JP3988080B2

JP3988080B2 - Printing apparatus and program

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Publication number: JP3988080B2
Application number: JP2003153854A
Authority: JP
Inventors: 玲子水野; 綾増田
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 2003-05-30
Filing date: 2003-05-30
Publication date: 2007-10-10
Anticipated expiration: 2023-05-30
Also published as: JP2004351820A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源としてＡＣアダプタと電池の両方を使用可能な印字装置及びプログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと電池との両方を電源として、印字データを印字する印字装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
この印字装置は、電源から供給された電力により記録ヘッドを駆動させるものであり、出力電圧の違いによって印字処理に制限を設けている。例えば、特許文献１では、印字幅が異なる複数種類のスタンプ体が被印字媒体として装着可能であり、印字装置に装着されているスタンプ体の種類を、装置に備えられたセンサによって検出する。装置には検出されたスタンプ体の印字幅に対応させた駆動電圧が予め記憶されており、その記憶された駆動電圧と電源からの出力電圧とを比較する。記憶された駆動電圧より出力電圧の方が大きいと判断した場合には、そのまま印字処理を施し、記憶された電圧の方が大きいと判断した場合には、出力電圧が足りないことを表示し、ユーザに電池の交換を促している。
【０００４】
【特許文献１】
特開平８−２１６４８６号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１のような印字装置では、スタンプ体である被印字媒体の印字幅によって消費電力を設定しているため、印字幅の広い被印字媒体に印字する際には、電源が電池であることを理由に電圧不足によるエラーが表示される。つまり、ユーザが、被印字媒体の印字幅よりも小さい文字サイズを指定して印字データを作成した場合や、印字データ自体に印字するドット数が少ない場合などであって、少ない印加エネルギーで印字可能な場合であっても、エラーが表示されてしまう。
【０００６】
そこで、上記問題点を解決するため、被印字媒体の印字幅の広狭に関わらず、電源が電池の場合は、印字する印字データの印字ドット数に応じて記録ヘッドを制御する印字装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項１に記載の印字装置は、交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと電池とを電源として使用可能であり、複数の文字からなるテキストに基づいて記録ヘッドを駆動させることにより、被印字媒体に対して１又は複数の単位ラインごとに印字可能な印字装置であって、前記ＡＣアダプタと電池の何れが前記印字装置に接続されているかを識別する電源識別手段と、前記電池を電源として使用した場合に、前記記録ヘッドが一度に印字可能な印字可能最大ドット数を記憶する印字可能最大ドット数記憶手段と、前記テキストのドットパターンデータの単位ラインにおいて、前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を算出するドット数算出手段と、前記ドット数算出手段によって算出された前記最大値が前記印字可能最大ドット数記憶手段に記憶された前記印字可能最大ドット数より大きいか否かを判別するドット数判別手段と、前記複数の文字の文字サイズが異なる場合に、最大文字サイズの文字を縮小するデータ縮小手段と、前記電源識別手段が電池を識別した場合であって前記ドット数判別手段によって前記ドット数の最大値が印字可能最大ドット数より大きいと判別された場合に、前記データ縮小手段により最大文字サイズの文字が縮小されたテキストのドットパターンデータを印字するように前記記録ヘッドを制御する印字制御手段とを備えることを特徴とする。
【０００８】
かかる構成を有する請求項１に記載の印字装置は、交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと電池とを電源として使用可能であり、複数の文字からなるテキストに基づいて記録ヘッドをＡＣアダプタ或いは電池にて駆動させることにより、被印字媒体に対して１又は複数の単位ラインごとに印字可能である。電源識別手段は、アダプタ或いは電池のいずれが印字装置に接続されているかを識別する。印字可能最大ドット数記憶手段は、電池を電源として使用した場合に、記録ヘッドが一度に印字可能な印字可能最大ドット数を記憶する。ドット数算出手段は、テキストのドットパターンデータの単位ラインにおいて、記録ヘッドが一度に印字する当該ドットパターンデータ内のドット数の最大値を算出する。ドット数判別手段は、ドット数算出手段によって算出された最大値が印字可能最大ドット数記憶手段に記憶された印字可能最大ドット数より大きいか否かを判別する。データ縮小手段は、複数の文字の文字サイズが異なる場合に、最大文字サイズの文字を縮小する。印字制御手段は、電源識別手段が電池を識別した場合であってドット数判別手段によってドット数の最大値が印字可能最大ドット数より大きいと判別された場合に、データ縮小手段により最大文字サイズの文字が縮小されたテキストのドットパターンデータを印字するように記録ヘッドを制御する。
【０００９】
請求項２に記載の印字装置は、請求項１に記載の印字装置において、文字と、その文字毎に文字サイズと、がそれぞれ関連付けられて記憶されており、前記文字サイズ毎の文字における記録ヘッドの高さ方向の最大ドット数を記憶する最大ドット数記憶手段を備え、前記ドット数算出手段によって算出される最大ドット数は、前記最大ドット数記憶手段によって記憶された最大ドット数であることを特徴とする。
【００１０】
かかる請求項２に記載の印字装置において、最大ドット数記憶手段は、文字と、その文字毎に文字サイズと、がそれぞれ関連付けられて記憶されており、文字サイズ毎の文字における記録ヘッドの高さ方向の最大ドット数を記憶する。また、ドット数算出手段は、最大ドット数記憶手段によって記憶された最大ドット数を最大ドット数として算出する。
【００１１】
請求項３に記載の印字装置は、請求項１に記載の印字装置において、前記テキストを構成する文字の文字サイズを検出する文字サイズ検出手段と、前記文字サイズ検出手段によって検出された文字サイズのうち、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開するデータ展開手段とを備え、前記データ展開手段によってイメージ展開されたドットパターンデータの前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を前記ドット数算出手段で算出することを特徴とする。
【００１２】
かかる請求項３に記載の印字装置において、文字サイズ検出手段はテキストを構成する文字の文字サイズを検出する。また、データ展開手段は文字サイズ検出手段によって検出された文字サイズのうち、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開する。そして、ドット数算出手段はデータ展開手段によってイメージ展開されたドットパターンデータの記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を最大ドット数として算出する。
【００１３】
請求項４に記載の印字装置は、請求項１乃至３のいずれか１項に記載の印字装置において、前記ドット数判別手段によって、前記ドット数の最大値が最大ドット数より大きいと判別されたときに、前記テキストのドットパターンデータを縮小するか否かを選択する縮小選択手段を備え、前記縮小選択手段によって、テキストのドットパターンデータを縮小すると選択された場合に、前記データ縮小手段により、最大文字サイズの文字を縮小することを特徴とする。
【００１４】
かかる請求項４に記載の印字装置において、縮小選択手段は、ドット数判別手段によって、ドット数の最大値が最大ドット数より大きいと判別されたときに、前記テキストのドットパターンデータを縮小するか否かを選択する。データ自動縮小手段は、縮小選択手段によって、前記テキストのドットパターンデータを縮小すると選択された場合に、最大文字サイズの文字を縮小する。
【００１５】
請求項５に記載のプログラムは、交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと電池とを電源として使用可能であり、複数の文字からなるテキストに基づいて記録ヘッドを駆動させることにより、被印字媒体に対して１又は複数の単位ラインごとに印字可能であって、前記電池を電源として使用した場合に、前記記録ヘッドが一度に印字可能な印字可能最大ドット数を記憶する印字可能最大ドット数記憶手段を備える印字装置のコンピュータを、前記ＡＣアダプタと電池の何れが前記印字装置に接続されているかを識別する電源識別手段、前記テキストのドットパターンデータの単位ラインにおいて、前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を算出するドット数算出手段、前記ドット数算出手段によって算出された前記最大値が前記印字可能最大ドット数記憶手段に記憶された前記印字可能最大ドット数より大きいか否かを判別するドット数判別手段、前記複数の文字の文字サイズが異なる場合に、最大文字サイズの文字を縮小するデータ縮小手段、前記電源識別手段が電池を識別した場合であって前記ドット数判別手段によって前記ドット数の最大値が印字可能最大ドット数より大きいと判別されたときに、前記データ縮小手段により最大文字サイズの文字が縮小されたテキストのドットパターンデータを印字するように前記記録ヘッドを制御する印字制御手段、として機能させる。
【００１６】
かかる請求項５に記載のプログラムは、印字装置のコンピュータを、印字装置の各手段として機能させる。印字装置は、交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと前記電池とを電源として使用可能であり、複数の文字からなるテキストに基づいて記録ヘッドを駆動させることにより、被印字媒体に対して１又は複数の単位ラインごとに印字可能であって、電池を電源として使用した場合に、記録ヘッドが一度に印字可能な印字可能最大ドット数を記憶する印字可能最大ドット数記憶手段を備える。電源識別手段は、アダプタ或いは電池のいずれが印字装置に接続されているかを識別する。ドット数算出手段は、電源識別手段が、電池を識別した場合、テキストのドットパターンデータの単位ラインにおいて、記録ヘッドが一度に印字する当該ドットパターンデータ内のドット数の最大値を算出する。ドット数判別手段は、ドット数算出手段によって算出された最大値が印字可能最大ドット数記憶手段に記憶された印字可能最大ドット数より大きいか否かを判別する。印字制御手段は、ドット数判別手段の結果に基づいて、記録ヘッドを制御する。
【００１７】
請求項６に記載のプログラムは、請求項５に記載のプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記テキストを構成する文字の文字サイズを検出する文字サイズ検出手段、前記文字サイズ検出手段によって検出された文字サイズのうち、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開するデータ展開手段、として機能させ、前記データ展開手段によってイメージ展開されたドットパターンデータの前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を前記ドット数算出手段で算出するよう機能させることを特徴とする。
【００１８】
かかる請求項６に記載のプログラムは、印字装置のコンピュータを、文字サイズ検出手段、データ展開手段として機能させる。文字サイズ検出手段はテキストを構成する文字の文字サイズを検出する。また、データ展開手段は文字サイズ検出手段によって検出された文字サイズのうち、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開する。そしてドット数算出手段はデータ展開手段によってイメージ展開されたドットパターンデータの記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を最大ドット数として算出する。
【００１９】
請求項７に記載のプログラムは、請求項５または請求項６に記載のプログラムにおいて、前記コンピュータを、前記ドット数判別手段によって、前記ドット数の最大値が最大ドット数より大きいと判別され、前記テキストのドットパターンデータを縮小すると選択された場合に、前記データ縮小手段により、最大文字サイズの文字を縮小するよう機能させることを特徴とする。
【００２０】
【００２１】
【００２２】
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【００２４】
本実施の形態は、漢字やひらがなやカタカナ及びアルファベット文字などの多数のキャラクタを印字用テープ（被印字媒体としてのテープ）に印字可能なテープ印字装置に本発明を適用した場合のものである。〔第１の実施の形態〕
テープ印字装置（印字装置）１の構成について、図１及び図２を参照しながら説明する。図１はテープ印字装置１の平面図、図２は印字機構ＰＭの平面図である。
【００２５】
図１に示すように、テープ印字装置１は、キーボード３と、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）２２と、印字機構ＰＭとを備えている。
【００２６】
キーボード３は、本体フレーム２の前部（図１における下側）に配設され、文字キー、印字キー、電源キー、カーソルキー、印字長キーなどが設けられている。文字キーは、アルファベットやひらがなやカタカナなどを入力する。印字キーは、入力された文字を印字する。電源キーは、電源をＯＮ／ＯＦＦする。カーソルキーは、文字サイズ等を選択する際に使用される。印字長キーは、印字する長さを設定する。
【００２７】
ＬＣＤ２２は、キーボード３の後方に設けられ、文字や記号を表示する。印字機構ＰＭは、キーボード３の後方で本体フレーム２内に配設されている。
【００２８】
印字機構ＰＭについては、特開平２−１０６５５５号公報に記載された構成と概略同様である。すなわち、図２に示すように、印字機構ＰＭは、印字用テープ５を収納したテープ収納カセットＣＳと、サーマルヘッド（記録ヘッド）１３と、プラテンローラ１４と、送りローラ１５を備えている。
【００２９】
また、サーマルヘッド１３は、印字用テープ５とインクリボン７とが重なる位置に設けられ、１２８個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列設されている。プラテンローラ１４は、印字用テープ５とインクリボン７とをサーマルヘッド１３に押圧するように、印字用テープ５とインクリボン７を介してサーマルヘッド１３と対向する位置に配置されている。プラテンローラ１４に押圧されつつ、サーマルヘッド１３によって、後述するテープ収納カセットＣＳに備えられた印字用テープ５に文字等のデータを印字する。また、送りローラ１５は、プラテンローラ１４の横に備えられ、プラテンローラ１４と送りローラ１５とは、本体に備えられた支持体１６に回転可能に枢支されている。送りローラ１５は、印字用テープ５と両面テープ１０とをテープ収納カセットＣＳ側に備えられた接合ローラ１２に押圧する。
【００３０】
印字機構ＰＭには、テープ収納カセットＣＳが、着脱自在に装着される。テープ収納カセットＣＳには、テープスプール６と、リボン供給スプール８と、巻取りスプール９と、供給スプール１１と、接合ローラ１２とを備えている。テープスプール６は、透明なフィルムからなる幅約２４ｍｍ、１８ｍｍ、１６ｍｍ、１２ｍｍ、１０ｍｍ、６ｍｍの印字用テープ５の内、いずれかが巻装されている。リボン供給スプール８は、インクリボン７が巻装されており、巻取りスプール９が、リボン供給スプール８から供給されたインクリボン７を巻取る。供給スプール１１には、印字用テープ５と同一幅を有する両面テープ１０が剥離紙を外側にして巻装されている。接合ローラ１２は、印字用テープ５と両面テープ１０とを接合させる。
【００３１】
接合ローラ１２と巻取りスプール９とが、所定回転方向に夫々同期して駆動され、サーマルヘッド１３の発熱素子群に通電されたとき、印字用テープ５上には複数のドット列により文字が印字され、しかも印字用テープ５は両面テープ１０を接合した状態でテープ送り方向Ａ（図２における左方向）にテープ送りされる。
【００３２】
なお、前記テープ収納カセットＣＳの底部壁には下方に突出した１対の突出片１７、１８が一体形成されている。突出片１７、１８と対向する本体フレーム２側には、テープ収納カセットＣＳを装着したときに突出片１７を検出するためのフォトインタラプタからなるカセット識別センサ２１（図３参照）が取付けられている。この突出片１７、１８の有無を識別することにより、収納された印字用テープ５のテープ幅を検出できるようになっている。
【００３３】
次に、テープ印字装置１の制御について図３を参照して説明する。図３は、テープ印字装置１のブロック図である。
【００３４】
図３に示すように、テープ印字装置１は、電源識別センサ（電源識別手段）２０と、カセット識別センサ２１と、キーボード３と、ＬＣＤ２２を表示するためのディスプレイコントローラ（ＬＣＤＣ）２３と、印字機構ＰＭと、制御部Ｃとを備えている。
【００３５】
印字機構ＰＭは、サーマルヘッド１３と、テープ送りモータ２４と、それぞれを駆動する駆動回路２５，２６とを備えている。サーマルヘッド１３は、駆動回路２５によって所定箇所の発熱素子群に通電されて、印字データのドット列を印字する。テープ送りモータ２４は、駆動回路２６によって、テープ収納カセットＣＳの接合ローラ１２と巻取りスプール９とを駆動させて、印字用テープ５を図２における矢印Ａ方向へ送り出す。
【００３６】
電源識別センサ２０は、電源装置２７から供給される電圧ならびにＡＣアダプタ２８の挿抜状態を検出して、その結果に基づき、電源が外部のＡＣアダプタ２８からのものであるか、電池２９からのものであるかを識別する。電源装置２７は、外部の交流電源をＡＣアダプタ２８によって降圧・直流化した所定の直流電流あるいは電池２９からの直流電流を出力するものである。また、電源装置２７に電池２９及びＡＣアダプタ２８が共に接続されている場合には、ＡＣアダプタ２８側からの直流電流が供給されるように構成されている。本実施例では、ＡＣアダプタ２８の接続ジャックを所定の位置に差し込むことによって、機械的な構成によって電池２９からの出力経路が切断されるようになっている。
【００３７】
本実施例のＡＣアダプタ２８におけるアダプタプラグ２８ａは、外側端子２８ｂがプラスに、内側端子２８ｃがマイナス（ＧＮＤ）に設定されている。
【００３８】
アダプタプラグ２８ａが接続されていないときは、図４における接点２０ａと接点２０ｂが接続しており、電池２９から電源が供給される。電源識別センサ２０に、内部電圧Ｖが印加され、ＡＣアダプタ２８が接続されていないことを識別する。
【００３９】
一方、アダプタプラグ２８ａが接続されると、接点２０ａと接点２０ｂとの接続が物理的に切断され、アダプタプラグ２８ａの外側端子２８ｂが接点２０ｂと接続する。このとき、アダプタプラグ２８ａの内側端子２８ｃが接点２０ｃと接続し、本体へ電流が供給される。内部電圧Ｖによる電流がアダプタプラグ２８ａの内側端子２８ｃへと流れるため、電源識別センサ２０には、内部電圧Ｖが印加されない。従って、ＡＣアダプタ２８が接続されたと識別する。
【００４０】
制御部Ｃは、ＣＰＵ３０と、ＲＯＭ３１と、ＲＡＭ３２と、インターフェースユニット３３と、データバス３４とから構成されている。
【００４１】
ＣＰＵ３０は、各種コマンドに従って演算処理を行う中央演算処理装置である。
【００４２】
ＲＯＭ３１は、ＣＰＵ３０の各機能部の動作を実現し、図６から図８のフローチャートのように実行させるプログラムやプログラム実行に必要なデータが格納されている読出し専用メモリである。ＲＯＭ３１には、最大ドット数記憶部（最大ドット数記憶手段）と、各データの最大ドット数を記憶するデータ記憶部（サイズ別ドット数記憶手段）と、装着されたテープ収納カセットＣＳのテープ幅に印字可能なカセット別ドット数記憶部を備えている。最大ドット数記憶部は、電池２９で印字可能な最大ドット数を記憶しており、本実施形態では、最大ドット記憶部に記憶された最大ドット数は、１１２ドットである。データ記憶部は、文書データごとの最大ドット数を記憶している。例えば、「Ａ」における最大ドット数は、文字サイズがＸＬサイズの場合は９６ドット、ＬＬサイズの場合は８４ドット、Ｌサイズの場合は６０ドットといったようにキャラクタ及び文字サイズと関連付けた最大ドット数が文書データとして記憶されている（図５参照）。また、カセット別ドット数記憶部は、装着されたテープ収納カセットＣＳごとに、印字可能なドット数をそれぞれ記憶している。例えば、カセット別ドット数記憶部には、２４ｍｍのテープ幅を有するテープ収納カセットＣＳが、テープ印字装置１に装着されていた場合は１２８ドット以下、１８ｍｍのテープ幅を有するテープ収納カセットＣＳが装着された場合は１１２ドット以下のように記憶されている。
【００４３】
ＲＡＭ３２は、ＣＰＵ３０がプログラムを実行する際に使用するデータの一時記憶用の揮発性メモリであり、テキストメモリや印字バッファ等を備えている。テキストメモリは、ＲＡＭ３２によって構成された文書保存用メモリであり、入力された文書データをコードデータとして記憶する。印字バッファは、印字する文書データのドットパターンデータが印字データとして格納される。印字バッファには、縦方向（ドット列方向）に１２８ドットに対応する１２８ビット（１６バイト）、横方向に複数キャラクタのドットパターンデータを格納し得るビット数からなる大きさのメモリ容量が設けられている。
【００４４】
インターフェースユニット３３は、電源識別センサ２０、カセット識別センサ２１、ＬＣＤＣ２０、キーボード３、印字機構ＰＭと、制御部Ｃとを電気的に接続する接続部である。
【００４５】
データバス３４は、ＣＰＵ３０と、ＲＯＭ３１と、ＲＡＭ３２と、インターフェースユニット３３とを、それぞれ電気的に接続するデータ転送用ライン群である。制御部Ｃ内の全ての転送データは、データバス３４を介して転送される。
【００４６】
次に、制御部Ｃ内に備えられた各機能について詳述する。これら機能は、ＲＯＭ３１内部に格納された各種プログラムをＣＰＵ３０によって実行することで動作する。
【００４７】
データ展開手段は、ＲＡＭ３２のテキストメモリに格納された文書データを、ドットパターンデータに展開する手段である。展開したドットパターンデータは、印字データとして、印字バッファに格納される。
【００４８】
ドット数算出手段は、サーマルヘッド１３が印字する単位ラインあたりのドット数の内、印字データにおける最大ドット数を算出する。
【００４９】
ドット数判別手段は、ドット数算出手段によって算出されたドット数と、予めＲＯＭ３１の最大ドット数記憶部に記憶された最大ドット数の大きさを比較する。
【００５０】
文字サイズ検出手段は、印字バッファから印字データの文字サイズをそれぞれ検出する手段である。印字バッファには、文書データとして印字に用いる文字サイズ（ＸＬ，ＬＬ，Ｌ，Ｍ、Ｓ，ＳＳ）の何れかが格納される。また、印字バッファは、フラグメモリを備えている。フラグメモリは、「オートサイズ」の文字サイズが設定されたときにセットされるオートサイズフラグＡＦのフラグデータが格納されており、オートサイズが設定されたときは、装着されたテープ収納カセットＣＳのテープ幅に対応した文字サイズが設定される。例えば、１８ｍｍのテープ幅であった場合は、テープ幅に印字可能な最大文字サイズであるＬＬサイズが設定される。
【００５１】
印字制御手段は、印字バッファに格納された印字データを順次読み出してサーマルヘッド１３とテープ送りモータ２４との駆動を制御しながら印字する駆動部と、電池２９を電源とした場合に印字不可能であると判断された際、印字データを自動縮小し、印字可能な印字データに変更するデータ処理部とを備えている。
【００５２】
次に、本実施の形態におけるテープ印字装置１の印字制御方法について図６から図８のフローチャートを参照しながら説明する。図６は、テープ印字装置１のメインルーチンを示すフローチャート、図７は、印字処理の制御を示すフローチャート、図８は、印字データを確認する際のフローチャートである。
【００５３】
図６のフローチャートに示すように、テープ印字装置１のキーボード３を操作すると（Ｓ１０１；Ｙｅｓ）、Ｓ１０２に移行する。Ｓ１０２では、入力されたキーが、文字キーであるかが確認される。入力されたキーが文字キーであった場合（Ｓ１０２；Ｙｅｓ）、データ入力処理が行われ（Ｓ１０３）、再びＳ１０１に戻り、キー入力待ち状態となる。データ入力処理では、キャラクタ及び文字サイズを設定し、コードデータをテキストメモリに記憶すると共に、印字データを印字バッファに格納する。
【００５４】
入力されたキーが、文字キーでなかった場合（Ｓ１０２；Ｎｏ）、Ｓ１０４に移行し、入力されたキーが、印字長キーであるかが確認される。入力されたキーが印字長キーであった場合（Ｓ１０４；Ｙｅｓ）、Ｓ１０５へ移行し、印字長さ設定処理を行う。印字長さ設定が行われた後、再びＳ１０１に戻り、キー入力待ち状態となる。印字長さ設定処理では、ユーザが印字長さを設定することにより、印字されるテープの長さを設定できる。例えば、印字データを１０ｃｍの印字用テープ５に印字し作成したい場合は、この印字長さ設定処理において、印字長さを１０ｃｍと設定することで、印字バッファに記憶された印字データが、そのテープの長さに基づいて均等配置される。なお、印字データが、設定した印字長さに入らないときは、エラーを表示してユーザに知らせる。また、この印字長さ設定処理を行わないときは、印字データに合わせて自動的にテープの長さが設定されることとなる。
【００５５】
入力されたキーが、印字長キーでなかった場合（Ｓ１０４；Ｎｏ）、Ｓ１０６へ移行し、印字キーであるかが確認される。入力されたキーが印字キーであった場合（Ｓ１０６；Ｙｅｓ）、Ｓ１０７へ移行し、図７に示す印字処理が行われ、その後、Ｓ１０１に戻り、再びキー入力待ち状態となる。
【００５６】
入力されたキーが、印字キーでなかった場合（Ｓ１０６；Ｎｏ）、Ｓ１０８へ移行し、操作されたキーに対応する処理が行われることとなる。その後、Ｓ１０１へ戻り、キー入力待ち状態となる。
【００５７】
次に、印字処理を行う際の動作について図７及び図８に従い説明する。
【００５８】
まず、テープ印字装置１のカセット識別センサ２１にて、テープ印字装置１に装着されているテープ収納カセットＣＳのテープ幅を判別する（Ｓ２０１）。ここで、装着可能なテープ収納カセットＣＳは、２４ｍｍ、１８ｍｍ、１６ｍｍ、１２ｍｍ、１０ｍｍ、６ｍｍのテープ幅の印字用テープ５を含んだテープ収納カセットＣＳの６種類である。ＲＯＭ３１の最大ドット数記憶部に記憶された電池２９で印字可能なドット数は１１２ドット以下である。また、カセット別ドット数記憶部に記憶された各々のテープ幅に印字可能なドット数は、それぞれ１２８ドット、１１２ドット、７０ドット、５０ドット、３２ドット以下である。従って、テープ幅１８ｍｍ以下の印字用テープ５に印字処理を行う場合は、印字データの高さ方向における単位ラインあたりのドット数は、１１２ドットであるため、電池２９を電源とした場合においても印字可能である。Ｓ２０１で１８ｍｍ以下のテープ幅の印字用テープ５を収納したテープ収納カセットＣＳであると判別した場合（Ｓ２０１；Ｎｏ）、全てのデータが印字可能であるため、Ｓ２１４に移行して、印字データの印字処理を行う。一方、テープ収納カセットＣＳがテープ幅１８ｍｍ以下のテープ収納カセットＣＳでない、つまり２４ｍｍの印字用テープ５を収納したテープ収納カセットＣＳであると判別した際（Ｓ２０１；Ｙｅｓ）、Ｓ２０２へ移行して、電源識別センサ２０にて、供給されている電源が、ＡＣアダプタ２８からのものか、電池２９からのものかが判断される。
【００５９】
供給される電源が、ＡＣアダプタ２８からのものである場合は（Ｓ２０２；Ｙｅｓ）、出力電圧が十分に供給されるため、Ｓ２１４へ移行し、通常の印字処理を行う。一方、供給されている電源が、ＡＣアダプタ２８でない、つまり電池２９であると判別したときは（Ｓ２０２；Ｎｏ）、Ｓ２０３へ移行し、図８に示す印字データの確認をする。
【００６０】
図８に示すＳ３０１において、確認処理が初期化される。具体的には、文書データにおけるキャラクタの数の順番Ｎに１を代入する。また、今までに調べた文書データが最初はないので、最大ドット数Ｍａｘに「０」を代入する。
【００６１】
その後、印字データが構成するキャラクタの数Ｌｓｔを検出する（Ｓ３０２）。その後、印字データのＮ文字目の最大ドット数Ｍａｘ（Ｎ）をＲＯＭ３１のデータ記憶部から読み出す（Ｓ３０３）。そして、今までに調べた文書データの最大ドット数Ｍａｘより大きいか否かを判断する（Ｓ３０４）。
【００６２】
最大ドット数Ｍａｘより、Ｎ文字目の最大ドット数Ｍａｘ（Ｎ）が大きいと判断された場合は（Ｓ３０４；Ｙｅｓ）、Ｎ文字目の最大ドット数Ｍａｘ（Ｎ）を、今まで調べた文書データの最大ドット数Ｍａｘに代入する（Ｓ３０５）。１文字目の最大ドット数Ｍａｘ（１）を比較する際は、初期値として、Ｍａｘ（０）は「０」であるので、１文字目の最大ドット数Ｍａｘ（１）の方が必ず大きいと判断されることになる（Ｓ３０４；Ｙｅｓ，Ｓ３０５）。最大ドット数Ｍａｘより小さいと判別したときは（Ｓ３０４；Ｎｏ）、最大ドット数Ｍａｘの値は変更されず、Ｓ３０６へ移行する。Ｓ３０６では、Ｎ番目のキャラクタが印字データ最後のキャラクタか否かが確認される。最後でない場合は（Ｓ３０６；Ｎｏ）、Ｓ３０７へ移行し、次の文字についてＳ３０３からの処理を同様に確認を行う。最後であると確認された場合は（Ｓ３０６；Ｙｅｓ）、図７におけるＳ２０４の処理に戻り、最大ドット数Ｍａｘが１１２ドット以上であるかを判別する。
【００６３】
Ｓ２０４では、単位ラインあたりのドット数の内、最大ドット数Ｍａｘが、予めＲＯＭ３１の最大ドット数記憶部に記憶された電池２９で印字可能なドット数、すなわち１１２ドットより大きいか否かを判断する。
【００６４】
算出した最大ドット数Ｍａｘが、１１２ドット以下であると判断したとき（Ｓ２０４；Ｙｅｓ）、電池２９による出力電圧で印字可能であるため、Ｓ２１４に移行して、装着した印字テープ５に印字データを印字する。一方、最大ドット数が１１２ドットより大きいと判断したとき（Ｓ２０４；Ｎｏ）、Ｓ２０５へ移行し、文字が大きすぎて印字できない旨のエラーをＬＣＤ２２に表示する。この際、エラー表示の方法は、特に限定されるものではなく、例えば、音によってユーザに報知してもよい。
【００６５】
その後、ＬＣＤ２２に自動縮小するか否かをユーザに選択させる内容が表示される（Ｓ２０６）。ユーザが、自動縮小しないと選択した際は（Ｓ２０６；Ｎｏ）、Ｓ２０７へ移行し、ＬＣＤ２２にエラーを表示してＡＣアダプタ２８を装着するようユーザに促す。その後、Ｓ２０１に戻る。この際のエラー表示は、文字サイズの設定が「オートサイズ」であった場合には、印字可能なテープ幅の印字用テープ５を収納したテープ収納カセットＣＳに交換するように、ユーザに促すような構成にしてもよい。
【００６６】
一方、自動縮小すると選択された場合は（Ｓ２０６；Ｙｅｓ）、印字データが、キャラクタごとに複数のサイズで構成されているかを確認する（Ｓ２０８）。１種類の文字サイズにて印字データが構成されていた場合、例えば、ＸＬサイズのみから構成されている場合（Ｓ２０８；Ｎｏ）、印字データ全体を印字可能範囲に縮小する（Ｓ２０９）。印字データが、複数の文字サイズから構成されている場合（Ｓ２０８；Ｙｅｓ）、自動縮小範囲を選択させる（Ｓ２１０）。具体的には、印字データ全体を印字可能範囲に自動縮小するか、印字データのうち、文字サイズがＸＬサイズの文書データ、つまり最大ドット数が１１２ドット以上の文書データのみ自動縮小し、他の文書データは変更しないかを選択することができる。この印字データを自動縮小するかをユーザに選択させたときに行う処理が、縮小選択手段に相当する。
【００６７】
印字データ全体を自動縮小すると選択した場合（Ｓ２１０；Ｙｅｓ）、Ｓ２０９に移行して印字データ全体を印字可能範囲まで自動縮小する。一方、１１２ドット以上のドット数を含む文書データのみ自動縮小すると選択した場合（Ｓ２１１）は、１１２ドット以上の文書データの文字サイズのみ印字可能範囲まで自動縮小する。この印字データを自動縮小する処理が、データ自動縮小手段に相当する。
【００６８】
Ｓ２０９及びＳ２１１にて、自動縮小した印字データは、その後、ＬＣＤ２２に表示され（Ｓ２１２）、Ｓ２１３へ移行する。
【００６９】
ＬＣＤ２２に表示されたイメージデータに従って印字すると判断した場合（Ｓ２１３；Ｙｅｓ）、自動縮小した内容をカセット装着部に装着されたテープ収納カセットＣＳの印字用テープ５に印字する（Ｓ２１４）。一方、印字しないと選択した際は（Ｓ２１３；Ｎｏ）、Ｓ２０６に移行し、自動縮小するか否かの判断待ち状態となる。Ｓ２１４で印字処理を行った後は、図６に示すフローチャートにおけるＳ１０１に戻り、キー入力待ち状態となる。
【００７０】
ここで、図７における印字処理が印字制御手段に、図８における印字データ確認の処理がドット数算出手段にそれぞれ相当する。また、図７におけるＳ２０４の電池２９で印字可能なドット数か否かを確認する処理がドット数判別手段に、図７におけるＳ２０８の文字サイズが複数あるかを確認する処理が文字サイズ検出手段に、図７におけるＳ２１２の印字データをドットイメージに展開する処理がデータ展開手段に、それぞれ相当する。
【００７１】
次に、フローチャートに従いながら、具体的に印字処理を行う動作について説明する。例えば、図９（ａ）に示すように、２４ｍｍ幅の印字用テープ５に「Ｐ」のみがＸＬサイズ、「Ｒ」がＬサイズ、「ＩＮＴ」がＭサイズにそれぞれ入力設定された印字データを印字したい場合について説明する。
【００７２】
まず、ユーザは、図６におけるデータ入力処理によって、所望の文書データを作成する。作成された文書データは、ＲＡＭ３２のテキストメモリ、印字バッファにそれぞれ格納される。
【００７３】
次に、ユーザが印字キーを入力することで（Ｓ１０１；Ｙｅｓ，Ｓ１０２；Ｎｏ，Ｓ１０４；Ｎｏ，Ｓ１０６；Ｙｅｓ）、図７の印字処理へと移行する。
【００７４】
印字処理の制御において、Ｓ２０１で装着されたテープ収納カセットＣＳのテープ幅が２４ｍｍであると判断され（Ｓ２０１；Ｎｏ）、電源が電池２９であると判断されるため（Ｓ２０２；Ｎｏ）、Ｓ２０３の印字データ確認へ移行する。図８のフローチャートに従って、初期化された後（Ｓ３０１）、キャラクタの数が検出される（Ｓ３０２）。ここで、「ＰＲＩＮＴ」を構成する文字数は、５文字であるため、Ｌｓｔに「５」が代入される。ＲＯＭ３１に記憶されたそれぞれの印字データ（図５参照）に基づいて、最大ドット数Ｍａｘが算出される。すなわち、１文字目「Ｐ」の最大ドット数Ｍａｘ（１）が１２８ドットであるとＲＯＭ３１から読み出される（Ｓ３０３）。最大ドット数Ｍａｘは、初め「０」に設定されているので、１文字目「Ｐ」の最大ドット数Ｍａｘ（１）の方が大きく、印字データの最大ドット数Ｍａｘに１２８ドットが代入される（Ｓ３０４；Ｙｅｓ，Ｓ３０５）。「Ｐ」は、最後の文字ではないので（Ｓ３０６；Ｎｏ）、次の文字「Ｒ」へ移行する（Ｓ３０７）。２文字目「Ｒ」の最大ドット数Ｍａｘが、１１２ドットであるとＲＯＭ３１から読み出される（Ｓ３０３）。ここで、今までに調べた最大ドット数Ｍａｘは、１２８ドットであるため、最大ドット数Ｍａｘの方が大きいと判断され（Ｓ３０４；Ｙｅｓ）、最大ドット数Ｍａｘは書き換えられず、そのまま最後の文字であるかの判断へ移行する（Ｓ３０６）。同様に、３文字目、４文字目も処理が繰り返される（Ｓ３０３〜Ｓ３０７）。５文字目、つまり最後の文字である「Ｔ」の最大ドット数Ｍａｘ（５）と今までに調べた最大ドット数Ｍａｘとの判別処理が終了すると（Ｓ３０５）、キャラクタが最後であるため（Ｓ３０６；Ｙｅｓ）、印字データ確認の処理が終了する。
【００７５】
次に、図７に戻り、記憶された最大ドット数Ｍａｘと、ＲＯＭ３１の最大ドット数記憶部に記憶された電池２９で印字可能なドット数との大小関係が比較される（Ｓ２０４）。ここで、電池２９で印字可能なドット数は、１１２ドット以下であり、印字データの最大ドット数Ｍａｘは１２８ドットであるため、最大ドット数Ｍａｘのほうが大きいと判断され（Ｓ２０５；Ｎｏ）、文字が大きすぎて印字できない旨のエラーが表示される（Ｓ２０６）。続いて、自動縮小するか確認される（Ｓ２０６）。ここでユーザが、自動縮小すると選択すると（Ｓ２０６；Ｙｅｓ）、印字データを構成する文字サイズが複数種類で構成されているか否かが判断される（Ｓ２０８；Ｙｅｓ）。本実施例では、ＸＬ、Ｌ、Ｍサイズの複数の文字サイズから構成されていると判断され（Ｓ２０８；Ｙｅｓ）、自動縮小範囲を選択する処理に移行する（Ｓ２１０）。文字サイズがＸＬサイズのキャラクタのみを部分縮小するか、全体を自動縮小するかが選択可能であり、部分縮小を選択すると（Ｓ２１０；Ｎｏ）、「Ｐ」の文字が、印字可能な文字サイズＬＬサイズに自動縮小される（Ｓ２１１）。そして、自動縮小された「ＰＲＩＮＴ」の印字データがＬＣＤ２２に表示される（Ｓ２１２）。このイメージで印字するか否かが確認され、ユーザが印字すると選択すると（Ｓ２１３；Ｙｅｓ）、ＬＣＤ２２に表示された印字データが、装着されたテープ幅２４ｍｍの印字用テープ５に印字される（図９（ｂ）参照）。〔第２の実施形態〕
次に、本発明における第２の実施形態について説明する。第２の実施形態におけるテープ印字装置１の構成等は、第１の実施形態と同様である。第１の実施形態とは異なり、ＣＰＵ３０の印字制御手段による文書データが電池２９で印字可能か否かを判別する動作が、キャラクタを入力した時に行われる。そこで、以下に、データ入力処理の動作について、図１０のフローチャートを参照しながら説明する。図１０は、第２の実施形態におけるデータ入力処理を示すフローチャートである。
【００７６】
図６に示すキー入力待ち状態から、文字キーが入力されると（Ｓ１０１；Ｙｅｓ、Ｓ１０２；Ｙｅｓ）、図１０のフローチャートに示すデータ入力処理に移行する。
【００７７】
図１０では、入力されたキャラクタのコードデータがテキストメモリに格納される（Ｓ４０１）。このとき、テキストメモリに入力された文書データがすでに格納されている場合は、新たに入力されたキャラクタをテキストメモリに追加することになる。
【００７８】
そして、文字サイズ設定画面に移行し（Ｓ４０２）、ユーザによって入力された文書データの文字サイズが設定される。
【００７９】
次に、テープ印字装置１に装着されたテープ収納カセットＣＳが、テープ幅１８ｍｍ以下であるかが判断される。このとき、テープ収納カセットＣＳが１８ｍｍ以下のテープ幅である場合（Ｓ４０３；Ｙｅｓ）、電源がＡＣアダプタ２８であるか電池２９であるかを問わずに印字可能であるため、入力されたキャラクタ及び文字サイズがＲＡＭ３２のテキストメモリに格納されることとなる。一方、装着されたテープ収納カセットＣＳのテープ幅が１８ｍｍ以下でない、つまり２４ｍｍであると判断された場合は（Ｓ４０３；Ｎｏ）、Ｓ４０４へ移行する。
【００８０】
Ｓ４０４では、電源がＡＣアダプタ２８によるものか電池２９によるものかが判別される。電源がＡＣアダプタ２８によるものであれば（Ｓ４０４；Ｙｅｓ）、文書データに関わらず印字可能であるためＳ４１１へ移行して、文書データをテキストメモリに格納する。
【００８１】
電源が電池２９によるものであると判別されると（Ｓ４０４；Ｎｏ）、Ｓ４０５へ移行し、入力されたキャラクタ及び設定された文字サイズから、予めＲＯＭ３１に記憶された最大ドット数が読み出される（Ｓ４０５）。その後、Ｓ４０６へ移行し、Ｓ４０５で読み出された最大ドット数が、電池２９で入力可能なドット数１１２ドット以下であるか否かが判断される。
【００８２】
最大ドット数が、１１２ドット以下であると判別された際は（Ｓ４０６；Ｙｅｓ）、電池２９による電源で印字可能であるため、そのままテキストメモリに文字サイズが追加される（Ｓ４１１）。一方、最大ドット数が１１２ドットより大きいと判断された場合は（Ｓ４０６；Ｎｏ）、ＬＣＤ２２に文字が大きすぎる旨のエラーが表示される（Ｓ４０７）。
【００８３】
その後、Ｓ４０８へ移行し、入力した文字を自動縮小するか否かの判断をユーザに促す。ユーザが、自動縮小しないと選択した場合は（Ｓ４０８；Ｎｏ）、アダプタを装着するようにユーザに促す旨のエラーメッセージが表示される（Ｓ４０９）。一方、自動縮小すると選択された場合は（Ｓ４０８；Ｙｅｓ）、Ｓ４１０へ移行し、文字を印字可能範囲に自動縮小し、縮小した文字サイズをＲＡＭ３２のテキストメモリに追加し（Ｓ４１１）、図６におけるＳ１０１のキー入力待ち状態となる。
【００８４】
図１０に示すデータ入力処理動作を繰り返すことによって、所望の印字データが入力されることとなる。入力された印字データは、印字キーを操作することによって、印字されることとなる。
【００８５】
例えば、図９（ａ）に示す「ＰＲＩＮＴ」という文字を、入力する動作について図１０のフローチャートに従って説明する。
【００８６】
まず、ユーザのキー操作によって「Ｐ」が入力されることとなる（図６におけるＳ１０１；Ｙｅｓ，Ｓ１０２；Ｙｅｓ）。図１０のフローチャートに移行し、入力された「Ｐ」の文字のコードデータをテキストメモリに格納する（Ｓ４０１）。
【００８７】
その後、「Ｐ」の文字サイズの選択が行われることとなる（Ｓ４０２）。ユーザは、複数種類ある文字サイズのうち、ＸＬサイズを選択する。その後、テープ印字装置１に装着されたテープ収納カセットＣＳのテープ幅が確認される（Ｓ４０３）。テープ幅が２４ｍｍであるので（Ｓ４０３；Ｎｏ）、Ｓ４０４へ移行し、電源がＡＣアダプタ２８であるかが判断される。そして、電源が電池２９であるため（Ｓ４０４；Ｎｏ）、入力された文書データ「Ｐ」のＸＬサイズにおける最大ドット数がＲＯＭ３１から読み出されることとなる（図５参照）。
【００８８】
このとき、「Ｐ」のＸＬサイズにおける最大ドット数は、１２８ドットである。電池で印字可能なドット数１１２ドットより、「Ｐ」のＸＬサイズ時の最大ドット数１２８ドットが大きいため（Ｓ４０６；Ｎｏ）、文字が大きすぎる旨のエラーを表示し（Ｓ４０７）、自動縮小するか否かをユーザに選択させる（Ｓ４０８）。
【００８９】
ユーザが、自動縮小すると選択すると（Ｓ４０８；Ｙｅｓ）、Ｓ４１０で、「Ｐ」が印字可能範囲の文字サイズに自動縮小され（ここでは、ＬＬサイズ）、ＲＡＭ３２のテキストメモリに「Ｐ」の文字サイズであるＬＬサイズが追加される。再び、図６におけるＳ１０１のキー入力待ち状態となる。
【００９０】
次のキャラクタである「Ｒ」が入力されると同様に図１０のデータ入力処理の動作に移行する。「Ｒ」のコードデータがテキストメモリに格納される。このとき、ＲＡＭ３２のテキストメモリには、「Ｐ」の文書データが格納されているため、「Ｐ」の文書データに追加することになる。「Ｒ」は、文字サイズがＬＬサイズであり、ＲＯＭ３１に格納された最大ドット数が１１２ドットである。従って、Ｓ４０６で、最大ドット数が１１２ドット以下であると判別され（Ｓ４０６；Ｙｅｓ）、ＬＬサイズのまま、ＲＡＭ３２のテキストメモリに追加される。同様に、「Ｉ」「Ｎ」「Ｔ」がそれぞれ入力されることとなる。
【００９１】
全ての文字が入力されると、再び、図６におけるＳ１０１のキー入力待ち状態に移行する。ここで、印字処理を行うには、印字キーを入力する（Ｓ１０１；Ｙｅｓ，Ｓ１０２；Ｎｏ，Ｓ１０３；Ｎｏ，Ｓ１０４；Ｙｅｓ）。印字キーが入力されると、ＲＡＭ３２のテキストメモリに格納されたデータが、印字バッファに展開され、図９（ｂ）に示すドットパターンデータがＬＣＤ２２に表示される。そこで、ユーザが印字を指定すると印字処理が施される。〔変形例〕
以上に説明したように、本実施形態にかかるテープ印字装置１は、前述のように、ＡＣアダプタ２８と電池２９との両方を電源として使用可能であり、電池２９を電源として使用する際には、印字データの最大ドット数を算出し、印字データのサーマルヘッド１３が一度に印刷するドット数に応じて、印刷を制御することで、電池で印刷可能な範囲を印刷することができる。
【００９２】
なお、本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
【００９３】
例えば、本実施の形態では、印字装置としてテープ印字装置１を使用しているが、このようなテープ印字装置１に限らず、記録ヘッドを駆動させることにより、印字を行うドット式の印字装置であればよい。
【００９４】
また、本実施の形態では、電池２９で印字可能とする印刷制御手段を自動縮小するとしたが、サーマルヘッド１３が発熱する発熱素子群の数を減少させればよい。例えば、サーマルヘッド１３が発熱する発熱素子群を複数列有するテープ印字装置であった場合に、印刷制御手段が、印字データのドット数によって一度に印字する列数を制御する。すなわち、通常の印刷を行うときは、印刷制御手段が、発熱素子群の複数列全てを発熱させて、一度に印刷を行うように制御して、電源が電池であり、且つ印字データの最大ドット数が電池で印字可能な値以上であった場合には、発熱素子群の発熱させる列数を複数列から一列に減少させて印刷する。
【００９５】
また、電池２９で印刷する際の出力電圧を印字長によって、異なるものとしてもよい。例えば、制御部Ｃに印字長確認手段を設け、印字長さが１０ｃｍ以上であると確認された場合は、印字可能ドット数を８０ドット以下にし、１０ｃｍ未満であると確認された場合は、１１２ドット以下に予め設定してもよい。
【００９６】
さらに、本実施形態では、キャラクタと文字サイズから得られる最大ドット数を、予めＲＯＭ３１に記憶しているが、印字データを確認する際に、印字データを展開してサーマルヘッド１３が駆動する単位ラインごとにカウントし、その値の最大値としてもよい。なお、このとき展開する印字データは、データ全体であってもよいし、印字データの内、最大の文字サイズであるキャラクタを検出し、そのキャラクタを展開するようにしてもよい。
【００９７】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１、及び、４に記載の印字装置、並びに、請求項５、及び、７に記載のプログラムによれば、文字サイズが異なるテキストであった場合に、文字サイズの大きな文字のみを縮小するため、電池を電源として印字が可能となると共に、全体の大きさを変えることなく印字できる。
【００９８】
【００９９】
請求項２に記載の印字装置によれば、予め、文字及び文字サイズによって記録ヘッドの高さ方向の最大ドット数が決まっているため、文字のドットパターンデータをイメージ展開しなくても記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値が算出できる。
【０１００】
請求項３に記載の印字装置及び請求項６に記載のプログラムによれば、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開してドット数を算出するため、記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を算出する処理が速くなる。
【０１０１】
【０１０２】
【０１０３】
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態にかかるテープ印字装置１の平面図である。
【図２】テープ印字装置１の印字機構ＰＭの平面図である。
【図３】テープ印字装置１のブロック図である。
【図４】電源識別センサ２０の説明図である。
【図５】ＲＯＭ３１に備えられる最大ドット数記憶部の説明図である。
【図６】テープ印字装置１のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図７】第１の実施形態における印字処理の制御を示すフローチャートである。
【図８】第１の実施形態における印字データを確認する際のフローチャートである。
【図９】本実施の形態における処理を行ったときの具体例である。
【図１０】第２の実施形態におけるデータ入力処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１テープ印字装置
５印字テープ
２０電源識別センサ
２８ＡＣアダプタ
２９電池
１３サーマルヘッド
３０ＣＰＵ
３１ＲＯＭ
３２ＲＡＭ
ＰＭ印字機構
ＣＳテープ収納カセット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a printing apparatus capable of using both an AC adapter and a battery as a power source.as well asProgramToIt is related.
[0002]
[Prior art]
  2. Description of the Related Art Conventionally, a printing apparatus that prints print data using both an AC adapter that converts an AC power source into a DC power source and a battery as power sources is known (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
  This printing apparatus drives a recording head with electric power supplied from a power source, and limits printing processing due to a difference in output voltage. For example, in Patent Document 1, a plurality of types of stamp bodies having different printing widths can be mounted as print media, and the type of stamp body mounted on the printing apparatus is detected by a sensor provided in the apparatus. In the apparatus, a driving voltage corresponding to the detected printing width of the stamp body is stored in advance, and the stored driving voltage is compared with the output voltage from the power source. When it is determined that the output voltage is larger than the stored drive voltage, the printing process is performed as it is, and when it is determined that the stored voltage is larger, the output voltage is insufficient. The user is prompted to replace the battery.
[0004]
[Patent Document 1]
          JP-A-8-216486
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
  However, since the power consumption is set according to the printing width of the printing medium that is a stamp body in the printing apparatus as in Patent Document 1, the power source is a battery when printing on the printing medium with a wide printing width. For some reason, an error due to insufficient voltage is displayed. In other words, when the user creates print data by specifying a character size smaller than the print width of the print medium, or when the number of dots printed on the print data itself is small, printing can be performed with low applied energy. Even in such a case, an error is displayed.
[0006]
  Therefore, in order to solve the above problems, a printing apparatus is provided that controls the recording head according to the number of print dots of print data to be printed when the power source is a battery regardless of the print width of the print medium. For the purpose.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the object, the printing apparatus according to claim 1 can use an AC adapter that converts an AC power source into a DC power source and a battery as a power source,Text consisting of multiple charactersBased on recording headDriveA printing apparatus capable of printing on a medium to be printed for each one or a plurality of unit lines by moving the printing medium;Power identification means for identifying which of the AC adapter and the battery is connected to the printing device;When the battery is used as a power source, the recording head can print at once.PrintableMemorize the maximum number of dotsPrintableMaximum dot number storage means;Dot pattern data of the textIn the unit line, the dot number calculating means for calculating the maximum number of dots to be printed at once by the recording head, and the maximum value calculated by the dot number calculating meansPrintableStored in the maximum dot number storage meansPrintableA dot number discriminating means for discriminating whether or not it is larger than the maximum dot number;When the character sizes of the plurality of characters are different, the data reduction means for reducing the character of the maximum character size, and the maximum number of dots by the dot number discrimination means when the power source identification means identifies the battery Is determined to be larger than the maximum number of printable dots, the dot pattern data of the text with the maximum character size reduced by the data reduction means is printed.And a print control means for controlling the recording head.
[0008]
  The printing apparatus according to claim 1 having such a configuration can use an AC adapter and a battery for converting an AC power source into a DC power source as a power source,Text consisting of multiple charactersBy driving the recording head with an AC adapter or a battery based on the above, it is possible to print on one or a plurality of unit lines on the printing medium.. ElectricThe source identifying means identifies whether an adapter or a battery is connected to the printing apparatus.The maximum printable dot number storage means stores the maximum number of printable dots that can be printed at once by the recording head when a battery is used as a power source.Dot number calculation meansText dot pattern dataIn the unit line, the recording head prints at once.The dot pattern dataThe maximum value of the number of dots in is calculated. The dot number discriminating means has a maximum value calculated by the dot number calculating means.PrintableStored in the maximum dot number storage meansPrintableIt is determined whether or not it is larger than the maximum number of dots.The data reduction means reduces the character having the maximum character size when the character sizes of the plurality of characters are different.The print control meansWhen the power identification means identifies the battery and the dot number discrimination means determines that the maximum number of dots is greater than the maximum number of printable dots, the data reduction means reduces the character of the maximum character size. Printing dot pattern data of textControl the recording head.
[0009]
  The printing apparatus according to claim 2 is the printing apparatus according to claim 1,A character and a character size for each character are stored in association with each other, and includes a maximum dot number storage unit that stores the maximum number of dots in the height direction of the recording head in the character for each character size, The maximum number of dots calculated by the dot number calculation means is the maximum number of dots stored by the maximum dot number storage means.It is characterized by that.
[0010]
  In the printing apparatus according to claim 2,The maximum dot number storage means is the character and its sentence. The character size is stored in association with each character, and the maximum number of dots in the height direction of the recording head in the character for each character size is stored. The dot number calculating means calculates the maximum dot number stored by the maximum dot number storing means as the maximum dot number.
[0011]
  The printing apparatus according to claim 3 is the claim1In the printing apparatus described inA character size detecting means for detecting a character size of a character constituting the text; and a data developing means for developing an image of dot pattern data of a character having the largest character size among the character sizes detected by the character size detecting means; The dot number calculation means calculates the maximum number of dots that the recording head of the dot pattern data developed by the data development means should print at one time.It is characterized by doing.
[0012]
  In the printing apparatus according to claim 3,The character size detecting means detects the character size of the characters constituting the text. Further, the data expansion means expands the image of the dot pattern data of the character having the largest character size among the character sizes detected by the character size detection means. The dot number calculating means calculates the maximum number of dots to be printed at one time by the recording head of the dot pattern data developed by the data developing means as the maximum dot number.
[0013]
  The printing device according to claim 4 is the printing device according to any one of claims 1 to 3,The reduction selection means for selecting whether or not to reduce the dot pattern data of the text when the maximum number of dots is determined to be larger than the maximum number of dots by the dot number determination means; When it is selected that the dot pattern data of the text is reduced by the means, the data of the maximum character size is reduced by the data reduction means.It is characterized by that.
[0014]
  In the printing apparatus according to claim 4,The reduction selection means selects whether or not to reduce the dot pattern data of the text when the dot number determination means determines that the maximum dot number is greater than the maximum dot number. The automatic data reduction means reduces the character having the maximum character size when the reduction selection means is selected to reduce the dot pattern data of the text.
[0015]
  Claim 5The program can use an AC adapter for converting AC power to DC power and a battery as a power source, and by driving the recording head based on text composed of a plurality of characters, one or a plurality of programs are printed on the print medium. Of a printing apparatus provided with a maximum printable dot number storage means for storing the maximum number of printable dots that can be printed at once when the battery is used as a power source. A power source identifying means for identifying which one of the AC adapter and the battery is connected to the printing apparatus; a maximum number of dots that the recording head should print at one time in the unit line of the dot pattern data of the text; Dot number calculating means for calculating a value, and the maximum value calculated by the dot number calculating means is the maximum printable value. Dot number determining means for determining whether the number of dots that can be printed is greater than the maximum number of printable dots stored in the character number storage means, and data reduction for reducing the character of the maximum character size when the character sizes of the plurality of characters are different A maximum character size by the data reduction unit when the power identification unit identifies the battery and the dot number discrimination unit determines that the maximum dot number is greater than the maximum printable dot number. This is made to function as a print control means for controlling the recording head so as to print the dot pattern data of text with reduced characters.
[0016]
  As claimed in claim 5The program causes the computer of the printing apparatus to function as each unit of the printing apparatus. The printing apparatus can use an AC adapter that converts an AC power source into a DC power source and the battery as a power source, and drives the recording head based on text composed of a plurality of characters. The maximum number of printable dots that can be printed at one time by the recording head when a battery is used as a power source and can be printed on a printing medium by one or a plurality of unit lines. A maximum printable dot number storage means is provided. The power source identification unit identifies whether the adapter or the battery is connected to the printing apparatus. The dot number calculating means calculates a maximum value of the number of dots in the dot pattern data to be printed at once by the recording head in the unit line of the text dot pattern data when the power source identifying means identifies the battery. The dot number determination means determines whether or not the maximum value calculated by the dot number calculation means is larger than the maximum printable dot number stored in the maximum printable dot number storage means. The print control means controls the recording head based on the result of the dot number discrimination means.
[0017]
  The program according to claim 6 is:6. The program according to claim 5, wherein the computer has a character size detecting means for detecting a character size of characters constituting the text, and a character having the largest character size among the character sizes detected by the character size detecting means. The dot pattern data of the dot pattern data developed by the data development means is used as a data development means for image development, and the dot number calculation means calculates the maximum number of dots that the recording head should print at one time. It is made to function so that it may calculate.
[0018]
  As claimed in claim 6The program causes the computer of the printing apparatus to function as character size detection means and data expansion means. The character size detecting means detects the character size of the characters constituting the text. Further, the data expansion means expands the image of the dot pattern data of the character having the largest character size among the character sizes detected by the character size detection means. The dot number calculating means calculates the maximum number of dots to be printed at one time by the recording head of the dot pattern data developed by the data developing means as the maximum number of dots.
[0019]
  Claim 7The program according to claim 5 or 6, wherein the computer determines that the maximum number of dots is larger than the maximum number of dots by the number-of-dots determination means, and sets the dot pattern data of the text. When selected to reduce, the data reduction means functions to reduce the maximum character size.It is characterized by that.
[0020]
[0021]
[0022]
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0024]
  In this embodiment, the present invention is applied to a tape printer capable of printing a large number of characters such as kanji, hiragana, katakana and alphabet letters on a printing tape (tape as a medium to be printed). [First Embodiment]
  The configuration of the tape printer (printer) 1 will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 is a plan view of the tape printer 1, and FIG. 2 is a plan view of the printing mechanism PM.
[0025]
  As shown in FIG. 1, the tape printer 1 includes a keyboard 3, a liquid crystal display (LCD) 22, and a printing mechanism PM.
[0026]
  The keyboard 3 is disposed on the front portion (lower side in FIG. 1) of the main body frame 2 and is provided with a character key, a print key, a power key, a cursor key, a print length key, and the like. Enter alphabets, hiragana, katakana, etc. for the character keys. The print key prints input characters. The power key turns the power on / off. The cursor key is used when selecting a character size or the like. The print length key sets the print length.
[0027]
  The LCD 22 is provided behind the keyboard 3 and displays characters and symbols. The printing mechanism PM is disposed in the main body frame 2 behind the keyboard 3.
[0028]
  The printing mechanism PM is substantially the same as the configuration described in JP-A-2-106555. That is, as shown in FIG. 2, the printing mechanism PM includes a tape storage cassette CS that stores the printing tape 5, a thermal head (recording head) 13, a platen roller 14, and a feed roller 15.
[0029]
  The thermal head 13 is provided at a position where the printing tape 5 and the ink ribbon 7 overlap each other, and a heating element group including 128 heating elements is arranged in the vertical direction. The platen roller 14 is disposed at a position facing the thermal head 13 via the printing tape 5 and the ink ribbon 7 so as to press the printing tape 5 and the ink ribbon 7 against the thermal head 13. While being pressed by the platen roller 14, the thermal head 13 prints data such as characters on the printing tape 5 provided in the tape storage cassette CS described later. The feed roller 15 is provided beside the platen roller 14, and the platen roller 14 and the feed roller 15 are pivotally supported by a support 16 provided in the main body. The feed roller 15 presses the printing tape 5 and the double-sided tape 10 against the joining roller 12 provided on the tape storage cassette CS side.
[0030]
  A tape storage cassette CS is detachably attached to the printing mechanism PM. The tape storage cassette CS includes a tape spool 6, a ribbon supply spool 8, a take-up spool 9, a supply spool 11, and a joining roller 12. The tape spool 6 is wound with one of the printing tapes 5 having a width of about 24 mm, 18 mm, 16 mm, 12 mm, 10 mm, and 6 mm made of a transparent film. The ribbon supply spool 8 is wound with the ink ribbon 7, and the take-up spool 9 takes up the ink ribbon 7 supplied from the ribbon supply spool 8. A double-sided tape 10 having the same width as the printing tape 5 is wound around the supply spool 11 with the release paper as the outside. The joining roller 12 joins the printing tape 5 and the double-sided tape 10.
[0031]
  When the joining roller 12 and the take-up spool 9 are driven in synchronism with each other in a predetermined rotation direction and the heating element group of the thermal head 13 is energized, characters are printed on the printing tape 5 by a plurality of dot rows. In addition, the printing tape 5 is fed in the tape feeding direction A (left direction in FIG. 2) with the double-sided tape 10 joined.
[0032]
  A pair of projecting pieces 17 and 18 projecting downward are integrally formed on the bottom wall of the tape storage cassette CS. A cassette identification sensor 21 (see FIG. 3), which is a photo interrupter for detecting the protruding piece 17 when the tape storage cassette CS is mounted, is attached to the main body frame 2 side facing the protruding pieces 17 and 18. . The tape width of the stored printing tape 5 can be detected by identifying the presence or absence of the protruding pieces 17 and 18.
[0033]
  Next, control of the tape printer 1 will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a block diagram of the tape printer 1.
[0034]
  As shown in FIG. 3, the tape printer 1 includes a power supply identification sensor (power supply identification means) 20, a cassette identification sensor 21, a keyboard 3, a display controller (LCDC) 23 for displaying an LCD 22, and a printing mechanism. PM and the control part C are provided.
[0035]
  The print mechanism PM includes a thermal head 13, a tape feed motor 24, and drive circuits 25 and 26 for driving the print head PM and the tape feed motor 24, respectively. The thermal head 13 is energized to a predetermined heating element group by the drive circuit 25 and prints a dot row of print data. The tape feed motor 24 drives the joining roller 12 and the take-up spool 9 of the tape storage cassette CS by the drive circuit 26 and feeds the printing tape 5 in the direction of arrow A in FIG.
[0036]
  The power supply identification sensor 20 detects the voltage supplied from the power supply device 27 and the insertion / extraction state of the AC adapter 28, and based on the result, the power supply is from the external AC adapter 28 or from the battery 29. Is identified. The power supply device 27 outputs a predetermined direct current obtained by stepping down and directing an external alternating current power source using an AC adapter 28 or a direct current from the battery 29. Further, when both the battery 29 and the AC adapter 28 are connected to the power supply device 27, a direct current from the AC adapter 28 side is supplied. In this embodiment, the output path from the battery 29 is cut by a mechanical configuration by inserting the connection jack of the AC adapter 28 into a predetermined position.
[0037]
  The adapter plug 28a in the AC adapter 28 of this embodiment is set so that the outer terminal 28b is positive and the inner terminal 28c is negative (GND).
[0038]
  When the adapter plug 28 a is not connected, the contact 20 a and the contact 20 b in FIG. 4 are connected and power is supplied from the battery 29. An internal voltage V is applied to the power supply identification sensor 20 to identify that the AC adapter 28 is not connected.
[0039]
  On the other hand, when the adapter plug 28a is connected, the contact 20a and the contact 20b are physically disconnected, and the outer terminal 28b of the adapter plug 28a is connected to the contact 20b. At this time, the inner terminal 28c of the adapter plug 28a is connected to the contact 20c, and current is supplied to the main body. Since the current due to the internal voltage V flows to the inner terminal 28c of the adapter plug 28a, the internal voltage V is not applied to the power supply identification sensor 20. Therefore, it is identified that the AC adapter 28 is connected.
[0040]
  The control unit C includes a CPU 30, a ROM 31, a RAM 32, an interface unit 33, and a data bus 34.
[0041]
  The CPU 30 is a central processing unit that performs arithmetic processing according to various commands.
[0042]
  The ROM 31 is a read-only memory that realizes the operation of each functional unit of the CPU 30 and stores programs to be executed as shown in the flowcharts of FIGS. 6 to 8 and data necessary for program execution. The ROM 31 includes a maximum dot number storage unit (maximum dot number storage unit), a data storage unit (dot size storage unit for each size) that stores the maximum number of dots of each data, and a tape width of the tape storage cassette CS that is mounted. A dot number storage unit for each cassette that can be printed is provided. The maximum dot number storage unit stores the maximum number of dots that can be printed by the battery 29. In the present embodiment, the maximum dot number stored in the maximum dot storage unit is 112 dots. The data storage unit stores the maximum number of dots for each document data. For example, the maximum number of dots in “A” is 96 dots when the character size is XL size, 84 dots when the character size is LL size, 60 dots when the character size is L size, and 60 dots when the character size is L size. Is stored as document data (see FIG. 5). The cassette-specific dot number storage unit stores the number of printable dots for each tape storage cassette CS that is mounted. For example, when the tape storage cassette CS having a tape width of 24 mm is mounted on the tape printer 1, the tape storage cassette CS having a tape width of 128 dots or less and a tape width of 18 mm is mounted on the cassette dot number storage unit. If it is, it is stored as 112 dots or less.
[0043]
  The RAM 32 is a volatile memory for temporary storage of data used when the CPU 30 executes a program, and includes a text memory, a print buffer, and the like. The text memory is a document storage memory configured by the RAM 32, and stores input document data as code data. The print buffer stores dot pattern data of document data to be printed as print data. The print buffer has a memory capacity of 128 bits (16 bytes) corresponding to 128 dots in the vertical direction (dot row direction) and a number of bits that can store dot pattern data of a plurality of characters in the horizontal direction. ing.
[0044]
  The interface unit 33 is a connection unit that electrically connects the power supply identification sensor 20, the cassette identification sensor 21, the LCDC 20, the keyboard 3, the printing mechanism PM, and the control unit C.
[0045]
  The data bus 34 is a data transfer line group that electrically connects the CPU 30, the ROM 31, the RAM 32, and the interface unit 33. All the transfer data in the control unit C is transferred via the data bus 34.
[0046]
  Next, each function provided in the control unit C will be described in detail. These functions operate when the CPU 30 executes various programs stored in the ROM 31.
[0047]
  The data expansion means is means for expanding document data stored in the text memory of the RAM 32 into dot pattern data. The developed dot pattern data is stored in the print buffer as print data.
[0048]
  The dot number calculating means calculates the maximum number of dots in the print data out of the number of dots per unit line printed by the thermal head 13.
[0049]
  The dot number determination unit compares the dot number calculated by the dot number calculation unit with the maximum dot number stored in advance in the maximum dot number storage unit of the ROM 31.
[0050]
  The character size detection means is means for detecting the character size of the print data from the print buffer. The print buffer stores any of character sizes (XL, LL, L, M, S, SS) used for printing as document data. The print buffer is provided with a flag memory. The flag memory stores flag data of an auto size flag AF that is set when a character size of “auto size” is set. When the auto size is set, the flag memory of the tape storage cassette CS that is mounted is stored. The character size corresponding to the tape width is set. For example, when the tape width is 18 mm, the LL size, which is the maximum character size that can be printed in the tape width, is set.
[0051]
  The printing control means cannot print when the driving unit for sequentially reading the printing data stored in the printing buffer and printing while controlling the driving of the thermal head 13 and the tape feed motor 24 and the battery 29 as a power source. A data processing unit that automatically reduces the print data and changes the print data into printable print data when the print data is determined to be present.
[0052]
  Next, a printing control method of the tape printer 1 in the present embodiment will be described with reference to the flowcharts of FIGS. FIG. 6 is a flowchart showing a main routine of the tape printer 1, FIG. 7 is a flowchart showing control of printing processing, and FIG. 8 is a flowchart for checking print data.
[0053]
  As shown in the flowchart of FIG. 6, when the keyboard 3 of the tape printer 1 is operated (S101; Yes), the process proceeds to S102. In S102, it is confirmed whether the input key is a character key. If the input key is a character key (S102; Yes), a data input process is performed (S103), and the process returns to S101 again to enter a key input waiting state. In the data input process, a character and a character size are set, code data is stored in a text memory, and print data is stored in a print buffer.
[0054]
  If the input key is not a character key (S102; No), the process proceeds to S104, and it is confirmed whether the input key is a print length key. If the input key is a print length key (S104; Yes), the process proceeds to S105, and a print length setting process is performed. After the print length is set, the process returns to S101 again and waits for key input. In the print length setting process, the user can set the print length by setting the print length. For example, if it is desired to print the print data on a 10 cm print tape 5 and set the print length to 10 cm in this print length setting process, the print data stored in the print buffer is transferred to the tape. Are evenly arranged based on the length of the. If the print data does not fall within the set print length, an error is displayed to inform the user. When this print length setting process is not performed, the tape length is automatically set according to the print data.
[0055]
  If the input key is not the print length key (S104; No), the process proceeds to S106, where it is confirmed whether it is a print key. If the input key is a print key (S106; Yes), the process proceeds to S107, the printing process shown in FIG. 7 is performed, and then the process returns to S101 to again wait for a key input.
[0056]
  If the input key is not a print key (S106; No), the process proceeds to S108, and processing corresponding to the operated key is performed. Thereafter, the process returns to S101 and waits for key input.
[0057]
  Next, the operation when performing the printing process will be described with reference to FIGS.
[0058]
  First, the cassette identification sensor 21 of the tape printer 1 determines the tape width of the tape storage cassette CS attached to the tape printer 1 (S201). Here, the tape storage cassettes CS that can be mounted are six types of tape storage cassettes CS including the printing tape 5 having a tape width of 24 mm, 18 mm, 16 mm, 12 mm, 10 mm, and 6 mm. The number of dots that can be printed by the battery 29 stored in the maximum dot number storage section of the ROM 31 is 112 dots or less. The number of dots that can be printed in each tape width stored in the cassette-specific dot number storage unit is 128 dots, 112 dots, 70 dots, 50 dots, and 32 dots or less, respectively. Therefore, when printing is performed on the printing tape 5 having a tape width of 18 mm or less, the number of dots per unit line in the height direction of the print data is 112 dots, and therefore printing is performed even when the battery 29 is used as a power source. Is possible. If it is determined in S201 that the tape storage cassette CS stores the printing tape 5 having a tape width of 18 mm or less (S201; No), since all data can be printed, the process proceeds to S214, and the print data Perform print processing. On the other hand, when it is determined that the tape storage cassette CS is not the tape storage cassette CS having a tape width of 18 mm or less, that is, the tape storage cassette CS storing the 24 mm printing tape 5 (S201; Yes), the process proceeds to S202. The power supply identification sensor 20 determines whether the supplied power is from the AC adapter 28 or the battery 29.
[0059]
  When the supplied power is from the AC adapter 28 (S202; Yes), since the output voltage is sufficiently supplied, the process proceeds to S214, and normal printing processing is performed. On the other hand, when it is determined that the supplied power is not the AC adapter 28, that is, the battery 29 (S202; No), the process proceeds to S203 and the print data shown in FIG. 8 is confirmed.
[0060]
  In S301 shown in FIG. 8, the confirmation process is initialized. Specifically, 1 is substituted into the order N of the number of characters in the document data. Since there is no document data examined so far, “0” is substituted for the maximum number of dots Max.
[0061]
  Thereafter, the number Lst of characters constituting the print data is detected (S302). Thereafter, the maximum dot number Max (N) of the Nth character of the print data is read from the data storage unit of the ROM 31 (S303). Then, it is determined whether or not it is larger than the maximum dot number Max of the document data examined so far (S304).
[0062]
  If it is determined that the maximum number of dots Max (N) for the Nth character is larger than the maximum number of dots Max (S304; Yes), the maximum dot number Max (N) for the Nth character is examined so far. Is substituted for the maximum number of dots Max (S305). When comparing the maximum number of dots Max (1) of the first character, Max (0) is “0” as an initial value, so that the maximum number of dots Max (1) of the first character is necessarily larger. It will be judged (S304; Yes, S305). When it is determined that it is smaller than the maximum dot number Max (S304; No), the value of the maximum dot number Max is not changed and the process proceeds to S306. In S306, it is confirmed whether or not the Nth character is the last character of the print data. If it is not the last (S306; No), the process proceeds to S307, and the processing from S303 is similarly confirmed for the next character. If it is confirmed that it is the last (S306; Yes), the process returns to the process of S204 in FIG. 7 to determine whether the maximum dot number Max is 112 dots or more.
[0063]
  In S204, it is determined whether or not the maximum number of dots Max among the number of dots per unit line is larger than the number of dots that can be printed by the battery 29 stored in the maximum number of dots storage unit of the ROM 31 in advance, that is, 112 dots. .
[0064]
  When it is determined that the calculated maximum number of dots Max is 112 dots or less (S204; Yes), printing can be performed with the output voltage from the battery 29. Therefore, the process proceeds to S214, and print data is transferred to the mounted printing tape 5. Print. On the other hand, when it is determined that the maximum number of dots is larger than 112 dots (S204; No), the process proceeds to S205, and an error is displayed on the LCD 22 indicating that the character is too large to be printed. At this time, the error display method is not particularly limited, and for example, the user may be notified by sound.
[0065]
  Thereafter, the content for allowing the user to select whether or not to automatically reduce the size is displayed on the LCD 22 (S206). When the user selects not to automatically reduce (S206; No), the process proceeds to S207, an error is displayed on the LCD 22, and the user is prompted to attach the AC adapter 28. Thereafter, the process returns to S201. The error display at this time prompts the user to replace the tape storage cassette CS containing the print tape 5 having a printable tape width when the character size is set to “auto size”. Any configuration may be used.
[0066]
  On the other hand, if automatic reduction is selected (S206; Yes), it is confirmed whether the print data is composed of a plurality of sizes for each character (S208). When the print data is composed of one type of character size, for example, when it is composed only of the XL size (S208; No), the entire print data is reduced to the printable range (S209). When the print data is composed of a plurality of character sizes (S208; Yes), the automatic reduction range is selected (S210). Specifically, the entire print data is automatically reduced to a printable range, or, among the print data, only document data having a character size of XL size, that is, document data having a maximum number of dots of 112 dots or more is automatically reduced. It is possible to select whether to change the document data. The processing performed when the user selects whether to automatically reduce the print data corresponds to the reduction selection means.
[0067]
  When it is selected that the entire print data is automatically reduced (S210; Yes), the process proceeds to S209, and the entire print data is automatically reduced to the printable range. On the other hand, when it is selected that only document data including the number of dots of 112 dots or more is automatically reduced (S211), only the character size of the document data of 112 dots or more is automatically reduced to the printable range. This process of automatically reducing the print data corresponds to data automatic reduction means.
[0068]
  The print data automatically reduced in S209 and S211 is then displayed on the LCD 22 (S212), and the process proceeds to S213.
[0069]
  When it is determined that printing is performed according to the image data displayed on the LCD 22 (S213; Yes), the automatically reduced content is printed on the printing tape 5 of the tape storage cassette CS mounted on the cassette mounting portion (S214). On the other hand, when it is selected not to print (S213; No), the process proceeds to S206, and a determination is made as to whether or not automatic reduction is to be performed. After performing the printing process in S214, the process returns to S101 in the flowchart shown in FIG. 6 and enters a key input waiting state.
[0070]
  Here, the printing process in FIG. 7 corresponds to the print control means, and the print data confirmation process in FIG. 8 corresponds to the dot number calculation means. Further, the process for confirming whether or not the number of dots that can be printed by the battery 29 in S204 in FIG. 7 is the dot number determination means, and the process for confirming whether or not there are a plurality of character sizes in S208 in FIG. The process of expanding the print data in S212 in FIG. 7 into a dot image corresponds to the data expansion means.
[0071]
  Next, a specific operation for performing the printing process will be described with reference to the flowchart. For example, as shown in FIG. 9A, print data in which only “P” is input to the XL size, “R” is set to L size, and “INT” is set to M size on the 24 mm width printing tape 5. A case where printing is desired will be described.
[0072]
  First, the user creates desired document data by the data input process in FIG. The created document data is stored in the text memory and the print buffer of the RAM 32, respectively.
[0073]
  Next, when the user inputs a print key (S101; Yes, S102; No, S104; No, S106; Yes), the process proceeds to the print process of FIG.
[0074]
  In the control of the printing process, it is determined that the tape width of the tape storage cassette CS mounted in S201 is 24 mm (S201; No), and it is determined that the power source is the battery 29 (S202; No). Move on to print data confirmation. According to the flowchart of FIG. 8, after initialization (S301), the number of characters is detected (S302). Here, since the number of characters constituting “PRINT” is five, “5” is substituted for Lst. Based on the respective print data stored in the ROM 31 (see FIG. 5), the maximum dot number Max is calculated. That is, the maximum dot number Max (1) of the first character “P” is read from the ROM 31 as 128 dots (S303). Since the maximum dot number Max is initially set to “0”, the maximum dot number Max (1) of the first character “P” is larger, and 128 dots are substituted for the maximum dot number Max of the print data. (S304; Yes, S305). Since “P” is not the last character (S306; No), the process proceeds to the next character “R” (S307). If the maximum number of dots Max of the second character “R” is 112 dots, it is read from the ROM 31 (S303). Here, since the maximum number of dots Max examined so far is 128, it is determined that the maximum number of dots Max is larger (S304; Yes), the maximum number of dots Max is not rewritten, and the last character is left as it is. (S306). Similarly, the process is repeated for the third character and the fourth character (S303 to S307). When the discrimination process between the fifth character, that is, the maximum dot number Max (5) of “T” as the last character and the maximum dot number Max examined so far is completed (S305), the character is the last (S306). ; Yes), the print data confirmation process is completed.
[0075]
  Next, returning to FIG. 7, the magnitude relationship between the stored maximum dot number Max and the number of dots printable by the battery 29 stored in the maximum dot number storage unit of the ROM 31 is compared (S204). Here, since the number of dots that can be printed by the battery 29 is 112 dots or less and the maximum dot number Max of the print data is 128 dots, it is determined that the maximum dot number Max is larger (S205; No). Is displayed, an error indicating that printing cannot be performed is displayed (S206). Subsequently, it is confirmed whether automatic reduction is performed (S206). If the user selects automatic reduction (S206; Yes), it is determined whether or not there are a plurality of character sizes constituting the print data (S208; Yes). In this embodiment, it is determined that the character is composed of a plurality of XL, L, and M character sizes (S208; Yes), and the process proceeds to processing for selecting an automatic reduction range (S210). It is possible to select whether to reduce only the character whose character size is XL or whether to reduce the whole automatically. When partial reduction is selected (S210; No), the character size LL that can be printed is the character “P”. The size is automatically reduced (S211). The automatically reduced print data “PRINT” is displayed on the LCD 22 (S212). Whether or not to print with this image is confirmed, and if the user selects to print (S213; Yes), the print data displayed on the LCD 22 is printed on the attached printing tape 5 having a tape width of 24 mm (see FIG. 9 (b)). [Second Embodiment]
  Next, a second embodiment of the present invention will be described. The configuration of the tape printer 1 in the second embodiment is the same as that in the first embodiment. Unlike the first embodiment, the operation of determining whether or not the document data can be printed by the battery 29 by the print control means of the CPU 30 is performed when a character is input. Therefore, the operation of the data input process will be described below with reference to the flowchart of FIG. FIG. 10 is a flowchart showing data input processing in the second embodiment.
[0076]
  When a character key is input from the key input waiting state shown in FIG. 6 (S101; Yes, S102; Yes), the process proceeds to the data input process shown in the flowchart of FIG.
[0077]
  In FIG. 10, the input character code data is stored in the text memory (S401). At this time, if the document data input to the text memory is already stored, the newly input character is added to the text memory.
[0078]
  Then, the screen shifts to the character size setting screen (S402), and the character size of the document data input by the user is set.
[0079]
  Next, it is determined whether the tape storage cassette CS attached to the tape printer 1 has a tape width of 18 mm or less. At this time, if the tape storage cassette CS has a tape width of 18 mm or less (S403; Yes), printing is possible regardless of whether the power source is the AC adapter 28 or the battery 29. The character size is stored in the text memory of the RAM 32. On the other hand, when it is determined that the tape width of the mounted tape storage cassette CS is not 18 mm or less, that is, 24 mm (S403; No), the process proceeds to S404.
[0080]
  In S404, it is determined whether the power source is the AC adapter 28 or the battery 29. If the power is supplied from the AC adapter 28 (S404; Yes), printing is possible regardless of the document data, so the process proceeds to S411 and the document data is stored in the text memory.
[0081]
  If it is determined that the power source is the battery 29 (S404; No), the process proceeds to S405, and the maximum number of dots stored in the ROM 31 in advance is read from the input character and the set character size (S405). ). Thereafter, the process proceeds to S406, and it is determined whether or not the maximum number of dots read out in S405 is 112 or less that can be input by the battery 29.
[0082]
  If it is determined that the maximum number of dots is 112 dots or less (S406; Yes), since printing is possible with the power source of the battery 29, the character size is added to the text memory as it is (S411). On the other hand, when it is determined that the maximum number of dots is larger than 112 dots (S406; No), an error indicating that the character is too large is displayed on the LCD 22 (S407).
[0083]
  Thereafter, the process proceeds to S408, and the user is prompted to determine whether or not to automatically reduce the input character. If the user selects not to reduce automatically (S408; No), an error message prompting the user to attach the adapter is displayed (S409). On the other hand, if the automatic reduction is selected (S408; Yes), the process proceeds to S410, the character is automatically reduced to the printable range, and the reduced character size is added to the text memory of the RAM 32 (S411). The key input waiting state of S101 is entered.
[0084]
  By repeating the data input processing operation shown in FIG. 10, desired print data is input. The input print data is printed by operating the print key.
[0085]
  For example, the operation of inputting the character “PRINT” shown in FIG. 9A will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0086]
  First, “P” is input by the user's key operation (S101; Yes, S102; Yes in FIG. 6). Shifting to the flowchart of FIG. 10, the input code data of the character “P” is stored in the text memory (S401).
[0087]
  Thereafter, the character size “P” is selected (S402). The user selects the XL size among a plurality of types of character sizes. Thereafter, the tape width of the tape storage cassette CS attached to the tape printer 1 is confirmed (S403). Since the tape width is 24 mm (S403; No), the process proceeds to S404, and it is determined whether the power source is the AC adapter 28. Since the power source is the battery 29 (S404; No), the maximum number of dots in the XL size of the input document data “P” is read from the ROM 31 (see FIG. 5).
[0088]
  At this time, the maximum number of dots in the XL size of “P” is 128 dots. Since the maximum number of dots in the XL size of “P” is 128 dots larger than the number of dots that can be printed by the battery (S406; No), an error indicating that the character is too large is displayed (S407), and the image is automatically reduced. Or not (S408).
[0089]
  When the user selects automatic reduction (S408; Yes), in S410, “P” is automatically reduced to the character size within the printable range (here, LL size), and the character size of “P” is stored in the text memory of the RAM 32. LL size is added. Again, the key input waiting state of S101 in FIG. 6 is entered.
[0090]
  When the next character “R” is input, the operation proceeds to the data input processing operation of FIG. Code data “R” is stored in the text memory. At this time, since the document data “P” is stored in the text memory of the RAM 32, it is added to the document data “P”. “R” has a character size of LL, and the maximum number of dots stored in the ROM 31 is 112 dots. Therefore, in S406, it is determined that the maximum number of dots is 112 dots or less (S406; Yes), and the LL size is added to the text memory of the RAM 32. Similarly, “I”, “N”, and “T” are respectively input.
[0091]
  When all characters are input, the process again shifts to the key input waiting state of S101 in FIG. Here, in order to perform the printing process, a printing key is input (S101; Yes, S102; No, S103; No, S104; Yes). When the print key is input, the data stored in the text memory of the RAM 32 is expanded in the print buffer, and the dot pattern data shown in FIG. 9B is displayed on the LCD 22. Therefore, when the user designates printing, printing processing is performed. [Modification]
  As described above, the tape printer 1 according to the present embodiment can use both the AC adapter 28 and the battery 29 as a power source as described above, and when using the battery 29 as a power source. By calculating the maximum number of dots of the print data and controlling the printing in accordance with the number of dots that the thermal head 13 of the print data prints at one time, it is possible to print a printable range with the battery.
[0092]
  The present invention is not limited to the embodiments, and various improvements and modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0093]
  For example, in the present embodiment, the tape printer 1 is used as the printer, but the present invention is not limited to such a tape printer 1 and is a dot type printer that performs printing by driving the recording head. I just need it.
[0094]
  In the present embodiment, the print control means that enables printing with the battery 29 is automatically reduced. However, the number of heating element groups that generate heat from the thermal head 13 may be reduced. For example, when the thermal head 13 is a tape printer having a plurality of heating element groups that generate heat, the print control means controls the number of columns printed at one time according to the number of dots of the print data. That is, when performing normal printing, the printing control means controls all the rows of the heating element groups to generate heat and perform printing at once, the power source is a battery, and the maximum dot of the print data When the number is equal to or greater than the value printable by the battery, printing is performed by reducing the number of columns of the heat generating element group that generate heat from a plurality of columns to one column.
[0095]
  Further, the output voltage at the time of printing with the battery 29 may be different depending on the printing length. For example, if the print length confirmation means is provided in the control unit C and the print length is confirmed to be 10 cm or more, the number of printable dots is set to 80 dots or less, and if it is confirmed that the print length is less than 10 cm, 112 You may set in advance below the dot.
[0096]
  Further, in the present embodiment, the maximum number of dots obtained from the character and the character size is stored in the ROM 31 in advance. However, when confirming the print data, the unit line for developing the print data and driving the thermal head 13 is used. It may be counted every time and may be the maximum value. Note that the print data to be developed at this time may be the entire data, or the character having the maximum character size in the print data may be detected and the character may be developed.
[0097]
【The invention's effect】
  As detailed above, claim 1According to the printing device according to claim 4 and the program according to claims 5 and 7, when the text has a different character size, only the character having a large character size is reduced. Can be printed using the power supply as well as printing without changing the overall size.
[0098]
[0099]
  According to the printing apparatus of claim 2, in advance,Letters andDepending on character sizeMaximum recording head heightBecause the number of dots is fixed,Image of character dot pattern dataEven without deploymentMaximum number of dots that the print head should print at one timeCan be calculated.
[0100]
  The printing apparatus according to claim 3 andAccording to the program of claim 6, in order to calculate the number of dots by developing the image of the dot pattern data of the character having the largest character size, the processing for calculating the maximum number of dots to be printed at one time by the recording head Will be faster.
[0101]
[0102]
[0103]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a tape printer 1 according to an embodiment.
FIG. 2 is a plan view of a printing mechanism PM of the tape printer 1. FIG.
FIG. 3 is a block diagram of the tape printer 1. FIG.
4 is an explanatory diagram of a power supply identification sensor 20. FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a maximum dot number storage unit provided in the ROM 31;
6 is a flowchart showing a main routine of the tape printer 1. FIG.
FIG. 7 is a flowchart illustrating print processing control according to the first embodiment.
FIG. 8 is a flowchart when confirming print data in the first embodiment.
FIG. 9 is a specific example when processing in the present embodiment is performed.
FIG. 10 is a flowchart showing data input processing in the second embodiment.
[Explanation of symbols]
  1 Tape printer
  5 Printing tape
  20 Power supply identification sensor
  28 AC adapter
  29 batteries
  13 Thermal head
  30 CPU
  31 ROM
  32 RAM
  PM printing mechanism
  CS tape storage cassette

Claims

交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと電池とを電源として使用可能であり、
複数の文字からなるテキストに基づいて記録ヘッドを駆動させることにより、被印字媒体に対して１又は複数の単位ラインごとに印字可能な印字装置であって、
前記ＡＣアダプタと電池の何れが前記印字装置に接続されているかを識別する電源識別手段と、
前記電池を電源として使用した場合に、前記記録ヘッドが一度に印字可能な印字可能最大ドット数を記憶する印字可能最大ドット数記憶手段と、
前記テキストのドットパターンデータの単位ラインにおいて、前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を算出するドット数算出手段と、
前記ドット数算出手段によって算出された前記最大値が前記印字可能最大ドット数記憶手段に記憶された前記印字可能最大ドット数より大きいか否かを判別するドット数判別手段と、
前記複数の文字の文字サイズが異なる場合に、最大文字サイズの文字を縮小するデータ縮小手段と、
前記電源識別手段が電池を識別した場合であって前記ドット数判別手段によって前記ドット数の最大値が印字可能最大ドット数より大きいと判別された場合に、前記データ縮小手段により最大文字サイズの文字が縮小されたテキストのドットパターンデータを印字するように前記記録ヘッドを制御する印字制御手段とを備えることを特徴とする印字装置。An AC adapter that converts AC power to DC power and a battery can be used as a power source.
By driving movement of the recording head based on the text comprising a plurality of characters, a printable printing apparatus for each one or a plurality of unit line against the print medium,
Power identification means for identifying which of the AC adapter and the battery is connected to the printing device;
When the battery is used as a power source, the maximum printable dot number storage means for storing the maximum number of printable dots that can be printed at once by the recording head;
In a unit line of the dot pattern data of the text, a dot number calculating means for calculating the maximum number of dots to be printed at once by the recording head;
Dot number determining means for determining whether or not the maximum value calculated by the dot number calculating means is larger than the printable maximum dot number stored in the printable maximum dot number storage means;
A data reduction means for reducing the maximum character size when the character sizes of the plurality of characters are different;
When the power identifying unit identifies a battery and the dot number determining unit determines that the maximum dot number is larger than the maximum printable dot number, the data reducing unit determines the character of the maximum character size. And a printing control means for controlling the recording head so as to print dot pattern data of text reduced in size .

文字と、その文字毎に文字サイズと、がそれぞれ関連付けられて記憶されており、前記文字サイズ毎の文字における記録ヘッドの高さ方向の最大ドット数を記憶する最大ドット数記憶手段を備え、
前記ドット数算出手段によって算出されるドット数は、前記最大ドット数記憶手段によって記憶された最大ドット数であることを特徴とする請求項１に記載の印字装置。 A character and a character size for each character are stored in association with each other, and includes a maximum dot number storage unit that stores the maximum number of dots in the height direction of the recording head in the character for each character size,
The printing apparatus according to claim 1, wherein the dot number calculated by the dot number calculating unit is the maximum dot number stored by the maximum dot number storing unit .

前記テキストを構成する文字の文字サイズを検出する文字サイズ検出手段と、A character size detecting means for detecting a character size of characters constituting the text;
前記文字サイズ検出手段によって検出された文字サイズのうち、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開するデータ展開手段とを備え、A data development unit that develops an image of dot pattern data of a character having the largest character size among the character sizes detected by the character size detection unit;
前記データ展開手段によってイメージ展開されたドットパターンデータの前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を前記ドット数算出手段で算出することを特徴とする請求項１に記載の印字装置。The printing apparatus according to claim 1, wherein the dot number calculation unit calculates a maximum value of the number of dots to be printed at once by the recording head of the dot pattern data developed by the data development unit.

前記ドット数判別手段によって、前記ドット数の最大値が最大ドット数より大きいと判別されたときに、前記テキストのドットパターンデータを縮小するか否かを選択する縮小選択手段を備え、
前記縮小選択手段によって、テキストのドットパターンデータを縮小すると選択された場合に、前記データ縮小手段により、最大文字サイズの文字を縮小することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の印字装置。 A reduction selection means for selecting whether or not to reduce the dot pattern data of the text when the maximum number of dots is determined to be larger than the maximum number of dots by the dot number determination means;
4. The character according to claim 1 , wherein, when the reduction selection unit selects to reduce the dot pattern data of the text, the data reduction unit reduces the character having the maximum character size. 5. The printing device described.

交流電源を直流電源に変換するＡＣアダプタと電池とを電源として使用可能であり、An AC adapter that converts AC power to DC power and a battery can be used as a power source.
複数の文字からなるテキストに基づいて記録ヘッドを駆動させることにより、被印字媒体に対して１又は複数の単位ラインごとに印字可能であって、By driving the recording head based on a text consisting of a plurality of characters, printing can be performed for one or a plurality of unit lines on the printing medium,
前記電池を電源として使用した場合に、前記記録ヘッドが一度に印字可能な印字可能最大ドット数を記憶する印字可能最大ドット数記憶手段を備える印字装置のコンピュータを、When using the battery as a power source, a computer of a printing apparatus comprising a printable maximum dot number storage means for storing the maximum printable dot number that can be printed at once by the recording head,
前記ＡＣアダプタと電池の何れが前記印字装置に接続されているかを識別する電源識別Power supply identification for identifying which of the AC adapter and the battery is connected to the printing device 手段、means,
前記テキストのドットパターンデータの単位ラインにおいて、前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を算出するドット数算出手段、In a unit line of the dot pattern data of the text, a dot number calculating means for calculating the maximum number of dots to be printed at once by the recording head,
前記ドット数算出手段によって算出された前記最大値が前記印字可能最大ドット数記憶手段に記憶された前記印字可能最大ドット数より大きいか否かを判別するドット数判別手段、Dot number determining means for determining whether or not the maximum value calculated by the dot number calculating means is greater than the maximum printable dot number stored in the maximum printable dot number storage means;
前記複数の文字の文字サイズが異なる場合に、最大文字サイズの文字を縮小するデータ縮小手段、A data reduction means for reducing the maximum character size when the character sizes of the plurality of characters are different;
前記電源識別手段が電池を識別した場合であって前記ドット数判別手段によって前記ドット数の最大値が印字可能最大ドット数より大きいと判別されたときに、前記データ縮小手段により最大文字サイズの文字が縮小されたテキストのドットパターンデータを印字するように前記記録ヘッドを制御する印字制御手段、として機能させるプログラム。When the power identification unit identifies a battery and the dot number determination unit determines that the maximum dot number is greater than the maximum printable dot number, the data reduction unit determines the character having the maximum character size. A program for functioning as a print control means for controlling the recording head so as to print dot pattern data of text reduced in size.

前記コンピュータを、The computer,
前記テキストを構成する文字の文字サイズを検出する文字サイズ検出手段、A character size detecting means for detecting a character size of characters constituting the text;
前記文字サイズ検出手段によって検出された文字サイズのうち、最も文字サイズの大きい文字のドットパターンデータをイメージ展開するデータ展開手段、として機能させ、Among the character sizes detected by the character size detection means, function as data development means for image development of dot pattern data of the character with the largest character size,
前記データ展開手段によってイメージ展開されたドットパターンデータの前記記録ヘッドが一度に印字すべきドット数の最大値を前記ドット数算出手段で算出するよう機能させることを特徴とする請求項５に記載のプログラム。6. The function according to claim 5, wherein the recording head of the dot pattern data developed by the data development means functions so as to calculate the maximum number of dots to be printed at one time by the dot number calculation means. program.

前記コンピュータを、The computer,
前記ドット数判別手段によって、前記ドット数の最大値が最大ドット数より大きいと判別され、前記テキストのドットパターンデータを縮小すると選択された場合に、前記データ縮小手段により、最大文字サイズの文字を縮小するよう機能させることを特徴とする請求項５または請求項６に記載のプログラム。When the dot number discriminating unit determines that the maximum value of the dot number is larger than the maximum dot number and it is selected to reduce the dot pattern data of the text, the data reducing unit selects a character of the maximum character size. The program according to claim 5 or 6, wherein the program is made to function so as to be reduced.