JP3990016B2 - Cdmaのソフトハンドオフ制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は移動体(自動車電話、携帯電話等)が一つのセルから他のセルへ移る時に行う無線回線の切り換え制御方法(ハンドオフ制御方法)に係り、特に、CDMAのソフトハンドオフ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
セルラ型移動体通信システムにおいて、移動体(自動車電話、携帯電話等)が一つのセルから他のセルへ移る時に行う無線回線の切り換え制御をハンドオフと呼ぶが、ハンドオフ制御方法の一つにソフトハンドオフ方式がある。
通常のハンドオフ方式(ソフトハンドオフに対してハードハンドオフと呼ぶことがある)では、ハンドオフ時に移動体は第1のセル内の基地局との間の無線回線を切断した後に第2のセル内の基地局との間の無線回線を接続する。これに対し、ソフトハンドオフ方式は、第1のセル内の基地局との間の無線回線を接続したまま第2のセル内の基地局との間の無線回線を接続する。即ち、ソフトハンドオフ方式は、同時に2つ(あるいはそれ以上)の基地局との間で無線回線を接続することを特徴とするハンドオフ方式であり、特に符号分割多重化(CDMA)方式において使用されることが多い(特許出願公表H04-502845号参照)。
【0003】
図11は移動通信システムの構成図、図12はソフトハンドオフの手順説明図である。図11において、1は移動局(MS)、2,3は基地局A,Bで、それぞれセル4、5内の移動局と無線で通信するもの、6は基地局制御装置(BSC)である。セル4内の移動局1が基地局Aと通信しつつ移動して基地局B側に接近すると基地局Bからの受信電波の強度が次第に大きくなる。移動局1がセル4,5の交差領域に到来して基地局Bからの受信電界強度が設定レベル以上になると、移動局1はその旨を基地局2を介して基地局制御装置6に通知する。これにより、基地局制御装置6は、移動局1と基地局A間の無線回線を切断することなく移動局1と基地局B間の無線回線を確立させ、移動局1は複数の基地局A,Bと同時に通信する。以後、移動局1と基地局A間の受信電界強度が所定時間継続して設定レベル以下になると、その間の無線回線を切断し、以後、移動局1は基地局Bと通信を行う。
【0004】
CDMA方式においては、移動局1は基地局Bからのパイロット信号の強度が設定レベルT-ADDを越えると、基地局Aを介してPilot Strength Measurement Messageを基地局制御装置BSCに通知する(図12の1a,2a)。このメッセージを受信すると、基地局制御装置BSCは移動局1と基地局B間でのハンドオフを実行すべきか判断する。ハンドオフの実行を決定すれば、基地局Bに移動局1へ割り当てる通信チャンネルCH等を指示する。これにより、基地局Bは Foward T-CH上でチャンネル指定メッセージの伝送を開始する(2b)。
ついで、基地局制御装置BSCは基地局A,Bを介して、Handoff Direction Messageを移動局1に通知する(2c)。移動局1はHandoff Direction Messageを受信すれば、基地局Bから伝送されている通信チャネルCHを獲得し、以後、該チャネルで基地局Bとも交信可能になり、Handoff Completion Messageを基地局A,Bを介して基地局制御装置BSCに送信する(1b,2d)。
【0005】
以後、移動局1は基地局A、Bと同時に交信する。かかる状態において、基地局Aからのパイロット信号の強度が設定時間以上連続して設定レベル以下になると、移動局1は基地局Aを介してPilot Strength Measurement Messageを基地局制御装置BSCに通知する。この通知により、基地局制御装置BSCは移動局1と基地局A間の通信終了を決定し、基地局A,Bを介して、Handoff Direction Messageを移動局1に通知する(1c、2e)。
移動局1はHandoff Direction Messageを受信すると、Handoff Completion Messageを基地局A,Bを介して基地局制御装置BSCに送信し、基地局A間の無線回線を切断する(1d)。
基地局制御装置BSCは基地局A,Bを介してHandoff Completion Messageを受信すれば、基地局AへFoward T-CHの使用停止を指示し、基地局AはFoward T-CHの送受信を停止する(2f)。以後、移動局1は基地局Bと通信を行う。
【0006】
かかる、ソフトハンドオフ方式には次の(1), (2) の特徴がある。
(1) 無瞬断ハンドオフが可能。
ハードハンドオフと異なり、ハンドオフ時に会話等が途切れないように無線回線を切り替えることができる。
(2) セル間ダイバーシチが可能。
セル内の周辺部は通常無線回線品質が悪いが、ソフトハンドオフにより複数の基地局と同時に通信することでセル間ダイバーシチ(1番小さな電力で通信可能な基地局を選んで通信すること)が可能となり、シャドウイングやフェージングの影響を受け難くなる。
【0007】
一般に、上記(1)がソフトハンドオフの利点として注目されるが、実際には文献( A.J.Viterbi and A.M.Viterbi,"Other-Cell Interference in Cellular Power-Controlled CDMA" IEEE Trans.on.Commun. Vol.42 No.2/3/4(1994))での解析で明らかなように、基地局に収容するチャネル数(チャネル容量)を増大するためには、(2) が重要である。すなわち、CDMA方式の上り回線(移動局→基地局)において、ソフトハンドオフを行わないと他セルへの干渉が極めて大きくなり、使用できる無線チャネル数が極めて少なくなる(加入者容量が極めて少なくなる)。このため、CDMA方式の上り回線チャネル容量確保のためにはソフトハンドオフは必須の技術である。ソフトハンドオフ方式では、1番小さな電力で通信可能な基地局を選んで通信するため、他セルへの干渉が小さくなり、使用できる無線チャネル数(チャネル容量)が増大する。
【0008】
図13はソフトハンドオフによる上りチャネル容量改善効果の説明図であり、図13(a)はソフトハンドオフを行わない場合、図13(b)はソフトハンドオフ行う場合である。
ソフトハンドオフを行わない場合(図13(a))、セルCL1において移動局MS1と基地局BS1の間に建物BLD等による大きなシャドウイングが生じると、移動局MS1は基地局BS1における着信レベルが規定値になるよう送信電力制御を行う。このため、移動局MS1の送信電力が大きくなる。移動局MS1の送信電力が大きくなると、着目セル(セルCL0)に対する干渉(点線矢印参照)が大きくなりセル収容移動局数が制限される。
一方、ソフトハンドオフ行う場合(図13(b))、セルCL1において移動局MS1と基地局BS1の間にシャドウイングが生じても、移動局MS1は基地局BS2と通信できれば良いため、移動局MS1の送信電力はあまり大きくならない。このため、着目セルCL0への干渉が小さくなり、セル収容移動局数はソフトハンドオフを行わない場合のように制限されない。
【0009】
ところで、CDMA方式において、ソフトハンドオフ技術の主目的が、上記(1)のように「利便性を向上させるもの」であるのなら、ソフトハンドオフを採用するか否かについて選択の余地はある。しかし、CDMA方式において、チャネル容量を確保するためにソフトハンドオフ方式は必須の技術であり、選択の余地はなく、このため、なるべく簡単かつ低コストで実現しなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、移動局が基地局からの信号電力の強度を測定し、受信電力が、あるしきい値より小さいと、移動局/基地局間の距離が大きいと判断してソフトハンドオフを行うという単純な制御が行われており、結果的に、他セルへの干渉が少ないセル中央部に位置する移動局はソフトハンドオフを行わず、他セルへの干渉が大きいセル周辺部にいる移動局のみがソフトハンドオフを行うことになっている。しかし、この従来方式は、チャネル容量を最大にする最適なソフトハンドオフ割当て方式ではなく、特に、ソフトハンドオフ率が小さい場合に上り回線のチャネル容量が大きく劣化するという問題点があった。尚、基地局が物理的に有するチャネル数をNCH、移動局数をMとすれば、ソフトハンドオフ率hは次式
h=(NCH−M)/M (1)
で与えられる。すなわち、移動局数Mに対する、ソフトハンドオフ用に割り当てられる無線チャネル数(NCH−M)の比をソフトハンドオフ率という。
【0011】
以上から本発明の目的は、チャネル容量を最大にする最適なソフトハンドオフ制御方法を提供することであり、特に、基地局のソフトハンドオフ率に応じてチャネル容量が最大となるようにソフトハンドオフ制御することである。
本発明の別の目的は、基地局のソフトハンドオフ率が変化してもチャネル容量の変動が小さくなるようにソフトハンドオフ制御することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明によれば、移動局がある基地局との間の無線回線から別の基地局との間の無線回線に切り替える際、複数の基地局との間で同時に無線回線を接続してから所定の無線回線に切り替えるCDMA移動通信システムのソフトハンドオフ制御方法において、(1) 移動局当り、ソフトハンドオフによりどの程度無線接続数が追加されたかを示す情報を入力し、(2) 該情報に基づいて該基地局に対応するセル内に存在する移動局に割り当てる最大ソフトハンドオフ枝数(ソフトハンドオフ枝数とは1台の移動局が何台の基地局と無線回線で接続されているかを示す値)を制御することにより達成される。例えば、セル周辺部でソフトハンドオフ制御を行うようにし、該セル周辺部とセル中心部の境界に応じた受信電界強度を設定し、他基地局からの電波の受信電界強度が設定レベル以上になった時、前記最大ソフトハンドオフ枝数に従ってソフトハンドオフ制御を行うようにする。このようにすれば、基地局のチャネル容量が最大となるようにソフトハンドオフ制御することができる。
【0013】
上記課題は本発明によれば、移動局がある基地局との間の無線回線から別の基地局との間の無線回線に切り替える際、複数の基地局との間で同時に無線回線を接続してから所定の無線回線に切り替えるCDMA移動通信システムのソフトハンドオフ制御方法において、基地局に応じたセル内の移動局位置に基づいて該移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を制御することにより達成される。例えば、最大のチャネル容量が得られ、しかも、ソフトハンドオフ率に対する該チャネル容量の変動が小さくなるように、セル内の移動局位置に基づいて該移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を決定し、該ソフトハンドオフ枝数に従ってソフトハンドオフ制御を実行する。具体的には、最大のチャネル容量が得られ、しかも、ソフトハンドオフ率に対する該チャネル容量の変動が小さくなるように、セルをセル外周エリア、1以上のセル中間エリア、セル中心エリアに区分し、各エリアにおけるソフトハンドオフ枝数を予め決定しておき、移動局が位置するエリアに基づいて該移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】
(A)本発明の概略
本発明は、任意のソフトハンドオフ率に対してチャンネル容量が最大となるようにセル内の各移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を制御し、これにより、チャネル容量の劣化を最小にするものである。ここでソフトハンドオフ枝数とは1台の移動局が何台の基地局と無線回線で接続されているかを示す値であり、ソフトハンドオフ枝数=1とは1台の基地局とのみ接続している場合、即ち、ソフトハンドオフをしていない状態である。また、移動局の位置によってソフトハンドオフ枝数が異なる場合、許される最大のソフトハンドオフ枝数を最大ソフトハンドオフ枝数とする(Ncで表現する)。
【0015】
図1は、セル(無線ゾーン)内における移動局の位置に対するソフトハンドオフ枝数の配置条件を示す図である。
ソフトハンドオフ枝数が大きい程、ソフトハンドオフによる干渉削減効果が大きくなり、上り回線のチャネル容量が大きくなる。なお、ソフトハンドオフ枝数が大きいと基地局が使用する符号の数が大きくなるため下りのチャネル容量が小さくなる。例えば、全ての移動局のソフトハンドオフ枝数=4の場合、移動局数の4倍の符号数(および基地局設備数と所要送信電力)が必要になる。
ソフトハンドオフ枝数が大きい程、他セルへの干渉は小さくなるので、本発明においては、セル周辺部でソフトハンドオフ枝数を大きく、セル中央部へ近づくにつれてソフトハンドオフ枝数が小さくなるようにする。すなわち、移動局位置に対するソフトハンドオフ枝数の配置パターンとして図1(a)〜図1(c)に示す3パターンを提案する。
【0016】
図1(a)は、(1) セルをセル中心エリア11、セル外縁エリア14、これらエリア間の第1、第2中間エリア12、13に区分し、(2) 最大ソフトハンドオフ枝数Ncを4とし、外側エリアより順に各エリアのソフトハンドオフ枝数を4,3,2,1とした場合である。ただし、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを3とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を3,2,1,1としたり、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを2とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を2,1,1,1とすることもできる。
図1(b)は、(1) セルをセル中心エリア21、セル外縁エリア23、これらエリアの中間エリア22に区分し、(2) 最大ソフトハンドオフ枝数Ncを3とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を3,2,1とした場合である。ただし、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを4とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を4,3,1としたり、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを2とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を2,1,1としたりすることもできる。
【0017】
図1(c)は、(1) セルをセル中心エリア31とセル外縁エリア32に区分し、(2) 最大ソフトハンドオフ枝数Ncを2とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を2,1とした場合である。ただし、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを4とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を4,1としたり、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを3とし、外側エリアより各エリアのソフトハンドオフ枝数を3,1としたりすることもできる。
図1(a)のエリア14,13,12の面積をS4,S3,S2とするとき、面積比(k)を、
面積比=S4:S3:S2=1:k:k2 (2)
と定義する。又、ソフトハンドオフ率hを
h=(総TCH数/総移動局数)−1 (3)
総TCH数=Σi×(i枝ソフトハンドオフしている移動局数) (4)
と定義する。ただし、i=1〜Ncである。
【0018】
図2〜図4は図1(a)〜(c)の各種ソフトハンドオフ枝数の配分方法について、上り回線のチャネル容量がソフトハンドオフ率によりどのように変化するかを計算機シュミレーションにより求めた結果である。すなわち、基地局のソフトハンドオフ率hを決め、その時の他のセルに対する干渉量を計算し、該干渉量に基づいて基地局に収容できるチャネル数をシミュレーションしたものである。尚、図5にシミュレーション条件を示している。すなわち、
(1) ソフトハンドオフ率hを0〜300%とし、
(2) 面積比を1:0:0(k=0)、1:1:1(k=1)、1:2:4(k=2)とし、
(3) 最大ソフトハンドオフ枝数Ncを4,3,2,1とし、
(4) 伝送条件を
距離減衰指数: α=3.5、
シャドウイング変動標準偏差: σSTM=8dB
シャドウイング相関: ρ=0.5、
TPC変動の標準偏差: ρTPC=1.5dB
Eb/Noしきい値: Eb/No-th=5dB
としている。
【0019】
図2(a)は面積比が1:0:0(k=0)の場合、すなわち、図2(b)の集中配置の場合における計算機シミュレーション結果であり、セル外縁エリア32における最大ハンドオフ枝数Ncを4、3、2、1とした場合である。この計算機シミュレーション結果より、(1) h<80%の場合、Nc=2のときにチャネル容量が最大になり、(2) 200%>h>80%の場合、Nc=3のときにチャネル容量が最大になり、(3) h>200%の場合、Nc=4のときにチャネル容量が最大になることがわかる。又、h>200%の場合、Nc=4とNc=3とではチャネル容量に大差がなく、基地局設備費の点からNc=3の方が有利である。
【0020】
図3(a)は面積比が1:1:1(k=1)の場合(図3(b)参照)におけるシミュレーション結果であり、セル外縁エリア14における最大ハンドオフ枝数Ncを4、3、2、1とした場合である。この計算機シミュレーション結果より、(1) h<60%の場合、Nc=2のときにチャネル容量が最大になり、(2) 60%<h<180%の場合、Nc=3のときにチャネル容量が最大になり、(3) 180%<hの場合、Nc=4のときにチャネル容量が最大になる。しかし、最大チャネル容量は、ソフトハンドオフ率hの全域に渡って、Nc=3のときのチャネル容量と大差がない。又、Nc=3の時のチャネル容量は80%<h<300%の範囲でほぼ一定である。換言すれば、面積比を1:1:1(k=1)にした場合、基地局のハンドオフ率に関係なく、Nc=3とすることにより、チャネル容量を略最大にでき、しかも、ソフトハンドオフ率hに対するチャネル容量の変動を少なくできる。
【0021】
図4(a)は面積比が1:2:4(k=2)の場合(図4(b)参照)におけるシミュレーション結果であり、セル外縁エリア14における最大ハンドオフ枝数Ncを4、3、2、1とした場合である。図4のシミュレーション結果は図3のシミュレーション結果とほぼ同様の傾向にあり、最大チャネル容量は、ソフトハンドオフ率hの全域に渡ってNc=3のときのチャネル容量とほとんど差がなく、しかも、ソフトハンドオフ率hに対するチャネル容量の変動を少なくできる。 以上より、基地局で使用できる符号数、無線設備数および送信電力から決まるソフトハンドオフ率hの時にチャネル容量が最大になるソフトハンドオフ枝数割当方式を選択することにより、CDMA方式の最大チャネル容量を得ることができる。例えば、面積比が1:0:0(k=0)の集中配置(図2)で、h< 80%であれば、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを2とし、300%>h>80%であればNc=3とする。又、面積比が1:1:1あるいは1:2:4の場合には(図3、図4)、Nc=3とすれば、チャネル容量を略最大にでき、しかも、ソフトハンドオフ率に対するチャネル容量の変動を少なくできる。
【0022】
(B)実施例
(a)構成
図6は本発明のCDMA方式の移動通信システムの構成図である。図中、51は移動局(MS)、52,53は基地局で、それぞれセル(無線ゾーン)54、55内の移動局と無線で通信するもの、56は基地局制御装置(BSC)、57はシステムパラメータ設定部であり、基地局制御装置56に各種システムパラメータ、例えば、セル内の各エリアにおけるソフトハンドオフ枝数、各エリアの境界受信電界強度等を設定するものである。
予め、システムパラメータ設定部57は、▲1▼面積比1:k:k2、▲2▼基地局の平均ソフトハンドオフ率h(基地局の使用できる符号数、無線設備数および送信電力から決まる)等を用いて、各エリアのソフトハンドオフ枝数を求めて基地局制御装置56に設定すると共に、各エリアの境界受信電界強度等を基地局制御装置56に設定する。かかる状態において、セル54内の移動局51が基地局52と通信しつつ移動して基地局53側に接近すると基地局53からのパイロット信号の強度(受信電界強度)が次第に大きくなる。そして、移動局51がソフトハンドオフエリアに進入すると、移動局51はその旨(ソフトハンドオフ依頼)を基地局52を介して基地局制御装置56に通知する。これにより、基地局制御装置56は、システムパラメータ設定部57から設定されているシステムパラメータに従って、ソフトハンドオフ制御を行う。
【0023】
(b)第1実施例
図7は第1実施例のソフトハンドオフ制御の処理フローであり、面積比が1:0:0の場合(図2(b)参照)の場合である。面積比が1:0:0の集中配置の場合、ソフトハンドオフ率hに対してチャネル容量を最大にするソフトハンドオフ枝数を決定することができる。例えば図2において、ソフトハンドオフ率hが80%以下であればNc=2のとき、80%〜300%であればNc=3のとき、チャネル容量が最大になる。従って、面積比1:0:0の場合には以下のようにしてソフトハンドオフ枝数を決定し、ソフトハンドオフを実行する。
まず、面積比を入力する。第1実施例では面積比として1:0:0を入力する(ステップ101)。ついで、基地局の使用できる符号数、無線設備数および送信電力から決まる平均ハンドオフ率hを入力する(ステップ102)。面積比 1:0:0及び平均ハンドオフ率hが入力されれば、システムパラメータ設定部57は80%>hであるかチェックする(ステップ103)。
【0024】
80%>hであれば、セル外縁エリア32の最大ソフトハンドオフ枝数Ncを2とし(ステップ104)、80%<hであれば、セル外縁エリア32の最大ソフトハンドオフ枝数Ncを3とする(ステップ105)。以上により、ソフトハンドオフ枝数Ncの事前決定処理が終了する。しかる後、セル外縁エリア32とセル中心エリア31の境界線における受信電界強度EAを入力すれば(ステップ106)、ソフトハンドオフ制御のシステムパラメータの設定が終了し、ソフトハンドオフ制御が可能になる(ステップ107)。なお、境界線の決定法は後述する。
かかる状態において、セル54(図6)内の移動局51が基地局52と通信しつつ移動して基地局53側に接近すると基地局53からの受信電波(パイロット信号)の強度(受信電界極度EC)が次第に大きくなる。移動局51はEC>EAであるかチェックしており(ステップ108)、EC>EAとなれば移動局51はその旨(ソフトハンドオフ依頼)を基地局52を介して基地局制御装置56に通知する。これにより、基地局制御装置56は既に設定されているシステムパラメータ(Nc=2または3)にしたがって、ソフトハンドオフ制御を行う(ステップ109)。一方、EC<EAの場合には、移動局51はソフトハンドオフの依頼をせず、たとえ、依頼しても基地局制御装置56はそのソフトハンドオフ依頼を却下する(ステップ110)。
【0025】
以上のようにソフトハンドオフ率に基づいてチャネル容量が最大となるようにソフトハンドオフ枝数を決定するから、ソフトハンドオフ率を制限してもチャネル容量の劣化を最小することができる。
以上、集中配置の図2(a)に示す特性に基づいてソフトハンドオフ枝数を決定する場合について説明した。しかし、集中配置の場合程効果的ではないが、集中配置でない図3(a)、図4(a)に示す特性に基づいて最適なソフトハンドオフ枝数を決定することもできる。
【0026】
(c)第2実施例
図8は第2実施例のソフトハンドオフ制御フローであり、面積比が1:1:1の場合(図3(b)参照)の場合である。面積比が1:1:1の場合、図3(a)の特性より平均ハンドオフ率hに関係なくNc=3にすると、チャネル容量をほぼ最大にでき、しかも、ソフトハンドオフ率に対するチャネル容量の変動を少なくできる。
従って、システムパラメータ設定部57は、面積比1:1:1が入力されると(ステップ201)、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを3にする(ステップ202)。すなわち、セル外縁エリア14のソフトハンドオフ枝数を3、第1中間エリア13のソフトハンドオフ枝数Ncを2、第2中間エリア12及びセル中心エリア11のソフトハンドオフ枝数を1(ソフトハンドオフをしない)にする。
【0027】
しかる後、セル外縁エリア14と第1中間エリア13の境界線、第1中間エリア13と第2中間エリア12の境界線における受信電界強度EA,EB(EA>EB)をそれぞれ入力する(ステップ203)。以上により、ソフトハンドオフ制御のシステムパラメータの設定が終了すれば、ソフトハンドオフ制御が可能になる(ステップ204)。
かかる状態において、セル54(図6)内の移動局51が基地局52と通信しつつ移動して基地局53側に接近すると基地局53からのパイロット信号の強度(受信電界極度EC)が次第に大きくなる。移動局51はEC>EBであるかチェックしており(ステップ205)、EC>EBとなれば移動局51はソフトハンドオフ依頼(受信電界極度ECを含む)を基地局52を介して基地局制御装置56に通知する。これにより、基地局制御装置56はEC>EAであるかチェックし(ステップ206)、EC>EAであれば、ソフトハンドオフ枝数を3としてソフトハンドオフ制御を行い(ステップ207)、EA>EC>EBの場合には、ソフトハンドオフ枝数を2としてソフトハンドオフ制御を行う(ステップ208)。尚、EC<EBの場合には、移動局51はソフトハンドオフの依頼をせず、たとえ、依頼しても基地局制御装置56はソフトハンドオフ依頼を却下する(ステップ209)。
【0028】
第2実施例は、図3(b)に示すように、セル周辺部ではソフトハンドオフ枝数を大きくし、セル中心部へ行くに従ってソフトハンドオフ枝数を順次小さくする。このようにすることによって、ソフトハンドオフ率の変化に対してチャネル容量の劣化を小さくできる。すなわち、第2実施例は、移動局の位置によって最適なソフトハンドオフ枝数を決めるものであり、これにより、移動局数の変化や基地局設備数の変化等によってソフトハンドオフ率が変化してもチャネル容量の劣化を最小にすることができる。又、第2実施例では、セル周辺部からセル中心部にかけてなるべくなだらかに変化するようにソフトハンドオフ枝数を割り当てる。これにより、ソフトハンドオフ率が変化した時のチャネル容量の変化をより少なくできる。
【0029】
(d)第3実施例
図9は第3実施例のソフトハンドオフ制御フローであり、面積比が1:2:4の場合(図4(b)参照)の場合である。面積比が1:2:4の場合、図4(a)の特性より平均ハンドオフ率hに関係なくNc=3にすると、チャネル容量をほぼ最大にでき、しかも、ソフトハンドオフ率に対するチャネル容量の変動を少なくできる。
従って、システムパラメータ設定部57は、面積比1:2:4が入力される(ステップ301)、最大ソフトハンドオフ枝数Ncを3にする(ステップ302)。すなわち、セル外縁エリア14のソフトハンドオフ枝数を3、第1中間エリア13のソフトハンドオフ枝数Ncを2、第2中間エリア12及びセル中心エリア11のソフトハンドオフ枝数を1(ソフトハンドオフをしない)にする。
【0030】
しかる後、セル外縁エリア14と中間エリア13の境界線、第1中間エリア13と第2中間エリア12の境界線における受信電界強度EA,EB(EA>EB)をそれぞれ入力する(ステップ303)。以上により、ソフトハンドオフ制御のシステムパラメータの設定が終了すれば、ソフトハンドオフ制御が可能になる(ステップ304)。
かかる状態において、セル54(図6)内の移動局51が基地局52と通信しつつ移動して基地局53側に接近すると基地局53からのパイロット信号の強度(受信電界極度EC)が次第に大きくなる。移動局51はEC>EBであるかチェックしており(ステップ305)、EC>EBとなれば移動局51はソフトハンドオフ依頼(受信電界極度ECを含む)を基地局52を介して基地局制御装置56に通知する。これにより、基地局制御装置56はEC>EAであるかチェックし(ステップ306)、EC>EAであれば、ソフトハンドオフ枝数を3としてソフトハンドオフ制御を行い(ステップ307)、EA>EC>EBの場合には、ソフトハンドオフ枝数を2としてソフトハンドオフ制御を行う(ステップ308)。尚、EC<EBの場合には、移動局51はソフトハンドオフの依頼をせず、たとえ、依頼しても基地局制御装置56はソフトハンドオフ依頼を却下する(ステップ309)。
【0031】
第3実施例は、第2実施例と同様に図4(b)に示すように、セル周辺部ではソフトハンドオフ枝数を大きくし、セル中心部へ行くに従ってソフトハンドオフ枝数を順次小さくする。このようにすることによって、ソフトハンドオフ率の変化に対してチャネル容量の劣化を小さくできる。すなわち、第3実施例は、移動局の位置によって最適なソフトハンドオフ枝数を決めるものであり、これにより、移動局数の変化や基地局設備数の変化等によってソフトハンドオフ率が変化してもチャネル容量の劣化を最小にすることができる。又、第3実施例では、セル周辺部からセル中心部にかけてなるべくなだらかに変化するようにソフトハンドオフ枝数を割り当てる。これにより、ソフトハンドオフ率が変化した時のチャネル容量の変化をより少なくできる。
【0032】
図2〜図3の場合には最大ソフトバンドオフ枝数Nc=4の時ソフトハンドオフ率が小さくなるとNc=2、Nc=3の時に比べてチャネル容量が大きく劣化するが、面積比=1:2:4の場合にはソフトハンドオフ率が変化してもNc=2、Nc=3に比べてあまり劣化しない。即ち、例えば面積比=1:2:4のように、ソフトハンドオフ枝数をなだらかに割り当てることにより、第2実施例の効果をより大きくすることができる。この結果、移動局数の変化や基地局設備数の変化等によってソフトハンドオフ率が変化した時のチャネル容量の劣化の改善効果を大きくすることができる。
【0033】
(D)境界線の決定法
図10はセル形状を半径Rの円とした場合における各エリアの境界線決定法説明図で、51はセル外縁エリア14と第1中間エリア13の境界線、52は第1中間エリア13と第2中間エリア12の境界線、53は第2中間エリア12とセル中心エリア11の境界線である。
各エリア14〜12のソフトハンドオフ枝数をそれぞれNc1, Nc2, Nc3(セル中心エリア11のソフトハンドオフ枝数Ncは1)、面積比を 1:K2:K3、平均ソフトハンドオフ率を hとして、各境界線51〜53の半径R1,R2,R3を求める。
【0034】
通話中の端末密度(通話中の移動局の密度)をηとすると、セル内の端未数Nrs及び無線チャネルNrcはそれぞれ次式
Nrs=πR2・η
Nrc=π(R2-R1 2)・η・Nc1+π(R1 2-R2 2)η・Nc2+π(R2 2-R3 2)η・Nc3+πR3 2・η
=πη{R2Nc1-R1 2(Nc1-Nc2)-R2 2(Nc2-Nc3)-R3 2(Nc3-1)}
で与えられる。面積比は1:K2:K3であるから
K2(R2-R1 2)=(R1 2-R2 2)
∴ R2 2=(1+K2)R1 2-K2R2 (1)
K3(R2-R1 2)=(R2 2-R3 2)
∴ R3 2=R2 2+K3R1 2-K3R2
=(1+K2)R1 2-K2R2+K3R1 2-K3R2
=(1+K2+K3)R1 2-(K2+K3)R2 (2)
となる。これらをNrcの式に代入すると、
Nrc=πη{R2・Nc1-R1 2(Nc1-Nc2)-[(1+K2)R1 2-K2R2](Nc2-Nc3)-[(1+K2+K3)R1 2-(K2+K3)R2](Nc3-1)}
=πη{R2[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(K2+K3)]-R1 2[Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(1+K2+K3)]}
となる。
【0035】
ソフトハンドオフ率hの定義より
h=(Nrc-Nrs)/Nrs
であるから、上式に上記Nrc, Nrsを代入すると
h={R2(Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(K2+K3))-R1 2(Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(1+K2+K3))-R2}/R2
となり、次式
(R1 2/R2)・[Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(1+K2+K3)]=Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(1+K2+K3)-h
が成立する。ゆえに
(R1 2/R2)=[Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(1+K2+K3)-h]/[Nc1+K2Nc2+K3Nc3-(1+K2+K3)]
となり、R1が求まる。又、上式を(1), (2)式に代入することによりR2とR3が求まる。すなわち、
R1=R{[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(1+K2+K3)-h]/[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(1+K2+K3)]}1/2
R2=R{[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(1+K2+K3)-(1+K2)・h]/[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(1+K2+K3)]}1/2
R3=R{[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(1+K2+K3)-(1+K2+K3)・h]/[Nc1+K2・Nc2+K3・Nc3-(1+K2+K3)]}1/2
上式において、K3=0とおけば図10(b)、K2=K3=0とおけば図10(c)に示すソフトハンドオフ枝数の配置パターンにおける境界線を求めることができる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0036】
【発明の効果】
以上本発明によれば、基地局のソフトハンドオフ率を入力し、該ソフトハンドオフ率に基づいて該基地局に対応するセル内に存在する移動局に割り当てる最大ソフトハンドオフ枝数を制御するように構成したから、基地局のチャネル容量が最大となるようにソフトハンドオフ制御することができる。又、ソフトハンドオフ率に基づいてチャネル容量が最大となるようにソフトハンドオフ枝数を決定するから、ソフトハンドオフ率を制限してもチャネル容量の劣化を最小することができる。
【0037】
本発明によれば、セル周辺部ではソフトハンドオフ枝数を大きくし、セル中心部へ行くに従ってソフトハンドオフ枝数を順次小さくするように配置したから、すなわち、移動局装置の位置によって最適なソフトハンドオフ枝数を決めるようにしたから、移動局数の変化や基地局設備数の変化等によってソフトハンドオフ率が変化してもチャネル容量の劣化を最小にすることができる。
本発明によれば、セル内の移動局位置に基づいて該移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を制御するとともに、セル周辺部からセル中心部にかけてなだらかに変化するようにソフトハンドオフ枝数を割り当てるようにしたから、移動局数の変化や基地局設備数の変化等によってソフトハンドオフ率が変化した時のチャネル容量の劣化の改善効果をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動局の位置に対するソフトハンドオフ枝数の配置条件説明図である。
【図2】集中配置(面積比=1:0:0)の場合におけるチャネル容量と平均ソフトハンドオフ率の関係説明図(シミュレーション結果)である。
【図3】面積比=1:1:1の場合におけるチャネル容量と平均ソフトハンドオフ率の関係説明図(シミュレーション結果)である。
【図4】面積比=1:2:4の場合におけるチャネル容量と平均ソフトハンドオフ率の関係説明図(シミュレーション結果)である。
【図5】シミュレーション条件説明図表である。
【図6】本発明の移動通信システムの構成図である。
【図7】第1実施例のソフトハンドオフ制御の処理フローである。
【図8】第2実施例のソフトハンドオフ制御の処理フローである。
【図9】第3実施例のソフトハンドオフ制御の処理フローである。
【図10】各エリアの境界線決定法の説明図である。
【図11】従来の移動通信システムの構成図である。
【図12】ソフトハンドオフ制御手順説明図である。
【図13】ソフトハンドオフによる上りチャネル容量の改善効果説明図である。
【符号の説明】
51・・移動局
52,53・・基地局
54,55・・セル
56・・基地局制御装置
57・・システムパラメータ設定部

Claims (7)

  1. 移動局がある基地局との間の無線回線から別の基地局との間の無線回線に切り替える際、複数の基地局との間で同時に無線回線を接続してから所定の無線回線に切り替えるCDMA移動通信システムのソフトハンドオフ制御方法において、
    移動局当り、ソフトハンドオフによりどの程度無線接続数が追加されたかを示す情報を入力し、
    情報に基づいて該基地局に対応するセル内に存在する移動局に割り当てる最大ソフトハンドオフ枝数を制御することを特徴とするソフトハンドオフ制御方法。
  2. 前記セル内の周辺部でソフトハンドオフ制御を行うようにし、該セル周辺部とセル中心部の境界に応じた受信電界強度を設定し、
    他基地局からの電波の受信電界強度が設定レベル以上になった時、前記最大ソフトハンドオフ枝数に従ってソフトハンドオフ制御を行うことを特徴とする請求項1記載のソフトハンドオフ制御方法。
  3. 移動局がある基地局との間の無線回線から別の基地局との間の無線回線に切り替える際、複数の基地局との間で同時に無線回線を接続してから所定の無線回線に切り替えるCDMA移動通信システムのソフトハンドオフ制御方法において、
    基地局に応じたセル内の移動局位置に基づいて該移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を増加または減少制御することを特徴とするソフトハンドオフ制御方法。
  4. セル内周辺部からセル中心部にかけてなだらかにソフトハンドオフ枝数が変化するように移動局位置に基づいてソフトハンドオフ枝数を移動局に割り当てることを特徴とする請求項3記載のソフトハンドオフ制御方法。
  5. セルをセル外周エリア、1以上のセル中間エリア、セル中心エリアに区分し、
    各エリアにおけるソフトハンドオフ枝数を予め決定しておき、移動局が位置するエリアに基づいて該移動局に割り当てるソフトハンドオフ枝数を制御することを特徴とする請求項3記載のソフトハンドオフ制御方法。
  6. 前記セル外周エリア、セル中間エリアでソフトハンドオフ制御を行うようにし、各エリア間の境界に応じた受信電界強度を設定し、
    他基地局からの電波の受信電界強度に基づいて移動局位置が属するエリアを判断し、
    該エリアにおけるソフトハンドオフ枝数に従ってソフトハンドオフ制御を行うことを特徴とする請求項5記載のソフトハンドオフ制御方法。
  7. 前記移動局位置を基地局からの受信電圧に基づいて求めることを特徴とする請求項3記載のソフトハンドオフ制御方法。
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