h加速試験後出力」は、磁気ディスク装置として130℃の恒温槽に24時間保持した後(すなわち加速試験後)の、恒温槽に入れる前の出力信号レベルとの比較である。
この結果からわかるように、ヘッド33、34として両者ともヘッドBを搭載しそのセンス電流極性が+である磁気ディスク装置(比較例2)のみ、加速試験後の出力レベルが両ヘッド33、34とも有意に劣化している。これは、この磁気ディスク装置のみ、ヘッド33、34ともセンス電流が電流制御層13d(13d2)の第1面から第2面に流されていることと対応している。他の磁気ディスク装置(例1、例2、比較例1)のヘッド33、34はすべてセンス電流が電流制御層13d1または13d2の第2面から第1面に流されている。
したがって、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドについては、電流制御層の上記定義の第2面から第1面にセンス電流が流れるようにすれば寿命の点で問題なく使用できることがわかる。さらに、どちらが第1面に対応しているかは、TEMによる観察による以外に、図4に示したような出力信号のノイズレベルの評価によっても可能である。
すなわち、まず、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドにある極性でセンス電流を供給してノイズレベルを測定する。次に、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに反対極性でセンス電流を供給してノイズレベルを測定する。最後に、第1の極性でのノイズレベルと第2の極性でのノイズレベルとを比較し、両ノイズレベルのうち小さい方のノイズレベルを与える極性のセンス電流の方向を適正センス電流方向と特定する、という手順である。このようなノイズレベルの評価によれば、電流狭窄型垂直通電GMRヘッドについて容易に非破壊で(すなわち寿命試験の実行や解析片の調製による微細構造の解析・特定をするまでもなく)適正なセンス電流方向を特定できる利点がある。
図6は、図5に示した結果と異なる他の結果を示す表である。表の見方は図5と同じである。この場合には、ひとつの磁気ディスク装置のヘッド33、34としてヘッドAとヘッドBとを混載した場合が示される。なお、センス電流の値は、上記と同じく+3.5mAまたは−3.5mAである。この場合も、図5の結果と矛盾することころはなく、ヘッドBに+極性のセンス電流を与えている比較例3のヘッド34の場合だけ、24h加速試験後出力のレベルが有意に劣化している。図6から、ヘッドAとヘッドBとはセンス電流の極性が適正ならば混載されても磁気ディスク装置として問題ないことが示される。
ヘッドAとヘッドBとは、ここでは意図的にプロセス条件を異ならせて形成したものであるが、意図的ではない条件の変移により、製造される電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10の電流制御層13dの微細構造が変化することも考えられる。そのような場合にも、TEMによる観察やノイズレベルの評価などを行えば、適正なセンス電流の極性を特定することができる。また、原始的な方法ではあるが、ロットで製造された複数の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドからサンプルとして2つ抜き取り、それぞれ異なる極性でセンス電流を与えて加速試験を行い、出力レベル劣化の少ない極性を選んでそのロットについて適正なセンス電流極性を特定するという方法も採り得る。
図7は、図5、図6で説明した加速試験の条件において、より詳しく時系列的に出力信号レベルの推移を測定した例を示す図である。実験系としては図3(b)に示した構成を使用している。この結果は、すでに説明した結果と矛盾がなく、ヘッドAではセンス電流が+の極性で、ヘッドBではセンス電流が−の極性でそれぞれ出力レベルの劣化(変化)は認められない。この変化の程度はすべて1%以内に収まっており、良好な寿命特性であることを示している。逆の極性では、有意にそれぞれ出力信号レベルが劣化する。
本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリのヘッド部分要部を拡大して模式的に示す正面図。 図1中に示した電流制御層13dの微細な構造の例を示す模式図。 本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリの電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10出力を評価するための構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る電流狭窄型垂直通電GMRヘッド10を含むヘッドアセンブリ33、34の出力ノイズレベルの測定結果例を示すグラフ。 ヘッドの違い、およびヘッドへのセンス電流の極性の違いによる加速試験後出力信号レベルの推移を示すデータ表。 図5に示す場合と異なる、ヘッドの違い、およびヘッドへのセンス電流の極性の違いによる加速試験後出力信号レベルの推移を示すデータ表。 ヘッドの違い、およびヘッドへのセンス電流の極性の違いによる加速試験中の出力信号レベルの推移を示すグラフ。
符号の説明
10…電流狭窄型垂直通電GMRヘッド、11…下部電極兼シールド層、12…上部電極兼シールド層、13…磁気抵抗効果膜、13a…下地層、13b…反強磁性層、13c…磁化固着層、13d,13d1,13d2…電流制御層、13e…磁化自由層、13f…保護層、14,15…絶縁膜、16,17…バイアス層、21…インダクティブライトヘッド、22…絶縁体、23,23a,23b…センス電流源、31…メディア、32…スピンドルモータ、33,34…ヘッドアセンブリ、35,36…スライダ、37,38…ボイスコイルモータ、41…再生処理回路、42…記録処理回路、43…サーボ回路、44…コントローラ、45,46…極性切り換え回路、131…円錐台状導電体、132…絶縁体。

Claims (6)

  1. 電流方向にほぼ一致する軸を有する複数の円錐台状導電体と前記複数の円錐台状導電体の間を満たす絶縁体とを微細構造として有する電流制御層を少なくとも備え、前記複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を前記電流制御層の第1面とし、前記第1面とは反対側の面を前記電流制御層の第2面とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドと、
    前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに、前記電流制御層の前記第2面から前記第1面に電流が流れるようにセンス電流を供給するセンス電流源と
    を具備することを特徴とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ。
  2. 前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドが、前記電流制御層の前記円錐台状導電体がCu(銅)であり、前記電流制御層の前記絶縁体がアルミナであることを特徴とする請求項1記載の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ。
  3. 前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの前記電流制御層と垂直の方向に離間して設けられたインダクティブライトヘッドをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドアセンブリ。
  4. 電流方向にほぼ一致する軸を有する複数の円錐台状導電体と前記複数の円錐台状導電体の間を満たす絶縁体とを微細構造として有する電流制御層を少なくとも備え、前記複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を前記電流制御層の第1面とし、前記第1面とは反対側の面を前記電流制御層の第2面とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドと、
    前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに、前記電流制御層の前記第2面から前記第1面に電流が流れるようにセンス電流を供給するセンス電流源と
    前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの前記電流制御層と垂直の方向に離間して設けられたインダクティブライトヘッドと、
    前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドによりメディアから読み取られたデータを再生処理する再生処理回路と、
    前記インダクティブライトヘッドにより前記メディアに書き込むべきデータを記録処理する記録処理回路と、
    前記再生処理および記録処理において、前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドまたは前記インダクティブライトヘッドを前記メディアの所定の位置に位置させるサーボ機構と
    を具備することを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 電流方向にほぼ一致する軸を有する複数の円錐台状導電体と前記複数の円錐台状導電体の間を満たす絶縁体とを微細構造として有する電流制御層を少なくとも備え、前記複数の円錐台状導電体の面積の広い方の底面がより多い側の面を前記電流制御層の第1面とし、前記第1面とは反対側の面を前記電流制御層の第2面とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに第1の極性でセンス電流を供給してノイズレベルを測定するステップと、
    前記電流狭窄型垂直通電GMRヘッドに前記第1の極性と反対極性の第2の極性でセンス電流を供給してノイズレベルを測定するステップと、
    前記第1の極性でのノイズレベルと前記第2の極性でのノイズレベルとを比較し、両ノイズレベルのうち小さい方のノイズレベルを与える前記第1または第2の極性のセンス電流方向を、適正センス電流方向と特定するステップと
    を具備することを特徴とする電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法。
  6. 前記第1の極性でノイズレベルを測定すること、および前記第2の極性でノイズレベルを測定することが、実際にセンス電流として使用される電流値を含む範囲にわたり可変してなされることを特徴とする請求項記載の電流狭窄型垂直通電GMRヘッドの適正センス電流方向の特定方法。
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