JP3992088B2 - Pipe outer surface scraper - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリエチレンパイプ等の端面付近の外周を皮剥き加工するためのスクレーパーに関する。特には、様々な寸法・外状のパイプ継手の皮剥き作業にも適用できるように改良を加えたパイプ外周面スクレーパーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
都市ガス配管には近年ポリエチレンパイプが多用されるようになってきた。ポリエチレンパイプは、従来のメッキ鋼管と比べて腐食や地震に強く、配管工事の施工性にも優れるからである。このポリエチレンパイプを接続する方法として、エレクトロフュージョン（電気融着）継手（ＥＦ継手）を用いて、接続するパイプの端部外周面と継手の内面とを融着接合させる方法を一般的に用いている。このＥＦ継手接合の際には、その前工程として、接続するパイプの端部近傍の外周面（端から十数cm）を皮剥き（スクレーパー）加工している。融着する部分の表面変質層を除去して継手の品質（気密性、強度等）を確保するためである。
【０００３】
この皮剥きのための工具としてスクレーパーを用いている。このスクレーパーは、パイプ外周面に押し当てられる皮剥きバイト、並びに、パイプに対してバイトを周方向及び軸方向に送る手段を有している。一般に、パイプの周方向には、スクレーパー自体を作業者が手で回すことによりバイトを動かす。軸方向には、螺子機構によりスクレーパーの回転と同期してあるピッチで刃を送る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のスクレーパーにあっては、皮剥き部近辺の外周面や内周面に突起等の形状不連続部がある場合に、工具をパイプにセットできないという問題点があった。
本発明はこのような問題点の鑑みてなされたもので、様々な寸法・外状のパイプ継手の皮剥き作業にも適用できるパイプ外周面スクレーパーを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のパイプ外周面スクレ−パーは、 パイプ端面（１０３ａ）近傍におけるパイプ外周面（１０３ｂ）の表皮を剥き取るスクレーパー（１０１）であって；該パイプ外周面（１０３ｂ）に押し当てられる皮剥きバイト（２１）と、該バイト（２１）をパイプ外周面に沿って周方向及び軸方向に送る（送りネジシャフト２７）を含むバイト送り機構と、該バイト送り機構をパイプ外周面に保持する保持機構と、を備え；上記保持機構が、本体（１）と、該本体（１）を上記パイプ端部に回転方向に可動なように固定する手段であって、上記パイプの軸方向に間隔を置いて配置された該パイプの外周面に添って回転する複数の外面ローラー（１５，２９）、及び、上記パイプ内面に押し付けられる複数の内面ローラー（４２）を含む手段と、を有し、上記パイプの軸方向に間隔を置いて配置された外面ローラーの間隔を調節可能であることを特徴とする。
パイプ継手等の形状に合わせて保持機構の長さを変えられるので、様々に異なるパイプ継手等の皮剥きに適用できる。
【０００６】
以下、図面を参照しつつより詳しく説明する。
図１は、本発明の１実施例に係るパイプ外周面スクレーパーの全体構造を示す側面図である。
図２は、図１のパイプ外周面スクレ−パーの外径パイプ部の詳細を示す側面断面図である。
図３は、図１のパイプ外周面スクレーパーの正面図である。
図４は、図１のパイプ外周面スクレーパーの平面図である。
図５は、図１のパイプ外周面スクレーパーのバイトホルダー部分の詳細正面図である。
図６は、図１のパイプ外周面スクレーパーの本体の詳細図である。（Ａ）は正面図であり、（Ｂ）は側面図である。
図７は、図１のパイプ外周面スクレーパーのメインシャフトの詳細図である。（Ａ）は平面図であり、（Ｂ）は側面図断面図である。
図８は、図１のパイプ外周面スクレーパーのロックねじの詳細及びその動作を示す図である。（Ａ）はネジの螺合状態を、（Ｂ）はネジの螺合の解除状態を示す。
図９は、図１のパイプ外周面スクレーパーのベースの詳細図である。（Ａ）は底面図であり、（Ｂ）は側面図である。
図１０は、図１のパイプ外周面スクレーパーのアームの詳細図である。（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図である。
図１１は、図１のパイプ外周面スクレーパーのスクレイパーチップの詳細図である。（Ａ）は側面図、（Ｂ）は正面図である。
【０００７】
まず、図１、図２図３及び図４を参照しつつ、本実施例のパイプ外周面スクレーパー（１００Ａ〜２００Ａポリエチレンパイプ用）の全体構造を説明する。
本実施例のスクレーパー１０１は、ポリエチレンパイプ１０３の端面１０３ａに取り付けられ、そのパイプ外周面１０３ｂの表皮を剥き取る器具である。
スクレーパー１０１は、その本体１と、本体１をパイプ端部に回転方向を除いて固定する手段（外面ローラー１５、２９、内面ローラー４２、ベース４１、アーム３９、ノブ３４等）を備える。また、本体１に対して回転可能に設けられたメネジ（ロックねじ８）と、このメネジ８及び本体１を回転させる回転グリップ１１を備える。さらに、このメネジ８と螺合するオネジ２７ａを有し、メネジ８の回転に応じて本体１からパイプ軸方向に繰り出し・引き込みされる送りネジシャフト２７を備える。
この送りネジシャフト２７の先端には、パイプ外周面１０３ｂに押し当てられる皮剥きバイト（スクレイパーチップ２１）を有するバイトホルダーユニット１９が取り付けられている。このバイトを回転させると同時に、図１あるいは図４の左から右に送って、パイプ外周面１０３ｂの皮剥き加工を行う。これらの部分が、本発明にいうバイト送り機構の一例を構成する。
そして、この実施例のスクレーパー１０１においては、ロックねじ（メネジ）８を送りネジシャフト２７の軸方向に対して傾けるための手段（ユリアねじ１２、スプリングピン４６、ロックバネ１０、メインシャフト５等）が備えられており、バイト２１を図１の左方向に戻すときには、ロックねじ８と送りネジシャフト２７のオネジとの螺合を選択的に解除して、送りネジシャフト２７を直線的にスライドさせながら（メネジ８を回すことなく）バイトホルダーユニット１９を戻してやることができる。
【０００８】
続いて、個別に各部及び各部品について説明する。なお、説明における左右・上下は図１における左右・上下を、奥・手前は図４の上・下を基準とする。
本体１は、その詳細が図６に示されている。この本体はアルミ合金鋳物（ＪＩＳ ＡＣ４Ｃ）製である。本体１の上部には、メインシャフト５の左端部（図１）の嵌合する穴１ａや、奥側のガイドロッド３１′（図４）の嵌合する穴１ｂ、外面ローラー１５、２９を支える外周パイプ１７（図１）の嵌合する穴１ｄ、同穴１ｄ及び１ｄ′の剛性を高めるための左側に突出するリブ１ｃ及び１ｃ′（図４も参照）が形成されている。また、本体１の下部には、カエル又状に垂下する一対の脚１ｅ及び１ｅ′が形成されており、これらの脚１ｅ及び１ｅ′の間の凹部１ｆには、アーム３９やノブ３４（図１、図３）が取り付けられる。図６（Ｂ）に示す下段部の穴１ｇは、アーム３９の回転支点となるスプリングピン４４（ＪＩＳ Ｂ２８０８ φ６×４０ＡＷ）の嵌合する穴である。同穴１ｇの下の穴ｈは、ノブ３４の回転支点となるナット３５のセットねじピン（図示されず、Ｍ６×１４）の嵌合する穴である。
【０００９】
本体１をパイプ１０３の端部に固定する（回転はできる）手段としては、パイプ１０３内外面のローラー（外面ローラーＡ１５及び外面ローラーＢ２９、内面ローラー４２）、並びに、それらのローラーの保持手段が設けられている。なお、外面ローラー１５及び２９は本体１に対して固定されており、一方内面ローラー４２は、上下にスイングする（ノブ３４によって調整）。各ローラーは回転自在であり、図１及び図４に示すグリップ１１を手で持ってスクレーパー１０１全体をパイプ１０３の円周方向に押すと、スクレーパー１０１全体がパイプ１０３の円周回りに回転する。
【００１０】
外面ローラー１５及び２９は、外周パイプ１７の両端部に回転自在に嵌合されている。外周パイプ１７は、図４に示すように、本体１の奥と手前に２本、左側（パイプ軸方向）に突出するように取り付けられている。外周パイプ１７と本体１との嵌合部は、外周パイプ１７が揺れないように、本体１のリブ１ｃにより延長されている。また、２本の外周パイプ１７、１７′と２本のガイドロッド３１、３１′とは、その先端（左端）において位置決め板３２及び小ねじ１８、３３によって相互に固定されており、剛性を高めている。両外面ローラー１５、２９ともに、オイルレスブッシュ１６、２８を介して外周パイプ１７伸縮ロッド１７ａの外側に回転自在に嵌合されている。外面ローラー１５、２９の外面はローレット加工が施されており、パイプ外周面１０３ｂに対するスリップを防止している。外面ローラーＡ１５はスラスト方向には本体１の溝部に入り込んで規制されており、外面ローラーＢ２９は、平座金３０と位置決め板３２によってスラスト方向に規制されている。
【００１１】
外径パイプ１７は、図２に示すように伸縮可能な構造となっており、左右の２つの外面ローラー１５、２９の間隔を調節できる。これにより、皮剥きの対象物の一種である小径（１００Ａ）のチーズなどの場合も、小寸法でクランプできるようになっている。すなわち、外径パイプ１７の本体１７ｂの内孔１７ｅ内に、伸縮ロッド１７ａが左右方向にスライド可能に収められている。外径パイプ本体１７ｂの右端は、スクレ−パー本体１の孔１ｄに嵌合している。そして、外径パイプ本体１７ｂの右端部内孔にはメネジが切ってあり、このメネジに固定ボルト１８がネジ込まれて、外径パイプ本体１７ｂがスクレ−パー本体１に固定されている。なお、外径パイプ本体１７ｂの右端面は孔１ｄの段部に当接している。
【００１２】
伸縮ロッド１７ａは、右半分がやや細くなっており、その部分は外径パイプ本体内孔の小径部１７ｇに嵌合している。そして、伸縮ロッド１７ａの右端部にはネジ穴がうがたれており、抜け止め用ビス１７ｄがネジ込まれている。同ビス１７ｄの頭は、伸縮ロッド１７ａの右端面よりも外径が大きい。そのため、伸縮ロッド１７ａが左に伸び出したときに、ビス１７ｄの頭が内孔小径部１７ｇの右端面に当たりストッパーとなる。これにより、伸縮ロッド１７ａが左方向に抜け出さなくなっている。
【００１３】
伸縮ロッド１７ａの左端部には、ブッシュ２８を介して外面ローラー２９が回転自在にはめ込まれている。
伸縮ロッド１７ａの中央部には、外周溝内に抵抗付与リング１７ｃがはめ込まれている。このリングは平面形状がＣ字形のリングで、弾性により外に広がる特性を有する。したがって、リング１７ｃの外周は外径パイプ本体１７ｂの内孔１７ｅに押し付けられる。このリング１７ｃによって、伸縮ロッド１７ａと外径パイプ本体１７ｂの間に一定の摩擦力が付与され、伸縮ロッド１７ａが不意に動かないようになっている。なお意図的に伸縮ロッド１７ａを動かすと、外面ローラ２９を左右に調整できる。
【００１４】
内面ローラー４２にはベアリング（ＮＴＮ６９００ＺＺ）を用いている。内面ローラー４２は、全部で４個設けられており、ベース４１（図９参照）の４隅のローラー取り付け軸４１ａに、Ｃ型止め輪４３によって取り付けられている。ベース４１はアルミニウムダイカスト品（ＡＤＣ１２）であり、各部に肉盗みを行って高剛性を維持しながら軽量化に務めている。
【００１５】
ベース４１の底面中央部には、下方に突出するブロック４１ｂが形成されている。このブロック４１ｂにはピン穴４１ｃが開けられている。ベース４１は、同ピン穴４１ｃに通したスプリングピン４０でアーム３９の先端（左端）に回動可能（角度５〜３０°）に連結されている。
【００１６】
アーム３９は、図１０に示すように、中央に上下抜けた空所のある棒状の部材である。左端部の切り込み部３９ａ内にベース４１のブロック４ｂを受け入れる。そして同ブロック４１ｂとの連結用のスプリングピン４０（ＪＩＳ Ｂ２８０８ φ６×２０ＡＷ）をピン穴３９ｂに通している。アーム３９の中央部下方にはノブ３４の先端ジョイント３８との連結用リブ３９ｃが突設されている。リブ３９ｃも奥と手前に２枚形成されており、両者の間の空所３９ｆにノブ３４の先端ジョイント３８を受け入れる。同リブ３９ｃにはピン穴３９ｄが形成されており、これにスプリングピン４０′を通して、同ジョイント３８と回動可能に連結している。アーム３９の右端部にはピン穴３９ｅが開けられており、このピン穴３９ｅにスプリングピン４４（ＪＩＳ Ｂ２８０８ φ６×４０ＡＷ）を通し、本体１の穴１ｇに対してアーム３９全体を回動可能に連結している。
【００１７】
ノブ３４は、そのオネジ部３４ａ（Ｍ１０）をナット３５に螺合させ、その先端左端部をジョイント３８、小ねじ３７、巻きブッシュ３６、スプリングピン４０を介してアーム３９に連結されている。ここで、ジョイント３８及びナット３５ともに回動可能である。このノブ３４を回すことにより、ナット３５の左側のオネジ部３４ａの長さを変え、アーム３９の本体１に対する回動角度を調整し、最終的には、ベース４１に取り付けられている内面ローラー４２のパイプ内面１０３ｃに対する押し付け力を調整できる。
【００１８】
バイト（スクレイパーチップ２１）を有するバイトホルダーユニット１９の送り機構について説明する。
バイトホルダーユニット１９は、送りネジシャフト２７の先端（左端）に、止めねじ２６（図５参照）によって固定されている。送りネジシャフト２７は外面に送りネジ２７ａ（台形ネジ、左ネジ、Ｔｒ１６×４）が切られている。バイトホルダーユニット１９は奥側ガイドロッド３１′（図４参照）にガイドされており本体１に対するパイプ円周方向の姿勢は変らない。したがって、バイトホルダーユニット１９に対して固定されている送りネジシャフト２７は、本体１に対して相対的に回転することはない。
【００１９】
一方、パイプ軸方向（図４左右）には、送りネジシャフト２７は本体１に対して摺動可能である。すなわち、送りネジシャフト２７は、本体１に固定されているメインシャフト５内を、回転するメネジ８に駆動されて、左右に摺動可能である。また、図１に示すように、送りネジシャフト２７の軸芯には穴２７ｂが左側端面から開けられており、この穴２７ｂには手前側のガイドロッド３１が摺動自在に嵌合している。したがって、送りネジシャフト２７はこのガイドロッド３１にもガイドされる。
【００２０】
メインシャフト５は、図７に示すように、少々複雑な形をした中空シャフトである。すなわち、左側の部分が太くなっており、かつ上から堀り込んだ穴５ｄが開いている。この穴５ｄにロックねじ８を揺動可能に収容する。
【００２１】
メインシャフト５を左から見ていくと、まず、内部の中空孔（左側内孔５ａ）には、前述のように（図１参照）送りネジシャフト２７が摺動可能に嵌合している。左端部外周面５ｂは、ブッシュ２を介して本体１の穴１ａ（図６参照）に嵌合している。そして、左端部外周面５ｂの右側の段部５ｃは、本体１に接しており、スラストワッシャ３、４及びフランジ６、小ネジ７により、本体１に固定されている。
【００２２】
穴５ｄには、その底にバネセット穴５ｅが開けられており、その両側面にピン穴５ｆが開けられている。この穴５ｄには、図１に示すように、ロックねじ（メネジ）８が収容されている。ピン穴５ｆにはスプリングピン４６（ＪＩＳ Ｂ２８０８ φ６×８ＡＷ）が嵌合されており、このピン４６回りにロックねじ８が上下に揺動するようになっている。
バネセット穴５ｅには、ロックバネ（コイルバネ）１０が軸方向を上下にしてセットされている。このバネ１０は、グリップ１１の下壁１１ｄと、ロックねじ８の下壁８ｇ（図８も参照）との間に押し勝手で挿入されており、ロックねじ８を右回り（螺合方向）に付勢している。ロックねじ８の細部構造と動きについては後述する。
【００２３】
メインシャフト５の中央部外周５ｇ（図７）にはグリップ１１が嵌合している。このグリップ１１は、メインシャフト５に対して動かないように固定されている。メインシャフト５の右側内孔５ｈは、左側内孔５ａよりも一段広くなっており、送りネジシャフト２７の外周から逃げている。右側内孔の右端部５ｉはポリ栓１４（図１参照）で蓋されている。
【００２４】
グリップ１１は、プラスチック製の円筒状の部材である。図１に示すように、上面には握り用の凹凸１１ａが形成されており握りやすくなっている。上面の凹凸１１ａの左側には凹部１１ｂが形成されている。同凹部１１ｂには、ユリアねじ１２の頭が収容されている。同凹部１１ｂの底には、スリット１１ｃが開けられており、ユリアねじ１２のねじ部及びその外面に巻かれた巻きブッシュ１３がこのスリット（長穴）１１ｃを上下に貫通している。使用者が、ユリアねじ１２の頭を指で左側に押すと、巻きブッシュ１３がスリット１１ｃ内を左に移動する。このとき、図８に示すように、ロックねじ８はピン４６回りに、図１の反時計回りに傾く（ロックバネ１０が圧縮される）。
グリップ１１の軸回りの回転は、スリット１１ｃ、巻きブッシュ１３、ユリアねじ１２を介してロックねじ８に伝達され（グリップ１１を回すと一緒にロックねじ８も回る）、グリップ１１を回すことにより、ロックねじ８と螺合している送りネジシャフト２７を左右に送る（繰り出し・引き込みする）ことができる。グリップ１１の下壁１１ｄは、上述のようにロックバネ１０の下面を押さえている。
【００２５】
ロックねじ８の詳細構造と動作について、図８を参照しつつ説明する。図８において、ロックねじ８が実線で示されており、ユリアねじ１２及び送りネジシャフト２７は一点鎖線で示されている。このロックねじ８には、そのネジ軸とある角度をなすとともにメネジ中央部で変わる軸を有する空洞部８ｃ、８ｅが形成されており、螺合解除手段（ユリアねじ１２、ピン４６等）が該メネジ８を上記二つの軸の交差点（ピン４６）の回りに回動させ、該空洞部８ｃ、８ｅ内に送りネジシャフト２７を収容することにより螺合を解除するものである。
符号８ｂはユリアねじのセットされるネジ穴であり、８ｈは、ロックねじ回動用のスプリングピン４６のセットされる貫通孔である。
【００２６】
すなわち、ロックねじ８の内孔には、右上部メネジ８ｄ、左下部メネジ８ｆの部分にのみメネジが存在する。そして、同メネジの軸（図８（Ａ）の水平一点鎖線）と１５°時計回りに傾いた軸（同じく一点鎖線）を有する空洞がロックねじ８の左上から右下に向けて貫通している。符号８ｃはこの空洞の左上面であり、符号８ｅは右下面である。言葉を代えて言えば、ロックねじ８の内孔の左上部と右下部が大きく抉り取られている。そしてこの空洞部８ｃ、８ｅの径Ｄ（１７mm）はメネジと螺合する送りネジシャフトの外径１４mmよりも相当大きい。
【００２７】
したがって図８（Ａ）のように、ロックねじ８が水平の姿勢のときは（通常はバネ１０の付勢によりこの姿勢）送りネジシャフト２７はメネジ８ｄ、８ｆと螺合しているが、ユリアねじ１２の頭を左に押してロックねじ８がピン穴８ｈ回りに反時計回りに回動して、送りネジシャフト２７が空洞部を通るようになると、メネジ８ｄ、８ｆと送りネジシャフト２７外面のオネジとの螺合が解除される。そうなると、送りネジシャフト２７はメインシャフト５内で自由に左右に摺動できるようになり、送りネジシャフト２７の左端に取り付けられているバイトホルダーユニット１９を、自由に左右にスライドさせることができる。これは、グリップ１１をいちいち回さなくても、ワンタッチスライド式にバイトの左右位置を変えられることを意味し、特に、皮剥き作業（バイトを左から右に送る）終了後に次の作業に移る際のバイトの戻し（右から左に空で（無切削で）戻す）時に、わざわざグリップ１１を回さなくても、ワンタッチスライド式にバイトを戻せるので作業がきわめて楽になる。
【００２８】
次にバイト回りの構造について説明する。
図５に示されているように、バイト（スクレイパーチップ２１）は、ホルダー２０の下端に小ねじ４７によって固定されている。ホルダー２０は、ユニット１９内の上下に延びる穴の中に収められており、バネ２２によって下向きに付勢されている。ホルダー２０はユニットの穴内の段部に当接して下降限が定まる。バネ２２は、Ｇリング２３を介してフタ２４で押えられている。フタ２４は小ねじ２５でユニット１９に固定されている。符号３１′は、ユニット１９を左右に案内するガイドロッドであり、符号２７はユニット１９を左右に駆動する送りネジシャフト２７の先端部であり、符号２６は、ユニット１９を送りネジシャフト２７に固定する止めネジである。
【００２９】
図１１に詳細形状の示されているスクレイパーチップ２１は、超硬合金製の取替式の切削チップである。図１１（Ｂ）の正面から見た状態で、チップ２１の左側２１ｂの下縁には切り刃が設けられておらず、右側２１ｃの下縁にのみ切り刃２１ｅが設けられている。すなわち、右側２１ｃの下端面の前縁は、すくい角（図のθ）４７°、逃げ角（刃２１ｅの下面と水平面との角）１０°のシャープな切り刃となっている。一方、左側２１ｂの下端面は、平らな面２１ｄとその両側の斜面（傾きα＝３０°、β＝２０°）となっており、この面２１ｄでパイプ外周面をこするようになっている。そして、面２１ｄと切り刃２１ｅとの間には、０．１mmだけ切り刃２１ｅが低くなる段差が設けられている。
【００３０】
このような皮剥きバイトの刃先構造により、チップ２１の左側底面２１ｄがパイプ外周面を滑りながら、右側の刃先２１ｅが少々パイプ外周面に切り込んでパイプ外周面を少しずつ皮剥きしていく作用を発揮する。例えば２００Ａのパイプで、刃の送り長さ１２８mmである。なお、チップ２１左右（２１ｂ、２１ｃ）の幅はいずれも５mmであり、この値はバイトの左右送りのピッチ（スクレーパーの１回転別に進む長さ）４mmよりも少々長くなっている。
なお、符号２１ａは小ねじ４７の通る穴である。
【００３１】
この実施例のスクレーパーの操作についてまとめて説明する。
（１）グリップ１１を手で握り、ユリアねじ１２を指で左に押してロックねじ８を反時計回りに傾け、ロックねじ８と送りネジシャフト２７との螺合を外す。
【００３２】
（２）そのまま、一方の手の指でバイトホルダーユニット１９をつまみ、送りネジシャフト２７をスライドさせながらバイトホルダーユニット１９の左右位置（切削開始位置）に合わせる。なお、ガイドロッド３１には、マーク３１ａ、３１ｂが印されており、パイプ呼び径に合わせて、ユニット１９の左端面をマーク３１ａ、３１ｂ、あるいは位置決め板３２の面に合わせれば切削開始位置となる。通常は、前回の皮剥き作業でユニット１９は最右端に来ているので、このユニット１９を左に移動する操作を刃戻しという。
【００３３】
（３）外径パイプ１７の伸縮ロッド１７ａを伸縮させて、左側（矢側）の外面ローラー２９の左右方向位置を調節しておく。例えば小径のチーズ継手などの場合は最も伸縮ロッド１７ａを縮の位置としておく。そして、外面ローラー２９、１５をパイプ１０３の外面に、内面ローラー４２をパイプ１０３の内面に添わせるように、スクレーパー１０１をパイプ１０３の端部に差し込む。このとき、パイプ１０３の端面１０３ａがスクレーパー本体１の左側当接面１ｉ（図１）に当接するまで差し込む。この際、内外ローラーの間隔が狭いようであればノブ３４を回して内面ローラー４３を下げる。
【００３４】
（４）ノブ３４を回してアーム３９、ベース４１を上に上げ、内面ローラー４２をパイプ内面１０３ｃに押し付ける。これにより、スクレーパー１０１をパイプ１０３に固定する。
このとき、バイト２１はバイト付勢バネ２２（図５）により適当な力でパイプ外周面１０３ｂに押し当てられる。
【００３５】
（５）グリップ１１を手で握って手前方向（図３で反時計方向）にスクレーパー１０１全体をパイプ１０３の円周に沿って回す。これにより、バイト２１がパイプ外周面１０３ｂを回転しながら皮剥きする。それと同時に、グリップ１１も、スクレーパー１０１全体が１回転する間に、スクレーパー本体１に対してグリップ１１自身も１回転（自転）することとなるので、ロックねじ８が送りネジシャフト２７に対して１回転し、送りネジシャフト２７は右方向に１ピッチ（４mm）送られる。これを続けることにより、バイト２１がスパイラルにパイプ外周面１０３ｂを切削して同面を皮剥きする。
【００３６】
（６）皮剥きが進んでバイトホルダーユニット１９が本体１の左側面に当たるまで来ると、送りネジシャフト２７を左方向に引っ張る力が生じ、ロックねじ８はバネ１０の付勢力に抗して自然と傾き、送りネジシャフト２７とロックねじ８との螺合が外れる。したがって、それ以上バイトホルダーユニット１９を右に送れなくなり、続けてスクレーパー１０１を回してもバイト２１は切削せず空回りする。なお、この際チップ２１の巾がユニット１９よりせまい場合にはパイプエンドに削り残しができる場合もあるが、管端部であるので融着に支障はなく、問題はない。この空回りにより切削完了を作業者が認識できる。
（７）ノブ３４をゆるめてスクレーパー１０１をパイプ１０３から取り外す。
【００３７】
上述の実施例の他に、以下のような変形例も考えられる。あるいは、以下のようなオプションを加えることもできる。
▲１▼ パイプとの接触安定を得るためローラの数を増やす。
▲２▼ アーム３９にバネ部材（板バネ）を一部使用しパイプへの固定力を均一にする（パイプ肉厚変化に対応）。
【００３８】
【発明の効果】
本発明のパイプ外周面スクレーパーは、皮剥きバイトをパイプ外周面に沿って送るバイト送り機構をパイプ外周面に保持する保持機構が、パイプの軸方向に長さ調節可能であるので、様々に異なるパイプ継手等の皮剥きに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施例に係るパイプ外周面スクレーパーの全体構造を示す側面図である。
【図２】図１のパイプ外周面スクレ−パーの外径パイプ部の詳細を示す側面断面図である。
【図３】図１のパイプ外周面スクレーパーの正面図である。
【図４】図１のパイプ外周面スクレーパーの平面図である。
【図５】図１のパイプ外周面スクレーパーのバイトホルダー部分の詳細正面図である。
【図６】図１のパイプ外周面スクレーパーの本体の詳細図である。（Ａ）は正面図であり、（Ｂ）は側面図である。
【図７】図１のパイプ外周面スクレーパーのメインシャフトの詳細図である。（Ａ）は平面図であり、（Ｂ）は側面図断面図である。
【図８】図１のパイプ外周面スクレーパーのロックねじの詳細及びその動作を示す図である。（Ａ）はネジの螺合状態を、（Ｂ）はネジの螺合の解除状態を示す。
【図９】図１のパイプ外周面スクレーパーのベースの詳細図である。（Ａ）は底面図であり、（Ｂ）は側面図である。
【図１０】図１のパイプ外周面スクレーパーのアームの詳細図である。（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図である。
【図１１】図１のパイプ外周面スクレーパーのスクレイパーチップの詳細図である。（Ａ）は側面図、（Ｂ）は正面図である。
【符号の説明】
１ 本体 ２ ドライメットブッシュ
３、４ スラストワッシャ ５ メインシャフト
６ フランジ ７ 十字穴付き皿小ねじ
８ ロックねじ ９ 十字穴付きなべタッピンねじ
１０ ロック用バネ １１ グリップ
１２ ユリアねじ １３ 巻きブッシュ
１４ ポリ栓 １５ 外面ローラーＡ
１６ ドライメットブッシュ １７ 外周パイプ
１７ａ 伸縮ロッド １７ｂ 外径パイプ本体
１７ｃ 抵抗付与リング １７ｄ 抜け止め用ビス
１７ｅ 内孔 １７ｆ メネジ
１７ｇ 小径部
１８ 十字穴付きなべ小ねじ １９ バイトホルダーユニット
２０ ホルダー ２１ スクレイパーチップ
２２ バイト用バネ ２３ Ｇリング
２４ フタ ２５ 十字穴付きなべ小ねじ
２６ 六角穴付き止めねじ ２７ 送りねじシャフト
２８ ドライメットブッシュ ２９ 外面ローラーＢ
３０ 平座金 ３１ ガイドロッド
３２ 位置決め板 ３３ 十字穴付きなべ小ねじ
３４ ノブ ３５ ナット
３６ 巻きブッシュ ３７ 十字穴付きなべ小ねじ
３８ ジョイント ３９ アーム
４０ スプリングピン ４１ ベース
４２ 内面ローラー（ベアリング） ４３ Ｃ型止め輪
４４、４６ スプリングピン ４７ 十字穴付きなべ小ねじ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a scraper for stripping an outer periphery near an end face of a polyethylene pipe or the like. In particular, the present invention relates to a pipe outer peripheral surface scraper that has been improved so that it can be applied to the stripping work of pipe joints of various sizes and external shapes.
[0002]
[Prior art]
In recent years, polyethylene pipes have been frequently used for city gas piping. This is because polyethylene pipes are more resistant to corrosion and earthquake than conventional plated steel pipes, and are excellent in workability of piping work. As a method of connecting the polyethylene pipe, generally, a method of fusion-bonding the outer peripheral surface of the end of the pipe to be connected and the inner surface of the joint using an electrofusion joint (EF joint) is used. Yes. When this EF joint is joined, the outer peripheral surface (ten cm from the end) near the end of the pipe to be connected is peeled off (scraper) as a pre-process. This is because the surface altered layer in the part to be fused is removed to ensure the quality (air tightness, strength, etc.) of the joint.
[0003]
A scraper is used as a tool for stripping. This scraper has a peeling tool pressed against the outer peripheral surface of the pipe and means for feeding the tool to the pipe in the circumferential direction and the axial direction. Generally, in the circumferential direction of a pipe, an operator moves the scraper itself by hand to move the cutting tool. In the axial direction, the blade is fed at a pitch synchronized with the rotation of the scraper by a screw mechanism.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional scraper has a problem that the tool cannot be set on the pipe when there are discontinuous portions such as protrusions on the outer peripheral surface or inner peripheral surface near the peeled portion.
The present invention has been made in view of such a problem, and an object of the present invention is to provide a pipe outer peripheral surface scraper that can be applied to skinning work of pipe joints having various dimensions and external shapes.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a pipe outer peripheral surface scraper of the present invention comprises a pipe end surface. (103a) Pipe outer peripheral surface in the vicinity (103b) Scraper to peel off the skin (101) The outer peripheral surface of the pipe (103b) Peeling tool pressed against (21) And the byte (21) In the circumferential and axial directions along the pipe outer circumference (Feed screw shaft 27) included A tool feed mechanism and a holding mechanism for holding the tool feed mechanism on the outer peripheral surface of the pipe; The holding mechanism is a main body (1) and a means for fixing the main body (1) to the pipe end so as to be movable in the rotation direction, and the holding mechanism is disposed at intervals in the axial direction of the pipe. A plurality of outer surface rollers (15, 29) rotating along the outer peripheral surface of the pipe, and a means including a plurality of inner surface rollers (42) pressed against the inner surface of the pipe, and spaced in the axial direction of the pipe The distance between the outer rollers that are placed can be adjusted. It is characterized by.
Since the length of the holding mechanism can be changed in accordance with the shape of the pipe joint or the like, it can be applied to peeling of various pipe joints or the like.
[0006]
Hereinafter, it demonstrates in detail, referring drawings.
FIG. 1 is a side view showing the overall structure of a pipe outer peripheral surface scraper according to one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view showing details of an outer diameter pipe portion of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1.
FIG. 3 is a front view of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1.
FIG. 4 is a plan view of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG.
FIG. 5 is a detailed front view of a bite holder portion of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1.
6 is a detailed view of the main body of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. (A) is a front view, (B) is a side view.
FIG. 7 is a detailed view of the main shaft of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1. (A) is a top view and (B) is a side view sectional view.
FIG. 8 is a diagram showing details of the lock screw of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1 and its operation. (A) shows the screwed state of the screw, and (B) shows the released state of the screw.
FIG. 9 is a detailed view of the base of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1. (A) is a bottom view and (B) is a side view.
FIG. 10 is a detailed view of the arm of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. (A) is a plan view and (B) is a side view.
FIG. 11 is a detailed view of the scraper tip of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1. (A) is a side view, (B) is a front view.
[0007]
First, the overall structure of the pipe outer peripheral surface scraper (for 100A to 200A polyethylene pipe) of this embodiment will be described with reference to FIGS. 1, 2, 3 and 4. FIG.
The scraper 101 of the present embodiment is an instrument that is attached to an end surface 103a of a polyethylene pipe 103 and peels the skin of the pipe outer peripheral surface 103b.
The scraper 101 includes the main body 1 and means for fixing the main body 1 to the end of the pipe excluding the rotation direction (outer surface rollers 15, 29, inner surface roller 42, base 41, arm 39, knob 34, and the like). Further, a female screw (lock screw 8) provided to be rotatable with respect to the main body 1 and a rotating grip 11 for rotating the female screw 8 and the main body 1 are provided. Furthermore, a feed screw shaft 27 is provided that has a male screw 27a that is screwed into the female screw 8 and that is fed and retracted from the main body 1 in the pipe axis direction according to the rotation of the female screw 8.
A tool holder unit 19 having a peeling tool (scraper chip 21) pressed against the pipe outer peripheral surface 103b is attached to the tip of the feed screw shaft 27. Simultaneously with the rotation of the cutting tool, the pipe outer peripheral surface 103b is stripped by sending it from the left to the right in FIG. 1 or FIG. These portions constitute an example of the byte feed mechanism according to the present invention.
In the scraper 101 of this embodiment, means for tilting the lock screw (female screw) 8 with respect to the axial direction of the feed screw shaft 27 (the urea screw 12, the spring pin 46, the lock spring 10, the main shaft 5, etc.) is provided. 1, when the cutting tool 21 is returned to the left in FIG. 1, the screwing of the lock screw 8 and the male screw of the feed screw shaft 27 is selectively released and the feed screw shaft 27 is slid linearly. The bite holder unit 19 can be returned (without turning the female screw 8).
[0008]
Next, each part and each part will be described individually. Note that the left and right and top and bottom in the description are based on the left and right and top and bottom in FIG. 1, and the back and front are based on the top and bottom of FIG.
Details of the main body 1 are shown in FIG. This main body is made of an aluminum alloy casting (JIS AC4C). The upper portion of the main body 1 supports a hole 1a in which the left end portion (FIG. 1) of the main shaft 5 is fitted, a hole 1b in which the back guide rod 31 ′ (FIG. 4) is fitted, and outer rollers 15 and 29. Ribs 1c and 1c ′ (see also FIG. 4) projecting to the left are formed to increase the rigidity of the holes 1d and the holes 1d and 1d ′ in which the outer pipe 17 (FIG. 1) is fitted. In addition, a pair of legs 1e and 1e 'depending on a frog or the like are formed in the lower part of the main body 1, and an arm 39 and a knob 34 (see FIG. 5) are formed in the recess 1f between these legs 1e and 1e'. 1, FIG. 3) is attached. A hole 1g in the lower step portion shown in FIG. 6B is a hole into which a spring pin 44 (JIS B2808 φ6 × 40 AW) serving as a rotation fulcrum of the arm 39 is fitted. The hole h below the hole 1g is a hole into which a set screw pin (not shown, M6 × 14) of the nut 35 that serves as a rotation fulcrum of the knob 34 is fitted.
[0009]
As means for fixing (rotating) the main body 1 to the end of the pipe 103, rollers on the inner and outer surfaces of the pipe 103 (outer roller A15 and outer roller B29, inner roller 42) and holding means for these rollers are provided. It has been. The outer rollers 15 and 29 are fixed to the main body 1, while the inner roller 42 swings up and down (adjusted by the knob 34). Each roller is rotatable, and when the entire scraper 101 is pushed in the circumferential direction of the pipe 103 while holding the grip 11 shown in FIGS. 1 and 4 by hand, the entire scraper 101 rotates around the circumference of the pipe 103.
[0010]
The outer rollers 15 and 29 are rotatably fitted to both end portions of the outer peripheral pipe 17. As shown in FIG. 4, two outer peripheral pipes 17 are attached so as to protrude to the left (in the pipe axial direction), two at the back and the front of the main body 1. The fitting portion between the outer pipe 17 and the main body 1 is extended by the rib 1c of the main body 1 so that the outer pipe 17 does not shake. Further, the two outer peripheral pipes 17 and 17 'and the two guide rods 31 and 31' are fixed to each other by the positioning plate 32 and the machine screws 18 and 33 at their distal ends (left ends), thereby increasing the rigidity. ing. Both the outer surface rollers 15 and 29 are rotatably fitted to the outer side of the outer peripheral pipe 17 telescopic rod 17a via oilless bushes 16 and 28. The outer surfaces of the outer rollers 15 and 29 are knurled to prevent slipping with respect to the pipe outer peripheral surface 103b. The outer surface roller A15 enters the groove portion of the main body 1 in the thrust direction and is regulated, and the outer surface roller B29 is regulated in the thrust direction by the flat washer 30 and the positioning plate 32.
[0011]
The outer diameter pipe 17 has a structure that can be expanded and contracted as shown in FIG. 2, and the distance between the left and right outer surface rollers 15 and 29 can be adjusted. Thereby, even in the case of a small-diameter (100A) cheese which is a kind of an object to be peeled, it can be clamped with a small size. That is, the telescopic rod 17a is accommodated in the inner hole 17e of the main body 17b of the outer diameter pipe 17 so as to be slidable in the left-right direction. The right end of the outer diameter pipe body 17 b is fitted in the hole 1 d of the scraper body 1. A female screw is cut in the inner hole at the right end of the outer diameter pipe main body 17 b, and a fixing bolt 18 is screwed into the female screw so that the outer diameter pipe main body 17 b is fixed to the scraper main body 1. The right end surface of the outer diameter pipe main body 17b is in contact with the stepped portion of the hole 1d.
[0012]
The right half of the telescopic rod 17a is slightly narrowed, and that portion is fitted to the small diameter portion 17g of the inner hole of the outer diameter pipe body. The right end of the telescopic rod 17a is screwed with a screw hole 17d for retaining the screw. The head of the screw 17d has an outer diameter larger than that of the right end surface of the telescopic rod 17a. Therefore, when the telescopic rod 17a extends to the left, the head of the screw 17d hits the right end surface of the small inner diameter portion 17g and serves as a stopper. This prevents the telescopic rod 17a from coming out in the left direction.
[0013]
An outer roller 29 is rotatably fitted to the left end of the telescopic rod 17a via a bush 28.
A resistance imparting ring 17c is fitted in the outer peripheral groove at the center of the telescopic rod 17a. This ring is a ring having a C-shaped planar shape and has a characteristic of spreading outward due to elasticity. Therefore, the outer periphery of the ring 17c is pressed against the inner hole 17e of the outer diameter pipe body 17b. The ring 17c applies a certain frictional force between the telescopic rod 17a and the outer diameter pipe body 17b, so that the telescopic rod 17a does not move unexpectedly. If the telescopic rod 17a is intentionally moved, the outer roller 29 can be adjusted left and right.
[0014]
A bearing (NTN6900ZZ) is used for the inner roller 42. Four inner rollers 42 are provided in total, and are attached to roller attachment shafts 41 a at four corners of the base 41 (see FIG. 9) by C-type retaining rings 43. The base 41 is an aluminum die-cast product (ADC12), and steals meat in each part to reduce weight while maintaining high rigidity.
[0015]
A block 41 b that protrudes downward is formed at the bottom center of the base 41. A pin hole 41c is formed in the block 41b. The base 41 is connected to the tip (left end) of the arm 39 by a spring pin 40 passed through the pin hole 41c so as to be rotatable (angle 5 to 30 °).
[0016]
As shown in FIG. 10, the arm 39 is a bar-like member having a space that is vertically open at the center. The block 4b of the base 41 is received in the notch 39a at the left end. A spring pin 40 (JIS B2808 φ6 × 20 AW) for connection with the block 41b is passed through the pin hole 39b. A rib 39c for connection with the tip joint 38 of the knob 34 protrudes below the center of the arm 39. Two ribs 39c are also formed at the back and the front, and the tip joint 38 of the knob 34 is received in a space 39f between them. A pin hole 39d is formed in the rib 39c, and is rotatably connected to the joint 38 through a spring pin 40 '. A pin hole 39e is formed at the right end of the arm 39, and a spring pin 44 (JIS B2808 φ6 × 40AW) is passed through the pin hole 39e so that the entire arm 39 can be rotated with respect to the hole 1g of the main body 1. It is connected.
[0017]
The knob 34 has a male thread portion 34 a (M 10) screwed into a nut 35, and a left end portion of the knob 34 is connected to an arm 39 via a joint 38, a small screw 37, a winding bush 36, and a spring pin 40. Here, both the joint 38 and the nut 35 are rotatable. By turning the knob 34, the length of the male screw portion 34 a on the left side of the nut 35 is changed, the rotation angle of the arm 39 with respect to the main body 1 is adjusted, and finally the inner surface roller 42 attached to the base 41. The pressing force against the pipe inner surface 103c can be adjusted.
[0018]
The feed mechanism of the tool holder unit 19 having the tool (scraper chip 21) will be described.
The bite holder unit 19 is fixed to the tip (left end) of the feed screw shaft 27 with a set screw 26 (see FIG. 5). A feed screw 27a (a trapezoidal screw, a left screw, Tr16 × 4) is cut on the outer surface of the feed screw shaft 27. The tool holder unit 19 is guided by the back guide rod 31 '(see FIG. 4), and the posture in the pipe circumferential direction with respect to the main body 1 does not change. Therefore, the feed screw shaft 27 fixed to the tool holder unit 19 does not rotate relative to the main body 1.
[0019]
On the other hand, the feed screw shaft 27 is slidable with respect to the main body 1 in the pipe axial direction (left and right in FIG. 4). That is, the feed screw shaft 27 is slidable left and right by being driven by the rotating female screw 8 in the main shaft 5 fixed to the main body 1. Further, as shown in FIG. 1, a hole 27b is formed in the axial center of the feed screw shaft 27 from the left end face, and a front guide rod 31 is slidably fitted in the hole 27b. . Therefore, the feed screw shaft 27 is also guided by the guide rod 31.
[0020]
As shown in FIG. 7, the main shaft 5 is a hollow shaft having a slightly complicated shape. That is, the left part is thick and the hole 5d dug from above is opened. The lock screw 8 is accommodated in the hole 5d so as to be swingable.
[0021]
When the main shaft 5 is viewed from the left, first, the feed screw shaft 27 is slidably fitted into the internal hollow hole (left inner hole 5a) as described above (see FIG. 1). The left end outer peripheral surface 5 b is fitted in the hole 1 a (see FIG. 6) of the main body 1 through the bush 2. The right step portion 5 c of the left outer peripheral surface 5 b is in contact with the main body 1, and is fixed to the main body 1 by thrust washers 3, 4, a flange 6, and a small screw 7.
[0022]
In the hole 5d, a spring set hole 5e is formed at the bottom, and pin holes 5f are formed in both side surfaces. As shown in FIG. 1, a lock screw (female screw) 8 is accommodated in the hole 5d. A spring pin 46 (JIS B2808 φ6 × 8 AW) is fitted into the pin hole 5 f, and the lock screw 8 swings up and down around the pin 46.
A lock spring (coil spring) 10 is set in the spring setting hole 5e with the axial direction up and down. The spring 10 is inserted between the lower wall 11d of the grip 11 and the lower wall 8g of the lock screw 8 (see also FIG. 8) by pushing the lock screw 8 clockwise (screwing direction). Energized. The detailed structure and movement of the lock screw 8 will be described later.
[0023]
A grip 11 is fitted on the outer periphery 5 g (FIG. 7) of the central portion of the main shaft 5. The grip 11 is fixed so as not to move with respect to the main shaft 5. The right inner hole 5 h of the main shaft 5 is wider than the left inner hole 5 a and escapes from the outer periphery of the feed screw shaft 27. The right end 5i of the right inner hole is covered with a poly stopper 14 (see FIG. 1).
[0024]
The grip 11 is a plastic cylindrical member. As shown in FIG. 1, gripping irregularities 11 a are formed on the upper surface to facilitate gripping. A recess 11b is formed on the left side of the top surface unevenness 11a. The head of the urea screw 12 is accommodated in the recess 11b. A slit 11c is opened at the bottom of the concave portion 11b, and a threaded portion of the urea screw 12 and a winding bush 13 wound around the outer surface penetrate the slit (long hole) 11c vertically. When the user pushes the head of the urea screw 12 to the left with his / her finger, the winding bush 13 moves to the left in the slit 11c. At this time, as shown in FIG. 8, the lock screw 8 is inclined counterclockwise in FIG. 1 around the pin 46 (the lock spring 10 is compressed).
The rotation of the grip 11 around the axis is transmitted to the lock screw 8 through the slit 11c, the winding bush 13 and the urea screw 12 (the lock screw 8 rotates together with the grip 11). The feed screw shaft 27 screwed with the lock screw 8 can be sent to the left and right (drawn / drawn). The lower wall 11d of the grip 11 presses the lower surface of the lock spring 10 as described above.
[0025]
The detailed structure and operation of the lock screw 8 will be described with reference to FIG. In FIG. 8, the lock screw 8 is indicated by a solid line, and the urea screw 12 and the feed screw shaft 27 are indicated by a one-dot chain line. The lock screw 8 is formed with cavities 8c and 8e having an angle with the screw shaft and changing at the center of the female screw, and screw release means (the urea screw 12, the pin 46, etc.) The female screw 8 is rotated around the intersection of the two axes (pin 46), and the feed screw shaft 27 is accommodated in the hollow portions 8c and 8e to release the screwing.
Reference numeral 8b is a screw hole in which a urea screw is set, and 8h is a through hole in which a spring pin 46 for turning a lock screw is set.
[0026]
That is, in the inner hole of the lock screw 8, the female screw exists only in the upper right female screw 8 d and the lower left female screw 8 f. A cavity having an axis of the female screw (horizontal dashed line in FIG. 8A) and an axis inclined in the clockwise direction by 15 ° (also a dashed line) penetrates the lock screw 8 from the upper left to the lower right. . Reference numeral 8c is the upper left surface of the cavity, and reference numeral 8e is the lower right surface. In other words, the upper left part and the lower right part of the inner hole of the lock screw 8 are greatly scraped off. The diameters D (17 mm) of the hollow portions 8c and 8e are considerably larger than the outer diameter of 14 mm of the feed screw shaft screwed with the female screw.
[0027]
Therefore, as shown in FIG. 8A, when the lock screw 8 is in a horizontal posture (usually in this posture by the bias of the spring 10), the feed screw shaft 27 is screwed with the female screws 8d and 8f. When the head of the screw 12 is pushed to the left and the lock screw 8 rotates counterclockwise around the pin hole 8h, and the feed screw shaft 27 passes through the cavity, the internal threads 8d and 8f and the outer surface of the feed screw shaft 27 are The screwing with the male screw is released. Then, the feed screw shaft 27 can freely slide to the left and right within the main shaft 5, and the tool holder unit 19 attached to the left end of the feed screw shaft 27 can be freely slid to the left and right. This means that the left and right positions of the cutting tool can be changed in a one-touch sliding manner without turning the grip 11 one by one. In particular, after the skinning work (sending the cutting tool from left to right) is completed, the next work is started. When returning the bite (when returning from right to left empty (without cutting)), it is possible to return the bite in a one-touch sliding manner without having to bother to rotate the grip 11.
[0028]
Next, the structure around the cutting tool will be described.
As shown in FIG. 5, the cutting tool (scraper chip 21) is fixed to the lower end of the holder 20 with a machine screw 47. The holder 20 is housed in a vertically extending hole in the unit 19 and is urged downward by a spring 22. The holder 20 comes into contact with the stepped portion in the hole of the unit and the lowering limit is determined. The spring 22 is pressed by the lid 24 via the G ring 23. The lid 24 is fixed to the unit 19 with a machine screw 25. Reference numeral 31 ′ denotes a guide rod that guides the unit 19 left and right, reference numeral 27 denotes a tip portion of a feed screw shaft 27 that drives the unit 19 left and right, and reference numeral 26 denotes a unit 19 fixed to the feed screw shaft 27. It is a set screw.
[0029]
The scraper tip 21 whose detailed shape is shown in FIG. 11 is a replaceable cutting tip made of cemented carbide. 11B, the cutting edge 21e is provided only at the lower edge of the right side 21c, without the cutting edge being provided at the lower edge of the left side 21b of the chip 21. That is, the front edge of the lower end surface of the right side 21c is a sharp cutting edge having a rake angle (θ in the figure) of 47 ° and a clearance angle (angle between the lower surface of the blade 21e and the horizontal surface) of 10 °. On the other hand, the lower end surface of the left side 21b is a flat surface 21d and slopes on both sides thereof (inclinations α = 30 °, β = 20 °), and the surface 21d rubs the outer peripheral surface of the pipe. . And the level | step difference from which the cutting blade 21e becomes low only 0.1 mm is provided between the surface 21d and the cutting blade 21e.
[0030]
With the cutting edge structure of the peeling tool, the right bottom edge 21e slightly cuts into the pipe outer peripheral surface while the left bottom surface 21d of the tip 21 slides on the pipe outer peripheral surface, and the pipe outer peripheral surface is peeled off little by little. Demonstrate. For example, with a 200A pipe, the blade feed length is 128 mm. Note that the widths of the left and right (21b, 21c) of the chip 21 are both 5 mm, and this value is slightly longer than the left / right feed pitch of the cutting tool (the length of the scraper that advances each rotation) 4 mm.
Reference numeral 21a denotes a hole through which the machine screw 47 passes.
[0031]
The operation of the scraper of this embodiment will be described collectively.
(1) Hold the grip 11 by hand, push the urea screw 12 to the left with a finger, tilt the lock screw 8 counterclockwise, and disengage the lock screw 8 from the feed screw shaft 27.
[0032]
(2) As it is, the tool holder unit 19 is pinched with a finger of one hand, and the feed screw shaft 27 is slid and adjusted to the left and right position (cutting start position) of the tool holder unit 19. Marks 31a and 31b are marked on the guide rod 31. If the left end surface of the unit 19 is aligned with the marks 31a and 31b or the surface of the positioning plate 32 in accordance with the pipe nominal diameter, the cutting start position is obtained. . Usually, since the unit 19 has come to the rightmost end in the previous skinning operation, the operation of moving the unit 19 to the left is called blade return.
[0033]
(3) The telescopic rod 17a of the outer diameter pipe 17 is expanded and contracted to adjust the left-right direction position of the outer surface roller 29 on the left side (arrow side). For example, in the case of a small-diameter cheese joint or the like, the telescopic rod 17a is set at the contracted position. Then, the scraper 101 is inserted into the end of the pipe 103 so that the outer rollers 29 and 15 are attached to the outer surface of the pipe 103 and the inner roller 42 is attached to the inner surface of the pipe 103. At this time, the pipe 103 is inserted until the end surface 103a contacts the left contact surface 1i (FIG. 1) of the scraper body 1. At this time, if the interval between the inner and outer rollers is narrow, the knob 34 is turned to lower the inner roller 43.
[0034]
(4) Turn the knob 34 to raise the arm 39 and the base 41, and press the inner roller 42 against the pipe inner surface 103c. As a result, the scraper 101 is fixed to the pipe 103.
At this time, the cutting tool 21 is pressed against the pipe outer peripheral surface 103b with an appropriate force by the cutting tool biasing spring 22 (FIG. 5).
[0035]
(5) Grab the grip 11 with your hand and turn the entire scraper 101 in the forward direction (counterclockwise in FIG. 3) along the circumference of the pipe 103. Thereby, the cutting tool 21 peels off the pipe outer peripheral surface 103b while rotating. At the same time, the grip 11 also makes one rotation (spinning) with respect to the scraper body 1 while the entire scraper 101 makes one rotation. The feed screw shaft 27 is rotated by 1 pitch (4 mm) in the right direction. By continuing this, the cutting tool 21 cuts the pipe outer peripheral surface 103b in a spiral and peels the same surface.
[0036]
(6) When the peeling progresses until the bite holder unit 19 comes into contact with the left side surface of the main body 1, a force for pulling the feed screw shaft 27 leftward is generated, and the lock screw 8 naturally resists the biasing force of the spring 10. As a result, the feed screw shaft 27 and the lock screw 8 are disengaged. Therefore, the tool holder unit 19 can no longer be fed to the right, and even if the scraper 101 is continuously rotated, the tool 21 is not cut and runs idle. At this time, if the width of the tip 21 is narrower than that of the unit 19, the pipe end may be left uncut, but since it is a pipe end portion, there is no problem in fusion and there is no problem. The operator can recognize the completion of cutting by this idle rotation.
(7) Loosen the knob 34 and remove the scraper 101 from the pipe 103.
[0037]
In addition to the above-described embodiments, the following modifications can be considered. Alternatively, you can add the following options:
(1) Increase the number of rollers to obtain stable contact with the pipe.
(2) A part of the spring member (plate spring) is used for the arm 39 to make the fixing force to the pipe uniform (corresponding to the change in pipe thickness).
[0038]
【The invention's effect】
The pipe outer peripheral surface scraper of the present invention is variously different because the holding mechanism for holding the bite feeding mechanism for feeding the peeled bite along the pipe outer peripheral surface to the pipe outer peripheral surface can be adjusted in length in the axial direction of the pipe. Applicable for peeling pipe joints.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an overall structure of a pipe outer peripheral surface scraper according to an embodiment of the present invention.
2 is a side sectional view showing details of an outer diameter pipe portion of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a front view of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1;
4 is a plan view of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a detailed front view of a bite holder portion of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1;
6 is a detailed view of a main body of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1; FIG. (A) is a front view, (B) is a side view.
7 is a detailed view of a main shaft of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1; (A) is a top view and (B) is a side view sectional view.
8 is a diagram showing details of the lock screw of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1 and its operation. (A) shows the screwed state of the screw, and (B) shows the released state of the screw.
FIG. 9 is a detailed view of a base of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1; (A) is a bottom view and (B) is a side view.
10 is a detailed view of an arm of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1. FIG. (A) is a plan view and (B) is a side view.
11 is a detailed view of a scraper tip of the pipe outer peripheral surface scraper of FIG. 1; (A) is a side view, (B) is a front view.
[Explanation of symbols]
1 Body 2 Drymet bush
3, 4 Thrust washer 5 Main shaft
6 Flange 7 Cross-recessed flat head screw
8 Lock screw 9 Pan-tapped screw with cross hole
10 Locking spring 11 Grip
12 Yulia screw 13 Winding bush
14 Poly stopper 15 External roller A
16 Drymet bush 17 Outer pipe
17a telescopic rod 17b outer diameter pipe body
17c Resistance imparting ring 17d Retaining screw
17e Inner hole 17f Female thread
17g Small diameter part
18 Cross-recessed pan head screw 19 Byte holder unit
20 Holder 21 Scraper chip
22 Spring for bite 23 G ring
24 Lid 25 Cross-recessed pan head machine screw
26 Hexagon socket set screw 27 Feed screw shaft
28 Drymet bush 29 Outer roller B
30 Flat washer 31 Guide rod
32 Positioning plate 33 Cross-recessed pan head machine screw
34 knob 35 nut
36 Winding bush 37 Cross-recessed pan head machine screw
38 joints 39 arms
40 Spring pin 41 Base
42 Inner roller (bearing) 43 C-type retaining ring
44, 46 Spring pin 47 Cross-recessed pan head machine screw

Claims (2)

パイプ端面（１０３ａ）近傍におけるパイプ外周面（１０３ｂ）の表皮を剥き取るスクレーパー（１０１）であって；
該パイプ外周面（１０３ｂ）に押し当てられる皮剥きバイト（２１）と、
該バイト（２１）をパイプ外周面に沿って周方向及び軸方向に送る送りネジシャフト（２７）を含むバイト送り機構と、
該バイト送り機構をパイプ外周面に保持する保持機構と、を備え；
上記保持機構が、
本体（１）と、
該本体（１）を上記パイプ端部に回転方向に可動なように固定する手段であって、上記パイプの軸方向に間隔を置いて配置された該パイプの外周面に添って回転する複数の外面ローラー（１５，２９）、及び、上記パイプ内面に押し付けられる複数の内面ローラー（４２）を含む手段と、を有し、
上記パイプの軸方向に間隔を置いて配置された外面ローラーの間隔を調節可能であることを特徴とするパイプ外周面スクレーパー。A scraper (101) for stripping the skin of the pipe outer peripheral surface (103b) in the vicinity of the pipe end surface (103a) ;
A peeling tool (21) pressed against the pipe outer peripheral surface (103b) ;
A bite feeding mechanism including a feed screw shaft (27) for feeding the bite (21) in the circumferential direction and the axial direction along the pipe outer peripheral surface;
A holding mechanism for holding the bite feeding mechanism on the outer peripheral surface of the pipe;
The holding mechanism is
The body (1),
A means for fixing the main body (1) to the end of the pipe so as to be movable in the rotational direction, and a plurality of the main body (1) rotating along the outer peripheral surface of the pipe arranged at intervals in the axial direction of the pipe And means comprising outer rollers (15, 29) and a plurality of inner rollers (42) pressed against the inner surface of the pipe,
A pipe outer peripheral surface scraper , wherein an interval between outer surface rollers arranged at intervals in the axial direction of the pipe is adjustable . 上記本体（１）をパイプ端部に回転方向に可動なように固定する手段が、
本体（１）からパイプ外周面上に張り出したロッド（１７）と、
このロッド（１７）上に、パイプ軸方向に間隔を置いて配置された複数の外面ローラー（２９，１５）と、
パイプ内において回動可能なように、上記本体に連結されたアーム（３９）と、
このアーム（３９）の先端に回動可能に連結されたベース（４１）と、
このベース（４１）の隅に配置された複数の内面ローラー（４２）と、
アーム（３９）を回動させて内面ローラー（４２）をパイプ内面に押し付ける、ネジ式の押し付け部材（３４ａ）と、からなることを特徴とする請求項１記載のパイプ外周面スクレーパー。Means for fixing the main body (1) to the pipe end so as to be movable in the rotational direction,
A rod (17) protruding from the main body (1) onto the outer peripheral surface of the pipe;
A plurality of outer surface rollers (29, 15) arranged on the rod (17) at intervals in the pipe axial direction;
An arm (39) connected to the main body so as to be rotatable in the pipe;
A base (41) rotatably connected to the tip of the arm (39) ;
A plurality of inner rollers (42) disposed at the corners of the base (41) ;
An arm (39) rotates the by inner surface roller (42) pressed against the pipe inner surface, the pipe outer peripheral surface scraper according to claim 1, screw type pressing member (34a), characterized in that it consists of.

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