JP3989925B2 - Auxiliary lock devices such as vending machines - Google Patents
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Description
本発明は、自動販売機や駐車料金精算機等といった金銭や商品を取り扱う機器の扉を盗犯者の不法な開放から防護する補助ロック装置に関するものである。 The present invention relates to an auxiliary lock device that protects a door of a device that handles money or goods such as a vending machine or a parking fee settlement machine from illegal opening of a thief.
自動販売機では、扉の正面壁に扉用ロックハンドル装置を埋め込み固着し、操作ハンドルの軸筒部に組み込んだ錠前ユニットの施錠ロータを回転操作することによって、内部施錠機構を解錠方向に動作させ、操作ハンドルをケース本体から扉の前方に突出させ、この突出した操作ハンドルを回すことによって、自動販売機の筐体に対する扉の錠止を解除させている（例えば特許文献１参照）。
突出した操作ハンドルを手前に引くと、前記扉用ロックハンドル装置とは反対側のエッジ部に装着してある蝶番軸を中心に、扉が開放回転させられる。
In a vending machine, a lock handle device for doors is embedded and fixed in the front wall of the door, and the internal locking mechanism operates in the unlocking direction by rotating the locking rotor of the lock unit incorporated in the shaft cylinder of the operation handle. Then, the operation handle protrudes from the case main body to the front of the door, and the protruding operation handle is rotated to release the lock of the door to the casing of the vending machine (see, for example, Patent Document 1).
When the protruding operation handle is pulled forward, the door is opened and rotated around a hinge shaft attached to the edge portion on the opposite side of the door lock handle device.
このような扉用ロックハンドル装置が採用されている自動販売機における盗犯者の手口は、操作ハンドルの前記錠前ユニットに対するピッキング用具による不正解錠から次第にエスカレートし、今日では電動ドリルやバールなどの工具で錠前ユニットを暴力的に破壊するなど粗暴化の傾向にある。 In the vending machine employing such a lock handle device for doors, the thief's signature gradually escalates from unauthorized unlocking with the picking tool to the lock unit of the operation handle, and today, tools such as electric drills and bars It tends to be violent, such as violently destroying lock units.
最終的には錠前ユニットなどの防護手段が暴力破壊されるとしても、破壊工作に着手してから全ての防護手段の破壊完了に至るまでの所要時間が長ければ、その間に発見される危険性が増大するため、盗犯者はある程度時間がかかると、途中で諦めて現場を立ち去る性向を有している。 Eventually, even if protective measures such as lock units are violently destroyed, if it takes a long time to complete the destruction of all protective measures after the start of destruction, there is a risk of being discovered during that time. Because of the increase, the thief has a tendency to give up halfway and leave the site if it takes some time.
そのため、不正解錠や暴力破壊といったロック破りの所要時間を長くするために、本来の扉用ロックハンドル装置に追加して、種々の補助ロック装置を装着してトータルとしての防護性能を高めることが行なわれている（例えば特許文献２、特許文献３、特許文献４参照）。
Therefore, in order to lengthen the time required for lock breaking such as unauthorized unlocking and destruction of violence, in addition to the original door lock handle device, various auxiliary lock devices can be installed to improve the total protection performance. (See, for example,
しかしながら、盗犯防止といっても補助ロック装置の付加によって、商品補給や売上金回収担当者が扉を開けるときの操作取扱いを煩雑化することは、出来るだけ避けなければならない。 However, even if it is prevention of theft, it is necessary to avoid as much as possible the complication of the handling of operations when the person in charge of merchandise replenishment or sales collection opens the door by adding an auxiliary lock device.
本発明の課題は、日常の操作取扱いが簡便になされるとともに、ロック破りの所要時間が長くなるため防犯性能が高い自動販売機等の補助ロック装置を提供することである。 An object of the present invention is to provide an auxiliary lock device such as a vending machine having high crime prevention performance because daily operation handling is simplified and the time required for breaking the lock becomes long.
添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本発明の主たる特徴は、自動販売機等の筐体１の側面壁２に固着されるサポート金具３と；自動販売機等の扉４の側面壁５に固着されるホルダ金具６と；筐体１の側面壁２に沿って配置される第１棒部分７ａと、扉４の正面壁８に沿って配置される第２棒部分７ｂとからなり、第１棒部分７ａの基端部が前記サポート金具３の軸孔９に回転可能かつ前方に抜取り不能に嵌着され、第１棒部分７ａの先端部分が前記ホルダ金具６の側面溝部１０に出没可能に嵌合され、扉４の正面壁８に固着した扉用ロックハンドル装置１１のケース本体１２または操作ハンドル１３に設けてある被係合部１４と係脱する係合部１５を、第２棒部分７ｂの先端部背面に設けてあるロック棒７とからなり、
前記ホルダ金具６に内蔵された錠前ユニット１６の施錠ロータ１７にラッチ棒１８を連動装備し、施錠ロータ１７の回転操作によってロック棒７の受孔１９にラッチ棒１８を係合させて、ロック棒７を前記ホルダ金具６に対して回転不能に拘束することである。
The main features of the present invention will be described in reference to the attached drawings. The main features of the present invention are a support fitting 3 fixed to a
The
本発明の補助ロック装置では、扉４の閉鎖施錠状態では、ロック棒７はサポート金具３の軸孔９を中心に扉４に向かって回転させられ、第２棒部分７ｂが扉ロックハンドル装置１１の操作ハンドル１３の正面に沿って配置される。この位置では、第２棒部分７ｂの先端部分が、操作ハンドル１３の軸筒部２０の錠前ユニット２１をその背後にほぼ隠蔽するため、盗犯者はピッキング用具による錠前ユニット２１の不正解錠や電動ドリルなどの工具による錠前ユニットの暴力破壊に着手することができない。
In the auxiliary lock device of the present invention, when the
ピッキング用具や電動ドリルを使用可能するには、図５に示したようにロック棒７を前記軸孔９を中心に扉４とは反対向きに退避回転させる必要があるが、扉４の閉鎖施錠状態では、ロック棒７の第１棒部分７ａの先端部分がホルダ金具６の側面溝部１０に入り込んでおり、かつ、第１棒部分７ａの受孔１９にラッチ棒１８が係合しているため、錠前ユニット１６に適合した鍵を所持しない盗犯者には、ロック棒７の回転操作は不可能である。この錠前ユニット１６に対してピッキング用具による不正解錠を試みるときには、それだけ余分な時間がかかることになる。
In order to be able to use a picking tool or an electric drill, as shown in FIG. 5, it is necessary to revolve and rotate the
ロック棒７の第２棒部分７ｂを扉４の前方に無理やり引き出して第２棒部分７ｂと操作ハンドル１３との間にピッキング用具などの操作用空間を作り出そうとしても、第１棒部分７ａの基端部がサポート金具３によって前方移動を阻止されており、かつ、扉用ロックハンドル装置１１のケース本体１２または操作ハンドル１３に設けた被係合部１４と第２棒部分７ｂの係合部１５が係合しているため、そのような盗犯者の努力は徒労に終ることになる。
Even if the
このように本発明の補助ロック装置では、二重三重の防止手段が講じられているため、全ての防止手段を無効化するまでの所要時間が従来装置と比べて長くなり、防犯性能が一段と向上する。 Thus, in the auxiliary lock device of the present invention, since the double and triple prevention means are taken, the time required to invalidate all the prevention means is longer than the conventional device, and the crime prevention performance is further improved. To do.
錠前ユニット１６に適合した鍵を所持する正当権限者であれば、その鍵によって錠前ユニット１６の施錠ロータ１７を所定方向に所定量だけ回転操作することによって、ラッチ棒１８をロック棒７の受孔１９から脱出させ、その後、軸孔９を中心にロック棒７の第２棒部分７ｂを退避回転させることができる。この退避状態において、扉用ロックハンドル装置１１とは反対側にある蝶番軸（図示していない）を中心に扉４を開放回転させると、回転の当初段階で見掛け上、ロック棒７の第１棒部分７ａがホルダ金具６の側面溝部１０から脱出する。
If it is a legitimate authority possessing a key adapted to the
このような操作手順をとるため、本発明の補助ロック装置を付加しても、日常の操作取扱いが徒に煩雑化することがない。 Since such an operation procedure is taken, even if the auxiliary lock device of the present invention is added, daily operation handling is not complicated.
サポート金具３、ホルダ金具６、ロック棒７、ラッチ棒１８といった構成部品、いずれも金属材料で製作し、盗犯者による打撃や捩じ曲げなどの攻撃に対して強固にする。
Components such as the support fitting 3, the holder fitting 6, the
図示の実施例では、サポート金具３は、筐体１の側面壁２に突き当てられ、筐体１の内側からビス２２によって側面壁２に締付け固着されている。サポート金具３の正面側から軸孔９に嵌挿されたロック棒７の第１棒部分７ａの基端部側面には、サポート金具３の底面割溝部２３を通してビス２４が捻じ込まれており、ビス２４の頭部はロック棒７の抜取り防止部材として機能している。
In the illustrated embodiment, the support fitting 3 is abutted against the
図３に示したようにサポート金具３の背面には、ビス２４の頭部と協働してロック棒７の回転角度を１８０度に規制する規制溝２５が、略半円形状に形成されている。この規制溝２５には蓋板２６が被せられ、ビス２７によってサポート金具３に締付け固定されている。
As shown in FIG. 3, a regulation groove 25 for regulating the rotation angle of the
ホルダ金具６は、扉４の側面壁５に突き当てられ、扉４の内側からビス２８によって側面壁５に締付け固着されている。シリンダ錠よりなる錠前ユニット１６は、ホルダ金具６の下面側に埋め込み固着されており、錠前ユニット１６の施錠ロータ１７には、螺旋状カム溝３０を周面に形成したカム筒２９が嵌め込み連結されている。ラッチ棒１８の下端部側面に固着した受動ピン３１は、前記螺旋状カム溝３０に挿入されている。
適合する鍵を施錠ロータ１７に挿入し、施錠ロータ１７を正逆回転させることによって、ラッチ棒１８は上下方向に進退し、ロック棒７の受孔１９に係脱する。施錠ロータ１７とラッチ棒１８間の連動機構としては、上記カム機構以外の他の公知構成も使用できる。
The
By inserting a suitable key into the
図１に示したようにロック棒７の第２棒部分７ｂの先端側部分の背面部は、軸線に沿って平坦面に削除されており、この削除部３２に嵌め込まれたロック板３３はビス３４によってロック棒７に締付け固着されている。前記係合部１５は図４に示したようにロック板３３に溝状に下向きに形成されており、扉用ロックハンドル装置１１の装着位置の一定範囲内の変更に対して調整機能を有している。本実施例では、扉用ロックハンドル装置１１は横長配置に装着されている。
As shown in FIG. 1, the back surface portion of the distal end side portion of the
扉用ロックハンドル装置１１側に設けられる被係合部１４は、単体のフック金具３５の先端フック部によって構成されている。このフック金具３５は、扉用ロックハンドル装置１１のケース本体１２の背面壁部分に、ビス３６によって締付け固着されている。
この上向きフック状の被係合部１４は、操作ハンドル１３の握り部に形成した窓孔３７から前方に突出している。
The engaged
The upward hook-like engaged
なお、被係合部１４は図１３に示したように、ケース本体１２または操作ハンドル１３それ自体に一体成形したり、別体に製作したものをケース本体１２または操作ハンドル１３に固着することもできる。また、図１１に示したように、ロック棒７の第１棒部分７ａにビス２４の捻じ込み用螺子孔３８を複数個設け、扉４の厚さに対する調整機能を持たせることもできる。別体に製作したフック金具３５をケース本体１２に固着する方式では、既存の扉用ロックハンドル装置１１の一部を改変（操作ハンドル１３に対する窓孔３７の形成）するだけで対応することができ、コスト的に有利である。
As shown in FIG. 13, the engaged
図１２に示したように扉用ロックハンドル装置１１が縦長配置に使用される場合には、フック金具３５の正面形状において、被係合部１４の配置角度は、前記実施例におけるものより９０度転回したものとなる。
As shown in FIG. 12, when the door
扉用ロックハンドル装置１１の主要構成は公知のものと同様であり、本体ケース１２の軸受筒部４０に内筒４１を回転可能かつ前後に移動不能に装着し、内筒４１の後面に止め金板４２を固着し、内筒４１内に回転不能かつ前後に摺動可能に操作ハンドル１３の軸筒部２０を嵌挿し、軸筒部２０をバネ４３によって突出方向に移動付勢し、軸筒部２０に錠前ユニット２１を嵌め込み固着し、軸筒部２０を内筒４１に対し錠止する錠止機構４４を錠前ユニット２１のロータ４５に連動させてある。
The main structure of the door
軸筒部２０の中間部内周面に肉厚なガード鍔部４６を全周にわたって設け、ガード鍔部４６の後面側にロータ４５の回転範囲を規制する角度規制突起を設け、角度規制突起に接離する肉厚な角度規制円盤４７をロータ４５の角軸部４５ａに嵌め、角度規制円盤４７の周縁部をガード鍔部４６の後面に当接させ、ロータ４５の螺子軸部４５ｂに螺合した固着用ナット４８を角度規制円盤４７の後面に当接させてある。
A
ロータ４５の回転角度は９０度に規制されている。ロータ４５の螺子軸部４５ｂは小判形断面に形成され、軸筒部２０の錠止機構４４へのジョイント部材４８が一体回転するように嵌められている。錠前ユニット２１の胴部には固定リング４９が螺合固定され、操作ハンドル１３の軸筒部２０の２個の側面開口５４からＵ字形係止金具５０の二股の脚部５１が嵌挿され、脚部５１の２条の内面突起５２２を固定リング４９の２条の外面溝５３に係合させてある。
The rotation angle of the
１ 筐体
２ 筐体の側面壁
３ サポート金具
４ 扉
５ 扉の側面壁
６ ホルダ金具
７ ロック棒
８ 扉の正面壁
９ サポート金具の軸孔
１０ ホルダ金具の側面溝部
１１ 扉用ロックハンドル装置
１２ ケース本体
１３ 操作ハンドル
１４ 被係合部
１５ 係合部
１６ 錠前ユニット
１７ 施錠ロータ
１８ ラッチ棒
１９ ロック棒の受孔
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記ホルダ金具６に内蔵された錠前ユニット１６の施錠ロータ１７にラッチ棒１８を連動装備し、施錠ロータ１７の回転操作によってロック棒７の受孔１９にラッチ棒１８を係合させて、ロック棒７を前記ホルダ金具６に対して回転不能に拘束するようにした自動販売機等の補助ロック装置。 Support metal fittings 3 fixed to the side wall 2 of the casing 1 of the vending machine, etc .; Holder metal fittings 6 fixed to the side wall 5 of the door 4 of the vending machine, etc .; The first rod portion 7a disposed along the front wall 8 of the door 4 and the second rod portion 7b disposed along the front wall 8 of the door 4 are configured such that the base end portion of the first rod portion 7a is the shaft hole 9 of the support fitting 3. The door lock is fitted to the front wall 8 of the door 4 so that the front end portion of the first rod portion 7a is fitted in the side groove portion 10 of the holder fitting 6 so as to be able to protrude and retract. The engaging portion 15 that engages and disengages with the engaged portion 14 provided on the case main body 12 or the operation handle 13 of the handle device 11 includes the lock rod 7 provided on the rear surface of the distal end portion of the second rod portion 7b.
The lock rod 17 of the lock unit 16 incorporated in the holder metal 6 is interlocked with the latch rod 18, and the latch rod 18 is engaged with the receiving hole 19 of the lock rod 7 by rotating the lock rotor 17. An auxiliary lock device such as a vending machine in which 7 is restrained against rotation with respect to the holder fitting 6.
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